JP2002237124A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002237124A
JP2002237124A JP2001036658A JP2001036658A JP2002237124A JP 2002237124 A JP2002237124 A JP 2002237124A JP 2001036658 A JP2001036658 A JP 2001036658A JP 2001036658 A JP2001036658 A JP 2001036658A JP 2002237124 A JP2002237124 A JP 2002237124A
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disc
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Tatsuhiko Tsuchiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペース内に複数のディスクを重ね
てストックし、選択されたディスクと隣接するディスク
を離して、その間に駆動ユニットを介入させるディスク
装置では、ディスクの導入・排出部と駆動ユニットの介
入部の双方に、空きスペースを形成する必要があるた
め、ディスク支持体を安定して支持することが難しい。 【解決手段】 内部に複数のディスク支持体36,3
7,38を有するストック部30は円形であり、基台2
1上で回動する。ストック部30の通過口33がディス
ク導入方向Yに向けられているときに、搬送手段100
によってストック部30内のディスク支持体にディスク
が導入され排出される。ストック部30がその位置から
回動する間に選択されたディスク支持体とこれに隣接す
るディスク支持体が離れ、通過口33が駆動ユニット8
0へ向けられたときに、駆動ユニットがストック部30
内に介入し、駆動ユニット80により選択されたディス
クを駆動できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限られたスペース
内に複数のディスクをストックするとともに、この複数
のディスクのいずれかを選択して駆動できるようにした
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスクをストックして、そのい
ずれかを選択して駆動するディスク装置はディスクチェ
ンジャと称されている。この種のディスクチェンジャで
は、ストック部に複数のディスクが、その面と直交する
方向へ並べられて保持されている。前記いずれかのディ
スクが選択されて前記ストック部の外へ引き出され、デ
ィスク中心が駆動ユニットにクランプされて回転駆動さ
れる。
【0003】しかし、例えばCD(コンパクトディス
ク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)は、
直径が120mmであるため、ストック部も当然に直径
120mmの円よりも大きな面積が必要である。また前
記ストック部からディスクを完全に引き出して駆動する
構造では、前記ストック部の外にさらに最低でも120
mmのスペースが必要になり、またストック部からディ
スクをその中心がストック部の外まで出るまで引き出し
て駆動する構造でも、前記ストック部の外に最低でも8
0mm程度のスペースが必要になる。
【0004】よって、この種のチェンジャでは、最低で
も200〜240mmの広さを有するスペースが必要で
あり、装置の小型化には限界がある。特に、自動車の車
室内のダッシュボードまたはインストルメントパネルに
設けられる電子機器の収納スペースはDINサイズと呼
ばれ、幅が180mmで奥行きが150mm程度であ
り、このような寸法内に前記方式のディスクチェンジャ
を収納することは、物理的に不可能である。
【0005】そこで、前記DINサイズのスペース内に
直径が120mmのディスクを複数枚ストックし、いず
れかのディスクを選択できるようにしたディスクチェン
ジャとして図14に示すものが考えられている。
【0006】このディスクチェンジャは、シャーシ1の
上のストック部7に、ディスクDを支持する複数枚のデ
ィスク支持体2が上下(図の紙面直交方向)に重ねられ
て配置されている。そしてそれぞれの前記ディスク支持
体2は、ストック部7の左右両側部7c,7cに位置す
る昇降機構3,3に支持されて、個々のディスク支持体
2が、ディスクDの面と直交する方向へ昇降動作させら
れるようになっている。
【0007】シャーシ1の奥側には、駆動ユニット4が
支持軸5を中心として回動できるように支持され、この
駆動ユニット4には、ディスクDの中心を支持してディ
スクDを回転させる回転駆動部6および光ヘッドなどが
搭載されている。
【0008】このディスクチェンジャでは、ストック部
7の左右両側部7c,7cに位置する前記昇降機構3,
3によりディスク支持体2が昇降させられていずれかが
選択される。このとき駆動ユニット4が奥側に退避して
いることで、ディスク支持体2の昇降動作の妨げになら
ない。
【0009】前記昇降機構3,3によって、選択された
ディスク支持体2と、その下に位置するディスク支持体
2との間に間隔が開けられると、前記駆動ユニット4が
支持軸5を中心として回動して隣接するディスク支持体
2の間に入り込んで、図14において破線で示すように
ディスクのストック領域に介入し、選択されたディスク
Dの中心が前記回転駆動部6に保持されて回転駆動され
る。
【0010】このような構造のディスクチェンジャは、
ディスクDをストック部7の領域外へ引き出すことがな
いため最小の寸法で構成できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし図14に示すデ
ィスクチェンジャでは、ストック部7の前部7aを、デ
ィスク支持体2へディスクDを導入し排出するために開
放させておくことが必要であり、また後部7bも、駆動
ユニット4をストック部7内に介入させるために開放し
ておくことが必要である。そのため、昇降機構3,3
は、必然的にストック部7の左右両側部7c,7cに配
置されることになる。
【0012】しかし、この構造では、昇降機構3,3を
配置する領域をストック部7の左右両側部に確保するこ
とが必要になり、ストック部7の両側に機構配置スペー
スを広く確保することが必要である。また左右両側の昇
降機構3,3を連動させる機構を、ストック部7の下方
または上方を横断するように配置することが必要とな
り、機構の構造が複雑になる。
【0013】さらに、図14では、駆動ユニット4が装
置の奥側に退避するものとなっているが、例えばDIN
サイズでは、約180mmの幅寸法W0に比べて奥行き
寸法Doが約150mmと狭いため、ストック部7の奥
側の残余スペースが小さく、前記駆動ユニット4を奥側
に配置すると、この奥側位置にアンプや他の回路を収納
できなくなる。
【0014】次に、図15は、図14と同じ構造のディ
スクチェンジャにおいて、昇降機構3,3を、ストック
部7の左側の側部7cと、後部7bに配置した場合を示
している。この場合には、駆動ユニット4を右側の側部
7cに対向する位置に退避させ、この位置から駆動ユニ
ット4をストック部7内に介入させることが可能になる
ため、比較的余裕のある幅寸法W0内に機構を収めるこ
とができ、装置の奥側の残余スペースを比較的自由に使
用することができる。
【0015】しかし、図15に示すような機構配置にす
ると、ディスク支持体2が直交する2辺で昇降機構3,
3に支持される構造となるため、各ディスク支持体2の
支持が不安定であり、ディスク支持体2が上下に揺れ動
きやすくなる。また直交する方向に配置された昇降機構
3,3には、互いに直交する方向の駆動力を与えること
が必要になり、両昇降機構3,3を連動させて動作させ
るのが困難となる。
【0016】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、駆動ユニットの退避位置の配置に設計上の自由度
を持たすことができ、またディスク支持体を安定して支
持でき、且つディスク支持体の選択動作も安定して確実
に行うことができるディスク装置を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置
