JP2002236178A - 移動体における物体検知装置 - Google Patents

移動体における物体検知装置

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JP2002236178A
JP2002236178A JP2001030947A JP2001030947A JP2002236178A JP 2002236178 A JP2002236178 A JP 2002236178A JP 2001030947 A JP2001030947 A JP 2001030947A JP 2001030947 A JP2001030947 A JP 2001030947A JP 2002236178 A JP2002236178 A JP 2002236178A
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Japan
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reflector
reflected
detection device
light
electromagnetic wave
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JP2001030947A
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Hayato Kikuchi
隼人 菊池
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体検知装置を大型化することなく最大検知
距離を拡大する。 【解決手段】 ヘッドライト32は、筐体内にバルブ3
8と該バルブ38からの光を反射するリフレクタ35と
を備える。物体検知装置のフォトダイオード18および
第2のリフレクタ40をヘッドライト32のリフレクタ
35内に設け、物体検知装置の送信手段から送信されて
物体に反射された反射波は、ヘッドライト32のリフレ
クタ35に反射された後に更に第2のリフレクタ40に
反射されてフォトダイオード18に受信される。大直径
のレンズを用いる代わりに既存のヘッドライト32のリ
フレクタ35を用いて反射波を収束させることが可能と
なり、物体検知装置をヘッドライト32と一体化してコ
ンパクトに構成しながら反射波の受信量を増加させて最
大検知距離を拡大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の進行方向
における所定範囲に向けて電磁波を送信する送信手段
と、送信手段により送信された電磁波が物体に反射され
た反射波を受信する受信手段とを備えた物体検知装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物体検知装置は、例えば特開平9
−178856号公報により公知である。一般に従来の
物体検知装置は、自動車のフロントグリルの中央部や、
フロントバンパーのアンダーグリルに取り付けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車用の
レーザーレーダー装置は、レーザー光を先行車に向けて
送信してから、先行車の後部に設けられたリフレックス
リフレクタで反射された反射光を受信するまでの時間差
に基づいて先行車の距離を検知するようになっている。
レーザーレーダー装置の重要な性能の一つとして、反射
率の低いターゲットをどれだけ離れた距離で検知できる
かを示す「最大検知距離」があり、この最大検知距離を
伸ばす手法の一つとして、受光レンズの面積を拡大する
ことが考えられる。しかしながら、受光レンズの面積を
拡大するとレーザーレーダー装置の前後方向の投影面積
や体積が増加するため、前後方向の投影面積の増加によ
りラジエータに対する通風が妨げられて放熱効果が低下
したり、体積の増加により狭いフロントエンドで搭載ス
ペースを確保することが困難になったりする問題があ
る。
【0004】また最大検知距離を伸ばす他の手法として
送信出力の増加や受信アンプの性能向上があるが、送信
出力の増加はレーザー光の安全性に懸念があり、また受
信アンプの性能向上はノイズを増幅することにもなるた
め、反射信号とノイズとの分離が問題となる。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、物体検知装置を大型化することなく最大検知距離を
