JP2002224199A - エチレンオキサイドガス滅菌器 - Google Patents

エチレンオキサイドガス滅菌器

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JP2002224199A
JP2002224199A JP2001022841A JP2001022841A JP2002224199A JP 2002224199 A JP2002224199 A JP 2002224199A JP 2001022841 A JP2001022841 A JP 2001022841A JP 2001022841 A JP2001022841 A JP 2001022841A JP 2002224199 A JP2002224199 A JP 2002224199A
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cylinder
cartridge
cartridge cylinder
ethylene oxide
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Minoru Kono
稔 河野
Mitsuo Suzuki
光雄 鈴木
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Ikiken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滅菌器に使用するカートリッジボンベをより
簡単、確実に装着でき且つ安全に作業でき、指定のカー
トリッジボンベを正しく装着した場合にのみ滅菌器の運
転を開始し、誤って逆方向に装着した場合や異なる種類
のボンベを装着しても運転を開始できない構造とし、カ
ートリッジボンベ内のEOGが残留することなく完全に
気化されるEOG滅菌器を提供する。 【解決手段】 EOG封入のカートリッジボンベ21
と、該カートリッジボンベ21を装着するボンベ収納器
22と、カートリッジボンベ21をボンベ収納器22へ
装着したことを感知するボンベ感知センサ24と、カー
トリッジボンベ21にチャンバ内の真空圧を利用して穿
孔するカートリッジボンベ穿孔装置8と、該カートリッ
ジボンベ穿孔装置8と連動してEOGをチャンバ6に送
り込む制御装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用の器具や衣
服などを滅菌するカートリッジ式エチレンオキサイドガ
ス(以下「EOG」と略称する)滅菌器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に医療用器具や衣服等を滅菌するE
OG滅菌器に使用するガスは、エチレンオキサイドガス
と炭酸ガスの混合ガス、又はエチレンオキサイドガス
(95%)のカートリッジボンベを使用している。本発
明は後者のカートリッジボンベ方式を採用している。従
来の滅菌器は、チャンバ内又はチャンバ蓋の内側にカー
トリッジボンベを横倒した状態に設置し、外部より連結
した掘削装置によりボンベを掘削し、滅菌ガスをチャン
バ内に直接注入してチャンバ内の余熱を利用して気化し
滅菌していた。
【0003】しかしながら、カートリッジボンベを横倒
状態でボンベ中央に穿孔するためチャンバへのガス注入
が不十分となりボンベ内にEOGガスが残留し、無駄に
なるとともに、取扱中に残留ガスを呼吸したりすると人
体に良くない。更に滅菌用液化ガスが直接被滅菌物を汚
染することもある。又、穿孔装置にボンベを感知する感
知機能がないため、異種品と間違えたり、逆方向に取付
けたり、滅菌ガスが滅菌室に入らないうちに運転が開始
したり、又EOGが液化状態で被滅菌物を汚染すること
もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、滅菌器に使用するカートリッジボンベをより簡単、
確実に装着でき且つ安全に作業できるEOG滅菌器を提
供することにある。また、他の目的としては、指定のカ
ートリッジボンベを正しく装着した場合にのみ滅菌器の
運転を開始し、誤って逆方向に装着した場合や異なる種
