JP2002232053A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

Info

Publication number
JP2002232053A
JP2002232053A JP2001022738A JP2001022738A JP2002232053A JP 2002232053 A JP2002232053 A JP 2002232053A JP 2001022738 A JP2001022738 A JP 2001022738A JP 2001022738 A JP2001022738 A JP 2001022738A JP 2002232053 A JP2002232053 A JP 2002232053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
solder
laser device
package
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001022738A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sasao
正典 笹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001022738A priority Critical patent/JP2002232053A/ja
Publication of JP2002232053A publication Critical patent/JP2002232053A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザチップ、温度調節部品、光学部
品および電気的部品を内装した半導体レーザ装置におい
て、地球環境を汚染しないはんだを用いて高い信頼性を
得る。 【解決手段】 パッケージケース1の底面にペルチェ素
子2をSn−Inはんだ3により接着し、該ペルチェ素
子2の上にSn−Inはんだ3によりヒートスプレッダ
ー4を接着し、該ヒートスプレッダー4の上にSn−I
nはんだ3により、半導体レーザチップ6が取り付けら
れたレーザステム5を接着する。レーザステム5に取り
付けられたサーミスタ7、およびペルチェ端子27は、S
n−Ag−Cuはんだがメッキされたパッケージ端子8
にSn−Ag−Cuはんだ9によってそれぞれ取り付け
られている。パッケージケース1は窓ガラス10が取り付
けられた蓋11により密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージ内に半
導体レーザチップ、温度調節部品、光学部品および電気
的部品が内装されている半導体レーザ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザ素子を内装した半導
体レーザパッケージ内、ペルチェ、ヒートスプレッダ
ー、レーザステムなどの温度調節部品、レンズ等の光学
部品あるいは端子等の電気的部品の接合には、作業性、
ヌレ性、コスト性等を考慮して、一般的にSn−Pb共
晶はんだ(融点183℃)が使用されてきた。しかし、
近年、酸性雨の拡大に伴い、鉛を含む廃棄物からの鉛イ
オンの溶け出しが増大し、地下水の汚染が問題となりつ
つある。そのため、地球環境保護の観点から鉛を含まな
い代替はんだの使用が求められている。そこで特許第30
27441号に記載されているように、プリント基板と電子
部品との接合用高温はんだとして、Sn−Ag−Cuは
んだやSn−Ag−Cu−Sbはんだが提案されてい
る。しかし、これらの鉛を含まないはんだは従来のSn
−Pbはんだに比べて融点が高く(融点210〜230
℃)、ヌレ性も悪いため、フラックスを使用してヌレ性
を向上させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このフラック
スは使用後有機溶剤などで洗浄し取り除くが、パッケー
ジ内の表面積が大きい場合、あるいは光学素子の微細な
隙間にフラックスが入り込んだ場合は完全に取除くこと
が非常に難しく、半導体レーザ素子の信頼性を悪化させ
るという問題がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて、パッケージ内
に半導体レーザチップ、温度調節部品、光学部品および
電気的部品が内装された半導体レーザ装置において、信
頼性の高い半導体レーザ装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ装
置は、パッケージ内に、半導体レーザチップ、温度調節
部品、光学部品および電気的部品が内装された半導体レ
ーザ装置において、温度調節部品、光学部品および電気
的部品の、パッケージへのはんだ付け、および該部品間
のはんだ付けに鉛を含まないはんだが用いられているこ
とを特徴とするものである。
【0006】鉛を含まないはんだは、Sn−In系、S
n−Ag系、Sn−Cu系、Sn−Bi系、Sn−Zn
系、Sn−Sb系、Sn−Au系およびSn−Ag−C
u系の少なくとも1つからなることが望ましい。
【0007】温度調節部品、光学部品および電気的部品
に、Sn−In系、Sn−Ag系、Sn−Cu系、Sn
−Bi系、Sn−Zn系、Sn−Sb系、Sn−Au系
またはSn−Ag−Cu系のはんだ、Au、Pt、Pd
およびInからなる群より選ばれる少なくとも1つがメ
ッキあるいは蒸着されていることが望ましい。
【0008】なお、上記「系」とは、記載されている元
素を主成分として含有していることを示す。
【0009】
【発明の効果】本発明の半導体レーザ装置によれば、使
用するはんだに鉛が含まれていないため、地球環境に悪
