JP2002230995A - 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法

Info

Publication number
JP2002230995A
JP2002230995A JP2001024963A JP2001024963A JP2002230995A JP 2002230995 A JP2002230995 A JP 2002230995A JP 2001024963 A JP2001024963 A JP 2001024963A JP 2001024963 A JP2001024963 A JP 2001024963A JP 2002230995 A JP2002230995 A JP 2002230995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
semiconductor memory
memory device
supply terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001024963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3815712B2 (ja
Inventor
Toshihiko Yoshinari
敏彦 吉成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001024963A priority Critical patent/JP3815712B2/ja
Publication of JP2002230995A publication Critical patent/JP2002230995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3815712B2 publication Critical patent/JP3815712B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト面積を増加させることなく遅延時
間を調整して、異常なメモリーセルを有するチップをウ
ェハーテストで取り除く。 【解決手段】 遅延回路400またはATD発生回路2
00に電圧を供給する第2の電源端子Vcc2を、半導
体記憶装置を構成する他の回路に電圧を供給する第1の
電源端子Vcc1とは別に設ける。第2の電源端子Vc
c2の電圧に応じて遅延パルス幅を調整して動作テスト
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置お
よびそのウェハーテスト方法に関し、特に、容易な方法
でテストを行うことができる半導体記憶装置およびその
ウェハーテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体記憶装置を構成する内
部回路の動作タイミングを制御する遅延信号を調整する
ために、例えば特開平2−91900号公報や特開平2
−206087号公報に開示されているように、外部入
力端子から入力される電圧レベルを変化させる方法が知
られている。
【0003】このように外部入力端子から入力される電
圧レベルを変化させて遅延時間を調整する方法の一例に
ついて、図6を参照しながら説明する。図6は、従来の
SRAMの概略構成を説明するためのブロック図であ
る。
【0004】この半導体記憶装置は、入力バッファ回路
/制御信号回路100と、ATD(アドレス トランジ
ション ディテクタ)発生回路200と、ロウ・カラム
デコーダ回路300と、遅延回路(タイミング回路)4
00と、メモリーセルアレイ500と、センスアンプ回
路600と、出力バッファ回路700と、遅延時間調整
回路800とを備えており、これらが電源端子Vccに
接続されている。
【0005】この半導体記憶装置にアドレスが入力され
ると、アドレス変化が入力バッファ回路100からノー
ド1を介してATD発生回路200に入力され、ATD
発生回路200ではアドレスが変化したことを知らせる
信号(ATD信号)を生成する。このATD信号はノー
ド2を介して遅延回路400に入力され、遅延回路40
0ではATD信号から遅延信号を生成する。遅延信号は
ノード3を介してセンスアンプ回路600に入力される
と共に、ノード4を介して出力バッファ回路700に出
力される。
【0006】制御信号系入力は、例えばCE(チップイ
ネーブル)入力、OE(アウトプットイネーブル)入力
等が入力され、OE入力の場合には御信号回路100で
生成した制御信号がノード7を介して出力バッファ回路
に入力され、出力バッファ回路700が制御される。
【0007】入力バッファ回路100から出力されたア
ドレス情報は、ノード8を介してロウ・カラムデコーダ
回路300に入力され、ロウ信号およびカラム信号が生
成された後、ノード9を介してメモリーセルアレイ50
0に入力される。
【0008】メモリーセルアレイ500は、複数のメモ
リーセルから構成されており、ロウ・カラムデコーダ3
00で生成されたロウ信号およびカラム信号に一致した
メモリーセルが選択され、ノード11を介してメモリー
セルの情報が読み出されて、センスアンプ600に入力
される。
【0009】センスアンプ600は、メモリーセルの情
報により”0”または”1”を判定し、これがノード1
2を介して出力バッファ700に入力され、出力バッフ
