JP2002233064A - 回路装置 - Google Patents

回路装置

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JP2002233064A
JP2002233064A JP2001023537A JP2001023537A JP2002233064A JP 2002233064 A JP2002233064 A JP 2002233064A JP 2001023537 A JP2001023537 A JP 2001023537A JP 2001023537 A JP2001023537 A JP 2001023537A JP 2002233064 A JP2002233064 A JP 2002233064A
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circuit
tray
battery
moving
charging
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JP2001023537A
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English (en)
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Shigeru Murakami
村上  茂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の電池について効率よく良品を分別する
ことが可能な回路装置を提供する。 【解決手段】 移動機構100Aの移動装置20を稼働
させ、複数の二次電池40が保持された複数のトレイ3
0(31〜33)を支持部10(11〜13)により互
いに離間させたのち、回路駆動機構100Bの回路部5
0(51〜53)をトレイ30に対応する位置まで移動
させ、複数の二次電池40の電極端子42に複数の接触
端子60を一括して接触させる。一度の充放電工程にお
ける処理数を増加させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池と接続されて
閉回路を形成する回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電子機器の開発に伴い、その駆動
電源として二次電池が重要な位置を占めるようになって
いる。二次電池としては、従来、金属缶の内部に電池素
子を収納したものが知られているが、近年、金属缶に代
えてラミネートフィルムなどのフィルム状外装部材を用
いたものが実用化されている。この二次電池は、例え
ば、電池素子と接続された一対の電極端子(正極端子,
負極端子)が外装部材の外部に導出された構造をなして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二次電池の
製造工程では、例えば、製造した二次電池の充放電特性
を検査するために充放電処理が行われる。この充放電処
理は、例えば、電流測定用または電圧測定用の正極対応
端子を二次電池の正極端子と接触させると共に、負極対
応端子を負極端子と接触させることにより行われる。こ
の充放電処理によれば、二次電池の充放電特性を確認す
ることができる他、例えば、充放電特性に異常を有する
不良な二次電池を発見することもできる。二次電池の製
造時間を短縮し、生産性を向上させるためには、例え
ば、一度の充放電処理において処理可能な二次電池の個
数を増加させる必要がある。
【0004】充放電処理時における処理数を増加させる
手法の一例は、例えば、特開2000−30755号公
報において飯島等により開示されている。特開2000
−30755号公報では、例えば、充放電用トレイに複
数の電池を収納したのち、各電池の電極端子に対応して
配置された複数の測定端子(測定端子部)を電池に近づ
く側に移動させ、各電池の電極端子と測定端子とを個別
に接触させることにより充放電処理を行っている。この
手法によれば、充放電用トレイに収納された複数の電池
に対する充放電処理を一括して行うことが可能である。
【0005】しかしながら、上記した充放電処理時にお
ける処理数の増加に係る提案が多々なされているにもか
かわらず、近年の二次電池の増産傾向を加味して考慮す
ると、現状の処理数は未だ十分とは言えない。このよう
な現状から、二次電池の製造に要する時間をより短縮す
