JP2002230121A - 商品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体 - Google Patents
商品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体Info
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract
しくは製造者が回収用のトラック便などを仕立てる、ユ
ーザが販売店へ持参する、ユーザが回収専用箱に梱包し
て発送するなどで、何れの方法も手間およびコストがか
かる。 【解決手段】 ユーザ4から注文が入ると、ブランチ倉
庫6からユーザ4へトナーカートリッジが納入される。そ
の納入の際、ユーザ4の希望に応じて使用済みのトナー
カートリッジが回収され、一旦ブランチ倉庫6へ納入さ
れる。ブランチ倉庫6へ納入された使用済みのトナーカ
ートリッジは、その後、所定のタイミングでブランチ倉
庫6から回収センタ7へ送られてリサイクルされる。
Description
法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体
に関し、例えば、トナーカートリッジなどのビジネス消
耗品を効率的かつ効果的に在庫する在庫管理方法、およ
び、そのシステムに関する。
機およびファクシミリ装置は、ビジネスを遂行する上で
必須の機器である。これら電子写真方式を利用する機器
は、トナーなどの消耗品を必要とする。もし、それらの
消耗品が切れ、直ちに消耗品の補充ができなければ、そ
れらの機器は利用不能になる。このような状況を防ぐた
めに、各オフィスでは、消耗品の適正在庫を維持管理し
ている。最近では、事業所全体で消耗品の適正在庫を維
持管理するIMS(Information Manager of System)なと呼
ばれる部署が存在する場合もある。
カートリッジと呼ばれるカートリッジによってトナーが
供給されるものがある。各機器には、その機種に応じた
トナーカートリッジを装着する必要があり、同じプリン
タでも機種が異なれば、大概は、異なるトナーカートリ
ッジが必要になる。従って、多種類の機器を利用するオ
フィスや事業所では、多種類のトナーカートリッジを在
庫し維持管理する必要がある。なお、トナーカートリッ
ジに限らず、オフィスや事業所で消費されるすべてのビ
ジネス用品は適正在庫の維持管理が要求される。以下で
は、トナーカートリッジのような物品を「ビジネス消耗
品」と呼ぶ場合がある。「ビジネス消耗品」には、トナ
ーカートリッジのほか、複写機用のトナー、感光ドラ
ム、インクジェットプリンタ用のインク、その他サービ
スパーツ、紙やOHPシートなどを挙げることができる。
ル可能な材料で形成されている。さらに、トナーカート
リッジには、トナーが収容されているだけでなく、感光
ドラム上の静電潜像にトナーを供給する機構が備わって
いたり、感光ドラム自体が収容されている場合もある。
従って、それらの材料や部品をリサイクルするために、
使用済みのトナーカートリッジは効率よく回収されるの
が望ましい。
売形態、在庫管理およびリサイクルに関して、次に示す
ような要望がある。
い、ビジネス消耗品の販売、注文にもインターネットの
利用が望まれている。インターネットを利用して商品を
販売するシステムは既に存在するが、利用機器に応じた
ビジネス消耗品を多種多様の商品の中から正しく選択
し、注文するのは容易なことではない。また、そのよう
な販売システムで表示される商品の価格は顧客に応じた
ものではない。
耗品を供給し販売する製造者や販売店は、顧客へビジネ
ス消耗品を短期間に供給する必要から、それぞれの倉庫
にかなりのビジネス消耗品を在庫している。しかし、ビ
ジネス消耗品の多種多様性、需要予測の困難さから適正
在庫になっているとはいえない。このため、顧客から受
注したビジネス消耗品の在庫がなく、地理的に離れた他
の販売店には過剰にあるという事態が発生する。この場
合、過剰在庫をもつ販売店から顧客へビジネス消耗品を
供給することはできても、通常の配送地域から外れるな
どの問題から、到底、短期間に納品することはできな
い。従って、ビジネス消耗品の多種多様性および需要予
測の困難さを考慮した在庫管理が望まれている。
およびリサイクルを効果的に行うには、何時、どの種類
のトナーカートリッジが幾つ戻ってくるかをトナーカー
トリッジの製造者やリサイクル業者が把握できることが
望ましい。言い換えれば、製造者やリサイクル業者は、
使用済みカートリッジの回収・リサイクルスケジュール
を立て、使用済みカートリッジを効率的かつ低コストで
回収しリサイクルすることが可能になる。
サイクルするか否か自体が、トナーカートリッジが使用
済みになった時点でユーザによって決定されるだけであ
り、効果的かつ低コストで回収およびリサイクルを行う
には、適切な環境が整っているとは言えない。さらに、
現状のトナーカートリッジを回収方法は(1)販売店もし
くは製造者が回収用のトラック便などを仕立てる、(2)
ユーザが販売店へ持参する、(3)ユーザが回収専用箱に
梱包して発送する、などであり何れの方法も手間および
コストがかかる。
重要な役割を担う製造者やリサイクル業者は受動的にリ
サイクル活動を行うことになり、ユーザや販売店の努力
により回収が支えられているのが現実である。さらに、
回収の手間やコストを嫌って廃棄される使用済みトナー
カートリッジも多いと考えられる。従って、回収の手間
やコストを削減可能な回収システムが望まれている。
を個々にまたはまとめて解決するためのものであり、ビ
ジネス消耗品の流通を一元管理することを目的とする。
達成する一手段として、以下の構成を備える。
注履歴データおよび統計学的確率分布に基づき、前記顧
客の次回の注文に関する標準的な確率分布を求め、前記
確率分布および顧客ごとの最新受注データに基づき、顧
客それぞれの受注確率を予測し、前記顧客ごとの受注確
率に基づき、全顧客から受注し得る商品の受注数ごと
に、その受注数が発現する確率を求め、前記発現確率に
基づき、前記商品の在庫数を決定することを特徴とす
る。
からビジネス消耗品を受け取るマスタ倉庫、および、地
理的に分散配置され、前記マスタ倉庫から前記ビジネス
消耗品が配給され、前記ビジネス消耗品を顧客に配送す
る複数のブランチ倉庫における前記ビジネス消耗品の流
通を制御することを特徴とする。
通制御を行うことを特徴とする。
制御を実現するプログラムであることを特徴とする。
実現するプログラムが記録された媒体であることを特徴
とする。
耗品の販売回収システムを図面を参照して詳細に説明す
る。なお、実施形態では電子写真方式のプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置などの機器に使用されるトナーカ
ートリッジをビジネス消耗品の一例として説明するが、
他のビジネス消耗品にも本発明を適用することができ
る。例えば、複写機用のトナー、感光ドラム、その他サ
ービスパーツ、紙やOHPシート、インクジェットプリン
