JP2002236002A - 高さ測定装置 - Google Patents

高さ測定装置

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JP2002236002A
JP2002236002A JP2001029836A JP2001029836A JP2002236002A JP 2002236002 A JP2002236002 A JP 2002236002A JP 2001029836 A JP2001029836 A JP 2001029836A JP 2001029836 A JP2001029836 A JP 2001029836A JP 2002236002 A JP2002236002 A JP 2002236002A
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Takeshi Minami
剛 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な構成で対象物の高さを高速かつ正確に求
めることができる高さ測定装置を提供する。 【解決手段】高さ測定装置において、コンピュータ14
は、共焦点光学系の対物レンズの焦点位置を測定対象物
に対して光軸方向に相対的に変化させて、互いに異なる
焦点位置において複数画素よりなる画像を共焦点画像と
して取得する画像取得手段と、注目画素における強度と
焦点位置との関係を示す特性曲線において、2次元方向
に異なる場所の焦点位置を示すピークが複数個得られる
ように各焦点位置で得られる一連の共焦点画像をぼかす
ボカシ手段と、複数個のピークをもつ特性曲線に基づい
て前記測定対象物の高さ分布を算出する高さ算出手段と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共焦点光学系を応
用して測定対象物の高さを求める高さ測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の小型化に伴いLSI
パッケージはますます高密度化・高集積化が進んでい
る。LSIの実装方法も以前のワイヤボンディングから
バンプと呼ばれるハンダボールを使用した面実装へと移
行しつつある。
【0003】面実装においてはバンプの高さが均一でな
いとショートやオープンの原因となる。その為バンプの
高さを検査する必要があるが、バンプの大きさは非常に
小さく、人が顕微鏡を覗いて検査するには非常に困難な
状況になっている。そのためバンプの高さを自動で高速
かつ高精度に求められる装置への要求が高まってきてい
る。
【0004】このような要求に対応するものとして、従
来より共焦点光学系を応用した3次元測定装置または検
査装置が提案されている。共焦点光学系の原理図を図1
1に示す。光源1から出た光は偏向ビームスプリッタ
(以下PBS)9で反射されてピンホール基板としての
ニポーディスク17に照射される。ニポーディスク17
のピンホール17’から出た光はチューブレンズ6を通
り、λ/4板5によって偏向され、さらに対物レンズ4
を通ってZステージ2上に載置された試料3上に照射さ
れる。ここで試料3の表面が対物レンズ4の焦点位置に
ある場合には、試料3からの反射光は来た道を全く逆に
たどって再びピンホール17’にいったん集光し通過す
る。ピンホール17’を通過した光はPBS9を透過
し、結像レンズ10によって集光され光検出器18上に
結像する。
【0005】試料3の表面が対物レンズ4の焦点位置か
らずれている場合には、ニポーディスク17上のピンホ
ール17’に戻ってきた光は、ずれ量に応じた広がりを
持つために戻ってきた光の大部分は遮光され、その結果
光検出器18で観察される光の強度は焦点位置にある時
よりも暗くなる。したがってZステージ2を光軸方向に
変化させながら光検出器18で観察される光の強度が最
も強くなった時のZステージ2の位置が試料の高さを表
すことになる。
【0006】共焦点光学系を応用した装置として、特開
平7−311025号公報に記載された3次元形状検査
装置がある。通常、試料の高さを求めるためには図12
に示すように測定対象としての試料13のトップ面か