は、所定の受入れ方向から導入されたディスクを支持す
るディスク支持体と、複数の前記ディスク支持体をこれ
に支持されたディスクの面と直交する方向へ移動自在に
支持するストック部と、前記ストック部を前記ディスク
の面に沿う方向へ回動させる回動駆動手段と、前記スト
ック部が基準位置にあって、前記ディスク支持体の前記
受入れ方向が、ディスクの導入または排出方向と一致し
ているときに、前記ストック部の回動領域の外側で且つ
導入または排出されるディスクと当たらない退避位置に
ある駆動ユニットと、前記ストック部が前記駆動ユニッ
トのディスク方向への介入を妨げない介入位置へ回動し
た時点で、選択されたディスク支持体とこれに隣接する
ディスク支持体との間隔を広げる選択手段と、前記スト
ック部が前記介入位置にあるときに、前記駆動ユニット
を前記隣接するディスク支持体の間に介入させて、選択
されたディスクを駆動できる位置へ移送するユニット移
送動手段と、が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0018】例えば、前記ストック部には、前記ディス
ク支持体をディスクの面と直交する方向へ案内できるよ
うに支持する複数の案内支持部が設けられ、前記ストッ
ク部が前記基準位置にあるときに、導入または排出され
るディスクの中心点の移動軌跡を基準中心線O−Oとし
たときに、前記案内支持部は、前記基準中心線O−Oを
挟む両側に配置されており、前記ストック部が前記介入
位置へ回動したときに、前記案内支持部が、前記駆動ユ
ニットのディスク方向への移動を妨げない位置へ回動す
るものである。
【0019】また、前記ストック部には、前記基準位置
にあるときに、前記ディスク支持体に対し導入または排
出されるディスクが通過する通過口が形成されており、
前記ストック部が前記介入位置へ回動したときに前記通
過口が退避位置にある前記駆動ユニットに向けられ、前
記駆動ユニットが前記通過口を通過してディスクを駆動
する位置へ移送されるものである。
【0020】例えば、前記ストック部と前記駆動ユニッ
トを収納する筐体が設けられ、前記筐体の前部にディス
クを1枚ずつ導入し排出する導入・排出口が設けられ
て、前記ストック部が前記基準位置にあるときに、前記
ディスク支持体の受入れ方向が、前記導入・排出口での
ディスクの導入または排出方向と一致し、このとき、前
記選択手段により選択されたディスク支持体が、前記導
入・排出口と対向する位置に設置される。
【0021】または、前記筐体の前部に大きく開口する
導入・排出口が設けられ、この大きな導入・排出口の奥
に複数のディスク支持体が現れており、前記導入・排出
口から個々のディスク支持体にディスクが供給されるも
のであってもよい。この場合には、ストック部が基準位
置にあるときに、ディスク支持体のいずれかを選択して
導入・排出口に対向させる動作は不要である。
【0022】さらに、前記ストック部が回動するとき
に、前記基準位置と前記介入位置との間に選択位置が有
り、前記選択位置のときに、いずれかの前記ディスク支
持体が選択され、前記ストック部が前記選択位置から前
記介入位置へ回動する間に、選択されたディスク支持体
とこれに隣接するディスク支持体との間隔が広げられる
ものであってもよい。
【0023】同様に、前記ストック部が回動するとき
に、前記基準位置と前記介入位置との間に選択位置が有
り、前記選択位置のときに、いずれかの前記ディスク支
持体が選択され、前記ストック部が前記選択位置から前
記基準位置へ回動する間に選択されたディスク支持体が
前記導入・排出口と対向する位置へ移動させられ、前記
ストック部が前記選択位置から前記介入位置へ回動する
間に、選択されたディスク支持体とこれに隣接するディ
スク支持体との間隔が広げられるものであってもよい。
【0024】例えば、前記選択手段は、選択されたディ
スク支持体を他のディスク支持体と分離するカム部材を
有しており、前記ストック部が前記選択位置にあるとき
に、前記カム部材に対して前記ストック部がディスクの
面と直交する方向へ相対的に移動することでいずれかの
ディスク支持体が選択され、選択されたディスク支持体
とこれに隣接するディスク支持体は、ストック部が選択
位置から前記介入位置へ移動するときの回動力によって
前記カム部材により分離される。
【0025】また、前記選択手段は、選択されたディス
ク支持体を他のディスク支持体と分離するカム部材を有
しており、前記ストック部が前記選択位置にあるとき
に、前記カム部材に対して前記ストック部がディスクの
面と直交する方向へ相対的に移動することでいずれかの
ディスク支持体が選択され、選択されたディスク支持体
とこれに隣接するディスク支持体は、ストック部が選択
位置から前記基準位置へ回動するときの回動力および前
記介入位置へ移動するときの回動力によって前記カム部
材により分離される。
【0026】また、前記ストック部が前記介入位置から
さらににクランプ位置へ回動するときに、前記カム部材
により、選択されたディスク支持体が移動させられ、こ
の移動の際に駆動ユニットにディスクが設置されるとと
もに、前記ディスク支持体が前記ディスクから離される
ものであってもよい。
【0027】また、例えば、前記カム部は前記ストック
部の回動方向へ回動し、前記カム部と前記ストック部と
の回動速度が相違することで、前記選択されたディスク
支持体と隣接するディスク支持体との分離動作が可能と
なる。
【0028】また、前記カム部は前記ストック部の回動
方向へ回動し、前記カム部と前記ストック部との回動速
度が相違することで、前記選択されたディスク支持体と
隣接するディスク支持体との分離動作が行われ、前記カ
ム部材は、前記選択位置にあるときのカムの中心に対し
て両回動方向の一方に介入分離部が、他方に導入・排出
分離部が設けられているものであってもよい。
【0029】さらに、前記導入・排出口と前記ストック
部との間に、ディスクを移送するディスク搬送手段が設
けられているものであってもよい。
【0030】この場合、前記ストック部が前記基準位置
にあるときに、前記ディスク搬送手段は、前記導入・排
出口から導入されたディスクをストック部内のディスク
支持体内へ完全に搬送できる位置に設けられ、前記スト
ック部が回動するときに、前記ディスク搬送手段が、前
記回動を妨げないように前記導入・排出口側へ移動する
ことが好ましい。
【0031】また、前記退避位置の駆動ユニットは、前
記筐体内において、前記導入・排出口から導入されるデ
ィスクの移動方向に向って左右いずれかの側方におい
て、ストック部の回動領域と筐体の側板との間に設けら
れているものとして構成できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0033】図1は本発明のディスク装置の主要部を示
す斜視図、図2は図1と左右逆側から前記ディスク装置
の主要部を示す斜視図、図3はストック部とディスク支
持体を示す斜視図、図4は選択手段の一部を構成する選
択部材の斜視図、図5(A)は、ディスク駆動中のディ
スク装置の主要部を示す断面図で、図9のV−V線の断
面図、図5(B)は、選択手段の一部を構成するスライ
ドカムを示す図5(A)のB矢視端面図、図6はストッ
ク部が基準位置にあるときのディスク装置の平面図、図
7はストック部が選択位置にあるときのディスク装置の
平面図、図8はストック部が介入位置にあるときのディ
スク装置の平面図、図9はストック部がクランプ位置に
あるときのディスク装置の平面図、図10は図6のX矢
視側面図、図11は図7のXI矢視側面図、図12は図
8のXII矢視側面図、図13は図9のXIII矢視側
面図である。
【0034】図6には、本発明のディスク装置の筐体1
0が鎖線で示されている。この筐体10は、金属ケース
11と、この金属ケース11の前部に固定されたノーズ
部と称される化粧パネル12とを有している。前記金属
ケース11は、1DINサイズまたは1/2DINサイ
ズであり、金属ケース11の幅寸法W0はほぼ180m
m、奥行き寸法D0はほぼ150mmである。
【0035】前記化粧パネル12は合成樹脂製であり、
その前面12aが操作・表示面であり、この操作・表示
面12aには、各種操作釦や液晶表示パネルなどの表示
部が配列されている。そしてこの化粧パネル12には、
CDやDVDのような直径が120mmのディスクDを
1枚ずつ挿入し且つ排出することのできるスリット状の
