JP2002237564A - リードピン用線材及びpga用リードピン及びpgaパッケージ - Google Patents

リードピン用線材及びpga用リードピン及びpgaパッケージ

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JP2002237564A
JP2002237564A JP2001033932A JP2001033932A JP2002237564A JP 2002237564 A JP2002237564 A JP 2002237564A JP 2001033932 A JP2001033932 A JP 2001033932A JP 2001033932 A JP2001033932 A JP 2001033932A JP 2002237564 A JP2002237564 A JP 2002237564A
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JP
Japan
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pga
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lead
wire
pins
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Junichi Nishida
純一 西田
Koji Sato
光司 佐藤
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多ピン化に対応しリードピンが細線化しても
十分な剛性が得られ、高いヤング率を有する安価なFe基
材料でなるPGA用のリードピン用線材及び該リードピン
用線材を用いてなるPGA用リードピン、及び該PGA用リー
ドピンを用いてなるPGAパッケージを提供する。 【解決手段】 PGA用リードピンに用いられる線材であ
って、該線材はヤング率が170Gpa以上のFe基合金でなる
リードピン用線材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PGA用リードピン
に用いられるリードピン用線材及び該リードピン用線材
を用いてなるPGA用リードピン、該PGA用リードピンを用
いてなるPGAパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】PGA(Pin Grid Array)型パッケージは
セラミック基盤あるいはプラスチック基板の裏面の全面
にピンを立てたもので、例えばセラミックパッケージ
は、その上面の中央部にSiチップを積載し、下面に外部
リードピンを縦横に整列配置させる。この外部リードピ
ンとして、従来は29wt%Ni-17wt%Co-Fe(ASTM F15)のFe-
Ni-Co系合金等が使用されており、この合金はパッケー
ジとして使用されるセラミックとの熱膨張係数の整合性
があり信頼性も高いことから広く使われてきた。例え
ば、特開昭60-10762号ではPGA用リードピンとしてFe-Ni
-Co系合金、42Ni合金、50Ni合金等の封着合金を用い全
外周面にNiメッキを有した複合リードピンが提案されて
おり、Fe-Ni-Co系合金やNi系合金は、ピン線径で0.45mm
が開示されている。
【0003】近年の多ピン化、パッケージの小型高密度
化に対応するためにはリード部線径を少なくとも0.3mm
以下と小さくする必要があるが、細線化するとリードピ
ンの剛性や電気抵抗が問題となってくる。この問題に対
して、例えば特開平4-335554号にはウルトラファインピ
ッチ(線径0.2mm以下)用リードピンとして、Cu系の芯
材の外面に封着用合金、Ti、ステンレス鋼の外皮材を設
け、さらに全面にNiメッキを施した複合リードピンや、
Ni製のリードピンも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファインピッチ
用のNi製リードピンや複合リードピンは、電気抵抗や強
度特性の点では有利であるものの、材料コストが高いと
いった問題点があった。本発明の目的は、多ピン化に対
応しリードピンが細線化しても十分な剛性が得られ、高
いヤング率を有する安価なFe基材料でなるPGA用のリー
ドピン用線材及び該リードピン用線材を用いてなるPGA
用リードピン、及び該PGA用リードピンを用いてなるPGA
パッケージを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、Ni製リード
ピンやFe-Ni-Co系を用いた複合ピンと比して、安価なFe
