JP2002236550A - 画面位置入力方法および装置 - Google Patents
画面位置入力方法および装置Info
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- JP2002236550A JP2002236550A JP2001031319A JP2001031319A JP2002236550A JP 2002236550 A JP2002236550 A JP 2002236550A JP 2001031319 A JP2001031319 A JP 2001031319A JP 2001031319 A JP2001031319 A JP 2001031319A JP 2002236550 A JP2002236550 A JP 2002236550A
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- screen position
- position input
- screen
- housing
- input device
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 グラフィカルユーザインターフェイスの操作
を、画面への視覚のみに頼ることなく、簡単かつ確実に
行う。 【解決手段】 グラフィカルユーザインターフェイスを
有するコンピュータに接続されるペン型ポインティング
装置で、(a)に示すような表示画面30上の複数のウ
インドウ31,32,33の重なり具合を、ペン型ポイ
ンティング装置に搭載する振動装置を振動させて、触覚
的に再現する。カーソル34を直線35に沿って移動さ
せるとき、(b)に示すような凹凸状態の通知や、
(c)に示すような縁の通知を、振動で行わせる。
を、画面への視覚のみに頼ることなく、簡単かつ確実に
行う。 【解決手段】 グラフィカルユーザインターフェイスを
有するコンピュータに接続されるペン型ポインティング
装置で、(a)に示すような表示画面30上の複数のウ
インドウ31,32,33の重なり具合を、ペン型ポイ
ンティング装置に搭載する振動装置を振動させて、触覚
的に再現する。カーソル34を直線35に沿って移動さ
せるとき、(b)に示すような凹凸状態の通知や、
(c)に示すような縁の通知を、振動で行わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィカルユー
ザインターフェイス(GUI)を備え、使用者と対話し
ながらポインティング操作による入力を行う画面位置入
力方法および装置に関する。
ザインターフェイス(GUI)を備え、使用者と対話し
ながらポインティング操作による入力を行う画面位置入
力方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどで
は、マウスなどのポインティング装置を用い、ビットマ
ップ表示された画面に対して入力操作を行うグラフィカ
ルユーザインターフェイスが用いられている。グラフィ
カルユーザインターフェイスでは、キーボードなどを操
作してコマンドを入力するよりも、判りやすく、かつ簡
単な操作で入力を行うことができる。
は、マウスなどのポインティング装置を用い、ビットマ
ップ表示された画面に対して入力操作を行うグラフィカ
ルユーザインターフェイスが用いられている。グラフィ
カルユーザインターフェイスでは、キーボードなどを操
作してコマンドを入力するよりも、判りやすく、かつ簡
単な操作で入力を行うことができる。
【0003】ポインティング装置としては、マウスが標
準的に使用されているけれども、マウス操作は、机上な
どで比較的広いスペースを利用して行う必要がある。ま
た、表示画面と二次元位置入力とを組合わせたタッチパ
ネルなどでは、マウスを使用することができない。さら
に、文字を手書したり、図形を手書して入力するような
操作を行う場合も、マウスでは操作しにくい。このよう
な場合は、マウスよりも、ペン型のポインティング装置
の方が操作しやすい。
準的に使用されているけれども、マウス操作は、机上な
どで比較的広いスペースを利用して行う必要がある。ま
た、表示画面と二次元位置入力とを組合わせたタッチパ
ネルなどでは、マウスを使用することができない。さら
に、文字を手書したり、図形を手書して入力するような
操作を行う場合も、マウスでは操作しにくい。このよう
な場合は、マウスよりも、ペン型のポインティング装置
の方が操作しやすい。
【0004】ペン型のポインティング装置に関連する先
行技術は、たとえば特開平10−133803号公報、
特開平10−307671号公報、特開平9−8130
5号公報、および特開平11−345077号公報など
に開示されている。特開平10−133803号公報に
は、タブレット上で用いて位置検出と筆圧検出とを行う
ペン形状の位置指示器で、ペン先部分に3つの圧力セン
サを設けて、タブレット上でペンを大きく傾けても筆圧
検出が可能になるようにする構成が開示されている。特
開平10−307671号公報には、タブレットとペン
とを組合わせて座標入力を行う際に、接触が不充分であ
ることや誤操作を音で指示する構成が開示されている。
特開平9−81305号公報には、加速度センサで入力
用ペンの傾きを検出して、傾きに基づく制御を行う構成
が開示されている。特開平11−345077号公報に
は、ペン型入力装置の本体ケーシングの側面で選択候補
を表示し、本体ケーシングの傾きで選択候補を確定する
構成が開示されている。
行技術は、たとえば特開平10−133803号公報、
特開平10−307671号公報、特開平9−8130
5号公報、および特開平11−345077号公報など
に開示されている。特開平10−133803号公報に
は、タブレット上で用いて位置検出と筆圧検出とを行う
ペン形状の位置指示器で、ペン先部分に3つの圧力セン
サを設けて、タブレット上でペンを大きく傾けても筆圧
検出が可能になるようにする構成が開示されている。特
開平10−307671号公報には、タブレットとペン
とを組合わせて座標入力を行う際に、接触が不充分であ
ることや誤操作を音で指示する構成が開示されている。
特開平9−81305号公報には、加速度センサで入力
用ペンの傾きを検出して、傾きに基づく制御を行う構成
が開示されている。特開平11−345077号公報に
は、ペン型入力装置の本体ケーシングの側面で選択候補
