JP2001225922A - ビジネス消耗品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体 - Google Patents

ビジネス消耗品の流通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並びに、媒体

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JP2001225922A
JP2001225922A JP2000035936A JP2000035936A JP2001225922A JP 2001225922 A JP2001225922 A JP 2001225922A JP 2000035936 A JP2000035936 A JP 2000035936A JP 2000035936 A JP2000035936 A JP 2000035936A JP 2001225922 A JP2001225922 A JP 2001225922A
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力夫 柴
Yukihiko Shimizu
由紀彦 清水
Takayuki Nagatsuka
貴幸 永塚
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーカートリッジを回収方法は、販売店も
しくは製造者が回収用のトラック便などを仕立てる、ユ
ーザが販売店へ持参する、ユーザが回収専用箱に梱包し
て発送するなどで、何れの方法も手間およびコストがか
かる。 【解決手段】 ユーザ4から注文が入ると、ブランチ倉
庫6からユーザ4へトナーカートリッジが納入される。そ
の納入の際、ユーザ4の希望に応じて使用済みのトナー
カートリッジが回収され、一旦ブランチ倉庫6へ納入さ
れる。ブランチ倉庫6へ納入された使用済みのトナーカ
ートリッジは、その後、所定のタイミングでブランチ倉
庫6から回収センタ7へ送られてリサイクルされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビジネス消耗品の流
通制御方法、その制御システムおよびプログラム、並び
に、媒体に関し、例えば、トナーカートリッジなどのビ
ジネス消耗品を効率的かつ効果的に在庫する在庫管理方
法、および、そのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用したプリンタ、複写
機およびファクシミリ装置は、ビジネスを遂行する上で
必須の機器である。これら電子写真方式を利用する機器
は、トナーなどの消耗品を必要とする。もし、それらの
消耗品が切れ、直ちに消耗品の補充ができなければ、そ
れらの機器は利用不能になる。このような状況を防ぐた
めに、各オフィスでは、消耗品の適正在庫を維持管理し
ている。最近では、事業所全体で消耗品の適正在庫を維
持管理するIMS(Information Manager of System)などと
呼ばれる部署が存在する場合もある。
【0003】電子写真方式を利用する機器には、トナー
カートリッジと呼ばれるカートリッジによってトナーが
供給されるものがある。各機器には、その機種に応じた
トナーカートリッジを装着する必要があり、同じプリン
タでも機種が異なれば、大概は、異なるトナーカートリ
ッジが必要になる。従って、多種類の機器を利用するオ
フィスや事業所では、多種類のトナーカートリッジを在
庫し維持管理する必要がある。なお、トナーカートリッ
ジに限らず、オフィスや事業所で消費されるすべてのビ
ジネス用品は適正在庫の維持管理が要求される。以下で
は、トナーカートリッジのような物品を「ビジネス消耗
品」と呼ぶ場合がある。「ビジネス消耗品」には、トナ
ーカートリッジのほか、複写機用のトナー、感光ドラ
ム、インクジェットプリンタ用のインク、その他サービ
スパーツ、紙やOHPシートなどを挙げることができる。
【0004】また、トナーカートリッジ自体はリサイク
ル可能な材料で形成されている。さらに、トナーカート
リッジには、トナーが収容されているだけでなく、感光
ドラム上の静電潜像にトナーを供給する機構が備わって
いたり、感光ドラム自体が収容されている場合もある。
従って、それらの材料や部品をリサイクルするために、
使用済みのトナーカートリッジは効率よく回収されるの
が望ましい。
【0005】このような特性をもつビジネス消耗品の販
売形態、在庫管理およびリサイクルに関して、次に示す
ような要望がある。
【0006】[販売形態]インターネットの普及に伴
い、ビジネス消耗品の販売、注文にもインターネットの
利用が望まれている。インターネットを利用して商品を
販売するシステムは既に存在するが、利用機器に応じた
ビジネス消耗品を多種多様の商品の中から正しく選択
し、注文するのは容易なことではない。また、そのよう
な販売システムで表示される商品の価格は顧客に応じた
ものではない。
【0007】[在庫管理]利用機器に応じたビジネス消
耗品を供給し販売する製造者や販売店は、顧客へビジネ
ス消耗品を短期間に供給する必要から、それぞれの倉庫
にかなりのビジネス消耗品を在庫している。しかし、ビ
ジネス消耗品の多種多様性、需要予測の困難さから適正
在庫になっているとはいえない。このため、顧客から受
注したビジネス消耗品の在庫がなく、地理的に離れた他
の販売店には過剰にあるという事態が発生する。この場
合、過剰在庫をもつ販売店から顧客へビジネス消耗品を
供給することはできても、通常の配送地域から外れるな
どの問題から、到底、短期間に納品することはできな
い。従って、ビジネス消耗品の多種多様性および需要予
測の困難さを考慮した在庫管理が望まれている。
【0008】[リサイクル]トナーカートリッジの回収
およびリサイクルを効果的に行うには、何時、どの種類
のトナーカートリッジが幾つ戻ってくるかをトナーカー
トリッジの製造者やリサイクル業者が把握できることが
望ましい。言い換えれば、製造者やリサイクル業者は、
使用済みカートリッジの回収・リサイクルスケジュール
を立て、使用済みカートリッジを効率的かつ低コストで
回収しリサイクルすることが可能になる。
【0009】しかし、現状は、トナーカートリッジをリ
サイクルするか否か自体が、トナーカートリッジが使用
済みになった時点でユーザによって決定されるだけであ
り、効果的かつ低コストで回収およびリサイクルを行う
には、適切な環境が整っているとは言えない。さらに、
現状のトナーカートリッジを回収方法は(1)販売店もし
くは製造者が回収用のトラック便などを仕立てる、(2)
ユーザが販売店へ持参する、(3)ユーザが回収専用箱に
梱包して発送する、などであり何れの方法も手間および
コストがかかる。
【0010】このような状況から、本来はリサイクルの
重要な役割を担う製造者やリサイクル業者は受動的にリ
サイクル活動を行うことになり、ユーザや販売店の努力
により回収が支えられているのが現実である。さらに、
回収の手間やコストを嫌って廃棄される使用済みトナー
カートリッジも多いと考えられる。従って、回収の手間
やコストを削減可能な回収システムが望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の課題
を個々にまたはまとめて解決するためのものであり、ビ
ジネス消耗品の流通を一元管理することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0013】本発明にかかる制御方法は、製造者からビ
ジネス消耗品を受け取るマスタ倉庫、および、地理的に
分散配置され、前記マスタ倉庫から前記ビジネス消耗品
が配給され、前記ビジネス消耗品を顧客に配送する複数
のブランチ倉庫における前記ビジネス消耗品の流通を制
御する制御方法であって、倉庫別の在庫情報、並びに、
前記マスタ倉庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結
を示す連結情報に基づき、前記倉庫間における前記ビジ
ネス消耗品の流通を制御することを特徴とする。
【0014】本発明にかかる制御システムは、製造者か
らビジネス消耗品を受け取るマスタ倉庫、および、地理
的に分散配置され、前記マスタ倉庫から前記ビジネス消
耗品が配給され、前記ビジネス消耗品を顧客に配送する
複数のブランチ倉庫における前記ビジネス消耗品の流通
を制御する制御システムであって、少なくとも、倉庫別
の在庫情報、並びに、前記マスタ倉庫および前記複数の
ブランチ倉庫間の連結を示す連結情報を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記倉
庫間における前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0015】本発明にかかるプログラムは、製造者から
ビジネス消耗品を受け取るマスタ倉庫、および、地理的
に分散配置され、前記マスタ倉庫から前記ビジネス消耗
品が配給され、前記ビジネス消耗品を顧客に配送する複
数のブランチ倉庫における前記ビジネス消耗品の流通を
制御する制御システムを実現するプログラムであって、
少なくとも、倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉
庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情
報に基づき、前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の
流通を制御するステップを有することを特徴とする。
【0016】本発明にかかる媒体は、製造者からビジネ
ス消耗品を受け取るマスタ倉庫、および、地理的に分散
配置され、前記マスタ倉庫から前記ビジネス消耗品が配
給され、前記ビジネス消耗品を顧客に配送する複数のブ
ランチ倉庫における前記ビジネス消耗品の流通を制御す
る制御方法のプログラムコードを有する媒体であって、
前記プログラムコードは少なくとも、少なくとも、倉庫
別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉庫および前記複数
のブランチ倉庫間の連結を示す連結情報に基づき、前記
倉庫間における前記ビジネス消耗品の流通を制御するス
テップのコードを有することを特徴とする。
【0017】また、製造者からビジネス消耗品を受け取
るマスタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マ
スタ倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジ
ネス消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫におけ
る前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御システム用
の情報を有する媒体であって、少なくとも、倉庫別の在
庫情報、並びに、前記マスタ倉庫および前記複数のブラ
ンチ倉庫間の連結を示す連結情報を有することを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるビジネス消
耗品の販売回収システムを図面を参照して詳細に説明す
る。なお、実施形態では電子写真方式のプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置などの機器に使用されるトナーカ
ートリッジをビジネス消耗品の一例として説明するが、
他のビジネス消耗品にも本発明を適用することができ
る。例えば、複写機用のトナー、感光ドラム、その他サ
ービスパーツ、紙やOHPシート、インクジェットプリン
タ用のインクなどを挙げることができる。このうち、多
くのものは空になった容器等の回収が望まれ、例えば、
複写機用のトナーはトナーの容器やパッケージ箱の回収
が望まれる。
【0019】[トナーカートリッジの流れ]図1は現状
のトナーカートリッジの流れを説明する図である。
【0020】図1において、製造者1の工場11で生産計画
に合わせて製造されたトナーカートリッジは、随時、製
造者の倉庫12へ送られる。そして、注文が販売者3から
製造者1へ入ると、販売者3(またはその倉庫)へ納入す
るのにかなり日数がかかる場合がある。販売者3からユ
ーザ4へは、在庫があれば、遅くとも一日(注文の翌
日)で納入可能である。
【0021】一方、使用済みのトナーカートリッジの回
収には確立したルートがなく、前述したように、販売者
3を経て、ユーザ4から製造者1へ直送など様々なルート
がある。また、回収にかかる手間およびコストの問題か
ら回収されない使用済みのトナーカートリッジも多いと
考えられる。
【0022】図2は本実施形態におけるトナーカートリ
ッジの流れを示す図である。
【0023】図2において、製造者1の工場11で生産計画
に合わせて製造されたトナーカートリッジは、随時、マ
スタ倉庫5へ送られる。マスタ倉庫5に一旦入荷したトナ
ーカートリッジは、後述する出荷スケジュールに合わせ
て各地に分散配置されたブランチ倉庫6へ配送される。
詳細は後述するが、ユーザ4から注文が入ると、ブラン
チ倉庫6からユーザ4へトナーカートリッジが納入され
る。その納入の際、詳細は後述するが、ユーザ4の希望
に応じて使用済みのトナーカートリッジが回収され、一
旦ブランチ倉庫6へ納入される。ブランチ倉庫6へ納入さ
れた使用済みのトナーカートリッジは、その後、所定の
タイミングでブランチ倉庫6から回収センタ7へ送られて
リサイクルされる。
【0024】図2に示すマスタ倉庫5は、トナーカートリ
ッジの流れの中心になる主管的な倉庫であり、製造者
1、販売者3あるいは物流業者などによって営まれる。ユ
ーザ4との接点になるブランチ倉庫6は物流業者によって
営まれるのが好ましい。また、リサイクルの中心である
回収センタ7は、製造者1あるいはリサイクル業者などに
よって営まれる。
【0025】また、共有データベース(DB)8は、工場11
の生産、マスタ倉庫5およびブランチ倉庫6の在庫、ユー
ザ4の注文、さらに、工場11、マスタ倉庫5、ブランチ倉
庫6、ユーザ4および回収センタ7の間の回収を含む物流
を一元管理するものである。共有DB8による一元管理を
行う目標としては、適切な生産、在庫および物流を実現
し、ユーザ4から注文を受けたトナーカートリッジの例
えば一日以内の納入を可能にする、並びに、回収された
トナーカートリッジが、適切なタイミングかつ数量で、
回収センタ7に納入されるようにする、などである。
【0026】なお、販売者3は、トナーカートリッジ自
体の流れには参加しない場合もあるが、後述する販売回
収システムにおけるデータの流れには参加する。
【0027】さて、図2に示すような、トナーカートリ
ッジの流れを構築しシステム化することによって、ユー
ザは短期間に確実にトナーカートリッジを入手すること
ができる。従って、多種類のプリンタ、複写機、ファク
シミリ装置を利用するオフィスや事業所における、多種
類のトナーカートリッジの在庫の維持管理を容易にする
ことができる。さらに、小規模なオフィスや事業所であ
れば、例えば、トナーの残量がある閾値を割り、プリン
タなどからトナーカートリッジの交換予告が通知された
後にトナーカートリッジを発注すれば、在庫管理自体を
不要にすることも可能になる。
【0028】言い換えれば、共有DB8により多種多様な
トナーカートリッジの生産、物流、在庫、受注および配
送を一元管理することにより、例えば、生産および受注
に応じてマスタ倉庫5およびブランチ倉庫6の間でトナー
カートリッジの在庫を調整することができる。従って、
販売者3などの倉庫にビジネス消耗品を在庫しなくて
も、ユーザ4へトナーカートリッジを短期間に供給する
ことができ、販売者3の在庫なしや過剰在庫に起因する
問題、過剰在庫による金利負担増などを解消することが
できる。
【0029】また、回収センタ7は、共有DB8を介して、
何時、どの種類のトナーカートリッジが幾つ戻ってくる
かを把握することができるので、使用済みカートリッジ
の回収・リサイクルスケジュールを立て、使用済みカー
トリッジを効率的かつ低コストで回収しリサイクルする
ことが可能になり、積極的なリサイクル活動が展開でき
る。
【0030】さらに、使用済みトナーカートリッジをリ
サイクルさせるための手間およびコストを最小限に抑え
ることができるので、使用済みトナーカートリッジが廃
棄されるのを防ぎ、回収率を高めることができるなど、
環境を考慮した回収システム、リサイクルシステムを構
築することができる。
【0031】以下では、図2に示すトナーカートリッジ
の流れを実現する販売回収システムを詳細に説明する。
【0032】[販売回収システム]図3はトナーカート
リッジの販売回収システムの構成例を示す図である。
【0033】メインサーバ81は、共有DB8を提供するサ
ーバ装置である。なお、共有DB8は、一台のサーバ装置
によって提供されるとは限らず、複数台のサーバ装置に
分割されて、あるいは、並列に提供されることもある。
つまり、共有DB8は、論理的に一つのデータベースとし
て提供されればよい。
【0034】メインサーバ81には、インターネットなど
のワイドエリアネットワーク(WAN)100を介して、共有DB
8を利用する複数の端末装置が接続される。端末装置1
3、31、41、51、61および71はそれぞれ製造者1、販売者
3、ユーザ4、マスタ倉庫5、ブランチ倉庫6および回収セ
ンタ7の端末である。また、端末装置32は販売者3のセー
ルスマンやサービスマンが使用するモバイル端末、端末
装置62は物流業者の配送係が使用するモバイル端末であ
る。
【0035】[共有データベース]共有DB8には、下に
一例を示すようなデータベースおよびそのフィールド情
報が格納されている。これらの情報は、図3に示す各端
末装置へ提供されるとともに、それら端末装置により更
新される。なお、下に示すデータベースおよびそのフィ
ールドは、販売回収システムの対象とするユーザやビジ
ネス消耗品の特性などに応じて、追加または削除される
場合がある。
【0036】●販売者情報データベース 販売者IDおよびパスワード 名称、住所、電話番号およびファクシミリ番号 電子メールアドレス 顧客担当者情報 販売実績情報 回収実績情報 在庫情報 ●倉庫情報データベース マスタ倉庫情報 ブランチ倉庫情報 マスタ-ブランチ間連結情報 倉庫別在庫情報 マスタ倉庫情報やブランチ倉庫情報には、それら倉庫の
所在地などが含まれる。また、マスタ-ブランチ間連結
情報には、マスタ倉庫5からブランチ倉庫6へ物品を配送
するのに必要な時間、および、ブランチ倉庫6相互間で
物品を配送するのに必要な時間を示す情報などが含まれ
る。さらに、倉庫別在庫情報には、各倉庫の適正在庫量
を示す情報などが含まれる。
【0037】メインサーバ81は、これらの情報に基づ
き、マスタ倉庫5からブランチ倉庫6への在庫移動、およ
び、複数のブランチ倉庫6に対する配送の振り分けを制
御することができる。また、ユーザ4から受注したトナ
ーカートリッジが最寄りのブランチ倉庫6にない場合、
ユーザ4の希望納期で、または、最短で納品できるよう
に倉庫間の在庫移動を制御することができる。
【0038】●製品情報データベース 製品名および型番 関連消耗品 製品別在庫情報 価格情報 ●顧客情報データベース ユーザIDおよびパスワード 名称、住所、電話番号およびファクシミリ番号 電子メールアドレス 担当販売者、セールスマンおよびサービスマン 最寄りのブランチ倉庫#1 最寄りのブランチ倉庫#2 購入製品名(型番)および数 発注履歴 回収フラグ 回収履歴 支払履歴 価格情報 ●出荷情報データベース 出荷先顧客情報 ステータス 注文番号 注文日時 注文アイテム 納期 価格 支払方法 出荷日時 着荷日時 検収日時 ●回収情報データベース 回収元顧客情報 回収番号 回収日時 回収アイテム 回収センタ納入予定日 納入日時 ●製造者、販売者情報、物流業者情報 製造者IDおよびパスワード 販売者IDおよびパスワード セールスマンIDおよびパスワード サービスマンIDおよびパスワード 倉庫IDおよびパスワード 配送係IDおよびパスワード
【0039】[発注シーケンスおよび画面]図4はトナ
ーカートリッジの発注シーケンスの一例を示す図、図5
から図9はトナーカートリッジの発注時にユーザ4の端末
装置41に表示される画面の一例を示す図である。
【0040】まず、ユーザ4は、端末装置41を介してメ
インサーバ81にアクセスする。つまり、ユーザ4は、端
末装置41で稼動するWebブラウザなどのソフトウェアに
よりメインサーバ81のURL(Uniform Resource Locator)
を指定する。これに応じてメインサーバ81から、ログイ
ン画面に対応するHTML(Hyper Text Markup Language)で
記述されたデータ(以下「HTMLデータ」と呼ぶ)が端末
装置41に供給され、端末装置41のモニタに図5に示すロ
グイン画面が表示される。
【0041】ユーザ4は、図4に示すステップS1で、お客
様番号に対応するユーザIDを入力し、パスワードを入力
した後、[OK]ボタンを押して、ユーザIDおよびパスワー
ドをメインサーバ81に通知する。なお、ユーザIDおよび
パスワードは、プリンタなどのユーザ(オフィスや事業
所)単位に、予め販売者3によって通知されているもの
とする。
【0042】ユーザIDおよびパスワードを通知されたメ
インサーバ81は、ステップS2で、顧客情報データベース
を参照して、通知されたユーザIDおよびパスワードに対
応するユーザが存在するか否かを判定する。そして、対
応するユーザが存在すればユーザ承認を経て、注文画面
に対応するHTMLデータを生成し端末装置41に供給する。
これにより、端末装置41のモニタには図6に示す注文画
面が表示される。
【0043】図6に示す注文画面は、主に、ユーザが利
用している機器に対応するトナーカートリッジのリスト
101、決済方法の選択部102、納期の指定部103および使
用済みトナーカートリッジの回収への参加申し込み部10
4から構成される。なお、納期の指定部103は、下記の
[ ]で括った部分がブルダウンし、休日や祭日を除く営
業日が指定できるプルダウンメニュー形式が望ましい。
その場合、対応メッセージは「ご希望の納期をプルダウ
ンメニューによって指定し、午前/午後の配達時間帯を
指定してください」のようになる。 (例) 納期[2000]年[ 2]月[14]日 ●午前 ○午後
【0044】リスト101には、トナーカートリッジの型
番および対応する機器の型番、並びに、価格が表示さ
れ、トナーカートリッジの型番ごとに注文数を入力する
ための入力枠が備わっている。なお、図6には、二種類
のトナーカートリッジしか示さないが、実際には、ユー
ザが利用しているプリンタ、複写機、ファクシミリ装置
などの機種すべてに対応するトナーカートリッジの型番
がリストされる。
【0045】ユーザが利用している機器の情報は、顧客
情報データベースの購入製品名フィールドから得られ
る。この情報に対応する製品名または型番を有するレコ
ードを製品情報データベースから検索し、そのレコード
の関連消耗品フィールドからトナーカートリッジの型番
を導き出すことができる。
【0046】また、参加申し込み部104は、使用済みト
ナーカートリッジの回収サービスに参加するか否かをユ
ーザに表明してもらうための部分である。ユーザが、回
収サービスへの参加を希望し、参加することを表明した
場合、前述したトナーカートリッジの納入時に使用済み
のトナーカートリッジが回収される。
【0047】さらに、前述したとおり ユ−ザが回収サ
−ビスへの参加を表明した場合、出荷用と回収用が一組
になった伝票(出荷/回収伝票)が発行され、この伝票
が、トナ−カ−トリッジ梱包用の箱などに添付され、ユ
−ザへ納入される。ユ−ザは、伝票の添付された箱を保
管し、回収時にこの箱に使用済みトナ−カ−トリッジを
入れて回収する。このような出荷/回収伝票を利用する
ことで、回収時にユ−ザが新たに伝票を発行する、配送
係がデ−タを入力するなどの手間を省くことができる。
また、出荷と回収を同じ伝票番号などで管理することが
でき、ユ−ザごとの回収率の管理などを容易にすること
ができる。
【0048】発注画面の所定項目が入力された後、[送
信する]ボタンが押されるとステップS3で、リスと101に
対応する注文アイテムおよび注文数のデータ、選択部10
2に対応する決済方法のデータ、指定部103に対応する希
望納期のデータ、並びに、参加申し込み部104に対応す
る回収フラグがメインサーバ81へ送られる。
【0049】次に、メインサーバ81は、受信したデータ
およびフラグに従い、ステップS4で注文確認画面に対応
するHTMLデータを生成し端末装置41に供給する。これに
より、端末装置41のモニタには図7に示す注文確認画面
が表示される。図7にはユーザ4が回収サービスへの参加
を表明した場合を示すが、不参加の場合は対応メッセー
ジが「使用済みトナーカートリッジの回収に参加しな
い」などに変更される。
【0050】ユーザ4は、ステップS5で、注文確認画面
を参照して、注文内容および回収サービスへの参加/不
参加などが正しければ[OK]ボタンを押す。また、誤りや
訂正したい内容があれば[Cancel]ボタンを押す。[Cance
l]ボタンが押された場合は、端末装置41のモニタに、再
び注文画面が表示される。
【0051】メインサーバ81は、注文確認を受信する
と、新規受注を示す情報を生成する。この情報には、注
文番号、ユーザID、回収フラグ、発注履歴、回収履歴、
担当の販売者ID、注文日時、注文アイテム、注文数、希
望納期、価格および支払方法などのデータが含まれる。
【0052】続いて、メインサーバ81は、顧客情報デー
タベースおよび倉庫情報データベースを用いて納期を調
べる。具体的には、ユーザIDに対応する最寄りブランチ
倉庫#1および#2フィールドを調べ、倉庫別在庫情報フィ
ールドからそれらのブランチ倉庫6に注文数分の注文ア
イテムが在庫されているか否かを調べ、その結果から納
期を設定する。通常、最寄りブランチ倉庫#1および#2フ
ィールドに登録されたブランチ倉庫6に在庫があれば翌
日には納入可能である。もし、それらのブランチ倉庫6
に在庫がなければ、メインサーバ81は、倉庫情報データ
ベースを利用して納期を割り出し、納期を設定する。
【0053】次に、メインサーバ81は、ステップS7で上
記の受注情報に価格確認要求を含めて、ユーザ4を担当
する販売者3へ送る。これは、ユーザへの納入価格は販
売者3によって設定され、ユーザとの取引状況によって
納入価格が変動するので、それを確認する必要があるか
らである。この価格確認要求は、販売者3の端末装置31
上で稼働するソフトウェアによりただ直ちに処理され、
ステップS8で価格確認または発注取消などの情報がメイ
ンサーバ81に返される。または、この価格確認要求は、
ユーザの担当セールスマンの携帯端末32に送信され、ス
テップS8で、価格確認または発注取消などの情報がセー
ルスマンによって携帯端末32を通してメインサーバ81に
送信される。
【0054】メインサーバ81は、価格確認を受信した場
合は直ちに、ステップS9で受注情報に発注承認要求を含
めて製造者1へ送る。この発注承認要求は、製造者1の端
末装置13上で稼働するソフトウェアにより直ちに承認処
理されるか、または、端末装置13を管理するオペレータ
により直ちに承認処理され、ステップS10では通常は発
注承認が、メインサーバ81に返される。また、価格に誤
りがあり、発注取消を示す情報を受信した場合は、対応
する受注情報に対して、ステータスを例えば「取消」と
いう形式に変更する。
【0055】続いてメインサーバ81は、ステップS11
で、発注承認を受信した場合は、発注確認を示す電子メ
ールを生成し、その電子メールをユーザ4および販売者3
に送信する。この電子メールには、注文番号、ユーザ名
称、注文日時、注文アイテム、納入数、納期、価格およ
び販売者3の情報(名称、住所、電話番号およびファクシ
ミリ番号)などの情報が含まれる。
【0056】また、受注情報におけるステータスが発注
取消を示すステータスである場合は、発注取消確認を示
す電子メールを生成し、その電子メールをユーザ4およ
び販売者3に送信する。この電子メールには、発注取消
理由、注文番号、ユーザ名称、注文日時、注文アイテ
ム、納入数、納期、価格および販売者3の情報(名称、住
所、電話番号およびファクシミリ番号)などの情報が含
まれる。
【0057】以上でトナーカートリッジの発注シーケン
スは終了する。ただし、図4には示さないが、ステップS
5でユーザ4が注文確認を送った後、ユーザ4の端末装置4
1のモニタには図8に示すような注文の継続、注文内容の
再確認あるいは注文の終了(ログアウト)を選択するた
めの画面が表示される。ユーザ4が[logout]ボタンを押
せば、メインサーバ81と端末装置41との接続が解除され
る。
【0058】また、ステップS1のログイン時にユーザ4
が既に回収サービスに参加している場合、メインサーバ
81は、ステップS2で図9に示すような注文画面を端末装
置41へ供給する。つまり、図6に示す注文画面の下部は
使用済みトナーカートリッジの回収への参加申し込みを
行うため参加申し込み部104であるが、図9に示す注文画
面の下部は回収協力に対する礼、および、回収状況を示
す表示部105である。ユーザ4は、この表示部105によっ
て現在の回収数/回収率/ポイントなどを知ることができ
る。
【0059】このように、ユーザ4は、多種多様のトナ
ーカートリッジの中から利用機器に対応するトナーカー
トリッジを選択する必要はなく、利用機器に応じたトナ
ーカートリッジを容易に注文することができる。従っ
て、誤った注文を行う可能性が激減され、誤って注文し
たトナーカートリッジを返品するなどの手間も削減され
る。さらに、注文画面にはユーザ4に応じた価格が表示
されるから、ユーザ4は、トナーカートリッジの購入に
必要な費用を直ちに知ることができる。
【0060】また、販売者3などからみれば、ユーザ4に
応じた価格を提示することができるので、インターネッ
ト100を利用したトナーカートリッジの販売を促進し
て、業務の効率化を図ることが可能になる。さらに、誤
った注文による返品を処理する手間も省ける、などの効
果がある。
【0061】[メインサーバの処理]次に、メインサー
バ81が実行する代表的な処理を説明する。
【0062】●受注処理 図10は受注処理の一例を示すフローチャートで、図4に
示す発注シーケンスに対応するものである。
【0063】ユーザ4からユーザIDおよびパスワードが
送られてくると、顧客情報データベースに基づき、ステ
ップS21で登録ユーザか否かの判定が、ステップS22でパ
スワードの認証が行われる。登録ユーザであり、パスワ
ードの認証にも成功した場合は、顧客情報データベース
に基づき、ステップS23でユーザ4に関する不正情報があ
るか否かが判定され、なければステップS24で注文画面
のHTMLデータを生成する。具体的には、ユーザIDに応じ
て図6および図9に示すリスト101および選択部102が生成
され、さらに、図6に示す参加申し込み部104を表示させ
るか、図9に示す表示部105を表示するかが決定される。
このようにして生成された注文画面のHTMLデータは、ス
テップS25でユーザ4へ送信される。
【0064】なお、登録ユーザではない、パスワードの
認証に失敗した、並びに、ユーザ4に関する不正情報が
ある場合、処理は終了される。
【0065】続いて、ステップS26で注文データが受信
されると、ステップS27で注文データに異常なデータが
含まれるか否かが判定され、異常なデータが含まれれば
処理はステップS25へ戻される。また、異常なデータが
含まれなければステップS28で、注文データに基づき図7
に示す注文確認画面のHTMLデータが生成され、ステップ
S29でユーザ4へ送信される。
【0066】続いて、ステップS30で注文確認を示すデ
ータが受信されたか否かを判定し、もし、キャンセルを
示すデータが受信された場合、処理はステップS25へ戻
される。また、注文確認を示すデータが受信された場合
はステップS31で、顧客情報データベース(具体的には
発注履歴や回収フラグなど)が更新され、ステップS32
で前述した受注情報が生成される。
【0067】●出荷処理 図11は受注情報に基づく出荷処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【0068】ステップS41で一つの受注情報が読み込ま
れる。そして、受注情報に記録されたユーザID、注文ア
イテムおよび注文数に基づき、ステップS42からS46で在
庫確認が行われる。つまり、最寄りのブランチ倉庫#1、
最寄りのブランチ倉庫#2、マスタ多倉庫5、ユーザIDに
対応する販売者(担当販売者)3、製造者1の順に各ノー
ドの在庫を確認して、最もユーザ4よりのノードに対し
て出庫手続が行われる。
【0069】例えば、他のノードには在庫がなく、製造
者1に在庫があった場合はステップS47からS50におい
て、製造者1、マスタ倉庫5、ブランチ倉庫6の順に出庫
手続が行われる。これらの出庫処理は、トナーカートリ
ッジの流れに同期して行われるものであることは言うま
でもない。
【0070】そして、ステップS50で、物流業者の配送
係のモバイル端末62から入力される情報に基づき、受注
情報に対応する納品が行われたか否かが判定され、納入
が行われた場合はステップS51で納品手続が行われ、受
注情報の更新(納品済フラグをオンにするなど)が行わ
れる。
【0071】また、ブランチ倉庫6およびマスタ倉庫5に
在庫がなく、販売者3に在庫があった場合は、ステップS
52で販売者3に納品を依頼する。この依頼に応じて販売
者3は例えばサービスマンに納品を行わせる。この場
合、ステップS50では、サービスマンのモバイル端末32
から入力される情報に基づき、受注情報に対応する納品
が行われたか否かが判定される。
【0072】また、製造者1にも在庫がない場合は、ス
テップS53でバックオーダ手続および受注情報の更新が
行われる。
【0073】●回収処理 図12は受注情報に基づく回収処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【0074】トナーカートリッジを納品する配送係は、
受注情報の回収フラグを参照して、回収フラグがオンに
設定されていれば納品と同時に使用済みトナーカートリ
ッジの回収を行う。そして、配送係はモバイル端末62を
利用してメインサーバ81へアクセスし(S61およびS62)、
受注情報に対応する納品情報および回収情報を送信する
(S63)。なお、回収情報には、回収日、受注情報に対応
付けされた回収されたトナーカートリッジの型番や数な
どの情報が含まれる。
【0075】ホストサーバ81は、回収情報を受信する
と、ステップS64で受注情報のユーザIDに対応する回収
履歴を更新する。その後、ステップS65でブランチ倉庫6
の端末61から回収カートリッジの入庫情報が通知される
と、ステップS66で回収情報を更新し、ステップS67でブ
ランチ倉庫6の端末61から回収カートリッジの出庫情報
が通知されると、ステップS68で回収情報を更新する。
そして、ステップS69で回収センタ7の端末71から回収カ
ートリッジの到着情報が通知されると、ステップS70で
回収情報の更新(回収完了フラグをオンにするなど)が
行われる。
【0076】[ビジネス消耗品の具体例]図13は本実施
形態のビジネス消耗品を搭載するレーザビームプリンタ
(LBP)の構成例を示す概観図である。
【0077】図13において、イメージスキャナ2201は、
原稿画像を読み取り、原稿画像に対してディジタル画像
処理を行う。また、プリンタ2202は、イメージスキャナ
2201で読み取られた原稿画像に対応した画像を記録紙上
に形成し出力する。
【0078】イメージスキャナ2201において、2200は原
稿圧板、2203は原稿台硝子(プラテン硝子)で、原稿22
04はその記録面を図の下方へ向けて載置され、原稿圧板
2200によって固定される。蛍光灯ランプ2205から出力さ
れる光は、原稿2204に反射され、ミラー2206、2207およ
び2208に導かれて、レンズ2209によりリニアCCDイメー
ジセンサ(以下「CCD」と呼ぶ)2210上に結像する。な
お、レンズ2209には赤外カットフィルタが設けられてい
る。CCD2210は、原稿2204の反射光を赤(R)、緑(G)およ
び青(B)の各色に分解して読み取り、得られたアナログ
画像信号を画像処理部2211へ送る。ここで、蛍光灯2205
およびミラー2206を有するユニットは速度Vで、ミラー2
207および2208を有するユニットは速度V/2で、CCD2210
に直交する副走査方向に機械的に移動されることによ
り、原稿2204の全体が読み取られる。
【0079】CCD2210は、例えば、RGB各色約7500画素の
受光画素が3ライン(1210-1から1210-3)に並べられた
もので、A3サイズの原稿の短手方向297mmを600dpiの解
像度で読み取ることが可能である。もし、A3サイズの原
稿の短手方向297mmを400dpiの解像度で読み取るには、R
GB各色約5000画素の一次元イメージセンサがあればよ
い。
【0080】画像処理部2211は、CCD2210から出力され
るアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、印
刷用のトナー色に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)およびブラック(BK)の各色成分画像を形成し
てプリンタ2202へ送る。また、イメージスキャナ2201に
おける一回の原稿スキャン(一回の副走査)につきYMCB
Kのうち一つの色成分画像がプリンタ2202に送られる。
従って、四回の原稿スキャンにより四色成分の画像信号
を順次プリンタ2202に送出されて一枚のプリントが完了
する。なお、画像処理部2211内に必要充分なメモリがあ
れば、一回の原稿スキャンで得られる画像信号をそのメ
モリに格納して、残る三回の原稿スキャンを不要にする
こともできる。
【0081】このようにして画像処理部2211より順次送
出されるYMCBK色成分の画像信号は、プリンタ2202内の
レーザドライバ2212へ入力される。レーザドライバ2212
は、入力される画像信号に応じてレーザダイオード2213
を発光させる。レーザダイオード2213から出力されるレ
ーザ光は、ポリゴンミラー2214、f-θレンズ2215および
ミラー2216を介して感光ドラム2217上を走査し、感光ド
ラム2217上に静電潜像を形成する。
【0082】レーザ光により形成された感光ドラム上の
静電潜像は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラッ
クのトナーを有する現像器2219から2222により現像され
る。つまり、四個の現像器2219から2222が順次感光ドラ
ム2217に当接し、色トナーによる現像が行われる。
【0083】記録紙カセット2224または2225より供給さ
れる記録紙は、静電気の作用により、転写ドラム2223へ
巻き付けられ、感光ドラム2217上のトナー像が転写され
る。四色のトナーを使用する記録処理においては、転写
ドラム2223が四回転することで各色のトナーが記録紙へ
重畳転写される。その後、記録紙は、転写ドラム2223か
ら剥離され、定着ユニット226でトナー像が定着され、
装置外部へ排出される。
【0084】このようなLBPにおいて、感光ドラム221
7、現像器2219から2222の中に収容されるトナーまたは
トナーカートリッジ、並びに、記録紙カセット2224およ
び2225に収容される記録紙はビジネス消耗品である。
【0085】図14は本実施形態のビジネス消耗品を搭載
するインクジェットプリンタ(IJRA)の構成例を示す概観
図である。
【0086】図14において、駆動モータ5013の正逆回転
に連動し、駆動力伝達ギア5011および5009を介して回転
するリードスクリュー5004の螺旋溝5005に係合するキャ
リッジHCは、ピン(不図示)を有し、矢印aおよびb方向
に往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェ
ットカートリッジIJCが搭載されている。
【0087】5002は紙押え板で、キャリッジHCの移動方
向に亙って、記録紙Pをプラテン5000に対して押圧す
る。5007および5008はフォトセンサで、モータ5013の回
転方向を切換えるために、センサが配置された領域にキ
ャリッジHCのレバー5006が存在するか否かを確認するホ
ームポジション検知手段である。5016は記録ヘッドIJH
の前面をキャップするキャップ部材5022を支持する部
材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口5023を介して、記録ヘッドIJHの吸引回復を
行う。
【0088】5017はクリーニングブレード、5019はこの
ブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体
支持板5018にこれらが支持されている。クリーニングブ
レードはこの形態に限らず、周知のクリーニングブレー
ドが本実施形態に適用できることは言うまでもない。ま
た、5021は吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、
キャリッジHCと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータ5013からの駆動力がクラッチ切換えなど
の公知の伝達手段で移動制御される。
【0089】これらのキャッピング、クリーニングおよ
び吸引回復は、キャリッジHCがホームポジション側の領
域にきたときに、リードスクリュー5004の作用により、
それらの対応位置で所望の処理が行えるように構成され
ているが、周知のタイミングで所望の作動を行うように
すればよい。
【0090】このようなIJRAにおいて、インクジェット
カートリッジIJCまたはその中に搭載されるインクがビ
ジネス消耗品である。
【0091】
【他の実施形態】本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成され
ることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み
出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機
能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コ
ンピュータが読み出したプログラムコードを実行するこ
とにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけで
なく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュ
ータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることはいうまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0093】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図4に示すシーケンス、
および/または、図10から図12に示すフローチャートに
対応するプログラムコード、並びに/あるいは、図5から
図9に示す画面のデータを作成するプログラムコードが
格納されることになる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
倉庫間におけるビジネス消耗品の流通を適正に制御する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現状のトナーカートリッジの流れを説明する
図、
【図2】本実施形態におけるトナーカートリッジの流れ
を示す図、
【図3】トナーカートリッジの販売回収システムの構成
例を示す図、
【図4】トナーカートリッジの発注シーケンスの一例を
示す図、
【図5】トナーカートリッジの発注時にユーザの端末装
置に表示される画面の一例を示す図、
【図6】トナーカートリッジの発注時にユーザの端末装
置に表示される画面の一例を示す図、
【図7】トナーカートリッジの発注時にユーザの端末装
置に表示される画面の一例を示す図、
【図8】トナーカートリッジの発注時にユーザの端末装
置に表示される画面の一例を示す図、
【図9】トナーカートリッジの発注時にユーザの端末装
置に表示される画面の一例を示す図、
【図10】受注処理の一例を示すフローチャート
【図11】受注情報に基づく出荷処理の一例を示すフロ
ーチャート、
【図12】受注情報に基づく回収処理の一例を示すフロ
ーチャート、
【図13】レーザビームプリンタの構成例を示す概観
図、
【図14】インクジェットプリンタの構成例を示す概観
図である。
フロントページの続き (72)発明者 永塚 貴幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F022 MM02 MM07 MM11 MM21 MM28 5B049 AA00 BB07 BB31 CC05 CC27 DD01 DD05 EE01 GG04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造者からビジネス消耗品を受け取るマ
    スタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マスタ
    倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジネス
    消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫における前
    記ビジネス消耗品の流通を制御する制御方法であって、 倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉庫および前記
    複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情報に基づき、
    前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の流通を制御す
    ることを特徴とする制御方法。
  2. 【請求項2】 前記倉庫間における前記ビジネス消耗品
    の流通制御は、さらに、倉庫別の適正在庫量情報を考慮
    して行われることを特徴とする請求項1に記載された制
    御方法。
  3. 【請求項3】 さらに、顧客からの受注情報に基づき、
    前記顧客への納品が希望納期を満たすように、または、
    最短納期になるように、前記倉庫間における前記ビジネ
    ス消耗品の流通制御を行うことを特徴とする請求項1に
    記載された制御方法。
  4. 【請求項4】 前記流通制御は、インターネットを介し
    て行われることを特徴とする請求項1から請求項3の何れ
    かに記載された制御方法。
  5. 【請求項5】 前記ビジネス消耗品はトナーまたはイン
    クであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
    に記載された制御方法。
  6. 【請求項6】 製造者からビジネス消耗品を受け取るマ
    スタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マスタ
    倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジネス
    消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫における前
    記ビジネス消耗品の流通を制御する制御システムであっ
    て、 少なくとも、倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉
    庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情
    報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記倉庫間に
    おける前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする制御システム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、さらに前記記憶手段に
    記憶された倉庫別の適正在庫量情報を考慮して、前記倉
    庫間における前記ビジネス消耗品の流通を制御すること
    を特徴とする請求項6に記載された制御システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、さらに顧客からの受注
    情報に基づき、前記顧客への納品が希望納期を満たすよ
    うに、または、最短納期になるように、前記倉庫間にお
    ける前記ビジネス消耗品の流通を制御することを特徴と
    する請求項6に記載された制御システム。
  9. 【請求項9】 前記流通制御は、インターネットを介し
    て行われることを特徴とする請求項6から請求項8の何れ
    かに記載された制御システム。
  10. 【請求項10】 前記ビジネス消耗品はトナーまたはイ
    ンクであることを特徴とする請求項6から請求項9の何れ
    かに記載された制御システム。
  11. 【請求項11】 製造者からビジネス消耗品を受け取る
    マスタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マス
    タ倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジネ
    ス消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫における
    前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御システムを実
    現するプログラムであって、 少なくとも、倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉
    庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情
    報に基づき、前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の
    流通を制御するステップを有することを特徴とするプロ
    グラム。
  12. 【請求項12】 さらに倉庫別の適正在庫量情報を考慮
    して、前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の流通を
    制御するステップを有することを特徴とする請求項11に
    記載されたプログラム。
  13. 【請求項13】 さらに顧客からの受注情報に基づき、
    前記顧客への納品が希望納期を満たすように、または、
    最短納期になるように、前記倉庫間における前記ビジネ
    ス消耗品の流通を制御するステップを有することを特徴
    とする請求項11に記載されたプログラム。
  14. 【請求項14】 前記流通制御をインターネットを介し
    て行うステップを有することを特徴とする請求項10から
    請求項13の何れかに記載されたプログラム。
  15. 【請求項15】 前記ビジネス消耗品はトナーまたはイ
    ンクであることを特徴とする請求項10から請求項14の何
    れかに記載されたプログラム。
  16. 【請求項16】 製造者からビジネス消耗品を受け取る
    マスタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マス
    タ倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジネ
    ス消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫における
    前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御方法のプログ
    ラムコードを有する媒体であって、前記プログラムコー
    ドは少なくとも、 少なくとも、倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉
    庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情
    報に基づき、前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の
    流通を制御するステップのコードを有することを特徴と
    する媒体。
  17. 【請求項17】 さらに倉庫別の適正在庫量情報を考慮
    して、前記倉庫間における前記ビジネス消耗品の流通を
    制御するステップのコードを有することを特徴とする請
    求項16に記載された媒体。
  18. 【請求項18】 さらに顧客からの受注情報に基づき、
    前記顧客への納品が希望納期を満たすように、または、
    最短納期になるように、前記倉庫間における前記ビジネ
    ス消耗品の流通を制御するステップのコードを有するこ
    とを特徴とする請求項16に記載された媒体。
  19. 【請求項19】 前記流通制御をインターネットを介し
    て行うステップのコードを有することを特徴とする請求
    項16から請求項18の何れかに記載された媒体。
  20. 【請求項20】 前記ビジネス消耗品はトナーまたはイ
    ンクであることを特徴とする請求項16から請求項18の何
    れかに記載された媒体。
  21. 【請求項21】 製造者からビジネス消耗品を受け取る
    マスタ倉庫、および、地理的に分散配置され、前記マス
    タ倉庫から前記ビジネス消耗品が配給され、前記ビジネ
    ス消耗品を顧客に配送する複数のブランチ倉庫における
    前記ビジネス消耗品の流通を制御する制御システム用の
    情報を有する媒体であって、 少なくとも、倉庫別の在庫情報、並びに、前記マスタ倉
    庫および前記複数のブランチ倉庫間の連結を示す連結情
    報を有することを特徴とする媒体。
  22. 【請求項22】 さらに倉庫別の適正在庫量情報を有す
    ることを特徴とする請求項21に記載された媒体。
  23. 【請求項23】 前記ビジネス消耗品はトナーまたはイ
    ンクであることを特徴とする請求項21または請求項22に
    記載された媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302252A (ja) * 2000-12-28 2002-10-18 Ricoh Co Ltd 商品回収支援システム、方法及び記録媒体
JP2003067463A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Manii Kk 医療器具等の会員制生産販売管理システム
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