JP2002230697A - 車両用ナビゲーションシステムとその方法、そのための経路データ作成装置と車載用案内情報出力装置、および記録媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーションシステムとその方法、そのための経路データ作成装置と車載用案内情報出力装置、および記録媒体

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JP2002230697A
JP2002230697A JP2001021066A JP2001021066A JP2002230697A JP 2002230697 A JP2002230697 A JP 2002230697A JP 2001021066 A JP2001021066 A JP 2001021066A JP 2001021066 A JP2001021066 A JP 2001021066A JP 2002230697 A JP2002230697 A JP 2002230697A
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Kanji Adachi
完二 阿達
Hiroshi Ueno
博 上野
Hiroshi Takakuni
浩 高国
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図デ
ータによる経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビ
ゲーションシステムとその方法を提供する。 【解決手段】 サーバ(経路データ作成装置)1と、ユ
ーザの車両に搭載された車載装置(車載用案内情報出力
装置)2とが、ユーザの無線端末3および通信ネットワ
ーク4を介して接続される。サーバ1の制御システム部
11は、車載装置2からの経路データ作成要求に応答し
て、要求元の車両の現在位置から目的地までの経路計算
を行い、得られた経路データを要求元の車載装置2に送
信する。車載装置2のデータ処理部21は、経路データ
作成要求をサーバ1に送信した後、サーバ1から送信さ
れる経路データを案内予定経路データとして記憶し、車
両の走行に伴い、案内予定経路データに基づいて現在位
置に応じた経路案内情報をディスプレイ28やスピーカ
29によって出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のナビゲー
ション技術の改良に係り、特に、通信ネットワーク内の
サーバから送られたデータに基づいて経路案内を行う車
両用ナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術、通信技術の進歩に
伴い、自動車の利便性を向上させるための様々な技術が
開発されている。そのような技術のうち、車両用ナビゲ
ーションシステムは、予め用意された地図データに基づ
いて、与えられた目的地までの最適な経路を計算し、G
PS航法などでリアルタイムに自車位置を計算して自車
位置付近の地図を画面表示しながら、その画面上におけ
る画像表示や音声出力手段からの合成音声出力などによ
り、その最適な経路を走行するための右左折などの道案
内を行うものである。
【0003】このような車両用ナビゲーションシステム
において、地図データとしては、従来、CD−ROMや
DVD−ROMなどの記録媒体を地図メディアとして自
車に搭載し、その地図メディアを駆動することにより、
それに記録された地図データを利用している。
【0004】一方、最近の傾向として、デジタル携帯電
話等のモバイル端末の普及に伴い、モバイル端末を利用
してインターネットや商用プロバイダ・サーバに接続す
る機会が増えてきている。このような状況に合わせて、
車両用ナビゲーション技術の分野においても、近年、デ
ジタル携帯電話等のモバイル端末を車両に搭載したナビ
ゲーション装置に接続し、情報センタへアクセスして最
新の地図データを取得する技術が開発・実用化されてい
る。このような技術は、「通信ナビゲーション」と呼ば
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の車両用ナビゲーション技術においては、
次のような問題点が存在している。
【0006】まず、CD−ROMやDVD−ROMなど
の固定的な地図メディアに記録された固定情報を利用し
た場合、データの更新ができないため、道路や周辺の建
物情報の経時変化に対応しにくいという欠点がある。ま
た、そのような固定的な地図メディアを使用する場合、
大量の地図メディアとそれらの地図メディアを駆動する
駆動装置を車内に設置しなければならないが、そのため
にはかなりの設置スペースが必要である。このような設
置スペースの確保は、限られた車内空間を狭める上、他
の車載用機器の設置を制限してしまう。さらに、そのよ
うな大量の地図メディアやその駆動装置は高価であるた
め、ユーザの経済的負担が大きい。
【0007】これに対して、通信ナビゲーションを利用
した場合には、通信により自車位置に応じた最新の地図
データを容易に取得できるため、固定的な地図メディア
におけるような経時変化に対応しにくいという欠点がな
い。その反面、通信に伴う新たな問題として、利用する
通信ネットワークや機器の状況に応じて通信時間が長く
なってしまう可能性もある。
【0008】すなわち、将来的には、高速データ通信の
インフラが整備される方向にあるが、現在の通信環境に
おいては、たとえば、電話網でのトラヒックが集中した
場合、通信速度が大幅に低下してしまう。このような通
信速度の低下時に、データ量が大きい地図データを1分
以内などの短時間でダウンロードすることは困難とな
り、また、通信の成立自体に時間を要する場合もあるた
め、所望の地図が表示されるまでに数分以上かかる可能
性がある。このことは、ユーザの待ち時間を長引かせ、
ナビゲーションシステムに対する使用感を著しく低下さ
せる。さらに、データ通信料金が高いため、通信時間が
長くなると、それだけ通信料金も高くなってしまうとい
う問題もある。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図データによる
経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビゲーション
システムとその方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、地図データを保存した経路データ作成
装置に車載用案内情報出力装置から経路データ作成要求
を送信して、経路データ作成装置により経路計算を行
い、経路データを車載用案内情報出力装置に送信するこ
とにより、通信するデータ量を必要最小限にとどめ、通
信時間の短縮を図ったものである。
【0011】なお、本発明における幾つかの重要な用語
の定義は、次の通りである。「経路案内情報」は、経路
案内を行うための各種の情報を示す概念であり、少なく
とも交差点における右左折などの方向案内情報を含む。
「中間地点」は、経路上に存在する交差点や曲率が所定
の基準以上の地点等、進行方向の判断や実際の方向転換
が必要な地点を示しており、経路案内情報を出力するた
めの基準となる地点である。
【0012】「経路上で目印となりうる目標物」は、車
両運転中のユーザが、目視で容易に確認可能な特徴的な
建物や各種の設置物を含む概念であり、具体的には、大
型の看板や電光表示板等を備え、遠くからも容易に識別
可能なガソリンスタンド、コンビニエンスストア等であ
る。「中間地点(目標物)に対して所定の条件で決定さ
れる案内位置」は、中間地点や目標物に対して、案内情
報を出力するのが適当と思われる位置であり、具体的に
は、中間地点や目標物の手前で中間地点における方向変
換や目標物の種類について予告する位置や、中間地点や
目標物を通過する際にその通過を通知する位置など、そ
の中間地点や目標物に関する各種の案内位置を含む概念
である。
【0013】「案内位置」の決定に用いられる「所定の
条件」は、一般的に、中間地点や目標物からの距離を設
定することが考えられるが、それ以外にも、通過予定時
刻や車速に基づいた時間を設定したり、また、距離や時
間その他の条件を適宜組み合わせる等、各種の条件設定
を含む概念である。「モバイル端末」は、PHSを含む
各種の携帯電話に加えて、モバイルタイプの小型PCを
含む各種のモバイルツール等、一般的に携帯が可能な端
末機能を有する各種の機器を含む概念である。
【0014】請求項1に記載の発明は、通信を利用して
経路案内を行う車両用ナビゲーションシステムにおい
て、データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、デ
ータ記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じ
た経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力さ
せるデータ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、
前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
作成装置とを有し、各装置が、次のように構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0015】すなわち、車載用案内情報出力装置は、前
記目的地入力部によって目的地が入力された場合に、前
記データ処理部によってその目的地データを車両の現在
位置データと共に経路データ作成要求として前記データ
通信部によって前記経路データ作成装置に送信するよう
に構成される。また、経路データ作成装置は、車載用案
内情報出力装置から送信された目的地データと現在位置
データを含む経路データ作成要求が前記通信部によって
受信された場合に、前記地図データベース中の地図デー
タを用いて前記経路計算処理部によって当該車両の当該
現在位置から当該目的地までの経路計算を行い、得られ
た経路データを前記通信部によって当該車載用案内情報
出力装置に送信するように構成される。さらに、車載用
案内情報出力装置は、前記経路データ作成要求に応答し
て前記経路データ作成装置から送信された経路データが
前記データ通信部によって受信された場合に、その経路
データを案内予定経路データとして前記データ記憶部に
記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処理部によりデ
