JP2002237781A - 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法 - Google Patents

路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法

Info

Publication number
JP2002237781A
JP2002237781A JP2001035310A JP2001035310A JP2002237781A JP 2002237781 A JP2002237781 A JP 2002237781A JP 2001035310 A JP2001035310 A JP 2001035310A JP 2001035310 A JP2001035310 A JP 2001035310A JP 2002237781 A JP2002237781 A JP 2002237781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
base station
information
radio base
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001035310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3823738B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Ishikawa
博康 石川
Tadayuki Fukuhara
忠行 福原
Keizo Sugiyama
敬三 杉山
Takayuki Warabino
貴之 蕨野
Naoki Fukuya
直樹 福家
Hideyuki Shinonaga
英之 篠永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Research Inc
Original Assignee
KDDI R&D Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI R&D Laboratories Inc filed Critical KDDI R&D Laboratories Inc
Priority to JP2001035310A priority Critical patent/JP3823738B2/ja
Publication of JP2002237781A publication Critical patent/JP2002237781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3823738B2 publication Critical patent/JP3823738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路上の移動局と通信を行うために、道路に
沿ってセル径30m程度のマイクロセルが連続的に配置
する複数の無線基地局を有する路車間通信システムにお
ける移動局情報の転送方法において、高速走行する複数
の車両に対し、ハンドオーバ時に、継続した通信を効率
的に実現する方法を提供する。 【解決手段】 当該無線基地局が、1つ以上の他の無線
基地局へ個別に当該移動局の前記移動局情報を送信する
移動局情報送信段階を有するものである。移動局情報に
は、当該移動局に関する制御情報と、当該移動局及び無
線基地局の間で送受信したデータ情報とが含まれる。第
2の無線基地局が、当該移動局の移動局情報を要求し、
第1の無線基地局が、移動局情報を送信し、第2の無線
基地局が、移動局情報に基づいて当該移動局との間で継
続した通信を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上の移動局と
通信を行うために、道路に沿って連続的に配置された複
数の無線基地局を有する路車間通信システムにおける移
動局情報の転送方法に関する。詳細には、複数の無線基
地局によって、サービスカバレッジが数m〜100m程
度のマイクロセルを、高速道路、交差点又は一般道に連
続的に配置する道路無線システムであって、その移動局
情報の転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯/自動車電話システムやPH
Sなどでは、連続、かつ、安定した通信サービスをユー
ザに提供することを目的とするため、セルカバレッジに
途切れが生じないようにセル設計が行われていた。一
方、路車間通信システムにおいて想定されているセルサ
イズは30mと非常に小さく、電波的に途切れのない連
続通信サービスを提供するためには膨大な数の基地局を
配置する必要がある。更に、繰り返し周波数も2〜3程
度しか確保できないため、基地局間の設置距離が短い場
合、同一チャネル干渉の影響により回線品質が劣化する
可能性が高い。そのため、路車間通信システムにハンド
オーバ機能を実装する場合は、セル径30m程度のマイ
クロセルが一定間隔で配置されることが予想される。こ
の場合、車両は新しいセルに進入する度に基地局との間
でリンク接続、リンク切断を繰り返し行うとともに、連
続した通信を実現するために、基地局間でハンドオーバ
のための情報の受け渡しを行う必要がある。
【0003】一方、電波産業会(ARIB)の標準規格
である「有料道路自動料金収受システム(ARIB S
TD−T55)」のような従来の路車間通信システムで
は、スポット的に配置された10〜30m程度の無線ゾ
ーン内に存在する車両と単一の無線基地局間の双方向通
信を想定しており、連続的又は離散的スポット通信シス
テムである路車間通信システムで必要となるハンドオー
バ機能は考慮されていない。更に、現在、電通技審等で
