JP2002232284A - 透過型光電スイッチ - Google Patents

透過型光電スイッチ

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JP2002232284A JP2001027378A JP2001027378A JP2002232284A JP 2002232284 A JP2002232284 A JP 2002232284A JP 2001027378 A JP2001027378 A JP 2001027378A JP 2001027378 A JP2001027378 A JP 2001027378A JP 2002232284 A JP2002232284 A JP 2002232284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期式でありながら、高速応答が可能な透
過型光電スイッチを提供する。 【解決手段】 各ゲート手段Gは、ステップS21で上
位のゲート手段Gから停止信号を受けていなければゲー
トを開けて「待機状態」に入る。ステップS22で受光
回路14からの受光信号を受けたときには、ゲートを閉
めて上位ゲート手段Gから設定周期情報CH[0]を受けて
いるかを判断して、受けてなければ周期T[0]でゲートを
開けて(ステップS23,S24)、ステップS25で
受光回路14からの受光信号を受けたときには、下位ゲ
ート手段Gに設定周期情報CH[0]を与え、以後その周期T
[0]で同期受光動作を行い、それに同期して同期抽出手
段21及び干渉検知手段22に同期受光動通知信号を随
時与える(ステップS26)。以下同様の処理により上
位ゲート手段G1から順にいずれかの投光器からの各投
光周期に同期した同期受光動作を行い、もって各ゲート
手段が各投光器からの異なる周期で投光された受光信号
を見つけることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透過型光電スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の光電スイッチは、複数対の投光器及び受光器を対向さ
せ、各投光器側の投光素子から所定周期のパルス光を投
光し、これを対応する受光器の受光素子にて受光するこ
とで、各光軸が遮光状態になったか否かを検出する。こ
の場合、透過型光電スイッチの動作タイプとして、同期
式と非同期式との2種類がある。同期式の透過型光電ス
イッチは、投光素子の発光周期と同一の周期で受光回路
のゲート回路を開くことで、対応する投光器からの光だ
けを弁別して検出する。このことは、同期式では投光器
側から受光器側にパルス信号を送るため、同期用ケーブ
ルを投光器から受光器に配線しなくてはならないことを
意味する。このような配線作業は面倒であるばかりか、
受光器側の回路構造が複雑化するという問題がある。ま
た、設置する場所によっては、投光器と受光器との間に
ケーブルを配線できず、投光器と受光器とを別々の電源
で作動させねばならないこともあり、この場合には同期
式を採用できないという制約もある。
【0003】一方、非同期式は、受光素子からの受光信
号を積分し、この積分出力が所定レベルに達することに
基づいて、対応する投光器からの光であるか否かを弁別
するようになっており、同期ケーブルが不要となる。と
ころが、このような従来の非同期式を採用している透過
型光電スイッチにおいては、S/N比を高めるためには
比較的時定数の大きい積分回路が必要で、そのぶん応答
時間が遅くなり、高速応答ができなくなるという問題が
あった。特に、このような非同期式の透過型光電スイッ
チを複数台隣接して使用する場合には、対応する投光器
だけでなく、それに隣接する他の投光器からの光をも受
光してしまう干渉現象が生じるため、正常な検出ができ
なくなるという問題があった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、非同期式でありなが
ら、高速応答が可能な透過型光電スイッチを提供すると
ころにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る透過型光電スイッチは、対を
なして配置される複数対の投光器及び受光器を備え、投
