JP2002232375A - データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法、伝送システム - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法、伝送システム

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JP2002232375A
JP2002232375A JP2001021331A JP2001021331A JP2002232375A JP 2002232375 A JP2002232375 A JP 2002232375A JP 2001021331 A JP2001021331 A JP 2001021331A JP 2001021331 A JP2001021331 A JP 2001021331A JP 2002232375 A JP2002232375 A JP 2002232375A
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Hajime Ichimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数群のデータの適切な同時伝送 【解決手段】 例えば一つの音楽データについて2チャ
ネルデータと6チャネルデータなどの、同期した複数の
データ群の各チャネルデータを一のブロック内に配する
ブロック化処理を行うことで、一つの伝送系で複数のデ
ータ群を同時に伝送するとともに、各ブロック内での各
データ群の各チャネルデータを識別できる識別情報を含
むようにすることで、受信側で、伝送されてきた各デー
タ群や各チャネルデータを明確に区別できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルデータをブ
ロック化して所定の伝送フォーマットで伝送する伝送シ
ステム、及びデータの伝送にかかるデータ送信装置、デ
ータ受信装置、データ送信方法、データ受信方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばオーディオデータについていえ
ば、L、Rの2チャネルデータとすることが主流である
が、近年、3チャネル、4チャネル、或いはそれ以上の
チャネルのオーディオデータについても広く実施されて
いる。或る装置もしくは回路部から伝送するオーディオ
データのチャネル数は、スピーカシステムを含めた伝送
先の装置もしくは回路部としてのオーディオシステムに
あわせて設定される。例えば6チャネルスピーカシステ
ムを有するオーディオ再生装置に対しては、6チャネル
のオーディオデータが伝送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般的に、
オーディオデータソースとなる送信側の機器から受信側
の機器に対してオーディオデータを伝送しようとすると
きは、必ずしも受信側のチャネル数に合わせる訳にはい
かない場合もある。例えば複数の受信側機器に対してオ
ーディオデータを送信する場合は、各受信側の機器の再
生チャネル数が同じであるとは限らない。また例えば6
チャネルスピーカシステムを有する受信側のオーディオ
再生機器を考えた場合でも、そのオーディオ再生機器の
ユーザーがヘッドホンを用いて再生音を聞く場合はヘッ
ドホンに対して2チャネル出力を行うことになる。これ
らのことから、例えば或る音楽データを伝送する場合
に、複数群のオーディオチャネルデータを同時に送信し
たいという場合がある。例えば1つの音楽データとし
て、2チャネルデータと6チャネルデータを同時に送信
し、受信機器側の都合に合わせて選択できるようにする
ものである。
【0004】このため複数系統の伝送路を形成して、そ
れぞれの伝送路で或る一群のチャネルデータを伝送する
ことが考えられるが、伝送路が複数系統となることはシ
ステムの煩雑化を招くため好ましくない。なお、本明細
書では説明上、「群」又は「データ群」という言葉は、
全チャネルを含めたデータという意味で使用している。
例えば6チャネルオーディオデータの場合は、その6チ
ャネルの各オーディオデータをまとめて一つのデータ
群、2チャネルオーディオデータの場合は、その2チャ
ネルの各オーディオデータをまとめて一つのデータ群と
呼ぶこととする。従って例えば2チャネルデータと6チ
ャネルデータを同時に送信する場合などは、2つのデー
タ群を同時に送信するという表現を用いる。
【0005】一方、2つ以上のデータ群を一の伝送路で
同時に伝送することを考えると、各データ群の区別や、
各データ群内でのチャネルの区別が受信側で明確になさ
れなければならない。従来の伝送方式では、そのような
区別を明確とすることはできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明はこのよう
な状況に鑑みて、デジタルデータをブロック化して所定
の伝送フォーマットにより一つの伝送路で伝送する場合
に、複数群のデータを同時に伝送し、しかも伝送先の機
器において各データ群や各チャネルデータを明確に区別
できるようにすることを目的とする。
【0007】このため本発明では、デジタルデータをブ
ロック化して所定の伝送フォーマットで送出するデータ
送信装置において、それぞれが1又は複数のチャネルで
構成されるデータ群として、同期した複数のデータ群の
各チャネルデータを一のブロック内に配するブロック化
