JP2002230336A - ネット取引方法、データ処理装置および方法、データ通信システム、コンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売ユーザの販売端末装置と購入ユーザの購
入端末装置と仲介業者のデータ処理装置が通信するデー
タ通信システムでのネット取引を安価かつ安全に実行で
きるようにする。 【解決手段】 購入端末装置１３からデータ処理装置１
１に金銭データがデータ送信されないと販売ユーザから
購入ユーザに売買物品が移送されず、購入端末装置１３
からデータ処理装置１１にデータ送信される支払代金の
金銭データは販売ユーザの販売暗号で暗号処理され、デ
ータ処理装置１１でデータ管理される金銭データは仲介
業者の管理暗号でも暗号処理され、購入ユーザによる売
買物品の取得が購入端末装置１３からデータ処理装置１
１にデータ送信されないと金銭データから管理暗号が解
除されず、売買物品は販売ユーザから購入ユーザに直接
に移送されるので、ネット取引を安価で安全に実行でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の販売ユーザ
の販売端末装置と複数の購入ユーザの購入端末装置と一
つの仲介業者のデータ処理装置とが通信ネットワークで
相互通信するデータ通信システムでのネット取引方法、
そのデータ処理装置および方法、そのデータ通信システ
ム、そのデータ処理装置のためのコンピュータプログラ
ム、に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、いわゆるパーソナルコンピュータ
などの購入端末装置が一般に普及しており、この購入端
末装置で接続できる通信ネットワークであるインターネ
ットも一般に普及した結果、このインターネットを利用
して販売ユーザが購入ユーザに売買物品を通信販売する
ネット取引がビジネスとして実行されている。

【０００３】例えば、米国特許５７１５３１４号に開示
されているネット取引方法では、販売ユーザの販売端末
装置と購入ユーザの購入端末装置とがインターネットを
介して相互にデータ通信するデータ通信システムにおい
て、複数の売買物品がデータ登録されている販売端末装
置がインターネットに仮想店舗のホームページを開設す
る。

【０００４】このホームページには、複数の売買物品と
ともに、売買物品を選択的に投入できるショッピングカ
ートもデータ提示される。そこで、購入ユーザは購入端
末装置でホームページを閲覧し、所望により売買物品を
選択してショッピングカートに投入することになる。そ
の投入完了が注文データとして購入端末装置から販売端
末装置にデータ送信されると、この販売端末装置ではシ
ョッピングカートに投入された売買物品の合計金額を算
出して購入端末装置にデータ返信する。

【０００５】この合計金額を確認した購入ユーザは、売
買物品の配送に必要な氏名や住所などからなる個人的な
配送データをデータ入力し、販売代金の決済に必要なク
レジットカード番号や銀行口座番号などからなる個人的
な決済データもデータ入力する。そして、これらの配送
データと決済データとをデータ受信した販売端末装置で
は、決済データに対応して購入ユーザの銀行口座などか
ら販売代金をオンライン処理で徴収し、配送データに対
応して売買物品を購入ユーザの手元まで配送する。

【０００６】しかし、いわゆるインターネットは公共の
通信ネットワークであり、管理する責任者が存在しない
ために通信データの漏洩も問題となっている。このた
め、上述のように売買物品を購入するために購入ユーザ
が購入端末装置から販売端末装置に個人的な決済データ
をデータ送信すると、これが漏洩して悪用される懸念が
ある。

【０００７】そこで、このような問題が発生しない決済
方法として、いわゆる電子マネーを利用することがあ
る。電子マネーは購入ユーザが銀行などの金融機関から
現金などと引き替えに購入して使用するもので、デジタ
ルデータとしてＩＣ(Integrated Circuit)カードなどに
データ格納される。

【０００８】このようにＩＣカードにデータ格納された
電子マネーは、通常は販売店舗でカードリーダにＩＣカ
ードを装填することで使用されるが、インターネットな
どの通信ネットワークで使用する電子マネーもあり、例
えば、ネットキャッシュなどと呼称されている。

【０００９】このようなネットワーク対応の電子マネー
を購入ユーザが使用する場合、購入ユーザはインターネ
ットのホームページなどにデータ提示されている売買物
品を購入するとき、その支払代金として電子マネーを購
入端末装置からホームページにデータ送信する。この電
子マネーを販売端末装置でデータ受信した販売ユーザ
が、その電子マネーを所定の金融機関にデータ転送する
と、この金融機関では電子マネーの適否などを確認して
から販売ユーザに口座振込などで入金を実行することに
なる。

【００１０】電子マネーは現金と同様に個人データに依
存しないので、その使用により個人データが漏洩するこ
とを防止できる。それでいて、電子マネーは現金とは相
違してデジタルデータからなり、インターネットなどで
データ送信することができるのでネット取引に有用であ
る。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
電子マネーを利用したネット取引でも、販売ユーザや購
入ユーザの悪意による不正は防止することができない。
例えば、代金先払いで物品後渡しの場合、購入ユーザか
ら支払代金をデータ受信した販売ユーザが売買物品を移
送しない不正が発生することがあり、代金後払いで物品
先渡しの場合、販売ユーザから売買物品を取得した購入
ユーザが支払代金をデータ送信しない不正が発生するこ
とがある。

