JP2002228702A - 液晶表示パネル用基板のリーク検査方法 - Google Patents

液晶表示パネル用基板のリーク検査方法

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JP2002228702A
JP2002228702A JP2001023942A JP2001023942A JP2002228702A JP 2002228702 A JP2002228702 A JP 2002228702A JP 2001023942 A JP2001023942 A JP 2001023942A JP 2001023942 A JP2001023942 A JP 2001023942A JP 2002228702 A JP2002228702 A JP 2002228702A
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transparent electrode
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leak
conductive
film
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JP2001023942A
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Toshikazu Mori
敏和 森
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Hiroshima Opt Corp
Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル組み立て前の基板段階で、反射膜もし
くは遮光膜を構成する導電膜と透明電極間のリークの有
無を検出を可能とする。 【解決手段】 多面取りマザー基板10の各パネル形成
領域ごとに導電膜21を形成する際、それらの導電膜2
1の相互をリード線22a,22bにより接続するとと
もに、そのリード線の一部分をマザー基板10の周辺部
に引き出してチェック用端子23とし、そのチェック用
端子23と透明電極40とに所定の検査電圧を印加して
リークの有無を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル用
基板のリーク検査方法に関し、さらに詳しく言えば、パ
ネル面内に形成される金属反射膜や金属遮光膜などの導
電膜と透明電極との間のリークの有無を検査する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの内、例えば反射型や半
透過型ものには、そのパネル面内にアルミニウムや銀な
どからなる金属反射膜が設けられる。また、形式を問わ
ず、パネル面内にいわゆる光抜けを防止するための遮光
膜(ブラックマスク)が形成されることもある。この遮
光膜には、多くの場合クロムが用いられている。
【0003】いずれにしても、これらの反射膜や遮光膜
は導電性を有するため、その導電膜の上に例えばアクリ
ル樹脂などの電気絶縁層を形成したうえで、ITO(イ
ンジウム・錫酸化物)よりなる透明導電膜を成膜し、こ
れをパターニングして透明電極を形成するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気絶縁層は、たかだ
か2μm程度の厚みで形成されるため、その中に導電性
の異物が混入されていると、反射膜もしくは遮光膜を構
成する導電膜と透明電極(ITOパターン)とが導通
し、その透明電極の抵抗負荷が大きくなり、これが原因
でコントラスト不良が生ずる。
【0005】電気絶縁層に混入する導電性異物は微小
(多くの場合、5μm以下)であるため、拡大鏡を用い
たとしても目視での検出は困難である。したがって、従
来では、パネル組み立て後の点灯検査でしかリーク不良
を検出できなかった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、パネル組み立て前の基
板段階で、反射膜もしくは遮光膜を構成する導電膜と透
明電極間のリークの有無を検出することができるように
した液晶表示パネル用基板のリーク検査方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、多面取りマザー基板の各パネル(セル)
形成領域ごとに導電膜を形成し、その上に電気絶縁層を
介して上記各パネル形成領域ごとにITOよりなる透明
電極を形成し、この状態で上記導電膜と上記透明電極間
のリーク有無を検査する液晶表示パネル用基板のリーク
検査方法であって、上記各パネル形成領域ごとに上記導
電膜を形成する際、任意数の導電膜の相互をリード線に
より接続するとともに、そのリード線の一部分を上記マ
ザー基板の周辺部に引き出してチェック用端子とし、上
記チェック用端子と上記透明電極とに所定の検査電圧を
印加してリーク有無を検査することを特徴としている。
【0008】ここで、任意数の導電膜の相互をリード線
により接続するとは、例えば、マザー基板上でのパネル
形成領域の配列が2(列)×3(行)である場合、その
左列側と右列側をそれぞれ1ブロックとして、各ブロッ
ク内に含まれる導電膜をリード線で相互に接続すること
を意味するが、本発明の好ましい態様によれば、リーク
検査を容易にするため、上記マザー基板に形成される上
記導電膜のすべてが上記リード線により相互に接続され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のリーク検査方法は、図1
に示されているマザー基板10の状態で行なわれる。こ
の実施形態において、マザー基板10には、3(列)×
4(行)の配列をもって12個のパネル(セル)形成領
域20が割り付けられており、その各々に例えばアルミ
ニウムからなる金属反射膜21が形成されている。
【0010】なお、各パネル形成領域20内において、