ータ記憶部に記憶されている案内予定経路データ中から
車両の現在位置に応じた経路データを読み出して経路案
内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させるよう
に構成される。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項1に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、通信を
利用して経路案内を行う車両用ナビゲーション方法にお
いて、車載用案内情報出力装置と、この車載用案内情報
出力装置と通信する経路データ作成装置とを用いて、各
装置により、請求項1の発明における各装置の機能に対
応するステップを行うことを特徴としている。
【0017】すなわち、車載用案内情報出力装置によ
り、作成要求送信ステップを行い、経路データ作成装置
により、作成要求受信ステップ、経路計算ステップ、お
よび経路データ送信ステップを行い、さらに、車載用案
内情報出力装置により、経路データ受信ステップ、経路
データ記憶ステップ、案内情報作成ステップ、および案
内情報出力ステップを行う。
【0018】以上のような請求項1、12の発明によれ
ば、車載用案内情報出力装置から送信された経路データ
作成要求に応答して、経路データ作成装置により地図デ
ータを用いて自動的に経路データが作成され、当該車載
用案内情報出力装置に送信されるため、車載用案内情報
出力装置は、受信した経路データに基づいて現在位置に
応じた経路案内情報を容易に作成、出力し、適切な経路
案内を行うことができる。
【0019】特に、経路データは、地点情報の集合とし
て離散データ形式で表現可能であるため、経路に関連す
る地図データを全て送信する場合に比べて、通信するデ
ータ量を格段に少なくすることができ、通信時間を格段
に短くすることができると共に、車載用案内情報出力装
置側でデータをダウンロードする時間を格段に短くする
ことができる。したがって、ユーザは、目的地を入力す
るだけで、ほとんど待つ必要なしに、車載用案内情報出
力装置による経路案内に基づく走行を開始することがで
きる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、経路データ
作成装置の前記経路計算処理部が、当該経路上において
方向案内が必要な全ての中間地点の位置を抽出し、各中
間地点により当該経路を複数の区間に分割して各区間に
順番を付け、各区間の距離および方位を順番に算出し、
得られた中間地点・区間データを基本的な経路データと
して取り扱うように構成されたことを特徴としている。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項2に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
12に記載の車両用ナビゲーション方法において、経路
計算ステップが、請求項2の発明における経路計算処理
部の機能に対応する中間地点・区間データ作成ステップ
を含み、このステップによって得られた中間地点・区間
データを基本的な経路データとして取り扱うことを特徴
としている。
【0022】以上のような請求項2、13の発明によれ
ば、中間地点の位置に関するデータと経路を中間地点に
よって分割して得られる複数の区間の順番、距離、およ
び方位に関するデータによって、極めて簡略な構造を持
つ経路データを作成することができ、経路データのデー
タ量を必要最小限にとどめることができる。したがっ
て、通信時間およびダウンロード時間を極めて短くする
ことができると共に、車両の現在位置に応じて要求され
る中間地点や区間のデータのみを利用して効率よく経路
案内を行うことができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、経路データ
作成装置の前記経路計算処理部が、前記地図データベー
ス中の地図データから、当該車両の当該現在位置周辺の
概略地図データを作成し、この概略地図データを前記経
路データに加えるように構成され、車載用案内情報出力
装置の前記データ処理部が、前記データ記憶部に記憶さ
れている案内予定経路データ中の前記概略地図データ付
きの経路データを読み出して前記概略地図とその地図中
の案内予定経路とを示す地図・経路画像情報を作成し、
前記案内情報出力部に画像表示させるように構成された
ことを特徴としている。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項3に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
13に記載の車両用ナビゲーション方法において、経路
計算ステップ、案内情報作成ステップ、および案内情報
出力ステップが、請求項3の発明における経路計算処理
部、データ処理部、および案内情報出力部、の各機能に
対応する地図データ添付ステップ、地図・経路画像情報
作成ステップ、および地図・経路画像表示ステップをそ
れぞれ含むことを特徴としている。
【0025】以上のような請求項3、14の発明によれ
ば、ユーザが目的地を入力した後、まず、現在位置周辺
の概略地図とその地図中の案内予定経路が画像表示され
るため、ユーザは、その概略地図を目視して最初の目標
地点までの道や方向を容易に確認することができる。し
たがって、ユーザは案内予定経路上での走行を確実かつ
容易に開始することができる。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の車両用ナビゲーションシステムにおいて、車
載用案内情報出力装置の前記データ処理部が、車両の現
在位置が当該案内予定経路上において前記各中間地点に
対して所定の条件で決定される案内位置に達した場合
に、前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路デ
ータ中から当該中間地点と次の中間地点との間の区間の
方位に関するデータを読み出してどの方向に進むべきか
を示す方向案内情報を経路案内情報として作成するよう
に構成されたことを特徴としている。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項4に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
13または14に記載の車両用ナビゲーション方法にお
いて、案内情報作成ステップが、請求項4の発明におけ
るデータ処理部の機能に対応する方向案内情報作成ステ
ップを含むことを特徴としている。
【0028】以上のような請求項4、15の発明によれ
ば、交差点等において右左折が必要な場合には、その方
向案内情報が出力されるため、ユーザは、その方向案内
情報に応じて必要な方向転換を行い、案内予定経路上の
走行を維持することができる。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、経路データ
作成装置の前記経路計算処理部が、当該経路上で目印と
なりうる目標物を抽出し、得られた目標物に関するデー
タを前記区間に関するデータおよび前記中間地点に関す
るデータのいずれかと関連付けて前記経路データに加え
るように構成され、車載用案内情報出力装置の前記デー
タ処理部が、車両の現在位置が当該案内予定経路上にお
いて前記各目標物に対して所定の条件で決定される案内
位置に達した場合に、前記データ記憶部に記憶されてい
る案内予定経路データ中からその目標物に関するデータ
を読み出してどのような目標物が存在するかを示す目標
物案内情報を経路案内情報として作成するように構成さ
れたことを特徴としている。
【0030】請求項16に記載の発明は、請求項5に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
15に記載の車両用ナビゲーション方法において、経路
計算ステップおよび案内情報作成ステップが、請求項5
の発明における経路計算処理部およびデータ処理部の各
機能に対応する目標物データ添付ステップおよび目標物
案内情報作成ステップをそれぞれ含むことを特徴として
いる。
【0031】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、経路データ
作成装置の前記経路計算処理部が、当該経路上において
前記目標物の位置から所定の距離だけ手前の位置を目標
物予告位置として算出し、得られた目標物予告位置に関
するデータをその目標物に関するデータと関連付けて前
記経路データに加えるように構成され、車載用案内情報
出力装置の前記データ処理部が、車両の現在位置が当該
経路上において前記各目標物予告位置に達した場合に、
前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路データ
中からその目標物に関するデータを読み出して前記所定
の距離だけ先にどのような目標物が存在するかを示す目
標物予告案内情報を経路案内情報として作成するように
構成されたことを特徴としている。
【0032】請求項17に記載の発明は、請求項6に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
16に記載の車両用ナビゲーション方法において、経路
計算ステップおよび案内情報作成ステップが、請求項6
の発明における経路計算処理部およびデータ処理部の各
機能に対応する目標物予告位置データ添付ステップおよ
び目標物予告案内情報作成ステップをそれぞれ含むこと
を特徴としている。
【0033】以上のような請求項5、6、16、17の
発明によれば、経路データに、ガソリンスタンドやコン
ビニエンスストア等の目標物に関するデータを加えるこ
とにより、ユーザは、それらの目標物を確認すること
で、案内予定経路上で順調に走行しているものと容易に
判断することができる。また、ユーザが案内予定経路か
ら外れてしまった場合には、それらの目標物が確認でき
ないことで、ユーザは経路外れを容易に推測することが
できる。特に、請求項6、17の発明によれば、目標物
より所定の距離だけ手前の位置で目標物予告を行うこと
により、ユーザに対して目標物への注意を早めに促すこ
とができ、目標物の見落としを有効に防止することがで
きる。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の
いずれか1項に記載の車両用ナビゲーションシステムに
