JP2002221556A - 集積回路のパッド受信器のテストを容易にするためのシステム及び方法 - Google Patents

集積回路のパッド受信器のテストを容易にするためのシステム及び方法

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JP2002221556A
JP2002221556A JP2001363126A JP2001363126A JP2002221556A JP 2002221556 A JP2002221556 A JP 2002221556A JP 2001363126 A JP2001363126 A JP 2001363126A JP 2001363126 A JP2001363126 A JP 2001363126A JP 2002221556 A JP2002221556 A JP 2002221556A
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ate
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JP2001363126A
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Shad R Shepston
シャッド・アール・シェップストン
Jeffrey R Rearick
ジェフリー・アール・リアリック
John G Rohrbaugh
ジョン・ジー・ローアボー
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3183Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路内において受信器トリップ・レベル
のテストを容易にする。 【解決手段】 集積回路(IC)(210等)におい
て、第1のドライバ(516,516A、516B)と
第1の受信器(514,514A、514B)が含まれ
る第1のパッド(216等)を備えている。第1のドラ
イバは、IC外部のコンポーネントに第1のパッド出力
信号を送り出すように構成されている。第1の受信器
は、IC外部のコンポーネントから第1のパッド入力信
号を受信し、第1のパッド入力信号に応答して、IC内
部のコンポーネントに第1の受信器デジタル出力信号を
供給するように構成されている。さらに、IC内部に配
置された第1のテスト回路(224等)が設けられてお
り、第1のパッドの第1の受信器に関する少なくとも1
つの受信器トリップ・レベル特性に対応する情報を提供
するようになっている。装置、方法、コンピュータ読み
取り可能記録媒体が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、集積回路
に関するものであり、とりわけ、集積回路内において、
集積回路のパッドの受信器トリップ・レベル・テストを
容易にするシステム及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、集積回路(IC)デバイスは
さまざまなテスト方法を用いてテストされ、検証されて
きた。例えば、ICデバイスは、デバイスのピン・レベ
ルにおいてICデバイスの機能をシミュレートおよび検
証する、自動テスト装置(Automated Test Equipment;
ATE)を用いてそのICに行われたりする機能テスト
・ベクター(functional test vectors)というものを
利用して、欠陥がないかテストされ、検証されてきた。
しかし、ICのテストにATEを利用することに対し、
特定のATEによってテスト可能なICピン(またはパ
ッド)の数は、これまで、ATEの物理的構成によって
制限されてきたために、事実上制限されてきた。例え
ば、テストされるICのパッド数が、ATEによって得
られるテスト・チャネル数を超える可能性があり、ある
いは、とりわけ、プローブ・カードの最大プローブ数を
超えるといったことによって、ATE支援ハードウェア
のキャパシティを超える可能性がある。本明細書におい
て利用される限りにおいて、「パッド」という用語は、
ICのための電気接点の働きをする物理的なサイト、並
びに、ICのコンポーネントとIC外部のコンポーネン
トの間における電気的連絡を可能にするその物理的サイ
トに関連した回路構成の両方を集合的に表すために用い
られる。
【0003】さらに、特定のATEの性能制限によっ
て、いくつかの他のテスト制限が課せられる可能性があ
る。例えば、IC入力及び出力が、ATEの最高周波数
を超え、そのため、テストを受けるICのテスト周波数
がATEの最高周波数に制限されることになる可能性が
ある。テスト・チャネルを追加したり、または、動作周
波数を高くしたり、あるいはこの両者を施したATEを
構成することも実行可能であるが、前述の欠点をなくす
ため、ATEのピン数を適切に増したり、または、その
動作周波数を適切に高くしたり、あるいはその両者を施
すと、コストが法外なものになる場合が多い。
【0004】上記及びその他の欠点に鑑みて、先行技術
として、(1)ATEをICデバイスの全部のピンより
少ないピンに接続することと、(2)ICデバイスの複
数のピンを単一ATEテスト・チャネルに接続すること
と、(3)各パス毎にICデバイス全体のピンのサブセ
ットをテストする、ATEの複数パスでICデバイスを
テストすることと、(4)最高周波数より低い周波数で
ICデバイスをテストすることと、(5)設計の実行の
際に、既存のATEに特に適応させるため、ICデバイ
スのピン数及び/または周波数を制限することを含む、
さまざまな「間に合わせ」のテスト手順を利用したIC
デバイスのテストが既知のところである。すぐに分かる
ように、これらの「間に合わせ」テスト手順の多くは、
結果として、テストの範囲が不足する可能性があり、従
って、欠陥のあるICデバイスを多く出荷してしまう可
能性がある。さらに、既存のATEに適応させるため、
設計を通じてICデバイスのピン数及び/または周波数
を制限する運用方法は、ICの設計に対して受け入れが
たい制約を課す場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、以上の及びその他の先行技術の欠点に対応する、改
