JP2002234249A - 被記録媒体 - Google Patents

被記録媒体

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JP2002234249A
JP2002234249A JP2001340988A JP2001340988A JP2002234249A JP 2002234249 A JP2002234249 A JP 2002234249A JP 2001340988 A JP2001340988 A JP 2001340988A JP 2001340988 A JP2001340988 A JP 2001340988A JP 2002234249 A JP2002234249 A JP 2002234249A
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JP2001340988A
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English (en)
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Kenichi Kono
健一 河野
Akira Hashimoto
彰 橋本
Junko Morioka
淳子 森岡
Hayato Tomihara
隼人 冨原
Ryoji Yashiro
良二 八代
Koji Fujimoto
幸士 藤本
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Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度が高く良好な色調とインク吸収性を
示し、かつ長期保存における画像の退色および変色が抑
制された被記録媒体を提供すること。 【解決手段】 基材と、該基材の表面に設けられたイン
ク受容層とからなり、該インク受容層が、無機顔料と下
記一般式(1)で表わされる化合物およびホウ素化合物
を含有することを特徴とする被記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクによる記録に
好適な被記録媒体に関し、特にインクジェット記録方式
を利用したプリンターやプロッターに適用した際に、印
字特性に優れ、長期保存における画像の退色および変色
が抑制された被記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インクの微
小液滴を種々の作動原理により飛翔させ、紙などの被記
録媒体に付着させることで画像や文字などの記録を行う
記録方式である。また、インクジェット記録方式は、高
速印字性、低騒音性および記録パターンの融通性に優
れ、さらに多色化を容易に行うことができ、現像および
画像定着が不要であるといった特徴がある。特に、多色
インクジェット方式で形成された画像は、製版方式によ
る多色印刷やカラー写真方式による印画と比較しても遜
色のない記録を得ることが可能で、作成部数が少ない場
合には通常の印刷技術や写真技術より印刷コストが安価
に済むという利点もあることから、近年、各種情報機器
の画像記録装置として急速に普及している。例えば、デ
ザイン業界におけるイメージデザインのアウトプット、
写真画質が要求される印刷分野におけるカラー版下の作
製、頻繁に取り替えられる看板や商品の見本など、フル
カラー画像記録が必要な分野へと幅広く応用されつつあ
る。
【0003】このようなインクジェット記録方式におい
て、記録の高速化、高精細化、あるいはフルカラー化と
いった記録特性を向上させるため、記録装置や記録方法
の改良が行われてきたが、それに伴い被記録媒体にも、
より高度な特性が要求されるようになってきた。すなわ
ち、被記録媒体に求められる特性としては、印字ドット
の濃度が高く鮮やかで明るい色調が出せること、コント
ラストが高いこと、印字ドットが重なってもインクが流
れ出したり、滲んだりしないような高いインク吸収性を
有すること、インクの横方向への拡散が必要以上に大き
くならず真円に近い印字ドット形状であること、さらに
ドットの周辺が滑らかで、ぼやけないことなどが挙げら
れる。
【0004】これらの要求に対して、従来からいくつか
の提案がなされてきた。例えば、特開昭52−5301
2号公報には、低サイズ原紙に表面加工用の塗料を薄く
塗布し、インクの吸収性を高めた一般紙タイプのインク
ジェット記録用紙が開示されている。特開昭55−51
583号公報、特開昭59−230787号公報、およ
び特開昭64−11877号公報には、前記一般紙タイ
プの欠点となっていたドットの形状、濃度あるいは色調
の再現性を改善するために、基材上にシリカなどの含ケ
イ素系顔料と水系バインダーからなる塗工液を塗布した
コートタイプのインクジェット被記録媒体が開示されて
いる。さらに銀塩写真並みの表面光沢性を得るために、
インク受容層にキャストを施したり、あるいはインク受
容層に吸水性ポリマーを使用することが試みられたが、
前者では十分な光沢性が得られず、後者ではシリカなど
の無機顔料微粒子からなるインク受容層に比べ、インク
の吸収速度が遅いという欠点があった。
【0005】そこで、インクの吸収性、光沢性および透
