JP2002230757A - クロック生成回路及びそれを用いた記録再生装置 - Google Patents

クロック生成回路及びそれを用いた記録再生装置

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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接クロストークによるウォブル信号の位相変
動の影響を除去し、所望のウォブル信号に同期したクロ
ックを生成し、高精度な記録を実現する。 【解決手段】クロック生成回路を周期情報抽出回路と基
準信号生成回路とPLL回路で構成し、周期情報抽出回
路がウォブル信号の平均周期を抽出し、基準信号生成回
路が基準位相信号に位相同期した上記平均周期の基準信
号を生成する。また、PLL回路は上記基準信号に同期
したクロックを生成する。これによりクロック生成回路
において、ディスク上の基準位相に位相同期し、かつウ
ォブル信号に周波数同期した同期クロックを生成する。
さらに上記クロックを記録時の基準クロックとして使用
することにより高精度な記録を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
可能な光ディスクに情報を記録する情報の記録再生装置
に係り、特に関わり、記録用クロックを高精度に生成す
るクロック生成回路されているウォブル信号の再生回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、市場には記録可能な光ディスクと
してCD−RおよびCD−RW(これらを合わせて以下CD−R/
RWと称す)が広く普及しつつある。近年、追記型、およ
び書き換え可能がさまざまな光ディスクが市場に登場し
ている。これらCD−R/RWのディスクではディスク上の
情報を記録する部分である溝(グルーブ)を所定周期で
蛇行すなわちウォブリングさせており、このウォブリン
グ(以下これをウォブルと呼ぶ)の周期を変調すること
によりディスク上の位置検出ができるように構成されて
いる。具体的には、CD−R/RWのディスクにおいては、
上記ウォブルにATIP(Absolute Time In Pregroove)と
呼ばれるアドレス情報が変調、重畳されており、記録再
生装置で得られるウォブル信号は記録グルーブにおける
線速度が標準速の場合に周波数22.05kHz±1KHzのFM信号
となるようになっている。ここで上記FM信号の周波数の
中心値22.05kHzは記録ビットレートである4.3218MHzの1
96分の1に設定されている。記録再生装置においては、
記録時には抽出されたウォブル信号の中心周波数が上記
22.05KHzとなるようモータの回転制御を行うことにより
常に記録部における線速度を一定に保つCLV制御を実現
すると共に、一方で抽出ウォブル信号をFM復調し、復調
信号を信号処理することによりディスク上での位置を検
出し、所定の記録位置に情報を記録する。
【0003】また、ウォブル信号の中心周波数に対し記
録ビットレートは196倍であるため、PLL回路にて196
逓倍を行いウォブル信号に同期したクロックを生成し、
これを記録用の基準クロックとして使用することによ
り、上記技術よりさらに正確なディスク上の位置に情報
を記録する方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の記録情報
の大容量化に対応して記録可能な光ディスクとしてより
大容量化を実現するDVD−RおよびDVD−RW(これらを合
わせて以下DVD−R/RWと称す)が提案されている。
【0005】図5はDVD−R/RWのディスク面の一部を示
す図である。図5の301はデータの記録される溝(以下
グルーブと称す)であり、CD−R/RWと同様にウォブル
が構成されている。DVD−R/RWで再生されるウォブル信
号は標準速において連続した140.65KHzの単一周波数で
あり、ここで上記周波数の140.65kHzは記録ビットレー
トである26.18MHzの186分の1に設定されている。し
かしながらCD−R/RWと異なってアドレス情報は変調、