拡大することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、光源および該
光源からの光を反射するリフレクタを筐体内に備えて移
動体の進行方向を照らす照明灯と、移動体の進行方向に
おける所定範囲に向けて電磁波を送信する送信手段と、
送信手段により送信された電磁波が物体に反射された反
射波を受信する受信手段とを備えた移動体において、受
信手段は照明灯の筐体内に設けられており、物体に反射
された反射波は照明灯のリフレクタに反射された後に更
に第2のリフレクタに反射されて受信手段に受信される
ことを特徴とする移動体における物体検知装置が提案さ
れる。
【0007】上記構成によれば、物体検知装置の受信手
段を照明灯の筐体内に設け、物体検知装置の送信手段か
ら送信されて物体に反射された反射波は、照明灯のリフ
レクタに反射された後に更に第2のリフレクタに反射さ
れて受信手段に受信されるので、大直径のレンズを用い
る代わりに既存の照明灯のリフレクタを用いて反射波を
収束させることにより、物体検知装置を照明灯と一体化
してコンパクトに構成しながら反射波の受信量を増加さ
せて最大検知距離を拡大することができ、しかも照明灯
のエイミングを行うことで物体検知装置のエイミングを
同時に済ますことができる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、受信手段の受信方向は移動体
の進行方向を指向し、第2のリフレクタはリフレクタに
より反射された電磁波を受信手段に向けて反射すべく、
受信手段よりも移動体の進行方向側において移動体の反
進行方向側を向くように配置され、光源、受信手段およ
び第2のリフレクタが照明灯の光軸方向に整列して配置
されることを特徴とする移動体における物体検知装置が
提案される。
【0009】上記構成によれば、光源、受信手段および
第2のリフレクタを照明灯の光軸方向に整列して配置し
たことで、物体からの反射波をリフレクタで反射させた
後に第2のリフレクタで反射させて受信手段に導くこと
ができ、しかも光源から出てリフレクタに反射された光
が受信手段および第2のリフレクタに遮られるのを最小
限に抑えて照明灯の性能低下を防止できるだけでなく、
照明灯の正面から見たときに受信手段および第2のリフ
レクタを目立ちにくくして美観の低下を防止することが
できる。
【0010】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、第2のリフレクタが反射した
電磁波をリフレクタの一部に形成した孔を通して該リフ
レクタの外部に反射する第3のリフレクタを有し、受信
手段は第3のリフレクタが反射した電磁波を受信すべく
リフレクタの外部の前記孔の近傍に配置されることを特
徴とする移動体における物体検知装置が提案される。
【0011】上記構成によれば、第2のリフレクタおよ
び第3のリフレクタに反射された電磁波がリフレクタの
孔を通過して該リフレクタの外部に設けた受信手段に導
かれるので、熱を発する光源から離れた位置に受信手段
を配置して光源の熱の影響を回避することができる。
【0012】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項3の構成に加えて、第3のリフレクタは光源より
も移動体の進行方向側において反射面が移動体の進行方
向側を向くように配置され、第2のリフレクタはリフレ
クタにより反射された電磁波を第3のリフレクタに向け
て反射すべく、第3のリフレクタよりも移動体の進行方
向側において反射面が移動体の反進行方向側を向くよう
に配置され、光源、第3のリフレクタおよび第2のリフ
レクタが照明灯の光軸方向に整列して配置されることを
特徴とする移動体における物体検知装置が提案される。
【0013】上記構成によれば、光源、第3のリフレク
タおよび第2のリフレクタを照明灯の光軸方向に整列し
て配置したことで、物体からの反射波をリフレクタで反
射させた後に第2のリフレクタおよび第3のリフレクタ
で順次反射させて受信手段に導くことができ、しかも光
源から出てリフレクタに反射された光が第2のリフレク
タおよび第3のリフレクタに遮られるのを最小限に抑え
て照明灯の性能低下を防止できるだけでなく、照明灯の
正面から見たときに第2のリフレクタおよび第3のリフ
レクタを目立ちにくくして美観の低下を防止することが
できる。
【0014】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、受信