良されたシステム及び方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を簡潔に述べれ
ば、集積回路内において受信器トリップ・レベルのテス
トが可能になる。これに関して、本発明のいくつかの実
施態様は、集積回路(IC)を提供するものと解釈する
ことが可能である。望ましい実施態様の場合、集積回路
には、第1のドライバと第1の受信器が含まれた第1の
パッドを備えている。第1のドライバは、IC外部のコ
ンポーネントに第1のパッド出力信号を送り出すように
構成されている。第1の受信器は、IC外部のコンポー
ネントから第1のパッド入力信号を受信し、第1のパッ
ド入力信号に応答して、IC内部のコンポーネントに第
1の受信器デジタル出力信号を供給するように構成され
ている。さらには、IC内部に配置された第1のテスト
回路が設けられており、第1のパッドの第1の受信器に
関する少なくとも1つの受信器トリップ・レベル特性に
対応する情報を提供するようになっている。
【0007】代替実施態様の場合、集積回路には、第1
のドライバと第1の受信器を組み込んだ第1のパッド
と、第1のパッドの第1の受信器に関する少なくとも1
つの受信器トリップ・レベル特性に対応する情報を提供
する手段とが含まれている。
【0008】本発明のいくつかの実施態様は、受信器ト
リップ・レベル特性を測定するためのシステムを提供す
るものと解釈することが可能である。これに関して、望
ましい実施態様には、自動テスト装置(ATE)と集積
回路(IC)が含まれている。ATEは、ICと電気的
に相互接続して、ICに少なくとも1つの刺激を与える
ように構成されている。ICには、第1のドライバ、第
1の受信器、及び、第1のテスト回路を組み込んだ第1
のパッドが含まれている。第1のドライバは、ATEに
第1のパッド出力信号を供給するように構成されてい
る。第1の受信器は、ATEから第1のパッド入力信号
を受信し、第1のパッド入力信号に応答して、IC内部
のコンポーネントに第1の受信器デジタル出力信号を供
給するように構成されている。さらに、第1のテスト回
路は、ATEと電気的に通じており、ATEからの少な
くとも刺激に応答して、第1のテスト回路が、第1のパ
ッドの第1の受信器に関する少なくとも1つの受信器ト
リップ・レベル特性に対応する情報をATEに供給する
ように構成されている。
【0009】本発明のいくつかの実施態様は、集積回路
のテスト方法を提供するものと解釈することが可能であ
る。これに関して、望ましい実施態様には、ATEをI
Cに電気的に相互接続するステップと、ATEからIC
に少なくとも1つの刺激を与え、ICによって、ICの
第1のパッドの受信器トリップ・レベルが測定されるよ
うにするステップと、第1のパッドの受信器トリップ・
レベル特性に対応する情報を受信するステップが含まれ
ている。
【0010】本発明の他の実施態様には、プログラム自
体あるいはコンピュータ読み取り可能記録媒体を提供す
る実施態様と解釈することが可能なものもある。これに
関して、ICの受信器トリップ・レベル特性の測定を容
易にするコンピュータ・プログラム自体あるいはそれを
組み込んだ望ましいコンピュータ読み取り可能記録媒体
には、ATEからICに少なくとも1つの刺激を加えさ
せ、第1のテスト回路が、ICの第1の受信器に関する
少なくとも1つの受信器トリップ・レベル特性に対応す
る情報を提供できるようにする構成された手順と、AT
Eが、第1のテスト回路から第1の受信器に関する少な
くとも1つのトリップ・レベル特性に対応する情報を受
信できるようにする構成された手順とが含まれている。
【0011】本発明の他の特徴及び利点については、当
業者であれば、下記の図面及び詳細な説明を検討するこ
とによって明らかになるであろう。こうした特徴及び利
点は、全て、付属の請求項によって定義された本発明の
範囲内に含まれるものとする。請求の範囲で定義された
本発明は、以下の図面を参照することによりより理解で
きる。本発明の原理を明確に説明することを主眼として
いるため、図面は必ずしも正しい縮尺ではない。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、いくつかの図を通じて同様
の符号が同様の部分を表している、図面に例示された本
発明の説明を詳細に参照することにする。これまでに簡
単に触れたように、集積回路に組み込み(デジタル)自
己テスト回路構成を組み込むことは既知のところであ
る。次に図1を参照して、こうした組み込み自己テスト
回路構成を組み込んだ代表的な集積回路100について
詳述することにする。
【0013】図1に示すように、集積回路100には、
ロジック回路構成112とデジタル自己テスト回路構成
114を組み込んだコア110が含まれている。コア1
10は、例えば、自動テスト装置(ATE)118のよ
うな集積回路外部のデバイスと電気的に通じるように構
成されたパッド116と、電気的に通じている。このよ
うに構成されると、例えば、ATE118のような外部
デバイスから供給される信号は、パッド116を含む伝
送経路を介してコア110に配信することが可能にな
る。
【0014】既知のように、デジタル自己テスト回路構
成114は、コア110内に含まれているロジック回路
構成に対して、機能ベースのデジタル・テストを施すよ
うに構成されている。こうしたテストを遂行するため、
デジタル自己テスト回路構成114には、刺激生成器1
20と、応答解析器122が組み込まれている。すなわ
ち、刺激生成器120は、コアのロジック回路構成のテ
ストのために1つ以上のテスト・パターンを発生するよ
うに構成されている。ロジック回路構成に加えられる1
つまたは複数のパターンは、デジタル・データ、すなわ
ち、0と1から構成されている。テストを受けるロジッ
ク回路構成は、さまざまなパターンに応答して、応答解
析器122に1つまたは複数の応答信号を供給し、応答
解析器122は、その応答を解釈して、集積回路の外部
において得ることが可能なテスト結果信号を供給する。
このように、デジタル自己テスト回路構成は、コアのロ
ジック回路構成にデジタル・テスト・パターンを適用す