おいて、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
が、走行中に、車両の走行距離、走行方位を検出して、
前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路データ
中の対応する区間の距離、方位に関するデータと比較
し、いずれか一方のデータ値のずれが所定の基準を越え
た場合に、車両が当該案内予定経路から外れたものと判
断して案内予定経路から外れたことを示す経路外れ情報
を経路案内情報として作成するように構成されたことを
特徴としている。
【0035】請求項18に記載の発明は、請求項7に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
13〜17のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーショ
ン方法において、案内情報作成ステップが、請求項7の
発明におけるデータ処理部の各機能に対応する経路外れ
判断ステップおよび経路外れ情報作成ステップを含むこ
とを特徴としている。
【0036】以上のような請求項7、18の発明によれ
ば、車両が案内予定経路から外れたか否かを案内予定経
路の各区間単位で判断することにより、車両が案内予定
経路から外れた場合に、比較的早い段階でその経路外れ
を検出し、ユーザに通知することができる。この通知に
応じて、経路外れを確認したユーザが目的地データを再
入力する等の操作を行うことにより、車載用案内情報出
力装置から経路データ作成装置に再び経路データ作成要
求が送信され、新たな経路データが作成され、その新た
な経路データに基づく経路案内が開始される。したがっ
て、ユーザは、たとえ経路外れを生じた場合でも、ほと
んど無駄な走行を行うことなしに合理的な経路で着実に
目的地へ向かうことができる。
【0037】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、車載用案内
情報出力装置の前記データ処理部が、車両が当該案内予
定経路から外れたと判断した場合に、車両の現在位置に
応じて、その案内予定経路中の各中間地点、始点、およ
び目的地である終点、の中から復帰予定地点を選択し、
その復帰予定地点の方向を示す復帰方向案内情報を経路
案内情報として作成するように構成されたことを特徴と
している。
【0038】請求項19に記載の発明は、請求項8に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
18に記載の車両用ナビゲーション方法において、案内
情報作成ステップが、請求項8の発明におけるデータ処
理部の各機能に対応する復帰予定地点選択ステップおよ
び復帰方向案内情報作成ステップを含むことを特徴とし
ている。
【0039】以上のような請求項8、19の発明によれ
ば、車両が案内予定経路から外れた場合に、車載用案内
情報出力装置によって、その案内予定経路に復帰するた
めの復帰方向案内情報を作成し、出力することにより、
ユーザの車両を案内予定経路まで誘導することができ
る。そして、ユーザの車両が案内予定経路に復帰した後
は、その案内予定経路上での経路案内を再開する。した
がって、経路外れを生じた場合でも、ユーザが目的地デ
ータの再入力等の操作を行う必要はないため、ユーザの
負担を軽減できる。また、経路外れを生じた場合に、車
載用案内情報出力装置と経路データ作成装置との間でデ
ータ通信を行う必要がないため、その分だけナビゲーシ
ョン用のデータ通信時間を短くすることができる。
【0040】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、車載用案内
情報出力装置の前記データ処理部が、車両の実際の走行
データを前記データ記憶部に記憶しておき、車両が当該
案内予定経路から外れたと判断した場合に、そのデータ
記憶部に記憶されている走行データから得られる実際の
走行経路と案内予定経路とを示す経路比較画像情報を作
成し、前記案内情報出力部に画像表示させるように構成
されたことを特徴としている。
【0041】請求項20に記載の発明は、請求項9に記
載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求項
19に記載の車両用ナビゲーション方法において、車載
用案内情報出力装置により、車両の実際の走行データを
記憶する走行データ記憶ステップを行い、さらに、案内
情報作成ステップおよび案内情報出力ステップが、請求
項9の発明におけるデータ処理部および案内情報出力部
の各機能に対応する経路比較画像情報作成ステップおよ
び経路比較画像表示ステップを含むことを特徴としてい
る。
【0042】以上のような請求項9、20の発明によれ
ば、車両が案内予定経路から外れた場合に、実際の走行
経路と案内予定経路とが画像表示されるため、ユーザ
は、それらの経路の比較表示を目視して経路外れの状況
を容易に把握することができる。さらに、案内予定経路
に復帰するための道や方向を表示することにより、ユー
ザは、それらの表示を確認して必要な方向転換等を行う
ことができ、容易に案内予定経路に復帰することができ
る。
【0043】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーションシステム
において、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
が、作成した経路案内情報を前記案内情報出力部に音声
出力させるように構成されたことを特徴としている。
【0044】請求項21に記載の発明は、請求項10に
記載の発明を方法の観点から把握したものであり、請求
項12〜20のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーシ
ョン方法において、案内情報作成ステップおよび案内情
報出力ステップが、請求項9の発明におけるデータ処理
部および案内情報出力部の各機能に対応する音声情報作
成ステップおよび音声案内出力ステップを含むことを特
徴としている。
【0045】以上のような請求項10、21の発明によ
れば、交差点等において右左折が必要な場合には、その
方向案内情報が音声出力され、また、目標物データがあ
る場合には、目標物案内情報や目標物予告案内情報等が
音声出力されるため、ユーザは、画面を見る必要なし
に、音声案内に応じて必要な方向転換や目標物確認など
を容易に行うことができる。したがって、画像による案
内に比べて、ユーザが必要な案内を見落とすといった問
題を生じることがない分だけ、ユーザを確実に誘導する
ことができる。また、画像による案内の場合には、ユー
ザは見落としを避けるために比較的頻繁に画面をチェッ
クする必要があるが、音声案内においては、そのような
必要がない分だけユーザの負担を軽減でき、ユーザは運
転だけに集中できる。
【0046】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーションシステ
ムにおいて、車載用案内情報出力装置のデータ通信部が
モバイル端末を含むことを特徴としている。請求項22
に記載の発明は、請求項11に記載の発明を方法の観点
から把握したものであり、請求項12〜21のいずれか
1項に記載の車両用ナビゲーション方法において、作成
要求送信ステップおよび経路データ受信ステップにモバ
イル端末を利用することを特徴としている。
【0047】以上のような請求項11、22の発明によ
れば、携帯電話等のモバイル端末をデータ通信に利用す
ることにより、車両用案内情報出力装置自体に専用のデ
ータ通信部が不要となり、装置構成を簡略化できる。さ
らに、高いデータ処理機能を有するモバイル端末を使用
する場合には、モバイル端末自体に本発明のデータ処理
部の機能を持たせて車両用案内情報出力装置を実現する
ことも可能である。
【0048】請求項23に記載の発明は、請求項1に記
載の発明を車両用ナビゲーションシステム中で使用され
る経路データ作成装置の観点から把握したものであり、
請求項1の発明における経路データ作成装置に対応して
いる。請求項25に記載の発明は、請求項23に記載の
発明を記録媒体の観点から把握したものであり、車両用
ナビゲーションシステム中で使用される経路データ作成
装置に適用されるコンピュータ読取可能なプログラムを
記録した記録媒体において、プログラムが、コンピュー
タに、請求項23の発明における経路データ作成装置の
各機能に対応する作成要求受信処理、経路計算処理、お
よび経路データ送信処理を行わせることを特徴としてい
る。
【0049】請求項24に記載の発明は、請求項1に記
載の発明を車両用ナビゲーションシステム中で使用され
る車載用案内情報出力装置の観点から把握したものであ
り、請求項1の発明における車載用案内情報出力装置に
対応している。請求項26に記載の発明は、請求項24
に記載の発明を記録媒体の観点から把握したものであ
り、車両用ナビゲーションシステム中で使用される経路
データ作成装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
ログラムを記録した記録媒体において、プログラムが、
コンピュータに、請求項24の発明における経路データ
作成装置の各機能に対応する作成要求送信処理、経路デ
ータ受信処理、経路データ記憶処理、案内情報作成処
理、および案内情報出力処理を行わせることを特徴とし
ている。
【0050】以上のような請求項23〜26の発明によ
れば、前述した各請求項に記載の車両用ナビゲーション
システムや方法を容易に実現することができ、前述した
請求項1、12と同様の作用が得られる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下には、本発明による車両用ナ
ビゲーションシステムの具体的な実施の形態について、
図面を参照して説明する。なお、本実施の形態のうち、
情報処理に関する部分は、典型的には、コンピュータを
ソフトウェアで制御することで実現される。この場合の
ソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的
に活用することで本発明の作用効果を実現するものであ
り、既存の技術をベースとして本発明の特徴を持たせた
ものである。但し、具体的なハードウェアやソフトウェ
アの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは適
宜選択可能であるため、以下の説明では、本発明に係る
