JP2022134877A - 光学ユニットおよびレーザシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】より高強度のレーザ光の遮断および出射を適切に実行することができる光学ユニットおよびレーザシステムを提供する。【解決手段】光学ユニットは、レーザ光を、第1の直線偏光と、第2の直線偏光とに分離する偏光分離部と、前記第1の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第1のシャッタユニットと、前記第2の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第2のシャッタユニットと、前記第1のシャッタユニットから出射された前記第1の直線偏光と、前記第2のシャッタユニットから出射された前記第2の直線偏光とを合成するレーザ光合成部と、を有する。【選択図】 図1
Description
本開示は、光学ユニットおよび光学ユニットを備えるレーザシステムに関するものである。
特許文献1には、音響光学素子をパルス時間波形の制御に使用するレーザ加工装置が開示されている。図11は、特許文献1のレーザ加工装置を示す図である。
図11のレーザ加工装置は、レーザ光源101、音響光学素子102、折り返しミラー103、集光レンズ104、ステージ105、制御装置106、および、ダンパ107を有する。
レーザ光源101は、パルスレーザビームPL1を出射する。音響光学素子102は、レーザビームPL1の経路上に配置されており、音響光学素子102に入射するパルスレーザビームPL1は第1の方向または第2の方向のいずれかに進む。第1の方向は折り返しミラー103に向かう方向であり、第2の方向はダンパ107に向かう方向である。
折り返しミラー103および集光レンズ104は、音響光学素子102を経て第1の方向に進行するパルスレーザビームPL2を、ステージ105上に保持された被加工対象物110に入射させる。音響光学素子102を経て第2の方向に進行するパルスレーザビームPL3は、ダンパ107に入射するため、レーザ加工に使用されない。
制御装置106は、レーザ光源101から出射されるパルスレーザビームPL1に同期させて音響光学素子102に制御信号を送信する。音響光学素子102は、制御装置106からの制御信号の受信の有無に応じてパルスレーザビームPL1が第1の方向または第2の方向のいずれかに進むようにパルスレーザビームPL1の進行方向を制御する。音響光学素子102は、回折現象を利用してパルスレーザビームの被加工対象物110に向けた出射および遮断の制御を実行している。この出射および遮断の制御により、パルスレーザビームPL2の波形を制御できる。
レーザビームの出射および遮断に用いる光学素子には、取扱可能なレーザビームの光量に限界があり、その限界を超える光量のレーザビームが当該光学素子に入射すると、当該光学素子は破損してしまう。
本開示は、上述の状況を鑑みてなされたものであり、より高強度のレーザ光の遮断および出射を適切に実行することができる光学ユニットおよびレーザシステムを提供することを目的とする。
本開示の光学ユニットは、レーザ光を、第1の直線偏光と、第2の直線偏光とに分離する偏光分離部と、前記第1の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第1のシャッタユニットと、前記第2の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第2のシャッタユニットと、前記第1のシャッタユニットから出射された前記第1の直線偏光と、前記第2のシャッタユニットから出射された前記第2の直線偏光とを合成するレーザ光合成部と、を有する。
本開示のレーザシステムは、前記レーザ光を出射するレーザ発振器と、前記レーザ発振器から出射された前記レーザ光を伝送する第1の光ファイバと、上述の光学ユニットと、を備え、前記偏光分離部は、前記第1の光ファイバによって伝送された前記レーザ光を分離する。
本開示によれば、より高強度のレーザ光の遮断および出射を適切に実行することができる光学ユニットおよびレーザシステムを提供することができる。
以下、本開示の各実施形態および各変形例について、図面を参照しつつ説明する。
<構成>
図1は、第1実施形態に係る光学ユニット12を備えるレーザシステム100を示す模式図である。
図1は、第1実施形態に係る光学ユニット12を備えるレーザシステム100を示す模式図である。
レーザシステム100は、レーザ発振器システム11、光学ユニット12、入射ユニット22、および、出力用ファイバ23を備える。レーザシステム100は、加工装置10に接続しており、レーザ光を加工装置10に供給する。加工装置10に供給されたレーザ光は被加工対象物の加工に使用される。