ァ700からデータが出力される。
【0010】遅延時間調整回路800は、遅延時間を調
整するために設けられているものであり、外部入力端子
からノード5を介して供給される電圧レベルに応じて調
整信号を生成する。この調整信号がノード6を介して遅
延回路400に入力されることにより、遅延信号のタイ
ミングが調整される。
【0011】図7はSRAMの読み出し動作を説明する
ための回路図であり、ここではビット線プリチャージ回
路10、メモリーセル20およびセンスアンプ回路30
を示している。このプリチャージ回路10は、ビット線
BLおよびBLバーの電位をイコライズ信号EQ1がL
oレベルの間にVccレベルにプリチャージするために
設けられている。また、図8は図7の動作タイミングお
よびビット線BLおよびBLバーの電位変化を説明する
ための波形図である。ここでは、メモリーセル20のノ
ードN1にGNDレベル(0V)、ノードN2にVcc
レベル(Vcc)が書き込まれており、”0”のデータ
が読み出されるものとして説明を行う。
【0012】図8の時刻t0において、遅延回路からビ
ット線プリチャージ回路10およびセンスアンプ回路3
0に与えられるイコライズ信号EQ1およびEQ2がイ
ネーブル(Loレベル)になることによりビット線BL
およびBLバーがt0からt3の時間、Vccレベルに
プリチャージされる。
【0013】時刻t3では、ロウ・カラムデコーダから
メモリーセル20に与えられるワード線駆動信号WLが
Highレベルに立ち上がり、メモリーセル20のトラ
ンジスタQ1およびQ2がしきい値電圧VthNに達し
た時点で導通し、メモリーセル20からインバータI1
およびI2により記憶されたデータがビット線BLおよ
びBLバーに読み出される。
【0014】このとき、ビット線BLはプリチャージ回
路10によりVccレベルまでプリチャージされている
が、メモリーセル20のノードN1がGNDレベル(0
V)であるため、電荷移動によりビット線BLの電位が
低下する。一方、ビット線BLバーは、メモリーセル2
0のノードN2がVccレベル(Vcc)であるため、
プリチャージされたVccレベルを保持する。なお、ビ
ット線電位の低下速度は、インバータI2を構成するN
chトランジスタのドライブ電流能力とビット線BLに
接続されているジャンクション容量などで決まるため、
ビット線電位の低下速度は比較的遅いものになる。
【0015】次に、時刻t4では、遅延回路からセンス
アンプ回路30に与えられるセンスアンプ駆動信号(セ
ンス開始信号)SAEがHighレベルになり、センス
アンプ回路30がセンス動作を開始する。センスアンプ
回路30はビット線BLとBLバーの電位レベルを比較
し、この例ではセンスアンプ出力SAOUTにGNDレ
ベルが出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したセンスアンプ
回路30において、安定した読出し動作を行うために
は、ビット線BLの電位が可能な限り低下した時点でセ
ンス動作を開始させるのが望ましい。しかし、センス動
作の開始時刻を遅くすると、SRAMの動作速度(アク
セスタイム)が遅くなるという問題が生じる。逆に、セ
ンス動作の開始時刻が速い場合には、センスアンプ回路
30の動作が不安定になって誤動作が生じるおそれがあ
る。
【0017】上記センスアンプ回路30を誤動作させな
いようにするための時刻の限界点は、アクセスの順序や
メモリーセル20に書き込まれたデータの組み合わせに
よって異なり、限界点を正確に計算して得ることは困難
である。このため、センス動作の開始時刻は、通常、試
作実験などから求めた限界点よりも遅い時刻に設定され
る。
【0018】しかしながら、半導体記憶装置の大容量化
に伴って、製造中に混入されるダストなどによりメモリ
ーセルに欠陥が生じ、メモリーセルアレイ内の1つまた
は複数のメモリーセルにおいてトランジスタの能力低下
などによりセル電流が減少し、ビット線BLの電位低下
速度が遅くなることが考えられる。その結果、センスア
ンプが正常動作するための限界点も遅くなる。
【0019】上述したようにセンスアンプが正常動作す
る限界点が遅くなったメモリーセルを有するチップにお
いて、センスアンプが正常動作する限界点がセンス動作
の開始時刻よりも遅い場合には、ウェハーテストにてチ
ップが正常に動作しないために、ウェハーテストにより
取り除くことができる。しかし、センスアンプが正常動
作する限界点がセンス動作の開始時刻よりも早い場合に
は、ウェハーテストではチップが正常に動作して良品と
なるため、ウェハーテストにより取り除くことができな
い。
【0020】このようなメモリーセルは、センスアンプ
が正常動作する限界点がセンス動作の開始時刻の近傍に
位置するため、センス動作が不安定になり、ウェハーテ
ストで良品となってもアッセンブリ後の後半テストで不
良となる場合がある。
【0021】さらに、初期不良を取り除くために実施さ
れるバーンイン等のストレスによりトランジスタが劣化
した場合、トランジスタの能力低下またはコンタクト抵
抗の増大等によりセル電流が減少して、ビット線BLの
電位低下がさらに遅くなる。このため、センスアンプが
正常動作する限界点がセンスアンプの開始時刻よりも遅
くなって、不良が発生する。
【0022】以上のように、チップ内に異常なメモリー
セルが存在している場合、後半工程の歩留まりおよびデ
バイスの信頼性に影響を及ぼすという問題がある。よっ
て、このようなセンスアンプが正常動作する限界点が遅
