JP2002223428A - 番組提供方法及び放送システム並びにサーバ - Google Patents

番組提供方法及び放送システム並びにサーバ

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JP2002223428A
JP2002223428A JP2001346705A JP2001346705A JP2002223428A JP 2002223428 A JP2002223428 A JP 2002223428A JP 2001346705 A JP2001346705 A JP 2001346705A JP 2001346705 A JP2001346705 A JP 2001346705A JP 2002223428 A JP2002223428 A JP 2002223428A
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JP2001346705A
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Tatsuji Nagaoka
達二 長岡
Toshinori Yonekura
利典 米倉
Kazuo Nomura
和生 野村
Yutaka Hiruma
裕 比留間
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組のリアルタイム性を維持しながら、広域
に分散している多数の視聴者がオークション番組に参加
することを可能とする。 【解決手段】 放送局2は、収録されたオークション番
組の番組データと、当該番組において視聴者に報知すべ
き情報である報知情報データとEPGデータを多重して
放送データとして放送する。TMS3は、放送局2が放
送した放送データを受信して、携帯電話機1へと配信す
る。一方、携帯電話機1のユーザが当該番組を視聴しつ
つ、オークションの入札価格等を入力すると、その入力
された価格である入力価格情報が携帯電話機1によりT
MS3へと送信される。TMS3は、このようにして、
携帯電話機1から送信されてきた情報を放送局2へと転
送し、放送局2の放送管理サーバ21は、TMS3から
送られてきた情報に基づいて、報知情報データを更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送局が視聴者に
対して番組を提供する番組提供方法及びこの番組提供方
法に用いて好適な放送システム並びにサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、いわゆる視聴者参加型のテレ
ビ番組として、オークション番組が放送されている。こ
のような、オークション番組に視聴者が参加するために
は、視聴者は、事前に参加申し込みの葉書等をテレビ局
へと送付することが必要となる。そして、視聴者から送
られてきた申し込み葉書から抽選を行い、選ばれた視聴
者のみが番組参加者となることができるのである。この
ようにして、抽選で選ばれた参加者が番組収録当日に放
送局まで出向くことにより、視聴者参加型のオークショ
ン番組を実現している。
【0003】一方、クイズ番組等では、当該テレビ番組
中に視聴者がクイズの問題等に解答するための電話番号
が紹介され、視聴者は、当該電話番号に電話をかけて解
答を行うものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
視聴者参加型のオークション番組においては、視聴者が
自ら収録場所に出向いて参加することが必要となる。こ
のため、視聴者によっては、その地理的条件や時間的条
件によって参加することが出来ない場合が往々にして生
じうる。また、これらの条件が整っている視聴者であっ
ても、抽選で当選することができなければ番組への参加
権を得ることができない。従って、視聴者参加型の番組
とは言いつつ実質的に参加することが出来る視聴者は、
極限られた者になってしまうという問題があった。
【0005】これに対し、視聴者が番組中で紹介された
電話番号に電話を掛けて解答等を行う方法を採用した場
合、広域に分散した視聴者が番組に参加することは可能
となる。しかし、この方法をオークション番組のような
商取引の絡むテレビ番組に採用した場合、取引の正当性
を担保するための本人認証に手間がかかってしまい、番
組のリアルタイム性を確保することは極めて困難であっ
た。
【0006】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、番組のリアルタイム性を維持しなが
ら、広域に分散している多数の視聴者が番組に参加する
ことを可能とする番組提供方法及び放送システム並びに
サーバを提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題を解決
するため、本発明による番組提供方法は、サーバが放送
局から視聴者参加番組の放送データを取得し、前記放送
局が前記放送データを放送し、前記サーバが前記放送デ
ータから移動体放送データを生成して、複数の通信端末
に移動通信網を介して配信し、前記サーバが前記複数の
通信端末に、前記視聴者参加番組の進行のための情報の
入力を促す入力促進データを配信し、前記通信端末が、
そのディスプレイ上に、前記放送データおよび前記入力
促進データを画像として表示し、前記複数の通信端末が
前記入力促進データに応じて入力された入力データを前
記サーバへと送信し、前記入力データを受信した前記サ
ーバが、これら複数の入力データを前記放送局へ転送
し、前記サーバが、前記複数の通信端末に配信する前記
移動体放送データの一部を前記入力データに基づいて更
新し、前記放送局が、放送すべき前記放送データの一部
を前記入力データに基づいて更新することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明による番組提供方法は、放送
局により放送される番組の放送データを取得したサーバ
が該放送データを複数の通信端末へと配信し、各通信端
末が当該放送データの処理をする放送システムであっ
て、前記サーバは、前記放送データの配信先となる前記
複数の通信端末に対して前記番組の進行に必要な情報の
入力を促す入力促進データを配信する一方、前記通信端
末から送信されたデータを受信し、前記複数の通信端末
の各々は、前記入力促進データに基づいて当該通信端末
のユーザに情報の入力を促す入力促進処理を実行する一
方、該入力促進処理に応じて入力された入力データを前
記サーバへと送信し、前記放送局は、前記複数の通信端
末の各々から送信され、前記サーバが受信した複数の前
記入力データを該サーバから取得して、該複数の入力デ
ータに基づいて前記番組の内容を更新することを特徴と
する。
【0009】また、本発明による番組提供方法は、放送
局により放送される番組の放送データを取得し、複数の
通信端末に配信するサーバであって、前記番組の配信先
となる前記複数の通信端末に送る前記番組の進行に必要
な情報の入力を促す入力促進データを記憶した記憶部
と、前記記憶部に記憶された前記入力促進データを前記
通信端末に配信する入力促進データ配信部と、前記入力
促進データに対応して前記通信端末から返信されてきた
入力データを受信する入力データ受信部と、前記受信部
により受信された前記入力データを前記放送局に送信す
る入力データ送信部とを具備することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】[1]第1実施形態 [1.1]第1実施形態の構成 (A)システム全体の構成 図1は、本実施形態にかかる放送システムの構成を示し
た図である。同図に示しように本実施形態にかかる放送
システムは、複数の携帯電話機1A、1B…(以下、特
に特定する必要のない場合「携帯電話機1」という)
と、放送局2と、トランザクションマネジメントシステ
ム3(以下、「TMS3」という)と、複数のセットト
ップボックス4(以下、「STB4」という)と、移動
パケット通信網5と、決済サーバ6とを有する。なお、
図1においては図面が煩雑となることを防止するため、
複数の携帯電話機1と複数のSTB4のうち、2個の携
帯電話機及び1個のSTBのみが図示されている。
【0011】本実施形態にかかる放送システムは、携帯
電話機1のユーザが放送局2が放送しているオークショ
ン番組に参加する、番組参加サービスを実現するための
ものである。かかるサービスを実現するための各設備に
ついて、以下、説明する。
【0012】放送局2は、オークション番組(以下、単
に「番組」という)を収録し、その収録した番組を地上
波デジタル放送、或いは、衛星デジタル放送により放送
する。ここで、放送局2から放送される放送データは、
以下の2つのデータにEPG(Electrical Program Gui
de;電子番組ガイド)データが多重されたデータであ
る。 a.番組データ このデータは、放送局2において放送に先立って収録さ
れた各番組のデータである。ここで、放送局2が放送す
る各番組には、当該番組を一意に特定するための番組コ
ードが設定されており、この番組コードにより各番組デ
ータが特定される。なお、この番組データは、静止画を
表す情報を含んでいても良いし、動画を表す情報を含ん
でいても良い。 b.報知情報データ このデータは、各番組の進行にあたり当該番組の視聴者
へと報知すべき各種情報(例えば、番組における現在の
入札価格を示す文字等)であり、番組の放送過程におい
て、各種条件に基づいて更新されるものである。なお、
以下において単に、「番組」と言うときは、番組データ
及び報知情報データによりユーザに供される出し物を意
味するものとする。すなわち、「番組」とは、番組デー
タを解釈して得られる商品の紹介等を行う画像と、報知
情報データを解釈して得られるユーザが視認することの
できる文字等の情報とによりユーザに提供される出し物
をいうものとする。なお、「特許請求の範囲」に記載し
ている「放送データ」とは、この番組データ及び報知デ
ータの双方を含むものである。
【0013】STB4は、放送局2により放送された放
送データを受信して、当該放送データを復調して、テレ
ビ受像器や液晶ディスプレイ等の表示装置に供給する。
この結果、表示装置に、放送データに含まれている番組
の画像と共に、当該放送データに含まれている報知情報
データによる各種情報(文字等)が表示される。なお、
STB4は、テレビ受像器に組み込まれていても良い
し、テレビ受像器とは別体で設けられていても良い。
【0014】図2は、放送局2により放送された放送デ
ータを受信した場合に、STB4に接続された表示装置
に表示される画像の一例を示した図である。同図に示す
ように、STB4に接続された表示装置には、2つの領
域に分割された画像が表示される。ここで、STB4に
より受信された放送データに含まれる番組データは、番
組領域Bに表示されるのに対して、報知情報データは、
報知領域Hに表示される。
