JP2002224932A - オイルミスト噴射装置 - Google Patents
オイルミスト噴射装置Info
- Publication number
- JP2002224932A JP2002224932A JP2001024642A JP2001024642A JP2002224932A JP 2002224932 A JP2002224932 A JP 2002224932A JP 2001024642 A JP2001024642 A JP 2001024642A JP 2001024642 A JP2001024642 A JP 2001024642A JP 2002224932 A JP2002224932 A JP 2002224932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil mist
- oil
- injection
- amount
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルミストの噴射量を加工状況に最適とな
るように制御できるようにしたオイルミスト噴射装置を
提供する。 【解決手段】 オイルミスト26を発生するオイルミス
ト発生装置22と、このオイルミスト発生装置22で発
生したオイルミスト26を加工部位に向けて噴射する噴
射ノズル28と、加工進行状況を監視して、予め設定し
た加工条件に合致するように噴射ノズル28から噴射す
るオイルミスト26の噴射量を制御するコントローラ5
8を有する。
るように制御できるようにしたオイルミスト噴射装置を
提供する。 【解決手段】 オイルミスト26を発生するオイルミス
ト発生装置22と、このオイルミスト発生装置22で発
生したオイルミスト26を加工部位に向けて噴射する噴
射ノズル28と、加工進行状況を監視して、予め設定し
た加工条件に合致するように噴射ノズル28から噴射す
るオイルミスト26の噴射量を制御するコントローラ5
8を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削あるいは研削
加工を行う際に、切削油をミスト状にしたオイルミスト
を加工部位に向けて噴射することによって、加工部の潤
滑と工具の冷却を行いつつ、使用切削油の量を大幅に削
減するようにしたオイルミスト噴射装置に関する。
加工を行う際に、切削油をミスト状にしたオイルミスト
を加工部位に向けて噴射することによって、加工部の潤
滑と工具の冷却を行いつつ、使用切削油の量を大幅に削
減するようにしたオイルミスト噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、砥石を高速回転させて金属の表
面を研磨加工したり、工作機械を使用して工作物の切削
加工を行う際には、加工部位に切削油を供給することが
広く行われている。この切削油には、主に潤滑作用、冷
却作用及び洗浄作用があり、一般に液状のものを使用し
て加工部位に直接注ぐようにしていた。この場合、多量
の切削油が必要となって、コストアップに繋がってしま
うばかりでなく、多量の廃液が発生し、劣悪な環境でこ
の処理を行う必要がある。
面を研磨加工したり、工作機械を使用して工作物の切削
加工を行う際には、加工部位に切削油を供給することが
広く行われている。この切削油には、主に潤滑作用、冷
却作用及び洗浄作用があり、一般に液状のものを使用し
て加工部位に直接注ぐようにしていた。この場合、多量
の切削油が必要となって、コストアップに繋がってしま
うばかりでなく、多量の廃液が発生し、劣悪な環境でこ
の処理を行う必要がある。
【0003】このため、オイルミスト発生装置と噴射ノ
ズルとを備え、切削油をミスト状にしたオイルミストを
噴射ノズルから加工部位に向けて噴射して付着させるこ
とで、使用切削油の量を大幅に削減するようにしたオイ
ルミスト噴射装置が開発されている。
ズルとを備え、切削油をミスト状にしたオイルミストを
噴射ノズルから加工部位に向けて噴射して付着させるこ
とで、使用切削油の量を大幅に削減するようにしたオイ
ルミスト噴射装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オイルミスト噴射装置にあっては、噴射ノズルから加工
部位に向けて噴射されるオイルミストの噴射量を自動で
制御する手段が何ら備えられていなかった。このため、
加工の際に、必要に応じて加工部の状況を目視しながら
オイルミストの噴射量を手作業で調整する必要があり、
この作業に熟練を要するばかりでなく、加工品のばらつ
きや、切削油や研削油の使用量の増大による環境汚染に
