JP2002238032A - インタラクティブな再生進行を性能を向上させた記録媒体の記録方法、再生装置および再生方法 - Google Patents
インタラクティブな再生進行を性能を向上させた記録媒体の記録方法、再生装置および再生方法Info
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- JP2002238032A JP2002238032A JP2001358558A JP2001358558A JP2002238032A JP 2002238032 A JP2002238032 A JP 2002238032A JP 2001358558 A JP2001358558 A JP 2001358558A JP 2001358558 A JP2001358558 A JP 2001358558A JP 2002238032 A JP2002238032 A JP 2002238032A
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Abstract
た記録媒体の記録方法、その再生装置及び再生方法を提
供する。 【解決手段】記録媒体の記録方法はビデオオブジェクト
を作成するステップと、作成したビデオオブジェクトを
記録媒体に記録するステップとを有する。前記ビデオオ
ブジェクトは複数のユニットからなり、各ユニットは所
定時間単位の動画データと、それと同時に再生されるべ
き副映像データと、所属するユニット内の動画データの
再生中に有効なハイライト情報とを含み。前記副映像デ
ータは複数のボタンを含むメニュー画像であり、前記ハ
イライト情報は、ボタンが確定状態なったときに実行す
べきボタン毎のコマンドと、ボタンを選択状態にするユ
ーザ操作に対して強制的に確定状態に移行させるべきボ
タンを指定する選択即確定ボタン情報とを含む。
Description
ータが記録された記録媒体の記録方法、再生装置および
再生方法であって、特にインタラクティブアプリケーシ
ョンにおける再生機能の向上に関する。
する光学式情報記録媒体及びその記録再生装置としては
レーザディスクやビデオCDが知られている。レーザデ
ィスクは、直径約30cmの光学式ディスクに約1時間
のアナログ動画データの記録を実現したものであり、映
画や音楽ビデオの記録媒体として盛んに利用されてき
た。ところが、レーザディスクは、持ち運びや収納を考
えると適切な大きさではないため、さらにコンパクトな
記録媒体が求められてきた。
MPEG(Moving Picture ExpertsGroup)方式と呼ば
れる高圧縮率なデジタルデータ圧縮方式で記録するにこ
とにより、本来音声記録用ディスクであった直径12c
mのCD(Compact Disc)での動画像の記録再生を実現
したものである。ビデオCDは、コンパクトなディスク
サイズを実現した反面、動画の解像度が約352×24
0画素でしかなかった。 (インタラクティブアプリケーション)最近では、映画
アプリケーションを高画質で記録することができて、加
えてインタラクティブアプリケーションと称される分野
でも利用できるような新たな記録媒体が要求されてい
る。ここでインタラクティブアプリケーションとは、複
数の再生経路を有し、ユーザとの対話操作を通して再生
を進行させるものをいう。例えばインタラクティブアプ
リケーションしては、個々のエクササイズの動画を有す
るエアロビクスの自己演習用教材や、海外旅行等のガイ
ド等がある。また、従来の映画に対して、インタラクテ
ィブ機能を付加したインタラクティブ映画と称されるア
プリケーションが考案されてきている。インタラクティ
ブ映画では、並列する映画のストーリが複数あり、再生
進行のストーリの分岐をユーザにより決定させることに
より、ユーザ参加によるストーリ進行を実現する。これ
により一体感を高める上で効果がある。例えば、ドラゴ
ンと剣士に関するストーリであれば、ドラゴンが剣士の
前に突然登場する映像が再生され、合わせてメニューと
して「選択肢1:逃げる」、「選択肢2:戦う」が表示
される。これが再生の分岐点である。このときユーザの
選択した選択肢に対応する映像へ分岐して再生進行する
ことになる。 (インタラクティブアプリケーションの制御)ビデオC
Dを例に、従来技術におけるインタラクティブアプリケ
ーションを図1〜図3を参照して簡単に説明する。ここ
でのインタラクティブアプリケーションは、マルチスト
ーリの推理ドラマ(マルチストーリとは、ストーリー展
開が幾通りもあるという意味である。)を例として説明
する。
画5と、その再生順序を示す説明図である。本例では動
画1は探偵が部屋に入ってくる動画である。動画2は部
屋内の机がクローズアップされ、ペンと眼鏡が表示され
る動画である。動画3はメニュー映像であり、“「1」
眼鏡”、“「2」ペン”のラベル情報を持つメニュー項
目を2つ含んでいる。動画4はメニュー項目“「1」眼
鏡”が選択された場合に再生される動画であり、眼鏡が
クローズアップされる。動画5はメニュー項目“「2」
ペン”が選択された場合に再生される動画であり、「ペ
ン」がクローズアップされる。その他の動画は省略され
ている。
動画5それぞれを表す5本のディジタルデータの格納例
を示す。このビデオCDには、5本のディジタルデータ
ととともに、動画1〜動画5の再生順序を制御する複数
の再生経路データが格納される。1つのディジタルデー
タはディスクの連続領域に格納されるが、全ての動画の
ディジタルデータが連続領域に格納される必要はなく、
同図のように光ディスクの格納領域に離散的に格納され
ていてもよい。
経路データを示す。再生経路データには複数個の動画デ
ータに対して再生順序を与えるタイプと、再生進行の分
岐先を切り換えるタイプがある。前者のタイプはプレイ
リストと称され、動画の再生順序を指定している。また
プレイリストは、指定した動画の再生終了後の次の再生
経路を指定するリンク情報も含んでいる。
の分岐先再生経路の候補を含んでおり、メニュ−アドレ
スを含んでいる。メニュ−アドレスとは、分岐先が複数
ある旨を案内するメニュー映像の記録アドレスである。
メニュ−映像は、上記の動画3のように複数のメニュー
項目を含み、それらのメニュ−項目の識別番号に分岐先
再生経路の識別子を対応づけている。
レイリストであり、再生経路データ2は選択リストであ
る。尚、各メニュー項目の識別番号は、リモコンのパネ
ル上の数値キーに対応しており、ユーザの数値キーの押
下により対応する分岐先へと再生進行する。次に図2で
示したビデオCDがその再生装置により再生される際の
動作を説明する。
の再生経路データ1を光ディスクから読み出して、内部
のメモリへ格納する。再生装置は再生経路データ1によ
り示される動画の再生順序に従い、再生すべき動画を決
定する。決定後、その動画の記録アドレスにピックアッ
プを移動させ、動画のディジタルデータを光ディスクか
ら読み出す。読み出したディジタルデータに所定の信号
処理を施して映像出力信号と音声出力信号に変換しディ
スプレィ・スピーカ側へ出力する。
図1に示すように、探偵が机のある部屋に入ってくるシ
ーンの動画が数秒再生されることになる。動画1の再生
が完了すれば動画2の再生が行われ、画面では、机がク
ローズアップされる。このクローズアップにより、画面
上には、ペンと眼鏡が数秒間表れる。再生経路データに
記載された動画が全て再生されれば、格納している再生
経路データ1のリンク情報を参照し、光ピックアップを
介して次の再生経路データを読み出す。読み出し後、再
生経路データ1を廃棄し、光学的な読み出しを介して次
の再生経路データを内部のメモリへと読み出す。本例で
あれば再生経路データ1に代えて再生経路データ2がメ
モリに格納される。本例の場合、新たに格納した再生経
路データ2が選択リストであるため、複数の分岐先を提
示するメニュー映像が表示される事になる。本例では動
画3がメニューとして表示され、“「1」眼鏡”、
“「2」ペン”のメニュー項目がユーザに示される。
の、メニュー項目に対応するボタンを押下すると、再生
装置はそのボタンに対応する分岐進行先の再生経路デー
タを決定する。続いて内部に格納する選択リストである
再生経路データ2を破棄し、決定した分岐先の再生経路
データの記録アドレスにピックアップを移動させ、この
分岐先の再生経路データを内部のメモリへと読み出す。
本例であれば、ユーザが“「1」眼鏡”を選択すれば、
再生経路データ3が記憶に格納されることになる。
“「2」ペン”を選択すれば再生経路データ4がメモリ
に格納されることになる。新たな再生経路データがメモ
リに格納されれば、同様にこれに従った再生進行制御を
継続する。本例であれば、再生経路データ3がメモリに
格納されれば、これに従い、動画4が再生され画面で
は、眼鏡がクローズアップされる。
ば、動画5が再生され、画面ではペンがクローズアップ
される。上述した光ディスクに対して再生装置が上記の
動作を繰り返せば、メニュー項目の選択により分岐先の
映像へ次々に再生を進行させることができる。こうして
インタラクティブソフトのストーリ展開が様々に変化す
るので、ユーザは自分が映像内に登場する探偵になった
気分でマルチストーリを楽しむことができる。
デオCDなどによるインタラクティブアプリケーション
については、再生進行上次のような問題があった。以
下、具体的な例を示しマルチメディア光ディスクのアプ
リケーションのメニューの課題を説明する。 (1)インタラクティブのレスポンス性の課題 ビデオCDにおいて1つの再生分岐を実現するには、上
記のように再生装置の光ピックアップが動画2→再生経
路データ2→動画3→再生経路データ3又は4→動画4
又は5というように動画と再生経路データとを順次に読
み出さなければならない。このように再生経路データを
必要に応じて読み出すことは、再生装置内部のメモリ容
量が小さくても良いというメリットがある。この反面、
動画読み出しと再生経路データの読み出しとの切り換え
は、光ピックアップのシーク動作を発生させる。このシ
ーク動作により再生進行が一時的に中断するという不具
合いがある。特に、再生分岐箇所が多ければ多い程、再
生進行の一時的な中断はインタラクティブな再生進行の
レスポンス性が大きく低下することになる。レスポンス
性の低下は、インタラクティブアプリケーションをユー
ザにとって魅力的なものにするには大きな障害となる。
このように、インタラクティブアプリケーションの再生
進行を、速いレスポンスで円滑に実現することが困難で
あった。 (2)インタラクティブ映画用メニュー実現のための課
題 さらに、インタラクティブ映画等で利用されるメニュー
(再生進行の分岐点)において、ユーザによる選択指定
が受け付けられない場合、再生進行が停止するという問
題がある。例えば、先程のドラゴンと剣士の例では、ド
ラゴンが地平線の向こう側から登場すると同時に、「逃
げる」、「戦う」のメニューが表示される。このときユ
ーザがこの判断をつけかねた場合、再生進行が停止する
ことになる。このように、インタラクティブ映画は、ス
トーリ参加に興味のないユーザ、あるいは分岐点におい
て選択できないユーザにとっては、通常の映画のように
鑑賞することができなかった。
度なインターラクティブ性を実現するとともに、メニュ
ー操作によるアプリケーションの再生進行の性能を向上
させた記録媒体の記録方法、その再生装置及び再生方法
を提供することにある。すなわち、インタラクティブア
プリケーションの個々の再生分岐点において、アプリケ
ーションの内容に応じて、適切かつ簡単なユーザ操作で
円滑な再生進行することができる記録媒体の記録方法、
その再生装置及び再生方法を提供することにある。
クティブな再生進行において、個々の分岐点でのストー
リー内容や場面に応じて、最適なユーザ操作を実現でき
る記録媒体の記録方法、その再生装置及び再生方法を提