レーザ発振器システム11は、レーザ発振器1、光ファイバ20、および、ファイバ出射鏡筒21を有する。
レーザ発振器1は、例えば、WBC型発振器であり、互いに異なる波長を有する複数のレーザ光を合成して発振する。そして、レーザ発振器1は、合成されたレーザ光4を出射する。レーザ発振器1から出射されるレーザ光4は、純粋な直線偏光であり、複数の偏光方向成分を有する光ではない。
レーザ発振器1から出射されたレーザ光4は、光ファイバ20に導光される。
光ファイバ20は、レーザ光4をファイバ出射鏡筒21に伝送する。本実施形態の光ファイバ20は、コアとクラッドとを有するファイバである。レーザ光4は、光ファイバ20を通ることでその偏光がランダムな状態となる。つまり、レーザ光4は、純粋な直線偏光から複数の偏光方向成分を有する光に変化する。
ファイバ出射鏡筒21は、光ファイバ20から拡がりながら光ファイバ20から出射してくるレーザ光4を平行光にして、光学ユニット12に出射する。
光学ユニット12は、レーザ発振器システム11からのレーザ光4を分離することで2つの光路に分けてレーザ光4を伝送し、さらに2つの光路上の光を合成し、合成レーザ光45を入射ユニット22に出射する。
光学ユニット12は、偏光分離部5、ミラー3、シャッタユニット71、シャッタユニット72、および、レーザ光合成部9を備える。
図2は、偏光分離部5を示す模式図である。偏光分離部5は、レーザ発振器システム11から出射されたレーザ光4を第1の直線偏光41と第2の直線偏光42とに分離する。以下、偏光分離部5について詳細に説明する。
偏光分離部5は、偏光素子51を有する。偏光素子51は、偏光素子51に入射してきたレーザ光4を第1の直線偏光41と第2の直線偏光42とに成分分離する。第2の直線偏光42は、第1の直線偏光41の偏光方向に直交する偏光方向を有する。本実施形態では、第1の直線偏光41はP偏光であり、第2の直線偏光42はS偏光である。
図2に示されているように、偏光素子51はキューブ型の偏光素子である。偏光素子51は、例えば、偏光ビームスプリッタ、偏光プリズム、または、ポラライザである。なお、偏光素子51として平板型の偏光素子が用いられてもよい。
図1に示されているように、第1の直線偏光41は、シャッタユニット71に入射する。第2の直線偏光42は、ミラー3によって進行方向が変更され、シャッタユニット72に入射する。
シャッタユニット71およびシャッタユニット72は、それぞれ第1の直線偏光41の光軸上、および、第2の直線偏光42の光軸上に配置されている。シャッタユニット71は、AOMドライバ(不図示)からの制御信号(具体的には、オン信号およびオフ信号)に応じて第1の直線偏光41の遮断および出射を択一的に行う。シャッタユニット72は、AOMドライバからの制御信号に応じて第2の直線偏光42の遮断および出射を択一的に行う。なお、AOMドライバは、制御装置(不図示)の制御の下、制御信号を送信する。
シャッタユニット71は、シャッタユニット72による第2の直線偏光42の遮断および出射とは独立して第1の直線偏光41の遮断および出射を行うことができる。すなわち、シャッタユニット71およびシャッタユニット72は、互いに異なるタイミングで遮断および出射を行うことができる。
以下、シャッタユニット71、72を示す模式図である図3を参照しながら、シャッタユニット71、72について詳細に説明する。まず、シャッタユニット71について説明し、その後、シャッタユニット71と異なる点を中心にシャッタユニット72について説明する。
シャッタユニット71は、λ/2波長板6、音響光学素子73、および、ダンパ74を備える。
λ/2波長板6は、音響光学素子73に入射する第1の直線偏光41の偏光方向を切り替える素子である。λ/2波長板6は、第1の直線偏光41の偏光方向が回転するように、λ/2波長板6の遅軸の方位角が調整されている。第1の直線偏光41がλ/2波長板6に入射すると、音響光学素子73によって回折される直線偏光となるように、第1の直線偏光41の偏光方向が回転される。本実施形態では、第1の直線偏光41は、λ/2波長板6を透過することで、P偏光からS偏光となる。
音響光学素子73は、第1の直線偏光41の進行方向の切り替えを行う。具体的には、音響光学素子73は、AOMドライバからオン信号を受信すると、第1の直線偏光41を回折する。その結果、第1の直線偏光41は、その進行方向が、ダンパ74が位置する方向に切り替えられ、1次回折光47としてダンパ74に向けて出射する。その結果、第1の直線偏光41は、ダンパ74に吸収されるので、シャッタユニット71から出射されない。すなわち、第1の直線偏光41は遮断される。
音響光学素子73は、AOMドライバからオフ信号を受信すると、第1の直線偏光41を回折せずに0次光46として透過させる。0次光46として透過した第1の直線偏光41は、シャッタユニット71から出射する。