ることによって、コアのデジタルの機能テストを可能に
するものであり、上述のようにして、外部テスト装置
(すなわちATE118)によって、集積回路に刺激を
与え、集積回路からの応答を検査する必要をほぼなく
し、デジタルロジック回路構成のテストを容易にしてい
る。
【0015】次に、比較のポイントとして、図1のデジ
タル自己テスト回路構成を利用し、図2の概略図に関連
して、本発明の受信器テスト・システムの望ましい実施
態様の一般的な特性について述べることにする。図2に
描かれているように、受信器テスト・システム200に
は、コア212を含む集積回路210が組み込まれてい
る。コア212は、論理回路214を内蔵するととも
に、例えば、集積回路外部のATE218のようなデバ
イスと論理回路の相互通信を可能にするように構成され
たパッド216と電気的に通じている。前述のように、
パッド216のようなパッドには、IC210のための
電気的接点の働きをする物理的または接点サイト220
と、ICのコンポーネントとIC外部のコンポーネント
の間の電気的連絡を可能にする接点サイトと協働するパ
ッド回路構成222とが含まれている。既知のように、
パッド回路構成には、パッドに供給される信号を受信す
るための1つ以上の受信器、及び、外部デバイスに信号
を供給するためのドライバを含むことが可能である。
【0016】さらに、集積回路210には、パッド21
6と直接または間接に電気的に通じる受信器テスト回路
構成224が組み込まれている。詳細に後述するよう
に、受信器テスト回路構成224は、選択されたATE
機能を提供し、それによって、さまざまな構成の集積回
路をテストするための特殊な外部自動テスト装置を不要
にする。留意すべきは、受信器テスト回路構成224
は、図2においてコア212外及びパッド216外にあ
るものとして描かれているが、例えば、テスト回路構成
をコア内またはパッド内に配置するといった、テスト回
路構成224に関する他のさまざまな構成を利用するこ
とも可能である。さらに、テスト回路構成は、テストを
受けるパッド以外のパッド、すなわち、パッド216以
外のパッドを介して、ATEと通じるように構成するこ
とも可能である。
【0017】既述のように、ATEによれば、一般に、
多種多様な集積回路をテストする能力が得られる。しか
し、ある特定のタイプの集積回路をテストするのに、通
常は、所定のATEの全テスト能力を必要とすることは
ない場合が多い。さらに、集積回路のパッド数が、所定
のATEのテスト・チャネル数を超え可能性があり、こ
のため、テスタ・チャネル数を増したATEを利用する
ことが必要になったり、あるいは、例えば、集積回路の
全パッドより少ない数のパッドを同時にテストするとい
った、最適数よりテスト手順を減らして利用することが
必要になる。
【0018】「チップ上(on-chip)」に受信器テスト
回路構成を設けることによって、集積回路210のよう
な集積回路のテストを従来のATEを利用して実現する
ことが可能になり、この結果、一般に、受信器テスト回
路構成によって、従来のATEでは得られないテスト能
力を得ることが可能になる。こうすることによって、所
定のATEでは得られるさまざまな能力を利用しなが
ら、受信器テスト回路構成を用いることにより、所定の
ATEでは提供されない、あるいは、提供することがで
きないテストが可能となる。以上のようにして、本発明
のテスト・システム200によれば、従来のATEに固
有の長所の少なくともいくつかから得られる、例えば、
低コストといった、効率的で有効な集積回路のテストを
さらに容易にし、それと同時に、テスト性能の潜在的な
向上をもたらすことが可能である。
【0019】本発明の受信器テスト回路構成を利用する
と、集積回路のテスト可能なピン数が、必ずしも、AT
Eによって、例えば、既存のATEのテスタ・チャネル
構成によって制限されなくなる。例えば、ATEは、テ
スト中の集積回路のいくつかのパッドに、走査テスト信
号及びリセット信号のような信号を供給し、同時に、他
のパッドでは受信器テスト回路構成にテストをさせたま
まにするといったことが可能になる。さらに、受信器テ
スト回路構成を利用すると、ATEのテスト周波数限界
を超える周波数で集積回路をテストすることが可能にな
る。
【0020】図3に示すように、所定のテスト機能を実
現するための方法として解釈可能な本発明の望ましい実
施態様では、ブロック302で開始され、集積回路の1
つ以上のパッドのドライバが、例えば、ドライバを高イ
ンピーダンス状態にすることによって、ディスエーブル
にされる。その後、ディスエーブルになったドライバの
それぞれの受信器に、アナログ電圧入力が印加される
(ブロック304)。アナログ電圧入力の電圧は、受信
器が所定の入力電圧に適正に応答しているか否かの判定
に適したレベルに設定される。すなわち、アナログ入力
電圧は、受信器の低電圧トリップ・レベル(VIL)以下
のレベル、及び/または、受信器の高電圧トリップ・レ
ベル(VIH)以上のレベルに設定することが可能であ
る。このように印加される場合、アナログ入力電圧は、
受信器にロジック・ロー(「0」)を出力させるレベル
に設定される(すなわち、アナログ電圧入力がVIL以下
になるようにする)か、及び/または、受信器にロジッ
ク・ハイ(「1」)を出力させるレベルに設定される
(すなわち、アナログ電圧入力がVIH以上になるように
する)ことが可能である。以上のように、こういったア
ナログ電圧が、受信器の入力に印加され、適切に対応す
る受信器からの論理出力が識別されない場合(ブロック
306)、その受信器は、欠陥があるとして除去するこ
とが可能である(ブロック308)。
【0021】次に図4を参照して、例えば、集積回路の
受信器の受信器低電圧入力(VIL)及び受信器高電圧入
力(VIH)のような、さまざまな性能特性を求めるため
の本発明の望ましい実施態様について述べることにす
る。図3に描かれた実施態様に関連して既述したよう
に、図4の実施態様も、例えば、ドライバを高インピー
ダンス状態にすることによって、集積回路の1つ以上の
パッドのドライバをディスエーブルにして開始するのが
望ましい(ブロック402)。その後、ディスエーブル
になったドライバのそれぞれの受信器に、アナログ電圧