類のボンベを装着しても運転を開始できない構造とした
EOG滅菌器を提供することにある。また、その他の目
的としては、カートリッジボンベ内のEOGが残留する
ことなく完全に気化されるEOG滅菌器を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のEOG滅菌器は、EOG封入のカートリ
ッジボンベと、該カートリッジボンベを装着するボンベ
収納手段と、前記カートリッジボンベを前記ボンベ収納
手段へ装着したことを感知するボンベ感知手段と、前記
カートリッジボンベにチャンバ内の真空圧を利用して穿
孔するカートリッジボンベ穿孔装置と、該カートリッジ
ボンベ穿孔装置と連動してEOGをチャンバに送り込む
制御装置とを備える。
【0006】また、請求項2の発明は、前記カートリッ
ジボンベ穿孔装置はチャンバ内の真空圧を利用し、ダイ
ヤフラムの中心部に取付けた穿孔手段により前記カート
リッジボンベ頭部を穿孔し、前記カートリッジボンベ内
部のガス圧とチャンバ内真空圧との圧力差によりチャン
バにEOGを送り込む構成としている。また、請求項3
の発明は、チャンバ内真空圧を陰圧に調整後、前記カー
トリッジボンベから気化したEOGを送り込み、チャン
バ内真空圧を滅菌圧力にして滅菌を行う構成としてい
る。
【0007】また、請求項4の発明は、チャンバの機密
性を高めるため、扉全体がチャンバのフランジ面に平行
に合体するように、チャンバ蓋中央に摺動手段を設け、
スプリング圧を利用し蓋パッキンがチャンバのフランジ
面全周に平行に力が加わる構成としている。また、請求
項5の発明は、前記カートリッジボンベ穿孔装置は、指
定のカートリッジボンベだけが装着できる治具を備え、
異種品が装着できないように構成している。
【0008】また、請求項6の発明は、前記カートリッ
ジボンベをボンベ収納手段に装着し、チャンバの扉を閉
じることにより、扉押付レバー及びセンサ摺動ローラに
より前記カートリッジボンベが下方向に押し付けられ、
前記カートリッジボンベの頭部が前記穿孔手段近傍の穿
孔部シール面に密着する構成としている。
【0009】本発明では、滅菌器に使用するカートリッ
ジボンベをより簡単、確実に装着でき且つ安全に作業で
きるようカートリッジ穿孔装置を滅菌器正面に垂直に設
置する。カートリッジ穿孔装置にボンベ収納器を設ける
ことにより、異なる種類のボンベを挿入したり、ボンベ
の挿入方向が逆の場合は装着できず、運転がスタートで
きない構造とする。又カートリッジボンベの装着確認と
滅菌室の扉閉め後の始動が連動するシステムとする。カ
ートリッジボンベ収納器には指定品だけがセッテングで
きる治具を用いる事により誤って異種品が装着したり、
逆方向に装着することを防止する。
【0010】カートリッジボンベがボンベ収納器に確実
に装着したことを感知するセンサ回路を設ける。センサ
回路はカートリッジボンベの装着状態が正しいことを感
知するとカートリッジボンベ穿孔装置に密着する。次に
滅菌器の扉を閉じると、扉裏側に取付けてある扉押付け
レバーがカートリッジボンベ穿孔装置を下方向に押し付
け、ボンベ感知センサにより該ボンベの形状と装着状態
を確認すると同時に扉閉めスイッチと連動してカートリ
ッジボンベ穿孔装置が作動する。
【0011】センサ回路がカートリッジボンベ2密着状
態を確認すると、チャンバと連結しているダイヤフラム
内が陰圧となり、シリンダ圧縮コイルバネの力より勝
り、ダイヤフラムに取付けてある穿孔針が最大に伸長
し、カートリッジボンベの頭部を穿孔する。なお、滅菌
器がOFFの時はチャンバは常圧となり、圧縮コイルバ
ネの方の力が勝り、穿孔針の長さが最小となる。穿孔針
の伸縮可動範囲は例えば5〜10mmに設定する。
【0012】従って、カートリッジボンベ穿孔装置の外
部にはEOGが漏れることがなく、又カートリッジボン
ベが倒立で垂直にセッテングしているため、穿孔後カー
トリッジボンベ内に液化EOGが残留することなくすべ
て有効に消費され、エアレーション工程によりガス濃度
が無害に薄められて大気中に排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のEOG滅