基合金において細線化に伴う電気抵抗、剛性の問題を検
討した。その結果、電気抵抗については使用時に高周波
電流が流れることからピン材の外表面付近の電気抵抗が
重要となるが、一般的にリードピンはNi下地メッキを施
した上で、Auメッキを施されて使用されるケースが多
く、リードピン用線材としては極限までの低電気抵抗は
要求されないのであって、電気抵抗についてはFe-Ni-Co
系の現行リードピン用線材の電気抵抗より小さければ十
分である。そして、細線化に伴う剛性不足はリードピン
用線材のヤング率を高めることでリードピンとした時の
剛性を大きく改善できることを見いだし本発明に到達し
た。
【0006】すなわち本発明は、PGA用リードピンに用
いられる線材であって、該線材はヤング率が170GPa以
上、電気伝導度IACSが5%以上のFe基合金でなるリードピ
ン用線材である。好ましくは質量%でC:0.1%以下、(Ti,
Zr,V,Nb,Hf,Ta)の群から選ばれる一種またはニ種以上を
0.001〜0.3%を含有し、残部実質的にFeからなるリード
ピン用線材であり、更に好ましくは質量%でB:0.0001〜
0.01%を含有するリードピン用線材である。また本発明
は、上述のリードピン用線材を用いてなるPGA用リード
ピンであり、好ましくは、前記PGA用リードピンの表面
にはメッキが施されているPGA用リードピンである。ま
た本発明は、前記のPGA用リードピンを用いてなるPGAパ
ッケージである。
【0007】
【発明の実施の形態】上述したように、本発明の重要な
特徴はPGA用リードピンに用いられるリードピン用線材
として高ヤング率を持つFe基合金を用いたことにある。
以下に詳しく本発明を説明する。先ず、本発明ではヤン
グ率が170GPa以上のFe基合金とする必要がある。これ
は、ヤング率が170GPa未満ではリードピンを0.3mm以下
の細線にした時リードの剛性が低くリード挿入時に折れ
等の不具合が発生して、例えばファインピッチ用のリー
ドピンには不向きとなり、当然のことながら線径0.2mm
以下のウルトラファインピッチ用のリードピンに用いる
ことが困難になる。従って、リードピン用線材のヤング
率は170GPa以上とする必要がある。
【0008】また本発明では、リードピン用線材の電気
伝導度IACSを5%以上と規定した。これは、上述したよう
に、従来リードピンに用いられてきたFe-Cr-Co系合金と
比して電気抵抗を低いものとする必要があるため、電気
伝導度IACSを5%以上と規定した。なお、このIACSで5%以
上の優れた電気伝導度を、より容易に達成するには、Fe
基合金への合金元素の総和は、5mass%以下とすると良
い。
【0009】ところで、本発明で言うFe基合金とは、Fe
を質量%で50%以上含有するものであれば、特に限定する
ものではないが、種々の合金元素を過剰に添加すると、
材料コストの面でFe-Ni-Co系合金やNi製リードピンの材
料コストと然程変わらなくなったり、電気伝導度を劣化
させる。そのため、本発明で用いる線材として好ましく
は、例えばJIS G 3505に示されるような実質的にFeでな
る軟鋼線を用いれば良い。この低Cの軟鋼線であれば、
電気伝導度IACSで5%以上と、ヤング率も170GPa以上の両
立を図ることが可能である。
【0010】本発明では好ましくは質量%でC:0.1%以
下、(Ti,Zr,V,Nb,Hf,Ta)の群から選ばれる一種またはニ
種以上を0.001〜0.3%を含有し、残部実質的にFeからな
ると規定した。これらの合金元素は結晶粒微細化させる
効果がありリードピン線材の耐力を向上させ耐折れ性を
改善したり、熱間加工性を向上させる。以下に成分限定
理由を詳細に述べる。
【0011】C:0.1mass%以下 CはTi,Zr,V,Nb,Hf,Taと結合して炭化物を析出し結晶粒
微細化させるのに効果があると共に耐折れ性も改善す
る。しかしながら、これらの元素が多すぎると粗大な炭
化物を生成し、ヘッダー加工時に割れの原因となる場合
があるため上限を0.1%とした。(Ti,Zr,V,Nb,Hf,Ta)の
群から選ばれる一種またはニ種以上を0.001〜0.3mass%
これらの合金元素は炭素と結合し微細な炭化物を析出し
結晶粒を微細にする効果があり耐力を向上させ、0.001
%以上でその効果が認められる。多すぎると粗大な炭化
物の生成や固溶元素量が増えヘッダー加工性を害する場
合があるため上限を0.3%とした。 B:0.0001〜0.01mass% Bは粒界に偏析し粒界を強化し、熱間加工性を向上させ
る効果がある。この効果は0.0001%以上の少量でも効果
があるが、0.01%を越えるとボライド等を形成し熱間加
工性やヘッダー加工性を害する場合があるので上限を0.
