JP2002237355A - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ

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JP2002237355A JP2001032753A JP2001032753A JP2002237355A JP 2002237355 A JP2002237355 A JP 2002237355A JP 2001032753 A JP2001032753 A JP 2001032753A JP 2001032753 A JP2001032753 A JP 2001032753A JP 2002237355 A JP2002237355 A JP 2002237355A
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードが脱落し難く、コネクタ側部の占有面
積を小さくでき、かつ簡単な操作で開閉カバーの確実な
ロックをなし得る簡単な構成のカードコネクタのロック
機構を提供する。 【解決手段】 先端側にフック状の係止部40を有し、
カード収容部4に蓋をするスライド可能な片開き式の開
閉カバー30を備えるとともに、開閉カバー30を閉状
態でスライドさせたときフック状の係止部40の内部に
側方から嵌挿されるロック用突起50をコネクタ本体2
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機、電
話機、PDA(personal digital assistance)、携帯
型オーディオ、デジタルカメラ等の電子機器に取り付け
られるカードコネクタに関し、さらに詳しくはカード収
容部に蓋をするための開閉カバーのロック機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機、電話機、PDA、デジタル
カメラ等の電子機器においては、メモリあるいは制御回
路用のICが内蔵された、SIM(subscriber identit
y module)カード、MMC(multi media card)、スマ
ートメディア(商標)、SD(super density;secure
digital)カードなどのICカードを装着させること
で、各種の機能拡張などを行うようにしている。
【0003】このようなICカードを着脱自在に装着す
るためのコネクタ構造においては、金属製のバネ片で構
成された複数のコンタクト端子をコネクタハウジング内
に設け、これら複数のコンタクト端子を、装填されたI
Cカードの表または裏面に形成された複数の接触パッド
と接触させ、これらの接触を介してICカードをコネク
タが取り付けられた電子機器と電気的に接続するように
している。ICカードの複数の接触パッドには、電源ラ
インに接続される電源用パッドと各種信号を授受するた
めの複数の信号用パッドとが含まれ、これらがそれぞれ
カードコネクタの複数のコンタクト端子を介して電子機
器側の電源回路および各種信号処理回路と接続される。
【0004】例えば、携帯電話機にあっては、SIM
(Subscriber Identity Module)カードと称されるカー
ドを挿着することにより、当該携帯電話機をそのSIM
カードの所有者専用の電話機として機能させることがで
きる。したがって、一つの携帯電話機に対し別のSIM
カードを装填すれば、一つの携帯電話機を複数の人の携
帯電話機として、共用することもできる。
【0005】この種のSIMカード用のコネクタが開示
されている特開平9−185973号公報においては、
ベースと該ベースに対し開閉されるカバーとを有するコ
ネクタハウジングを構成し、開閉カバーをSIMカード
がスライド装填できるようにし、ベースにはSIMカー
ドのコンタクトパッドと接触すべくコンタクト端子を配
置し、さらにカバーのベースに対する閉合を保持するロ
ック機構を備えるようにしている。
【0006】上記ロック機構としては、カバーの側板か
ら係止爪を切り起こし、カバーをベースに対し閉合する
時に、この係止爪をベースに設けた弾性係止片の係止孔
にスナップ係合する構造を採用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、カバー側にICカードを装填している
ので、カバー側が重くなり、カードが脱落し易い問題が
ある。また、上記従来技術のロック機構においては、カ
バーの側板にロック用の係止爪を設けているので、コネ
クタハウジングのカバー側板に対応する部位に上記係止
爪をスナップ係合させるための構成を設けなくてはなら
ず、その部分の壁が厚くなり、その結果コネクタの側部
が大きくなる問題がある。また、カバーの側板にロック
用の係止爪を設けているので、ロック強度が弱い問題が
ある。
【0008】また、この従来技術においては、カバーを
手指で摘持すると共に、カバーを開方向へ引っ張り上げ
て上記スナップ係合を解除する操作が必要であり、これ