繋がってしまうといった問題があった。
オイルミスト噴射装置にあっては、噴射ノズルから加工
部位に向けて噴射されるオイルミストの噴射量を自動で
制御する手段が何ら備えられていなかった。このため、
加工の際に、必要に応じて加工部の状況を目視しながら
オイルミストの噴射量を手作業で調整する必要があり、
この作業に熟練を要するばかりでなく、加工品のばらつ
きや、切削油や研削油の使用量の増大による環境汚染に
繋がってしまうといった問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、オイルミストの噴射量を加工状況に最適となるよう
に制御できるようにしたオイルミスト噴射装置を提供す
ることを目的とする。
で、オイルミストの噴射量を加工状況に最適となるよう
に制御できるようにしたオイルミスト噴射装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、オイルミストを発生するオイルミスト発生装置と、
このオイルミスト発生装置で発生したオイルミストを加
工部位に向けて噴射する噴射ノズルと、加工進行状況を
監視して、予め設定した加工条件に合致するように前記
噴射ノズルから噴射するオイルミストの噴射量を制御す
るコントローラを有することを特徴とするオイルミスト
噴射装置である。
は、オイルミストを発生するオイルミスト発生装置と、
このオイルミスト発生装置で発生したオイルミストを加
工部位に向けて噴射する噴射ノズルと、加工進行状況を
監視して、予め設定した加工条件に合致するように前記
噴射ノズルから噴射するオイルミストの噴射量を制御す
るコントローラを有することを特徴とするオイルミスト
噴射装置である。
【0007】これにより、各加工進行状況とオイルミス
トの噴霧量との関係を予め定めてコントローラに記憶し
ておき、実際に検知した加工進行状況に応じてオイルミ
スト噴霧量を予め設定した量に調整することで、オイル
ミストの噴霧量を加工状況に最適となるように制御する
ことができる。
トの噴霧量との関係を予め定めてコントローラに記憶し
ておき、実際に検知した加工進行状況に応じてオイルミ
スト噴霧量を予め設定した量に調整することで、オイル
ミストの噴霧量を加工状況に最適となるように制御する
ことができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、加工に使用して
いる工具類を駆動する駆動軸または原動機軸の回転トル
クを検知してオイルミストの噴射量を制御することを特
徴とする請求項1記載のオイルミスト噴射装置である。
例えば、工具類を一定速で回転させて加工している時の
工具駆動電力は、工具類を駆動する駆動軸や電動機軸の
回転トルクに比例するので、この回転トルクをトルクメ
ータ等で計測することで、加工進行状況を監視すること
ができる。
いる工具類を駆動する駆動軸または原動機軸の回転トル
クを検知してオイルミストの噴射量を制御することを特
徴とする請求項1記載のオイルミスト噴射装置である。
例えば、工具類を一定速で回転させて加工している時の
工具駆動電力は、工具類を駆動する駆動軸や電動機軸の
回転トルクに比例するので、この回転トルクをトルクメ
ータ等で計測することで、加工進行状況を監視すること
ができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、加工に使用して
いる工具類を駆動する電動機の電流値を検知してオイル
ミストの噴射量を制御することを特徴とする請求項1記
載のオイルミスト噴射装置である。例えば、工具類を一
定速で回転させて加工している時の工具駆動電力は、工
具類を駆動する電動機の電流値と電動機力率および電動
機効率の積に比例するので、電動機力率および電動機効
率が変わらないとすれば、駆動電動機の電流値を計測す
ることで、加工進行状況をより簡易に監視することがで
きる。
いる工具類を駆動する電動機の電流値を検知してオイル
ミストの噴射量を制御することを特徴とする請求項1記
載のオイルミスト噴射装置である。例えば、工具類を一
定速で回転させて加工している時の工具駆動電力は、工
具類を駆動する電動機の電流値と電動機力率および電動
機効率の積に比例するので、電動機力率および電動機効
率が変わらないとすれば、駆動電動機の電流値を計測す
ることで、加工進行状況をより簡易に監視することがで
きる。
【0010】請求項4に記載の発明は、加工に使用して
いる工具類を駆動する電動機の電力を検知してオイルミ
ストの噴射量を制御することを特徴とする請求項1記載