くなったメモリーセル( 限界メモリーセル)を有する
チップをウェハー段階で予め取り除くことが重要であ
る。
【0023】通常、センス動作の開始時刻は余裕を持っ
て設計されているため、センス動作の開始時刻を早くす
ることにより、上述したような異常なメモリーセルを有
するチップをウェハーテストで不良品として取り除くこ
とができる。
【0024】従来においては、外部入力端子から入力さ
れる電圧レベルを変化させて遅延時間を調整する方法が
用いられている。しかし、この方法では、図6に示した
ように、遅延時間調整回路800が必要になり、レイア
ウト面積が増えることになる。
【0025】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するべくなされたものであり、レイアウト面積を増加
させることなく遅延時間を調整して、異常なメモリーセ
ルを有するチップをウェハーテストで取り除くことがで
きる半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法を提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、遅延信号を生成して内部回路の動作タイミングを制
御する遅延回路を備えた半導体記憶装置において、該遅
延回路に電圧を供給する第2の電源端子が、該半導体記
憶装置を構成する他の回路に電圧を供給する第1の電源
端子とは別に設けられており、そのことにより上記目的
が達成される。
【0027】本発明の半導体記憶装置は、ATD信号を
生成して外部から入力されたアドレスの変化を知らせる
ATD発生回路を備えた半導体記憶装置において、該A
TD発生回路に電圧を供給する第2の電源端子が、該半
導体記憶装置を構成する他の回路に電圧を供給する第1
の電源端子とは別に設けられており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0028】前記第1の電源端子と第2の電源端子とが
チップ内で隣接して配置されているのが好ましい。
【0029】本発明の半導体記憶装置は、入力バッファ
回路、制御信号回路、ATD発生回路、ロウ・カラムデ
コーダ回路、遅延回路、メモリーセルアレイ、センスア
ンプ回路および出力バッファ回路を備えている構成とす
ることができる。
【0030】本発明の半導体記憶装置のウェハーテスト
方法は、本発明の半導体記憶装置をウェハー段階でテス
トする方法であって、前記第2の電源端子に供給する電
圧を変化させることにより遅延回路から出力される遅延
信号のパルス幅を調整して動作テストを行い、異常なメ
モリーセルを検出し、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0031】前記第2の電源端子に供給する電圧を、前
記第1の電源端子に供給する電圧よりも高電位にするこ
とができる。
【0032】以下に、本発明の作用について説明する。
【0033】本発明にあっては、遅延回路またはATD
発生回路に他の回路とは別の電源端子(第2の電源端
子)を設けて、電源電圧に応じて遅延信号のパルス幅を
調整する。ウェハーテスト時において、遅延回路または
ATD発生回路の電源端子(第2の電源端子)に供給す
る電源電圧を他の回路の電源端子(第1の電源端子)に
供給する電源電圧よりも高電位にすることにより、遅延
回路のパルス幅を短くすることが可能となる。
【0034】通常、センス動作の開始時刻は遅延回路で
余裕を持って設定されているので、異常メモリーセルを
有しないチップにおいては少々遅延回路のパルス幅をも
短くしてセンス動作の開始時刻を早くしても、問題なく
動作し、ウェハーテストをパスする。しかし、異常メモ
リーセルを有するチップでは、センスアンプが正常動作
する限界点よりもセンス動作の開始時刻が早くなるた
め、ウェハーテストで正常動作せずに不良となり、ウェ
ハー段階で取り除くことができる。
【0035】上記遅延回路またはATD端子の電源端子
(第2の電源端子)、および他の回路の電源端子(第1
の電源端子)をチップ内で隣接して配置し、後半工程に
おいて各電源端子同士をワイヤーボンディングでリード
フレームに接続することにより、通常通り単一電源を有
する半導体記憶装置として使用することが可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
半導体記憶装置の一実施形態であるSRAMの概略構成
を説明するためのブロック図である。ここではSRAM
の読み出し動作について説明する。
【0037】この半導体記憶装置は、入力バッファ回路
/制御信号回路100と、ATD(アドレス トランジ
ション ディテクタ)発生回路200と、ロウ・カラム
デコーダ回路300と、遅延回路(タイミング回路)4
00と、メモリーセルアレイ500と、センスアンプ回
路600と、出力バッファ回路700とを備えている。
また、本実施形態において、電源端子Vcc2には遅延
回路400が接続され、電源端子Vcc1には遅延回路
以外の回路が接続されている。
【0038】この半導体記憶装置にアドレスが入力され
ると、アドレス変化が入力バッファ回路100からノー
ド1を介してATD発生回路200に入力され、ATD
発生回路200ではアドレスが変化したことを知らせる
信号(ATD信号)を生成する。このATD信号はノー
ド2を介して遅延回路400に入力され、遅延回路40
0ではATD信号から遅延信号を生成する。そして、セ
