JP2002226392A - 免疫賦活組成物 - Google Patents

免疫賦活組成物

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JP2002226392A
JP2002226392A JP2001023176A JP2001023176A JP2002226392A JP 2002226392 A JP2002226392 A JP 2002226392A JP 2001023176 A JP2001023176 A JP 2001023176A JP 2001023176 A JP2001023176 A JP 2001023176A JP 2002226392 A JP2002226392 A JP 2002226392A
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agaricus
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propolis
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JP2001023176A
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Masatoshi Usukura
昌利 臼倉
Junji Okuma
淳司 大隈
Yoko Fukazawa
洋子 深澤
Kozo Yatagai
浩三 谷田貝
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Nissui Pharmacetuical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)アガリクス又はその抽出物、
(B)プロポリス又はその抽出物及び(C)植物発酵物
又はその抽出物を含有する免疫賦活組成物。 【効果】 本発明の免疫賦活組成物は、服用した際の味
の悪さが改善され、免疫力を高め、免疫力低下により生
じる各種の疾患の予防・治療に有効であって、また食品
としても有用である。また、本発明は優れた抗腫瘍活性
を示し、抗腫瘍組成物として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、服用した際の味の
悪さが改善された、免疫力を高め、免疫力低下により生
じる各種の疾患の予防・治療に有効な免疫賦活組成物及
び抗腫瘍組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫はウイルス・細菌等の外敵やガン細
胞等の体内で生じた異常物質から身を守る生体の重要な
防御機構である。免疫力の低下は虚弱体質となって現
れ、特に免疫力の弱い子供、高齢者では、感染症及びそ
の他の疾患に対する抵抗性が乏しく、風邪をこじらせて
死亡する例さえ発生している。また、近年ではO−15
7をはじめとして各種の食中毒が起こり社会問題となっ
ている。このような疾患の予防や治療の一つの手段とし
て、免疫力を高める医薬や健康食品が脚光をあびてい
る。このような健康食品には、アガリクス、プロポリス
等の抽出物が用いられている。例えば、プロポリス濃縮
エキス、花粉末等の食品素材をβ−サイクロデキストリ
ンと共にジャム等の食品に入れたもの(特開平10−2
10938号公報)、アガリクス、プロポリス等を含有
する天然保存飲食料品(特開平10−215838号公
報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの健康
食品は、いずれもアガリクス、プロポリス等に由来する
異味が強いため服用しにくく、また、弱った免疫力を回
復するに至らず、免疫賦活作用も充分ではなかった。本
発明の目的は、異味を感じないで服用し易く、免疫賦活
作用の強い免疫賦活組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アガリクス
及びプロポリスに植物発酵物を併用すると、異味を感じ
ずに服用でき、また、免疫賦活作用に優れる免疫賦活組
成物が得られることを見出した。
【0005】すなわち、本発明は、(A)アガリクス又
はその抽出物、(B)プロポリス又はその抽出物及び
(C)植物発酵物又はその抽出物を含有する免疫賦活組
成物を提供するものである。また、この免疫賦活組成物
を含有する食品を提供するものである。また、(A)ア
ガリクス又はその抽出物、(B)プロポリス又はその抽
