JP2002232440A - 通信端末の内部通信方法 - Google Patents

通信端末の内部通信方法

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JP2002232440A JP2001024116A JP2001024116A JP2002232440A JP 2002232440 A JP2002232440 A JP 2002232440A JP 2001024116 A JP2001024116 A JP 2001024116A JP 2001024116 A JP2001024116 A JP 2001024116A JP 2002232440 A JP2002232440 A JP 2002232440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタとスレーブとがトークンパッシング方
式によりデータを受渡す通信制御装置において、トーク
ンが紛失した場合であっても不具合を生じることなく通
信を復帰させることができる通信端末の内部通信方法を
提供する。 【解決手段】 外部プロセッサ6とニューロンチップ5
とはトークンパッシングによりデータの受渡しを実行し
ている。ここで、ニューロンチップ5のアプリケーショ
ンは、定期送信要求を通信用ファームウェアを通じて外
部プロセッサ6に定期的に送信する。外部プロセッサ6
は、定期送信要求を受信したときは定期送信要求応答が
付加されたトークンをニューロンチップ5に送信する。
この場合、ニューロンチップ5のアプリケーションは、
受信イベントが発生しないときはトークンが紛失したと
判断してリセットする。これにより、外部プロセッサ6
とニューロンチップ5との同期化が行われてトークンが
復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】マスタとスレーブとがトーク
ンパッシングによりデータを受渡す通信端末の内部通信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばビルオートメーション
或は家庭のネットワーク制御システムとしては集中型シ
ステムが用いられており、ホストコンピュータがネット
ワークを通じて各種センサの動作状態を監視することに
より電子機器を制御するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような集中型シス
テムは、ホストコンピュータと各種電子機器とを接続し
なければならず、膨大な配線が必要であり、初期工事費
用が極めて高いと共に、システムの変更が困難である。
また、各社独自の規格でネットワークが構築されている
ので、ネットワーク相互を接続することができずに拡張
性がない。
【0004】そこで、近年、このような問題を解決する
ための手段として、LON(LocalOperating Network
)技術が提供されつつある。このLON技術とは、ア
メリカのエシェロン社が開発したネットワーク用チップ
を用いることによりインテリジェント分散型ネットワー
クを構築するものであり、安価にシステムを構築するこ
とができる上に、システムの開発期間を短くでき、さら
に拡張性に優れているという優れた特徴を有する。ま
た、このネットワーク用チップには通信用ファームウェ
アが搭載されているので、ユーザは、アプリケーション
において通信プロトコルを意識することなくネットワー
クを通じたデータ通信を行うことができ、アプリケーシ
ョンを容易に開発することができると共に、高い通信能
力を確保することができる。
【0005】ところで、ネットワーク用チップは各種電
子機器と接続可能に構成されているものの、接続できる
電子機器の点数が少ないと共に、アプリケーション用メ
モリの容量が小さく、さらに動作速度が遅いことなどか
ら、出願人においては、ネットワーク用チップに外部プ
ロセッサを接続し、外部プロセッサに実装したアプリケ
ーションによりセンサの動作状態をネットワークを通じ
て送信したり、ネットワークを通じた指令に応じて電子
機器を制御することを考えている。
【0006】ここで、ネットワーク用チップと外部プロ
セッサとはマスタとスレーブとの関係にあり、それらの
