JP2002231206A - 安全弁付密閉部品とその製造方法 - Google Patents

安全弁付密閉部品とその製造方法

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JP2002231206A JP2001025462A JP2001025462A JP2002231206A JP 2002231206 A JP2002231206 A JP 2002231206A JP 2001025462 A JP2001025462 A JP 2001025462A JP 2001025462 A JP2001025462 A JP 2001025462A JP 2002231206 A JP2002231206 A JP 2002231206A
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忠満 畦間
Yoshinori Ishikawa
吉紀 石川
Hirotaka Marutani
浩隆 丸谷
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ケースの内圧が所定値以上に上昇
した場合に、確実に薄肉部が開裂して、圧力上昇した内
部圧力を外部に放出可能な、製造が容易で、且つ信頼性
の高い安全弁部を有する安全弁付密閉部品とその製造方
法を提供すること。 【解決手段】 本発明の安全弁付密閉部品1の安全弁部
4は、蓋体3の一方の面3cの一部を凹ませて第1凹部
4aを形成し、この第1凹部4aと対向する位置の蓋体
3の他方の面3dを凹ませて第2凹部4bを形成し、第
1、第2凹部4a、4bで形成された薄肉部4cにより
安全弁部4が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は安全弁付密閉部品に
係わり、とりわけ内部が気密に遮蔽されるケース内部の
圧力が上昇したときに安全性を確保するために用いられ
る安全弁付密閉部品及びこの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部が気密に遮蔽されたケースで
ある、例えば電池ケースの内部に、有機溶媒系電解液を
注入して密閉したリチウムイオン二次電池等が、電話や
カメラ等の携帯用機器に充電可能な電源として広く使用
されている。
【0003】ところが、このような電池に再充電すると
きに、過充電を行ったり、規定された電流よりも大きな
電流で充電を行ったりすると、電池に異常が生じて電池
内に気体が発生し、電池ケース内の圧力が上昇して、電
池ケースの膨張、さらには電池ケースに亀裂等が発生
し、内部の電解液が外部ににじみ出して、電池を組み込
んだ機器に悪影響を与えることがあった。また、これら
に至らなくてとも、前述したような異常状態のままで、
電池の使用を継続すると、電池の膨張が進行し、電池ケ
ースが破裂したりする危険性があり、異常が生じた電池
は速やかに使用を中止する必要があった。
【0004】その対策として、例えば前述したような電
池においては、図8に示すような、電池ケースであるケ
ース11の内部を気密に遮蔽する蓋体12の一部に、薄
肉部13からなる安全弁部14を設けた安全弁付密閉部
品15を用いたものがある。前記安全弁部14は、蓋体
12の一部に円形状で所定の深さの凹部12aを形成
し、この凹部12aにより薄肉部13が形成され、この
薄肉部13が他の部分より強度的に弱くなって、開裂容
易になっていた。
【0005】このような安全弁付密閉部品を備えた従来
のリチウムイオン二次電池は、ケース11の内部圧力が
所定値以上に上昇すると、この上昇した内部圧力がケー
ス11、及び蓋体12の内面に加わる。すると、強度的
に弱い薄肉部13が外側に膨らんで、薄肉部13の一部
が開裂する。
【0006】そして、薄肉部13の開裂部分からケース
11の高圧になった内部圧力が外部に排出されて、電池
の破裂を未然に防止するようになっている。このような
従来の安全弁付密閉部品は、厚さが略0.6mmのステ
ンレス等の硬質の金属板からなる蓋体12の一部を、切
削バイト(図示せず)で切削して凹部12aを形成し、
この凹部12aにより、厚さが略0.03mmの薄肉部
