JP2002233556A - 洗髪用車椅子 - Google Patents
洗髪用車椅子Info
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- JP2002233556A JP2002233556A JP2001201101A JP2001201101A JP2002233556A JP 2002233556 A JP2002233556 A JP 2002233556A JP 2001201101 A JP2001201101 A JP 2001201101A JP 2001201101 A JP2001201101 A JP 2001201101A JP 2002233556 A JP2002233556 A JP 2002233556A
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- Japan
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- hair
- washing
- wheelchair
- backrest
- container
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- Pending
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Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Cleaning And Drying Hair (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 老齢者や身体不自由者等の歩行困難な者が理
髪店等に行く場合や、そのような者が訪問理美容サービ
スを受ける場合に、散髪すると同時に容易に洗髪するこ
とのできる洗髪用車椅子を提供すること。 【解決手段】 座部2と背もたれ部5と洗髪容器16と
を備えた洗髪用車椅子であって、座部2と背もたれ部5
とのなす角度を調整するリクライニング手段を有し、背
もたれ部5の上部9に洗髪容器16が着脱自在に固定さ
れ、洗髪容器16と背もたれ部5とのなす角度を調節す
る角度調節手段を有する洗髪用車椅子。
髪店等に行く場合や、そのような者が訪問理美容サービ
スを受ける場合に、散髪すると同時に容易に洗髪するこ
とのできる洗髪用車椅子を提供すること。 【解決手段】 座部2と背もたれ部5と洗髪容器16と
を備えた洗髪用車椅子であって、座部2と背もたれ部5
とのなす角度を調整するリクライニング手段を有し、背
もたれ部5の上部9に洗髪容器16が着脱自在に固定さ
れ、洗髪容器16と背もたれ部5とのなす角度を調節す
る角度調節手段を有する洗髪用車椅子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗髪用車椅子に関
する。特に、老齢者や身体不自由者が容易に移動するこ
とができ、かつ移動した場所において容易に洗髪しても
らうことができる洗髪用車椅子に関する。
する。特に、老齢者や身体不自由者が容易に移動するこ
とができ、かつ移動した場所において容易に洗髪しても
らうことができる洗髪用車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行の困難な老齢者等に散髪を施す際、
老齢者等が理髪店や美容院に出向いて散髪してもらうこ
とがある。このとき、車椅子を用いれば理髪店等への移
動は可能であるし、理髪店内でも車椅子に着座した状態
のままで、頭部以外をカバーで覆って散髪が可能であ
る。しかしながら、散髪の前後で洗髪をする場合には、
車椅子に着座したままで洗髪することは困難である。そ
のため、洗髪を行う場合には、理髪店に備え付けの椅子
に老齢者等を移動させて洗髪していた。
老齢者等が理髪店や美容院に出向いて散髪してもらうこ
とがある。このとき、車椅子を用いれば理髪店等への移
動は可能であるし、理髪店内でも車椅子に着座した状態
のままで、頭部以外をカバーで覆って散髪が可能であ
る。しかしながら、散髪の前後で洗髪をする場合には、
車椅子に着座したままで洗髪することは困難である。そ
のため、洗髪を行う場合には、理髪店に備え付けの椅子
に老齢者等を移動させて洗髪していた。
【0003】また、特開平11−19158号には、入
浴用車椅子が記載されており、これは入浴者を着座させ
て、入浴装置へ移送して、その中で身体を洗浄するもの
である。このとき、当該入浴用車椅子の頭部は、揺動自
在に支持されるとともに、複数の角度位置で固定可能と
されていて、容易に洗髪できることが記載されている。