【００１２】このような不正は特に個人売買で多発して
おり、ネット取引で問題となっている。このような問題
を解消できるネット取引方法としては、例えば、“htt
p://www.buyassured.com”なるネットアドレスのホーム
ページなどで実行されているエスクローサービスがあ
る。

【００１３】これは販売ユーザと購入ユーザとの売買を
仲介業者が仲介するもので、販売ユーザは売買物品を仲
介業者に移送し、この物品取得を仲介業者が購入ユーザ
に連絡する。この購入ユーザが支払代金を仲介業者に送
金すると、この仲介業者が支払代金を販売ユーザに送金
するとともに売買物品を購入ユーザに移送する。

【００１４】このようにエスクローサービスを利用した
ネット取引では、販売ユーザと購入ユーザとの不正を防
止することができるが、それでも仲介業者の不正を防止
することはできない。しかも、エスクローサービスを利
用したネット取引が多数となると、仲介業者は多量の売
買物品を保管する広大な空間を用意する必要が発生す
る。

【００１５】さらに、売買物品が販売ユーザから仲介業
者に移送され、この仲介業者から購入ユーザに移送され
るので、その費用が無為に増加することになる。例え
ば、販売ユーザと購入ユーザとが北海道に位置し、仲介
業者が沖縄に位置するような場合、売買物品を販売ユー
ザから購入ユーザに直接に移送すれば費用は微少である
が、仲介業者の位置を中継させると無視できないものと
なる。

【００１６】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、複数の販売ユーザの販売端末装置と複数
の購入ユーザの購入端末装置と一つの仲介業者のデータ
処理装置とが通信ネットワークで相互通信するデータ通
信システムにおいて、販売ユーザと購入ユーザと仲介業
者との何れの不正も防止できるネット取引方法、そのデ
ータ処理装置および方法、そのデータ通信システム、そ
のデータ処理装置のためのコンピュータプログラム、の
少なくとも一つを提供することを目的とする。

【００１７】

【課題を解決するための手段】本発明のネット取引方法
はデータ通信システムを利用して実行され、そのデータ
通信システムでは、複数の販売ユーザの販売端末装置
と、複数の購入ユーザの購入端末装置と、一つの仲介業
者のデータ処理装置と、が通信ネットワークで相互通信
する。

【００１８】販売ユーザは自身専用の販売暗号とともに
購入ユーザに販売する売買物品を販売端末装置からデー
タ処理装置にデータ登録するので、このデータ登録され
た売買物品を委託販売する仮想店舗をデータ処理装置が
通信ネットワークに開設する。

【００１９】この通信ネットワークの仮想店舗を購入ユ
ーザは購入端末装置で閲覧できるので、その購入ユーザ
は所望により購入端末装置からデータ処理装置に売買物
品の購入要求をデータ送信することになる。このように
購入端末装置から購入要求をデータ受信したデータ処理
装置では、その購入要求された売買物品に対応する販売
暗号を購入端末装置にデータ返信する。

【００２０】この購入端末装置では、データ受信した販
売暗号で売買物品への支払代金の金銭データが暗号処理
され、この暗号処理された金銭データがデータ処理装置
にデータ返信されるので、これで販売暗号で暗号処理さ
れた支払代金が購入ユーザから仲介業者に移動すること
になる。

【００２１】この金銭データをデータ受信したデータ処
理装置では、仲介業者の管理暗号で金銭データが暗号処
理されてデータ管理されるので、このデータ処理装置で
データ管理される金銭データは、販売暗号と管理暗号と
で二重に暗号処理された状態となる。

【００２２】この金銭データの代金受信がデータ処理装
置から販売端末装置にデータ送信されるので、この代金
受信をデータ受信した販売端末装置の販売ユーザは売買
物品を購入ユーザに移送すると、この売買物品を取得し
た購入ユーザは購入端末装置からデータ処理装置に物品
取得をデータ送信する。

【００２３】この物品取得をデータ受信したデータ処理
装置では、対応する金銭データから管理暗号が解除さ
れ、この金銭データが販売端末装置にデータ送信される
ので、これで販売暗号のみで暗号処理された支払代金が
仲介業者から販売ユーザに移動することになる。この販
売端末装置では、データ受信した金銭データから販売暗
号を解除するので、これで販売ユーザは使用可能な金銭
データを取得することになる。

【００２４】なお、本発明で云うデータ処理装置とは、
コンピュータプログラムをデータ読取して対応する処理
動作を実行できるハードウェアであれば良く、例えば、
ＣＰＵ(Central Processing Unit)を主体として、これ
にＲＯＭ(Read Only Memory)やＲＡＭ(Random Access M
emory)やＩ／Ｆ(Interface)等の各種デバイスが必要に
より接続されたハードウェアなどを許容する。