13からなる安全弁部14を形成していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の安全弁
付密閉部品は、厚さが略0.6mmの蓋体12を、切削
バイによる切削加工だけで凹部12aを形成し、この凹
部12aの深さを調整して、厚さが略0.03mmの薄
肉部13を形成していたので、切削加工に時間が掛かる
問題があった。また、凹部12aの切削加工に時間が掛
かることにより、切削バイトの寿命が短くなり、切削バ
イトを新しいものに頻繁に交換しなければならなかっ
た。また、従来の安全弁付密閉部品15を用いた電池等
が薄型の場合に、蓋体12の幅寸法が狭くなり、円形の
凹部12aの直径寸法も小さくなる。そのために、薄肉
部13の有効開裂面積が小さくなり、ケース11内部の
圧力上昇が低圧の場合に、薄肉部13を開裂できなくな
り信頼性が低下するおそれがあった。
【0008】本発明は前述したような問題点に鑑みてな
されたもので、ケースの内圧が所定値以上に上昇した場
合に、確実に安全弁部を開裂して、圧力上昇した内部圧
力を外部に放出可能な、製造が容易で、且つ信頼性の高
い安全弁付密閉部品とその製造方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の安全弁付密閉部品は、
ケースと、このケースの内部を気密に遮蔽する蓋体と、
この蓋体の一部に形成して前記ケースの内圧が所定値以
上に上昇すると開裂する安全弁部とを備え、前記蓋体の
一方の面の一部を凹ませて第1凹部を形成し、この第1
凹部と対向する位置の前記蓋体の他方の面を凹ませて第
2凹部を形成し、前記第1、第2凹部により所定厚さの
薄肉部を形成し、この薄肉部により前記安全弁部を構成
した。
【0010】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記第1凹部は、平面視形状を略楕円形
状に形成し、前記第2凹部は、前記第1凹部の長円部分
の寸法より大きくした構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として 前記安全弁部は、前記第2凹部の深さを
前記第1凹部の深さより浅くした構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段としての安全弁付密閉部品の製造方法は、ケース
の内部を気密に遮蔽する蓋体を有し、この蓋体の一方の
面の一部を所定寸法凹ませて第1凹部を形成する第1の
工程と、前記第1凹部と対向する位置の前記蓋体の他方
の面を所定寸法凹ませて第2凹部を形成する第2の工程
とにより、所定厚さの薄肉部からなる安全弁部を形成す
るような製造方法とした。
【0013】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記第1の工程は、プレス加工で前記第
1凹部を形成し、前記第2の工程は、切削、または研削
加工で前記第2凹部を形成するような製造方法とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の安全弁付密閉部
品とその製造方法の実施の形態について説明する。図1
は本発明に関する上面図、図2は図1の要部断面正面
図、図3は図1の3−3断面図であり、図4、図5は本
発明に係わる安全弁部の動作を説明する要部断面図であ
り、図6、図7は本発明に関する安全弁付密閉部品の製
造方法を説明する概略図である。
【0015】本発明の安全弁付密閉部品1は、図1、2
に示すように、ケース2と、このケース2の内部を気密
に遮蔽する蓋体3と、この蓋体の一部に形成してケース
2の内部圧力が所定値以上に上昇すると一部が開裂し、
この開裂部分から内部の圧力上昇した気体を外部に放出
可能な安全弁部4とを備えている。前記蓋体3は、ステ
ンレス材のような導電性金属板から成り、外形が横長の
略矩形に形成され、厚さが略0.6mmあり、外周部に
鍔部3aと、この鍔部3aの内側を絞り加工等で下方に
突出させて平坦状の遮蔽板3bが形成されている。前記
蓋体3の表面である一方の面3c側の略中央部に、安全
弁部4が形成されている。
【0016】この安全弁部4は、図3に示すように、蓋