光器には、投光素子と、その投光素子を所定の投光周期
で発光させる投光回路とが備えられ、受光器には、これ
に対向して配置された投光素子からの光を受光する受光
素子と、この受光素子からの信号に基づいて受光信号を
出力する受光回路と、所定周期で開閉動作を行うことに
より受光信号を選択的に有効化するゲート手段と、この
ゲート手段により有効化された信号に基づいて入光状態
または遮光状態の検出動作をする検出手段とが備えられ
た透過型光電スイッチにおいて、投光器には複数種類の
異なる投光用周期の中から1つを選択して投光器毎に異
なる周期で投光素子を発光させるための投光周期設定手
段が設けられ、各受光器にはゲート手段がそれぞれ複数
設けられると共に、これらの各ゲート手段が次の動作を
行う (a)各ゲート手段は、待機状態において受光回路から
受光信号を受けたときにはゲートを閉じ、その後、各投
光器の投光周期のいずれかに対応する互いに異なる周期
でゲートを開ける。 (b)各ゲート手段は、上記(a)でゲートを開けたタ
イミングで受光信号を受けたときには、以後、その周期
でゲートを繰り返し開閉する同期受光動作を行う。 (c)各ゲート手段は、上記(a)でゲートを開けたタ
イミングで受光信号を受けなかったときには、ゲートを
開けて上記(a)の待機状態に戻る。 (d)各ゲート手段には予め順位付けがされており、順
位が下位のゲート手段は、上位のゲート手段が上記
(b)の同期受光動作に至ったことを条件に上記(a)
の待機状態に入り、上位のゲート手段が上記(a)で待
機状態にあるときには停止状態になる。 (e)各ゲート手段は、上記(a)で上位のゲート手段
の同期受光動作の周期以外の周期でゲートを開ける。 ようにゲート制御手段により制御することで各ゲート手
段に各投光器の各投光周期にそれぞれ対応した同期受光
動作を行わせ、これらの同期受光動作を行うゲート手段
のうち予め対応するものとして設定した投光器の投光周
期に同期するもののみを有効化する同期抽出手段により
取り出されたゲート手段からの信号に基づき検出手段に
おける検出動作を行うようにしたところに特徴を有す
る。
【0005】請求項の2の発明は、請求項1に記載の透
過型光電スイッチにおいて、検出手段には、同期抽出手
段により有効化されたゲート手段からの出力信号を積分
し、その値が予め設定された基準レベルに達したときに
は、出力を反転させるように動作する積分判定手段と、
各ゲート手段において、他のゲート手段と同時に同期受
光動作を行ったことを検知する干渉検知手段とが設けら
れ、積分判定手段は、ゲート手段からの出力信号のう
ち、干渉検知手段により検知動作があったときの出力信
号を無効化させるところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成によれば、各投光器は、投光周期設定手段によって
設定された互いに異なる周期でそれぞれの投光素子を発
光させる。従って、各受光器の受光素子には、それらの
投光器からのさまざまな周期のパルス光が混在した形で
受光され、この受光素子からの信号に基づいて受光回路
から複数種の周期のパルスが混在した受光信号が出力さ
れている。このとき、ゲート制御手段により、各ゲート
手段は、待機状態において受光回路から受光信号を受け
たときにはゲートを閉じ、その後、各投光器の投光周期
のいずれかに対応する互いに異なる周期でゲートを開け
るという動作を行っている(請求項1の(a)の動
作)。このため、あるゲート手段が、あるパルスを受け
てゲートを閉じ、その後、各投光器の投光周期のいずれ
かに対応する周期でゲートを開けたときに受光信号(パ
ルス)が得られれば、以後、その周期でゲートを繰り返
し開閉する同期受光動作を行うことになる(請求項1の
(b)の動作)。なお、再びゲートを開けたときに受光
信号が得られなかったゲート手段については、当初の待
機状態に戻る(請求項1の(c)の動作)。待機状態の
戻ったゲート手段は、再び、ある受光信号パルスを受け
てゲートを閉じ、その後、各投光器の投光周期のいずれ
かに対応する周期でゲートを開けるという(a)の動作
を行うから、いずれ既に見つけられているものとは異な
る別の投光周期の受光信号を見つけて同期受光動作に移
行する。
【0007】ここで、各ゲート手段には予め順位付けが
されており、順位が下位のゲート手段は、上位のゲート