ることを目的として、製造業者等からさらなる処理数の
増加が要求されている。また、製造業者等によれば、処
理数の増加ばかりでなく、充放電処理を通じて電池特性
(例えば充放電特性)を検査し、いかに効率よく良品を
分別するかという観点に係る要求もなされている。良品
分別に係る効率の向上は、次工程への良品投入数を増大
させ、二次電池の製造工程を円滑にすることができるか
らである。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、多数の電池について効率よく良品を
分別することが可能な回路装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る回路装置は、複数のトレイに保持された電池に対して
電池本体から引き出された電極端子を介して閉回路を形
成するものであり、各トレイを支持する支持部を有し、
各トレイを離間および近接可能に移動させる移動機構
と、トレイに対応した位置と退避位置との間において、
電池との電気的接続を確保するための複数の接触端子を
有する複数の回路部を変位可能な回路駆動機構とを備え
るようにしたものである。
【0008】本発明の第2の観点に係る回路装置は、電
池本体から引き出された電極端子に対して閉回路を形成
するものであり、任意の2以上の電池の電極端子に接続
されて同一の閉回路を形成する接続回路を備えるように
したものである。
【0009】本発明の第1の観点に係る回路装置では、
まず、移動機構の支持部により各トレイが互い近接した
状態において支持されたのち、各トレイが離間する方向
に移動する。続いて、回路駆動機構の複数の回路部が退
避位置からトレイと対向する位置まで移動することによ
り、回路部に設けられた接触端子と電池との間で電気的
接続が確保される。
【0010】本発明の第2の観点に係る回路装置では、
接続回路が任意の2以上の電池の電極端子と接続される
ことにより同一の閉回路が構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】まず、本発明の一実施の形態に係る回路装
置としての充放電装置の構成について説明する。この充
放電装置は、例えば、主に、二次電池の電極端子(正極
端子,負極端子)に接触端子を接触(電気的に接続)さ
せ、二次電池に対する充放電処理を行うためのものであ
る。この充放電装置によれば、例えば、二次電池に対す
る充電処理や放電処理の他、充電処理および放電処理の
双方を行うことも可能である。
【0013】<充放電装置100の構成>図1は充放電
装置100の構成を表すものである。この充放電装置1
00は、二次電池40が保持された複数(例えば3つ)
のトレイ30(31,32,33)を互いに離間または
近接可能に移動させる移動機構100Aと、トレイ30
に保持された二次電池40との電気的接続を確保する回
路駆動機構100Bとを備えている。なお、図1では、
トレイ30による二次電池40の保持状態を見やすくす
るために、トレイ30の一部を切り欠いて示している。
【0014】《移動機構100Aの構成》移動機構10
0Aは、例えば、装置台1と、この装置台1上に設けら
れたポール2と、各トレイ31〜33を個別に支持する
複数(例えば3つ)の支持部10(11,12,13)
と、支持部10を移動させるための移動装置20とを含
んで構成されている。
【0015】支持部10(11〜13)は、例えば、ト
レイ30に近い側の下部が部分的に突出したL字形の構
造をなしている。各支持部11〜13はポール2に挿通
されており、移動装置20によりポール2に沿って図中
のZ軸方向(上下方向)に移動可能になっている。
【0016】移動装置20は、例えば、移動装置20全
体を駆動させるための移動源21と、この移動源21に
一端が接続された移動軸22と、この移動軸22に接続
され移動体23と、この移動体23とレール24,25
を介して連動するように接続された移動体26,27と
を備えている。移動源21は、例えばモータ等を含んで
構成されており、この移動源21により移動軸22が図
中のZ軸方向に移動可能になっている。
【0017】なお、上記したポール2,支持部10(1
1〜13),移動装置20は、例えば、装置台1上に左
右対称となるように2組設けられている。左右の移動装
置20による支持部10の移動等の動作は互いに同期す
るようになっている。
【0018】《回路駆動機構100Bの構成》回路駆動
機構100Bは、例えば、各トレイ31〜33に対応す