導入・排出口13が開口している。
【0036】前記金属ケース11は、自動車の車室内の
ダッシュボードまたはインストルメントパネルに形成さ
れた装着凹部内に埋設され、このとき化粧パネル12
が、前記ダッシュボードまたはインストルメントパネル
に現れる。
【0037】そして前記金属ケース11内に、このディ
スク装置の主要部となる選択駆動ユニット20が収納さ
れている。
【0038】前記選択駆動ユニット20は、金属板を折
り曲げ形成した基台21を有している。この基台21
は、前記金属ケース11内でオイルダンパー、エアーダ
ンパー、コイルスプリングなどの弾性支持部材により弾
性的に支持されており、自動車の車体振動が金属ケース
11から前記選択駆動ユニット20に直接影響しないよ
うになっている。
【0039】前記選択駆動ユニット20では、矢印Y方
向がディスクDの導入および排出方向である。図6に示
すように、ディスクDは、化粧パネル12の導入・排出
口13から1枚ずつ挿入されて、前記矢印Yの方向へ移
送されて、前記選択駆動ユニット20内に供給される。
このときのディスクDの中心点の移動軌跡を、図6にお
いて基準中心線O−Oとして示す。
【0040】図1と図2に示すように、前記基台21の
上にはストック部30が設けられている。このストック
部30内には複数枚のディスクD(図示する実施の形態
では3枚のディスクD)が、ディスクDの面と直交する
方向へ重ねられてストックされる。
【0041】図1には、ストック部30の内部にストッ
クされたディスクDの中心点を通る垂直基準線をH0で
示しているが、前記ストック部30は、前記垂直基準線
H0を中心として、図1に示す基準位置からα方向(反
時計方向)へ回動できるように支持されており、またそ
の回動後にβ方向(時計方向)へ戻るように回動できる
ようになっている。
【0042】図3には、前記ストック部30の全体構造
が示されている。このストック部30は全体が合成樹脂
材料で一体に形成されているものであり、前記垂直基準
線H0を中心とする部分円筒状の円筒側壁31と、前記
円筒側壁31の上端を覆う天井部32とを有している。
前記円筒側壁31は一部で欠如して、この欠如部分に、
ストック部30内へディスクDを導入し排出できる通過
口33が開口している。図3および図6には、前記通過
口33の開口幅寸法がW1で示されているが、この開口
幅寸法W1は120mm以上であり、CDまたはDVD
などのディスクが前記通過口33を経て、ストック部3
0の内外へ移動できるようになっている。
【0043】前記円筒側壁31には、3箇所に上下方向
へスリットとして形成された案内支持部34a,34
b,34cが形成されている。図6では、前記ストック
部30での3箇所の案内支持部34a,34b,34c
が位置する場所をそれぞれ鎖線で示している。
【0044】また、前記円筒側壁31の外面上部には、
フランジ35が一体に形成されている。このフランジ3
5は、前記ストック部30の前記通過口33を除く全周
に設けられている。
【0045】前記ストック部30内には、3個のディス
ク支持体36,37,38が設けられている。各ディス
ク支持体36,37,38は全て同じ形状であり、ディ
スク支持体36の外周には3箇所に凸部36aが一体に
形成され、ディスク支持体37とディスク支持体38の
それぞれの外周にも、3箇所の凸部37a,38aが一
体に設けられている。それぞれの凸部36a,37a,
38aは、前記円筒側壁31に形成された各案内支持部
34a,34b,34c内に挿入されており、その結
果、各ディスク支持体36,37,38は、前記ストッ
ク部30内でディスク面と直交する方向へ昇降移動可能
となっている。
【0046】前記各ディスク支持体36,37,38で
のディスクの支持およびディスクの導入と排出に支障の
ない場所において、ストック部30の天井部32と上段
のディスク支持体36との間に収縮ばね39aが設けら
れ、上段のディスク支持体36と中段のディスク支持体
37との間に収縮ばね39bが、中段のディスク支持体
37と下段のディスク支持体38との間に収縮ばね39
cが設けられている。前記各収縮ばね39a,39b,
39cの弾性収縮力によって、全てのディスク支持体3
6,37,38が天井部32に向けて付勢されており、
前記各ディスク支持体36,37,38は、外力が与え
られていない状態において、全て天井部32に密着して
いる。
【0047】前記各ディスク支持体36,37,38
は、外周部36b,37b,38bが円形であり、ディ
スクの受入れ側では、各ディスク支持体36,37,3
8に、凹部36c,37c,38cが形成されている。
さらに図5に示すように、各ディスク支持体の外周部3
6b,37b,38bには、上方へリング状突出部36
d,37d,38dが一体に形成されている。
【0048】前記各ディスク支持体36、37,38
は、前記通過口33に向けられた方向がディスクの受入
れ方向Ysとなっている。ディスクDは、ストック部3
0の通過口33に向けて前記受入れ方向Ysから挿入し
たときのみ、各ディスク支持体36,37,38の上に
導入可能とされ、導入されたディスクDの外周部は、前
記リング状突出部36d,37d,38dに当たること
で、各ディスク支持体上に位置決めされる。このとき、
図6に示すように、ディスクDの中心穴D1は、前記凹
部36c,37c,38cに位置する。
【0049】なお、前記各ディスク支持体36,37,
38のリング状突出部36d,37d,38dの内側
に、ディスクDを脱落しないように保持する板ばねが設
けられていてもよいし、またディスク支持体36,3
7,38の外周部の上方に、ディスクDが上方へ飛び出
さないように、上部規制部がディスクを収納できる間隔
を開けて設けられていてもよい。
【0050】図1と図2に示すように、前記選択駆動ユ
ニット20の基台21の表面には、案内リング41が固
定されて設けられている。前記ストック部30の円筒側
壁31では、前記案内支持部34a,34b,34cが
形成されている場所の下部に突出部31aがそれぞれ形
成されており、この突出部31aの下縁部が前記案内リ
ング41の内周面に案内されて、ストック部30が前記
垂直基準線H0を中心として回動できるようになってい
る。
【0051】前記選択駆動ユニット20の奥側には、昇
降案内部材42が設けられている。前記昇降案内部材4
2の上端には昇降案内リング43が一体に設けられてお
り、この昇降案内リング43の内周面に案内スリット4
3aが形成されている。図5に示すように、前記ストッ
ク部30の前記フランジ35は、前記案内スリット43
a内に摺動自在に挿入されており、前記昇降案内リング
43に対して、前記ストック部30が回動自在に支持さ
れている。
【0052】図2および図6に示すように、前記昇降案
内リング43は、ほぼ180度の角度範囲に形成されて
いる。そして図2に示すように選択駆動ユニット20の
右側側部では、前記昇降案内部材42の前記昇降案内リ
ング43の下側に、欠損部44が形成されている。後に
説明する駆動ユニット80は、前記昇降案内部材42の
前記欠損部44に対向する位置に退避している。そして
駆動ユニット80が回動するときには、前記欠損部44
内を通過してストック部30の内部に入り込めるように
なっている。
【0053】図2に示すように、前記基台21には一対
のガイド軸45,45が固定されており、前記昇降案内
部材42およびこれと一体の昇降案内リング43は、前
記ガイド軸45,45に沿って昇降動作可能とされてい
る。そして選択駆動ユニット20の奥側には、前記昇降
案内部材42を昇降させるスライドカム46が選択手段
の一部を構成するものとして設けられている。前記スラ
イドカム46は、図5(A)に示すように、前記基台2
1の奥側に折り曲げられた垂直支持壁22の外面におい
てX1−X2方向(図5(A)の紙面直交方向)へスラ
イド自在に支持されている。そして図示しない選択駆動
手段により前記スライドカム46はX1方向とX2方向
およびその中間位置に移動させられる。
【0054】図5(B)に示すように、前記スライドカ
ム46には、長穴で形成されたカム部47が形成されて
おり、このカム部47内に、前記昇降案内部材42から
一体に突出する凸部48が摺動自在に挿入されている。
前記カム部47には上下位置が相違する上段選択部47
a、中段選択部47b、下段選択部47cが形成されて
いる。前記スライドカム46がX1−X2方向へ移動す