を表示し、本体ケーシングの傾きで選択候補を確定する
構成が開示されている。
【0005】また、視覚障害者を対象とするグラフィカ
ルユーザインターフェイスとして、特開2000−14
8393号公報や特開平11−161152号公報に
は、視覚とともに触覚でも情報を提示する先行技術が開
示されている。特開2000−148393号公報で
は、光を透過できる圧電材料で触覚兼タッチパネルを形
成し、ディスプレイの表面に装着する。触覚兼タッチパ
ネルで、ディスプレイに表示される映像に対応した微少
な凹凸や振動を提示し、触覚情報を操作者に伝える。操
作者が触覚兼タッチパネルの表面を押圧すると、その位
置と圧力の大きさを検知することができる。特開平11
−161152号公報では、複数のピンの凹凸や振動
で、グラフィカルユーザインターフェイスの画面を表現
する触知盤の構成が開示されている。
ルユーザインターフェイスとして、特開2000−14
8393号公報や特開平11−161152号公報に
は、視覚とともに触覚でも情報を提示する先行技術が開
示されている。特開2000−148393号公報で
は、光を透過できる圧電材料で触覚兼タッチパネルを形
成し、ディスプレイの表面に装着する。触覚兼タッチパ
ネルで、ディスプレイに表示される映像に対応した微少
な凹凸や振動を提示し、触覚情報を操作者に伝える。操
作者が触覚兼タッチパネルの表面を押圧すると、その位
置と圧力の大きさを検知することができる。特開平11
−161152号公報では、複数のピンの凹凸や振動
で、グラフィカルユーザインターフェイスの画面を表現
する触知盤の構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来からのポインティ
ング装置は、二次元的な位置座標や圧力を入力すること
ができても、グラフィカルユーザインターフェイスとし
て表示される画面に対応する反応が触覚的にフィードバ
ックされない。ポインティング装置への入力操作は、画
面上ではカーソルの動きに反映される。ポインティング
装置を用いることは、コンピュータ上の処理を、カーソ
ルの動作として、視覚的に操作することになる。画面上
に表示されているオブジェクトが重なっていたり、細か
かったりするときなどでは、画面からの視覚だけでは判
りにくい場合がある。
ング装置は、二次元的な位置座標や圧力を入力すること
ができても、グラフィカルユーザインターフェイスとし
て表示される画面に対応する反応が触覚的にフィードバ
ックされない。ポインティング装置への入力操作は、画
面上ではカーソルの動きに反映される。ポインティング
装置を用いることは、コンピュータ上の処理を、カーソ
ルの動作として、視覚的に操作することになる。画面上
に表示されているオブジェクトが重なっていたり、細か
かったりするときなどでは、画面からの視覚だけでは判
りにくい場合がある。
【0007】グラフィカルユーザインターフェイスで、
画面からの視覚以外の感覚をも利用する先行技術のう
ち、特開平10−307671号公報のように誤操作な
どが音で指示されても、直感的に判りにくかったり、周
囲の騒音等で充分に聞えない可能性がある。特開平11
−345077号公報のように、ペン型入力装置の本体
ケーシングに表示を行う構成では、使用者がペン型入力
装置を見なければならない。マウスやペンなどのポイン
ティング装置は、使用者が手元を見ないでも操作するこ
とができ、使用者は画面のみを見ていればよいことが特
徴である。
画面からの視覚以外の感覚をも利用する先行技術のう
ち、特開平10−307671号公報のように誤操作な
どが音で指示されても、直感的に判りにくかったり、周
囲の騒音等で充分に聞えない可能性がある。特開平11
−345077号公報のように、ペン型入力装置の本体
ケーシングに表示を行う構成では、使用者がペン型入力
装置を見なければならない。マウスやペンなどのポイン
ティング装置は、使用者が手元を見ないでも操作するこ
とができ、使用者は画面のみを見ていればよいことが特
徴である。
【0008】本発明の目的は、グラフィカルユーザイン
ターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ることな
く、簡単かつ確実に行うことができる画面位置入力方法
および装置を提供することである。
ターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ることな
く、簡単かつ確実に行うことができる画面位置入力方法
および装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、グラフィカル
ユーザインターフェイスを有するコンピュータで、画面
位置を指示して入力する画面位置入力方法において、使
用者の手動によるポインティング操作で画面位置を指示
する画面位置入力装置に、触覚で検知可能な変位を発生
するアクチュエータを設けておき、予め定める条件に従
ってアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使
用者に触覚的な通知を行うことを特徴とする画面位置入
力方法である。
ユーザインターフェイスを有するコンピュータで、画面
位置を指示して入力する画面位置入力方法において、使
用者の手動によるポインティング操作で画面位置を指示
する画面位置入力装置に、触覚で検知可能な変位を発生
するアクチュエータを設けておき、予め定める条件に従
ってアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使
用者に触覚的な通知を行うことを特徴とする画面位置入
力方法である。
【0010】本発明に従えば、画面位置入力装置は、グ
ラフィカルユーザインターフェイスを有するコンピュー
タで、画面位置を指示して入力するために使用される。
画面位置入力装置には、触覚で検知可能な変位を発生す
るアクチュエータが設けられる。予め定める条件に従っ
てアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使用
者に触覚的な通知を行うので、グラフィカルユーザイン
ターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ることな
く、簡単かつ確実に行うことができる。
ラフィカルユーザインターフェイスを有するコンピュー
タで、画面位置を指示して入力するために使用される。