検討されている汎用DSRCについても、連続的又は離
散的に配置された複数の無線基地局と車両間における継
続的な情報通信サービス提供を想定しているものの、変
復調方式やアプリケーションに関する検討が先行して行
われており、継続的な情報通信を実現するためのハンド
オーバ方法については具体的に規定されていない。
【0004】また、既存のPHSやセルラーシステムで
は、複数の基地局を制御する回線制御局(交換局)によ
って基地局と制御局の通信経路を切り替えることにより
ハンドオーバを実現していたが、上記のような路車間通
信システムではマイクロセル間を車両が高速移動するた
めに従来のような回線切替的なハンドオーバは適用する
ことができず、基地局間でハンドオーバ制御のための制
御信号を受け渡す必要があるが、具体的なシステムとし
て実用化された実績はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セル径30m程度のマ
イクロセルを道路上に連続的に配置する路車間通信シス
テムにおいて、高速走行する複数の車両が複数の無線基
地局にわたって継続した通信を行うためには、移動車両
が在圏していた無線基地局から、次に移動車両が通信を
行う無線基地局に対して、対象となる移動車両に関する
情報、並びに、その車両と無線基地局間でやり取りした
データの継続情報等を迅速に受け渡す必要がある。特
に、道路交通の安全性・効率性の向上、道路交通環境の
改善、並びにドライバーの利便性・快適性の向上を図る
ことを目的とする走行支援システムでは、障害物や交差
車両等の走行支援に関わる情報をリアルタイムにドライ
バーに対して提供する必要がある。
【0006】図8は、走行支援システムにおける連続的
な無線ゾーンの構成図である。図8によれば、走行車線
上に停車している故障車両に関する情報と、危険回避の
ための警報情報とを、連続的な複数の無線ゾーン区間に
わたって走行車両に対して提供可能とするものである。
このように連続的に配置された無線ゾーン間を車両が高
速移動する場合、車両・無線基地局間にわたるハンドオ
ーバ処理は、走行支援システムで要求される通信遅延時
間を考慮し、迅速、かつ、確実に行う必要がある。
【0007】そこで、本発明は、セル径30m程度のマ
イクロセルが道路上に連続的に配置される路車間通信シ
ステムにおいて、高速走行する複数の車両に対し、継続
した通信を効率的に実現するために必要となるハンドオ
ーバ時の基地局間データ転送を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による路車間通信システムにおける移動局情
報の転送方法は、当該無線基地局が、1つ以上の他の無
線基地局へ個別に当該移動局の移動局情報を送信する移
動局情報送信段階を有するものである。
【0009】また、本発明の他の実施形態によれば、移
動局情報には、当該移動局に関する制御情報と、当該移
動局及び無線基地局の間で送受信したデータ情報とが含
まれることも好ましい。特に、データ情報には、当該移
動局及び無線基地局の間で送受信が完了したデータ情報
と、送受信が未完了であるデータ情報とが含まれるもの
であってもよい。送受信が未完了であるデータ情報は、
送受信が完了している部分と完了していない部分との間
を示すオフセット情報であってもよい。ここで、データ
情報とは、移動局に関するユーザ情報、無線基地局の各
種設定パラメータ、並びにネットワーク側から提供され
るアプリケーション情報、サービス情報及びコンテンツ
等を含むものである。
【0010】更に、本発明の他の実施形態によれば、当
該移動局が、第1の無線基地局の通信エリアから第2の
無線基地局の通信エリアへ移動し、当該移動局と該第2
の無線基地局との間で通信が確立した際に、第2の無線
基地局が、当該移動局の移動局情報を要求する要求信号
を第1の無線基地局へ送信する移動局情報要求段階と、
第2の無線基地局からの要求信号に基づいて、第1の無
線基地局が、当該移動局の移動局情報を第2の無線基地
局へ送信する移動局情報送信段階と、第2の無線基地局
が、第1の無線基地局から送信された移動局情報に基づ
いて当該移動局との間で継続した通信を再開する通信再
開段階とを有することも好ましい。
【0011】また、当該移動局及び第1の無線基地局の
間で通信回線が切断された状態においても、第1の無線
基地局は当該移動局の移動局情報を保持し、第1の無線
基地局は、移動局情報送信段階について、移動局情報を
第2の無線基地局へ送信を完了した時点で、当該移動局
情報を破棄することも好ましい。
【0012】更に、本発明の他の実施形態によれば、第
1の無線基地局が提供する通信エリアから当該移動局が
退出した際に、該第1の無線基地局は、当該移動局の予
想される移動先となる第2の無線基地局に対して、当該
移動局の移動局情報を送信する移動局情報送信段階と、
第2の無線基地局が提供する通信エリアへ当該移動局が
進入した際に、該第2の無線基地局が、第1の無線基地
局から送信された移動局情報に基づいて当該移動局との
間で継続した通信を再開する通信再開段階とを有するこ
とも好ましい。
【0013】また、第2の無線基地局は、通信再開段階
について、当該移動局及び第2の無線基地局の間で通信
回線が確立した際に、その旨を第1の無線基地局へ通知
する通信確立通知段階と、第1の無線基地局は、通知を
受信した際に、当該移動局情報を破棄する段階とを有す
ることも好ましい。
【0014】道路上に連続的に配置されるセル径30m
程度のスポットビームから構成される路車間通信システ
ムに本発明による移動局情報の転送方法を適用すること
により、車両の高速移動に対応したハンドオーバを実現
することが可能となる。また、本発明によってハンドオ
ーバ処理を迅速に行うことができるので、路車間通信シ
ステムのスループット特性を改善するとともに、ハンド