ることで、前記昇降案内部材42は、3段に高さ位置が
変化し、その結果、昇降案内部材42と一体の昇降案内
リング43に支持されている前記ストック部30も高さ
位置が3段階に変化する。
【0055】ただし、凸部48が上段選択部47aに位
置するときと、中段選択部47bに位置するときでの、
前記昇降案内部材42およびストック部30の上下の移
動量は、前記各ディスク支持体36,37,38に設け
られた凸部36a,37a,38aの直径dにほぼ一致
し、凸部48が中段選択部47bに位置するときと、下
段選択部47cに位置するときでの、前記昇降案内部材
42およびストック部30の上下の移動量も前記直径d
とほぼ一致している。よって、前記昇降案内部材42と
ストック部30の昇降移動距離は最大で前記直径dの2
倍である。
【0056】このように昇降案内部材42およびストッ
ク部30の昇降高さはわずかであるため、ストック部3
0が昇降する間に、前記円筒側壁31の突出部31aの
下縁部が前記案内リング41の内周面から外れることが
なく、ストック部30は常に、前記案内リング41と、
前記昇降案内リング43とで案内されて回動する。この
実施の形態では、前記案内リング41と前記昇降案内リ
ング43とで、前記ストック部30の回動案内手段が構
成されている。
【0057】前記ストック部30の円筒側壁31の外周
には、選択手段の一部を構成する選択部材50が設けら
れている。前記選択部材50は、リング部材51を有し
ており、このリング部材51は、前記ストック部30の
円筒側壁31の周長よりもやや短い角度範囲のカム支持
円筒部51aと、前記カム支持円筒部51aの両端部間
の下端どうしを連結する連結リング部51bを有してい
る。前記連結リング部51bの上方には、前記ストック
部30へのディスクDの導入および排出を妨げず、また
後に説明する駆動ユニット80の介入動作を妨げないた
めの欠損部51cが形成されている。
【0058】前記カム支持円筒部51aの外周にはレー
ル51dが形成されている。一方、図5(A)に示すよ
うに、前記垂直支持壁22の内面には、選択案内部24
が固定されており、前記レール51dが前記選択案内部
24の溝内に摺動自在に嵌合している。したがって、前
記選択部材50は、上下方向へ移動することなく、前記
ストック部30の外周において、前記ストック部30と
は独立して回動できるように支持されている。
【0059】前記選択部材50の前記カム支持円筒部5
1aの内面の3箇所には、カム部材52,52,52が
取付けられている。前記各カム部材52,52,52の
配置角度は、前記ストック部30での各案内支持部34
a,34b,34cの配置角度と一致している。
【0060】前記カム部材52は、選択部材50のα方
向が導入・排出分離部53で、β方向が介入分離部54
となっている。そして、導入・排出分離部53と介入分
離部54との対向部に間隔を開けた中立部55が設けら
れている。前記導入・排出分離部53では、上下の中央
部に選択溝56が位置し、上縁には上方分離部57が、
下縁には下方分離部58が形成されている。前記中立部
55に対向する部分では、前記選択溝56と前記上方分
離部57とでくさび部59が形成され、また選択溝56
と前記下方分離部58とでくさび部61が形成されてい
る。そして前記選択溝56のα側の端部が選択保持部5
6aである。
【0061】前記介入分離部54では、上下の中央部に
選択溝62が形成されており、上縁に上方分離部63
が、下縁に下方分離部64が形成されている。そして前
記中立部55に対向する部分で、選択溝62と上方分離
部63との間にくさび部65が形成され、選択溝62と
下方分離部64との間にくさび部66が形成されてい
る。また、介入分離部54の前記選択溝62のβ側の開
口端62aを挟んで、前記上方分離部63と逆の側の上
縁に、上方待機部67が形成されている。そして、前記
開口端62aの側方において、前記上方分離部63のβ
側の端部にくさび部68が形成されている。前記選択溝
62はV字形状であり、V字の底部がクランプ保持部6
2bとなっている。
【0062】図5(A)に示すように、金属ケース11
の奥側には、前記ストック部30と前記選択部材50を
回動させる回動駆動手段70が設けられている。
【0063】前記回動駆動手段70では、前記ストック
部30の円筒側壁31の外周面にリング状のラック71
が固定されており、前記選択部材50のカム支持円筒部
51aの外面にもリング状のラック72が固定されてい
る。前記両ラック71と72の歯部のピッチ円は、前記
垂直基準線H0を中心とした円弧形状であり、ストック
部30に固定されたラック71のピッチ円の直径が、選
択部材50に固定されたラック72のピッチ円の直径よ
りも大きくなっている。
【0064】図5(A)に示すように、前記基台21の
後端には支持板23が固定されており、この支持板23
に固定された支持軸26に、二段ピニオン25が回転自
在に支持されている。二段ピニオン25は、大径歯車2
5aと小径歯車25bとが一体となったものであり、前
記小径歯車25bは、前記ストック部30に固定された
ラック71と噛み合っており、大径歯車25aは、前記
選択部材50に固定されたラック72に噛み合ってい
る。そして図示しない駆動モータの動力が減速されて、
前記二段ピニオン25に伝達されている。
【0065】前記駆動モータの動力により前記二段ピニ
オン25が駆動されると、前記リング状のラック71と
ラック72に同時に動力が伝達されて、ストック部30
と選択部材50とが回転駆動される。ここで、前記小径
歯車25bからストック部30のラック71に伝達され
る伝達系に対して、前記大径歯車25aから選択部材5
0のラック72に伝達される伝達系の方が増速となるた
め、前記選択部材50が前記ストック部30よりも速く
回動させられる。
【0066】図10、図11、図12、図13は、それ
ぞれ図6、図7、図8、図9の状態での、前記ストック
部30と選択部材50との回動位置を示している。図6
と図10ではストック部30が基準位置、図7と図11
では、ストック部30が選択位置、図8と図12は、ス
トック部30が介入位置、図9と図13では、ストック
部30が、クランプ位置である。
【0067】前記回転駆動手段70の前記二段ピニオン
25が、図10の状態を起点として、上方から見たとき
に時計方向へ回転すると、ストック部30および選択部
材50が共にα方向へ回動するが、このとき図10から
図11を経て図12に向うにしたがって、選択部材50
が、ストック部30よりも速く前記α方向へ回動する。
【0068】逆に図12の状態を起点にして、前記二段
ピニオン25が反時計方向へ逆転すると、ストック部3
0および選択部材50がβ方向へ回動するが、このと
き、図12から図13に至る間に、選択部材50が、ス
トック部30よりも速くβ方向へ回動する。さらに、図
13の状態から前記二段ピニオン25が反時計方向へ回
動すると、ストック部30と選択部材50が図11を経
て図10の状態に復帰するが、このときも選択部材50
がストック部30よりも速くβ方向へ回動する。
【0069】図1および図6に示すように、前記金属ケ
ース11の右側の側板11aと前記ストック部30の回
動領域との間の残余スペース内に、駆動ユニット80が
退避して位置している。前記駆動ユニット80はユニッ
トベース81を有しており、このユニットベース81
は、基台21に固定された支持軸89に回動できるよう
に支持されている。
【0070】図5(A)に示すように、前記ユニットベ
ース81の先部の上面には、スピンドルモータ82が固
定されており、このスピンドルモータ82の駆動軸82
aに、ディスクの回転駆動部となるターンテーブル83
が固定されている。前記ターンテーブル83は、ディス
クDの中心穴D1に入り込む突出部83aと、その周囲
に位置してディスクDの下面を支持するディスク支持部
83bとを有している。前記突出部83a内には、円周
方向に120度の間隔で、3個の保持爪84が回動自在
に設けられており、この保持爪84は、突出部83a内
に設けられたクランプスプリング85によって、前記突
出部83aの外周方向へ突出するように付勢されてい
る。また、前記突出部83a内には、前記保持爪84を
突出部83a内に退行させるクランプ解除機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0071】このターンテーブル83はいわゆるセルフ