入力が加えられる(ブロック404)。アナログ電圧入
力の電圧は、受信器が所定の入力電圧に適正に応答して
いるか否かを判定するのに適したレベルに設定されるの
が望ましい。ブロック406において、受信器の出力
が、サンプリングされ、その出力がアナログ電圧入力に
適正に対応するか否かの判定が行われる。ブロック40
8に進むと、特定の求めるべき特性に従って、アナログ
電圧入力は、例えば、既に印加されているアナログ電圧
入力よりも高いかまたは低い電圧に合わせて調整され
る。次に、調整された電圧は、ブロック410に示すよ
うに、受信器に供給することが可能である。例えば、受
信器低電圧入力を判定すべき場合、最初に受信器に印加
するアナログ電圧は、受信器がロジック「ハイ」を出力
するように選択するのが望ましい。次に、アナログ入力
電圧を適切なインクリメントで低下させ、実際の受信器
低電圧入力を設定することが可能である、すなわち、実
際の受信器低電圧入力は、受信器からロジック「ハイ」
の出力を生じることになる最後のアナログ入力電圧と、
受信器からロジック「ロー」の出力を生じることになる
最初のアナログ入力電圧の間に位置することになる。
【0022】次に、ブロック412に示されるように、
調整されたアナログ電圧入力に対応する受信器の出力が
求められる。ブロック414に進むと、それぞれの受信
器のトリップ・レベルが設定されているか否かに関し判
定される。受信器トリップ・レベルが決定されると、プ
ロセスを終了することができる。しかし、受信器トリッ
プ・レベルが決定していなければ、プロセスはブロック
408に戻り、受信器トリップ・レベルが設定されるま
で、前述のように、進行することが可能である。
【0023】次に、本発明の望ましい実施態様が描かれ
ている図5Aを参照する。図5Aに示すように、また、
簡潔に既述したように、集積回路のパッドには、例えば
接点サイト502のような接点サイトと、例えばパッド
回路構成504のような接点サイトに関連したパッド回
路構成との両方が含まれている。回路構成504には、
例えば、リード508によって接点サイト502と電気
的に通じているドライバ506が含まれている。ドライ
バ506は、前述のICコアからのデータ信号510と
ドライバ・イネーブル信号512を受け取るように構成
されている。ドライバ506は、オプションの抵抗器5
16を間に結合して、受信器514にも電気的に相互接
続されている。受信器514は、例えば、リード518
を介して、入力を受信し、例えば、リード520を介し
て、集積回路のICコアに出力を供給するように構成さ
れている。
【0024】図5Aには、本発明の受信器テスト回路構
成530の望ましい実施態様も描かれている。すなわ
ち、受信器テスト回路構成530は、矢印532によっ
て示す受信器入力、及び矢印534によって示す受信器
出力と通じるように構成されている。
【0025】次に図5Bを参照して、受信器テスト回路
構成530の望ましい実施態様についてさらに詳細に述
べることにする。図5Bに描かれているように、受信器
テスト回路構成530の望ましい実施態様には、アナロ
グ・パス・ゲート540と、フリップ・フロップ542
が含まれている。アナログ・パス・ゲート540は、受
信器514の入力と電気的に通じており、フリップ・フ
ロップ542は、受信器514の出力と電気的に通じて
いる。アナログ・パス・ゲート540には、協働してさ
まざまな電圧レベルのアナログ電圧を受信器514に印
加する、NMOSトランジスタ544とPMOSトラン
ジスタ546が含まれている。PMOSトランジスタ5
46と電気的に通じていて、一般に、自動テスト装置か
ら刺激として与えられるTRIP_TEST信号550
を受信するようになっている、インバータ548が、こ
うしたアナログ電圧を助けるために設けられている。例
えば、TRIP_TESTが低すなわち「0」の場合、
アナログ・パス・ゲートはイナクティブであるが、TR
IP_TESTが高すなわち「1」になると、PMOS
トランジスタ及びNMOSトランジスタが、協働して、
アナログ・パス・ゲートをアクティブにし、その結果、
TRIP_IN信号552が受信器514の入力に加え
られることになる。
【0026】TRIP_INアナログ電圧信号を受信す
ると、受信器によって、ロジック・ハイ(「1」)また
はロジック・ロー(「0」)が出力され、これが、さら
に、テスト回路構成のフリップ・フロップ542に供給
される。従って、アナログ電圧は、TRIP_IN信号
と、加えられた制御クロックとに合わせて設定され、そ
して、フリップ・フロップによって記録されたTRIP
_IN信号に対応する値が、後で、フリップ・フロップ
から走査して、評価される。
【0027】次に図6を参照して、受信器テスト回路構
成の実現及び較正を含む本発明のさまざまな態様につい
て、さらに詳細に述べることにする。図6に示すよう
に、本発明の望ましい実施態様600には、複数パッド
を含む集積回路610が組み込まれている。すなわち、
集積回路610には、パッド1〜6(それぞれ、61
2、614、616、618、620、及び、622)
が含まれている。図6に示すように、この集積回路に
は、Test1(630)、Test2(640)、T
est3(650)、Test4(660)、Test
5(670)、及び、Test6(680)のような、
さまざまな受信器テスト回路も組み込まれている。個々
の受信器テスト回路は、それぞれのパッドとさまざまな
構成で電気的に通じている。例えば、回路構成630
は、伝送経路632を介してパッド612と直接通じて
おり(望ましい実施例の場合、経路632は、2つの単
方向経路とすることが可能である)、回路構成640
は、それぞれ、伝送経路642及び644を利用して、
パッド614及び616のそれぞれと通じており、回路
構成650及び回路構成660は、それぞれ、伝送経路
652及び662を介して、それぞれ、パッド618と
電気的に通じており、回路構成670は、それぞれ、伝
送経路672及び674を介して、パッド620及び6
22と通じており、回路構成680は、それぞれ、伝送
経路682及び684を介してではあるが、やはり、パ
ッド620及び622と通じている。以上のように、集
