JP2002237791A - データ放送番組制作システム、データ放送番組制作方法及びデータ放送番組制作プログラム並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ放送番組制作システム、データ放送番組制作方法及びデータ放送番組制作プログラム並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002237791A
JP2002237791A JP2001372043A JP2001372043A JP2002237791A JP 2002237791 A JP2002237791 A JP 2002237791A JP 2001372043 A JP2001372043 A JP 2001372043A JP 2001372043 A JP2001372043 A JP 2001372043A JP 2002237791 A JP2002237791 A JP 2002237791A
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Hideki Kagemoto
英樹 影本
Toshiya Mori
俊也 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー放送局と地方放送局とのデータ放送番組
制作装置相互の間で素材データやデータ放送番組装置を
配信し、互いに利用する。 【解決手段】キー放送局のデータ放送番組制作装置10
1の素材データネット配信情報記憶部113には、素材
データ名と配信先とが記載されたネット配信設定情報が
記憶されている。素材データネット配信部114は、第
1のデータ提供装置121から到着する素材データがネ
ット配信設定情報に記載された素材データ名と一致する
か否かを判定し、一致するときには、素材データを合成
部115に通知するとともに、地方放送局のデータ放送
番組制作装置102に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送のデ
ータ放送番組制作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から地上波テレビ放送において、キ
ー局で制作された番組をローカル局に配信して、ローカ
ル局でも配信された番組をそのまま放送することが行わ
れている。同様に、衛星放送で放送されている番組をC
ATV局で受信し、各CATV受信機に再送信すること
も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、データ放送
番組は、各局ごとに制作され、キー局からローカル局に
配信されていないのが現状である。なお、ここでデータ
放送番組とは、例えばニュース、天気、交通情報等の番
組と独立した独立情報の番組であり、何時でも選んで視
聴可能な情報番組をいう。
【0004】これは、例えば、天気情報であれば、キー
局では、「全国の天気」と「関東地方の天気」との2つ
であるのに対して、九州のローカル局では、「全国の天
気」と「九州地方の天気」との2つであり、全てが共通
していないからである。このため、キー局であってもロ
ーカル局であっても、天気情報の素材データを独自に入
手して天気予報のデータ放送番組の制作をしている。
【0005】本発明の第1の目的は、複数の放送局相互
の間で共通の素材データを配信することのできるデータ
放送番組制作システムを提供することである。本発明の
第2の目的は、素材データの配信を更に進めたデータ放
送番組要素を複数の放送局相互の間で配信しつつ、各放
送局の独自性を担保するデータ放送番組制作システムを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1の放送局と第2の放送局とのデータ
放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作システム
であって、前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置
は、少なくとも1つの素材データの識別子と、素材デー
タの配信先とを対応させた配信情報を記憶している配信
情報記憶手段と、外部の素材データ提供装置から素材デ
ータの提供を受けた場合に、前記配信情報に識別子が記
載された素材データを選択し、対応する配信先の第2の
放送局のデータ放送番組制作装置に配信する素材データ
配信手段とを備えることとしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ放送番
組制作システムの実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態では、ARIB(社団法人電波
産業会:Association of Radio
Industries and businesse
s)標準規格B24 1.0版「デジタル放送における
データ放送符号化方式と伝送方式」の第2編9.1.1
〜9.1.2節「コンテンツの伝送」及び第3編6章
「データカルーセル伝送方式」の定めに従う。
【0008】(実施の形態1)図1は、本発明に係るデ
ータ放送番組制作システムの実施の形態1の構成図であ
る。このデータ放送番組制作システムは、キー放送局の
データ放送番組制作装置101と、地方放送局のデータ
放送番組制作装置102とから構成される。
【0009】キー放送局のデータ放送番組制作装置10
1は、オーサリング部111と、テンプレート記憶部1
12と、素材データネット配信情報記憶部113と、素
材データネット配信部114と、合成部115と、変換
送出部116とを備えている。素材データネット配信部
114は、外部の第1のデータ提供装置121と接続さ
れている。変換送出部116は、外部の多重化装置12
2と接続されている。
【0010】地方放送局のデータ番組制作装置102
は、オーサリング部131と、テンプレート記憶部13
2と、素材データネット配信情報記憶部133と、素材
データネット配信部134と、合成部135と、変換送
出部136とを備えている。素材データネット配信部1
34は、外部の第2のデータ提供装置141と、変換送
出部136は、外部の多重化装置142とそれぞれ接続
されている。
【0011】キー放送局のデータ放送番組制作装置10
1は、例えば、図2に示すようなデータ放送番組「天気
情報」を制作する。この「天気情報」201は、「全国
の天気」202と「関東の天気」203との2個のデー
タ放送番組要素から構成されている。視聴者は、リモコ
ン操作によって、「全国の天気」202と、「関東の天
気」203とを切り換えることができる。
【0012】このデータ放送番組「天気情報」201の
制作の概要を図3に示している。オーサリング部111
を用いて制作された番組テンプレート301と第1のデ
ータ提供装置121から素材データネット配信部114
を介して取得された素材データ303,304,305
とが合成部115で合成され、データ放送番組201と
なる。
【0013】オーサリング部111は、番組制作者の入
力操作により、番組テンプレート301を制作する。番
組テンプレート301は、データ放送番組要素毎に制作
される。テンプレート記憶部112は、この番組テンプ
レート301を記憶している。ここで、番組テンプレー
ト301は、画面のレイアウトや画面に常に表示される
文字列や画像等、時間経過に伴って変化させる必要のな
い情報だけを予め制作したものである。実際の天気のデ
ータ(「はれ」、「あめ」等)や天気図の画像等、時間
経過に伴って変化する情報は、外部から素材データとし
て取得し、合成部115で両者を合成してデータ放送番
組要素を制作する。
【0014】図3に示す番組テンプレート301は、図
4に示すARIB規格のリソース401,402,40
3,404と、合成指示情報405と、BML置き換え
リスト406,407とから構成される。各リソース4
01〜404は、リソース名408で識別され、文書と
画像との種別409があり、内容欄410に記載のデー
タを含んでいる。
【0015】合成指示情報405は、合成指示情報名で
識別され、その内容の詳細は、図5に示されている。合
成指示情報「GOUSEI.TXT」405は、テキス
トからなり、各行に2個の項目があり、カンマ501で
区切られている。カンマの前の第1項目502は、合成
処理によって生成されるデータ放送番組要素を構成する
リソースのリソース名であり、第2項目503は、第1
項目に記載されたリソースを生成するために使用する素
材データの名前である。
【0016】BML置き換えリスト406,407の内
容の詳細は、図6に示されている。BML置き換えリス
ト406は、ZENKOKU.RLSの内容601に示
され、BML置き換えリスト407は、CHIHOU.
RLSの内容602に示されている。図7は、リソース
401の「ZENKOKU.BML」の詳細の一部を示
す図である。
【0017】素材データネット配信情報記憶部113
は、ネット配信設定情報とIPアドレス対応表とを記憶
している。図8は、素材データネット配信情報記憶部1
13に記憶されているネット配信設定情報とIPアドレ
ス対応表との一例を示している。ネット配信設定情報8
01は、予め番組制作者によって作成された情報であ
り、素材データネット配信部114の動作を規定するも
のである。ネット配信設定情報801には、データ提供
装置欄802と、素材データ名欄803と、配信先欄7
04とが設けられている。このネット配信設定情報80
1により、素材データネット配信部114は、ネット配
信設定情報801の各行に記載されたデータ提供装置か
ら素材データ名で特定される素材データが到着したと
き、当該素材データを合成部115に通知するととも
に、配信先に配信する。
【0018】なお、ネット配信設置情報801のデータ
提供装置802欄と素材データ名803欄とは、単純な
文字列を記述できる他、一般的なワイルドカードが記述
可能である。ワイルドカードと文字列とのマッチング判
定アルゴリズムは、広く知られているため省略する。例
えば、データ提供装置として「気象情報提供装置」を指
定し、素材データ名として「*.*」とすることで、気
象情報提供装置から提供される素材データを配信先に全
て配信するという指定を容易に記述できる。
【0019】IPアドレス対応表805は、素材データ
の配信元又は配信先の名前806とIPアドレス807
との対応が記載されている。ここでは、素材データの配
信がTCP/IPを用いて行われることとし、素材デー
タの配信先を特定したり、到着した素材データの提供元
を判別するものである。このデータ放送番組制作装置1
01では、第1のデータ提供装置121を「気象情報提
供装置」という名前で識別し、第1のデータ提供装置1
21と通信する際に使用するIPアドレスを「133.