る複数(例えば3つ)の回路部50(51,52,5
3)と、この回路部50を移動させるための図示しない
駆動装置とを備えている。回路部50は、例えば、図示
しない駆動装置により図中のX軸方向およびZ軸方向に
移動可能になっている。なお、図1では、充放電装置1
00における充放電処理時において、回路部50がトレ
イ30と対向する位置まで移動した状態を示している。
後述する充放電処理の前準備状態(後述する図5〜図7
参照)では、回路部50は、例えば、図中のX軸方向に
退避している。
【0019】回路部50(51〜53)は、支持体55
と、この支持体55に設けられた複数の接触端子60
と、各支持体55に搭載された複数(例えば3つ)の充
放電回路70(71,72,73)とを含んで構成され
ている。
【0020】支持体55は、例えば、板状の形状を有す
るものであり、絶縁性材料により構成されている。
【0021】充放電回路70(71〜73)は、例え
ば、回路部50と対向するトレイ30に保持された複数
の二次電池40に対して複数の接触端子60が接触した
際に各トレイ31〜33ごとに1つの閉回路を形成する
接続回路を有し、二次電池40群に対する充放電処理を
一度の工程において実行できるようになっている。ま
た、充放電回路70は、上記した接続回路の他、充放電
時における電流値や電圧値を測定することにより電池特
性(例えば、二次電池40の充放電特性が正常か否か)
を検出する特性検出回路や、充放電特性等に異常を有す
る不良品に起因する電流の逆流を防止する逆流防止回路
を有している。逆流防止回路に含まれる逆流防止デバイ
スとしては、例えば、ダイオードなどが挙げられる。
【0022】次に、図1および図2を参照して、接触端
子60の詳細な構成について説明する。図2は、接触端
子60の構成を拡大して表すものである。接触端子60
は、トレイ30に保持された複数の二次電池40に対応
して、支持体55のうちのトレイ30に近い側の面に設
けられている。この接触端子60は、互いに同様の構成
を有する2つの端子、すなわち正極接触端子60Aおよ
び負極接触端子60Bにより構成されている。これらの
接触端子(60A,60B)は、例えばクランク形の形
状を有し、一端が支持体55に固定された金具61と、
金具61の他端部に設けられた接続ピン62と、金具6
1の他端部と支持体55との間の領域に配設されたバネ
63とを含んで構成されている。金具61および接続ピ
ン62は、例えば、銅や各種金属の合金などにより構成
されている。回路部50がトレイ30に対応した位置に
移動することにより、複数の二次電池40における後述
する電極端子42と複数の接触端子60(接続ピン6
2)とが接触するようになっている。
【0023】<二次電池40の構成>次に、図3を参照
して、充放電装置100により充放電される二次電池4
0の構成について説明する。図3は、二次電池40の構
成を表すものである。この二次電池40は、例えば、電
池本体41と、この電池本体41から導出された電極端
子42とを備えている。電池本体41は、例えば、正
極、セパレータおよび負極等をこの順に積層した積層体
(電池素子)がアルミニウムラミネート材等よりなるフ
ィルム状外装部材により被覆・封止されたものである。
正極は、例えば、アルミニウム箔等よりなる正極集電体
層にリチウム複合酸化物等を含む正極合剤層が設けられ
たものであり、負極は、例えば、銅箔等よりなる負極集
電体層にリチウムを吸蔵・離脱可能な難黒鉛化炭素材料
等を含む負極合剤層が設けられたものである。また、セ
パレータは、例えば、ポリプロプレン等の多孔質膜にリ
チウム塩等を含む炭酸エステル等の非水溶媒が含浸され
たものである。一方、電極端子42は、例えば、銅など
の金属材料により構成されており、板状の構造を有する
一対の端子、すなわち正極端子42Aおよび負極端子4
2Bにより構成されている。
【0024】<トレイ30の構成>次に、図1および図
2を参照して、充放電装置100に装着されるトレイ3
0の構成について説明する。なお、図2では、回路部5
0と対向配置されたトレイ30の構成を見やすくするた
めに、トレイ30の装着角度を変更して表している。
【0025】トレイ30(31〜33)は、複数の二次
電池40を保持するためのものであり、例えば、図中の
Y軸方向におけるトレイ30の端部は、支持部10に近
い側の上部が部分的に突出した構造(突出部35)をな
している。L字形の構造をなす左右の支持部10に突出
部35が支持されることにより、支持部10によりトレ