なお、シャッタユニット71が、第1の直線偏光41の遮断および出射のうち、遮断を行っている状態をクローズ状態と呼ぶ。一方、シャッタユニット71が第1の直線偏光41の遮断および出射のうち出射を行っている状態をオープン状態と呼ぶ。
以下、シャッタユニット72の内部構成および動作について、主にシャッタユニット71と異なる点を説明する。
シャッタユニット72のλ/2波長板6は、第2の直線偏光42の偏光方向を変更せずに第2の直線偏光42を透過させる。すなわち、λ/2波長板6は、第2の直線偏光42の偏光方向が回転しないように、遅軸の方位角が調整されている。このため、本実施形態では、第2の直線偏光42がS偏光のままλ/2波長板6から出射する。
続いて、レーザ光合成部9を示す模式図である図4を参照しながら、レーザ光合成部9について詳細に説明する。レーザ光合成部9は、シャッタユニット71から出射された第1の直線偏光41とシャッタユニット72から出射された第2の直線偏光42とを合成し、合成レーザ光45を入射ユニット22に出射する。
レーザ光合成部9は、2つのλ/2波長板93、94、ミラー95、および、偏光素子91を有する。
λ/2波長板93、94は、第1の直線偏光41および第2の直線偏光42の光軸上にそれぞれ配置されている。
λ/2波長板93は、第1の直線偏光41の偏光方向を切り替えることなく第1の直線偏光41を透過させる。すなわち、λ/2波長板93は、第1の直線偏光41の偏光方向が回転しないように、遅軸の方位角が調整されている。
λ/2波長板94は、第2の直線偏光42の偏光方向を切り替えて第2の直線偏光42を透過させる。すなわち、λ/2波長板94は、第2の直線偏光42の偏光方向を回転させるように、遅軸の方位角が調整されている。
よって、第1の直線偏光(このとき、S偏光)41が、レーザ光合成部9に入射すると、λ/2波長板93を透過し、さらに、ミラー95にて反射され、偏光素子91に入射する。また、第2の直線偏光(このとき、S偏光)42が、レーザ光合成部9に入射すると、λ/2波長板94により偏光方向が回転されつつλ/2波長板94を透過し、偏光素子91にP偏光として入射する。
なお、レーザ光合成部9は、λ/2波長板93を有していなくてもよい。
偏光素子91は、入射する第1の直線偏光41および第2の直線偏光42を偏波合成する。具体的には、偏光素子91は、S偏光である第1の直線偏光41と、P偏光である第2の直線偏光42とを重畳して合成レーザ光45を形成し、合成レーザ光45を入射ユニット22に向けて出射する。
偏光素子91は、例えば、偏光ビームスプリッタ、ポラライザ、または、偏光プリズムである。
図1に示されているように、合成レーザ光45は、入射ユニット22を通って出力用ファイバ23に入射し、加工装置10まで伝送される。
入射ユニット22は、ファイバ入射鏡筒であり、合成レーザ光45を光学ユニット12から出力用ファイバ23に導く。出力用ファイバ23は、合成レーザ光45を加工装置10に伝送する。合成レーザ光45は、加工装置10による被加工対象物の加工に使用される。
<パルス波形>
以下、光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形について説明する。
以下、光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形について説明する。
図5は、光学ユニット12により形成されるパルス波形の一例を示す図である。図5のパルス波形における縦軸は合成レーザ光45の強度I0であり、横軸は時間である。
図5のパルス波形は、制御装置が、シャッタユニット71、72が互いに同じタイミングでオープン状態およびクローズ状態に交互に切り替わるように、シャッタユニット71、72を制御している場合に、光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形である。
シャッタユニット71、72がいずれもオープン状態であるときの合成レーザ光45の強度I0は、レーザ発振器1から出射されるレーザ光4の強度Iと同程度である。シャッタユニット71、72がいずれもクローズ状態であるときの合成レーザ光45の強度I0は、比較的小さい値であり、具体的には強度Iの10%程度である。
図6は、本開示の第1実施形態に係る光学ユニットにより形成される他のパルス波形の形成について説明する図である。図6の上段、中段、および、下段のパルス波形における縦軸は、それぞれシャッタユニット71から出射する第1の直線偏光41の強度I1、シャッタユニット72から出射する第2の直線偏光42の強度I2、および、合成レーザ光45の強度I0であり、横軸はいずれも時間である。
例えば、制御装置が以下(1)および(2)を満たすようにシャッタユニット71、72を制御する。