積回路には、さまざまなパッド・タイプ、並びに、個々
のパッドと個々の受信器テスト回路の間における相互連
絡のさまざまな構成を組み込むことが可能である。
【0028】限定のためではなく例証となる例として、
集積回路が、例えば、1つのテスト回路を利用して、似
たタイプの複数パッドをテストするといったように、1
つの受信器テスト回路を用いて複数パッドをテストする
ように構成できる。こうした構成が、Test2によっ
て両方ともテストされる、Pad2及びPad3によっ
て図6に略示されている。
【0029】図6に示すように、ATE602は、さま
ざまな伝送経路構成を利用して、集積回路610のテス
ト回路構成と電気的に通じている。例えば、回路構成6
30は、伝送経路632、パッド612、及び、伝送経
路692を介してATEと通じており、回路構成640
は、伝送経路642、パッド614、及び、伝送経路6
94を介してATEと通じており、回路構成650は、
伝送経路652、パッド618、及び、伝送経路696
を介してATEと通じており、回路構成660は、伝送
経路662、パッド618、及び、伝送経路696を介
してATEと通じており、回路構成670は、伝送経路
674、パッド622、及び、伝送経路698を介して
ATEと通じており、回路構成680は、伝送経路68
2、パッド622、及び、伝送経路698を介してAT
Eと通じている。さらに、さまざまな機能を制御装置8
00(詳細に後述する)によって使用可能にすることが
可能である。
【0030】2つ以上のパッドに関連してテスト機能を
実現するように構成された受信器テスト回路構成を組み
込んだ本発明の代替実施態様が、図7に描かれている。
つまり、図7に描かれた実施態様は、パッド500Aと
パッド500Bの両方に受信器テスト機能を発揮するよ
うになっている。すなわち、パッド500Aには、接点
サイト502A並びに回路構成504Aが組み込まれて
いる。回路構成504Aには、例えば、リード508A
によって接点サイト502Aと電気的に通じているドラ
イバ506Aが含まれており、入力510A及びドライ
バ・イネーブル信号512Aを受信するようになってい
る。ドライバ506Aは、オプションの抵抗器516A
を間に結合して、受信器514Aと電気的に相互接続さ
れている。受信器514Aは、例えば、リード518A
を介して、入力を受信するように構成されており、例え
ば、リード520Aを介して、集積回路のコア(ここで
は、フリップ・フロップ542Aとして示されている)
に出力を供給するように構成されている。
【0031】同様に、パッド500Bには、接点サイト
502B及び回路構成504Bが組み込まれている。回
路構成504Bは、例えば、リード508Bによって接
点サイト502Bと電気的に通じるドライバ506Bを
含んでおり、入力510B及びドライバ・イネーブル信
号512Bを受信するようになっている。ドライバ50
6Bは、オプションの抵抗器516Bを間に結合して、
受信器514Bと電気的に相互接続されている。受信器
514Bは、例えば、リード518Bを介して、入力を
受信するように構成されており、例えば、リード520
Bを介して、集積回路のコア(ここでは、フリップ・フ
ロップ542Bとして示されている)に出力を供給する
ように構成されている。
【0032】アナログ・パス・ゲート540は、受信器
514A及び514Bと電気的に通じている。図5Bに
関連して描かれた実施態様に関連して既述のアナログ・
パス・ゲート540は、受信器514A及び514Bに
さまざまな電圧レベルのアナログ電圧を印加する。従っ
て、アナログ電圧は、アナログ・パス・ゲート540の
TRIP_IN信号と、加えられた制御クロックとに合
わせて設定することが可能であり、フリップ・フロップ
542A及び542Bによって記録された値は、後で、
観測し、評価することが可能である。
【0033】前述のように、本発明は、集積回路をテス
トする自動テスト装置の機能を助けるようになってい
る。これに関して、本発明のいくつかの実施態様は、集
積回路をテストするための受信器テスト・システムを提
供するものと解釈することが可能である。すなわち、受
信器テスト・システムのいくつかの実施態様には、例え
ば、図6のATEのようなATEと組み合わせられた1
つ以上の受信器テスト回路と、例えば、図6の制御装置
800によって実現可能な適切な制御システムとを含
む。制御システムは、ハードウェア、ソフトウェア、フ
ァームウエア、または、それらの組み合わせによって実
現可能である。しかし、望ましい実施態様の場合、制御
システムは、さらに詳述することになる、さまざまなプ
ラットフォーム及びオペレーティング・システムで実行
するように適応させることが可能な、ソフトウェア・パ
ッケージとして実現される。すなわち、制御システムの
望ましい実施態様では、論理機能を実現するための実行
可能な命令の順序付きリストを構成するとともに、命令
実行システムや、装置、デバイス(例えば、コンピュー
タ・ベース・システムや、プロセッサを含むシステム、
さらには、命令実行システムや、装置、デバイスから命
令を取り出し、その命令を実行することが可能なその他
のシステム)によって用いられる、または、それらと組
み合わせて用いられる任意のプログラム自体あるいはコ
ンピュータ読み取り可能記録媒体によって実現すること
が可能である。この文書に関して、「コンピュータ読み
取り可能記録媒体」は、命令実行システム、装置、また
は、デバイスによって用いられる、または、それらと組
み合わせて用いられるプログラムを納め、格納し、通信
し、伝搬し、あるいは、移送することが可能な任意の手
段とすることが可能である。
【0034】コンピュータ読み取り可能記録媒体は、例
えば、それらに制限するわけではないが、電子、磁気、
光学、電磁、赤外線、または、半導体システム、装置、
デバイス、または、伝搬媒体とすることが可能である。
コンピュータ読み取り可能記録媒体のより詳細な例(非
限定的なリスト)には、1つ以上の配線を備えた電気
(電子)接続、携帯用コンピュータ・ディスケット(磁
気)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)(磁
気)、読み取り専用メモリ(ROM)(磁気)、消去可