イ30が支持されるようになっている。このトレイ30
は、図中のX軸方向およびY軸方向にマトリックス状
(例えば、5行(X軸方向)×7列(Y軸方向)または
5行×5列)に配設された複数の窪み状の保持部30S
を備えている。保持部30Sは、例えば、二次電池40
の平面形状に対応した開口形状を有するものであり、電
池本体41に対応する領域の両側に設けられた拡張領域
30Kを含んで構成されている。なお、各トレイ31〜
33は、二次電池40が保持された状態において互いに
積層可能であり、積層状態において搬送可能になってい
る。
【0026】<充放電装置100の動作>次に、図1〜
図8を参照して、充放電装置100の動作について説明
する。図4は充電処理時における前準備工程,図5〜図
8は充放電装置100による充放電処理工程をそれぞれ
説明するものである。なお、図4および図8では、二次
電池40の電極端子42と接触端子60との接触状態を
見やすくするために、トレイ30の一部を切り欠いて示
している。
【0027】充放電装置100を用いて充電処理を行う
際には、充放電処理の前準備として、まず、作業者等に
より、各トレイ31〜33の保持部30Sに複数の二次
電池40が保持されたのち、各トレイ31〜33が積層
される(図4参照)。充電処理の前準備状態では、例え
ば、充放電装置100における移動体23,26,27
が互いに近接し、支持部11〜13が互いに近接してい
る(図5参照)。また、回路部50は、図中のX軸方向
に退避している。続いて、積層されたトレイ31〜33
が支持部10を介して充放電装置100に装着される
(図6参照)。このとき、例えば、トレイ31のみが支
持部11により支持され、トレイ32,33は支持部1
2,13により支持されていない。
【0028】充電処理の前準備が完了したのち、充放電
装置100の移動機構100Aにおいて、まず、移動装
置20の移動源21を稼動させ、移動体23と接続され
た移動軸22を移動源21から離れる方向に移動させる
(図7参照)。移動体23の移動に連動して、移動体2
3,26,27がレール24,25を介して互いにほぼ
一定の間隔を隔てて離間することにより、支持部11〜
13により支持されたトレイ31〜33が同様に離間す
る。
【0029】続いて、回路駆動機構100Bにおいて、
図示しない駆動装置を稼働させ、トレイ31〜33と対
向する位置まで回路部51〜53を図中のX軸方向にそ
れぞれ移動させる(図1参照)。この状態において、ト
レイ31〜33に保持された二次電池40の電極端子4
2と、回路部51〜53における接触端子60とが対向
することとなる。
【0030】続いて、回路部51〜53をトレイ31〜
33に近づく側にそれぞれ移動させ、二次電池40の電
極端子42(正極端子42A,負極端子42B)と接触
端子60(正極接触端子60A,負極接触端子60B)
とをそれぞれ接触させる(図8参照)。これにより、二
次電池40および回路部50(接続回路)によりトレイ
30ごとに1つの閉回路が形成され、充放電処理の実行
準備状態となる。
【0031】続いて、充放電回路71〜73を稼働さ
せ、同一のトレイ30に保持された二次電池40群ごと
に、各トレイ31〜33において互いに同一のタイミン
グで充放電処理を行う。このとき、充放電処理と同時
に、充放電回路71〜73において、同一のトレイ30
に保持された二次電池40群ごとに電池特性が規定値の
範囲内であるか否かを検査し、同一のトレイ30内に不
良な二次電池40が含まれているか否かを判断する。
【0032】充放電処理が完了したのち、上記した充放
電装置100の一連の動作(移動機構100Aおよび回
路駆動機構100Bの動作)を逆順に実行し、充電済み
の二次電池40が保持されたトレイ31〜33を積層さ
せる(図6参照)。最後に、作業員等によりトレイ31
〜33が充放電装置100から回収され、トレイ31〜
33が全数良品と判断されたものと不良品を含むと判断
されたものとに分別される。なお、不良品を含むと判断
されたトレイ30については、例えば、作業者等により
再度個別に二次電池40の充電特性が検査され、不良品
が特定される。
【0033】<本実施の形態の効果>本実施の形態の充
放電装置100によれば、複数の二次電池40が保持さ
れた複数のトレイ30(31〜33)を移動機構100
Aにより互いに離間させたのち、回路駆動機構100B
の回路部50をトレイ30に対応する位置まで移動さ
せ、接触端子60を介して二次電池40との電気的接続
を確保するようにしている。このような場合には、複数