浴用車椅子が記載されており、これは入浴者を着座させ
て、入浴装置へ移送して、その中で身体を洗浄するもの
である。このとき、当該入浴用車椅子の頭部は、揺動自
在に支持されるとともに、複数の角度位置で固定可能と
されていて、容易に洗髪できることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、理髪店
において洗髪するためには、理髪店備え付けの椅子に老
齢者等が移動する必要があったが、もとより歩行が困難
な老齢者等が自ら移動することは難しい。また、理髪店
員や介護者が抱きかかえて移動させることは、店員等お
よび老齢者等いずれにとっても負担であるし、危険もと
もなう。また、例えば理髪店員が老人ホームなどを訪問
して出張サービスを施すような場合にも、容易に洗髪で
きる設備がないために、散髪のみを行って洗髪は省略さ
れることが多かった。
において洗髪するためには、理髪店備え付けの椅子に老
齢者等が移動する必要があったが、もとより歩行が困難
な老齢者等が自ら移動することは難しい。また、理髪店
員や介護者が抱きかかえて移動させることは、店員等お
よび老齢者等いずれにとっても負担であるし、危険もと
もなう。また、例えば理髪店員が老人ホームなどを訪問
して出張サービスを施すような場合にも、容易に洗髪で
きる設備がないために、散髪のみを行って洗髪は省略さ
れることが多かった。
【0005】特開平11−19158号には移動及び洗
髪の可能な椅子が記載されているが、これは入浴の際に
同時に洗髪も行うためのものであって、これに乗って理
髪店に行ったところで、洗髪が可能になるというもので
はない。また、理髪店員の出張サービスを受ける場合に
も、散髪後すぐに洗髪を行いたいという要求に対応でき
るものではない。
髪の可能な椅子が記載されているが、これは入浴の際に
同時に洗髪も行うためのものであって、これに乗って理
髪店に行ったところで、洗髪が可能になるというもので
はない。また、理髪店員の出張サービスを受ける場合に
も、散髪後すぐに洗髪を行いたいという要求に対応でき
るものではない。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、老齢者や身体不自由者等の歩行困
難な者が理髪店等に行く場合や、そのような者が訪問理
美容サービスを受ける場合に、散髪すると同時に容易に
洗髪することもできる洗髪用車椅子を提供するものであ
る。
なされたものであり、老齢者や身体不自由者等の歩行困
難な者が理髪店等に行く場合や、そのような者が訪問理
美容サービスを受ける場合に、散髪すると同時に容易に
洗髪することもできる洗髪用車椅子を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、座部と背も
たれ部と洗髪容器とを備えた洗髪用車椅子であって、前
記座部と前記背もたれ部とのなす角度を調整するリクラ
イニング手段を有し、前記背もたれ部の上部に前記洗髪
容器が着脱自在に固定され、洗髪容器と背もたれ部との
なす角度を調節する角度調節手段を有する洗髪用車椅子
を提供することによって解決される。洗髪容器が着脱自
在であることによって、車椅子での移動時において洗髪
容器が移動の邪魔になることがない。また洗髪容器の角
度調整ができることで、リクライニング角度に対応した
最適な角度で洗髪容器を配置することができ、洗髪作業
が容易である。
たれ部と洗髪容器とを備えた洗髪用車椅子であって、前
記座部と前記背もたれ部とのなす角度を調整するリクラ
イニング手段を有し、前記背もたれ部の上部に前記洗髪
容器が着脱自在に固定され、洗髪容器と背もたれ部との
なす角度を調節する角度調節手段を有する洗髪用車椅子
を提供することによって解決される。洗髪容器が着脱自
在であることによって、車椅子での移動時において洗髪
容器が移動の邪魔になることがない。また洗髪容器の角
度調整ができることで、リクライニング角度に対応した
最適な角度で洗髪容器を配置することができ、洗髪作業
が容易である。
【0008】このとき、前記背もたれ部の上部に後頭部
支持部を有し、かつ該後頭部支持部の高さを調節する高
さ調節手段を有することが、身長差を有する被洗髪者ご
とに最適な位置で頭部を保持できるので好適である。
支持部を有し、かつ該後頭部支持部の高さを調節する高
さ調節手段を有することが、身長差を有する被洗髪者ご
とに最適な位置で頭部を保持できるので好適である。
【0009】また、前記背もたれ部の上部にヘッドレス
ト部を有する車椅子であることが、移動時の老齢者等の
姿勢保持が容易であって好ましい。このとき、ヘッドレ
スト部の折り曲げ又は取り外しが可能であり、折り曲げ