ら、それが載置されている基板面12までの距離を求め
る必要がある。これに対し、特開平7−311025号
公報記載の装置では試料13内の近接する2点の光軸方
向の情報を得、その2点の情報と試料13の形状がおお
よそ既知であることを利用して高さを近似推定してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−311025号公報に記載の技術では、試料13の
形状がおおよそ既知であるという前提条件が必要である
ために当該試料13の形が歪んでいる場合などには対応
できない。またあくまでも推定であるので正確な高さを
求められるものではない。さらに同公報はピンホール位
置が固定であるので試料13の並び方が変更された場合
にも迅速に対応できるものではない。
【0008】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、簡便な構成で対象物の高さを高速かつ正確に求
めることができる高さ測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る高さ測定装置は、共焦点光学系
と、この共焦点光学系の対物レンズの焦点位置を測定対
象物に対して光軸方向に相対的に変化させて、互いに異
なる焦点位置において複数画素よりなる画像を共焦点画
像として取得する画像取得手段と、注目画素における強
度と焦点位置との関係を示す特性曲線において、2次元
方向に異なる場所の焦点位置を示すピークが複数個得ら
れるように各焦点位置で得られる一連の共焦点画像をぼ
かすボカシ手段と、複数個のピークをもつ特性曲線に基
づいて前記測定対象物の高さ分布を算出する高さ算出手
段とを具備する。
【0010】また、第2の発明は、共焦点光学系と、こ
の共焦点光学系の対物レンズの焦点位置を測定対象物に
対して光軸方向に相対的に変化させ、互いに異なる焦点
位置において複数画素よりなる画像を共焦点画像として
取得する画像取得手段と、注目画素における強度と焦点
位置との関係を示す特性曲線において、2次元方向に異
なる場所の焦点位置を示すピークが複数個得られるよう
に各焦点位置で得られる一連の共焦点画像をぼかすボカ
シ手段と、前記複数のピークそれぞれに対応する前記測
定対象物の場所を特定するピーク弁別手段と、このピー
ク弁別手段での弁別結果に基いて前記測定対象物の高さ
分布を算出する高さ算出手段とを具備する。
【0011】また、第3の発明は、第1または第2の発
明に係る高さ測定装置において、前記ボカシ手段は、撮
像面と結像レンズ間の相対距離を変化させて一連の共焦
点画像をぼかす。
【0012】また、第4の発明は、第1または第2の発
明に係る高さ測定装置において、前記ボカシ手段は、撮
像面の前面に光学的ローパスフィルタを挿入することに
より一連の共焦点画像をぼかす。
【0013】また、第5の発明は、第1または第2の発
明に係る高さ測定装置において、前記ボカシ手段は、撮
像素子によってデジタル化した共焦点画像に対してデジ
タル的にローパスフィルタを適用して一連の共焦点画像
をぼかす。
【0014】また、第6の発明は、第2の発明に係る高
さ測定装置において、前記ピーク弁別手段は、前記測定
対象物のおおよその高さ分布を予め求めて先見情報を取
得し、この先見情報と前記特性曲線とを比較することで
各ピークに対応する前記測定対象物の場所を特定する。
【0015】また、第7の発明は、第2の発明に係る高
さ測定装置において、前記ピーク弁別手段は、光軸方向
に対物レンズに最も近いIZ曲線のピークから、または
最も遠いピークから順に前記測定対象物の場所を特定す
る。
【0016】また、第8の発明は、第1または第2の発
明に係る高さ測定装置において、一連の共焦点画像をぼ
かすことによって、1つの特性曲線に前記測定対象物の
頂点を示すピークと、前記測定対象物が載置されている
基板面を示すピークが現れる。
【0017】また、第9の発明は、第1または第2の発
明に係る高さ測定装置において、前記ボカシ手段によっ
て得られる特性曲線に現れる2つのピークのZ位置を求
めることにより前記基板面から前記測定対象物頂点まで
の高さを求める。
【0018】また、第10の発明は、第1または第2の
発明に係る高さ測定装置において、前記特性曲線がもつ
