JP2002237221A - フレキシブルフラット配線板及びコネクタ - Google Patents

フレキシブルフラット配線板及びコネクタ

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JP2002237221A
JP2002237221A JP2001031292A JP2001031292A JP2002237221A JP 2002237221 A JP2002237221 A JP 2002237221A JP 2001031292 A JP2001031292 A JP 2001031292A JP 2001031292 A JP2001031292 A JP 2001031292A JP 2002237221 A JP2002237221 A JP 2002237221A
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木 和 則 青
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 隣接する信号線の間のクロストークを伴うこ
となく高周波帯(例えば2GHz帯)の伝送が可能であ
り、加工が容易なフレキシブルフラット配線板(FF
C)及びコネクタを提供する。 【解決手段】 フレキシブルフラット配線板1は、フレ
キシブルな絶縁層5と、その一側面に並列して配設され
た複数の信号線6と、絶縁層の他側面に信号線と対向し
て形成されたグランド部7と、各々の隣接する信号線の
間に位置し絶縁層の内部または表面に並列して配設され
グランド部と導通の取られた複数の補助導線8とを備
え、コネクタ2は、信号線6に接触するコンタクトと、
コンタクトを固定保持する絶縁部材と、信号線をコンタ
クトに押圧するように滑動可能なスライダーと、グラン
ド部7と導通するシールド部材とを備え、シールド部材
はグランド部に直接的に接触するように配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の信号線を並
設してなるフレキシブルフラット配線板(FFC)及び
コネクタに係り、特にインピーダンス整合の図られたフ
レキシブルフラット配線板及びそれに使用するコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータ、プラ
ズマディスプレイ、各種計測器、DVD(Digital Vers
atile Disc)プレイヤー、高解像度LCD(Liquid Cry
stal Display)装置、プリンタ、複写機、携帯電話の基
地局バックブレーン、多重化通信装置及びディジタルビ
デオリンク等々の高速ディジタル伝送及びアナログ伝送
を使用する機器の配線分野においては、現在益々高速化
する高速伝送技術に伴って、ケーブルの性能も高機能化
の対応が必要になってきている。例えば、パーソナルコ
ンピュータでの本体基板と画面LCD装置等とを接続す
るためのケーブルでは、従来、伝送特性(即ち、インピ
ーダンスを一定に保つ特性)を考慮して芯線の周囲に絶
縁層を介在させたアース層としての編組を形成してなる
極細線同軸ケーブルが使用されており、この極細線同軸
ケーブルを用いて、例えば高速伝送インターフェイスL
VDS(Low Voltage Differential Signaling)方式の
通信を行っていた。
【0003】しかしながら、極細線同軸ケーブルを使用
する場合、本体基板やLCD装置等に対して半田付けに
より接続する必要があり、また複数の極細線同軸ケーブ
ルを本体基板等に半田付けする場合に、接続面積効率を
考慮して細かいピッチで接続を行うこととすると、高度
な半田付け精度を要求されることとなるため、接続加工
コストが高く、今後進むコストダウン、安定供給及び品
質安定に対して壁となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】極細線同軸ケーブルに
代えて、フレキシブルフラットケーブル(FFC)を使
用し、このフレキシブルフラットケーブルに接続された
コネクタを介してパーソナルコンピュータの本体基板や
画面LCD装置等に接続する方法が考えられる。このよ
うなフレキシブルフラットケーブル100としては図5
または図6に示すものが可能である。図5に示すフレキ
シブルフラットケーブル100は、信号線101とグラ
ンド部102とを絶縁体103の片側面のみに配設した
ものであり、図6に示すフレキシブルフラットケーブル
100は、絶縁体103の片側面上に信号線101を配
設し絶縁体103の反対側面上にグランド部104を配