各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0052】[1.システム構成]図1は、本発明によ
る第1の実施の形態における車両用ナビゲーションシス
テムの構成を示す機能ブロック図である。この図1に示
すように、システムはサーバ(経路データ作成装置)1
と、ユーザの車両に搭載された車載装置(車載用案内情
報出力装置)2とを、ユーザの無線端末3および通信ネ
ットワーク4を介して接続することで構成されている。
【0053】ここで、通信ネットワーク4は、インター
ネットや電話網等、各種の通信ネットワークを含んでい
る。また、図中では、単一のユーザの車載装置2と無線
端末3のみが示されているが、実際には、多数のユーザ
の車載装置2と無線端末3がサーバ1に接続されてお
り、サーバ1によってそれらのユーザに対して個別的な
サービス提供が行われるようになっている。なお、ユー
ザの無線端末3は、携帯電話や小型PCなどの各種のモ
バイル端末によって構成されている。
【0054】また、サーバ1は、経路計算を初めとする
各種の情報処理を行う制御システム部11、通信ネット
ワークを介して入出力を行う入出力制御部12、道路地
図データを保存した道路地図データベース13、特徴的
な建物や各種の設置物を道路地図に関連付けた目印デー
タとして保存した目印データベース14、地域別の各種
のイベント情報等を保存したイベント情報データベース
15、および経路計算プログラム16、等を備えてい
る。制御システム部11は、車載装置2からの経路デー
タ作成要求に応答して、要求元の車両の現在位置から目
的地までの経路計算を行い、得られた経路データを要求
元の車載装置2に送信するようになっている。
【0055】また、車載装置2は、車両の現在位置の計
算および現在位置に対応する経路案内情報の作成を初め
とする各種の情報処理を行うデータ処理部21、目的地
を入力する目的地入力部22、無線端末3で受信した経
路データをダウンロードするダウンロードデータメモリ
23、GPS衛星から送信されるGPS電波を受信する
ためのGPS受信部24、車速検出部25、ジャイロ2
6、作成した経路案内情報等を記憶するメモリ27、経
路案内情報を画像出力するディスプレイ28、経路案内
情報を音声出力するスピーカ29、等を備えている。
【0056】この車載装置2のデータ処理部21は、G
PS受信部24で受信するGPS電波によって自車の現
在位置を検出すると共に、車速検出部25やジャイロ2
6からの信号によって自車の走行速度や走行距離、進行
方向を検出するようになっている。また、データ処理部
21は、目的地データを車両の現在位置データと共に経
路データ作成要求としてサーバ1に送信するようになっ
ている。データ処理部21はさらに、サーバ1から送信
される経路データを案内予定経路データとして記憶して
おき、車両の走行に伴い、その案内予定経路データに基
づいて自車の現在位置に応じた経路案内情報を作成し、
ディスプレイ28やスピーカ29によって出力させるよ
うになっている。
【0057】[2.基本的な動作手順]図2は、以上の
ような構成を有する本実施の形態に係る車両用ナビゲー
ションシステムによるナビゲーションの基本的な動作手
順を示すフローチャートである。この図2に示すよう
に、車載装置2において、待機状態(S201)から目
的地入力部22により目的地が入力された場合(S20
2のYES)には、データ処理部21は、入力された目
的地データに車両の現在位置データを加えて経路データ
作成要求とし、この経路データ作成要求を無線端末3に
より通信ネットワーク4を介してサーバ1に送信する
(S203)。
【0058】そして、このように車載装置2から送信さ
れた経路データ作成要求をサーバ1において、入出力制
御部12により受信した場合(S204)には、制御シ
ステム部11は、この経路データ作成要求に応答して、
経路計算プログラム16により、道路地図データベース
13中の地図データを用いて要求元の車両の現在位置か
ら目的地までの経路計算処理を行う(S205)。制御
システム部11は、経路計算処理によって得られた経路
データを入出力制御部12により通信ネットワーク4を
介して要求元の無線端末3に送信する。
【0059】要求元の無線端末3において、サーバ1か
ら送信された経路データを受信した場合(S207)に
は、ダウンロードデータメモリ23によってその経路デ
ータをダウンロードした後、データ処理部21によって
案内予定経路データとして所定の形式でメモリ27に記
憶する(S208)。
【0060】データ処理部21は、自車の走行に伴い、
メモリ27に記憶された案内予定経路データ中から車両
の現在位置に応じた経路データを読み出して経路案内情
報作成・出力処理を行い(S209)、最終的に、目的
地に到達した時点で(S210)処理を終了する。
【0061】図3は、データ処理部21による経路案内
情報作成・出力処理(図2のS209)の基本的なサブ
ルーチンを示すフローチャートである。この図3に示す
ように、データ処理部21は、車両の現在位置を監視し
ながら(S301)、案内が必要な場合(S302のY
ES)には、メモリ27に記憶された案内予定経路デー
タ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み出し
て経路案内情報を作成し(S303)、この経路案内情
報をディスプレイ28によって画像出力させるかまたは
スピーカ29によって音声出力させる(S304)。
【0062】[3.具体的な動作手順] [3−1.経路計算処理]図4は、サーバ1の制御シス
テム部11による経路計算処理(図2のS205)のサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。この図
4に示すように、制御システム部11は、経路計算プロ
グラム16により、道路地図データベース13中の地図
データを用いて経路データ作成要求元の車両の現在位置
から目的地までの経路を計算するが、この際、イベント
情報データベース15中の地域別の各種のイベント情報
データを用いて、通行止め部分等を回避し、最適な経路
を算出する(S401)。
【0063】制御システム部11は、次に、算出した経
路の中間地点・区間データを抽出して、経路データを作
成する(S402)。ここで、中間地点は、経路上に存
在する全ての交差点、および交差点間の道路のうち、一
定のしきい値(例えば30度)以上方位が変わる変曲点
等であり、それらの中間地点の位置を、緯度経度で示す
データを中間地点データとする。さらに、経路の始点と
終点(目的地)との間を、各中間地点により複数の区間
に分割して各区間に順番を付け、各区間の距離および方
位を順番に算出して、連続する区間データを作成する。
そして、このようにして得られた中間地点・区間データ
の集合をその経路に関する基本的な経路データとして取
り扱う。
【0064】制御システム部11は、得られた経路デー
タについて、まず、その経路の始点から第1の中間地点
に至る最初の区間を選択し(S403)、目印データベ
ース14中の目印データを用いて、選択した区間内に目
標物となりうる建物や設置物があるか否かを判断する
(S404)。ここで、目印データとしては、例えば、
ガソリンスタンドやコンビニエンスストア等のデータを
用いることができる。そして、区間内にガソリンスタン
ドやコンビニエンスストア等がある場合(S404のY
ES)には、そのガソリンスタンドやコンビニエンスス
トアに関する目印データをその区間の目標物データとし
てその区間データに追加する(S405)。
【0065】制御システム部11は、次の区間を順次選
択して(S406、S407)、このような目標物の有
無の判断をそれぞれ行い、全ての区間についての判断を
終了した時点(S406のNO)で、各目標物の位置か
ら300m手前の位置を目標物予告位置データとして対
応する各区間データに追加する(S408)。制御シス
テム部11は、さらに、道路地図データベース13中の
地図データを用いて、経路データ作成要求中の現在位置
データから、その要求元の車両のその現在位置周辺の半
径200m範囲の概略地図データを作成し、経路データ
に添付する(S409)。
【0066】[3−2.経路案内情報作成・出力処理]
図5は、図4に示すような経路計算処理を適用した場合
における、車載装置2のデータ処理部21による経路案
内情報作成・出力処理(図2のS209)のサブルーチ
ンの一例を示すフローチャートである。この図5に示す
ようにデータ処理部21は、まず、案内予定経路データ
に添付された概略地図データを用いて現在位置周辺の概
略地図とその地図中の案内予定経路をディスプレイ28
上で画像表示する(S501)と共に、案内予定経路デ
ータ中の始点から第1の中間地点に至る最初の区間に関
する区間データを読み出し、その区間データに基づく案
内を開始する(S502)。すなわち、まず、その区間
の終点方向を示す方向案内情報を作成して(S50
3)、その区間の終点方向をスピーカ29により音声出
力する(S504)。例えば、直線道路に面した駐車場
から出発しようとしている車両のユーザに対して、「駐
車場の出口を右に進んで下さい。」等の音声案内が出力
される。
【0067】音声案内に応じて車両の走行が開始した後
は、データ処理部21は、車両の現在位置を監視すると
共に、車速検出部25やジャイロ26からの信号に基づ
き、その区間における車両の走行距離、走行方位を計算
する(S504)。そして、それらの走行距離、走行方
位を、対応する区間データ中の距離、方位と比較し、い
ずれか一方のデータ値のずれが所定の基準を越えた場合
に、車両が案内予定経路から外れたものと判定する(S
505)。例えば、走行距離が対応する区間の距離の2
倍を越えた場合、あるいは、対応する区間の方位に対し
て方位変化量が30度を越えた場合に、案内予定経路か
ら外れたものと判定する。
【0068】そして、経路外れを判定した場合(S50
5のYES)には、経路外れ発生を示す経路外れ情報を
作成して、経路外れの発生をスピーカ29により音声出
力する(S506)。例えば、「予定の経路から外れま
した。経路修正が必要ですので、停止して下さい。」等
の音声案内が出力される。この場合、車両を運転中のユ
ーザは、音声案内に応じて車両を停止し、車載装置2の
目的地入力部22により再び目的地を入力する等の操作
を行い、サーバ1からの新たな経路データに基づくナビ
ゲーションの開始を待つことになる。
【0069】データ処理部21はまた、走行中の区間に