重畳されておらず、その代わりにグルーブとグルーブの
間で情報の記録されないランド部分に302に示すランド
プリピット(以下LPPと称す)と呼ばれるピットが形成
されており、その有無によりビット情報を表している。
また、LPPは3ビット単位で所定の間隔でディスク上に形
成されており、この3ビットのパターンにより位置情報
ビットを示すように形成されている。さらにLPP3ビッ
トのそれぞれのビットはウォブルに対し所定の位相関係
の位置に形成されている。記録再生装置においてはLPP
信号を検出、位置情報ビットの復元を行い、この位置情
報ビットよりディスク上のアドレスを示す位置情報を検
出する。ここで上記DVD−R/RWディスクに情報を記録す
る場合においては、例えばつなぎ記録などを高精度に実
現するためにディスク上の記録位置と記録データの論理
的なアドレスの対応を取る必要があり、このため上記LP
P信号がデータを記録する単位であるシンクフレームと
所定の位相関係となるように情報を記録する必要があ
る。しかしながら、記録再生装置において従来技術を適
用し上記DVD−R/RWディスクに情報を記録しようとした
場合には以下に示す理由により、正確な位置に情報を記
録することができないという問題が生じる。
【0006】DVD−R/RWディスクにおいては、記録容量
の大容量化を実現するためデータを記録するトラック即
ちグルーブの間隔がCD−R/RWディスクと比較して狭く
なっている。これによりピックアップにより再生される
ウォブル信号にはピックアップがトレースしているグル
ープにおける所望のウォブル信号だけでなく隣接するグ
ルーブのウォブル信号のクロストーク成分が含まれる。
このクロストーク成分の干渉により、再生されるウォブ
ル信号は所望のウォブル信号に対し平均的な周期はあっ
ているものの振幅、位相共に変調された信号となって検
出される。従って、上記変調されたウォブル信号に同期
した同期クロックを生成した場合には、生成された同期
クロックにおいても位相変調が生じることとなり、これ
によりこれに基づいて記録される情報のディスク上での
位置も変化し、例えば記録された情報のシンクフレーム
とLPPの位相関係にずれが生じるなど、情報を正確な位
置に記録できないと言う問題点が生じる。
【0007】本発明の目的は、上記問題点に対し所望の
ウォブル信号に同期したクロックを生成する回路を提供
する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記課
題を解決するために以下のことを特徴とする。
【0009】本発明の第1の特徴は、上記クロック生成
回路が、ウォブル信号の平均周期を抽出し周期情報を出
力する周期情報抽出回路と、入力された基準位相信号と
上記周期情報に基づいて基準信号を生成する基準信号生
成回路と、上記基準信号に同期したクロックを生成する
PLL回路で構成されるようにしたことにある。
【0010】本発明の第2の特徴は、上記基準信号生成
回路がディジタル回路で構成され、基準位相信号が入力
された場合に、生成する基準信号の位相を更新させるよ
うにしたことにある。
【0011】本発明の第3の特徴は、記録再生装置にお
いて上記第1あるいは第2の特徴構成のクロック生成回
路を用いると共に、上記クロック生成回路から出力され
る同期クロックに基づいて情報を光ディスク上に記録す
るように構成したことにある。
【0012】本発明の上記第1の特徴構成においては、
周期情報抽出回路がウォブル信号の平均周期を抽出し、
基準信号生成回路が基準位相信号に位相同期した上記平
均周期の基準信号を生成する。また、PLL回路は上記
基準信号に同期したクロックを生成する。これによりク
ロック生成回路において、ディスク上の基準位相に位相
同期し、かつウォブル信号に周波数同期した同期クロッ
クを生成することができる。
【0013】さらに第2の特徴構成においては、上記基
準信号生成回路をディジタル回路で構成し、基準位相信
号が入力された場合に、生成する基準信号の位相を更新
するようにするため、例えばDVD−R/RWにおけるシンク
フレーム中など基準位相信号となる信号が検出されてい
ない期間においてもクロストーク成分の干渉による位相
