JP2002234548A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2002234548A
JP2002234548A JP2001034069A JP2001034069A JP2002234548A JP 2002234548 A JP2002234548 A JP 2002234548A JP 2001034069 A JP2001034069 A JP 2001034069A JP 2001034069 A JP2001034069 A JP 2001034069A JP 2002234548 A JP2002234548 A JP 2002234548A
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bag
film
polyolefin
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resin film
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JP2001034069A
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Hirotada Murayama
弘忠 村山
Naohisa Sendo
尚久 千東
Koji Honda
宏治 本田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内層と外層の2重構造で、必要に応じて外層
を容易に取り除くことができ、かつ、輸送時、保管時等
に荷崩れが生じ難く、さらに、生産性よく得ることので
きる包装袋を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの開口部を有する袋状体
と、袋状体の外側を包囲するとともに、袋状体に剥離可
能に仮固着された外層フィルムとからなり、前記袋状体
は、ポリオレフィン系樹脂フィルム及びポリアミド系樹
脂フィルムが積層一体化されてなるとともに、ポリオレ
フィン系樹脂フィルムが袋状体内側とされており、前記
外層フィルムは、紙及びポリオレフィン系樹脂フィルム
が積層一体化されてなるとともに、ポリオレフィン系樹
脂フィルムが袋状体側とされている包装袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小麦粉、パン粉等
の食品用粉体の包装に好適に使用される包装袋に関す
る。
【従来の技術】
【0002】従来、小麦粉、パン粉等の食品用粉体や、
プラスチック原料などを輸送、保管するための袋とし
て、例えば、紙の一面にポリオレフィン系樹脂フィルム
を積層一体化した積層フィルムを袋状に縫ったものや、
該積層フィルムをヒートシールして袋状にしたもの等が
使用されている。
【0003】しかしながら、上記包装袋は、輸送や保管
の際に屋外にさらされることが多く、その表面に、埃、
虫、異物等が付着し易く、特に、食品を扱う工場、倉庫
等では、持ち込む際に、包装袋表面に付着した埃、虫、
異物等をエアーガンなどで除去する必要があり、作業が
煩わしいといった問題があった。
【0004】上記問題を解決する方法として、包装袋を
内層と外層の2重構造にしておき、必要に応じて外層を
取り除く方法が挙げられるが、例えば、内層及び外層に
プラスチックフィルムを使用すると、プラスチックフィ
ルムは表面が滑りやすいため、輸送時や保管時に荷崩れ
が生じ易いといった問題があった。また、内層をプラス
チックフィルム、外層を荷崩れが生じ難いクラフト紙な
どの紙とすると、荷崩れは生じ難くなるが、プラスチッ
クフィルムと紙とを剥離可能に固着するのが困難である
といった問題があった。
【0005】例えば、特開平5−246441号公報に
は、内層がプラスチックフィルムであり、外層がクラフ
ト紙である包装袋が開示されているが、包装袋の対向す
る2箇所を開口可能な構造とし、外層を取り除く際に
は、該2箇所を開口させ、内層を引き抜く必要があり、
作業が煩わしくなり易く、構造が複雑で、生産性も良く
ないといった問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内層
と外層の2重構造で、必要に応じて外層を容易に取り除
くことができ、かつ、輸送時、保管時等に荷崩れが生じ
難く、さらに、生産性よく得ることのできる包装袋を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の包装袋は、少な
くとも1つの開口部を有する袋状体と、袋状体の外側を