【００２５】また、本発明で云う売買物品とは、売買の
対象となるものを意味しており、有形か無形かは関係な
い。販売ユーザとは、売買物品を所有していて販売を希
望するユーザを意味しており、一般ユーザや販売業者な
どを許容する。購入ユーザとは、売買物品の購入を希望
するユーザを意味しており、一般ユーザや買取業者など
を許容する。

【００２６】また、販売／購入端末装置とは、インター
ネットなどの通信ネットワークでデータ通信することが
できて販売／購入ユーザに操作される装置を意味してお
り、いわゆるパーソナルコンピュータや携帯電話などを
許容する。このような販売／購入端末装置は販売／購入
ユーザに使用されれば所有されている必要はなく、例え
ば、コンビニエンスストアなどに設置されていて一時的
に販売／購入ユーザに貸与されるものでも良い。

【００２７】また、本発明で云う通信ネットワークと
は、販売端末装置と購入端末装置とデータ処理装置との
データ通信を仲介できるものであれば良く、インターネ
ットや携帯電話回線などを許容する。仮想店舗とは、通
信ネットワークから閲覧できる状態に売買物品をデータ
提示した仮想の店舗であり、いわゆるインターネットの
ホームページや携帯電話のデジタルコンテンツなどを許
容する。

【００２８】また、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコ
ンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装
置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置の内
部に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等を
許容する。

【００２９】なお、本発明でコンピュータプログラムに
対応した各種動作をデータ処理装置に実行させること
は、各種デバイスをデータ処理装置に動作制御させるこ
となども許容する。例えば、データ処理装置に各種デー
タをデータ保存させることは、データ処理装置が一部と
して具備しているＲＡＭ等の情報記憶媒体に各種データ
を格納すること、データ処理装置が交換自在に装填され
ているＦＤ(Floppy Disc)等の情報記憶媒体に各種デー
タを格納すること、等を許容する。

【００３０】

【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。本実施の形態のデータ通信シス
テム１０は、図２に示すように、一個のデータ処理装置
１１、複数の販売端末装置１２、複数の購入端末装置１
３、が一つの通信ネットワークであるインターネット１
４、を具備しており、このインターネット１４にデータ
処理装置１１と販売端末装置１２と購入端末装置１３と
が接続されている。

【００３１】販売／購入端末装置１２，１３は、販売／
購入ユーザに使用されるパーソナルコンピュータなどか
らなり、その販売ユーザは売買物品を購入ユーザに販売
する。データ処理装置１１は、仲介業者に使用されるネ
ットワークサーバなどからなり、その仲介業者は販売ユ
ーザと購入ユーザとの物品売買を仲介する。

【００３２】データ処理装置１１は、コンピュータの主
体となるハードウェアとしてＣＰＵ１０１を具備してお
り、このＣＰＵ１０１には、バスライン１０２により、
ＲＯＭ１０３、ＲＡＭ１０４、ＨＤＤ(Hard Disc Driv
e)１０５、ＦＤ１０６が交換自在に装填されるＦＤＤ(F
D Drive)１０７、ＣＤ(Compact Disc)−ＲＯＭ１０８が
交換自在に装填されるＣＤドライブ１０９、キーボード
１１０、マウス１１１、ディスプレイ１１２、Ｉ／Ｆユ
ニット１１３、等のハードウェアが接続されている。

【００３３】なお、各部のデータ容量や処理速度などは
相違するが、販売／購入端末装置１２，１３もデータ処
理装置１１と同様なハードウェアを具備しているので、
ここでは販売／購入端末装置１２，１３とデータ処理装
置１１との各部で同一の名称および符号を使用して詳細
な説明は省略する。

【００３４】本実施の形態のデータ処理装置１１では、
ＲＯＭ１０３、ＲＡＭ１０４、ＨＤＤ１０５、交換自在
なＦＤ１０６、交換自在なＣＤ−ＲＯＭ１０８、等のハ
ードウェアが情報記憶媒体に相当し、これらの少なくと
も一個にＣＰＵ１０１のためのコンピュータプログラム
や処理データがソフトウェアとしてデータ格納されてい
る。

【００３５】例えば、ＣＰＵ１０１に各種の処理動作を
実行させるコンピュータプログラムは、ＦＤ１０６やＣ
Ｄ−ＲＯＭ１０８に事前に格納されている。このような
ソフトウェアはＨＤＤ１０５に事前にインストールされ
ており、データ処理装置１１の起動時にＲＡＭ１０４に
複写されてＣＰＵ１０１に読み取られる。

【００３６】このようにＣＰＵ１０１が適正なコンピュ
ータプログラムをデータ読取して各種の処理動作を実行
することにより、本実施の形態のデータ処理装置１１
は、図１に示すように、データ登録手段２１、店舗開設
手段２２、要求受信手段２３、暗号返信手段２４、金銭
受信手段２５、暗号処理手段２６、金銭管理手段２７、
受信通達手段２８、取得受信手段２９、暗号解除手段３
０、金銭送信手段３１、等の各種手段を各種機能として
論理的に具備している。