188.5.112」としている。
【0020】なお、IPアドレス対応表805に複数の
IPアドレス欄808が設けられている。例えば地方放
送局データ放送番組制作装置に複数のIPアドレスを記
載しておき、一つの素材データを複数の放送局に配信す
ることも可能である。第1のデータ提供装置121は、
キー放送局のデータ放送番組制作装置101の素材デー
タネット配信部に素材データを送信する。ここで、素材
データとは、番組テンプレート301と合成され、デー
タ放送番組要素となる経時的に変化するデータをいう。
図3に示した素材データ303,304,305が例え
ば送信される。素材データ303は、天気図であり、図
9Aに示すようにJPEG画像として送信される。素材
データ304,305は、図9B,図9Cにそれぞれ示
すようテキストデータとして送信される。各素材データ
901,902,903には、素材データ名が付されて
いる。
【0021】素材データネット配信部114は、第1の
データ提供装置121から素材データを受信すると、送
信元のデータ提供装置と素材データ名とが素材データネ
ット配信情報記憶部113に記憶されているネット配信
設定情報801に記載されているか否かを判定する。記
載されていなければ、その素材データを合成部115に
通知する。記載されているときは、合成部115に通知
するとともに、その配信先に素材データを配信する。こ
の際、素材データネット配信情報記憶部113に記憶さ
れているIPアドレス対応表805を参照して、配信先
の対応するIPアドレス宛に配信する。
【0022】例えば、天気図の素材データ901は、素
材データ名「zenkoku_tenkizu.jp
g」がネット配信設定情報801の2行目に記載されて
いるので、配信先の地方放送局データ放送番組制作装置
102のIPアドレス「134.100.16.11」
宛に配信される。同様に、素材データ902は、素材デ
ータ名「zenkoku_data.xml」がネット
配信設定情報801の1行目に記載されているので、配
信先の地方放送局データ放送番組制作装置102に配信
される。
【0023】素材データ903は、素材データ名「ch
ihou_data.xml」がネット配信設定情報8
01に記載されていないので、合成部115にだけ通知
される。合成部115は、素材データネット配信部11
4から素材データの通知を受けると、テンプレート記憶
部112に記憶されている番組テンプレートの合成指示
情報405を参照する。合成指示情報405の第2項目
503に記載された素材データが全て通知されたか否か
を判断し、全て通知されたとき、番組テンプレートと素
材データとの合成を始める。
【0024】図10は、合成部115でのデータ放送番
組の合成を模式的に示した説明図である。先に示した図
3に対応するものである。合成部115は、合成指示情
報405(図5参照)を参照し、各行の第1項目502
で指定されているリソースを以下の手順で生成する。 (1)第2項目503が空欄である場合は、番組テンプ
レート中の同名のリソースをコピーしてデータ放送番組
要素のリソースとする。例えば、「ZENKOKU_L
OGO.JPG」1001と「CHIHOU_LOG
O.JPG」1002である。 (2)第2項目503が空欄でなく、第1項目502に
指定されているリソースの種別がBML以外である場
合、素材データ中の同名のリソースをコピーしてデータ
放送番組要素のリソースとする。例えば、「ZENKO
KU_TENKIZU.JPG」である。 (3)第2項目503が空欄でなく第1項目502に指
定されているリソースの種別がBMLである場合、番組
テンプレート301中の同名のリソースに対し、第2項
目503で指定されている素材データ中のBML埋め込
みデータを合成する処理(以下「BML合成処理」とい
う)をしてデータ放送番組要素のリソースとする。
【0025】ここで、BML合成処理を詳述する。番組
テンプレートのリソース(種別はBML)例えばリソー
ス「ZENKOKU.BML」401(図7参照)と素
材データ「ZENKOKU_DATA.XML」902
(図9B参照)中のBML埋め込みデータを合成する場
合、リソースに対応する番組テンプレートのBML置き
換えリスト「ZENKOKU.RLS」601が用いら
れる。
【0026】即ち、「ZENKOKU.BML」401
のid属性“tenki01”の内容を「ZENKOK
U.RLS」601のelementのid属性“te
nki01”のkey「hokkaido」と一致する
「ZENKOKU_DATA.XML」902のkey
「hokkaido」のvalue「はれ」に置き換え
る。この処理を「ZENKOKU.RLS」601の全
てのelementについて置き換えを実行する。
【0027】これによって、図10に示すように、番組
テンプレート301中の「ZENKOKU.BML」4
01の一部が「ZENKOKU_DATA.XML」9
02の埋め込みデータに置き換えられたリソース100
3となる。リソース1003とリソース1001とリソ
ース901とは、データ放送番組要素1004(20
2)を構成する。
【0028】同様に、番組テンプレート301中の「C
HIHOU.BML」1005は、「CHIHOU.R
SL」602を用いて「CHIHOU_DATA.XM
L」903の埋め込みデータと置き換えられたリソース
「CHIHOU.BML」1006となる。リソース1
006とリソース1002とは、データ放送番組要素1
007(203)を構成する。
【0029】合成部115は、データ放送番組要素10
04とデータ放送番組要素1007から構成されるデー
タ放送番組1008を合成すると、変換送出部116に
通知する。変換送出部116は、データ放送番組要素1
004,1007を所定のフォーマットでMPEG2ト
ランスポートストリームに変換し、多重化装置122に
繰り返し送出する。
【0030】多重化装置122は、変換送出部116か
ら送出されたデータ放送番組要素1004,1007の
トランスポートストリームと、映像、音声などのトラン
スポートストリームを多重化して送信する。次に、地方
放送局のデータ放送番組制作装置102について説明す
る。図11は、地方放送局のデータ放送番組制作装置1
02でのデータ放送番組1101の制作の概略を視覚的
に説明する図である。番組テンプレート1102は、番
組制作者によりオーサリング部131を用いて制作さ
れ、テンプレート記憶部132に記憶されている。
【0031】キー放送局のデータ放送番組制作装置10
1から配信される素材データ303,304と、第2の
データ提供装置141から取得される素材データ110
3とは、素材データネット配信部134を介して合成部
135に通知される。合成部135は、番組テンプレー
ト1102と素材データ303,304,1103とか
らデータ放送番組要素1104,1105を合成する。
【0032】図12は、テンプレート記憶部132に記
憶されている番組テンプレート1102を構成するリソ
ースと合成指示情報とBML置き換えリストの概略を説
明する図である。リソース1201の「CHIHOU.
BML」1202と「CHIHOU_LOGO.JP
G」1203とは、データ番組制作装置103独自のリ
ソースである。
【0033】合成指示情報1204の詳細は、図13に
示している。BML置き換えリスト「ZENKOKU.