のトレイ30に保持された二次電池40の電極端子42
に対して接触端子60が一括して接触することとなるた
め、一度の充放電工程において、複数のトレイ30に保
持された多数の二次電池40が充放電される。したがっ
て、一度の充放電工程において一のトレイに保持された
二次電池群のみを充放電可能であった従来の場合より
も、充放電処理における処理数を増加させることができ
る。
【0034】さらに、本実施の形態では、充放電回路7
0において、同一のトレイ30に保持された二次電池4
0群ごとに互いに同一のタイミングで電池特性を検査
し、トレイ30内に不良な二次電池40が含まれている
か否かを判断するようにしたので、不良品が含まれてい
るトレイ30の判断が正確かつ短時間で行われる。この
ような場合には、全数が良品であるトレイ30が簡略か
つ短時間に分別可能となり、良品分別に係る効率が向上
するため、次工程への良品投入数を迅速かつ増大させ、
二次電池40の製造工程を円滑にすることができる。
【0035】また、本実施の形態では、二次電池40が
保持されたトレイ30を積層した状態において充放電装
置100(支持部10)に装着または回収可能としたの
で、複数のトレイ30を1つずつ装着する必要がない。
このため、充放電装置100を用いて充放電処理を行う
際に要する作業員等の負荷を軽減させることができる。
【0036】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態で
は、二次電池40の電極端子42に対する接触端子60
の接触機構を充放電装置100に適用する場合について
説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、充
放電処理の他、電極端子42と接触端子60との接触を
要する他の装置についても適用可能である。電極端子4
2と接触端子60との接触を要する他の装置としては、
例えば、製造途中において二次電池の通電特性(抵抗値
等)を確認するべく電極端子と接触端子(例えば、抵抗
測定用の接触端子)とを接触させる抵抗測定装置,電気
化学インピーダンス測定器,電圧測定装置などが挙げら
れる。
【0037】また、上記実施の形態では、一度の充放電
処理において充放電装置100により3つのトレイ(3
1〜33)を一括して処理可能な場合について説明した
が、必ずしもこれに限られるものではなく、一度の充放
電処理におけるトレイ30の処理数は自由に変更可能で
ある。トレイ30の個数を増加(例えば5つ)させる場
合には、充放電装置100における支持部10,移動装
置20(移動体),回路部50等の配設個数をトレイ3
0の個数に応じて増加させることにより、上記実施の形
態の場合と同様に処理可能である。なお、トレイ30に
おける保持部30Sの形状,配設個数,配設パターン等
は、収納される二次電池40の形状や保持数等に応じて
自由に変更可能である。
【0038】また、充放電装置100の移動機構100
Aの構成(支持部10によるトレイ30の支持機構,移
動装置20による移動体23,26,27の離間・近接
機構等)は、必ずしも上記実施の形態において説明した
ものに限らず、積層された複数のトレイ30を支持し、
かつ離間・近接させることが可能な限り、自由に変更可
能である。また、回路駆動機構100Bの構成(回路部
50の移動機構等)も同様に、トレイ30に対応する位
置まで回路部50を移動させ、複数の二次電池40の電
極端子42と接触端子60とを接触させることが可能な
限り、自由に変更可能である。
【0039】また、上記実施の形態では、トレイ30に
保持された二次電池40について一括して電池特性の検
査等を行うようにしたが、必ずしもこれに限られるもの
ではなく、例えば、任意の2以上の二次電池40群(例
えば、同一の列に保持された二次電池40群)ごとに閉
回路を形成し、閉回路ごとに電池特性の検査等を行うよ
うにしてもよい。
【0040】また、充放電装置100において処理可能
な二次電池40の構成は、必ずしも図3示したものに限
らず、回路部50の移動に応じて接触端子60と電極端
子42とを接触させることが可能な限り自由に変更可能
である。二次電池40の構成(例えば、電極端子42の
配設位置)が変更された際には、電極端子42の配設位
置に対応して接触端子60の配設位置も変更させること
により、上記実施の形態の場合と同様の効果を得ること
ができる。なお、充放電装置100では、二次電池の