設したものである。図5に示す例では、共通のグランド
部102が特定の場所に設けられるため信号線101と
共通のグランド部102間の距離が信号線101の位置
により変化し、全ての信号線101に対して特性インピ
ーダンスを一定にすることができず、また、フレキシブ
ルフラットケーブル100の形状を変える場合に、これ
に対応して信号線101の幅を変化させる必要があるた
め長さ方向の特性インピーダンスが不均一となる。この
ように、図5に示す例では、伝送帯域は実験結果による
と最大で100MHz程度であり、高周波伝送には適し
ない。
【0005】また、図6に示す例では、信号線101と
グランド部104間の距離が一定に保たれており、フレ
キシブルフラットケーブルの形状を変える場合、これに
対応して信号線101の幅を変化させ、信号線101の
導体幅を調整することで伝送帯域は最大2GHz程度ま
でに拡大可能である。しかしながら、信号線101の互
いに間隔が短くなると、隣接する信号線間のクロストー
クが大きくなって良質な伝送をできない、という問題が
ある。
【0006】また、図5または図6に示す以外に、細線
同軸を用いLVDSとの高周波伝送を行う技術が開発さ
れたが、ケーブルの末端部での加工が困難であり、ケー
ブルの末端部のコネクタは細線同軸の特性インピーダン
スを考慮していないため、伝送帯域は最大700MHz
と狭帯域の伝送しか行うことができない。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の従来技術
の問題を解消し、隣接する信号線の間のクロストークを
伴うことなく高周波帯(例えば2GHz帯)の伝送が可
能であり、加工が容易なフレキシブルフラット配線板
(FFC)及びコネクタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
前に、本願発明者が本発明を想到するに至った背景を説
明する。2GHz帯域の伝送は同軸ケーブルを使用する
以外には不可能であると言われてきたのに対し、本願発
明者は、絶縁層を挟んで片面側に信号線用の信号線が配
設され反対側にグランド部が配設されたフレキシブルフ
ラット配線板(FFC)を用いた伝送方式の電磁解析を
し、この電磁解析に基づいてフレキシブルフラット配線
板及びこれに用いるコネクタを試作し、伝送特性を測定
した結果2GHz帯域の伝送ができることを実証してき
た。
【0009】本願発明者は、さらに、上述のフレキシブ
ルフラット配線板において信号線の間のピッチ間隔が狭
くなると隣接する信号線の影響が大きくなりクロストー
クが問題となることに着目した。このクロストークは、
特に信号線のピッチ間隔が1mm以下になると障害が発
生する。これに対し隣接する信号線の間にグランド部を
挿入すれば、各信号線はシールド効果を受けクロストー
クは軽減する。しかし、信号線の間のピッチ間隔を小さ
くした場合、信号線の間に直接グランド部を挿入するこ
とは物理的に困難であり、またグランド部を信号線の極
く近傍に配置すると特性インピーダンスを一定に調整す
ることが難しくなる。そこで本発明者は、クロストーク
を軽減できるとともに特性インピーダンスの調整制御が
可能な種々の手法を検討しそれを電磁界解析をした結
果、本願発明を想到するに至ったものである。
【0010】上記目的を達成するために、本発明のフレ
キシブルフラット配線板は、フレキシブルな絶縁層と、
前記絶縁層の一側の表面に並列して配設された複数の信
号線と、前記絶縁層の他側の表面に前記信号線と対向し
て形成されたグランド部と、各々の隣接する前記信号線
の間に位置し前記絶縁層の内部または表面に並列して配
設され前記グランド部と導通の取られた複数の補助導線
と、を備えることを特徴とする。
【0011】これによって、捕助導線が隣接する信号線
の間に位置するとともにことに補助導線がグランド部と
導通を取られていることにより、信号線を流れる電流に
基づく電磁界分布は信号線と補助導線とグランド部との
間で形成される閉空間に形成され、複数の信号線の間に
生じ得るクロストークの発生を有効に防止することがで
きる。そして、クロストークを伴うことなく2GHz帯
域の伝送を確実に行うことができる。
【0012】また、前記絶縁層は先端部でコネクタに結
合可能に厚く形成され前記先端部以外の部分で一定の厚
さで形成されており、前記信号線の前記グランド部に面
する幅は、特性インピーダンスが一定になるように前記
先端部で広く前記先端部以外の部分で狭く形成されてい
ることを特徴とする。
【0013】これによって、フレキシブルフラット配線
板は、コネクタに結合される端部において必要な機械的
強度を確保することができるとともに全長手方向に渡っ
