JP2002234416A - ガス発生装置 - Google Patents

ガス発生装置

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JP2002234416A
JP2002234416A JP2001360262A JP2001360262A JP2002234416A JP 2002234416 A JP2002234416 A JP 2002234416A JP 2001360262 A JP2001360262 A JP 2001360262A JP 2001360262 A JP2001360262 A JP 2001360262A JP 2002234416 A JP2002234416 A JP 2002234416A
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Japan
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igniters
gas
gas generator
control unit
housing
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Application number
JP2001360262A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
耕治 田中
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグの膨張展開を制御可能となし、そ
の信頼性を高めることのできるガス発生器を提供する。 【解決手段】 円筒状のハウジング(1)と、前記ハウ
ジング(1)内に装填され、燃焼によりガスを発生する
ガス発生剤(7)と、前記ハウジング(1)に装着さ
れ、前記ガス発生剤(7)を燃焼させる複数の点火器
(8,9)とを含んでなるガス発生器と、前記ガス発生
器に接続され、前記複数の点火器(8,9)を識別する
検出手段(43)と、前記複数の点火器(8,9)の点
火順序を制御する制御手段(44)とからなる制御部
(40)と、を含んでなるガス発生装置であって、前記
各点火器(8,9)は、通電により発熱手段(24,7
0)を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる電気式
となし、前記制御部(40)からの信号に対する応答を
異ならせて、この応答の違いを前記制御部(40)の検
出手段(43)によって検出して、前記点火器(8,
9)の点火順序を制御することを特徴とするガス発生装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内のガ
ス発生剤を複数の点火器によって燃焼させて、エアバッ
グの膨張展開を制御可能とするガス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を
保護するため、急速にエアバッグを膨張展開させるガス
発生器は、ステアリングホイール内やインストルメント
パネル内に装着されたエアバッグモジュール等に組み込
まれている。そして、ガス発生器は、衝突を検知した制
御部(作動器)からの通電によって点火器(スクイブ)
を発火し、この火炎によりガス発生剤を燃焼させて、ガ
スを急激に発生させるものである。
【0003】従来のガス発生装置を用いた乗員拘束装置
では、乗員の着座姿勢(正規着座、前屈み等の非正規着
座)の如何に拘らず、常に、エアバッグ等を急速に膨張
展開させる形態を有している。従って、自動車の乗員の
着座姿勢に応じたエアバッグの展開が困難であり、乗員
を保護するエアバッグ本来の機能を発揮できない場合が
あるという問題がある。
【0004】そこで、近年、ガス発生装置においては、
エアバッグの初期膨張を緩やかにするなど、乗員の着座
姿勢に応じてエアバッグを展開するものが提案・開発さ
れつつある。
【0005】エアバッグの初期膨張を緩やかにする技術
としては、助手席用エアバッグを膨張展開させるガス発
生器(ソフト・インフレータ)に採用されている技術が
知られている。
【0006】このガス発生器は、長尺円筒状のハウジン
グを2つの燃焼室に画成し、各燃焼室内にガス発生剤を
装填したもので、各燃焼室内のガス発生剤を2つの点火
器(スクイブ)によって夫々独立して燃焼させる。
【0007】そして、各点火器(スクイブ)を時間差を
もって作動(通電発火)して、各燃焼室内のガス発生剤
を順次燃焼させる。これによって、エアバッグの膨張初
期において、1の燃焼室で発生した少量のガスによって
緩やかに膨張展開させる。次に、残りのガス及び他の燃
焼室で発生した多量のガスによってエアバッグを急速に
膨張展開させる。
【0008】この様に、各点火器の作動(通電発火)を
適宜選択することで、乗員の着座姿勢に応じたエアバッ