RLS」1205と「CHIHOU.RLS」1206
の詳細は図14にそれぞれ示している。素材データネッ
ト配信情報記憶部133には、ネット配信設定情報が記
憶されていない。
【0034】図15は、素材データネット配信部134
に第2のデータ提供装置141から到着する素材データ
「CHIHOU_DATA.XML」の一例を示す図で
ある。なお、地方放送局のデータ放送番組制作装置10
2は、キー放送局のデータ放送番組制作装置101と構
成において異なるところはないので、各部の機能につい
ての説明は省略する。ただし、素材データネット配信部
133にネット配信設定情報を記憶していないので、第
2のデータ提供装置141から到着した素材データを素
材データネット配信部134が他の放送局のデータ放送
番組制作装置に配信することはない。
【0035】次に、本実施の形態の動作図を図16〜図
19のフローチャートを用いて説明する。図16は、キ
ー放送局のデータ放送番組制作装置101の動作を説明
するフローチャートである。先ず、素材データネット配
信部114は、第1のデータ提供装置121から素材デ
ータの到着を待つ(S1602)。素材データネット配
信情報記憶部113に記憶されているネット配信設定情
報701を参照して、地方放送局のデータ放送番組制作
装置102に配信すべき素材データであるか否かを判断
する.(S1604)。配信すべきデータであれば、I
Pアドレス対応表705を参照して、配信先のIPアド
レス宛に素材データの配信を実行する(S1606)。
配信すべき素材データでなければ、合成部115に素材
データを通知する(S1608)。
【0036】合成部115は、素材データネット配信部
114から素材データの通知を受けると、テンプレート
記憶部112に記憶されている合成指示情報405のカ
ンマ501で区切られた第2項目503に記載された素
材データが全て通知されたか否かを判定する(S161
0)。全て通知されていなければ、S1602に戻り、
全て通知されたときには、データ放送番組テンプレート
と素材データとを合成し(S1612)、合成されたデ
ータ放送番組を変換送出部116に通知する。
【0037】変換送出部116は、データ放送番組を多
重化装置122に変換送出し(S1614)、処理を終
了する。図17は、地方放送局のデータ放送番組制作装
置102の動作を説明するフローチャートである。素材
データネット配信部134は、第2のデータ提供装置1
41から素材データが到着したか否かを判定し(S17
02)、到着すれば合成部135に素材データを通知す
る(S1706)。第2のデータ提供装置141からの
素材データでなければ、キー放送局のデータ番組制作装
置101から素材データが到着したか否かを判定し(S
1704)、到着していなければS1702に戻り、到
着していれば、S1706に移る。
【0038】次に、合成部135は、テンプレート記憶
部132に記憶されている番組テンプレートの合成指示
情報1204を参照して、必要な素材データが全てそろ
ったか否かを判定する(S1708)。そろわなけれ
ば、S1702に戻り、全てそろったときには、合成部
135は、番組テンプレートと素材データとを合成する
(S1710)。
【0039】合成されたデータ放送番組を変換送出部1
36に通知する。変換送出部136は、データ放送番組
を多重化装置142に変換送出し(S1712)、処理
が終了する。次に、図16のフローチャートのS160
4の詳細について、図18のフローチャートを用いて説
明する。
【0040】素材データネット配信部114は、素材デ
ータネット配信情報記憶部113に記憶されているネッ
ト配信設定情報801の1行を読み込む(S180
2)。到着した素材データの配信元のデータ提供装置名
が読み込んだデータ提供装置とマッチするか否かを判定
する。即ち、配信元のIPアドレスからIPアドレス対
応表805のIPアドレス807に対応する名前806
を読み出し、当該名前とネット配信設定情報801のデ
ータ提供装置802とが一致するかを判定する(S18
04)。
【0041】マッチしていれば、到着した素材データに
付された素材データ名とネット配信設定情報801の素
材データ名とがマッチするか否かを判定する(S180
6)。マッチしていれば、素材データをネット配信設定
情報801の配信先に配信すべきと判定する(S180
8)。S1804とS1806とにおいて、マッチしな
いと判定したときは、素材データを合成部115にのみ
通知すると判定する(S1810)。
【0042】次に、素材データネット配信部114は、
ネット配信設定情報801にまだ読んでいない行がある
か否かを判定し(S1812)、あるときはS1802
に戻り、ないときは処理を終了する。次に、図16のフ
ローチャートのS1612の詳細について図19のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0043】合成部115は、テンプレート記憶部11
2に記憶されている番組テンプレートの合成指示情報4
05の「GOUSEI.TXT」の内容の1行を読み込
む(S1902)。第2項目503が空欄か否かを判定
する(S1904)。空欄であれば、第1項目52で指
定されているリソース名と同名のリソースを番組テンプ
レートからコピーして(S1906)、S1914に移
る。
【0044】合成部115は、空欄でなければ、第1項
目のリソース種別がBML(文書)か否かを判定し(S
1908)、BMLでないときは、第2項目502で指
定されているリソースと同名のリソースを素材データか
らコピーして(S1910)、S1914に移る。第1
項目のリソースの種別がBMLであるときは、第1項目
で指定されているリソース名と同名のリソースを番組テ
ンプレートから探し、第2項目で指定されている名前を
もつBML埋め込みデータを素材データから探し、BM
L置き換えリスト406,407を用いて両者をBML
合成処理で合成し(S1912)、S1914に移る。
【0045】合成部115は、合成指示情報405にま
だ読み込んでいない行が残っているか否かを判断し(S
1914)、残っていればS1902に戻り、残ってい
なければ処理を終了する。なお、本実施の形態では、キ
ー放送局のデータ放送番組制作装置101の素材データ
ネット配信情報記憶部113にネット配信設定情報が予
め記憶されているようにしたけれども、地方放送局のデ
ータ放送番組制作装置102の素材データネット配信情
報記憶部133にもネット配信設定情報を予め記憶させ
ておいて、キー放送局と地方放送局との相互のデータ放
送番組制作装置101,102間で素材データの配信を
行ってよいのは勿論である。
【0046】また、本実施の形態では、地方放送局のデ
ータ放送番組制作装置102は、データ放送番組要素を
独自に制作していたけれども、キー放送局のデータ放送
番組要素と同一のものとしてもよい。この場合には、第
2のデータ提供装置141から素材データの提供を受け
ることなく、全て、キー放送局のデータ放送番組制作装
置101から素材データの配信を受けるようにしてもよ
い。
【0047】(実施の形態2)図20は、本発明に係る
データ放送番組制作システムの実施の形態2の構成図で
ある。キー放送局のデータ放送番組制作装置2001
は、上記実施の形態1のデータ放送番組制作装置101
の素材データネット配信部114に替えて素材データネ
ット配信部2002を備えている。
【0048】上記実施の形態1では、データ放送番組
は、多重化装置122,142で同時にトランスポート
ストリームに多重化される映像、音声等の番組と直接関
連のない天気情報であったので、合成部115,135
に素材データが全て通知されたタイミングで、データ放
送番組が合成されている。しかし、多重化装置122,
142から同時にトランスポートストリームに多重化さ
れる放送番組に応じたデータ放送番組が制作されるとき
には、素材データの配信タイミングをその放送番組に合
わせる必要がある。
【0049】そこで、素材データネット配信部2002
は、図21に示すような番組スケジュール情報を図外の
番組編成部より取得して記憶している。番組スケジュー
ル情報2101には、放送番組の番組名2102と放送
日時2103とスケジュール2104とが記載されてい
る。スケジュール2104には、番組のシーン毎にシー
ン名称2105に対応する放送時刻2106とシーン番
号2107とが記載されている。
【0050】データ放送番組制作装置2001では、こ
の番組のシーンに応じたデータ放送番組が制作される。
このため、第1のデータ提供装置121からは、素材デ
ータに応じたシーン番号を付した素材データが素材デー
タネット配信部に送信される。例えば、素材データネッ
ト配信情報記憶部113のネット配信設定情報の素材デ
ータ「うどん屋」の配信先に地方放送局のデータ放送番
組制作装置102が記載されている場合、第1のデータ
提供装置121からシーン番号「4」が付された「うど
ん屋」に関する素材データが素材データネット配信部2
002に到着しても、素材データネット配信部2002
は、シーン番号「4」に対応する時刻「10:40」に