【００３７】データ登録手段２１は、ＲＡＭ１０４等に
データ保持されているコンピュータプログラムに対応し
てＣＰＵ１０１が認識するようにＨＤＤ１０５等に構築
された記憶エリアなどに相当し、売買物品が販売暗号と
ともにデータ登録されている。

【００３８】このようにデータ登録される売買物品は、
例えば、物品ＩＤ(Identity)ごとに、売買物品の外観の
画像データ、売買物品の説明のテキストデータ、販売価
格のテキストデータ、等がデータ設定されたデータファ
イルからなり、販売端末装置１２からデータ処理装置１
１にデータ登録される。

【００３９】販売暗号は、金銭データを暗号処理するこ
とができてインターネット１４で容易にデータ送信でき
るＪａｖａアプレットなどのコンピュータプログラムか
らなり、販売ユーザごとに販売端末装置１２からデータ
処理装置１１にデータ登録されて対応する売買物品にデ
ータリンクされている。

【００４０】このような販売暗号で暗号処理される金銭
データは、個人データに依存することなくインターネッ
ト１４で現金と同様に授受できるデジタルデータからな
り、例えば、インターネット１４に対応したネットキャ
ッシュなどの電子マネーからなる。

【００４１】店舗開設手段２２は、上述のコンピュータ
プログラムに対応してＣＰＵ１０１がＨＤＤ１０５やＩ
／Ｆユニット１１３を統合制御する機能などに相当し、
データ登録手段２１にデータ登録された売買物品を委託
販売する仮想店舗のホームページをインターネット１４
に開設する。

【００４２】要求受信手段２３は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３の
受信データを認識する機能などに相当し、店舗開設手段
２２により開設されたホームページを閲覧する購入端末
装置１３から売買物品の購入要求をデータ受信する。

【００４３】より具体的には、上述の仮想店舗のホーム
ページには売買物品がデータ提示されており、そこには
“購入する”などの操作アイコンもデータ提示されてい
る。そこで、そのホームページを購入端末装置１３で閲
覧する購入ユーザが、所望により売買物品の“購入す
る”の操作アイコンを購入端末装置１３で入力操作する
と、これが売買物品の購入要求としてデータ処理装置１
１にデータ受信される。

【００４４】暗号返信手段２４は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３の
データ送信を動作制御する機能などに相当し、要求受信
手段２３で購入要求がデータ受信された売買物品に対応
する販売暗号を購入端末装置１３にデータ返信する。

【００４５】金銭受信手段２５は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３の
受信データを認識する機能などに相当し、暗号返信手段
２４でデータ送信された販売暗号で暗号処理された売買
物品への支払代金の金銭データを購入端末装置１３から
データ受信する。

【００４６】暗号処理手段２６は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応して所定のデータ処理を実行
する機能などに相当し、金銭受信手段２５でデータ受信
された金銭データを自身専用の管理暗号で暗号処理す
る。この管理暗号も金銭データを暗号処理することがで
きるコンピュータプログラムからなり、ここでは仲介業
者によりデータ処理装置１１にデータ登録されている。

【００４７】金銭管理手段２７は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応して認識するようにＨＤＤ１
０５等に構築された記憶エリアなどに相当し、暗号処理
手段２６で暗号処理された金銭データをデータ管理す
る。より具体的には、データ処理装置１１は、前述のよ
うに購入端末装置１３から売買物品の購入要求をデータ
受信すると、その購入ユーザごとに購入ＩＤをデータ発
行して売買物品にデータ付与し、その購入ユーザからデ
ータ受信した金銭データを購入ＩＤおよび物品ＩＤとと
もにデータ保持する。

【００４８】受信通達手段２８は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３の
データ送信を動作制御する機能などに相当し、金銭管理
手段２７でデータ管理される金銭データの代金受信を販
売端末装置１２にデータ送信する。このデータ送信は所
定フォーマットの電子メールなどで実行され、その送信
データには購入ユーザの購入ＩＤと物品ＩＤとがデータ
設定される。

【００４９】取得受信手段２９は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３の
受信データを認識する機能などに相当し、受信通達手段
２８が代金受信をデータ送信してから、対応する購入端
末装置１３から物品取得をデータ受信する。このデータ
受信も所定フォーマットの電子メールなどで実行され、
その送信データにも購入ＩＤと物品ＩＤとがデータ設定
される。

【００５０】暗号解除手段３０は、ＣＰＵ１０１がコン
ピュータプログラムに対応して所定のデータ処理を実行
する機能などに相当し、取得受信手段２９が物品取得を
データ受信すると対応する金銭データから管理暗号を解
除する。金銭送信手段３１は、ＣＰＵ１０１がコンピュ
ータプログラムに対応してＩ／Ｆユニット１１３のデー
タ送信を動作制御する機能などに相当し、暗号解除手段
３０により管理暗号が解除された金銭データを販売端末
装置１２にデータ送信する。