供することにある。
本発明の記録媒体の記録方法は、ビデオオブジェクトを
作成するステップと、作成したビデオオブジェクトを記
録媒体に記録するステップとを有し、前記ビデオオブジ
ェクトは複数のユニットからなり、各ユニットは、所定
時間単位の動画データと、それと同時に再生されるべき
副映像データと、所属するユニット内の動画データの再
生中に有効なハイライト情報とを含み、前記副映像デー
タは表示用の選択肢を表す複数のボタンを含むメニュー
画像であり、前記ハイライト情報は、同じユニット内の
副映像データに対して、ボタンが確定状態なったときに
実行すべきボタン毎のコマンドと、選択即確定ボタン情
報とを含み、前記選択即確定ボタン情報は、ボタンを選
択状態にするユーザ操作に対して、強制的に確定状態に
移行させるべきボタンを指定するよう構成されている。
間内の複数のユニット内の副映像データは、動画データ
と多重表示される1つの前記メニュー画像を構成し、前
記メニュー画像を表示する間に再生される前記ユニット
は、前記メニュー画像から他のビデオオブジェクトに分
岐再生した後に前記メニュー画像に復帰するためのアド
レス情報を含み、前記アドレス情報は前記メニュー画像
を構成する副映像データを格納する複数のユニットのう
ち最初のユニットの記録位置を示す構成としてもよい。
タン毎のフラグからなり、各フラグは、選択時に強制的
に確定状態に移行させるべきか否かを示す構成としても
よい。本発明の再生装置は、上記の記録媒体のデータを
読み出す読出手段と、読出手段によって読み出された動
画データおよび副映像データを再生し、表示用ビデオ信
号として出力する再生手段と、副映像データによるメニ
ューに対するユーザ指示を受け付ける受付手段と、読出
手段により読み出されたハイライト情報及び受け付けら
れたユーザ指示に従って再生を制御するとともに、前記
選択即確定ボタン情報により指定されたボタンに対して
選択するユーザ操作がなされたとき当該ボタンを強制的
に確定状態に移行させる制御手段とを備える。
段に受け付けられたユーザ操作が、他のビデオオブジェ
クトの一時的な再生指示であること検出する検出部と、
前記再生指示が検出されたとき、前記アドレス情報を保
存し、当該他のビデオオブジェクトの再生を再生手段に
指示する呼出部と、保存されていた前記アドレス情報に
基づいて、前記メニュー画像を含むビデオオブジェクト
の再生を再開する再開部とを備える構成としてもよい。
タを読み出す読出ステップと、読出ステップにおいて読
み出された動画データおよび副映像データを再生し、表
示用ビデオ信号として出力する再生ステップと、副映像
データによるメニューに対するユーザ指示を受け付ける
受付ステップと、読出ステップにおいて読み出されたハ
イライト情報及び受け付けられたユーザ指示に従って再
生を制御するとともに、前記選択即確定ボタン情報によ
り指定されたボタンに対して選択するユーザ操作がなさ
れたとき当該ボタンを強制的に確定状態に移行させる制
御ステップとを有する。
理的な構造>まず最初に、本実施例におけるマルチメデ
ィア光ディスク(以下DVD:Digital Video Disk)の
物理的な構造を説明する。図4は、本実施例におけるD
VDの外観、断面、拡大した断面及びピット形状を示す
図である。
Dと同様に約12cmである。同図の断面図においてD
VD107は、図面の下側から厚さ0.6mmの第一の
透明基板108、その上に金属薄膜等の反射膜を付着し
た情報層109、第二の透明基板111、情報層109
と第二の透明基板111の間に設けられ両者を接着する
接着層110から構成され、さらに必要に応じ第二の透
明基板111の上にラベルの印刷を行う印刷層112が
設けられる。
のものではなく、必要がなければこれをつけず第二の透
明基板111をむきだしにしても良い。図4で、再生用
の光ビーム113が入射し情報の再生を行う下側の面を
表面A、印刷層112が形成される上側の面を裏面Bと
する。第一の透明基板108の情報層109と接する面
は成形技術により凹凸のピットが形成され、このピット
と長さと間隔を変えて情報の記録を行っている。つまり
情報層109には第二の透明基板108の凹凸のピット
が転写される。同図のピット形状のように、各ピットの
長さが0.4μm〜2.13μmであり、半径方向に0.74μmの間
隔を空けて螺旋状に列設され、一本の螺旋トラックを形
成している。このピットの長さは従来例であるCDの場
合に比べて短くなりピット列で形成する情報トラックの
ピッチであるトラックピッチも狭く構成され、面記録密
度が向上している。
成されていない表面A側は平坦な面となっている。第二
の透明基板は補強のために用いられるもので、第一の透
明基板108と同じ材質で、厚さも同じ0.6mmの両
面が平坦な透明基板である。そして、図示しない光ヘッ
ドからの光ビーム113は下側に図示する表面Aから照
射され、情報層109の上で集束し、光スポット114
として情報層109の上に結像し、ピットのある部分で
は反射光の位相が周囲と異なるため、光学的干渉が生じ
て反射率が低下し、ピットのない部分では干渉が生じな
いため、反射率が高くなり、その結果反射率変化として
情報の再生が行われる。また、DVD107の光スポッ
ト114はNAが大きくλが小さいため、前記CDでの
光スポットに比べ直径で約1/1.6になっている。こ
れによりCDの約8倍である約4.7GBの記録容量を
持つ。 <DVD全体のデータ構成>次に、DVDに記憶される
全体のデータ構造を説明する。
る。DVDは、一本の螺旋状のトラック上でディスク中
心から外周にかけて、大きく分けてリードイン領域、ボ
リューム領域、リードアウト領域とを有する。「リード
イン領域」は、ディスク再生装置の読み出し開始時の動
作安定用データ等が記録される。
置に記録情報の終端を示すための領域である。「ボリュ
ーム領域」は、アプリケーションを構成する種々のデー
タを記録するための領域であり、物理的には螺旋トラッ
ク上に一次元配列として極めて多数の論理ブロック(セ
クタとも呼ばれる)からなる。各論理ブロックは、2k
バイトでありブロックナンバー(セクタアドレス)で区
別される。この論理ブロックサイズは、再生装置による
最小読出単位である。
管理領域とファイル領域とからなる。「ボリューム管理
領域」は、先頭ブロックからディスク全体の管理に必要
なブロック数だけ確保され、例えば、ISO(Internati
onal Standards Organizaition)13346などの規格
に従って、複数のファイルのそれぞれのファイル名と、
各ファイルが占めている論理ブロック群のアドレスとの
対応づけを示す情報が記録される。
ビデオタイトルセットとビデオマネージャとが記録され
る。ビデオタイトルセットもビデオマネージャも、本実
施例では説明の便宜上それぞれ1つのファイルとして扱
うけれども、実際には、トラック上に連続する複数ファ
イルに分割されて記録される。例えば映画を格納する場
合などファイル容量があまりにも膨大になるので、再生
装置における管理を容易にするためには連続する複数フ
ァイルに分割して記録することが望ましいからである。
イトルセット記録用であり、具体的には、インタラクテ
ィブ映画などのアプリケーションの部分的な動画、音声
及び静止画を表す複数のビデオオブジェクト(以下VO
Bと略す)と、それらの再生制御用の情報とが記録され
る。ここで、タイトルセットは、例えば、同じ映画でノ
ーカット版、劇場公開版、テレビ放映版など3バージョ
ンがあった場合、バージョン別の3タイトルの総称であ
る。この場合、異なるバージョンのタイトル間で共有可
能なVOBと、共有できない個別のVOBとが存在す
る。ビデオタイトルセットには、共有部分のVOBとバ
ージョン個別のVOBが記録される。
など複数のインタラクティブアプリケーションを記録で
きるように複数のビデオタイトルセットが記録可能にな
っているのは、DVDの約4.7Gバイトという膨大な
記録容量により初めて実現されるものである。「ビデオ
マネージャ」は、ディスク全体のタイトルセットの管理
用であり、具体的には複数のVOBと、それらの再生制
御用の情報とが記録される。ビデオマネージャのデータ
構成は、ビデオタイトルセットと同様であるが、特別な
用途に使用される点が異なっている。つまり、ビデオマ
ネージャはディスク全体のタイトルセットを管理するた
めに用いられる。そのため、ビデオマネージャには、再
生開始時にユーザ所望のタイトルセットを選択したり、
ボリューム全体のタイトルセットの再生制御の設定/変
更を行うためのシステムメニュー用のVOB(群)が記
録されている。 <ビデオタイトルセットのデータ構成(その1)>図6
は、図5中の各ビデオタイトルセットの内部構造を示
す。同図に示すようにビデオタイトルセットは、複数の
VOBからなるVOBセットと、それらの再生経路を制
御するためビデオタイトルセット管理情報とからなる。
素となる全てのVOB、すなわち複数タイトルで共有さ
れるVOBと、タイトルの個別部分となるVOBとから
なる。各々の「VOB」は、GOP(Group Of Picture)
と呼ばれる所定時間単位の動画データ(ビデオ)と、そ
の動画と同時に再生されるべき複数のオーディオデータ
と、その動画と同時に再生されるべき複数の副映像デー
タと、これらを管理するための管理パックとがインター
リーブされてなる。同図のように1つの管理パックと、
GOPに相当する動画データと複数の音声データと複数
の副映像データを含む部分をVOBユニット(VOB U
nit)と呼ぶ。複数のオーディオデータ、複数の副映像
データは、それぞれ再生装置によって択一的に再生され
る。
C」のように複数のオーディオデータは、例えば日本
語、英語など複数の異なる言語の音声を記録したり、男
性の音声と女性の音声とを記録することができる。また
同図の「SP A」「SP B」のように複数の副映像データ
は、動画に多重表示される静止画であり、例えば複数の
異なる言語の字幕を記録することができる。字幕の他に
副映像データのもっと重要な用途としてメニューがあ
る。すなわち、1つあるいは幾つかの副映像データは、
インタラクティブアプリケーションにおけるメニュー画
像を記録するために用いることができる。
り、VOBU毎のデータを管理する情報が格納される。
この中には、副映像データのメニュー画像におけるボタ
ン表示及びメニュー操作を制御するためのハイライト情
報が含まれる。このハイライト情報は、副映像データに
よるメニュー画像と相俟って、VOBU単位でのインタ
ラクティブ性を実現している。 <VOBのデータ構成>VOBのさらに詳細なデータ構
成の説明図を図7に示す。同図は、インタリーブにより
多重化される前の素材と、多重化された後のVOBとを
併記し、各素材がどのようにインターリーブ多重化され
ているかを図示してある。
は、それぞれVOBを構成するための多重化される前の
素材例である。エレメンタリーストリーム(1)は、MP
EG2規格に準拠して圧縮された動画データであり、G
OP単位にVOBUにインタリーブ多重される。ここで
GOPは少なくとも1つのIピクチャーを含む約0.5
秒分の圧縮動画データである。1つのGOPは、1つの
VOBUに記録される。
れぞれ上記動画データに対応する音声データ(音声A〜
Cチャネル)である。各音声チャネルは、動画データの
GOPに時間的にほぼ対応する部分が、動画データと同
じVOBUに記録される。エレメンタリーストリーム
(5)、(6)は、それぞれ上記動画データに対応する副映像
データ(副映像A、Bチャネル)である。各副映像デー
タは、動画データのGOPに時間的に対応する部分が、
動画データと同じVOBUに記録される。
「video 1」,「audio A-1」,「audioB-1」・・「SP A-
1」「SP B-1」のように図示している部分は、実際には