又は取り外した状態で前記洗髪容器が固定されること
が、移動時の姿勢の保持が可能でありながら、洗髪容器
が移動の邪魔にならず、好適である。
ト部を有する車椅子であることが、移動時の老齢者等の
姿勢保持が容易であって好ましい。このとき、ヘッドレ
スト部の折り曲げ又は取り外しが可能であり、折り曲げ
又は取り外した状態で前記洗髪容器が固定されること
が、移動時の姿勢の保持が可能でありながら、洗髪容器
が移動の邪魔にならず、好適である。
【0010】本発明の洗髪用車椅子が、洗髪容器を収納
できる洗髪用具収納部を有することが、移動時に洗髪容
器が邪魔にならず、しかも荷物を持って移動する必要が
ないので好適である。このとき、車椅子が手動で走行可
能である場合には、座面下方の空間に前記洗髪用具収納
部を有することが好ましく、電動で走行可能である場合
には、背もたれ部後方に前記洗髪用具収納部を有するこ
とが好ましい。
できる洗髪用具収納部を有することが、移動時に洗髪容
器が邪魔にならず、しかも荷物を持って移動する必要が
ないので好適である。このとき、車椅子が手動で走行可
能である場合には、座面下方の空間に前記洗髪用具収納
部を有することが好ましく、電動で走行可能である場合
には、背もたれ部後方に前記洗髪用具収納部を有するこ
とが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。図1は洗髪する際の本発明の車椅子の状態
を示した側面図である。図2は移動する際の本発明の車
椅子の状態を示した側面図であり、図3はその背面図で
ある。また図4は車椅子に着脱可能な洗髪容器等を示し
た図である。
に説明する。図1は洗髪する際の本発明の車椅子の状態
を示した側面図である。図2は移動する際の本発明の車
椅子の状態を示した側面図であり、図3はその背面図で
ある。また図4は車椅子に着脱可能な洗髪容器等を示し
た図である。
【0012】車椅子1の座部2上に被洗髪者3が着座し
た状態で、支持軸4を中心に背もたれ部5と座部2との
なす角度が調整可能となっており、いわゆるリクライニ
ング操作が可能となっている。レバー6を引くことによ
り背もたれ部5は座面2に対して角度変更が可能とな
り、レバー6を離すことで適当な角度に固定することが
できる。通常、背もたれ部5を起こした状態で場所を移
動したり、散髪を行ったりし、背もたれ部5を後方に倒
して被洗髪者を仰向けの状態にして洗髪が行われる。
た状態で、支持軸4を中心に背もたれ部5と座部2との
なす角度が調整可能となっており、いわゆるリクライニ
ング操作が可能となっている。レバー6を引くことによ
り背もたれ部5は座面2に対して角度変更が可能とな
り、レバー6を離すことで適当な角度に固定することが
できる。通常、背もたれ部5を起こした状態で場所を移
動したり、散髪を行ったりし、背もたれ部5を後方に倒
して被洗髪者を仰向けの状態にして洗髪が行われる。
【0013】背もたれ部5の上部にはヘッドレスト部7
があり、これによって移動の際に頭部を支持することが
できる。このヘッドレスト部7は洗髪の際にはヒンジ8
を介して後方に折り曲げることができ、移動の際には背
もたれ部5の延長方向に伸ばした状態で固定できる。散
髪の際には作業性を考慮して折り曲げることも可能であ
るし、折り曲げずに散髪することも可能である。顔剃り
を行うときには折り曲げずにリクライニングさせること
が好ましい。本実施例ではヘッドレスト部7を有してい
るが、ヘッドレスト部を有しない車椅子に本発明を適用
することも可能である。
があり、これによって移動の際に頭部を支持することが
できる。このヘッドレスト部7は洗髪の際にはヒンジ8
を介して後方に折り曲げることができ、移動の際には背
もたれ部5の延長方向に伸ばした状態で固定できる。散
髪の際には作業性を考慮して折り曲げることも可能であ
るし、折り曲げずに散髪することも可能である。顔剃り
を行うときには折り曲げずにリクライニングさせること
が好ましい。本実施例ではヘッドレスト部7を有してい
るが、ヘッドレスト部を有しない車椅子に本発明を適用
することも可能である。
【0014】ヘッドレスト部7を折り曲げた後の背もた
れ部5の上面9には2つの孔10が設けられており、そ
の2つの孔10に洗髪容器固定枠の2本の棒状部11が
挿入される。棒状部11には一定間隔に挿入深さ固定用
溝12が設けられており、前記孔10脇のストッパーボ
タン13を押すことで挿入深さが調整可能となり、スト
ッパーボタン13を離すことで挿入深さが固定される。
ヘッドレスト部7は折り曲げる代わりに取り外すように
しても良い。
れ部5の上面9には2つの孔10が設けられており、そ
の2つの孔10に洗髪容器固定枠の2本の棒状部11が