出物及び(C)植物発酵物又はその抽出物を含有する抗
腫瘍組成物を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用するアガリクス(Ag
aricus blazei)は、ハラタケ属の茸の一種であって、
ブラジル サンパウロ地方に自生している茸であるが、
屋内外で人工栽培が可能である(特公平7−36733
号公報)。子実体の形状は円錐形(つり鐘形)で、傘の
外表面の色は褐色、柄の色は白色ないし乳白色、傘の大
きさは5〜10cm、柄の長さは最大15cm位まで成長す
る。傘の縁や内表面の形状は円錐状、ひだは放射状、ひ
だの縁はカールを巻き、柄の付き方は中心性、柄の形状
は等茎(但し、根元は膨れる)、生え方は散性である。
【0007】成分(A)は、アガリクス粉末又は溶剤に
よる抽出物の形態で使用される。アガリクス粉末は、ア
ガリクスを乾燥し、粉砕して得られる粉末である。アガ
リクス抽出物は、溶剤として水、低級アルコール等を用
いた抽出物であって、特に水、エタノール、含水エタノ
ールで抽出したものが好ましい。また、90〜100℃
の熱水で抽出したアガリクスエキスも用いられる。アガ
リクス抽出物は、そのままで又は濃縮して使用してもよ
く、また、溶剤を除いたアガリクス乾燥エキスとして使
用してもよい。成分(A)としては、アガリクス粉末、
アガリクス抽出物、特に濃縮したもの、アガリクス乾燥
エキスが好ましい。
【0008】本発明の免疫賦活組成物中の成分(A)の
含有量は特に制限ないが、粉末の場合は1〜70重量
%、特に5〜40重量%含有するのが好ましい。また、
アガリクス抽出物の場合は、乾燥固形物として0.05
〜70重量%、特に0.25〜40重量%含有するのが
好ましい。なお、本発明で乾燥固形物とは、抽出物から
水、低級アルコール等の溶剤を除いたものをいう。
【0009】本発明で使用するプロポリスは、ミツバチ
の巣房の構成素材の一つとして、ミツバチにより花粉及
び植物の樹液等の分泌物と自ら分泌する唾液やミツロウ
等の分泌物とを練り合せて作られたものである。
【0010】成分(B)は、プロポリス自体、プロポリ
スの抽出物又はプロポリス自体もしくはプロポリスの抽
出物を適当な賦形剤に倍散させた形態として使用され
る。プロポリス抽出物は、溶剤として水、低級アルコー
ル等を用いた抽出物であって、特に、水、エタノール、
含水エタノールで抽出したものが好ましい。プロポリス
抽出物は、そのまま又は濃縮して使用してもよく、ま
た、溶剤を除いたプロポリス乾燥エキスとして使用して
もよい。
【0011】本発明の免疫賦活組成物中の成分(B)の
含有量は特に制限ないが、乾燥固形物として0.000
5〜30重量%、特に0.0025〜5重量%含有する
のが好ましい。
【0012】本発明で使用する成分(C)は、穀物、果
実、野菜、海藻等の植物を、麹菌、酵母等の微生物を用
いて発酵させたものである。ここで使用する植物として
は、キャベツ、レタス、チシャ、コマツナ、ホウレンソ
ウ、セロリ、シュンギク、ハクサイ、キョウナ、ヨメ
ナ、パセリ、オランダガラシ、シソ、たまねぎ、大根
葉、野沢菜、チンゲン菜等の葉菜類;ブロッコリー、ナ
タネ、食用ギク、カリフラワー等の花菜類;アスパラガ
ス、タケノコ、フキ、ウド等の茎菜類;カボチャ、キュ
ウリ、ナス、ピーマン、スイカ、メロン、シロウリ、ト
マト等の果菜類;カブ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、
ショウガ、レンコン、タンポポ(根)、もやし等の根菜
類;サツマイモ、ヤマイモ、里イモ、ジャガイモ、キク
イモ、クワイ、長イモ等のイモ類;オレンジ、みかん、
ゆず、すだち、レモン等の柑橘類;アンズ、ウメ、スモ
モ、プルーン、キウイ、ブドウ等の小粒果実類;カリ
ン、モモ、リンゴ、ナシ、パイン、バナナ等の大粒果実
類;クリ、クルミ、トチ、ギンナン、落花生等のナッツ
類;コンブ、ワカメ、ヒジキ、アラメ等の海藻類;シイ
タケ、エノキタケ、シメジ、マイタケ、マンネンタケ等
のきのこ類;ダイズ、アズキ、黒豆、なんきん豆等の豆
類;玄米、大麦、ソバ、トウモロコシ、ハトムギ等の穀
類;クマザサ、ハブ草等が挙げられる。
【0013】植物発酵物は、植物を必要により細断し
て、麹菌、酵母、乳酸菌等の微生物で発酵させ、搾汁又
は乾燥して製造される。例えば植物を水洗し、必要によ
り細断してから、圧搾し、搾汁し、これに酵母、乳酸菌
等を加えて発酵する方法、野菜、果実、海藻等の植物を
水洗し、細断又は圧搾した後、熟成して自然発酵し、次
いで搾汁し、酵母、乳酸菌等を加えて発酵を続ける方