(1)シャッタユニット71およびシャッタユニット72を、時間Δtbのクローズ状態と時間3Δtb(Δtbの3倍の時間)のオープン状態とを交互に繰り返すようにする。
(2)シャッタユニット71のオープン状態およびクローズ状態の切り替えタイミングに対して、シャッタユニット72の当該タイミングを時間Δtb遅らせる。
(1)シャッタユニット71およびシャッタユニット72を、時間Δtbのクローズ状態と時間3Δtb(Δtbの3倍の時間)のオープン状態とを交互に繰り返すようにする。
(2)シャッタユニット71のオープン状態およびクローズ状態の切り替えタイミングに対して、シャッタユニット72の当該タイミングを時間Δtb遅らせる。
この場合、シャッタユニット71から出射する第1の直線偏光41のパルス波形は、例えば、図6の上段に示されているパルス波形となる。また、シャッタユニット72から出射する第2の直線偏光42のパルス波形は、例えば、図6の中段に示されているパルス波形となる。その結果、光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形は、図6の下段に示されているパルス波形となる。
図7は、光学ユニット12により形成される階段状のパルス波形の形成について説明する図である。図7の上段、中段、および、下段のパルス波形における縦軸は、それぞれシャッタユニット71から出射する第1の直線偏光41の強度I1、シャッタユニット72から出射する第2の直線偏光42の強度I2、および、合成レーザ光45の強度I0であり、横軸はいずれも時間である。
図7の上段のパルス波形は、制御装置が、時刻t11から時間Δt1間隔で、オープン状態とクローズ状態とが交互に切り替わるようにシャッタユニット71を制御した場合に、シャッタユニット71から出射される第1の直線偏光41のパルス波形である。
図7の中段のパルス波形は、制御装置が、時刻t11から時間Δt(=Δt1/2)遅れた時刻t21から時間Δt1間隔で、オープン状態とクローズ状態とが交互に切り替わるようにシャッタユニット72を制御した場合に、シャッタユニット72から出射される第2の直線偏光42のパルス波形である。
図7の下段のパルス波形は、光学ユニット12から出射され、加工装置10に伝送される合成レーザ光45のパルス波形である。
上述のように、制御装置が、シャッタユニット71、72を互いに独立して制御することで、階段状のパルス波形が形成される。シャッタユニット71、72の両方がオープン状態である時間帯(例えば、時刻t21から時刻t12)において、合成レーザ光45の強度I0は、レーザ発振器1から出射されるレーザ光4の強度Iと同程度となる。シャッタユニット71、72の一方のみがオープン状態である時間帯(例えば、時刻t11から時刻t21、および、時刻t12から時刻t22等)において、合成レーザ光45の強度I0は、レーザ発振器1から出射されるレーザ光4の強度Iの半分程度となる。
制御装置は、シャッタユニット71、72に対するオープン状態およびクローズ状態のそれぞれの長さ、および、オープン状態に切り替えるタイミング等を別々に設定することでより複雑な形状を有する合成レーザ光45のパルス波形を形成できる。
本実施形態によれば、レーザ光4を2つの直線偏光41、42に分離し、シャッタユニット71、72により直線偏光41、42の遮断および出射を実行する。このため、1つのシャッタユニットによる遮断および出射の対象となるレーザ光の光量を小さくすることができる。すなわち、比較的大きな光量のレーザ光4がレーザ発振器システム11から出射されても、1つのシャッタユニットによる遮断および出射の対象となる光の光量を、当該シャッタユニットが取り扱い可能な光量以下にすることができる。
したがって、より高強度のレーザ光の遮断および出射を実行することができる。具体的には、光学ユニット12は、図11のレーザ加工装置と比べて、2倍の出力のレーザ光4を適切に遮断および出射を行うことができる。ひいては、より高出力のレーザシステムを実現できる。
また、本実施形態によれば、レーザ発振器1から出射したレーザ光4は光ファイバ20により伝送される。これにより、光量をさほど低減することなくより遠方までレーザ光4を伝送することができる。
図11のレーザ加工装置において、レーザ光源101から出射されるパルスレーザビームを光ファイバで伝送する場合、パルスレーザビームの偏光状態がランダムな状態となりやすい。このようにパルスレーザビームの偏光状態が、純粋な直線偏光以外の偏光状態になる場合、音響光学素子102を使用してパルスレーザビームの回折を実行しても、約半分が回折されずに、ミラー3に向けて音響光学素子102を透過してしまう。この透過するパルスレーザビーム(つまり、漏れ光)によってレーザ加工装置による加工品質が低下してしまう。