処理をしたうえで上記伝送フォーマットに合致した送信
データストリームを生成するとともに、当該送信データ
ストリーム内には、各ブロック内で各データ群の各チャ
ネルデータを識別できる識別情報が含まれているように
する伝送データ生成手段と、上記伝送データ生成手段で
生成された送信データストリームを送出する送出手段と
を備える。ここで上記識別情報は、ブロックサイズ情報
及びブロック内に配される各チャネルデータに付加され
るラベル情報であるとする。
【0008】また本発明の、伝送先(伝送データの受信
側)となるデータ受信装置は、デジタルデータのブロッ
ク化を含む所定の伝送フォーマットで伝送されてきたデ
ータストリームを受信する受信手段と、上記受信手段に
より受信されたデータストリームを構成するブロックデ
ータから、当該データストリームに含まれる識別情報に
基づいて、それぞれが1又は複数のチャネルで構成され
るデータ群としての同期した複数のデータ群の各チャネ
ルデータを判別し、必要なデータ群の各チャネルデータ
を抽出する受信データ処理手段とを備える。ここで上記
受信データ処理手段は、上記識別情報として、ブロック
サイズ情報及びブロック内に配される各チャネルデータ
に付加されるラベル情報に基づいて、複数のデータ群の
各チャネルデータを判別する。
【0009】また本発明は、上記構成のデータ送信装
置、データ受信装置により伝送システムを構成する。
【0010】本発明のデータ送信方法は、それぞれが1
又は複数のチャネルで構成されるデータ群として、同期
した複数のデータ群の各チャネルデータを一のブロック
内に配するブロック化処理を行うとともに、各ブロック
内での各データ群の各チャネルデータを識別できる識別
情報を含むようにして、所定の伝送フォーマットに合致
した送信データストリームを生成し、送出する。本発明
のデータ受信方法は、受信された所定の伝送フォーマッ
トのデータストリームを構成するブロックデータから、
当該データストリームに含まれる識別情報に基づいて、
それぞれが1又は複数のチャネルで構成されるデータ群
としての同期した複数のデータ群の各チャネルデータを
判別し、必要なデータ群の各チャネルデータを抽出す
る。
【0011】即ち本発明では、同期した複数のデータ群
の各チャネルデータを一のブロック内に配するブロック
化処理を行うことで、一つの伝送系で複数のデータ群、
例えば一つの音楽データについて、2チャネルデータと
6チャネルデータなどを、同時に伝送するようにする。
そして、各ブロック内での各データ群の各チャネルデー
タを識別できる識別情報を含むようにすることで、受信
側で、伝送されてきた各データ群や各チャネルデータを
明確に区別できるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を次の
順に説明する。なお実施の形態ではIEEE1394の
伝送フォーマットでオーディオデータを伝送するデータ
送信装置とデータ受信装置の例を説明する。 1.IEEE1394の伝送フォーマット 2.実施の形態の伝送方式 3.送信装置及び受信装置
【0013】1.IEEE1394の伝送フォーマット まずIEEE1394による伝送フォーマットについて
説明する。IEEE1394方式でのデータ伝送では、
例えば図1(a)に示すように、所定の通信サイクル
(例えば125μsec)毎に時分割多重によって行わ
れる。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと呼
ばれる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の機
器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイクル
スタートパケットCSPをバス上へ送出することにより
開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成する
ケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE139
4で規定する手順により自動的に決定される。
【0014】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
【0015】図1(b)に、CIP(Common Isochronos
Packet)の構造を示す。つまり、図1(a)に示したア
イソクロナスパケットIsoのデータ構造である。例え
ば、後述する1ビットデジタルオーディオデータ等の伝
送の際には、IEEE1394通信においては、アイソ
クロナス通信によりデータの送受信が行われる。つま
り、リアルタイム性が維持されるだけのデータ量をこの
アイソクロナスパケットに格納して、1アイソクロナス
サイクル毎に順次送信するものである。
【0016】アイソクロナスパケットは、図1(b)の
ように、1394パケットヘッダ、ヘッダCRC、CI
Pヘッダ、データ部、データCRCから成る。このCI
P構造として、例えばSACD(Super Audio CD)方式
の2チャンネルの1ビットデジタルオーディオデータの
伝送に用いる場合における具体例を図2に示している。
【0017】図2では、横方向に32ビット(4バイ
ト)を示しているが、その1行分のデータ、つまり32
ビットが1カドレット(quadlet)と呼ばれる。
CIPの先頭32ビット(1カドレット)は、1394
パケットヘッダとされている。1394パケットヘッダ
においては、16ビットのデータレングス(data_