グの膨張展開を制御可能としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス発生器(ソフト・インフレータ)では、各点火器
(スクイブ)の作動(通電発火)を自動車の組立時に接
続された制御部(作動器)からの通電によって行ってい
るため、該各点火器と制御部との接続を間違えるおそれ
がある。
【0010】この様に接続間違いが発生すると、各点火
器の作動が逆転し、各燃焼室の燃焼順も逆転することに
なる。そのため、エアバッグの膨張展開を適正に行えな
くなり、その信頼性も低いものとなる。
【0011】本発明は、エアバッグ等の膨張展開を制御
可能となし、その信頼性を高めることのできるガス発生
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明のガス発生装置は、円筒状のハウジングと、前
記ハウジング内に装填され、燃焼によりガスを発生する
ガス発生剤と、前記ハウジングに装着され、前記ガス発
生剤を燃焼させる複数の点火器とを含んでなるガス発生
器と、前記ガス発生器に接続され、前記複数の点火器を
識別する検出手段と、前記複数の点火器の点火順序を制
御する制御手段とからなる制御部と、を含んでなるガス
発生装置であって、前記各点火器は、通電により発熱手
段を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる電気式と
なし、前記制御部からの信号に対する応答を異ならせ
て、この応答の違いを前記制御部の検出手段によって検
出して、前記点火器の点火順序を制御することを特徴と
するものである。各点火器に制御部から信号を送り、そ
の信号に対する応答を、各点火器ごとに異ならせて、そ
の応答を検出部で検出することによって各点火器を識別
できる。これによって、各点火器に接続されている制御
部(作動器)によって各点火器の点火順序を制御するこ
とが可能となる。
【0013】また、本発明のガス発生装置は、円筒状の
ハウジングと、前記ハウジング内を複数の燃焼室に画成
する仕切部材と、前記各燃焼室にそれぞれ装填され、燃
焼によりガスを発生するガス発生剤と、前記ハウジング
に装着され、前記各燃焼室のガス発生剤をそれぞれ独立
して燃焼させる複数の点火器と、を含んでなるガス発生
器と、前記各点火器に接続され、前記各点火器を識別す
る検出手段と、前記複数の点火器の点火順序を制御する
制御手段とからなる制御部と、を含んでなるガス発生装
置であって、前記各点火器は、通電により発熱手段を発
熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる電気式となし、
前記制御部からの信号に対する応答を異ならせて、この
応答の違いを前記制御部の検出手段によって検出し、前
記点火器の点火順序を制御することを特徴とするもので
ある。各点火器に制御部から信号を送り、その信号に対
する応答を、各点火器ごとに異ならせて、その応答を検
出部で検出することによって各点火器を識別できる。こ
れによって、各点火器に接続されている制御部(作動
器)によって各点火器の点火順序を制御することが可能
となる。
【0014】また、本発明のガス発生装置は、前記発熱
手段が抵抗発熱体であって、前記制御部からの信号に対
する応答が、前記抵抗発熱体の抵抗値であるものであ
る。抵抗発熱体に信号として微弱電流を流すことによっ
て、各抵抗発熱体の抵抗値や電圧等を測定することによ
って、各点火器を識別することが可能となる。これによ
って、各点火器に接続されている制御部によって各点火
器の点火順序を制御することが可能となる。
【0015】また、本発明のガス発生装置は、各点火器
に設けられる各抵抗発熱体の抵抗値の差を0.3〔Ω〕
以上、好ましくは0.6〜2.0〔Ω〕とすることで、
各点火器の識別より確実なものとなすものである。これ
は、抵抗発熱体の形状または材質を選択することにより
達成できる。
【0016】また、本発明のガス発生装置は、前記発熱
手段が、半導体ブリッジであり、前記制御部からの信号
に対する応答が、前記半導体ブリッジを含む電子回路の
信号であるものである。半導体ブリッジを発熱手段とし
て使用することによって、各点火器に設けられる半導体
ブリッジを含む電子回路に、制御部からの信号に対する
応答を異ならせることが可能となる。これによって、各
点火器を識別することが可能となり、各点火器の点火順
序を制御することが可能となる。
【0017】また、本発明のガス発生装置は、この半導
体ブリッジと電子回路が一体に成形または別体として、
各点火器内に設けられているものである。半導体ブリッ
ジと電子回路とが一体に成形または別体として構成され
ているため、ガス発生装置を制御する制御部からの信号
が異なる場合でも、各制御部に適宜適応できるようにな
る。
【0018】また、本発明のガス発生装置は、この半導