【0015】また、STB4は、各種入力操作を行うた
めの操作部(図示は省略)を有しており、この操作部を
操作することにより放送データと多重化して放送されて
いるEPGデータが表す画像を表示装置に表示させるこ
とも可能である。このEPGデータには、上述した番組
コードが含まれており、ユーザは、操作部を操作するこ
とにより、STB4が受信したEPGデータによる画像
を視聴して、各番組の番組コードを視認することができ
る。
【0016】TMS3は、放送局2が放送した放送デー
タを受信し、その放送データを携帯電話機1が解釈可能
なデータ形式に変換して、携帯電話機1に配信する。こ
のTMS3は、受信した放送データを番組データ、報知
情報データ及びEPGデータに分割して、データ形式の
変換を行うことにより、以下の2つのデータを取得す
る。 c.移動体放送データ このデータは、放送データの内、番組データと報知情報
データを、解像度の低い携帯電話の画面に表示できる様
に変換して得られるデータである。解像度の違いが有る
だけで、STB4の表示部と携帯電話1の表示部とには
同じ内容が表示される。この移動体放送データが携帯電
話機1に配信されると、携帯電話機1に、図2に示した
のと同様の画像が表示されることとなる。 d.移動体EPGデータ このデータは、放送データに含まれているEPGデータ
から得られるデータであり、携帯電話機1のユーザに対
して、放送中の番組を紹介するためのデータである。こ
の移動体EPGデータには、当該番組の番組コードが含
まれている。
【0017】携帯電話機1は、従来の携帯電話機と同様
にユーザが指示を入力するための指示入力部や画像を表
示するための液晶表示部を有しており、移動パケット通
信網5を介してパケット交換を行う機能を有する。この
携帯電話機1は、メモリ(図示は省略)を有しており、
このメモリには、移動パケット通信網5内において各携
帯電話機1を一意に特定するための発IDや各種制御プ
ログラムの他、移動パケット通信網5を介してTMS3
とデータ通信を行い番組参加サービスの提供を受けるた
めの番組配信アプリケーションが格納されている。携帯
電話機1は、この番組配信アプリケーションを実行する
ことにより、移動パケット通信網5を介してTMS3か
ら移動体EPGデータや移動体放送データの配信を受
け、液晶表示部に表示することが可能である。この際、
携帯電話機1の液晶表示部上には、上述した図2と同様
に番組領域Bと報知領域Hに分割された画像が表示され
る。
【0018】また、番組配信アプリケーションを実行し
て、携帯電話機1のユーザが番組参加サービスの提供を
受ける(すなわち、ユーザが番組に参加する)ために
は、携帯電話機1のユーザに入札価格等の番組の進行に
必要な情報の入力を促して、ユーザが入力した情報をT
MS3に送信することが必要となる。そこで、本実施形
態においてTMS3は、番組の進行に必要な情報(例え
ば、入札価格等の情報)の入力をユーザに促すための個
別付加データを当該サービスの提供を受けるユーザの携
帯電話機1に配信する。なお、この個別付加データは、
「特許請求の範囲」に記載の「入力促進データ」、「参
加促進データ」及び「落札情報」に対応するものであ
る。
【0019】この個別付加データは、各番組の放送に先
立ち、放送局2がTMS3に送信するデータであり、各
番組毎に個別のデータである。また、この個別付加デー
タは、番組に参加する全てのユーザの携帯電話機1に配
信されることもあれば、一部の携帯電話機1にのみ配信
されることもある。例えば、「入札価格を入力してくだ
さい。」等の単に携帯電話機1のユーザに対して入札価
格の入力を促すための文字列である入力促進データや
「オークションに参加しますか?」等の参加を呼びかけ
る文字列である参加促進データであれば、全ての携帯電
話機1に配信されることとなるが、「あなたが落札に成
功しました。」等の文字列のデータは、商品を落札した
ユーザの携帯電話機1に対してのみ配信される。この個
別付加データは、放送局2、TMS3、携帯電話機1の
順で送られるデータであり、STB4には、このデータ
は送られていない。それゆえSTB4につながっている
表示装置には、個別付加データに基づく画面は表示され
ない。つまり、STB4の表示装置には、番組データに
基づく商品と報知情報データに基づく現在の入札価格が
表示される。しかし、STB4の表示装置を見れば、現
在のオークション状況が分かるので、視聴者は興味をそ
そられることになる。これに対して、この個別付加デー
タが送られてくる携帯電話1の画面には、商品と入札価
格に加えて、「オークションに参加しますか」などの画
面が表示される。そして、興味をそそられた視聴者が、
その後、携帯電話1を使ってオークションに参加する場
合には、携帯電話1のみでオークションをすべて行える
ようになっている。つまり携帯電話1の画面には、必要
な全ての情報が表示されるので、STB4の画面と携帯
電話1の画面との両方の画面をみる必要がない。つまり
視聴者は携帯電話のみを使ってオークションに参加でき
ることになる。
【0020】この個別付加データの配信を受けた場合、
携帯電話機1の液晶表示部には、上述した図2に示すよ
うな画像と共に、当該個別付加データによって表された
画像(文字列等)が表示される。なお、この個別付加デ
ータが付加された移動体放送データを受信した携帯電話
機1において表示される画像については後に詳細に説明
する。
【0021】そして、この個別付加データの画像が表示
されている状態において、携帯電話機1のユーザが各種
情報(すなわち、入札価格等の番組の進行に必要な情
報)を指示入力部に入力すると、携帯電話機1は、当該
情報のデータをTMS3へと送信する。このようにし
て、携帯電話機1から送信されてきたデータは、その
後、TMS3により放送局2へと送信される。そして、
放送局2は、TMS3から送信されてきたデータに基づ
いて、上述した報知情報データの更新を行う。この結
果、その更新後の報知情報データを受信したSTB4の
表示装置や携帯電話機1の液晶表示部においては、報知
領域Hに表示されている画像(すなわち、「現在の入札
価格:¥100,000」という文字列)が変化する。
【0022】決済サーバ6は、クレジット会社や銀行等
の決済機関が保有するサーバであり、携帯電話機1のユ
ーザが番組において商品を落札した場合に、これに伴っ
て発生する金銭的な決済を行う。
【0023】移動パケット通信網5は、基地局を介して
携帯電話機1と通信を行うことにより、携帯電話機1に
対してパケット交換サービスを提供する。なお、図1か
らは省略しているが、この移動パケット通信網5は、パ
ケット加入者処理装置等を有している。
【0024】(B)放送局2の構成 図3は、この放送局2の構成を示した図である。同図に
示すように本実施形態において、放送局2は、放送管理
サーバ21と、収録部22と、番組データベース23
(以下、「データベース」を略称して「DB」という)
と、送信部24と、スクリーン25と、端末26とを有
する。
【0025】ここで、スクリーン25は、収録スタジオ
に設けられる大型のスクリーンであり、放送管理サーバ
21の制御の下、各種情報を表示する。放送局2におい
て収録される番組の出演者は、このスクリーンに映し出
される画像を見ながら、自らの出演する番組の収録を行
うことが可能である。
【0026】収録部22は、収録スタジオ内に設置され
たカメラ、マイク及びこれらカメラ、マイクにより収録
された画像と音声を編集するための編集装置等を有して
おり、放送すべき番組を収録して、その収録した番組の
内容を編集し、番組データを生成する。収録部22は、
このようにして、生成した番組データを放送管理サーバ
21へと供給する。
【0027】端末26は、放送管理サーバ21に接続さ
れたパーソナルコンピュータ等の装置であり、キーボー
ドやマウス、表示部等(何れも図示は省略)を有する。
この端末26は、放送局2の番組制作担当者が行った入
力操作に応じた個別付加データを生成する。また、端末
26は、放送局2の番組制作担当者が行った入力操作に
基づいて、報知情報データのフォーマットとなるデータ
を生成し放送管理サーバ21へと供給する。放送管理サ
ーバ21は、この端末26から供給されたフォーマット
に従って、報知情報データを生成する他、TMS3から
送られてきた情報に基づいて報知情報データを更新す
る。
【0028】放送管理サーバ21は、収録部22から供
給される番組データと、端末26から供給される個別付
加データを番組DB23に格納する他、番組DB23に
格納されている番組データに報知情報データ等を多重し
て放送する。図4は、番組DB23の記憶内容を示す図
である。同図に示すように、番組DB23には、各番組
の番組コード(すなわち、各番組データ)に対応付け
て、当該番組コードを有する番組の番組データと、個別
付加データとが格納される。なお、図4には特に図示し
ていないが、端末26において生成された報知情報デー
タのフォーマットとなるデータは、この番組DB23に
各番組コードと対応付けて格納するようにしても良い。
【0029】また、放送管理サーバ21は、記憶部(図
示は省略)を有しており、この記憶部には、番組の放送
を管理するための放送管理テーブルTBL1が記憶され
ている。図5は、この放送管理テーブルTBL1の内容
を示した図である。同図に示すように、この放送管理テ
ーブルTBL1には、各番組コードに対応付けて、当該
番組コードを有する番組の放送開始時刻を表す番組開始
時刻情報と、放送終了時刻を表す番組終了時刻情報と、
当該番組に対する携帯電話機1からの参加申込を締め切
る時刻を表す参加申込〆切時刻情報と、当該番組におけ
る入札〆切時刻を示す入札〆切時刻情報とが格納されて
いる。放送管理サーバ21は、この放送管理テーブルT
BL1に格納されている情報に基づいて、各番組の放送
時刻を管理する。
【0030】また、この放送管理テーブルTBL1に格
納されている各情報は、当該情報に対応した番組の放送
に先立ち、放送管理サーバ21によってTMS3へと送
信される。TMS3は、放送管理サーバ21から送信さ
れてきた、これらの情報に基づいて各種処理を実行す
る。例えば、TMS3は、参加申込〆切時刻情報の時刻
以前に携帯電話機1から受信された番組に対する参加申
込のみを受け付け、当該時刻を過ぎた後に、携帯電話機
1から受信された参加申込みについては受け付けない。
【0031】また、番組の放送開始時刻より所定時間前
の時刻になると、放送管理サーバ21は、記憶部に当該
番組の番組コードを有する入札価格テーブルTBL2を
生成する。図6は、この入札価格テーブルTBL2の内
容を示した図である。なお、同図に示す入札価格テーブ
ルTBL2は、番組コード「#001」のテーブルである。
同図に示すように、入札価格テーブルTBL2には、T
MS3から送信されてきた入札価格情報と、当該入札価
格情報の受信時刻情報が格納される。ここで、入札価格
情報とは、番組においてオークションにかけられている