包囲するとともに、袋状体に剥離可能に仮固着された外
層フィルムとからなり、前記袋状体は、ポリオレフィン
系樹脂フィルム及びポリアミド系樹脂フィルムが積層一
体化されてなるとともに、ポリオレフィン系樹脂フィル
ムが袋状体内側とされており、前記外層フィルムは、紙
及びポリオレフィン系樹脂フィルムが積層一体化されて
なるとともに、ポリオレフィン系樹脂フィルムが袋状体
側とされていることを特徴とする。
【0008】本発明で使用される袋状体は、ポリオレフ
ィン系樹脂フィルム及びポリアミド系樹脂フィルムが積
層一体化されてなり、ポリオレフィン系樹脂フィルムが
袋状体内側とされる。
【0009】上記ポリオレフィン系樹脂フィルムを構成
するポリオレフィン系樹脂(以下、「ポリオレフィン系
樹脂(1)」と記す)としては、例えば、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エ
チレンを主成分とするエチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレンを主成分とするエチレン−酢酸ビニル共重
合体などのポリエチレン系樹脂や、ポリプロピレン、プ
ロピレンを主成分とするプロピレン−α−オレフィン共
重合体、プロピレンを主成分とするエチレン−プロピレ
ン−ブテン3元共重合体などのポリプロピレン系樹脂等
が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併用し
てもよい。中でも、ポリアミド系樹脂フィルムとの接着
性、ヒートシール性に優れているのでポリエチレン系樹
脂が好ましい。上記エチレン−α−オレフィン共重合体
を構成するα−オレフィンとしては、例えば、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等が
挙げられ、上記プロピレン−α−オレフィン共重合体を
構成するα−オレフィンとしては、例えば、エチレン、
1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等が挙
げられる。
【0010】上記ポリアミド系樹脂フィルムを構成する
ポリアミド系樹脂としては、例えば、6−ナイロン、
6,6−ナイロン、12−ナイロン、ポリメタキシリレ
ンアジパミド等が挙げられ、これらは単独で使用しても
2種以上併用してもよい。
【0011】上記ポリオレフィン系樹脂(1)及びポリ
アミド系樹脂から袋状体を得る方法としては、従来公知
の任意の方法が採用されてよく、例えば、各々の樹脂を
フィルムとした後、熱ラミネートで積層一体化する方
法、各々の樹脂をフィルムとした後、接着剤により積層
一体化する方法、一方の樹脂をフィルムとした後、他方
の樹脂を押出ラミネートする方法、各々の樹脂を共押出
して積層一体化する方法等が挙げられる。
【0012】上記袋状体のポリアミド系樹脂フィルム側
には、得られる包装袋から後述する外層フィルムを引き
剥がした際に静電気が生じ易く、その際、袋状体に埃、
異物等が付着し易くなるので、静電気防止処理を施して
おくのが好ましい。静電気防止処理としては、例えば、
ポリアミド系樹脂を構成するポリアミド系樹脂に界面活
性剤などの静電気防止剤を添加する方法、ポリアミド系
樹脂フィルムの外層フィルム側の面にコロナ放電処理を
施す方法等が挙げられる。
【0013】上記袋状体には、必要に応じてさらに他の
層を積層したり、上記ポリオレフィン系樹脂フィルムと
ポリアミド系樹脂フィルムとの間に他の層を介在させて
もよい。例えば、酸素バリア性、水蒸気バリア性等が必
要な場合、包装袋の少なくとも1面又はポリオレフィン
系樹脂フィルムとポリアミド系樹脂フィルムとの間に、
バリア層を積層又は介在させるのが好ましい。バリア層
としては、例えば、アルミ箔、アルミ蒸着層、ポリビニ
リデンクロライド層等が挙げられ、中でも形成が容易で
あり、酸素バリア性、水蒸気バリア性等に優れているの
で、アルミ箔が好ましい。尚、袋状体の接合部、又は、
後述する外層フィルムとの仮固着部に他の層があると、
接着強度、固着強度等が低下するので、他の層はポリオ
レフィン系樹脂フィルムとポリアミド系樹脂フィルムと
の間に介在させるのが好ましく、少なくとも1面に他の
層を形成する場合でも、接合部及び仮固着部には形成し
ないようにするのが好ましい。
【0014】本発明で使用される外層フィルムは、紙及
びポリオレフィン系樹脂フィルムが積層一体化されてな
り、ポリオレフィン系樹脂フィルムが上記袋状体側とさ
れる。
【0015】上記紙としては、例えば、クラフト紙、グ
ラシン紙、上質紙等が挙げられる。中でも、安価であ