体ブリッジが、リアクティブブリッジであるものであ
る。リアクティブブリッジであるため、その特性を調整
することが容易であり、制御部からの微弱な着火電流に
対しても確実に着火薬を発火できるような半導体ブリッ
ジとすることができる。ここで、リアクティブブリッジ
とは、単数若しくは複数の金属をスパッタリング等によ
って任意の基板上に積層し、熱処理等によって形成され
た半導体ブリッジのことをいう。
【0019】また、本発明のガス発生装置は、1または
2以上の点火器を有するガス発生器を2以上含んでな
り、前記複数のガス発生器のそれぞれの点火器を識別す
る検出手段と、前記それぞれの点火器の点火順序を制御
する制御手段とからなる制御部と、を含んでなるガス発
生装置であって、前記各点火器は、通電により発熱手段
を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる電気式とな
し、前記制御部からの信号に対する応答を異ならせて、
この応答の違いを前記制御部の検出手段によって検出
し、前記点火器の点火順序を制御することを特徴とする
ものである。複数のガス発生器を識別することができる
ため、自動車内に設けられているガス発生器、例えば、
運転席、助手席に設けられたエアバッグを作動させるガ
ス発生器、エアベルト、エアカーテン等を作動させるガ
ス発生器や、シートベルトプリテンショナーを駆動する
ガス発生器等の複数のガス発生器の作動順序を制御する
ことが可能となる。また、複数のガス発生器を識別する
ことが可能であるため、バスシステムのような同一回路
内に、各ガス発生器を配列する場合であっても、各ガス
発生器の点火順序を誤ることなく適切な順序、タイミン
グで各ガス発生器を作動でき、ガス発生装置の信頼性を
向上することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガス発生装置の実
施形態を、図面に基づいて説明する。尚、本発明のガス
発生装置の用途の例として、運転席用エアバッグを膨張
展開させるもの〔図1参照〕と、助手席用または側面衝
突用エアバッグを膨張展開させるもの〔図5参照〕につ
いて説明する。
【0021】図1に、本発明に係るガス発生装置のガス
発生器Dを示す。ガス発生器Dは、運転席用エアバッグ
を膨張展開させるもので、短尺円筒状のハウジング1
と、ハウジング1内に装着される内筒材2と、内筒材2
内を上下2つの燃焼室3、4に画成する仕切部材5を備
えている。そして、これら各燃焼室3、4内にそれぞれ
装着されるフィルタ6及びガス発生剤7と、各燃焼室
3、4内のガス発生剤7をそれぞれ独立して燃焼させる
点火器8、9とを備えている。
【0022】ハウジング1は、上容器10と下容器11
とで二重円筒構造にされている。このハウジング1は、
各容器10、11を突き合わせ溶接(例えば、摩擦圧
接)により接合することで、外筒12及び内筒13との
上下端を2つの蓋板14、15で閉鎖する構造である。
これで、ハウジング1の内部は、外筒12と内筒13間
の密閉空間S(環状空間)と、内筒13内側の空間S1
とに画成される。
【0023】ハウジング1の外筒12には、密閉空間S
と外部(エアバッグ内)を連通する複数のガス放出孔1
2aが形成され、これら各ガス放出孔12aは外筒12
の上端側(上蓋板14側)に開口し、ハウジング1の周
方向に所定間隔毎に配置されている。また各ガス放出孔
12aは外筒12内周に貼着されたバーストプレート1
6にて閉鎖されている。バーストプレート16は、例え
ば、アルミ等の金属箔で形成され、ハウジング1の防湿
と内圧調整の役割を果たす。
【0024】また、内筒13には、各空間S、S1を連
通する複数の導火孔13aが形成され、これら各導火孔
13aは内筒13の上端側(上蓋板14側)に開口し、
ハウジング1の周方向に所定間隔毎に配置されている。
【0025】また、ハウジング1の下蓋板15には、密
閉空間S内に突出する短尺内筒18が一体形成されてい
る。短尺内筒18はハウジング1(内筒13)の軸心か
ら外筒12側に偏心されて、外筒12と内筒13間に位
置している。また、下蓋板15の外周縁には外筒12の
径外側に沿って上蓋板14側に延びるフランジ筒21が
形成され、該フランジ筒21のフランジ22にエアバッ
グモジュール(エアバッグ、バッグカバー等からなる)
のリテーナ等(図示省略)が取り付けられる。
【0026】また、ハウジング1内の密閉空間Sには、
内筒材2が装着されている。内筒材2は、例えば、多孔
金属板(パンチングメタル)やエクスパンディッドメタ
ル等を円筒状に成形して製作される。この内筒材2は、
外筒12と短尺内筒18間に装着され、下蓋板15から
上蓋板14近傍まで延在している。また、内筒材2の上
端は、内筒13外周に嵌め込まれた蓋板リング23にて
閉鎖されている。これで、内筒材2は、密閉空間Sを外
筒12側のガス通過空間S2(環状空間)と、内筒13