商品の落札価格として、携帯電話機1のユーザが携帯電
話機1の指示入力部に対して入力した入力価格の情報で
ある。
【0032】ユーザが携帯電話機1に価格を入力する操
作を行った場合、当該入力価格を示す入力価格情報がT
MS3へと送信される。TMS3は、この携帯電話機1
から送信されてきた入力価格情報の受信時刻を算出す
る。TMS3は、このようにして算出した、受信時刻情
報と入力価格情報を自装置内の記憶部に格納すると共
に、これら情報を放送局2の放送管理サーバ21に転送
するのである。このようにして、TMS3から転送され
てきた入力価格情報と、受信時刻情報がこの入札価格テ
ーブルTBL2に格納される。なお、この際における、
TMS3及び放送管理サーバ21の動作については、後
に詳細に説明する。
【0033】(C)TMS3の構成 図7は、本実施形態にかかるTMS3の構成を示す図で
ある。同図に示すように、本実施形態にかかるTMS3
は、システム制御部31と、通信部32と、受信部33
と、移動パケット通信網インターフェイス部(以下、
「インターフェイス」を略称して「I/F」という)3
4と、顧客管理DB35と、テーブル記憶部36とを有
する。
【0034】通信部32は、専用線により放送局2の放
送管理サーバ21と接続されており、システム制御部3
1と放送管理サーバ21との間のデータの授受を仲介す
る。具体的には、通信部32は、システム制御部31か
ら供給された信号を放送管理サーバ21へと供給すると
共に、放送管理サーバ21から送信されてきたデータを
システム制御部31へと供給する。この通信部32を介
したデータ通信により、TMS3のシステム制御部31
は、放送管理サーバ21から、各番組の個別付加データ
や番組コード及び放送管理テーブルTBL1に格納され
た各種情報(番組開始時刻情報等)を受信する。なお、
本実施形態においては、TMS3と放送管理サーバ21
とは、専用線を介して通信を行う構成としているが、当
然、これに限らず、移動パケット通信網5等の公衆網を
介して通信を行うようにしても良いことは言うまでもな
い。
【0035】受信部33は、アンテナを有しており、こ
のアンテナにより受信された信号から放送データを復調
する。そして、復調した放送データをシステム制御部3
1に供給する。移動パケット通信網I/F部34は、移
動パケット通信網5とシステム制御部31の間のデータ
の授受を中継する。
【0036】システム制御部31は、例えば、CPU
(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Mem
ory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディ
スクを有し(図示は省略)、TMS3の各部を制御す
る。ROMには、TMS3の各部を制御するための各種
制御用アプリケーションが記憶されている。CPUは、
ROMやハードディスクに記憶されているアプリケーシ
ョンを実行することにより、各種処理を実行する。RA
Mは、CPUのワークエリアとして用いられ、受信され
たデータを一時的に保存するために用いられる。
【0037】ハードディスクには、受信部33を介して
受信した放送データを携帯電話機1が解釈可能な移動体
放送データに変換する変換アプリケーションや、携帯電
話機1に番組参加サービスを提供するためのサービス提
供アプリケーションが記憶されている。ここで、変換ア
プリケーションは、放送データの圧縮形式を移動体放送
データの圧縮形式に変換するためのアルゴリズムや、放
送データのデータ記述言語を移動体放送データの言語に
変換するアルゴリズムが含まれている。また、このアプ
リケーションは、放送データを携帯電話機1の画像表示
能力に適合させるために画面サイズ等の変更を行うアル
ゴリズムも有している。従って、放送データが移動体放
送データや移動体EPGデータに変換される際には、こ
れらのアルゴリズムに従って、データの変換が行われ
る。
【0038】テーブル記憶部36には、図8に示す番組
管理テーブルTBL3が記憶されている。このテーブル
TBL3は、各番組の放送に先立って放送管理サーバ2
1が送信してくる各種情報(すなわち、個別付加データ
及び放送管理テーブルTBL2に格納されている各種情
報)を格納するためのテーブルである。このため、番組
管理テーブルTBL3には、各番組コードの番組開始時
刻情報と、番組終了時刻情報と、参加申込〆切時刻情報
と、入札〆切時刻情報と、個別付加データとを格納する
ためのフィールドが設けられている。
【0039】また、テーブル記憶部36には、番組管理
テーブルTBL3の他に、図9に示す参加者管理テーブ
ルTBL4が記憶されている。同図に示すように、この
参加者管理テーブルTBL4には、各番組の番組コード
に対応付けて、当該番組に参加を申し込んだ携帯電話機
1の発IDを格納するためのフィールドが設けられてい
る。
【0040】ここで、この参加者管理テーブルTBL4
に記憶される番組コードは、放送管理サーバ21から送
信されてきた番組コードを番組管理テーブルTBL3に
格納する際に、格納されるものである。また、携帯電話
機1のユーザが各番組に対する参加の申込を行うために
は、番組管理テーブルTBL3に格納されている参加申
込〆切時刻以前にTMS3に対して参加申込を行うこと
が必要となる。従って、番組管理テーブルTBL3に格
納されている携帯電話機1の発IDは、参加申込〆切時
刻までの間に参加の申込を行った携帯電話機1の発ID
のみとなる。
【0041】更に、システム制御部31は、番組の放送
開始時刻(すなわち、番組管理テーブルTBL3に格納
されている番組開始時刻情報が示す時刻)より、所定時
間前になると、当該番組の番組コードの入力価格テーブ
ルTBL5をテーブル記憶部36に作成する。図10
は、この入力価格テーブルTBL5の内容を示した図で
ある。なお、同図に示す入力価格テーブルTBL5は、
番組コード「#001」のテーブルとして示している。同図
に示すように、入力価格テーブルTBL5には、携帯電
話機1から送信されてきた入力価格情報と、当該入力価
格情報を送信してきた携帯電話機1の発IDと、当該入
力価格情報の受信時刻情報とが対応付けて格納される。
【0042】上述したように、携帯電話機1から入力価
格情報が送信されてくると、TMS3は、受信時刻情報
を生成する。そして、システム制御部31により、これ
ら入力価格情報と受信時刻情報が当該携帯電話機1の発
IDと対応付けて入力価格テーブルTBL5へと格納さ
れる。そして、同時にこの入力価格テーブルTBL5に
格納された入力価格情報と受信時刻情報がシステム制御
部31により放送管理サーバ21へと送信され、放送管
理サーバ21において入札価格テーブルTBL2へと格
納されるのである。つまりTMS3内の入力価格テーブ
ルTBL5と放送局2内の入札価格テーブルTBL2は
連動して更新される。
【0043】そして、放送管理サーバ21は、このよう
にして入札価格テーブルTBL2に格納された入札価格
に基づいて、所定時間間隔毎に入札価格の最高額を決定
する。そして、放送管理サーバ21は、報知情報データ
を、その最高額を表すものに更新し、番組データに多重
して放送するのである。この結果、これらのデータが多
重された放送データを受信したノードにおいては、当該
報知情報データに基づいて、現在の落札価格が表示され
ることとなる。
【0044】また、放送管理サーバ21は、放送管理テ
ーブルTBL1に格納されている、入札〆切時刻情報が
示す時刻になると、入札の受付を締め切ると共に、入札
管理テーブルTBL2に格納されている入札価格情報に
基づいて落札価格を算出し、その落札価格の入札価格情
報を読み出す。
【0045】そして、放送管理サーバ21は、その入札
価格情報と、当該入札価格情報の受信時刻情報とをTM
S3へと送信する。TMS3のシステム制御部31は、
このようにして、放送管理サーバ21から送信されてき
た入札価格情報と受信時刻情報の組に対応した発IDを
入力価格テーブルTBL5から抽出すると共に、当該発
IDを有する携帯電話機1に対してのみ、当該携帯電話
機1のユーザが商品を落札したことを示す落札情報を含
む個別付加データを付加した移動体放送データを配信す
る。
【0046】顧客管理DB35は、携帯電話機1のユー
ザを管理するための情報が格納されたDBである。図1
1は、この顧客管理DB35の記憶内容を示す図であ
る。同図に示すように、この顧客管理DB35には、移
動パケット通信網5に加入している各携帯電話機1の発
ID毎(すなわち、各ユーザ毎)に対応付けて、当該携
帯電話機1のユーザの氏名と、住所と、クレジットカー
ド番号等の情報が格納されている。例えば、携帯電話機
1Aのユーザがオークションにかかっている商品を落札
した場合、システム制御部31は、携帯電話機1Aに対
してのみ、商品を落札したことを示す個別付加データを
配信する。そして、携帯電話機1Aからクレジットカー
ド番号が送信されてくると、システム制御部31は、そ
の携帯電話機1Aの発IDに対応したクレジットカード
番号を顧客管理DB35から読み出す。そして、その読
み出したクレジットカード番号と携帯電話機1Aから送
られてきたクレジットカード番号とが一致した場合にの
み、システム制御部31は、当該発IDのユーザの氏名
と住所を読み出して、これらの情報を放送管理サーバ2
1へと送信する。一方、これらの情報が受信されると、
放送管理サーバ21は、クレジットカード番号と氏名を
クレジットサーバに送信すると共に、当該商品を発送す
べく当該番組の番組制作担当者に住所、氏名及び発ID
等の情報を報知する。なお、これら顧客管理DB35及
びテーブル記憶部36は、物理的には、システム制御部
31の有するハードディスク内か、別体で設けられたD
Bサーバに記憶されるものである。
【0047】[1.2]実施形態の動作 次に、本実施形態にかかる放送システムの動作について
説明する。なお、以下では、(1-1)放送局2が番組
の放送を開始する際の動作、(1-2)番組参加サービ
スの提供を受ける場合の動作、の順に説明を行う。
【0048】(1-1)放送局2が番組の放送を開始す
る際の動作 この動作は、携帯電話機1からの要求とは無関係に、常
に放送局2とTMS3の間で行われている処理であり、
放送管理テーブルTBL1に格納されている番組開始時
刻情報が示す時刻の所定時間前になると、実行されるも
のである。なお、以下の説明においては、番組DB23
及び放送管理テーブルTBL1の内容は、図4及び図5
に示すものと同様であるものとする。
【0049】まず、現在時刻が番組コード「#001」を持
つ番組データの放送開始時刻「2000年12月1日10時00分0
0秒」の所定時間前(例えば、「2000年12月1日9時58分0
0秒」)になる。すると、放送管理サーバ21は、図1
2に示す処理を実行する。
【0050】放送管理サーバ21は、まず、放送管理テ
ーブルTBL1に番組コード「#001」に対応付けて格納
されている、番組開始時刻情報(すなわち、「2000年12