能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまた
はフラッシュ・メモリ)(磁気)、光ファイバ(光
学)、及び、携帯用コンパクト・ディスク読み取り専用
メモリ(CDROM)(光学)が含まれている。プログ
ラムは、例えば、紙または他の媒体の光学走査を介して
電子的に捕捉し、さらに、コンパイルし、解釈し、また
は、必要があれば、適切なやり方で別様に処理を加え、
さらに、コンピュータ・メモリに記憶することができる
ので、コンピュータ読み取り可能記録媒体は、プログラ
ムが印刷される紙または別の適合する媒体とすることさ
え可能であるという点に留意されたい。
【0035】図8には、本発明の制御システム810
(詳細に後述される)の機能を助け、そのため、例え
ば、図6の制御装置800のようなコントローラとして
用いられる、典型的なコンピュータまたはプロセッサ・
ベース・システムが例示されている。図8に示すよう
に、コンピュータ・システムには、一般に、プロセッサ
812と、オペレーティング・システム816を備えた
メモリ814が含まれている。この場合、メモリ814
は、ランダム・アクセス・メモリまたは読み取り専用メ
モリのような、揮発性及び不揮発性メモリ素子の任意の
組み合わせとすることが可能である。プロセッサ812
は、バスのようなローカル・インターフェイス818を
介して、メモリ814から命令及びデータを受信する。
このシステムには、入力デバイス820及び出力デバイ
ス822も含まれている。入力デバイスの例には、それ
らに制限するわけではないが、シリアル・ポート、スキ
ャナ、または、ローカル・アクセス・ネットワーク接続
を含むことが可能である。出力デバイスの例には、それ
らに制限するわけではないが、ビデオ・ディスプレイ、
USB、または、プリンタ・ポートを含むことが可能で
ある。一般に、このシステムは、それらに制限するわけ
ではないが、HP−UX[商標]、Linux[商標]、U
nix[商標]、Sun Solaris[商標]、また
は、WindowsNT[商標]オペレーティング・シス
テムを含む、いくつかの異なるプラットフォーム及びオ
ペレーティング・システムの任意の1つを実行すること
が可能である。本発明の制御システム810は、その機
能につては後述するが、メモリ814内にあり、プロセ
ッサ812によって実行される。
【0036】図9のフローチャートには、図8に描かれ
た制御システム810の望ましい実施例の機能及び動作
が示されている。これに関して、フローチャートの各ブ
ロックは、指定された1つまたは複数の論理機能を実現
するための1つ以上の実行可能な命令を含むコードのモ
ジュール・セグメントまたは部分を表している。また、
留意すべきは、いくつかの代替実施例では、それぞれの
ブロックに示された機能が、図9に示すものとは異なる
順序で実現される可能性があるという点である。例え
ば、図9に連続して示された2つのブロックは、実際に
は、ほぼ同時に実行される可能性があり、場合によって
は、これらのブロックは、必要とされる機能に従って、
逆の順序で実行される可能性もある。
【0037】図9に示すように、制御システムの機能
(または方法)は、好適には、ブロック910から開始
し、テストを受けるICとATEを電気的に相互接続す
る。ブロック912に進むと、テストを受けるICに対
応するプロファイル・データを受信する。こうしたプロ
ファイル・データには、それらに制限するわけではない
が、とりわけ、ICのタイプに関連した情報、及び/ま
たは、ATE及びICの相互接続に対応する電気的導通
情報(electrical continuity information)を含むこ
とが可能である。プロファイル・データは、例えば、ワ
ークステーションにおけるオペレータ入力の形で、また
は、ATEによってアナログ・テスト回路構成に配信さ
れるテスト開始信号に対する応答として提供されるとい
ったように、多くのやり方で提供可能である。プロファ
イル・データの受信後、適切である場合には、プロセス
は、できればブロック914に進み、データが評価され
る、すなわち、テストの進行が可能であるか否かの判定
が行われる。
【0038】ブロック916では、例えば、受信器トリ
ップ・テストのような受信テストを容易にするのに適し
た信号が、ATEによって、テストを受けるICに加え
られる。ブロック918では、テスト・データが、例え
ばATEによって受信されるが、例えば、テスト・サイ
クルを通じて間欠的に、あるいは、テストの完了後にと
いったように、任意の適合するやり方で受信される。ブ
ロック920では、受信器トリップ・テスト・データが
評価され、次に、ブロック922では、受信器及びその
関連コンポーネントが、所望通りに機能しているか否か
について、判定を行うことができる。受信器が所望通り
に機能していないものと判定されると、プロセスはブロ
ック926に進み、例えば、前述のプロセス・ステップ
910〜922の少なくともいくつかを繰り返すことに
よって、テスト結果を検証することができる。その後、
もう一度、集積回路が所望通りに機能していないと判定
されると、プロセスはブロック928に進むことが可能
になり、その集積回路を除去する。しかし、集積回路が
所望通りに機能しているものと判定されると、プロセス
はブロック924に進み、プロセスを終了する。
【0039】既知のように、ATEを用いて集積回路を
テストする場合、ATEを較正して、正確な測定が行え
ることを確認するのが望ましい。本発明では少なくとも
選択されたATE機能が得られるので、受信器テスト回
路構成の較正も行うべきである。較正の問題を取り扱う
典型的な先行技術による解決法には、テスト回路構成を
自己較正するように設計すること、プロセス、電圧、及
び、温度(PVT)に対して不変であるように、テスト
回路構成を設計すること、テスト回路を全く較正しない
ことが含まれる。テスト回路構成の自己較正に関して、
こうした技法には、潜在的に、集積回路内におけるこう
した回路構成の利用がもはや実際的ではなくなるサイズ
までテスト回路構成のサイズを拡大する欠点を生じさせ
る。テスト回路構成をPVTに対して不変であるように
設計することに関して、こうした不変性を与えること