本実施形態によれば、光学ユニット12は、複数の偏光方向成分を有するレーザ光4を、互いに偏光方向が直交する2つの直線偏光に分離する。このため、各シャッタユニット71、72に直線偏光を入射させることができるので、シャッタユニット71、72がクローズ状態にある場合の光の漏れ量を低減することができる。ひいては、加工装置10による加工品質を向上させることができる。
本実施形態によれば、シャッタユニット71、72は、直線偏光の進行方向の切り替えを行う音響光学素子73を有する。音響光学素子73は、レーザ光に対する耐力が比較的大きいので、光量が比較的大きな直線偏光に対して適切に進行方向を切り替えることができる。具体的には1kWの光に対しても適切に進行方向を切り替えることができる。また、音響光学素子73は比較的安価であるので、光学ユニット12の製造コストを削減できる。よって、より高出力のレーザシステムを低コストで実現できる。
シャッタユニット71、72は、λ/2波長板6を有するので、その遅軸の方位角を回転させることで、音響光学素子73に入射する直線偏光41、42の偏光方向を自在に切り替えることができる。よって、光学ユニット12が有する各構成部の配置の仕方(位置および向き)の自由度を高くすることができる。
本実施形態によれば、光学ユニット12が2つのシャッタユニット71、72を有するので、シャッタユニット71、72に互いに独立して直線偏光の遮断および出射を実行させることで、被加工対象物の材料および加工方法に応じて所望のパルス波形を形成できる。また、レーザ発振器1から出力されるレーザ光4の強度を変更することなく、2段階で合成レーザ光45の出力強度を調整できる。
なお、シャッタユニット71、72は、音響光学素子73を0次光46として透過する直線偏光41、42を吸収可能な位置にダンパ74が配置されていてもよい。それと同時に、シャッタユニット71、72は、音響光学素子73を1次回折光47として出射する直線偏光41、42をレーザ光合成部9に出射してもよい。
また、シャッタユニット71、72は、遅軸の方位角が適切に調整されていれば、λ/2波長板6に替えて、2つのλ/4波長板を有していてもよい。
なお、シャッタユニット72のλ/2波長板6は、第1の直線偏光41の偏光方向を変更しないように配置されているので、シャッタユニット72はλ/2波長板6を有していなくてもよい。
また、シャッタユニット71、72は、いずれもλ/2波長板6を有してなくてもよい。この場合、シャッタユニット72の音響光学素子73の向きに対して90度傾くように、シャッタユニット71の音響光学素子73を配置する必要がある。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、主に第1実施形態と異なる点について説明する。
以下、第2実施形態について、主に第1実施形態と異なる点について説明する。
図8は、第2実施形態に係るシャッタユニット71、72を示す模式図である。まず、シャッタユニット71について説明し、その後、シャッタユニット71と異なる点を中心にシャッタユニット72について説明する。シャッタユニット71は、音響光学素子73に替えて、電気光学素子75、および、偏光素子76を有する。
λ/2波長板6は、第1の直線偏光41の偏光方向を変更せずに第1の直線偏光41を透過させる。すなわち、λ/2波長板6は、第1の直線偏光41の偏光方向が回転しないように、遅軸の方位角が調整されている。
電気光学素子75は、電気光学ドライバ(不図示)により印加される電圧値に応じて、その遅軸の方位角が変わる素子である。よって、電気光学素子75は、透過する第1の直線偏光41の偏光方向を調整することができる。本実施形態では、電気光学素子75は、電圧値V1(0Vを含む)および電圧値V2(>V1)の電圧が択一的に印加され、その結果、第1の直線偏光41の偏光方向がそれぞれ角度θ1(0度を含む)または角度θ2(>θ1)回転する。なお、電気光学ドライバは、制御装置の制御の下、電気光学素子75に電圧を印加する。
偏光素子76は、電気光学素子75を透過した第1の直線偏光41の偏光方向に応じて、第1の直線偏光41の進行方向を切り替える素子である。具体的には、偏光素子76は、電気光学素子75によって偏光方向がθ1回転された第1の直線偏光41を、第1の直線偏光41の進行方向を変化させずに透過させる。このとき直線偏光41は、偏光素子76に対してP偏光となっている。この偏光素子76を透過した第1の直線偏光41は、シャッタユニット71から出射する。偏光素子76は、偏光方向がθ2回転された第1の直線偏光41を反射してダンパ74に向けて透過させる。このとき直線偏光41は、偏光素子76に対してS偏光となっている。その結果、この偏光素子76を透過した第1の直線偏光41は、ダンパ74に吸収される。
偏光素子76は、例えば、偏光ビームスプリッタ、ポラライザ、または、偏光プリズムである。
