JP2002224317A - 遊技球の誘導部材 - Google Patents

遊技球の誘導部材

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JP2002224317A
JP2002224317A JP2001021458A JP2001021458A JP2002224317A JP 2002224317 A JP2002224317 A JP 2002224317A JP 2001021458 A JP2001021458 A JP 2001021458A JP 2001021458 A JP2001021458 A JP 2001021458A JP 2002224317 A JP2002224317 A JP 2002224317A
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敏雄 宮副
Norihiko Harada
紀彦 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が始動口に入るか否かが直ぐに判別で
きてしまうため、遊技者は遊技を楽しむことができな
い。 【解決手段】 下側通路口25を上段ステージ30と下
段ステージ40とにより構成し、上段ステージ30に緩
傾斜形状を形成したり、遊技球誘導部材を配設して、遊
技球を上段ステージ30上に不特定時間滞留させつつ不
規則的な挙動を取ることを可能にし、そして、このよう
に上段ステージ30にて不特定時間滞留し不規則的な挙
動を取った遊技球を下段ステージ40に誘導させ、この
下段ステージ40においても曲面部等により遊技球を不
特定時間滞留させつつ不規則的な挙動を取らせることに
よって、遊技球が始動口17cに入るか否かを中々判明
できないようにすることによって、遊技者が遊技を楽し
めることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球の誘導部材
に関し、特に、弾球遊技機の遊技盤に配設して遊技球の
挙動に不規則性を持たせる遊技球の誘導部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技球の誘導部材を使用
した遊技盤に配設されるセンターフレームの外観図を図
21に示す。同図において、センターフレーム1は、上
部に遊技球を入球する遊技球入口2,3を有し、発射さ
れた遊技球がこの遊技球入口2,3からセンターフレー
ム1に投入される。このセンターフレーム1に投入され
た遊技球は、センターフレーム1の略中央に形成された
表示用開口部1aを周回するように形成されている外周
通路4,5を通過する。外周通路4.5を通過した遊技
球は、遊技球出口6,7から放出され、遊技球通路8,
9を通過してステージ10に投入される。
【0003】図22に、このステージ10の外観斜視図
を示す。同図において、このステージ10の通路側10
aには、遊技球の通過経路に不規則性を備えさせるため
の凸形状部10a1,10a2や経路規制壁部8,9が
形成されている。また、始動口誘導側10bには、溝構
造によって始動口10cに遊技球を誘導する誘導路10
b1が形成されている。かかる構成にて、ステージ10
に投入された遊技球は、通路側10aの凸形状部10a
1,10a2あるいは経路規制壁部8,9によってその
通過経路に不規則性が形成されつつ始動口誘導側10b
に移動する。そして、その移動の態様により、遊技球が
誘導路10b1に到達すれば、遊技球はこの誘導路10
b1の溝構造に規制されつつ移動し始動口10cに誘導
される。一方、遊技球が誘導路10b1に到達しなけれ
ば、遊技球は始動口10cの周囲に配置されている釘等
に当たってしまい、始動口10cに入ることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技盤
の誘導部材においては、ステージの通路側から始動口誘
導側に移動する態様をによって遊技球が始動口に入るか
否かが直ぐに判別できてしまうため、遊技者は遊技を楽
しむことができないという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、遊技球がステージから誘導されるに際して、誘
導されるまでの時間に溜めを作るとともに、遊技球の挙
動により不規則性を持たせることによって、遊技者が遊
技をより楽しむことが可能な遊技球の誘導部材の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、枠状に形成されて遊技盤
の所定位置に配設されるフレーム本体と、当該フレーム
本体における枠内の下辺部位に略平面状に形成されて遊
技球を不特定時間にて滞留可能であるとともに、同遊技
球を下方へ誘導可能に形成される上段ステージと、この
上段ステージより下方にて上記遊技球が進入可能である
とともに、略平面状に形成され上記遊技球を不特定時間
だけ滞留可能としつつ同遊技球を下方へ誘導可能に形成
される下段ステージとを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、遊技盤の所定位置に配設することによ
り、入球した遊技球の動きに不規則性を持たせて遊技性
を向上させることが可能な遊技球の誘導部材を提供す
る。このとき、本発明にかかる遊技球の誘導部材をフレ
ーム本体と、上段ステージと、下段ステージとによって
構成する。このフレーム本体は枠状に形成されるととも
に、遊技盤の所定位置に配設される。また、上段ステー
ジは、フレーム本体における枠内の下辺部位に略平面状
に形成して配置される。そして、この上段ステージはフ
レーム本体にて誘導された遊技球の投入を受け入れて、
略平面状上にて不特定時間だけ滞留させる。このとき、
遊技球はこの略平面状の上段ステージ上に不特定時間滞
留中に不規則的に挙動することになる。このように上段
ステージにおいて不特定時間滞留し不規則的に挙動した
遊技球は下方へ誘導される。
【0008】ここで、下段ステージは上段ステージより
下方に配設され、上段ステージより下方に誘導された遊
技球が進入可能になっている。この下段ステージは略平
面状に形成され、遊技球を不特定時間だけ滞留可能であ
り、遊技球を下方へ誘導可能に形成されている。下段ス
テージから下方に誘導される遊技球は当該誘導部材から
放出されることになる。この遊技球の誘導部材を配設す