ンス開始信号(SAE信号)がノード3を介してセンス
アンプ回路600に入力される。また、出力バッファ回
路700をコントロールする信号がノード4を介して出
力バッファ回路700に入力される。
【0039】ロウ・カラムデコーダ回路300で指定さ
れたメモリーセルの情報はメモリーセルアレイ500か
ら読み出されてセンスアンプ回路600で比較され、ラ
ッチされたデータが出力バッファ回路700から出力さ
れる。
【0040】以下に、メモリーセルアレイ500の中で
1ビットまたは複数ビットに欠陥がある場合について、
ビット線BLとBLバーの動作を図2および上述した図
7を参照しながら説明する。
【0041】図2の時刻t10において、ビット線BL
およびBLバーはVccレベル(Vcc1)にプリチャ
ージされている。ここで、図7のメモリーセル20に
「0」のデータが書き込まれているとすると、図2の時
刻t10においてワード線駆動用信号WLが立ち上がる
と、図7のメモリーセル20のノードN1がGNDレベ
ルであるため、トランジスタQ1を通して電荷移動が生
じてビット線BLの電位が低下する。一方、図7のメモ
リーセル20のノードN2はVccレベルであるため、
ビット線BLバーの電位はプリチャージレベルを保持す
る。
【0042】通常のメモリーセルの場合には、図2の特
性のようにビット線BLの電位が低下するが、異常メ
モリーセルの場合には、セル電流能力が低下しているた
め、図2の特性のようになり、特性に比べてビット
線電位の低下速度が遅くなる。センスアンプが正常動作
する限界点は、通常メモリーセルの場合には時刻t12
であり、異常メモリーセルでは時刻t13になる。
【0043】通常、センス動作の開始時刻は、余裕を持
って設計されており、時刻t11でセンスアンプが動作
を開始する。しかし、この場合には、異常メモリーセル
のセンスアンプが正常動作する限界点t13よりもセン
ス動作の開始時刻t11が遅いため、異常メモリーセル
がテストをパスしてしまう。
【0044】このような異常メモリーセルを有するチッ
プをウェハーテスト段階で取り除くためには、例えばセ
ンス動作の開始時刻を時刻t14に設定する。これによ
り、異常メモリーセルのセンスアンプが正常動作する限
界点t13よりも早くなるため、テストで不良を検出す
ることができる。
【0045】そこで、本実施形態では、図1に示した遅
延回路用の電源端子Vcc2の電圧を他の回路用の電源
端子Vcc1の電圧よりも高く設定することにより、遅
延回路400により生成されるセンス開始信号SAE
が、電源端子Vcc1とVcc2が同電位のときよりも
早く開始されることになる。これにより、センス動作の
開始時刻を時刻t11から時刻t14に設定することが
でき、ウェハーテストで異常メモリーセルを不良として
検出することが可能となる。また、センス動作の開始時
刻は、電源端子Vcc2の電源電圧によって任意に変化
させることができるため、様々な異常メモリーセルの検
出が可能となる。
【0046】以下に、遅延回路に与えられる電源電圧に
より遅延信号がどのように変化するかについて、図3お
よび図4を参照して説明する。
【0047】一般に、遅延回路は、図9に示すようなイ
ンバータディレイによって遅延信号を生成している。
【0048】図3において、例えば遅延回路用の電源端
子Vcc2の電源電圧を3.3Vとして、ATD発生回
路にて電源端子Vcc1からの電源電圧3.3Vで生成
されたATD信号を遅延回路に入力した場合、遅延回路
で生成されて出力されるイコライズ信号EQ( 図7の
EQ1およびEQ2としてプリチャージ回路10および
センスアンプ回路30に対して図7に示したEQ1およ
びEQ2として与えられる)およびセンス開始信号SA
Eは、図4の波形bのようになる。
【0049】また、図3において、例えば遅延回路用の
電源端子Vcc2の電源電圧を3.6Vとした場合、
3.3Vとした場合に比べてインバータを構成するトラ
ンジスタのドライブ電流の能力が高くなる。よって、遅
延回路で生成されて出力されるセンス開始信号SAE
は、図4の波形aのように、電源端子Vcc2の電源電
圧を3.3Vとした場合に比べてΔtだけ早くなる。
【0050】さらに、図3において、例えば遅延回路用
の電源端子Vcc2の電源電圧を3.0Vとした場合、
3.3Vとした場合に比べてインバータを構成するトラ
ンジスタのドライブ電流の能力が低くなる。よって、遅
延回路で生成されて出力されるセンス開始信号SAE
は、図4の波形cのように、電源端子Vcc2の電源電
圧を3.3Vとした場合に比べてΔtだけ遅くなる。な
お、図4ではイコライズ信号EQもパルス幅が変化して
おり、EQパルス幅が短くなった場合にはビット線がプ
リチャージ不足になるおそれがあるが、設計時にマージ
ンをもって設計することにより、パルス幅が若干変化し
ても問題は生じず、回路動作は変化しない。
【0051】このように、本実施形態によれば、従来の
ように外部入力端子や遅延時間調整回路を必要とせず、
遅延回路に与える電源電圧を変化させて、センス動作の
開始時刻の設定を変えることにより、異常メモリーセル
を検出することができ、ウェハーテストにおいて容易な
方法で不良を検出して取り除くことができる。
【0052】(実施形態2)図5は、本発明の半導体記
憶装置の一実施形態であるSRAMの概略構成を説明す
るためのブロック図である。ここではSRAMの読み出
し動作について説明する。
【0053】この半導体記憶装置は、入力バッファ回路