手段は受信すべき電磁波を選択的に有価させるフィルタ
ーを備えることを特徴とする移動体における物体検知装
置。
【0015】上記構成によれば、フィルターで受信すべ
き電磁波を選択的に通過させて受信手段に導くので、送
信手段が送信した電磁波以外のノイズ信号を遮断して物
体検知装置の検知性能を高めることができる。
【0016】尚、実施例のレーザーダイオード11は本
発明の送信手段に対応し、実施例のフォトダイオード1
8は本発明の受信手段に対応し、実施例のヘッドライト
は本発明の照明灯に対応し、実施例のバルブ38は本発
明の光源に対応する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0018】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は物体検知装置のブロック図、図2はヘッド
ライトユニットの正面図、図3はヘッドライトの水平断
面図、図4は図3の4−4線断面図、図5はヘッドライ
トの左右照射範囲およびレーザーレーダー装置の左右検
知範囲を示す図である。
【0019】図1に示すように、自車前方の物体の距離
および方向を検知するための物体検知装置Stはレーザ
ーレーダー装置を備えるもので、送光部1と、送光走査
部2と、受光部3と、距離計測処理部5とから構成され
る。送光部1は、送光レンズを一体に備えたレーザーダ
イオード11と、レーザーダイオード11を駆動するレ
ーザーダイオード駆動回路12とを備える。送光走査部
2は、レーザーダイオード11が出力したレーザー光を
反射させる送光ミラー13と、送光ミラー13を上下軸
回りに往復回動させるモータ15と、モータ15の駆動
を制御するモータ駆動回路16とを備える。送光ミラー
13から出る送光ビームは左右幅が制限されて上下方向
に細長いパターンを持ち、それが所定周期で左右方向に
往復移動して物体を走査する。受光部3は、物体からの
反射光を受けて電気信号に変換するフォトダイオード1
8と、フォトダイオード18の出力信号を増幅する受光
アンプ回路19とを備える。
【0020】距離計測処理部5は、前記レーザーダイオ
ード駆動回路12やモータ駆動回路16を制御する制御
回路24と、例えばアダプティブクルーズコントロール
装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行
う通信回路26と、レーザー光の送光から受光までの時
間をカウントするカウンタ回路27と、物体までの距離
および物体の方向を算出する中央演算処理装置28とを
備える。
【0021】而して、上下方向に細長い送光ビームと上
下左右方向に広がった受光エリアとが交わる部分が瞬間
的な検知エリアになり、この検知エリアは、送光ビーム
の左右走査幅と等しい左右幅を持ち、送光ビームの上下
幅と等しい上下幅を持つ検知領域の全域を左右に移動し
て物体を走査する。そして送光ビームが送光されてか
ら、該送光ビームが物体に反射された反射光が受光され
るまでの時間に基づいて物体までの距離が検知され、そ
のときの瞬間的な検知エリアの方向に基づいて物体の方
向が検知される。
【0022】図2から明らかなように、前記物体検知装
置Stは車両の左右一方(例えば右側)のヘッドライト
ユニット30の筐体31の内部に組み込まれる。即ち、
ヘッドライトユニット30にはヘッドライト32、フロ
ントポジションライト33およびフロントターンシグナ
ルライト34が設けられており、ヘッドライト32およ
びフロントポジションライト33に挟まれた位置に前記
送光部1および送光走査部2の一部が露出している。ま
たヘッドライト32の内部に受光部3の一部が露出して
いる。
【0023】図3および図4から明らかなように、ヘッ
ドライト32は多数の平面を部分球面状に配置したリフ
レクタ35と、リフレクタ35の中心に固定されたコネ
クタ36と、リフレクタ35の中心から前方に延びる矩
形状の遮蔽板37と、コネクタ36に支持されて遮蔽板
37の上面に沿って前方に延びるバルブ38と、遮蔽板
37の先端に設けられたキャップ39とを備えており、
バルブ38から出た光はリフレクタ35に反射されて車
体前方に送光される。このとき、バルブ38から下方に
出た光がリフレクタ35の下部に反射されると、その反
射光が上向きになって対向車のドライバーを幻惑する可
能性があるため、バルブ38から下方に出た光を遮蔽板
37で遮蔽してリフレクタ35に達しないようにしてい
る。
【0024】前記物体検知装置Stの受光部3は、キャ
ップ39の後面に支持された第2のリフレクタ40と、