法、穀物等の植物を水洗し、蒸煮し、麹菌等を加えて培
養する方法等が挙げられる。発酵は、例えば、20〜3
6℃、好ましくは20〜30℃で、0.1〜60ヶ月
間、好気発酵後、搾汁し、室温で1〜24ヶ月間静置さ
せる。
【0014】成分(C)は、植物発酵食品として市販さ
れているものを使用してもよく、例えば、森川酵素(発
売元:森川健康堂株式会社)、暁酵素(暁酵素産業株式
会社)大高酵素(大高酵素株式会社)、寿酵素(レーベ
ン製薬株式会社)、万田酵素(万田株式会社)、大和酵
素(大和酵素株式会社)、正和寿源(正和薬品株式会
社)等が挙げられる。
【0015】本発明の免疫賦活組成物中の成分(C)の
含有量は特に制限ないが、乾燥固形物として0.1〜9
5重量%含有するのがよく、また、ペースト剤の場合は
好ましくは30〜60重量%、液剤の場合は0.1〜4
0重量%含有するのがよい。
【0016】また、本発明の抗腫瘍組成物中の成分
(A)の含有量は特に制限ないが、粉末の場合は1〜7
0重量%、特に5〜40重量%含有するのが好ましい。
また、アガリクス抽出物の場合は、乾燥固形物として
0.05〜70重量%、特に0.25〜40重量%含有
するのが好ましい。成分(B)の含有量は特に制限ない
が、乾燥固形物として0.0005〜30重量%、特に
0.0025〜5重量%含有するのが好ましい。成分
(C)の含有量は特に制限ないが、乾燥固形物として
0.1〜95重量%含有するのがよく、また、ペースト
剤の場合は好ましくは30〜60重量%、液剤の場合は
0.1〜40重量%含有するのがよい。
【0017】本発明の免疫賦活組成物及び抗腫瘍組成物
は、これらの成分とイヌトウキ、エキナセア、霊芝等の
抽出物等公知の物質とを混合して製造されるが、担体を
使用して、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、ペ
ースト剤、シロップ剤、乳剤等の経口剤形にするのが好
ましい。
【0018】例えば、錠剤、散剤、顆粒剤等の経口用固
形製剤の形態に成形するに際しては、担体として、例え
ば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプ
ン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、無水
第二リン酸カルシウム及びアルギン酸等の賦形剤;単シ
ロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピ
ロリドン、カルボキシメチルセルロース、セラック、メ
チルセルロース、エチルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、コーンファイバ
ー、水及びエタノール等の結合剤;アルギン酸、かんて
ん末、デンプン、架橋ポリビニルピロリドン、架橋カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチル
セルロースカルシウム及びデンプングルコール酸ナトリ
ウム等の崩壊剤;ステアリルアルコール、ステアリン
酸、カカオバター及び水素添加油等の崩壊抑制剤;第4
級アンモニウム塩及びラウリル硫酸ナトリウム等の吸収
促進剤;デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、無
水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウム及びコロイド状ケイ酸等の吸収剤;精製タル
ク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール及びショ
糖脂肪酸エステル等の滑沢剤等を使用できる。カプセル
剤は、上記で例示した各種の担体と混合し、硬質ゼラチ
ンカプセル及び軟質カプセル等に充填して調製される。
カプセル剤には、水、グリセリンや小麦胚芽油、サフラ
ワー油等の油脂類等を含有してもよい。液体、ペースト
製剤は、水性又は油性の懸濁液、溶液、シロップ及びエ
リキシル剤であってもよく、これらは、水、アルコール
類、含水アルコール、糖類、ハチミツ、プルーンエキス
等の通常の添加剤を用いて常法に従い、調製される。
【0019】本発明の免疫賦活組成物は、水、黒糖、オ
リゴ糖、砂糖等の甘味類、油脂類、澱粉類、無機質、ビ
タミン類、アルコール類、有用菌類、有機酸類、蛋白質
類、植物繊維、各種薬草類等と併用した健康食品の形態
とするのが、日常的に摂取できて免疫力の低下を補う点
で好ましい。
【0020】食品の形状は、液体、ペースト、粉末、顆