月1日10時00分00秒」)と、番組終了時刻情報(すなわ
ち、「2000年12月1日10時15分00秒」)と、参加申込〆
切時刻情報(すなわち、「2000年12月1日10時05分00
秒」)と、入札〆切時刻情報(すなわち、「2000年12月
1日10時12分00秒」)とを読み出し、上述した放送管理
サーバの記憶部に一時的に格納する(ステップSa
1)。
【0051】次に、放送管理サーバ21は、番組DB2
3から番組コード「#001」に対応つけられた個別付加デ
ータ(すなわち「個別付加データA」)を読み出して、
記憶部に一時的に格納する(ステップSa2)。そし
て、放送管理サーバ21は、その記憶部に格納した各種
情報及び「個別付加データA」を読み出して、TMS3
へと送信する(ステップSa3)。この際、放送管理サ
ーバ21は、上述した記憶部上に番組コード「#001」用
の入札価格テーブルTBL2を作成する(ステップSa
3)。
【0052】そして、TMS3のシステム制御部31
は、通信部32を通してこれらの情報を受信すると、番
組管理テーブルTBL3に格納する。すなわち、番組管
理テーブルTBL3には、番組コード「#001」と対応付
けて番組開始時刻情報と、番組終了時刻情報と、参加申
込〆切時刻情報と、入札〆切時刻情報と、「個別付加デ
ータA」が格納されるのである。この結果、TMS3
は、これらの情報(番組コード「#001」に関連した情
報)を放送管理サーバ21と共有することとなる。そし
て、番組管理テーブルTBL3に各種情報の格納が終了
すると、システム制御部31は、番組管理テーブルTB
L3に格納した番組コードを読み出して、当該番組コー
ド用の入力価格テーブルTBL5をテーブル記憶部36
に生成すると共に、当該番組コードを参加者管理テーブ
ルTBL4に格納する。
【0053】一方、放送管理サーバ21は、番組DB2
3から番組コード「#001」を持つ番組情報(すなわち、
「番組データA」)を読み出して、記憶部に一時的に格
納する(ステップSa4)。この際、放送管理サーバ2
1は、端末26で生成された報知情報データのフォーマ
ットとなるデータに基づき、例えば、図2で報知領域H
に表示されている「商品;腕時計(○○社)」のよう
な、番組データに多重すべき報知情報データを生成す
る。
【0054】次に、放送管理サーバ21は、時刻が番組
コード「#001」の番組開始時刻(すなわち、番組開始時
刻情報が示す時刻「2000年12月1日10時00分00秒」)と
なったか否かを判定する状態となる(ステップSa
5)。ここで、現在時刻が番組開始時刻となるまでは、
このステップSa5の判断結果は「No」となり、この
ステップの判断が繰り返される。
【0055】時刻が放送開始時刻(すなわち、「2000年
12月1日10時00分00秒」)となると、ステップSa5で
の判断が「Yes」となる。この結果、放送管理サーバ
21は、「番組データA」に、生成した報知情報データ
と、EPGデータを付加して、放送データとして放送す
る(ステップSa6)。以後、時刻が放送管理テーブル
TBL1に格納されている番組開始時刻情報が示す時刻
から所定時間前になると上述した処理を繰り返すことと
なる。
【0056】(1-2)番組参加サービスの提供を受け
る場合の動作 以下、図13及び図14を参照しつつ、携帯電話機1の
ユーザが番組参加サービスの提供を受ける場合の動作に
ついて説明する。なお、以下においては、説明をより具
体的なものとするため、携帯電話機1A(発ID「09
0-××××-××××」)及び1B(発ID「090-
■■■■-■■■■」)のユーザが番組コード「#001」
の移動体放送データの配信を受けて、番組参加サービス
の提供を受けるものとして説明を行う。なお、説明の大
前提として、TMS3の受信部33は、放送局2が放送
している放送データを、順次、受信してシステム制御部
31に供給しているものとする。
【0057】まず、ユーザはSTB4の電源をオンにし
て、放送局2が放送している番組を視聴する。ユーザ
が、そこで放送されている番組に興味を持ち、携帯電話
機1の指示入力部へTMS3に対して番組の配信を申し
込む旨の入力操作を行うと、携帯電話機1は、番組配信
アプリケーションを読み出して、移動パケット通信網5
に対してパケット登録を行う。このパケット登録とは、
携帯電話機1が移動パケット通信網5とパケット交換を
行うための登録手続きである。このようにしてパケット
登録が行われると、携帯電話機1は、TMS3との間
で、パケット交換を行うことが可能となる。
【0058】次に、携帯電話機1Aは、移動パケット通
信網5に移動体EPGデータの配信要求D1を送信する
(ステップSb1)。この配信要求D1は、移動パケッ
ト通信網5を介して、TMS3の移動パケット通信網I
/F部34に受信される。TMS3のシステム制御部3
1は、この配信要求D1が受信されると、携帯電話機1
Aに移動体EPGデータD2を配信する(ステップSb
2)。
【0059】携帯電話機1Aが、移動体EPGデータD
2を受信して、携帯電話機1Aの液晶表示部上には、移
動体EPGデータD2の示す画像が表示される。すなわ
ち、TMS3が現在配信している番組名とその番組コー
ド(すなわち、「#001」)が表示されるのである。そし
て、携帯電話機1Aのユーザが指示入力部に移動体放送
データの配信を要求する旨の入力操作を行うと、携帯電
話機1Aは、TMS3から受信した移動体EPGデータ
に含まれている番組コード「#001」を抽出し、上述した
メモリに格納する。メモリに格納された番組コード「#0
01」は、その後に携帯電話機1AがTMS3に送信する
全てのデータに付加されることとなる。
【0060】次に、携帯電話機1Aは、この番組コード
「#001」を付加した移動体放送データの配信要求D3を
送信する(ステップSb3)。この配信要求D3がTM
S3の移動パケット通信網I/F部34に受信される
と、システム制御部31は、当該配信要求D3から番組
コード「#001」と、配信要求D3の送信元である携帯電
話機1Aの発ID「090-××××-××××」を抽出
し、これらの情報を対応付けてRAMへと格納する。そ
して、RAMへの発IDの格納が完了すると、システム
制御部31は、当該発IDを持つ携帯電話機1Aに移動
体放送データの配信を開始する。この結果、携帯電話機
1Aの液晶表示部には、放送局2から放送されている番
組データと報知情報データによって表される画像が表示
されることとなる。
【0061】同様にして、携帯電話機1Bからも移動体
EPGデータの配信要求D3が送信され(ステップSb
4)、TMS3から移動体EPGデータD4が送信され
(ステップSb5)、携帯電話機1Bから移動体放送デ
ータの配信要求D6が送信されると(ステップSb
6)、TMS3のシステム制御部31は、携帯電話機1
Bに移動体放送データを配信する状態となる。
【0062】次に、TMS3のシステム制御部31は、
所定の時期に番組管理テーブルTBL3に格納されてい
る個別付加データを読み出し、携帯電話機1A及び1B
に配信する移動体放送データと共に、各携帯電話機1A
及び1Bに個別付加データD7及びD8を配信する(ス
テップSb7、Sb8)。この個別付加データD7及び
D8は、携帯電話機1A及び1Bのユーザに当該番組に
参加するか否かの判断を促すためのデータである。な
お、システム制御部31が、携帯電話機1A及び1B
に、個別付加データD7及びD8を配信するのはいつで
も良い。従って、各携帯電話機1に、移動体放送データ
の配信を開始する時に個別付加データを配信するように
しても良いし、配信の開始から所定時間経過したときに
配信するようにしても良い。
【0063】図15に、この個別付加データD7及びD
8を受信した携帯電話機1A及び1Bの液晶表示部に表
示される画像の一例を示す。同図に示すように、移動体
放送データが持つ画像と共に、「オークションに参加し
ますか?」なる文字列が表示され、これと共に、「Ye
s」、「No」なるボタンが表示される。
【0064】この時、携帯電話機1A及び1Bのユーザ
が「Yes」のボタンを選択する入力操作を行うと、移
動パケット通信網5に番組コード「#001」を付加した参
加申込要求D9及びD10を送信すると共に、携帯電話
機1A及び1Bは、個別付加データD7及びD8に従っ
て、液晶表示部の表示イメージを図16に示すもののよ
うに変更する(ステップSb9、Sb10)。
【0065】そして、移動パケット通信網5に送信され
た参加申込要求D9及びD10は、順次、TMS3の移
動パケット通信網I/F部34により受信される。する
と、システム制御部31は、参加申込要求D9及びD1
0の送信元の発ID(すなわち、「090-××××-×
×××」及び「090-■■■■-■■■■」)と番組コ
ード「#001」を抽出する。そして、システム制御部31
は、参加者管理テーブルTBL4の番組コード「#001」
のフィールドに、送信元の発IDを格納するのである。
この結果、参加者管理テーブルTBL4の内容は、図9
に示したような内容となる。
【0066】その後、時間が経過して、番組管理テーブ
ルTBL3に格納されている番組コード「#001」の番組
への参加申込〆切時刻となると、TMS3のシステム制
御部31は、当該番組に対する参加申込を締め切る。そ
して、システム制御部31は、参加者管理テーブルTB
L4に格納されている発IDの携帯電話機1(すなわ
ち、少なくとも携帯電話機1A及び1Bを含む携帯電話
機1)へと配信する移動体放送データと共に、個別付加
データD11及びD12を配信する(ステップSb1
1、Sb12)。
【0067】個別付加データD11及びD12を受信し
た携帯電話機1A及び1Bは、液晶表示部に表示される
画像を図17に示すように変更する。すなわち、携帯電
話機1A及び1Bの液晶表示部には、携帯電話機1A及
び1Bのユーザに、落札希望価格を入力させるためのボ
ックスと共に、「送信」及び「取り消し」なるボタンが
表示される。ここで、「取り消し」ボタンは、ユーザが
入力した落札希望価格を取り消すためのボタンである。
「送信」ボタンは、ユーザが入力した落札希望価格の情
報をTMS3に送信するためのボタンである。
【0068】この状態において、携帯電話機1Aのユー
ザが指示入力部を操作することで、落札希望価格とし
て、例えば、「¥60,000」と入力し、「送信」ボタンを
選択する旨の入力操作を行うと、携帯電話機1Aは、そ
の入力価格「¥60,000」を示す入力価格情報に番組コー
ド「#001」を付加したデータD13をTMS3へと送信
する(ステップSb13)。そして、携帯電話機1A
は、データD13の送信を契機として、個別付加データ
D11及びD12に従って、液晶表示部の画像を図16
に示すように変更する。
【0069】携帯電話機1Aから送信されたデータD1
3が、例えば、「2000年12月1日10時05分26.5秒」にT
MS3の移動パケット通信網I/F部34に受信される
と、TMS3のシステム制御部31は、当該時刻の受信