る所定位置は、特に限定されるものではなく、入賞口の
上部に配設しても良いし、遊技球の通過経路に配設して
も良い。入賞口の上部に配設すれば、遊技者は上段ステ
ージおよび下段ステージでの遊技球の不特定時間の滞留
およびその間の不規則的な移動を観察しつつ入賞口への
進入の可否を認識することが可能となるため、遊技を楽
しむことができるようになる。また、上述したフレーム
本体の枠形状は特に限定されるものではなく、略四角枠
形状であっても良いし、略丸形状であっても良いし、む
ろん、他の形状が排除されるものでもない。
【0009】上述した本発明の技術思想である遊技球の
挙動を実現可能な上段ステージおよび下段ステージの構
成として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記
載の遊技球の誘導部材において、上記下段ステージは、
上記上段ステージの下方にて上記フレーム本体の前面側
に開口しつつ奥行き方向に空間を形成され、上記上段ス
テージとの間に遊技球が通過可能な誘導口を形成した構
成としてある。上記のように構成した請求項2にかかる
発明においては、下段ステージを上段ステージの下方に
てフレーム本体の前面側に開口した奥行き方向に空間に
形成する。そして、この下段ステージと上段ステージと
の間に、遊技球を通過可能な誘導口を形成する。これに
より、上段ステージで不特定時間滞留しつつ不規則的に
挙動した遊技球は誘導口から下段ステージに誘導され
る。
【0010】この誘導口の形状の一例として、請求項3
にかかる発明は、上記請求項1または請求項2のいずれ
かに記載の遊技球の誘導部材において、上記誘導口は、
略長方形形状に形成される構成としてある。上記のよう
に構成した請求項3にかかる発明においては、誘導口を
略長方形形状に形成する。これにより、下段ステージの
空間を有効に利用することができる態様によって上段ス
テージから遊技球を下方に誘導することが可能になる。
【0011】誘導口を通過する遊技球に変化を持たせる
ことが可能な一態様として、請求項4にかかる発明は、
上記請求項2または請求項3のいずれかに記載の遊技球
の誘導部材においては、上記誘導口の縁部を傾斜面の構
成としてある。上記のように構成した請求項4にかかる
発明において、上記誘導口の縁部を傾斜面を形成する。
これにより、遊技球が誘導口を通過して下方に誘導され
るに際して、当該遊技球の落下方向を変化させることが
できるとともに、遊技者は遊技球の意外な落下態様を観
て楽しむことができる。
【0012】上述した本発明の技術思想である遊技球の
挙動を実現可能な上段ステージおよび下段ステージの構
成として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1に記
載の遊技球の誘導部材において、上記枠状に形成された
フレーム本体における下辺には奥行き方向の段差を形成
してあり、上記上段ステージは当該段差における上方側
であり、上記下段ステージは当該段差における下方側で
ある構成としてある。上記のように構成した請求項5に
かかる発明においては、枠状に形成されているフレーム
本体の下辺に奥行き方向の段差を形成する。そして、上
段ステージを当該段差における上方側に配置し、下段ス
テージを当該段差における下方側に配置する。従って、
遊技球は段差により上段ステージから下段ステージに進
入する。
【0013】段差を介して上段ステージから下段ステー
ジに誘導される遊技球の動きに変化を持たせることが可
能な態様の一例として、請求項6にかかる発明は、上記
請求項5に記載の遊技球の誘導部材において、上記段差
は、複数段差形状に形成される構成としてある。上記の
ように構成した請求項6にかかる発明においては、上下
段ステージを形成する段差を複数段差形状に形成する。
これにより、遊技球が段差にて下方に誘導されるに際し
て、複数の段差形状に衝突するため、その誘導方向が変
化し、遊技者は遊技球の意外な落下態様を観て楽しむこ
とができる。
【0014】下段ステージに誘導されて落下した遊技球
の挙動に変化を付与することができる好適な手法とし
て、請求項7にかかる発明は、上記請求項1〜請求項6
のいずれかに記載の遊技球の誘導部材において、上記下
段ステージは、上記遊技球が進入する略平面状上面を弾
性部材にて形成される構成としてある。上記のように構
成した請求項7にかかる発明においては、下段ステージ
の遊技球が進入する略平面状上面を弾性部材にて形成す
る。これにより、下段ステージに誘導されて落下した遊
技球を弾性部材にて跳ね返すことにより遊技球の挙動に
意外性を持たせることができる。この弾性部材はシート
形状にして下段ステージ上面に配設しても良いし、下段
ステージ自体を弾性部材で形成しても良く、適宜変更可
能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技球を
上段ステージと下段ステージとにより下方に誘導するに
際し、誘導されるまでに各上下段ステージにて遊技球を
不特定時間滞留させることによって、遊技球の挙動に不
規則性を持たせ、遊技者がセンターフレームからの遊技
球の落ち方を楽しむことが可能な遊技球の誘導部材を提
供することができる。また、請求項2にかかる発明によ
れば、上下段ステージの具体的な態様を示すことが可能
になる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、下段
ステージの空間を有効に利用することができる態様によ
って上段ステージから遊技球を下方に誘導することが可
能になる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、遊
技者は遊技球の意外な落下態様を観て楽しむことができ
る。
【0016】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
上下段ステージの具体的な他の態様を示すことが可能に
なる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、遊技球
が段差にて下方に誘導されるに際して、複数の段差形状
に衝突するため、その誘導方向が変化し、遊技者は遊技
球の意外な落下態様を観て楽しむことができる。さら
に、請求項7にかかる発明によれば、下段ステージに誘
導されて落下した遊技球を弾性部材にて跳ね返すことに