複数のピークのうち、対物レンズ側のピークのみを用い
て前記測定対象物の高さの平坦度を求める。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0020】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る高さ測定装置の構成を示す図である。光源1
から出た光は偏向ビームスプリッタ(以下PBS)9で
反射されてニポーディスク7に照射される。ニポーディ
スク7は図示しない複数個のピンホールが設けられた円
盤であり、モータ8により回転するようになっている。
ニポーディスク7上のある1つのピンホールから出た光
はチューブレンズ6を通り、λ/4板5によって偏向さ
れ、さらに対物レンズ4を通ってXYZステージ2上に
載置された試料のある1点に照射される。ここでの試料
は半田バンプ17が複数個形成されている半導体チップ
18とする。
【0021】ニポーディスク7をコンピュータ14に制
御されるモータ8により回転させることによって試料全
面を走査することができる。この走査を撮像素子11の
露光時間内に行うことによって非常に焦点深度の浅い画
像を得ることができる。この画像のことを共焦点画像と
呼ぶ。XYZステージ2は第2の駆動機構16によって
光軸方向に移動可能となっている。第2の駆動機構16
はコンピュータ14によって制御される。また第1の駆
動機構15は撮像素子11を光軸方向に移動させること
ができるようになっていて、これもコンピュータ14に
よって制御される。これによってXYZステージ2を光
軸方向に変化させながらぼけた共焦点画像を複数撮影す
ることが可能となる。
【0022】以下に、共焦点画像をぼかすことによる作
用及び効果を説明する。撮像素子11が結像レンズ10
の焦点位置にある場合には、撮像素子11の任意の画素
の輝度値とXYZステージ2の位置との関係は図2のよ
うになる。このような曲線のことをIZ曲線と呼ぶ。図
2に示すように、輝度値は試料の表面が対物レンズ4の
焦点位置にある場合に最も大きく、そこからずれるに従
って急激に小さくなる。したがってこの極大となる位置
を求めることによって試料の3次元情報を得ることがで
きる。しかし、撮像素子11を結像レンズ10の焦点位
置からずらすと、半田バンプ17のトップ面におけるI
Z曲線は図3に示すように2つの極大値P1,P2を持
つようになる。これは半田バンプ17のトップ面からの
反射光と半導体チップ18からのそれとが混信を起こす
ためである。これによってある1点のIZ曲線から、2
点分の3次元情報が得られる。従って半導体チップ18
の表面から半田バンプ17のトップ面までの高さを求め
るには、この曲線の2つの極大値P1,P2の位置を求
め、それらの差分を求めればよいことになる。つまり、
半田バンプ17のトップ面の位置のみを画像から求めれ
ばよいことになる。IZ曲線から極大値を求めることを
ピーク処理と呼ぶ。
【0023】以下に、IZ曲線のピークが共焦点画像を
ぼかすことにより2つになる理由を図4(a)〜(g)
を用いて説明する。図4(a)〜(g)において、実線
のハッチング部分は暗い領域、破線のハッチング部分は
やや明るい領域、白の部分は明るい領域であることを示
す。
【0024】図4の(a)はエクステンド画像と言っ
て、図4の(b)〜(d)までの共焦点画像を重ね合わ
せて作成したどの位置にも焦点があった画像である。測
定対象となるバンプは球状になっていて側面からの反射
光が戻って来ないために、その部分は暗くなっている。
図4の(b)〜(d)はぼかさずに撮影したときの共焦
点画像であり、(b)はチップ表面に焦点が合ったとき
のもの、(c)はチップ表面とバンプトップ面との間に
焦点が合ったときのもの、(d)はバンプトップ面に焦
点が合ったときのものである。
【0025】図4の(e)〜(g)は共焦点画像をぼか
して撮影した画像であり、それぞれの焦点位置は(e)
は(b)に、(f)は(c)に、(g)は(d)に対応
している。(簡単のため3枚の共焦点画像で説明する
が、実際にはこの前後にも複数枚の共焦点画像が存在す
る。)ここで図4の(a)中のA点(バンプ頂点)にお
けるIZ曲線を考える。ボカシなしの場合には、(d)