/制御信号回路100と、ATD(アドレス トランジ
ション ディテクタ)発生回路200と、ロウ・カラム
デコーダ回路300と、遅延回路(タイミング回路)4
00と、メモリーセルアレイ500と、センスアンプ回
路600と、出力バッファ回路700とを備えている。
また、本実施形態において、電源端子Vcc2にはAT
D発生回路200が接続され、電源端子Vcc1にはA
TD発生回路以外の回路が接続されている。
【0054】この半導体記憶装置にアドレスが入力され
ると、アドレス変化が入力バッファ回路100からノー
ド1を介してATD発生回路200に入力され、ATD
発生回路200ではアドレスが変化したことを知らせる
信号(ATD信号)を生成する。このATD信号はノー
ド2を介して遅延回路400に入力され、遅延回路40
0ではATD信号から遅延信号を生成する。そして、セ
ンス開始信号(SAE信号)がノード3を介してセンス
アンプ回路600に入力される。
【0055】ロウ・カラムデコーダ回路300で指定さ
れたメモリーセルの情報はメモリーセルアレイ500か
ら読み出されてセンスアンプ回路600で比較され、ラ
ッチされたデータが出力バッファ回路700から出力さ
れる。
【0056】上記実施形態1では、遅延回路に与える電
源電圧を変化させることによりセンス開始信号SAEの
設定を変化させたが、本実施形態では、ATD発生回路
に与える電源電圧を変化させて遅延回路に入力するAT
D信号のパルス幅を変化させることにより、遅延回路で
生成されるイコライズ信号およびセンス開始信号を変化
させる。
【0057】以下に、ATD発生回路に与えられる電源
電圧により、遅延信号がどのように変化するかについ
て、図10から図12を参照しながら説明する。
【0058】図10はATD発生回路の一例であり、入
力(IN)の変化によりATDパルスが生成されて出力
される。
【0059】図11において、例えばATD発生回路用
の電源端子Vcc2の電源電圧を3.3V、遅延回路用
の電源端子Vcc1の電源電圧を3.3Vとした場合、
ATD発生回路で生成されるATD信号は図12の波形
bのようになり、遅延回路に入力される。
【0060】遅延回路にATD信号が入力されると、遅
延回路により各々図12の波形bのようなイコライズ信
号EQおよびセンス開始信号SAEが生成され、遅延回
路から出力される。
【0061】また、図11において、例えばATD発生
回路用の電源端子Vcc2の電源電圧を3.6Vにした
場合、3.3Vとした場合に比べてインバータを構成す
るトランジスタのドライブ電流の能力が高くなる。よっ
て、ATD発生回路で生成されて出力されるATD信号
は、図12の波形aのように波形bに比べてパルス幅が
短くなり、遅延回路から出力されるイコライズ信号EQ
およびセンス開始信号SAEも同様に、図12の波形a
のように波形bに比べてパルス幅がΔtだけ早くなる。
【0062】さらに、図11において、例えばATD発
生回路用の電源端子Vcc2の電源電圧を3.0Vにし
た場合、3.3Vとした場合に比べてインバータを構成
するトランジスタのドライブ電流の能力が低くなる。よ
って、ATD発生回路で生成されて出力されるATD信
号は、図12の波形cのように波形bに比べてパルス幅
が長くなり、遅延回路から出力されるイコライズ信号E
Qおよびセンス開始信号SAEも同様に、図12の波形
cのように波形bに比べてパルス幅がΔtだけ遅くな
る。
【0063】なお、図13ではイコライズ信号EQもパ
ルス幅が変化しており、EQパルス幅が短くなった場合
にはビット線がプリチャージ不足になるおそれがある
が、設計時にマージンをもって設計することにより、パ
ルス幅が若干変化しても問題は生じず、回路動作は変化
しない。
【0064】このように、本実施形態によれば、従来の
ように外部入力端子や遅延時間調整回路を必要とせず、
ATF発生回路に与える電源電圧を変化させて、センス
動作の開始時刻の設定を変えることにより、異常メモリ
ーセルを検出することができ、ウェハーテなお、上記実
施形態1および実施形態2ではSRAMについて説明し
たが、本発明はSRAM以外の半導体記憶装置(例えば
マスクROMやDRAMにおける遅延回路についても同
様に、遅延時間を調整することができる。
【0065】さらに、ウェハーテストでは電源端子Vc
c1およびVcc2の各々の電源電圧に応じて遅延信号
を設定することが可能となる。また、後半工程では電源
端子Vcc1とVcc2同士をワイヤーボンディングで
リードフレームに接続することにより、通常通り単一電
源として使用することができる。この場合、電源端子V
cc1およびVcc2をチップ内で隣接して配置するの
が好ましい。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
異常メモリーセルを有するチップをウェハーテストで取
り除くことができる。よって、後半テストの歩留まりが
向上し、デバイスの信頼性も向上させることができる。
また、遅延回路またはATD発生回路用の電源端子の電
圧によって遅延時間を調整することができるため、従来
のように外部入力端子および遅延時間調整回路等を必要
しない。よって、簡単な回路構成でレイアウト面積も縮
小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のSRAMの概略構成を説明するた
めのブロック図である。
【図2】ビット線およびセンス動作のタイミングを説明