画面位置入力装置には、触覚で検知可能な変位を発生す
るアクチュエータが設けられる。予め定める条件に従っ
てアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使用
者に触覚的な通知を行うので、グラフィカルユーザイン
ターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ることな
く、簡単かつ確実に行うことができる。
【0011】また本発明で、前記予め定める条件は、画
面に表示されている対象が複数存在し、複数の対象間に
上下関係があることであり、前記触覚的な通知として、
上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に対応する変
位を、前記アクチュエータから発生させることを特徴と
する。
面に表示されている対象が複数存在し、複数の対象間に
上下関係があることであり、前記触覚的な通知として、
上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に対応する変
位を、前記アクチュエータから発生させることを特徴と
する。
【0012】本発明に従えば、画面に表示されている対
象が複数存在し、複数の対象間に上下関係があるとき
に、上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に対応す
る変位をアクチュエータから発生させるので、あたかも
凹凸のある画面上に画面位置入力装置で直接接触するよ
うな触覚的な通知を使用者に与えることができる。
象が複数存在し、複数の対象間に上下関係があるとき
に、上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に対応す
る変位をアクチュエータから発生させるので、あたかも
凹凸のある画面上に画面位置入力装置で直接接触するよ
うな触覚的な通知を使用者に与えることができる。
【0013】また本発明で、前記予め定める条件は、前
記画面位置入力装置の使用者の誤操作であることを特徴
とする。
記画面位置入力装置の使用者の誤操作であることを特徴
とする。
【0014】本発明に従えば、使用者がポインティング
操作で誤操作を行うと、操作中の画面位置入力装置自体
にも変位が発生するので、周囲の環境などに影響されず
に、確実に誤操作であることを知ることができる。
操作で誤操作を行うと、操作中の画面位置入力装置自体
にも変位が発生するので、周囲の環境などに影響されず
に、確実に誤操作であることを知ることができる。
【0015】さらに本発明は、コンピュータに、前述の
いずれかに記載の画面位置入力方法を実行させるための
プログラムである。
いずれかに記載の画面位置入力方法を実行させるための
プログラムである。
【0016】本発明に従えば、パーソナルコンピュータ
などに記録媒体からプログラムを読込ませ、画面位置入
力装置を用いるポインティング操作時に、画面位置入力
装置自体の変位で、コンピュータ側から使用者への通知
を行わせることができる。
などに記録媒体からプログラムを読込ませ、画面位置入
力装置を用いるポインティング操作時に、画面位置入力
装置自体の変位で、コンピュータ側から使用者への通知
を行わせることができる。
【0017】さらに本発明は、グラフィカルユーザイン
ターフェイスを有するコンピュータに対し、使用者の手
動によるポインティング操作で画面位置を指示する画面
位置入力装置において、ペン型の筐体と、筐体の先端に
設けられ、筐体をポインティング操作するときの移動を
検知する移動検知センサと、筐体内に収納され、外部か
らの信号に応じて触覚的に検知可能な変位を発生させる
アクチュエータとを含むことを特徴とする画面位置入力
装置である。
ターフェイスを有するコンピュータに対し、使用者の手
動によるポインティング操作で画面位置を指示する画面
位置入力装置において、ペン型の筐体と、筐体の先端に
設けられ、筐体をポインティング操作するときの移動を
検知する移動検知センサと、筐体内に収納され、外部か
らの信号に応じて触覚的に検知可能な変位を発生させる
アクチュエータとを含むことを特徴とする画面位置入力
装置である。
【0018】本発明に従えば、画面位置入力装置は、グ
ラフィカルユーザインターフェイスを有するコンピュー
タに対し、使用者の手動によるポインティング操作で画
面位置を指示し、ペン型の筐体を含む。筐体の先端に
は、筐体をポインティング操作するときの移動を検知す
る移動検知センサが設けられる。筐体内には、外部から
の信号に応じて触覚的に検知可能な変位を発生させるア
クチュエータが収納される。ペン型の筐体の先端を、タ
ブレットなどの対象の表面で移動させると、移動検知セ
ンサによって移動が検知され、検知に基づいて画面位置
入力を行うことができる。外部からの信号でアクチュエ
ータを作動させれば、ポインティング操作を行っている
使用者に、確実な通知を触覚的に行うことができる。
ラフィカルユーザインターフェイスを有するコンピュー
タに対し、使用者の手動によるポインティング操作で画
面位置を指示し、ペン型の筐体を含む。筐体の先端に
は、筐体をポインティング操作するときの移動を検知す
る移動検知センサが設けられる。筐体内には、外部から
の信号に応じて触覚的に検知可能な変位を発生させるア
クチュエータが収納される。ペン型の筐体の先端を、タ
ブレットなどの対象の表面で移動させると、移動検知セ
ンサによって移動が検知され、検知に基づいて画面位置
入力を行うことができる。外部からの信号でアクチュエ
ータを作動させれば、ポインティング操作を行っている
使用者に、確実な通知を触覚的に行うことができる。
【0019】また本発明で、前記移動検知センサは、前
記筐体の先端に複数個が予め定める相互間の位置関係に
従って配置され、移動検知センサ間の検知出力に基づい
て、前記ポインティング操作の操作方向と操作速度とが
検知可能であることを特徴とする。
記筐体の先端に複数個が予め定める相互間の位置関係に
従って配置され、移動検知センサ間の検知出力に基づい
て、前記ポインティング操作の操作方向と操作速度とが
検知可能であることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、ペン型の筐体の先端に複
数個の移動検知センサが、予め定める相互間の位置関係
に従って配置され、ポインティング操作の操作方向と操