体3の一方の面3cの一部を所定寸法、例えば深さが略
0.5mmになるように凹ませて第1凹部4aが形成さ
れている。この第1凹部4aは、図1の示すように、平
面視の形状が略楕円形状に形成され、寸法Aの長円方向
が蓋体の長手方向の中心線Xと平行方向に形成されてい
る。そのために、第1凹部4aは、図1に示す幅寸法B
を、蓋体3の幅寸法より大きく形成できないが、寸法B
の長円方向は、長くすることができる。また、安全弁部
4は、第1凹部4aと対向する位置の蓋体3の他方の面
3dを所定寸法、例えば深さが略0.07mmになるよ
うに凹ませて第2凹部4bを形成している。そして、第
1、第2凹部4a、4bにより、所定厚さ、例えば厚さ
が略0.03mmの薄膜状の薄肉部4cが形成され、こ
の薄肉部4cにより安全弁部4が構成されている。
【0017】また、第2凹部4bは、寸法Aの第1凹部
4aの長円部分の寸法より外形寸法を大きく形成してい
るので、第1凹部4aの底部全面を薄肉部4cとするこ
とができる。そのために、第1凹部4aの寸法Aの長円
方向を大きくすることにより、薄肉部4aの有効開裂面
積を広くすることができ、気密に遮蔽したケース2内部
の圧力上昇が低くても、図4に示すように、薄肉部4c
を図示上方に、適正に膨らますことができるようになっ
ている。
【0018】また、蓋体3は、図1に示す安全弁部4の
図示左隣り近傍に、中心線Xと略平行方向に延びて形成
された安全弁部4の開裂を誘発するための開裂誘発部5
が、例えば2本形成されている。この開裂誘発部5は、
研削加工等により所定の深さのV字状の溝からなり、V
字状の底部5aが薄肉になっているので、開裂誘発部5
が形成された部分が、その他の部分より強度的に弱くな
っている。そのために、気密に遮蔽したケース2の内部
圧力が上昇すると、安全弁部4の薄肉部4cが上方に膨
らむと共に、開裂誘発部5近傍の蓋体3も上方に膨らん
で変形し、この変形に誘発されて安全弁部4の薄肉部4
cが開裂されるようになっている。即ち、ケース2内部
の圧力上昇が低圧でも、安全弁部4の薄肉部4cを容易
に開裂できるようになっている。
【0019】また、蓋体3の図示右側には、蓋体3を絞
り加工等で凹ませた端子取付部6が形成され、この端子
取付部6の底部に開口部6aが形成されている。前記端
子取付部6には絶縁部材から成る封口ガスケット(図示
せず)が挿入され、この封口ガスケットにより蓋体3と
絶縁された陽極端子(図示せず)が開口部6aにカシメ
等で取り付けられている。そして、安全弁付密閉部品1
は、蓋体3の鍔部3aを図2に示すケース2に溶接等で
取り付けることにより、ケース2の内部を気密に遮蔽す
ることができるようになっている。前述のような安全弁
付密閉部品1を、例えばリチウム二次電池に用いる場合
は、ケース2が電池ケースからなり、ケース2の内部
に、電池を構成する電解液(図示せず)、及び内部電極
(図示せず)等が密閉されて収納されている。
【0020】そして、電池(図示せず)に何らかの異常
が発生し、図4に示すように、ケース2内部の圧力Bが
上昇すると、強度的に弱い安全弁部4の薄肉部4cが図
示上方の外側に膨らむ。また、上昇した圧力Cによっ
て、開裂誘発部5近傍の蓋体3が上方に押し上げられて
変形する。この開裂誘発部5近傍の蓋体3の変形によ
り、安全弁部4の薄肉部4cの外周部に歪みが発生して
薄肉部4cの開裂が誘発される。そして、薄肉部4cが
開裂すると、図5に示すように、薄肉部4cに開裂口4
dが形成され、この開裂口4cからケース2内部の上昇
した圧力Cがケース2外部に放出されて、ケース2の破
裂等を未然に防ぐことができる。
【0021】また、本発明の安全弁付密閉部品の製造方
法を図6、図7に基づいて説明する。まず、蓋体3の一
部を凹ませて第1凹部4aを形成する第1の工程は、図
6に示すように、プレス加工で断面が楕円形状のポンチ
7を矢印D方向に降下させて、下型8に蓋体3の一方の
面3cに第1凹部4aを略0.5mmの深さに形成す
る。
【0022】次に、第1凹部4aと対向する位置の蓋体
3の他方の面3dに第2凹部4bを形成する第2の工程
は、図7に示すように、蓋体3を逆さにして、第1凹部
4aを下向きにした状態で蓋体3を位置決め治具9に載
