JP2002224908A - 複合切削工具 - Google Patents

複合切削工具

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JP2002224908A
JP2002224908A JP2001023822A JP2001023822A JP2002224908A JP 2002224908 A JP2002224908 A JP 2002224908A JP 2001023822 A JP2001023822 A JP 2001023822A JP 2001023822 A JP2001023822 A JP 2001023822A JP 2002224908 A JP2002224908 A JP 2002224908A
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JP
Japan
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cutting tool
drill
composite cutting
tool
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001023822A
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English (en)
Inventor
Masataka Kato
加藤昌孝
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Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削工具の底面側に突出してドリルを設ける
ことにより、縦送り加工時の位置決め、スラスト力の軽
減を計った複合切削工具を提供することを目的とする。 【構成】 円柱状をなす工具本体の底面側には、ドリル
が固定され、その外側にはスローアウェイチップが複数
配置され、工具外周側にスローアウェイチップが複数配
置された複合切削工具であって、前記スローアウェイチ
ップは菱形平板状を成し、且つ、鋭角コーナを工具本体
の先端外周側になるよう配置したことを特徴とする複合
切削工具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周及び底刃に取
外しのできるスローアウェイチップを備え、回転中心に
ドリルを備えたスローアウェイ式切削工具に関し、特
に、パイプ等の開口に適する切削工具としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パイプ等の開口加工には、加工能率の向
上を図る観点より、穴明け加工と横送り加工とを1本の
工具で行うことができる工具が要求されている。例え
ば、ホールソーカッターの様に、回転中心付近にドリル
を、外周部の底部にソー用チップを備えた刃から構成さ
れ、大きな穴を開ける工具として一般に用いられてい
る。また、スローアウェイ式エンドミルでは、縦・横送
りともに可能な工具として、例えば、特開平9−855
15号の様に、外周刃、底刃に複数のスローアウェイチ
ップを配置し、突込み加工、横送り加工を行うことがで
きる工具が提案されている。
【0003】上記のパイプ等の開口加工の加工能率の向
上を図る観点より、例えば、特開2000−29187
6号公報に記載されているような、断水することなく、
例えば、配管変更や、配管途中にバルブやメーター類を
取り付ける配管工事に使用するのに最適な配管の不断水
施工方法及びその装置に関する例がある。上記公報で
は、既設管の周方向に、例えば、約150度から160
度開口させている。また、工具としては、周知のホール
ソー形式の不断水用穿孔機に近似した構造、と記載され
ているのみであり、その詳しい図示および説明は省略さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先ず、前記ホールソー
カッターでは、円弧状の大きな穴加工は行えるが、更に
開口させるためには別の工具を用いなければならないと
いう課題がある。上記スローアウェイ式工具では、突込
加工時、横送り加工時の切削性能に問題があり、特に、
上記の開口加工では、施行現場で実施されることが多
く、MC等を前提としたスローアウェイ式切削工具で
は、MCの様な回転数や剛性を前提としたものであり、
回転中心付近での食い付きが悪く、適用できないという
課題がある。更に、スローアウェイ式切削工具を用いる
場合には数種類のチップを目的に応じて用いるが、上記
のように現場で施行するため、出来る限り部品数を少な
くすることも求められている。
【0005】本発明は、回転中心付近の加工にはドリル
を用い、その外側から外周に至るまではスローアウェイ
チップを用いて切れ刃と成し、ドリルに続いて穴加工を
行い、貫通させた後、外周刃により穴を拡げる加工を行
えるよう配置させた切削工具であり、切削工具の底面側
に突出してドリルを設けることにより、縦送り加工時の
位置決め、スラスト力の軽減を計った複合切削工具を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みなされたもので、円柱状をなす工具本体の底面側には
ドリルが設けられ、その外側にはスローアウェイチップ
が複数配置され、工具外周側にスローアウェイチップが
配置された複合切削工具であって、前記スローアウェイ
チップは菱形平板状を成し、且つ、鋭角コーナを工具本
体の先端外周側になるよう配置したことを特徴とする複
合切削工具である。より詳細には、該ドリルにはスペー
ド型ドリルを用い、該スローアウェイチップの配置は、
刃数3とし、2刃を底面側、1刃を外周側に切れ刃を設
け、更には、該底面側切れ刃となるスローアウェイチッ
プのすかし角を−2度〜+2度としたことを特徴とする
複合切削工具である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図を参照しながら説明する。図1乃至図5におい
て、円柱状をなすスローアウェイ式複合切削工具1の軸
方向後方には、シャンク部2が備わり、軸方向前方には
回転中心にドリル3が固定され、回転中心に対しほぼ3
条のフルート溝4を形成し、フルート溝4の先端には、