バルブ38の前端に支持された前記フォトダイオード1
8とを備えており、バルブ38、フォトダイオード1
8、第2のリフレクタ40およびキャップ39は、ヘッ
ドライト32の光軸Lに沿って後方から前方に順次配列
されている。円錐状に形成された第2のリフレクタ40
は、その頂点をフォトダイオード18に向けて後ろ向き
に配置されている。またフォトダイオード18の下方に
おいて遮蔽板37に開口37aが形成されており、リフ
レクタ35の下部に反射された物体からの反射光は、前
記開口37aを通過して第2のリフレクタ40に達する
ことが可能である。
【0025】リフレクタ35はディスチャージランプか
ら成るバルブ38が出力する可視光線(例えば、波長が
380nm〜780nm)を高い反射率で反射する材質
で構成されており、フォトダイオード18が出力するレ
ーザー光は近赤外線領域のもの(例えば、波長が880
nm)であって波長が前記可視光線の波長に比較的に接
近しているため、レーザー光もリフレクタ35により効
率的に反射される。またフォトダイオード18には波長
が880nmのレーザー光を選択的に通過させるフィル
ター18aが設けられており、ノイズ信号となるバルブ
38の出力光や太陽光を遮断して物体検知装置Stの検
知性能を高めることができる。
【0026】フォトダイオード18の下方は遮蔽板37
により遮られているが、この遮蔽板37に開口37aを
形成したことで、上方から入射する物体からの反射光を
リフレクタ35の下部で反射させてフォトダイオード1
8に導くことができる。但し、開口37aを無闇に大き
くすると、上方からの太陽光がフォトダイオード18に
導びかれてしまい、この太陽光にはレーザー光と同じ波
長の近赤外線も含まれていて物体からの反射光に対して
ノイズとなるため、前記開口37aの大きさは最小限に
抑えることが望ましい。
【0027】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用について説明する。
【0028】ヘッドライト32に設けられた送光部1お
よび送光走査部2から車体前方に送光されたレーザー光
は、先行車のリフレックスリフレクタ等の反射物に反射
されて反射光となり、ヘッドライト32のリフレクタ3
5に入射する。リフレクタ35により前方に向けて反射
された反射光は、キャップ39の後面に設けられた第2
のリフレクタ40により後方に向けて反射されてフォト
ダイオード18に入射することで、前記反射物が検知さ
れる。図5に示すように、ヘッドライト32のリフレク
タ35は左右方向の照射範囲である600mradを確
保できる形状を有しているため、同じリフレクタ35を
用いて物体検知装置Stの左右方向の検知範囲である2
80mradを充分にカバーすることができる。
【0029】従来の物体検知装置の受光部は集光レンズ
を用いて集光していたが、本実施例では集光レンズの代
わりにヘッドライト32のリフレクタ35を用いて集光
しており、集光レンズの直径を40mmとし、リフレク
タ35の直径を100mmとすると、それらの集光面積
は直径の二乗に比例することから、リフレクタ35の集
光面積は集光レンズの集光面積の6.25倍となる。そ
して物体検知装置の最大検知距離は受光量(つまり集光
面積)の四乗根に比例することが知られており、従っ
て、本実施例の物体検知装置Stの最大検知距離は従来
の物体検知装置の最大検知距離の6.251/4 =1.5
8倍となる。
【0030】以上のように、ヘッドライト32のリフレ
クタ35を物体検知装置Stの受光部3の集光手段とし
て利用することで、受光部3に大型の集光レンズを設け
たり、レーザーダイオード11の出力を増加させたり、
受光アンプ回路19の増幅率を高めたりすることなく、
物体検知装置Stの最大検知距離を増加させることがで
きる。また物体検知装置Stがヘッドライトユニット3
0にコンパクトに一体化されるので車体への搭載スペー
スの確保が容易であるばかり、ヘッドライト32のエイ
ミングを行うことで物体検知装置Stのエイミングを同
時に済ますことができる。しかも物体検知装置Stをラ
ジエータグリルに設ける必要がないのでラジエータの放
熱性能に悪影響を与える虞がない。
【0031】更に、バルブ38、フォトダイオード1
8、第2のリフレクタ40およびキャップ39をヘッド
ライト32の光軸Lに沿って後方から前方に整列させて
配置したので、バルブ38から出た光がフォトダイオー
ド18および第2のリフレクタ40に遮られることがな
く、またヘッドライト32を正面から見たときにフォト