間はトークンパッシング方式による通信を行っている。
つまり、外部プロセッサ(マスタ)が起動時にトークン
を所持した状態でプログラムがスタートし、外部プログ
ラムとネットワーク用チップ(スレーブ)との間ではト
ークンの受渡しを常時行っている。そして、送信データ
が発生したときは当該データを付加したトークンを相手
に送信するので、トークンを媒体として互いにデータの
受渡しを行うことができる。この場合、ネットワーク用
チップにおけるトークンの管理は通信用ファームウェア
が行っており、通信用ファームウェアのトークンの所持
状態はアプリケーションには隠蔽されているので、アプ
リケーションは、通信用ファームウェアからの受信デー
タ有りのイベントの管理及び外部プロセッサに対する送
信要求のみを行うようになっている。
【0007】しかしながら、例えば外部プロセッサがネ
ットワーク用チップにトークンを渡す際にデータ化けを
生じたときは、ネットワーク用チップはトークンを受け
たと認識していないのに対して、外部プロセッサはネッ
トワーク用チップにトークンを渡し済みと認識する虞が
ある。このため、互いに相手がトークンを所持している
と判断してしまうので、トークンが紛失してしまうこと
になり、以後におけるデータの受渡しを正常に行うこと
ができなくなる。
【0008】このような場合、外部プロセッサにおいて
トークンの紛失を検出するように構成し、トークンの紛
失を検出したときはネットワーク用チップを強制的にリ
セットすることによりトークンを復帰させることが考え
られるが、トークン紛失時にネットワーク用チップが例
えば不揮発性メモリへのデータの書込みを行っていた場
合は、外部プロセッサからのリセットによりデータ破壊
などの致命的なエラーとなる可能性がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、マスタとスレーブとがトークンパッシ
ング方式によりデータを受渡す通信制御装置において、
トークンが紛失した場合であっても不具合を生じること
なく通信を復帰させることができる通信端末の内部通信
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、通信端末を起動すると、スレーブがリセットするの
で、マスタは、スレーブがリセットしたことを検出した
ときは、スレーブとの同期化を実行してからトークンを
所持する。また、スレーブの通信用ファームウェアは、
マスタによる同期化に応じてアプリケーションを起動す
る。
【0011】このような同期化が終了した以後の通常時
においては、マスタとスレーブとはトークンの受渡しを
常時行っている。この場合、マスタ及びスレーブは、ト
ークンを所持している状態で送信データがない場合はト
ークンのみを相手に送信し、送信データが有る場合は当
該データが付加されたトークンを送信してから相手から
のデータの受信状態に移行する。
【0012】ここで、スレーブにおいては受信したトー
クンにデータが付加されていたときは受信イベントを発
生するので、スレーブのアプリケーションは、受信イベ
ントが発生したときは通信用ファームウェアひいてはマ
スタからデータを受取ることができる。以上のようにし
てマスタとスレーブとの間でトークンを媒体としてデー
タの受渡しを行うことができる。
【0013】ところで、マスタとスレーブとの間の通信
データがデータ化けした場合、トークンが紛失してしま
うことがあり、このような場合は、以後における通信を
正しく実行することができなくなる。
【0014】そこで、スレーブのアプリケーションは、
動作開始したときは定期送信タイマ及び受信タイムアウ
トタイマをスタートすると共に、定期送信タイマがタイ
ムアウトする毎に通信用ファームウェアに定期送信要求
を送信データとして渡す。すると、通信用ファームウェ
アはトークンを所持したところで定期送信要求が付加さ
れたトークンをマスタに送信するので、マスタは、定期
送信要求を受信したところで、定期送信要求が付加され
たトークンをスレーブに送信する。これにより、スレー
ブの通信用ファームウェアは定期送信要求応答が付加さ
れたトークンを受信したところで受信イベントを発生さ
せるので、アプリケーションは、受信タイムアウトタイ
マをリセットする。
【0015】しかしながら、トークンが紛失したとき