側の燃焼空間S3(環状空間)とに画成している。尚、
内筒材2には、パンチングメタル等によって各空間S
2、S3を連通する複数のガス通過孔2aを有してい
る。
【0027】内筒材2内の燃焼空間S3は、仕切部材5
によって上下2つの燃焼室3、4に画成されている。仕
切部材5は、各蓋板14、15と略平行として内筒材2
内に圧入され、燃焼空間S3内を所定の容積割合で各燃
焼室3、4に画成している。また、仕切部材5は内筒1
3外周に嵌め込まれて短尺内筒18上側に位置決めされ
ている。
【0028】そして、各燃焼室3、4内には、フィルタ
6が装着され、ガス発生剤7が装填されている。各フィ
ルタ6は、例えばメリヤス編み金網、平織り金網やクリ
ンプ織り金属線材の集合体を円筒状に成形することによ
って製作されている。各フィルタ6は、内筒材2と短尺
内筒18間に装着され、燃焼室3内で仕切部材5から蓋
板リング23まで延在し、また燃焼室4内で下蓋板15
から仕切部材5まで延在している。また各燃焼室3、4
のフィルタ6内には、燃焼により高温ガスを発生するガ
ス発生剤7が装填され、その装填量は、エアバッグの膨
張展開を制御可能となす量に調整されている。
【0029】ハウジング1の内筒13、短尺内筒18に
は、各点火器8、9がそれぞれ装着されている。
【0030】各点火器8、9は、図2に示す如く、電橋
線24(抵抗発熱体)への通電により着火薬26を発火
させるピン型スクイブを備えている。
【0031】これら各点火器8、9は、コップ状の管体
25と、管体25内に収納される着火薬26と、電橋線
24を通電するためのリードピン27、28と、軸状の
塞栓29とを備え、塞栓29を管体25内に嵌挿するこ
とで電橋線24と着火薬26を接圧状態で封じている。
電橋線24は、管体25内で各リードピン27、28に
それぞれ接続され、該各リードピン27、28間に架設
されている。また、各リードピン27、28は、管体2
5内から塞栓29を貫通して管体25の反対側に突出し
ている。管体25には管体25内外に連通する発火孔2
5aが設けられている。尚、発火孔25aは、着火薬2
6の発火により破断されるスコアとして形成されていて
もよい。
【0032】そして、各点火器8、9は、各リードピン
27、28の突出側から各内筒13、18内にそれぞれ
装着されて、管体25を内筒13内、または燃焼室4内
に突出している。また各リードピン27、28は、各内
筒13、18内から下蓋板15側に突出されて、車両側
コネクタ30に接続可能にされている。また点火器8
は、内筒13内の伝火剤17と対峙している。
【0033】続いて、各点火器8、9は、内筒13内に
突出するカシメ突起31と、燃焼室4内に突出するカシ
メ突起32とを径内方に折り曲げることで、各内筒1
3、18にカシメ固定される。
【0034】また、各点火器8、9は、電橋線24(抵
抗発熱体)の抵抗値R〔Ω〕を異ならせることで、制御
部40からの信号に対する応答を異ならせて、識別(検
出)可能にしている。
【0035】電橋線24の抵抗値R〔Ω〕は、 R=ρ×(l/S)〔Ω〕・・・・・・・・・・・・・・・(1) (但し、ρ:電橋線24の材質で決まる抵抗率、l:電
橋線24の長さ、S:電橋線24の断面積)にて求めれ
る。
【0036】従って、上記第(1)式によって、各点火
器8、9間において、電橋線24の抵抗値〔Ω〕を相異
ならせるには、次の3つの方法がある。 図3(a)に示す如く、各電橋線24の材質(抵抗
率)と断面積(太さ)Sを同じにして、各電橋線24の
長さlを異ならせる。 図3(b)に示す如く、各電橋線24の材質(抵抗
率)と長さlを同じにして、各電橋線24の断面積(太
さ)Sを異ならせる。 図3(c)に示す如く、各電橋線24の長さlと断面
積(太さ)Sを同じにして、各電橋線24の材質(抵抗
率)を異ならせる。 また、上記〜を適宜組み合わせることでも、各電橋
線24の抵抗値R〔Ω〕を相異ならせることが可能であ
る。
【0037】また、ガス発生器Dに用いられる各点火器
8、9では、抵抗値R〔Ω〕の公差が±0.3Ωとされ
ており、この公差を考慮すると、各点火器8、9間にお
ける抵抗値差を0.3〔Ω〕以上、好ましくは0.6
〔Ω〕以上となすことで、各点火器8、9の正確な識別
がより確実なものとなる。
【0038】また、各点火器8、9間の抵抗値差を大き
くしすぎると、電橋線24の熱容量の増大により、各点
火器8、9間において、着火薬25を発火する感度が低
下するおそれがあり、点火回路の電源を大容量化する必
要がある。従って、各点火器8、9間の抵抗値差は、
0.6〔Ω〕〜2.0〔Ω〕の範囲となすことが最適で
ある。
【0039】そして、各点火器8、9は、各リードピン
27、28への通電により電橋線24を発熱させ、該発
熱により着火薬26を発火させる。この着火薬26の火
炎は、管体25の発火孔25aを通して内筒13内、燃
焼室4内に噴出される〔図2参照〕。