Length)、2ビットのタグ(tag)、6ビット
のチャネル(channel)、4ビットのタイムコー
ド(t code)、4ビットのシンク(sy)が配さ
れる。データレングス(data_Length)は、
当該アイソクロナスパケット全体のデータ長を示してい
る。また6ビットのチャネル(channel)は伝送
チャネルを示すものであり、後述するオーディオデータ
のチャネルに相当するものではない。
【0018】そして、1394パケットヘッダに続く1
カドレットの領域はヘッダCRCが格納される。
【0019】ヘッダCRCに続く2カドレットの領域が
CIPヘッダとなる。CIPヘッダの上位カドレットの
先頭2バイトには、それぞれ‘0’‘0’が格納され、
続く6ビットの領域はSID(送信ノード番号)を示
す。SIDに続く8ビットの領域はDBS(データブロ
ックサイズ)であり、データブロックのサイズ(パケッ
ト化の単位データ量)が示される。つまり、後述するデ
ータ部はn+1個のデータブロックにより構成される
が、その一つのデータブロックのサイズが例えばカドレ
ット数で示される。続いては、FN(2ビット)、QP
C(3ビット)の領域が設定されており、FNにはパケ
ット化する際に分割した数が示され、QPCには分割す
るために追加したカドレット数が示される。SP(1ビ
ット)にはソースパケットのヘッダのフラグが示され、
DBCにはパケットの欠落を検出するカウンタの値が格
納される。なお、図中「rsv」はリザーブ、つまり未
定義の領域を示している。
【0020】CIPヘッダの下位カドレットの先頭2バ
イトにはそれぞれ‘1’‘0’が格納される。そして、
これに続いてFMT(6ビット)、FDF(8ビッ
ト)、SYT(16ビット)の領域が設けられる。FM
Tには信号フォーマット(伝送フォーマット)が示さ
れ、ここに示される値によって、当該CIPに格納され
るデータ種類(データフォーマット)が識別可能とな
る。具体的には、MPEGストリームデータ、Audi
oストリームデータ、デジタルビデオカメラ(DV)ス
トリームデータ等の識別が可能になる。FDFは、フォ
ーマット依存フィールドであり、上記FMTにより分類
されたデータフォーマットについて更に細分化した分類
を示す領域とされる。オーディオに関するデータであれ
ば、例えばリニアオーディオデータであるのか、MID
Iデータであるのかといった識別が可能になる。例えば
1ビットデジタルオーディオデータであれば、先ずFM
TによりAudioストリームデータの範疇にあるデー
タであることが示され、FDFに規定に従った特定の値
が格納されることで、そのAudioストリームデータ
は1ビットデジタルオーディオデータであることが示さ
れる。SYTは、フレーム同期用のタイムスタンプが示
される。
【0021】このようなCIPヘッダに続いては、FM
T,FDFによって示されるデータが、データ部として
のn+1個のデータブロック(ブロック#0〜#n)の
シーケンスによって格納される。FMT,FDFにより
1ビットデジタルオーディオデータであることが示され
る場合には、このデータブロックとしての領域に1ビッ
トデジタルオーディオデータが格納される。そして、デ
ータブロックに続いて最後にデータCRCが配置され
る。
【0022】この図3では、データ部にSACD方式の
2チャンネルの1ビットデジタルオーディオデータが配
されている例を示している。これは、IEEE1394
バスによるデータ伝送について適用できるAM824と
呼ばれる伝送プロトコルに基づいた例であり、その場合
において1ビットデジタルオーディオデータとして2チ
ャンネルのオーディオデータを伝送する場合のパケット
構造例である。
【0023】上述のように32ビット(4バイト)を1
カドレット(Quadlet)と呼ぶと、この1ビットデジタ
ルオーディオデータとしての2チャンネルデータの場
合、4カドレット(q1〜q4)で1つのブロック(デ
ータブロック)が形成され、このブロックが連続するも
のとなる。なお、このため上記DBS(データブロック
サイズ)には、4カドレットと記述されることになる。
【0024】各カドレットにおける先頭のバイト(バイ
ト0)は、ラベルとされている。ラベルとは、そのカド
レットに配されるデータの識別情報となる。ラベルとし
ての値及び意味を図3に示す。図示するようにラベル値
に対して各種の意味が定義されており、例えばラベル値
40h〜4Fhは、DVD(Digital Versatile Disc)
システムで採用されているマルチビットリニアオーディ
オデータに対応するものとされる。なお、「h」を付し
た数値は16進表記のものである。またラベル値50h
〜57hは、1ビットデジタルオーディオデータに対応
する値、ラベル値58h〜5Fhは、エンコードされた
1ビットデジタルオーディオデータに対応する値、ラベ
ル値80h〜83hはMIDIデータに対応する値とさ
れる。さらにC0h〜EFhはアンシラリデータ(Anci
llary Data;補助データ)を意味するなど、ラベル値は
識別情報として機能するために各種定義されている。
【0025】各ラベル値についての詳細な定義の説明は
本発明と直接関係がないため説明を省略するが、図2に
示した値についてのみ述べると次のようになる。
【0026】図2においてブロック#0の第1カドレッ
トq1をみると、ラベル値は「D1h」とされている。
従って第1カドレットq1はアンシラリデータが記述さ
れるものと提示されていることになり、さらにこの場合