回転方向を向き、かつ軸方向前方に開口して切欠きされ
たチップ取付座5が形成され、このチップ取付座5内に
は菱形平板状のスローアウェイチップ6が、ねじ穴を介
して、締付ねじにより締着固定されている。
【0008】先ず、スローアウェイチップ6の配置を刃
数3、(以下、A列、B列、C列と称する。)の場合で
説明する。スローアウェイチップ6の鋭角コーナを工具
本体の先端外周側になるよう配置する。A列のスローア
ウェイチップチップは、その切れ刃外周側となるよう工
具本体1に配置され、横送り時に作用するので、前記ド
リルで穴加工される外端とC列の切れ刃とは間隔を置い
て配置される。次のB列のスローアウェイチップチップ
は、前記ドリルで穴加工される外側の一部と重複するよ
うに配置され、穴明け時に作用する。C列もB列同様に
配置される。この様に配置することにより、スローアウ
ェイチップは勝手違いの同型のみとすることが出来る。
更に、上記A列、B列、C列を切れ刃で見ると、A列は
外周側切れ刃となり、B列、C列は底面側切れ刃とし
て、外周側1刃、底面側2刃で構成する。また、底面と
外周の繋ぐコーナー部では3刃の構成となる。この配置
により、穴明け時には2刃で不等分割で切削するため振
動、ビビリ等が発生しずらく、また、横送り時には1枚
刃として作用するため、同様に振動等の発生を抑えるこ
とが出来る。更に、より横送り時の性能を高め、又は、
より肉の厚いパイプ等の加工を行うには、軸方向での切
れ刃を設け、A列、B列、C列の軸方向後方に、長辺を
外周切れ刃とする同型のスローアウェイチップを配置す
れば良く、刃数3の工具として用いることが出来る。
【0009】次に、ドリル3は、通常用いられているス
ペード型ドリルが適用される。スペード型ドリルのシン
ニングは、スラストが低く、位置決めしやすいクロス
型、スリーレーキ型等のシンニングが良い。また、パイ
プ等の穴加工においては、突き出し量は短くても良いの
で、ツイストドリルよりはスペード型で十分な穴明け加
工が出来、本発明例では、超硬合金製チップからなる蝋
付けドリルを使用した。
【0010】更に、底面側のスローアウェイチップを取
り付けた際のすかし角は−2度〜+2度の範囲とした。
+2度を越えると、すなわち底面側のスローアウェイチ
ップの切れ刃を凹ませると、振動を生じやすく、−2度
を越えると、すなわち底面側のスローアウェイチップの
切れ刃を凸にしても振動を生じやすく、上記範囲とし
た。好ましくは−0.5〜+0.5度の範囲である。更
に、スローアウェイチップ9の菱形面の各辺稜には、切
れ刃が形成されている。これらの切れ刃には切削抵抗の
軽減を計るため、稜線を直線状、傾斜状及び曲線状に設
けても良い。更に、切れ刃稜線に沿って切り屑形態を制
御するためのブレーカ等を設けることにより、切削抵抗
を分散、低減させ、縦送り加工の際のスラスト力を低減
することができる。
【0011】本発明品によるパイプの開口加工の一例と
して、先ず、工具本体の軸方向の送りによるスペード型
ドリル、底面側スローアウェイチップによる穴明け加工
が行われ、工具の外周部まで貫通させる。次いで、周方
向に送ることにより、外周側スローアウェイチップの切
れ刃により所定の角度分、パイプ径に沿って加工する。
このとき、パイプの肉厚より、外周切れ刃が十分な長さ
を有しているため、工具本体の制御を行いやすい。
【0012】
【発明の効果】本発明を適用することにより、水道管等
の補修の際に持ち運び出来る程度の装置で開口加工が行
え、更に、1本の工具で穴明け、開口を行うことが出来
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の部分断面図を示
す。
【図2】図2は、図1の底面図を示す。
【図3】図3は、図1のA列の拡大図を示す。
【図4】図4は、図1のB列の拡大図を示す。
【図5】図5は、図1のC列の拡大図を示す。
【符号の説明】
1 スローアウェイ式複合切削工具 2 シャンク部 3 ドリル 4 フルート溝 5 チップ取付座 6 菱形平板状のスローアウェイチップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状をなす工具本体の底面側にはドリ
    ルが設けられ、その外側にはスローアウェイチップが複
    数配置され、工具外周側にスローアウェイチップが配置
    された複合切削工具であって、前記スローアウェイチッ
    プは菱形平板状を成し、且つ、鋭角コーナを工具本体の
    先端外周側になるよう配置したことを特徴とする複合切
    削工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合切削工具において、
    該ドリルはスペード型ドリルであることを特徴とする複
    合切削工具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合切削工具において、
    該複合切削工具は3枚刃とし、2刃を底面側、1刃を外
    周側に切れ刃を設けたことを特徴とする複合切削工具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複合切削工具において、
    該底面側切れ刃となるスローアウェイチップのすかし角
    を−2度〜+2度としたことを特徴とする複合切削工
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102500799A (zh) * 2011-10-28 2012-06-20 江苏宏丰奥凯机电有限公司 无缝钢管端部倒角夹具
CN111069908A (zh) * 2020-01-14 2020-04-28 苏州鑫捷顺五金机电有限公司 一种用于数控车床的复合刀具

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102500799A (zh) * 2011-10-28 2012-06-20 江苏宏丰奥凯机电有限公司 无缝钢管端部倒角夹具
CN102500799B (zh) * 2011-10-28 2013-06-19 江苏宏丰奥凯机电有限公司 无缝钢管端部倒角夹具
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