は、上述したようにスレーブが定期送信要求が付加され
たトークンをマスタに送信するにしても、マスタからは
定期送信要求が送信されないので、受信イベントを発生
させることはない。これにより、スレーブのアプリケー
ションは、受信タイムアウトタイマがタイムアウトとな
ることから、トークンが紛失したと判断してリセット処
理を実行する。従って、マスタは、スレーブがリセット
したことに応じて同期化を実行することによりトークン
を所持するようになるので、通信を正常に復帰すること
ができる。
【0016】請求項2の発明によれば、定期送信要求を
受信した際に送信データがあるときは当該データが付加
されたトークンを定期送信要求応答として送信するの
で、マスタからスレーブに対する送信データを遅滞なく
送信することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図2はシステムの全体を示して
いる。この図2において、ビル内にはネットワーク1が
構築されており、このネットワーク1には照明或は空調
機器などの各種機器2がネットワーク用コントローラ
(通信端末に相当)3を介して接続されている。
【0018】図3はネットワーク用コントローラ3の構
成を概略的に示している。この図3において、ネットワ
ーク用コントローラ3は各種機器2が有するセンサなど
の電子機器4からのデータを処理してネットワーク1を
通じてサーバに送信したり、ネットワーク1を通じたサ
ーバからのデータに基づいてモータなどの電子機器4を
駆動するものである。
【0019】このネットワーク用コントローラ3は、ニ
ューロンチップ(アメリカのエシェロン社の商標名、ス
レーブに相当)5と外部プロセッサ(マスタに相当)6
とから構成されている。このニューロンチップ5はアメ
リカのエシェロン社が販売しているもので、これを使用
することによりインテリジェント分散型ネットワーク1
を構築することができる。
【0020】ニューロンチップ5は、ネットワーク1と
の通信を実行する通信用ファームウェアを搭載してお
り、アプリケーションで通信プロトコルを意識する必要
がないことから、アプリケーションの製作を容易に行う
ことができる。この場合、ニューロンチップ5は、アプ
リケーションにより単独で電子機器4からのデータを処
理をしたり、電子機器4を制御可能に構成されているも
のの、接続できる電子機器の点数が少ないと共に、アプ
リケーション用メモリの容量が小さく、さらに動作速度
が遅いことなどから、ニューロンチップ5に外部プロセ
ッサ6を接続し、その外部プロセッサ6により電子機器
4からのデータを処理してニューロンチップ5に送信し
たり、ニューロンチップ5からのデータに基づいて電子
機器4を制御するようにしている。この外部プロセッサ
6としては一般的に販売されているものが用いられてお
り、ニューロンチップ5は外部プロセッサ6のアドレス
空間に配置されている。
【0021】外部プロセッサ6にはA15〜A0端子、
〜AS(アドレスストローブ)端子、CLK(クロッ
ク)端子、〜RD(リード)端子、〜WR(ライト)端
子、D7〜D0が設けられており、これらの端子からの
信号によりニューロンチップ5にアクセスするようにな
っている。尚、〜AS、〜RD、〜WRはロウアクティ
ブであることを示しており、以下同様である。
【0022】図4はニューロンチップ5の信号端子を示
している。この図4において、ニューロンチップ5は複
数のモードを有しており、本実施の形態では、外部プロ
セッサ6がニューロンチップ5をメモリと同様にアクセ
スするスレーブBモードで使用している。具体的には、
ニューロンチップ5にはIO0〜IO10ピンが設けら
れており、IO0ピンはD0(データバスの0ビット)
とHS(ハンドシェーク)とを兼用する入出力端子、I
O1〜IO7はD1〜D7の入出力端子、IO8は〜C
S信号の入力端子、IO9はR/〜W信号の入力端子、
IO10はA0信号(アドレスバスの0ビット)の入力
端子である。ここで、HSはニューロンチップ5が有す
る制御レジスタの最下位ビットで、外部プロセッサ6に
対してニューロンチップ5が使用中であることを通知す
るためのビジー信号として使用され、この信号が“H”
の場合にニューロンチップ5がデータバスを通じてデー