時刻情報を生成する。そして、システム制御部31は、
入力価格情報と、当該入力価格情報の送信元の発ID
と、生成した受信時刻情報とを、番組コード「#001」用
の入力価格テーブルTBL5へと格納するのである。こ
の結果、番組コード「#001」用の入力価格テーブルTB
L5には、発ID「090-××××-××××」と、入
力価格情報「¥60,000」と、受信時刻情報「2000年12月
1日10時05分26.5秒」とが格納されることになる。この
ようにして、入力価格テーブルTBL5に格納された入
力価格情報と受信時刻情報は、データD14としてシス
テム制御部31により放送局2の放送管理サーバ21へ
と送信される(ステップSb14)。
【0070】放送管理サーバ21は、TMS3から送信
されてきた、これらの情報を受信して、番組コード「#0
01」用の入札価格テーブルTBL2へと格納する。この
結果、入力価格情報「¥60,000」と、受信時刻情報「20
00年12月1日10時05分26.5秒」は、TMS3と放送管理
サーバ21により共有されることとなる。
【0071】同様にして、ステップSb15で携帯電話
機1Bから送信されてきた入力価格情報を含むデータD
15も、TMS3の入力価格テーブルTBL5に格納さ
れる。そして、TMS3のシステム制御部31は、この
入力価格情報と受信時刻情報をデータD16として放送
管理サーバ21へと送信する(ステップSb16)。こ
のようにして、放送管理サーバ21に送信されてきた受
信時刻情報と入力価格情報が放送管理サーバ21の入札
価格テーブルTBL2に格納される。
【0072】そして、参加申し込み〆切時間から所定時
間が経過すると、放送管理サーバ21は、入札価格テー
ブルTBL2の入札価格情報をサーチして、最高の価格
となっている入札価格情報を読み出す。そして、放送管
理サーバ21は、この最高価格を有する入札価格情報に
基づいて、報知情報データの内容を更新する(ステップ
Sb17)。具体的には、放送管理サーバ21は、報知
情報データを、その更新時における、最高価格を有する
ものへと変更するのである。例えば、入札価格テーブル
TBL2の内容が図6に示したような内容である場合、
更新時における最高価格は、「¥60,000」である。この
場合、放送管理サーバ21は、報知情報データの内容
を、現在の入札価格が「¥60,000」である旨の情報に更
新する。
【0073】このようにして、報知情報データの更新が
終了すると、放送管理サーバ21は、TMS3に更新通
知D17を送信して(ステップSb18)、更新後の報
知情報データを多重した放送データの放送を開始する
(ステップSb19)。ここで、この更新通知D17と
は、報知情報データを更新した旨をTMS3に報知する
ための信号である。
【0074】TMS3のシステム制御部31は、この更
新通知D17を受信すると、参加者管理テーブルTBL
4に格納されている発IDを有する携帯電話機1(すな
わち、少なくとも携帯電話機1A及び1Bを含む携帯電
話機1)へと配信する移動体放送データと共に、個別付
加データD18及びD19を配信する(ステップSb2
0、Sb21)。
【0075】この個別付加データD18及びD19を受
信した携帯電話機1A及び1Bの液晶表示部には、図1
8に示すように、更新後の報知情報データの有する落札
価格を示す文字列と共に、入札を続けるか否かの判断を
仰ぐ文字列と、「Yes」、「No」なるボタンが表示
される。この時、「Yes」ボタンを選択する入力操作
を行うと、携帯電話機1A及び1Bは、個別付加データ
D11及びD12に従って、液晶表示部の画像を図17
に示すように変更して、ユーザに希望落札価格の入力を
促す画像が表示される。
【0076】そして、ユーザが携帯電話機1Aや1Bに
希望落札価格を入力する操作を行うと、携帯電話機1A
及び1BからTMS3に対して、再度、入力価格情報を
含むデータD20及びD22が送信される(ステップS
b22、Sb24)。TMS3のシステム制御部31
は、放送管理サーバ21に対して、入力価格情報と、受
信時刻情報を含むデータD21及びD23を送信する
(ステップSb23、Sb25)。
【0077】そして、前回の報知情報データの更新から
また所定時間が経過すると放送管理サーバ21が報知情
報データの更新を行い(ステップSb26)、TMS3
に更新通知D24を送信すると(ステップSb27)、
放送データの内容に更新後の報知情報データが反映され
る(ステップSb28)。このように、放送管理サーバ
21は、所定時間ごとに、入札価格テーブルTBL2の
サーチを行って、最高価格を読み出し、報知情報データ
を更新する。なお、この際のTMS3及び放送管理サー
バ21の動作は、携帯電話機1A及び1Bが入力価格情
報を含むデータD13及びD15をTMS3に送信した
場合の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0078】以後、同様の処理が繰り返されて、番組管
理テーブルTBL3に格納されている番組コード「#00
1」の入札〆切時刻情報が示す時刻(すなわち、「2000
年12月1日10時12分00秒」)になると、TMS3のシス
テム制御部31は、携帯電話機1からの入札を締め切
る。また、同時刻になると放送管理サーバ21は、入札
価格テーブルTBL2から最高価格を示す入札価格情報
を読み出して、報知情報データを更新する(ステップS
b29)。この際、放送管理サーバ21は、当該入札価
格情報の示す価格により落札されたことを示す内容へと
報知情報データを更新する。
【0079】そして、放送管理サーバ21は、更新通知
に換えて、その最高価格の受信時刻情報と入札価格情報
をデータD25としてTMS3に送信する(ステップS
b30)。データD25の送信が終了すると放送管理サ
ーバ21は、更新した報知情報データを多重した放送デ
ータの放送を開始する(ステップSb31)
【0080】一方、TMS3のシステム制御部31は、
入力価格テーブルTBL5から、放送管理サーバ21か
ら送信されてきた入札価格情報と受信時刻情報の組と同
一の情報の組の発IDを読み出して、RAMに格納す
る。ここで、読み出された発IDが「090-××××-
××××」である場合、システム制御部31は、携帯電
話機1Aにのみ、移動体放送データと共に、当該個別付
加データD26を配信する(ステップSb32)。
【0081】携帯電話機1Aが、この個別付加データD
26が付加された移動体放送データを受信すると、携帯
電話機1Aの液晶表示部には、図19に示すように画像
が変化することとなる。まず、個別付加データD26が
受信された時点で、携帯電話機1Aの液晶表示部には、
(a)のような画像が表示される。この時、ユーザが携
帯電話機1Aの指示入力部に、「次へ」のボタンを選択
する操作を行うと、携帯電話機1Aの液晶表示部の表示
画像は、(b)のように変更される。すなわち、携帯電
話機1Aの液晶表示部には、ユーザが選択することがで
きる支払方法を示すボタンが表示されるのである。
【0082】このようにして、(b)の示す画像が表示
された状態で、例えば、「カード」のボタンを選択する
と、携帯電話機1Aの液晶表示部には、(c)のような
画像が表示される。携帯電話機1Aのユーザが、例え
ば、クレジットカード番号として「×××××」を入力
し「送信」ボタンを選択すると、携帯電話機1Aは、T
MS3にクレジットカード番号「×××××」と番組コ
ード「#001」を付加した決済要求D27を送信する(ス
テップSb33)。なお、クレジットカード番号の入力
に失敗した場合には、ユーザは「取り消し」ボタンを選
択すればよい。
【0083】TMS3のシステム制御部31は、決済要
求D27の送信元である携帯電話機1Aの発ID「09
0-××××-××××」を検索キーとして、顧客管理D
B35を検索する。そして、この検索の結果、当該発I
Dと対応付けて格納されている、携帯電話機1Aのユー
ザの氏名「××太郎」、住所「東京都○○区」、クレジ
ットカード番号「×××××」を読み出す。そして、シ
ステム制御部31は、顧客管理DB35から読み出した
クレジットカード番号「×××××」と決済要求D27
に付加されて送信されてきたクレジットカード番号とが
一致するか否かを判断する。そして、両クレジットカー
ド番号が一致しない場合、システム制御部31は、携帯
電話機1Aと放送管理サーバ21に対して決済失敗通知
を送信して、取引の成立を阻止する。
【0084】これに対し、顧客管理DB35から読み出
したクレジットカード番号「×××××」と、決済要求
D27に付加されてきたクレジット番号とが一致してい
ると、TMS3のシステム制御部31は、顧客管理DB
35から読み出した、ユーザの氏名「××太郎」と、住
所「東京都○○区」と、クレジットカード番号「×××
××」と共に、携帯電話機1Aの発ID「090-××
××-××××」と番組コード「#001」をデータD28
として放送管理サーバ21へと送信する(ステップSb
34)。
【0085】放送管理サーバ21は、TMS3から送信
されてきたデータD28を受信して、自身の有する記憶
部にデータD28を格納すると共に、そのデータ28に
含まれいている携帯電話機1Aのユーザの氏名「××太
郎」とクレジットカード番号「×××××」とを決済サ
ーバ6へと送信する。決済サーバ6は、このクレジット
カード番号と氏名に基づいて、個人認証を行い、その認
証結果を放送管理サーバ21へと送信する。なお、この
個人認証においては、クレジットカード番号と氏名が一
致するか否かのみならず、当該商品に対する支払い額
が、当該ユーザの与信限度額内であるか否かも認証す
る。
【0086】この認証の結果、決済サーバ6において本
人であることが認証されると、放送局2では、当該ユー
ザへの商品の発送を行うための処理が行われる。具体的
には、放送管理サーバ21は、決済サーバ6から認証結
果を受信すると、TMS3から受信した番組コード「#0
01」から携帯電話機1Aのユーザに発送すべき商品を決
定する。そして、放送管理サーバ21は、書面や画像等
により、番組制作担当者に商品名を伝達すると共に、商
品の発送先となる住所「東京都○○区」及び氏名「××
太郎」を報知する。そして、番組制作担当者が、この氏
名及び住所に商品の発送を行うのである。
【0087】これに対し、決済サーバ6において本人で
はないものと認証された場合や支払い額が与信限度額内
でないと判定された場合には、放送管理サーバ21で、
商品発送のために処理が実行されることはなく、実際に
商品が発送されてしまうこともない。
【0088】また、上述した図19の(b)の画像が表
示されている状態で、ユーザが支払方法として「現金振
込」を選択すると、携帯電話機1Aは、TMS3に現金
振込が選択された旨のデータに番組コード「#001」と、
ユーザの氏名「××太郎」、住所「東京都○○区」、発
ID「090-××××-××××」を付加して送信す
る。TMS3のシステム制御部31は、そのデータを放