明性を高めたものとして、微細なアルミナ水和物を水溶
性のバインダーとともに支持体上に塗布した被記録媒体
が提案された。例えば、特開昭60−232990号公
報には、多孔質のカチオン性アルミナ水和物を含有する
塗工層を有する記録紙が開示されている。また、特開平
2−276670号公報、特開平6−48016号公
報、特開平6−55829号公報、特開平7−7616
1号公報、特開平8−22608号公報、特開平10−
44585号公報、および特開平11−34484号公
報では、擬ベーマイトを含有する記録シートが開示され
ている。特に、特開平7−76161号公報や特開20
00−239578公報には、擬ベーマイト構造のアル
ミナゾルと、ホウ酸またはホウ酸塩を含有する記録シー
トが開示されている。しかしながら、無機顔料を含有し
た被記録媒体では、光やオゾンなどによって記録された
画像が退色したり、特定の条件によっては未印字部や白
地も黄色く着色することがあった。
【0006】このような問題を回避するために、各種酸
化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などを含有させた被
記録媒体が提案されている。例えば、特開昭57−74
192号公報、特開昭57−87989号公報および特
開昭60−72785号公報には、フェノール系酸化防
止剤、ベンゾフェノン系あるいはベンゾトリアゾール系
の紫外線吸収剤を含有させたインクジェット記録用紙が
開示されている。特開昭61−146591号公報には
ヒンダードアミン系化合物を含有したものが、特開昭6
1−154989号公報ではヒドラジド系化合物、特開
平1−18684号公報ではアンデカン系化合物、特開
平1−115677号公報ではチオエーテル系化合物を
それぞれ含有した被記録媒体が、特開平6−28629
7号公報には鎖式多価カルボン酸を含有した被記録媒体
が、特開平6−316145号公報には芳香核を持つ有
機酸を含有した被記録媒体がそれぞれ提案されている。
【0007】また、特公平4−34953号公報、特開
平7−314883号公報には、チオ尿素誘導体、チオ
セミカルバジド誘導体、チオカルボヒドラジド誘導体な
どを含有させた被記録媒体が開示されている。また、特
開平8−25796号公報では、チオ尿素誘導体、チオ
セミカルバジド誘導体およびチオカルボヒドラジド誘導
体からの1種類と、ヨウ素、ヨウ化物、ジチオカルバミ
ン酸、チオシアン酸塩およびチオシアン酸エステルから
の1種類とをそれぞれ含有させた被記録媒体が開示され
ているが、このような従来の手段では必ずしも十分な効
果が得られないのが現状であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実態
に鑑みてなされたものであり、画像濃度が高く良好な色
調とインク吸収性を示し、かつ長期保存における画像の
退色および変色が抑制された被記録媒体を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、印字品位
に優れ、長期保存における画像の退色および変色が抑制
された被記録媒体を得るために種々検討を重ねた結果、
無機顔料と水溶性樹脂を主成分としたインク受容層を有
する被記録媒体において、このインク受容層中に、下記
一般式(1)で表わされる化合物およびホウ素化合物を
含有させた場合に前述した課題が解決できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、基材と、該基材の表
面に設けられたインク受容層とからなり、該インク受容
層が、無機顔料と下記一般式(1)で表わされる化合物
およびホウ素化合物を含有することを特徴とする被記録
媒体を提供する。 (式中、R1〜R4は、同一もしくは異なっていてもよ
く、水素原子、アルキル基、アリール基、または−NR
56で示される基を表わし、R5およびR6は、水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基、または−
NR7CSNR89で示される基(ただし、R7〜R
9は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、フェニル
基からなり、それぞれ同一もしくは異なっていてもよ
い)を表わす。また、R1およびR2の何れか一方とR3
およびR4の何れか一方とが環を形成してもよい。)
【0011】また、本発明は、上記被記録媒体中におい
て、無機顔料が、シリカ、アルミナ、ベーマイト構造お
よび擬ベーマイト構造のアルミナ水和物の少なくとも1
種である被記録媒体を提供する。また、本発明は、BE
T比表面積が100m2/g以上のシリカ、アルミナ、
ベーマイト構造および擬ベーマイト構造のアルミナ水和
物の少なくとも1種である被記録媒体を提供する。ま
た、本発明は、前記一般式(1)で表わされる化合物
が、無機顔料100質量部当たり0.01〜10質量部
の割合で含有されている被記録媒体を提供する。さら
に、本発明は、ホウ素化合物として、ホウ酸もしくはホ
ウ酸塩を用い、前記一般式(1)で表わされる化合物と
これらホウ素化合物との混合質量比が、0.01:60
〜10:0.01の範囲にあり、かつホウ素化合物が、
