JP2002231451A - 有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子

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JP2002231451A
JP2002231451A JP2001022880A JP2001022880A JP2002231451A JP 2002231451 A JP2002231451 A JP 2002231451A JP 2001022880 A JP2001022880 A JP 2001022880A JP 2001022880 A JP2001022880 A JP 2001022880A JP 2002231451 A JP2002231451 A JP 2002231451A
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color
light
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organic electroluminescent
electroluminescent device
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JP2001022880A
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Inventor
Toyoyasu Tadokoro
豊康 田所
Hitoshi Wakai
仁資 若井
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の発光色が得られ、且つ工程が煩雑にな
る虞がない電界発光素子を提供する。 【解決手段】 有機電界発光素子10は、少なくとも透
明電極14と有機層17と背面電極18とを有する積層
体12を透光性基板11に形成したものである。有機層
17は、第一の色の光を発する発光層を有する。蛍光層
15は、前記光の一部を第二の色に変え、前記光の他の
一部を通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の発光色を得
ることができる有機電界発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発光層が発する色とは異なる
所望の発光色(例えば白色)を得る有機電界発光素子が
種々提案されており、例えば特開2000−27725
7号公報に開示されている。斯かる有機電界発光素子1
は、図5に示すように、ガラス基板2に積層体3を蒸着
あるいはスパッタリングで形成したものである。積層体
3は透明電極4、発光層5R,5G,5B、背面電極
6、隔壁レジスト7からなるものである。
【0003】発光層5R,5G,5Bは、透明電極4と
背面電極6とに挟まれており、隔壁レジスト7により各
々絶縁されている。透明電極4と背面電極6とに直流駆
動電圧を印加すると、発光層5R,5G,5Bは、夫々
赤色,緑色,青色に発光する。そして、有機電界発光素
子1は、発光層5R,5G,5Bが発する3色の光を混
色させて、白色の光を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各発光
層5R,5G,5Bにドープするドーパント材料が夫々
異なり、各発光層5R,5G,5Bを夫々別工程にて形
成しなければならないため、工数が多くなり、大量生産
のためには不都合であった。本発明は、この問題に鑑み
なされたものであり、所望の発光色が得られ、且つ工程
が煩雑になる虞がない電界発光素子を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、少なくとも透明電極と有機層と背面電極と
を有する積層体を透光性基板に形成した有機電界発光素
子であって、前記有機層は第一の色の光を発する発光層
を少なくとも有し、前記光の一部を第二の色に変え前記
光の他の一部を通過させる蛍光体を設けたものである。
【0006】また、本発明は、前記蛍光体は、前記有機
層に設けられているものである。
【0007】また、本発明は、前記第一の色と前記第二
の色とは補色の関係にあり、発光色が白色系であるもの
である。
【0008】また、本発明は、前記第一の色は青色系で
あり、前記第二の色は黄色系であるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】有機電界発光素子10は、透光性
基板11に積層体12を形成したものである。積層体1
2は、透明電極14と、蛍光層15と、有機層17と、
背面電極18と、を有する。有機層17は、青色(第一
の色)の光を発する発光層21を少なくとも有する。蛍
光層15は、発光層17が発した光の一部を通過させ、
前記光の他の一部を黄色(第二の色)に変える。青色の
光と黄色の光とは混色され、白色の光になる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面に基いて、本発明の一実施
例を説明する。有機電界発光素子10は、ガラス基板1
1(透光性基板),積層体12及び封止部材13を有し
ている。積層体12は、インジウムスズ酸化物(IT
O:Indium Tin Oxide)からなる透明電極14,蛍光層
15,ポリイミド系のレジストからなる絶縁層16,有
機層17,アルミリチウム(Al:Li)からなる背面電極
18からなるものであり、ガラス基板11の後面に形成
されている。蛍光層15は、青色の光を吸収して黄色の
光を発する蛍光体(例えば、出光興産(株)製「IDE10
3」)を含有している。
【0011】有機層17は、正孔注入層19,正孔輸送
層20,発光層21及び電子輸送層からなるものである
(図4参照)。正孔注入層19は透明電極14(陽極)
から正孔を取り込む働きを有するフェノール系有機物で
ある銅フタロシアニン(CuPc)、正孔輸送層20は前記
正孔を発光層21へ送る働きを有するアミン系有機物で
ある4,4'−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−ア