それぞれの部分が2Kバイトの大きさの複数パックの集
まりという形式で記録される。例えば「video 1」の部
分は、1つのGOPに相当する複数パックの集合として
記録される。このようにパック化している理由は、DV
Dにおける2Kバイトの大きさの論理ブロック(セク
タ)と同じ大きさであり、再生装置による最小の読み出
し単位だからである。 <各パックのデータフォーマット>上記VOBU中の動
画データ、音声データ、副映像データを構成する各パッ
ク及び管理パックのより詳細なデータフォーマットにつ
いて説明する。
(Packetized Elementary Stream)パケットと呼ばれる
1パケットを含み、パックヘッダ、パケットヘッダ、デ
ータフィールドからなり、2Kバイト長のサイズを有す
る。「パックヘッダ」、「パケットヘッダ」について、
MPEG2に準拠する点は説明を省略し、ここでは各パ
ック種類を識別するための情報に関して説明する。本実
施例では音声データ、副映像データ及び管理パックを識
別するためにMPEG2におけるプライベートパケット
1、2と呼ばれる特別のパケットを利用している。ここ
で、プライベートパケットとは、その内容を自由に定義
してよいパケットであり、本実施例では、プライベート
パケット1をオーディオデータ及び副映像データである
と定義し、プライベートパケット2を管理パックである
と定義している。
素となるパック(以下、ビデオパックと呼ぶ)のデータ
フォーマットを示す。ビデオパックは、パックヘッダ、
パケットヘッダ、GOPの一部分を載せたデータフィー
ルドからなる。このうちパケットヘッダ中のストリーム
ID(例えば1110 0000)は、ビデオパックであること
を意味する。
要素となるパック(以下、オーディオパックと呼ぶ)の
データフォーマットである。オーディオパックは、パッ
クヘッダ、パケットヘッダ、音声データを載せたデータ
フィールドからなる。このうちパケットヘッダ中のスト
リームID(1011 1101)は、プライベートパケット1
であることを意味する。さらに、データフィールド中サ
ブストリームID(同図の10100XXXや1000XXX)の上位
5ビットは音声データであることとその符号化方式とを
意味し、下位3ビットはどのチャネルであるかを意味す
る。
素となるパック(以下、副映像パックと呼ぶ)のデータ
フォーマットである。副映像パックは、パックヘッダ、
パケットヘッダ、イメージデータを載せたデータフィー
ルドからなる。このうちパケットヘッダ中のストリーム
ID(1011 1101)は、プライベートパケット1である
ことを意味する。さらに、データフィールド中サブスト
リームID(同図の001XXXXX)の上位3ビットは副映像
データであることを意味し、下位5ビットはどのチャネ
ルであるかを意味する。
ーマットである。管理パックは、パックヘッダ、PCI
パケット(Presentation Control Information Packe
t)、DSIパケット(Data Search Information Packe
t)からなる。このうちパケットヘッダ中のストリーム
ID(1011 1111)は、プライベートパケット2である
ことを意味する。さらにデータフィールド中のサブスト
リームID(0000 0000)は、PCIパケットであるこ
とを、サブストリームID(0000 0001)は、DSIパ
ケットであることを意味する。
との同期を管理するための情報や、早送りや巻き戻し再
生などの特殊再生を実現するための情報が記録される。
これら情報には、副映像データによるメニュー画像が複
数のVOBUにわたって記録されている場合に、当該副
映像データの先頭を含むVOBUの開始位置を示す戻り
先アドレス情報を含む。この副映像への戻り先アドレス
は、アプリケーション再生中に、ユーザ操作によりリモ
コン中の「メニュー」キーが押下された場合に、ビデオ
マネージャによるシステムメニューへのジャンプを行い
音声や副映像のストリーム切り替えを行った後、再度ア
プリケーションの再生を再開するために用いられる。
ョンを実現するためのハイライト情報が記録される。ハ
イライト情報は、同じVOBU内の副映像データによる
メニュー画像が再生されたときのユーザ操作に応答する
ための制御情報と、メニューに対するユーザ操作を代行
するための補助的な制御情報とを含む。ここで、ユーザ
操作は、再生装置のリモコンにおけるカーソルキー、テ
ンキー、エンターキーなどによる入力操作である。より
具体的に図12に示すメニュー画像例を用いてハイライ
ト情報を説明する。このメニュー画像では、5つのメニ
ュー項目(1ゴルフ、2スキー、3テニス、4カヌー、
次のメニュー)を表している。このメニュー画像に対す
るハイライト情報は、ボタンが5個あること、各ボタン
の選択色及び確定色、各ボタンが確定されたときに実行
すべきコマンド等を表す制御情報を含む。これに加えて
ハイライト情報は、上記の補助的な制御情報として、ユ
ーザ操作がなされない場合に強制的に確定すべきボタン
や、選択と同時に確定すべきボタンや、テンキーによる
選択が禁止されるボタンなどを示す制御情報を含む。 <管理パックのデータ構成>図13は、管理パックのよ
り詳細なデータ構成を階層的に示した図である。図11
にも示したように、管理パックは、PCIとDSIとを
含む。既に説明したようにPCIはハイライト情報を含
む。 <ハイライト情報の概略データ構成>図13においてP
CI中のハイライト情報は、ハイライト表示全般に関す
るハイライト一般情報、メニュー中のボタンの表示色を
変更するためのボタン色情報、ボタン個別の内容を定義
するためのボタン情報から構成される。ここでハイライ
ト表示とは、メニュー画像中の各ボタンに対して、選択
状態、確定状態にあるボタンを他のボタンと区別して表
示することをいう。これによりユーザの操作状況に応じ
たメニュー表示が実現される。 <ハイライト一般情報の詳細なデータ構成>同図におい
てハイライト一般情報は、ハイライト状態、ハイライト
開始時刻、ハイライト終了時刻、ボタン選択終了時刻、
全ボタン数、数字選択可能ボタン数、強制選択ボタン番
号、強制確定ボタン番号から構成される。
トが対象とする約0.5秒のビデオ表示区間(VOBU)
においてボタンが存在するか否かや、存在した場合に前
のPCIパケットのハイライト情報と同一の内容か否かな
どハイライトの状態を示す。例えばハイライト状態は、
次のような2ビットで表される。 ハイライト状態”00”:このVOBUによるビデオ表
示区間ではメニュー上のボタンが存在しない。 ハイライト状態”01”:新規なボタンが存在する。 ハイライト状態”10”:直前のVOBUと同じボタン
である。 ハイライト状態”11”:ハイライトコマンド以外、直
前のVOBUと同じボタンである。
了時刻」、「ボタン選択終了時刻」は、それぞれハイラ
イト表示の開始、終了、ボタンの選択可能な最終の時刻
を示す。これらの時刻は、当該VOBの再生開始時を起
算点とする。再生装置では、再生動作全般の基準クロッ
クとして、当該VOBの再生開始時を起算点とするシス
テム時刻が計時される。これらの時刻により、再生装置
は、副映像データによるメニュー画像の表示とメニュー
画像に対するハイライト表示とを同期させることができ
る。
で使用されているボタン数を示す。各ボタンには1から
全ボタン数までのボタン番号が振られている。「数字選
択可能ボタン数」は、例えばjが設定されているものと
すると、ボタン1からボタンjまでが数字キーが入力さ
れた場合に選択が許される。すなわち、j+1以上の番
号を持つボタンについては数字キーによる選択が禁止さ
れる。
示が開始された時点での初期選択ボタンを示す。強制選
択ボタン番号が0の場合は初期強制ボタンが存在しない
ことを表し、その場合は再生装置内部に保存された選択
ボタン番号を使用する。「強制確定ボタン番号」は、ボ
タン選択可能区間が終了してもいづれのボタンも確定さ
れなかった場合に自動的に確定すべきボタン番号を示
す。尚、63と0はボタン番号ではないマジック番号で
ある。すなわち、0は強制選択ボタン番号と同様に未指
定(無効)を意味し、また、63は特定のボタン番号を
指定せずに、ボタン選択終了時刻の時点で選択状態にあ
るボタンを強制確定することを意味する。これにより、
インタラクティブ映画アプリケーションで用いられるメ
ニューで、ユーザによる確定がなくとも再生を中断する
ことなく、再生を進行させることができる。 <ボタン色情報の詳細なデータ構成>図14は、ボタン
色情報及びボタン情報のより詳細なデータ構成を示す図
である。
色2情報、ボタン色3情報から構成され、メニュー上の
ボタン用に3種類のボタン色群を用意している。個別の
ボタンには3種類のうち1つが指定される。本実施例で
は、使用可能なボタン数は最大36であるが、全てのボ
タンに異なる色変化を割り付けることは冗長であるた
め、各ボタンは3種類のうちのいづれかを指定するよう
になっている。
と確定色情報とから構成される。「選択色情報」は、ボ
タンが矢印キーなどにより選択された場合(選択状態に
ある場合)に発色させる色を示す情報であり、強調1色
コード、強調2色コード、パターン色コード、背景色コ
ードからなる。これらの4色の使い分け方を図12に示
したメニュー画像例に則して説明する。今、「4カヌ
ー」ボタンが選択状態にあるとすると、例えば数字
「4」を囲む表示枠が強調1色、「4カヌー」を囲む表
示枠が強調2色、「4カヌー」の文字がパターン色、そ
の文字の背景が背景色となる。
が確定された際に発色させる色を示す情報であり、選択
色情報と同様に強調色1コード、強調色2コード、パタ
ーン色コード、背景色コードからなる。これらの各色コ
ードとメニュー画像中のボタンとの対応関係について、
さらに詳しく説明する。
クセル2ビットのイメージデータである。各ピクセルの
2ビットコードは、強調色1、強調色2、パターン色、
背景色のいずれであるかを指定する。例えば、次のよう
なビットアサインになる。2ビットコード”00”は背
景色(背景部分のピクセル)。2ビットコード”01”
はパターン色(文字を構成するピクセル)。2ビットコ
ード”10”は強調色1(ボタンの枠や二重枠の一方な
ど)。2ビットコード”11”は強調色2(ボタンの二
重枠の他方など)。
2コード、パターン色コード、背景色コードは、副映像
データの各ピクセル毎に指定された2ビットのコードに
対して実際の24ビットで指定される色データへの変換
を行うために使用される。より具体的には、強調色1コ
ード、強調色2コード、パターン色コード、背景色コー
ドはそれぞれ、4ビットのコード(以下4ビット色コー
ドと呼ぶ)であり16色中の1色を指定する。つまり強
制1色コード、強制2色コード、パターン色コード、背
景色コードはそれぞれピクセル毎に指定された2ビット
コード(4種類の色分け可能)を16色の1色に変換す
るための4ビットコードである。これらの4ビットコー
ドは、さらに、再生時に再生装置内の色変換テーブルに
より24ビットの色コードに変換される。 <ボタン情報の詳細なデータ構成>図14に示すように
ボタン情報は、ボタン1〜36情報の最大36のボタン
に対する情報を記録する。以下、ボタン1〜36情報の
それぞれを代表してボタンn情報と記す。
タン情報、ボタンコマンドから構成される。「ボタン位
置情報」は、さらにボタン色番号、開始XY座標、終了
XY座標、選択即確定フラグとからなる。「ボタン色番
号」は、上記ボタン色情報中のボタン色1〜3情報のい
ずれを使用するかを指定する。
図12に示すように、当該ボタンのハイライト領域を指
定するため、矩形の左上座標、右下座標をそれぞれ表
し、選択色情報、確定色情報に従って着色されるボタン
の範囲を示す。「選択即確定フラグ」は、当該ボタンが
選択された場合に直ちに確定状態に移行するか否かを示
すフラグである。これは、ユーザによる確定キー押下操