クランプ方式を採用したものであり、前記クランプ解除
機構によって各保持爪84が突出部83a内に退行させ
られている状態で、ディスクDの中心穴D1が前記突出
部83aの外周に装着される。装着されたときに前記ク
ランプ解除機構による前記保持爪84の拘束が断たれ、
前記クランプスプリング85の付勢力により各保持爪8
4が突出部83aから外周方向へ突出し、前記付勢力に
よって、ディスクDの中心穴D1の周縁部が、前記ディ
スク受け部83bと保持爪84との間で挟持される。
【0072】図2に示すように、前記ユニットベース8
1の上には、ガイド部材86とスクリュー軸87とが設
けられており、光ヘッド88が、前記ガイド部材86と
スクリュー軸87に案内されて、ターンテーブル83に
接近している内周側位置から、前記ターンテーブル83
から離れる外周側位置へ向けて移動可能となっている。
また前記ユニットベース81の上には図示しないスレッ
トモータが搭載されており、スレットモータにより前記
スクリュー軸87が回転駆動されて、前記光ヘッド88
がディスクの面に沿って移動させられる。
【0073】図2に示すように、基台21の上にはユニ
ット移送手段90が設けられている。このユニット移送
手段90では、前記ユニットベース81の基部に、前記
支持軸89の中心と同軸のピッチ円を有する歯車91が
固定されている。基台21の上には前記歯車91と噛み
合うピニオン歯車92が設けられており、基台21の上
に設けられた移送モータ93の動力が減速されて前記ピ
ニオン歯車92に伝達される。
【0074】前記ユニット移送手段90の駆動力によ
り、前記駆動ユニット80は、図1と図6に示す退避位
置から、図2および図9に示すようにストック部30内
に入り込んだクランプ・駆動位置へ回動できるようにな
っている。
【0075】図1と図2に示すように、前記ストック部
30よりも手前側にはディスク搬送手段100が設けら
れている。このディスク搬送手段100は、ディスクD
を挟持できる一対のローラ101と102を有してお
り、図示しない搬送モータによっていずれか一方のロー
ラが回転駆動される。
【0076】図1と図6では、ストック部30が基準位
置にあるが、このとき前記ディスク搬送手段100は、
ストック部30の回動領域の中に入っており、ストック
部30の前記通過口33に接近している。またディスク
搬送手段100は、前記化粧パネル12に設けられた導
入・排出口13と同じ高さ位置にある。また、ストック
部30が回動するときには、図2および図7、図8、図
9に示すように、前記ディスク搬送手段100が、導入
・排出口13側に移動して、ストック部30の回動を妨
げない位置へ至る。
【0077】次に前記ディスク装置に動作について説明
する。なお、図1、図10、図11、図12、および図
13では、動作説明がしやすいように、カム支持円筒部
51a(図4参照)の図示を省略し、ストック部30の
円筒側壁31の外側に、カム部材52を形成する導入・
排出分離部53と、介入分離部54の動作位置のみを図
示している。
【0078】(ディスク支持体の選択動作)3枚のディ
スク支持体36,37,38のいずれかを選択するとき
には、図5に示す回動駆動手段70の二段ピニオン25
を駆動し、ストック部30と選択部材50を図6の基準
位置からβ方向へ回動させて図7に示す選択位置まで移
動させて、その位置で停止させる。このとき、ストック
部30のフランジ35が、昇降案内部材の昇降案内リン
グ43の案内スリット43aを摺動し、円筒側壁31の
下端の突出部31aの下縁が、基台21上の案内リング
41の内側を摺動することで、前記ストック部30がβ
方向へ回動する。
【0079】ストック部30が図6に示す基準位置から
図7に示す選択位置までα方向へ回動する間に、選択部
材50のカム部材52が、前記ストック部30よりも速
くα方向へ回動する。その結果、ストック部30が図7
に示す選択位置で停止した時点で、図11に示すよう
に、選択部材50に設けられたカム部材52の中立部5
5が、ストック部30の各案内支持部34a,34b,
34cに一致する。
【0080】前記中立部55は、導入・排出分離部53
と介入分離部54の中間位置であるため、このときカム
部材52から、各ディスク支持体36,37,38の凸
部36a,37a,38aに拘束力が働かない。よって
図3において略図で示す収縮ばね39a,39b,39
cの弾性収縮力により、自由状態の前記各ディスク支持
体36,37,38が全て上昇させられ、ストック部3
0の天井部32に密着している。
【0081】図7および図11の状態において、図5
(B)に示すスライドカム46がX1方向またはX2方
向へ移動してディスク支持体の選択が行われる。スライ
ドカム46が移動すると、カム部47に挿入されている
凸部48に上昇力または下降力が作用し、昇降案内部材
42およびこれと一体の昇降案内リング43が、図1と
図2に示すガイド軸45,45に沿って昇降する。前記
スライドカム46の移動力によって昇降させられる昇降
案内部材42の上下方向への移動量は、最大で、ディス
ク支持体36,37,38の凸部36a,37a,38
aの直径dの2倍である。
【0082】図11では中段の凸部37aが選択された
状態を示している。このとき、図5(B)に示す前記ス
ライドカム46がX1−X2方向の中間位置に移動し、
昇降案内部材42に設けられた凸部48が、スライドカ
ム46のカム部47の中段選択部47bに位置してお
り、昇降案内部材42およびこれに回動自在に支持され
ているストック部30は、その昇降範囲の中間の高さに
位置している。そして、図11では、ストック部30内
の中段のディスク支持体37に形成された凸部37a
が、カム部材52の中立部55内において、両側の選択
溝56と選択溝62の開口端に対向している。
【0083】また、図7と図11の状態において、前記
スライドカム46が図5(B)のX1方向へ移動する
と、凸部48がカム部47の上段選択部47aに導か
れ、凸部48およびこれと一体の昇降案内部材42が下
降させられる。このとき、昇降案内部材42の昇降案内
リング43に支持されているストック部30もH1方向
へ下降させられ、カム部材52の中立部55では、上段
のディスク支持体36の凸部36aがカム部材52の選
択溝56および62に対向し、上段のディスク支持体3
6を選択できるようになる。
【0084】逆にスライドカム46がX2方向へ移動
し、凸部48がカム部47の下段選択部47cに導かれ
ると、昇降案内部材42が最上部に持ち上げられ、これ
と共にストック部30は基台21から離れるH2方向へ
上昇する。このときカム部材52の中立部55では、下
段のディスク支持体38の凸部38aが、選択溝56と
選択溝62の開口端に対向し、下段のディスク支持体3
8を選択できるようになる。
【0085】(ディスクの導入・排出動作)図7と図1
1に示す選択位置でストック部30が昇降させられるこ
とで、3枚のディスク支持体36,37,38の凸部3
6a,37a,38aのいずれかが選択されるが、以下
においては、図11に示すように、中段のディスク支持
体37が選択されているときの動作を説明する。ただ
し、上段の支持体36が選択されているときと、下段の
支持体38が選択されているときとで、その後の動作は
同じである。
【0086】選択されたディスク支持体にディスクを導
入し、または選択されたディスク支持体からディスクを
排出するときには、図6および図11に示す状態から、
回動駆動手段70の二段ピニオン25が図5(B)の上
方から見たときの反時計方向へ駆動される。二段ピニオ
ン25の回動力は、小径歯車25bからストック部30
のラック71に伝達され、大径歯車25aから選択部材
50のラック72に伝達され、ストック部30および選
択部材50がβ方向へ回動させられて、図6と図10に
示す基準位置に戻される。
【0087】このとき、ストック部30よりも選択部材
50の方がβ方向へ速く回動することになり、選択部材
50のカム部材52が、ストック部30に対して相対的
にβ方向へ移動することになる。
【0088】したがって、図11の状態からカム部材5
2がβ方向へ回動し始めると、カム部材52の導入・排
出分離部53のくさび部59が、中段のディスク支持体
37の凸部37aと上段のディスク支持体36の凸部3
6aとの間に強制的に入り込み、またくさび部61が、