無機顔料100質量部当たり0.01〜60質量部の割
合で含有されている被記録媒体を提供する。上記インク
受容層を設けることにより、本発明の被記録媒体は画像
濃度や色調、インク吸収性などの印字特性に優れ、長期
保存における画像の退色および変色の少ない被記録媒体
とすることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。本発明において使用す
る基材としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、適度のサイジングが施された紙、無サイズ紙、塗工
紙、ポリエチレンなどを用いたレジンコート紙などの紙
類からなるもの:ポリエチレン、ポリエステル、ポリス
チレン、ポリアセテート、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロ
ース、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタク
リレートおよびポリカーボネートなどの透明な熱可塑性
樹脂フィルム:無機物の充填または微細な発泡により不
透明化されたフィルムからなるシート状物質(合成紙な
ど):さらには布、ガラスまたは金属などからなるシー
トなどが挙げられる。また、これら基材とインク受容層
との接着強度を向上させるため、基材表面にコロナ放電
処理や各種アンダーコート処理を施すことも可能であ
る。
【0013】本発明において使用する無機顔料として
は、インク吸収能が高く、発色性に優れ、高品位の画像
が形成可能な無機微粒子であることが好ましい。このよ
うな無機微粒子としては、例えば、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、炭酸亜鉛、硫化
亜鉛、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、ハイドロタルサイト、珪
酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、
ケイソウ土、アルミナ、コロイダルアルミナ、水酸化ア
ルミニウム、ベーマイト構造のアルミナ水和物および擬
ベーマイト構造のアルミナ水和物、合成非晶質シリカ、
コロイダルシリカ、リトポン、ゼオライト、水酸化マグ
ネシウムなどが挙げられ、これらを単独あるいは複数種
併用することができる。
【0014】本発明においては、上記顔料とともに前記
一般式(1)で表わされる化合物、およびホウ素化合物
を用いてインク受容層を形成することを特徴としてい
る。前記一般式(1)で表わされる化合物において、R
1〜R9は前記と同意義であり、R1〜R4がアルキル基で
ある場合は、炭素数1〜10のものが好ましく、アリー
ル基である場合はフェニル基、またはナフチル基が好ま
しい。これらのアルキル基およびアリール基は何れも未
置換でもよいし、置換基を有してもよい。
【0015】前記一般式(1)で表わされる化合物とし
ては、具体的には、以下のようなものが挙げられる。ま
ず、R1〜R4が、水素原子、アルキル基、アリール基な
どである化合物としては、例えば、以下のようなものが
挙げられる。
【0016】また、一般式(1)において、R1〜R4
少なくとも1個が、−NR56で表わされる基である化
合物としては、例えば、以下のようなものが挙げられ
る。
【0017】さらに一般式(1)で表わされる化合物に
おいて、R1およびR2の何れか一方とR3およびR4の何
れか一方とが環を形成している化合物としては、例え
ば、以下のようなものが挙げられる。
【0018】これらのような一般式(1)で表わされる
化合物の使用量は、インク吸収性や、画像の退色および
変色防止効果の観点から、無機顔料100質量部当たり
0.01〜10質量部が好ましい。さらに好ましい範囲
は無機顔料100質量部当たり0.1〜10質量部であ
り、この範囲であるとインクの滲みやビーディングの発
生がさらに効果的に防止できる。
【0019】本発明においては、前記一般式(1)で表
わされる化合物とともに、ホウ素化合物を使用する。本
発明で使用するホウ素化合物とは、ホウ酸もしくはホウ
酸塩などのようなホウ素原子を中心とした酸素酸または
その塩であり、具体的には、例えば、オルトホウ酸、メ
タホウ酸、次ホウ酸、四ホウ酸、五ホウ酸およびそれら
の塩が挙げられる。
【0020】一般に、ホウ酸は親水性ポリマーによって
形成される皮膜の造膜性、耐水性および皮膜強度を改善
するための硬膜剤として使用されている。硬膜剤は、使
用するポリマーが持つ反応性基の種類によって様々なも
のが選択されるが、例えば、ポリビニルアルコール系の
樹脂であれば、エポキシ系硬膜剤や、ホウ酸あるいは水
溶性アルミニウム塩などの無機系硬膜剤が用いられる。
しかし、本発明におけるホウ素化合物の役割は、被記録
媒体中に特に一般式(1)で表わされる化合物とともに
含有させた場合に、画像の退色防止効果および変色防止
効果を増大することにあり、硬膜剤としての作用に限定
した用途とは異なる。
【0021】ホウ素化合物の使用量は、無機顔料やバイ
ンダーとして用いる水溶性樹脂の量によって大きく変化
するが、前記一般式(1)で表わされる化合物と該ホウ
素化合物の混合質量比が、0.01:60〜10:0.