影響を及ぼさない信頼性の高い半導体レーザ装置を得る
ことができる。
【0010】また、鉛を含まないはんだとして、上記の
ようなはんだを用いることは接着力が強く好ましい。
【0011】また、上記のような鉛を含まないはんだ、
Au、Pt、PdおよびInの少なくとも1つが半導体
レーザチップ、あるいは内装されている部品にメッキあ
るいは蒸着されていることは、接着強度を高めるのによ
り効果的である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0013】本発明の第1の実施の形態による半導体レ
ーザ装置について説明する。その概略構成図を図1に示
す。
【0014】図1に示すように、本実施の形態による半
導体レーザ装置は、パッケージケース1の底面にペルチ
ェ素子2がSn−Inはんだ3により接着され、該ペル
チェ素子2の上にSn−Inはんだ3によりヒートスプ
レッダー4が接着され、該ヒートスプレッダー4の上に
Sn−Inはんだ3により、半導体レーザチップ6が取
り付けられたレーザステム5が接着されている。レーザ
ステム5に取り付けされたサーミスタ7、およびペルチ
ェ端子27は、Sn−Ag−Cuはんだがメッキされたパ
ッケージ端子8にSn−Ag−Cuはんだ9によって、
それぞれ取り付けられている。そして、パッケージケー
ス1は窓ガラス10が取り付けられた蓋11により密封され
ている。レーザステム5は、サーミスタ7とペルチェ素
子2とにより温度調節され、一定温度に保たれている。
【0015】次に本発明の第2の実施の形態による光フ
ァイバ結合型半導体レーザ装置について説明する。その
概略構成図を図2に示す。
【0016】図2に示すように、パッケージケース21の
底面にペルチェ素子22がSn−Inはんだ23により接着
され、該ペルチェ素子22の上にSn−Inはんだ23によ
りヒートスプレッダー24が接着され、該ヒートスプレッ
ダー24の上にSn−Inはんだ23により、半導体レーザ
チップ26が取り付けられたレーザステム25と、光ファイ
バ33と、該光ファイバ33に半導体レーザチップ26からの
出射光を集光するレンズ32とが接着されている。レーザ
ステム25に取り付けられたサーミスタ7およびペルチェ
端子27は、Sn−Ag−Cuはんだがメッキされたパッ
ケージ端子28にSn−Ag−Cuはんだ29により、それ
ぞれ取り付けられている。パッケージケース21は蓋31に
より密封されている。レーザステム25は、サーミスタ7
とペルチェ素子22とによって温度調節され、一定温度に
保たれている。
【0017】上記2つの実施の形態において、鉛を用い
ないはんだを用いることにより、地球環境を汚染するこ
となく、信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることがで
きる。また、パッケージ端子にSn−Ag−Cuはんだ
がメッキされていることによりヌレ性が向上している。
母材に、Sn−In系、Sn−Ag系、Sn−Cu系、
Sn−Bi系、Sn−Zn系、Sn−Sb系またはSn
−Au系のはんだ、Au、Pt、PdおよびInの少な
くとも1つをメッキあるいは蒸着することによってフラ
ックスを用いずにヌレ性を向上させることができる。な
お、メッキあるいは蒸着する材料は、はんだと同じ系を
用いることが好ましい。
【0018】例えば、Cuからなる母材にSn−Ag−
Cuはんだを用いて端子をはんだ付けする場合、母材に
メッキする材料を変えたときのはんだ付け強度につい
て、図3の引張り強度のグラフをもとに説明する。
【0019】図3に示すように、Niメッキに比べ、P
dメッキの場合が引張り強度が高く、さらに、NiやP
dをメッキした場合と比較して、同系のSn−Ag−C
uはんだをメッキすると、引張り強度が一番高いことが
わかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
装置を示す概略構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態による半導体レーザ
装置を示す概略構成図
【図3】メッキ材を変えた場合の端子接合の引張り強度
を示すグラフ
【符号の説明】
1,21 パッケージケース 2,22 ペルチェ素子 3,23 Sn−Inはんだ 4,24 ヒートスプレッダー 5,25 レーザステム 6,26 半導体レーザチップ 7 サーミスタ 8,28 パッケージ端子 9,29 Sn−Ag−Cuはんだ 10 窓ガラス 11,31 蓋 27 ペルチェ端子 32 レンズ 33 光ファイバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ内に、半導体レーザチップ、
    温度調節部品、光学部品および電気的部品が内装された
    半導体レーザ装置において、 前記温度調節部品、光学部品および電気的部品の、前記
    パッケージへのはんだ付け、および該部品間のはんだ付
    けに鉛を含まないはんだが用いられていることを特徴と
    する半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記鉛を含まないはんだが、Sn−In
    系、Sn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−Bi系、Sn
    −Zn系、Sn−Sb系、Sn−Au系およびSn−A
    g−Cu系の少なくとも1つからなることを特徴とする
    請求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記温度調節部品、光学部品および電気
    的部品に、Sn−In系、Sn−Ag系、Sn−Cu