変動の影響を受けず基準信号の位相を保持することがで
き、より安定した同期クロックを生成することができ
る。
【0014】さらに第3の特徴構成においては、記録再
生装置において上記第1あるいは第2特徴構成のクロッ
ク生成回路を用いるとともに、上記クロック生成回路か
ら出力される同期クロックに基づいて情報を光ディスク
上に記録するように構成したことにより、安定してディ
スク上の正確な位置に情報を記録することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す光ディスク
装置のブロック図である。図1において1は記録可能な
光ディスクであり、2はスピンドルモータ、3はスピン
ドルモータの回転数を制御するスピンドルモータ制御回
路、4は光ピックアップ、5は記録制御回路、6は記録
データ生成回路、7は再生信号処理回路、8はコントロ
ーラ、9はインターフェース回路、10はウォブル信号
の抽出回路、11は位置情報の検出回路、12はクロッ
ク生成回路である。以下、図1を用いて本発明の特徴動
作である記録動作の一例を説明する。
【0017】まずインターフェース回路9を介しコント
ローラ8が外部から情報を記録する命令を受けた場合即
ち記録動作時には、記録データ生成回路6はコントロー
ラ8からの指示によりインターフェース回路8を介して
外部から入力される記録情報を受け取り、コード化、変
調などを施して記録データを生成し記録制御回路5へと
出力する。記録制御回路5は供給された記録データに基
づいて光ディスク1上に情報が記録できるようにピック
アップ4のレーザのパワー、発光波形を制御する制御信
号を生成し光ピックアップ4へと出力する。なお上記記
録データ生成回路6および記録制御回路5にはクロック
生成回路12から記録用の基準クロックが供給されてお
り、これら回路の上記動作は上記記録用基準クロックに
基づいて行われる。ピックアップ4は入力された制御信
号に基づき光ディスク1に記録に必要なパワーのレーザ
を照射し情報を記録する。また、光ピックアップ4はこ
の記録動作と同時に光ディスク1からの反射光を検出し
記録時の再生信号として再生信号処理回路7へ供給す
る。再生信号処理回路7では、再生信号から例えばプッ
シュプル信号を抽出しウォブル抽出回路10及び位置情
報検出回路11に出力する。ウォブル抽出回路10で
は、入力されたプッシュプル信号からウォブル信号成分
を抽出しスピンドルモータ制御回路3及びクロック生成
回路12へと出力する。ここで上記抽出ウォブル信号は
隣接クロストーク成分を含むため、その干渉により所望
のグルーブのウォブル信号に対して位相が変調された信
号となっている。スピンドルモータ制御回路3は供給さ
れた抽出ウォブル信号から光ディスクの回転数を検出
し、上記回転数が所望の値となるようにスピンドルモー
タ2を制御する。次に位置情報検出回路11では再生信
号処理回路7から入力されたプッシュプル信号より位置
情報の抽出、検出を行い光ディスク上の絶対的な位置を
検出してコントローラ8へと出力すると共に、光ディス
ク上のウォブル信号の基準的な位相を示す信号例えばDV
DV−R/RWディスクにおけるLPP信号などを検出したタイ
ミングなどを示す基準位相信号をクロック生成回路12
へ出力する。クロック生成回路12では供給された抽出
ウォブル信号と基準位相信号から所望のウォブル信号す
なわち隣接グルーブからのクロストーク成分の干渉のな
い記録グルーブのウォブル信号に同期したクロックを生
成する。上記同期クロックは位置情報検出回路11に入
力され、例えば位置情報を検出するタイミングの決定な
どに使用される。さらに上記同期クロックは上述したよ
うに記録データ生成回路6、記録制御回路5にも供給さ
れ、記録動作のデータビットレートを決定する基準クロ
ックとして使用される。
【0018】次に上記クロック生成回路12のついて詳
細に説明する。図2は上記クロック生成回路の構成の一
例を示す図である。図2において13は周期情報検出回
路であり、14は基準信号生成回路、15はPLL回路
である。PLL回路15において16は位相比較器、1
7は低域通過フィルタ(以下LPFと称す)、18は電