前記凸部37aと下段のディスク支持体38の凸部38
aとの間に強制的に介入する。そして中段の凸部37a
が選択溝56内に導かれ、上段の凸部36aが上方分離
部57に導かれ、下段の凸部38aが下方分離部58に
導かれ、各凸部36a,37a,38aが上下に互いに
離れるように分離される。
【0089】そして、ストック部30が図10に示す基
準位置に回動して停止した時点で、中段の凸部37a
が、前記選択溝56の終端の選択保持部56aに保持さ
れる。そして上段の凸部36aは、導入・排出分離部5
3の上縁部に当たる位置となり、下段の凸部38aは、
導入・排出分離部53の下縁部に当たる位置となる。
【0090】このとき、選択された中段のディスク支持
体37が、前記化粧パネル12に開口するスリット状の
導入・排出口13と同じ高さで、且つディスク搬送手段
100がディスクDを搬送する高さと一致する。
【0091】また、図6に示すように、ストック部30
が基準位置に移動して停止すると、ディスク搬送手段1
00のローラ101と102が、化粧パネル12から離
れて、ストック部30の回動領域内に移動し、前記ロー
ラ101と102が、ストック部30の通過口33に接
近する。このときの垂直基準線H0と、両ローラ10
1,102の軸中心までの距離は、ディスクDの半径寸
法未満である。
【0092】また、前記各ディスク支持体36,37,
38では、ディスクDの受入れ方向がYs方向である
が、ストック部30が図6に示す基準位置に回動した時
点で、前記受入れ方向Ysが、基準中心線O−Oに一致
する。
【0093】1枚のディスクDが、化粧パネル12に開
口している導入・排出口13に挿入されると、導入・排
出口13の内側に設けられた図示しないセンサにより前
記ディスクDの導入が検知される。このセンサの検知出
力は図示しない制御部に与えられ、前記制御部の制御に
より搬送モータが始動させられ、ローラ101と102
のいずれか一方が回転し始める。
【0094】導入・排出口13から挿入されたディスク
Dは前記ローラ101と102に挟まれ、一方のローラ
の回転力によって筐体10内に搬送されるが、搬送され
るディスクDの中心点の移動軌跡は、前記基準中心線O
−Oと一致する。そして、搬送されるディスクDは、選
択されて所定の高さ位置に静止している中段のディスク
支持体37の上に完全に送り込まれ、前記ディスク支持
体37の上でディスクDが支持される。
【0095】ディスク支持体37へのディスクDの導入
が完了すると、ローラ101と102は共にディスクD
の面から離れて上下に移動し、そのまま図7に示すよう
に化粧パネル12側へ移動し、両ローラ101と102
が、ストック部30の回動領域の外へ退避する。
【0096】選択されたディスク支持体37に支持され
ているディスクDが排出されるときも、ストック部30
が図6に示す基準位置に停止しているときに、ローラ1
01と102がストック部30の回動領域内に移動し
て、前記ローラ101と102によりディスクDが挟持
される。そして、一方のローラの回転力により、ディス
ク支持体37上のディスクDが前記基準中心線O−Oに
沿ってストック部30の通過口33を通って外方へ移動
させられ、導入・排出口13から筐体10の外部へ向け
て排出される。
【0097】図6に示すように、各ディスク支持体3
6,37,38は、3箇所の案内支持部34a,34
b,34cによってストック部30に支持されているこ
とになるため、カム部材52によって、各ディスク支持
体36,37,38が選択されるときに、各々のディス
ク支持体が安定した状態でストック部30内で昇降移動
できる。
【0098】またストック部30が図6に示す基準位置
にあるとき、案内支持部34aと34bが、ディスクD
の中心の移動軌跡である基準中心線O−Oの左側に位置
し、また案内支持部34cが基準中心線O−Oの右側に
位置して、ディスク支持体が前記基準中心線O−Oを挟
む両側で支持されているため、前記ディスクDの導入と
排出動作のときに、選択されたディスク支持体が上下に
不用意にぐらつくことなく安定して位置するようにな
る。したがって、選択されたディスク支持体37上にデ
ィスクDを安定して供給でき、また選択されたディスク
支持体36上のディスクDを安定して導入・排出口13
から排出させることができる。
【0099】(駆動ユニット80をストック部30内に
介入させる動作)選択されたディスク支持体上のディス
クを駆動するときには、二段ピニオン25を回転させ
て、ストック部30および選択部材50をα方向へ回動
させて図8と図12に示す介入位置へ移動させる。
【0100】このとき、駆動しようとするディスクDを
載せたディスク支持体が、図6と図10の基準位置にお
いて選択溝56で選択されているディスク支持体と同じ
であるときは、ストック部30およびカム部材52は、
図6と図10の基準位置から、図7と図11に示す選択
位置を素通りして図8と図12に示す介入位置まで回動
させられる。
【0101】また、図6と図10の基準位置において選
択されているディスク支持体と、駆動しようとするディ
スクDを支持したディスク支持体とが異なる場合には、
ストック部30と選択部材50は、図7と図11に示す
選択位置で停止させられる。この位置で、図5(B)に
示すスライドカム46がX1方向またはX2方向へ駆動
され、カム部47によって昇降案内部材42が上昇させ
られ、または下降させられて、駆動しようとするディス
クが搭載されたディスク支持体が選択されて、そのディ
スク支持体の凸部が、カム部材52の介入分離部54の
選択溝62の開口端に対向させられる。
【0102】駆動するディスクが選択された後に、二段
ピニオン25が回転させられて、ストック部30とカム
部材52が、図8と図12に示す介入位置まで回動させ
られて停止する。図8に示す介入位置では、ストック部
30が、図6に示す基準位置から反時計方向へほぼ90
度回動する。
【0103】ストック部30が、図7の選択位置から図
8の介入位置までα方向へ回動する間、選択部材50は
前記ストック部30よりも速く回動するため、ストック
部30に対してカム部材52が相対的にα方向へ回動す
ることになり、ストック部30が図8に示す介入位置へ
回動した時点で、ストック部30とカム部材52との位
置関係は図12に示す状態となる。
【0104】図11において中段のディスク支持体37
の凸部37aが選択された状態で、ストック部30およ
び選択部材50が、図11の選択位置からα方向へ回動
し始めるときに、カム部材52の介入分離部54のくさ
び部65が、中段の凸部37aと上段の凸部36aとの
間に入って、凸部37aと36aが上下に分離され、凸
部37aが選択溝62内に導かれ、凸部36aが上方分
離部63に導かれる。また、くさび部66が中段の凸部
37aと下段の凸部38aとの間に入って、凸部38a
が下方へ分離され、下段の凸部38aが下方分離部64
に導かれる。
【0105】ストック部30とカム部材52が図12に
示す介入位置へ至ると、選択された中段のディスク支持
体37の凸部37aは、選択溝62の開口端62aから
β方向へ出て、この凸部37aとその上の凸部36aと
が、共に介入分離部54の上方待機部67上で保持され
る。一方、下段の凸部38aは、介入分離部54の下縁
部に押し下げられ、ストック部30が、図8および図1
2に示す介入位置に至った時点で、選択された中段のデ
ィスク支持体37と、これよりも下に隣接する下段のデ
ィスク支持体38との間に大きな隙間が形成される。
【0106】ストック部30および選択部材50は、図
8と図12に示す介入位置で一旦停止する。そして、図
2に示すユニット移送手段90の移送モータ93が始動
し、ピニオン歯車92によって歯車91が駆動される。
よって、それまでストック部30の回動領域の外に退避
していた駆動ユニット80が、支持軸89を支点として
反時計方向へ回動する。図8の状態では、ストック部3
0においてディスク支持体36,37,38を支持して
いる案内支持部34cが、駆動ユニット80と当たらな
い位置へ移動し、またストック部30の通過口33が駆
動ユニット80に向けられる。したがって、駆動ユニッ
ト80は、図2に示される昇降案内部材42の昇降案内
リング43の下の欠損部44を通過し、前記通過口33
内を通過して、ストック部30の回動領域内に介入す
る。
【0107】このとき、選択されているディスク支持体
37と、その下のディスク支持体38との間には、大き