ダイオード18および第2のリフレクタ40が目立たな
くなって美観の低下が防止される。
【0032】次に、図6に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0033】第2実施例は、第1実施例のフォトダイオ
ード18が設けられていた位置に第3のリフレクタ41
を備えている。平坦な反射面を有する第3のリフレクタ
41は、遮蔽板37から延びるステー37bにより開口
37aの上方に支持されており、その反射面はヘッドラ
イト32の光軸Lに対して45°の角度で斜め前下方を
向いている。開口37aの下方のリフレクタ35に孔3
5aが形成されており、この孔35aの外側に受光アン
プ19および距離計測処理部5と一体に設けたフォトダ
イオード18が配置される。受光アンプ19および距離
計測処理部5はリフレクタ35を覆うヘッドライト32
の筐体31の内部に収納される。
【0034】従って、送光部1および送光走査部2から
車体前方に送光されたレーザー光が反射物に反射された
反射光は、ヘッドライト32のリフレクタ35により前
方に向けて反射された後に第2のリフレクタ40により
後方に向けて反射され、更に第3のリフレクタ41によ
り下方に向けて反射され、リフレクタ35の孔35aを
通過してフォトダイオード18に受光される。
【0035】以上のように本第2実施例によっても、ヘ
ッドライト32のリフレクタ35を物体検知装置Stの
受光部3の集光手段として利用することで、物体検知装
置Stの最大検知距離を増加させることができ、しかも
物体検知装置Stをコンパクト化して車体への搭載スペ
ースを容易に確保することができる。またフォトダイオ
ード18をバルブ38から離れた位置に配置することが
できるので、フォトダイオード18がバルブ38の発す
る熱の影響を受けるのを回避することができ、しかもフ
ォトダイオード18から受光アンプ19への配線が容易
になる。更に、バルブ38、第3リフレクタ41、第2
のリフレクタ40およびキャップ39をヘッドライト3
2の光軸Lに沿って後方から前方に整列させて配置した
ので、バルブ38から出た光が第3のリフレクタ41お
よび第2のリフレクタ40に遮られることがなく、また
ヘッドライト32を正面から見たとき第3のリフレクタ
41および第2のリフレクタ40が目立たなくなって美
観の低下が防止される。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0037】例えば、実施例では自動車用の物体検知装
置Stを例示したが、本発明は自動車以外の移動体用の
物体検知装置に対しても適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、物体検知装置の受信手段を照明灯の筐体内に
設け、物体検知装置の送信手段から送信されて物体に反
射された反射波は、照明灯のリフレクタに反射された後
に更に第2のリフレクタに反射されて受信手段に受信さ
れるので、大直径のレンズを用いる代わりに既存の照明
灯のリフレクタを用いて反射波を収束させることによ
り、物体検知装置を照明灯と一体化してコンパクトに構
成しながら反射波の受信量を増加させて最大検知距離を
拡大することができ、しかも照明灯のエイミングを行う
ことで物体検知装置のエイミングを同時に済ますことが
できる。
【0039】また請求項2に記載された発明によれば、
光源、受信手段および第2のリフレクタを照明灯の光軸
方向に整列して配置したことで、物体からの反射波をリ
フレクタで反射させた後に第2のリフレクタで反射させ
て受信手段に導くことができ、しかも光源から出てリフ
レクタに反射された光が受信手段および第2のリフレク
タに遮られるのを最小限に抑えて照明灯の性能低下を防
止できるだけでなく、照明灯の正面から見たときに受信
手段および第2のリフレクタを目立ちにくくして美観の
低下を防止することができる。
【0040】また請求項3に記載された発明によれば、
第2のリフレクタおよび第3のリフレクタに反射された
電磁波がリフレクタの孔を通過して該リフレクタの外部
に設けた受信手段に導かれるので、熱を発する光源から
離れた位置に受信手段を配置して光源の熱の影響を回避
することができる。
【0041】また請求項4に記載された発明によれば、
光源、第3のリフレクタおよび第2のリフレクタを照明
灯の光軸方向に整列して配置したことで、物体からの反
射波をリフレクタで反射させた後に第2のリフレクタお
よび第3のリフレクタで順次反射させて受信手段に導く