第2実施形態において、シャッタユニット72とシャッタユニット71との相違点は、シャッタユニット71にはP偏光の第1の直線偏光41が入射するため、λ/2波長板6が第1の直線偏光41の偏光方向を変更していないが、シャッタユニット72にはS偏光の第2の直線偏光が入射するため、λ/2波長板6が、第2の直線偏光42の偏光方向がP偏光となるように偏光方向を変更して、第2の直線偏光42を電気光学素子75に入射させることである。すなわち、シャッタユニット72のλ/2波長板6は、第2の直線偏光42の偏光方向が回転するように、遅軸の方位角が調整されている。
<パルス波形>
以下、第2実施形態の光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形について説明する。
以下、第2実施形態の光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形について説明する。
図9は、第2実施形態に係る光学ユニット12により生成されるパルス波形の一例を示す図である。図9のパルス波形において縦軸および横軸は、図5のパルス波形の各軸と同じである。
図9のパルス波形は、制御装置が、シャッタユニット71、72が互いに同じタイミングでオープン状態およびクローズ状態に交互に切り替わるように、シャッタユニット71、72を制御している場合に、光学ユニット12から出射される合成レーザ光45のパルス波形である。
シャッタユニット71、72がいずれもオープン状態であるときの合成レーザ光45の強度I0は、レーザ発振器1から出射されるレーザ光4の強度Iと同程度である。図5のパルス波形との相違点は、シャッタユニット71、72がいずれもクローズ状態にあるときの合成レーザ光45の強度I0がほぼゼロであることである。
なお、制御装置が上述の(1)および(2)を満たすようにシャッタユニット71、72を制御した場合、合成レーザ光45のパルス波形は、図6のパルス波形と同様の形状となる。また、制御装置が、シャッタユニット71、72を互いに独立して制御することで、2段階のパルス波形を含む様々なパルス波形が形成される。
本実施形態によれば、シャッタユニット71、72は電気光学素子75を有するので、シャッタユニットをクローズ状態にしたときに、より確実に光の漏れを防ぐことができる。
なお、本実施形態のシャッタユニット71、72が、λ/2波長板6に替えてλ/4波長板を有していてもよい。この場合、電気光学素子75に印加する電圧値V1または電圧値V2を、適切な値に変更する必要がある。具体的には、λ/4波長板を透過した直線偏光の偏光方向がそれぞれ角度θ1、および、角度θ2回転するように電圧値V1(0Vを含む)または電圧値V2を設定する必要がある。その場合、電圧値V1およびV2は小さくなる。
すなわち、λ/4波長板を使用することで、λ/2波長板6を使用するときよりも、電気光学素子75に印加すべき電圧値V1、V2を小さくすることができる。よって、電気光学ドライバによる消費電力を小さくできる。
また、第1実施形態と逆になるが、シャッタユニット71は、λ/2波長板6を有していなくてもよい。
なお、シャッタユニット71、72は、いずれもλ/2波長板6を有していなくてもよい。この場合、シャッタユニット72の電気光学素子75に印加する電圧値V1および電圧値V2に対してシャッタユニット71の電気光学素子75に印加する電圧値V1および電圧値V2を変更する必要がある。
シャッタユニット71、72は、偏光素子76によって反射されていない直線偏光41、42を吸収可能な位置にダンパ74が配置されていて、偏光素子76によって反射された直線偏光41、42をレーザ光合成部9に出射してもよい。
(変形例1)
以下、変形例1について、主に第1実施形態と異なる点を説明する。変形例1のレーザ光合成部9は、第1の直線偏光41および第2の直線偏光42を空間合成する点で第1実施形態のレーザ光合成部9と相違する。
以下、変形例1について、主に第1実施形態と異なる点を説明する。変形例1のレーザ光合成部9は、第1の直線偏光41および第2の直線偏光42を空間合成する点で第1実施形態のレーザ光合成部9と相違する。
図10は、変形例1に係るレーザ光合成部9を示す模式図である。レーザ光合成部9は、2つのミラー96、96、および、三角ミラー92を有する。
2つのミラー96、96は、第1の直線偏光41および第2の直線偏光42の光軸上にそれぞれ配置されている。三角ミラー92は、2つの直線偏光41、42の光軸間に配置されている。
シャッタユニット71、72から出射された直線偏光41、42は、それぞれミラー96、96により反射されて三角ミラー92に向けて進行方向が変更される。さらに、直線偏光41、42は、三角ミラー92により、レーザ光合成部9の外部(つまり、入射ユニット22)に向けて反射される。これにより、第1の直線偏光41と第2の直線偏光42とが近接し、空間的に合成(空間合成)され、合成レーザ光45としてレーザ光合成部9から出射される。