な間隔が開けられているため、ユニットベース81、そ
の上のスピンドルモータ82、このスピンドルモータ8
2の駆動軸82aに固定されたターンテーブル83が、
ディスク支持体37に支持されたディスクDとディスク
支持体38に支持されたディスクDとに当たることなく
移動する。そして、ターンテーブル83の突出部83a
が、ディスク支持体37上のディスクDの中心穴D1に
一致する駆動位置へ至って、駆動ユニット80の介入動
作が完了する。
【0108】(ディスククランプ動作)図8および図1
2で駆動ユニット80の介入動作が完了すると、回転駆
動手段70の二段ピニオン25が逆転し、ストック部3
0および選択部材50がβ方向へ戻され、図9および図
13に示すクランプ位置まで回動して停止させられる。
図12から図13に至る間に、ストック部30よりもカ
ム部材52がβ方向へ速く戻ることになり、ストック部
30の円筒側壁31に対して、カム部材52が相対的に
β方向へ移動することになる。
【0109】このとき、介入分離部54のくさび部68
が、中段の凸部37aと上段の凸部36aの間に入り込
み、中段の凸部37aが再び選択溝62内に導かれる。
前記選択溝62のV字形状により、凸部37aおよびこ
れと一体のディスク支持体37が下降させられ、この
間、ディスク支持体37上のディスクDの中心穴D1
が、ターンテーブル83の突出部83aの外周に挿通さ
れ、ディスクDの下面がターンテーブル83のディスク
受け部83b上に設置される。図13の状態で、凸部3
7aは選択溝62のクランプ保持部62bで保持される
が、このとき、図5(A)に示すように、ターンテーブ
ル83に設置されたディスクDに対して中段のディスク
支持体37がさら下方へ移動し、ディスク支持体37
と、ターンテーブル83に支持されたディスクDの下面
とが離れる。
【0110】そして図5(A)に示すように、ターンテ
ーブル83に設けられた保持爪84がクランプスプリン
グ85によって外周方向へ付勢され、ディスクDの中心
穴D1の周縁部が、ディスク受け部83bと保持爪84
とで保持されてクランプされる。この状態で、スピンド
ルモータ82が始動し、ターンテーブル83とともにデ
ィスクDが回転駆動されて、光ヘッド88によりディス
クDの記録データの読み取りが行われ、あるいはディス
クDに対するデータの記録が行われる。
【0111】(駆動するディスクの交換動作)駆動する
ディスクを交換するときには、図9および図13のクラ
ンプ位置において、ターンテーブル83の保持爪84を
退行させてディスクのクランプを解除する。そしてスト
ック部30および選択部材50をα方向へ回動させて図
8および図12に示す介入位置に戻し、駆動ユニット8
0を時計方向へ回動させて、駆動ユニット80をストッ
ク部30の回動領域から外れる位置へ退避させる。
【0112】さらにストック部30および選択部材50
をβ方向へ回動させて図7および図11に示す選択位置
に設定する。ここで、図5(B)に示すスライドカム4
6をX1方向またはX2方向へ移動させ、昇降案内部材
42とストック部30を上下に移動させて、次に選択す
る凸部36a,37a,38aのいずれかをカム部材5
2の選択溝62に対向させる。そして、ストック部30
と選択部材50を図8と図12に示す介入位置へ移動さ
せ、さらに図9と図13に示すクランプ位置へ回動させ
る。
【0113】このように、前記実施の形態では、図6に
示す基準位置で、ストック部30へのディスクDの導入
とストック部30からのディスクの排出を行い、次にス
トック部30を図8に示す向きに回動させて、駆動ユニ
ットをストック部30内に介入させているため、ストッ
ク部30を昇降案内部材42によって広い角度範囲で支
持できるようになり、ストック部30内の各ディスク支
持体36,37,38を安定して支持し、且つ選択動作
では各ディスク支持体を安定して上下動させることがで
きる。
【0114】特に、前記実施の形態では、図6に示す平
面図において、ストック部30が円形を基本とし、さら
にストック部が昇降案内リングで保持されているため、
ストック部30およびこれを支持する機構のスペースを
最小にできる。さらにストック部30内のディスク支持
体を選択させるための、選択部材50がリング状であ
り、前記ストック部30の外周を回動するものであるた
め、選択部材50の移動のためのスペースが狭くで済
む。
【0115】また、図5に示すように、共通の回動駆動
手段70で、ストック部30と選択部材50を回動させ
ているため、駆動源となるモータを最少数にできる。特
に、選択部材50とストック部30とを相対的に移動さ
せることにより、共通の回動駆動手段で、ディスク支持
体の選択を確実に行えるようになる。
【0116】なお、図の実施の形態では、ストック部3
0よりも選択部材50の方が速く回動するように回動速
度が設定されているが、選択部材50よりもストック部
30の方をαとβの方向へ速く回動させてもよい、この
場合カム部材52の導入・排出分離部53と、介入分離
部54を、図の実施の形態に対してα−β方向へ対称に
配置すれば、前記実施の形態と同じ動作を実現できる。
【0117】また、カム部材52を固定しておき、スト
ック部30が回動するときの、このストック部とカム部
材との相対的な動作で、ディスク支持体との選択を行っ
てもよい。
【0118】次に、図の実施の形態では、図6の状態に
おいて、駆動ユニット80が筐体10の右側の側方に待
機しているため、筐体10の奥側のスペースを有効に利
用できる。ただし、本発明では、駆動ユニット80を筐
体10の奥側に設け、ストック部30を図6の状態から
ほぼ180度回動させて、駆動ユニットをストック部3
0内に介入させてもよい。
【0119】
【発明の効果】以上のように本発明では、1DINサイ
ズなどの限られたスペース内に、ストック部およびこれ
を選択する選択手段を効率よく配置できる。またディス
ク支持体を安定させて支持でき、また安定させて選択移
動させることができる。しかも、ディスクを駆動すると
きには、駆動ユニットを選択されたディスクを駆動でき
る位置まで確実に介入させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の主要部である選択駆動
ユニットを示す斜視図、
【図2】前記選択駆動ユニットを図1と左右逆側から見
た斜視図、
【図3】ストック部とディスク支持体を示す斜視図、
【図4】選択部材を示す斜視図、
【図5】(A)は図9のV−V線断面に相当する選択駆
動ユニットの部分断面図、(B)はスライドカムを示す
図5(A)のB矢視端面図、
【図6】ストック部が基準位置にあるときの平面図、
【図7】ストック部が選択位置にあるときの平面図、
【図8】ストック部が介入位置にあるときの平面図、
【図9】ストック部がクランプ位置にあるときの平面
図、
【図10】ストック部が基準位置にあるときの図6のX
矢視側面図、
【図11】ストック部が選択位置にあるときの図7のX
I矢視側面図、
【図12】ストック部が介入位置にあるときの図8のX
II矢視側面図、
【図13】ストック部がクランプ位置にあるときの図9
のXIII矢視側面図、
【図14】従来の課題を説明するためのディスク装置の
平面図、
【図15】従来の課題を説明するためのディスク装置の
平面図、
【符号の説明】
10 筐体 12 化粧パネル 13 導入・排出口 20 選択駆動ユニット 21 基台 24 選択案内部 25 二段ピニオン 25a 大径歯車 25b 小径歯車 26 支持軸 30 ストック部 31 円筒側壁 32 天井部 33 通過口 34a,34b,34c 案内支持部 35 フランジ 36,37,38 ディスク支持体 36a,37a,38a 凸部 39a,39b,39c 収縮ばね 41 案内リング 42 昇降案内部材 43 昇降案内リング 44 欠損部 45 ガイド軸 46 スライドカム 47 カム部 48 凸部 50 選択部材 51 リング部材 51a カム支持円筒部 52 カム部材 53 導入・排出分離部 54 介入分離部 55 中立部 70 回動駆動手段 71,72 リング状のラック 80 駆動ユニット 83 ターンテーブル 88 光ヘッド 89 支持軸 90 ユニット移送手段 100 ディスク搬送手段 D ディスク D1 中心穴 Y ディスクの導入・排出方向 Ys 受入れ方向

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の受入れ方向から導入されたディス