タ用のインクなどを挙げることができる。このうち、多
くのものは空になった容器等の回収が望まれ、例えば、
複写機用のトナーはトナーの容器やパッケージ箱の回収
が望まれる。
のトナーカートリッジの流れを説明する図である。
に合わせて製造されたトナーカートリッジは、随時、製
造者の倉庫12へ送られる。そして、注文が販売者3から
製造者1へ入ると、販売者3(またはその倉庫)へ納入す
るのにかなり日数がかかる場合がある。販売者3からユ
ーザ4へは、在庫があれば、遅くとも一日(注文の翌
日)で納入可能である。
収には確立したルートがなく、前述したように、販売者
3を経て、ユーザ4から製造者1へ直送など様々なルート
がある。また、回収にかかる手間およびコストの問題か
ら回収されない使用済みのトナーカートリッジも多いと
考えられる。
ッジの流れを示す図である。
に合わせて製造されたトナーカートリッジは、随時、マ
スタ倉庫5へ送られる。マスタ倉庫5に一旦入荷したトナ
ーカートリッジは、後述する出荷スケジュールに合わせ
て各地に分散配置されたブランチ倉庫6へ配送される。
詳細は後述するが、ユーザ4から注文が入ると、ブラン
チ倉庫6からユーザ4へトナーカートリッジが納入され
る。その納入の際、詳細は後述するが、ユーザ4の希望
に応じて使用済みのトナーカートリッジが回収され、一
旦ブランチ倉庫6へ納入される。ブランチ倉庫6へ納入さ
れた使用済みのトナーカートリッジは、その後、所定の
タイミングでブランチ倉庫6から回収センタ7へ送られて
リサイクルされる。
ッジの流れの中心になる主管的な倉庫であり、製造者
1、販売者3あるいは物流業者などによって営まれる。ユ
ーザ4との接点になるブランチ倉庫6は物流業者によって
営まれるのが好ましい。また、リサイクルの中心である
回収センタ7は、製造者1あるいはリサイクル業者などに
よって営まれる。
の生産、マスタ倉庫5およびブランチ倉庫6の在庫、ユー
ザ4の注文、さらに、工場11、マスタ倉庫5、ブランチ倉
庫6、ユーザ4および回収センタ7の間の回収を含む物流
を一元管理するものである。共有DB8による一元管理を
行う目標としては、適切な生産、在庫および物流を実現
し、ユーザ4から注文を受けたトナーカートリッジの例
えば一日以内の納入を可能にする、並びに、回収された
トナーカートリッジが、適切なタイミングかつ数量で、
回収センタ7に納入されるようにする、などである。な
お、供給DB8が提供する情報は後述する図25の補助記憶
装置2505に記憶された情報に相当する。
体の流れには参加しない場合もあるが、後述する販売回
収システムにおけるデータの流れには参加する。
ッジの流れを構築しシステム化することによって、ユー
ザは短期間に確実にトナーカートリッジを入手すること
ができる。従って、多種類のプリンタ、複写機、ファク
シミリ装置を利用するオフィスや事業所における、多種
類のトナーカートリッジの在庫の維持管理を容易にする
ことができる。さらに、小規模なオフィスや事業所であ
れば、例えば、トナーの残量がある閾値を割り、プリン
タなどからトナーカートリッジの交換予告が通知された
後にトナーカートリッジを発注すれば、在庫管理自体を
不要にすることも可能になる。
トナーカートリッジの生産、物流、在庫、受注および配
送を一元管理することにより、例えば、生産および受注
に応じてマスタ倉庫5およびブランチ倉庫6の間でトナー
カートリッジの在庫を調整することができる。従って、
販売者3などの倉庫にビジネス消耗品を在庫しなくて
も、ユーザ4へトナーカートリッジを短期間に供給する
ことができ、販売者3の在庫なしや過剰在庫に起因する
問題、過剰在庫による金利負担増などを解消することが
できる。
何時、どの種類のトナーカートリッジが幾つ戻ってくる
かを把握することができるので、使用済みカートリッジ
の回収・リサイクルスケジュールを立て、使用済みカー
トリッジを効率的かつ低コストで回収しリサイクルする
ことが可能になり、積極的なリサイクル活動が展開でき
る。
サイクルさせるための手間およびコストを最小限に抑え
ることができるので、使用済みトナーカートリッジが廃
棄されるのを防ぎ、回収率を高めることができるなど、
環境を考慮した回収システム、リサイクルシステムを構
築することができる。
に、共有DB8を用いて多種多様なトナーカートリッジの
生産、物流、在庫、受注および配送を一元管理すれば、
例えば、生産および受注に応じてマスタ倉庫5およびブ
ランチ倉庫6の間でトナーカートリッジの在庫を調整す
ることができ、過剰在庫による金利負担増などの問題を
解消することができる。
は、マスタ倉庫5およびブランチ倉庫6全体(以下「倉庫
全体」と呼ぶ)では母数(例えばトナーカートリッジの
数)が充分にあるため統計学的に適正な管理が可能にな
るが、母数そのものが少ない各ブランチ倉庫6では必ず
しも統計学的に適正な管理にならないことである。
荷数の一例を示す図、図16はあるブランチ倉庫6単体の
トナーカートリッジの出荷数の一例を示す図である。
300個のトナーカートリッジが出荷される。従って、安
全在庫100個を加えてミニマム在庫を400個とすれば、在
庫切れにならず、過剰在庫にもならないだろうと、単純
に予測することができる。
庫6が100個所あると仮定し、倉庫全体と同じ方法で在庫
を管理すると、ブランチ倉庫6の平均出荷数は三個/日、
安全在庫は一個、ミニマム在庫は四個になる。しかし、
そもそも各ブランチ倉庫6におけるトナーカートリッジ
の母数は小さい。このため、ブランチ倉庫6における出
荷数の変動率は大きく、倉庫全体と同じ方法で在庫を管
理したのでは、図16の5日や8日のように在庫切れの危険
がある。
用するのではなく、ブランチ倉庫用の母集団を決定して
ブランチ倉庫6の管理を行う必要があるといえる。
後述する出荷倉庫情報に基づき、そのブランチ倉庫6か
ら出荷されたトナーカートリッジAの出荷履歴を母集団
にする方法が最も精度が高いと考えられる。しかし、そ
のブランチ倉庫6に対応するトナーカートリッジAの出荷
履歴が充分にあるとは限らず、その場合、充分な母集団
を得ることはできない。
じ属性をもつブランチ倉庫6から出荷されたトナーカー
トリッジAの出荷履歴を母集団にする方法である。な
お、ブランチ倉庫6の属性として、例えば、図17に一例
を示す倉庫属性テーブルのように、倉庫規模、顧客当り
の平均出荷金額および立地(オフィス街、工場街、商店
街、住宅地またはその近所にあるといった)などが適切
と考えられる。
上記の倉庫全体の母集団と同じ、倉庫全体から出荷され
たトナーカートリッジAの出荷履歴を母集団にするしか
ない。さらに、新製品の場合などは倉庫全体の出荷履歴
がない、あっても小さいなど、母集団に適さない。その
場合は、類似商品(例えばトナーカートリッジA')の出
荷履歴を当面の母集団にする。
さい場合に適用する代替商品テーブルの一例を示す図で
ある。図17において、「対象商品」とは母集団を必要と
する商品、「第一代替商品」とは対象商品の出荷履歴が
ないまたは小さい場合に、出荷履歴を参照する商品、
「第二代替商品」とは対象商品および第一代替商品の出