なるまで、合成部115及び地方放送局のデータ放送番
組制作装置102の素材データネット配信部134に素
材データを配信しない。
【0051】このようにすることで、放送番組の各シー
ンに応じたデータ放送番組の制作をすることができる。 (実施の形態3)図22は、本発明に係るデータ放送番
組制作システムの実施の形態3の構成図である。
【0052】このデータ放送番組制作システムは、キー
放送局のデータ放送番組制作装置2201と地方放送局
のデータ放送番組制作装置2202とから構成される。
データ放送番組制作装置2201は、オーサリング部1
11と、テンプレート記憶部112と、合成部115
と、ネット配信情報記憶部2211と、データ放送番組
要素ネット配信部2212と、変換送出部116とを備
えている。
【0053】データ放送番組制作装置2202は、オー
サリング部131と、テンプレート記憶部132と、合
成部135と、ネット配信情報記憶部2231と、デー
タ放送番組要素ネット配信部2232と、変換送出部1
36とを備えている。なお、上記実施の形態1とほぼ同
様の構成部分には、同一の符号を付し、説明を省略し、
本実施の形態固有の構成部分について説明する。
【0054】合成部115は、上記実施の形態1では、
素材データネット配信部114から素材データの通知を
受け、変換送出部116に合成したデータ放送番組要素
を通知したけれども、本実施の形態では、第1のデータ
提供装置121から直接素材データの提供を受け、合成
したデータ放送番組要素をデータ放送番組要素ネット配
信部2212に通知する。なお、通知される素材データ
は、上記実施の形態1と同様である。
【0055】ネット配信情報記憶部2211は、予め、
合成されたデータ放送番組要素のうち、配信すべきデー
タ放送番組要素とその配信先を記憶している。図23
は、ネット配信情報記憶部2211に記憶されているネ
ット配信設定情報とIPアドレス対応表である。ネット
配信設定情報2301には、リソース毎のデータ放送番
組要素名2303とリソース名2303と配信先230
5とが記載されている。
【0056】IPアドレス対応表2302には、配信先
の名前2306と対応するIPアドレス2307とが記
載されている。複数の配信先に送信するのであれば、対
応するIPアドレス2308を記載することができる。
テンプレート記憶部112には、上記実施の形態1と同
様に、番組テンプレートを構成するリソース401〜4
04、合成指示情報405、BML置き換えリスト40
6,407が記憶されている。
【0057】データ放送番組要素ネット配信部2212
は、合成部115から合成されたデータ放送番組要素の
通知を受けると、ネット配信設定情報に記載されている
データ放送番組要素名とリソース名とが一致するか否か
を判定し、一致するときには、IPアドレス対応表23
02の対応する配信先のIPアドレス宛にデータ放送番
組要素を配信する。即ち、図10に示したデータ放送番
組要素1004が配信される。
【0058】地方放送局のデータ放送番組制作装置22
02のデータ放送番組要素ネット配信部2232には、
キー放送局のデータ放送番組制作装置2201からデー
タ放送番組要素1004が配信される。図24は、デー
タ放送番組制作装置2202におけるデータ放送番組の
制作の概略を視覚的に示した図である。データ放送番組
2405を構成するデータ放送番組要素「全国の天気」
2404(1004)は、キー放送局のデータ放送番組
制作装置2201からデータ放送番組要素ネット配信部
2232に配信される。
【0059】なお、ネット配信情報記憶部2231に
は、ネット配信設定情報およびIPアドレス対応表が記
憶されていないので、他のデータ放送番組制作装置にデ
ータ放送番組制作装置2202からデータ放送番組要素
が配信されることはない。ただし、ネット配信設定情報
およびIPアドレス対応表を記憶させることによって、
他のデータ放送番組制作装置に自装置2202で合成し
たデータ放送番組要素を配信することができる。
【0060】図25は、テンプレート記憶部132に記
憶されている番組テンプレート2401を構成するリソ
ース2501,2502、合成指示情報2503、BM
L置き換えリスト2504の概要を示す図である。合成
指示情報2503の詳細は、図26に示している。BM
L置き換えリスト2504の詳細は、図14の置き換え
リスト1206と同様である。
【0061】合成部135は、第2のデータ提供装置1
41から素材データ2402、(図15に示す素材デー
タ1103)の提供を受ける。合成部135は、テンプ
レート記憶部132に記憶されている番組テンプレート
2401と素材データ2402とからデータ放送番組要
素「九州の天気」2403を合成する。
【0062】なお、本実施の形態のキー放送局のデータ
放送番組装置2201の動作は、上記実施の形態1の図
16に示すフローチャートのS1604の「配信すべき
素材データか」を「配信すべきデータ放送番組要素か」
として、S1604,S1606をS1612の後に移
動するだけである。また、地方放送局のデータ放送番組
制作装置2202の動作は、上記実施の形態1の図17
に示すフローチャートのS1704を省略し、S170
2の否のときには、S1702に戻るようにし、S17
10の後にキー放送局から放送番組要素が配信されるの
を待つステップを挿入するだけである。
【0063】また、図18のフローチャートにおいて、
動作主体が素材データネット配信部114からデータ放
送番組要素ネット配信部2212に変更され、S180
4の「素材データのデータ提供装置名が「データ提供装
置」欄にマッチ」を「データ放送番組要素のデータ放送
番組要素名が「データ放送番組要素名」とマッチ」に変
換し、S1806の「素材データ名」を「リソース名」
とし、S1808で「素材データを配信すべきと判定す
る。」のを「データ放送番組要素を配信すべきと判定す
る。」にし、S1810をデータ放送番組要素を変換送
出部にのみ通知すると判定するに変更する。
【0064】(実施の形態4)図27は、本発明に係る
データ放送番組制作システムの実施の形態4の構成図で
ある。このデータ放送番組制作システムは、キー放送局
のデータ放送番組制作装置2201と地方放送局のデー
タ放送番組制作装置2701とから構成される。
【0065】データ放送番組制作装置2201は、上記
実施の形態3のデータ放送番組制作装置と同様である。
データ放送番組制作装置2701は、ネット配信情報記
憶部2231と、データ放送番組要素ネット配信部22
32と、変換送出部136と、テンプレート記憶部27
02と、合成部2703とを備えている。
【0066】なお、上記実施の形態1とほぼ同様の構成
部分には、同一の符号を付し、説明を省略し、本実施の
形態固有の構成部分について説明する。このデータ放送
番組制作装置2701は、キー放送局のデータ放送番組
制作装置2201で合成されたデータ放送番組要素を用
いてデータ放送番組を制作する。
【0067】合成部2703には、データ放送番組要素
ネット配信部2212からデータ放送番組要素ネット配
信部2232を介してデータ放送番組要素の通知を受け
る。例えば、図28に示すデータ放送番組要素「全国の
天気」2801の通知を受ける。このデータ放送番組要
素「全国の天気」2801を構成するリソースを図29
に示している。リソース2801は、リソース名290
1で識別され、種別2902とそのデータ内容2903
とを示している。
【0068】なお、キー放送局のデータ放送番組制作装
置2201のネット配信情報記憶部2211には、図3
0に示すネット配信設定情報3001とIPアドレス対
応表3002とが記憶されている。図31は、合成部2
703がオーサリング部(図示せず)から取得した素材
データの一例を示す図である。
【0069】テンプレート記憶部2702には、独自の
番組テンプレートを記憶している。図32は、テンプレ
ート記憶部2702に記憶されている番組テンプレート
である。この番組テンプレートは、合成指示情報320
1からなる。合成部2703は、この合成指示情報32
01に従い、データ放送番組要素2801と素材データ
3101とを合成する。
【0070】図33は、合成部で合成された独自のデー
タ放送番組要素を示す図である。このデータ放送番組要
素「全国の天気」3301の画面の下端には、パチンコ
店の広告3302が「全国の天気」2801のコーヒー
店の広告2802に替えて表示される。 (実施の形態5)図34は、本発明に係るデータ放送番
組制作システムの実施の形態5の構成図である。
【0071】データ放送番組の記述方式が、ARIB規
格に従っている場合、図34に示す様に、合成部11
5,135で生成されたデータ放送番組要素を構成する
リソースを、ARIBに定めるモジュールに変換するた
めのモジュール生成部3404,3407を独立させ、
その後段にモジュールネット配信部3405,3408
を置き、モジュールを放送局間で配信することもでき
る。
【0072】この場合、モジュールネット配信部340
5の動作を規定するネット配信設定情報はネット配信情
報記憶部3403,3406記憶され、図35に示す様
に、モジュール識別子の指定によって配信を行う。モジ
