JP2002227960A - 非接触型作動装置 - Google Patents

非接触型作動装置

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JP2002227960A
JP2002227960A JP2001012930A JP2001012930A JP2002227960A JP 2002227960 A JP2002227960 A JP 2002227960A JP 2001012930 A JP2001012930 A JP 2001012930A JP 2001012930 A JP2001012930 A JP 2001012930A JP 2002227960 A JP2002227960 A JP 2002227960A
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Keiwa Ryu
慶和 劉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗が無くて変形し難い高剛性を常に維持す
ることができ、しかも応答が迅速で追従性が良く、作動
上のヒステリシスが無いものとする非接触型作動装置を
提供する。 【解決手段】 管路を流通する流体の流量を制御するよ
う所定の流体が流通する管路の途中に配置した流量制御
弁装置用の非接触型作動装置を、管路の開閉量を調節す
る弁体13と、所定のネジ送り往復移動によって当該弁
体13を開閉方向に作動する磁性体から成る雌ネジ体状
の作動部材12と、作動部材12をネジ送り駆動する駆
動源Mに取り付けた磁性体から成る雄ネジ体状の駆動部
材11とを備え、駆動部材11と作動部材12とのネジ
接合部が磁性的に互いに反発し合うよう両部材11,1
2を同磁極となって噛合配置した構成とする。作動部材
12は駆動部材11である棒ネジに対し僅かなクリアラ
ンスを付与した状態で捩じ込む筒ネジとし、棒ネジに捩
じ込んだ筒ネジの筒内周面側の磁極が当該棒ネジの磁極
と同じ極性に対向するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体制御装置にお
けるモータ利用の制御弁、または電磁弁、あるいは超音
波モータ利用による各種制御機器のアクチュエーター装
置、さらには非接触型ベアリング装置等として応用可能
な磁力利用による非接触型作動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、流体制御装置における大型弁や自
動弁では弁座を開閉するための弁体を駆動させる作動機
構が装置内部に備えられている。小型弁ではソレノイド
を使用した電磁弁があるが、これ以外に電動機もしくは
空気圧シリンダーによる作動機構も多く使用されてお
り、さらに操作力が特に大きいものでは油圧シリンダー
による作動機構も使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の流体制御装置における作動機構において、例え
ば電磁弁、空気圧シリンダー、油圧シリンダー等による
場合では、弁体に対する作動応答にバラツキがあるため
追従性が劣るものとなってしまう。また、電動機による
作動機構では、モータ駆動により回転する雄ネジ体が、
作動子と一体となってネジ送り移動される筒状の雌ネジ
体に貫挿噛合されており、当該雄ネジ体の回転によりネ
ジ送り移動される雌ネジ体は、雄ネジ体とネジ部同士が
常時接触した状態のままで回転移動するため、接触摩擦
による両ネジ体の摩耗損傷が激しいものとなる等の問題
点を有していた。
【0004】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、駆動源により回転駆動さ
れる雄ネジ体状の駆動部材と、駆動部材に噛合され当該
駆動部材の回転によりネジ送り移動される雌ネジ体状の
作動部材とを有する非接触型作動装置において、摩耗が
無くて変形し難い高剛性を常に維持することができ、し
かも応答が迅速で追従性が良く、作動上のヒステリシス
が無い非接触型作動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、駆動源Mにより駆動される磁
性体から成る駆動部材11と、駆動部材11に連繋され