01となる範囲において、無機顔料100質量部当たり
0.01〜60質量部の割合で添加することが好まし
い。また、より好ましくは、前記一般式(1)で表わさ
れる化合物とホウ素化合物の混合質量比が0.1:20
〜10:0.1の範囲において、無機顔料100質量部
当たり0.1〜20質量部の割合で添加するとよい。ホ
ウ素化合物の含有量が、無機顔料100質量部当たり
0.01質量部に満たないと、本発明の効果が十分に発
現せず、画像の退色および変色防止効果が十分発揮され
ない場合がある。逆に、含有量が60質量部を超える場
合は、インク受容層を形成するための塗工液の粘度の経
時変化が大きくなり、塗工安定性が劣る場合がある。
【0022】本発明の被記録媒体は、以上の成分を含有
する塗工液を調整し、該塗工液を基材の表面に塗工して
インク受容層を形成することで得られるが、このインク
受容層は、前記無機顔料と少量の水溶性樹脂から形成さ
れる空隙を有するものが好ましい。より微細な空隙が形
成できるという点では、無機顔料として、シリカ、アル
ミナ、ベーマイト構造および擬ベーマイト構造のアルミ
ナ水和物を用いるのが好ましい。特に、BET比表面積
が100m2/g以上のシリカ、アルミナ、ベーマイト
構造および擬ベーマイト構造のアルミナ水和物が好まし
い。
【0023】本発明で用いるアルミナ水和物は、下記一
般式(2)により表される。 Al23・nH2O (2) 一般に、nのとり得る値によって、ベーマイト構造、擬
ベーマイト構造、非晶質構造など結晶状態の異なるアル
ミナ水和物に分類されるが、本発明に好適なアルミナ水
和物とは、前記一般式(2)においてnが1〜3のもの
である。
【0024】本発明の被記録媒体は、前記無機顔料、前
記一般式(1)で表わされる化合物、およびホウ素化合
物からなる組成物を、必要に応じた量の水溶性樹脂およ
び水性媒体とともに混合して塗工液を調製し、これを基
材の表面に塗布し乾燥させてインク受容層を形成するこ
とで得られる。
【0025】本発明の被記録媒体の構成としては、コー
ト紙およびコートフィルムのように、基材上にインク受
容層を設けたもの、基材の表面近傍に塗工液の一部もし
くは大部分が含浸されてインク受容層が形成されたも
の、あるいは塗工液を基材表面に微量塗工してインク受
容層を形成させた構成などが選択できる。本発明では、
これらの構成も「基材の表面にインク受容層が形成され
た」ものとして包含する。
【0026】前記塗工液に含有させる水溶性樹脂として
は、水性または水分散性の高分子化合物があり、例え
ば、澱粉、ゼラチン、カゼインおよびそれらの変性物、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、完全
または部分ケン化のポリビニルアルコールまたはその変
性物(カチオン変性、アニオン変性、シラノール変性な
ど)、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、
エピクロルヒドリン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ
エチレンイミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニル
ピロリドン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル酸またはその共重合体、アクリルアミ
ド系樹脂、無水マレイン酸系共重合体、ポリエステル系
樹脂、SBRラテックス、NBRラテックス、メチルメ
タクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリ
ル酸エステル共重合体などのアクリル系重合体ラテック
ス、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合
体ラテックス、およびこれらの各種重合体ラテックスに
カチオン性基またはアニオン性基を付与した官能基変性
重合体ラテックス類などが挙げられる。好ましいのは、
ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られるポリビニルアル
コールで、平均重合度が300〜5000のものであ
る。ケン化度は70〜100%未満のものが好ましく、
80〜99.5%のものが特に好ましい。また、これら
の水溶性または水分散性樹脂は単独あるいは複数種混合
して用いることができる。
【0027】また、塗工液の基材となる水性媒体として
は、水、または水に混合可能な有機溶剤との混合溶液で
あれば特に制限はない。水に混合可能な有機溶剤として
は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールな
どのアルコール類:エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテルなどの多価
アルコールの低級アルキルエーテル類:アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類:テトラヒドロフランな
どのエーテル類が挙げられる。
【0028】インク受容層を形成するための塗工液中の
固形分濃度は、基材上にインク受容層を形成できる程度
の粘度であれば特に制限はないが、塗工液全重量に対し
て5〜50質量%が好ましい。固形分濃度が5質量%未
満の場合は、インク受容層の膜厚を厚くするのに塗工量
を増やす必要があり、乾燥に多くの時間とエネルギーを
必要とすることから非経済的となる場合がある。また、
50質量%を越えると塗工液の粘度が高くなり、塗工性
が低下する場合がある。
【0029】塗工液中の無機顔料と水溶性樹脂の混合質
量比は、好ましくは1:1〜30:1、より好ましくは
1:1〜25:1の範囲である。水溶性樹脂の量がこれ
らの範囲内であれば、形成されたインク受容層のひび割
れや粉落ちが発生し難くなり、インク吸収性も良い。
【0030】このような塗工液を基材上に塗工する方法
としては、スピンコート法、ロールコート法、ブレード
コート法、エアナイフコート法、ゲートロールコート
法、バーコート法、サイズプレス法、スプレーコート
法、グラビアコート法、カーテンコート法、ロッドブレ
ードコート法、リップコート法、スリットダイコート法
など、従来より公知の塗工方法を用いことができる。ま
た、必要に応じて塗工後にカレンダーロールなどを用い
てインク受容層の表面平滑性を向上させることも可能で
ある。
【0031】塗工液の基材上への塗工量として好ましい
範囲は、固形分換算で0.5〜50g/m2であり、よ
り好ましい範囲は1.0〜45g/m2である。塗工量
が0.5g/m2未満の場合は、形成されたインク受容
層がインクの水分を十分に吸収できず、インクが流れた
り、画像が滲んだりする場合があり、50g/m2を超
えると、乾燥時にカールが発生したり、印字性能に期待
されるほど顕著な効果が現れない場合がある。
【0032】また、前記一般式(1)で表わされる化合
物を使用する方法としては、以上に説明したように直接
塗工液に添加する方法、無機顔料などによりインク受容
層が形成された被記録媒体に、一般式(1)で表わされ
る化合物を添加する方法がある。いずれの方法も可能で
あるが、後者の場合には、予め溶媒に一般式(1)で表
わされる化合物を溶解または分散し、この溶液に被記録
媒体を浸漬するか、あるいはオーバーコートすることで
添加できる。
【0033】本発明の被記録媒体は、前記基材上にこれ
らの方法で塗工液を塗工し、熱風乾燥機、熱ドラム、遠
赤外線乾燥機などの乾燥装置を用いて乾燥することによ
り得られる。また、基材上に設けられるインク受容層
は、基材の片面もしくは両面に設けることが可能であ
り、両面の場合は、設けられるインク受容層の組成が、
それぞれ同じものでも異なっていてもよい。
【0034】また、本発明の被記録媒体のインク受容層
には、被記録媒体としての性能を損なわない範囲で、着
色染料、着色顔料、染料固着剤、分散剤、増粘剤、pH
調整剤、潤滑剤、流動変性剤、界面活性剤、帯電防止
剤、消泡剤、抑泡剤、剥離剤、浸透剤、蛍光増白剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤などを添加することもできる。
【0035】以上の如き本発明の被記録媒体が印字品位
に優れ、特に長期保存における画像の退色および変色に
対し優れた抑制効果を示した理由については明確ではな
いが、おそらく一般式(1)で表わされる化合物とホウ
素化合物との間で何らかの相互作用が生じ、このような
効果を発現したものと考えられる。なお、本発明の被記
録媒体に記録する際に使用するインクは特に限定されな
いが、色材として染料または顔料を使用し、媒体として
水と水溶性有機溶剤との混合物を使用し、該媒体に染料
または顔料を溶解または分散させた一般的なインクジェ
ット記録用の水性インクの使用が好ましい。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、以下の実施例中、「部」および「%」は特に
記載が無い限り質量基準である。本発明における被記録
媒体の退色および変色の抑制効果の評価については、次
の方法により行った。 <退色・変色抑制効果についての評価方法>被記録媒体
に、インクジェット記録装置(BJF850、キヤノン
社製)を用い、ブラック(BK)及びシアン(C)の単
色インクによるベタ印字を行い、オゾン暴露試験機(ス