なお、光学ユニット12は、第2実施形態のシャッタユニット71、72を有しつつ、変形例1のように2つの直線偏光を空間合成するレーザ光合成部9を有していてもよい。
(その他変形例)
本開示の光学ユニット12において、シャッタユニット71およびシャッタユニット72の一方が、第1実施形態のように音響光学素子73を有し、他方が、第2実施形態のように電気光学素子75および偏光素子76を併せ持っていてもよい。
本開示の光学ユニット12において、シャッタユニット71およびシャッタユニット72の一方が、第1実施形態のように音響光学素子73を有し、他方が、第2実施形態のように電気光学素子75および偏光素子76を併せ持っていてもよい。
本開示のレーザシステム100において、レーザ発振器1は、1つの波長を有するレーザ光を発振する発振器であってもよい。
また、本開示のレーザシステム100において、レーザ発振器システム11は、ファイバ出射鏡筒21を有していなくてもよい。
なお、本開示のレーザシステム100において、入射ユニット22および出力用ファイバ23を使用せずに、レーザ光合成部9と加工装置10との間を空間伝送により合成レーザ光45を伝送させてもよい。
なお、上述の各実施形態、および、変形例1では、シャッタユニット71、72は、ダンパ74を有するとして説明したが、必ずしも有していなくてもよい。
上述の各実施形態、および、各変形例の光学ユニット12は、ランダム偏光、円偏光、および、楕円偏光等の複数の偏光方向成分を有するレーザ光4に対して互い偏光方向が直交する2つの直線偏光に分離し、各直線偏光に対して適切に遮断および出射を行うことができる。
なお、本開示の光学ユニット12は、純粋な直線偏光であるレーザ光4が入射した場合にも同様に、レーザ光4を分離し、分離されたレーザ光4に対してシャッタユニット71、72で遮断および出射を行い、シャッタユニット71、72から出射されたレーザ光4同士の合成を行うことができる。この場合、偏光分離部5は、必ずしも第1の直線偏光41と、偏光方向が第1の直線偏光41の偏光方向に直交する第2の直線偏光42とに成分分離しなくてもよく、偏光分離部5に入射するレーザ光4の光量を分割するようにレーザ光4を分離してもよい。
本開示に係る光学ユニットおよびレーザシステムによれば、より高強度のレーザ光の遮断および出射を適切に実行することができる。
1 レーザ発振器
10 加工装置
11 レーザ発振器システム
12 光学ユニット
20 光ファイバ
21 ファイバ出射鏡筒
22 入射ユニット
23 出力用ファイバ
3 ミラー
4 レーザ光
41 第1の直線偏光
42 第2の直線偏光
45 合成レーザ光
46 0次光
47 1次回折光
5 偏光分離部
51 偏光素子
6 λ/2波長板
71 シャッタユニット
72 シャッタユニット
73 音響光学素子
74 ダンパ
75 電気光学素子
76 偏光素子
9 レーザ光合成部
91 偏光素子
92 三角ミラー
93 λ/2波長板
94 λ/2波長板
95 ミラー
96 ミラー
100 レーザシステム
101 レーザ光源
102 音響光学素子
103 折返しミラー
104 集光レンズ
105 ステージ
106 制御装置
107 ダンパ
110 被加工対象物
10 加工装置
11 レーザ発振器システム
12 光学ユニット
20 光ファイバ
21 ファイバ出射鏡筒
22 入射ユニット
23 出力用ファイバ
3 ミラー
4 レーザ光
41 第1の直線偏光
42 第2の直線偏光
45 合成レーザ光
46 0次光
47 1次回折光
5 偏光分離部
51 偏光素子
6 λ/2波長板
71 シャッタユニット
72 シャッタユニット
73 音響光学素子
74 ダンパ
75 電気光学素子
76 偏光素子
9 レーザ光合成部
91 偏光素子
92 三角ミラー
93 λ/2波長板
94 λ/2波長板
95 ミラー
96 ミラー
100 レーザシステム
101 レーザ光源
102 音響光学素子
103 折返しミラー
104 集光レンズ
105 ステージ
106 制御装置
107 ダンパ
110 被加工対象物
Claims (15)
- レーザ光を、第1の直線偏光と、第2の直線偏光とに分離する偏光分離部と、
前記第1の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第1のシャッタユニットと、
前記第2の直線偏光の遮断および出射を択一的に行う第2のシャッタユニットと、
前記第1のシャッタユニットから出射された前記第1の直線偏光と、前記第2のシャッタユニットから出射された前記第2の直線偏光とを合成するレーザ光合成部と、を有する、