より遊技球の挙動に意外性を持たせることが可能にな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の技術概念を表現
した技術概念図である。同図において、本発明にかかる
遊技球の誘導部材を遊技盤のセンターフレームに適用し
た場合であって、フレーム本体A1から入球した遊技球
Bをセンターフレーム外の始動口に誘導可能にする構造
を上段ステージA2と下段ステージA3との二段ステー
ジ構造とする。この上段ステージA2は略平面状に形成
され、この略平面状上にて不特定時間の間、遊技球Bを
滞留させながら下方に誘導する。上段ステージA2から
下方に誘導された遊技球Bは、下段ステージA3に進入
する。この下段ステージA3は、略平面状に形成され、
この略平面状上にて不特定時間の間、進入した遊技球B
を滞留させながら下方に誘導する。
【0018】また、下段ステージA3にはフレーム本体
A1の枠外に配置されている始動口A4に遊技球Bを誘
導する始動口誘導構造A5が備えられている。従って、
遊技球Bが略平面状上に滞留している間に、この始動口
誘導構造A5に進入すると、遊技球Bは下方に誘導され
るに際して、この始動口誘導構造A5により始動口に誘
導されることになる。このように、上段ステージA2お
よび下段ステージA3にて遊技球Bを下方に誘導するに
あたり、略平面状上において相互に不特定時間の間、滞
留させつつ、徐々に下方に誘導させることが可能とな
る。
【0019】この滞留している間、遊技球Bは上段ステ
ージA2および下段ステージA3上を不規則的に移動す
る。従って、遊技球Bが下段ステージA3の始動口誘導
構造A5に進入するか否かが判明するまで、時間的な猶
予ができる。これにより、遊技者は上段ステージA2お
よび下段ステージA3での遊技球Bの不規則的な移動を
観察しつつ、始動口誘導構造A5への進入の可否を認識
することができるため、遊技を楽しむことが可能にな
る。
【0020】図2は、本発明にかかる遊技球の誘導部材
を適用した一例としての遊技盤のセンターフレームが取
り付けられた遊技機を正面から外観した外観図である。
同図において、遊技機100の正面には、略長方形の枠
状に形成された前面枠11が装着され、この前面枠11
の内側に略長方形の枠状に形成された金枠12が設けら
れている。金枠12の上方側には、平板形状のガラス扉
13が取り付けられ、下方側には平板形状の前面板14
が取り付けられている。ガラス扉13の後方には遊技盤
15が配置され、ガラス扉13を介して視認可能となっ
ている。遊技盤15の前面のガイドレール16で囲まれ
る遊技部17には、複数の風車17aや、普通入賞口1
7bや、普通電動役物にかかる入賞口である始動口17
cや、遊技球が入賞する入口が開閉される大入賞口17
d等が設けられている。また、遊技部17の略中央部に
は、開口が設けられ、大当たり状態等の状態を表示する
表示装置21が取り付けられている。
【0021】ここで、前面板14の前面には、上皿14
aが取り付けられ、打球される遊技球が収容されるよう
になっている。また、金枠12の下方には、上皿14a
から供給される遊技球を打球する強さを変えるハンドル
18や、余剰球を収容する下皿19が取り付けられてい
る。なお、前面枠11の後側には、図示しない景品玉タ
ンクや各種のパチンコ球の処理機構が取り付けられてい
る。そして、上述した表示装置21が取り付けられてい
る周囲にはセンターフレーム20が取り付けられ、上部
から遊技球を入球して下側通過口25からセンターフレ
ーム20の外部に遊技球を放出する。このとき、放出さ
れる遊技球の方向に応じて、始動口17cに遊技球が入
ったり、入らなかったりする。
【0022】従って、センターフレーム20に入球した
遊技球については、下側通路口25からどのように放出
されるかが遊技者の興味の対象となる。本発明は、遊技
球がセンターフレーム20の下側通路口25から放出さ
れるに際して、遊技球の放出態様に不規則性を持たせる
ことによって、遊技者がセンターフレーム20に入球し
た遊技球の行方を楽しめることを目的としている。
【0023】図3は、上述したセンターフレーム20の
外観を示した外観図である。同図において、センターフ
レーム20は、その骨格としてフレーム枠体20aから
構成され、略中央部に表示装置21に合わせて開口22
が形成されている。そして、開口22の上方には、上側
通過口23が形成され、上側通過口23に入球した遊技
球は、誘導路26,26を通過して、誘導路26,26
の端部に設けられた出口27,27に誘導される。そし
て、出口27,27に誘導された遊技球は、当該出口2
7,27から放出され、開口22の下方に設けられたス
ロープ24に導かれて、上述した下側通過口25へ流下
していく。本実施形態においては、この下側通路口25
を上段ステージ30と下段ステージ40とにより構成す
る。この上段ステージ30は略平面形状に形成されてお
り、スロープ24から導かれた遊技球はこの上段ステー
ジ30上にて不規則的に移動しつつ不特定時間滞留させ
られ、下段ステージ40に誘導される。
【0024】また、下段ステージ40は略平面形状に形
成されており、上段ステージ30から誘導された遊技球
の進入を受け入れる。この下段ステージ40に受け入れ
られた遊技球は、当該下段ステージ40上にて不規則的
に移動しつつ不特定時間滞留させられ、下方に誘導され
る。すなわち、センターフレーム20から遊技盤17に
放出される。このとき、遊技球が下段ステージ40上に
て移動している際に、当該下段ステージ40が有する始
動口誘導構造41に入ると放出される遊技球は始動口1
7c上に誘導される。一方、始動口誘導構造41に入ら
ないと、遊技球は始動口17c上に誘導されることな
く、遊技盤17面上に放出される。このように、本実施
形態では、下側通路口25を上段ステージ30と下段ス
テージ40とにより構成し、センターフレーム20から
放出される遊技球をこの上段ステージ30と下段ステー
ジ40上にて不規則的に移動可能とするとともに、不特
定時間滞留可能とすることによって、この不規則的な移
動および不特定時間の滞留を遊技者が楽しめるようにし
ている。上述した上段ステージ30が本発明にかかる上
段ステージを構成するとともに、下段ステージ40が本
発明にかかる下段ステージを構成する。
【0025】図4は、本発明の第一実施形態にかかる下
側通路口25が配置されているセンターフレーム20の