作速度とを検知可能であるので、使用者がペン型の筐体
に対して行う操作を、迅速かつ確実に入力することがで
きる。
数個の移動検知センサが、予め定める相互間の位置関係
に従って配置され、ポインティング操作の操作方向と操
作速度とを検知可能であるので、使用者がペン型の筐体
に対して行う操作を、迅速かつ確実に入力することがで
きる。
【0021】また本発明で、前記筐体の先端に設けられ
る移動検知センサは、接触する相手側との摩擦を検出し
て、移動を検知する摩擦センサであり、筐体内に設けら
れ、摩擦センサの基端側で、摩擦センサが受ける圧力を
検知する圧力センサを、さらに含むことを特徴とする。
る移動検知センサは、接触する相手側との摩擦を検出し
て、移動を検知する摩擦センサであり、筐体内に設けら
れ、摩擦センサの基端側で、摩擦センサが受ける圧力を
検知する圧力センサを、さらに含むことを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、ペン型の筐体の先端をタ
ブレットなどに接触させながら、ポインティング操作で
移動させれば、相手側との摩擦を摩擦センサによって検
出して、移動を確実に検知することができる。さらに圧
力センサによって、筐体の傾きなども検知し、画面位置
とは異なる情報を入力することができる。
ブレットなどに接触させながら、ポインティング操作で
移動させれば、相手側との摩擦を摩擦センサによって検
出して、移動を確実に検知することができる。さらに圧
力センサによって、筐体の傾きなども検知し、画面位置
とは異なる情報を入力することができる。
【0023】また本発明は、前記筐体の側面に設けら
れ、前記使用者の指先による操作を検知可能な指先検知
センサをさらに含むことを特徴とする。
れ、前記使用者の指先による操作を検知可能な指先検知
センサをさらに含むことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、使用者が手でポインティ
ング操作する画面位置入力装置の筐体の側面には、使用
者の指先による操作を検知可能な指先検知センサをさら
に含むので、スクロールの指示など、画面上でのポイン
ティング操作とは異なる操作を行うことができる。
ング操作する画面位置入力装置の筐体の側面には、使用
者の指先による操作を検知可能な指先検知センサをさら
に含むので、スクロールの指示など、画面上でのポイン
ティング操作とは異なる操作を行うことができる。
【0025】また本発明で、前記指先検知センサは、前
記筐体に対する前記指先の移動を検知する摩擦センサで
あることを特徴とする。
記筐体に対する前記指先の移動を検知する摩擦センサで
あることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、摩擦センサに指先を接触
させて移動させれば、確実に入力を行わせることができ
る。
させて移動させれば、確実に入力を行わせることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、(a)で、本発明の実施
の一形態として、ペン型ポインティング装置1を画面位
置入力装置とするグラフィカルユーザインターフェイス
を有するコンピュータ2の概略的な構成を示す。コンピ
ュータ2は、たとえばパーソナルコンピュータであり、
画面表示のためのディスプレイ3が設けられ、光学的あ
るいは磁気的にデータやプログラムを記録可能な記録媒
体4を装着し、記録されている情報を読取ることが可能
である。また、図1(b)は、ペン型ポインティング装
置1の先端部分を示す。
の一形態として、ペン型ポインティング装置1を画面位
置入力装置とするグラフィカルユーザインターフェイス
を有するコンピュータ2の概略的な構成を示す。コンピ
ュータ2は、たとえばパーソナルコンピュータであり、
画面表示のためのディスプレイ3が設けられ、光学的あ
るいは磁気的にデータやプログラムを記録可能な記録媒
体4を装着し、記録されている情報を読取ることが可能
である。また、図1(b)は、ペン型ポインティング装
置1の先端部分を示す。
【0028】ペン型ポインティング装置1は、使用者の
手動によるポインティング操作でディスプレイ3の表示
画面位置を指示する画面位置入力装置であり、ペン型の
筐体10を有する。ペン型の筐体10の先端には、筐体
10をポインティング操作するときの移動を検知する移
動検知センサとして、摩擦センサ11が設けられる。摩
擦センサ11は、複数個、たとえば3つの摩擦センサ1
1a,11b,11cが、図1(b)に示すように、円
を3分割するような相互間の位置関係に従って配置され
る。3つの摩擦センサ11a,11b,11c間の検知
出力に基づいて、ポインティング操作の操作方向と操作
速度とが検知可能である。
手動によるポインティング操作でディスプレイ3の表示
画面位置を指示する画面位置入力装置であり、ペン型の
筐体10を有する。ペン型の筐体10の先端には、筐体
10をポインティング操作するときの移動を検知する移
動検知センサとして、摩擦センサ11が設けられる。摩
擦センサ11は、複数個、たとえば3つの摩擦センサ1
1a,11b,11cが、図1(b)に示すように、円
を3分割するような相互間の位置関係に従って配置され
る。3つの摩擦センサ11a,11b,11c間の検知
出力に基づいて、ポインティング操作の操作方向と操作
速度とが検知可能である。
【0029】3つの摩擦センサ11a,11b,11c
を入力平面などに押しつけると、押しつける方向に応じ
た圧力を受ける。この圧力を圧力センサ12a,12
b,12cによって検出することによって、ペン先の傾
き強度を検出することができる。これによって、単に、
ペン先の移動による画面位置入力ばかりではなく、筐体
10を傾ける角度に応じた入力も行うことができる。た
とえば、「処理の確定」と「画面を掴んで移動」などの
指示を、ポインティング操作と併せて行うことができ
る。
を入力平面などに押しつけると、押しつける方向に応じ
た圧力を受ける。この圧力を圧力センサ12a,12
b,12cによって検出することによって、ペン先の傾
き強度を検出することができる。これによって、単に、
ペン先の移動による画面位置入力ばかりではなく、筐体
10を傾ける角度に応じた入力も行うことができる。た
とえば、「処理の確定」と「画面を掴んで移動」などの
指示を、ポインティング操作と併せて行うことができ
る。
【0030】本実施形態のペン型ポインティング装置1