は、事実上不可能である。例えば、これまで、典型的な
解決法は、いかなるPVTの変動をも容易に特性解明
し、予測できるようにすることであった。さらに、この
技法の場合も、回路構成のサイズをその利用がもはや実
際的ではなくなるサイズまで拡大させる可能性がある。
故意にテスト回路構成を較正しないことについては、こ
うした技法の場合、明らかに、不正確な結果を生じるこ
とになり、そのため、機能が不適正な集積回路の出荷数
を増大させたり、あるいは、適正に機能する集積回路の
出荷が却下される数を増大させたりすることになる可能
性がある。
【0040】本発明の受信器テスト回路構成を較正する
ことが望ましいので、下記の望ましい較正方法は、制限
のためではなく、例証のために示されている。図10に
示すように、受信器テスト回路構成を較正するための望
ましい方法900は、テストを受ける集積回路の指定さ
れたパッドがATEに接続される、ブロック1010か
ら開始するのが望ましい。例えば、パッドのような回路
設計が、IC内において複数回数にわたって用いられる
場合、同じ受信器テスト回路構成が、その回路設計の各
インスタンスと関連づけられるのが望ましい。こうして
構成されると、ブロック910に描かれたように、AT
Eに対するパッドの接続には、回路設計の1つ以上のイ
ンスタンスに対するATEの単なる接続を含むのが望ま
しい。繰り返される回路設計の異なるインスタンスは、
その欠陥のない電気的挙動が同じであると仮定されるの
で、回路設計のATEを接続されるインスタンスに対し
て施される測定は、その回路設計の他のインスタンスで
実現される測定と相関するものと仮定することが可能で
ある。ただし、留意すべきは、ブロックの各同一インス
タンスは、同じ欠陥の内電気的挙動を示すものと仮定さ
れるので、各パッド・タイプの1つの非接続パッドだけ
しか利用する必要がないが、パッドの追加のものを利用
して、追加のエラー検出及び比較に利用することもでき
るという点である。
【0041】ブロック1012に進むと、受信器テスト
回路構成が使用可能になる。この場合、ATEと適合す
る受信器テスト回路構成が両方とも使用可能になると、
例えば、受信器トリップ・レベル(VIH、VIL)のよう
な測定が、ATE及び受信器テスト回路構成の一方また
は両方で実現することが可能になる。従って、ブロック
1014及び1016に描かれているように、プロセス
には、それぞれ、ATEの測定結果を受信するステッ
プ、及び、受信器テスト回路構成の測定結果を受信する
ステップが含まれている。ブロック1018では、AT
Eの測定データと受信器テスト回路構成のデータが適切
に一致して、受信器テスト回路構成の適正な較正が表示
されることになるか否かを判定することが可能である。
しかし、測定結果が一致しないと判定されると、プロセ
スは、ブロック1020に進み、受信器テスト回路構成
の測定結果を調整して、ATEから得られた測定結果と
一致させることができる。その後、プロセスは、ブロッ
ク1014に戻り、受信器テスト回路構成の測定結果が
適切に較正されるまで、前述のように進行することが可
能である。適切な較正が達成されると、プロセスは、ブ
ロック1022に示すように終了することが可能にな
る。
【0042】以上の説明は、例示及び説明のために提示
されたものである。余すところなく述べようとか、開示
の形態にそっくりそのまま制限しようと意図したもので
はない。以上の教示に鑑みて、明白な修正または変更が
可能である。しかし、解説した実施態様は、本発明の原
理及びその適用について最も分かりやすく例示すること
によって、当業者が、さまざまな実施態様、及び、企図
された特定の用途に適したさまざまな修正に本発明を利
用できるようにするために、選択され、解説された。こ
うした修正及び変更は、全て、公正かつ合法的な権利が
与えられる広さに従って解釈した場合、付属の請求項に
よって決まる本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるデジタル自己テスト回路構成を
組み込んだ典型的な集積回路を表す概略図である。
【図2】本発明の望ましい実施態様を表した概略図であ
る。
【図3】本発明の望ましい実施態様の機能を表したフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の望ましい実施態様の機能を表したフロ
ーチャートである。
【図5A】本発明の望ましい実施態様を表した概略図で
ある。
【図5B】本発明の望ましい実施態様を表した概略図で
ある。
【図6】本発明の望ましい実施態様を表した概略図であ
る。
【図7】本発明の望ましい実施態様を表した概略図であ
る。
【図8】本発明の制御装置として利用することが可能な
典型的なプロセッサ・ベースのシステムを表した概略図
である。
【図9】本発明の望ましい実施態様の機能を表したフロ
ーチャートである。
【図10】較正時における本発明の望ましい実施態様の
機能を表したフローチャートである。
【符号の説明】 210 集積回路 216 パッド 218 自動テスト装置 224 テスト回路 500 集積回路 500、500A、500B パッド 514、514A、514B 受信器 516、516A、516B ドライバ 530 テスト回路 540 アナログ・パス・ゲート 610 集積回路 612、614、616、618、620、622 パ
ッド 630、640、650、660、670、680 テ
スト回路
フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 ジェフリー・アール・リアリック アメリカ合衆国コロラド州80526,フォー ト・コリンズ,ネスビット・コート 3206 (72)発明者 ジョン・ジー・ローアボー アメリカ合衆国コロラド州80525,フォー ト・コリンズ,サン・ルイス・ストリート 3173 Fターム(参考) 2G132 AA01 AE18 AE23 AK07 AK15 AK29 AL05 AL32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路(IC)外部のコンポーネント
    のための信号インターフェイスとして構成された第1の
    パッドを備えたICにおいて、前記第1のパッドには、