ガ試験機社製)にて、40℃、55%RHの条件下で濃
度3ppmのオゾンに2時間暴露した。次に、測色色差
計(ZE−2000、日本電色工業社製)を用いて、オ
ゾン暴露前後での印字部の色差(ΔE)を測定した。
【0037】<実施例1>BET比表面積290m2
gのシリカ(ファインシールX−60、トクヤマ社製)
10部を水44.3部に分散したものと、ポリビニルア
ルコール(PVA−224、クラレ社製)5部を水45
部に溶解したものを混合し、これにチオ尿素0.3部
(シリカに対して3%)及び3%−ホウ酸水溶液を固形
分換算で0.2部(シリカに対して2%)加えて塗工液
を調製した。次に、レジンコート紙を基材とし、この基
材上に先程調製した塗工液を、乾燥塗布量20g/m2
となるようにバーコート法にて塗工し、110℃、15
分間熱風乾燥してインク受容層を形成させた。このよう
にして得られた被記録媒体を用いて前記評価テストを行
った。結果を表1に示す。
【0038】<実施例2>実施例1において、3%−ホ
ウ酸水溶液の量を固形分換算で0.6部(シリカに対し
て6%)とした以外は、実施例1と同様にして被記録媒
体を作製し、前記オゾン暴露による評価テストを行っ
た。結果を表1に示す。
【0039】<比較例1>実施例1において、チオ尿素
および3%−ホウ酸水溶液を添加しなかったこと以外
は、実施例1と同様の方法で被記録媒体を作製し、前記
評価を行った。結果を表1に示す。 <比較例2>実施例1において、チオ尿素を添加しなか
ったこと以外は実施例1と同様にして被記録媒体を作製
し、前記評価を行った。結果を表1に示す。 <比較例3>実施例1において、3%−ホウ酸水溶液を
添加しなかったこと以外は実施例1と同様にして被記録
媒体を作製し、前記評価を行った。結果を表1に示す。
【0040】<実施例3>市販のアルミナ水和物分散液
(カタロイドAS−3、触媒化成工業社製、固形分濃
度:9%(150℃で1時間乾燥した場合の値))10
0部と、ポリビニルアルコール(PVA−224、クラ
レ社製)0.9部を水8.1部に溶解したものを混合
し、これにチオ尿素0.27部(アルミナ水和物に対し
て3%)及び3%−ホウ酸水溶液を固形分換算で0.1
8部(アルミナ水和物に対して2%)加えて塗工液を調
製した。次に、レジンコート紙を基材とし、この基材上
に先程調製した塗工液を乾燥塗布量20g/m2となる
ようにバーコート法にて塗工し、60℃、1時間熱風乾
燥してインク受容層を形成させた。このようにして得ら
れた被記録媒体を用い、前記評価を行った。結果を表1
に示す。なお、ここで使用したアルミナ水和物分散液を
室温で乾燥し、固形物のX線回折パターンを測定したと
ころ、擬ベーマイト構造を示していた。また、窒素吸着
脱離法によるBET比表面積は263m2/gであっ
た。
【0041】<実施例4>実施例3において、3%−ホ
ウ酸水溶液の量を固形分換算で0.54部(アルミナ水
和物に対して6%)とした以外は、実施例3と同様にし
て被記録媒体を作製し、前記評価を行った。結果を表1
に記す。
【0042】<実施例5>実施例3において、3%−ホ
ウ酸水溶液の量を固形分換算で0.72部(アルミナ水
和物に対して8%)とした以外は、実施例3と同様にし
て被記録媒体を作製し、前記評価を行った。結果を表1
に示す。
【0043】<実施例6>実施例3において、チオ尿素
の代わりにチオセミカルバジド0.65部(アルミナ水
和物に対して7.22%)を添加した以外は、実施例3
と同様にして被記録媒体を作製し、前記評価を行った。
結果を表1に記す。
【0044】<実施例7>実施例3において、チオ尿素
の代わりに1,3−ジメチルチオ尿素0.374部(ア
ルミナ水和物に対して4.15%)を添加した以外は、
実施例3と同様にして被記録媒体を作製し、前記評価を
行った。結果を表1に記す。
【0045】<実施例8>実施例3と同じアルミナ水和
物分散液100部と、ポリビニルアルコール(PVA−
224、クラレ社製)0.9部を水8.1部に溶解した
ものを混合し、これに3%−ホウ酸水溶液を固形分換算
で0.54部(アルミナ水和物に対して6%)加えて塗
工液を調製した。次に、レジンコート紙を基材とし、こ
の基材上に先程調製した塗工液を乾燥塗布量18.66
g/m2となるようにバーコート法にて塗工し、60
℃、1時間熱風乾燥してインク受容層を形成した。さら
に、1,3−ジメチルチオ尿素1部をエタノール40部
に溶解し、先程作製したインク受容層上に、乾燥塗布量
1.34g/m2(インク受容層中のアルミナ水和物に
対して8.3%)となるようにバーコートにて塗布し、
100℃、5分間熱風乾燥して被記録媒体を作製した。
このようにして得られた被記録媒体を用い、前記評価を
行った。結果を表1に示す。