光学ユニット。 - 前記レーザ光は、複数の偏光方向成分を有する、請求項1に記載の光学ユニット。
- 前記偏光分離部は、前記レーザ光を前記第1の直線偏光と、偏光方向が前記第1の直線偏光の偏光方向に直交する前記第2の直線偏光とに分離する第1の偏光素子を有する、
請求項2に記載の光学ユニット。 - 前記第1の偏光素子は、偏光ビームスプリッタ、偏光プリズム、または、ポラライザである、
請求項3に記載の光学ユニット。 - 前記第1のシャッタユニットおよび前記第2のシャッタユニットの少なくとも一方は、透過する直線偏光の進行方向の切り替えを行う音響光学素子を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学ユニット。
- 前記第1のシャッタユニットおよび前記第2のシャッタユニットのうちの前記音響光学素子を有するシャッタユニットは、前記音響光学素子に入射する直線偏光の偏光方向を切り替える第1の波長板を含む、請求項5に記載の光学ユニット。
- 前記第1のシャッタユニットおよび前記第2のシャッタユニットの少なくとも一方は、透過する直線偏光の偏光方向を調整する電気光学素子と、前記電気光学素子を透過した前記直線偏光の偏光方向に応じて、当該直線偏光の進行方向を切り替える第2の偏光素子とを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学ユニット。
- 前記第1のシャッタユニットおよび前記第2のシャッタユニットのうちの前記電気光学素子および前記第2の偏光素子を有するシャッタユニットは、前記電気光学素子に入射する直線偏光の偏光方向を切り替える第2の波長板を含む、請求項7に記載の光学ユニット。
- 前記レーザ光合成部は、前記第1の直線偏光および前記第2の直線偏光を偏波合成する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の光学ユニット。 - 前記レーザ光合成部は、前記第1の直線偏光または前記第2の直線偏光の偏光方向を切り替える第3の波長板を含む、請求項9に記載の光学ユニット。
- 前記レーザ光合成部は、前記第1の直線偏光および前記第2の直線偏光を空間合成する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の光学ユニット。 - 前記第1のシャッタユニットは、前記第2のシャッタユニットによる前記第2の直線偏光の遮断および出射とは独立して、前記第1の直線偏光の遮断および出射を行う、請求項1から11のいずれか一項に記載の光学ユニット。
- 前記レーザ光を出射するレーザ発振器と、
前記レーザ発振器から出射された前記レーザ光を伝送する第1の光ファイバと、
請求項1から12のいずれか一項に記載の光学ユニットと、を備え、
前記偏光分離部は、前記第1の光ファイバによって伝送された前記レーザ光を分離する、レーザシステム。 - 前記レーザ光合成部によって合成された光である合成レーザ光を伝送する第2の光ファイバと、
前記合成レーザ光を前記光学ユニットから前記第2の光ファイバに導く入射ユニットと、
を備える、請求項13に記載のレーザシステム。 - 前記レーザ発振器は、互いに異なる波長を有する複数のレーザ光を合成し、発振する、
請求項13または14に記載のレーザシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021034350A JP2022134877A (ja) | 2021-03-04 | 2021-03-04 | 光学ユニットおよびレーザシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021034350A JP2022134877A (ja) | 2021-03-04 | 2021-03-04 | 光学ユニットおよびレーザシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=83231568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021034350A Pending JP2022134877A (ja) | 2021-03-04 | 2021-03-04 | 光学ユニットおよびレーザシステム |
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-
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- 2021-03-04 JP JP2021034350A patent/JP2022134877A/ja active Pending
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