当該駆動部材11の駆動により作動される磁性体から成
る作動部材12とを有し、駆動部材11と作動部材12
との連繋部が磁性的に互いに反発し合うよう両部材1
1,12を同磁極となして配置させたものである。駆動
源Mにより回転駆動される磁性体から成る雄ネジ体状の
駆動部材11と、駆動部材11に噛合され当該駆動部材
11の回転によりネジ送り移動される磁性体から成る雌
ネジ体状の作動部材12とを有し、駆動部材11と作動
部材12とのネジ接合部が磁性的に互いに反発し合うよ
う両部材11,12を同磁極となして噛合配置させたも
のとできる。作動部材12は、流量制御弁装置用の弁筐
体4内部の仕切部2に配した弁座3を閉止させる弁体1
3を備えたものとできる。管路を流通する流体の流量を
制御するよう所定の流体が流通する管路の途中に配置さ
れた流量制御弁装置用の非接触型作動装置であって、管
路の開閉量を調節する弁体13と、所定のネジ送り往復
移動によって当該弁体13を開閉方向に作動させる磁性
体から成る雌ネジ体状の作動部材12と、作動部材12
をネジ送り駆動させる駆動源Mに取り付けた磁性体から
成る雄ネジ体状の駆動部材11とを備え、駆動部材11
と作動部材12とのネジ接合部が磁性的に互いに反発し
合うよう両部材11,12を同磁極となして噛合配置さ
せたものとできる。作動部材12は駆動部材11である
棒ネジに対し僅かなクリアランスdを付与した状態で捩
じ込ませた筒ネジであって、棒ネジに捩じ込ませた筒ネ
ジの筒内周面側の磁極は、当該棒ネジの磁極と同じ極性
が対向するように配置したものとできる。
【0006】以上のように構成された本発明に係る非接
触型作動装置にあって、駆動部材11と作動部材12と
の連繋部は、互いに反発し合う磁極となして配置させる
ことで、両部材11,12が微小なクリアランスdが形
成された状態となって連繋され、駆動部材11の駆動に
よる作動部材12の移動の際には、作動部材12は駆動
部材11に対し非接触フローティング状態となって移動
させる。雄ネジ体状の駆動部材11と雌ネジ体状の作動
部材12とのネジ接合部は、互いに反発し合う磁極とな
して噛合配置させることで、ネジ接合部自体に微小なク
リアランスdが形成された状態となって噛合され、駆動
部材11の駆動による作動部材12の移動の際には、作
動部材12は駆動部材11に対し非接触フローティング
状態となってネジ送り移動させる。作動部材12に備え
た弁体13は、当該作動部材12が非接触フローティン
グ状態となってネジ送り移動されることにより弁筐体4
内部の仕切部2に配した弁座3を作動上のヒステリシス
の無い状態となって確実に閉止させる。駆動源Mに取り
付けた磁性体から成る雄ネジ体状の駆動部材11によ
り、磁性体から成る雌ネジ体状の作動部材12を非接触
フローティング状態となってネジ送り往復移動させるこ
とによって、流量制御弁装置における管路の開閉量を調
節する弁体13を作動上のヒステリシスが無い状態とな
って確実に開閉方向に作動させる。作動部材12たる筒
ネジを駆動部材11たる棒ネジに対し、同じ極性が対向
し且つ僅かなクリアランスdを付与した状態で捩じ込ま
せて配置させた際の当該クリアランスdの設定により、
作動部材12に掛かる負荷に対応しての磁気的反発力の
増強を可能にさせ、棒ネジと筒ネジとのネジ接合部の非
接触状態を確実なものとさせると共に高い剛性を付与可
能とさせることで筒ネジのネジ送り動作による棒ネジの
ネジ接合部における変形の度合いを極力低減させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明すると、図1乃至図3において示され
る第1の実施の形態における符号1は、所定の流体が流
通する管路の途中に配置され、管路を流通する流体の流
量を制御するための流量制御弁装置として利用した非接
触型作動装置である。この非接触型作動装置1は、図1
に示すように、流体の流れが略S字形に曲がりながら通
り抜けるよう第1管路P1と第2管路P2との間に設け
てある仕切部2に開穿形成された円形状の弁座3を介し
て連通させて成る弁筐体4と、弁座3に密着閉止させて
第1管路P1から第2管路P2への流れを遮断するか、
もしくは弁座3の開閉量を調節するための弁体13が取
り付けられ、所定の往復移動によって当該弁体13を開
閉方向に作動させる作動部材12と、作動部材12を駆