バイト1はサブラベルとされて「00h」とされてい
る。このときバイト2,バイト3が実際の補助データ内
容となるが、ここではバリディティフラグ(Validity F
lag)V、コピーコントロール情報(Track Attribut
e)、チャネル数(Ch Bit Num)、スピーカ配置情報(L
oudspeaker Config)が記述される。
【0027】第2カドレットq2ではラベル値は「50
h」とされる。ラベル値50h〜57hは、1ビットデ
ジタルオーディオデータに対応する値であるが、「50
h」は、マルチチャンネルのデータを配したブロックの
最初のデータであることを示す。また第3カドレットq
3ではラベル値は「51h」とされる。「51h」は、
マルチチャンネルのデータを配したブロックの2番目以
降のデータであることを示す。従って、第2、第3カド
レット(q2、q3)では、チャンネル1、チャンネル
2の2チャンネルの1ビットデジタルオーディオデータ
が配されていることが示されるものとなる。各チャンネ
ルのデータはバイト1〜バイト3の3バイトで記述され
る。
【0028】第4カドレットq4では、ラベル値は「C
Fh」とされている。これはアンシラリデータの範疇で
あるが、「CFh」は特に無効データ(NO DATA)を示
す値として定義されている。またバイト1はサブラベル
として無効データの内容を示す値とされており、この例
では「CFh」とされている。そしてこのときバイト
2,バイト3が無効データにより充填される。
【0029】なお、このように無効データを配するカド
レットが設けられるのは、一つのデータブロックが偶数
個のカドレットで構成されるという規定を満たすためで
ある。この例の場合は有効なデータを配したカドレット
が3つであるため、無効データのカドレットを追加して
いる。従って有効なデータを配したカドレットが偶数個
である場合は、無効データのカドレットを追加する必要
はない。
【0030】ブロック#1の第1カドレットq1では、
ラベル値は「D1h」とされている。従って第1カドレ
ットq1はアンシラリデータが記述されるものと提示さ
れていることになり、さらにこの場合バイト1はサブラ
ベルとされて「01h」とされている。このときはバイ
ト2,バイト3の補助データ内容は、サプリメンタリデ
ータとされる。第2〜第4カドレットはブロック#0と
同様である。
【0031】このように各ブロックが構成されて、アイ
ソクロナスパケットIsoにおけるデータ部が形成され
る。
【0032】ところで、図2はSACD方式の1ビット
デジタルオーディオデータの伝送の場合についての例を
示したものであるが、より一般的なデジタルオーディオ
アプリケーションに基づく伝送、例えばA/D変換器、
D/A変換器、デジタルミキサーなどの機器或いは回路
部間での伝送を考える場合は、アイソクロナスパケット
の構造は図4のようになる。つまり、一般的に2チャネ
ルデータについて考えると、データ部を構成する各ブロ
ック(#0〜#n)には、アンシラリデータを設けない
ものとなり、即ち図4に示すように2チャネルのオーデ
ィオデータの場合は、各ブロックは2カドレットで構成
される。
【0033】つまり第1カドレットq1ではブロックの
先頭データであるためラベル値は「50h」とされ、例
えば1ビットデジタルオーディオデータとしてのチャネ
ル1のデータが配される。また第2カドレットq2では
ブロックの2番目以降のデータであるためラベル値は
「51h」とされ、1ビットデジタルオーディオデータ
としてのチャネル2のデータが配される。このような場
合は、上述したDBS(データブロックサイズ)には、
2カドレットと記述されることになる。
【0034】2.実施の形態の伝送方式 以上のようなIEEE1394による伝送フォーマット
において実施の形態としての伝送方式の例を説明する。
つまり、それぞれが1又は複数のチャネルで構成される
データ群として、同期した複数のデータ群の各チャネル
データを一のブロック内に配するブロック化処理をする
場合の例である。また各ブロック内で各データ群の各チ
ャネルデータを識別できる識別情報として、ブロックサ
イズ情報及びブロック内に配される各チャネルデータに
付加されるラベル情報を用いる例である。
【0035】図5により、上記図2で説明したSACD
方式の1ビットデジタルオーディオデータの伝送の場合
に、2チャネルデータとしてのデータ群と、6チャネル
データとしてのデータ群を同一ブロック内に配してアイ
ソクロナスパケットを構成する例を説明する。2チャネ
ルデータ群と、6チャネルデータ群は、例えば同一の音
楽データなどとして時間的に同期するものである。図5
において1394ヘッダ、CIPヘッダの構成は、当然
ながら上述したとおりとなる。
【0036】そしてこの場合、1つのデータブロックは
10カドレットで構成される。従ってCIPヘッダにお
けるDBS(データブロックサイズ)では10カドレッ
トと記述される。
【0037】ブロック#0についてみると、第1カドレ
ットq1は、ラベルがD1h、サブラベルが00hとさ
れて、バイト2,バイト3の2バイトでアンシラリデー
タが記述される。図2で説明したように、バイト2,バ
イト3の補助データ内容としては、コピーコントロール
情報、チャネル数、スピーカ配置情報等が記述される。
【0038】そして第2カドレットq2ではラベル値は
「50h」とされる。そしてバイト1,バイト2,バイ
ト3の3バイトで、2チャネルの1ビットデジタルオー
ディオデータとしてのチャネル1のデータが配される。