下方部の外観を斜視した外観斜視図であるとともに、図
5は、下側通路口25を正面から観た正面図である。図
において、下側通路口25を構成する上段ステージ30
は、スロープ24,24に連結した略平面状部31を有
し、この略平面状部31の略中央位置には、遊技球の移
動を規制しつつ下方に誘導するための遊技球誘導部材3
2,32が配置されている。また、略平面状部31の図
手前側には、略長方形状に形成された開口部位33が形
成されている。出口27から放出された遊技球はスロー
プ24,24に導かれて上段ステージ30の略平面状部
31に到達する。遊技球はこの略平面状部31上を遊技
球誘導部材32,32に衝突したりすることにより、不
規則的に移動する。そして、不特定時間滞留すると、遊
技球誘導部材32,32に規制されつつ開口部位33を
通過して下方に落下して下側通路口25を構成する下段
ステージ40に誘導されたり、この遊技球誘導部材3
2,32には規制されないで、開口部位33を通過して
下方に落下して下段ステージ40に誘導される。この開
口部位33が本発明にかかる誘導口を構成している。
【0026】このように下段ステージ40に誘導された
遊技球は、下段ステージ40の内周面に形成された曲面
部42の曲面上にて、不規則的に移動しつつ不特定時間
滞留する。本実施形態において、上述した始動口誘導構
造41は溝構造にて形成されており、上記不規則的な移
動にて始動口誘導構造41の溝に遊技球が入ると、当該
遊技球はこの溝にて移動方向を規制されつつ始動口誘導
構造41において下方に誘導され、図示しない始動口1
7cに入ることになる。一方、不規則的な移動によって
始動口誘導構造41に入らない場合は、遊技球は曲面部
42の範囲内で下方に誘導され、始動口17cに入らな
いことになる。
【0027】本実施形態においては、スロープ24に出
口27から放出された遊技球を上段ステージ30に誘導
する規制壁24aが配設されている。従って、出口27
から放出された遊技球はこの規制壁24aに規制されつ
つ上段ステージ30に到達する。ここで、フレーム枠体
20aの上段ステージ30の前面には、遊技球が上段ス
テージ30からセンターフレーム20の外部に落下しな
いように前面壁20bが配設されている。また、フレー
ム枠体20aの上段ステージ30の奥側には、遊技球が
上段ステージ30からセンターフレーム20の外部に落
下しないように後面壁20cが配設されている。従っ
て、遊技球は上段ステージ30から外部に落下すること
なく、当該上段ステージ30内にて不規則的な移動が可
能になっている。
【0028】次に上段ステージ30における遊技球の動
きを説明する。図6は、上段ステージ30を上部から観
た平面図である。同図において、スロープ24に放出さ
れた遊技球は規制壁24aにて規制されつつ上段ステー
ジ30に進入する。この進入した遊技球は略平面状部3
1に到達し、略平面状部31を左右に移動したり、遊技
球誘導部材32,32に衝突したりする。この遊技球誘
導部材32,32は断面略直角三角形状を備え、二つの
鋭角部にて形成される傾斜面を外側に向けて配設されて
いる。かかる場合、進入してきた遊技球はこの遊技球誘
導部材32,32に衝突すると、後面壁20c方向に跳
ね返され、この後面壁20cに衝突し、開口部位33に
導かれる。そして、この開口部位33から下段ステージ
40に落下する挙動を取る。
【0029】また、進入してきた遊技球が遊技球誘導部
材32,32に衝突しないとき、略平面状部31を図左
右方向に往来しつつ、遊技球誘導部材32,32に規制
されて開口部位33に導かれる。そして、この開口部位
33から下段ステージ40に落下する挙動を取る。ある
いは、略平面状部31を図左右方向に往来しつつ、遊技
球誘導部材32,32に規制されないで開口部位33に
導かれる。そして、この開口部位33から下段ステージ
40に落下する挙動を取る。むろん、遊技球の挙動はこ
れらの態様に限定されるものではなく、遊技球の速度、
回転具合によって様々な挙動を取り得ることは言うまで
も無い。すなわち、遊技球はこの上段ステージ30上に
て不特定時間滞留し、不規則的に挙動して開口部位33
から下段ステージ40に落下する。そして、遊技者はこ
の挙動を観ることにより遊技を楽しむことができる。
【0030】上段ステージ30の略平面状部31におけ
る遊技球の挙動をより不規則的にすることが可能な他の
上段ステージ30の構成を図7に示す。同図において
は、上段ステージ30の略平面状部31に溝形状の遊技
球誘導構造32aと、緩やかな斜面にて凹部が形成され
る緩傾斜凹面部31aと、緩斜面凹面部31aに進入し
た遊技球がスロープ24側に戻らないようにする凸面部
31bとを形成する。かかる構成において、上段ステー
ジ30に進入してきた遊技球は、凸面部31bを乗り越
えて緩傾斜凹面部31aに進入する。緩傾斜凹面部31
aに進入した遊技球は、この緩傾斜凹面を往来しつつ移
動する。あるいは、遊技球誘導構造32a側の緩斜面を
登って当該遊技球誘導構造32aに入り、遊技球誘導構
造32aの溝に規制されつつ開口部位33に導かれる。
【0031】そして、開口部位33から下段ステージ4
0に落下する。一方、遊技球誘導構造32aに入らない
場合は、緩傾斜凹面を往来しつつ開口部位33に導か
れ、下段ステージ40に落下する。むろん、遊技球の挙
動はこれらの態様に限定されるものではなく、遊技球の
速度、回転具合によって様々な挙動を取り得ることは言
うまでも無い。すなわち、遊技球はこのような緩傾斜凹
面部31aや凸面部31bを形成した上段ステージ30
上にて不特定時間滞留し、不規則的に挙動して開口部位
33から下段ステージ40に落下する。そして、遊技者
はこの挙動を観ることにより遊技を楽しむことができ
る。
【0032】本実施形態においては、緩傾斜凹面部31
aおよび凸面部31bを上段ステージ30を幅方向の断
面について略一定の形状になるように形成する構成を採
用しているが、むろん、このように略一定の形状に形成
した構成に限定されるものではなく、幅方向の断面につ
いて異なる形状に形成しても良い。かかる場合は、スロ
ープ24にて放出された遊技球の放出位置によって緩傾
斜や凸部に依存する遊技球の挙動を異なるものにするこ
とができるため、より不規則的な挙動とすることが可能
になる。
【0033】上段ステージ30の略平面状部31を上述
した構成とすることにより、遊技球の挙動に不規則性を
持たせることが可能になる。ここで、上段ステージ30