【0046】<実施例9>実施例8と同様にして、アル
ミナ水和物、ポリビニルアルコール、ホウ酸からなる塗
工液を調製し、レジンコート紙上に乾燥塗布量18.4
8g/m2のインク受容層を形成した。次に、1,3−
ジフェニルチオ尿素1部をテトラヒドロフラン(以下T
HFと記す)40部に溶解し、先程作製したインク受容
層上に、乾燥塗布量1.52g/m2(インク受容層中
のアルミナ水和物に対して9.51%)となるようにバ
ーコートにて塗布し、100℃、5分間熱風乾燥して被
記録媒体を作製した。このようにして得られた被記録媒
体を用い、前記評価を行った。結果を表1に示す。
【0047】<実施例10>実施例8において、3%−
ホウ酸水溶液の添加量を固形分換算で0.18部(アル
ミナ水和物に対して2%)とした以外は、実施例8と同
様にして、アルミナ水和物、ポリビニルアルコール、ホ
ウ酸からなる塗工液を調製し、レジンコート紙上に乾燥
塗布量19.48g/m2のインク受容層を形成した。
次に、2−ベンゾイミダゾールチオール1部をTHF4
0部に溶解し、先程作製したインク受容層上に、乾燥塗
布量0.52g/m2(インク受容層中のアルミナ水和
物に対して3%)となるようにバーコートにて塗布し、
100℃、5分間熱風乾燥して被記録媒体を作製した。
このようにして得られた被記録媒体を用い、前記評価を
行った。結果を表1に示す。
【0048】<比較例4>実施例3において、チオ尿素
および3%−ホウ酸水溶液を添加しなかったこと以外
は、実施例3と同様にして被記録媒体を作製し、前記評
価テストを行った。結果を表1に示す。 <比較例5>実施例3において、チオ尿素を添加しなか
ったこと以外は実施例3と同様にして被記録媒体を作製
し、前記評価を行った。結果を表1に示す。 <比較例6>実施例4において、チオ尿素を添加しなか
ったこと以外は実施例4と同様にして被記録媒体を作製
し、前記評価を行った。結果を表1に記す。 <比較例7>実施例3において、3%−ホウ酸水溶液を
添加しなかったこと以外は実施例3と同様にして被記録
媒体を作製し、前記評価を行った。結果を表1に示す。
【0049】<比較例8>実施例6において、3%−ホ
ウ酸水溶液を添加しなかったこと以外は実施例6と同様
にして被記録媒体を作製し、前記評価を行った。結果を
表1に記す。 <比較例9>実施例7において、3%−ホウ酸水溶液を
添加しなかったこと以外は実施例7と同様にして被記録
媒体を作製し、前記評価を行った。結果を表1に記す。
【0050】<比較例10>3%−ホウ酸水溶液を添加
しなかったこと以外は実施例8と同様にして、塗工液を
調製し、レジンコート紙上に乾燥塗布量18.6g/m
2のインク受容層を形成した。次に、1,3−ジメチル
チオ尿素1部をエタノール40部に溶解し、先程作製し
たインク受容層上に、乾燥塗布量1.4g/m2(イン
ク受容層中のアルミナ水和物に対して8.3%)となる
ようにバーコートにて塗布し、100℃、5分間熱風乾
燥して被記録媒体を作製した。このようにして得られた
被記録媒体を用い、前記評価を行った。結果を表1に示
す。
【0051】<比較例11>3%−ホウ酸水溶液を添加
しなかったこと以外は実施例8と同様にして、塗工液を
調製し、レジンコート紙上に乾燥塗布量18.41g/
2のインク受容層を形成した。次に、1,3−ジフェ
ニルチオ尿素1部をTHF40部に溶解し、先程作製し
たインク受容層上に、乾燥塗布量1.59g/m2(イ
ンク受容層中のアルミナ水和物に対して9.51%)と
なるようにバーコートにて塗布し、100℃、5分間熱
風乾燥して被記録媒体を作製した。このようにして得ら
れた被記録媒体を用い、前記評価を行った。結果を表1
に示す。
【0052】<比較例12>3%−ホウ酸水溶液を添加
しなかったこと以外は実施例8と同様にして、塗工液を
調製し、レジンコート紙上に乾燥塗布量19.47g/
2のインク受容層を形成した。次に、2−ベンゾイミ
ダゾールチオール1部をTHF40部に溶解し、先程作
製したインク受容層上に、乾燥塗布量0.53g/m2
(インク受容層中のアルミナ水和物に対して3%)とな
るようにバーコートにて塗布し、100℃、5分間熱風
乾燥して被記録媒体を作製した。このようにして得られ
た被記録媒体を用い、前記評価を行った。結果を表1に
示す。
【0053】
【0054】本発明における保存中の画像の退色あるい
は変色とは、直射日光が照射されない室内における印字
画像の色変化を指しているが、一般にコート紙では、オ
ゾンによる画像の退色は光以外の要因による退色を表す
一つの指標とされていることから、色差(ΔE)が低い
ものほど、保存中の退色あるいは変色が抑制されている
と考えられる。
【0055】以上の実施例および比較例から明らかなよ
うに、一般式(1)で表わされる化合物およびホウ素化