り、加工がし易いので、クラフト紙が好ましい。
【0016】上記ポリオレフィン系樹脂フィルムを構成
するポリオレフィン系樹脂(以下、「ポリオレフィン系
樹脂(2)」と記す)としては、例えば、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エ
チレンを主成分とするエチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレンを主成分とするエチレン−酢酸ビニル共重
合体などのポリエチレン系樹脂や、ポリプロピレン、プ
ロピレンを主成分とするプロピレン−α−オレフィン共
重合体、プロピレンを主成分とするエチレン−プロピレ
ン−ブテン3元共重合体などのポリプロピレン系樹脂等
が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併用し
てもよい。中でも、袋状体のポリアミド系樹脂フィルム
へ仮固着し易いのでポリエチレン系樹脂が好ましい。上
記エチレン−α−オレフィン共重合体を構成するα−オ
レフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン等が挙げられ、上記プ
ロピレン−α−オレフィン共重合体を構成するα−オレ
フィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−
ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−ヘプテン、1−オクテン等が挙げられる。
【0017】上記ポリオレフィン系樹脂(2)の密度
は、小さくなると上記袋状体のポリアミド系樹脂フィル
ムとの接着性がよくなりすぎ、得られる外層フィルムを
袋状体から引き剥がす際に、外層フィルムの紙破れが生
じ易くなり、大きくなると上記袋状体のポリアミド系樹
脂フィルムとの接着性が低下し、上記袋状体と得られる
外層フィルムとの仮固着強度が不足するので、0.89
〜0.94g/cm3が好ましく、より好ましくは0.
91〜0.93g/cm3である。
【0018】また、上記ポリオレフィン系樹脂(2)の
メルトフローレート(以下、「MFR」と記す)は、小
さくなると上記袋状体のポリアミド系樹脂フィルムとの
接着性が低下し、上記袋状体と得られる外層フィルムと
の仮固着強度が不足し、大きくなると上記袋状体のポリ
アミド系樹脂フィルムとの接着性がよくなりすぎ、得ら
れる外層フィルムを袋状体から引き剥がす際に、外層フ
ィルムの紙破れが生じ易くなるので、2〜20g/10
分が好ましく、より好ましくは5〜12g/10分であ
る。上記MFRは、JIS K 7210に準拠して測
定した値である。
【0019】上記紙及びポリオレフィン系樹脂(2)か
ら外層フィルムを得る方法としては、従来公知の任意の
方法が採用されてよく、例えば、オレフィン系樹脂
(2)をフィルムとした後、接着剤により紙と積層一体
化する方法、オレフィン系樹脂(2)をフィルムとした
後、熱ラミネートにより紙と積層一体化する方法、紙に
オレフィン系樹脂(2)を押出ラミネートする方法等が
挙げられる。
【0020】本発明の包装袋は、上記袋状体の外側(ポ
リアミド系樹脂フィルム側)に、上記外層フィルムが、
そのポリオレフィン系樹脂フィルムが袋状体側になるよ
うに仮固着されてなる。
【0021】上記袋状体及び外層フィルムを仮固着する
方法としては、例えば、熱ラミネートする方法が挙げら
れ、仮固着強度が不足する場合には、接着層などを介在
させてもよい。上記接着層としては、例えば、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル系などのヒートシールコーティング剤、
酸変性ポリエチレン等からなる層が挙げられる。接着層
の坪量は、その種類にもよるが、少なくなると効果が得
られず、多くなると仮固着強度が大きくなりすぎるの
で、一般には1.0〜2.0g/m2が好ましい。
【0022】仮固着は、袋状体及び外層フィルムの全面
にわたって行う必要はなく、袋状体から外層フィルムが
不意に剥離しない程度に部分的に行えばよい。例えば、
袋状体の端部で仮固着するのが好ましく、袋状体が大き
く、仮固着部分同士が30〜50cm以上離れるような
場合には、端部以外にも30〜50cm間隔で仮固着す
るのがより好ましい。さらに、端部の仮固着部分の1部
には、引き剥がし易くするために、固着されていない部
分を残しておくのが好ましい。
【0023】上記仮固着部分の剥離強度は、小さくなる
と外層フィルムが袋状体から不意に剥がれ易くなり、大
きくなると外層フィルムを引き剥がす際に破れたり、引