動するための駆動源Mの出力軸に嵌着した駆動部材11
とを備えている。
【0008】尚、この非接触型作動装置1は、電磁弁を
使用した流量制御弁装置、あるいは超音波モータ利用に
よる各種制御機器のアクチュエーター装置、さらには非
接触型ベアリング装置等に応用することも可能であるこ
とは勿論である。
【0009】すなわち、筒体下端側面に弁座3に連通す
る開口部14を形成し、筒体内周面には作動部材12を
上下方向にスライド移動させるように規制するために長
手方向に沿って合計4本の直線突起状のガイドレール1
5Aを設けて成るガイド用筒部15が弁筐体4内部にお
ける弁座3を被せるようにして配置されている。そし
て、ガイド用筒部15の上側には駆動源Mとして例えば
可逆ACモータ等を配し、弁筐体4内部において流体を
制御するために当該可逆ACモータの出力軸には、磁性
体から成る雄ネジ体状の駆動部材11として例えば長手
方向に沿ってN極とS極とに着磁形成されている丸棒磁
石の外周面にネジ溝を形成して成る棒ネジを連結してあ
る。
【0010】棒ネジのN極側には、磁性体から成る雌ネ
ジ体状の作動部材12として例えば内周側をN極とし、
外周側をS極となるように着磁形成されているナット状
の筒ネジを捩じ込ませてある。すなわち、図1に示すよ
うに、駆動部材11たる棒ネジと作動部材12たる筒ネ
ジとのネジ接合部が磁性的に互いに反発し合う状態で噛
合するように例えば棒ネジのN極側に、内周側をN極と
し、外周側をS極となるように着磁形成した筒ネジを捩
じ込ませることで棒ネジの極性と筒ネジ内周の極性とが
共にN極同士となるように配置させてあり、しかも図3
に示すように、筒ネジの内径は棒ネジの外径よりも例え
ば約30〜60ミクロン程度の若干大きくした状態で捩
じ込ませてある。このようにネジ接合部のクリアランス
dが小さい程、磁気的反発力が大きいものとなる磁気的
性質を利用して、両ネジ間の非接触状態を確実なものと
することを可能なものとしてある。
【0011】図2に示すように、筒ネジの外周面には縦
方向に沿って直線状の凹部12Aを形成し、この凹部1
2Aに前記ガイド用筒部15のガイドレール15Aを係
合させることで、駆動部材11の回転によってネジ送り
される作動部材12を上下方向にスライド移動するよう
に規制してある。尚、ネジ送り移動される作動部材12
をガイド用筒部15の上端で係止させるためにガイド用
筒部15の内周上端側には筒内径を内側に縮小させた環
状のストッパー部15Bを形成してある。また、作動部
材12下面には複数本のロッド16を垂下形成し、ロッ
ド16の下端部には流量の微細な調節に向いている円錐
状のニードル弁等の弁体13を取り付けてある。
【0012】尚、上述した第1の実施の形態の他例とし
ては、図4に示すように、磁性体から成る雄ネジ体状の
駆動部材11としての棒ネジに、磁性体から成る雌ネジ
体状の作動部材12として例えば長手方向に沿ってN極
とS極とに着磁形成されている長尺ナット状の筒ネジを
捩じ込ませ、駆動部材11たる棒ネジと作動部材12た
る筒ネジとのネジ接合部が磁性的に互いに反発し合う状
態で噛合するように両部材の極性を同方向に配置させて
も良い。このとき図3に示すように、筒ネジの内径は棒
ネジの外径よりも例えば約30〜60ミクロン程度の若
干大きくした状態で捩じ込ませてあることは前記した第
1の実施の形態と同様である。
【0013】この場合、筒ネジが棒ネジに沿って上下方
向に移動してもその移動範囲が小さい限りにおいては、
たとえ中間部分で異極同士が接合したとしても、棒ネ
ジ、筒ネジそれぞれの同極同士の接合面積の方が十分に
大きくしかも棒ネジ、筒ネジそれぞれの中間部分すなわ
ちN極とS極との境界部分では磁束密度が小さくて磁気
的結合力が小さくなるために、実質的には磁気的合力と
しては反発力となるのである。
【0014】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての使用、動作の一例を説明するに、図1(a)、
図4(a)に示すように、駆動源Mの正転駆動により駆
動部材11を正転させ作動部材12をガイド用筒部15
に沿って上方向にストッパー部15Bの位置までネジ送
り移動させると、弁体13によって弁筐体4内部の弁座
3が全開され、流体の流れが弁座3を介して第1管路P