がカバーを開いてICカードを着脱する際の操作性を悪
くしている。さらに、係止爪または係止片がスナップ係
合又は係合解除する際に、係止爪の永久変形又は欠落を
引き起こし、ロック不全を招来する問題を有している。
【0009】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、カードが脱落し難く、コネクタ側部の占有
面積を小さくでき、かつ簡単な操作で開閉カバーの確実
なロックをなし得る簡単な構成のカードコネクタのロッ
ク機構を提供することを解決課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の一形態では、
コネクタ本体の上面あるいは下面に形成された凹部とし
てのカード収容部に、カードのコンタクトパッドが前記
カード収容部に配されたコンタクト端子と当接するよう
にカードを収容するカードコネクタにおいて、先端側に
フック状の係止部を有し、前記カード収容部に蓋をする
スライド可能な片開き式の開閉カバーを備えるととも
に、前記開閉カバーを閉状態でスライドさせたとき前記
フック状の係止部の中に側方から嵌挿されるロック用突
起を前記コネクタ本体に形成したことを特徴とする。
【0011】前記発明において、前記スライド方向につ
いての位置決め用の突起部を前記開閉カバーの開閉軸側
に形成するとともに、前記開閉カバーが閉以外のとき
は、前記位置決め用の突起部のスライド方向ヘの移動を
開閉カバーの所定の開閉可能位置で規制する規制体を前
記コネクタ本体に形成してもよい。
【0012】この発明においては、開閉カバーのスライ
ド操作のみによって、開閉カバーのロックおよびロック
解除をなし得るので、簡単な操作で開閉カバーの確実な
ロックをなし得る。また、開閉カバー側ではなく、コネ
クタ本体側にカードを装填するようにしているので、カ
ードが脱落し難くなる。また、開閉カバーの側部ではな
く開閉カバーの先端部にロック機構の係止部を設けてい
るので、コネクタ側部の占有面積を小さくできるととも
に、強いロック動作を実現できる。
【0013】また、この発明では、開閉カバーの開閉時
のスライド方向についての位置決めを設けているので、
カバー開閉時の操作性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を添付図
面にしたがって詳細に説明する。
【0015】図1〜図9はこの発明にかかるカードコネ
クタの実施形態を示す図である。
【0016】図1は開閉カバーが開いた状態を示す斜視
図、図2は開閉カバーが閉じた状態を示す斜視図、図3
は開閉カバーがロックされた状態を示す斜視図、図4は
開閉カバーを省略した状態を示す平面図、図5は開閉カ
バーが閉じた状態を示す平面図、図6は開閉カバーがロ
ックされた状態を示す平面図、図7は開閉カバーが開い
た状態におけるロック部を示す拡大斜視図、図8は開閉
カバーが閉じた状態におけるロック部を示す拡大斜視
図、図9は開閉カバーがロックされた状態におけるロッ
ク部を示す拡大斜視図である。
【0017】これらの図に示すカードコネクタは、大き
さの異なる2種類の(大形カードおよび小型カード)を
同時に装填可能であり、下段側に大型カードをスライド
挿入方式(サイドローディング)を用いて装填し、上段
側に小型カードをトップローディング方式を用いて装填
する。
【0018】この実施形態のカードコネクタは携帯電話
機に装着されるものとする。
【0019】この実施形態のカードコネクタにおいて
は、小型カードとして、SIMカード(Subscriber Ide
ntity Module Card)を装填する。SIMカードは、前
述したように、ICカードの一種であり、通常、携帯電
話の加入者IDなどを含む種々の情報が搭載されてい
る。この小型カードには、その底面に複数(この場合、
6個)のコンタクトパッドが配設されている。
【0020】また、大形カードとしては、MMCカード
を採用する。このMMCカードには、音楽、ゲームなど
の各種のコンテンツを搭載することができる。この大形
カードにも、その底面に複数(この場合、7個)のコン
タクトパッドが配設されている。
【0021】大形カードおよび小型カードのサイズを比
べた場合、小型カードの長手方向の寸法が、大型カード
の短手方向の寸法とほぼ同じになっている。
【0022】図1〜図9に示されるカードコネクタ1
は、樹脂材料などの絶縁体によって成形加工されたコネ
クタ本体2と、開閉カバー30とを有している。
【0023】このコネクタ本体(ハウジング)2は、大
形カードを収容する下段側のカード収容部3と、小型カ
ードを収容する上段側のカード収容部4とを有してい
る。
【0024】下段カード収容部3の両側には、大形カー
ドの挿脱を案内するガイド溝(図示せず)が形成されて
おり、この場合、大形カードはコンタクトパッド面を上
にした状態でガイド溝に沿って挿脱される。
【0025】下段カード収容部3の上板の内壁面側に
は、大形カード用の複数の(この場合7本)コンタクト