また第3カドレットq3ではラベル値は「51h」とさ
れる。そしてバイト1,バイト2,バイト3の3バイト
で、2チャネルの1ビットデジタルオーディオデータと
してのチャネル2のデータが配される。
【0039】第4カドレットq4ではラベル値は「50
h」とされ、バイト1,バイト2,バイト3の3バイト
で、6チャネルの1ビットデジタルオーディオデータと
してのチャネル1のデータが配される。第5カドレット
q5ではラベル値は「51h」とされ、バイト1,バイ
ト2,バイト3の3バイトで、6チャネルの1ビットデ
ジタルオーディオデータとしてのチャネル2のデータが
配される。さらに第6カドレットq6〜第9カドレット
q9でも、ラベル値はそれぞれ「51h」とされ、6チ
ャネルの1ビットデジタルオーディオデータとしてのチ
ャネル3〜チャネル6のデータがそれぞれ配される。
【0040】第10カドレットq10では、ラベル値は
「CFh」とされ、無効データ(NODATA)のカドレット
とされる。
【0041】ブロック#1以降の各ブロックについて
は、図示を省略しているが、例えば第1カドレットq1
がアンシラリデータやサプリメンタリデータなどの所要
の補助的なデータに用いられるか、或いは無効データカ
ドレットとされるかなどの違いはあるが、第2,第3カ
ドレット(q2,q3)に2チャネルデータが配され、
第4〜第9カドレット(q1〜q9)に6チャネルデー
タが配されることは同様となる。
【0042】このようなブロック構成により、同期した
複数のデータ群の各チャネルデータを一のブロック内に
配することができ、つまり一つの伝送系で複数群のデー
タ伝送が可能となる。そしてさらに、受信側においては
データブロックDBSとラベル「50h」「51h」に
より、特別な識別情報を新たに付加しなくとも、各デー
タ群及び各データ群の各チャネルを明確に識別できる。
つまりラベル「50h」はブロック内のチャネルデータ
の先頭であるため、ラベル「50h」により、各チャネ
ルデータ群の先頭カドレットを識別できる。そしてデー
タブロックサイズDBS=10カドレットから1ブロッ
クの範囲がわかるため、ラベル「50h」「51h」の
カドレットを抽出していくことで、2チャネルデータ群
と6チャネルデータ群を明確に分離できる。
【0043】ところで、上記図4のようにより一般的な
デジタルデータ伝送の場合で考えると、例えば2チャネ
ルデータとしてのデータ群と6チャネルデータとしての
データ群を同一ブロック内に配してアイソクロナスパケ
ットを構成する場合は図6のようにすればよい。
【0044】即ち第1カドレットq1ではラベル値は
「50h」とし、2チャネルの1ビットデジタルオーデ
ィオデータとしてのチャネル1のデータを配する。第2
カドレットq2ではラベル値は「51h」とし、2チャ
ネルの1ビットデジタルオーディオデータとしてのチャ
ネル2のデータを配する。
【0045】さらに第3カドレットq3ではラベル値は
「50h」とし、6チャネルの1ビットデジタルオーデ
ィオデータとしてのチャネル1のデータを配する。第4
カドレットq4〜第8カドレットq8では、ラベル値は
それぞれ「51h」とし、6チャネルの1ビットデジタ
ルオーディオデータとしてのチャネル2〜チャネル6の
データをそれぞれ配する。
【0046】この場合、1ブロックは8カドレットで構
成されることになり、CIPヘッダのデータブロックサ
イズDBS=8カドレットとされる。この例の場合も、
上記図5と同様に、データブロックサイズDBSの値
と、ラベル「50h」「51h」により、2チャネルデ
ータ群と6チャネルデータ群を明確に識別し、分離でき
る。
【0047】1つのブロック内に複数群のデータを配す
る具体例は、更に多様に考えられ、図7(a)(b)に
2つの例を示す。なお図7(a)(b)は1つのブロッ
ク内の構造のみを示している。アイソクロナスパケット
全体の構造としては上述した各例と同様である。
【0048】図7(a)は、モノラルオーディオデータ
と3チャネルオーディオデータを伝送する場合である。
この場合、1ブロックは4カドレットで構成され、CI
PヘッダではDBS=4カドレットとされる。そして第
1カドレットq1は、ラベル「50h」でモノラルデー
タとしてのチャネルデータが配される。第2カドレット
q2は、ラベル「50h」で3チャネルデータとしての
チャネル1のデータが配される。第3,第4カドレット
(q3,q4)は、それぞれラベル「51h」で3チャ
ネルデータとしてのチャネル2、チャネル3のデータが
配される。
【0049】図7(b)は、3つのデータ群を同時に伝
送する例である。この場合、或る音楽データについて
の、2チャネルデータ群、3チャネルデータ群、5チャ
ネルデータ群を、1つのブロック内に配するようにして
いる。
【0050】この場合、1ブロックは10カドレットで
構成され、CIPヘッダではDBS=10カドレットと
される。第1カドレットq1は、ラベル「50h」で2
チャネルデータとしてのチャネル1のデータが配され
る。第2カドレットq2は、ラベル「51h」で2チャ
ネルデータとしてのチャネル2のデータが配される。第
3カドレットq3は、ラベル「50h」で3チャネルデ
ータとしてのチャネル1のデータが配される。第4,第
5カドレット(q4,q5)は、それぞれラベル「51
h」で3チャネルデータとしてのチャネル2、チャネル
3のデータが配される。第6カドレットq6は、ラベル
「50h」で5チャネルデータとしてのチャネル1のデ