菌器全体を表す系統図である。又図2はカートリッジボ
ンベ穿孔装置8の詳細構成図である。滅菌器本体の前面
には、加湿給水タンク17、カートリッジボンベ穿孔装
置8、扉押付けレバー7等を有した開閉自在の扉が有
り、該扉全面には操作釦を含む運転表示部が設置してあ
る。図3は蓋部分の拡大断面図、図4はその正面図であ
る。チャンバ6の蓋40の裏面側の周囲にシリコンゴム
等でできたパッキン42を埋め付け、さらに蓋40の周
辺に蓋押付けスプリング43を複数個(本例では周辺に
6箇所)設けている。チャンバ6の蓋40の機密性は上
記パッキン42及び蓋押付けスプリング43で完全に保
たれる。すなわち、チャンバ6の陰圧が強ければ強い
程、パッキン42が押さえ付けられ、機密性が増す構造
になっている。上記蓋押付けスプリング43は蓋40の
周辺に複数個取付けることにより、蓋40全体のバラン
スをとっている。41はケーシングの蓋カバーである。
【0014】EOG滅菌器は前面が開閉自在扉で開放さ
れ、後面が湾曲に閉ざされ、横倒した有底円筒状の滅菌
室(チャンバ)6を形成しており、該チャンバ外周には
保温ヒータ5が巻かれ、チャンバ全体を保温材でカバー
している。カートリッジボンベ21の滅菌用液化ガスE
OGは、ガス気化器18により気化されチャンバ6に送
り込まれる。チャンバに残留するEOGガスはエアレー
ション処置を繰返し、排気ポンプ1で大気中に排出す
る。チャンバ6内は滅菌処理中は陰圧のため、扉閉めパ
ッキン・蓋共にチャンバ6に吸引密着しているため、チ
ャンバ6からは全くガス漏れが発生しない。
【0015】チャンバ6の中央部には、カートリッジ穿
孔装置8のガス取込口36よりチャンバ6へ滅菌用液化
ガスを気化して送り込む銅パイプから成るガス気化器1
8を設置してある。又チャンバ内のガス送入口にはガス
が直接被滅菌物に付着しないように遮蔽板を設置し、前
記チャンバ6の周囲に加湿給水用保湿パイプが巻かれて
いる。該保湿パイプ内には、チャンバ外周に巻かれた保
温ヒータ5により常時50〜65℃に保温された温水が
満たされている。
【0016】又チャンバ6にはチャンバ内に除菌された
空気を導入するエアーフィルタ14及び外気導入電磁弁
13が設けてある。配管系統には缶内圧力計9、圧力セ
ンサ11が接続されている。チャンバ6後方中央にはチ
ャンバ6内の残留空気を排出し、又滅菌後の排ガスをエ
アレーションし、EOG濃度を薄めて、排気するための
排気電磁弁3及び排出ポンプ1が設けてある。
【0017】カートリッジボンベ穿孔装置8をチャンバ
内正面に設置し、当該カートリッジボンベ21を穿孔装
置中央部にセットする。カートリッジボンベ21にはE
OGガスが規定量(95%)注入密封されているため、
倒立状態で安定にセットされる。カートリッジボンベ2
1を倒立状態に設置するため穿孔後にはカートリッジボ
ンベ内にEOG残留ガスが存在することなく、全て有効
に消費される。
【0018】EOG滅菌器は、正面に設置したカートリ
ッジボンベ穿孔装置8にボンベ穿孔口を下向きにしてセ
ットする。ここで、穿孔口を上向きに入れようとしても
ボンベ収納器22に入らないようになっている。カート
リッジボンベ21装着後、滅菌器の扉を閉じると、扉裏
面に設けた扉押付けレバー7がカートリッジボンベ21
上部のセンサ摺動ローラ29を下方向に押し、カートリ
ッジボンベ21頭部がリング(穿孔部シール面)30に
密着する。
【0019】カートリッジボンベ穿孔装置8のダイヤフ
ラム26周辺にはEOG漏れを防ぐためリング30、3
1及びゴムパッキン32によりシールを行っている。又
チャンバの扉を閉じるとチャンバ内の陰圧により、ダイ
ヤフラム26内部の圧力が高まりリング30、31及び
ゴムパッキン32を押え付けるためカートリッジ穿孔装
置8から外部へのガス漏れが防止できる。カートリッジ
ボンベ21をボンベ収納器22にセットすると、ボンベ
感知センサ24により装着状態を確認し、更にチャンバ
扉を閉じるとカートリッジボンベ21上部に設けた扉閉
スイッチ25がセッテング状態を確認する。チャンバ扉
は陰圧解除によりワンタッチで簡単に開けることができ
る。
【0020】運転表示装置のスタート釦を押すことによ