オーバにより生じる通信の切断時間を極力抑えることが
でき、継続した通信をユーザに提供することができる。
更に、セルラー系システムのように、複数の無線基地局
を制御する無線制御局と無線基地局間の制御信号の送受
信が基本的に行われないため、コストの高い専用回線が
不要となるとともに、ハンドオーバ時の制御データの送
受信を特定の無線基地局間で行うため、全無線基地局を
互いに接続するネットワーク上に流れるトラヒック量を
極力抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、図面を用いて、本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による路車間通信システム
のシステム構成図である。図1によれば、複数の無線基
地局4−1〜4−N(Nは任意の自然数)は8の道路上
に連続的に配置されるとともに3のローカルエリアネッ
トワークに接続され、1のゲートウェイを介した外部ネ
ットワーク、2のローカルサーバ、並びに3のローカル
エリアネットワークに接続されている全無線基地局と互
いに通信が行えるように構成されている。また、4−1
〜4−Nの無線基地局は、5−1〜5−Nの無線周波数
f1〜fNを用いて8の道路上に6−1〜6−Nの無線
セルを構成し、高速走行する7の移動車両との間で上り
方向(10)、下り方向(11)の通信を行う。ここ
で、9は7の移動車両の走行方向を示している。以下、
本発明の実施例を説明する。
【0017】図1において、7の移動車両が6−1の無
線セルエリア内に進入すると、4−1の無線基地局から
定期的に送信される11の制御信号を7の移動車両が受
信、検出することにより、自局が4−1の無線基地局が
提供するサービスエリア内に進入したことを認識する。
次に、7の移動車両は4−1の無線基地局に対して通信
リンクを確立するための要求信号を送出し、4−1の無
線基地局で要求信号を受け付けることにより通信リンク
が確立される。このとき、リンクを確立するためにやり
取りされる情報としては移動局の識別符号、無線基地局
の識別符号、対応可能なアプリケーション情報等が想定
される。なお、本実施例では、アプリケーションとして
下り方向の情報ダウンロードサービスを想定して説明を
行う。
【0018】図2は、路車間通信システムにおいて生じ
るデータ転送手順の説明図である。4−1の無線基地局
は、7の移動車両からの要求に基づき、2のローカルサ
ーバにアクセスし、12のデータ転送を要求する。次
に、2のローカルサーバから転送された情報データは、
一旦4−1の無線基地局に保存され、無線基地局−移動
局間の通信プロトコルに基づき13のデータ転送が順次
行われる。ここで、一般的な無線アクセスでは、無線回
線上で発生するマルチパスやフェージング、シャドウイ
ング等の劣化要因に対処するため、情報データをデータ
量の小さなパケットに分割し、パケット単位で送信及び
受信確認通達を繰り返しながら情報データの転送を行う
ように構成されている。従って、送信側では情報データ
をパケット化する処理機能と、受信側では細分化されて
送信されたデータを元に戻す処理機能とが各々必要とな
る。
【0019】次に、7の移動車両が9の方向に移動しつ
づけると、4−1の無線基地局が提供するサービスエリ
ア、すなわち6−1の無線セルから、退出することにな
るため、4−1の無線基地局と7の移動車両との間で行
われていた通信は一旦終了する必要がある。このとき、
アプリケーション(本実施形態では下り方向のデータ転
送)を継続するためには、無線基地局−移動局間でハン
ドオーバ処理を行う必要がある。なお、移動局が無線セ
ルから出るタイミングを判断する方法としては、パケッ
ト受信誤り率や受信信号レベル等を観測し、事前に設定
したスレッショルドレベルを下回った時点とする方法、
又はタイマー設定により自動的に通信リンクを切断する
方法などが想定される。
【0020】以下、本発明によるハンドオーバ時の基地
局間データ転送方法について説明する。
【0021】図3は、本発明による路車間通信システム
におけるデータ転送手順の第1の説明図である。図3に
よれば、7の移動車両が4−2の無線基地局が提供する
サービスエリア、すなわち6−2の無線セル内に、進入
すると、7の移動車両は15の制御信号を受信し、その
情報に基づき4−2の無線基地局に対して通信リンクを
確立するための要求信号14を送出し、4−2の無線基
地局で要求信号を受け付けることにより通信リンクが確
立される。このとき、リンクを確立するために移動局の
識別符号、最後に通信を行った無線基地局の識別符号、
及び継続すべきアプリケーションに関する情報等が送受
信される。この情報に基づき、4−2の無線基地局は4
−1の無線基地局に対して7の移動車両に関する情報
と、4−1の無線基地局と7の移動車両間で送受された
データに関する情報との転送を、16により要求する。
4−1の無線基地局は、4−2の無線基地局からの要求
に基づき、7の移動車両に関する情報等を17により4
−2の無線基地局に転送する。なお、17の情報転送が
完了すると、4−1の無線基地局では7の移動車両に関
する情報を破棄することにより、新たに進入する車両に
対して迅速に対応することが可能となる。但し、各無線
基地局で、ハンドオーバ時に無線基地局間で受け渡すデ
ータを保存するバッファの容量が十分用意されている場
合には、タイマー等の設定により定期的に古いデータを
破棄する方法も採用できる。
【0022】図4は、図3によるハンドオーバ完了後
に、継続して下り方向のデータダウンロードサービスを
提供する説明図である。無線基地局4−2は、無線基地
局4−1から転送される移動車両に関する情報と、4−
1の無線基地局と7の移動車両間で送受されたデータと
に基づき、2のローカルサーバに情報データのダウンロ