    該IC外部のあるコンポーネントから信号を受信し、そ
    れに応答して、デジタル信号を送り出すように構成され
    た受信器が設けられている前記ICのテストを行う方法
    であって、 自動テスト装置(ATE)を前記ICに電気的に相互接
    続するステップと、 前記ATEから前記ICに少なくとも1つの刺激を与え
    て、前記ICによって前記第1のパッドの受信器トリッ
    プ・レベル特性を測定するステップと、 前記第1のパッドの受信器トリップ・レベル特性に対応
    する情報を受信するステップとを含んでいる方法。
  2. 【請求項2】 前記受信器トリップ・レベル特性が、前
    記受信器が論理的0を出力する受信器低電圧トリップ・
    レベル(VIL)と、前記受信器が論理的1を出力する受
    信器高電圧トリップ・レベル(VIH)との少なくともい
    ずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ATEから少なくとも1つの刺激を
    与えるステップが、 前記ICのアナログ・パス・ゲートを、前記第1のパッ
    ドの前記受信器に第1のアナログ電圧を供給できるよう
    にするステップと、 前記第1のアナログ電圧に対する前記受信器の応答を判
    定するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ICが、第2のパッドと、それに関
    連した第2の受信器を備えており、 前記少なくとも1つの刺激を与えるステップは、 前記ICのアナログ・パス・ゲートが、前記第1のパッ
    ドの受信器に第1のアナログ電圧を供給し、前記第2の
    パッドの受信器に第2のアナログ電圧を供給することが
    できるようにするステップを含むことを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの刺激を与えるステップ
    は、 前記ATEが前記第1のパッドの受信器に第2のアナロ
    グ電圧を供給できるようにするステップと、 前記ICによって供給される前記第1のアナログ電圧の
    予測値に対応する前記第2のアナログ電圧に対する前記
    受信器の応答を判定するステップとを含むことを特徴と
    する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 集積回路(IC)であって、 前記ICの少なくとも一部と電気的に通じており、第1
    のドライバ、及び、第1の受信器を備えている第1のパ
    ッドであって、前記第1のドライバは、IC外部のコン
    ポーネントに第1のパッド出力信号を供給するように構
    成され、前記第1の受信器は、前記IC外部のコンポー
    ネントから第1のパッド入力信号を受信し、前記第1の
    パッド入力信号に応答して、第1の受信器デジタル出力
    信号を前記IC内部のコンポーネントに供給するように
    構成されている、前記第1のパッドと、 前記IC内部において、前記第1のパッドの前記第1の
    受信器に関する少なくとも1つの受信器トリップ・レベ
    ル特性に対応する情報を提供するようになっている第1
    のテスト回路とを含むIC。
  7. 【請求項7】 前記受信器トリップ・レベル特性は、前
    記第1の受信器が論理的0を出力する受信器低電圧トリ
    ップ・レベル(VIL)と、前記第1の受信器が論理的1
    を出力する受信器高電圧トリップ・レベル(VIH)との
    少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項6
    に記載のIC。
  8. 【請求項8】 前記第1のテスト回路は、自動テスト装
    置(ATE)から少なくとも1つの刺激を受け、それに
    応答して、前記第1のテスト回路が、前記第1のパッド
    の前記第1の受信器にアナログ電圧を供給するように構
    成されていることを特徴とする、請求項6に記載のI
    C。
  9. 【請求項9】 集積回路(IC)であって、 前記ICの少なくとも一部と電気的に通じており、第1
    のドライバ、及び、第1の受信器を備えている第1のパ
    ッドであって、前記第1のドライバは、IC外部のある
    コンポーネントに第1のパッド出力信号を供給するよう
    に構成され、前記第1の受信器は、前記IC外部のコン
    ポーネントから第1のパッド入力信号を受信し、前記第
    1のパッド入力信号に応答して、第1の受信器デジタル
    出力信号を前記IC内部のコンポーネントに供給するよ
    うに構成されている、前記第1のパッドと、 前記第1のパッドの前記第1の受信器に関する少なくと
    も1つの受信器トリップ・レベル特性に対応する情報を
    提供するための手段とを含むIC。
  10. 【請求項10】 受信器トリップ・レベル特性を測定す
    るためのシステムであって、 ICと電気的に相互接続されて、前記ICに少なくとも
    1つの刺激を与えるように構成されている自動テスト装
    置(ATE)と、 第1のドライバ、第1の受信器、及び、第1のテスト回
    路が設けられた第1のパッドを備える集積回路(IC)
    であって、前記第1のドライバは、前記ATEに第1の
    パッド出力信号を供給するように構成され、前記第1の
    受信器は、前記ATEから第1のパッド入力信号を受信
    し、前記第1のパッド入力信号に応答して、第1の受信
    器デジタル出力信号を前記IC内部のコンポーネントに
    供給するように構成され、前記第1のテスト回路が、前
    記ATEと電気的に通じていて、前記ATEからの前記
    少なくとも1つの刺激の受信に応答して、前記第1のパ
    ッドの前記第1の受信器に関する少なくとも1つの受信
    器トリップ・レベル特性に対応する情報を前記ATEに
    提供するように構成されている、前記ICとを含むこと
    を特徴とするシステム。
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