ュールネット配信部3405は、モジュール生成部34
04から通知されてきたモジュールについて、そのモジ
ュールが属するデータ放送番組名、そのモジュールのモ
ジュール識別子が、それぞれ、ネット配信設定情報35
01のいずれかの行の「データ放送番組名」3503
欄、「モジュール識別子」3504欄に共にマッチして
いる場合、そのモジュールを、ネット配信設定情報の当
該行の「配信先」3505へ配信すると判断する。IP
アドレス対応表3502の配信先の名前3506に対応
するIPアドレス3507宛当該モジュールを配信す
る。
【0073】(実施の形態6)図36は、本発明に係る
データ放送番組制作システムの実施の形態6の構成図で
ある。このデータ放送番組制作システムは、キー放送局
のデータ放送番組制作装置3601と地方放送局のデー
タ放送番組制作装置3602とから構成される。
【0074】データ放送番組制作装置3601は、オー
サリング部111と、テンプレート記憶部112と、合
成部115と、ネット配信情報記憶部2211と、デー
タ放送番組要素ネット配信部3603と、変換送出部3
604とを備えている。データ放送番組制作装置360
2は、オーサリング部131と、テンプレート記憶部1
32と、合成部135と、ネット配信情報記憶部223
1と、データ放送番組要素ネット配信部3605と、変
換送出部3606とを備えている。なお、上記実施の形
態3とほぼ同様の構成部分には、同一の符号を付し、説
明を省略し、本実施の形態固有の構成部分について説明
する。
【0075】上記実施の形態3の説明では、データ放送
番組は、通常の放送番組と関連のない天気情報としたけ
れども、通常の番組と関連しているデータ放送番組を図
37に示すように同時に画面に出力させる場合もある。
例えば、スポーツ中継の放送番組3702とそれに関連
するデータ放送番組3703とを画面3701に表示さ
せる場合である。
【0076】このような場合、図38に示すように放送
番組のシーン3803からシーン3805に切り替わる
タイミングとデータ放送番組要素3804からデータ放
送番組要素3806に切り替わるタイミングとを合わせ
た画面3801と画面3802とを実現させることが望
まれる。このため、データ放送番組要素ネット配信部3
603は、データ放送番組要素を地方放送局のデータ放
送番組制作装置3602へ配信するのに要する時間を現
在時刻に加えた時刻のタイムスタンプを配信するデータ
放送番組要素と自装置3601の変換送出部3604に
通知するデータ放送番組要素にそれぞれ記録する。変換
送出部3604は、そのタイムスタンプに合わせて多重
化装置122にデータ放送番組要素を送出する。
【0077】同様に、地方放送局のデータ放送番組制作
装置3602の変換送出部3606も、このタイムスタ
ンプに合わせて、データ放送番組要素ネット配信部36
03からデータ放送番組要素ネット配信部3605を介
して通知されたデータ放送番組要素を多重化装置122
に送出する。このようにすることによって、多重化装置
122,142に送出するデータ放送番組要素のタイミ
ングは、キー放送局であっても地方放送局であっても同
じとする。
【0078】(実施の形態7)図39は、本発明に係る
データ放送番組制作システムの実施の形態7の構成図で
ある。このデータ放送番組制作システムは、キー放送局
のデータ放送番組制作装置3601と地方放送局のデー
タ放送番組制作装置3901とから構成される。
【0079】データ放送番組制作装置3601は、オー
サリング部111と、テンプレート記憶部112と、合
成部115と、ネット配信情報記憶部2211と、デー
タ放送番組要素ネット配信部3603と、変換送出部3
604とを備えている。データ放送番組制作装置390
1は、オーサリング部131と、テンプレート記憶部1
32と、合成部135と、ネット配信情報記憶部223
1と、データ放送番組要素ネット配信部3605と、遅
延情報記憶部3902と、変換送出部3903とを備え
ている。
【0080】なお、上記実施の形態6とほぼ同様の構成
部分には、同一の符号を付し、説明を省略し、本実施の
形態固有の構成部分について説明する。上記実施の形態
6では、キー放送局と地方放送局とでデータ放送番組要
素が多重化装置122,142に送出される絶対時間は
一致するけれども、実際には、放送番組のシーンの切り
替わるタイミングがキー放送局と地方放送局とで一致し
ていない場合がある。
【0081】一般には、放送番組の伝送遅延のため、地
方放送局で放送番組のシーンが切り替わるタイミング
は、キー放送局で放送番組のシーンが切り替わるタイミ
ングより遅い。この場合には、地方放送局でのデータ放
送番組要素の切り替えタイミングも同じ時間だけ遅くし
ないと、シーンの切り替わりタイミングに一致しない。
そこで、地方放送局のデータ放送番組制作装置は、遅延
情報記憶部3902に図40に示す遅延情報4001を
記憶している。
【0082】遅延情報4001には、放送番組(映像)
の送信元4002と遅延量4003とが組に記載されて
いる。例えば、地方放送局が鹿児島であるとき、放送番
組が大阪△△放送から送信されているときには、その伝
送に150msecを要し、東京××放送から送信され
ているときには、その伝送に200msecを要する。
そこで、変換送出部3903は、上記実施の形態6で説
明したデータ放送番組要素に付されたタイムスタンプよ
りも、この遅延量だけ遅くデータ放送番組要素を多重化
装置に送出するようにする。これによって、放送番組の
シーンの切り替わりと、データ放送番組要素の切り替わ
りタイミングは一致する。
【0083】なお、上記各実施の形態の構成図を図1、
図20、図22、図27、図34、図36、図39にそ
れぞれ記載したけれども、各構成部分の機能をコンピュ
ータに発揮させるプログラムで実現するようにしてもよ
い。このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録しておき、データ放送番組制作システムに適
用するようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1の
放送局と第2の放送局とのデータ放送番組制作装置から
なるデータ放送番組制作システムであって、前記第1の
放送局のデータ放送番組制作装置は、少なくとも1つの
素材データの識別子と、素材データの配信先とを対応さ
せた配信情報を記憶している配信情報記憶手段と、外部
の素材データ提供装置から素材データの提供を受けた場
合に、前記配信情報に識別子が記載された素材データを
選択し、対応する配信先の第2の放送局のデータ放送番
組制作装置に配信する素材データ配信手段とを備えるこ
ととしている。
【0085】このような構成によって、複数の放送局相
互の間で必要な素材データを配信することができるの
で、外部の素材データ提供装置から同一の素材データの
提供を受ける必要がなくなる。また、前記第1の放送局
のデータ放送番組制作装置は、データ放送番組の第1テ
ンプレートを記憶している第1テンプレート記憶手段
と、前記素材データ配信手段によって選択された素材デ
ータと選択されなかった素材データとの両方の通知を受
け、前記第1テンプレートを用いてデータ放送番組を構
成するデータ放送番組要素を合成する第1合成手段とを
更に備え、前記第2の放送局のデータ放送番組制作装置
は、データ放送番組の第2テンプレートを記憶している
第2テンプレート記憶手段と、他の外部の素材データ提
供装置と前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置と
から素材データの配信を受け、前記第2テンプレートを
用いてデータ放送番組を構成するデータ放送番組要素を
合成する第2合成手段とを備えることとしている。
【0086】このような構成によって、共通の素材デー
タを用いてデータ放送番組要素を合成する一方、異なる
放送局では独自の素材データを用いてデータ放送番組要
素を合成することができる。また、データ放送番組と同
時に放送される放送番組を構成する各シーンには、シー
ン識別子が付されており、放送番組の各シーン毎の放送
時刻が記載された番組スケジュールを記憶している番組
スケジュール記憶手段を更に備え、前記素材データには
シーンに対応するシーン識別子が付されており、前記素
材データ配信手段は、素材データに付されたシーン識別
子に対応する前記放送番組のシーンの放送時刻に合わせ
て素材データを配信することとしている。
【0087】このような構成によって、データ放送番組
が通常の放送番組の各シーンと関連しているときに、各
シーンの放送時間に当該関連したデータ放送番組が提供
できるように素材データを配信することができる。ま
た、本発明は、第1の放送局と第2の放送局とのデータ
放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作システム
であって、前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置
は、データ放送番組のテンプレートを記憶しているテン
プレート記憶手段と、素材データの提供を受けると、前