ード継続要求を送信し、18および19により7の移動
車両に対して継続したデータ転送サービスを提供するこ
とができる。なお、図4に示すように4−2の無線基地
局が2のローカルサーバにアクセスしてアプリケーショ
ンを継続させる方法以外に、4−1の無線基地局と2の
ローカルサーバ間でダウンロードすべき情報データを一
括して転送し、その情報データ自体を各無線基地局間で
持ち回る方法も考えられる。この場合は4−2の無線基
地局から2のローカルサーバに再度アクセスする必要は
なくなり、2のローカルサーバからは7の移動車両の在
圏セルを意識することなく、サービス提供を行うことが
可能となる。
【0023】図5は、本発明による路車間通信システム
におけるデータ転送手順の第2の説明図である。図5に
よれば、7の移動車両が4−1の無線基地局が提供する
サービスエリア、すなわち6−1の無線セルから、退出
してすぐに、7の移動車両が次に進入すると予想される
4−2の無線基地局に対して、7の移動車両に関する情
報と、4−1の無線基地局と7の移動車両間で送受され
たデータに関する情報とを、20により転送する方法で
ある。これにより、7の移動車両が4−2の無線基地局
が構成する6−2の無線セルに進入する以前に、ハンド
オーバに必要となる情報の送受信が完了しているため、
7の移動車両と4−2の無線基地局との通信リンクが確
立した直後からデータ通信を再開できることになる。す
なわち、4−2の無線基地局と7の移動車両との間で送
受するデータ量を増やすことができるため、路車間通信
システムとしての実効スループット特性を改善すること
が可能となる。
【0024】図6は、ハンドオーバ完了後のデータ転送
手順の説明図である。7の移動車両が6−2の無線セル
内に進入すると、7の移動車両は22の制御信号を受信
し、その情報に基づき4−2の無線基地局に対して通信
リンクを確立するための要求信号21を送信し、4−2
の無線基地局で要求信号を受け付けることにより通信リ
ンクが確立される。この時点で、4−2の無線基地局
は、4−1の無線基地局に対して7の移動車両との通信
リンクが確立したことを23により通知し、4−1の無
線基地局では、その通知情報に基づき、自局で保存して
いた7の移動車両に関する情報と、4−1の無線基地局
と7の移動車両間で送受されたデータに関する情報とを
消去する。これにより、4−1の無線基地局では、新た
に進入する移動車両に対して迅速な対応が可能となる。
また、4−2の無線基地局は、7の移動車両との通信リ
ンクが確立した時点で、2のローカルサーバに対してア
プリケーションの継続要求を送信し、24により継続す
べき情報データが4−2の無線基地局に転送され、7の
移動車両に対して継続したデータ転送サービスを提供す
ることができる。
【0025】図7は、本発明による移動局情報のデータ
構成図である。図7によれば、25はローカルサーバ等
から無線基地局を介して移動局へ、又は移動局から無線
基地局を介してローカルサーバ等へ、転送される情報デ
ータである。26は情報データの先端であり、27は情
報データの末端である。28は、25の情報データのう
ち、無線基地局と移動局との間でデータ転送が完了した
データ部分、すなわち、通信完了データを表しており、
29はデータ転送が完了していない通信未完了データを
表している。また、30は、通信完了点(通信未完了
点)を表すオフセット情報を表している。本発明による
基地局間データ転送方法では、無線基地局間で送受信さ
れる移動局情報として、無線基地局−当該移動局間で送
受信された情報信号について、28の通信完了データ
と、29の通信未完了データと、30のオフセット情報
との何れも適用可能である。
【0026】前述した本発明の種々の実施形態によれ
ば、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変
更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことが
できる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約し
ようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及
びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を有する。 (1)道路上に連続的に配置されるセル径30m程度の
スポットビームから構成される路車間通信システムにお
いて、車両の高速移動に対応したハンドオーバを実現す
ることが可能となる。 (2)車両が移動することにより生じるハンドオーバを
迅速に行えるため、路車間通信システムのスループット
特性を改善することができる。 (3)ハンドオーバにより生じる通信の切断時間を極力
抑えることができ、継続した通信をユーザに提供するこ
とができる。 (4)セルラー系システムのように、複数の無線基地局
を制御する無線制御局と無線基地局間の制御信号の授受
が基本的に行われないため、コストの高い専用回線が不
要となる。 (5)ハンドオーバ時の制御データの受け渡しを特定の
無線基地局間で行うため、全無線基地局を互いに接続す
るネットワーク上に流れるトラヒック量を極力抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による路車間通信システムのシステム構
成図である。
【図2】路車間通信システムにおいて生じるデータ転送
手順の説明図である。
【図3】本発明による路車間通信システムにおけるデー
タ転送手順の第1の説明図である。
【図4】図3によるハンドオーバ完了後に、継続して下
り方向のデータダウンロードサービスを提供する説明図
である。
【図5】本発明による路車間通信システムにおけるデー
タ転送手順の第2の説明図である。