端子10を位置決めして圧入固定するための複数の圧入
溝(図示せず)が形成されている。
【0026】各コンタクト端子10は、折り返し型の接
触バネ片で構成されており、図4に示すように、電子機
器のプリント配線基板のコンタクトパッドに半田接続さ
れる半田付け部10a、上記圧入溝内で固定させるため
の固定部10b、この固定部10bから半田付け部10
aの方に延びる弾性的に変位可能な接触バネ片部10c
を有している。接触バネ片部10cは下方に突出して大
形カードのコンタクトパッドと当接する接点部を有して
いる。
【0027】大形カードをコンタクトパッド面を上にし
た状態で下段カード収容部3に挿入すると、大形カード
の各コンタクトパッドが下段カード収容部3内の各コン
タクト端子10の接点部と接触する。
【0028】下段カード収容部3の側部には、イジェク
トボタン6に連結されたイジェクト機構(図示せず)が
配されている。イジェクト部材(図示せず)は、下段カ
ード収容部3内への大形カードの挿入に伴なってハウジ
ング奥方に移動し、イジェクト機構の作用によって奥方
の所定位置でロック固定される。また、イジェクトボタ
ン6が押圧されると、イジェクト機構の作用によって前
記ロックが解除され、イジェクト部材はハウジング手前
側に移動して大形カードをイジェクトする。
【0029】コネクタ本体2の上面側には、枠体5によ
って四方が囲繞された上段カード収容部4が形成されて
いる。上段カード収容部4は上方側に開口されており、
小型カードをトップローディング方式で装填する。
【0030】上段カード収容部4の下板8には、小型カ
ード用の複数の(この場合6本)コンタクト端子20を
位置決めして圧入するための複数の圧入溝9が形成され
ている。
【0031】小型カード用の各コンタクト端子20は、
図4などに示すように、長短二種類の片持ち状の接触バ
ネ片で構成されており、電子機器のプリント配線基板の
コンタクトパッドに半田接続される半田付け部20a、
上記圧入溝9内で固定させるための固定部20b、弾性
的に変位可能な接触バネ片部20cを有している。接触
バネ片部20cは、上方に突出して小型カードのコンタ
クトパッドと当接する接点部20dを有している。
【0032】これら小型カード用の各コンタクト端子2
0の配設方向は、大形カード用の各コンタクト端子10
の配設方向に対しほぼ直角となっている。
【0033】小型カードをコンタクトパッド面を下にし
た状態で上段カード収容部4に装填すると、小型カード
の各コンタクトパッドが各コンタクト端子20の接点部
20dと接触する。
【0034】このカードコネクタ1は、上段カード収容
部4の上面開口に蓋をする片開き戸式の開閉カバー30
を有している。開閉カバー30は、金属薄板で形成され
ており、その基端側には、ピン31が嵌挿される略円状
に丸められたピン挿入部32が形成されている。ピン3
1は、枠体5の側方に形成された溝34に配設されてお
り、かつ枠体5から側方に突出形成された2つのピン支
持部35,36間に架け渡されている。
【0035】開閉カバー30のピン挿入部32の長さL
1は、図5に示すように、溝34の長さL2よりも短く
設定されており、したがって、開閉カバー30は、ピン
31の延在方向に沿ってスライド可能である。
【0036】一方、開閉カバー30のピン挿入部32に
隣接して切欠き部37が形成され、さらにこの切欠き部
37に隣接して開閉カバー30の開閉の際のスライド方
向の位置決めのための薄板状の突起片38が形成されて
いる。また、ピン支持部36の隣には、開閉カバー30
の開閉の際に、突起片38が動けるためのスペースを確
保すべく、凹部(溝)39が形成されている。
【0037】図2、図3などに示すように、開閉カバー
30が閉じられたときには、突起片38がピン支持部3
6の上面と平行になって、ピン支持部36の上面と突起
片38との間には若干の隙間が形成されるので、開閉カ
バー30はピン支持部36に干渉することなくスライド
することができる。ただし、図3に示すように、突起片
38がピン支持部36の上面側に位置しているときに
は、開閉カバー30を開閉しようとすると、開閉カバー
30の突起片38がピン支持部36に干渉する。したが
って、図3の状態のときには、開閉カバー30を開方向
に回転させることはできない。
【0038】一方、図1などに示すように、開閉カバー
30が開いた状態のときには、ピン支持部36が開閉カ
バー30のスライド移動を規制する規制体として機能す
る。したがって、開閉カバー30が開いた状態のときに
は、開閉カバー30をスライドさせることはできない。
ただし、開閉カバー30が図1に示す位置にスライドし
ているときには、開閉カバー30を回転させることがで
きる。
【0039】このように、開閉カバー30の突起片3
8、溝39およびピン支持部(規制体)36は、開閉カ
バー30の開閉の際のスライド方向の位置決め部材とし
て機能する。
【0040】開閉カバー30の先端側には、開閉カバー
30を閉位置でロックするためのフック状(断面略コ字