手段が上記(b)の同期受光動作に至ったことを条件に
上記(a)の待機状態に入り、上位のゲート手段が上記
(a)で待機状態にあるときには停止状態になるように
設定してあり(請求項1の動作(d))、かつ、各ゲー
ト手段は、上記(a)で上位のゲート手段の同期受光動
作の周期以外の周期でゲートを開けるように設定してあ
る(請求項1の動作(e))から、結局、上位のゲート
手段から順にいずれかの投光器から投光された受光信号
を見つけることになる。そして、各ゲート手段からの信
号のうち予め対応するものとして設定された投光周期に
同期するもののみを有効化して、その信号に基づいて検
出動作が行われる。
【0008】ところで、仮に、予め対応するものとして
設定された投光周期にのみ同期する1個のゲート手段だ
けを設けた構成にすると、次のような問題を生ずる。す
なわち、待機状態であるパルスを受けてゲートを閉じ、
その後、予め設定された投光周期でゲートを開いたとし
ても、そのゲートを開いたタイミングで次のパルスを受
けないことがあり得る。受光信号には様々な周期のパル
スが混在しており、待機状態にあるときに受けたパルス
が、必ずしも設定した周期のものであるとは限らないか
らである。このため、ゲートを開いたタイミングで次の
パルスを受けないときには、再びゲートを開けて「待機
状態」に戻り、設定した周期のパルスを見つけるまでこ
のこの動作を繰り返さなければならない。何分の一かの
確率で設定した周期のパルスを見つけ出すことはできる
が、見つけ出すまで上述の動作を繰り返さざるを得ず、
このために投光器と同期を確立するのに時間を要する。
これに対して、本発明では、上述したように、ゲート手
段を複数設けて並行的に各投光素子の投光周期を見つけ
出してゆくから、投光素子との同期を確立するための時
間を飛躍的に短くすることができ、その分、高速動作が
可能となる。
【0009】<請求項2の発明>請求項2の構成によれ
ば、積分判定手段は、同期抽出手段により有効化された
ゲート手段からの出力信号を積分し、その値が予め設定
された基準レベルに達したときには、出力を反転させ
る。これにより、ノイズの影響を除去して出力動作を行
うことができるので、S/N比を向上させることができ
る。また、異なる周期で発光する各投光器の発光タイミ
ングが一致する場合がある。このような場合には、ある
受光器に対応する投光器からの光が遮光される状態であ
っても、その投光器と異なる投光器からの光が同一タイ
ミングでその受光器の受光素子に入光するいわゆる干渉
が起きてしまう。積分回路を設けた従来のものでは、そ
のような瞬間的な干渉であるかどうかにかかわらず、積
分中に反転した信号を受けた場合には、それまでの積分
値をリセットして再度はじめから積分計算を実行する構
成であった。しかしながら、本発明では、各ゲート手段
において、干渉検知手段により他のゲート手段と同時に
同期受光動作を行ったこと、すなわち、それらに対応す
る投光器の発光タイミングが一致したことを検知して、
この際の出力信号を無効化させて、干渉が起きていない
次の出力信号から引き続き積分を続行する。これにより
上記干渉による検出動作の精度を低下させることなく、
高速対応が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図8によって説明する。本実施形態に係る透過型光電ス
イッチ10は、投光器V及び受光器Uを対向配置させ
て、各投光器V側の投光素子11から所定周期のパルス
光を投光し、これを対応する受光器Uの受光素子13に
て受光し、その受光素子13からの受光信号を積分し、
この積分出力が所定レベルに達することに基づいて、対
応する投光器Vからの光であるかいなかを弁別する非同
期式の透過型光電スイッチ10である。透過型光電スイ
ッチ10は、図1に示すように、例えば4組の投光器V
(図1においては、符号V1,V2,V3,V4)及び
受光器U(図1においては、符号U1,U2,U3,U
4)が対をなして配置されている。各投光器Vには、投
光素子11と、その投光素子11を所定周期のパルス光
で発光させる投光回路12と、複数の異なる投光用周期
から選択して投光周期を投光回路12に設定する投光周
期制御手段1(請求項1の「投光周期設定手段」に相当
する)とが備えられている。本実施形態では、各投光回