荷履歴がないまたは小さい場合に、出荷履歴を参照する
商品である。
で、後述する図19のフローチャートの処理の際にCPU250
1によって参照され演算に利用されるものである。
ある商品の母集団の決定順序は、精度が高い順に下記の
ように整理される。 (1)そのブランチ倉庫6における、その商品の出荷履歴 (2)同属性のブランチ倉庫6における、その商品の出荷履
歴 (3)倉庫全体における、その商品の出荷履歴 (4)倉庫全体における、類似商品の出荷履歴
納されている。格納された情報はメインサーバ81のCPU2
501によって適宜選択され演算に利用される。この選択
処理については後述するステップS101〜S104で詳しく説
明する。
の母集団の決定手順の一例を示すフローチャートであ
る。図19のフローチャートの各ステップで行われる処理
は、メインサーバ81に設けられた主記憶装置または補助
記憶装置に記憶されたプログラムコード基づく処理をCP
U2501が実行することによって実現される。
採用するかをメインサーバ81が判定する。ステップS101
〜S104の判定処理の何れかで、メインサーバ81がyesと
判断した場合は、その後、季節変動を考慮するか否かを
決定し(S105)、季節変動を考慮する場合は、採用された
出荷履歴に季節変動係数を掛け(S106)、母集団を決定す
る(S107)。なお、季節変動については後述する。
する出荷履歴が決定できない場合は例外処理(適切と考
えられる値を入力されるなど)を行い(S108)、母集団を
決定する(S107)。
カートリッジを使用する装置を所有し、購入したトナー
カートリッジを使用しているわけであるから、再びその
トナーカートリッジを購入することがメインサーバ81に
より予測される。
る確率は、前回、そのトナーカートリッジを購入した日
(t=0)から増加し、ある日(tp>0)でピークを迎え、ある
日(t>tp)に零になる正規分布を描くと仮定する。図20は
購入確率x(t)の一例を示す図で、五日目(t=5)でピーク
を迎え、十日目(t=10)で零に戻る例である。
を購入しなければ、翌日、そのトナーカートリッジを購
入する確率は上昇する。つまり、購入確率x(t)の総和Σ
x(t)は100%になる。言い換えれば、買わなかった日の確
率は翌日に繰り越されるといえる。従って、購入確率x
(t)を累計していけば、ある顧客が、ある日、そのトナ
ーカートリッジを購入する可能性を知ることができ、こ
れを購入確率累計Z(t)と呼ぶことにする。図21は図20の
購入確率x(t)に対応する購入確率累計を示す図である。
図21および20に示されるような情報が共有DB8に格納さ
れていて、メインサーバ81のCPU2501により参照され各
種確率演算に利用される。
よれば、ある日、ある顧客が、あるトナーカートリッジ
を購入する確率を予測することができる。なお、購入確
率x(t)の分布は必ずしも正規分布に従う必要はなく、正
規分布以外であっても購入確率を累計する手法は適用可
能である。
対して複数の顧客を有する。従って、在庫切れを防ぐに
は、上記の購入確率累計Z(t)および顧客数nに応じた必
要在庫数Nを設定する必要がある。なお、以下では、一
人の顧客があるトナーカートリッジを一個買うと仮定し
て計算する。
カートリッジの購入確率累計をZp(ただしp=1〜n)とす
る。さらに、ある日、n人の顧客が、あるトナーカート
リッジを合計m(=0〜n)個購入する確率をY(m)とする。例
えば、三人の顧客(n=3)が、0,1,2,3個(合計)購入する
場合の確率をY(0),Y(1),Y(2),Y(3)と定義する。従っ
て、ΣY(m)は100%になる。
あるトナーカートリッジを購入する確率は次のようにな
る。 Y(0) = (1-Z1)(1-Z2) Y(1) = Z1(1-Z2) + (1-Z1)Z2 Y(2) = Z1Z2
あるトナーカートリッジを購入する確率は次のように計
算される。 Y(0) = (1-Z1)(1-Z2)(1-Z3)(1-Z4)(1-Z5) Y(1) = (Z1'+Z2'+Z3'+Z4'+Z5')×Y(0) Y(2) = (Z1'Z2'+Z2'Z3'+Z3'Z4'+Z4'Z5'+Z5'Z1')×Y(0)2 : Y(5) = Z1Z2Z3Z4Z5 ここで、Z1' = Z1/(1-Z1) : Z5' = Z5/(1-Z5)
購入日が同じだとすると、購入確率累計Zpが等しいの
で、下のように簡略化され計算される。 Y(0) = (1-Zp)n Y(1) = n×Zp(1-Zp)n-1 Y(2) = n×Zp2(1-Zp)n-2 : Y(n) = Zpn
めのプログラムが共有DB8に格納されていて、メインサ
ーバ81のCPU2501によってプログラムが読み出され、読
み出されたプログラムに基づく演算が行われる。
および前回の購入日が同じ顧客二人を例に、あるトナー
カートリッジの購入確率累計Zpが16%の日、そのトナー
カートリッジを購入する確率Yを計算する。 Y(0) = (1 - 0.16)2 = 0.7056 Y(1) = 2×0.16×(1 - 0.16) = 0.2688 Y(2) = 0.162 = 0.0256
じ顧客二人が、あるトナーカートリッジを購入しない確
率は約70%、一個購入する確率は約27%、二個購入する確
率は約3%と計算される。
トナーカートリッジを購入する確率は僅か3%であるが、
どちらかが購入する確率は27%である。従って、トナー
カートリッジを二個在庫する必要はないが、在庫切れを
防ぐには一個は在庫しておきたいところである。以下で
は、幾つ在庫すべきかを示す数を「必要在庫数N」と呼
び、在庫切れを防ぐための判定値(言い換えれば必要在
庫数を決定するための判定値)を「在庫切れ危険率S」
と呼んで、在庫切れ危険率Sの値に基づく必要在庫数Nを
求めるメインサーバ81の演算処理に関して説明する。
が、例えば、在庫切れ危険率Sを5%にした場合、上記の
計算例で二人の顧客が二個購入する確率は3%であるか
ら、在庫切れ危険率S(=5%)未満であり二個の在庫は不要
である。また、二人の顧客が一個または二個購入する確
率は3+27=30%であるから、在庫切れ危険率S(=5%)を超え
一個の在庫は必要である。勿論、二人の顧客が購入しな
い場合を含めた確率ΣYが在庫切れ危険率S未満であれ
ば、その日は在庫は不要である。
顧客二人が、あるトナーカートリッジを購入する各日の
確率を示す図である。つまり、この顧客二人だけを対象
にする場合、在庫切れ危険率S=5%で、一日目の必要在庫
数Nは零、二日目および三日目は一個、四日目以降は二
個である。なお、在庫切れ危険率S=10%にすると、四日
目の必要在庫数Nが一個になる。
二人に限定されるものではなく、一人または三人以上に
も適応可能であり、センタサーバ81は一人または三人以
上の顧客に対する必要在庫数Nを計算することができ
る。
数Nを求める手順例を示すフローチャートである。図23
のフローチャートの各ステップは、メインサーバ81に設
けられた主記憶装置または補助記憶装置に記憶されたプ
ログラムコード基づき、CPU2501が実行する処理であ
る。