ミノ]ビフェニル(NPD)、発光層21はホストとなる4,
4'−ビス(2,2'−ジフェニルビニル)ビフェニル(DPVB
i)に青色ドーパントである出光興産(株)製「IDE12
0」をドープしたもの、電子輸送層22は背面電極18
(陰極)からの電子を発光層21へ送る働きを有するア
ルキレート有機物であるトリキノリノレートアルミニウ
ム(Alq3)からなる。なお、有機層17は、少なくとも
発光層21を有していれば良く、正孔注入層19,正孔
輸送層20及び電子輸送層22は無くても良いが、正孔
注入層19,正孔輸送層20及び電子輸送層22を設け
ることにより、有機電界発光素子10の発光輝度を高く
することができる。
【0012】図3に示すように、透明電極14は、リー
ド部23と、リード部23の一端と連なる表示セグメン
ト部24と、リード部23の他端と連なる陽極端子部2
5と、陰極端子部26とを有している。表示セグメント
部24は日字形に配設されており、この表示セグメント
部24に各々リード部23が連設されている。リード部
23はガラス基板11の一辺側に引き回されており、陽
極端子部25が連設されている。陽極端子部25及び陰
極端子部26はガラス基板11の一辺側に列状に配置さ
れている。蛍光層15は、表示セグメント部24と略同
一の日字形になっており、表示セグメント部24の後側
に積層されている。
【0013】透明電極14のリード部23及び表示セグ
メント部24は、絶縁層16により背面電極18と絶縁
されている。絶縁層16は、透明電極14の表示セグメ
ント部24及び蛍光層15の周縁部と若干重なるように
形成されており、各端子部25,26の近傍を除いて、
ガラス基板11の略全範囲に設けられている。絶縁層1
6には矩形の切欠き部27が設けられており、この切欠
き部27で陰極端子部26が背面電極18と導通され
る。28は紫外線硬化性の接着剤であり、この接着剤2
8によりガラス基板11の後面と封止部材13の接着面
29とが接着される。
【0014】陽極端子部25と陰極端子部26とを直流
電源に接続し、透明電極14と背面電極18とに駆動電
圧を印加すると、発光層21が青色(第一の色)で発光
する。発光層21が発した光の一部は蛍光層15で吸収
され、蛍光層15が黄色(第二の色)で発光し、且つ、
発光層21が発した光の他の一部は蛍光層15を通過す
る。そして、黄色の光と、青色の光は混色され、白色の
光となる。
【0015】なお、本実施例は、白色で光輝するもので
あったが、発光層21にドープさせるドーパント材料や
蛍光層15の色を適宜選定することにより、所望の発光
色を得ることができ、発光層21は1個だけで良く、従
来例のように複数の発光層5R,5G,5Bを形成しな
くて良いため、工程が煩雑になる虞がない。本実施例
は、表示セグメント部24と略同一の日字形の蛍光層1
5を形成したものであるが、例えば、透光性基板11の
略全範囲に形成しても良い。また、透明電極14と有機
層17の間に蛍光層15を設けたものであるが、例え
ば、透光性基板11の前面に蛍光層15を形成しても良
く、本実施例と同様の効果を得ることができる。また、
蛍光体を正孔注入層19にドーピングさせても良い。
【0016】また、本実施例は、セグメント型の有機電
界発光素子であったが、多数の画素を行列状に配設した
マトリクス型の有機電界発光素子にも本発明を適用でき
る。また、液晶表示素子等の通過型表示素子のバックラ
イトとして用いられるような略全面が発光する有機電界
発光素子にも適用できることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明は、少なくとも透明電極と有機層
と背面電極とを有する積層体を透光性基板に形成した有
機電界発光素子であって、前記有機層は第一の色の光を
発する発光層を少なくとも有し、前記光の一部を第二の
色に変え前記光の他の一部を通過させる蛍光体を設けた
ものであり、第一の色と第二の色とを混色することによ
り、所望の発光色を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す断面図。
【図2】 同上実施例を示す正面図。
【図3】 同上実施例を示す分解斜視図。
【図4】 同上実施例を示す有機層の拡大断面図。
【図5】 従来例を示す断面図。
【符号の説明】
10 有機電界発光素子 11 ガラス基板(透光性基板) 12 積層体 14 透明電極 15 蛍光層 17 有機層 18 背面電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも透明電極と有機層と背面電極
    とを有する積層体を透光性基板に形成した有機電界発光
    素子であって、前記有機層は第一の色の光を発する発光
    層を少なくとも有し、前記光の一部を第二の色に変え前
    記光の他の一部を通過させる蛍光体を設けたことを特徴
    とする有機電界発光素子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の有機電界発光素子にお
    いて、前記蛍光体は、前記有機層に設けられていること
    を特徴とする有機電界発光素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の有機電
    界発光素子において、前記第一の色と前記第二の色とは
    補色の関係にあり、発光色が白色系であることを特徴と
    する有機電界発光素子。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3に記
    載の有機電界発光素子において、前記第一の色は青色系
    であり、前記第二の色は黄色系であることを特徴とする
    有機電界発光素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006061954A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. 有機el素子

Cited By (2)

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