路12について、互いに異なる投光周期(周期T[0],周
期T[1],周期T[2],周期T[3])になるように各投光器1
2の投光周期制御手段1で調整している。なお、本実施
形態では、投光器V1に周期T[0]、投光器V2に周期T
[1]、投光器V3に周期T[2]、投光器V4に周期T[3]が
それぞれ設定される。また、各周期の長さは、周期T[0]
<周期T[1]<周期T[2]<周期T[3]の関係にある。
【0011】一方、各受光器Uには、前記投光素子11
からのパルス光を受光する受光素子13と、この受光素
子13の受光量に応じた受光信号を出力する受光回路1
4と、受光制御手段2とが備えられている。この受光制
御手段2は、後述する作用効果の説明で明らかにされる
ように、受光回路14からの受光信号を受けて、「同期
受光動作ルーチン」(請求項1の「(a)〜(e)の動
作」に相当する)、「同期抽出ルーチン」(請求項1の
「同期抽出手段」に相当する)及び「検出ルーチン」
(請求項2の「積分判定手段」及び「干渉検知手段」に
相当する)を実行する。
【0012】次に、受光制御手段2で実行される処理を
機能的に示したブロック図(図2)によって、受光器U
1を例に挙げて説明する。同図に示すように、4つの各
ゲート手段G(同図においては、符号G1,G2,G
3,G4)は、後述する「同期受光動作ルーチン」に示
す動作に基づいて受光回路14からの受光信号を有効化
する。また、各ゲート手段Gは、ゲート手段G1からゲ
ート手段G4の順に順位付けがされており、上位のゲー
ト手段が後述する「同期受光動作」に至るまで、下位の
ゲート手段に停止信号を与え、「同期受光動作」に至っ
たときには、自己に設定された設定周期情報(CH[X] X=
0,1,2,3)を下位のゲート手段に与えると共に、その
「同期受光動作」に同期して次述する同期抽出手段21
及び干渉検知手段22に同期受光動通知信号を与える。
そして、同期抽出手段21では、後述する「同期抽出ル
ーチン」に示す動作に基づいて、各ゲート手段Gにより
有効化された受光信号のうち予め設定された設定周期に
同期するもののみを有効化して積分判定手段23に与え
る。なお、本実施形態では、前記設定周期は、各受光器
Uに対向配置された投光器Vに設定された周期であり、
例えば受光器U1であれば、投光器V1に設定された周
期T[0]である。
【0013】干渉検知手段22は、各ゲート手段Gの
「同期受光動作」に同期して出力される同期受光動作通
知信号に基づいて、前記同期抽出手段21に設定された
設定周期T[0]に同期して「同期受光動作」を行うゲート
手段の動作タイミングと、他のゲート手段の動作タイミ
ングが一致したことを検知して、その干渉検知信号を積
分判定手段23に与える。次いで、積分判定手段23で
は、同期抽出手段21からの出力信号及び干渉検知手段
22からの干渉検知手段22に基づいて後述する「検出
ルーチン」を実行する。検出動作手段24では、積分判
定手段23からの出力信号に基づいて所定の検出動作を
行う。
【0014】さて、本実施形態の作用効果を受光制御手
段2(図2の機能的ブロック図においては、ゲート手段
G、同期抽出手段21及び積分判定手段23)にて実行
されるプログラムのフローチャート(図3,図4,図
5,図6)及びタイミングチャート(図7,図8)を参
照しつつ説明する。まず、本実施形態における透過型光
電スイッチ10の投光器V側及び受光器U側のそれぞれ
の電源をオンすると、各投光器Vは、上述したように互
いに異なる周期(周期T[0],周期T[1],周期T[2],周期
T[3])でそれぞれの投光素子11を発光させる。従っ
て、図1に示すように、各受光器Uの受光素子13に
は、それらの投光器Vからのさまざまな周期のパルス光
が混在した形で受光され、この受光素子13からの信号
に基づいて受光回路14から4つの周期のパルスが混在
した受光信号が出力される。
【0015】ここで、例えば受光器U1の受光制御手段
2が、その受光回路14から受光信号を受けたときに
は、図3に示す「受光制御手段2の処理フロー」がスタ
ートする。ステップS1において、各ゲート手段Gは、
図4に示す「同期受光動作ルーチン」を実行する。各ゲ
ート手段Gは、ステップS21において、自己よりも上
位のゲート手段Gから停止信号を受けているかどうかを