に形成される開口部位33から遊技球が落下する際に挙
動を変化させる手法を示す。図8は、かかる手法を利用
した場合の上段ステージ30の断面を示した断面図であ
る。同図において、上段ステージ30に進入してきた遊
技球は、略平面状部31上で不特定時間滞留しつつ不規
則的な挙動をとり開口部位33から落下する。このと
き、開口部位33の前面壁20b側の一辺における側面
に、傾斜形状33aを形成する。従って、開口部位33
を落下する遊技球はこの傾斜形状33aに衝突しつつ落
下する。
【0034】すなわち、この傾斜形状33aが無い場合
は、略垂直方向に落下するが、この傾斜形状33aに衝
突して跳ね返ることにより、その落下方向を変化させる
ことが可能になる。また、このように遊技球が衝突する
形状を配設した場合、遊技球の開口部位33への進入速
度や、そのときの回転具合に応じて跳ね返る方向が変化
する。これにより、遊技球が開口部位33を落下するに
際しても、その挙動を不規則的にすることが可能とな
る。加えて、この傾斜形状33aは、遊技者からは視認
できない位置に形成されるため、遊技者に予想もつかな
い挙動を観させることが可能になる。
【0035】次に、下段ステージ40における遊技球の
挙動について説明する。図9および図10は、下段ステ
ージ40での遊技球の挙動の一例を示した図である。図
においては、遊技球が下段ステージ40の側面43,4
3を通過して曲面部42,42に進入すると、曲面部4
2,42の緩傾斜を登りつつ始動口誘導構造41に向か
って移動する。そして、このときの遊技球の開口部位3
3からの落下速度あるいは回転具合によって、この曲面
部42の緩斜面を登りきり始動口誘導構造41に入る。
一方、一度にこの緩斜面を登りきらないにしても、曲面
部42,42を往来して移動つつ、始動口誘導構造41
に入ることも考えられる。反対に、この曲面部42,4
2を往来して移動している間に始動口誘導構造41に入
ることなく、下段ステージ40から下方に誘導されてし
まう場合もある。このように、上段ステージ30の開口
部位33を通過して下段ステージ40に進入した遊技球
は、その速度,回転具合により側面43,43や曲面部
42,42で不特定時間滞留しつつ不規則的な挙動を取
る。従って、遊技者はこの下段ステージ40においても
遊技球が始動口誘導構造41に入らないか否かを視認し
ながら遊技を楽しむことができる。
【0036】下段ステージ40での遊技球の挙動をより
不規則的にすることが可能な態様の一例を図11に示
す。同図においては、下段ステージ40の側面43,4
3、曲面部42,42、始動口誘導構造41の上面に樹
脂シート44を覆い被せる構成を採用する。これによ
り、開口部位33から落下してきた遊技球は、樹脂シー
ト44に衝突し、この樹脂シート44が有する弾性によ
り弾みながら挙動する。上述してきたように遊技球は落
下速度や回転具合が落下ごとに異なるため、この弾みな
がらの挙動についても衝突ごとに異なることになる。従
って、下段ステージ40での遊技球の挙動をより不規則
的にすることができることになる。
【0037】本実施形態においては、上面すべてに樹脂
シート44を覆い被せる構成を採用しているが、むろ
ん、これに限定されるものではない。例えば、曲面部4
2,42の上面のみに樹脂シート44を覆い被せたり、
一方の曲面部42の上面のみに樹脂シート44を覆い被
せるようにしても良い。これにより、遊技球が下段ステ
ージ40上に落下する位置によって遊技球の弾み具合を
変更することができるため、遊技球の挙動をより不規則
的にすることが可能になる。また、本実施形態において
は、下段ステージ40の上面に樹脂シート44を覆い被
せる構成を採用しているが、むろん、このように下段ス
テージ40と樹脂シート44を異なる部材で形成する態
様に限定されるものではなく、下段ステージ40そのも
のを弾性を有する部材で形成しても良いことは言うまで
もない。
【0038】図12は、本発明の第二実施形態にかかる
下側通路口251が配置されているセンターフレーム2
01の下方部の外観を斜視した外観斜視図であるととも
に、図13は、下側通路口251を正面から観た正面図
である。図において、下側通路口251を構成する上段
ステージ301は、上述した図示しないスロープ24,
24と一体に形成された略平面状部311を有し、この
略平面状部311は、緩傾斜凹面部31a1,31a1
が形成されるとともに、凸面部31b1,31b1が形
成されている。
【0039】そして、略平面状部311の図手前側に
は、略長方形状の開口を有する段差部位331が形成さ
れている。ここで、出口271から放出された遊技球
は、略平面状部311に放出されることになる。そし
て、遊技球は、この略平面状部311上にて緩傾斜凹面
部31a1,31a1や凸面部31b1,31b1を往
来しつつ不規則的に移動し、この上段ステージ301上
に不特定時間滞留する。そして、不特定時間滞留する
と、溝形状に形成された遊技球誘導部材32a1に規制
されつつ段差部位331から下方に落下して下側通路口
251を構成する下段ステージ401に誘導されたり、
この遊技球誘導部材32a1には規制されないで、段差
部位331から下方に落下して下段ステージ401に誘
導される。
【0040】このように下段ステージ401に誘導され
た遊技球は、下段ステージ401の内周面に形成された
曲面部421の曲面上にて、不規則的に移動しつつ不特
定時間滞留する。本実施形態において、上述したように
始動口誘導構造411は溝構造にて形成されており、上
記不規則的な移動にて始動口誘導構造411の溝に遊技
球が入ると、当該遊技球はこの溝にて移動方向を規制さ
れつつ始動口誘導構造411において下方に誘導され、
図示しない始動口17cに入ることになる。一方、不規
則的な移動によって始動口誘導構造411に入らない場
合は、遊技球は曲面部421の範囲内で下方に誘導され
て、始動口17cに入らないことになる。
【0041】本実施形態においては、上述した第一実施
形態と同様に、フレーム枠体20a1の上段ステージ3
01の前面には、遊技球が上段ステージ301からセン
ターフレーム201の外部に落下しないように前面壁2
0b1が配設されている。また、フレーム枠体20a1
の上段ステージ301の奥側には、遊技球が上段ステー
ジ301からセンターフレーム201の外部に落下しな
いように後面壁20c1が配設されている。従って、遊