送管理サーバ21に転送し、放送管理サーバ21は、こ
のデータに基づいて商品を決定し、番組制作担当者に報
知する。そして、番組制作担当者は、携帯電話機1Aの
ユーザから現金の振り込みが行われるまで商品を発送し
ないのである。
【0089】このようにして、本実施形態の放送システ
ムでは、視聴者は携帯電話機を用いて番組に参加する。
このため、携帯電話機のユーザは、時や場所に限定され
ることなく、何時でも何処でも番組に参加することが可
能となる。また、本実施形態による放送システムは、携
帯電話機から送信された情報に基づいて、番組データで
はなく報知情報データを変更する。従って、番組自体の
進行に影響を与えることなく携帯電話機のユーザが番組
に参加することが可能となる。また、本実施形態による
放送システムでは、極めて、パーソナル性の高い携帯電
話機を用いてユーザは番組に参加し、決済に伴う認証も
携帯電話機の発IDを用いて行う。このため、悪意の第
三者による「なりすまし」を有効に防止することが可能
となる。
【0090】なお、本実施形態の携帯電話機1を用いた
決済方法は、クレジットカードによる決済方法か、銀行
振込による決済方法であるものとして説明を行った。し
かし、現金書留により現金を郵送する方法や、銀行引き
落としにより決済を行う構成としても構わない。ここ
で、現金書留で現金を郵送する方法を採る場合、上述し
た銀行振込と同様の手順により決済を行うことが可能で
ある。これに対して、銀行引き落としにより決済を行う
場合、携帯電話機1のユーザは、事前に自身の口座を有
する銀行と、放送局との三者間において銀行引き落とし
を行うことについての契約を結ぶことが必要となる。そ
して、この契約を結んだ後に、TMS3の顧客管理DB
35に、そのユーザの銀行口座の番号が格納された状態
にしておくことが必要となる。決済が行われる時、ユー
ザが入力した口座番号を携帯電話機1がTMS3に送信
し、TMS3のシステム制御部31は、送信されてきた
口座番号と携帯電話機1の発IDに基づいて本人認証を
行う。
【0091】なお、本実施形態でTMS3のシステム制
御部31は、携帯電話機1の発IDと、クレジットカー
ド番号に基づいて認証を行うが、本人であることを証明
することができる情報であれば何を用いても構わない。
例えば、携帯電話機1にSIMカード等のユーザ識別モ
ジュールを接続する機能を設け、このユーザ識別モジュ
ールに格納されている情報を用いて本人認証を行っても
構わない。
【0092】なお、本実施形態で、放送局2と、決済サ
ーバ6は、別体であるものとして説明を行っている。し
かし、放送管理サーバ21に決済サーバ6と同様の機能
を持たせ、一体としても良い。なお、本実施形態で、携
帯電話機1を用いて番組参加サービスの提供を受ける
が、通信機能を有するパーソナルコンピュータ等の他の
通信装置であっても良い。
【0093】なお、本実施形態で、個別付加データは、
放送局2の端末26で生成され番組DB23に格納され
る。しかし、個別付加データは、TMS3において生成
され、番組管理テーブルTBL3に格納されても良い。
【0094】なお、本実施形態では、放送管理サーバ2
1が入札価格テーブルTBL2に基づいて、落札価格を
決定し、当該落札価格に対応した入札価格情報と、受信
時刻情報をTMS3に送信する。しかし、TMS3のシ
ステム制御部31が入力価格テーブルTBL5に基づい
て落札価格を決定し、その落札価格に対応した入力価格
情報と、受信時刻情報とを放送管理サーバ21に送信し
ても構わない。なお、放送管理サーバ21が所定の時間
間隔で報知情報データを更新する場合についても、TM
S3側で当該時刻における最高値を持つ入力価格情報を
抽出して放送管理サーバ21に送信するようにしても良
い。
【0095】なお、本実施形態のTMS3のシステム制
御部31は、決済要求D27から携帯電話機1の発ID
とクレジットカード番号を抽出して、これらの情報と顧
客管理DB35に格納されている情報に基づいて本人認
証を行い、本人認証に失敗するとシステム制御部31
は、携帯電話機1Aと放送管理サーバ21に対して決済
失敗通知を送信して、取引の成立を阻止する。しかし、
このように本人認証に失敗した場合に、放送局2が落札
価格の次に高値の価格を示す入札価格情報と、受信時刻
情報を読み出し、再度、TMS3へと送信し、TMS3
がその携帯電話機1に対して個別付加データを配信する
ことにより決済を行っても構わない。
【0096】なお、本実施形態では、放送局2の番組制
作担当者がオークションションにかけられている商品の
発送を行う。しかし、事前にオークションの対象商品を
倉庫会社に預け、決済が行われた後に放送局2がその倉
庫会社のコンピュータシステムに発送先の住所等の情報
を送信し、倉庫会社の従業員が商品の発送を行うっても
構わない。
【0097】[1.3]変形例 以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記実
施形態には、以下のような変形例が存在するので、以
下、これらについて説明する。
【0098】<変形例1>上述した、実施形態で放送局
2から放送される放送データに含まれる番組データは、
全て、当該番組データに対応した番組の放送前に収録さ
れ、番組DB23に格納される。すなわち、上述した実
施形態で放送局2から放送される番組は、全て、録画番
組なのである。しかし、当然番組は、録画番組のみなら
ず、生番組であっても良い。
【0099】生番組で、同様の番組参加サービスを本シ
ステムで提供するためには、放送局2及びTMS3は、
各々、本実施形態と全く同一のテーブル(TBL1〜T
BL5)を持つこととなる。この場合、本実施形態の構
成と異なってくるのは、番組DB23の記憶内容のみで
ある。すなわち、番組DB23に、その生番組の番組デ
ータが格納されることはなく、単に番組コードと、個別
付加データのみが格納される。例えば、番組DB23の
記憶内容が、図4に示した内容と同一である場合に、番
組コード「#001」の番組が生番組で有れば、番組DB2
3に「番組データA」が格納されることはない。
【0100】そして、生番組が放送される時、放送局2
の放送管理サーバ21で、図20に示すような処理が実
行される。すなわち、放送局管理サーバ21は、放送管
理テーブルTBL1から各種情報を読み出した後(ステ
ップSc1)、このテーブルに格納されている番組コー
ドに対応した個別付加データを読み出し(ステップSc
2)、TMS3へと送信する(ステップSc3)。
【0101】そして、放送管理サーバ21は、当該番組
コードの番組が生番組であるか否かを判断する(ステッ
プSc4)。この際、放送管理サーバ21は、当該番組
コードの番組データが番組DB23に格納済みか否かに
より、当該番組コードの番組が生番組であるか否かを判
断する。
【0102】この判断の結果、生番組であると判断され
ると、放送管理サーバ21は、放送管理テーブルTBL
1から読み出した番組開始時刻情報に基づいて、時刻が
番組開始時刻になったか否かを判断する(ステップSc
8)。そして、番組放送時刻となると、放送管理サーバ
21は、収録部22で現在収録されている生番組の番組
データを多重した放送データを放送する(ステップSc
9)。すなわち、放送管理サーバ21は、収録部22か
ら、順次、供給される番組データを放送データに多重し
て放送するのである。
【0103】また、この番組の開始後、携帯電話機1の
ユーザが番組参加サービスの提供を受ける場合、上述し
た図13及び図14と同様の処理が放送システムにおい
て実行される。但し、生番組の場合、報知情報データの
みならず番組データの内容も変更されることとなる。例
えば、図13において報知情報データの更新が行われる
と放送管理サーバ21は、スクリーン25に更新後の報
知情報データを表示させる。番組の出演者は、このスク
リーン25に表示されている報知情報データに従い、番
組の進行を行えばよい。このようにして、本変形例によ
れば、録画番組のみならず生番組においても視聴者参加
型の番組を実現することが可能となる。
【0104】<変形例2>上述した実施形態において
は、一つの番組で一つの商品がオークションにかけられ
ている。しかし、一つの番組で複数の商品がオークショ
ンにかけられても良い。この場合、各番組でオークショ
ンにかけられる商品の各々に商品コードを設定し、放送
管理テーブルTBL1の内容を図21に示す内容に変更
することが必要となる。
【0105】同図に示すように、本変形例において、放
送管理テーブルTBL1には、各番組の番組コードに対
応付けて番組開始時刻情報と、番組終了時刻情報が格納
される他、当該番組でオークションにかけられる商品の
商品コードに対応付けて当該商品のオークション開始時
刻情報と、オークション終了時刻情報と、当該オークシ
ョンへの参加申込〆切時刻情報と、入札〆切時刻情報と
が格納される。
【0106】これに伴い、TMS3の番組管理テーブル
TBL3にもオークション開始時刻情報と、オークショ
ン終了時刻情報と、参加申込〆切時刻情報と、入札〆切
時刻情報とを格納するためのフィールドが各商品コード
に対応付けて追加される。
【0107】ここで、上述した実施形態において参加者
管理テーブルTBL4には、各番組コード毎に参加者の
携帯電話機1の発IDが格納され、入札価格テーブルT
BL2及び入力価格テーブルTBL5は、各々番組コー
ド毎に生成される。しかし、本変形例においては、これ
らは、全て、商品コードと対応付けられる構成となる。
【0108】そして、放送管理サーバ21が番組の放送
を開始する時は、放送管理サーバ21において上述した
図12と同様の処理が実行される。この結果、放送管理
サーバ21から放送管理テーブルTBL1に格納されて
いる全ての情報がTMS3へと送信されるのである。
【0109】また、ユーザが、携帯電話機1を使用して
番組参加サービスの提供を受ける場合、放送システムに
おいては、上述した図13及び図14と同様の処理が実
行される。この際、放送管理サーバ21及びTMS3
は、自装置の有する放送管理テーブルTBL1及び番組
管理テーブルTBL3に従い、各商品毎に参加申込や入
札を締め切るのである。また、上述した図14のステッ
プSb30において、放送管理サーバ21が送信するデ
ータD25には、落札価格を示す入札価格情報と受信時
刻情報に加えて、商品コードが付加される。TMS3の
システム制御部31は、このようにして、送信されてき
た入札価格情報と受信時刻情報の発IDを入力価格テー
ブルTBL5から読み出して、商品コードと対応付けて
RAMに格納する。
【0110】そして、図14のステップSb32におい
て、TMS3のシステム制御部31が商品を落札した携
帯電話機1に配信する個別付加データD26に対して、
RAMに格納した商品コードを付加して送信するのであ
る。一方、携帯電話機1は、TMS3から送信されてき
た個別付加データに基づいて支払方法を選択させるため
の画像を表示する。そして、ユーザが支払い方法とし