トリッジを購入する確率x(t)を予測し(S111)、各顧客の
購入確率累計Z(t)を求める(S112)、n人の顧客が合計m(=
0〜n)個のトナーカートリッジを購入する確率Y(m)を求
める(S113)。
設定された在庫切れ危険率Sを取得し(S114)、必要在庫
数Nを得るためのパラメータYおよびカウンタiを初期化
する(S115)。そして、上記のように確率Yを累計して(S1
17)、確率Yと在庫切れ危険率Sとを比較して(S118)、Y≦
Sならばiをデクリメントし、ステップS116へ戻る処理を
i>0の間繰り返す。
し(S120)、i=0になれば必要在庫数N=0を決定する(S12
1)。
えば、図22に示すような必要在庫数Nを示すテーブルを
得ることができ、各ブランチ倉庫6ごと、商品ごとに適
正な在庫数を決定することができる。
購入しないという前提を設けた。しかし、一人の顧客が
同じトナーカートリッジを使用する複数台の装置を保有
し使用する場合もある。このような場合を考慮すると、
顧客単位に購入確率を予測するのではなく、後述する装
置稼動情報を参照して、例えば顧客Aの装置Aおよび装置
B、顧客Bに装置A、顧客Cの装置A、装置Bおよび装置C、
…のように装置単位に購入確率を予測するのが望まし
く、そのような予測を用いれば上記の手法をそのまま適
用できる。
求めることにより、数日後の購入確率を計算することが
可能になる。また、機種ごとに購入確率を求めれば、機
種に対応した特定の種類のカートリッジが購入される確
率を求めることができ、どの機種のカートリッジを幾つ
在庫する必要がるかを計算することが可能である。
算出する。
回の購入日を調べ、月別の購入間隔を求める。そして、
一年間の平均購入間隔を計算し、各月の購入間隔との解
離度を算出して季節変動係数とする。
および、季節変動係数の一例を示す図である。各季節変
動係数は、その月の購入間隔を平均購入間隔で割った値
として示される。図24に示されるようなデータが共有DB
8に格納されている。図24に示されるように、12月期に
は、6月期に比べて在庫量が少なく計算され、その結
果、在庫量をより精度よく最小限に抑えて、各倉庫にお
ける過剰な在庫が省くことができる。
すトナーカートリッジの流れを実現する販売回収システ
ムを詳細に説明する。
テムの構成例を示す図である。
ーバ装置である。なお、共有DB8は、一台のサーバ装置
によって提供されるとは限らず、複数台のサーバ装置に
分割されて、あるいは、並列に提供されることもある。
つまり、共有DB8は、論理的に一つのデータベースとし
て提供されればよい。
のワイドエリアネットワーク(WAN)100を介して、共有DB
8を利用する複数の端末装置が接続される。端末装置1
3、31、41、51、61および71はそれぞれ製造者1、販売者
3、ユーザ4、マスタ倉庫5、ブランチ倉庫6および回収セ
ンタ7の端末である。また、端末装置32は販売者3のセー
ルスマンやサービスマンが使用するモバイル端末、端末
装置62は物流業者の配送係が使用するモバイル端末であ
る。また、セールスマン、サービスマン、配送係がモバ
イル端末ではなく、端末装置41と同様の構成を持つ端末
装置を所有する場合もあり得る。
について、図25を参照して説明する。
は、CPU(Central Processing Unit)2501、入力装置250
2、主記憶装置2503、出力装置2504、補助記憶装置2505
および通信装置2506などから構成される。
各装置に命令を送り、その動作を制御する制御機能、並
びに、サーバの中心的な部分でディジタルデータの演算
処理を行う機能を有する。
ための装置で、例えばキーボード、マウスなどのポイン
ティングデバイス、タッチパネル、感圧パッド、CCDカ
メラ、カード読取機、紙テープ読取機、磁気テープ装置
などが考えられる。例えば、図6のインタフェイス画面
を介して、マウスなどの入力装置2502から指示データが
入力される。CPU2501は、入力された情報を認識し、次
の処理に移行する。
部記憶装置において、命令を実行するために使われるア
ドレス可能なメモリ空間全体を指す。主記憶装置2503
は、主として半導体素子により構成され、入力したプロ
グラムやデータを格納、保持する、CPU2501は、メモリ
に保持されているデータを例えばレジスタに読み出す。
主記憶装置2503を構成する半導体素子としては、RAM(Ra
ndom Access Memory)やROM(Read Only Memory)などであ
る。図5のユーザインタフェイスを介して入力されたI
D、パスワード情報は主記憶装置2503に一時記憶され、
一時記憶された情報はCPU2501により通信装置2506を介
して送信される(図4のステップS1に対応)。また、図5
のユーザインタフェイスを表示するための表示用メモリ
としての機能も有する。
を出力するための装置で、例えばCRT、プラズマディス
プレイ、液晶ディスプレイ、その他の表示装置、プリン
タなどの印刷装置、音声出力装置などが該当する。本実
施形態では、例えば、図3に示される各端末装置の表示
装置が出力装置2504に該当する。
憶容量を補うため、不揮発にデータを保持するための装
置で、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導
体ディスク装置、並びに、フロッピー(登録商標)ディ
スク、CD-ROM、CD-R、CD-R/W、MO、DVDなどのメディア
およびドライブが該当する。補助記憶装置2505は、デー
タベースの機能を実現するための装置で、本実施形態に
おいては、例えば共有DB8が補助記憶装置2505に該当す
る。また、主記憶装置と同様にプログラムを格納する機
能も有している。
信を行うための装置で、接続されるネットワークに応じ
て適宜データの送受信やデジタル/アナログ変換などを
行う。本実施形態においては、例えば図4の各ステップ
において送信されるデータは、CPU2501の制御下で、通
信装置2506を介して送信される。
ータバスにより相互に接続されており、双方向の各種デ
ータの通信に利用される。
および各図を用いて説明する処理は、主記憶装置2503ま
たは補助記憶装置2505に記憶された各種プログラムコー
ドに基づく各装置の制御を、CPU2501が処理することに
よって実現される。
1、41、51、61および71、端末装置32、並びに、モバイ
ル端末装置62も図25と略同様の構成を有する。
一例を示すようなデータベースおよびそのフィールド情
報が格納されていて、共有DB8に示された情報は図25の
補助記憶装置2505に記憶されたものである。これらの情
報は、図3に示す各端末装置の補助記憶装置へ提供され
記憶されるとともに、それら端末装置のCPUにより更新
される。なお、下に示すデータベースおよびそのフィー
ルドは、販売回収システムの対象とするユーザやビジネ
ス消耗品の特性などに応じて、追加または削除される場
合がある。
所在地などが含まれる。また、マスタ-ブランチ間連結
情報には、マスタ倉庫5からブランチ倉庫6へ物品を配送
するのに必要な時間、および、ブランチ倉庫6相互間で