りチャンバ6外周に巻かれた保湿ヒータ5にAC100
Vが通電し、チャンバ内温度を感知するための温度セン
サ4と温度をコントロールするための制御装置が作動す
る。チャンバ内温度は、制御プログラムによって例えば
40〜55℃にコントロールされる。
【0021】チャンバ6が設定温度に達すると、温度セ
ンサ4が感知し、排気電磁弁3が開き同時に排気ポンプ
1が通電し作動する。排気電磁弁3は三方電磁弁(穿孔
電磁弁)10と逆止弁2と連動し通電前は排気ポンプ1
の入口及び出口は同圧に保たれている。これらはチャン
バ6が真空状態時でも排気ポンプ1の起動時に負荷をか
けず駆動できる。
【0022】チャンバ6が真空(−86kPa)となり
設定温度に達すると、圧力センサ11が感知し、制御装
置により排気電磁弁3が通電OFFとなり閉じる。又排
気ポンプ1も同時に通電OFFとなり停止する。次に温
水が給水タンク17より給水フィルタ16を通り加湿給
水電磁弁15並びに保温パイプ19を通ってチャンバ6
に供給される。加湿用温水はチャンバ金属面に当り、送
り込まれた温水(約55℃)は真空中で蒸発し加湿され
る。
【0023】チャンバ6への給水量の調節はチャンバ内
湿度に最適な量が供給されるよう加湿給水電磁弁15の
開閉時間を制御プログラムにより行っている。チャンバ
内に供給される温水が蒸発し得る条件は理論式及び実験
により例えば下記の通りに設定する。 チャンバ内表面温度:60℃ 供給温水温度 :55℃ 供給温水量 :4cc チャンバ内圧力 :−86kPa 蒸発時間 :10分 チャンバ内温度 :55℃ チャンバ内湿度 :65〜75%
【0024】[ガス送り込み]チャンバ6内の圧力が−
86kPaとなり、温度が滅菌設定温度に達すると加湿
が開始し、滅菌温度、圧力、湿度の3条件が揃うと、チ
ャンバ内に滅菌用EOGが送り込まれる。セットされた
カートリッジボンベ21を穿孔するとき、チャンバ6内
の圧力を利用するため穿孔用の三方電磁弁10が通電し
開放する。開放することによりダイヤフラム26の上下
に圧力差が生じる。ダイヤフラム26はA室の圧力が陰
圧になるため、カートリッジボンベ側に移動しダイヤフ
ラム26の中心部にある穿孔針によりカートリッジボン
ベ21の中央部を穿孔する。2〜3秒後、三方電磁弁1
0が閉じると、A室には外気が入るため、A室とB室の
圧力が等しくなりスプリングの圧力により、ダイヤフラ
ム26が元の位置にも戻る。穿孔されたボンベのEOG
ガスはガス取込口36よりチャンバ6内に勢い良く送ら
れる。
【0025】[滅菌条件]チャンバ6内に送り込まれる
ガス濃度は、滅菌室容積、使用ガス、真空圧、温度、ガ
ス送入量により算出され、本装置は例えば以下の滅菌条
件で滅菌が行われる。 真空圧 :−86kPa 滅菌温度 :40℃〜55℃のプログラム選択方式 滅菌時間 :40℃の場合・・・・・・6時間 50℃の場合・・・・・・3時間 湿度 :65〜75% 使用ガス :EOG・・・エチレンオキサイドガス95
%(CO) ガス充填量 :30g ガス濃度 :800mg/リットル 滅菌圧力 :−35kPa
【0026】[ガス除去]滅菌後の排気ガスは排気電磁
弁3及び排気ポンプ1に通電し、チャンバ内の気圧を−
86kPaまで陰圧(真空)にする。排気ポンプ1より
排出される排気ガスは、別装置である排気ガス処理装置
に送られ、EOG濃度を希薄にして大気中に排出する
(これについては本出願人が先に出願した特願平11−
125447号に開示している)。
【0027】[エアレーション]被滅菌物に付着したE
OG残留ガスは、真空チャンバ内で40〜55℃の加湿
状態で蒸発させる。被滅菌物より蒸発した残留ガスは除
菌され、チャンバ内に送り込まれた空気と混合し希薄状
態で排出される。以上の工程を繰返し行うこと(エアレ
ーション)により、被滅菌物に付着した残留ガス濃度は
薄められ大気中に排出する(これについても上記特願平
11−125447号に開示している)。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のE
OG滅菌器によれば以下のような効果を有する。 1.カートリッジボンベの装着及び交換が簡単、確実に