を用いれば、複数の摩擦センサ11a,11b,1cと
複数の圧力センサ12a,12b,12cとによって、
ポインティング操作の操作方向と操作速度とともに、筐
体10の傾きをも検知可能であるので、使用者がペン型
ポインティング装置1の筐体10に対して行う操作を、
迅速かつ確実に入力することができる。
を用いれば、複数の摩擦センサ11a,11b,1cと
複数の圧力センサ12a,12b,12cとによって、
ポインティング操作の操作方向と操作速度とともに、筐
体10の傾きをも検知可能であるので、使用者がペン型
ポインティング装置1の筐体10に対して行う操作を、
迅速かつ確実に入力することができる。
【0031】また、筐体10内には、外部からの信号に
応じて筐体10を振動させる振動装置13を含む。ペン
型ポインティング装置1の筐体10の先端を、タブレッ
トなどの対象の表面で移動させると、摩擦センサ11
a,11b,11cによって移動が検知されるばかりで
はなく、コンピュータ2などの外部からの信号で振動装
置13を作動させれば、ポインティング操作を行ってい
る使用者に、確実な通知を触覚的に行うことができる。
応じて筐体10を振動させる振動装置13を含む。ペン
型ポインティング装置1の筐体10の先端を、タブレッ
トなどの対象の表面で移動させると、摩擦センサ11
a,11b,11cによって移動が検知されるばかりで
はなく、コンピュータ2などの外部からの信号で振動装
置13を作動させれば、ポインティング操作を行ってい
る使用者に、確実な通知を触覚的に行うことができる。
【0032】図2は、図1のコンピュータ2の概略的な
電気的構成を示す。コンピュータ2は、CPU20およ
びROM21を備え、CPU20はROM21に予め格
納されるプログラムに従って、基本的な動作を行う。コ
ンピュータ2として、各種の処理を行うために必要な、
オペレーションシステム(OS)やアプリケーションプ
ログラムは、記録媒体4から外部記憶装置23で読取
り、RAM22上に展開される。オペレーションシステ
ムやアプリケーションプログラムは、ペン型ポインティ
ング装置1やディスプレイ3を用いるグラフィカルユー
ザインターフェイスを介して、使用者からの情報入力を
行い、処理結果を出力する。
電気的構成を示す。コンピュータ2は、CPU20およ
びROM21を備え、CPU20はROM21に予め格
納されるプログラムに従って、基本的な動作を行う。コ
ンピュータ2として、各種の処理を行うために必要な、
オペレーションシステム(OS)やアプリケーションプ
ログラムは、記録媒体4から外部記憶装置23で読取
り、RAM22上に展開される。オペレーションシステ
ムやアプリケーションプログラムは、ペン型ポインティ
ング装置1やディスプレイ3を用いるグラフィカルユー
ザインターフェイスを介して、使用者からの情報入力を
行い、処理結果を出力する。
【0033】図3は、本実施形態で、図1のディスプレ
イ3の表示画面30に複数のウインドウ31,32,3
3やポップアップメニューなどの部分的な画面を表示し
ているときに、ペン型ポインティング装置1を用いてポ
インティング操作を行うときに、振動装置13を作動さ
せる考え方を示す。図3(a)に示すように、3つのウ
インドウ31,32,33がこの順序で上から下に重な
っている場合を想定する。ペン型ポインティング装置1
のポインティング操作で指定されるカーソル34が示す
位置を、仮想的な直線35に沿って移動させるとき、振
動装置13を振動させる考え方として、図3(b)に示
す動作モードと、図3(c)に示す動作モードとが考え
られる。図3(b)では、複数のウインドウ31,3
2,33の上下関係に対応する凹凸状態を通知する。図
3(c)では、ウインドウ31,32,33の縁の位置
でのみ振動で通知する。
イ3の表示画面30に複数のウインドウ31,32,3
3やポップアップメニューなどの部分的な画面を表示し
ているときに、ペン型ポインティング装置1を用いてポ
インティング操作を行うときに、振動装置13を作動さ
せる考え方を示す。図3(a)に示すように、3つのウ
インドウ31,32,33がこの順序で上から下に重な
っている場合を想定する。ペン型ポインティング装置1
のポインティング操作で指定されるカーソル34が示す
位置を、仮想的な直線35に沿って移動させるとき、振
動装置13を振動させる考え方として、図3(b)に示
す動作モードと、図3(c)に示す動作モードとが考え
られる。図3(b)では、複数のウインドウ31,3
2,33の上下関係に対応する凹凸状態を通知する。図
3(c)では、ウインドウ31,32,33の縁の位置
でのみ振動で通知する。
【0034】図4は、図2のCPU20が図3(b)に
示すような凹凸状態の通知を行う手順を示す。ステップ
a0から手順を開始し、ステップa1では、ペン型ポイ
ンティング装置1のポインティング位置を検出する。ス
テップa2では、ペン型ポインティング装置1について
検出されるポインティング位置に、図3(a)に示すよ
うに、表示画面30でカーソル34を表示する。ステッ
プa3では、カーソル位置が最上層のウインドウ31内
であるか否かを判断する。カーソル位置が最上層のウイ
ンドウ31内であると判断されるときは、ステップa4
で、振動装置13を最大の振幅で振動させる。ステップ
s3で、カーソル位置が最上層のウインドウ31内では
ないと判断されるときは、ステップa5で、カーソル位
置が中間のウインドウ32内であるか否かを判断する。
カーソル位置が中間のウインドウ32内であると判断さ
れるときは、ステップa6で、振動装置13を中間の振
幅で振動させる。ステップs5で、カーソル位置が中間
のウインドウ32内ではないと判断されるときは、ステ
ップa7で、カーソル位置が最下層のウインドウ33内
であるか否かを判断する。カーソル位置が最下層のウイ
ンドウ33内であると判断されるときは、ステップa8
で、振動装置13を最小の振幅で振動させる。ステップ
s7で、カーソル位置が最下層のウインドウ33内では
ないと判断されるときは、ステップa9で振動装置13
の振動を停止させて、ステップa1に戻る。ステップs
4、ステップa6、またはステップa8で振動装置13
を振動させたときも、ステップs1に戻る。
示すような凹凸状態の通知を行う手順を示す。ステップ
a0から手順を開始し、ステップa1では、ペン型ポイ
ンティング装置1のポインティング位置を検出する。ス
テップa2では、ペン型ポインティング装置1について