作を代行し、ユーザのキー入力の回数を削減するための
フラグである。たとえば、当該ボタンが矢印キーで選択
された場合に確定キーを押下するユーザ操作なしで確定
状態に移行することになる。
いて当該ボタンの上下左右に存在する他のボタン番号を
示す情報である。これにより、ユーザの矢印キー操作に
よるボタン選択の移動を実現することができる。「ボタ
ンコマンド」は、当該ボタンが確定状態になったときに
実行すべきコマンドが記録される。コマンドは、再生装
置に対する再生制御用の命令であり、例えば分岐を指示
する命令や再生装置内部のレジスタに対する操作を指示
する命令などがある。 <ボタンコマンドの詳細>図15は、ボタン情報中にボ
タン毎に設定されるボタンコマンドとして用いられる命
令の具体例を示す図である。各命令は、オペコードとオ
ペランドからなる。複数のオペランドを必要とする命令
もある。
で指定されたプログラムチェーン(以下PGCと略す)
への分岐再生を指示する。ここでプログラムチェーン
(PGC)とは、予め定められた一連に再生されるVO
Bの列又は再生経路をいう。PGCの詳細は後述する。
CmpRegLink命令は、オペランドとして、レジ
スタ番号と整数値と分岐条件と分岐先PGC番号とが指
定され、当該レジスタの値が整数値に対して分岐条件を
満たす場合にのみ当該PGCに分岐することを指示す
る。分岐条件は、=(一致)、>(大きい)、<(小さ
い)などである。
として、レジスタ番号と整数値と演算内容と分岐先PG
C番号とが指定され、当該レジスタの値と整数値とを演
算した値を当該レジスタに格納してから当該PGCに分
岐することを指示する。ここで演算内容を示すオペラン
ドは、=(代入)、+(加算)、−(減算)、*(乗
算)、/(除算)、MOD(剰余残)、AND(論理積)、OR
(論理和)、XOR(排他的論理和)などである。
レジスタ番号と整数値と演算内容とが指定され、当該レ
ジスタの値と整数値とを演算した値を当該レジスタに格
納することを指示する。ここで演算内容を示すオペラン
ドは、上記SetRegLink命令と同様である。R
andom命令は、オペランドとして、レジスタ番号と
整数値とが指定され、整数1から当該整数値までの間の
整数乱数を発生して当該レジスタに格納することを指示
する。 <ビデオタイトルセットのデータ構成(その2)>続い
て、個々のビデオタイトルセットのうち、VOBの再生
経路を制御するためのビデオタイトルセット管理情報に
ついて説明する。
トのうちビデオタイトルセット管理情報のデータ構成を
階層的に示す図である。以下同図の階層を左から順に第
1階層〜第5階層と呼ぶ。同図の第1階層は、既に図6
において説明した通りである。同図の第2階層に示すよ
うに、ビデオタイトルセット管理情報は、ビデオタイト
ルセット管理テーブルとタイトルサーチポインタテーブ
ルとPGC情報テーブルから構成される。
は、このビデオタイトルセットのヘッダ情報であり、P
GC情報管理テーブルやタイトルサーチポインタテーブ
ルの格納位置を示すポインタが記録される。「タイトル
サーチポインタテーブル」は、PGC情報管理テーブル
に格納される複数のPGCのインデックスであり、タイ
トル毎に最初に実行されるべきPGC情報の格納位置へ
のポインタが記録される。例えばインタラクティブ映画
の先頭PGCを表すPGC情報の格納位置を示すポイン
タが記録される。
イトルセット内に記録された複数のVOBから任意のV
OBを組み合わせて任意の順序で再生できるようにする
ためのテーブルであり、複数のVOBを任意の順序で組
み合わせたPGCという単位で管理している。このPG
Cの説明図を図17に示す。同図のPGC#1は、ビデ
オタイトルセット内のVOB#1→VOB#2という再
生経路を示している。PGC#7は、VOB#15→V
OB#13→VOB#14という再生経路を示してい
る。
示すように、PGC情報管理テーブルは、複数のPGC
情報#1〜#mからなる。各PGC情報は、1つのPG
Cの構成と次に再生すべきPGCとを指定する。図16
の第4階層に示すように各PGC情報は、色変換テーブ
ル、PGC連結情報、前処理コマンド群、後処理コマン
ド群、経路情報とから構成される。
のVOBの位置情報からなり、再生順に並べられてい
る。例えば、図17のPGC#1の経路情報は、VOB
#1、#2の2つの位置情報からなる。この位置情報は
VOBの先頭セクタの論理アドレス及び当該VOBの占
有する全セクタ数を含む。「後処理コマンド群」は、当
該PGC再生後に実行すべきコマンドを示す。このコマ
ンドは、図16に示した命令、つまりハイライト情報中
のボタンコマンドとして使用される命令を設定すること
ができる。例えば、図17のPGC#1がPGC#2か
PGC#3の何れかに分岐再生している。これを実現す
るには、PGC#1の後処理コマンド群にCmpReg
Link命令を設定しておけばよい。
開始前に実行すべきコマンドを示す。このコマンドも図
16に示した命令を設定することができる。例えば、S
etReg命令などによりレジスタに初期値を設定する
ことに利用できる。「PGC連結情報」は、次に再生す
べき1つのPGCの番号を示す。ただし後処理コマンド
群中の分岐命令(CmpRegLinkなど)により分
岐する場合には無視される。
述した4ビット色コードを、さらに24ビットで指定さ
れる実際の色データへ変換するためのテーブルである。
この色変換テーブルは、図16第5階層に示すよう、4
ビット色コード(色1から色16)の各色に対応する、
輝度データと色差データ1、2とからなる24ビット色
コードが記録される。色の指定方法は例えばITU-R-Rec.
601-1などを参照。
わり、続いてその再生装置について説明する。 <再生システムの外観>図18は、本実施例における再
生装置とモニターとリモコンからなる再生システムの外
観図である。
1からの操作指示に従って、上記の光ディスク(DV
D)を再生し、映像信号及び音声信号を出力する。リモ
コン91からの操作指示は、再生装置1のリモコン受信
部92により受信される。表示用モニター2は、再生装
置からの映像信号及び音声信号を受けて、映像表示及び
音声出力する。この表示用モニターは、一般的なテレビ
でよい。 <リモコンの外観>図19は、上記リモコン91のキー
配列の一例を示す。ここでは本発明に関連するキーを説
明する。「メニュー」キーは、インタラクティブ映画等
何れかのタイトル再生時に、ビデオマネージャーによる
システムメニューを呼び出し用である。「テン」キー及
び「方向(矢印)」キーは、メニュー項目の選択用であ
る。「エンター」キーは、選択したメニュー項目の確定
用である。その他のキーは、他のAV機器と同様であ
る。 <再生装置の全体構成>図20は、図18の再生装置1
の全体構成を示すブロック図である。再生装置1は、モ
ータ81、光ピックアップ82、機構制御部83、信号
処理部84、AVデコーダ部85、リモコン受信部9
2、システム制御部93から構成される。さらにAVデ
コーダ部85は、システムデコーダ86、ビデオデコー
ダ87、副映像デコーダ88、オーディオデコーダ8
9、映像合成部90から構成される。
ータ81及びディスクに記録された信号を読み出す光ピ
ックアップ82を含む機構系を制御する。具体的には、
機構制御部83は、システム制御部93から指示された
トラック位置に応じてモータ速度の調整を行うと同時に
光ピックアップ82のアクチュエータを制御しピックア
ップ位置の移動を行い、サーボ制御により正確なトラッ
クを検出すると、所望の物理セクタが記録されていると
ころまで回転待ちを行い所望の位置から連続して信号を
読み出す。
ら読み出された信号を増幅、波形整形、二値化、復調、
エラー訂正などの処理を経て、システム制御部93内の
バッファメモリ(図外)に格納する。バッファメモリの
データのうち、ビデオタイトルセット管理情報はシステ
ム制御部93に保持され、VOBはシステム制御部93
の制御によりバッファメモリからさらにシステムデコー
ダ86に転送される。
OBを元のビデオ信号やオーディオ信号に変換する。シ
ステムデコーダ86は、バッファメモリから転送された
VOBに含まれる論理ブロック単位(パック単位)にス
トリームID、サブストリームIDを判別し、ビデオデ
ータをビデオデコーダ87に、オーディオデータをオー
ディオデコーダ89に、副映像データを副映像デコーダ
88に出力し、管理パックをシステム制御部93に出力
する。その際、システムデコーダ86は、複数のオーデ
ィオデータと複数の副映像データのうち、システム制御
部93から指示された番号(チャネル)のオーディオデ
ータ、副映像データをオーディオデコーダ89、副映像
デコーダ88にそれぞれ出力し、その番号以外のデータ
を破棄する。
86から入力されるビデオデータを解読、伸長してデジ
タルビデオ信号として映像合成部90に出力する。副映
像デコーダ88は、システムデコーダ86から入力され
る副映像データがランレングス圧縮されたイメージデー
タである場合には、それを解読、伸長してビデオ信号と
同一形式で映像合成部90に出力する。
ーダ86から入力されたオーディオデータを解読、伸長
してディジタルオーディオ信号として出力する。映像合
成部90は、ビデオデコーダ87の出力と副映像デコー
ダ88の出力をシステム制御部93に指示された比率で
混合したビデオ信号を出力する。本信号は、アナログ信
号に変換されたのち、ディスプレイ装置に入力される。 <システムデコーダの構成>図21は、図20における
システムデコーダ86の構成を示すブロック図である。
同図のようにシステムデコーダ86は、MPEGデコー
ダ120、副映像/オーディオ分離部121、副映像選
択部122、オーディオ選択部123から構成される。
リから転送されたVOBに含まれる各データパックにつ
いて、パック中のストリームIDを参照してパックの種
類を判別し、ビデオパケットであればビデオデコーダ8
7へ、プライベートパケット1であれば副映像/オーデ
ィオ分離部121へ、プライベートパケット2であれば
システム制御部93へ、MPEGオーディオパケットで
あればオーディオ選択部123へ、そのパケットデータ
を出力する。
EGデコーダ120から入力されるプライベートパケッ
ト1について、パック中のサブストリームIDを参照し
てパケットの種類を判別し、副映像データであれば副映
像選択部122へ、オーディオデータであればオーディ
オ選択部123へ、そのデータを出力する。その結果、
全ての番号の副映像データ、全てのオーディオデータが
副映像選択部122に、オーディオ選択部123に出力
される。
オ分離部121からの副映像データのうち、システム制
御部93に指示された番号の副映像データのみを副映像
デコーダ88に出力する。指示された番号以外の副映像
データは破棄される。オーディオ選択部123は、MP
EGデコーダ120からのMPEGオーディオ及び副映
像/オーディオ分離部121からのオーディオデータの
うち、システム制御部93に指示された番号のオーディ
オデータのみをオーディオデコーダ89に出力する。指
示された番号以外のオーディオデータは破棄される。 <システム制御部の構成>図22は、図20中のシステ
ム制御部93の構成を示すブロック図である。
0、システム状態管理部935、コマンド解釈実行部9
36、再生制御部937、ボタン状態制御部933、キ
ー入力受信部938から構成される。さらに、ボタン制
御部930は、PCIデコーダ931、ハイライト情報
解析部932、ハイライト表示制御部934から構成さ
れ、管理パック中のハイライト情報に従って、ユーザの
メニュー操作に対する応答を制御する。
ダ120から送られる管理パックの内PCIパケットを
分離し、その中のハイライト情報をハイライト情報解析
部932に転送する。管理パックは、図7に示したよう
にVOBU毎にインターリーブされているので、約0.