【0040】尚、各点火器8、9は、ピン型スクイブの
他に、ピッグテイル型スクイブを用いることもできる。
このピッグテイル型スクイブは、図2に示す各リードピ
ン27、28に代えてリード線としたもので、各リード
線をハウジング外側に引き出して、その先端にガス発生
器側コネクタを取り付けてなる。そして、ガス発生器側
コネクタを車両側コネクタに接続することで、本発明に
係るガス発生装置の制御部40(作動器)〔図4参照〕
に接続されるものである。
【0041】この様に構成されるガス発生器Dは、ステ
アリングホイール内に装着されたエアバッグモジュール
に組み込まれ、図4に示す制御部40に接続され、ガス
発生装置となる。またガス発生器Dの各点火器8、9
は、例えば、図2に示す如く車両側コネクタ30にそれ
ぞれ接続され、該コネクタ30のケーブル(リード線)
によって制御部40に接続される。
【0042】上記制御部40は、自動車の衝突を検出す
る衝突センサ(加速度センサ)46と、各点火器8、9
(電橋線24)に通電する昇圧回路41と、バックアッ
プコンデンサ47と、スクイブ(点火器)駆動回路42
a、42bとで構成される制御手段44と、点火器8、
9の抵抗値の違いから、各点火器8、9を識別し、その
識別結果をマイクロコンピュータ45に伝える検出手段
43と、を備え、ガス発生装置全体をマイクロコンピュ
ータ45で制御する。
【0043】そして、上記制御部40は、ガス発生器D
の各点火器8、9に接続し、スイッチ49をオンする
と、検出手段43から各点火器を識別するための信号と
なる微弱電流(但し、着火薬26を発火させない電流)
が各点火器8、9のそれぞれとスクイブ(点火器)駆動
回路42a、42bで構成される各回路に流されて、各
回路の回路抵抗値〔Ω〕や回路電圧〔V〕等を測定する
ことで断線の有無等を診断する。このとき、各点火器
8、9の抵抗値が相異なるので、作動器と点火器8でな
る回路抵抗値〔Ω〕、作動器と点火器9とでなる回路抵
抗値〔Ω〕も相異なるものとなる。従って、各点火器
8、9と制御部40(作動器44)とを接続すること
で、検出手段43にて接続された各点火器8、9の何れ
であるかを識別できる。
【0044】そして、検出手段43は、各点火器8、9
を識別後、その識別結果をマイクロコンピュータ45に
フィードバックし、各点火器8、9に接続されている各
スクイブ駆動回路42a,42bとの駆動順序を制御
し、各点火器8、9を正しい順序で点火するように制御
する。
【0045】上記制御部40に接続されたガス発生器D
は、衝突センサが自動車の衝突を検出することで、先に
点火させる点火器8に接続されているスクイブ駆動回路
42aによって点火器8のみを作動(通電発火)して、
伝火剤17を着火する。この伝火剤17の火炎は、各導
火孔13aから燃焼室3(上側燃焼室)内に噴出され
て、ガス発生剤7を燃焼させることで、高温ガスを発生
させる。
【0046】燃焼室3内で発生した高温ガスは、フィル
タ6内に流入し、ここでスラグ捕集と冷却を経て各ガス
通過孔2aからガス通過空間S2内に流入する。そし
て、燃焼室3内での燃焼が進んで、ハウジング1内が所
定圧力に達すると、バーストプレート16が破裂して、
ガス通過空間S2内で均一にされた清浄なガスが各ガス
放出孔12aからエアバッグ内に放出される〔図1、図
5参照〕。
【0047】これで、エアバッグは、燃焼室3のみで発
生した少量のガスによって、緩やかに膨張展開を開始す
る。
【0048】続いて、燃焼室3の燃焼開始後、マイクロ
コンピュータ45によって制御されたスクイブ駆動回路
42bにより微小時間差を経て点火器9が作動(通電発
火)する。そして、その火炎は燃焼室4(下側燃焼室)
内に噴出されて、ガス発生剤7を燃焼させることで、高
温ガスを発生させる。
【0049】燃焼室4内で発生した高温ガスは、フィル
タ6内に流入し、ここでスラグ捕集と冷却を経てガス通
過空間S2内に流出する。そして、ガス通過空間S2に
流出したガスは、各ガス放出孔12aからエアバッグ内
に放出されるので、エアバッグは各燃焼室3、4から放
出される多量の清浄なガスによって急速な膨張展開に移
行される〔図1参照〕。
【0050】この結果、エアバッグは、展開初期におい
て燃焼室3のみで発生した少量のガスにより緩やかに膨
張展開を開始し、微小時間後から、各燃焼室3、4で発
生した多量のガスにより急速に膨張展開することにな
る。
【0051】尚、各点火器8、9の作動は、微小時間差
を経て行なうことを必ずしも要するものでなく、自動車
の衝突形態により適宜選択される。
【0052】例えば、高速度での正面衝突や前方衝突の
如き危険度の高い衝突では、各点火器8、9を同時に作
動(通電発火)して、エアバッグを各燃焼室3、4で発
生した多量のガスにて急速に膨張展開させる。また、危
険度の中程度の衝突では、各点火器8、9を微小時間差
を経て作動(通電発火)して、エアバッグを展開初期に