検出されるポインティング位置に、図3(a)に示すよ
うに、表示画面30でカーソル34を表示する。ステッ
プa3では、カーソル位置が最上層のウインドウ31内
であるか否かを判断する。カーソル位置が最上層のウイ
ンドウ31内であると判断されるときは、ステップa4
で、振動装置13を最大の振幅で振動させる。ステップ
s3で、カーソル位置が最上層のウインドウ31内では
ないと判断されるときは、ステップa5で、カーソル位
置が中間のウインドウ32内であるか否かを判断する。
カーソル位置が中間のウインドウ32内であると判断さ
れるときは、ステップa6で、振動装置13を中間の振
幅で振動させる。ステップs5で、カーソル位置が中間
のウインドウ32内ではないと判断されるときは、ステ
ップa7で、カーソル位置が最下層のウインドウ33内
であるか否かを判断する。カーソル位置が最下層のウイ
ンドウ33内であると判断されるときは、ステップa8
で、振動装置13を最小の振幅で振動させる。ステップ
s7で、カーソル位置が最下層のウインドウ33内では
ないと判断されるときは、ステップa9で振動装置13
の振動を停止させて、ステップa1に戻る。ステップs
4、ステップa6、またはステップa8で振動装置13
を振動させたときも、ステップs1に戻る。
【0035】図5は、図2のCPU20が図3(c)に
示すようなウインドウの縁の通知を行う手順を示す。ス
テップb0から手順を開始し、ステップb1では、ペン
型ポインティング装置1のポインティング位置を検出す
る。ステップb2では、ペン型ポインティング装置1に
ついて検出されるポインティング位置に、図3(a)に
示すように、表示画面30でカーソル34を表示する。
ステップb3では、カーソル位置が表示されているいず
れかのウインドウ31,32,33の縁であるか否かを
判断する。最上のウインドウ31については、判断の対
象となる縁の位置は、本来のウインドウ31の形状に対
応する。下層のウインドウ32,33については、縁の
位置は有情層のウインドウによって隠される場合が生じ
る。カーソル位置がいずれかのウインドウ31,32,
33の縁にあると判断されるときは、ステップb4で、
振動装置13を一定時間だけ振動させる。ステップb3
で、カーソル位置がいずれかのウインドウ31,32,
33の縁にはないと判断されるとき、またはステップb
4が終了したときは、ステップb1に戻る。
示すようなウインドウの縁の通知を行う手順を示す。ス
テップb0から手順を開始し、ステップb1では、ペン
型ポインティング装置1のポインティング位置を検出す
る。ステップb2では、ペン型ポインティング装置1に
ついて検出されるポインティング位置に、図3(a)に
示すように、表示画面30でカーソル34を表示する。
ステップb3では、カーソル位置が表示されているいず
れかのウインドウ31,32,33の縁であるか否かを
判断する。最上のウインドウ31については、判断の対
象となる縁の位置は、本来のウインドウ31の形状に対
応する。下層のウインドウ32,33については、縁の
位置は有情層のウインドウによって隠される場合が生じ
る。カーソル位置がいずれかのウインドウ31,32,
33の縁にあると判断されるときは、ステップb4で、
振動装置13を一定時間だけ振動させる。ステップb3
で、カーソル位置がいずれかのウインドウ31,32,
33の縁にはないと判断されるとき、またはステップb
4が終了したときは、ステップb1に戻る。
【0036】以上のように、表示画面30に表示されて
いるウインドウ31,32,33などの対象が複数存在
し、複数の対象間に上下関係があるときに、触覚的な通
知として、上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に
対応する振動を、前記振動機構から発生させることがで
きる。これによって、あたかも凹凸のある表示画面30
上にペン型ポインティング装置1で直接接触するような
触覚的な通知を使用者に与えることができる。
いるウインドウ31,32,33などの対象が複数存在
し、複数の対象間に上下関係があるときに、触覚的な通
知として、上下関係の凹凸上を倣う場合に受ける反力に
対応する振動を、前記振動機構から発生させることがで
きる。これによって、あたかも凹凸のある表示画面30
上にペン型ポインティング装置1で直接接触するような
触覚的な通知を使用者に与えることができる。
【0037】また、振動装置13は、ペン型ポインティ
ング装置1の使用者が誤操作を行うときに作動させるこ
ともできる。使用者がペン型ポインティング装置1の操
作で誤操作を行うと、操作中のペン型ポインティング装
置1自体が振動するので、周囲の環境などに影響されず
に、確実に誤操作であることを知らせることができる。
ング装置1の使用者が誤操作を行うときに作動させるこ
ともできる。使用者がペン型ポインティング装置1の操
作で誤操作を行うと、操作中のペン型ポインティング装
置1自体が振動するので、周囲の環境などに影響されず
に、確実に誤操作であることを知らせることができる。
【0038】図6は、本発明の実施の他の形態として、
摩擦センサ40を備えるペン型ポインティング装置41
の外観構成を示す。本実施形態のペン型ポインティング
装置41では、摩擦センサ40で、使用者の指先42の
上下摩擦を検出することができる。筐体10等の構成
は、図1のペン型ポインティング装置1と基本的に同等
である。摩擦センサ40は、筐体10の側面に設けら
れ、使用者の指先42による操作でスクロールの指示な
ど、表示画面30上でのポインティング操作とは異なる
指示を行うことができる。なお、摩擦センサ40に代え
て、ホイールやボールなどを設け、その回転を検出する
こともできる。またスイッチなどを設けることもでき
る。
摩擦センサ40を備えるペン型ポインティング装置41
の外観構成を示す。本実施形態のペン型ポインティング
装置41では、摩擦センサ40で、使用者の指先42の
上下摩擦を検出することができる。筐体10等の構成
は、図1のペン型ポインティング装置1と基本的に同等
である。摩擦センサ40は、筐体10の側面に設けら
れ、使用者の指先42による操作でスクロールの指示な
ど、表示画面30上でのポインティング操作とは異なる
指示を行うことができる。なお、摩擦センサ40に代え
て、ホイールやボールなどを設け、その回転を検出する
こともできる。またスイッチなどを設けることもでき
る。