合物をインク受容層に添加した本発明の被記録媒体は、
一般式(1)で表わされる化合物またはホウ素化合物の
みを添加したものや、どちらの化合物も含まないものよ
り耐退色性に優れるものであった。また、本発明による
被記録媒体は、いずれも優れた印字特性を示していた。
【0056】
【発明の効果】インク受容層に一般式(1)で表わされ
る化合物およびホウ素化合物を含有させることで、印字
品位に優れ、長期保存における画像の退色および変色が
抑制された被記録媒体を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 淳子 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 冨原 隼人 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 八代 良二 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 藤本 幸士 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC06 2H086 BA15 BA31 BA33 BA48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、該基材の表面に設けられたイン
    ク受容層とからなり、該インク受容層が、無機顔料と下
    記一般式(1)で表わされる化合物およびホウ素化合物
    を含有することを特徴とする被記録媒体。 (式中、R1〜R4は、同一もしくは異なっていてもよ
    く、水素原子、アルキル基、アリール基、または−NR
    56で示される基を表わし、R5およびR6は、水素原
    子、炭素数1〜5のアルキル基、フェニル基、または−
    NR7CSNR89で示される基(ただし、R7〜R
    9は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、フェニル
    基からなり、それぞれ同一もしくは異なっていてもよ
    い)を表わす。また、R1およびR2の何れか一方とR3
    およびR4の何れか一方とが環を形成してもよい。)
  2. 【請求項2】 無機顔料が、シリカ、アルミナ、ベーマ
    イト構造および擬ベーマイト構造のアルミナ水和物の少
    なくとも1種である請求項1に記載の被記録媒体。
  3. 【請求項3】 無機顔料が、BET比表面積が100m
    2/g以上のシリカ、アルミナおよび擬ベーマイト構造
    のアルミナ水和物の少なくとも1種である請求項1に記
    載の被記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表わされる化合物
    が、無機顔料100質量部当たり0.01〜10質量部
    の割合で含有されている請求項1に記載の被記録媒体。
  5. 【請求項5】 ホウ素化合物が、ホウ酸もしくはホウ酸
    塩である請求項1に記載の被記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)で表わされる化合物と
    ホウ素化合物の混合質量比が、0.01:60〜10:
    0.01の範囲にあり、かつ該ホウ素化合物が、無機顔
    料100質量部当たり0.01〜60質量部の割合で含
    有されている請求項1に記載の被記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213485A (ja) * 2008-04-07 2008-09-18 Fujifilm Corp インクジェット記録媒体のカール防止方法
US7435448B2 (en) 2004-02-06 2008-10-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Sulfur-containing inorganic media coatings for ink-jet applications

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7435448B2 (en) 2004-02-06 2008-10-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Sulfur-containing inorganic media coatings for ink-jet applications
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