ことができ、しかも光源から出てリフレクタに反射され
た光が第2のリフレクタおよび第3のリフレクタに遮ら
れるのを最小限に抑えて照明灯の性能低下を防止できる
だけでなく、照明灯の正面から見たときに第2のリフレ
クタおよび第3のリフレクタを目立ちにくくして美観の
低下を防止することができる。
【0042】また請求項5に記載された発明によれば、
フィルターで受信すべき電磁波を選択的に通過させて受
信手段に導くので、送信手段が送信した電磁波以外のノ
イズ信号を遮断して物体検知装置の検知性能を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物体検知装置のブロック図
【図2】ヘッドライトユニットの正面図
【図3】ヘッドライトの水平断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】ヘッドライトの左右照射範囲およびレーザーレ
ーダー装置の左右検知範囲を示す図
【図6】本発明の第2実施例に係る、前記図4に対応す
る図
【符号の説明】
11 レーザーダイオード(送信手段) 18 フォトダイオード(受信手段) 18a フィルター 31 筐体 32 ヘッドライト(照明灯) 35 リフレクタ 35a 孔 38 バルブ(光源) 40 第2のリフレクタ 41 第3のリフレクタ L 光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源(38)および該光源(38)から
    の光を反射するリフレクタ(35)を筐体(31)内に
    備えて移動体の進行方向を照らす照明灯(32)と、 移動体の進行方向における所定範囲に向けて電磁波を送
    信する送信手段(11)と、 送信手段(11)により送信された電磁波が物体に反射
    された反射波を受信する受信手段(18)と、を備えた
    移動体において、 受信手段(18)は照明灯(32)の筐体(31)内に
    設けられており、物体に反射された反射波は照明灯(3
    2)のリフレクタ(35)に反射された後に更に第2の
    リフレクタ(40)に反射されて受信手段(18)に受
    信されることを特徴とする移動体における物体検知装
    置。
  2. 【請求項2】 受信手段(18)の受信方向は移動体の
    進行方向を指向し、第2のリフレクタ(40)はリフレ
    クタ(35)により反射された電磁波を受信手段(1
    8)に向けて反射すべく、受信手段(18)よりも移動
    体の進行方向側において反射面が移動体の反進行方向側
    を向くように配置され、 光源(38)、受信手段(18)および第2のリフレク
    タ(40)が照明灯(32)の光軸(L)方向に整列し
    て配置されることを特徴とする、請求項1に記載の移動
    体における物体検知装置。
  3. 【請求項3】 第2のリフレクタ(40)が反射した電
    磁波をリフレクタ(35)の一部に形成した孔(35
    a)を通して該リフレクタ(35)の外部に反射する第
    3のリフレクタ(41)を有し、 受信手段(18)は第3のリフレクタ(41)が反射し
    た電磁波を受信すべくリフレクタ(35)の外部の前記
    孔(35a)の近傍に配置されることを特徴とする、請
    求項1に記載の移動体における物体検知装置。
  4. 【請求項4】 第3のリフレクタ(41)は光源(3
    8)よりも移動体の進行方向側において反射面が移動体
    の進行方向側を向くように配置され、 第2のリフレクタ(40)はリフレクタ(35)により
    反射された電磁波を第3のリフレクタ(41)に向けて
    反射すべく、第3のリフレクタ(41)よりも移動体の
    進行方向側において反射面が移動体の反進行方向側を向
    くように配置され、 光源(38)、第3のリフレクタ(41)および第2の
    リフレクタ(40)が照明灯(32)の光軸(L)方向
    に整列して配置されることを特徴とする、請求項3に記
    載の移動体における物体検知装置。
  5. 【請求項5】 受信手段(18)は受信すべき電磁波を
    選択的に通過させるフィルター(18a)を備えること
    を特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載
    の移動体における物体検知装置。
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