するためのタイミングチャートである。
【図3】実施形態1における遅延回路の電源電圧に応じ
た遅延時間の調整を説明するための図である。
【図4】遅延回路に与える電源電圧を変化させたときの
遅延時間の変化を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図5】実施形態2のSRAMの概略構成を説明するた
めのブロック図である。
【図6】従来のSRAMの概略構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図7】SRAMのデータ読み出しについて説明するた
めの回路図である。
【図8】SRAMのデータ読み出し動作のタイミングを
説明するためのタイミングチャートである。
【図9】遅延回路の一例を示す回路図である。
【図10】ATD発生回路の一例を示す回路図である。
【図11】実施形態2におけるATD発生回路の電源電
圧に応じた遅延時間の調整を説明するための図である。
【図12】ATD発生回路に与える電源電圧を変化させ
たときの遅延時間の変化を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7,8,9,11,12 ノ
ード 10 プリチャージ回路 20 メモリーセル 30 センスアンプ回路 100 入力バッファ回路/制御信号回路 200 ATD発生回路 300 ロウ・カラムデコーダ回路 400 遅延回路(タイミング回路) 500 メモリーセルアレイ 600 センスアンプ回路 700 出力バッファ回路 800 遅延時間調整回路 ATD ATD信号 BL、BLバー ビット線 EQ、EQ1、EQ2 イコライズ信号 I1、I2 インバータ N1、N2 ノード Q1、Q2 トランジスタ SAE センス開始信号 SAOUT センスアンプ出力 Vcc、Vcc1、Vcc2 電源端子 WL ワード線制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延信号を生成して内部回路の動作タイ
    ミングを制御する遅延回路を備えた半導体記憶装置にお
    いて、 該遅延回路に電圧を供給する第2の電源端子が、該半導
    体記憶装置を構成する他の回路に電圧を供給する第1の
    電源端子とは別に設けられていることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 ATD信号を生成して外部から入力され
    たアドレスの変化を知らせるATD発生回路を備えた半
    導体記憶装置において、 該ATD発生回路に電圧を供給する第2の電源端子が、
    該半導体記憶装置を構成する他の回路に電圧を供給する
    第1の電源端子とは別に設けられていることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電源端子と第2の電源端子と
    がチップ内で隣接して配置されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 入力バッファ回路、制御信号回路、AT
    D発生回路、ロウ・カラムデコーダ回路、遅延回路、メ
    モリーセルアレイ、センスアンプ回路および出力バッフ
    ァ回路を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の半導体記憶装置をウェハー段階でテストする方法であ
    って、 前記第2の電源端子に供給する電圧を変化させることに
    より遅延回路から出力される遅延信号のパルス幅を調整
    して動作テストを行い、異常なメモリーセルを検出する
    ことを特徴とする半導体記憶装置のウェハーテスト方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第2の電源端子に供給する電圧を、
    前記第1の電源端子に供給する電圧よりも高電位にする
    ことを特徴とする半導体記憶装置のウェハーテスト方
    法。
JP2001024963A 2001-01-31 2001-01-31 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法 Expired - Fee Related JP3815712B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024963A JP3815712B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024963A JP3815712B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002230995A true JP2002230995A (ja) 2002-08-16
JP3815712B2 JP3815712B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=18890029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024963A Expired - Fee Related JP3815712B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3815712B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331511A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置およびその検査手法
