JP2002233450A - ジュース絞り器 - Google Patents

ジュース絞り器

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搾りかすの混入がなく、より多くのジュース
を搾り出し、平坦面上に一時的に固定できるジュース絞
り器を提供すること。 【解決手段】 このジュース絞り器は、ホッパ３７から
入れた果物または野菜を、オーガ管１１の中で回転す
る、ピッチが漸減するオーガ１５によって或る程度搾
り、そのかすをこのオーガの磨砕面１６と固定磨砕板１
８の間で粉砕し、それから更なるジュースを搾り出す。
残渣は、孔３５から排出し、出口２４から出るジュース
をカップ２２で受ける。このジュース絞り器は、吸盤作
用をする吸引固定具２９、２６、３２、３１によって厨
房作業台上に一時的に固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース絞り器に
関する。更に詳しくは、排他的にではないが、この発明
は、果物または野菜のかすを粉砕して更なるジュースを
搾り出すための磨砕機構の方へこのかすを動かすオーガ
（ａｕｇｅｒ）を有するジュース絞り器に関する。
【０００２】
【従来の技術】既知のジュース絞り器は、果物または野
菜からジュースを搾り出すために種々の回転可能な機構
を含む。柑橘ジュースに対しては、この果物を半分に切
って、各半分を回転する円錐／半球面に押付けることが
できる。そのような装置は、果物からジュースを取出す
だけでなく、ジュースに繊維性果物細片および種を混ぜ
る。これらの細片は、飲むべき搾り出したジュースに含
まれている。
【０００３】ジュース中に残渣の少ない天然果物ジュー
スまたは野菜ジュースを提供することが望ましい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、果物
または野菜のかすをジュースそれ自体からよく分離する
ジュース絞り器を提供することである。
【０００５】本発明の更なる目的は、果物または野菜の
かすから更なるジュースを搾り出すジュース絞り器を提
供し、改善することである。
【０００６】本発明のその上更なる目的は、厨房作業台
に一時的に取付けるための効率的ジュース絞り器を提供
することである。
【０００７】本発明の一般的目的は、上記の欠点を克服
または実質的に改善することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ジュース絞
り器であって：搾汁する果物および／または野菜片を受
けるための入口および搾り出したジュースのための出口
を有するオーガ管、上記管内に回転可能に取付けてあり
且つ上記管の外部から回転するように駆動されるオー
ガ、上記オーガの一端にあり、部分的に搾汁したかすを
受け且つそれから更なるジュースを搾り出すために上記
かすを磨砕するための磨砕器、および上記ジュース出口
とは別の磨砕かす出口を有するジュース絞り器によって
達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】上記オーガは、ピッチが上記磨砕
器に向って減少する渦巻き構造体を含むのが好ましい。
【００１０】上記磨砕器は、上記オーガの一端に磨砕面
を有し且つ上記オーガ管内に固定した磨砕板を有し、上
記オーガを回転すると、上記磨砕面が上記磨砕板と接触
して回転するのが好ましい。
【００１１】上記磨砕面が渦巻き構造体を有し、および
上記磨砕板が上記磨砕面の上記渦巻き構造体と反対方向
の渦巻き構造体を有するのが好ましい。
【００１２】残渣出口キャップが上記オーガ管に一時的
に固定してあるのが好ましい。上記磨砕板が上記残渣出
口キャップ内に固定してあるのが好ましい。
【００１３】上記磨砕面および磨砕板の形状が実質的に
円錐形であるのが好ましい。上記残渣出口キャップの形
状が実質的に円錐形であるのが好ましい。
【００１４】上記オーガ管に内部縦溝が作ってあるのが
好ましい。上記オーガがスプライン端を有し、その上に
スプライン付きソケットを有するハンドルを受けるのが
好ましい。
【００１５】上記オーガ管が構造体を含み、および上記
ジュース絞り器も上記構造体を受けるベース即ち基体を
含むのが好ましい。上記ベースが吸引締結装置によって
平坦面上に一時的に取付けてあるのが好ましい。
【００１６】次に、本発明の好適形態を例として、ジュ
ース絞り器の概略部品分解透視図である図１を参照して
説明する。
【００１７】
【実施例】添付の図面に、ジュース絞り器１０が部品分
解図で描いてある。ジュース絞り器１０は、図示のよう
に入口ホッパ３７を有するオーガ管１１を含む。
【００１８】オーガ１５は、このオーガ管１１内に嵌め
込まれ、且つハンドル１２のスプライン付きソケット２
３に嵌まるスプライン駆動端を有する。即ち、このオー
ガの駆動端は、オーガ管１１の一端の開口を貫通して管
１１の外部でスプライン付きソケット２３を受ける。ハ