【００５１】上述のような各種手段は、必要によりキー
ボード１１０やディスプレイ１１２等のハードウェアを
利用して実現されるが、その主体はＲＡＭ１０４等の情
報記憶媒体に格納されたソフトウェアに対応して、デー
タ処理装置１１のハードウェアであるＣＰＵ１０１が機
能することにより実現されている。

【００５２】このようなソフトウェアは、例えば、売買
物品を販売暗号とともにＨＤＤ１０５等にデータ登録す
ること、このデータ登録された売買物品を委託販売する
仮想店舗のホームページをインターネット１４に開設す
ること、このホームページを閲覧する購入端末装置１３
から売買物品の購入要求をＩ／Ｆユニット１１３などで
データ受信すること、この購入要求がデータ受信された
売買物品に対応する販売暗号を購入端末装置１３にＩ／
Ｆユニット１１３などからデータ返信すること、その販
売暗号で暗号処理された売買物品への支払代金の金銭デ
ータを購入端末装置１３からデータ受信すること、この
データ受信された金銭データを自身専用の管理暗号で暗
号処理すること、この二重に暗号処理された金銭データ
をデータ管理すること、このデータ管理される金銭デー
タの代金受信を販売端末装置１２にデータ送信するこ
と、この代金受信をデータ送信してから対応する購入端
末装置１３から物品取得をデータ受信すること、この物
品取得をデータ受信すると対応する金銭データから管理
暗号を解除すること、この管理暗号が解除された金銭デ
ータを販売端末装置１２にデータ送信すること、等の処
理動作をＣＰＵ１０１等に実行させるためのコンピュー
タプログラムとしてＲＡＭ１０４等の情報記憶媒体に格
納されている。

【００５３】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム１０でのネット取引方法を以下に
説明する。まず、仲介業者はデータ処理装置１１により
インターネット１４に仮想店舗のホームページを開設
し、このホームページで委託販売する売買物品を販売ユ
ーザに募集する。

【００５４】そこで、このホームページを販売端末装置
１２で閲覧した販売ユーザが、その募集要項に対応して
売買物品と販売暗号とを販売端末装置１２からデータ処
理装置１１にデータ送信すると、このデータ処理装置１
１では売買物品が販売暗号とともにデータ登録される。

【００５５】このようにデータ登録された売買物品はデ
ータ処理装置１１によりホームページにデータ提示され
るので(ステップＳ１)、これで売買物品がネット取引さ
れる状態となる。このような状態で購入ユーザは購入端
末装置１３によりホームページを閲覧することができる
ので、そのホームページにデータ提示されている売買物
品の購入を購入ユーザが所望する場合、その購入ユーザ
はホームページの操作アイコンを購入端末装置１３で入
力操作することになる。

【００５６】すると、これが売買物品の購入要求として
データ処理装置１１にデータ受信されるので(ステップ
Ｓ２)、このデータ処理装置１１では、購入要求された
売買物品に対応する販売暗号を購入端末装置１３にデー
タ返信する(ステップＳ３)。

【００５７】この販売暗号をデータ受信した購入端末装
置１３では、売買物品の支払代金をネットキャッシュな
どの金銭データでデータ入力すること、その金銭データ
をデータ送信した販売暗号で暗号処理すること、その暗
号処理した金銭データをデータ処理装置１１にデータ送
信すること、等がディスプレイ１１２にガイダンステキ
ストなどでデータ提示される。

【００５８】そこで、これらのガイダンステキストを確
認した購入ユーザは、購入端末装置１３を手動操作して
データ受信した販売暗号で売買物品への支払代金の金銭
データを暗号処理し、この暗号処理された金銭データを
データ処理装置１１にデータ返信することになる。

【００５９】この金銭データをデータ受信したデータ処
理装置１１では(ステップＳ４)、自身専用の管理暗号で
金銭データを暗号処理するので(ステップＳ６)、これで
仲介業者が管理する支払代金は(ステップＳ７)、販売暗
号と管理暗号とで二重に暗号処理された状態となる。

【００６０】この代金受信は所定フォーマットの電子メ
ールなどでデータ処理装置１１から販売端末装置１２に
データ送信されるので(ステップＳ８)、この代金受信を
データ受信した販売端末装置１２の販売ユーザは売買物
品を購入ユーザに移送することになる。

【００６１】すると、この売買物品を取得した購入ユー
ザが、購入端末装置１３からデータ処理装置１１に物品
取得を所定フォーマットの電子メールなどでデータ送信
するので、この物品取得をデータ受信したデータ処理装
置１１では(ステップＳ９)、対応する金銭データから管
理暗号が解除され(ステップＳ１０)、この金銭データが
販売端末装置１２にデータ送信される(ステップＳ１
１)。