5秒毎に新たな管理パックが転送される。ハイライト情
報解析部932は、PCIデコーダ931から入力され
るハイライト情報を解析して、副映像データによるメニ
ュー画像上の全ボタンについて、ボタンの選択状態がど
のように遷移するかを表すボタン状態遷移表を生成す
る。
報解析部932により生成されたボタン状態遷移表を保
持し、さらに、選択状態にあるボタン番号(現在の状
態)と確定状態にあるボタン番号とを保持し、さらにそ
の状態の変化を制御する。ボタン状態遷移表の具体例を
図23に示す。このボタン状態遷移表は、図12に示し
た副映像データによるメニュー画像を前提としている。
状態となり得る全ボタンを示している。つまり同図のS
1〜S5は、メニュー画像上のボタン番号1〜5のボタ
ンが選択状態にあることをそれぞれ示す。「現在の状
態」の数は、ハイライト情報解析部932によって図1
3に示した全ボタン数に従って生成される。「矢印キー
遷移情報」欄は、リモコンの矢印キーの入力があった場
合に、現在の状態からどの状態に遷移するかを示す。矢
印キー遷移情報は、ハイライト情報解析部932によっ
てハイライト情報中の隣接ボタン情報に従って生成され
る。
ハイライトを示す。ハイライト表示情報は、ハイライト
情報解析部932によって、図14中の開始XY座標、
終了XY座標からなるハイライト領域に従って設定され
る。「数字キー許可」欄は、各状態毎に数字キーによる
選択を許可するか否かを示す。この情報は、ハイライト
情報解析部932によって、図13に示した数字選択可
能ボタン数に従って設定される。図23の例では、ボタ
ン1〜4まではボタン選択が許可されていて、ボタン5
は許可されていない。
になると同時に確定状態にするか否かを示す。この情報
は、ハイライト情報解析部932によって、図14に示
した選択即確定フラグに従って設定される。図23の例
ではボタン5だけが選択即確定すると設定されている。
「ボタン色番号」欄は、ボタン毎のボタン色番号であ
り、ハイライト情報解析部932によって、図14に示
したボタン色番号に従って設定される。
状態になったときに実行すべきコマンドを示し、ハイラ
イト情報解析部932によって、図14に示したボタン
コマンドに従って設定される。このようなボタン状態遷
移表に従って、ユーザのメニュー操作に対する応答制御
がハイライト表示制御部934、コマンド解釈実行部9
36によってなされる。
態遷移表に従って、選択状態、確定状態にあるボタンの
ハイライト領域や、ボタン色番号に指定された色情報を
副映像デコーダ88に指示することによりハイライト表
示を制御する。システム状態管理部935は、信号処理
部84から入力されるデジタルデータを一時的に保持す
るバッファである。この一部のバッファ領域は、PGC
情報を保持するPGC情報バッファ935aとして確保
されている。システム状態管理部935に入力されたデ
ジタルデータがVOBである場合には、再生制御部93
7によりシステムデコーダ86に転送され、PGC情報
であればPGC情報バッファに格納される。
定状態になったときにそのボタンコマンドを実行する。
再生制御部937は、レジスタセット937aを有し、
キー入力受信部938からキー入力データの解釈実行や
その他の再生制御全体を行う。レジスタセットは複数個
のレジスタ(R0〜R3の4個とする)からなる。レジ
スタの1つは、現在再生中の副映像データのチャネル番
号と音声データのチャネル番号とを保持し、副映像選択
部122とオーディオ選択部123に当該番号を指定す
る。
92から入力されたキーを示すキーコードを受け、ボタ
ン状態制御部933及び再生制御部937に通知する。 <副映像デコーダの詳細な構成>図24は、副映像デコ
ーダ88の詳細な構成を示すブロック図である。同図の
ように副映像デコーダ88は、入力バッファ881、副
映像コード生成部882、副映像表示制御部883、副
映像コード変換テーブル884、圧縮映像信号生成部8
85、ハイライトコード変換テーブル886、ハイライ
ト領域管理部887、副映像信号生成部888、色変換
テーブル889から構成される。
86内の副映像選択部122により選択されたチャネル
の副映像データを保持する。副映像コード生成部882
は、ランレングス圧縮されている入力バッファ内のイメ
ージデータを伸長することにより、各ピクセルが2ビッ
トコードで表されたビットマップのデータに変換する。
タの表示開始や表示終了、カラオケ使用時の色変化など
イメージ処理を行うとともに副映像データ中に記録され
た色情報により副映像コード変換テーブル884を生成
する。圧縮映像信号生成部885は、副映像コード生成
部882の出力である各ピクセル毎の2ビットコードを
副映像部分は副映像コード変換テーブル884を参照
し、そのうちハイライト部分はハイライトコード変換テ
ーブル886を参照し4ビットの16色コードを生成す
る。
イメージデータの一部領域であるハイライト部分の2ビ
ットコードから4ビットコードへの色変換テーブルであ
る。ハイライト領域管理部887は、ハイライト表示の
矩形領域を開始XY座標と終了XY座標を記憶、圧縮映
像信号生成部885の読み出しに備える。副映像信号生
成部888は、圧縮映像信号生成部885の出力である
各ピクセルあたり4ビットの16色コードを色変換テー
ブル889の情報により24ビットの1670万色デー
タに変換する。
C情報中の色変換テーブルの16色情報を記憶する。 <システム制御部93による再生制御の概略処理フロー
>図25は、図20におけるシステム制御部93による
再生制御の概略処理を示すフローチャートである。
再生装置にセットされたことを検出すると、機構制御部
83および信号処理部84を制御することにより、安定
な読み出しが行われるまでディスク回転制御を行い、安
定になった時点で光ピックアップを移動させリードイン
領域を最初に読み出す。その後、ボリューム管理領域を
読み出し、ボリューム管理領域の情報に基づき図5に示
したビデオマネージャを読み出し(ステップ121、1
22)、システムメニュー用のPGC群が再生される
(ステップ123)。
って、システム制御部93は、選択されたビデオタイト
ルセットにおけるタイトルメニュー用のPGCを再生し
(ステップ124)、ユーザの選択に基づいて(ステッ
プ125)、選択されたタイトルに対応するビデオタイ
トルセット管理情報を読み出して(ステップ126)、
タイトルの先頭のPGCに分岐する(ステップ12
7)。さらに、このPGC群を再生し、再生を終了する
とステップ124に戻る(ステップ128)。 <プルグラムチェーン群の再生処理フロー>図26は、
図25のステップ128のプログラムチェーン群の再生
処理の詳細なフローチャートを示す。図25のステップ
123、124についても同様である。
3は、ビデオタイトルセット管理情報から、該当するP
GC情報を読み出す(ステップ131)。このPGC情
報は、PGC情報バッファ935aに格納される。次に
PGC情報バッファ935a内のPGC情報に従って初
期設定を行う。この初期設定には前処理コマンド群の実
行と色変換テーブルの設定が含まれる(ステップ13
2)。前処理コマンド群の実行により、例えばレジスタ
の初期値の設定などがなされる。図16第4階層に示し
た色変換テーブルは、この時点ではシステム状態管理部
935内のバッファメモリに格納されており、さらに図
24に示した副映像デコーダ88内の副映像コード変換
テーブル884に転送される。
経路情報に指定されている位置情報を順に取り出して、
各VOB#i(iは1からn)の再生制御を行う(ステ
ップ133)。具体的にはシステム制御部93は、経路
情報に設定されている位置情報に従って、機構制御部8
3及び信号処理部84に対して、当該VOBの読み出し
を開始する。読み出されたVOBは、AVデコーダ部8
5により分離及び再生される。この時点で分離されたビ
デオ、副映像が表示画面(図外)に表示され、、オーデ
ィオデータによる音声出力が開始される。このVOB再
生の途中でボタンコマンドとして設定された分岐命令が
実行された場合には、当該分岐命令で指定されたPGC
に分岐する(ステップ135→131)。また、全ての
VOBの再生が終了した場合には、後処理コマンド群を
実行し(ステップ134)。さらに次に再生すべきPG
Cがあれば新たなPGCの再生を開始する(ステップ1
35→131)。次に再生すべきPGCは、後処理コマ
ンド群中に分岐命令またはPGC情報中のPGC連結情
報により指定される。 <VOBの再生>図27は、図26中のステップ133
#iに示した、個々のVOB(VOB#i)の再生制御
処理を示すフローチャートである。
i番目の位置情報に従って、VOB#iの先頭アドレス
からの読み出し開始を制御する(ステップi1)。これ
により、VOB#iのデジタルデータ列が機構制御部8
3及び信号処理部84により読み出される。読み出され
たデジタルデータ列は、一旦システム制御部93を介し
てシステムデコーダ86に連続的に入力される。システ
ムデコーダ86は、デジタルデータ列をデコードしてビ
デオパック、何れかのチャネルの副映像パック、何れか
のチャネルのオーディオパック、管理パックを判別し、
それぞれビデオデコーダ87、副映像デコーダ88、オ
ーディオデコーダ89、システム制御部93内のPCI
デコーダ931に出力される。これにより、動画、音
声、副映像の再生が開始される。また、管理パックは、
約0.5秒に1回PCIデコーダ931に入力される。
力される(ステップi2)と、図13に示したハイライ
ト状態に従って、管理パックに新たなハイライト情報が
設定されているかどうかを判定し(ステップi3)、新
たなハイライト情報であれば、ハイライト情報解析部9
32に転送する。ハイライト情報解析部932は、転送
されたハイライト情報からボタン状態遷移表を生成す
る。ボタン制御部930では、ボタン状態遷移表に基づ
いて、図28に示すハイライト処理を行う(ステップi
4)。ここでハイライト処理とは、ハイライト表示とハ
イライト情報に基づくインタラクティブ制御とをいう。
ら読み出されたデジタルデータ列がVOB#iの末尾で
なければ、管理パックの入力を待ちとなる(ステップi
2)。この場合上記処理が繰り返されることになる。ま
た、VOBの末尾であれば当該VOB#iの再生を終了
する。その際は、VOB#iの末尾か否かを、位置情報
中に含まれるVOB#iの全セクタ数を基に判定する。 <ハイライト処理>図28は、上記ハイライト処理(図
27のステップi4)の概略を示すフローチャートであ
る。
を転送されたとき、ハイライト情報解析部932は、当
該ハイライト情報を解析して、図23に例示したボタン
状態遷移表を生成してボタン状態制御部933に格納す
る(ステップ201、202)。ボタン状態制御部93
3は、当該ハイライト情報中の強制選択ボタン番号に従
ってボタンの初期状態を決定する(ステップ203:図
29参照)。さらに、ボタン状態制御部933は、ハイ
ライト開始時刻と再生装置内部のシステム時刻とを比較
し、ハイライト開始時刻になった時点で(ステップ20
4:図30参照)ハイライト表示制御部934を介して
ハイライト表示処理行う(ステップ205)。この後、
ボタン状態制御部933は、ボタン選択終了時刻になる
までの間(ステップ205)、ユーザのキー操作に応じ
て状態が遷移する毎に(ステップ207、208:図3
3参照)ハイライト表示処理を行う。ボタン選択終了時
刻になった時点で終了処理を行う(ステップ206:図
31参照)。 <ボタン初期状態決定処理>図29は、上記ボタン初期
状態決定処理(図28のステップ203)を示すより詳
細なフローチャートである。
御部933は、ハイライト情報中に強制選択ボタン番号