【0039】なお、ペン型ポインティング装置1,41
を用いてポインティング操作と、振動による通知とを行
うプログラムは、図2のROM21に格納されている基
本的なプログラムに含めるようにしたり、記録媒体4か
らオペレーションシステムやアプリケーションプログラ
ムの機能として読込ませることができる。
を用いてポインティング操作と、振動による通知とを行
うプログラムは、図2のROM21に格納されている基
本的なプログラムに含めるようにしたり、記録媒体4か
らオペレーションシステムやアプリケーションプログラ
ムの機能として読込ませることができる。
【0040】また、触覚的な通知は、振動装置13で振
動を発生させるばかりではなく、ソレノイドやモータな
どのアクチュエータで、可動部分を変位させ、操作者の
指先などに触覚的な検知が可能にするようにしてもよ
い。さらに、画面位置入力装置としては、ペン型ポイン
ティング装置1,41ばかりではなく、マウスなどにも
アクチュエータを搭載させて、本発明を適用することが
できる。
動を発生させるばかりではなく、ソレノイドやモータな
どのアクチュエータで、可動部分を変位させ、操作者の
指先などに触覚的な検知が可能にするようにしてもよ
い。さらに、画面位置入力装置としては、ペン型ポイン
ティング装置1,41ばかりではなく、マウスなどにも
アクチュエータを搭載させて、本発明を適用することが
できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、グラフィ
カルユーザインターフェイスを有するコンピュータで、
画面位置を指示して入力する際に、予め定める条件に従
ってアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使
用者に触覚的な通知を行うので、グラフィカルユーザイ
ンターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ること
なく、ポインティング操作中の手元に伝わる触覚的な変
位も併用して、簡単かつ確実に行うことができる。
カルユーザインターフェイスを有するコンピュータで、
画面位置を指示して入力する際に、予め定める条件に従
ってアクチュエータを作動させ、画面位置入力装置の使
用者に触覚的な通知を行うので、グラフィカルユーザイ
ンターフェイスの操作を、画面への視覚のみに頼ること
なく、ポインティング操作中の手元に伝わる触覚的な変
位も併用して、簡単かつ確実に行うことができる。
【0042】また本発明によれば、画面に表示されてい
る複数の対象間に上下関係があるときに、上下関係に対
応する触覚的な変位をアクチュエータから発生させるの
で、あたかも凹凸のある画面上に画面位置入力装置で直
接接触するような触覚的な通知を使用者に与えることが
できる。
る複数の対象間に上下関係があるときに、上下関係に対
応する触覚的な変位をアクチュエータから発生させるの
で、あたかも凹凸のある画面上に画面位置入力装置で直
接接触するような触覚的な通知を使用者に与えることが
できる。
【0043】また本発明によれば、使用者がポインティ
ング操作で誤操作を行うと、操作中の画面位置入力装置
自体に触覚的に検知可能な変位が発生するので、周囲の
環境などに影響されずに、確実に誤操作であることを知
ることができる。
ング操作で誤操作を行うと、操作中の画面位置入力装置
自体に触覚的に検知可能な変位が発生するので、周囲の
環境などに影響されずに、確実に誤操作であることを知
ることができる。
【0044】さらに本発明によれば、コンピュータに記
録媒体からプログラムを読込ませ、画面位置入力装置を
用いるポインティング操作時に、画面位置入力装置自体
の変位で、コンピュータ側から使用者への触覚的な通知
を行わせることができる。
録媒体からプログラムを読込ませ、画面位置入力装置を
用いるポインティング操作時に、画面位置入力装置自体
の変位で、コンピュータ側から使用者への触覚的な通知
を行わせることができる。
【0045】さらに本発明によれば、画面位置入力装置
のペン型の筐体の先端には、ポインティング操作すると
きの移動を検知する移動検知センサが設けられ、筐体内
には、外部からの信号に応じて触覚的に検知可能な変位
を発生させるアクチュエータが収納される。ペン型の筐
体の先端を、タブレットなどの対象の表面で移動させる
と、移動検知センサによって移動が検知され、検知に基
づいて画面位置入力を行うことができる。外部からの信
号でアクチュエータを作動させれば、ポインティング操
作を行っている使用者に、確実な通知を触覚的に行うこ
とができる。
のペン型の筐体の先端には、ポインティング操作すると
きの移動を検知する移動検知センサが設けられ、筐体内
には、外部からの信号に応じて触覚的に検知可能な変位
を発生させるアクチュエータが収納される。ペン型の筐
体の先端を、タブレットなどの対象の表面で移動させる
と、移動検知センサによって移動が検知され、検知に基
づいて画面位置入力を行うことができる。外部からの信
号でアクチュエータを作動させれば、ポインティング操
作を行っている使用者に、確実な通知を触覚的に行うこ
とができる。
【0046】また本発明によれば、複数個の移動検知セ
ンサでポインティング操作の操作方向と操作速度とを検
知可能であるので、使用者がペン型の筐体に対して行う
操作を、迅速かつ確実に入力することができ、さらに圧
力センサでポインティング操作とともに他の情報入力も
行うことができる。
ンサでポインティング操作の操作方向と操作速度とを検
知可能であるので、使用者がペン型の筐体に対して行う
操作を、迅速かつ確実に入力することができ、さらに圧
力センサでポインティング操作とともに他の情報入力も
行うことができる。
【0047】また本発明によれば、ペン型の筐体の先端
をタブレットなどに接触させながら移動するポインティ
ング操作を行えば、相手側との摩擦を摩擦センサによっ
て検出して、移動を確実に検知することができる。
をタブレットなどに接触させながら移動するポインティ
ング操作を行えば、相手側との摩擦を摩擦センサによっ
て検出して、移動を確実に検知することができる。
【0048】また本発明によれば、画面位置入力装置の
筐体の側面に、使用者の指先による操作を行えば、スク
ロールの指示など、画面上でのポインティング操作とは
異なる操作を行わせることができる。
筐体の側面に、使用者の指先による操作を行えば、スク
ロールの指示など、画面上でのポインティング操作とは