圧制御発振器(以下VCOと称す)、19は分周期であ
る。図2において、図1におけるウォブル抽出回路10
から供給される抽出ウォブル信号は周期情報検出回路1
3に入力される。周期情報検出回路13では抽出ウォブ
ル信号の周期を検出し、例えば連続する複数回の平均周
期を計算するなどの処理を行いウォブル信号の周期情報
を生成し基準信号生成回路14へと出力する。基準信号
生成回路14には上記ウォブル周期情報とともに図1に
おける位置情報検出回路11からの基準位相信号が入力
される。基準信号生成回路14は例えば供給された上記
基準位相信号の位相から上記周期情報に基づいた信号を
生成するなどして、位相が上記基準位相信号に同期し周
波数が上記抽出ウォブル信号の周波数に同期した基準信
号を生成しPLL回路15へと出力する。上記動作によ
り、基準信号生成回路14にて生成した基準信号は、そ
の位相が基準位相信号即ちディスク上のウォブル信号の
基準的な位相に同期し、その周波数が抽出ウォブル信号
の平均周期即ちディスク上のウォブル信号の周波数に同
期した信号とすることができる。例えば上記基準信号の
周波数をウォブル信号の周波数と一致させた場合におい
ては、上記基準信号はクロストーク成分の干渉のない記
録するグルーブの所望のウォブル信号として生成するこ
とができる。次に、PLL回路15に供給された基準信
号は位相比較器16に入力され、分周器19の出力と位
相比較される。上記分周器19にはVCO18の出力即
ちPLLの出力クロックが入力され基準信号と同じ周波
数になるように分周される。これにより、位相比較器1
6では基準信号と出力クロックの分周出力との位相比較
が行われることになり、位相比較器16からは例えばそ
の位相誤差に応じた誤差電圧が出力される。位相比較器
16から出力された位相誤差電圧はLPF17にて高域
のノイズ成分が除去され低域成分のみがVCO18に供
給される。VCO18は供給された誤差電圧に応じて発
振周波数を変化させ出力クロックの周波数を変化させ
る。以上のループ動作においてVCO18の動作を誤差
電圧が減少するように設定することによりPLL回路1
5は基準信号と分周器出力の誤差がなくなるように動作
し、入力される基準信号に同期したクロックを生成す
る。以上のPLL回路15において例えば入力の基準信
号の周波数がウォブル信号の周波数に設定されている場
合には分周器19の分周比を186に設定することによ
りPLL回路15の出力を記録ビットレートに一致させ
ることができる。この場合上記基準信号は上記基準信号
生成回路14によりクロストーク成分の干渉のない記録
するグルーブの所望のウォブル信号として生成されてい
るため、PLL回路15の出力クロックはクロストーク
成分の干渉のない記録するグルーブの所望のウォブルに
位相同期したビットレートの基準となるクロックとする
ことができる。
【0019】次に基準信号生成回路14の構成の一例を
図3にまた動作信号波形の一例を図4に示す。図3にお
いて20はパルス制御回路、21はS−Rフリップフロ
ップ(以下SR−FFと称す)、22は論理和回路(以
下ORゲートと称す)である。図3においてパルス制御
回路20はダウンカウンタなどで構成される回路であ
り、ウォブル信号の周期情報と図1あるいは図2には図
示していないが固定周波数の安定クロックも入力されて
いる。ここで例えば上記周期情報としてはウォブル信号
の平均周期を上記安定クロックでカウントしたカウント
値が入力される。また、SR−FF21はエッジトリガ
で動作するS−Rフリップフロップ回路でありS端子に
パルスが入力された場合にはその入力されたパルスの立
ち上がりエッジで出力をHレベルにセットしR端子にパ
ルスが入力された場合にはその入力されたパルスの立ち
上がりエッジで出力をLレベルにリセットする回路であ
る。さらに、図3の基準信号生成回路14に入力される
基準位相信号としては例えば基準位相のタイミングにお
いてHレベルになるパルス信号が入力される。以下図3
の基準信号生成回路14の動作を説明する。図3におけ
るパルス制御回路20は、まずLD端子にパルス(LD
信号)が入力された場合にその立ち上がりエッジで入力