【図6】ハンドオーバ完了後のデータ転送手順の説明図
である。
【図7】本発明による移動局情報のデータ構成図であ
る。
【図8】走行支援システムにおける連続的な無線ゾーン
の構成図である。
【符号の説明】
1 ゲートウェイ 2 ローカルサーバ 3 ローカルネットワーク 4−1〜4−N 無線基地局 5−1〜5−N 無線周波数 6−1〜6−N 無線セル 7 移動車両 8 道路 9 移動方向 10 要求信号 11 制御信号 12 ローカルサーバから無線基地局へのデータ転送 13 無線基地局から移動車両へのデータ転送 14 要求信号 15 制御信号 16 ハンドオーバ情報のデータ転送要求 17 ハンドオーバ情報 18 ローカルサーバから無線基地局へのデータ転送 19 無線基地局から移動車両へのデータ転送 20 ハンドオーバ情報 21 要求信号 22 制御信号・無線基地局から移動車両へのデータ転
送 23 ハンドオーバ情報の消去指示 24 ローカルサーバから無線基地局へのデータ転送 25 情報データ 26 情報データの先端 27 情報データの末端 28 通信完了データ 29 通信未完了データ 30 通信完了点(通信未完了点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 敬三 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 (72)発明者 蕨野 貴之 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 (72)発明者 福家 直樹 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 (72)発明者 篠永 英之 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 Fターム(参考) 5K033 AA02 BA06 DA02 DA19 5K067 AA21 BB03 BB21 CC08 DD17 EE02 EE10 EE16 JJ13 JJ39

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上の移動局と通信を行うために、道
    路に沿って連続的に配置された複数の無線基地局を有す
    る路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法に
    おいて、 当該無線基地局が、1つ以上の他の無線基地局へ個別に
    当該移動局の前記移動局情報を送信する移動局情報送信
    段階を有することを特徴とする路車間通信システムにお
    ける移動局情報の転送方法。
  2. 【請求項2】 前記移動局情報には、当該移動局に関す
    る制御情報と、当該移動局及び無線基地局の間で送受信
    したデータ情報とが含まれることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記データ情報には、当該移動局及び無
    線基地局の間で送受信が完了したデータ情報と、送受信
    が未完了であるデータ情報とが含まれることを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記送受信が未完了であるデータ情報
    は、送受信が完了している部分と完了していない部分と
    の間を示すオフセット情報であることを特徴とする請求
    項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 当該移動局が、第1の無線基地局の通信
    エリアから第2の無線基地局の通信エリアへ移動し、当
    該移動局と該第2の無線基地局との間で通信が確立した
    際に、前記第2の無線基地局が、当該移動局の前記移動
    局情報を要求する要求信号を前記第1の無線基地局へ送
    信する移動局情報要求段階と、 前記第2の無線基地局からの前記要求信号に基づいて、
    前記第1の無線基地局が、当該移動局の前記移動局情報
    を前記第2の無線基地局へ送信する前記移動局情報送信
    段階と、 前記第2の無線基地局が、前記第1の無線基地局から送
    信された前記移動局情報に基づいて当該移動局との間で
    継続した通信を再開する通信再開段階とを有することを
    特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 当該移動局及び前記第1の無線基地局の
    間で通信回線が切断された状態においても、前記第1の
    無線基地局は当該移動局の移動局情報を保持し、 前記第1の無線基地局は、前記移動局情報送信段階につ
    いて、前記移動局情報を前記第2の無線基地局へ送信を
    完了した時点で、当該移動局情報を破棄することを特徴
    とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の無線基地局が提供する通信エ
    リアから当該移動局が退出した際に、該第1の無線基地
    局は、当該移動局の予想される移動先となる第2の無線
    基地局に対して、当該移動局の前記移動局情報を送信す
    る前記移動局情報送信段階と、 前記第2の無線基地局が提供する通信エリアへ当該移動
    局が進入した際に、該第2の無線基地局が、前記第1の
    無線基地局から送信された前記移動局情報に基づいて当
    該移動局との間で継続した通信を再開する通信再開段階
    とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の無線基地局は、前記通信再開
    段階について、当該移動局及び前記第2の無線基地局の