技球は上段ステージ301から外部に落下することな
く、上段ステージ301内にて不規則的な移動が可能に
なっている。
【0042】次に、上段ステージ301の略平面状部3
11における遊技球の挙動を図14に示す。同図におい
ては、上段ステージ301に進入してきた遊技球は、凸
面部31b1を乗り越えて緩傾斜凹面部31a1に進入
する。緩傾斜凹面部31a1に進入した遊技球は、この
緩傾斜凹面を往来しつつ移動する。あるいは、遊技球誘
導構造32a1側の緩斜面を登って当該遊技球誘導構造
32a1に入り、遊技球誘導構造32a1の溝に規制さ
れつつ段差部位331に導かれる。
【0043】そして、段差部位331から下段ステージ
401に落下する。一方、遊技球誘導構造32a1に入
らない場合は、緩傾斜凹面を往来しつつ段差部位331
に導かれ、下段ステージ401に落下する。むろん、遊
技球の挙動はこれらの態様に限定されるものではなく、
遊技球の速度、回転具合によって様々な挙動を取り得る
ことは言うまでも無い。すなわち、遊技球はこのような
緩傾斜凹面部31a1や凸面部31b1を形成した上段
ステージ301上にて不特定時間滞留し、不規則的に挙
動して段差部位331から下段ステージ401に落下す
る。そして、遊技者はこの挙動を観ることにより遊技を
楽しむことができる。
【0044】本実施形態においては、緩傾斜凹面部31
a1および凸面部31b1を上段ステージ301を幅方
向の断面について略一定の形状になるように形成する構
成を採用しているが、むろん、このように略一定の形状
に形成した構成に限定されるものではなく、幅方向の断
面について異なる形状に形成しても良い。かかる場合
は、略平面状部311に放出された遊技球の放出位置に
よって緩傾斜や凸部に依存する遊技球の挙動を異なるも
のにすることができるため、より不規則的な挙動とする
ことが可能になる。
【0045】また、本実施形態においては、段差部位3
31を一段にて形成し、上段ステージ301から一段下
がった位置に下段ステージ401が配設される態様を採
用した。しかし、このように段差形状を利用して上段ス
テージ301から下段ステージ401に遊技球を誘導す
る手法は、一段にて形成した段差部位331に限定され
るものではなく、その段数は特に限定されるものではな
い。従って、この段差部位を二段にて形成しても良い
し、三段にて形成しても良い。
【0046】図15は、段差部位331を三段にて構成
した場合に下側通路部251を正面から観た正面図であ
る。また、図16は、かかる場合の下側通路部251を
上面から観た上面図である。図においては、段差部位3
31を段差部位331a,331b,331cの三段に
て形成する。かかる場合、段差部位331aから遊技球
が落下すると、段差下面331a1に落ちる。そして、
次に、この段差下面331a1から遊技球が落下する
と、段差下面331b1に落ちる。そして、この段差下
面331b1から遊技球が落下すると、下段ステージ4
01に遊技球が落ちる。このように、上段ステージ30
1から順次段差部位331a→段差部位331b→段差
部位331cと誘導されることになる。一方、上述した
ように上段ステージ301の段差部位331aから下方
に落下する遊技球は、順次段差部位331a→段差部位
331b→段差部位331cと誘導されるとは限らな
い。
【0047】これは、遊技球の速度や回転具合に依存す
るものであり、この遊技球の速度や回転具合によって順
次段差部位331a〜331cと誘導されたり、各段差
下面331a1,331b1にて滞留する。各段差下面
331a1,331b1にて滞留すると、遊技球は、こ
の段差下面331a1,331b1に沿って下方に誘導
されることとなり、下段ステージ401に誘導されるこ
と無く、センターフレーム201から放出される。この
ように、複数の段差部位331a〜331cを設けるこ
とにより、遊技球の速度や回転具合によって下方への誘
導態様をより不規則的な挙動にすることができて好適で
ある。本実施形態において、各段差下面331a1,3
31b1に上述した樹脂シートを覆い被せることによ
り、当該各段差下面331a1,331b1に落下して
くる遊技球を弾ませることが可能となり、より遊技球を
不規則的な挙動で下段ステージ401等に誘導すること
が可能となり好適である。
【0048】図17は、本発明の第三実施形態にかかる
下側通路口252が配置されているセンターフレーム2
02の下方部の外観を斜視した外観斜視図であるととも
に、図18は、下側通路口252を正面から観た正面図
である。図において、下側通路口252を構成する上段
ステージ302は、上述した図示しないスロープ24,
24と一体に形成された略平面状部312を有し、この
略平面状部312は、遊技球が通過可能な円形形状の開
口部位332a〜332cが形成されている。また、略
平面状部312は、緩傾斜形状が形成されており、この
緩傾斜形状にて形成される溝構造にて上述した開口部位
332a〜332cに遊技球を誘導可能になっている。
【0049】本実施形態においては、この開口部位33
2a〜332cに誘導された遊技球を当該開口部位33
2a〜332cを通過させて下方に誘導するとともに、
前面壁20b2,20b2にて形成される開口部におい
ても遊技球が下方に誘導されるようになっている。従っ
て、出口272から放出され上述した略平面状部312
の緩傾斜形状にて形成される溝構造に進入して誘導され
る遊技球は、開口部位332a〜332cに進入する一
方で、この緩傾斜形状にて形成される溝構造に進入しな
い遊技球は、前面壁20b2にて形成される開口に移動
する。本実施形態においては、上段ステージ302に緩
傾斜形状を形成するとともに、遊技球を下方に誘導する
開口部位332a〜332cおよび前面壁20b2,2
0b2にて形成される開口を形成することにより、遊技
球を不特定時間滞留させるとともに、不規則的に挙動す
るようにしている。
【0050】本実施形態においては、下段ステージ40
2を第一下段ステージ4021と、第二下段ステージ4
022とにより構成している。上述した開口部位332
a〜332cに進入して下方に誘導される遊技球は、第
一下段ステージ4021に落下し、前面壁20b2,2
0b2にて形成される開口から下方に誘導される遊技球
は第二下段ステージ4022に落下する。第一下段ステ
ージ4021には、曲面部422や溝構造にて形成され