されている周期情報をカウンタの設定値として取り込
む。次に入力されている安定クロックで上記設定値から
ダウンカウントを行いカウント値が上記設定値の1/2
となったとき即ち生成する基準信号の周期の半分になっ
た時点でD2端子からHレベルのパルスを出力しSR−
FF21のR端子に供給する。また、さらにダウンカウ
ントを行いカウント値が0になった時点でD1端子から
Hレベルのパルスを出力しORゲート22の一方の端子
に供給する。ORゲート22の他方の端子には基準位相
信号が入力され、その出力はSR−FF21のS端子と
パルス制御回路20のLD端子に供給される。以上の構
成において、まず基準位相信号が入力されていない場合
には、パルス制御回路20のLD端子およびSR−FF
21のS端子にはパルス制御回路20のD1端子の出力
がそのまま入力されることになる。従って、上記基準信
号生成回路14は、パルス制御回路20に周期情報即ち
1周期分のカウント設定値の取り込み、ダウンカウン
ト、カウンタ値が上記カウント設定値の半分即ち時間的
に周期の半分の時点でSR−FF21出力即ち基準信号
のレベルをリセット(Lレベルに設定)、さらにダウン
カウントし、周期カウンタ値が0即ち時間的に1周期時
点でSR−FF21出力即ち基準信号のレベルをセット
(Hレベルに設定)し次の周期情報を取り込む、という
一連の動作を繰り返す。これにより初期の位相を保持し
ながら周期情報と同じ周波数の基準信号を生成する。次
に基準位相信号が入力された場合には、ORゲート22
の動作によりパルス制御回路20のLD端子およびSR
−FF21のS端子にはパルス制御回路20のD1端子
の出力に加え基準位相信号が入力されることになる。こ
のときの動作を図4に示す。図4において(a)は基準
位相信号の位相が早い場合即ち基準信号の立ち上がりよ
りも早く基準位相信号に基準位相を示すパルスが生じた
場合であり、(b)は基準位相信号の位相が遅い場合即
ち基準信号の立ち上がりよりも遅く基準位相信号に基準
位相を示すパルスが生じた場合である。同図(a)、
(b)ともに(1)が基準位相信号に基準位相を示すパ
ルスが生じなかった場合の基準信号であり、(2)が基
準位相信号、(3)が基準位相信号に(2)のタイミン
グで基準位相を示すパルスが生じた場合の基準信号であ
る。例えば同図(a)のように基準位相信号の位相が早
い場合即ち基準信号の立ち上がりよりも早く基準位相信
号に基準位相を示すパルスが生じた場合には、ORゲー
ト22の動作により基準位相信号にパルスが生じた時点
においてSR−FF21の出力即ち(3)に示す基準信
号出力がHレベルにセットされる。またこれと同時にパ
ルス制御回路20において次の周期情報の取り込みが行
われる。従って同図に示されるように本来の立ち上がり
よりT1だけ時間的に早く基準位相信号に基準位相を示
すパルスが生じればその時点で出力する位相が更新され
ることになる。次に例えば同図(b)のように基準位相
信号の位相が早い場合即ち基準信号の立ち上がりよりも
遅く基準位相信号に基準位相を示すパルスが生じた場合
には、ORゲート22の動作により基準位相信号にパル
スが生じた時点においてSR−FF21のS端子にパル
スが入力される。この時点ではSR−FF21の出力即
ち(3)に示す基準信号出力はHレベルにセットされて
いるためその出力に変化はない。しかしながら、これと
同時にパルス制御回路20において再度周期情報の取り
込みが行われる。従って同図に示されるように本来の立
ち上がりよりT2だけ時間的に遅く基準位相信号に基準
位相を示すパルスが生じればその時点から再度周期のカ
ウントをはじめることになる。従ってこのとき(3)に
示すようにその時点で出力する位相が更新されることに
なる。上記動作によれば生成される基準信号は基準位相
信号が入力された時点でのみ位相が更新される。これに
より例えばDVD−R/RWにおけるシンクフレーム中など基
準位相となる信号が検出されない場合においてもその位
相が保持され、例えば隣接クロストークなどがその間に
生じた場合においても生成される基準信号の位相が乱れ
ることはない。従って本発明を図2のクロック生成回路
に適用することにより、上述したように基準位相信号が