対応する区間データに目標物・目標物予告位置データが
含まれているか否かに応じて、その区間に目標物・目標
物予告位置が存在するか否かを判定し(S507)、目
標物・目標物予告位置が存在する場合(S507のYE
S)には、それを示す案内情報を作成して、目標物の存
在や目標物の予告をスピーカ29により音声出力する
(S508)。例えば、ガソリンスタンドが存在する場
合に、その300m手前の位置で「300m先の左側に
ガソリンスタンドがあります。」等の音声案内が出力さ
れ、直前の位置で「ガソリンスタンドを通過します。」
等の音声案内が出力される。
【0070】データ処理部21は、区間の終点に到達し
た時点(S509のYES)で、次の区間(S510の
YES)の区間データを読み出して、その新たな区間デ
ータに基づく案内を先の区間と同様に開始する。すなわ
ち、その区間の終点方向をスピーカ29により音声案内
した(S503)後、その区間における車両の走行距
離、走行方位を計算し(S504)、経路外れの発生の
チェック(S505、S506)や目標物案内(S50
7、S508)等を行う。データ処理部21は、目的地
までの全ての区間についてこのような区間毎の案内を順
次行うことにより、案内予定経路に沿って車両を目的地
まで案内することができる。
【0071】[4.効果]以上のような本実施の形態に
よれば、簡単な操作、短い待ち時間での最新地図デー
タに基づく経路案内の実現、区間単位の処理による効
率化、音声案内による確実な誘導の実現、目標物案
内による経路確認の実現、経路外れ発生時の早期通知
の実現、モバイル端末の使用による装置構成の簡略
化、等の効果が得られる。以下には、これらの効果につ
いて順次説明する。
【0072】簡単な操作、短い待ち時間での最新地図
データに基づく経路案内の実現:本実施の形態において
は、車載装置2から送信された経路データ作成要求に応
答して、サーバ1により地図データを用いて自動的に経
路データが作成され、要求元の車載装置2に送信される
ため、車載装置2は、受信した経路データに基づいて現
在位置に応じた経路案内情報を容易に作成、出力し、適
切な経路案内を行うことができる。
【0073】また、経路データは、地点情報の集合とし
て離散データ形式で表現可能であるため、経路に関連す
る地図データを全て送信する場合に比べて、通信するデ
ータ量を格段に少なくすることができる。特に、本実施
の形態においては、交差点等の中間地点の位置に関する
中間地点データと、経路を中間地点によって分割してな
る各区間の順番や距離、方位に関する区間データによっ
て、極めて簡略な構造を持つ経路データを作成すること
ができ、経路データのデータ量を必要最小限にとどめる
ことができる。
【0074】このような中間地点・区間データからなる
データ量の少ない経路データを用いた本実施の形態によ
れば、経路に関連する地図データを全て送信する場合に
比べて、通信時間を格段に短くすることができると共
に、車載装置2側でデータをダウンロードする時間を格
段に短くすることができる。例えば、電話網でのトラヒ
ックが集中して通信速度が大幅に低下した場合でも、デ
ータ量が小さいため、1分以内などの短時間でダウンロ
ードすることが可能である。
【0075】したがって、ユーザは、目的地を入力する
という簡単な操作を行うだけで、ほとんど待つ必要なし
に、最新地図データに基づく経路案内による走行を開始
することができる。また、通信時間の短縮により、通信
料金を低減できるという利点もある。これらの利点はい
ずれも、ナビゲーションシステムに対するユーザの使用
感を向上させる。
【0076】区間単位の処理による効率化:本実施の
形態においては、区間毎に方向案内や目標物案内等を行
っているため、各区間について、その区間データのみを
利用して効率よく経路案内を行うことができ、結果とし
て、経路全体にわたって無駄のない効率的な経路案内を
実現できる。特に、ナビゲーション時に同時に使用する
データ量が少ないことから、車載装置2のデータ処理部
21への負担が少ないため、データ処理部21に高性能
を要求されることがない。すなわち、ある程度の性能の
データ処理部21によりデータ処理を高速かつ確実に実
現可能であり、高い信頼性を確保できる。このことは、
車載装置2のコストの低減にもつながる。
【0077】音声案内による確実な誘導の実現:ナビ
ゲーションの流れに沿って考えた場合、本実施の形態に
おいては、ユーザが目的地を入力した後、まず、現在位
置周辺の概略地図とその地図中の案内予定経路がディス
プレイ28上で画像表示されるため、ユーザは、その概
略地図を目視して最初の中間地点(第1の区間の終点)
までの道や方向を容易に確認できる。また、ユーザの車
両が走行を開始した後、交差点等において右左折が必要
な場合には、その方向案内情報が音声出力されるため、
ユーザは、その方向案内情報に応じて必要な方向転換を
容易に行うことができる。行い、案内予定経路上の走行
を維持することができる。
【0078】したがって、ユーザは画像表示で現在位置
と案内予定経路を十分に把握して、案内予定経路上での
走行を確実かつ容易に開始することができ、走行開始後
は、音声案内に応じて方向転換を行い、それ以外は単純
に道なり走行を行うだけで、案内予定経路上の走行を維
持し、目的地に到達することができる。特に、音声案内
の場合、ディスプレイ上での画像表示による案内に比べ
て、ユーザが必要な案内を見落とすといった問題を生じ
ることがない分だけ、ユーザを確実に誘導することがで
きるという利点がある。また、画像による案内の場合に
は、ユーザは見落としを避けるために比較的頻繁に画面
をチェックする必要があるが、音声案内においては、そ
のような必要がない分だけユーザの負担を軽減でき、ユ
ーザは運転だけに集中できる。このことは、ナビゲーシ
ョンシステムに対するユーザの使用感をさらに向上させ
る。
【0079】目標物案内による経路確認の実現:本実
施の形態においては、経路データに、ガソリンスタンド
やコンビニエンスストア等の目標物に関するデータを加
えており、それらの目標物についてもその案内情報が音
声出力されるため、ユーザは、それらの目標物を確認す
ることで、案内予定経路上で順調に走行しているものと
容易に判断することができる。
【0080】特に、本実施の形態においては、目標物の
300m手前の位置で目標物予告を行うことにより、ユ
ーザに対して目標物への注意を早めに促すことができ、
目標物の見落としを有効に防止することができる。ま
た、ユーザが案内予定経路から外れてしまった場合に
は、それらの目標物が確認できないことで、ユーザは経
路外れを容易に推測することができる。
【0081】経路外れ発生時の早期通知の実現:本実
施の形態においては、車両が案内予定経路から外れたか
否かを案内予定経路の各区間単位で判断することによ
り、車両が案内予定経路から外れた場合に、その経路か
らの距離が大きくなる前の比較的早い段階でその経路外
れを検出し、ユーザに経路外れ発生を通知することがで
きる。そして、この通知に応じて、経路外れを確認した
ユーザが目的地データを再入力する等の操作を行うこと
により、サーバ1により新たな経路データが作成され、
車載装置2により新たな経路データに基づく経路案内が
開始される。したがって、ユーザは、たとえ経路外れを
生じた場合でも、ほとんど無駄な走行を行うことなしに
合理的な経路で着実に目的地へ向かうことができる。
【0082】モバイル端末の使用による装置構成の簡
略化:本実施の形態においては、携帯電話等のモバイル
端末を無線端末3としてデータ通信に利用することによ
り、車載装置2自体に専用のデータ通信部が不要とな
り、装置構成を簡略化できる。特に、小型PC等の高い
データ処理機能を有するモバイル端末を使用する場合に
は、モバイル端末自体にデータ処理部21の機能を持た
せて車載装置2を実現することも可能である。
【0083】[5.変形例]図6は、車載装置2のデー
タ処理部21による経路案内情報作成・出力処理(図2
のS209)のサブルーチンの変形例を示すフローチャ
ートである。この図6に示す処理は、経路外れ発生時に
経路外れ情報の音声案内のみを行って処理を終了する代
わりに、復帰誘導処理(S606)を行って車両を経路
上に復帰させて処理を続行するようにしたものであり、
この点を除けば、基本的に、図5に示した処理と同様で
ある。すなわち、図6中のS601〜S605は、図5
中のS501〜S505にそれぞれ対応しており、図6
中のS607〜S611は、図5中のS507〜S51
1にそれぞれ対応している。
【0084】[5−1.復帰誘導処理]図7は、車載装
置2のデータ処理部21による経路外れ発生時における
復帰誘導処理(図6のS606)のサブルーチンの一例
を示すフローチャートである。この図7に示すように、
データ処理部21は、まず、経路外れ発生を示す経路外
れ情報を作成して、経路外れの発生をスピーカ29によ
り音声出力する(S701)。例えば、「予定の経路か
ら外れました。」等の音声案内が出力される。
【0085】続いて、データ処理部21は、案内予定経
路中の復帰予定地点を選択し、復帰経路データを作成す
る。すなわち、車両の現在位置に応じて、その案内予定
経路中の各中間地点、始点、および目的地である終点、
の中から、最も近い地点を復帰予定地点として選択する
(S702)。
【0086】データ処理部21は、また、車両の走行中
に、車両の走行距離、走行方位を計算するとともに、そ
れらのデータを実際の走行データとしてメモリ27に記
憶するようになっている。データ処理部21は、復帰経
路データ作成後、記憶している実際の走行データと案内
予定経路データとを用いて、実際の走行経路と案内予定
経路とを示す経路比較画像情報を作成し、ディスプレイ
28上で画像表示すると共に、現在位置から復帰予定地
点に向かうための復帰方向案内情報を作成し、スピーカ
29により音声出力する(S703)。
【0087】図8は、経路比較画像表示画面の一例を示
す説明図である。この図8においては、車両の現在位置
と走行方向を示す矢印31、現在位置に至るまでの実際
の走行経路の一部を示す波線32、案内予定経路の一部
を示す実線33、および中間地点を示す小円34が、画
像表示されており、中間地点の一つが、復帰予定地点A
として示されている。この例においては、復帰予定地点
Aと反対方向に車両が走行しているため、復帰方向案内
情報としては、「Uターンして下さい。」等の音声案内
が出力される。
【0088】データ処理部21は、現在位置を監視し
(S704)、車両が復帰予定地点に到達した時点(S
705のYES)で、車両が案内予定経路に復帰したこ