異なる操作を行わせることができる。
【0049】また本発明によれば、筐体の側面の摩擦セ
ンサに指先を接触させて移動させれば、確実に入力を行
わせることができる。
ンサに指先を接触させて移動させれば、確実に入力を行
わせることができる。
【図1】本発明の実施の一形態としてペン型ポインティ
ング装置1の簡略化した断面構成を含むコンピュータ2
の概略的なシステム構成を示すブロック図と、ペン型ポ
インティング装置1の先端部分の拡大図である。
ング装置1の簡略化した断面構成を含むコンピュータ2
の概略的なシステム構成を示すブロック図と、ペン型ポ
インティング装置1の先端部分の拡大図である。
【図2】図1のコンピュータ2の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】図1のペン型ポインティング装置1で表示画面
30上の複数の画面の重なり具合を触覚的に再現する状
態を示す図である。
30上の複数の画面の重なり具合を触覚的に再現する状
態を示す図である。
【図4】図3(b)に示す凹凸を通知する手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】図3(c)に示す縁を通知する手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】本発明の実施の他の形態としてのペン型ポイン
ティング装置41の概略的な外観構成を示す図である。
ティング装置41の概略的な外観構成を示す図である。
1,41 ペン型ポインティング装置 2 コンピュータ 3 ディスプレイ 4 記録媒体 10 筐体 11,11a,11b,11c,40 摩擦センサ 12a,12b,12c 圧力センサ 13 振動装置 20 CPU 23 外部記憶装置 30 表示画面 31,32,33 ウインドウ 34 カーソル 42 指先
Claims (9)
- 【請求項1】 グラフィカルユーザインターフェイスを
有するコンピュータで、画面位置を指示して入力する画
面位置入力方法において、 使用者の手動によるポインティング操作で画面位置を指
示する画面位置入力装置に、触覚で検知可能な変位を発
生するアクチュエータを設けておき、 予め定める条件に従ってアクチュエータを作動させ、画
面位置入力装置の使用者に触覚的な通知を行うことを特
徴とする画面位置入力方法。 - 【請求項2】 前記予め定める条件は、画面に表示され
ている対象が複数存在し、複数の対象間に上下関係があ
ることであり、 前記触覚的な通知として、上下関係の凹凸上を倣う場合
に受ける反力に対応する変位を、前記アクチュエータか
ら発生させることを特徴とする請求項1記載の画面位置
入力方法。 - 【請求項3】 前記予め定める条件は、前記画面位置入
力装置の使用者の誤操作であることを特徴とする請求項
1または2記載の画面位置入力方法。 - 【請求項4】 コンピュータに、請求項1〜3のいずれ
かに記載の画面位置入力方法を実行させるためのプログ
ラム。 - 【請求項5】 グラフィカルユーザインターフェイスを
有するコンピュータに対し、使用者の手動によるポイン
ティング操作で画面位置を指示する画面位置入力装置に
おいて、 ペン型の筐体と、 筐体の先端に設けられ、筐体をポインティング操作する
ときの移動を検知する移動検知センサと、 筐体内に収納され、外部からの信号に応じて触覚的に検
知可能な変位を発生させるアクチュエータとを含むこと
を特徴とする画面位置入力装置。 - 【請求項6】 前記移動検知センサは、 前記筐体の先端に複数個が予め定める相互間の位置関係
に従って配置され、 移動検知センサ間の検知出力に基づいて、前記ポインテ
ィング操作の操作方向と操作速度とが検知可能であるこ
とを特徴とする請求項5記載の画面位置入力装置。 - 【請求項7】 前記筐体の先端に設けられる移動検知セ
ンサは、接触する相手側との摩擦を検出して、移動を検
知する摩擦センサであり、 筐体内に設けられ、摩擦センサの基端側で、摩擦センサ
が受ける圧力を検知する圧力センサを、さらに含むこと
を特徴とする請求項5または6記載の画面位置入力装
置。 - 【請求項8】 前記筐体の側面に設けられ、前記使用者
の指先による操作を検知可能な指先検知センサをさらに
含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の
画面位置入力装置。 - 【請求項9】 前記指先検知センサは、前記筐体に対す
る前記指先の移動を検知する摩擦センサであることを特
徴とする請求項8記載の画面位置入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001031319A JP2002236550A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 画面位置入力方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001031319A JP2002236550A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 画面位置入力方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002236550A true JP2002236550A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18895418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001031319A Withdrawn JP2002236550A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 画面位置入力方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002236550A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001031319A patent/JP2002236550A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|---|
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