検出されない時においても生成されるクロックは、安定
してクロストーク成分の干渉のない所望のウォブルに位
相同期したビットレートの基準となるクロックとするこ
とができる。
【0020】なお、図1の実施例において再生時にはピ
ックアップ4は再生に必要なパワーのレーザを光ディス
ク1に照射するように制御され、光ディスク1からの反
射光を検出し再生信号として再生信号処理回路7へと供
給する。再生信号処理回路7は供給された再生信号から
記録されている情報を復元しインターフェース回路9を
介して外部へと再生情報を出力する。
【0021】以上述べたように本発明のクロック生成回
路においては、基準信号生成回路が基準位相信号に位相
同期した基準信号を生成し、PLL回路は上記基準信号
に同期したクロックを生成する。これによりクロック生
成回路では、ディスク上の基準位相に位相同期し、かつ
ウォブル信号に周波数同期した同期クロックを生成する
ことができる。
【0022】さらに、上記基準信号生成回路をカウンタ
などのディジタル回路で構成し、基準位相信号が入力さ
れた場合に、生成する基準信号の位相を更新するように
動作させるため、例えばDVD−R/RWにおけるシンクフレ
ーム中など基準位相信号となる信号が検出されていない
期間においても基準信号の位相を保持することができ、
より安定した同期クロックを生成することができる。
【0023】さらに上記クロック生成回路を記録装置に
適用し上記クロックを記録データ生成回路、および記録
制御回路へと供給し、記録動作の基準クロックとして使
用することにより、記録される情報のディスク上での位
置、例えばDVD−R/RWの場合においては記録された情報
のシンクフレームとLPPの位相関係にずれを生じなくす
ることができ、情報をディスク上の正確な位置に記録で
きるようにすることができる。
【0024】尚、以上の実施例においてはDVD−R/RWの
例を引用したが本発明はこれに限るものではなく、基準
位相信号としてディスク上の所望のウォブル信号の位相
が特定できる信号があればよく、このときも同様の効果
を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のウォブル信号生成回路では、プ
ッシュプル信号検出回路を広帯域にし、DVD−R/RW再生
時にプッシュプル信号出力をLPP検出回路に入力してLPP
を検出する。これによりウォブル信号再生回路でLPP信
号を検出でき、回路規模を低減させることができる。ま
た、RF信号を精度よく除去するためのAGC回路およびBPF
回路後段のAGC回路の動作を、マイコンからの制御信号
によりホールド、もしくは時定数を切り替えることがで
きる機能を設ける。これにより、DVD−R/RW再生時のLP
P領域でのRF信号に対するLPP信号の漏れ込みによるAGC
の変動を抑えることができる。また、DVD−RAM再生時の
ID領域でのウォブル無信号時によるAGC出力の飽和等の
誤動作を防止することができる。さらに、ウォブル周波
数を抽出するBPFの通過帯域をウォブルより再生したク
ロック周波数に略比例する構成とし、該クロック周波数
とBPFの通過帯域の比例係数を切り替えることが可能な
構成とする。これによりCD−R/RWとDVD−R/RWおよびD
VD−RAMのように、ウォブル周波数とクロック周波数の
比が異なるディスクに対して、同じBPFを用いてウォブ
ル周波数を抽出することができる。
【0026】以上述べたように本発明のクロック生成回
路においては、基準信号生成回路が基準位相信号に位相
同期した基準信号を生成し、PLL回路は上記基準信号
に同期したクロックを生成する。これによりクロック生
成回路では、ディスク上の基準位相に位相同期し、かつ
ウォブル信号に周波数同期した同期クロックを生成する
ことができる。
【0027】さらに、上記基準信号生成回路をディジタ
ル回路で構成し、基準位相信号が入力された場合に、生
成する基準信号の位相を更新するように動作させるた
め、例えばDVD−R/RWにおけるシンクフレーム中など基
準位相信号となる信号が検出されていない期間において
も基準信号の位相を保持することができ、より安定した