て特性インピーダンスを一定にすることが可能になる。
【0014】また、フレキシブルフラット配線板が挿入
されて結合されるコネクタであって、前記フレキシブル
フラット配線板の一方の表面側に配設された信号線に接
触するコンタクトと、前記コンタクトを固定保持する絶
縁部材と、前記信号線を前記コンタクトに押圧するよう
に滑動可能なスライダーと、外周面に配設され前記フレ
キシブルフラット配線板の他方の表面側に配設されたグ
ランド部と導通するシールド部材と、を備え、前記シー
ルド部材は前記グランド部に直接的に接触するように配
設されていることを特徴とする。
【0015】これによって、シールド部材はグランド部
に直接的に接触するように配設されているので、シール
ド部材とグランド部との間に絶縁部材が介在していた場
合に比べてコネクタを薄く形成することが可能になる。
【0016】また、前記コンタクトは前記信号線に接触
する接触子と反対側端部に位置する取り付け端部を有
し、前記絶縁部材には、前記コンタクトを挿入可能で前
記取り付け端部を密着して嵌め込み可能な溝部が形成さ
れており、前記取り付け端部は、前記スライダーを滑動
させて前記接触子を前記信号線に押圧するときに作用す
る力の方向と直交する方向に扁平な断面を有する水平部
分を備え、前記溝部は、前記水平部分を嵌め込み可能な
水平溝部を有することを特徴とする。
【0017】これによって、取り付け端部の水平部分を
水平溝部に嵌め込むことによってシールド部材をグラン
ド部に直接的に接触させても必要な強度で固定保持する
ことが可能になり、コネクタを薄く形成することができ
る。
【0018】また、前記取り付け端部は断面が逆L字状
に形成されており、前記溝部は断面が逆L字状に形成さ
れていることを特徴とする。
【0019】これによって、取り付け端部を溝部に必要
な強度で固定保持することができるとともに、コンタク
トと絶縁部材を簡易に加工することができコンタクトを
安価に製造することが可能になる。
【0020】また、前記グランド部に直接的に接触する
前記シールド部材の部分に、前記グランド部に向かって
バネ作用するバネ部を形成したことを特徴とする。
【0021】これによって、グランド部とシールド部材
との直接的な接触をより確実にし信頼性の高い構造をす
ることができる。
【0022】また、前記シールド部材の一部が切り取ら
れて形成されたバネ作用を有するフック部を有し、前記
フック部は前記フレキシブルフラット配線板が終端まで
挿入されたとき前記フレキシブルフラット配線板に形成
された開口部に係止可能であることを特徴とする。
【0023】これによって、フレキシブルフラット配線
板とコネクタとの間の結合を確実に維持することができ
る。
【0024】また、前記スライダーに凸部/凹部が形成
され前記絶縁部材に凹部/凸部が形成されており、前記
スライダーの凸部/凹部と前記絶縁部材の凹部/凸部と
は、前記スライダーを終端まで滑動させたときに衝撃を
発生して互いに嵌り合うように形成されていることを特
徴とする。
【0025】これによって、スライダー21と絶縁部材
23との間にフリクション機構を形成できクリック感を
介してスライダーが完全に装着されたことを容易に確認
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係るフレキシブルフラット配線板(FFC)及びそれに
使用するコネクタの実施の形態について説明する。
【0027】図1はこの発明の一の実施の形態に係るフ
レキシブルフラット配線板1及びそれに使用するコネク
タ2を示す斜視図であり、図2はフレキシブルフラット
配線板1の長手方向Aに垂直な面における断面図であ
る。フレキシブルフラット配線板1はその両端部の各々
でコネクタ2に結合される。図1において、フレキシブ
ルフラット配線板1は長手方向Aに垂直に切断した断面
で示され、端部に結合されたコネクタ2は詳細な構造を
略し概略的に示されている。
【0028】図1または図2に示すように、フレキシブ
ルフラット配線板1は、フレキシブルな一層以上の絶縁
性フィルムで形成された絶縁層5と、絶縁層5の一方の
面側に並列して一定間隔をおいて配設された信号伝達用
の複数の信号線6と、絶縁層5の他方の面側に信号線6
に対し厚み方向に離間して蒸着等により共通に配設され
たグランド部7と、各々の隣接する信号線6の間であっ
て絶縁層5の内部または表面に一定間隔をおいて並列し
て配設されグランド部7と導通の取られた複数の補助導
線8とを備えている。また、信号線6の外側には絶縁性
の保護膜9が設けられ、グランド部7の外側には絶縁性
の保護膜10が設けられている。信号線6の端部の接触
部6aは保護膜9が剥がされており、接触部6aにコネ
クタ2のコンタクト22の接触子22a(図7または図
10参照)が接触する。
【0029】図4(a)に示すように補助導線8は絶縁
層5に埋設されていてもよく、また、図4(b)に示す
ように補助導線8は絶縁層5の上面に配設されていても
よい。また、図4(c)に示すように補助導線8は信号
線6に対し垂直方向には互いに重なるように絶縁部5に
埋設されていてもよく、限られたスペースに多数の信号
線6が配列され信号線6の間のの間隔が少ない場合に有
効である。図4または図3(a)に点線で示すように、
補助導線8はグランド部7の先端部または中間部に導通
接続されている。グランド部7は線状に形成されていて
もよく面状に形成されていてもよくあるいは網目状に形
成されていてもよい。
【0030】上述したように、本発明では、隣接する信
号線6の間にグランド部7と導通接続された補助導線8
が配設されているので、複数の信号線6の間に生じるク
ロストークの発生を有効に防止することができる。この
ことは、捕助導線8が隣接する信号線6の間に位置する
とともにことに補助導線8がグランド部7と導通を取ら
れていることにより、図14に示すように信号線6から
の電磁界が信号線6と補助導線8とグランド部7との間
で形成される閉空間Sに分布して形成され、他の信号線
6に影響する部分が除去されるためと考えられる。ま
た、このことは、電磁解析及び実際の計測によって確認
された。
【0031】図1に示すように、フレキシブルフラット
配線板1はコネクタ2に結合される端部において必要な
機械的強度を確保するために厚くし、端部以外ではでき
るだけ薄く形成されている。この一方で、フレキシブル
フラット配線板1はこの全長手方向に渡って特性インピ
ーダンスが一定になるようにする必要がある。このため
に、フレキシブルフラット配線板1は、以下に説明する
ように、コネクタ2に結合される端部とそれ以外の部分
とでは異なる厚さを有することに対応させて信号線6の
幅寸法Wを異なるように形成されている。
【0032】図3(a)は図1のB−Bで切断した断面
図であり、図3(b)は図3(a)のC−Cで信号線6
の表面に沿って切断した平面図である。フレキシブルフ
ラット配線板1は、図3(a)に示すように端部以外で
は信号線6とグランド部7との厚み方向の離間距離T1
を有し、コネクタ2に接続される端部に向かって漸増し
端部において離間距離T2を有する。フレキシブルフラ
ット配線板1の特性インピーダンスが全長手方向に渡っ
て一定になるように、絶縁層5の誘電率を一定にし、そ
の厚さは、端部以外の部分で小さい一定の値をとり端部
に向かって漸増し端部において一定の大きい値をとるよ
うにする。
【0033】具体的には、特性インピーダンス(リアク
タンス)を一定にするために、信号線6とグランド部7
との厚み方向の離間距離がコネクタ2の近傍で斬増して
いることに対応し、信号線6は端部以外の部分で幅寸法
W1を有しコネクタ2に接続される端部に向かって斬増
した幅寸法を有し端部で幅寸法W2を有するようにす
る。離間距離T1,T2及びT1からT2へ変化する途
中の離間距離Tと幅寸法W1,W2及びW1からW2へ
変化する途中の幅寸法Wとは、信号線1とアース層3と
で形成されるコンデンサの容量Cが一定になるように設
定すればよい。コンデンサの容量Cは、C=α・ε・W
/Tで表される。ここで、Tは信号線6とアース層3と
の厚み方向の離間距離であり、Wは信号線6の幅寸法で
あり、εは絶縁層5の誘電率であり、αは所定係数であ
る。この式で示されるように、離間距離Tが大きいほど
幅寸法Wを大きくすることにより容量Cを一定にしフレ
キシブルフラット配線板100が一定の特性インピーダ
ンスを有するようにできる。
【0034】なお、上述の例では絶縁層5の厚さを変化
に応じて信号線6の幅寸法Wを変化させた場合を説明し
たが、信号線6の幅寸法Wを一定にし絶縁層5の厚さを
変化に応じて絶縁層5を形成する複数の絶縁性フィルム
の組み合わせを選択し絶縁層5の誘電率εを変化させる
ようにしてもよい。
【0035】次に、フレキシブルフラット配線板1が結
合されるコネクタ2の実施形態について説明する。
【0036】本発明に係るコネクタ2を説明する前に、
図8及び図9を参照して従来のコネクタ120について
説明する。フレキシブルフラット配線板100用のコネ
クタ120は、信号線101とコンタクト122とを確
実に接触させるためにコンタクト122が傾いたり動い
たりしないような構造にする必要がある。このため、図
8に示すコネクタ120では、従来の主流なコンタクト
122の保持方法であるいわゆるホーク構造が採用さ
れ、絶縁部材123に断面がI字状の縦溝を形成し上側
に位置する絶縁部材123aと下側に位置する絶縁部材
123bとによってコンタクト122は上下から挟むよ
うに保持されている。符号124は絶縁部れ材123a
の外側に位置する上部シールド部材を示し、符号125
は絶縁部材123bの外側に位置する下部シールド部材
を示す。上部シールド部材124と下部シールド部材1
25とによってコネクタ120の内部がほぼ完全にシー
ルドされている。また、符号121はフレキシブルフラ
ット配線板100の信号線101をコンタクト122に
押圧するために水平方向に滑動可能なスライダー121
を示す。また、図9に示すコネクタ120では、コンタ
クト122を固定するために、断面がI字状の縦溝を形
成し上側に位置する絶縁部材123aと下側に位置する
絶縁部材123bとによってコンタクト122を上下か
ら挟むとともに絶縁部材123bにコの字状の溝を形成
しこの溝にコンタクト122の下部を嵌合するようにし
ている。
【0037】図8または図9に示す従来のコネクタ12
0はいずれも、コンタクト122を固定するために、断
面がI字状の縦溝を形成し絶縁部材123aと絶縁部材
123bとによってコンタクト122を上下から挟むよ
うに構成されており、上部シールド部材124と下部シ
ールド部材125の各々の内側に絶縁部材123a,1
23bが配設されている。このように、上部シールド部
材124と下部シールド部材125の各々の内側に絶縁
部材123a,123bが配設されているため、コンタ
クト122の高さ寸法tは小さくしても1.5mmが限
界であった。これに対し、コンタクト122の高さ寸法
tを更に小さくしたいという要請があったのであり、本
願のコネクタ2はこの要請に答えるものである。
【0038】図7に示すように、本願発明に係るフレキ
シブルフラット配線板1が結合されるコネクタ2は、フ
レキシブルフラット配線板1の信号線6に接触可能なコ
ンタクト22と、コンタクト22を固定保持する絶縁部
材23と、フレキシブルフラット配線板1の信号線6を
コンタクト22に押圧するように滑動可能なスライダー
21と、外周面に配設されて上シールド部材24及び下
シールド部材25を備えている。本願発明においては、
図8または図9に示す場合と異なり、下シールド部材2
5はこの内側面と挿入されるフレキシブルフラット配線
板1のグランド部7とが直接的に導通接触可能に形成さ
れている。このように、本願発明のコネクタ2において
は下シールド部材25とグランド部7とを間に絶縁部材
を挟まず直接的に接触させるようにしたので、コネクタ
2のほぼ全外周面をシールド部材24,25で完全にシ
ールドできるとともにコンタクトの高さ寸法tを小さく
することができ、例えば1.2mm以下にすることがで
きる。
【0039】また、下シールド部材25はフレキシブル
フラット配線板1のグランド部7とが直接的に導通接触
可能に配設されているので下部シールド25の少なくと
も一部を例えばフック状に切り欠きグランド部7に向か
ってバネ作用を有するバネ部40を持たせることによ
り、グランド部7と下部シールド25との直接的な接触
をより確実にし信頼性の高い構造をすることができる。
また、従来は、フレキシブルフラット配線板1の正規の
挿入を確実に行うために各部品の公差をできるだけ小さ
くする必要があったが、本構造を採用することで精度を
比較的少なくすることができ、コネクタ2を安価に製造
することができる。
【0040】また、図10に示すように、本願発明のコ
ネクタ2においては、コンタクト22を絶縁部材23に
よって固定保持するために、絶縁部材23には各々のコ
ンタクト22が挿入される断面逆L字状のL字溝27が
形成されている。また、コンタクト22は前端部にある
縦方向に扁平な嘴状の接触子22aと後端部にあるL字
状部22bとを有する。L字状部22bは、スライダー
21を滑動させて接触子22aを信号線6に押圧すると
きに作用する力Fの方向と直交する方向に扁平な断面を
有する水平部分22cを備えている。
【0041】L字溝27は、フレキシブルフラット配線
板1の挿入方向と直交する方向である横方向E(図1ま
たは図10参照)に複数個配列して形成されており、各
々のコンタクト22がこれらのL字溝27に挿入され
る。コンタクト22が接触子22aから順にL字溝27
に挿入されL字状部22bがL字溝27に挿入された状
態で止まる。このように、コンタクト22の挿入溝は従
来の断面I字状溝と異なり、断面がL字状に形成された
L字溝27は縦溝27aの他に水平部分22cが嵌り込
む横溝(水平溝部)27bを有する。スライダー21を