物品を配送するのに必要な時間を示す情報などが含まれ
る。さらに、倉庫別在庫情報には、各倉庫の適正在庫量
を示す情報などが含まれる。
き、マスタ倉庫5からブランチ倉庫6への在庫移動、およ
び、複数のブランチ倉庫6に対する配送の振り分けを制
御することができる。つまり、メインサーバ81により上
述した必要在庫数が各ブランチ倉庫について計算され、
それぞれの倉庫に対して必要な在庫数が求められる。こ
こでメインサーバ81は各倉庫の在庫数を必要在庫数に調
整するために、モバイル端末62(配送係の有する端末装
置)に各倉庫間でのトナーカートリッジの移動(配送)
を指示する情報を送信する。なお、各倉庫間の移動に
は、マスタ倉庫-ブランチ倉庫間、ブランチ倉庫-ブラン
チ倉庫間が考えられる。
リッジが最寄りのブランチ倉庫6にない場合、ユーザ4の
希望納期で、または、最短で納品できるように倉庫間の
在庫移動を制御する指示情報がモバイル端末62(配送係
の有する端末装置)に対して送信される。
ーカートリッジの発注シーケンスの一例を示す図、図5
から図9はトナーカートリッジの発注時にユーザ4の端末
装置41に表示される画面の一例を示す図である。図4の
フローチャートの各ステップで行われる処理は、データ
の送信元になる装置(メインサーバ81、端末装置41、端
末装置31、端末装置13の何れか)に設けられた主記憶装
置または補助記憶装置に記憶されたプログラムコードに
基づく処理をCPU2501が実行することによって実現され
る。
インサーバ81にアクセスする。つまり、ユーザ4は、端
末装置41で稼動するWebブラウザなどのソフトウェアに
よりメインサーバ81のURL(Uniform Resource Locator)
を指定する。これに応じてメインサーバ81から、ログイ
ン画面に対応するHTML(Hyper Text Markup Language)で
記述されたデータ(以下「HTMLデータ」と呼ぶ)が端末
装置41に供給され、端末装置41のモニタに図5に示すロ
グイン画面が表示される。
様番号に対応するユーザIDを入力し、パスワードを入力
した後、[OK]ボタンを押して、ユーザIDおよびパスワー
ドをメインサーバ81に通知する。なお、ユーザIDおよび
パスワードは、メインサーバ81から端末装置41に対して
送信され通知される、あるいは、プリンタなどのユーザ
(オフィスや事業所)単位に、予め販売者3によって通
知されているものとする。
インサーバ81は、ステップS2で、顧客情報データベース
を参照して、通知されたユーザIDおよびパスワードに対
応するユーザが存在するか否かを判定する。そして、対
応するユーザが存在すればユーザ承認を経て、注文画面
に対応するHTMLデータを生成し端末装置41に供給する。
これにより、端末装置41のモニタには図6に示す注文画
面が表示される。
メインサーバ81より端末装置41に送信された表示情報の
表示例で、主に、ユーザが利用している機器に対応する
トナーカートリッジのリスト101、決済方法の選択部10
2、納期の指定部103および使用済みトナーカートリッジ
の回収への参加申し込み部104から構成される。なお、
納期の指定部103は、下記の[ ]で括った部分がブルダウ
ンし、休日や祭日を除く営業日が指定できるプルダウン
メニュー形式が望ましい。その場合、対応メッセージは
「ご希望の納期をプルダウンメニューによって指定し、
午前/午後の配達時間帯を指定してください」のように
なる。 (例) 納期[2000]年[ 2]月[14]日 ●午前 ○午後
番および対応する機器の型番、並びに、価格情報が含ま
れ、トナーカートリッジの型番ごとに注文数を入力する
ための入力枠が備わっている。なお、図6には、二種類
のトナーカートリッジしか示さないが、実際には、ユー
ザが利用しているプリンタ、複写機、ファクシミリ装置
などの機種すべてに対応するトナーカートリッジの型番
がリストされる。
情報データベースの購入製品名フィールドから検索され
る。この情報に対応する製品名または型番を有するレコ
ードを製品情報データベースから検索し、そのレコード
の関連消耗品フィールドからトナーカートリッジの型番
を導き出すことができる。
ナーカートリッジの回収サービスに参加するか否かをユ
ーザに表明してもらうための部分である。ユーザが、回
収サービスへの参加を希望し、参加することを表明して
参加申込部104へ入力され情報に基づき、前述したトナ
ーカートリッジの納入時に使用済みのトナーカートリッ
ジが回収される。
−ビスへの参加を表明した場合、出荷用と回収用が一組
になった伝票(出荷/回収伝票)がメインサーバ81によ
り発行される。そして、この伝票が、トナ−カ−トリッ
ジ梱包用の箱などに添付され、ユ−ザへ納入される。ユ
−ザは、伝票の添付された箱を保管し、回収時にこの箱
に使用済みトナ−カ−トリッジを入れて回収する。この
ような出荷/回収伝票を利用することで、回収時にユ−
ザが新たに伝票を発行する、配送係がデ−タを入力する
などの手間を省くことができる。また、出荷と回収を同
じ伝票番号などで管理することができ、ユ−ザごとの回
収率の管理などを容易にすることができる。
信する]ボタンが押されるとステップS3で、リスと101に
対応する注文アイテムおよび注文数のデータ、選択部10
2に対応する決済方法のデータ、指定部103に対応する希
望納期のデータ、並びに、参加申し込み部104に対応す
る回収フラグがメインサーバ81へ送られる。
およびフラグに従い、ステップS4で注文確認画面に対応
するHTMLデータを生成し端末装置41に供給する。これに
より、端末装置41のモニタには図7に示す注文確認画面
が表示される。図7にはユーザ4が回収サービスへの参加
を表明した場合を示すが、不参加の場合は対応メッセー
ジが「使用済みトナーカートリッジの回収に参加しな
い」などに変更される。
を参照して、注文内容および回収サービスへの参加/不
参加などが正しければ[OK]ボタンを押す。また、誤りや
訂正したい内容があれば[Cancel]ボタンを押す。[Cance
l]ボタンが押された場合は、端末装置41のモニタに、再
び注文画面が表示される。また、ユーザにより入力され
た[OK]または[Cancel]の何れかを指す注文確認情報は、
ステップS5で端末装置41からメインサーバ81へ送信され
る。
ると、新規受注を示す情報を生成する。この情報には、
注文番号、ユーザID、回収フラグ、発注履歴、回収履
歴、担当の販売者ID、注文日時、注文アイテム、注文
数、希望納期、価格および支払方法などのデータが含ま
れる。
タベースおよび倉庫情報データベースを用いて納期を調
べる。具体的には、ユーザIDに対応する最寄りブランチ
倉庫#1および#2フィールドを調べ、倉庫別在庫情報フィ
ールドからそれらのブランチ倉庫6に注文数分の注文ア
イテムが在庫されているか否かを調べ、その結果から納
期を設定する。通常、最寄りブランチ倉庫#1および#2フ
ィールドに登録されたブランチ倉庫6に在庫があれば翌
日には納入可能である。もし、それらのブランチ倉庫6
に在庫がなければ、メインサーバ81は、倉庫情報データ