のオイルミスト噴射装置である。例えば、工具類の回転
数を加工条件によって変える可変速加工の場合には、電
動機の電動機効率や力率の変化は大きいが電動機の機械
効率の変化は小さいので、工具類を駆動する駆動電動機
の電力を電力計等で計測することで、加工進行状況を監
視することができる。
いる工具類を駆動する電動機の電力を検知してオイルミ
ストの噴射量を制御することを特徴とする請求項1記載
のオイルミスト噴射装置である。例えば、工具類の回転
数を加工条件によって変える可変速加工の場合には、電
動機の電動機効率や力率の変化は大きいが電動機の機械
効率の変化は小さいので、工具類を駆動する駆動電動機
の電力を電力計等で計測することで、加工進行状況を監
視することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施の
形態のオイルミスト噴射装置及び工作機械による一加工
例を示すもので、これは、例えば前後及び左右に移動自
在な加工テーブル10を備え、この加工テーブル10で
保持したワーク12に高速回転するドリル(切削工具)
14で穴加工を施すようにした工作機械16に適用した
例を示す。切削工具14は、工具駆動装置18内に収容
した電動機の駆動で回転する駆動軸(主軸)20の下端
に着脱自在に保持されている。
を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施の
形態のオイルミスト噴射装置及び工作機械による一加工
例を示すもので、これは、例えば前後及び左右に移動自
在な加工テーブル10を備え、この加工テーブル10で
保持したワーク12に高速回転するドリル(切削工具)
14で穴加工を施すようにした工作機械16に適用した
例を示す。切削工具14は、工具駆動装置18内に収容
した電動機の駆動で回転する駆動軸(主軸)20の下端
に着脱自在に保持されている。
【0012】オイルミスト噴射装置は、切削油をミスト
状にしたオイルミストを発生するオイルミスト発生装置
22と、このオイルミスト発生装置22から延びるオイ
ルミスト供給チューブ24と、このチューブ24の先端
に接続されてオイルミスト26を切削加工部位、すなわ
ちワーク12と切削工具14との接触部に向けて噴射す
る噴射ノズル28とを有している。この噴射ノズル28
は、アーム用モータ30を介して揺動かつ屈曲自在なア
ーム32の自由端に着脱自在で噴射ノズル揺動モータ3
4を介して揺動自在に保持されている。更に、制御盤3
6が備えられ、この制御盤36とオイルミスト発生装置
22とは制御ケーブル38で接続されている。
状にしたオイルミストを発生するオイルミスト発生装置
22と、このオイルミスト発生装置22から延びるオイ
ルミスト供給チューブ24と、このチューブ24の先端
に接続されてオイルミスト26を切削加工部位、すなわ
ちワーク12と切削工具14との接触部に向けて噴射す
る噴射ノズル28とを有している。この噴射ノズル28
は、アーム用モータ30を介して揺動かつ屈曲自在なア
ーム32の自由端に着脱自在で噴射ノズル揺動モータ3
4を介して揺動自在に保持されている。更に、制御盤3
6が備えられ、この制御盤36とオイルミスト発生装置
22とは制御ケーブル38で接続されている。
【0013】オイルミスト発生装置22は、図2に示す
ように、下部に切削油40を溜める密閉された油槽42
を有しており、この油槽42の内部にオイルミスト発生
器44が配置されている。このオイルミスト発生器44
には、圧力空気源46から延び、途中にオイルミスト生
成圧力調整弁48を介装した圧力空気供給管50が接続
され、オイルミスト発生器44から下方に延びる切削油
吸上管52が油槽42に溜められた切削油40の内部に
達するようになっており、この切削油吸上管52の途中
に油量調整弁54が介装されている。更に、オイルミス
ト発生器44の圧力空気供給管50に対向する位置に油
槽42の内部に向けて開口するオイルミスト噴射口56
が設けられている。
ように、下部に切削油40を溜める密閉された油槽42
を有しており、この油槽42の内部にオイルミスト発生
器44が配置されている。このオイルミスト発生器44
には、圧力空気源46から延び、途中にオイルミスト生
成圧力調整弁48を介装した圧力空気供給管50が接続
され、オイルミスト発生器44から下方に延びる切削油
吸上管52が油槽42に溜められた切削油40の内部に
達するようになっており、この切削油吸上管52の途中
に油量調整弁54が介装されている。更に、オイルミス
ト発生器44の圧力空気供給管50に対向する位置に油
槽42の内部に向けて開口するオイルミスト噴射口56
が設けられている。