判断して、停止信号がなければ「停止状態」からゲート
を開けて「待機状態」に入る。そして、ステップS22
において、前記受光回路14からの受光信号を受けたと
きには、ゲートを閉めて自己よりも上位のゲート手段G
から設定周期情報CH[0]を受けているか否かを判断し
て、受けてなければまず最短の周期T[0]でゲートを開け
て(ステップS23,S24)、ステップS25で受光
回路14からの受光信号を受けたときには、下位のゲー
ト手段Gに設定周期情報CH[0]を与え、以後、その周期T
[0]でゲートを繰り返し開閉する「同期受光動作」を行
うと共に、その「同期受光動作」に同期して同期抽出手
段21及び干渉検知手段22に同期受光動通知信号を随
時与える(ステップS26)。なお、本実施形態で「停
止状態」とは、各ゲート手段Gが上位のゲート手段Gか
らの停止信号を受けて、ゲートを閉じた状態としたが、
これに限られず、上位のゲート手段Gからの停止信号を
受けて、ゲートの開閉状態にかかわらずそのゲート手段
自体の機能を停止している状態も、請求項1に記載の
「停止状態」に含まれる。
【0016】一方、ステップS24で上位のゲート手段
Gから設定周期情報CH[0]を受けているとき、或いはス
テップS25において受光信号を受けなかったときに
は、ステップS27及びS28で、上位のゲート手段G
から設定周期情報CH[1]を受けているか否かを判断し
て、受けてなければ次に短い周期T[1](T[1]−T[0]経過
後)でゲートを開けて、ステップS29で受光回路14
からの受光信号を受けたときには、下位のゲート手段G
に設定周期情報CH[1]を与え、以後、その周期T[1]でゲ
ートを繰り返し開閉する「同期受光動作」を行うと共
に、その「同期受光動作」に同期して同期抽出手段21
及び干渉検知手段22に同期受光動通知信号を随時与え
る(ステップS30)。
【0017】これに対して、ステップS28で上位ゲー
ト手段から設定周期情報CH[1]を受けているとき、或い
はステップS29において受光信号を受けなかった場
合、ステップS31及びS32で設定周期情報CH[2]を
受けていれば次に短い周期T[2](T[2]−T[1]経過後)で
ゲートを開けて、ステップS33で受光信号を受けたと
きには、下位のゲート手段Gに設定周期情報CH[2]を与
え、以後、その周期T[2]でゲートを繰り返し開閉する
「同期受光動作」を行う等、上記と同様の処理を行う
(ステップS34)。さらに、ステップS32で設定周
期情報CH[2]を受けているとき、或いはステップS33
において受光信号を受けなかった場合、ステップS35
及びS36で、設定周期情報CH[3]を受けていれば次に
最長の周期T[3](T[3]−T[2]経過後)でゲートを開け
て、ステップS37で受光信号を受けたときには、以
後、その周期T[2]でゲートを繰り返し開閉する「同期受
光動作」を行う等、上記と同様の処理を行う(ステップ
S38)。なお、上記の一連の動作(ステップS21〜
ステップS38)でいずれかの周期の「同期受光受光動
作」に至らなかった場合には、再び当初の「待機状態」
に戻る。
【0018】各ゲート手段Gが、以上の「同期受光動作
ルーチン」を実行することにより、結局、上位のゲート
手段G1から順にいずれかの投光器からの投光周期(周
期T[0],周期T[1],周期T[2],周期T[3])に同期した
「同期受光動作」を行い、これにより各ゲート手段が各
投光器からの異なる周期で投光された受光信号を見つけ
ることになる。図7に示すタイミングチャートで説明す
ると、各投光器Vの投光素子11の発光により、受光器
U1の受光回路14からは複数の周期のパルスが混在し
た受光信号が出力される(同図において、「受光回路の
出力信号」のタイミングチャート)。ここで、例えば、
投光器V2からの投光を受光器U1の受光素子13が受
光すると、同図の「ゲートG1の動作」に示すように、
最上位のゲート手段G1のみがゲートを開いた「待機状
態」で受光回路14からの受光信号を受けてゲートを閉
じる。そして、最短の周期T[0]から順に順次ゲートの開
閉動作を行うが、周期T[1]のタイミングで再度受光信号
を受け、以後その周期T[1]で「同期受光動作」を行う。
次いで、ゲート手段G2が、同図の「ゲートG2の動
作」に示すように「待機状態」に入り、投光器V3の発