ベースを利用して納期を割り出し、納期を設定する。
記の受注情報に価格確認要求を含めて、ユーザ4を担当
する販売者3の端末装置31に送信する。これは、ユーザ
への納入価格は販売者3によって設定され、ユーザとの
取引状況によって納入価格が変動するので、それを確認
する必要があるからである。この価格確認要求は、販売
者3の端末装置31上で稼働するソフトウェアによりただ
直ちに処理され、ステップS8で価格確認または発注取消
などの情報がメインサーバ81に返される。または、この
価格確認要求は、ユーザの担当セールスマンの携帯端末
32に送信され、ステップS8で、価格確認または発注取消
などの情報がセールスマンによって携帯端末32を通して
メインサーバ81に送信される。
合は直ちに、ステップS9で受注情報に発注承認要求を含
めて製造者1の端末装置12へ送信する。この発注承認要
求は、製造者1の端末装置13上で稼働するソフトウェア
により直ちに承認処理されるか、または、端末装置13を
管理するオペレータにより直ちに承認処理され、ステッ
プS10では通常は発注承認が、メインサーバ81に返され
る。また、価格に誤りがあり、発注取消を示す情報を受
信した場合は、対応する受注情報に対して、ステータス
を例えば「取消」という形式に変更する。
で、発注承認を受信した場合は、発注確認を示す電子メ
ールを生成し、その電子メールをユーザ4および販売者3
に送信する。この電子メールには、注文番号、ユーザ名
称、注文日時、注文アイテム、納入数、納期、価格およ
び販売者3の情報(名称、住所、電話番号およびファクシ
ミリ番号)などの情報が含まれる。
取消を示すステータスである場合は、発注取消確認を示
す電子メールを生成し、その電子メールをユーザ4およ
び販売者3に送信する。この電子メールには、発注取消
理由、注文番号、ユーザ名称、注文日時、注文アイテ
ム、納入数、納期、価格および販売者3の情報(名称、住
所、電話番号およびファクシミリ番号)などの情報が含
まれる。
スは終了する。ただし、図4には示さないが、ステップS
5でユーザ4が注文確認を送った後、ユーザ4の端末装置4
1のモニタには図8に示すような注文の継続、注文内容の
再確認あるいは注文の終了(ログアウト)を選択するた
めの画面が表示される。ユーザ4が[logout]ボタンを押
せば、メインサーバ81と端末装置41との接続が解除され
る。
が既に回収サービスに参加している場合、メインサーバ
81は、ステップS2で図9に示すような注文画面を端末装
置41へ供給する。つまり、図6に示す注文画面の下部は
使用済みトナーカートリッジの回収への参加申し込みを
行うため参加申し込み部104であるが、図9に示す注文画
面の下部は回収協力に対する礼、および、回収状況を示
す表示部105である。ユーザ4は、この表示部105によっ
て現在の回収数/回収率/ポイントなどを知ることができ
る。
ーカートリッジの中から利用機器に対応するトナーカー
トリッジを選択する必要はなく、利用機器に応じたトナ
ーカートリッジを容易に注文することができる。従っ
て、誤った注文を行う可能性が激減され、誤って注文し
たトナーカートリッジを返品するなどの手間も削減され
る。さらに、注文画面にはユーザ4に応じた価格が表示
されるから、ユーザ4は、トナーカートリッジの購入に
必要な費用を直ちに知ることができる。
応じた価格を提示することができるので、インターネッ
ト100を利用したトナーカートリッジの販売を促進し
て、業務の効率化を図ることが可能になる。さらに、誤
った注文による返品を処理する手間も省ける、などの効
果がある。
バ81が実行する代表的な処理を説明する。
示す発注シーケンスに対応するものである。図10のフロ
ーチャートの各ステップで行われる処理はメインサーバ
81に設けられた主記憶装置または補助記憶装置に記憶さ
れたプログラムコード基づく処理をCPU2501が実行する
ことによって実現される。
送られてくると、顧客情報データベースに基づき、ステ
ップS21で登録ユーザか否かの判定が、ステップS22でパ
スワードの認証が行われる。登録ユーザであり、パスワ
ードの認証にも成功した場合は、顧客情報データベース
に基づき、ステップS23でユーザ4に関する不正情報があ
るか否かが判定され、なければステップS24で注文画面
のHTMLデータを生成する。具体的には、ユーザIDに応じ
て図6および図9に示すリスト101および選択部102が生成
され、さらに、図6に示す参加申し込み部104を表示させ
るか、図9に示す表示部105を表示するかが決定される。
このようにして生成された注文画面のHTMLデータは、ス
テップS25でユーザ4へ送信される。
認証に失敗した、並びに、ユーザ4に関する不正情報が
ある場合、処理は終了される。
されると、ステップS27で注文データに異常なデータが
含まれるか否かが判定され、異常なデータが含まれれば
処理はステップS25へ戻される。また、異常なデータが
含まれなければステップS28で、注文データに基づき図7
に示す注文確認画面のHTMLデータが生成され、ステップ
S29でユーザ4へ送信される。
ータが受信されたか否かを判定し、もし、キャンセルを
示すデータが受信された場合、処理はステップS25へ戻
される。また、注文確認を示すデータが受信された場合
はステップS31で、顧客情報データベース(具体的には
発注履歴や回収フラグなど)が更新され、ステップS32
で前述した受注情報が生成される。
ャートである。図11のフローチャートの各ステップで行
われる処理はメインサーバ81に設けられた主記憶装置ま
たは補助記憶装置に記憶されたプログラムコード基づく
処理をCPU2501が実行することによって実現される。
れる。そして、受注情報に記録されたユーザID、注文ア
イテムおよび注文数に基づき、ステップS42からS46で在
庫確認が行われる。つまり、最寄りのブランチ倉庫#1、
最寄りのブランチ倉庫#2、マスタ多倉庫5、ユーザIDに
対応する販売者(担当販売者)3、製造者1の順に各ノー
ドの在庫を確認して、最もユーザ4よりのノードに対し
て出庫手続が行われる。
者1に在庫があった場合はステップS47からS50におい
て、製造者1、マスタ倉庫5、ブランチ倉庫6の順に出庫
手続が行われる。これらの出庫処理は、トナーカートリ
ッジの流れに同期して行われるものであることは言うま
でもない。
係のモバイル端末62から入力される情報に基づき、受注
情報に対応する納品が行われたか否かが判定され、納入
が行われた場合はステップS51で納品手続が行われ、受
注情報の更新(納品済フラグをオンにするなど)が行わ
れる。
在庫がなく、販売者3に在庫があった場合は、ステップS
52で販売者3に納品を依頼する。この依頼に応じて販売
者3は例えばサービスマンに納品を行わせる。この場
合、ステップS50では、サービスマンのモバイル端末32
から入力される情報に基づき、受注情報に対応する納品
が行われたか否かが判定される。
テップS53でバックオーダ手続および受注情報の更新が
行われる。
ャートである。図12のフローチャートの各ステップで行