おいて少量のガスで緩やかに膨張展開し、微小時間後に
多量のガスにて急速に膨張展開させる。更に、危険度の
軽程度の衝突では、例えば点火器8のみを作動(通電発
火)して、エアバッグを比較的長い時間をかけて少量の
ガスにて緩やかに膨張展開させる。
【0053】この様に本発明のガス発生装置によれば、
各点火器8、9の作動(通電発火)を選択することで、
発生するガス量を調整でき、エアバッグ膨張展開を制御
可能となせる。
【0054】また、各点火器8、9間において、電橋線
24(抵抗発熱体)の抵抗値〔Ω〕を相異ならせること
で、各点火器8、9を識別でき、作動器40によってそ
の点火順序を制御することができる。
【0055】特に、運転席用エバッグのガス発生器D
は、各点火器8、9を同一面である下蓋板15に装着す
る必要があるが、各電橋線24の抵抗値〔Ω〕を相異な
らせることで、作動器40側で、各点火器8、9の点火
順序を自動的に識別することができる。このため、車両
コネクタ30との接続時に各点火器8、9を判別する必
要がなく、接続工程を容易なものとできる。
【0056】従って、各点火器8、9の点火順序を予め
決めた順序で点火することが可能となり、ガス量を調整
してエアバッグの膨張展開を制御可能となし、その信頼
性も高めることが可能となる。
【0057】また、制御部40には、乗員の着座姿勢を
検出判定する着座位置検出判定手段を備えることができ
る。この結果、乗員の着座姿勢に対応してエアバッグの
展開ができ、エアバッグ本来の機能を発揮することが可
能となる。
【0058】次に、図5に示す本発明のガス発生装置の
他の実施形態に係るガス発生器Pは、助手席用または側
面衝突用エアバッグを膨張展開させるもので、長尺円筒
状のハウジング51と、ハウジング51内に装着される
内筒材2と、内筒材2内を左右2つの燃焼室53、54
に画成する仕切部材55と、各燃焼室53、54内にそ
れぞれ装着されるフィルタ6及びガス発生剤7と、各燃
焼室53、54内のガス発生剤7をそれぞれ独立して燃
焼させる点火器8、9とを備えている。尚、図5におい
て、図1と同一符号は同一の部材を示すため、その詳細
な説明は省略する。
【0059】ハウジング51は、外筒52と、該外筒5
2の両端側に嵌め込まれる2つの蓋部材56とで一円筒
構造にされている。このハウジング51は、外筒52の
両端から突出するカシメ突起52bを径内方に折り曲げ
ることで、各蓋部材56をカシメて内部に密閉空間Sを
画成している。
【0060】ハウジング51の外筒52には、密閉空間
Sと外部(エアバッグ内)を連通する複数のガス放出孔
52aが形成され、これら各ガス放出孔52aはハウジ
ング51の軸方向及び周方向に所定間隔毎に配置されて
いる。また各ガス放出孔52aは外筒52内周に貼着さ
れたバーストプレート16(アルミ等の金属箔)にて閉
鎖されている。
【0061】また、ハウジング51内の密閉空間Sに
は、内筒材2が装着されている。内筒材2は、各蓋部材
56間に亘って装着され、密閉空間Sを外筒52側のガ
ス通過空間S2(環状空間)と、内側の燃焼空間S3に
画成している。内筒材2内の燃焼空間S3は、仕切部材
55によって左右2つの燃焼空間53、54に画成され
ている。仕切部材55は、各蓋部材56と略平行して内
筒材2内に圧入され、燃焼空間S3を所定の容積割合で
各燃焼室53、54に画成している。
【0062】そして、各燃焼室53、54内には、フィ
ルタ6を装着し、ガス発生剤7を装填している。各フィ
ルタ6は、内筒材2内に装入され、各燃焼室53、54
内で蓋部材56から仕切部材55まで延在している。ま
た各燃焼室53、54のフィルタ6内には、燃焼により
高温ガスを発生するガス発生剤7が装填され、その装填
量は、エアバッグの膨張展開を制御可能となす量に調整
されている。
【0063】ハウジング1の各蓋部材56には、各点火
器8、9がそれぞれ装着されている。各点火器8、9
は、図1のガス発生器Dと同様なスクイブであって、電
橋線24(抵抗発熱体)の抵抗値R〔Ω〕を相異ならせ
たものを用いる〔図2、図3参照〕。そして、各点火器
8、9は、管体25側から各蓋部材56の装着穴57内
に装入され、各フィルタ6内にある伝火剤58に対峙さ
れている。また各点火器8、9は、各蓋部材56のカシ
メ突起56aを径内方に折り曲げることで、各蓋部材5
6にカシメ固定される。
【0064】この様に構成される本発明のガス発生器P
は、インストルメントパネル内に装着されたエアバッグ
モジュールに組み込まれ、図4に示す制御部40に接続
される。
【0065】そして、図1のガス発生器Dと同様にし
て、検出手段43によって微弱電流を流すことで、各点
火器8、9のそれぞれと制御部40とで構成される各回
路の回路抵抗値〔Ω〕等の相異によって、各点火器8、
9は識別され、自動的にその点火順序が決定される。
【0066】この結果、乗員の着座姿勢に対応してエア