置する。この状態で、第1凹部4aと対向する位置の蓋
体3の他方の面3dを、切削バイト10を矢印E方向に
回転させながら、蓋体3を切削加工で凹ませて第2凹部
4bを略0.07mmの深さで形成する。すると、蓋体
3には、第1、第2凹部4a、4bにより、所定厚さで
ある略0.03mmの薄肉部4cが形成され、この薄肉
部4cにより安全弁部4が構成されている。
【0023】前記切削バイト10の直径寸法は、寸法A
の第1凹部4aの長円寸法より大きいものを使用してい
る。そのために、第2凹部4bは、第1凹部4aより外
形寸法が大きく形成されて、第1凹部4aの底部全面を
薄肉部4cとすることができ、薄肉部4cの有効開裂面
積を広くすることができる。
【0024】前記第2の工程は、第1凹部bを形成する
ための工具が切削バイト10に限定されず、例えば研磨
砥石等を用いて、中心線Xと直交する方向に研削加工で
溝(図示せず)を形成し、この溝を第2凹部としても良
い。このような製造方法により作られた安全弁付密閉部
品1は、プレス加工により形成する第1凹部4aの深さ
を深くすることにより、第2凹部4bの深さを浅くする
ことができ、第2の工程での、加工時間を短くすること
ができる。第2の工程での、加工時間を短くすることに
より、薄肉部4cの加工硬化が発生し難くなり、第2の
工程の途中で薄肉部4cに亀裂等のクラックが発生する
ことを防ぐことができる。
【0025】本発明の安全弁付密閉部品1の実施の形態
では、安全弁部4近傍に開裂誘発部5を形成したもので
説明したが、開裂誘発部5を設けないで安全弁部4だけ
のものでも良い。また、安全弁部4の楕円形状の第1凹
部4aの大きさは、可能な限り大きくした方が、ケース
2内部の圧力Bの上昇が低圧でも、薄肉部4cを容易に
開裂することができる信頼性の高い安全弁付密閉部品1
を提供できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の安全弁付密閉部品は、第1凹部
と対向する位置の蓋体の他方の面を凹ませて第2凹部を
形成し、第1、第2凹部により所定厚さの薄肉部を形成
し、この薄肉部により安全弁部を構成したので、薄肉部
を第1、第2凹部で形成することにより、薄肉部の厚さ
を0.03mm以下の薄膜状に形成しても、加工硬化を
小さくできる。そのために、製造時にクラック等の亀裂
の発生がない薄肉部を形成でき、信頼性の高い安全弁付
密閉部品を提供できる。また、安全弁部を構成する薄肉
部は、蓋体の一方と他方の両面から沈んだ状態で形成さ
れているので、蓋体をケースに取り付ける組立作業等に
おいて、薄膜状の薄肉部に誤って触るのを防ぐことがで
きる。そのために、組立作業等における薄肉部の強度劣
化を防ぐことができ、歩留まりを向上できると共に、更
に信頼性を高めることができる。
【0027】また、第1凹部は、平面視形状を略楕円形
状に形成し、前記第2凹部は、前記第1凹部の長円部分
の寸法より大きくしたので、第1凹部の底部全面を薄肉
部として、有効開裂面積を広くすることができる。その
ために、ケース内部の圧力上昇が低圧でも、容易に開裂
可能な安全弁付密閉部品を提供できる。
【0028】また、安全弁部は、第2凹部の深さを第1
凹部の深さより浅くしたので、第2凹部を形成する加工
時間を短くすることができる。また、第2凹部の加工時
間を短くすることにより、薄肉部の加工硬化を防ぐこと
ができ、製造時にクラック等の亀裂が発生しにくい。
【0029】また、本発明の製造方法は、蓋体の一方の
面の一部を所定寸法凹ませて第1凹部を形成する第1の
工程と、第1凹部と対向する位置の蓋体の他方の面を所
定寸法凹ませて第2凹部を形成する第2の工程とによ
り、所定厚さの薄肉部からなる安全弁部を形成するよう
にしたので、薄肉部を蓋体の一方と他方の面から所定の
深さ沈ませて形成することができ、組立事等に薄膜状の
薄肉部に誤って触るのを防ぐことができる。また、蓋体
の両面を2工程に分けて第1、第2凹部を形成すること
により、薄肉部の加工硬化を小さくすることができる。
【0030】また、第1の工程は、プレス加工で第1凹
部を形成し、第2の工程は、切削、または研削加工で第
2凹部を形成するようにしたので、切削、または研削加