記テンプレートを用いて、データ放送番組を構成するデ
ータ放送番組要素を合成し、データ放送番組要素を識別
する識別子を付す合成手段と、少なくとも1つのデータ
放送番組要素の識別子と、データ放送番組要素の配信先
とを対応させた配信情報を記憶している配信情報記憶手
段と、前記合成手段から合成されたデータ放送番組要素
の通知を受けると、前記配信情報に識別子が記載された
データ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の
放送局のデータ放送番組制作装置に配信するデータ放送
番組要素配信手段とを備えることとしている。
【0088】このような構成によって、複数の放送局相
互の間でデータ放送番組を構成するデータ放送番組要素
を共用することができる。また、前記第2の放送局のデ
ータ放送番組制作装置は、前記第1の放送局のデータ放
送番組装置から配信されるデータ放送番組要素を受信す
る受信手段と、受信されたデータ放送番組要素を独自の
データ放送番組要素とするための独自テンプレートを記
憶している独自テンプレート記憶手段と、受信されたデ
ータ放送番組要素を独自テンプレートを用いて独自のデ
ータ放送番組要素を合成する合成手段とを更に備えるこ
ととしている。
【0089】このような構成によって、第2の放送局の
データ放送番組制作装置では、第1の放送局のデータ放
送番組制作装置で合成されたデータ放送番組要素を独自
のデータ放送番組要素に変更して用いることができる。
また、前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置は、
前記データ放送番組要素配信手段からデータ放送番組要
素の通知を受け、データ放送番組要素をトランスポート
ストリームに変換して送出する変換送出手段を更に備
え、前記データ放送番組要素配信手段は、前記第2の放
送局のデータ放送番組制作装置へのデータ放送番組要素
の配信に要する時間を現在時刻に加えた時刻のタイムス
タンプを前記データ放送番組要素に付記し、前記変換送
出手段は、前記タイムスタンプに従い、トランスポート
ストリームを送出し、前記第2の放送局のデータ放送番
組制作装置は、受信したデータ放送番組要素を前記タイ
ムスタンプに従い、トランスポートストリームに変換し
て送出する変換手段を備えることとしている。
【0090】このような構成によって、第1の放送局か
ら第2の放送局へのデータ放送番組要素の配信に要する
時間を考慮して、第1の放送局と第2の放送局でのデー
タ放送番組要素の送出の絶対時刻を一致させることがで
きる。また、前記第2の放送局のデータ放送番組制作装
置は、前記第1の放送局から自局に配信される放送番組
の配信に要する遅延時間を記載した遅延情報を記憶する
遅延情報記憶手段を更に備え、前記変換送出手段は、遅
延情報に記載された遅延時間だけ前記トランスポートス
トリームの送出を遅延させることとしている。
【0091】このような構成によって、データ放送番組
が通常の放送番組と関連しているときに、第1の放送局
から第2の放送局に放送番組を配信するのに要する時間
を考慮してデータ放送番組の送出を遅らせることができ
るので、放送番組の流れに応じたデータ放送番組の提供
が可能となる。また、第1の放送局と第2の放送局との
データ放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作シ
ステムであって、前記第1の放送局のデータ放送番組制
作装置は、データ放送番組のテンプレートを記憶してい
るテンプレート記憶手段と、素材データの提供を受ける
と、前記テンプレートを用いてデータ放送番組を構成す
るモジュールを合成し、モジュールを識別する識別子を
付すモジュール合成手段と、少なくとも1つのモジュー
ルの識別子と、配信先とを対応させた配信情報を記憶し
ている配信情報記憶手段と、前記モジュール合成手段か
ら合成されたモジュールの通知を受けると、前記配信情
報に識別子が記載されたモジュールを選択し、対応する
配信先の前記第2の放送局のデータ放送番組制作装置に
配信するモジュール配信手段とを備えることとしてい
る。
【0092】このような構成によって、第1の放送局の
データ放送番組制作装置で合成されたモジュールをその
まま第2の放送局のデータ放送番組制作装置に配信して
利用することができる。また、本発明は、第1の放送局
と第2の放送局とのデータ放送番組制作方法であって、
前記第1の放送局において、少なくとも1つの素材デー
タの識別子と、素材データの配信先とを対応させた配信
情報を記憶する配信情報記憶ステップと、外部の素材デ
ータ提供装置から素材データの提供を受けた場合に、前
記配信情報に識別子が記載された素材データを選択し、
対応する配信先の第2の放送局のデータ放送番組制作装
置に配信する素材データ配信ステップとを有することと
している。
【0093】このような方法によって、複数の放送局相
互の間で必要な素材データの配信が可能となる。また、
本発明は、第1の放送局と第2の放送局とのデータ放送
番組制作方法であって、前記第1の放送局において、デ
ータ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレート記
憶ステップと、素材データの提供を受けると、前記テン
プレートを用いて、データ放送番組を構成するデータ放
送番組要素を合成し、データ放送番組要素を識別する識
別子を付す合成ステップと、少なくとも1つのデータ放
送番組要素の識別子と、データ放送番組要素の配信先と
を対応させた配信情報を記憶する配信情報記憶ステップ
と、前記合成ステップで合成されたデータ放送番組要素
の通知を受けると、前記配信情報に識別子が記載された
データ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の
放送局に配信するデータ放送番組要素配信ステップとを
有することとしている。
【0094】このような方法によって、複数の放送局相
互の間でデータ放送番組を構成するデータ放送番組要素
を共用することができる。また、第1の放送局と第2の
放送局とのデータ放送番組制作方法をコンピュータに実
行させるプログラムであって、前記第1の放送局におい
て、データ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレ
ート記憶ステップと、素材データの提供を受けると、前
記テンプレートを用いて、データ放送番組を構成するデ
ータ放送番組要素を合成し、データ放送番組要素を識別
する識別子を付す合成ステップと、少なくとも1つのデ
ータ放送番組要素の識別子と、データ放送番組要素の配
信先とを対応させた配信情報を記憶する配信情報記憶ス
テップと、前記合成ステップで合成されたデータ放送番
組要素の通知を受けると、前記配信情報に識別子が記載
されたデータ放送番組要素を選択し、対応する配信先の
第2の放送局のデータ放送番組制作装置に配信するデー
タ放送番組要素配信ステップとを有することとしてい
る。
【0095】このようなプログラムを用いて、複数の放
送局相互の間でデータ放送番組要素を共用することがで
きる。更に、第1の放送局と第2の放送局とのデータ放
送番組制作装置に適用されるコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、前記第1の放送局において、デー
タ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレート記憶
ステップと、素材データの提供を受けると、前記テンプ
レートを用いて、データ放送番組を構成するデータ放送
番組要素を合成し、データ放送番組要素を識別する識別
子を付す合成ステップと、少なくとも1つのデータ放送
番組要素の識別子と、データ放送番組要素の配信先とを
対応させた配信情報を記憶する配信情報記憶ステップ
と、前記合成ステップで合成されたデータ放送番組要素
の通知を受けると、前記配信情報に識別子が記載された
データ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の
放送局のデータ放送番組制作装置に配信するデータ放送
番組要素配信ステップとを有してコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体ととしている。
【0096】このような、記録媒体をデータ放送番組制
作システムに適用して、複数の放送局相互の間でデータ
放送番組要素を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ放送番組制作システムの実
施の形態1の構成図である。
【図2】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番組
制作装置で制作されるデータ放送番組の一例を示す図で
ある。
【図3】図2に示したデータ放送番組の合成の概略を視
覚的に示した説明図である。
【図4】上記実施の形態のキー放送局のテンプレート記
憶部に記憶されているテンプレートの説明図である。
【図5】番組テンプレートに含まれる合成指示情報の詳
細を示す図である。