の時にしか明るくなっていないので、図5(a)に示す
グラフのようにdの位置にのみピークが表れている。し
かし図4の(b)〜(d)の共焦点画像をそれぞれぼか
すと、(b)はチップ表面部分の明るい所がバンプ部分
の暗い所にまで広がって、(e)に示すようにA点でも
少し明るさを持つようになる。(c)は全面が暗いので
暗いままであり、(d)はバンプトップ面の明るさがチ
ップ表面部分にまで及び、(g)に示すようにバンプト
ップ面の周りに少し明るい部分が現れる。その結果、A
点におけるIZ曲線は図5(b)に示すように(e)と
(g)の時にピークを持つようになる。このようにして
共焦点画像をぼかすことによってIZ曲線中に2つのピ
ークが現れるようになる。
【0026】図6は、2つの極大値を持つIZ曲線から
バンプの高さを求めるための構成を示すブロック図であ
る。この図において実線の矢印は制御の流れを表し、破
線の矢印はデータの流れを表すものとする。バンプ高さ
算出ブロック20は画像メモリ21に蓄えられている互
いに高さが異なる位置で撮影した共焦点画像を読み込ん
で半田バンプ位置を抽出する半田バンプ位置抽出回路2
2と、任意のバンプ位置におけるIZ曲線から第1の極
大値を求める第1のピーク処理回路23と、この第1の
ピーク処理回路23で求めたZ座標を一時的に蓄えてお
く第1のメモリ27と、第2の極大値を求める第2のピ
ーク処理回路24と、第2のピーク処理回路24で求め
たZ座標を一時的に蓄えておく第2のメモリ28と、第
1及び第2のメモリ27,28からデータを読み出して
2つの値の差分を取る差分回路25と、から構成されて
いて差分結果は各バンプの高さとして結果メモリ26に
保存される。
【0027】以上によって、一連の共焦点画像からバン
プ位置を求め、その位置におけるIZ曲線のみを解析す
ることにより、バンプの高さを求めることができる。こ
れによって基板面の高さを求めるために基板面に相当す
る部位を画像から求める手間を省略することが可能とな
り、処理が高速化される。
【0028】図1において、XYZステージ2を光軸方
向に移動させながら共焦点画像を複数撮影するようにし
ているが、対物レンズ4またはチューブレンズ6を光軸
方向に動かして焦点位置を変えるようにしても良い。ま
た共焦点画像をぼかすために撮像素子11の位置を光軸
方向に動かしているが、結像レンズ10を光軸方向に動
かしたり、結像レンズ10と撮像素子11の間にローパ
スフィルタを挿入する事によってぼかしても良い、また
撮影した共焦点画像を画像処理によってぼかすようにし
ても良い。
【0029】(第2実施形態)次にIZ曲線上にある複
数のピークが対象物上のどの位置に対応するかを弁別す
るピーク弁別手段を備えた本発明の第2実施形態につい
て説明する。図7は本発明の第2実施形態に係る高さ測
定装置の構成を示す図である。図7は図1の構成に加え
てオートフォーカスユニット(以下AFユニット)30
が追加されている。AFユニット30以外の構成および
作用は図1と同じである。図7に示す構成においては、
半田バンプ17の高さを本格的に求める前に、まずAF
ユニット30を用いて半導体チップ18のおおよそのZ
位置範囲を求めておき、その後対物レンズ4の焦点位置
を変えながら半田バンプ17の頂点位置におけるIZ曲
線を求める。
【0030】図8にAFユニット30で求めた半導体チ
ップ18のおおよそのZ位置範囲(ハッチング部分)
と、求めたIZ曲線を示す。図8のIZ曲線には半導体
チップ18に対応するピークP1と半田バンプ17の頂
点に対応するピークP3と、配線等に対応するピークP
2が示されている。
【0031】図9は、ピーク弁別手段を設けた場合の高
さ測定のための構成を示すブロック図である。図9では
図6と同じ機能のブロックには同じ参照番号を付してい
る。まずAFユニット30で求めた半導体チップ18の
おおよそのZ位置範囲は第3のメモリ42に保存され
る。次に画像メモリ21から画像を読み込んで半田バン
プ位置抽出回路22によって半田バンプの位置が求めら
れ各半田バンプに対応するIZ曲線がピーク検出回路4
0に送られる。ピーク検出回路40では送られてきたI
Z曲線からピーク検出を行い、ピークが検出された場合
にはピーク弁別手段41にそのピークのZ位置が送られ