て、例えば、クレジットを選択して、クレジットカード
番号を入力すると携帯電話機1は、その入力された、ク
レジットカード番号と商品コードとをTMS3に送信す
るのである。また、ステップSb34においてTMS3
のシステム制御部31は、番組コードに換えて、商品コ
ードを放送管理サーバ21に送信し、放送管理サーバ2
1は、この商品コードに基づいて商品を決定する。
【0111】<変形例3>上述した、実施形態において
は、放送局2がオークション番組のみを放送する構成と
なっている。しかし、放送局2が放送する番組には、オ
ークション番組以外の番組が含まれていても構わない。
すなわち、ドラマ等のユーザが参加することのできない
番組でもよい。
【0112】この場合、図5に示した放送管理テーブル
TBL1には、携帯電話機1のユーザが参加することの
できない番組の参加申込〆切時刻情報と、入札〆切時刻
情報が格納されない。また、かかる番組には、個別付加
データが不要であるため、番組DB23には、当該番組
コードに対応付けて個別付加データが格納されることが
ない。
【0113】放送管理サーバ21が、かかる番組の放送
を開始する場合、放送管理サーバ21は、上述した図1
2と同様の処理を行うこととなるが、ステップSa1に
おいて放送管理テーブルTBL1から読み出した各種情
報に参加申込〆切時刻情報と、入札〆切時刻情報が含ま
れていない場合、ステップSa3において、放送管理サ
ーバ21が当該番組コードに対応した入札価格テーブル
TBL2を生成することはない。
【0114】また、放送管理サーバ21から送信されて
きた情報の中に参加申込〆切時刻情報や入札〆切時刻情
報が含まれていない場合、TMS3においてもシステム
制御部31が入力価格テーブルTBL5を作成すること
はなく、参加者管理テーブルTBL4に当該番組コード
のフィールドを生成することもない。そして、TMS3
のシステム制御部31は、携帯電話機1からの要求に従
って、単に移動体放送データの配信のみを行い、携帯電
話機1からの要求に従って番組参加サービスの提供につ
いては行わない。
【0115】本発明による放送システムは、視聴者参加
放送システムであるが、このように、視聴者が参加しな
い番組の放送も行う事が出来る。
【0116】<変形例4>本実施形態において、TMS
3は、放送局2から放送された放送データを受信して、
その放送データに含まれている番組データと報知情報デ
ータを変換することにより、移動体放送データを取得
し、携帯電話機1へと配信する構成となっている。しか
し、以下のような構成としても良い。
【0117】図22は、本変形例にかかる放送システム
の構成を示す図である。なお、同図において上述した図
1と同様の設備については、同一の符号を付してある。
本変形例において、放送局2の放送管理サーバ21は、
TMS30の通信部32と接続されている専用線を介し
て、放送データと同一のデータをTMS30へと送信す
る。ここで、放送管理サーバ21は、上述した図12の
ステップSa6において放送データの放送を開始する時
刻(すなわち、放送開始時刻)にTMS30に対する放
送データの送信を開始する。
【0118】一方、TMS30のシステム制御部31
は、放送管理サーバ21から、順次、送信されてくる放
送データを変換して、移動体放送データと移動体EPG
データを取得する。そして、システム制御部31は、そ
の移動体放送データと移動体EPGデータを携帯電話機
1へと配信するのである。なお、携帯電話機1のユーザ
が番組参加サービスの提供を受ける際の動作について
は、上述した図13及び図14と同様であるため説明は
省略する。
【0119】このように、本変形例においてTMSは、
放送局が放送した放送データを受信することなく、携帯
電話機に対して移動体放送データを配信することが可能
となる。このため、本変形例において、TMS30は、
受信部を有する必要がなくなり、TMSの構成を簡素化
することが可能となる。また、本変形例にかかるTMS
は、放送局から専用線を介して送信されてきた放送デー
タを受信して移動体放送データを取得することが可能と
なるため、その番組が放送されていない地域の視聴者に
も番組参加サービスの提供を行う事が出来る。
【0120】なお、本変形例において、放送管理サーバ
21から専用線を介して送信されてきた放送データは、
TMS30により受信されて、移動体放送データと、移
動体EPGデータに変換される構成となっている。しか
し、放送管理サーバ21が放送データを移動体放送デー
タと移動体EPGデータに変換した上でTMS30へと
送信する構成としても構わない。この場合、TMS30
のシステム制御部31は、放送管理サーバ21から送信
されてきた移動体放送データと移動体EPGデータと
を、単に携帯電話機1へ配信することとなる。なお、本
変形例において、放送局2とTMS30は、別体である
ものとして説明しているが、放送管理サーバ21にTM
S30の機能を持たせ、一体としても良い。なお、本変
形例において、放送管理サーバ21とTMS30は、専
用線で接続されている構成となっているが、上述した実
施形態と同様、移動パケット通信網5等の公衆網を介し
て通信を行う構成としても構わない。
【0121】<変形例5>上述した実施形態にかかる放
送システムは、番組参加サービスを携帯電話機1のユー
ザに提供することにより、視聴者参加型のオークション
番組を実現することを可能としている。しかし、視聴者
が参加することのできる種別の番組であれば、どのよう
な番組であっても視聴者参加型の番組を実現することは
可能である。例えば、クイズ番組のような番組がこれに
あたる。
【0122】この場合、各問題に、問題コードを設定さ
れ、放送管理テーブルTBL1には、各問題コード毎に
対応付けて、参加申込〆切時刻情報と、解答〆切時刻情
報を格納するフィールドを設けられることが必要とな
る。より具体的には、放送管理テーブルTBL1には、
図21に示したテーブルの商品コードを問題コードに換
えて、各問題コード毎に参加申込〆切時刻情報と解答〆
切時刻情報が格納されている状態となる。これに伴い、
TMS3の番組管理テーブルTBL3の内容についても
同様の変更が必要となる。
【0123】また、この場合、個別付加データの内容
は、携帯電話機1のユーザに対して解答の入力を促すよ
うな画像のデータとなる。例えば、ユーザに対して三択
でクイズの解答を選択させるような画像がこれにあた
る。
【0124】更に、この場合、放送管理サーバ21は入
札価格テーブルTBL2に換わるテーブルを持つ必要は
なく、TMS3が入力価格テーブルTBL5に換えてユ
ーザの解答を集計するための解答テーブルを持つことが
必要となる。この解答テーブルは、携帯電話機1から寄
せられたクイズに対する解答を格納するためのフィール
ドと、当該携帯電話機1の発IDを格納するためのフィ
ールドと、当該解答の受信時刻情報を格納するためのフ
ィールドとを要素とする構成となる。
【0125】携帯電話機1のユーザが放送局2において
放送されているクイズ番組に参加する場合、TMS3の
システム制御部31は、携帯電話機1から送信されてき
た解答を受信して、その解答と、受信時刻情報と、当該
解答を寄せてきた携帯電話機1の発IDを解答テーブル
に格納する。そして、番組管理テーブルTBL3に格納
されている各問題の問題コードの解答〆切時刻情報の示
す時刻となると、システム制御部31は、解答テーブル
からクイズの問題に正解したユーザの携帯電話機1を決
定して、その抽出した携帯電話機1に対してユーザがク
イズの問題に正解した旨の個別付加データを配信する。
【0126】なお、この際、システム制御部31が問題
に正解したユーザの携帯電話機1を特定するためには、
問題の正解を放送局2から取得しておくことが必要とな
る。このTMS3が放送局2から問題の正解を取得する
方法は、どのような方法であっても良い。例えば、各問
題の解答〆切時刻に放送管理サーバ21が正解を送信す
る構成としても良いし、番組の放送開始時刻前に全ての
問題の正解を放送管理サーバ21から送信しておくよう
にしても良い。
【0127】このようにして、問題に正解したユーザの
携帯電話機1が特定されると、TMS3のシステム制御
部31は、正解者数を算出して、放送管理サーバ21へ
と送信する。このようにして、TMS3のシステム制御
部31から送信されてきた正解者数に基づいて、番組の
内容が変更される。すなわち、当該クイズ番組が録画番
組である場合、放送管理サーバ21は報知情報データの
内容を正答者数が何人であったのかを示す情報に変更す
る。これに対して、当該番組が生番組である場合、放送
管理サーバ21は、スクリーン25の表示内容を変更
し、当該番組の出演者が番組の内容を変更するのであ
る。
【0128】なお、クイズ番組の放送を開始する際に放
送管理サーバ21において実行される処理については、
上述した図12或いは図20と同様であるので説明を省
略する。このようにして、本変形例によれば、オークシ
ョン番組のみならず、クイズ番組等においても番組参加
サービスを提供することが可能となる。
【0129】
【発明の効果】このようにして、本発明によれば、番組
のリアルタイム性を維持しながら、広域に分散している
多数の視聴者が番組に参加することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる放送システムの
構成を示した図である。
【図2】 同実施形態にかかるSTB4に接続された表
示装置に表示される画像の一例を示した図である。
【図3】 同実施形態にかかる放送局2の構成を示した
図である。
【図4】 同実施形態にかかる番組DB23の記憶内容
を示す図である。
【図5】 同実施形態にかかる放送管理テーブルTBL
1の内容を示した図である。
【図6】 同実施形態にかかる入札価格テーブルTBL
2の内容を示した図である。
【図7】 同実施形態にかかるTMS3の構成を示す図
である。
【図8】 同実施形態にかかる番組管理テーブルTBL
3の内容を示した図である。
【図9】 同実施形態にかかる参加者管理テーブルTB
L4の内容を示した図である。
【図10】 同実施形態にかかる入力価格テーブルTB
L5の内容を示した図である。
【図11】 同実施形態にかかる顧客管理DB35の記
憶内容を示す図である。
【図12】 同実施形態にかかる放送管理サーバ21に
おいて行われる処理を示すフローチャートである。
【図13】 同実施形態にかかる放送システムにおける
シーケンスを示す図である。
【図14】 同実施形態にかかる放送システムにおける
シーケンスを示す図である。
【図15】 同実施形態において携帯電話機1の液晶表
示部に表示される画像の一例を示した図である。
【図16】 同実施形態において携帯電話機1の液晶表
示部に表示される画像の一例を示した図である。
【図17】 同実施形態において携帯電話機1の液晶表
示部に表示される画像の一例を示した図である。
【図18】 同実施形態において携帯電話機1の液晶表
示部に表示される画像の一例を示した図である。