滑動させコンタクト22の接触子22aに垂直方向の力
Fを作用した場合において、横溝27bによって力Fの
反力を受けることができるので、コンタクト22が傾い
たり動いたりすることなくコンタクト22を絶縁部材2
3に固定保持することができる。このように、絶縁部材
23にL字溝27を形成するとともにコンタクト22の
後端部を逆L字状部22bに形成し逆L字状部22bを
L字溝27に固定保持するようにしたので、下シールド
部材25とグランド部7とを間に絶縁部材を挟まず直接
的に接触させ絶縁部材123bに相当するものを設けな
いようにした場合においても、コンタクト22を強固に
絶縁部材23によって固定保持することが可能になる。
【0042】次に、図11及び図13を参照してコネク
タ2の他の実施例を説明する。
【0043】フレキシブルフラット配線板1は補助導線
8を設けているので従来のものに比べて厚くコネクタ2
から離脱する傾向がある。本実施例においては、フレキ
シブルフラット配線板1の離脱を防止するために、フレ
キシブルフラット配線板1の両側先端部に一対の開口部
30を形成し、また、上部シールド部24の両端部分に
図11に示すように断面変形S字状のフック31を形成
する。符号31aはフック31を形成するために切り取
られた上部シールド部24の部分を示す。フレキシブル
フラット配線板1がコネクタ2へ終端まで挿入される
と、フック31がバネ作用で開口部30に挿入する。こ
のように、グランド部7線と下部シールド25とは直接
的に接触するため、下部シールドの一部をバネ構造にす
ることで確実にしかも信頼性の高い構造にできる。これ
によってフレキシブルフラット配線板1をコネクタ2か
ら安易に離脱しないようにすることができる。
【0044】次に、図12を参照してコネクタ2のさら
に他の実施例を説明する。
【0045】スライダー21に半球状の凸部33を形成
し、スライダー21が終端まで滑動させた位置で凸部3
3が嵌り込むための凹部として開口部34を絶縁部材2
3に形成する。このように、スライダー21に凸部33
を形成し絶縁部材23に開口部34を形成することによ
り、スライダー21を終端まで滑動させたとき凸部33
と開口部34とが嵌り込み同時に衝撃を発生しクリック
感を得ることができる。このように、スライダー21と
絶縁部材23との間にフリクション機構を形成でき、ク
リック感を介してスライダー21が完全に装着されたこ
とを容易に確認することができる。なお、スライダー2
1に凹部を形成し絶縁部材23に凸部を形成してフリク
ション機構を構成してもよい。
【0046】上述したように、本発明の実施の形態によ
れば、クロストークを伴うことなく例えば2GHz帯の
ような高周波の伝送を可能にするフレキシブルフラット
配線板1及びそれに結合されるコネクタ2を簡易に構成
することができる。また、フレキシブルフラット配線板
1であることにより、細線同軸方式に比較して加工が簡
単でありコストを低くすることができる。また、フレキ
シブルフラット配線板1がコネクタ2から簡単に離脱し
ないようにでき、フレキシブルフラット配線板1とコネ
クタ2との結合を確実に維持できる。また、スライダー
21を挿入したときクリック感によりフレキシブルフラ
ット配線板1がコネクタ2に確実に装着されたことを確
認することができる。また、コネクタ2は外周面が完全
にシールドされているので必要なEM1対策に対応する
ことができる。また、コネクタ2の構造を工夫すること
でその高さ寸法を小さくし低背化を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上、本発明の構成によれば、複数の信
号線の間に生じ得るクロストークの発生を有効に防止す
るとともに高周波帯(例えば2GHz帯)の伝送を確実
に行うことができる。また、高周波帯の電送に適用可能
なコネクタを薄く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブルフラット配線板とそ
れに結合されるコネクタを示す斜視図。
【図2】図1のD−D断面を示す図。
【図3】図1のB−B断面を示す図(a)と図3(a)
のC−Cからみた平面図。
【図4】補助導線が絶縁導体の内部に配設された例
(a)、補助導線が絶縁導体の表面に配設された例
(b)、信号線の間隔が狭い場合に補助導線が絶縁導体
の内部に配設された例(c)を示す断面図。
【図5】従来のフレキシブルフラット配線板を示す断面
図。
【図6】従来のフレキシブルフラット配線板を示す断面
図。
【図7】本発明に係るコネクタを示す断面図。
【図8】従来のコネクタを示す断面図。
【図9】従来のコネクタを示す断面図。