1と第2管路P2との間を略S字形に曲がりながら通り
抜ける。このとき弁体13は、磁気的反発力によって非
接触フローティング状態となってネジ送り移動させられ
る作動部材12により弁筐体4内部の弁座3を作動上の
ヒステリシスが無い状態となって確実に開放させること
となる。
【0015】一方、図1(b)、図4(b)に示すよう
に、駆動源Mの逆転駆動により駆動部材11を逆転させ
作動部材12をガイド用筒部15に沿って下方向にネジ
送り移動させると、弁筐体4内部の弁座3が弁体13に
よって密着閉止され、弁座3を介しての第1管路P1と
第2管路P2との間の流体の流れを遮断する。このとき
弁体13は、磁気的反発力によって非接触フローティン
グ状態となってネジ送り移動させられる作動部材12に
より弁筐体4内部の弁座3を作動上のヒステリシスが無
い状態となって確実に閉止させることとなる。
【0016】また、図5、図6には第2の実施の形態が
示されており、第1の実施の形態を示した図1乃至図4
と同一の構成部分については同一の符号が付されること
でその詳細な説明は省略されている。この第2の実施の
形態にあっては第1の実施の形態における駆動部材11
である棒ネジに捩じ込まれた作動部材12が平形円形状
のナット部材によって形成されているものである。
【0017】すなわち、駆動部材11の下端部を弁筐体
4の上部に形成した軸受部24に支持させると共に、例
えば合計4本の棒磁石21を円周に沿って例えば90°
間隔毎に放射状に固定して成る平形円形状のナット部材
を、弁筐体4上側において駆動源Mを支持させるために
形成した例えば4本のガイド用軸部22に貫挿配置さ
せ、棒ネジにナット部材の4本の棒磁石の一端磁極部に
形成した雌ネジ部としての刃形突起部21Aを僅かなク
リアランスdを付与した状態で且つ棒ネジの磁極と同じ
極性が対向配置する状態で捩じ込ませてある。そして、
ナット部材の下面に突出形成した例えば4本のロッド2
3を弁筐体4内部に水密状態となるようにして貫挿さ
せ、ロッド23先端には円錐状のニードル弁等の弁体1
3を取り付けることで、弁筐体4内部の弁座3を密着閉
止させるようにしてある。
【0018】また、図7には第3の実施の形態が示され
ており、第1の実施の形態を示した図1乃至図4と同一
の構成部分については同一の符号が付されることでその
詳細な説明は省略されている。この第3の実施の形態に
あっては第1の実施の形態における駆動部材11である
棒ネジに捩じ込まれた作動部材12自体が磁性体から成
る平形円形状のナット部材によって形成されているもの
である。
【0019】すなわち、駆動部材11たる棒ネジの下端
部を弁筐体4の上部に形成した軸受部24に支持させる
と共に、例えば内周側と外周側とが極性の異なるように
着磁されたリング状磁石31によって形成したナット部
材を、棒ネジに僅かなクリアランスdを付与した状態で
且つ棒ネジの磁極と同じ極性が対向配置する状態で捩じ
込ませてある。また、ナット部材の外周の対向位置にそ
れぞれ突出形成した縦向きの突起部31Aを、弁筐体4
上に左右に設けた不動枠部32の相対峙する側面に形成
した各々の溝部32Aに係合させてある。そして、ナッ
ト部材の下面に突出形成した1本のロッド23を弁筐体
4内部に水密状態となるようにして貫挿させ、ロッド2
3先端には円錐状のニードル弁等の弁体13を取り付け
ることで、弁筐体4内部の弁座3を密着閉止させるよう
にしてある。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、回転駆動される雄ネジ体状の駆動部材11と、駆
動部材11に噛合され当該駆動部材11の回転によりネ
ジ送り移動される雌ネジ体状の作動部材12とを有する
非接触型作動装置において、摩耗が無くて変形し難い高
剛性を常に維持することができ、しかも応答が迅速で追
従性が良く、作動上のヒステリシスが無いものとするこ
とができる。しかも、電磁弁を使用した流量制御弁装
置、あるいは超音波モータ利用による各種制御機器のア
クチュエーター装置、さらには非接触型ベアリング装置
等としても応用が可能である。
【0021】すなわちこれは本発明において、駆動源M
により駆動される磁性体から成る駆動部材11と、駆動
部材11に連繋され当該駆動部材11の駆動により作動
される磁性体から成る作動部材12とを有し、駆動部材