【００６２】これで販売暗号のみで暗号処理された支払
代金が仲介業者から販売ユーザに移動することになるの
で、この販売端末装置１２でデータ受信した金銭データ
から自身の販売暗号を解除することで、販売ユーザは使
用可能な金銭データを取得することになる。

【００６３】本実施の形態のデータ通信システム１１で
のネット取引方法では、上述のように購入ユーザの購入
端末装置１３から仲介業者のデータ処理装置１１に金銭
データがデータ送信されないと販売ユーザから購入ユー
ザに売買物品が移送されないので、販売ユーザに金銭を
支払わない購入ユーザの不正を防止することができる。

【００６４】しかも、購入端末装置１３からデータ処理
装置１１にデータ送信される支払代金の金銭データは販
売ユーザの販売暗号で暗号処理されているので、この金
銭データを搾取する仲介業者の不正も防止することがで
きる。データ処理装置１１でデータ管理される金銭デー
タは仲介業者の管理暗号でも暗号処理されるので、この
金銭データを搾取する販売ユーザの不正も防止すること
ができる。

【００６５】さらに、購入ユーザによる売買物品の取得
が購入端末装置１３からデータ処理装置１１にデータ送
信されないと金銭データから管理暗号が解除されないの
で、売買物品を購入ユーザに移送しない販売ユーザの不
正も防止することができる。そして、売買物品は販売ユ
ーザから購入ユーザに直接に移送されるので、売買物品
を仲介業者が無用に移送したり保管する必要もない。

【００６６】すなわち、本実施の形態のデータ通信シス
テム１１でのネット取引方法では、販売ユーザと購入ユ
ーザと仲介業者との全員の不正を簡単かつ確実に防止す
ることができるので、一般ユーザでも安心して参加でき
るネット取引を実現することかでき、ネット取引への多
数のユーザの参加を推進することができる。

【００６７】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では通信ネットワークがイン
ターネット１４からなり、仮想店舗がインターネット１
４のホームページからなることを例示したが、例えば、
通信ネットワークが携帯電話回線からなり、仮想店舗が
携帯電話回線のデジタルコンテンツからなることも可能
である。

【００６８】さらに、上記形態ではＲＡＭ１０４等に格
納されているコンピュータプログラムに従ってＣＰＵ１
０１が動作することにより、データ処理装置１１の各種
機能として各種手段が論理的に実現されることを例示し
た。しかし、このような各種手段の各々を固有のハード
ウェアとして形成することも可能であり、一部をソフト
ウェアとしてＲＡＭ１０４等に格納するとともに一部を
ハードウェアとして形成することも可能である。

【００６９】また、上記形態ではＣＤ−ＲＯＭ１０８等
からＨＤＤ１０５に事前にインストールされているコン
ピュータプログラムがデータ処理装置１１の起動時にＲ
ＡＭ１０４に複写され、このようにＲＡＭ１０４に格納
されたコンピュータプログラムをＣＰＵ１０１が読み取
ることを想定したが、このようなコンピュータプログラ
ムをＨＤＤ１０５に格納したままＣＰＵ１０１に利用さ
せることや、ＲＯＭ１０３に事前に固定的に格納してお
くことも可能である。

【００７０】さらに、単体で取り扱える情報記憶媒体で
あるＦＤ１０６やＣＤ−ＲＯＭ１０８にコンピュータプ
ログラムを格納しておき、このＦＤ１０６等からＨＤＤ
１０５やＲＡＭ１０４にコンピュータプログラムをイン
ストールすることも可能であるが、このようなインスト
ールを実行することなくＦＤ１０６等からＣＰＵ１０１
がコンピュータプログラムを直接にデータ読取して処理
動作を実行することも可能である。

【００７１】つまり、本発明のデータ処理装置１１の各
種手段をコンピュータプログラムにより実現する場合、
そのコンピュータプログラムはＣＰＵ１０１がデータ読
取して対応する動作を実行できる状態に有れば良い。さ
らに、このように情報記憶媒体に記述したコンピュータ
プログラムをＣＰＵ１０１に供給する手法は、その情報
記憶媒体をデータ処理装置１１に直接に装填することに
限定されない。

【００７２】例えば、上述のようなコンピュータプログ
ラムをホストコンピュータの情報記憶媒体に格納してお
き、このホストコンピュータをインターネット１４で端
末コンピュータに接続し、ホストコンピュータから端末
コンピュータにデータ通信でコンピュータプログラムを
供給することも可能である。

【００７３】上述のような場合、端末コンピュータが自
身の情報記憶媒体にコンピュータプログラムをダウンロ
ードした状態でスタンドアロンの処理動作を実行するこ
とも可能であるが、コンピュータプログラムをダウンロ
ードすることなくホストコンピュータとのリアルタイム
のデータ通信により処理動作を実行することも可能であ
る。この場合、ホストコンピュータと端末コンピュータ
とをインターネット１４で接続したシステム全体が、本
発明のデータ処理装置１１に相当することになる。