挿入される。棒状部11には一定間隔に挿入深さ固定用
溝12が設けられており、前記孔10脇のストッパーボ
タン13を押すことで挿入深さが調整可能となり、スト
ッパーボタン13を離すことで挿入深さが固定される。
ヘッドレスト部7は折り曲げる代わりに取り外すように
しても良い。
【0015】洗髪容器固定枠は2本の棒状部11と洗髪
容器支持部14からなり、両者は角度調整可能な接続部
15を介して接続されている。洗髪容器支持部14には
プラスチック成形品である洗髪容器16が嵌め込まれて
いる。接続部15で角度調整が可能なので、リクライニ
ングの角度に関わらず、洗髪容器支持部14を水平に保
つことが可能であり、洗髪作業性が良好である。また、
洗髪容器16の上面の一部を湾曲させて、ウレタンフォ
ーム弾性体で覆って後頭部支持部17を形成している。
容器支持部14からなり、両者は角度調整可能な接続部
15を介して接続されている。洗髪容器支持部14には
プラスチック成形品である洗髪容器16が嵌め込まれて
いる。接続部15で角度調整が可能なので、リクライニ
ングの角度に関わらず、洗髪容器支持部14を水平に保
つことが可能であり、洗髪作業性が良好である。また、
洗髪容器16の上面の一部を湾曲させて、ウレタンフォ
ーム弾性体で覆って後頭部支持部17を形成している。
【0016】後頭部支持部17は洗髪時に被洗髪者の後
頭部を支持するが、棒状部11の挿入深さを調整するこ
とで、座高の異なる被洗髪者に対して、適当な位置で後
頭部を支持し、洗髪することが可能である。本実施例で
は、後頭部支持部17は洗髪容器16の上面の一部に形
成されているが、洗髪容器固定枠の一部を弾性体で覆っ
て形成してもよい。また、洗髪容器固定枠とは別個に、
後頭部支持部を背もたれ部に取り付けても良い。また、
洗髪容器固定枠を背もたれ部上部に着脱不可能に設けて
おいて、洗髪容器のみを着脱可能とすることもできる。
頭部を支持するが、棒状部11の挿入深さを調整するこ
とで、座高の異なる被洗髪者に対して、適当な位置で後
頭部を支持し、洗髪することが可能である。本実施例で
は、後頭部支持部17は洗髪容器16の上面の一部に形
成されているが、洗髪容器固定枠の一部を弾性体で覆っ
て形成してもよい。また、洗髪容器固定枠とは別個に、
後頭部支持部を背もたれ部に取り付けても良い。また、
洗髪容器固定枠を背もたれ部上部に着脱不可能に設けて
おいて、洗髪容器のみを着脱可能とすることもできる。
【0017】洗髪容器16はプラスチック成形品の代わ
りに、繊維強化プラスチック(FRP)容器や、ステン
レス等の金属製容器であっても良い。また、ビニールシ
ート等の防水シートを洗髪容器支持部14に取り付けて
洗髪容器とすることもできる。プラスチック一体成形品
は作業性が良好であり、一方防水シートはコンパクトに
畳める点で有用である。本実施例では洗髪容器16が洗
髪容器支持部14上に嵌め込まれる形で載置されている
が、これは固着されていても良い。
りに、繊維強化プラスチック(FRP)容器や、ステン
レス等の金属製容器であっても良い。また、ビニールシ
ート等の防水シートを洗髪容器支持部14に取り付けて
洗髪容器とすることもできる。プラスチック一体成形品
は作業性が良好であり、一方防水シートはコンパクトに
畳める点で有用である。本実施例では洗髪容器16が洗
髪容器支持部14上に嵌め込まれる形で載置されている
が、これは固着されていても良い。
【0018】洗髪容器16底部には排水口18が穿孔さ
れており、排水ホース19が接続されている。排水口1
8にはホース内に毛髪が流入するのを防止する毛受け網
20が配置されている。洗髪容器支持部14にはフック
21が設けられ、そこにシャワーヘッド(図示せず)を
係止できるようになっている。シャワーヘッドには給水
ホースが接続されており、近傍の蛇口から温水を供給で
きる。シャワーヘッドは、作業者の便利なように手元に
止水栓が設けられている。
れており、排水ホース19が接続されている。排水口1
8にはホース内に毛髪が流入するのを防止する毛受け網
20が配置されている。洗髪容器支持部14にはフック
21が設けられ、そこにシャワーヘッド(図示せず)を
係止できるようになっている。シャワーヘッドには給水
ホースが接続されており、近傍の蛇口から温水を供給で
きる。シャワーヘッドは、作業者の便利なように手元に
止水栓が設けられている。
【0019】洗髪作業後の洗髪容器16、洗髪容器固定
枠、排水ホース19、シャワーヘッド、給水ホース及
び、散髪時あるいは洗髪時の身体カバー等はいずれも、
洗髪用具収納部22に収容される。洗髪用具収納部22
は少なくとも洗髪容器16を収納する部分であり、車椅
子にこのような収納部を設けることで、移動時に荷物が