【0014】駆動軸20には、この回転トルクを計測す
るトルクメータが取付けられ、この検出信号が制御盤3
6(図1参照)内のコントローラ58に入力され、この
コントローラ58からの制御信号がオイルミスト生成圧
力調整弁48及び油量調整弁54に入力される。つま
り、コントローラ58には、各加工進行状況と各加工進
行状況に応じた最適なオイルミスト噴射量が予め設定さ
れて記憶されており、トルクメータからの入力信号によ
って現在の加工進行状況を検知し、実際に検知した加工
進行状況に応じてオイルミスト生成圧力調整弁48及び
油量調整弁54をコントローラ58で制御してオイルミ
スト噴霧量を調整することで、オイルミストの噴霧量を
各加工状況に最適となるように制御することができるよ
うになっている。
るトルクメータが取付けられ、この検出信号が制御盤3
6(図1参照)内のコントローラ58に入力され、この
コントローラ58からの制御信号がオイルミスト生成圧
力調整弁48及び油量調整弁54に入力される。つま
り、コントローラ58には、各加工進行状況と各加工進
行状況に応じた最適なオイルミスト噴射量が予め設定さ
れて記憶されており、トルクメータからの入力信号によ
って現在の加工進行状況を検知し、実際に検知した加工
進行状況に応じてオイルミスト生成圧力調整弁48及び
油量調整弁54をコントローラ58で制御してオイルミ
スト噴霧量を調整することで、オイルミストの噴霧量を
各加工状況に最適となるように制御することができるよ
うになっている。
【0015】この実施の形態によれば、圧力空気源46
からの圧力空気をオイルミスト発生器44に供給する
と、この供給した空気の流れで切削油40が切削油吸上
管52から吸い上げられ、空気と混和してオイルミスト
となり、オイルミスト噴射口56から噴出して油槽42
内に充満する。そして、油槽42内に充満したオイルミ
ストが、切削工具14とワーク12との接触部等の切削
加工部位に向けて噴射ノズル28から噴射される。この
時、トルクメータからの入力信号によって現在の加工進
行状況を検知し、例えば回転トルクがゼロの時はオイル
ミストの噴射を停止し、回転トルクが発生した時点でオ
イルミストの噴射を開始し、回転トルクの増加(または
減少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または
減少)する等、オイルミスト生成圧力調整弁48及び油
量調整弁54を制御してオイルミスト噴霧量を調整する
ことで、オイルミストの噴霧量を各加工状況に最適とな
るように制御することができる。これによって、最適な
量のオイルミストを噴射ノズル28から切削加工部位に
向けて噴射することができる。
からの圧力空気をオイルミスト発生器44に供給する
と、この供給した空気の流れで切削油40が切削油吸上
管52から吸い上げられ、空気と混和してオイルミスト
となり、オイルミスト噴射口56から噴出して油槽42
内に充満する。そして、油槽42内に充満したオイルミ
ストが、切削工具14とワーク12との接触部等の切削
加工部位に向けて噴射ノズル28から噴射される。この
時、トルクメータからの入力信号によって現在の加工進
行状況を検知し、例えば回転トルクがゼロの時はオイル
ミストの噴射を停止し、回転トルクが発生した時点でオ
イルミストの噴射を開始し、回転トルクの増加(または
減少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または
減少)する等、オイルミスト生成圧力調整弁48及び油
量調整弁54を制御してオイルミスト噴霧量を調整する
ことで、オイルミストの噴霧量を各加工状況に最適とな
るように制御することができる。これによって、最適な
量のオイルミストを噴射ノズル28から切削加工部位に
向けて噴射することができる。
【0016】なお、この例では、オイルミスト生成圧力
調整弁48と油量調整弁54とを備え、双方を制御する
ようにした例を示しているが、どちらか一方を備えて、
一方のみを制御するようにしても良い。
調整弁48と油量調整弁54とを備え、双方を制御する
ようにした例を示しているが、どちらか一方を備えて、
一方のみを制御するようにしても良い。
【0017】また、切削工具14を一定速で回転させて
いる時の工具駆動電力は、切削工具14を駆動する駆動
軸20の回転トルクに比例するので、切削工具14の回
転トルクをトルクメータで計測してオイルミスト26の
噴射量を制御しているが、切削工具14を一定速で回転
させている時の工具駆動電力は、切削工具14を駆動す
る工具駆動装置18内の電動機の電流値と電動機力率お