ータが配される。第7〜第10カドレット(q7〜q1
0)は、それぞれラベル「51h」で5チャネルデータ
としてのチャネル2〜チャネル5のデータがそれぞれ配
される。
【0051】もちろんこれら以外にも更に多様な例が考
えられ、例えば4つ以上のデータ群が同様の方式で同時
に伝送されるようにしてもよい。
【0052】3.送信装置及び受信装置 本発明のデータ送信装置(データ送信方法)、データ受
信装置(データ受信方法)の実施の形態を説明する。図
8は、或る2つの機器が例えばIEEE1394バスに
よる伝送路3により接続されている場合に、送信装置1
を有する機器(又は回路部)から受信装置2A又は2B
を有する機器(又は回路部)にオーディオデータを伝送
するモデルにおいて本発明の実施の形態を示したもので
ある。なお受信装置2A、2Bは、受信側の構成例とし
ての異なる態様を示したものであり、例えば受信装置2
Aは、nチャネルのオーディオデータの出力系とmチャ
ネルのオーディオデータの出力系の両方を備えている例
とし、一方、受信装置2Bは、nチャネルのオーディオ
データの出力系のみを備えている例としている。何れの
場合も、本発明のデータ受信装置に相当するものとな
る。
【0053】オーディオデータは、上述したアイソクロ
ナスパケットにより伝送されるものとし、そのオーディ
オデータは、例えば1ビットデジタルオーディオデータ
であるとする。1ビットデジタルオーディオデータと
は、通常のCD(Compact Disc)におけるオーディオデ
ータよりも高品位なデータとして開発されたものであ
り、サンプリング周波数を例えばCD方式における4
4.1KHzの16倍という非常に高いサンプリング周
波数である2.8224MHzとしてΔΣ変調された1
ビットデータのことであり、周波数帯域はDC成分〜1
00KHzの広範囲とされ、ダイナミックレンジはオー
ディオ帯域全体で120(dB)を実現できるデータ形
式である。なお、本例ではこのような1ビットデジタル
オーディオデータを伝送する場合を例に挙げるが、もち
ろん伝送されるデータ自体の形式、種別はどのようなも
のでもよい。
【0054】図示するように送信装置1は、マルチチャ
ネルデータソース11,伝送データ生成部12、送信部
13が設けられる。
【0055】マルチチャネルデータソース11は、複数
のオーディオデータ群を出力する。マルチチャネルデー
タソース11の具体的な構成は多様な例が考えられ、例
えばディスクメディアや固体メモリメディア等の記録媒
体に対する再生装置部、ネットワーク通信その他の受信
装置部、ハードディスクドライブ等によるサーバ装置
部、などが考えられる。どのような装置部であれ、ここ
では複数群のオーディオデータを出力できるものとされ
る。例えば或る音楽データとして、nチャネルのオーデ
ィオデータ(例えば2チャネルオーディオデータ)と、
mチャネルのオーディオデータ(例えば6チャネルオー
ディオデータ)を同時に出力する。またマルチチャネル
データソース11は必ずしも単一の装置部である必要は
なく、同期して同一の音楽データ内容の異なるチャネル
数のデータ等を出力する複数の装置部であってもよい。
【0056】伝送データ生成部12は、マルチチャネル
データソース11から供給される複数のデータ群を同一
ブロックに配するようにアイソクロナスパケットのエン
コード処理を行う。送信部13は伝送データ生成部12
の出力をIEEE1394バスによる伝送路3に送出す
る動作を行う。
【0057】受信装置2Aは、受信部31A,チャネル
抽出部32A、デコード部33A,33Bを備える。ま
た、受信装置2Bは、受信部31B,チャネル抽出部3
2B、デコード部33Bを備える。
【0058】受信装置2Aにおいて、受信部31Aは、
伝送路3から供給されるデータを受信して取り込む動作
を行う。チャネル抽出部32Aは、受信されたアイソク
ロナスパケットのデータについてパケットデコード処理
を行い、特に識別情報たるデータブロックサイズDBS
やラベルに基づいて各データ群を抽出する処理を行う。
デコード部33Aは、チャネル抽出部32Aで抽出され
たnチャネルデータ群としてのオーディオデータについ
て復号処理を行い、nチャネルデータとして出力する。
デコード部33Bは、チャネル抽出部32Aで抽出され
たmチャネルデータ群としてのオーディオデータについ
て復号処理を行い、mチャネルデータとして出力する。
なお、デコード部32A,33Bは、パケット伝送され
てきたデータを所定チャネル数の1ビットオーディオデ
ータにまで複合して出力するものとしてもよいし、ある
いは更にリニアPCMデータ等の形態にまで複合して出
力するようにすることも考えられる。
【0059】受信装置2Bにおいて、受信部31B,チ
ャネル抽出部32B、デコード部33Bは、それぞれ受
信部31A,チャネル抽出部32A、デコード部33A
と同様の機能を備える。
【0060】今、送信装置1と受信装置2Aについて考
えると、データ伝送は次のように行われる。なお、nチ
ャネルとは2チャネル、mチャネルとは6チャネルとす
る。マルチチャネルデータソース11は例えば1ビット
デジタルオーディオデータとして2チャネルデータ群
と、6チャネルデータ群を伝送データ生成部12に対し
て出力すると、伝送データ生成部12では、各オーディ
オチャネルデータを取り込んで、図5又は図6で説明し
た構造でアイソクロナスパケットを形成していく。つま
り2チャネルデータと6チャネルデータが同一ブロック
内に組み込まれていくようにする。そしてそのようなパ