光による受光信号を受けると、ゲートを閉じて、ゲート
手段G1に設定された周期T[1]以外の周期で順次ゲート
の開閉動作を行う。この際、周期T[2]のタイミングで再
度受光信号を受け、以後その周期T[2]で「同期受光動
作」を行う。ゲート手段G3,G4についても同様に、
順次周期T[0],周期T[3]でそれぞれ「同期受光動作」を
行うことになる。
【0019】このように、本実施形態では、上述したよ
うに、4つのゲート手段Gが並行的に各投光器Vの投光
周期を見つけ出してゆくから、対向する投光器Vとの同
期を確立するための時間を飛躍的に短くすることがで
き、その分、高速動作が可能となる。
【0020】次に各ゲート手段Gにより有効化された受
光信号が同期抽出手段21に与えられると、図3のステ
ップS2において、図5に示す「同期抽出ルーチン」が
実行される。ステップS41において、受けた受光信号
が上記設定周期T[0]と同一の周期のものであるか否か
が、各ゲート手段Gから与えられる同期受光動通知信号
に基づいて判断され、同一の周期の受光信号のみが次述
する「検出ルーチン」により処理される。なお、本実施
形態では、上記「同期受光動作」の確定の精度を高める
ために、各ゲート手段Gからの受光信号に対して、それ
らの「同期受光同期」と同一の周期で受光信号を受ける
かどうかを常時に判断し(ステップS43,S44)、
受けなかった場合にはそれに対応するゲート手段Gの
「同期受光動作」の周期をクリア(ステップS45)し
て、再度当初の「待機状態」に戻すように構成されてい
る。
【0021】さらに、同期抽出手段21の精度を高める
ために、設定周期と同一の周期の受光信号を受けたとき
には、積分カウンターに”1”をセットして(ステップ
S42)、他の周期の受光信号と同様に上記ステップS
43,S44,S45の処理が実行されると共に、その
受光信号を計数し(ステップS46,S47)、連続し
て例えば8回所定の計数に達したときには出力信号を反
転させる(ステップS48,S49)ように構成してい
る。
【0022】そして、前記同期抽出手段21から出力信
号が積分判定手段23に与えられると、図3のステップ
S3において、図6に示す「検出ルーチン」が実行され
る。ステップS51において積分カウンターに”0”が
セットされ、設定周期T[0]に同期してその受光信号の信
号レベルを検知し、所定レベル以上であれば、「YE
S」となり、ステップS5に戻る。これに対して、その
受光信号レベルが所定レベル以下である場合には、「N
O」となり計数され(ステップS55)、連続して例え
ば8回所定レベル以下の受光信号を受けたときには、出
力を反転させて検出動作手段24に与えると共に、設定
周期T[0]が設定されたゲート手段の周期をクリアする
(ステップS56,S57,S58)。このような構成
であれば、ノイズの影響を除去して出力動作を行うこと
ができるので、S/N比を向上させることができる。
【0023】さて、例えば、図8に示すように、受光器
U1に対向する投光器V1の発光タイミングが、例えば
他の投光器V3の発光タイミングと一致する場合があ
る。このような場合には、受光器V1の受光素子13に
対して、正規の投光器V1からの光が遮光される状態で
あっても、投光器V3からの光が同一タイミングで入光
してしまういわゆる干渉が起きてしまう。しかしなが
ら、本実施形態では、ステップS53において干渉検知
手段22から干渉検知信号を受けたときには、前記計数
を一旦停止し、干渉検知信号を受けなくなったときの受
光信号から引き続き計数を続行する。これにより、上記
干渉による検出動作の精度を低下させることなく、高速
対応が可能になる。
【0024】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0025】(1)上記実施形態では、投光器V及び受
光器Uをそれぞれ4機としたが、複数であればそれ以上
の数の投光器V及び受光器Uを配置してもよい。但し、
この際には設定用周期も投光器Vの数に応じた数必要で
ある。 (2)上記実施形態の受光制御手段2は、ロジック回路
で構成してたり、或いはコンピュータプログラムにより
コンピュータに実行させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る透過型光電スイッチ
の全体構成図