よび電動機効率の積に比例するので、電動機力率および
電動機効率が変わらないものとすれば、工具駆動電動機
の電流値を計測し、例えばこの電流値の増加(または減
少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または減
少)する等、オイルミスト噴射量を制御するようにして
も良い。これにより、制御がより簡便となる。
いる時の工具駆動電力は、切削工具14を駆動する駆動
軸20の回転トルクに比例するので、切削工具14の回
転トルクをトルクメータで計測してオイルミスト26の
噴射量を制御しているが、切削工具14を一定速で回転
させている時の工具駆動電力は、切削工具14を駆動す
る工具駆動装置18内の電動機の電流値と電動機力率お
よび電動機効率の積に比例するので、電動機力率および
電動機効率が変わらないものとすれば、工具駆動電動機
の電流値を計測し、例えばこの電流値の増加(または減
少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または減
少)する等、オイルミスト噴射量を制御するようにして
も良い。これにより、制御がより簡便となる。
【0018】更に、切削工具14の回転数を切削条件に
よって変える可変速加工の場合には、電動機の電動機効
率や力率の変化は大きいが電動機の機械効率の変化は小
さいので、切削工具14を駆動する駆動電動機の電力を
電力計で計測し、例えばこの電力値の増加(または減
少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または減
少)する等、オイルミスト噴射量を制御するようにして
も良い。
よって変える可変速加工の場合には、電動機の電動機効
率や力率の変化は大きいが電動機の機械効率の変化は小
さいので、切削工具14を駆動する駆動電動機の電力を
電力計で計測し、例えばこの電力値の増加(または減
少)に伴って、オイルミストの噴射量を増加(または減
少)する等、オイルミスト噴射量を制御するようにして
も良い。
【0019】図3は、切削工具60として、ワーク12
の表面を切削するようにしたものを使用した他の加工例
を示すものである。その他の構成は、図1及び図2に示
すものと同様である。
の表面を切削するようにしたものを使用した他の加工例
を示すものである。その他の構成は、図1及び図2に示
すものと同様である。
【0020】その他の加工例として、回転する砥石でワ
ークを研削加工する場合もあるが、いずれの場合も、切
削工具や研削砥石を駆動する駆動軸または電動機軸の回
転トルク、或いは切削工具や研削砥石を駆動する電動機
の電流値や電力を計測して加工進行状態を検知し、オイ
ルミストの噴射量を予め設定したある最適値にすること
で、オイルミストの噴霧量を加工状況に最適となるよう
に制御することができる。
ークを研削加工する場合もあるが、いずれの場合も、切
削工具や研削砥石を駆動する駆動軸または電動機軸の回
転トルク、或いは切削工具や研削砥石を駆動する電動機
の電流値や電力を計測して加工進行状態を検知し、オイ
ルミストの噴射量を予め設定したある最適値にすること
で、オイルミストの噴霧量を加工状況に最適となるよう
に制御することができる。
【0021】なお、この実施の形態にあっては、工作機
械に適用した例を示しているが、オイルミストを使用し
て加工を行うものであれば、全て適用可能である。ま
た、刃物先端加工部の表面温度、ワークの加工表面温
度、刃物の振動、オイルミスト(切削油)の温度等を検
知して、オイルミストの噴射量を制御するようにしても
良いことは勿論である。
械に適用した例を示しているが、オイルミストを使用し
て加工を行うものであれば、全て適用可能である。ま
た、刃物先端加工部の表面温度、ワークの加工表面温
度、刃物の振動、オイルミスト(切削油)の温度等を検
知して、オイルミストの噴射量を制御するようにしても
良いことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、オイルミストの噴霧量を加工状況に最適となるよう
に制御することができ、加工部の状況を目視しながらオ
イルミストの噴射量を調整する必要がなくなり、非熟練
者でも加工が容易となる。これにより、加工部の品質の
ばらつきを減少させるとともに、切削油や研削油の使用
量を減少させて環境汚染に繋がることを防止することが
できる。
ば、オイルミストの噴霧量を加工状況に最適となるよう
に制御することができ、加工部の状況を目視しながらオ
イルミストの噴射量を調整する必要がなくなり、非熟練
者でも加工が容易となる。これにより、加工部の品質の