とを示す経路復帰情報を作成し、スピーカ29により音
声出力する(S706)。例えば、「予定経路に復帰し
ました。目的地までの経路案内を再開します。」等の音
声案内が出力される。
【0089】[5−2.復帰誘導処理の効果]車両が案
内予定経路から外れた場合に、以上のような復帰誘導処
理を行い、案内予定経路に復帰するための復帰方向案内
情報を作成し、音声出力することによって、ユーザの車
両を案内予定経路まで誘導することができる。特に、図
7に示す手順においては、図8に示すように、実際の走
行経路と案内予定経路とがディスプレイ28上で画像表
示されるため、ユーザは、それらの経路の比較表示を目
視して経路外れの状況を視覚的に容易に把握することが
できる。そのため、ユーザは、視覚的な比較表示と音声
による復帰方向案内の両方に基づいて適切な方向転換を
行い、容易に案内予定経路に復帰することができる。そ
して、ユーザの車両が案内予定経路に復帰した後は、そ
の案内予定経路上での経路案内を再開することができ
る。
【0090】したがって、経路外れを生じた場合でも、
ユーザが目的地データの再入力等の操作を行ったり、新
しい経路データに基づく経路案内の開始を待ったりする
必要はないため、ユーザの負担を軽減できる。また、経
路外れを生じた場合に、車載装置2とサーバ1との間で
データ通信を行う必要がないため、その分だけナビゲー
ション用のデータ通信時間を短くすることができ、通信
料金を低減できる。これらの利点はいずれも、ナビゲー
ションシステムに対するユーザの使用感をさらに向上さ
せる。
【0091】[6.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。まず、
本発明による経路データ作成装置や車載用案内情報出力
装置の具体的な構成は何ら限定されない。例えば、前記
実施の形態においては、車載用案内情報出力装置に携帯
電話等の無線端末を接続する構成について説明したが、
車載用案内情報出力装置に固有のデータ通信部を設け、
外付けの無線端末を不要とする構成等も可能である。
【0092】また、具体的に使用する経路データの種類
やデータ構造、あるいはユーザに対する経路案内の具体
的な内容等は自由に選択可能である。例えば、経路デー
タは、少なくとも経路を特定できるデータであれば十分
であるが、一般的には、前述したような中間地点・区間
データを基本的な経路データとして使用することが望ま
しい。経路データ作成装置側には、少なくとも道路地図
データベースが必要であるが、地域で行われる各種のイ
ベントによる通行止めなどに対応するために、一般的に
は、そのようなイベント情報に関するイベント情報デー
タベースを備えることが望ましい。さらに、経路案内の
案内項目に応じて、経路データ作成装置側に必要なデー
タベースを適宜用意することにより、付加的なデータを
基本的な経路データに適宜付加して、各種の案内項目の
案内情報を出力することができる。
【0093】また、例えば、前記実施の形態において
は、経路案内の開始後は、音声案内のみで経路案内を行
う場合について説明したが、経路全体の概略図や現在位
置が経路中のどの位置に相当するか等の画像案内を付加
することも可能である。このような画像案内は、基本的
な案内項目として固定的に行わせることも可能である
が、一般的には、ユーザが出力の有無を選択可能な選択
項目として設定することが望ましい。この場合には、デ
ータ量が若干増大するが、ユーザのニーズに対応するこ
とができる。
【0094】また、経路案内にあたっては、少なくと
も、方向転換が必要な場合に方向案内を行うことによ
り、案内予定経路上での走行の確保が可能となる。した
がって、本発明においては、目標物案内や目標物予告案
内を適宜省略したり、逆に、現在位置から目的地までの
距離といった別の案内情報を音声案内させたりすること
も可能である。これらの案内項目の増減は、予め固定的
に設定することも可能であるが、それらの増減可能な項
目は、一般的には、ユーザが出力の有無を選択可能な選
択項目として設定することが望ましい。
【0095】そして、そのようなデータ構造や経路案内
の具体的な内容に応じて、本発明による経路案内の手順
についても、適宜選択可能である。例えば、前述した実
施の形態においては、個々の案内情報をその出力時に作
成する場合について説明したが、案内情報の一部あるい
は全部を、経路データのダウンロード時や案内開始時に
おいて、必要な案内情報を予め作成しておき、所定の位
置で出力することも可能である。
【0096】さらに、本発明に係る経路案内を実行する
ための個々の経路データ作成装置や車載用案内情報出力
装置、あるいは、それらの機能を実現するためのプログ
ラムを記録した各種の記録媒体は、本発明の一態様とし
て本発明の範囲に包含されるものである。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地図データを保存した経路データ作成装置に車載用案内
情報出力装置から経路データ作成要求を送信して、経路
データ作成装置により経路計算を行い、経路データを車
載用案内情報出力装置に送信するように構成したことに
より、操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図データ
による経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビゲー
ションシステムとその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態における車両用
ナビゲーションシステムの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1の車両用ナビゲーションシステムによるナ
ビゲーションの基本的な動作手順を示すフローチャート
である。
【図3】図1のデータ処理部による経路案内情報作成・
出力処理の基本的なサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図4】図1のサーバの制御システム部による経路計算
処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1の車載装置のデータ処理部による経路案内
情報作成・出力処理のサブルーチンの一例を示すフロー
チャートである。
【図6】図1の車載装置のデータ処理部による経路案内
情報作成・出力処理のサブルーチンの変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図1の車載装置のデータ処理部による経路外れ
発生時における復帰誘導処理のサブルーチンの一例を示
すフローチャートである。
【図8】図1の車載装置による復帰誘導処理によって表
示される経路比較画像表示画面の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…サーバ 2…車載装置 3…無線端末 4…通信ネットワーク 11…制御システム部 12…入出力制御部 13…道路地図データベース 14…目印データベース 15…イベント情報データベース 16…経路計算プログラム 21…データ処理部 22…目的地入力部 23…ダウンロードデータメモリ 24…GPS受信部 25…車速検出部 26…ジャイロ 27…メモリ 28…ディスプレイ 29…スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高国 浩 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB22 HB25 HC26 HC27 HC31 HD03 HD07 HD16 HD21 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC09 AC14 AC18 5H180 AA01 BB05 CC12 FF04 FF05 FF13 FF14 FF23 FF25 FF27 FF32

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーションシステムにおいて、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経
    路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させる
    データ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、 前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
    ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
    作成装置とを有し、 前記車載用案内情報出力装置は、前記目的地入力部によ
    って目的地が入力された場合に、前記データ処理部によ
    ってその目的地データを車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として前記データ通信部によって前記
    経路データ作成装置に送信するように構成され、 前記経路データ作成装置は、前記車載用案内情報出力装
    置から送信された目的地データと現在位置データを含む
    経路データ作成要求が前記通信部によって受信された場
    合に、前記地図データベース中の地図データを用いて前
    記経路計算処理部によって当該車両の当該現在位置から
    当該目的地までの経路計算を行い、得られた経路データ
    を前記通信部によって当該車載用案内情報出力装置に送
    信するように構成され、 前記車載用案内情報出力装置は、前記経路データ作成要
    求に応答して前記経路データ作成装置から送信された経
    路データが前記データ通信部によって受信された場合
    に、その経路データを案内予定経路データとして前記デ
    ータ記憶部に記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処
    理部によりデータ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み
    出して経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出
    力させるように構成されたことを特徴とする車両用ナビ
    ゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記経路データ作成装置の前記経路計算
    処理部は、当該経路上において方向案内が必要な全ての
    中間地点の位置を抽出し、各中間地点により当該経路を
    複数の区間に分割して各区間に順番を付け、各区間の距
    離および方位を順番に算出し、得られた中間地点・区間
    データを基本的な経路データとして取り扱うように構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲ
    ーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記経路データ作成装置の前記経路計算
    処理部は、前記地図データベース中の地図データから、
    当該車両の当該現在位置周辺の概略地図データを作成
    し、この概略地図データを前記経路データに加えるよう
    に構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、前
    記データ記憶部に記憶されている案内予定経路データ中
    の前記概略地図データ付きの経路データを読み出して前
    記概略地図とその地図中の案内予定経路とを示す地図・
    経路画像情報を作成し、前記案内情報出力部に画像表示
    させるように構成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の車両用ナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、車両の現在位置が当該案内予定経路上にお
    いて前記各中間地点に対して所定の条件で決定される案
    内位置に達した場合に、前記データ記憶部に記憶されて
    いる案内予定経路データ中から当該中間地点と次の中間
    地点との間の区間の方位に関するデータを読み出してど
    の方向に進むべきかを示す方向案内情報を経路案内情報
    として作成するように構成されたことを特徴とする請求
    項2または3に記載の車両用ナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記経路データ作成装置の前記経路計算
    処理部は、当該経路上で目印となりうる目標物を抽出
    し、得られた目標物に関するデータを前記区間に関する
    データおよび前記中間地点に関するデータのいずれかと
    関連付けて前記経路データに加えるように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、車
    両の現在位置が当該案内予定経路上において前記各目標
    物に対して所定の条件で決定される案内位置に達した場
    合に、前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中からその目標物に関するデータを読み出してど
    のような目標物が存在するかを示す目標物案内情報を経
    路案内情報として作成するように構成されたことを特徴
    とする請求項4に記載の車両用ナビゲーションシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記経路データ作成装置の前記経路計算
    処理部は、当該経路上において前記目標物の位置から所
    定の距離だけ手前の位置を目標物予告位置として算出
    し、得られた目標物予告位置に関するデータをその目標
    物に関するデータと関連付けて前記経路データに加える
    ように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、車
    両の現在位置が当該経路上において前記各目標物予告位
    置に達した場合に、前記データ記憶部に記憶されている
    案内予定経路データ中からその目標物に関するデータを
    読み出して前記所定の距離だけ先にどのような目標物が
    存在するかを示す目標物予告案内情報を経路案内情報と
    して作成するように構成されたことを特徴とする請求項
    5に記載の車両用ナビゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、走行中に、車両の走行距離、走行方位を検
    出して、前記データ記憶部に記憶されている案内予定経
    路データ中の対応する区間の距離、方位に関するデータ
    と比較し、いずれか一方のデータ値のずれが所定の基準
    を越えた場合に、車両が当該案内予定経路から外れたも
    のと判断して案内予定経路から外れたことを示す経路外
    れ情報を経路案内情報として作成するように構成された
    ことを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記
    載の車両用ナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、車両が当該案内予定経路から外れたと判断
    した場合に、車両の現在位置に応じて、その案内予定経
    路中の各中間地点、始点、および目的地である終点、の
    中から復帰予定地点を選択し、その復帰予定地点の方向
    を示す復帰方向案内情報を経路案内情報として作成する
    ように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の車
    両用ナビゲーションシステム。
  9. 【請求項9】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、車両の実際の走行データを前記データ記憶
    部に記憶しておき、車両が当該案内予定経路から外れた
    と判断した場合に、そのデータ記憶部に記憶されている
    走行データから得られる実際の走行経路と案内予定経路
    とを示す経路比較画像情報を作成し、前記案内情報出力
    部に画像表示させるように構成されたことを特徴とする
    請求項8に記載の車両用ナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】 前記車載用案内情報出力装置の前記デ
    ータ処理部は、作成した経路案内情報を前記案内情報出
    力部に音声出力させるように構成されたことを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれか1項に記載の車両用ナビ
    ゲーションシステム。
  11. 【請求項11】 前記車載用案内情報出力装置の前記デ
    ータ通信部は、モバイル端末を含むことを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれか1項に記載の車両用ナビゲ
    ーションシステム。
  12. 【請求項12】 通信を利用して経路案内を行う車両用
    ナビゲーション方法において、 車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経路案内情
    報を作成・出力する車載用案内情報出力装置と、経路デ
    ータを作成して車載用案内情報出力装置に送信する経路
    データ作成装置とを用いて、 前記車載用案内情報出力装置により、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信ステップを行い、 前記経路データ作成装置により、 前記作成要求送信ステップによって送信された現在位置
    データと目的地データを含む経路データ作成要求を受信
    する作成要求受信ステップと、 前記作成要求受信ステップによって経路データ作成要求
    が受信された場合に、地図データベース中の地図データ
    を用いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの
    経路計算を行う経路計算ステップと、 前記経路計算ステップによって得られた経路データを当
    該車載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信ス
    テップを行い、 前記車載用案内情報出力装置により、 前記経路データ送信ステップによって送信された経路デ
    ータを受信する経路データ受信ステップと、 前記経路データ受信ステップによって経路データが受信
    された場合に、その経路データを案内予定経路データと
    して記憶する経路データ記憶ステップと、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶ステップによっ
    て記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置
    に応じた経路データを読み出して経路案内情報を作成す
    る案内情報作成ステップと、 前記案内情報作成ステップによって作成された経路案内
    情報を出力する案内情報出力ステップを行う、ことを特
    徴とする車両用ナビゲーション方法。
  13. 【請求項13】 前記経路計算ステップは、当該経路上
    において方向案内が必要な全ての中間地点の位置を抽出
    し、各中間地点により当該経路を複数の区間に分割して
    各区間に順番を付け、各区間の距離および方位を順番に
    算出する中間地点・区間データ抽出ステップを含み、こ
    の中間地点・区間データ抽出ステップによって得られた
    中間地点・区間データを基本的な経路データとして取り
    扱うことを特徴とする請求項12に記載の車両用ナビゲ
    ーション方法。
  14. 【請求項14】 前記経路計算ステップは、前記地図デ
    ータベース中の地図データから、当該車両の当該現在位
    置周辺の概略地図データを作成し、この概略地図データ
    を前記経路データに加える地図データ添付ステップを含
    み、 前記案内情報作成ステップは、前記経路データ記憶ステ
    ップによって記憶された案内予定経路データ中の前記概
    略地図データ付きの経路データを読み出して前記概略地
    図とその地図中の案内予定経路とを示す地図・経路画像
    情報を作成する地図・経路画像情報作成ステップを含
    み、 前記案内情報出力ステップは、前記地図・経路画像情報
    作成ステップによって作成された地図・経路画像情報を