    間で通信回線が確立した際に、その旨を前記第1の無線
    基地局へ通知する通信確立通知段階と、 前記第1の無線基地局は、前記通知を受信した際に、当
    該移動局情報を破棄する段階とを有することを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
JP2001035310A 2001-02-13 2001-02-13 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法 Expired - Fee Related JP3823738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035310A JP3823738B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035310A JP3823738B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002237781A true JP2002237781A (ja) 2002-08-23
JP3823738B2 JP3823738B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=18898773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001035310A Expired - Fee Related JP3823738B2 (ja) 2001-02-13 2001-02-13 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3823738B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088691A1 (fr) * 2002-04-17 2003-10-23 Nec Corporation Procede de commande de transfert
KR100639965B1 (ko) 2004-10-18 2006-11-01 한국전자통신연구원 차량환경에서의 핸드오버 방법
JP2007517416A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 ノキア コーポレイション 非対称データリンクを備えた中継基地局を利用する通信システム
JP2007537634A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ハンドオーバ中における複製パケットの特定方法およびデバイス
JP2008295087A (ja) * 2002-11-08 2008-12-04 Samsung Electronics Co Ltd 無線網におけるプロアクティブキャッシング方法及び装置
JP2010068488A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fujitsu Ltd 無線lanシステムにおけるハンドオーバ方法およびその方法において使用される装置
JP2011504675A (ja) * 2007-10-30 2011-02-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド サービス・データ・ユニット破棄タイマ
KR101173021B1 (ko) 2010-12-15 2012-08-10 주식회사 이루온 단거리 전용 통신 시스템에서의 경로 설정 방법
KR101218347B1 (ko) * 2011-02-24 2013-01-09 광운대학교 산학협력단 Its 통신에서의 핸드오버 수행 방법 및 이를 위한 노변장치

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088691A1 (fr) * 2002-04-17 2003-10-23 Nec Corporation Procede de commande de transfert
JP4665017B2 (ja) * 2002-11-08 2011-04-06 三星電子株式会社 無線網におけるプロアクティブキャッシング方法及び装置
US8977265B2 (en) 2002-11-08 2015-03-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for performing handoff in wireless network
JP2008295087A (ja) * 2002-11-08 2008-12-04 Samsung Electronics Co Ltd 無線網におけるプロアクティブキャッシング方法及び装置
US8838103B2 (en) 2002-11-08 2014-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for performing handoff in wireless network
JP2007517416A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 ノキア コーポレイション 非対称データリンクを備えた中継基地局を利用する通信システム
US7990905B2 (en) 2003-12-30 2011-08-02 Nokia Corporation Communication system using relay base stations with asymmetric data links
JP2007537634A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ハンドオーバ中における複製パケットの特定方法およびデバイス