バッグの展開ができ、エアバッグ本来の機能を発揮する
ことが可能となる。
【0067】尚、本発明のガス発生器D、Pは、2つの
各燃焼室3、4,53、54内のガス発生剤7を、2つ
の点火器8、9にてそれぞれ燃焼させるものについて説
明したが、ハウジング1、51内を3つ以上の燃焼室に
画成し、各燃焼室内のガス発生剤を複数の点火器にてそ
れぞれ燃焼させる構造も採用できる。
【0068】また、ガス発生器D、Pは、複数の各燃焼
室3、4,53、54に画成する構造であるが、仕切部
材5、55で密閉空間Sを画成することなく、ハウジン
グ1、51内を1つの燃焼室となし、該燃焼室内のガス
発生剤を複数の点火器によって燃焼させる構造も採用で
きる。
【0069】また、前述までの実施形態例においては、
発熱手段とし電橋線24を用い、各電橋線24の抵抗値
を異ならせることによって制御部40からの信号に対す
る応答を異ならせるようにしている。しかしながら、本
発明に係るガス発生装置は、前述の実施形態例に限定さ
れるものではなく、発熱手段に、半導体ブリッジを使用
することもできる。
【0070】半導体ブリッジとしては、一般的に用いら
れているものを使用することができ、特に、リアクティ
ブブリッジといわれているものが好ましい。リアクティ
ブブリッジを用いることによって、その特性を容易に調
整することが可能だからである。
【0071】図6に、電橋線24に変えて、半導体ブリ
ッジ60を発熱手段として用いた場合の点火器9の実施
形態の一例を示す。このものは、一枚の基板60上に半
導体ブリッジ70と、この半導体ブリッジ70に荷電す
るとともに、制御部40からの信号に対して応答する電
子回路71とが一体に形成されたものをリードピン2
7,28に掛け渡らせて設けられている。
【0072】電子回路71は、制御部40からの信号に
対して各点火器ごとに異なる応答ができるように構成さ
れており、これによって、制御部40は、各点火器を識
別することが可能となる。
【0073】また、半導体ブリッジ70と電子回路71
とは、図6に示すように一枚の基板60上に一体に形成
したものである必要はない。例えば、図7に示すよう
に、電子回路71をリードピン27,28のいずれかに
設け、半導体ブリッジ70と別体とすることもできる。
このように、半導体ブリッジ70と、電子回路71とを
別体とすることによって、自動車の搭載されている制御
部40が各自動車メーカーごとに異なった場合であって
も、この電子回路71を変更することによって適宜対応
することが可能となる。
【0074】また、半導体ブリッジ70を発熱手段とし
て用いることによって、微弱着火電流であっても、点火
器9を作動することが可能となる。
【0075】さらに、本発明に係るガス発生装置は、各
点火器またはガス発生器を識別することが可能であるた
め、バスシステムとなるようにこれらを配列することに
よって、1つの制御部で、複数の点火器またはガス発生
器を識別でき、それぞれの点火順序を確実に制御するこ
とが可能となる。
【0076】
【発明の効果】本発明のガス発生器では、制御部からの
信号に対する応答を各点火器またはガス発生器ごとに異
ならせているため、各点火器が正しく配置されている限
り、たとえ逆に接続しても各点火器を識別して、各点火
器を予め決められた順序通り点火することが可能とな
る。従って、各点火器の作動(通電発火)順序を決めら
れた順序通り点火することが可能となり、ガス量を調整
して、エアバッグ膨張展開を制御可能となし、その信頼
性も高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】運転席用エアバッグを膨張展開させるガス発生
器を示す断面図である。
【図2】図1の各点火器の構造を示す要部拡大図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図であって、各点火器の電橋
線の構成を示す要部拡大図である。
【図4】本発明に係るガス発生器が用いられたエアバッ
グ制御装置の制御部の要部を示す回路図である。
【図5】助手席用または側面衝突用エバッグを膨張展開
させるガス発生器を示す断面図である。
【図6】半導体ブリッジを発熱手段として使用した場合
の、点火器の実施形態の一例を示す図である。
【図7】半導体ブリッジを発熱手段として使用した場合
の、点火器の実施形態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3、4 燃焼室 7 ガス発生剤 8、9 点火器(スクイブ) 24 電橋線(抵抗発熱体) 25 管体 26 着火薬 27、28 リードピン 29 塞栓 40 制御部 43 検出手段 44 制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のハウジング(1)と、前記ハウ
    ジング(1)内に装填され、燃焼によりガスを発生する