る第一始動口誘導構造411aが形成されている。従っ
て、この第一下段ステージ4021に誘導された遊技球
は、この曲面部422を往来しつつ移動することによっ
て不規則的な挙動を示す。そして、この挙動により第一
始動口誘導構造411aに入った遊技球はこの溝構造に
規制されつつ第二下段ステージ4022に誘導される。
また、第二下段ステージ4022には、溝構造にて形成
される第二始動口誘導構造411bが形成されており、
上述した第一始動口誘導構造411aと連結している。
従って、第一始動口誘導構造411aにて第二下段ステ
ージ4022に誘導された遊技球はこの第二始動口誘導
構造411bにおいて下方に誘導され、図示しない始動
口17cに入ることになる。
【0051】本実施形態においては、上述した第一実施
形態と同様に、フレーム枠体20a2の上段ステージ3
02の前面には、遊技球が第二下段ステージ4022に
落ちることなく上段ステージ302からセンターフレー
ム202の外部に落下しないように上述してきた前面壁
20b2が配設されている。また、フレーム枠体20a
2の上段ステージ302の奥側には、遊技球が上段ステ
ージ302からセンターフレーム202の外部に落下し
ないように後面壁20c2が配設されている。従って、
遊技球は上段ステージ302から外部に落下することな
く、上段ステージ302内にて不規則的な移動が可能に
なっている。
【0052】次に、上段ステージ302の略平面状部3
12における遊技球の挙動を図19に示す。同図におい
ては、上段ステージ302に進入してきた遊技球は、略
平面状部312に形成された緩傾斜面を移動する。そし
て、この緩傾斜面を往来しつつ移動する。そして、この
緩傾斜面にて形成される遊技球を開口部位332a〜3
32cへ誘導する溝構造に入ると、この溝構造によって
移動を規制されつつ開口部位332a〜332cに導か
れる。
【0053】そして、開口部位332a〜332cを通
過して第一下段ステージ4021に落下する。一方、開
口部位332a〜332cに誘導する上述した溝構造に
入らない場合は、緩傾斜面を往来しつつ前面壁20b
2,20b2にて形成される開口から第二下段ステージ
4022に落下する。このような、遊技球の挙動は遊技
球の速度、回転具合に依存するものであり、この速度、
回転具合によって上段ステージ302上で様々な挙動を
取り得ることは言うまでも無い。すなわち、遊技球はこ
のような緩傾斜面や開口部位332a〜332cが形成
された上段ステージ302上にて不特定時間滞留し、不
規則的に挙動して開口部位332a〜332c等から第
一下段ステージ4021あるいは第二下段ステージ40
22に落下する。そして、遊技者はこの挙動を観ること
により遊技を楽しむことができる。
【0054】また、本実施形態においては、第二下段ス
テージ4022に遊技球跳ね返り部材4023を配設す
る。この遊技球跳ね返り部材4023は、遊技球を第一
下段ステージ4021方向に跳ね返すことが可能に形成
されており、例えば、開口部位332a〜332cに入
ることなく、前面壁20b2,20b2にて形成される
開口から第二下段ステージ4022に落下してきた遊技
球を第一下段ステージ4021側に跳ね返すことが可能
になっている。従って、前面壁20b2,20b2にて
形成される開口から第二下段ステージ4022に落下し
てきた遊技球をそのまま第二下段ステージ4022から
落下させるだけでなく、もう一度、第一始動口誘導構造
411aや第二始動口誘導構造411bに遊技球が入る
機会を与えるようにする。これにより、遊技球の挙動を
多岐にすることが可能となり、遊技者は遊技球の行方を
興味を持って監視することができ、遊技を楽しめること
ができる。
【0055】本実施形態においては、上段ステージ30
2に形成する開口部位332a〜332cを遊技球が通
過可能な大きさの円形形状にて形成する構成を採用して
いるが、開口部位に進入した遊技球を下方に誘導すると
いう観点においては、円形形状に限定されるものではな
く、遊技球を通過可能な開口部位であれば、適宜変更可
能である。従って、図20に示すように開口部位を略方
形形状の開口部位332a1〜332c1としても良
い。このとき、円形形状の開口部位332a〜332c
と比較した場合、略方形形状の角部が遊技球を開口部位
332a1〜332c1に対して誘導する誘導溝の機能
を有することとなり、遊技球が開口部位332a1〜3
32c1に落ちる確率を高めることができる。従って、
遊技者が上段ステージ302での遊技球の挙動をより楽
しめるものとすることができる。
【0056】上記第一実施形態および第二実施形態にお
いては、本発明にかかる遊技球の誘導部材をセンターフ
レームに適用した場合を例にして説明してきたが、当該
遊技球の誘導部材を適用可能な装置はセンターフレーム
に限定されるものではなく、例えば、ヤクモノと呼ばれ
る入賞装置や、液晶装置を伴わない単なる振り分け装置
として適用できることは言うまでもない。
【0057】このように、下側通路口25を上段ステー
ジ30と下段ステージ40とにより構成し、上段ステー
ジ30に緩傾斜形状を形成したり、遊技球誘導部材を配
設して、遊技球を上段ステージ30上に不特定時間滞留
させつつ不規則的な挙動を取ることを可能にし、そし
て、このように上段ステージ30にて不特定時間滞留し
不規則的な挙動を取った遊技球を下段ステージ40に誘
導させ、この下段ステージ40においても曲面部等によ
り遊技球を不特定時間滞留させつつ不規則的な挙動を取
らせることによって、遊技球が始動口17cに入るか否
かを中々判明できないようにすることによって、遊技者
が遊技を楽しめることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術概念を表現した技術概念図であ
る。
【図2】本発明にかかる遊技盤のセンターフレームが取
り付けられた遊技機を正面から外観した外観図である。
【図3】本発明にかかるセンターフレーム20の外観を
示した外観図である。
【図4】本発明の第一実施形態にかかる下側通路口25
が配置されているセンターフレーム20の下方部の外観
を斜視した外観斜視図である。
【図5】本発明の第一実施形態にかかる下側通路口25
を正面から観た場合の正面図である。
【図6】上段ステージ30を上部から観た平面図であ
る。
【図7】上段ステージ30の他の構成を示した構成図で
ある。