【図6】番組テンプレートに含まれるBML置き換えリ
ストの詳細を示す図である。
【図7】番組テンプレートに含まれるリストの詳細の一
部を示す図である。
【図8】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番組
制作装置の素材データネット配信情報記憶部に記憶され
ているネット配信設定情報とIPアドレス対応表との一
例を示す図である。
【図9】上記実施の形態の素材データネット配信部が第
1のデータ提供装置から取得する素材データの一例を示
す図である。
【図10】上記実施の形態のデータ放送番組の合成を模
式的に説明する図である。
【図11】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置で制作されるデータ放送番組の合成の概略の
説明図である。
【図12】上記実施の形態の地方放送局のテンプレート
記憶部に記憶されている番組テンプレートの説明図であ
る。
【図13】番組テンプレートに含まれる合成指示情報の
詳細を示す図である。
【図14】番組テンプレートに含まれるBML置き換え
リストの詳細を示す図である。
【図15】上記実施の形態の素材データネット配信部が
第2のデータ提供装置から取得する素材データの一例を
示す図である。
【図16】上記実施の形態キー放送局のデータ放送番組
制作装置の動作を説明するフローチャートである。
【図17】上記実施の形態地方放送局のデータ放送番組
制作装置の動作を説明するフローチャートである。
【図18】図16のフローチャートのS1604の詳細
な動作を説明するフローチャートである。
【図19】図16のフローチャートのS1612の詳細
な動作を説明するフローチャートである。
【図20】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態2の構成図である。
【図21】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番
組制作装置の素材データネット配信部に記憶されている
番組スケジュール情報の一例を示す図である。
【図22】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態3の構成図である。
【図23】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番
組制作装置のネット配信情報記憶部に記憶されているネ
ット配信設定情報とIPアドレス対応表との一例を示す
図である。
【図24】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置で制作されるデータ放送番組の概略を視覚的
に示した説明図である。
【図25】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置のテンプレート記憶部に記憶されている番組
テンプレートの一例を示す図である。
【図26】番組テンプレートを構成する合成指示情報の
詳細を示す図である。
【図27】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態4の構成図である。
【図28】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番
組制作装置から配信されるデータ放送番組要素の一例を
示す図である。
【図29】図28に示したデータ放送番組要素を構成す
るリソースを説明したものである。
【図30】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番
組制作装置のネット配信情報記憶部に記憶されているネ
ット配信設定情報とIPアドレス対応表の一例を示す図
である。
【図31】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置の合成部が取得する素材データの一例を示す
図である。
【図32】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置のテンプレート記憶部に記憶されている合成
指示情報の一例を示す図である。
【図33】上記実施の形態の地方放送局のデータ放送番
組制作装置の合成部で合成されたデータ放送番組要素の
画面の一例を示す図である。
【図34】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態5の構成図である。
【図35】上記実施の形態のキー放送局のデータ放送番
組制作装置のネット配信情報記憶部に記憶されているネ
ット配信設定情報とIPアドレス対応表の一例を示す図
である。
【図36】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態6の構成図である。
【図37】上記実施の形態のデータ放送番組要素が放送
されたときの画面の一例を示す図である。
【図38】上記実施の形態のデータ放送番組要素が切り
替わる状態を示す図である。
【図39】本発明に係るデータ放送番組制作システムの
実施の形態7の構成図である。
【図40】上記実施の形態の遅延情報記憶部に記憶され
ている遅延情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
101,2001,3401,3601 キー放送局の
データ放送番組制作装置 102,2202,2701,3402,3602,3
901 地方放送局のデータ放送番組制作装置 111 オーサリング部 112 テンプレート記憶部 113 素材データネット配信情報記憶部 114、2002 素材データネット配信部 115 合成部 116,3604 変換送出部 121 第1のデータ提供装置 122 多重化装置 131 オーサリング部 132 テンプレート記憶部 133 素材データネット配信情報記憶部 134 素材データネット配信部 135,2703 合成部 136,3606,3903 変換送出部 141 第2のデータ提供装置 142 多重化装置 2211,3403 ネット配信情報記憶部 2212,3603 データ放送番組要素ネット配信部 2231,3406 ネット配信情報記憶部 2232,3605 データ放送番組要素ネット配信部 2702 テンプレート記憶部 3404 モジュール生成部 3405 モジュールネット配信部 3407 モジュール生成部 3408 モジュール配信部 3902 遅延情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA10 CA09 CB10 DA05 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 DA02 DA03 DA07 DA13 DB10 5K028 AA00 EE03 KK32 MM06 MM08 SS24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の放送局と第2の放送局とのデータ
    放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作システム
    であって、 前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置は、 少なくとも1つの素材データの識別子と、素材データの
    配信先とを対応させた配信情報を記憶している配信情報
    記憶手段と、 外部の素材データ提供装置から素材データの提供を受け
    た場合に、前記配信情報に識別子が記載された素材デー
    タを選択し、対応する配信先の第2の放送局のデータ放
    送番組制作装置に配信する素材データ配信手段とを備え
    ることを特徴とするデータ放送番組制作システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の放送局のデータ放送番組制作
    装置は、 データ放送番組の第1テンプレートを記憶している第1
    テンプレート記憶手段と、 前記素材データ配信手段によって選択された素材データ
    と選択されなかった素材データとの両方の通知を受け、
    前記第1テンプレートを用いてデータ放送番組を構成す
    るデータ放送番組要素を合成する第1合成手段とを更に
    備え、 前記第2の放送局のデータ放送番組制作装置は、 データ放送番組の第2テンプレートを記憶している第2
    テンプレート記憶手段と、 他の外部の素材データ提供装置と前記第1の放送局のデ
    ータ放送番組制作装置とから素材データの配信を受け、
    前記第2テンプレートを用いてデータ放送番組を構成す
    るデータ放送番組要素を合成する第2合成手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ放送番組制作
    システム。
  3. 【請求項3】 データ放送番組と同時に放送される放送
    番組を構成する各シーンには、シーン識別子が付されて
    おり、放送番組の各シーン毎の放送時刻が記載された番