    画像表示する地図・経路画像表示ステップを含むことを
    特徴とする請求項13に記載の車両用ナビゲーション方
    法。
  15. 【請求項15】 前記案内情報作成ステップは、車両の
    現在位置が当該案内予定経路上において前記各中間地点
    に対して所定の条件で決定される案内位置に達した場合
    に、前記経路データ記憶ステップによって記憶された案
    内予定経路データ中から当該中間地点と次の中間地点と
    の間の区間の方位に関するデータを読み出してどの方向
    に進むべきかを示す方向案内情報を経路案内情報として
    作成する方向案内情報作成ステップを含むことを特徴と
    する請求項13または14に記載の車両用ナビゲーショ
    ン方法。
  16. 【請求項16】 前記経路計算ステップは、当該経路上
    で目印となりうる目標物を抽出し、得られた目標物に関
    するデータを前記区間に関するデータおよび前記中間地
    点に関するデータのいずれかと関連付けて前記経路デー
    タに加える目標物データ添付ステップを含み、 前記案内情報作成ステップは、車両の現在位置が当該案
    内予定経路上において前記各目標物に対して所定の条件
    で決定される案内位置に達した場合に、前記経路データ
    記憶ステップによって記憶された案内予定経路データ中
    からその目標物に関するデータを読み出してどのような
    目標物が存在するかを示す目標物案内情報を経路案内情
    報として作成する目標物案内情報作成ステップを含むこ
    とを特徴とする請求項15に記載の車両用ナビゲーショ
    ン方法。
  17. 【請求項17】 前記経路計算ステップは、当該経路上
    において前記目標物の位置から所定の距離だけ手前の位
    置を目標物予告位置として算出し、得られた目標物予告
    位置に関するデータをその目標物に関するデータと関連
    付けて前記経路データに加える目標物予告位置データ添
    付ステップを含み、 前記案内情報作成ステップは、車両の現在位置が当該経
    路上において前記各目標物予告位置に達した場合に、前
    記経路データ記憶ステップによって記憶された案内予定
    経路データ中からその目標物に関するデータを読み出し
    て前記所定の距離だけ先にどのような目標物が存在する
    かを示す目標物予告案内情報を経路案内情報として作成
    する目標物予告案内情報作成ステップを含むことを特徴
    とする請求項16に記載の車両用ナビゲーション方法。
  18. 【請求項18】 前記案内情報作成ステップは、 走行中に、車両の走行距離、走行方位を検出して、前記
    経路データ記憶ステップによって記憶された案内予定経
    路データ中の対応する区間の距離、方位に関するデータ
    と比較し、距離および方位のいずれか一方のデータ値の
    ずれが所定の基準を越えた場合に、車両が当該案内予定
    経路から外れたものと判断する経路外れ判断ステップ
    と、 前記経路外れ判断ステップで車両が当該案内予定経路か
    ら外れたと判断した場合に、案内予定経路から外れたこ
    とを示す経路外れ情報を経路案内情報として作成する経
    路外れ情報作成ステップとを含むことを特徴とする請求
    項13ないし17のいずれか1項に記載の車両用ナビゲ
    ーション方法。
  19. 【請求項19】 前記案内情報作成ステップは、 前記経路外れ判断ステップにおいて、車両が当該案内予
    定経路から外れたと判断した場合に、車両の現在位置に
    応じて、その案内予定経路中の各中間地点、始点、およ
    び目的地である終点、の中から復帰予定地点を選択する
    復帰予定地点選択ステップと、 前記復帰予定地点選択ステップによって選択された復帰
    予定地点の方向を示す復帰方向案内情報を経路案内情報
    として作成する復帰方向案内情報作成ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項18に記載の車両用ナビゲーシ
    ョン方法。
  20. 【請求項20】 前記車載用案内情報出力装置により、 車両の実際の走行データを記憶する走行データ記憶ステ
    ップを行い、 前記案内情報作成ステップは、前記経路外れ判断ステッ
    プにおいて、車両が当該案内予定経路から外れたと判断
    した場合に、前記走行データ記憶ステップによって記憶
    された走行データから得られる実際の走行経路と案内予
    定経路とを示す経路比較画像情報を作成する経路比較画
    像情報作成ステップを含み、 前記案内情報出力ステップは、前記経路比較画像情報作
    成ステップによって作成された経路比較画像情報を画像
    表示する経路比較画像表示ステップを含むことを特徴と
    する請求項19に記載の車両用ナビゲーション方法。
  21. 【請求項21】 前記案内情報作成ステップは、前記経
    路案内情報として音声案内情報を作成する音声情報作成
    ステップを含み、 前記案内情報出力ステップは、前記音声情報作成ステッ
    プによって作成された音声案内情報を音声出力する音声
    案内出力ステップを含むことを特徴とする請求項12な
    いし20のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション
    方法。
  22. 【請求項22】 前記作成要求送信ステップおよび前記
    経路データ受信ステップにおいて、モバイル端末を利用
    することを特徴とする請求項12ないし21のいずれか
    1項に記載の車両用ナビゲーション方法。
  23. 【請求項23】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される経路デー
    タ作成装置において、 車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図データ
    ベース、および経路計算処理部を備え、 前記経路計算処理部は、前記車載用案内情報出力装置か
    ら送信された目的地データと現在位置データを含む経路
    データ作成要求が前記通信部によって受信された場合
    に、前記地図データベース中の地図データを用いて当該
    車両の当該現在位置から当該目的地までの経路計算を行
    うように構成され、 前記通信部は、前記経路計算処理部によって得られた経
    路データを当該車載用案内情報出力装置に送信するよう
    に構成されたことを特徴とする経路データ作成装置。
  24. 【請求項24】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置において、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を計算して現在位置に対応する
    経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させ
    るデータ処理部を備え、 前記データ通信部は、前記目的地入力部によって目的地
    が入力された場合に、その目的地データを、前記データ
    処理部によって得られた車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として経路データ作成装置に送信する
    ように構成され、 前記データ記憶部は、前記経路データ作成要求に応答し
    て前記経路データ作成装置から送信された経路データが
    前記データ通信部によって受信された場合に、その経路
    データを案内予定経路データとして記憶するように構成
    され、 前記データ処理部は、車両の走行に伴い、前記データ記
    憶部に記憶されている案内予定経路データ中から車両の
    現在位置に対応する経路データを読み出して経路案内情
    報を作成し、前記案内情報出力部に出力させるように構
    成されたことを特徴とする車載用案内情報出力装置。
  25. 【請求項25】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される経路デー
    タ作成装置に適用されるコンピュータ読取可能なプログ
    ラムを記録した記録媒体において、 前記プログラムは、コンピュータに、 車載用案内情報出力装置から送信された現在位置データ
    と目的地データを含む経路データ作成要求を受信する作
    成要求受信処理と、 前記作成要求受信処理によって経路データ作成要求が受
    信された場合に、地図データベース中の地図データを用
    いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの経路
    計算を行う経路計算処理と、 前記経路計算処理によって得られた経路データを当該車
    載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信処理
    と、を行わせることを特徴とする記録媒体。
  26. 【請求項26】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
    ログラムを記録した記録媒体において、 前記プログラムは、コンピュータに、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信処理と、 前記作成要求送信処理による経路データ作成要求に応答
    して前記経路データ作成装置から送信された経路データ
    を受信する経路データ受信処理と、 前記経路データ受信処理によって経路データが受信され
    た場合に、その経路データを案内予定経路データとして
    記憶する経路データ記憶処理と、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶処理によって記
    憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置に応
    じた経路データを読み出して経路案内情報を作成する案
    内情報作成処理と、 前記案内情報作成処理によって作成された経路案内情報
    を出力する案内情報出力処理と、を行わせることを特徴
    とする記録媒体。
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