【図8】上段ステージ30の断面を示した断面図であ
る。
【図9】下段ステージ40での遊技球の挙動の一例を示
した図である。
【図10】下段ステージ40での遊技球の挙動の一例を
示した図である。
【図11】下段ステージ40での遊技球の挙動をより不
規則的にすることが可能な態様の一例を示した図であ
る。
【図12】本発明の第二実施形態にかかる下側通路口2
51が配置されているセンターフレーム201の下方部
の外観を斜視した外観斜視図である。
【図13】本発明の第二実施形態にかかる下側通路口2
5を正面から観た場合の正面図である。
【図14】上段ステージ301の略平面状部311にお
ける遊技球の挙動を示した図である。
【図15】段差部位331を三段にて構成した場合に下
側通路部251を正面から観た正面図である。
【図16】段差部位331を三段にて構成した場合に下
側通路部251を上面から観た上面図である。
【図17】本発明の第三実施形態にかかる下側通路口2
52が配置されているセンターフレーム202の下方部
の外観を斜視した外観斜視図である。
【図18】本発明の第三実施形態にかかる下側通路口2
52を正面から観た正面図である。
【図19】上段ステージ302の略平面状部312にお
ける遊技球の挙動を示した図である。
【図20】開口部位の他の形状を示した図である。
【図21】従来のセンターフレーム1の外観を示した外
観図である。
【図22】従来のステージ10の構成を外観斜視した外
観斜視図である。
【符号の説明】
1…センターフレーム 1a…表示用開口部 2,3…遊技球入口 6,7…遊技球出口 8,9…遊技球通路 10…ステージ 100…遊技機 10a…通路側 10a1…凸形状部 10a2…凸形状部 10a3…経路規制壁部 10a4…経路規制壁部 10b…始動口誘導側 10b1…誘導路 10c…始動口 11…前面枠 12…金枠 13…ガラス扉 14…前面板 14a…上皿 15…遊技盤 16…ガイドレール 17…遊技部 17a…風車 17b…普通入賞口 17c…始動口 17d…大入賞口 18…ハンドル 19…下皿 20…センターフレーム 201…センターフレーム 202…センターフレーム 20a…フレーム枠体 20a1…フレーム枠体 20a2…フレーム枠体 20b…前面壁 20b1…前面壁 20b2…前面壁 20c…後面壁 20c1…後面壁 20c2…後面壁 21…表示装置 22…開口 23…上側通過口 24…スロープ 24a…規制壁 25…下側通路口 251…下側通路部 252…下側通路口 26…誘導路 27…出口 271…出口 272…出口 30…上段ステージ 301…上段ステージ 302…上段ステージ 31…略平面状部 311…略平面状部 312…略平面状部 31a…緩傾斜凹面部 31a1…緩傾斜凹面部 31b…凸面部 31b1…凸面部 32…遊技球誘導部材 32a…遊技球誘導構造 32a1…遊技球誘導構造 33…開口部位 331…段差部位 331a〜331c…段差部位 331a1〜331c1…段差下面 332a〜332c…開口部位 332a1〜332c1…開口部位 33a…傾斜形状 331a1,331b1…段差下面 4,5…外周通路 40…下段ステージ 401…下段ステージ 402…下段ステージ 4021…第一下段ステージ 4022…第二下段ステージ 4023…部材 41…始動口誘導構造 411…始動口誘導構造 411a…第一始動口誘導構造 411b…第二始動口誘導構造 42…曲面部 421…曲面部 422…曲面部 43…側面 44…樹脂シート A1…フレーム本体 A2…上段ステージ A3…下段ステージ A4…始動口 A5…始動口誘導構造 B…遊技球

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状に形成されて遊技盤の所定位置に配
    設されるフレーム本体と、 当該フレーム本体における枠内の下辺部位に略平面状に
    形成されて遊技球を不特定時間だけ滞留可能であるとと
    もに、同遊技球を下方へ誘導可能に形成される上段ステ
    ージと、 この上段ステージより下方にて上記遊技球が進入可能で
    あるとともに、略平面状に形成され上記遊技球を不特定
    時間だけ滞留可能としつつ同遊技球を下方へ誘導可能に
    形成される下段ステージとを具備することを特徴とする
    遊技球の誘導部材。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の遊技球の誘導部材
    において、 上記下段ステージは、上記上段ステージの
    下方にて上記フレーム本体の前面側に開口しつつ奥行き
    方向に空間を形成され、上記上段ステージとの間に遊技
    球が通過可能な誘導口を形成したことを特徴とする遊技
    球の誘導部材。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の遊技球の誘導部材
    において、 上記誘導口は、略長方形形状に形成されることを特徴と
    する遊技球の誘導部材。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載の遊技球の誘導部材において、 上記誘導口の縁部を傾斜面としたことを特徴とする遊技
    球の誘導部材。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載の遊技球の誘導部材
    において、 上記枠状に形成されたフレーム本体における下辺には奥
    行き方向の段差を形成してあり、上記上段ステージは当
    該段差における上方側であり、上記下段ステージは当該
    段差における下方側であることを特徴とする遊技球の誘
    導部材。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の遊技球の誘導部材
    において、 上記段差は、複数段差形状に形成されることを特徴とす
    る遊技球の誘導部材。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の遊技球の誘導部材において、 上記下段ステージは、上記遊技球が進入する略平面状上
    面を弾性部材にて形成されることを特徴とする遊技球の
    誘導部材。
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