金属反射膜21はその全面にわたっていわゆるベタパタ
ーン状に形成されてもよいし、必要箇所にのみ部分的に
形成されてもよく、この点は任意である。
【0011】また、金属反射膜21に代えて金属遮光膜
が形成される場合、そのパターン形状は全面にわたって
格子状であってもよいし、表示部となる中央部を格子状
とし、周辺部を枠状とした複合形状であってもよい。
【0012】各金属反射膜21は、マザー基板10上に
蒸着法などによりアルミニウム膜を成膜した後、パター
ニングすることにより形成されるが、その際、この実施
形態によれば、各金属反射膜21を相互に接続するリー
ド線22a,22bと、リークチェック用端子23とが
同時に形成される。
【0013】すなわち、各列に含まれる4つの金属反射
膜21はリード線22aにて直列的に接続され、また、
各列間はリード線22bにより並列的に接続される。こ
れにより、すべての金属反射膜21はリード線22a,
22bを介して相互に接続されることになる。リークチ
ェック用端子23は、マザー基板10の周辺部位、好ま
しくは捨て基板部に形成され、リード線22a,22b
のいずれか一方と接続されている。
【0014】次に、図2の要部斜視図および図3の要部
断面図を参照して、各パネル形成領域20ごとに、その
金属反射膜21上に例えばアクリル樹脂により電気絶縁
層30が形成され、さらにその上に透明電極40が形成
される。透明電極40は、電気絶縁層30上に透明導電
膜としてのITOを成膜し、これをパターニングするこ
とにより形成されるが、この実施形態において、透明電
極40はフルドット表示用としてストライプ状に形成さ
れる。
【0015】本発明によれば、この透明電極形成後のマ
ザー基板10の状態で導通チェッカー50によるリーク
検査が行なわれる。すなわち、導通チェッカー50の一
方のプローブ51をリークチェック用端子23に接続
し、他方のプローブ52にて透明電極40側を一つずつ
あたる。
【0016】これにより、導電性異物E(図3参照)に
より金属反射膜21と導通(リーク)している透明電極
40が検出される。また、リークが検出された透明電極
40のリーク箇所もある程度の範囲内に特定することが
できる。
【0017】すなわち、透明電極40の抵抗値はその長
さに比例し、また、金属反射膜21のアルミニウムの抵
抗値はITOに比べてきわめて低いため、リークが検出
された透明電極40の抵抗値を測定することにより、プ
ローブ52から導電性異物Eまでの距離を知ることがで
きる。よって、例えばレーザー光などにより、その導電
性異物Eを除去してリペアすることも可能となる。
【0018】上記実施形態では、透明電極40をストラ
イプ状としているが、セグメント電極であってもよい。
また、金属反射膜に代えて、導電膜がクロムなどの金属
遮光膜であっても本発明は適用可能である。
【0019】さらに、必ずしもマザー基板上に形成され
たすべての導電膜を接続する必要はなく、例えば面取り
数が多くリード線の配線スペースに制約がある場合に
は、その多数の導電膜を所定数ずつごとにブロック化し
て、そのブロック単位で導電膜を相互に接続するように
してもよい。もっとも、その場合には、各ブロックごと
にリークチェック用端子を設けることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多面取りマザー基板の各パネル形成領域ごとに導電膜を
形成する際、それらの導電膜の相互をリード線により接
続するとともに、そのリード線の一部分をマザー基板の
周辺部に引き出してチェック用端子とし、そのチェック
用端子と透明電極とに所定の検査電圧を印加してリーク
の有無を検査するようにしたことにより、パネル組み立
て前の基板段階で、反射膜もしくは遮光膜を構成する導
電膜と透明電極間のリークの有無を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で、導電膜が形成されたマザ
ー基板を模式的に示した平面図。
【図2】上記実施形態の要部斜視図。
【図3】上記実施形態の要部断面図。
【符号の説明】
10 マザー基板 20 パネル形成領域 21 金属反射膜(導電膜) 22a,22b リード線 23 チェック用端子 30 電気絶縁層 40 透明電極 E 導電性異物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多面取りマザー基板の各パネル形成領域
    ごとに導電膜を形成し、その上に電気絶縁層を介して上
    記各パネル形成領域ごとにITOよりなる透明電極を形
    成し、この状態で上記導電膜と上記透明電極間のリーク
    有無を検査する液晶表示パネル用基板のリーク検査方法
    であって、 上記各パネル形成領域ごとに上記導電膜を形成する際、
    任意数の導電膜の相互をリード線により接続するととも
    に、そのリード線の一部分を上記マザー基板の周辺部に
    引き出してチェック用端子とし、上記チェック用端子と
    上記透明電極とに所定の検査電圧を印加してリーク有無
    を検査することを特徴とする液晶表示パネル用基板のリ
    ーク検査方法。
  2. 【請求項2】 上記マザー基板に形成される上記導電膜
    のすべてが上記リード線により相互に接続されている請
    求項1に記載の液晶表示パネル用基板のリーク検査方
    法。
JP2001023942A 2001-01-31 2001-01-31 液晶表示パネル用基板のリーク検査方法 Withdrawn JP2002228702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153171A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Sony Corp 透明導電膜のパターニング方法

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