タの入出力を実行する。A0は外部プロセッサ6がデー
タバスにニューロンチップ5が有するデータレジスタか
制御レジスタかの何れかを出力させるのかをニューロン
チップ5に対して指令するための信号として機能する。
【0023】ところで、ニューロンチップ5は〜CS信
号を基準に各種信号のタイミングが設定されていること
から、外部プロセッサ6からニューロンチップ5にアク
セスしようとする場合、制御信号のタイミングの不整合
により直接アクセスすることはできない。従って、本実
施の形態では、図3に示すように外部プロセッサ6とニ
ューロンチップ5との間をインタフェース回路7で接続
し、外部プロセッサ6がニューロンチップ5にアクセス
可能としている。このインタフェース回路7は、次の機
能を有する。
【0024】(a)A12〜A15、〜AS信号、CL
K、〜RD信号、〜WR信号に基づいた所定のタイミン
グでニューロンチップに〜CS信号を出力する。 (b)A12〜A15、〜RD信号、〜WR信号に基づ
いた所定タイミングでニューロンチップにR/〜W信号
を出力する。 (c)A0に基づいく所定のタイミングでニューロンチ
ップにA0を出力する。
【0025】また、図3に示すようにニューロンチップ
5にはRST端子が設けられており、ニューロンチップ
5がリセット状態となったときにリセット信号が出力さ
れるようになっている。この場合、ニューロンチップ5
からのリセット信号の出力時間は極めて短いことから、
インタフェース回路7において出力を延長した状態で外
部プロセッサ6の特定の入力ポートINに与えられるよ
うになっている。従って、外部プロセッサ6は、入力ポ
ートINの入力状態を監視することによりニューロンチ
ップ5がリセットされたことを検出可能となっている。
【0026】ここで、ニューロンチップ5と外部プロセ
ッサ6とはトークンパッシングによりデータの受渡しを
行うようになっている。このトークンパッシングは、ト
ークンを所持した際に送信データがない場合はトークン
のみを送信し、送信データが有る場合は当該データが付
加されたトークンを送信するもので、常に何れか一方が
トークンの所持状態となってデータの送信権利を有する
ことを特徴とする。
【0027】次に上記構成の作用について説明する。図
5は外部プロセッサ6の動作のうち本発明に関連した動
作を示すフローチャートである。この図5において、ネ
ットワーク用コントローラ3に電源を投入すると、外部
プロセッサ6が動作開始すると同時にニューロンチップ
5がリセットする。これにより、外部プロセッサ6は、
ニューロンチップ5がリセットしたことを検出したとき
は(S101:YES)、同期化コマンドをニューロン
チップに送信する(S107)。
【0028】図6はニューロンチップ5の通信用ファー
ムウェアの動作のうち本発明に関連した動作を示すフロ
ーチャートである。この図6において、ニューロンチッ
プ5の通信用ファームウェアは、外部プロセッサ6から
同期化コマンドを受信したときは(S201:YE
S)、同期化終了コマンドを外部プロセッサ6に送信す
ると共に(S202)、アプリケーションを起動する
(S203)。以上のようにして同期化が終了すると、
ニューロンチップ5のアプリケーションが動作開始す
る。また、同期化終了時においては外部プロセッサ6が
トークンを所持することになる。
【0029】図7はニューロンチップ5のアプリケーシ
ョンの動作のうち本発明に関連した動作を示すフローチ
ャートである。この図7において、ニューロンチップ5
のアプリケーションは、通信用ファームウェアにより起
動されたときは、受信タイムアウトタイマ及び定期送信
要求タイマをスタートする(S301,S302)。こ
れらのタイマは、後述するように外部プロセッサ6とニ
ューロンチップ5との間でトークンが正常に受渡しされ
ているかを判断するために設けられている。
【0030】さて、上述したように同期化終了時は外部
プロセッサ6がトークンを所持しているので、外部プロ
セッサ6は、図5に示すようにトークンを所持している
と判断してから(S102:YES)、送信データが有
るかを判断する(S109)。このとき、送信データが
ない場合は(S109:NO)、トークンのみをニュー
ロンチップ5に送信し(S110)、送信データがある
場合は(S109:YES)、当該データが付加された