ケットが送信部13から受信装置31Aに伝送される。
【0061】受信装置2Aでは、受信部31Aで受信し
たパケットについて、チャネル抽出部32Aで処理を行
い、上述したようにデータブロックサイズDBS及びブ
ロック内の各カドレットのラベルの値に基づいて、2チ
ャネルデータ群と6チャネルデータ群を分離し、それぞ
れ出力する。デコード部33Aには抽出された2チャネ
ルデータ群が供給され、デコード部33Aは、1ビット
デジタルオーディオデータのL、R2チャネルのオーデ
ィオデータストリームとしてデコードする。デコード部
34Aには抽出された6チャネルデータ群が供給され、
デコード部34Aは、1ビットデジタルオーディオデー
タの6チャネルのオーディオデータストリームとしてデ
コードする。
【0062】従って受信装置2Aを例えばオーディオ出
力装置として考えた場合は、例えば6チャネルスピーカ
システム用に各スピーカに供給するオーディオ信号とし
ては、デコーダ34Aから出力されるオーディオデータ
ストリームを用い、一方ヘッドホン出力用のオーディオ
信号としては、デコーダ33Aから出力されるオーディ
オデータストリームを用いればよい。
【0063】一方、送信装置1から受信装置2Bに、同
様にデータ伝送が行われた場合は、受信装置2Bでは、
受信部31Bで受信したパケットについて、チャネル抽
出部32Bで処理を行い、データブロックサイズDBS
及びブロック内の各カドレットのラベルの値に基づい
て、2チャネルデータ群と6チャネルデータ群を分離
し、2チャネルデータ群のみを出力する。デコード部3
3Aには抽出された2チャネルデータ群が供給され、デ
コード部33Aは、1ビットデジタルオーディオデータ
のL、R2チャネルのオーディオデータストリームとし
てデコードする。
【0064】例えば受信装置2Bが、L、Rステレオス
ピーカシステムを有するオーディオ出力装置として考え
た場合は、例えば6チャネルデータは不要であるため、
伝送されてきたデータのうちで2チャネルデータのみを
抽出し、各スピーカに供給するオーディオ信号として用
いればよいものである。
【0065】以上のように本発明では、複数群のオーデ
ィオデータを1系統の伝送路で同時に伝送することによ
り、伝送システムの構成の複雑化を招かず、さらに受信
側の都合に応じて必要なデータのみを抽出し、利用でき
る。従って各種チャネル数の仕様などに関わらず、汎用
性の高い伝送システムを構築できる。例えば上記のよう
に受信側がスピーカシステムのチャネル数に応じたデー
タが必要な場合や、出力データのチャネル数を任意に選
択できる場合、或いは受信側が記録装置であって、所定
のチャネル数のオーディオデータを記録媒体に記録する
ために、そのチャネル数のデータを受信したい場合な
ど、受信側の多様な仕様や要望に応じて汎用的なデータ
伝送が可能となる。
【0066】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明はさらに多様な構成例が考えられ、多様な機器に導入
できるものである。また、上記例では送信側と受信側は
有線としてのIEEE1394方式の伝送路3による伝
送システムとしたが、他の伝送規格によるものでもよ
く、また衛星通信、無線電話通信、赤外線伝送などの無
線伝送システムに本発明を適用できることはもちろんで
ある。また、伝送するデータはIEEE1394伝送フ
ォーマットのアイソクロナスパケットに限定されるもの
ではなく、他の種のデータ伝送フォーマットにも本発明
を適用できる。更にオーディオデータとしては、1ビッ
トデジタルオーディオデータに限らず、マルチビットデ
ジタルオーディオデータの伝送にも当然に適用でき、ま
たビデオデータの伝送などにも応用できる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、例えば一つの音楽データについて、2チャネルデー
タと6チャネルデータなどの、同期した複数のデータ群
の各チャネルデータを一のブロック内に配するブロック
化処理を行うことで、一つの伝送系で複数のデータ群を
同時に伝送するとともに、各ブロック内での各データ群
の各チャネルデータを識別できる識別情報を含むように
することで、受信側で、伝送されてきた各データ群や各
チャネルデータを明確に区別できるようにする。これに
より送信側(データ送信装置)と受信側(データ受信装
置)による伝送システムの構成を複雑化させることな
く、しかも複数のデータ群を同時伝送して受信側で任意
のデータ群を復号し出力できるものとなる。つまり受信
側では伝送されてきたデータ群を任意に選択して抽出
し、復号出力したり、或いは機器構成上の都合などに応
じて所要のデータ群を抽出し、復号出力できる。従って
本発明の伝送システムは実際上、フレキシブルに多様な
機器間で実現でき、またより多様なチャネル数のデータ
伝送が必要となる場合にも容易に対応できる。
【0068】また、識別情報はブロックサイズ情報及び
ブロック内に配される各チャネルデータに付加されるラ
ベル情報であるとすることで、IEEE1394伝送フ
ォーマットに対応して本発明を実現でき、IEEE13
94伝送フォーマットを採用する機器間の伝送システム
として広く利用できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394による伝送フォーマットの説
明図である。
【図2】IEEE1394のアイソクロナスパケットの
説明図である。
【図3】データブロックのラベルの説明図である。