が指定されている場合には、当該ボタン番号を現在の状
態として保持する(ステップ211、212)。強制選
択ボタン番号が指定されていない場合には、何れかのボ
タン番号(例えば、前回選択状態として保持されていた
ボタン番号など)を現在の状態として保持する(ステッ
プ211、213)。 <ハイライト表示処理>図30は、上記ハイライト表示
処理(図28のステップ204)を示すより詳細なフロ
ーチャートである。
の状態が変化したとき、ボタン状態制御部933は、現
在の状態(ボタン選択番号)に対するボタン状態遷移表
のハイライト領域を読み出して(ステップ221)ハイ
ライト表示制御部934を通じて副映像デコーダ88内
部のハイライト領域管理部887に設定する(ステップ
222)。同時にボタン状態遷移表のボタン色番号に応
じてボタン色情報の選択色情報がをハイライト表示制御
部934を通じて副映像デコーダ88内部のハイライト
コード変換テーブル886に設定する(ステップ22
3)。これにより副映像デコーダ88は、現在表示中の
副映像イメージのハイライト領域の部分の色を変化させ
る。 <ハイライト終了処理>図31は、上記ハイライト終了
処理(図28のステップ206)を示すより詳細なフロ
ーチャートである。
ン状態制御部933は、PGC情報バッファ935a中
に強制確定ボタン番号が存在するか否かをチェックする
(ステップ231)。強制確定ボタン番号は、1〜36
又は63であれば強制確定ボタンが存在し、0であれば
存在しないことを示す。チェックの結果、強制確定ボタ
ン番号が無効(その値が0)である場合には、ボタン状
態制御部933は、ハイライト終了時刻になった時点で
ハイライト表示制御部934を通してハイライト表示を
消去する(ステップ235、236)。
号が有効(その値が0以外)である場合には、1から3
6までの特定のボタン番号が指定されていれば当該ボタ
ンを確定状態にして、また、ボタン番号63が指定され
ていれば現在選択状態にあるボタンの確定状態にして
(ステップ233)、ボタン確定処理を行う(ステップ
234)。 <ボタン確定処理>図32は、上記ボタン確定処理(図
31のステップ234)を示すより詳細なフローチャー
トである。
示制御部934を通して確定状態のボタンを確定色表示
し(ステップ241)、ボタン状態遷移表から当該ボタ
ンのボタンコマンドを読み出して、コマンド解釈実行部
936に実行させる(ステップ242)。さらにボタン
コマンドの実行により分岐するか否かを判定し(ステッ
プ243)、分岐しない場合(SetReg、Rand
omなど)であればボタン確定処理を終了し、分岐する
命令(Linkなど)であれば、図26に示したステッ
プ135へ進み、他のPGCに分岐する。 <ボタン状態遷移処理>図33は、上記ボタン状態遷移
処理(図28のステップ208)を示すより詳細なフロ
ーチャートである。
力されたとき、ボタン状態制御部933は、まずキーコ
ードから入力キーを判別する(ステップ251、25
4、257)。次に、ボタン状態制御部933は、入力
キーが数字キーであり(ステップ251)、ボタン状態
遷移表の「現在の状態」に対応する「数字キー許可」欄
がyesであれば(ステップ252)当該数字を選択状
態のボタン番号として保持する(ステップ253)。例
えば、図23において現在の状態がS1のときに数字キ
ー2が入力キーであれば、現在の状態がS2に変更され
る。選択状態を変更した後、さらに「選択即確定」欄が
yesであれば、当該数字キーの番号を確定状態のボタ
ン番号として保持し(ステップ256)、ボタン確定処
理をおこなう(ステップ258)。
ップ254)、ボタン状態遷移表の「矢印キー遷移情
報」に従って遷移先のボタン番号を取得し当該ボタン番
号を選択状態として保持する(ステップ255)。さら
に「選択即確定」欄がyesであれば、当該数字キーの
番号を確定状態のボタン番号として保持し(ステップ2
56)ボタン確定処理をおこなう(ステップ258)。
状態として保持されているボタン番号を確定状態のボタ
ン番号として保持し(ステップ257)ボタン確定処理
を行う(ステップ258)。 <システムメニューの呼び出し及び復帰処理>以上ハイ
ライト処理を中心にPGC群の再生制御処理を説明した
が、次いで、PGC群再生の途中でリモコン91の「メ
ニュー」キーが押下された場合に、呼び出されるシステ
ムメニューについての呼び出し及び復帰処理について説
明する。
び復帰処理を示すフローチャートである。再生制御部9
37は、「メニュー」キーが押下された場合に、副映像
データによるメニュー表示しているか否かを判定し(ス
テップ261)、メニュー表示中である場合には、管理
パックのDSIパケット中に設定されている副映像デー
タ戻り先アドレスを保存しシステム状態管理部935内
のバッファメモリに保存する(ステップ262)。メニ
ュー表示されているか否かは、システム時刻がハイライ
ト区間(ハイライト開始時刻からハイライト終了時刻ま
で)内か否かを判定することによる。これは、メニュー
画像が、現在のVOBUよりも前のVOBU内の副映像
データにより実現される場合には、現在のメニュー表示
を再開するためには、現在の管理パックと同じVOBU
中の副映像データからではなく、先頭の副映像データか
ら再生を再開する必要があるからである。
のVOBUの開始アドレスをシステム状態管理部935
内のバッファメモリに保存する(ステップ263)。さ
らに、再生制御部937は、現在の再生状態を表すシス
テム状態を保存する(ステップ263)。このシステム
状態には、選択状態にあるボタン番号も含まれる。
ューの再生制御を行う(ステップ265)。システムメ
ニューの再生制御は、図26に示したPGC群の再生制
御と同じである。システムメニュー表示中にユーザの再
度の「メニュー」キー押下があったとき、システムメニ
ューの再生は終了する。このとき、再生制御部937
は、システム状態を復帰し(ステップ266)、戻り先
アドレスから再生を再開する(ステップ267)。 <動作例>つづいて、以上のように構成された本実施例
におけるマルチメディア光ディスク及びその再生装置に
ついて、その動作を説明する。 <強制確定の例>強制確定ボタンを用いた動作例を説明
する。図35は、ドラゴンと剣士とが戦うインタラクテ
ィブアプリケーションのタイトル例である。PGC#1
によるシーン1は、剣士がドラゴンと遭遇するまでを表
示画像1を表す。PGC#2によるシーン2は、副映像
データによるメニューが多重された表示画像2を表す。
PGC#3によるシーン3は剣士が逃げた場面である表
示画像3を表す。この例でも説明の便宜上各PGCが1
個のVOBからなるものとする。
う」ボタンと「2逃げる」ボタンからなるメニュー画像
である。ボタン1のボタンコマンドは、戦う場面を表す
PGC(図外)へのLink命令が、ボタン2のボタン
コマンドはシーン3を表すPGC#3へのLink命令
が設定されている。さらに、この例では図13に示した
強制確定ボタン番号として”63”が設定されているも
のとする。強制確定ボタン番号の”63”は、ボタン選
択終了時刻において、現在の選択状態のボタンを強制的
に確定させることを意味する。もし、ユーザがシーン2
において「2逃げる」ボタンを選択したがボタン選択終
了時刻までに確定キーを押さなかったとすると、再生制
御部937はボタン選択時刻になった時点で、選択状態
にある「2逃げる」ボタンを確定状態にする。これによ
りシーン3の再生が開始する。
は、タイトル制作者が、ストーリ展開やシーンの内容や
メニュー項目に応じて設定することができる。上記の例
では、ユーザの選択状態に応じて確定ボタンが決定され
ているが、タイトル制作者が直接確定ボタン番号を指定
する方がより効果的に再生進行する場合もある。たとえ
ば、同図下段の例のように、PGC#2によるシーン2
は、「1戦う」ボタン、「2逃げる」ボタン、「3何も
しない」ボタンからなるメニューが多重された表示画像
2’を表し、PGC#3によるシーン3は、PGC#2
で「3何もしない」場合の分岐先であり、ドラゴンがさ
らに剣士に接近してくる表示画像を表すものとする。シ
ーン2では「3何もしない」に続くストーリ展開が望ま
しい場合には、PGC#2のメニューに対する強制確定
ボタン番号を”3”としておけばよい。こうしておけ
ば、ユーザによる確定操作がない場合でもシーン2から
シーン3に再生が進行することになる。これにより、ユ
ーザがストーリ参加に興味がない場合に最も効果的なス
トーリ展開を実現することができる。
いて、図35に図示したメニューボタンの他に、隠しボ
タンが存在する場合を説明する。隠しボタンは、画面上
に常に表示されるとは限らないボタンであり、全てのシ
ーンで共通な機能が割当てられる。上記の剣士とドラゴ
ンのタイトルでは、例えば、マップボタンとステータス
ボタンとが隠しボタンとして存在するものとする。ここ
で、マップボタンとは、剣士が居住する冒険世界の地図
を呼び出すためのボタンである。ステータスボタンと
は、剣士の体力や得点などのパラメータを表示する映像
を呼び出すためのボタンである。
「7」、ステータスボタンを数字キーを「8」とする。
これらは図14に示したボタン情報により実現できる。
すなわち図14に示したボタン7情報中に上記の地図を
表示するためのPGCへのLINKコマンドが設定さ
れ、ボタン8情報中に上記ステータスを表示するための
PGCへのLINKコマンドが設定されていればよい。
加えて、ボタン7情報とボタン8情報の選択即確定フラ
グが設定されていれば、ユーザは数字キーを押すだけで
地図又はステータスを見ることができる。また、地図又
はステータスの表示から元のシーンへの復帰は、図13
に示した戻り先アドレスにより実現できる。
とは、矢印キーによる選択を禁止して、数字キーでしか
選択できないようにすることもできる。この場合、図1
3に示したボタン情報中のどの隣接ボタン情報にもボタ
ン7とボタン8とが設定されていなければよい。こうす
れば、矢印キーにより隠しボタンが選択されることがな
くなり、画面に表示されていないボタンが選択状態にな
るという状態を回避できる。
うに設定してもよい。「2逃げる」を初期選択ボタンと
し、「1戦う」ボタン、「3何もしない」ボタンに対し
て選択即確定フラグをセットしておく。こうすれば、表
示画像2’の表示後、ユーザが「→」又は「←」キーを
押下すると同時に次の場面に進むので、より臨場感のあ
るストーリー展開を実現できる。
テータスボタン、「戦う」ボタン、「逃げる」ボタン、
「何もしない」ボタンの「ボタン番号」がそれぞれの
1、2、3、4、5とボタン情報中に設定されていて、
「ボタン選択可能ボタン数」が2と設定されていてもよ
い。この場合、隠しボタンのマップボタンとステータス
ボタンとは数字キー選択可能であり、「戦う」ボタン、
「逃げる」ボタン、「何もしない」ボタンは矢印キーに
よる選択が可能となる。 <選択、確定、選択即確定の動作例>図36は、タイト
ルの一例を示す説明図である。このタイトルは各種スポ
ーツを紹介するインタラクティブアプリケーションの例
であり、PGC#1、#2、、#3、・・・から構成さ
れる。この例ではわかり易くするために、各PGCが1
個のVOBから構成されるものとする。PGC#1によ
るシーン1はこのタイトルの導入部分である。PGC#
2によるシーン2はゴルフやスキーなどの楽しさを訴え
る部分である。PGC#3によるシーン3は野球やバレ
ーなどの楽しさを訴える部分である。PGC#4以降の
PGCには、それぞれ個別のスポーツの内容を紹介する
シーンである。同図の各PGC中、白の部分はビデオデ
ータを、黒の部分は管理パックを、斜線部分は副映像デ
ータを表している。PGC#1にはメニュー画像が必要