11と作動部材12との連繋部が磁性的に互いに反発し
合うよう両部材を同磁極となして配置させたからであ
り、これによって、駆動部材11の駆動による作動部材
12の移動の際には、作動部材12は駆動部材11に対
し非接触フローティング状態となって移動させられるた
め、駆動部材11と作動部材12との連繋部の摩耗を無
くすことができ、しかも両部材11,12に対し変形し
難い高剛性や長寿性等を常に維持することができる。ま
た、駆動部材11の駆動に対する作動部材12の応答が
迅速で追従性が良いものとなり、しかも作動上のヒステ
リシスが無いものとすることができる。さらに、両部材
11,12の連繋部におけるクリアランスdが小さい
程、磁気的反発力が大きいので、非接触状態を確実なも
のとすることができる。
【0022】駆動源Mにより回転駆動される磁性体から
成る雄ネジ体状の駆動部材11と、駆動部材11に噛合
され当該駆動部材11の回転によりネジ送り移動される
磁性体から成る雌ネジ体状の作動部材12とを有し、駆
動部材11と作動部材12とのネジ接合部が磁性的に互
いに反発し合うよう両部材11,12を同磁極となして
噛合配置させので、駆動部材11の駆動による作動部材
12の移動の際には、作動部材12は駆動部材11に対
し非接触フローティング状態となって移動させられるた
め、駆動部材11と作動部材12との両ネジ体のネジ接
合部の摩耗を無くすことができ、しかも両ネジ体に対し
変形し難い高剛性や長寿性等を常に維持することができ
る。また、駆動部材11の回転駆動に対する作動部材1
2の応答が迅速で追従性が良いものとなり、しかも作動
上のヒステリシスが無いものとすることができる。さら
に、両ネジ体が噛合するネジ接合部におけるクリアラン
スdが小さい程、磁気的反発力が大きいので、非接触状
態を確実なものとすることができる。
【0023】作動部材12は、流量制御弁装置用の弁筐
体4内部の仕切部2に配した弁座3を閉止させる弁体1
3を備えたので、流量を正確に制御することが可能な磁
力利用の非接触型流体制御弁装置を容易に提供すること
ができる。
【0024】管路を流通する流体の流量を制御するよう
所定の流体が流通する管路の途中に配置された流量制御
弁装置用の非接触型作動装置であって、管路の開閉量を
調節する弁体13と、所定のネジ送り往復移動によって
当該弁体13を開閉方向に作動させる磁性体から成る雌
ネジ体状の作動部材12と、作動部材12をネジ送り駆
動させる駆動源Mに取り付けた磁性体から成る雄ネジ体
状の駆動部材11とを備え、駆動部材11と作動部材1
2とのネジ接合部が磁性的に互いに反発し合うよう両部
材11,12を同磁極となして噛合配置させたので、駆
動部材11の駆動による作動部材12の移動の際には、
作動部材12は駆動部材11に対し非接触フローティン
グ状態となって移動させられるため、駆動部材11と作
動部材12との両ネジ体のネジ接合部の摩耗を無くすこ
とができ、しかも両ネジ体に対し変形し難い高剛性や長
寿性等を常に維持することができる。また、駆動部材1
1の回転駆動に対する作動部材12の応答が迅速で追従
性が良いものとなり、しかも作動上のヒステリシスが無
いものとし、流量を正確に制御することが可能な磁力利
用の非接触型流体制御弁装置を容易に提供することがで
きる。
【0025】作動部材12は駆動部材11である棒ネジ
に対し僅かなクリアランスdを付与した状態で捩じ込ま
せた筒ネジであって、棒ネジに捩じ込ませた筒ネジの筒
内周面側の磁極は、当該棒ネジの磁極と同じ極性が対向
するように配置したので、当該クリアランスdの設定に
より、作動部材12に掛かる負荷に対応しての磁気的反
発力の増強が可能となり、棒ネジと筒ネジとのネジ接合
部の非接触状態を確実なものとできると共に、高い剛性
を付与するとができることで筒ネジのネジ送り動作によ
る棒ネジのネジ接合部における変形の度合いを極力低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における非接触型作
動装置を示すものであり、(a)は、開弁状態の縦断面
図、(b)は閉弁状態の縦断面図である。
【図2】図1(a)におけるX−X断面図である。
【図3】ネジ接合部の拡大された断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の他例における非接