工により、加工硬化のない薄肉部を形成することがで
き、加工途中で薄肉部にクラック等が発生することがな
い。また、プレス加工する第1凹部を深く、切削加工す
る第2凹部を浅くすることにより、切削バイトの寿命を
長くすることができ、切削加工時に頻繁に切削バイトの
交換をしなくても良い。また、このような製造方法で製
造した安全弁付密閉部品を、例えば電池に用いた場合、
この電池を誤って落下させたとしても、薄肉部が加工硬
化してないので、クラック等の発生がなく薄肉部の開裂
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する上面図である。
【図2】図1の要部断面正面図である。
【図3】図1の3−3断面図である。
【図4】本発明に係わる安全弁部の動作を説明する要部
断面図である。
【図5】本発明に係わる安全弁部の動作を説明する要部
断面図である。
【図6】本発明に関する安全弁付密閉部品の製造方法を
説明する概略図である。
【図7】本発明に関する安全弁付密閉部品の製造方法を
説明する概略図である。
【図8】従来の安全弁付密閉部品の要部断面図である。
【符号の説明】
1 安全弁付密閉部品 2 ケース 3 蓋体 3a 鍔部 3b 遮蔽板 3c 一方の面 3d 他方の面 4 安全弁部 4a 第1凹部 4b 第2凹部 4c 薄肉部 5 開裂誘発部 5a 底部 6 端子取付部 6a 開口部 7 ポンチ 8 下型 9 位置決め治具 10 切削バイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA09 AA13 CC06 DD05 DD07 5H012 AA01 BB02 DD01 DD17 EE04 FF01 GG01 GG03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースの内部を気密に遮
    蔽する蓋体と、この蓋体の一部に形成して前記ケースの
    内圧が所定値以上に上昇すると開裂する安全弁部とを備
    え、前記蓋体の一方の面の一部を凹ませて第1凹部を形
    成し、この第1凹部と対向する位置の前記蓋体の他方の
    面を凹ませて第2凹部を形成し、前記第1、第2凹部に
    より所定厚さの薄肉部を形成し、この薄肉部により前記
    安全弁部を構成したことを特徴とする安全弁付密閉部
    品。
  2. 【請求項2】 前記第1凹部は、平面視形状を略楕円形
    状に形成し、前記第2凹部は、前記第1凹部の長円部分
    の寸法より大きくしたことを特徴とする請求項1記載の
    安全弁付密閉部品。
  3. 【請求項3】 前記安全弁部は、前記第2凹部の深さを
    前記第1凹部の深さより浅くしたことを特徴とする請求
    項1、または2記載の安全弁付密閉部品。
  4. 【請求項4】 ケースの内部を気密に遮蔽する蓋体を有
    し、この蓋体の一方の面の一部を所定寸法凹ませて第1
    凹部を形成する第1の工程と、前記第1凹部と対向する
    位置の前記蓋体の他方の面を所定寸法凹ませて第2凹部
    を形成する第2の工程とにより、所定厚さの薄肉部から
    なる安全弁部を形成するようにしたことを特徴とする安
    全弁付密閉部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程は、プレス加工で前記第
    1凹部を形成し、前記第2の工程は、切削、または研削
    加工で前記第2凹部を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項4記載の安全弁付密閉部品の製造方法。
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Cited By (2)

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WO2012165338A1 (ja) * 2011-05-31 2012-12-06 日立ビークルエナジー株式会社 角形蓄電池
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