なく副映像データがない。
にメニュー画像1のイメージデータを表す副映像データ
を有する。同じVOBU内の管理パックにはメニュー画
像1に対応するハイライト情報が記録されている。この
メニュー画像1は、既に示した図12と同じものであ
る。また、このハイライト情報から生成されるボタン状
態遷移表は図23と同じである。ハイライト区間(ハイ
ライト開始時刻からハイライト終了時刻までの区間)
は、3番目のVOBUの再生開始からPGC#2の再生
終了までになっているものとする。また、PGC#2の
3番目のVOBU以降のVOBUにはハイライト情報中
のハイライト状態が”10”つまり、前の管理パックと
同じハイライト情報であることを示すものとする。この
場合、PGC#2の2番目のVOBU再生以降、メニュ
ー画像1がビデオデータに多重されて表示され、その間
ハイライト処理によるユーザ操作が可能になる。
態遷移表に従って制御されるので、ボタン1、2の上方
向とボタン3の下方向は矢印キーによる移動不可(選択
不可)になっている。これは図14に示した隣接ボタン
情報(ボタン1、2の上ボタン番号とボタン3の下ボタ
ン番号)に移動不可を示す0が設定されていることによ
る。
方向」では「次のメニュー」を示すボタン5が記されて
いる。「数字キー許可」欄では、ボタン1からボタン4
までは数字キー許可フラグにより数字キーでも選択可能
となっているが、ボタン5はボタン4からの下方向キー
によってのみ選択可能となっている。つまり、ボタン1
〜4はストーリ展開を進行させるのに用いられ、ボタン
5はマルチページメニューの切り替えに用いられてい
る。このようにシーン毎にメニュー内容やボタンの意味
に応じてリモコンの操作キーの用途を使い分けることが
できる。
yesでありボタン4から矢印キーにより移動したときに
選択状態から自動的に確定処理に移る。このときボタン
5のボタンコマンドとして指定されているLink P
GC#3が実行される。これにより確定キーを押さなく
ても、シーン2の再生途中から「次のメニュー」である
シーン3に再生分岐できる。このように選択即確定フラ
グが設定されている場合、確定キー押下という操作を再
生装置が代行している。選択即確定フラグは、ユーザ操
作を代行するための補助的な制御データの1つである。
異なるPGCへの分岐命令(Link命令)が記録され
おり、ユーザは所望する映像へ対話的に分岐することが
できる。 <システムメニュー呼び出し・復帰の例>次に、図36
のPGC#2の再生中にシステムメニューを呼び出して
復帰する場合の動作を説明する。図37に、図36のP
GC#2のみを示す。同図でも説明の便宜上PGC#2
が1個のVOBからなるものとする。
でがハイライト区間であり、メニュー画像1としてVO
BU#2内の副映像データが再生されている。この場
合、同図(2)に示すようにハイライト区間の全管理パ
ック中DSIパケットには、同図(3)に示すVOBU
#2の開始アドレスが戻り先アドレスとして記録されて
いる。
U#6の再生中にリモコンの「メニュー」キーが押下さ
れたものと仮定する。この時点で、再生制御部937
は、PGC#2の再生を中断し、ハイライト区間内なの
で、VOBU#6の管理パックのDSIパケット中に設
定されている戻り先アドレスを保存しシステム状態管理
部935内のバッファメモリに保存する。この戻り先ア
ドレスは、VOBU#2の開始アドレスである。さら
に、再生制御部937は、その時点で選択状態にあるボ
タン番号などのシステム状態を保存する。
ューの再生制御を行う。システムメニューの終了後、再
生制御部937は、システム状態を復帰し、戻り先アド
レスで指定されているVOBU#2から再生を再開す
る。このようにして、副映像データがハイライト区間よ
りも前、或はハイライト区間の先頭に記録されている場
合であっても、ハイライト区間の再生途中からシステム
メニューを一時的に呼び出した後、再度中断したときに
表示していたメニューに復帰することができる。
メディア光ディスク及び再生装置によれば、レスポンス
の良いかつ高度のインタラクティブ性を容易に実現可能
となる。また、本実施例によれば、再生進行の分岐点で
ユーザによる分岐指定がない場合でも、自動分岐を行う
ことにより再生進行を中断しないメニューを実現するこ
とができる。
確定動作がない場合には、その時点でユーザが選択して
いるボタンを自動確定して再生を進行させることができ
る。しかも、自動確定ボタンは、アプリケーション制作
者があらかじめ定めたボタンとすることも、ユーザの選
択したボタンとすることもできる。また、本実施例によ
れば、数字選択可能なボタンと不可能なボタンを設ける
ことによりユーザの誤操作を防ぐことができる。ボタン
の管理は全てボタン番号による単純なものであっても本
機能により数字キー入力と矢印キー入力の併用が可能と
なる。また、数字キーと矢印キーとを場面に応じて使い
分けることができる。
グをセットすることにより、選択操作と確定操作とから
なる2段階の操作を、1段階の操作で実現することがで
きる。さらに、本実施例によれば、アプリケーション再
生の途中でシステムメニューや他のアプリケーションの
再生を行い復帰することがインタラクティブなアプリケ
ーションにおいても可能となった。
機能的に分類すれば、メニュー上のボタンに対するユー
ザ操作に応答するためのボタン制御データと、メニュー
に対するユーザ操作を代行するための補助制御データと
に大別される。補助制御データは、図13に示したボタ
ン選択終了時刻、強制確定ボタン番号、数字選択可能ボ
タン数、副映像戻り先アドレス、図14に示した選択即
確定フラグなどである。ボタン制御データは、これら以
外のハイライト情報に相当する。
択に用いられるが、ボタン確定に用いられるようにして
もよい。この場合、図33のフローにおいてステップ2
53から直接ステップ258(確定処理)に進むように
変更すればよい。このとき、補助制御データのうち数字
選択可能ボタン数は、数字確定可能ボタン数という意味
になる。また、選択即確定フラグは矢印キーに対しての
み有効になる(図33参照)。さらに、もし全数字キー
が数字確定可能ボタンであれば、選択即確定の機能を有
するのでユーザが誤って操作したときの被害が大きくな
ってしまう。そのため、数字確定可能ボタン数を設定す
ることにより、数字確定可能ボタンとそうでないボタン
とを分けることにより被害の少ない場面で適切に用いる
ことができる。
選択が選択可能なボタンは、ボタン番号1を起点とし
て、「数字選択可能ボタン数」まで昇順にカウントされ
るボタン番号に対応するボタンとした。しかし、ボタン
の指定方法はこれに限るものではなく、例えば、ハイラ
イト一般情報中にオフセット値を設けてもよい。例え
ば、オフセットを3、数字選択可能ボタン数を5とする
と、ボタン番号4〜8までのボタンが数字選択可能とな
る。
である例を示したが、大容量のディジタル動画データを
記録できればこれに限るものではない。さらに、読み出
し専用ディスクでなく、書換可能なディスクであっても
効果は同様である。さらに、これら媒体は、映像情報と
その制御情報とをインターリーブして配布できる媒体で
あれば、光ディスクなどの情報記録媒体に限られない。
例えば、放送などの無線の伝送媒体や通信回線などの有
線の伝送媒体を介して伝送してもよい。ここでいう伝送
媒体とは、電話回線、インターネット、LAN、衛星放
送などが挙げられる。本実施例のビデオオブジェクト
は、システムストリームと称されるMPEGデータの一
種であるので、上記の伝送媒体では、これらのシステム
ストリームを多重したトランスポートストリームとして
伝送されることになる。
ィスク上の別の位置に格納されたビデオオブジェクトが
分岐先として選択されている。これに対して、トランス
ポートストリームの場合は、メニューにおいて、トラン
スポートストリームに多重されている他のシステムスト
リームへが分岐先として選択されることになる。この場
合、再生装置は、モータ81、光ピックアップおよび機
構制御部83の代わりに、トランスポートストリームを
受信する受信部を設ければよい。
方式のディジタル動画データである場合を説明したが、
音声や副映像等と共にマルチメディアデータを形成可能
な動画データであればこれに限るものではなく、例えば
MPEG1方式のディジタル動画や、MPEG方式で利
用されるDCT(Discrete Cosine Transform )以外の
変換アルゴリズムによるディジタル動画であってももち
ろんよい。
元単位であるGOP毎に配置されたが、ディジタル動画
の圧縮方式が異なれば、その圧縮方式の復元単位毎にす
ればよい。また、上記実施例では副映像データによるメ
ニュー表示中に、ユーザの「メニュー」キー押下により
システムメニューに分岐し、さらに再度「メニュー」キ
ー押下によりの元のメニュー表示に戻る例を示した。こ
のシステムメニューの呼び出しは、副映像データによる
メニュー表示中に限らず、副映像データによる字幕の表
示中であってもよい。この場合、図34に示したステッ
プ261は、単に字幕表示中であるか否かを判定するよ
うにすればよい。
ドレスはDSIパケットに記録しておく例を示したがP
CIパケットに記録しておくようにしてもよい。また、
ハイライト情報を格納する管理パックの配置単位はVO
BU毎に限るものではなく、0.5秒〜1.0秒よりも細かな
映像再生の同期単位、例えば、1/30秒毎の映像フレーム
単位であってもよい。
BUを1つのGOPを含む構成としたが、複数のGOP
を含む構成としてもよい。ただ、インタラクティブ機能
を細かい時間精度で実現する上では、動画の再生時間が
1、2秒程度おり短いことが望ましい。また、この場
合、管理パックは、複数個のGOP先頭に配置され、こ
れら複数のGOPに対して有効な再生制御情報を格納す
ることになる。 <光ディスクの製造方法>最後に、本発明の実施例にお
ける光ディスクの製造方法を説明する。
造方法を示すフローチャートである。 まず、図5に示
したボリューム領域のデータを論理データ列作成装置に
より作成する(ステップ191)。この論理ボリューム
データ作成装置は、パソコンやワークステーション上で
マルチメディアデータの編集ソフトを使用して、図5に
示したデータ構造をもつボリュームデータを作成するこ
とができる。このボリュームデータは、磁気テープ等の
伝達媒体に記録され、さらに物理データ列作成装置によ
り物理データ列に変換される(ステップ192)。この
物理データ列は、ボリュームデータに対してリードイン
領域のデータ、リードアウト領域のデータなどが付加さ
れた後、ECC(Error Correction Code)処理されたも
のである。この物理データ列を用いて原盤カッティング
は、光ディスクの原盤を作成する(ステップ193)。
さらにプレス装置によって作成された原盤から光ディス
クが製造される(ステップ194)。
造に関る論理データ列作成装置の一部を除いて、既存の
CD用の製造設備がそのまま使用可能である。この点に
関しては、オーム社「コンパクトディスク読本」中島平
太郎、小川博司共著や、朝倉書店「光ディスクシステ
ム」応用物理学会光学談話会に記載されている。 (産業上の利用可能性)以上のように、本発明に係るマ
ルチメディア光ディスクは、小領域毎に、複数ボタンを
含むメニューを表す副映像データと、ボタン制御データ
と、補助制御データとを有するビデオオブジェクトを記
録する領域を有するので、小領域毎にレスポンスが良く
かつ高度のインタラクティブ性を実現する制御に適して
いる。また再生装置は、上記光ディスクを用いて、イン
ターラクティブアプリケーションをその内容に応じて適
切かつ簡単なユーザ操作で円滑な再生進行を実現するこ
とに適している。