増える事がない。
枠、排水ホース19、シャワーヘッド、給水ホース及
び、散髪時あるいは洗髪時の身体カバー等はいずれも、
洗髪用具収納部22に収容される。洗髪用具収納部22
は少なくとも洗髪容器16を収納する部分であり、車椅
子にこのような収納部を設けることで、移動時に荷物が
増える事がない。
【0020】本実施例では車椅子が手動で走行可能であ
るが、このような種類の車椅子である場合には座面2下
方の空間に洗髪用具収納部22を設けることが好まし
い。背もたれ部5の後方に設定されたハンドル23を持
って介護者が車椅子を押す際の邪魔にならないからであ
る。車椅子の側方に洗髪用具収納部を配置したのでは、
狭い幅のところを通行する際の邪魔となるし、前方に配
置したのでは車椅子への乗り降りの邪魔になる。
るが、このような種類の車椅子である場合には座面2下
方の空間に洗髪用具収納部22を設けることが好まし
い。背もたれ部5の後方に設定されたハンドル23を持
って介護者が車椅子を押す際の邪魔にならないからであ
る。車椅子の側方に洗髪用具収納部を配置したのでは、
狭い幅のところを通行する際の邪魔となるし、前方に配
置したのでは車椅子への乗り降りの邪魔になる。
【0021】一方、車椅子が電動で走行可能なものであ
る場合には、背もたれ部後方に前記洗髪用具収納部を有
することが好ましい。電動走行可能である場合には、通
常バッテリーや駆動手段が座面下方に配置されるので、
座面下方に洗髪用具収納部を設ける余裕がない。介護者
が車椅子を押す必要がないから背もたれ部に後方に洗髪
用具収納部を有しても邪魔になることがない。
る場合には、背もたれ部後方に前記洗髪用具収納部を有
することが好ましい。電動走行可能である場合には、通
常バッテリーや駆動手段が座面下方に配置されるので、
座面下方に洗髪用具収納部を設ける余裕がない。介護者
が車椅子を押す必要がないから背もたれ部に後方に洗髪
用具収納部を有しても邪魔になることがない。
【0022】本実施例の洗髪用具収納部22は座面2の
下方に配置された棚24の上の空間である。この棚の上
に、着脱自在な蓋25を有している箱型のトレー26が
載置される。本実施例のような箱型のものに限られず、
網状のものであっても構わないが、移動時に水滴や毛髪
屑を落下させないためには箱型であることが好ましく、
また埃等を付着させないためには密閉性を有している方
が好ましい。カバン状のものであっても良い。また、洗
髪用具収納部自体が、密封性を有する箱状の収納部であ
ってもよい。背もたれ部後方に洗髪用具収納部を配置す
る場合も同様であり、カバン状の収納ケースを背もたれ
部後方にぶら下げる方法などが例示される。
下方に配置された棚24の上の空間である。この棚の上
に、着脱自在な蓋25を有している箱型のトレー26が
載置される。本実施例のような箱型のものに限られず、
網状のものであっても構わないが、移動時に水滴や毛髪
屑を落下させないためには箱型であることが好ましく、
また埃等を付着させないためには密閉性を有している方
が好ましい。カバン状のものであっても良い。また、洗
髪用具収納部自体が、密封性を有する箱状の収納部であ
ってもよい。背もたれ部後方に洗髪用具収納部を配置す
る場合も同様であり、カバン状の収納ケースを背もたれ
部後方にぶら下げる方法などが例示される。
【0023】以上述べたように、本発明の洗髪椅子によ
れば、老齢者や身体不自由者に理髪サービスを施す際
に、容易に洗髪することが可能である。本発明の車椅子
に乗って理髪店や美容院に行けば、理髪店等において、
その椅子に座ったままで、散髪及び洗髪が可能である。
例えば老齢者の住む家庭や老人ホームなどの施設に配置
しておくことで、近傍の理髪店や美容院へ行って洗髪付
きの理美容サービスを容易に受けることができるように
なる。また、いわゆる訪問理美容サービスを受ける場合
にも、洗髪してもらうことが容易である。さらに、理髪
店に配置しておけば、理容師が出張してサービスを提供
する際にも便利である。
れば、老齢者や身体不自由者に理髪サービスを施す際
に、容易に洗髪することが可能である。本発明の車椅子
に乗って理髪店や美容院に行けば、理髪店等において、
その椅子に座ったままで、散髪及び洗髪が可能である。
例えば老齢者の住む家庭や老人ホームなどの施設に配置
しておくことで、近傍の理髪店や美容院へ行って洗髪付
きの理美容サービスを容易に受けることができるように
なる。また、いわゆる訪問理美容サービスを受ける場合
にも、洗髪してもらうことが容易である。さらに、理髪
店に配置しておけば、理容師が出張してサービスを提供
する際にも便利である。
【0024】
【発明の効果】本発明の洗髪用車椅子によれば、老齢者