他、これと同様の構成を有する一次電池も処理可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項4のいずれか1項に記載の回路装置によれば、各ト
レイを離間および近接可能に移動させる移動機構と、電
池との電気的接続を確保するための複数の接触端子を有
する複数の回路部を変位可能な回路駆動機構とを備える
ようにしたので、複数のトレイに保持された電池の電極
端子に対して接触端子が一括して接触する。したがっ
て、一度の工程において一のトレイに保持された電池群
にのみを処理可能であった従来の場合よりも処理数を増
加させることができる。
【0042】特に、請求項2または請求項5に記載の回
路装置によれば、任意の2以上の電池の電極端子と接続
されて同一の閉回路を形成する接続回路を備えるように
したので、不良な電池特性を有する電池が含まれたトレ
イと正常な電池特性を有する電池のみが保持されたトレ
イとを分別する際には、分別作業を簡略かつ短時間で行
うことが可能となり、良品分別に係る効率を向上させる
ことができる。これにより、次工程への良品移行数を迅
速かつ増大させ、電池の製造工程を円滑にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る充放電装置の構成
を表す図である。
【図2】接触端子の構成を拡大して表す図である。
【図3】二次電池の構成を表す斜視図である。
【図4】充放電処理時における前準備工程を説明するた
めの図である。
【図5】充放電処理工程を説明するための図である。
【図6】図5に続く工程を説明するための図である。
【図7】図6に続く工程を説明するための図である。
【図8】図1に続く工程を説明するための図である。
【符号の説明】
1…装置台、2…ポール、10(11,12,13)…
支持部、20…移動装置、21…移動源、22…移動
軸、23,26,27…移動体、24,25…レール、
30(31,32,33)…トレイ、30K…拡張領
域、30S…保持部、40…二次電池、41…電池本
体、42…電極端子、42A…正極端子、42B…負極
端子、50(51,52,53)…回路部、60…接触
端子、60A…正極接触端子、60B…負極接触端子、
61…金具、62…接続ピン、63…バネ、70…充放
電回路、100…充放電装置、100A…移動機構、1
00B…回路駆動機構。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトレイに保持された電池に対し
    て、電池本体から引き出された電極端子を介して閉回路
    を形成する回路装置であって、 各トレイを支持する支持部を有し、各トレイを離間およ
    び近接可能に移動させる移動機構と、 前記トレイに対応した位置と退避位置との間において、
    前記電池との電気的接続を確保するための複数の接触端
    子を有する複数の回路部を変位可能な回路駆動機構とを
    備えたことを特徴とする回路装置。
  2. 【請求項2】 前記回路部は接続回路を有し、任意の2
    以上の前記電池と前記接続回路とで閉回路を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路装置。
  3. 【請求項3】 前記回路部は、前記電池の特性を検出す
    る特性検出回路を有することを特徴とする請求項1記載
    の回路装置。
  4. 【請求項4】 前記回路部は、電流の逆流を防止する逆
    流防止回路を有することを特徴とする請求項1記載の回
    路装置。
  5. 【請求項5】 電池本体から引き出された電極端子に対
    して閉回路を形成する回路装置であって、 任意の2以上の電池の前記電極端子に接続されて同一の
    閉回路を形成する接続回路を備えたことを特徴とする回
    路装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504129A (ja) * 2005-08-04 2009-01-29 サン・ユール・ナム 携帯機器のためのバッテリー充電装置
KR101381772B1 (ko) 2013-08-01 2014-04-07 임종현 이차 전지용 포메이션 장치
JP7445469B2 (ja) 2020-03-12 2024-03-07 日鉄テックスエンジ株式会社 小型二次電池の搬送トレイ及びその搬送方法

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