き剥がすのに必要以上の力を要し、取り扱い性が低下す
るので、2.0〜6.0N/15mm幅が好ましい。上
記剥離強度は、JIS Z 1707に準拠して測定し
た値である。
【0024】上記包装袋の形状は特には限定されず、適
宜決定してよいが、生産性、取り扱い性等に優れている
ので、2枚重ねの長方形状又は正方形状の袋状体の両面
に、外層フィルムを各々仮固着したものが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0026】(実施例1)密度0.92g/cm3、M
FR2g/10分の低密度ポリエチレンからなる厚さ8
0μmの低密度ポリエチレンフィルム、及び、厚さ15
μmの6−ナイロンフィルムを、ポリエステル系2液硬
化型接着剤により積層一体化し、袋状体用積層フィルム
を得た。
【0027】次に、坪量50g/m2のクラフト紙の一
面に、密度0.918g/cm3、MFR8g/10分
の低密度ポリエチレンを、厚さ30μmに押出ラミネー
トして積層一体化し、外層フィルムを得た。
【0028】得られた袋状体用積層フィルム及び外層フ
ィルムを縦44cm×横62cmにカットし、袋状体用
積層フィルムの6−ナイロンフィルム層側と外層フィル
ムの低密度ポリエチレン層側とが対向するように重ね合
わせ、その周囲を170℃、100kPaで約1秒間加
熱加圧して熱ラミネートし、包装袋用2重構造フィルム
を得た。
【0029】(実施例2)実施例1と同様の低密度ポリ
エチレンフィルム及び6−ナイロンフィルムの間に、厚
さ7μmのアルミ箔を介在させ、それぞれをポリエステ
ル系2液硬化型接着剤により積層一体化し、袋状体用積
層フィルムを得た。
【0030】得られた袋状体用積層フィルムと実施例1
と同様の外層フィルムとを、実施例1と同様にして熱ラ
ミネートし、包装袋用2重構造フィルムを得た。
【0031】(実施例3)実施例1と同様の外層フィル
ムの低密度ポリエチレン層面に、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル系ヒートシールコーティング剤を2.0g/m2にな
るように塗布し、外層フィルムを得た。
【0032】得られた外層フィルムと、実施例1と同様
の袋状体用積層フィルムとを縦44cm×横62cmに
カットし、外層フィルムのヒートシールコーティング剤
層側と袋状体用積層フィルムの6−ナイロンフィルム層
側とが対向するように重ね合わせ、その周囲を170
℃、100kPaで約1秒間加熱加圧して熱ラミネート
し、包装袋用2重構造フィルムを得た。
【0033】(実施例4)実施例1の6−ナイロンフィ
ルムに静電気防止剤を練り込んだ以外は実施例1と同様
にして、袋状体用積層フィルムを得た。
【0034】得られた袋状体用積層フィルムと実施例1
と同様の外層フィルムとを、実施例1と同様にして熱ラ
ミネートし、包装袋用2重構造フィルムを得た。
【0035】(比較例1)厚さ12μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムと厚さ15μmの6−ナイロン
フィルムとが積層された2層フィルムの、ポリエチレン
テレフタレートフィルム面に市販の変性ポリエチレン製
イージーピールフィルム(三井化学社製)、を、6−ナ
イロンフィルム面に厚さ80μmの低密度ポリエチレン
を、ポリエステル系2液硬化型接着剤により積層一体化
し、袋状体用積層フィルムを得た。
【0036】得られた袋状体用積層フィルム及び坪量5
0g/m2のクラフト紙を縦44cm×横62cmにカ
ットし、袋状体用積層フィルムのイージーピールフィル
ム側がクラフト紙に対向するように重ね合わせ、その周
囲を170℃、100kPaで約1秒間加熱加圧して熱
ラミネートし、包装袋用2重構造フィルムを得た。
【0037】(比較例2)比較例1と同様の袋状体用積
層フィルム及び実施例1と同様の外層フィルムを縦44
cm×横62cmにカットし、袋状体用積層フィルムの
イージーピールフィルム側と外層フィルムの低密度ポリ
エチレン層側とが対向するように重ね合わせ、その周囲
を170℃、100kPaで約1秒間加熱加圧して熱ラ
ミネートし、包装袋用2重構造フィルムを得た。
【0038】実施例及び比較例で得られた包装袋用2重
構造フィルムについて、熱ラミネートした部分の剥離強
度を複数箇所測定し、その結果を表1に示した。尚、剥
離時に袋状体用積層フィルムと外層フィルムとが綺麗に
剥離せず、クラフト紙などに破れが生じたものは、材料
破壊とした。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の包装袋は、内層