る。ピーク弁別手段41では送られてきたZ位置と予め
第3のメモリ42に蓄えておいた半導体チップ18のお
およそのZ位置範囲とを比較し、検出したピークのZ位
置がおおよその範囲に入っていればそれを半導体チップ
18のZ位置として第1のメモリ27に保存し、そうで
なければ第2のメモリ28に保存する。これをIZ曲線
全体にわたって行った後、差分回路25において第1の
メモリ27と第2のメモリ28に保存されたZ位置の差
分を取って半田バンプ17の半導体チップ18からの高
さを求め、結果メモリ26に保存する。
【0032】図10にピーク検出回路40とピーク弁別
手段41の動作フローチャートを示す。ステップS1で
IZ曲線の解析を開始する。ステップS2でIZ曲線中
のピークを検出したら、ステップS3でそのピークのZ
位置が図9の第3のメモリ42に保存したZ範囲内か否
かを判定し、範囲内であればステップS4でピークのZ
位置を第1のメモリ27に保存し、そうでなければステ
ップS5で第2のメモリ28に保存する。その後ステッ
プS6でIZ曲線にまだピークがあるかどうかを判定
し、あればステップS2に戻り、無ければステップS7
で終了する。
【0033】以上説明した方法によれば、1つのIZ曲
線に複数のピークが存在する場合でも、確実に半導体チ
ップ面のZ位置と半田バンプ頂点のZ位置を検出し、半
導体チップ面から半田バンプ頂点までの高さを求めるこ
とができるようになる。
【0034】なお、第2実施形態ではAFユニットを用
いて半導体チップ面のおおよそのZ位置範囲を求めてい
るが、手動で設定するようにしても良い。
【0035】また、半導体チップ面のZ位置だけでな
く、半田バンプ頂点のおおよそのZ位置も入力しておく
ようにすれば、より確実に所望の高さを求めることがで
きるようになる。
【0036】上記した実施形態によれば、共焦点画像を
ボカシ手段によってぼかすことによって、対象物上の異
なる位置の反射光が複数画素にまたがるように広がり、
その結果、ある注目画素におけるIZ曲線には、対象物
上の異なる位置に対応するピークが現れる。この複数の
ピークを持つIZ曲線を高さ測定手段によって処理する
ことによって簡便な構成で対象物の高さを高速かつ正確
に求めることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な構成で対象物の
高さを高速かつ正確に求めることができる高さ測定装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高さ測定装置の構
成を示す図である。
【図2】撮像素子11の任意の画素の輝度値とXYZス
テージ2の位置との関係を示す特性曲線である。
【図3】半田バンプ17のトップ面における2つの極大
値をもつIZ曲線を示す図である。
【図4】共焦点画像をぼかすことにより、IZ曲線中に
2つのピークが現れる理由を説明するための図である。
【図5】ボカシなしの場合のIZ曲線とボカシありの場
合のIZ曲線とを対比して示す図である。
【図6】2つの極大値を持つIZ曲線からバンプの高さ
を求めるための構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る高さ測定装置の構
成を示す図である。
【図8】AFユニット30で求めた半導体チップ18の
おおよそのZ位置範囲(ハッチング部分)と、求めたI
Z曲線を示す図である。
【図9】ピーク弁別手段を設けた場合の高さ測定のため
の構成を示すブロック図である。
【図10】ピーク検出回路40とピーク弁別手段41の
動作フローチャートを示す図である。
【図11】共焦点光学系の原理図を示す図である。
【図12】測定対象としての試料の断面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 XYZステージ 4 対物レンズ 5 λ/4板 6 チューブレンズ 7 ニポーディスク 8 モータ 9 PBS 10 結像レンズ 11 撮像素子 14 コンピュータ 15 第1の駆動機構 16 第2の駆動機構 17 半田バンプ 18 半導体チップ 20 バンプ高さ算出ブロック 21 画像メモリ 22 半田バンプ位置抽出回路 23 第1のピーク処理回路 24 第2のピーク処理回路 25 差分回路 26 結果メモリ 27 第1のメモリ 28 第2のメモリ 30 AFユニット 40 ピーク検出回路 41 ピーク弁別手段 42 第3のメモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共焦点光学系と、 この共焦点光学系の対物レンズの焦点位置を測定対象物