ンドル１２を回転すると、オーガ管１１内でオーガ１５
の回転が生じる。
【００１９】溝１３は、オーガ管１１の内面に沿って縦
即ち軸線方向に延在する。これらの溝１３は、管１１の
内面全部に配置してあっても、途中までだけ配置してあ
ってもよい。もし、これらの溝が管１１の内面全部に延
在しているのでないならば、溝をその下部にだけ設けて
もよい。
【００２０】オーガ１５を中央に取付けるために、典型
的にはナイロンで作った軸受１４をこのオーガのスプラ
イン端の周りに嵌めて、このスプライン端がスプライン
付きソケット２３を受けるために通る開口（図示せず）
の中央にこのオーガを位置付ける。このオーガのスプラ
イン端は、このオーガ自体の主要部と異なる材料で作る
ことができる。オーガがプラスチック材料製の場合、こ
のスプライン端は、強または高密度プラスチック製でも
よい。この部品をオーガの主要部に接着またはプラスチ
ック溶接してもよい。
【００２１】残渣出口キャップ１９がオーガ管１１の端
にねじ込んである。この残渣出口キャップ１９は、円錐
形を有し、その内部に金属磨砕板１８が受け入れられて
いる。磨砕板１８は、円錐キャップ１９の内面に成形し
てある類似の形状の螺旋構造体（図示せず）と対応し且
つプレス加工されたくぼみを有する。これらの螺旋構造
体は、この磨砕板のものと係合して磨砕板１８がキャッ
プ１９内で回転するのを防ぐ。封止リング１７がキャッ
プ１９に嵌り、このキャップ１９をオーガ管１１にねじ
嵌めたときその端を押付ける。残渣出口キャップ１９
は、貫通路３４を備える先端部を有する。この先端部
は、小さい孔３５のある残渣先端出口２０を受けるため
に外ねじが切ってある。磨砕された残渣は、この孔３
４、３５を通って、例えばカップによって受け入れられ
る。
【００２２】オーガ１５は、その端に固着された、円錐
形で金属製の磨砕面１６を有する。この磨砕面１６は、
磨砕板１８に作られた構造体の方向とは反対方向に延在
する渦巻き形の構造体を有する。板１８および面１９
は、このオーガの他の部品およびハウジングが典型的に
は成形プラスチック材料で作ってあるのに対して、典型
的には金属製である。このオーガ管は、光透過性または
透明でもよい。オーガ１５は、その外面に沿って一端か
ら他端まで延在する螺旋３６を有する。この螺旋のピッ
チは、磨砕面１６の方に向って減少する。即ち、ホッパ
３７の下で、この螺旋のピッチが大きく、残渣出口端の
方に向ってピッチが減少する。
【００２３】オーガ管１１は、ベース２１の上端の構造
体３９内に受け入れられるラグ３８をその底面に有す
る。このベース２１は、その中の吸引固定具によって厨
房作業台表面に一時的に固定するようになっている。
【００２４】ベース２１は、典型的にはプラスチック成
形品として作ってあり、偏心装置またはカムの付いた軸
２６を含む。この軸は、孔２５を貫通する。この軸の端
に、座金２８を貫通する四角頭２７が設けてある。座金
２８は、ねじによってくぼみに固定してある。ダイヤル
２９が四角頭２７に取付けてあり、部分的にこのベース
の孔２５の周りのくぼみの中へ延在する。ベース２１内
に、リフタ３２と協同する板３０が設けてある。リフタ
３２は、直立の脚を有し、それにカム面３３が作ってあ
る。軸２６がこの孔を貫通し、その周りにこのカム面３
３と係合する偏心装置が作ってあり、ダイヤル２９をひ
ねって軸２６を回転すると、リフタ３２が作業台表面を
離れてベース２１の中へ上方に持上がる。リフタ３２
は、例えばゴムで作ってあり且つ周辺がベースに固定し
てある隔膜３１を圧迫する。この隔膜は、ベース２１を
作業台表面上に保持するために吸盤のように作用する。
【００２５】特別な形状のカップ２２がこの作業台表面
上に坐り、部分的にベース２１を囲む。このカップ２２
は、ジュース出口２４の直ぐ下に坐るジュース受け延長
部４０を含む。
【００２６】使用する際、果物および／または野菜片を
ホッパ３７からオーガ管１１の供給端へ挿入する。ハン
ドル１２を時計方向に回転してオーガ１５を管１１の中
で回転させる。その結果として、これらの果物および／
または野菜片を磨砕面１６の方へ押出すために渦巻き構
造体３６によって捕えられる。
【００２７】このオーガの渦巻き構造体が接触する縦溝
１３のために、これらの片が管１１の中で単純には回転
せず、磨砕面１６の方へ押出される。構造体３６のピッ
チが減少するので、これらの片が搾られ、搾り出された
ジュースが出口２４へ逆流させられ、カップ２２によっ
て受けられる。例えば、繊維性かすおよび種を磨砕面１
６の方へ送出すると、それらは、この磨砕面とこの面が
接触て回転する磨砕板１８との間で粉砕される。これら
の部品が反対方向の渦巻き構造体を有するので、効率的
破砕効果を達成する。また、粉砕した果物／野菜片を出
口孔３４および３５の方へ押出し、それから更なるジュ
ースを搾る。孔３５が非常に小さいので、これらの果物
／野菜片からのジュースの殆ど全てが筒１１の中へ押戻
されてジュース出口２４へ逆流する。この流れを支援す