粒、固形等の形状が挙げられ、液体、ペーストが服用し
易く好ましい。食品としては、液体、ペースト飲料、特
にペースト飲料が好ましい。
【0021】医薬又は食品中には、本発明の免疫賦活組
成物を、そのまま用いしてよいが、液体、ペースト、錠
剤等の剤型によって水、担体等で希釈して使用するが、
例えば、乾燥固形物として0.7〜70重量%含有する
のが好ましい。
【0022】医薬又は該食品の摂取量は、本発明の免疫
賦活組成物の乾燥固形物として、成人に対して0.1〜
30g/人/日、特に3〜15g/人/日となる量であ
るのが好ましい。
【0023】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】植物発酵物の製造例 葉菜類(キャベツ、たまねぎ、白菜、レタス、ほうれん
草、小松菜、京菜、大根葉、野沢菜、チンゲン菜、チシ
ャ、セロリ、春菊、ヨメナ、パセリ、紫蘇)、根菜類
(大根、ニンジン、もやし、ゴボウ、レンコン、カブ、
生姜)、果菜類(なす、ピーマン、トマト、メロン、カ
ボチャ、きゅうり、スイカ、白瓜)、イモ類(サツマイ
モ、ジャガイモ、サトイモ、長イモ、やまいも)、きの
こ類(エノキ茸、椎茸、マンネン茸、シメジ、まいた
け)、穀類(ハトムギ、玄米、大麦、とうもろこし)、
大粒果実(りんご、パイン、バナナ、カリン、もも、な
し)、花菜類(ブロッコリー、カリフラワー、なた
ね)、小粒果実(キウイ、あんず、ウメ、すもも、ブド
ウ、プルーン)、海藻類(ワカメ、昆布、ひじき、アラ
メ)、豆類(大豆、小豆、なんきん豆、黒豆)、かんき
つ類(温州みかん、レモン)、茎菜類(アスパラガス、
たけのこ、ふき、うど)、ナッツ類(落花生、くる
み)、野草(クマザサ、ハブ草)及び黒糖、オリゴ糖の
混合物を粉砕し、酵母、乳酸菌を加えて、室温で36ヶ
月間発酵後、搾汁し、室温で12ヶ月間静置して熟成さ
せた(乾燥固形物50重量%)。
【0025】実施例1 免疫賦活作用の指標として、免疫生体防御機能を担って
いる白血球より産生される腫瘍壊死因子(TNF−α)
を使って、その誘導生産量を比較して免疫賦活作用を測
定した。
【0026】使用動物:BALB/C雄性、6週齢マウ
ス 試験方法:6週齢のマウス48匹を用い、試験前日より
一晩絶食させた。一群を8匹ずつとし、免疫賦活組成物
投与群、対象としてアガリクス投与群、プロポリス投与
群、植物発酵エキス投与群、コントロールとして生理食
塩水投与群の計6群に分けた。各群とも経口投与を行
い、3時間後にピシバニール0.1mg/200μL/マ
ウスとなるように尾静脈内投与した。この後2時間経過
した時点で採血し、血清中のTNF−α量の測定を行っ
た。 投与:本発明免疫賦活組成物 アガリクス粉末*1 96.0g アガリクスエキス*2 60.0g プロポリス*3 2.5g 植物発酵エキス*4 541.5g 計 700.0g *1:乾燥粉砕物 *2:乾燥粉砕物1gを精製水1mL中に90℃、1時間浸して抽出した もの(乾燥固形物18重量%) *3:プロポリス15重量%とシクロデキストリン85重量%混合物 *4:製造例の植物発酵物
【0027】この免疫賦活組成物を精製水で希釈し、マ
ウスの体重1kg当たり本組成物投与量が18gとなるよ
うに投与した。アガリクス投与群には、アガリクス粉末
1.6に対しアガリクスエキス1.0の比で混合したア
ガリクス混合物を精製水に懸濁し、マウスの体重1kg当
たりアガリクス混合物が4gとなるように投与した。プ
ロポリス投与群はプロポリスを精製水で希釈し、マウス
の体重1kg当たりプロポリスの投与量が64mgとなるよ
うに投与した。植物発酵エキス投与群には、植物発酵エ
キスを精製水で希釈し、マウスの体重1kg当たり植物発
酵エキスの投与量が13.4gとなるように投与した。
生理食塩水投与群には生理食塩水400μLを投与し
た。
【0028】測定結果を下に示す。 血清中TNF−α量(pg/mL) 免疫賦活組成物投与群 378.7 (285.3) アガリクス投与群 156.9 ( 63.5) プロポリス投与群 108.7 ( 15.3) 植物発酵エキス投与群 124.3 ( 30.9) 生理食塩水投与群 93.4 *( )の値は各投与群のTNF-α量より生理食塩水投与群のTNF-α量を減じた 値
【0029】免疫賦活組成物投与群は、コントロールで
ある生理食塩水投与群に比べTNF−α量は4倍となっ
た。また、各投与群のTNF−α量より生理食塩水投与
群のTNF−α量を減じた値では免疫賦活組成物投与群
は285.3pg/mLで、各単独投与群の合計値109.