トークンを送信する(S111)。
【0031】また、外部プロセッサ6は、トークンをニ
ューロンチップ5に送信したときはトークンを所持して
いないので(S102:NO)、ニューロンチップ5か
らのデータ受信処理を実行する(S103)。つまり、
トークンをニューロンチップ5に渡したことから、ニュ
ーロンチップ5からデータが入力するまで待機するので
ある。このデータ受信処理においてトークンのみを受信
した場合は(S104:NO)、そのままステップS1
01に戻る。また、トークンにデータが付加されていた
場合は(S104:YES)、定期送信要求でないこと
を確認してから(S105:NO)、受信内容処理を実
行する(S106)。
【0032】一方、ニューロンチップ5の通信用ファー
ムウェアは、図6に示すように同期化が終了したときは
アプリケーションによりリセット処理されていないこと
を確認してから(S204:NO)、トークンを所持し
ているかを判断する(S205)。このとき、外部プロ
セッサ6からのデータの入力に応じてトークンを所持し
ていた場合は(S205:YES)、送信データが有る
かを判断し(S211)、送信データがない場合は(S
211:NO)、トークンのみを外部プロセッサ6に送
信し(S212)、送信データがある場合は(S21
1:YES)、当該データが付加されたトークンを送信
する(S213)。
【0033】また、ニューロンチップ5の通信用ファー
ムウェアは、トークンをニューロンチップ5に送信した
ときはトークンを所持していないので(S205:N
O)、外部プロセッサ6からのデータ受信処理を実行す
る(S206)。つまり、トークンを外部プロセッサ6
に渡したことから、外部プロセッサ6からデータが入力
するまで待機するのである。このデータ受信処理におい
てトークンのみを受信した場合は(S207:NO)、
そのままステップS204に戻り、トークンにデータが
付加されていた場合は(S207:YES)、そのデー
タをバッファにセットすることによりアプリケーション
に渡すと共に(S208)、受信イベントを発生させる
(S209)。
【0034】ニューロンチップ5のアプリケーション
は、受信イベントが発生したときは(S303:YE
S)、受信タイムアウトタイマをリセットしてから(S
304)、受信内容処理を実行する(S305)。つま
り、外部プロセッサ6から受信したデータに基づいた処
理を実行する。
【0035】尚、図6には示していないが、ニューロン
チップ5のアプリケーションが送信データを所定のバッ
ファにセットしたときは、当該データは通信用ファーム
ウェアにより外部プロセッサ6に送信される。以上のよ
うにしてニューロンチップ5と外部プロセッサ6とは、
トークンを媒体としてデータの受渡しを行うことができ
る。
【0036】ところで、ニューロンチップ5と外部プロ
セッサ6との間の通信データがデータ化けしてトークン
が紛失してしまった場合は、上述したようなトークンパ
ッシングによるデータ通信を適切に実行することができ
なくなってしまう。このような場合、外部プロセッサ6
がトークンの紛失を検出するように構成し、トークンの
紛失を検出したときはネットワーク用コントローラ3全
体をリセットすることも考えられるものの、それではニ
ューロンチップ5の実行動作が中断されてしまって致命
的なエラーを生じる虞がある。
【0037】そこで、本実施の形態では、ニューロンチ
ップ5のアプリケーションによりトークンの紛失を検出
するように構成し、トークンの紛失を検出したときは適
切なタイミングでニューロンチップ5をリセットすると
共に、そのことを外部プロセッサ6に通知することによ
りトークンパッシングを初期状態に復帰するようにし
た。
【0038】即ち、ニューロンチップ5のアプリケーシ
ョンは、図7に示すように定期送信要求タイマがタイム
アウト(例えば1.5秒経過)したときは(S306:
YES)、定期送信要求を特定のバッファにセットして
から(S309)、定期送信要求タイマをリセットする
(S310)。
【0039】ニューロンチップ5の通信用ファームウェ
アは、アプリケーションにより定期送信要求がセットさ
れたときは、図6に示すようにトークンを所持したとこ
ろで(S205:YES)、定期送信要求が付加された