われる処理はメインサーバ81に設けられた主記憶装置ま
たは補助記憶装置に記憶されたプログラムコード基づく
処理をCPU2501が実行することによって実現される。
受注情報の回収フラグを参照して、回収フラグがオンに
設定されていれば納品と同時に使用済みトナーカートリ
ッジの回収を行う。そして、配送係はモバイル端末62を
利用してメインサーバ81へアクセスし(S61およびS62)、
受注情報に対応する納品情報および回収情報を送信する
(S63)。なお、回収情報には、回収日、受注情報に対応
付けされた回収されたトナーカートリッジの型番や数な
どの情報が含まれる。
と、ステップS64で受注情報のユーザIDに対応する回収
履歴を更新する。その後、ステップS65でブランチ倉庫6
の端末61から回収カートリッジの入庫情報が通知される
と、ステップS66で回収情報を更新し、ステップS67でブ
ランチ倉庫6の端末61から回収カートリッジの出庫情報
が通知されると、ステップS68で回収情報を更新する。
そして、ステップS69で回収センタ7の端末71から回収カ
ートリッジの到着情報が通知されると、ステップS70で
回収情報の更新(回収完了フラグをオンにするなど)が
行われる。
形態のビジネス消耗品を搭載するレーザビームプリンタ
(LBP)の構成例を示す概観図である。
原稿画像を読み取り、原稿画像に対してディジタル画像
処理を行う。また、プリンタ2202は、イメージスキャナ
2201で読み取られた原稿画像に対応した画像を記録紙上
に形成し出力する。
稿圧板、2203は原稿台硝子(プラテン硝子)で、原稿22
04はその記録面を図の下方へ向けて載置され、原稿圧板
2200によって固定される。蛍光灯ランプ2205から出力さ
れる光は、原稿2204に反射され、ミラー2206、2207およ
び2208に導かれて、レンズ2209によりリニアCCDイメー
ジセンサ(以下「CCD」と呼ぶ)2210上に結像する。な
お、レンズ2209には赤外カットフィルタが設けられてい
る。CCD2210は、原稿2204の反射光を赤(R)、緑(G)およ
び青(B)の各色に分解して読み取り、得られたアナログ
画像信号を画像処理部2211へ送る。ここで、蛍光灯2205
およびミラー2206を有するユニットは速度Vで、ミラー2
207および2208を有するユニットは速度V/2で、CCD2210
に直交する副走査方向に機械的に移動されることによ
り、原稿2204の全体が読み取られる。
受光画素が3ライン(1210-1から1210-3)に並べられた
もので、A3サイズの原稿の短手方向297mmを600dpiの解
像度で読み取ることが可能である。もし、A3サイズの原
稿の短手方向297mmを400dpiの解像度で読み取るには、R
GB各色約5000画素の一次元イメージセンサがあればよ
い。
るアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、印
刷用のトナー色に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)およびブラック(BK)の各色成分画像を形成し
てプリンタ2202へ送る。また、イメージスキャナ2201に
おける一回の原稿スキャン(一回の副走査)につきYMCB
Kのうち一つの色成分画像がプリンタ2202に送られる。
従って、四回の原稿スキャンにより四色成分の画像信号
を順次プリンタ2202に送出されて一枚のプリントが完了
する。なお、画像処理部2211内に必要充分なメモリがあ
れば、一回の原稿スキャンで得られる画像信号をそのメ
モリに格納して、残る三回の原稿スキャンを不要にする
こともできる。
出されるYMCBK色成分の画像信号は、プリンタ2202内の
レーザドライバ2212へ入力される。レーザドライバ2212
は、入力される画像信号に応じてレーザダイオード2213
を発光させる。レーザダイオード2213から出力されるレ
ーザ光は、ポリゴンミラー2214、f-θレンズ2215および
ミラー2216を介して感光ドラム2217上を走査し、感光ド
ラム2217上に静電潜像を形成する。
静電潜像は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラッ
クのトナーを有する現像器2219から2222により現像され
る。つまり、四個の現像器2219から2222が順次感光ドラ
ム2217に当接し、色トナーによる現像が行われる。
れる記録紙は、静電気の作用により、転写ドラム2223へ
巻き付けられ、感光ドラム2217上のトナー像が転写され
る。四色のトナーを使用する記録処理においては、転写
ドラム2223が四回転することで各色のトナーが記録紙へ
重畳転写される。その後、記録紙は、転写ドラム2223か
ら剥離され、定着ユニット226でトナー像が定着され、
装置外部へ排出される。
7、現像器2219から2222の中に収容されるトナーまたは
トナーカートリッジ、並びに、記録紙カセット2224およ
び2225に収容される記録紙はビジネス消耗品である。
するインクジェットプリンタ(IJRA)の構成例を示す概観
図である。
に連動し、駆動力伝達ギア5011および5009を介して回転
するリードスクリュー5004の螺旋溝5005に係合するキャ
リッジHCは、ピン(不図示)を有し、矢印aおよびb方向
に往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェ
ットカートリッジIJCが搭載されている。
向に亙って、記録紙Pをプラテン5000に対して押圧す
る。5007および5008はフォトセンサで、モータ5013の回
転方向を切換えるために、センサが配置された領域にキ
ャリッジHCのレバー5006が存在するか否かを確認するホ
ームポジション検知手段である。5016は記録ヘッドIJH
の前面をキャップするキャップ部材5022を支持する部
材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口5023を介して、記録ヘッドIJHの吸引回復を
行う。
ブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体
支持板5018にこれらが支持されている。クリーニングブ
レードはこの形態に限らず、周知のクリーニングブレー
ドが本実施形態に適用できることは言うまでもない。ま
た、5021は吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、
キャリッジHCと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータ5013からの駆動力がクラッチ切換えなど
の公知の伝達手段で移動制御される。
び吸引回復は、キャリッジHCがホームポジション側の領
域にきたときに、リードスクリュー5004の作用により、
それらの対応位置で所望の処理が行えるように構成され
ているが、周知のタイミングで所望の作動を行うように
すればよい。
カートリッジIJCまたはその中に搭載されるインクがビ