【図4】IEEE1394のアイソクロナスパケットの
説明図である。
【図5】実施の形態の伝送データ例の説明図である。
【図6】実施の形態の他の伝送データ例の説明図であ
る。
【図7】実施の形態の他の伝送データ例の説明図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態の送信装置及び受信装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 送信装置、2A,2B 受信装置、3 伝送路、1
1 マルチチャネルデータソース、12 伝送データ生
成部、13 送信部、31A,31B 受信部、32
A,32B チャネル抽出部、33A,33B,34A
デコード部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータをブロック化して所定の
    伝送フォーマットで送出するデータ送信装置において、 それぞれが1又は複数のチャネルで構成されるデータ群
    として、同期した複数のデータ群の各チャネルデータを
    一のブロック内に配するブロック化処理をしたうえで上
    記伝送フォーマットに合致した送信データストリームを
    生成するとともに、当該送信データストリーム内には、
    各ブロック内で各データ群の各チャネルデータを識別で
    きる識別情報が含まれているようにする伝送データ生成
    手段と、 上記伝送データ生成手段で生成された送信データストリ
    ームを送出する送出手段と、 を備えたことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 上記識別情報は、ブロックサイズ情報及
    びブロック内に配される各チャネルデータに付加される
    ラベル情報であることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ送信装置。
  3. 【請求項3】 デジタルデータのブロック化を含む所定
    の伝送フォーマットで伝送されてきたデータストリーム
    を受信する受信手段と、 上記受信手段により受信されたデータストリームを構成
    するブロックデータから、当該データストリームに含ま
    れる識別情報に基づいて、それぞれが1又は複数のチャ
    ネルで構成されるデータ群としての同期した複数のデー
    タ群の各チャネルデータを判別し、必要なデータ群の各
    チャネルデータを抽出する受信データ処理手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 上記受信データ処理手段は、上記識別情
    報として、ブロックサイズ情報及びブロック内に配され
    る各チャネルデータに付加されるラベル情報に基づい
    て、複数のデータ群の各チャネルデータを判別すること
    を特徴とする請求項3に記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 それぞれが1又は複数のチャネルで構成
    されるデータ群として、同期した複数のデータ群の各チ
    ャネルデータを一のブロック内に配するブロック化処理
    を行うとともに、各ブロック内での各データ群の各チャ
    ネルデータを識別できる識別情報を含むようにして、所
    定の伝送フォーマットに合致した送信データストリーム
    を生成し、送出することを特徴とするデータ送信方法。
  6. 【請求項6】 受信された所定の伝送フォーマットのデ
    ータストリームを構成するブロックデータから、当該デ
    ータストリームに含まれる識別情報に基づいて、それぞ
    れが1又は複数のチャネルで構成されるデータ群として
    の同期した複数のデータ群の各チャネルデータを判別
    し、必要なデータ群の各チャネルデータを抽出すること
    を特徴とするデータ受信方法。
  7. 【請求項7】 デジタルデータをブロック化して所定の
    伝送フォーマットで送出するデータ送信装置と、伝送さ
    れてきたデジタルデータを受信するデータ受信装置から
    成る伝送システムにおいて、 上記データ送信装置は、 それぞれが1又は複数のチャネルで構成されるデータ群
    として、同期した複数のデータ群の各チャネルデータを
    一のブロック内に配するブロック化処理をしたうえで上
    記伝送フォーマットに合致した送信データストリームを
    生成するとともに、当該送信データストリーム内には、
    各ブロック内で各データ群の各チャネルデータを識別で
    きる識別情報が含まれているようにする伝送データ生成
    手段と、 上記伝送データ生成手段で生成された送信データストリ
    ームを送出する送出手段と、 を備え、 上記データ受信装置は、 上記伝送フォーマットで伝送されてきたデータストリー
    ムを受信する受信手段と、 上記受信手段により受信されたデータストリームを構成
    するブロックデータから、当該データストリームに含ま
    れる識別情報に基づいて、それぞれが1又は複数のチャ
    ネルで構成されるデータ群としての同期した複数のデー
    タ群の各チャネルデータを判別し、必要なデータ群の各
    チャネルデータを抽出する受信データ処理手段と、 を備えたことを特徴とする伝送システム。
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