同期クロックを生成することができる。
【0028】さらに上記クロック生成回路を記録装置に
適用し上記クロックを記録データ生成回路、および記録
制御回路へと供給し、記録動作の基準クロックとして使
用することにより、記録される情報のディスク上での位
置、例えばDVD−R/RWの場合においては記録された情報
のシンクフレームとLPPの位相関係にずれを生じなくす
ることができ、情報をディスク上の正確な位置に記録で
きるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック生成回路を装置に適用した一
実施例を示すブロック図。
【図2】本発明のクロック生成回路の一実施例を示す
図。
【図3】本発明の基準信号生成回路の一実施例を示す
図。
【図4】本発明の基準信号生成回路の動作を示す波形
図。
【図5】DVD−R/RWのディスク面の一部を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…スピンド
ルモータ制御回路、4…ピックアップ、5…記録制御回
路、6…記録データ生成回路、7…再生信号処理回路、
8…コントローラ、9…インターフェース回路、10…
ウォブル信号抽出回路、11…位置情報検出回路、12
…クロック生成回路、13…周期情報抽出回路、14…
基準信号生成回路、15…PLL回路、16…位相比較
器、17…LPF、18…VCO、19…分周器、20
…パルス制御回路、21…SR−FF回路、22…OR
ゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 CC04 GM03 GM12 GM15 5D090 AA01 BB04 CC01 CC05 DD03 FF07 GG03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録溝が所定の周期にて蛇行して形成さ
    れているとともに前期蛇行と所定の位相関係を有して位
    置情報を示す信号が形成されている光ディスクの記録再
    生時に前記蛇行により得られるウォブル信号に同期した
    クロックを生成するクロック生成回路であって、 前記ウォブル信号の周期情報を抽出する周期情報抽出手
    段と前記位置情報を示す信号を検出して位置情報を復元
    すると共に、前記位置情報を検出したタイミングに基づ
    いて記録溝の蛇行の基準位相を検出する位置情報検出手
    段と、 前記基準位相と前記周期情報に基づいて基準信号を生成
    する基準信号生成手段と、 前記基準信号に同期してクロックを生成するPLL回路
    とを備えたことを特徴とするクロック生成回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロック生成回路であ
    って、 前記基準信号生成回路がディジタル回路で構成されると
    ともに、前記基準位相が検出された場合に前記基準信号
    の位相を更新するようにしたことを特徴とするクロック
    生成回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のクロック生成
    回路を具備した光ディスクの記録再生装置であって、 記録情報を記録信号に変換する記録データ生成手段と、 前記記録信号を記録可能とするようにレーザを制御する
    記録制御手段とを備え、少なくともデータの記録時には
    前記クロック生成回路により生成されたクロックに基づ
    いて前記記録データ生成手段および記録制御手段が動作
    して前記光ディスク上にデータを記録するように構成し
    たことを特徴とする光ディスクの記録再生装置。
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CN116232436A (zh) * 2023-03-09 2023-06-06 四川九洲电器集团有限责任公司 一种dvb-s2信号解调方法、解调装置及接收机

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