でき、ガス漏れがなく安全に操作でき、しかも残留EO
G等を産出せず、操作中に人手に触れることがなく安全
である。 2.チャンバ内に送り込まれるEOG滅菌用ガスは、残
留することなく完全に気化されるため被滅菌物を汚染せ
ず、EOG液体が直接被滅菌物に付着し汚染することが
ない。 3.チャンバの蓋は、陰圧に対し密着する形状のパッキ
ンを使用し、蓋全体をスプリングによりチャンバフラン
ジ全周面を均一に加圧するためガス漏れが無く、扉の開
閉もワンタッチ式で使い易い。 4.滅菌条件が全て揃った段階で運転を開始するため、
滅菌不良等の事故が発生しない。 5.チャンバ蓋にパッキン及び摺動式シリンダにスプリ
ングを付けているため、チャンバ内が陰圧になればなる
ほど蓋がチャンバに吸引され機密性が良くなる。 6.チャンバ蓋全体を滅菌室フランジ面に押え付ける方
式のため、扉の開閉がワンタッチでできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEOG滅菌器全体を表す系統図であ
る。
【図2】カートリッジボンベ穿孔装置の詳細構成図であ
る。
【図3】蓋部分の拡大断面図である。
【図4】その正面図である。
【符号の説明】
1 排気ポンプ 6 チャンバ 8 カートリッジボンベ穿孔装置 21 カートリッジボンベ 22 ボンベ収納器 24 ボンベ感知センサ 26 ダイヤフラム 40 蓋 41 蓋カバー 42 パッキン 43 蓋押付けスプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンオキサイドガス封入のカートリッ
    ジボンベと、該カートリッジボンベを装着するボンベ収
    納手段と、前記カートリッジボンベを前記ボンベ収納手
    段へ装着したことを感知するボンベ感知手段と、前記カ
    ートリッジボンベにチャンバ内の真空圧を利用して穿孔
    するカートリッジボンベ穿孔装置と、該カートリッジボ
    ンベ穿孔装置と連動してエチレンオキサイドガスをチャ
    ンバに送り込む制御装置とを備えたことを特徴とするエ
    チレンオキサイドガス滅菌器。
  2. 【請求項2】前記カートリッジボンベ穿孔装置はチャン
    バ内の真空圧を利用し、ダイヤフラムの中心部に取付け
    た穿孔手段により前記カートリッジボンベ頭部を穿孔
    し、前記カートリッジボンベ内部のガス圧とチャンバ内
    真空圧との圧力差によりチャンバにエチレンオキサイド
    ガスを送り込むことを特徴とする請求項1記載のエチレ
    ンオキサイドガス滅菌器。
  3. 【請求項3】チャンバ内真空圧を陰圧に調整後、前記カ
    ートリッジボンベから気化したエチレンオキサイドガス
    を送り込み、チャンバ内真空圧を滅菌圧力にして滅菌を
    行うことを特徴とする請求項1記載のエチレンオキサイ
    ドガス滅菌器。
  4. 【請求項4】チャンバの機密性を高めるため、扉全体が
    チャンバのフランジ面に平行に合体するように、チャン
    バ蓋中央に摺動手段を設け、スプリング圧を利用し蓋パ
    ッキンがチャンバのフランジ面全周に平行に力が加わる
    ことを特徴とする請求項1記載のエチレンオキサイドガ
    ス滅菌器。
  5. 【請求項5】前記カートリッジボンベ穿孔装置は、指定
    のカートリッジボンベだけが装着できる治具を備え、異
    種品が装着できないように構成したことを特徴とする請
    求項1記載のエチレンオキサイドガス滅菌器。
  6. 【請求項6】前記カートリッジボンベをボンベ収納手段
    に装着し、チャンバの扉を閉じることにより、扉押付レ
    バー及びセンサ摺動ローラにより前記カートリッジボン
    ベが下方向に押し付けられ、前記カートリッジボンベの
    頭部が前記穿孔手段近傍の穿孔部シール面に密着するこ
    とを特徴とする請求項1記載のエチレンオキサイドガス
    滅菌器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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