    組スケジュールを記憶している番組スケジュール記憶手
    段を更に備え、 前記素材データにはシーンに対応するシーン識別子が付
    されており、 前記素材データ配信手段は、素材データに付されたシー
    ン識別子に対応する前記放送番組のシーンの放送時刻に
    合わせて素材データを配信することを特徴とする請求項
    1記載のデータ放送番組制作システム。
  4. 【請求項4】 第1の放送局と第2の放送局とのデータ
    放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作システム
    であって、 前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置は、 データ放送番組のテンプレートを記憶しているテンプレ
    ート記憶手段と、 素材データの提供を受けると、前記テンプレートを用い
    て、データ放送番組を構成するデータ放送番組要素を合
    成し、データ放送番組要素を識別する識別子を付す合成
    手段と、 少なくとも1つのデータ放送番組要素の識別子と、デー
    タ放送番組要素の配信先とを対応させた配信情報を記憶
    している配信情報記憶手段と、 前記合成手段から合成されたデータ放送番組要素の通知
    を受けると、前記配信情報に識別子が記載されたデータ
    放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の放送局
    のデータ放送番組制作装置に配信するデータ放送番組要
    素配信手段とを備えることを特徴とするデータ放送番組
    制作システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の放送局のデータ放送番組制作
    装置は、 前記第1の放送局のデータ放送番組装置から配信される
    データ放送番組要素を受信する受信手段と、 受信されたデータ放送番組要素を独自のデータ放送番組
    要素とするための独自テンプレートを記憶している独自
    テンプレート記憶手段と、 受信されたデータ放送番組要素を独自テンプレートを用
    いて独自のデータ放送番組要素を合成する合成手段とを
    更に備えることを特徴とする請求項4記載のデータ放送
    番組制作システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の放送局のデータ放送番組制作
    装置は、 前記データ放送番組要素配信手段からデータ放送番組要
    素の通知を受け、データ放送番組要素をトランスポート
    ストリームに変換して送出する変換送出手段を更に備
    え、 前記データ放送番組要素配信手段は、前記第2の放送局
    のデータ放送番組制作装置へのデータ放送番組要素の配
    信に要する時間を現在時刻に加えた時刻のタイムスタン
    プを前記データ放送番組要素に付記し、 前記変換送出手段は、前記タイムスタンプに従い、トラ
    ンスポートストリームを送出し、 前記第2の放送局のデータ放送番組制作装置は、 受信したデータ放送番組要素を前記タイムスタンプに従
    い、トランスポートストリームに変換して送出する変換
    手段を備えることを特徴とする請求項4記載のデータ放
    送番組制作システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の放送局のデータ放送番組制作
    装置は、 前記第1の放送局から自局に配信される放送番組の配信
    に要する遅延時間を記載した遅延情報を記憶する遅延情
    報記憶手段を更に備え、 前記変換送出手段は、遅延情報に記載された遅延時間だ
    け前記トランスポートストリームの送出を遅延させるこ
    とを特徴とする請求項6記載のデータ放送番組制作シス
    テム。
  8. 【請求項8】 第1の放送局と第2の放送局とのデータ
    放送番組制作装置からなるデータ放送番組制作システム
    であって、 前記第1の放送局のデータ放送番組制作装置は、 データ放送番組のテンプレートを記憶しているテンプレ
    ート記憶手段と、 素材データの提供を受けると、前記テンプレートを用い
    てデータ放送番組を構成するモジュールを合成し、モジ
    ュールを識別する識別子を付すモジュール合成手段と、 少なくとも1つのモジュールの識別子と、配信先とを対
    応させた配信情報を記憶している配信情報記憶手段と、 前記モジュール合成手段から合成されたモジュールの通
    知を受けると、前記配信情報に識別子が記載されたモジ
    ュールを選択し、対応する配信先の前記第2の放送局の
    データ放送番組制作装置に配信するモジュール配信手段
    とを備えることを特徴とするデータ放送番組制作システ
    ム。
  9. 【請求項9】 第1の放送局と第2の放送局とのデータ
    放送番組制作方法であって、 前記第1の放送局において、 少なくとも1つの素材データの識別子と、素材データの
    配信先とを対応させた配信情報を記憶する配信情報記憶
    ステップと、 外部の素材データ提供装置から素材データの提供を受け
    た場合に、前記配信情報に識別子が記載された素材デー
    タを選択し、対応する配信先の第2の放送局のデータ放
    送番組制作装置に配信する素材データ配信ステップとを
    有することを特徴とするデータ放送番組制作方法。
  10. 【請求項10】 第1の放送局と第2の放送局とのデー
    タ放送番組制作方法であって、 前記第1の放送局において、 データ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレート
    記憶ステップと、 素材データの提供を受けると、前記テンプレートを用い
    て、データ放送番組を構成するデータ放送番組要素を合
    成し、データ放送番組要素を識別する識別子を付す合成
    ステップと、 少なくとも1つのデータ放送番組要素の識別子と、デー
    タ放送番組要素の配信先とを対応させた配信情報を記憶
    する配信情報記憶ステップと、 前記合成ステップで合成されたデータ放送番組要素の通
    知を受けると、前記配信情報に識別子が記載されたデー
    タ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の放送
    局に配信するデータ放送番組要素配信ステップとを有す
    ることを特徴とするデータ放送番組制作方法。
  11. 【請求項11】 第1の放送局と第2の放送局とのデー
    タ放送番組制作方法をコンピュータに実行させるプログ
    ラムであって、 前記第1の放送局において、 データ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレート
    記憶ステップと、 素材データの提供を受けると、前記テンプレートを用い
    て、データ放送番組を構成するデータ放送番組要素を合
    成し、データ放送番組要素を識別する識別子を付す合成
    ステップと、 少なくとも1つのデータ放送番組要素の識別子と、デー
    タ放送番組要素の配信先とを対応させた配信情報を記憶
    する配信情報記憶ステップと、 前記合成ステップで合成されたデータ放送番組要素の通
    知を受けると、前記配信情報に識別子が記載されたデー
    タ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の放送
    局のデータ放送番組制作装置に配信するデータ放送番組
    要素配信ステップとを有することを特徴とするデータ放
    送番組制作プログラム。
  12. 【請求項12】 第1の放送局と第2の放送局とのデー
    タ放送番組制作装置に適用されるコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体であって、 前記第1の放送局において、 データ放送番組のテンプレートを記憶するテンプレート
    記憶ステップと、 素材データの提供を受けると、前記テンプレートを用い
    て、データ放送番組を構成するデータ放送番組要素を合
    成し、データ放送番組要素を識別する識別子を付す合成
    ステップと、 少なくとも1つのデータ放送番組要素の識別子と、デー
    タ放送番組要素の配信先とを対応させた配信情報を記憶
    する配信情報記憶ステップと、 前記合成ステップで合成されたデータ放送番組要素の通
    知を受けると、前記配信情報に識別子が記載されたデー
    タ放送番組要素を選択し、対応する配信先の第2の放送
    局の データ放送番組制作装置に配信するデータ放送番
    組要素配信ステップとを有してコンピュータに実行させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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