01%とした。
【0012】以上が、本発明で規定する好ましい成分範
囲であるが、本発明では上述した元素以外に、特に好ま
しい範囲として、以下に示す不可避的不純物元素や、本
発明で規定する優れたヤング率を損なわない範囲で、以
下の元素を含有することができる。 Al:0.5%以下、Si:0.5%以下、Mn:0.8%以下、P:0.05%以
下、S:0.5%以下、Cr:1.0%以下、W:0.5%以下、Mo:1.0%以
下、Co:0.5%以下、Ni:0.5%以下、N:0.02%以下
【0013】以上、詳述した本発明のPGA用リードピン
線材を用いれば、リードピンを0.3mm以下の細線にして
も、リード挿入時に折れ等の不具合が発生しない剛性を
有しているので、特に0.3mm以下のファインピッチ用の
リードピンや、線径0.2mm以下のウルトラファインピッ
チ用のリードピンに好適となる。また、当然のことなが
ら、この本発明のリードピンに、Niの下地メッキを施
し、更にAuメッキを施して、PGA用のリードピンとする
ことも可能である。これら、本発明のリードピンを用い
てPGAパッケージにすれば、多ピン化、パッケージの小
型高密度化に対応することができる。
【0014】
【実施例】PGA用のリードピン用線材となる合金を高周
波真空溶解炉にて溶製した。溶製した鋼塊を熱間圧延
後、冷間引抜き、中間焼鈍を経て、冷間引抜きにて線径
0.3mmに加工して、再結晶温度で焼鈍してリードピン用
線材とした。化学組成を表1に示し、ヤング率、電気伝
導度及び引張試験を行ない0.2%耐力を測定した結果を表
2に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】表2から、No.1〜5は本発明によるリード
ピン用線材であり、いずれも170Gpa以上の高いヤング率
を有して、且つ電気伝導度も例えば比較No.6の29%Ni-17
Co-Fe合金より、はるかに良好な結果であった。しか
も、本発明のNo.1〜5の本発明リードピン用線材の耐力
は、比較No.6の29%Ni-17Co-Fe合金とほぼ同等乃至同等
以上の耐力を有することが分かる。またTi、Nbの添加に
より耐力が向上することも分かる。
【0018】このリードピン用線材を3mmの長さに切断
しヘッダー加工して、PGA用リードピンを得た。更にこ
のリードピンに対してNi下地メッキとAuメッキを施しPG
A用リードピンとした。以上、実施例で説明した本発明
のPGA用リードピンはリード挿入時に折れ等の不具合が
発生しない剛性を有して、ファインピッチ用のリードピ
ンや、線径0.2mm以下のウルトラファインピッチ用のリ
ードピンへ適用するのに好適であり、本発明のリードピ
ンを用いてPGAパッケージにすれば、多ピン化、パッケ
ージの小型高密度化に対応することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば安価であると共に、リー
ドピンの剛性を飛躍的に改善することができ、多ピン化
対応のPGAの実用化にとって欠くことのできない技術と
なる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PGA用リードピンに用いられる線材であ
    って、該線材はヤング率が170GPa以上、電気伝導度IACS
    が5%以上のFe基合金でなることを特徴とするリードピン
    用線材。
  2. 【請求項2】 質量%でC:0.1%以下、(Ti,Zr,V,Nb,Hf,T
    a)の群から選ばれる一種またはニ種以上を0.001〜0.3%
    を含有し、残部実質的にFeからなることを特徴とする請
    求項1に記載のリードピン用線材。
  3. 【請求項3】 質量%でB:0.0001〜0.01%を含有すると
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリードピン
    用線材。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のリード
    ピン用線材を用いてなることを特徴とするPGA用リード
    ピン。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のPGA用リードピンの表
    面にはメッキが施されていることを特徴とするPGA用リ
    ードピン。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のPGA用リード
    ピンを用いてなることを特徴とするPGAパッケージ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101798782B1 (ko) * 2016-08-01 2017-11-17 주식회사 포스코 전도성 및 연신율이 우수한 저탄소 선재, 강선 및 그 제조방법

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KR101798782B1 (ko) * 2016-08-01 2017-11-17 주식회사 포스코 전도성 및 연신율이 우수한 저탄소 선재, 강선 및 그 제조방법

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