や身体不自由者等の歩行困難な者が理髪店等に行く場合
や、そのような者が訪問理髪サービスを受ける場合に、
散髪すると同時に容易に洗髪することができる。
や身体不自由者等の歩行困難な者が理髪店等に行く場合
や、そのような者が訪問理髪サービスを受ける場合に、
散髪すると同時に容易に洗髪することができる。
【図1】洗髪する際の本発明の車椅子の状態を示した側
面図である。
面図である。
【図2】移動する際の本発明の車椅子の状態を示した側
面図である。
面図である。
【図3】移動する際の本発明の車椅子の状態を示した背
面図である。
面図である。
【図4】車椅子に着脱可能な洗髪容器等を示した図であ
る。
る。
1 車椅子 2 座部 3 被洗髪者 4 支持軸 5 背もたれ部 6 レバー 7 ヘッドレスト部 8 ヒンジ 9 背もたれ部の上面 10 孔 11 棒状部 12 挿入深さ固定用溝 13 ストッパーボタン 14 洗髪容器支持部 15 接続部 16 洗髪容器 17 後頭部支持部 18 排水口 19 排水ホース 20 毛受け網 21 フック 22 洗髪用具収納部 23 ハンドル 24 棚 25 蓋 26 トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/00 310 A61H 33/00 310J Fターム(参考) 3B040 AB01 3B084 DB01 DB13 3B099 BA04 4C094 AA10 BB20 BC24 CC02 CC03 CC04 DD12 DD14 EE17 EE20 GG02 GG06
Claims (6)
- 【請求項1】 座部と背もたれ部と洗髪容器とを備えた
洗髪用車椅子であって、前記座部と前記背もたれ部との
なす角度を調整するリクライニング手段を有し、前記背
もたれ部の上部に前記洗髪容器が着脱自在に固定され、
洗髪容器と背もたれ部とのなす角度を調節する角度調節
手段を有する洗髪用車椅子。 - 【請求項2】 前記背もたれ部の上部に後頭部支持部を
有し、かつ該後頭部支持部の高さを調節する高さ調節手
段を有する請求項1記載の洗髪用車椅子。 - 【請求項3】 前記背もたれ部の上部にヘッドレスト部
を有し、該ヘッドレスト部は折り曲げ又は取り外しが可
能であり、折り曲げ又は取り外した状態で前記洗髪容器
が固定される請求項1記載の洗髪用車椅子。 - 【請求項4】 前記洗髪容器を収納できる洗髪用具収納
部を有する請求項1記載の洗髪用車椅子。 - 【請求項5】 前記洗髪用車椅子が手動で走行可能であ
り、座面下方の空間に前記洗髪用具収納部を有する請求
項4記載の洗髪用車椅子。 - 【請求項6】 前記洗髪用車椅子が電動で走行可能であ
り、背もたれ部後方に前記洗髪用具収納部を有する請求
項4記載の洗髪用車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201101A JP2002233556A (ja) | 2000-12-05 | 2001-07-02 | 洗髪用車椅子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-9350 | 2000-12-05 | ||
JP2000009350 | 2000-12-05 | ||
JP2001201101A JP2002233556A (ja) | 2000-12-05 | 2001-07-02 | 洗髪用車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019076410A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 克郎 佐藤 | 持ち運び自在な折畳み式在宅用美容器具構造 |
JP2021058576A (ja) * | 2019-10-07 | 2021-04-15 | 建忠 蘇 | 多機能車椅子 |
CN114098344A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-03-01 | 湖南慕容时尚家居有限公司 | 一种理发用沙发 |
WO2024053331A1 (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | タカラベルモント株式会社 | 理美容用椅子 |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001201101A patent/JP2002233556A/ja active Pending
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