触型作動装置を示すものであり、(a)は、開弁状態の
縦断面図、(b)は閉弁状態の縦断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における非接触型作
動装置を示すものであり、(a)は、開弁状態の縦断面
図、(b)は閉弁状態の縦断面図である。
【図6】図5(a)におけるY−Y断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における非接触型作
動装置の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
M…駆動源 d…クリアラン
ス P1…第1管路 P2…第2管路 1…非接触型作動装置 2…仕切部 3…弁座 4…弁筐体 11…駆動部材 12…作動部材 12A…凹部 13…弁体 14…開口部 15…ガイド用
筒部 15A…ガイドレール 15B…ストッ
パー部 16…ロッド 21…棒磁石 21A…刃形突
起部 22…ガイド用軸部 23…ロッド 24…軸受部 31…リング状
磁石 31A…突起部 32…不動枠部 32A…溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/04 F16K 31/04 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により駆動される磁性体から成る
    駆動部材と、駆動部材に連繋され当該駆動部材の駆動に
    より作動される磁性体から成る作動部材とを有し、駆動
    部材と作動部材との連繋部が磁性的に互いに反発し合う
    よう両部材を同磁極となして配置させたことを特徴とす
    る非接触型作動装置。
  2. 【請求項2】 駆動源により回転駆動される磁性体から
    成る雄ネジ体状の駆動部材と、駆動部材に噛合され当該
    駆動部材の回転によりネジ送り移動される磁性体から成
    る雌ネジ体状の作動部材とを有し、駆動部材と作動部材
    とのネジ接合部が磁性的に互いに反発し合うよう両部材
    を同磁極となして噛合配置させたことを特徴とする非接
    触型作動装置。
  3. 【請求項3】 作動部材は、流量制御弁装置用の弁筐体
    内部の仕切部に配した弁座を閉止させる弁体を備えた請
    求項1または2記載の非接触型作動装置。
  4. 【請求項4】 管路を流通する流体の流量を制御するよ
    う所定の流体が流通する管路の途中に配置された流量制
    御弁装置用の非接触型作動装置であって、管路の開閉量
    を調節する弁体と、所定のネジ送り往復移動によって当
    該弁体を開閉方向に作動させる磁性体から成る雌ネジ体
    状の作動部材と、作動部材をネジ送り駆動させる駆動源
    に取り付けた磁性体から成る雄ネジ体状の駆動部材とを
    備え、駆動部材と作動部材とのネジ接合部が磁性的に互
    いに反発し合うよう両部材を同磁極となして噛合配置さ
    せたことを特徴とする非接触型作動装置。
  5. 【請求項5】 作動部材は駆動部材である棒ネジに対し
    僅かなクリアランスを付与した状態で捩じ込ませた筒ネ
    ジであって、棒ネジに捩じ込ませた筒ネジの筒内周面側
    の磁極は、当該棒ネジの磁極と同じ極性が対向するよう
    に配置した請求項1乃至4のいずれか記載の非接触型作
    動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021214753A3 (en) * 2020-04-23 2021-11-25 Veev Group, Inc. Non-contact actuation assembly for magnetic valves

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WO2021214753A3 (en) * 2020-04-23 2021-11-25 Veev Group, Inc. Non-contact actuation assembly for magnetic valves

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