状)の係止部40が形成されている。この場合は、係止
部40は、両側端部に配されている。
【0041】一方、コネクタ本体2の上板において、上
段カード収容部4を挟んだピン31の配設位置の反対側
には、開閉カバー30の先端の係止部40を係止して開
閉カバー30をロックするための2つのロック用突起5
0が形成されている。ロック用突起50は、上段カード
収容部4を形成する枠体5の側壁から庇状に突出されて
おり、その下部には、溝56が形成されている。ロック
用突起50は、開閉カバー30を閉状態でスライドさせ
たとき、開閉カバー30のフック状の係止部40の内部
に摺動して嵌り込むことが可能な形状および大きさを有
している。ロック用突起50の一方の端部には、開閉カ
バー30の係止部40への挿入を容易にするためのテー
パ部50aが形成されている。
【0042】この溝56およびロック用突起50に隣接
して、溝56よりも深さの浅い溝55がコネクタ本体2
に形成されている。この溝55の深さおよび位置は、開
閉カバー30が閉じられたとき、開閉カバー30の係止
部40が嵌り込むことができるように設定されている。
【0043】かかる構成においては、開閉カバー30が
開かれているとき、開閉カバー30は図1に示す状態に
ある。
【0044】この状態で、開閉カバー30を閉じると、
開閉カバー30は、図2、図5および図8に示す状態と
なる。すなわち、開閉カバーの係止部40がコネクタ上
板に形成された溝55に嵌まり込む。
【0045】開閉カバー30を閉じた状態で、開閉カバ
ー30をスライドさせると、開閉カバー30の係止部4
0の内部にロック用突起50が嵌まり込む。この結果、
開閉カバー30は図3、図6および図9に示すように、
ロックされる。
【0046】開閉カバー30を開けるときには、まず、
開閉カバー30を逆方向にスライドさせて、ロックを解
除する。その後、開閉カバー30を図1に示すように開
く。
【0047】この実施形態においては、大形カード用の
コンタクト端子10と小型カード用のコンタクト端子2
0の配設方向が略直角になるように、大形カードを収容
する下段カード収容部3および小型カードを収容する上
段カード収容部4を上下に配置したので、大形カード用
のコンタクト端子10のための圧入部と小型カード用の
コンタクト端子20のための圧入部9とが上下に重なら
なくなり、これによりコネクタハウジングの厚みを薄く
することが可能になるとともに、大形カード用のコンタ
クト端子10の半田付け部10aと小型カード用のコン
タクト端子20の半田付け部20bとが干渉することも
なくなる。したがって、各コンタクト端子の圧入作業が
容易になるとともに、基板実装時の半田付け部の画像認
識、半田部分の画像検査が容易になり、さらに電気コテ
などを用いた修理作業も容易となる。
【0048】また、この実施形態では、上段カード収容
部4用の開閉カバー30は、小型カードの短手方向では
なく長手方向に沿った回転軸31によって開閉するよう
にしているので、開閉カバー30のロック機構50を下
段カード収容部3の上側の空いた領域に配設することが
可能になり、コネクタの占有面積を増大させることな
く、ロック機構を配置することができる。因みに、開閉
カバー30を、小型カードの短手方向に沿った回転軸に
よって開閉するようようにした場合は、その反対側の非
常に狭い領域に開閉カバー30のロック機構を配置しな
くてはならず、このためロック機構用のスペースを新た
に確保することが必要になり、コネクタの基板占有面積
が大きくなり、電子機器の小型化の妨げとなる。
【0049】また、この実施形態においては、開閉カバ
ー30のスライド操作のみによって、開閉カバー30の
ロックおよびロック解除をなし得るので、簡単な操作で
開閉カバー30の確実なロックをなし得る。また、開閉
カバー30側ではなく、コネクタ本体2側にカードを装
填するようにしているので、カードが脱落し難くなる。
また、開閉カバー30の側部ではなく開閉カバーの先端
部にロック機構の係止部40を設けているので、コネク
タ側部の占有面積を小さくできるとともに、強いロック
動作を実現できる。
【0050】また、この実施形態では、開閉カバーの開
閉時のスライド方向についての位置決め機構を設けてい
るので、カバー開閉時の操作性を向上させることができ
る。
【0051】なお、上記実施形態においては、大型およ
び小型カードの二種類のカードをカードコネクタに装填
するようにしたが、一種類のカードしか装填できないカ
ードコネクタに本発明を適用してもよい。
【0052】また、上記実施形態では、小型カードとし
てSIMカードを、大形カードとしてMMCカードを採
用したが、本発明において搭載するカードは任意であ
り、スマートメディア(商標)、SDカード、メモリス
テック(商標)などの任意のカードを搭載するようにし
てもよい。
【0053】また、本発明のカードコネクタを携帯電話
機に限らず、PDA、携帯型オーディオ、カメラ等の他
の任意の電子機器に配設するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