るために、オーガ管１１の底をジュース出口２４の方へ
下方に傾斜させることができる。当業者に明白な修正お
よび変更は、本発明の範囲を超えると考えるべきでない
ことを理解すべきである。
【００２８】例えば、カップ２２は、二つの区画室を設
けて一つはジュース用、他は出口３５から受けたかす用
にしてもよい。また、手動操作ハンドルの代りに、電気
モータ、および事によると減速歯車装置がこのオーガを
駆動してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】ジュース絞り器の概略部品分解透視図である。
【符号の説明】
１０ ジュース絞り器 １１ オーガ管 １２ ハンドル １３ 縦溝 １５ オーガ １６ 磨砕面 １８ 磨砕板 １９ 残渣出口キャップ ２１ ベース ２３ ソケット ２４ 出口 ２６ 軸 ２９ ダイヤル ３１ 隔膜 ３２ リフタ ３５ 磨砕かす出口 ３６ 渦巻き構造体 ３７ 入口 ３８ ラグ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ジュース絞り器（１０）であって：搾汁
    すべき果物および／または野菜片を受けるための入口
    （３７）および搾り出したジュースのための出口（２
    ４）を有するオーガ管（１１）、 上記管（１１）内に回転可能に取付けてあり且つ上記管
    （１１）の外部から回転するように駆動されるオーガ
    （１５）、 上記オーガ（１５）の一端にあり、ある程度搾汁したか
    すを受け且つそれから更なるジュースを搾り出すために
    上記かすを磨砕するための磨砕器（１６、１８）、およ
    び上記ジュース出口（２４）とは別の、磨砕かす出口
    （３５）を含むジュース絞り器。
  2. 【請求項２】 請求項１のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記オーガ（１５）は、ピッチが上記磨砕器（１
    ６）に向って減少する渦巻き構造体（３６）を含むジュ
    ース絞り器。
  3. 【請求項３】 請求項１のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記磨砕器が上記オーガ（１５）の一端上の磨砕
    面（１６）および上記オーガ管（１１）内に固定した磨
    砕板（１８）を含み、上記オーガ（１５）を回転する
    と、上記磨砕面（１６）が上記磨砕板（１８）と接触し
    て回転するジュース絞り器。
  4. 【請求項４】 請求項３のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記磨砕面（１６）が渦巻き構造体を有し、およ
    び上記磨砕板（１８）が上記磨砕面（１６）の上記渦巻
    き構造体と反対方向の渦巻き構造体を有するジュース絞
    り器。
  5. 【請求項５】 請求項１のジュース絞り器（１０）に於
    いて、残渣出口キャップ（１９）が上記オーガ管（１
    １）に一時的に固定してあるジュース絞り器。
  6. 【請求項６】 請求項５のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記磨砕板（１８）が上記残渣出口キャップ（１
    ９）内に固定してあるジュース絞り器。
  7. 【請求項７】 請求項３のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記磨砕面（１６）および磨砕板（１８）の形状
    が実質的に円錐形であるジュース絞り器。
  8. 【請求項８】 請求項５のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記残渣出口キャップ（１９）の形状が実質的に
    円錐形であるジュース絞り器。
  9. 【請求項９】 請求項１のジュース絞り器（１０）に於
    いて、上記オーガ管（１１）に内部縦溝（１３）が作ら
    れているジュース絞り器。
  10. 【請求項１０】 請求項１のジュース絞り器（１０）に
    於いて、上記オーガ（１５）がスプライン端を有し、そ
    の上にスプライン付きソケット（２３）を有するハンド
    ル（１２）を受けるジュース絞り器。
  11. 【請求項１１】 請求項１のジュース絞り器（１０）に
    於いて、上記オーガ管（１１）が構造体（３８）を含
    み、および上記ジュース絞り器（１０）も上記構造体
    （３８）を受けるベース（２１）を含むジュース絞り
    器。
  12. 【請求項１２】 請求項１１のジュース絞り器（１０）
    に於いて、上記ベース（２１）が吸引締結装置（２９、
    ２６、３２、３１）によって平坦面上に一時的に取付け
    られたジュース絞り器。
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