    ガス発生剤(7)と、前記ハウジング(1)に装着さ
    れ、前記ガス発生剤(7)を燃焼させる複数の点火器
    (8,9)とを含んでなるガス発生器と、 前記ガス発生器に接続され、前記複数の点火器(8,
    9)を識別する検出手段(43)と、前記複数の点火器
    (8,9)の点火順序を制御する制御手段(44)とか
    らなる制御部(40)と、を含んでなるガス発生装置で
    あって、 前記各点火器(8,9)は、通電により発熱手段(2
    4,70)を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる
    電気式となし、前記制御部(40)からの信号に対する
    応答を異ならせて、この応答の違いを前記制御部(4
    0)の検出手段(43)によって検出して、前記点火器
    (8,9)の点火順序を制御することを特徴とするガス
    発生装置。
  2. 【請求項2】 円筒状のハウジング(1)と、前記ハウ
    ジング(1)内を複数の燃焼室(3,4)に画成する仕
    切部材(5)と、前記各燃焼室(3,4)にそれぞれ装
    填され、燃焼によりガスを発生するガス発生剤(7)
    と、前記ハウジング(1)に装着され、前記各燃焼室
    (3,4)のガス発生剤(7)をそれぞれ独立して燃焼
    させる複数の点火器(8,9)と、を含んでなるガス発
    生器と、 前記各点火器(8,9)に接続され、前記各点火器
    (8,9)を識別する検出手段(43)と、前記複数の
    点火器(8,9)の点火順序を制御する制御手段(4
    4)とからなる制御部(40)と、を含んでなるガス発
    生装置であって、 前記各点火器(8,9)は、通電により発熱手段(2
    4,70)を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる
    電気式となし、前記制御部(40)からの信号に対する
    応答を異ならせて、この応答の違いを前記制御部(4
    0)の検出手段(43)によって検出し、前記点火器
    (8,9)の点火順序を制御することを特徴とするガス
    発生装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱手段(24)が抵抗発熱体であ
    って、前記制御部からの信号に対する応答が、前記抵抗
    発熱体の抵抗値である請求項1または2に記載のガス発
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記各点火器(8,9)間において、前
    記抵抗発熱体の抵抗値差が、0.3Ω以上である請求項
    3に記載のガス発生装置。
  5. 【請求項5】 前記抵抗値差が、0.6Ω〜2.0Ωで
    ある請求項4に記載のガス発生装置。
  6. 【請求項6】 前記発熱手段(24)が、半導体ブリッ
    ジ(70)であり、前記制御部(40)からの信号に対
    する応答が、前記半導体ブリッジ(70)を含む電子回
    路(71)の信号である請求項1または2に記載のガス
    発生装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体ブリッジ(70)と、前記電
    子回路(71)とが一体に成形されている請求項6に記
    載のガス発生装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体ブリッジ(70)と、前記電
    子回路(71)とが別体として、前記点火器内(8,
    9)に設けられている請求項6に記載のガス発生装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体ブリッジ(70)が、リアク
    ティブブリッジである請求項6に記載のガス発生装置。
  10. 【請求項10】 1または2以上の点火器(8,9)を
    有するガス発生器を2以上含んでなり、前記複数のガス
    発生器のそれぞれの点火器(8,9)を識別する検出手
    段(43)と、前記それぞれの点火器(8,9)の点火
    順序を制御する制御手段(44)とからなる制御部(4
    0)と、を含んでなるガス発生装置であって、 前記各点火器(8,9)は、通電により発熱手段(2
    4,70)を発熱させ、該発熱にて着火薬を発火させる
    電気式となし、前記制御部(40)からの信号に対する
    応答を異ならせて、この応答の違いを前記制御部(4
    0)の検出手段(43)によって検出し、前記点火器
    (8,9)の点火順序を制御することを特徴とするガス
    発生装置。
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