と外層の2重構造であり、内層の袋状体と外層の外層フ
ィルムは適度な剥離強度を有しているので、必要に応じ
て外層フィルムを容易に取り除くことができ、かつ、輸
送時、保管時等には、最外層に滑り難い紙が位置してい
るので、荷崩れが生じ難い。さらに、複雑な構造をとる
必要がないので、連続的に生産することが可能であり、
生産性よく得ることができる。請求項2に記載の発明の
包装袋は、袋状体のポリオレフィン系樹脂フィルム及び
外層フィルムのポリオレフィン系樹脂フィルムがポリエ
チレン系樹脂からなるので、袋状体の製袋性に優れてお
り、かつ、袋状体と外層フィルムとの仮固着が容易に行
える。請求項3に記載の発明の包装袋は、外層フィルム
のポリオレフィン系樹脂フィルムが特定のポリエチレン
系樹脂からなるので、袋状体と外層フィルムとの仮固着
が容易に行え、さらに、適当な仮固着強度が得られ易
い。請求項4に記載の発明の包装袋は、包装袋と外層フ
ィルムの仮固着強度が適当範囲にあるので、輸送時、保
管時等に外層フィルムが不意に剥離してしまうことがな
く、かつ、剥離が必要な際には、容易に剥離することが
できる。請求項5に記載の発明の包装袋は、袋状体が、
フィルムをヒートシールにより袋状にしたものであるの
で、連続的に生産することが可能であり、生産性よく得
ることができる。請求項6に記載の発明の包装袋は、袋
状体にバリア層が形成されているので、包装する内容物
に応じて酸素バリア性、水蒸気バリア性等を調整するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AC21 BA01 BA24 BA36 BB03 BB10 BC08 BC18 EA04 3E086 AA23 AB01 BA04 BA15 BB51 CA01 4F100 AK03A AK03D AK04A AK04D AK06 AK41G AK46B AR00E BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D CB00 DA02 DG10C GB16 JA06D JA13D JD02E JL02 JL05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの開口部を有する袋状体
    と、袋状体の外側を包囲するとともに、袋状体に剥離可
    能に仮固着された外層フィルムとからなり、前記袋状体
    は、ポリオレフィン系樹脂フィルム及びポリアミド系樹
    脂フィルムが積層一体化されてなるとともに、ポリオレ
    フィン系樹脂フィルムが袋状体内側とされており、前記
    外層フィルムは、紙及びポリオレフィン系樹脂フィルム
    が積層一体化されてなるとともに、ポリオレフィン系樹
    脂フィルムが袋状体側とされている包装袋。
  2. 【請求項2】 袋状体のポリオレフィン系樹脂フィルム
    及び外層フィルムのポリオレフィン系樹脂フィルムを構
    成するポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン系樹脂で
    ある、請求項1に記載の包装袋。
  3. 【請求項3】 外層フィルムのポリオレフィン系樹脂フ
    ィルムを構成するポリオレフィン系樹脂が、密度が0.
    89〜0.94g/cm3、かつ、メルトフローレート
    が2〜20g/10分のポリエチレン系樹脂である、請
    求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 【請求項4】 袋状体と外層フィルムとが仮固着された
    部分の剥離強度が、2.0〜6.0N/15mm幅であ
    る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 【請求項5】 袋状体が、ポリオレフィン系樹脂フィル
    ム及びポリアミド系樹脂フィルムが積層一体化された積
    層フィルムを、接合部においてポリオレフィン系樹脂フ
    ィルム同士が接するように配置し、該接合部をヒートシ
    ールで接合することにより得られたものである、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 【請求項6】 袋状体のポリオレフィン系樹脂フィルム
    とポリアミド系樹脂フィルムとの間に、バリア層が積層
    一体化されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の包装袋。
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