JP2008084427A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujitsu Ltd 半導体メモリおよび半導体メモリの試験方法
JP2008097699A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置
JP2011249486A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toppan Printing Co Ltd プロセス評価用半導体集積回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331511A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置およびその検査手法
JP2008084427A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujitsu Ltd 半導体メモリおよび半導体メモリの試験方法
JP2008097699A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置
JP2011249486A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toppan Printing Co Ltd プロセス評価用半導体集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3815712B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6384674B2 (en) Semiconductor device having hierarchical power supply line structure improved in operating speed
US6226215B1 (en) Semiconductor memory device having reduced data access time and improve speed
US5673231A (en) Semiconductor memory device in which leakage current from defective memory cell can be suppressed during standby
US10269395B2 (en) Semiconductor memory device including output buffer
US20010000133A1 (en) Semiconductor integrated circuit device and method of activating the same
JP4486777B2 (ja) モニターリング回路を有する半導体メモリ装置
KR100452322B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 전원전압 공급 방법 및 셀 어레이전원전압 공급회로
JP2006309916A (ja) 半導体メモリ素子及び半導体メモリ素子のビットライン感知増幅器の駆動方法
JP2007213637A (ja) 内部電源生成回路及びこれらを備えた半導体装置
JP2012252733A (ja) 半導体装置
US6343038B1 (en) Semiconductor memory device of shared sense amplifier system
US6496403B2 (en) Semiconductor memory device
JPH1139875A (ja) 半導体記憶装置
KR100429919B1 (ko) 반도체 장치 및 그 테스트 방법
JP2002298599A (ja) 半導体装置
US11342906B2 (en) Delay circuits, and related semiconductor devices and methods
GB2380036A (en) Boosted ground voltage sense amplifier
US6259640B1 (en) Semiconductor storage device having a delayed sense amplifier activating signal during a test mode
KR100438237B1 (ko) 테스트 회로를 갖는 반도체 집적 회로
JP3815712B2 (ja) 半導体記憶装置およびそのウェハーテスト方法
US20120155207A1 (en) Semiconductor device generating internal voltage
JP2002074992A (ja) 半導体記憶装置
JP2001312886A (ja) 半導体集積回路装置
KR100554848B1 (ko) 어드레스 억세스 타임 조절 회로를 구비한 반도체 메모리소자
JP2004199778A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees