JP2002228997A - 低損失光スイッチング方法および光スイッチ装置 - Google Patents

低損失光スイッチング方法および光スイッチ装置

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JP2002228997A
JP2002228997A JP2001028533A JP2001028533A JP2002228997A JP 2002228997 A JP2002228997 A JP 2002228997A JP 2001028533 A JP2001028533 A JP 2001028533A JP 2001028533 A JP2001028533 A JP 2001028533A JP 2002228997 A JP2002228997 A JP 2002228997A
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JP2001028533A
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Shigeki Takeuchi
繁樹 竹内
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Japan Science and Technology Corp
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光スイッチ装置では、ランダムな偏光
をもつ入力光を偏光板に通し、選択した直線偏光のみを
使用してスイッチングを行っている。そのため、選択し
た直線偏光以外の偏光成分の約半分の光を失い、信号損
失が大きくなるとともに、入力光の偏光状態が出力光に
反映されない等の問題があった。 【構成】 入力光のすべての偏光成分を使用したスイッ
チングを行うとともに、入力光の偏光状態がそのまま出
力光に反映されるようにするために、ランダムな偏光を
もつ入力光の偏光を縦偏光と横偏光などの直交する2つ
の直線偏光の光に分離し、分離した各直線偏光の光を、
別々にON/OFFスイッチングし、それぞれからON
/OFF時に出力される異なる2つの直線偏光の光を合
成して出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光情報処
理などに使用される低損失の光スイッチング方法および
光スイッチ装置に関するものであり、特に、入力された
不明な偏光をもつ光(または光子)に対して、その偏光
状態を保存したまま、また強度を減衰させることなく、
高速でスイッチングできる光スイッチ装置を実現できる
ため、光変調器やルーティング回路、単一光子源、量子
暗号等への適用が期待できる。
【0002】
【従来の技術】従来、ランダムな偏光をもつ入力光を高
速にスイッチングするには、入力光中の決められたひと
つの方位の直線偏光成分だけを透過あるいは非透過に制
御する方法がとられていた。図5は、そのような光スイ
ッチ装置の従来例を示す。
【0003】図5において、偏光板51と53は同じ直
線偏光、ここでは縦偏光の光だけを透過するものであ
る。また偏光板51と53の中間に設けられている電気
光学素子(E/O)52は、制御信号sによりON/O
FF制御されて、透過する光の偏光を0度あるいは90
度回転する。なお各図において、縦偏光を垂直の双矢線
で表わし、横偏光を水平の双矢線で表わしている。
【0004】動作において、偏光板51を透過した縦偏
光の光は、制御信号sがONのとき、電気光学素子(E
/O)52では回転されないので、縦偏光のまま偏光板
52を透過して出力される。他方、制御信号sがOFF
のときには、偏光板51からの縦偏光の光は電気光学素
子(E/O)52で90度回転される。したがって光は
縦偏光から横偏光に変わるから、縦偏光のみを通す偏光
板52を透過できず、出力されない。このようにして、
入力光は、制御信号sによりON/OFFスイッチング
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5で述べたように、
従来の光スイッチ装置では、ランダムな偏光をもつ入力
光を偏光板に通し、選択した直線偏光のみを使用してス
イッチングを行っている。そのため、選択した直線偏光
以外の偏光成分の約半分の光を失い、信号損失が大きく
なるとともに、出力光は決められた直線偏光しかとるこ
とができないため、入力光の偏光状態が出力光に反映さ
れない等の問題があった。
【0006】本発明の課題は、入力光のすべての偏光成
分を使用したスイッチングを行うとともに、入力光の偏
光状態がそのまま出力光に反映されるような光スイッチ
装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ランダムな偏光をもつ入力光の偏光を縦
偏光と横偏光などの直交する2つの直線偏光の光に分離
し、分離した各直線偏光の光を、たとえば図5の従来例
と同様な手段を用いてそれぞれON/OFFスイッチン
グし、それぞれからON時に出力される異なる2つの直
線偏光の光を合成して出力するようにしたものである。
【0008】このように構成することで、入力光は、最
初に縦と横などの直交する2つの直線偏光の光に分離さ
れるが、それぞれON/OFFスイッチングされたあ
と、ON時の直線偏光の光同士を選択して合成すること
により、従来は捨てていた「横偏光」成分もON時の光
出力として活用できるため損失が少なくなり、また偏光
状態も入力光と同じものを得ることが可能になる。
【0009】本発明による低損失の光スイッチング方法
および光スイッチ装置は、以下のように構成できる。 (1) ランダムな偏光をもつ入力光の偏光を直交する
2つの直線偏光の光に分離し、分離した各直線偏光の光
をそれぞれON/OFFスイッチングし、各スイッチン
グ結果の光を合成して出力することを特徴とする低損失
光スイッチング方法。 (2) 入力された光を直交する第1の直線偏光と第2
の直線偏光とに分離する偏光分離手段と、分離された各
直線偏光の光をそれぞれON/OFFスイッチングする
光スイッチング手段と、スイッチングされた各直線偏光
の光を合成して出力する偏光合成手段とにより構成され
ることを特徴とする低損失光スイッチ装置。 (3) 入力された光を直交する第1の直線偏光と第2
の直線偏光とに分離する偏光分離手段と、分離された第
1の直線偏光をON/OFF制御信号にしたがって回転
させる第1の偏光制御手段と、分離された第2の直線偏
光をON/OFF制御信号にしたがって回転させる第2
の偏光制御手段と、第1の偏光制御手段から出力される
第1と第2の直線偏光のいずれか一方の光と第2の偏光
制御手段から出力される第1と第2の直線偏光の他の一
方の光とをそれぞれ選択して合成出力する偏光合成手段
と、により構成されることを特徴とする低損失光スイッ
チ装置。 (4) 前項(2)または(3)において、偏光分離手
段と偏光合成手段は、偏光ビームスプリッタであること
を特徴とする低損失光スイッチ装置。 (5) 前項(2)ないし(4)において、第1の偏光
制御手段と第2の偏光制御手段は、それぞれ縦続接続さ
れた2つの電気光学素子からなり、先頭の電気光学素子
は入力される光の立ち上がりよりも遅れて動作を開始し
かつ入力される光の立ち下がりよりも遅れて動作を終了
し、また後続の電気光学素子は入力される光の立ち上が
りに先行して動作を開始し、かつ入力される光の立ち下
がりに先行して動作を終了するようON/OFF制御さ
れることを特徴とする低損失光スイッチ装置。 (6) 入力された光を直交する第1の直線偏光と第2
の直線偏光とに分離し、分離した第2の直線偏光を第1
の直線偏光よりも所定の時間遅延させて合成出力する第
1の偏光遅延手段と、第1の偏光遅延手段から出力され
た光の偏光を制御信号にしたがって回転させる偏光制御
手段と、偏光制御手段から出力された光を上記直交する
第1の直線偏光と第2の直線偏光とに分離し、分離した
第1の直線偏光を第2の直線偏光よりも上記所定の時間
遅延させて合成出力する第2の偏光遅延手段と、により
構成されることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による光スイッチ
装置の基本的な1実施の形態の構成を示す。この光スイ
ッチ装置はゲートスイッチとして用いられることができ
る。図1の(a)はON時の動作状態、(b)はOFF
時の動作状態である。図中、偏光ビームスプリッタ(P
BS)11、14は、2つの直角プリズムの斜面を多層
誘電体膜を介して張り合わせたもので、斜面に平行な直
線偏光の光を直角に反射し、斜面に交わるような直線偏
光の光を透過させる働きをもつ。
【0011】電気光学素子(E/O)12,13は、た
とえばポッケルスセルであり、印加される制御信号がO
Nの時、入射光の偏光を回転させずにそのまま透過さ
せ、また制御信号がOFFの時、入射光の偏光を90度
回転させて透過させる。またミラー15,16は、光路
を折り曲げるために用いられている。
【0012】電気光学素子(E/O)12と電気光学素
子(E/O)13をそれぞれ経由する偏光ビームスプリ
ッタ(PBS)11から偏光ビームスプリッタ(PB
S)14までの光路長は、入力光の偏光状態と出力光の
偏光状態とが一致するように、たとえば波長の整数倍に
等しくなるように、適切に調節される。
【0013】入力光は、偏光ビームスプリッタ(PB
S)11の図左方から入射され、偏光ビームスプリッタ
(PBS)14の図下方へ出射される光を出力光として
取り出す。
【0014】次に、図1の(a)に示すON時の動作に
ついて説明する。ランダム偏光の入力光が偏光ビームス
プリッタ(PBS)11に入射されると、縦偏光成分と
横偏光成分の光が右方と下方へ分離される。偏光ビーム
スプリッタ(PBS)11では、左方からの縦偏光成分
の光は右方に透過させ、同じく左方からの横偏光成分の
光は下方に直角に反射させる。これに対して、偏光ビー
ムスプリッタ(PBS)14の場合は、上方からの縦偏
光成分の光を下方へ透過させ、左方からの横偏光成分の
光を下方へ反射させる。
【0015】ここで電気光学素子(E/O)12、13
は、いずれもONに制御されているので、偏光ビームス
プリッタ(PBS)11からこれらへ入射される縦偏光
成分と横偏光成分の光は、回転されずにそのまま出射さ
れる。電気光学素子(E/O)12から出射された縦偏
光の光は、ミラー16で折り曲げられて偏光ビームスプ
リッタ(PBS)14へ上方から入射する。偏光ビーム
スプリッタ(PBS)14は、上方からの縦偏光を下方
へ透過させる。また電気光学素子(E/O)13から出
射された横偏光成分の光は、偏光ビームスプリッタ(P
BS)14へ左方から入射されが、そこで下方へ反射さ
れる。この結果、ON時に偏光ビームスプリッタ(PB
S)14からは、縦偏光成分の光と横偏光成分の光が合
成されて下方へ出力される。このON時の出力光の偏光
状態は、入力光のそれにほぼ一致する。
【0016】次に、図1の(b)に示すOFF時の動作
について説明する。このとき、電気光学素子(E/O)
12、13はいずれもOFFに制御されているので、偏
光ビームスプリッタ(PBS)11で分離されて電気光
学素子(E/O)12、13にそれぞれ入射される縦偏
光成分と横偏光成分の光は、いずれも90度回転され
て、横偏光の光と縦偏光の光として出射される。電気光
学素子(E/O)12から出射された横偏光の光は、ミ
ラー16で折り曲げられて偏光ビームスプリッタ(PB
S)14へ上方から入射する。しかし、偏光ビームスプ
リッタ(PBS)14は上方からの横偏光を右方へ反射
させ、下方へは透過させない。また電気光学素子(E/
O)13から出射された縦偏光の光は、偏光ビームスプ
リッタ(PBS)14へ左方から入射する。しかし、偏
光ビームスプリッタ(PBS)14は左方からの縦偏光
を右方へ透過させ、下方へは反射させない。したがっ
て、OFF時に、偏光ビームスプリッタ(PBS)14
から下方への出力光は生じない。 このようにして、図
1の構成は、入力光を制御信号のON/OFFでゲーテ
ィングする光スイッチとして機能することができる。
【0017】なお、偏光ビームスプリッタ(PBS)1
4の右方へは、下方の出力に対する反転出力が生じるの
で、この反転出力を使用することにより、インバータス
イッチとして機能させることができる。さらに、制御信
号のON/OFFにより偏光ビームスプリッタ(PB
S)14の出力を下方と右方へ切り分けあるいは分配す
るルーティングスイッチあるいはデマルチプレクサとし
て機能させることも可能である。
【0018】図2は、より短い光パルスを発生できるよ
うに、図1の構成を改良した実施の形態を示す。一般
に、電気光学素子(E/O)には応答時間の遅れがあ
り、出力光のパルス幅をあまり短くすることができな
い。このような場合は、図2の(a)に示すように、電
気光学素子(E/O)を2つずつ縦続させた構成とし、
縦続された各電気光学素子(E/O)の制御タイミング
を一部重複させてずらして与えればよい。
【0019】具体的には、図2の(a)に示すように、
偏光ビームスプリッタ(PBS)21で分離された縦偏
光と横偏光の成分は、それぞれ、電気光学素子(E/
O)22,23と24,25へ通される。ここで各前段
の電気光学素子(E/O)22,24へ与える制御信号
をS1 とし、各後段の電気光学素子(E/O)23,2
5へ与える制御信号をS2 とすると、ON動作時の制御
信号S1 、S2 のタイミングは、図2の(b)に示すよ
うにされる。の制御信号S1 は、の入力光に対し
て、最初はOFFであり、入力光の中央部にかかる前に
ONに変わる。他方、制御信号S2 は、最初はONであ
るが、入力光の中央部を過ぎたところでOFFに変わ
る。この結果、縦続された2つの電気光学素子(E/
O)全体の作用としては、S1 、S2 がともにONの中
央部でだけ入力偏光を回転させず、その前後では入力偏
光を回転させるので、の出力光のように短い光パルス
を切り出すことができる。なお、S2 は、S1 を所定時
間遅延させて生成される。またOFF動作時には、
1 、S2 はともにOFFレベルを維持し、縦続された
2つの電気光学素子(E/O)全体の作用もOFFのま
まとなる。
【0020】図3は、電気光学素子(E/O)を一つだ
け用いて、一部に制約があるものの、図1と同様の機能
を実現する他の実施の形態の構成を示し、図4はその動
作タイミング波形を示す。図3の構成は、一つの電気光
学素子(E/O)33と、その前後に置かれた第1偏光
遅延部31および第2偏光遅延部32からなる。第1偏
光遅延部31は、縦偏光をそのまま出力し、横偏光をτ
時間遅延させて出力する。第2偏光遅延部32は、その
反対に、横偏光をそのまま出力し、縦偏光をτ時間遅延
させて出力する。遅延時間τは入力光のパルス幅よりも
十分に長く設定する必要がある。
【0021】第1偏光遅延部31は、縦偏光を透過させ
横偏光を直角に反射させる二つの偏光ビームスプリッタ
(PBS)34a,34bと横偏光の遅延路を形成する
ミラー36,37で構成され、第2偏光遅延部32は、
横偏光を透過させ縦偏光を直角に反射させる二つの偏光
ビームスプリッタ(PBS)35a,35bと横偏光の
遅延路を形成するミラー38,39で構成される。次
に、図4のタイミング波形〜’を参照して動作を説
明する。
【0022】第1偏光遅延部31の偏光ビームスプリッ
タ(PBS)34aは、ランダム偏光をもつ入力光
()を縦偏光と横偏光の成分に分離する。分離された
縦偏光成分は偏光ビームスプリッタ(PBS)34bを
右方へ透過し()、また横偏光成分はτだけ遅延され
て()、偏光ビームスプリッタ(PBS)34bへ下
方から入射し、右方へ反射される。こうして偏光ビーム
スプリッタ(PBS)34bからは、縦偏光とτ時間遅
れの横偏光が合成されて右方へ出力され、電気光学素子
(E/O)33へ入力される()。
【0023】電気光学素子(E/O)33では、制御信
号SがONのとき入力の偏光状態を回転させずにそのま
ま出力し()、制御信号SがOFFのときは入力偏光
状態を90度回転させて出力する(’)。
【0024】ON時の場合には、第2偏光遅延部32の
偏光ビームスプリッタ(PBS)35aは、中の縦偏
光とτ遅れの横偏光を下方と右方へ分離する。下方へ分
離された先行の縦偏光はτだけ遅延されて()、偏光
ビームスプリッタ(PBS)35bへ下方から入射し、
右方へ反射される。また中のτ遅れの横偏光は、偏光
ビームスプリッタ(PBS)35bへ左方から直接入力
され、右方へ透過する()。こうして偏光ビームスプ
リッタ(PBS)35bから右方へは、縦偏光とτ時間
遅れの横偏光とが合成されて出力される()。
【0025】次に、OFF時の場合には、第2偏光遅延
部32の偏光ビームスプリッタ(PBS)35aは、
’中の横偏光とτ遅れの縦偏光を右方と下方へ分離す
る。右方へ分離された先行の横偏光は、偏光ビームスプ
リッタ(PBS)35bへ左方から直接入力され、右方
へ透過する(’)。また’中のτ遅れの縦偏光は、
さらにτだけ遅延されて(’)、偏光ビームスプリッ
タ(PBS)35bへ下方から入射し、右方へ反射され
る。この結果、偏光ビームスプリッタ(PBS)35b
から右方へは、横偏光と2τ遅れの縦偏光とが合成され
て出力される(’)。
【0026】このように、図3の構成では、ON時とO
FF時とで異なる特有の出力パターンを生じる光スイッ
チとして機能することができる。
【0027】なお、偏光ビームスプリッタ(PBS)1
4の上方へは、右方への出力に対する反転出力が生じる
ので、この反転出力を使用することにより、図1の場合
と同様に、インバータスイッチやルーティングスイッチ
あるいはデマルチプレクサとして機能させることも可能
である。
【0028】
【発明の効果】本発明の光スイッチング方法および光ス
イッチ装置によれば、ランダムな偏光をもつ入力光は、
直交する直線偏光成分に分けられて別々にスイッチング
され、それぞれの結果が合成されて出力されるため、入
力光の光エネルギーの利用に無駄がなく、従来のものよ
りも低損失の光スイッチ装置を実現することができる。
さらに、出力光に入力光の偏光状態をそのまま反映でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スイッチ装置の基本的な1実施の形
態を示す構成図である。
【図2】本発明の光スイッチ装置の基本的な1実施の形
態を改良した他の1実施の形態を示す構成図である。
【図3】電気光学素子を一つだけ用いる本発明の光スイ
ッチ装置の他の1実施の形態を示す構成図である。
【図4】電気光学素子を一つだけ用いる本発明の光スイ
ッチ装置の他の1実施の形態のタイミング波形図であ
る。
【図5】光スイッチ装置の従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 :偏光ビームスプリッタ(PBS) 12 :電気光学素子(E/O) 13 :電気光学素子(E/O) 14 :偏光ビームスプリッタ(PBS) 15 :ミラー 16:ミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムな偏光をもつ入力光の偏光を直
    交する2つの直線偏光の光に分離し、分離した各直線偏
    光の光をそれぞれON/OFFスイッチングし、各スイ
    ッチング結果の光を合成して出力することを特徴とする
    低損失光スイッチング方法。
  2. 【請求項2】 入力された光を直交する第1の直線偏光
    と第2の直線偏光とに分離する偏光分離手段と、分離さ
    れた各直線偏光の光をそれぞれON/OFFスイッチン
    グする光スイッチング手段と、スイッチングされた各直
    線偏光の光を合成して出力する偏光合成手段とにより構
    成されることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 入力された光を直交する第1の直線偏光
    と第2の直線偏光とに分離する偏光分離手段と、 分離された第1の直線偏光をON/OFF制御信号にし
    たがって回転させる第1の偏光制御手段と、 分離された第2の直線偏光をON/OFF制御信号にし
    たがって回転させる第2の偏光制御手段と、 第1の偏光制御手段から出力される第1と第2の直線偏
    光のいずれか一方の光と第2の偏光制御手段から出力さ
    れる第1と第2の直線偏光の他の一方の光とをそれぞれ
    選択して合成出力する偏光合成手段と、により構成され
    ることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、偏光
    分離手段と偏光合成手段は、偏光ビームスプリッタであ
    ることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4において、第1
    の偏光制御手段と第2の偏光制御手段は、それぞれ縦続
    接続された2つの電気光学素子からなり、先頭の電気光
    学素子は入力される光の立ち上がりよりも遅れて動作を
    開始しかつ入力される光の立ち下がりよりも遅れて動作
    を終了し、また後続の電気光学素子は入力される光の立
    ち上がりに先行して動作を開始し、かつ入力される光の
    立ち下がりに先行して動作を終了するようON/OFF
    制御されることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 入力された光を直交する第1の直線偏光
    と第2の直線偏光とに分離し、分離した第2の直線偏光
    を第1の直線偏光よりも所定の時間遅延させて合成出力
    する第1の偏光遅延手段と、 第1の偏光遅延手段から出力された光の偏光を制御信号
    にしたがって回転させる偏光制御手段と、 偏光制御手段から出力された光を上記直交する第1の直
    線偏光と第2の直線偏光とに分離し、分離した第1の直
    線偏光を第2の直線偏光よりも上記所定の時間遅延させ
    て合成出力する第2の偏光遅延手段と、により構成され
    ることを特徴とする低損失光スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6において、低損失光ス
    イッチ装置は、ゲートスイッチ、インバータスイッチ、
    ルーティングスイッチのいずれかとして構成されること
    を特徴とする低損失光スイッチ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100495125C (zh) * 2006-10-24 2009-06-03 中国科学院上海光学精密机械研究所 实时光学图像加密方法和装置

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CN100495125C (zh) * 2006-10-24 2009-06-03 中国科学院上海光学精密机械研究所 实时光学图像加密方法和装置

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