ばらつきを減少させるとともに、切削油や研削油の使用
量を減少させて環境汚染に繋がることを防止することが
できる。
【図1】本発明の実施の形態のオイルミスト噴射装置及
び工作機械による一加工例を示す斜視図である。
び工作機械による一加工例を示す斜視図である。
【図2】同じく、オイルミスト噴射装置のフロー図であ
る。
る。
【図3】同じく、他の加工例を示す斜視図である。
12 ワーク 14 切削工具(ドリル) 16 工作機械 18 工具駆動装置 20 駆動軸 22 オイルミスト発生装置 24 オイルミスト供給チューブ 26 オイルミスト 28 噴射ノズル 36 制御盤 38 制御ケーブル 40 切削油 42 油槽 44 オイルミスト発生器 46 圧力空気源 48 オイルミスト生成圧力調整弁 50 圧力空気供給管 52 切削油吸上管 54 油量調整弁 56 オイルミスト噴射口 58 コントローラ 60 切削工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 堅治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 長尾 政隆 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 滝川 勝 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3C011 EE09
Claims (4)
- 【請求項1】 オイルミストを発生するオイルミスト発
生装置と、 このオイルミスト発生装置で発生したオイルミストを加
工部位に向けて噴射する噴射ノズルと、 加工進行状況を監視して、予め設定した加工条件に合致
するように前記噴射ノズルから噴射するオイルミストの
噴射量を制御するコントローラを有することを特徴とす
るオイルミスト噴射装置。 - 【請求項2】 加工に使用している工具類を駆動する駆
動軸または電動機軸の回転トルクを検知してオイルミス
トの噴射量を制御することを特徴とする請求項1記載の
オイルミスト噴射装置。 - 【請求項3】 加工に使用している工具類を駆動する電
動機の電流値を検知してオイルミストの噴射量を制御す
ることを特徴とする請求項1記載のオイルミスト噴射装
置。 - 【請求項4】 加工に使用している工具類を駆動する電
動機の電力を検知してオイルミストの噴射量を制御する
ことを特徴とする請求項1記載のオイルミスト噴射装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024642A JP2002224932A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | オイルミスト噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024642A JP2002224932A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | オイルミスト噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002224932A true JP2002224932A (ja) | 2002-08-13 |
Family
ID=18889755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001024642A Pending JP2002224932A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | オイルミスト噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002224932A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6783309B2 (en) * | 2000-05-26 | 2004-08-31 | Horkos Corp. | Automatic cutting liquid supply apparatus |
JP2018045295A (ja) * | 2016-09-12 | 2018-03-22 | ファナック株式会社 | オイルミスト濃度管理装置、オイルミスト管理システム及びオイルミスト管理方法 |
KR102512783B1 (ko) * | 2021-09-17 | 2023-03-21 | 신익균 | 절삭 공구의 지능형 제어 장치 및 방법 |