    に対して光軸方向に相対的に変化させて、互いに異なる
    焦点位置において複数画素よりなる画像を共焦点画像と
    して取得する画像取得手段と、 注目画素における強度と焦点位置との関係を示す特性曲
    線において、2次元方向に異なる場所の焦点位置を示す
    ピークが複数個得られるように各焦点位置で得られる一
    連の共焦点画像をぼかすボカシ手段と、 複数個のピークをもつ特性曲線に基づいて前記測定対象
    物の高さ分布を算出する高さ算出手段と、 を具備することを特徴とする高さ測定装置。
  2. 【請求項2】 共焦点光学系と、 この共焦点光学系の対物レンズの焦点位置を測定対象物
    に対して光軸方向に相対的に変化させ、互いに異なる焦
    点位置において複数画素よりなる画像を共焦点画像とし
    て取得する画像取得手段と、 注目画素における強度と焦点位置との関係を示す特性曲
    線において、2次元方向に異なる場所の焦点位置を示す
    ピークが複数個得られるように各焦点位置で得られる一
    連の共焦点画像をぼかすボカシ手段と、 前記複数のピークそれぞれに対応する前記測定対象物の
    場所を特定するピーク弁別手段と、 このピーク弁別手段での弁別結果に基いて前記測定対象
    物の高さ分布を算出する高さ算出手段と、 を具備することを特徴とする高さ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ボカシ手段は、撮像面と結像レンズ
    間の相対距離を変化させて一連の共焦点画像をぼかすこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の高さ測定装置。
  4. 【請求項4】 前記ボカシ手段は、撮像面の前面に光学
    的ローパスフィルタを挿入することにより一連の共焦点
    画像をぼかすことを特徴とする請求項1または2記載の
    高さ測定装置。
  5. 【請求項5】 前記ボカシ手段は、撮像素子によってデ
    ジタル化した共焦点画像に対してデジタル的にローパス
    フィルタを適用して一連の共焦点画像をぼかすことを特
    徴とする請求項1または2記載の高さ測定装置。
  6. 【請求項6】 前記ピーク弁別手段は、前記測定対象物
    のおおよその高さ分布を予め求めて先見情報を取得し、
    この先見情報と前記特性曲線とを比較することで各ピー
    クに対応する前記測定対象物の場所を特定することを特
    徴とする請求項2記載の高さ測定装置。
  7. 【請求項7】 前記ピーク弁別手段は、光軸方向におい
    て対物レンズに最も近いIZ曲線のピークから、または
    最も遠いピークから順に前記測定対象物の場所を特定す
    ることを特徴とする請求項2記載の高さ測定装置。
  8. 【請求項8】 一連の共焦点画像をぼかすことによっ
    て、1つの特性曲線に前記測定対象物の頂点を示すピー
    クと、前記測定対象物が載置されている基板面を示すピ
    ークが現れることを特徴とする請求項1または2記載の
    高さ測定装置。
  9. 【請求項9】 前記ボカシ手段によって得られる特性曲
    線に現れる2つのピークのZ位置を求めることにより前
    記基板面から前記測定対象物頂点までの高さを求めるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の高さ測定装置。
  10. 【請求項10】 前記特性曲線がもつ複数のピークのう
    ち、対物レンズ側のピークのみを用いて前記測定対象物
    の高さの平坦度を求めることを特徴とする請求項1また
    は2記載の高さ測定装置。
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