7pg/mLの約2.6倍となり、それぞれの単独投与に比
べ、免疫賦活組成物投与群で極めて優れた免疫増強に対
する相乗効果を認めた。
【0030】実施例2 マウス乳腺癌Adenocarcinoma 755を用いて抗腫瘍活
性を測定した。 使用動物:Slc:BDF1雄性、14週齢マウス 試験方法:マウス14匹を用い、それぞれに、腫瘍細胞
を1×105 cells/0.05mL/マウスの割合で移植し
た。一群を7匹とし、抗腫瘍組成物投与群、コントロー
ルとして生理食塩水投与群の2群に分けた。移植翌日よ
り、下記抗腫瘍組成物を注射用水で希釈し、1匹当たり
1.4g/kg/dayとなるように14日間連続して経口投
与した。生理食塩水投与群は注射用水を20mL/匹/da
y投与した。投与終了後腫瘍を摘出して重量を測定し
た。 投与:本発明抗腫瘍組成物 アガリクス粉末 96.0g アガリクスエキス 60.0g プロポリス 2.5g 植物発酵エキス 541.5g 計 700.0g (注:実施例1と同じ原料を使用した)
【0031】各群の腫瘍重量は、次の通りであった。 抗腫瘍組成物投与群 1496mg 生理食塩水投与群 4316mg 抗腫瘍組成物投与群は、生理食塩水投与群に比べ腫瘍重
量が1/3に減少しており、優れた抗腫瘍活性を示し
た。
【0032】実施例3 20〜60才の成人男女30人が実施例1で製造したペ
ースト状免疫賦活組成物を7g服用した際の服用の状況
を調査した結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】本発明の免疫賦活組成物は、大変服用しや
すいものであった。
【0035】実施例4 次の液体飲料を調製した。 アガリクスエキス*5 3 g プロポリスエキス*6 0.03g 植物発酵物*7 20 g 白糖 10 g 香料 微量 精製水 66.97g 計 100.00g *5:実施例1と同じ *6:プロポリス(1g)をエタノール(10mL)で、2週間、室温で 抽出した後、乾燥固形物が含有量が70重量%になるまで濃縮し たもの。 *7:実施例1に同じ
【0036】
【発明の効果】本発明の免疫賦活組成物は、服用した際
の味の悪さが改善され、免疫力を高め、免疫力低下によ
り生じる各種の疾患の予防・治療に有効であって、また
食品としても有用である。また、本発明は優れた抗腫瘍
活性を示し、抗腫瘍組成物として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 洋子 茨城県結城市北南茂呂1075−2 日水製薬 株式会社研究所内 (72)発明者 谷田貝 浩三 茨城県結城市北南茂呂1075−2 日水製薬 株式会社研究所内 Fターム(参考) 4C087 AA01 AA02 BB22 MA02 NA05 NA09 ZB09 ZB26 4C088 AA07 AC16 BA08 CA05 CA06 MA07 MA52 NA05 NA09 ZB09 ZB26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アガリクス又はその抽出物、
    (B)プロポリス又はその抽出物及び(C)植物発酵物
    又はその抽出物を含有する免疫賦活組成物。
  2. 【請求項2】 経口用組成物である請求項1記載の免疫
    賦活組成物。
  3. 【請求項3】 ペースト組成物である請求項1又は2記
    載の免疫賦活組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の免疫賦活組成物を含有す
    る食品。
  5. 【請求項5】 (A)アガリクス又はその抽出物、
    (B)プロポリス又はその抽出物及び(C)植物発酵物
    又はその抽出物を含有する抗腫瘍組成物。
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