【図10】本発明に係るコネクタにおけるコンタクトと
このコンタクトを固定保持するための溝部を示す斜視
図。
【図11】本発明に係るコネクタの他の実施例を示す断
面図。
【図12】本発明に係るコネクタの他の実施例を示す断
面図。
【図13】本発明のフレキシブルフラット配線板に形成
された開口部を示す平面図。
【図14】本発明のフレキシブルフラット配線板の補助
導線の作用を説明する断面図。
【符号の説明】
1 フレキシブルフラット配線板 2 コネクタ 5 絶縁層 6 信号線 7 グランド部 8 補助導線 9 保護膜 10 保護膜 22 コンタクト 22a 接触子 22b L字状部 22c 水平部分 23 絶縁部材 24 上シールド部材 25 下シールド部材 27 L字溝 30 開口部 31 フック 40 バネ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブルな絶縁層と、 前記絶縁層の一側の表面に並列して配設された複数の信
    号線と、 前記絶縁層の他側の表面に前記信号線と対向して形成さ
    れたグランド部と、 各々の隣接する前記信号線の間に位置し前記絶縁層の内
    部または表面に並列して配設され前記グランド部と導通
    の取られた複数の補助導線と、を備えることを特徴とす
    るフレキシブルフラット配線板。
  2. 【請求項2】前記絶縁層は先端部でコネクタに結合可能
    に厚く形成され前記先端部以外の部分で一定の厚さで形
    成されており、前記信号線の前記グランド部に面する幅
    は、特性インピーダンスが一定になるように前記先端部
    で広く前記先端部以外の部分で狭く形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のフレキシブルフラット配
    線板。
  3. 【請求項3】フレキシブルフラット配線板が挿入されて
    結合されるコネクタであって、 前記フレキシブルフラット配線板の一方の表面側に配設
    された信号線に接触するコンタクトと、 前記コンタクトを固定保持する絶縁部材と、 前記信号線を前記コンタクトに押圧するように滑動可能
    なスライダーと、 外周面に配設され前記フレキシブルフラット配線板の他
    方の表面側に配設されたグランド部と導通するシールド
    部材と、を備え、 前記シールド部材は前記グランド部に直接的に接触する
    ように配設されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】前記コンタクトは前記信号線に接触する接
    触子と反対側端部に位置する取り付け端部を有し、 前記絶縁部材には、前記コンタクトを挿入可能で前記取
    り付け端部を密着して嵌め込み可能な溝部が形成されて
    おり、 前記取り付け端部は、前記スライダーを滑動させて前記
    接触子を前記信号線に押圧するときに作用する力の方向
    と直交する方向に扁平な断面を有する水平部分を備え、 前記溝部は、前記水平部分を嵌め込み可能な水平溝部を
    有することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】前記取り付け端部は断面が逆L字状に形成
    されており、 前記溝部は断面が逆L字状に形成されていることを特徴
    とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】前記グランド部に直接的に接触する前記シ
    ールド部材の部分に、前記グランド部に向かってバネ作
    用するバネ部を形成したことを特徴とする請求項3に記
    載のコネクタ。
  7. 【請求項7】前記シールド部材の一部が切り取られて形
    成されたバネ作用を有するフック部を有し、前記フック
    部は前記フレキシブルフラット配線板が終端まで挿入さ
    れたとき前記フレキシブルフラット配線板に形成された
    開口部に係止可能であることを特徴とする請求項3に記
    載のコネクタ。
  8. 【請求項8】前記スライダーに凸部/凹部が形成され前
    記絶縁部材に凹部/凸部が形成されており、前記スライ
    ダーの凸部/凹部と前記絶縁部材の凹部/凸部とは、前
    記スライダーを終端まで滑動させたときに衝撃を発生し
    て互いに嵌り合うように形成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載のコネクタ。
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