【００７４】また、上述のような各種手段を実現するコ
ンピュータプログラムを、複数のソフトウェアの組み合
わせで形成することも可能であり、その場合、単体の製
品となる情報記憶媒体には、本発明のデータ処理装置１
１を実現するための必要最小限のソフトウェアのみを格
納しておけば良い。

【００７５】例えば、既存のオペレーティングシステム
が実装されているデータ処理装置１１に、ＣＤ−ＲＯＭ
１０８等の情報記憶媒体によりアプリケーションソフト
を提供するような場合、本発明のデータ処理装置１１の
各種手段を実現するコンピュータプログラムは、アプリ
ケーションソフトとオペレーティングシステムとの組み
合わせで実現されるので、オペレーティングシステムに
依存する部分のソフトウェアは情報記憶媒体のアプリケ
ーションソフトから省略することができる。

【００７６】

【発明の効果】本発明のネット取引方法では、購入ユー
ザの購入端末装置から仲介業者のデータ処理装置に金銭
データがデータ送信されないと販売ユーザから購入ユー
ザに売買物品が移送されないので、購入ユーザが販売ユ
ーザに金銭を支払わない不正を防止することができ、購
入端末装置からデータ処理装置にデータ送信される支払
代金の金銭データは販売ユーザの販売暗号で暗号処理さ
れているので、この金銭データを仲介業者が搾取する不
正を防止することができ、データ処理装置でデータ管理
される金銭データは仲介業者の管理暗号で暗号処理され
るので、この金銭データを販売ユーザが搾取する不正を
防止することができ、購入ユーザによる売買物品の取得
が購入端末装置からデータ処理装置にデータ送信されな
いと金銭データから管理暗号が解除されないので、販売
ユーザが売買物品を購入ユーザに移送しない不正を防止
することができ、売買物品は販売ユーザから購入ユーザ
に直接に移送されるので、売買物品を仲介業者が無用に
移送したり保管する必要もなく、ネット取引を安価で安
全に実行することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態のデータ通信システムの
論理構造を示す模式図である。

【図２】データ通信システムの物理構造を示すブロック
図である。

【図３】データ処理装置の物理構造を示すブロック図で
ある。

【図４】データ処理装置によるデータ処理方法を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０ データ通信システム １１ データ処理装置 １２ 販売端末装置 １３ 購入端末装置 １４ 通信ネットワークであるインターネット ２１ データ登録手段 ２２ 店舗開設手段 ２３ 要求受信手段 ２４ 暗号返信手段 ２５ 金銭受信手段 ２６ 暗号処理手段 ２７ 金銭管理手段 ２８ 受信通達手段 ２９ 取得受信手段 ３０ 暗号解除手段 ３１ 金銭送信手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ４１２ ４２４ ４２４ ５０２ ５０２