【図19】 同実施形態において携帯電話機1の液晶表
示部における画像の遷移を表す図である。
【図20】 変形例1にかかる放送管理サーバ21にお
いて行われる処理を示すフローチャートである。
【図21】 変形例2にかかる放送管理テーブルTBL
1の内容を示した図である。
【図22】 変形例4にかかる放送システムの構成を示
す図である。
【符号の説明】
1・・・携帯電話機、 2・・・放送局、 21・・・
放送管理サーバ、 22・・・収録部、 23・・・番
組DB、 24・・・送信部、 25・・・スクリー
ン、 26・・・端末、 3、30・・・TMS、 3
1・・・システム制御部、 32・・・通信部、 33
・・・受信部、 34・・・移動パケット通信網I/F
部、 35・・・顧客管理DB、 36・・・テーブル
記憶部、 4・・・STB、 5・・・移動パケット通
信網、 TBL1・・・放送管理テーブル、 TBL2
・・・入札価格テーブル、 TBL3・・・番組管理テ
ーブル、 TBL4・・・参加者管理テーブル、 TB
L5・・・入力価格テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/08 H04M 11/08 (72)発明者 野村 和生 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 比留間 裕 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5C064 BA07 BB05 BB10 BC01 BC18 BC20 BC23 BD01 BD08 5K067 AA21 BB04 BB21 EE10 EE12 EE22 FF23 HH17 HH21 HH22 5K101 KK16 KK17 KK18 LL12 MM07 NN02 NN17 NN21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバが放送局から視聴者参加番組の放
    送データを取得し、 前記放送局が前記放送データを放送し、 前記サーバが前記放送データから移動体放送データを生
    成して、複数の通信端末に移動通信網を介して配信し、 前記サーバが前記複数の通信端末に、前記視聴者参加番
    組の進行のための情報の入力を促す入力促進データを配
    信し、 前記通信端末が、そのディスプレイ上に、前記放送デー
    タおよび前記入力促進データを画像として表示し、 前記複数の通信端末が前記入力促進データに応じて入力
    された入力データを前記サーバへと送信し、 前記入力データを受信した前記サーバが、これら複数の
    入力データを前記放送局へ転送し、 前記サーバが、前記複数の通信端末に配信する前記移動
    体放送データの一部を前記入力データに基づいて更新
    し、 前記放送局が、放送すべき前記放送データの一部を前記
    入力データに基づいて更新することを特徴とする番組提
    供方法。
  2. 【請求項2】 前記放送データは、放送局で放送前に録
    画されていることを特徴とする請求項1の番組提供方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記放送局から番組を受
    信することにより放送データを取得することを特徴とす
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載の番組提供
    方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、前記放送局との間に確立
    された通信回線を介して放送データを取得することを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の番
    組提供方法。
  5. 【請求項5】 前記入力促進データを配信する前に、 前記複数の通信端末に、前記通信端末のユーザに前記視
    聴者参加番組への参加を促す参加促進データを配信し、 前記通信端末は前記参加促進データに基づき、ユーザに
    当該視聴者参加番組への参加を促し、 視聴者参加番組への参加を促されてユーザが入力した参
    加申し込み要求を前記通信端末が前記サーバに送信し、 前記入力促進データを前記複数の通信端末に配信する時
    に、前記サーバは、参加申し込み要求を送信してきた通
    信端末にのみ前記入力促進データを配信することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の番組
    提供方法。
  6. 【請求項6】 前記放送局は、予め定められた第1の時
    刻に前記視聴者参加番組を開始し、 前記サーバは、前記第1の時刻より後の第2の時刻まで
    に受信した入力データを受け付け、前記第2の時刻以降
    に受信した前記入力データは受け付けないことを特徴と
    する請求項5に記載の番組提供方法。
  7. 【請求項7】 前記放送局により放送される視聴者参加
    番組は、オークション番組であり、 前記サーバが配信する前記入力促進データは、前記複数
    の通信端末のユーザに入札価格の入力を促すためのデー
    タであり、 前記複数の通信端末が前記サーバへ送信する前記入力デ
    ータは、前記ユーザが入力した入札価格であることを特
    徴とする請求項6に記載の番組提供方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の時刻後に、前記放送局は、前
    記複数の通信端末が送信してきた入札価格から、最高価
    格のデータを抽出し、 前記最高価格のデータを、前記放送局が前記サーバに送
    信し、 前記サーバは、前記放送局から送信されてきた前記最高
    価格のデータに基づいて、最高の入札価格を送信した通
    信端末のユーザを特定し、このユーザの通信端末に、落
    札情報を配信することを特徴とする請求項7の番組提供
    方法。
  9. 【請求項9】 前記落札情報を配信した後、 前記通信端末が当該通信端末のユーザに落札した商品の
    代金の支払い方法を選択させ、 前記ユーザが選択した支払い方法を示す支払い方法デー
    タを前記通信端末が前記サーバに送信し、 前記サーバは、前記支払い方法データを前記放送局に転
    送し、 転送されてきた前記支払い方法データに基づいて、前記
    放送局は、前記ユーザが落札した商品の取引決済をする
    ことを特徴とする請求項8に記載の番組提供方法。
  10. 【請求項10】 前記サーバは、前記複数の通信端末の
    ユーザの情報を格納したデータベースを有し、 前記支払い方法データを前記通信端末から受信した前記
    サーバは、前記支払い方法データと前記データベースに
    格納されたユーザの情報に基づいて、当該ユーザが本人
    であるかを認証し、本人であることが確認された時のみ
    前期放送局に前記支払い方法データを転送することを特
    徴とする請求項9に記載の番組提供方法。
  11. 【請求項11】 放送局により放送される番組の放送デ
    ータを取得したサーバが該放送データを複数の通信端末
    へと配信し、各通信端末が当該放送データの処理をする
    放送システムであって、 前記サーバは、前記放送データの配信先となる前記複数
    の通信端末に前記番組の進行に必要な情報の入力を促す
    入力促進データを配信する一方、前記通信端末から送信
    されたデータを受信し、 前記複数の通信端末の各々は、前記入力促進データに基
    づいて当該通信端末のユーザに情報の入力を促す入力促
    進処理を実行する一方、該入力促進処理に応じて入力さ
    れた入力データを前記サーバへと送信し、 前記放送局は、前記複数の通信端末の各々から送信さ
    れ、前記サーバが受信した複数の前記入力データを該サ
    ーバから取得して、該複数の入力データに基づいて前記
    番組の内容を更新することを特徴とする放送システム。
  12. 【請求項12】 放送局により放送される番組を取得
    し、複数の通信端末に配信するサーバであって、 前記番組の配信先となる前記複数の通信端末に対して前
    記番組の進行に必要な情報の入力を促す入力促進データ
    を記憶した記憶部と、 前記記憶部に記憶された前記入力促進データを前記通信
    端末に配信する入力促進データ配信部と、 前記入力促進データに対応して前記通信端末から返信さ
    れてきた入力データを受信する入力データ受信部と、 前記受信部により受信された前記入力データを前記放送
    局に送信する入力データ送信部とを具備することを特徴
    とするサーバ。
  13. 【請求項13】 前記放送局により放送された前記番組
    を受信する番組受信部を更に有し、 前記番組受信部により受信された前記番組を前記複数の
    通信端末に配信することを特徴とする請求項12に記載
    のサーバ。
  14. 【請求項14】 前記放送局との間に通信リンクを確立
    し、該通信リンクを介して前記番組を受信する通信部を
    更に有し、 前記通信部により受信された前記番組を前記複数の通信
    端末に配信することを特徴とする請求項12に記載のサ
    ーバ。
  15. 【請求項15】 前記記憶部は、前記放送局が放送する
    各時間帯毎に異なる内容の番組に対応した複数の前記入
    力促進データを記憶し、 前記入力促進データ配信部は、前記記憶部に記憶された
    前記入力促進データのうち、前記放送局が放送している
    番組に対応した前記入力促進データを前記通信端末へと
    配信することを特徴とする請求項12乃至請求項14の
    何れかに記載のサーバ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004336318A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Evolium Sas 移動通信システム
JP2006340191A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Jupiter Entertainment Kk 視聴者参加型テレビジョン番組の運営システム、プログラム、記録媒体および方法
JP2007174691A (ja) * 2007-01-29 2007-07-05 Kyocera Corp 移動体用放送受信装置
JP2008269091A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Yahoo Japan Corp 公金納付代行業務支援システム、公金納付代行業務支援方法、およびプログラム

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