トークンを外部プロセッサ6に送信する(S213)
(図1参照)。
【0040】外部プロセッサ6は、図5に示すようにト
ークンに付加されたデータが定期送信要求であったとき
は(S105:YES)、送信データが有るかを判断し
(S112:YES)、送信データがないときは(S1
12:NO)、定期送信要求応答を送信データとしてセ
ットする(S113)。そして、トークンを所持したと
ころで(S102:YES)、データが付加されたトー
クンをニューロンチップ5に送信する(S111)。従
って、外部プロセッサ6は、ニューロンチップ5が定期
送信要求を受信した際に送信データがないときは特定の
定期送信要求応答をニューロンチップ5に送信し、送信
データが有るときは当該データを定期送信要求応答とし
て送信することになる(図1参照)。
【0041】ニューロンチップ5の通信用ファームウェ
アは、図6に示すように外部プロセッサ6から定期送信
要求応答を受信したときはデータが有ると判断し(S2
07:YES)、定期送信要求応答をバッファにセット
してから(S208)、受信イベントを発生させる(S
209)。これにより、ニューロンチップ5のアプリケ
ーションは、受信イベントが発生することに応じて(S
303:YES)、受信タイムアウトタイマをリセット
する(S304)。従って、トークンパッシングが正常
に行われている場合は、定期送信要求の送信に応じて受
信タイムアウトタイマはタイムアウトすることなくリセ
ットされる(図1参照)。
【0042】しかしながら、トークンが紛失したとき
は、ニューロンチップ5のアプリケーションは、定期送
信要求を外部プロセッサ6に送信するにしても、外部プ
ロセッサ6から定期送信要求応答が付加されたトークン
が返信されないので、受信イベントが発生せず(S30
3:NO)、受信タイムアウトタイマがタイムアウトす
るようになる(S307:YES)。この結果、ニュー
ロンチップ5のアプリケーションは、トークンが失われ
たと判断してリセット処理を実行する(S308)(図
1参照)。
【0043】すると、ニューロンチップ5の通信用ファ
ームウェアは、上述したようにしてアプリケーションに
よりリセット処理されたときは、図6に示すようにニュ
ーロンチップ5をリセットする(S210)。
【0044】このようにしてニューロンチップ5がリセ
ットすると、外部プロセッサ6は、図5に示すようにニ
ューロンチップ5がリセットしたことを検出するので
(S101:YES)、起動時と同様にしてニューロン
チップ5との同期化を図る。これにより、同期化が終了
した時点では外部プロセッサ6がトークンを所有するよ
うになるので、トークンを復活させてトークンパッシン
グによるデータの受渡しを正常に行うことができるよう
なる(図1参照)。
【0045】要するに、図1に示すようにニューロンチ
ップ5のアプリケーションは、定期的に定期送信要求を
通信用ファームウェアを介して外部プロセッサ6に送信
し、定期送信要求の送信に応じて所定時間内に受信イベ
ントが発生したときはトークンパッシングは正常に行わ
れていると判断し、定期送信要求の送信に応じて受信イ
ベントが発生しなかったときはトークンが紛失されたと
判断して通信用ファームウェアに対してリセット処理を
行うようにしたので、ニューロンチップ5の通信用ファ
ームウェアは適切なタイミングでニューロンチップ5を
リセットすることができる。
【0046】このような実施の形態によれば、ネットワ
ーク用コントローラ3においてニューロンチップ5のア
プリケーションによりトークンを紛失したことを検出す
るように構成し、アプリケーションがトークンを紛失し
たことを検出したときは通信用ファームウェアにより適
切なタイミングでニューロンチップ5をリセットするよ
うにしたので、外部プロセッサ6によりニューロンチッ
プ5を強制的にリセットする構成に比較して、ニューロ
ンチップ5の実行動作が中断されてしまって致命的なエ
ラーを生じる事態を防止することができる。
【0047】また、外部プロセッサ6は、ニューロンチ
ップ5から定期送信要求を受信した際に送信データが有
るときは当該データが付加されたトークンを定期送信要
求としてニューロンチップ5に送信するので、定期送信
要求として特定のデータを送信する構成に比較して、ニ