開閉カバーのスライド操作のみによって、開閉カバーの
ロックおよびロック解除をなし得るので、簡単な操作で
開閉カバーの確実なロックをなし得る。また、開閉カバ
ー側ではなく、コネクタ本体側にカードを装填するよう
にしているので、カードが脱落し難くなる。また、開閉
カバーの側部ではなく開閉カバーの先端部にロック機構
の係止部を設けているので、コネクタ側部の占有面積を
小さくできるとともに、強いロック動作を実現できる。
また、この発明では、開閉カバーの開閉時のスライド方
向についての位置決めを設けているので、カバー開閉時
の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態について開閉カバーが開い
た状態を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施形態について開閉カバーが閉じ
た状態を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施形態について開閉カバーがロッ
クされた状態を示す斜視図である。
【図4】この発明の実施形態について開閉カバーを省略
した状態を示す平面図である。
【図5】この発明の実施形態について開閉カバーが閉じ
た状態を示す平面図である。
【図6】この発明の実施形態について開閉カバーがロッ
クされた状態を示す平面図である。
【図7】この発明の実施形態について開閉カバーが開い
た状態におけるロック部を示す拡大斜視図である。
【図8】この発明の実施形態について開閉カバーが閉じ
た状態におけるロック部を示す拡大斜視図である。
【図9】この発明の実施形態について開閉カバーがロッ
クされた状態におけるロック部を示す拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 カードコネクタ 2 コネクタ本体 3 下段カード収容部 4 上段カード収容部 5 枠体 6 イジェクトボタン 8 下板 9 圧入溝 10 コンタクト端子 20 コンタクト端子 30 開閉カバー 31 ピン(回転軸) 32 ピン挿入部 34 溝 36 ピン支持部 37 切欠き部 38 突起片 39 溝 40 係止部 50a テーパ部 50 ロック用突起 55 溝 56 溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月31日(2002.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 カードコネクタ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の一形態は、コ
ネクタ本体の上面あるいは下面に形成された凹部として
のカード収容部に、カードのコンタクトパッドがカード
収容部に配されたコンタクト端子と当接するようにカー
ドを収容するカードコネクタにおいて、先端側にフック
状の係止部を有し、カード収容部に蓋をするスライド可
能な片開き式の開閉カバーを備えるとともに、開閉カバ
ーを閉状態でスライドさせたときに、フック状の係止部
の中に側方から嵌挿されるロック用突起をコネクタ本体
に形成したことを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、スライド方向についての位置決め用
の突起部を開閉カバーの開閉軸側に形成するとともに、
開閉カバーが閉以外のときに、位置決め用の突起部のス
ライド方向ヘの移動を開閉カバーの所定の開閉可能位置
で規制する規制体をコネクタ本体に形成すると好まし
い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体の上面あるいは下面に形成
    された凹部としてのカード収容部に、カードのコンタク
    トパッドが前記カード収容部に配されたコンタクト端子
    と当接するようにカードを収容するカードコネクタにお
    いて、 先端側にフック状の係止部を有し、前記カード収容部に
    蓋をするスライド可能な片開き式の開閉カバーを備える
    とともに、 前記開閉カバーを閉状態でスライドさせたとき前記フッ
    ク状の係止部の中に側方から嵌挿されるロック用突起を
    前記コネクタ本体に形成したことを特徴とするカードコ
    ネクタのカバーロック機構。
  2. 【請求項2】 前記スライド方向についての位置決め用
    の突起部を前記開閉カバーの開閉軸側に形成するととも
    に、 前記開閉カバーが閉以外のときは、前記位置決め用の突
    起部のスライド方向ヘの移動を開閉カバーの所定の開閉
    可能位置で規制する規制体を前記コネクタ本体に形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタの
    カバーロック機構。
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