【図2】受光制御手段の処理を説明するための機能的ブ
ロック図
【図3】その処理フローチャート
【図4】同期受光動作ルーチンを示すフローチャート
【図5】同期抽出ルーチンを示すフローチャート
【図6】検出ルーチンを示すフローチャート
【図7】同期受光動作ルーチンを説明するためのタイミ
ングチャート
【図8】干渉を説明するためのタイミングチャート
【符号の説明】
1…投光周期制御手段 2…受光制御手段 10…透過型光電スイッチ 11…投光素子 12…投光回路 13…受光素子 14…受光回路 21…同期抽出手段 22…干渉検知手段 23…積分判定手段 24…検出動作手段 G(G1,G2,G3,G4)…ゲート手段 U(U1,U2,U3,U4)…受光器 V(V1,V2,V3,V4)…投光器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなして配置される複数対の投光器及
    び受光器を備え、 前記投光器には、投光素子と、その投光素子を所定の投
    光周期で発光させる投光回路とが備えられ、 前記受光器には、これに対向して配置された前記投光素
    子からの光を受光する受光素子と、この受光素子からの
    信号に基づいて受光信号を出力する受光回路と、所定周
    期で開閉動作を行うことにより前記受光信号を選択的に
    有効化するゲート手段と、このゲート手段により有効化
    された信号に基づいて入光状態または遮光状態の検出動
    作をする検出手段とが備えられた透過型光電スイッチに
    おいて、 前記投光器には複数種類の異なる投光用周期の中から1
    つを選択して前記投光器毎に異なる周期で前記投光素子
    を発光させるための投光周期設定手段が設けられ、 前記各受光器には前記ゲート手段がそれぞれ複数設けら
    れると共に、これらの各ゲート手段が次の動作を行う (a)各ゲート手段は、待機状態において前記受光回路
    から前記受光信号を受けたときにはゲートを閉じ、その
    後、前記各投光器の投光周期のいずれかに対応する互い
    に異なる周期でゲートを開ける。 (b)各ゲート手段は、上記(a)でゲートを開けたタ
    イミングで前記受光信号を受けたときには、以後、その
    周期でゲートを繰り返し開閉する同期受光動作を行う。 (c)各ゲート手段は、上記(a)でゲートを開けたタ
    イミングで前記受光信号を受けなかったときには、ゲー
    トを開けて上記(a)の待機状態に戻る。 (d)各ゲート手段には予め順位付けがされており、順
    位が下位のゲート手段は、上位のゲート手段が上記
    (b)の同期受光動作に至ったことを条件に上記(a)
    の待機状態に入り、上位のゲート手段が上記(a)で待
    機状態にあるときには停止状態になる。 (e)各ゲート手段は、上記(a)で上位のゲート手段
    の同期受光動作の周期以外の周期でゲートを開ける。 ようにゲート制御手段により制御することで前記各ゲー
    ト手段に前記各投光器の各投光周期にそれぞれ対応した
    同期受光動作を行わせ、これらの同期受光動作を行うゲ
    ート手段のうち予め対応するものとして設定した投光器
    の投光周期に同期するもののみを有効化する同期抽出手
    段により取り出されたゲート手段からの信号に基づき前
    記検出手段における検出動作を行うようにしたことを特
    徴とする透過型光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段には、前記同期抽出手段に
    より有効化されたゲート手段からの出力信号を積分し、
    その値が予め設定された基準レベルに達したときには、
    出力を反転させるように動作する積分判定手段と、前記
    各ゲート手段において、他のゲート手段と同時に前記同
    期受光動作を行ったことを検知する干渉検知手段とが設
    けられ、前記積分判定手段は、前記ゲート手段からの出
    力信号のうち、前記干渉検知手段により検知動作があっ
    たときの出力信号を無効化させることを特徴とする請求
    項1に記載の透過型光電スイッチ。
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