体の記録方法は、ビデオオブジェクトを作成するステッ
プと、作成したビデオオブジェクトを記録媒体に記録す
るステップとを有し、前記ビデオオブジェクトは複数の
ユニットからなり、各ユニットは、所定時間単位の動画
データと、それと同時に再生されるべき副映像データ
と、所属するユニット内の動画データの再生中に有効な
ハイライト情報とを含み、前記副映像データは表示用の
選択肢を表す複数のボタンを含むメニュー画像であり、
前記ハイライト情報は、同じユニット内の副映像データ
に対して、ボタンが確定状態なったときに実行すべきボ
タン毎のコマンドと、選択即確定ボタン情報とを含み、
前記選択即確定ボタン情報は、ボタンを選択状態にする
ユーザ操作に対して、強制的に確定状態に移行させるべ
きボタンを指定するよう構成されている。
タン毎のフラグからなり、各フラグは、選択時に強制的
に確定状態に移行させるべきか否かを示す構成としても
よい。この構成によれば、ビデオオブジェクトは、ユニ
ット毎に、複数ボタンを含むメニューを表す副映像デー
タと、ハイライト情報を有するので、ユニット毎にレス
ポンスが良くかつ高度のインタラクティブ性を実現する
ことができる。加えて、ユニット毎に選択即確定ボタン
情報によりユーザ操作を代行することができるので、イ
ンタラクティブ・アプリケーション再生進行の性能を向
上させることができる。特に、選択即確定ボタンを設定
することにより、選択操作と確定操作とからなる2段階
のユーザ操作を、1段階の操作で実現することができ
る。即時性を要求される場面で用いられるメニューに
は、特に有効である。
間内の複数のユニット内の副映像データは、動画データ
と多重表示される1つの前記メニュー画像を構成し、前
記メニュー画像を表示する間に再生される前記ユニット
は、前記メニュー画像から他のビデオオブジェクトに分
岐再生した後に前記メニュー画像に復帰するためのアド
レス情報を含み、前記アドレス情報は前記メニュー画像
を構成する副映像データを格納する複数のユニットのう
ち最初のユニットの記録位置を示す構成としてもよい。
の副映像データによりメニュー画像などの静止画が格納
されていて、かつそれよりも後続するユニットで当該静
止画を継続して再生中であっても、他のビデオデータを
一時的に呼び出した後、元の副映像データから再開する
ことができる。ここで、前記選択即確定ボタン情報は、
ボタン毎のフラグからなり、各フラグは、選択時に強制
的に確定状態に移行させるべきか否かを示す構成として
もよい。
ータを読み出す読出手段と、読出手段によって読み出さ
れた動画データおよび副映像データを再生し、表示用ビ
デオ信号として出力する再生手段と、副映像データによ
るメニューに対するユーザ指示を受け付ける受付手段
と、読出手段により読み出されたハイライト情報及び受
け付けられたユーザ指示に従って再生を制御するととも
に、前記選択即確定ボタン情報により指定されたボタン
に対して選択するユーザ操作がなされたとき当該ボタン
を強制的に確定状態に移行させる制御手段とを備える。
ボタンに従って、選択操作と確定操作とからなる2段階
のユーザ操作を、1段階の操作で実現することができ
る。ここで、前記制御手段は、さらに、受付手段に受け
付けられたユーザ操作が、他のビデオオブジェクトの一
時的な再生指示であること検出する検出部と、前記再生
指示が検出されたとき、前記アドレス情報を保存し、当
該他のビデオオブジェクトの再生を再生手段に指示する
呼出部と、保存されていた前記アドレス情報に基づい
て、前記メニュー画像を含むビデオオブジェクトの再生
を再開する再開部とを備える構成としてもよい。
の副映像データによりメニュー画像などの静止画が格納
されていて、かつそれよりも後続するユニットで当該静
止画を継続して再生中であっても、呼出部により他のビ
デオオブジェクトを一時的に呼び出した後、再開部によ
り元の副映像データから再開することができる。本発明
の再生方法は、前記記録媒体のデータを読み出す読出ス
テップと、読出ステップにおいて読み出された動画デー
タおよび副映像データを再生し、表示用ビデオ信号とし
て出力する再生ステップと、副映像データによるメニュ
ーに対するユーザ指示を受け付ける受付ステップと、読
出ステップにおいて読み出されたハイライト情報及び受
け付けられたユーザ指示に従って再生を制御するととも
に、前記選択即確定ボタン情報により指定されたボタン
に対して選択するユーザ操作がなされたとき当該ボタン
を強制的に確定状態に移行させる制御ステップとを有す
る。
は、ユニット毎に、複数ボタンを含むメニューを表す副
映像データと、ハイライト情報を有するので、ユニット
毎にレスポンスが良くかつ高度のインタラクティブ性を
実現することができる。加えて、ユニット毎に選択即確
定ボタン情報によりユーザ操作を代行することができる
ので、インタラクティブ・アプリケーション再生進行の
性能を向上させることができる。特に、選択即確定ボタ
ンを設定することにより、選択操作と確定操作とからな
る2段階のユーザ操作を、1段階の操作で実現すること
ができる。即時性を要求される場面で用いられるメニュ
ーには、特に有効である。
〜動画5とその再生順序を示す説明図である
1〜動画5それぞれを表す5本のディジタルデータの格
納例を示す。
の再生経路データを示す。
た断面及びピット形状を示す図である。
る。
示す。
である。
す。
示す。
に示した図である。
のより詳細なデータ構成を示す図である。
用いられる命令の具体例を示す図である。
オタイトルセット管理情報のデータ構成を階層的に示す
図である。
る。
る。
ある。
る。
図である。
示すフローチャートである。
の詳細なフローチャートを示す。
チャートである。
ーチャートである。
り詳細なフローチャートである。
フローチャートである。
細なフローチャートである。
フローチャートである。
細なフローチャートである。
示すフローチャートである。
明図である。
明図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体の記録方法であって、 ビデオオブジェクトを作成するステップと、 作成したビデオオブジェクトを記録媒体に記録するステ
ップとを有し、 前記ビデオオブジェクトは複数のユニットからなり、 各ユニットは、所定時間単位の動画データと、それと同
時に再生されるべき副映像データと、所属するユニット
内の動画データの再生中に有効なハイライト情報とを含
み、 前記副映像データは表示用の選択肢を表す複数のボタン
を含むメニュー画像であり、 前記ハイライト情報は、同じユニット内の副映像データ
に対して、ボタンが確定状態なったときに実行すべきボ
タン毎のコマンドと、選択即確定ボタン情報とを含み、 前記選択即確定ボタン情報は、ボタンを選択状態にする
ユーザ操作に対して、強制的に確定状態に移行させるべ
きボタンを指定することを特徴とする記録媒体の記録方
法。 - 【請求項2】 前記ビデオオブジェクトの所定区間内の
複数のユニット内の副映像データは、動画データと多重
表示される1つの前記メニュー画像を構成し、 前記メニュー画像を表示する間に再生される前記ユニッ
トは、前記メニュー画像から他のビデオオブジェクトに
分岐再生した後に前記メニュー画像に復帰するためのア
ドレス情報を含み前記アドレス情報は前記メニュー画像
を構成する副映像データを格納する複数のユニットのう
ち最初のユニットの記録位置を示すことを特徴とする請
求項1記載の記録方法。 - 【請求項3】 前記選択即確定ボタン情報は、ボタン毎
のフラグからなり、各フラグは、選択時に強制的に確定
状態に移行させるべきか否かを示すことを特徴とする請
求項1記載の記録方法。 - 【請求項4】 ビデオオブジェクトを記録する記録媒体
を再生する再生装置であって、 前記ビデオオブジェクトは複数のユニットからなり、 各ユニットは、所定時間単位の動画データと、それと同
時に再生されるべき副映像データと、所属するユニット
内の動画データの再生中に有効なハイライト情報とを含
み、 前記副映像データは表示用の選択肢を表す複数のボタン
を含むメニュー画像であり、 前記ハイライト情報は、同じユニット内の副映像データ
に対して、ボタンが確定状態なったときに実行すべきボ
タン毎のコマンドと、選択即確定ボタン情報とを含み、 前記選択即確定ボタン情報は、ボタンを選択状態にする
ユーザ操作に対して、強制的に確定状態に移行させるべ
きボタンを指定し、 前記再生装置は、 前記記録媒体のデータを読み出す読出手段と、 読出手段によって読み出された動画データおよび副映像
データを再生し、表示用ビデオ信号として出力する再生
手段と、 副映像データによるメニューに対するユーザ指示を受け
付ける受付手段と、 読出手段により読み出されたハイライト情報及び受け付
けられたユーザ指示に従って再生を制御するとともに、
前記選択即確定ボタン情報により指定されたボタンに対
して選択するユーザ操作がなされたとき当該ボタンを強
制的に確定状態に移行させる制御手段とを備えることを
特徴とする再生装置。 - 【請求項5】 前記ビデオオブジェクトの所定区間内の
複数のユニット内の副映像データは、動画データと多重
表示される1つの前記メニュー画像を構成し、 前記メニュー画像を表示する間に再生される前記ユニッ
トは、前記メニュー画像から他のビデオオブジェクトに
分岐再生した後に前記メニュー画像に復帰するためのア
ドレス情報を含み、 前記アドレス情報は前記メニュー画像を構成する副映像
データを格納する複数のユニットのうち最初のユニット
の記録位置を示し、 前記制御手段は、さらに受付手段に受け付けられたユー
ザ操作が、他のビデオオブジェクトの一時的な再生指示
であること検出する検出部と、 前記再生指示が検出されたとき、前記アドレス情報を保
存し、当該他のビデオオブジェクトの再生を再生手段に
指示する呼出部と、 保存されていた前記アドレス情報に基づいて、前記メニ
ュー画像を含むビデオオブジェクトの再生を再開する再
開部とを備えることを特徴とする請求項4記載の再生装
置。 - 【請求項6】 前記選択即確定ボタン情報は、ボタン毎
のフラグからなり、 各フラグは、選択時に強制的に確定状態に移行させるべ
きか否かを示すことを特徴とする請求項4記載の再生装
置。 - 【請求項7】 ビデオオブジェクトを記録する記録媒体
を再生する再生方法であって、 前記ビデオオブジェクトは複数のユニットからなり、 各ユニットは、所定時間単位の動画データと、それと同
時に再生されるべき副映像データと、所属するユニット
内の動画データの再生中に有効なハイライト情報とを含
み、 前記副映像データは表示用の選択肢を表す複数のボタン
を含むメニュー画像であり、 前記ハイライト情報は、同じユニット内の副映像データ
に対して、ボタンが確定状態なったときに実行すべきボ
タン毎のコマンドと、選択即確定ボタン情報とを含み、 前記選択即確定ボタン情報は、ボタンを選択状態にする
ユーザ操作に対して、強制的に確定状態に移行させるべ
きボタンを指定し、 前記再生方法は、 前記記録媒体のデータを読み出す読出ステップと、 読出ステップにおいて読み出された動画データおよび副
映像データを再生し、表示用ビデオ信号として出力する
再生ステップと、 副映像データによるメニューに対するユーザ指示を受け
付ける受付ステップと、 読出ステップにおいて読み出されたハイライト情報及び
受け付けられたユーザ指示に従って再生を制御するとと
もに、前記選択即確定ボタン情報により指定されたボタ
ンに対して選択するユーザ操作がなされたとき当該ボタ
ンを強制的に確定状態に移行させる制御ステップとを有
することを特徴とする再生方法。
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