    系、Sn−Bi系、Sn−Zn系、Sn−Sb系、Sn
    −Au系またはSn−Ag−Cu系のはんだ、Au、P
    t、PdおよびInからなる群より選ばれる少なくとも
    1つがメッキあるいは蒸着されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の半導体レーザ装置。
JP2001022738A 2001-01-31 2001-01-31 半導体レーザ装置 Withdrawn JP2002232053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022738A JP2002232053A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022738A JP2002232053A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体レーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002232053A true JP2002232053A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18888108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022738A Withdrawn JP2002232053A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002232053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003081734A1 (fr) * 2002-03-27 2003-10-02 The Furukawa Electric Co., Ltd Module et procede optique d'assemblage de module optique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003081734A1 (fr) * 2002-03-27 2003-10-02 The Furukawa Electric Co., Ltd Module et procede optique d'assemblage de module optique
US6963676B2 (en) 2002-03-27 2005-11-08 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical module and method of assembling the optical module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5221038A (en) Method for forming tin-indium or tin-bismuth solder connection having increased melting temperature
KR0124517B1 (ko) 무연의 주석, 안티몬, 비스무트 및 구리 납땜 합금
KR100213695B1 (ko) 주석-비스무트 솔더 페이스트 및 고온 특성이 개량된 접속을 형성하는데 페이스트를 사용하는방법
US5344607A (en) Lead-free, high tin, ternary solder alloy of tin, bismuth, and indium
JPH0788681A (ja) 無鉛高温すずベース多成分はんだ
US20050139644A1 (en) Electronic devices and methods of forming electronic devices
US6334570B1 (en) Soldering method
JP2854782B2 (ja) 電子部品の固定方法、回路基板の製造方法及び回路基板
JP2002261104A (ja) 半導体装置および電子機器
WO2000074132A1 (en) Method of protective coating bga solder alloy spheres
JP2002001573A (ja) 無鉛クリームはんだ、およびそれを使用した接着方法
JP2002232053A (ja) 半導体レーザ装置
JP4259445B2 (ja) 半田ペーストおよび半田接合方法
US6203929B1 (en) Gold plated solder material and method of fluxless soldering using solder
JP2009158725A (ja) 半導体装置およびダイボンド材
JP2001313462A (ja) 電子部品の実装方法
JP2002111113A (ja) 光モジュール
JPH0985484A (ja) 鉛フリーはんだとそれを用いた実装方法及び実装品
JPH071811Y2 (ja) 半導体レ−ザモジユ−ル
EA014889B1 (ru) Способ припаивания электронных компонентов
JP2004006580A (ja) 電子部品及びその実装構造及びその実装方法
JP2002185131A (ja) はんだ付け方法およびはんだ接合部
JP2003188041A (ja) チップ部品およびそれを実装した回路装置
JP2002330045A (ja) 水晶振動子及びその実装構造およびその実装方法
JPH01230213A (ja) 電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401