ューロンチップ5にデータを遅滞なく送信することがで
きる。
【0048】しかも、このように優れた効果を奏する構
成は、ニューロンチップ5のアプリケーション及び外部
プロセッサ6のプログラムの変更により実施することが
できるので、コストが高くなることなく容易に実施する
ことができる。
【0049】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、マスタとスレーブとの間でトークンパッシ
ングを実行し、さらにスレーブとして通信用ファームウ
ェア及びアプリケーションを搭載した構成のものであれ
ば、ネットワーク用コントローラに限らず広く適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるトークンパッシ
ングを説明するためのシーケンス図
【図2】ネットワークの構成を示す概略図
【図3】ネットワーク用コントローラを示すブロック図
【図4】ニューロンチップの端子を示す図
【図5】外部プロセッサの動作を示すフローチャート
【図6】ニューロンチップの通信用ファームウェアの動
作を示すフローチャート
【図7】ニューロンチップのアプリケーションの動作を
示すフローチャート
【符号の説明】
3はネットワーク用コントローラ(通信端末)、5はニ
ューロンチップ(スレーブ)、6は外部プロセッサ(マ
スタ)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トークンパッシングによる通信機能を備
    えた通信用ファームウェアを通じて外部とデータを受渡
    すアプリケーションが搭載されたスレーブと、 このスレーブとトークンパッシングによりデータを受渡
    すマスタとを備え、 前記マスタは、前記スレーブがリセットしたことを検出
    したときは前記スレーブとの同期化を実行してからトー
    クンを所持し、 前記スレーブの通信用ファームウェアは、前記マスタに
    よる同期化に応じて前記アプリケーションを起動し、 前記マスタは、トークンを所持している状態で送信デー
    タがない場合はトークンのみを前記スレーブに送信し、
    送信データがある場合は当該データが付加されたトーク
    ンを送信してから前記スレーブからのトークンの受信状
    態に移行し、 前記スレーブの通信用ファームウェアは、トークンを所
    持している状態で前記アプリケーションから送信データ
    が渡されていない場合はトークンのみを前記マスタに送
    信し、送信データが渡されている場合は当該データが付
    加されたトークンを送信してから前記マスタからのトー
    クンの受信状態に移行し、受信したトークンにデータが
    付加されていたときは受信イベントを発生し、 前記スレーブのアプリケーションは、送信データが有る
    ときは通信用ファームウェアにデータを渡し、受信イベ
    ントが発生したときは通信用ファームウェアからデータ
    を受取る通信端末の内部通信方法において、 前記スレーブのアプリケーションは、動作開始したとき
    は定期送信タイマ及び受信タイムアウトタイマをスター
    トすると共に、定期送信タイマがタイムアウトする毎に
    前記通信用ファームウェアに定期送信要求を送信データ
    として渡し、 前記マスタは、前記スレーブから送信データとして定期
    送信要求を受信したときはデータが付加されたトークン
    を定期送信要求応答として送信し、 前記スレーブのアプリケーションは、受信イベントの発
    生に応じて前記通信用ファームウェアから定期送信要求
    応答を受取ったときは前記受信タイムアウトタイマをリ
    セットし、前記受信タイムアウトタイマタイマがタイム
    アウトしたときはトークンが紛失したと判断してリセッ
    ト処理を実行することを特徴とする通信端末の内部通信
    方法。
  2. 【請求項2】 前記マスタは、定期送信要求を受信した
    際に送信データが有るときは当該データが付加されたト
    ークンを定期送信要求応答として送信することを特徴と
    する請求項1記載の通信端末の内部通信方法。
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