    クを支持するディスク支持体と、複数の前記ディスク支
    持体をこれに支持されたディスクの面と直交する方向へ
    移動自在に支持するストック部と、前記ストック部を前
    記ディスクの面に沿う方向へ回動させる回動駆動手段
    と、 前記ストック部が基準位置にあって、前記ディスク支持
    体の前記受入れ方向が、ディスクの導入または排出方向
    と一致しているときに、前記ストック部の回動領域の外
    側で且つ導入または排出されるディスクと当たらない退
    避位置にある駆動ユニットと、 前記ストック部が前記駆動ユニットのディスク方向への
    介入を妨げない介入位置へ回動した時点で、選択された
    ディスク支持体とこれに隣接するディスク支持体との間
    隔を広げる選択手段と、 前記ストック部が前記介入位置にあるときに、前記駆動
    ユニットを前記隣接するディスク支持体の間に介入させ
    て、選択されたディスクを駆動できる位置へ移送するユ
    ニット移送動手段と、 が設けられていることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ストック部には、前記ディスク支持
    体をディスクの面と直交する方向へ案内できるように支
    持する複数の案内支持部が設けられ、前記ストック部が
    前記基準位置にあるときに、導入または排出されるディ
    スクの中心点の移動軌跡を基準中心線O−Oとしたとき
    に、前記案内支持部は、前記基準中心線O−Oを挟む両
    側に配置されており、前記ストック部が前記介入位置へ
    回動したときに、前記案内支持部が、前記駆動ユニット
    のディスク方向への移動を妨げない位置へ回動する請求
    項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ストック部には、前記基準位置にあ
    るときに、前記ディスク支持体に対し導入または排出さ
    れるディスクが通過する通過口が形成されており、前記
    ストック部が前記介入位置へ回動したときに前記通過口
    が退避位置にある前記駆動ユニットに向けられ、前記駆
    動ユニットが前記通過口を通過してディスクを駆動する
    位置へ移送される請求項1または2記載のディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ストック部と前記駆動ユニットを収
    納する筐体が設けられ、前記筐体の前部にディスクを1
    枚ずつ導入し排出する排出・排出口が設けられて、前記
    ストック部が前記基準位置にあるときに、前記ディスク
    支持体の受入れ方向が、前記導入・排出口でのディスク
    の導入または排出方向と一致し、このとき、前記選択手
    段により選択されたディスク支持体が、前記導入・排出
    口と対向する位置に設置される請求項1ないし3のいず
    れかに記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ストック部が回動するときに、前記
    基準位置と前記介入位置との間に選択位置が有り、前記
    選択位置のときに、いずれかの前記ディスク支持体が選
    択され、前記ストック部が前記選択位置から前記介入位
    置へ回動する間に、選択されたディスク支持体とこれに
    隣接するディスク支持体との間隔が広げられる請求項1
    ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ストック部が回動するときに、前記
    基準位置と前記介入位置との間に選択位置が有り、前記
    選択位置のときに、いずれかの前記ディスク支持体が選
    択され、前記ストック部が前記選択位置から前記基準位
    置へ回動する間に選択されたディスク支持体が前記導入
    ・排出口と対向する位置へ移動させられ、前記ストック
    部が前記選択位置から前記介入位置へ回動する間に、選
    択されたディスク支持体とこれに隣接するディスク支持
    体との間隔が広げられる請求項4記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、選択されたディスク支
    持体を他のディスク支持体と分離するカム部材を有して
    おり、前記ストック部が前記選択位置にあるときに、前
    記カム部材に対して前記ストック部がディスクの面と直
    交する方向へ相対的に移動することでいずれかのディス
    ク支持体が選択され、選択されたディスク支持体とこれ
    に隣接するディスク支持体は、ストック部が選択位置か
    ら前記介入位置へ移動するときの回動力によって前記カ
    ム部材により分離される請求項5記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、選択されたディスク支
    持体を他のディスク支持体と分離するカム部材を有して
    おり、前記ストック部が前記選択位置にあるときに、前
    記カム部材に対して前記ストック部がディスクの面と直
    交する方向へ相対的に移動することでいずれかのディス
    ク支持体が選択され、選択されたディスク支持体とこれ
    に隣接するディスク支持体は、ストック部が選択位置か
    ら前記基準位置へ回動するときの回動力および前記介入
    位置へ移動するときの回動力によって前記カム部材によ
    り分離される請求項6記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記ストック部が前記介入位置からさら
    にクランプ位置へ回動するときに、前記カム部材によ
    り、選択されたディスク支持体が移動させられ、この移
    動の際に駆動ユニットにディスクが設置されるととも
    に、前記ディスク支持体が前記ディスクから離される請
    求項7または8記載のディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記カム部は前記ストック部の回動方
    向へ回動し、前記カム部と前記ストック部との回動速度
    が相違することで、前記選択されたディスク支持体と隣
    接するディスク支持体との分離動作が行われる請求項7
    ないし9のいずれかに記載のディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記カム部は前記ストック部の回動方
    向へ回動し、前記カム部と前記ストック部との回動速度
    が相違することで、前記選択されたディスク支持体と隣
    接するディスク支持体との分離動作が行われ、前記カム
    部材は、前記選択位置にあるときのカムの中心に対して
    両回動方向の一方に介入分離部が、他方に導入・排出分
    離部が設けられている請求項8記載のディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記導入・排出口と前記ストック部と
    の間に、ディスクを移送するディスク搬送手段が設けら
    れている請求項4ないし11のいずれかに記載のディス
    ク装置。
  13. 【請求項13】 前記ストック部が前記基準位置にある
    ときに、前記ディスク搬送手段は、前記導入・排出口か
    ら導入されたディスクをストック部内のディスク支持体
    内へ完全に搬送できる位置に設けられ、前記ストック部
    が回動するときに、前記ディスク搬送手段が、前記回動
    を妨げないように前記導入・排出口側へ移動する請求項
    12記載のディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記退避位置の駆動ユニットは、前記
    筐体内において、前記導入・排出口から導入されるディ
    スクの移動方向に向って左右いずれかの側方において、
    ストック部の回動領域と筐体の側板との間に設けられて
    いる請求項4ないし13のいずれかに記載のディスク装
    置。
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