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の販売ユーザの販売端末装置と複数
   の購入ユーザの購入端末装置と一つの仲介業者のデータ
   処理装置とが通信ネットワークで相互通信するデータ通
   信システムでのネット取引方法であって、 前記販売ユーザが自身専用の販売暗号とともに前記購入
   ユーザに販売する売買物品を前記販売端末装置から前記
   データ処理装置にデータ登録し、 このデータ登録された売買物品を委託販売する仮想店舗
   を前記データ処理装置が前記通信ネットワークに開設
   し、 この通信ネットワークの仮想店舗を閲覧する前記購入端
   末装置が前記データ処理装置に前記売買物品の購入要求
   をデータ送信し、 この購入要求された売買物品に対応する前記販売暗号を
   前記データ処理装置が前記購入端末装置にデータ返信
   し、 この購入端末装置がデータ受信した販売暗号で前記売買
   物品への支払代金の金銭データを暗号処理して前記デー
   タ処理装置にデータ返信し、 このデータ処理装置がデータ受信した金銭データを自身
   専用の管理暗号で暗号処理してデータ管理するとともに
   代金受信を前記販売端末装置にデータ送信し、 この代金受信をデータ受信した前記販売端末装置の販売
   ユーザが前記売買物品を前記購入ユーザに移送し、 この売買物品を取得した前記購入ユーザが前記購入端末
   装置から前記データ処理装置に物品取得をデータ送信
   し、 この物品取得をデータ受信した前記データ処理装置が対
   応する前記金銭データから前記管理暗号を解除して前記
   販売端末装置にデータ送信し、 この販売端末装置がデータ受信した前記金銭データから
   前記販売暗号を解除する、ネット取引方法。
2. 【請求項２】 前記通信ネットワークがインターネット
   からなり、 前記仮想店舗がホームページからなる、請求項１に記載
   のネット取引方法。
3. 【請求項３】 前記金銭データが電子マネーからなる請
   求項１または２に記載のネット取引方法。
4. 【請求項４】 複数の販売ユーザの販売端末装置と複数
   の購入ユーザの購入端末装置と通信ネットワークで相互
   通信する一つの仲介業者のデータ処理装置であって、 前記販売ユーザごとの販売暗号とともに前記販売ユーザ
   から前記購入ユーザに販売される売買物品が前記販売端
   末装置からデータ登録されるデータ登録手段と、 このデータ登録手段にデータ登録された前記売買物品を
   委託販売する仮想店舗を前記通信ネットワークに開設す
   る店舗開設手段と、 この店舗開設手段により開設された前記仮想店舗を閲覧
   する前記購入端末装置から前記売買物品の購入要求をデ
   ータ受信する要求受信手段と、 この要求受信手段で購入要求がデータ受信された前記売
   買物品に対応する前記販売暗号を前記購入端末装置にデ
   ータ返信する暗号返信手段と、 この暗号返信手段でデータ送信された前記販売暗号で暗
   号処理された前記売買物品への支払代金の金銭データを
   前記購入端末装置からデータ受信する金銭受信手段と、 この金銭受信手段でデータ受信された前記金銭データを
   自身専用の管理暗号で暗号処理する暗号処理手段と、 この暗号処理手段で暗号処理された前記金銭データをデ
   ータ管理する金銭管理手段と、 この金銭管理手段でデータ管理される前記金銭データの
   代金受信を前記販売端末装置にデータ送信する受信通達
   手段と、 この受信通達手段が代金受信をデータ送信してから対応
   する前記購入端末装置から物品取得をデータ受信する取
   得受信手段と、 この取得受信手段が物品取得をデータ受信すると対応す
   る前記金銭データから前記管理暗号を解除する暗号解除
   手段と、 この暗号解除手段で管理暗号が解除された前記金銭デー
   タを前記販売端末装置にデータ送信する金銭送信手段
   と、を具備しているデータ処理装置。
5. 【請求項５】 複数の販売ユーザの販売端末装置と複数
   の購入ユーザの購入端末装置と通信ネットワークで相互
   通信する一つの仲介業者のデータ処理装置によるデータ
   処理方法であって、 前記販売ユーザごとの販売暗号とともに前記販売ユーザ
   から前記購入ユーザに販売される売買物品の前記販売端
   末装置によるデータ登録を受け付け、 このデータ登録された売買物品を委託販売する仮想店舗
   を前記通信ネットワークに開設し、 この開設された仮想店舗を閲覧する前記購入端末装置か
   ら前記売買物品の購入要求をデータ受信し、 この購入要求がデータ受信された前記売買物品に対応す
   る前記販売暗号を前記購入端末装置にデータ返信し、 このデータ送信された販売暗号で暗号処理された前記売
   買物品への支払代金の金銭データを前記購入端末装置か
   らデータ受信し、 このデータ受信された金銭データを自身専用の管理暗号
   で暗号処理してデータ管理し、 このデータ管理される金銭データの代金受信を前記販売
   端末装置にデータ送信し、 この代金受信をデータ送信してから対応する前記購入端
   末装置から物品取得をデータ受信し、 この物品取得をデータ受信すると対応する前記金銭デー
   タから前記管理暗号を解除し、 この管理暗号が解除された前記金銭データを前記販売端
   末装置にデータ送信する、データ処理方法。
6. 【請求項６】 請求項４に記載のデータ処理装置と、 複数の購入ユーザの購入端末装置と、 複数の販売ユーザの販売端末装置と、 前記データ処理装置と複数の前記購入端末装置と複数の
   前記販売端末装置とを接続している通信ネットワーク
   と、を具備しているデータ通信システム。
7. 【請求項７】 複数の販売ユーザの販売端末装置と複数
   の購入ユーザの購入端末装置と通信ネットワークで相互
   通信する一つの仲介業者のデータ処理装置のためのコン
   ピュータプログラムであって、 前記販売ユーザごとの販売暗号とともに前記販売ユーザ
   から前記購入ユーザに販売される売買物品の前記販売端
   末装置によるデータ登録を受け付けること、 このデータ登録された売買物品を委託販売する仮想店舗
   を前記通信ネットワークに開設すること、 この開設された仮想店舗を閲覧する前記購入端末装置か
   ら前記売買物品の購入要求をデータ受信すること、 この購入要求がデータ受信された前記売買物品に対応す
   る前記販売暗号を前記購入端末装置にデータ返信するこ
   と、 このデータ送信された販売暗号で暗号処理された前記売
   買物品への支払代金の金銭データを前記購入端末装置か
   らデータ受信すること、 このデータ受信された金銭データを自身専用の管理暗号
   で暗号処理すること、 この暗号処理された金銭データをデータ管理すること、 このデータ管理される金銭データの代金受信を前記販売
   端末装置にデータ送信すること、 この代金受信をデータ送信してから対応する前記購入端
   末装置から物品取得をデータ受信すること、 この物品取得をデータ受信すると対応する前記金銭デー
   タから前記管理暗号を解除すること、 この管理暗号が解除された前記金銭データを前記販売端
   末装置にデータ送信すること、を前記データ処理装置に
   実行させるためのコンピュータプログラム。