KR20230057135A (ko) * | 2021-10-21 | 2023-04-28 | 한국항공대학교산학협력단 | 능동적 절삭 온도 제어 및 절삭유 분사 제어 장치 및 방법 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001024642A patent/JP2002224932A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6783309B2 (en) * | 2000-05-26 | 2004-08-31 | Horkos Corp. | Automatic cutting liquid supply apparatus |
JP2018045295A (ja) * | 2016-09-12 | 2018-03-22 | ファナック株式会社 | オイルミスト濃度管理装置、オイルミスト管理システム及びオイルミスト管理方法 |
US10579051B2 (en) | 2016-09-12 | 2020-03-03 | Fanuc Corporation | Oil mist concentration management apparatus, oil mist management system, and oil mist management method |
KR102512783B1 (ko) * | 2021-09-17 | 2023-03-21 | 신익균 | 절삭 공구의 지능형 제어 장치 및 방법 |
KR20230057135A (ko) * | 2021-10-21 | 2023-04-28 | 한국항공대학교산학협력단 | 능동적 절삭 온도 제어 및 절삭유 분사 제어 장치 및 방법 |
KR102617665B1 (ko) | 2021-10-21 | 2023-12-27 | 한국항공대학교산학협력단 | 능동적 절삭 온도 제어 및 절삭유 분사 제어 장치 및 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101152705B (zh) | 磨床的冷却液供给装置 | |
US20080260485A1 (en) | Machine Tool | |
JP7447094B2 (ja) | スマート冷却剤ポンプ | |
JP3608152B2 (ja) | 切削液自動供給装置 | |
US5618449A (en) | Compact portable hand-held EDM tool | |
CN104750026A (zh) | 数控装置 | |
JP2002224932A (ja) | オイルミスト噴射装置 | |
JPH10286743A (ja) | 工作機械の工具異常検出装置及び工作機械の工具異常検出用プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2001212735A (ja) | オイルミスト噴射装置及びその制御方法 | |
JP2004017176A (ja) | オイルミスト噴射装置及びその制御方法 | |
JP2003311541A (ja) | ワイヤ放電加工機に着脱可能な細穴放電加工装置 | |
JP2893641B2 (ja) | ダイシング装置 | |
JP2569333B2 (ja) | 研削スピンドル | |
JP3505175B2 (ja) | ねじ継手締付方法および装置 | |
JPH07266185A (ja) | Nc工作機械の切削液量制御装置 | |
KR20070037134A (ko) | 용접팁 연마장치의 제어방법 | |
JPH10235507A (ja) | 穴あけ加工方法及び穴あけ加工装置 | |
JP2009131913A (ja) | 樹脂部品の加工装置及び樹脂部品の加工方法 | |
JP3026573B2 (ja) | クーラント制御方法及び制御装置 | |
JP2002256515A (ja) | 路面切断用ブレードの給水構造 | |
KR20110071380A (ko) | 쿨런트 분사 압력 제어 장치 | |
JPH1177432A (ja) | ホブ盤 | |
JP2002273625A (ja) | 気中放電加工装置及び加工方法 | |
KR0121404Y1 (ko) | 공작기계의 절삭유공급장치 | |
JPH11320326A (ja) | 加工液吐出装置及び加工液吐出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060905 |