ジネス消耗品である。
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成され
ることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み
出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機
能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コ
ンピュータが読み出したプログラムコードを実行するこ
とにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけで
なく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュ
ータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることはいうまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
の記憶媒体には、先に説明した図4に示すシーケンス、
および/または、図10から12、19、22に示すフローチャ
ートに対応するプログラムコード、並びに/あるいは、
図5から図9に示す画面のデータを作成するプログラムコ
ードが格納されることになる。
倉庫間におけるビジネス消耗品の流通を適正に制御する
ことができる。
図、
を示す図、
例を示す図、
示す図、
置に表示される画面の一例を示す図、
置に表示される画面の一例を示す図、
置に表示される画面の一例を示す図、
置に表示される画面の一例を示す図、
置に表示される画面の一例を示す図、
ーチャート、
ーチャート、
図、
図、
例を示す図、
の出荷数の一例を示す図、
決定手順の一例を示すフローチャート、
を示す図、
が、あるトナーカートリッジを購入する各日の確率を示
す図、
数を求める手順例を示すフローチャート、
季節変動係数の一例を示す図、
ク図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 顧客の受注履歴データおよび統計学的確
率分布に基づき、前記顧客の次回の注文に関する標準的
な確率分布を求め、 前記確率分布および顧客ごとの最新受注データに基づ
き、顧客それぞれの受注確率を予測し、 前記顧客ごとの受注確率に基づき、全顧客から受注し得
る商品の受注数ごとに、その受注数が発現する確率を求
め、 前記発現確率に基づき、前記商品の在庫数を決定するこ
とを特徴とする流通制御方法。 - 【請求項2】 前記在庫数は、前記発現確率と、前記商
品の在庫切れの危険率を示す所定値との比較により決定
されることを特徴とする請求項1に記載された流通制御
方法。 - 【請求項3】 前記受注履歴データの集計範囲は複数の
範囲から選択可能であることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載された流通制御方法。 - 【請求項4】 前記受注履歴データが統計学的に不充分
な場合、その商品に類似する商品の受注履歴データを利
用可能であることを特徴とする請求項1から請求項3の何
れかに記載された流通制御方法。 - 【請求項5】 さらに、前記受注履歴データに季節変動
を含めることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
に記載された流通制御方法。 - 【請求項6】 前記商品はビジネス消耗品であることを
特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載された流
通制御方法。 - 【請求項7】 前記商品はトナー、インク、トナーまた
はインクが収容されたカートリッジ、感光体または感光
体ユニットであることを特徴とする請求項1から請求項5
の何れかに記載された流通制御方法。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7の何れかに記載され
た流通制御方法により、製造者からビジネス消耗品を受
け取るマスタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前
記マスタ倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記
ビジネス消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫に
おける前記ビジネス消耗品の流通を制御することを特徴
とする制御方法。 - 【請求項9】 前記流通制御は、インターネットを介し
て行われることを特徴とする請求項8に記載された制御
方法。 - 【請求項10】 請求項1から請求項9の何れかに記載さ
れた流通制御を行うことを特徴とする制御システム。 - 【請求項11】 請求項1から請求項9の何れかに記載さ
れた流通制御を実現することを特徴とするプログラム。 - 【請求項12】 請求項11に記載された流通制御を実現
するプログラムが記録されたことを特徴とする媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025839A JP2002230121A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 商品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025839A JP2002230121A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 商品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002230121A true JP2002230121A (ja) | 2002-08-16 |
JP2002230121A5 JP2002230121A5 (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=18890756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001025839A Withdrawn JP2002230121A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 商品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002230121A (ja) |
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- 2001-02-01 JP JP2001025839A patent/JP2002230121A/ja not_active Withdrawn
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