JP4653163B2 (ja) * 2004-05-14 2011-03-16 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ハンドオーバ中における複製パケットの特定方法およびデバイス
US8538437B2 (en) 2004-05-14 2013-09-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and devices for duplicated packets identification during handover
KR100639965B1 (ko) 2004-10-18 2006-11-01 한국전자통신연구원 차량환경에서의 핸드오버 방법
JP2011504675A (ja) * 2007-10-30 2011-02-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド サービス・データ・ユニット破棄タイマ
JP2010068488A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fujitsu Ltd 無線lanシステムにおけるハンドオーバ方法およびその方法において使用される装置
KR101173021B1 (ko) 2010-12-15 2012-08-10 주식회사 이루온 단거리 전용 통신 시스템에서의 경로 설정 방법
KR101218347B1 (ko) * 2011-02-24 2013-01-09 광운대학교 산학협력단 Its 통신에서의 핸드오버 수행 방법 및 이를 위한 노변장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3823738B2 (ja) 2006-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170330457A1 (en) Techniques for vehicle based message transmission and reception
JP6297272B2 (ja) マルチ・モード・デバイスの選択的データ通信のためのシステム及び方法
US20040137901A1 (en) Vertical handover method by IP multicast
US9554322B2 (en) Transmission control method and communication apparatus using the same for vehicular ad hoc network system
Chiu et al. Cross‐layer design vehicle‐aided handover scheme in VANETs
WO2017071137A1 (zh) 一种信息传输的方法及路侧单元
WO2007061577A2 (en) Linked equivalent cell header-based approach and protocol for organizing an ad-hoc network
GB2496165A (en) Method and Apparatus for Handover Using Predicted Vehicular Locations
KR102474819B1 (ko) V2i 통신을 제어하는 차량, 인프라 및 방법
JP3777996B2 (ja) 路車間通信システムにおけるハンドオーバのデータ制御方法
WO2019223639A1 (zh) 无线通信方法和设备
KR101732155B1 (ko) 차량통신 핸드오버 지원을 위한 장치 및 방법
JP3823738B2 (ja) 路車間通信システムにおける移動局情報の転送方法
Choi et al. Supporting handover in an IEEE 802.11 p-based wireless access system
KR20130112304A (ko) 차량 통신에서의 핸드오버 방법 및 이를 이용하는 차량 통신 장치
JPH09327057A (ja) 移動通信システムおよびその通信制御方法
Gharsallah et al. A seamless mobility mechanism for V2V communications
WO2006073686A2 (en) System and method for automatic rerouting of information when a target is busy
KR101229986B1 (ko) Its 통신에서의 핸드오버 수행 방법 및 이를 위한 노변장치와 차량탑재장치
Pushpavani et al. Fast Handover Algorithm for Mobility Management in VANETs.
KR101218347B1 (ko) Its 통신에서의 핸드오버 수행 방법 및 이를 위한 노변장치
Kalita et al. Li-Fi based handoff technique in VANET
KR100455136B1 (ko) 무선 인터넷 서비스 방법
JP7267506B2 (ja) フォールバックリンクを使用する移動元セルからターゲットセルへのサイドリンクの切り替え
Pourkiani et al. Vehicular Networks: A Survey on Architecture, Communication Technologies and Applications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees