JP2002220912A - 装飾布帛パネル取付構造 - Google Patents

装飾布帛パネル取付構造

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JP2002220912A
JP2002220912A JP2001016421A JP2001016421A JP2002220912A JP 2002220912 A JP2002220912 A JP 2002220912A JP 2001016421 A JP2001016421 A JP 2001016421A JP 2001016421 A JP2001016421 A JP 2001016421A JP 2002220912 A JP2002220912 A JP 2002220912A
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panel
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fabric panel
projection
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JP2001016421A
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Shinichiro Konaka
進一朗 小仲
Masanao Izutsu
聖直 井筒
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾布帛パネルの周縁を一直線上に揃えて施
工し易くし、施工後に汚損されたときは随時取り外して
清掃し取り替えることが出来るようにする。 【解決手段】 鉛直に壁面下地11に固定した軸材12
に装飾布帛パネル23を取り付けて施工する。最上段パ
ネル13と装飾布帛パネル23の背面と、軸材12の正
面には互いに係合する突起(14・24)と嵌合部(1
5・25)を設ける。最上段パネル13と軸材12の突
起14と嵌合部15は前後嵌合・上下左右密着係合構造
とする。下側の装飾布帛パネル23と軸材12の突起2
4と嵌合部25は前後嵌合・下方移動ロック係合構造と
する。装飾布帛パネル23は、絵柄の一部の分割絵柄を
描出した布帛32で平板なフレーム31を被覆して構成
する。その装飾布帛パネル23の分割絵柄によって連続
した絵柄を壁面に再現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板なフレームの
表面を装飾性布帛で被覆して作成した装飾布帛パネルに
よって壁面を装飾する装飾布帛パネルの工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】壁面装飾に使用されるタイルは、隣合う
タイルとタイルの間に目地(隙間)を設けて壁面下地に
接着固定し、その後、目地にコーキングを施して施工さ
れる。装飾布帛パネルの壁面への施工は、タイルの工法
に準じて行われ、先ず、装飾布帛パネルの寸法に応じた
取付区画を水糸等によって壁面下地に設定し、その各取
付区画毎に装飾布帛パネルが1枚づつ釘打ち、或いは、
接着固定される。しかし、装飾布帛パネルは、表面が布
帛で構成さているので、隣合う装飾布帛パネルと装飾布
帛パネルの間にコーキングを施すことは出来ず、又、隣
合う装飾布帛パネルと装飾布帛パネルの間に目地を設け
たのでは、装飾布帛特有の温かみのある豪華な壁面には
仕上がらない。装飾布帛パネルには、無地物と柄物があ
り、無地物だけを施工する場合や無地物の中に柄物を配
置する場合もあるが、特に、絵柄のサイズが大きく一枚
の布帛に再現することが出来ず、それを複数枚の装飾布
帛に分割して織成し、その分割絵柄を描出した複数枚の
装飾布帛をパネル化した装飾布帛パネルでは、絵柄を連
続した一枚の布帛に描出したかのように再現することが
要求されるので、隣合う装飾布帛パネル間に目地を設け
ることは出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで隣合う装飾布帛
パネルの周縁を密着させて施工することになるが、その
周縁が縦横に一直線上に揃うように突き合わせて施工す
ることは難しく、特に、サイズの大きい絵柄を分割絵柄
を描出した装飾布帛パネルでは、一箇所の周縁の不揃い
は全体の柄ズレとなる。仮に、絵柄を連続した一枚の布
帛に描出したようには再現し得たとしても、その後何れ
かの装飾布帛パネルが汚損された場合、隣合う装飾布帛
パネルの周縁が密着しているが故に、その汚損された装
飾布帛パネルだけを取り出して清掃したり取り替えるこ
とは極めて困難になる。しかし装飾布帛パネルは、タイ
ルと異なり、汚れやすく、自由に洗浄することは出来な
いので、汚損された装飾布帛パネルを取り外さなければ
ならないと言うことは、屡々起こり得ることである。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、装飾布帛パネルの周縁
を一直線上に揃えて施工し易くすることを第1の目的と
する。本発明の第2の目的は、施工後に汚損されたと
き、専門業者によらず一般ユーザーである素人でも随時
それを取り外して清掃し取り替えることが出来るように
することである。本発明の第3の目的は、そのように取
外・取替を自由に出来るようにすることによって、無地
物の装飾布帛パネルの中にポイント柄として柄物の装飾
布帛パネルの配置した場合や、柄物の装飾布帛パネルの
周囲を無地物の装飾布帛パネルで縁取るように施工した
場合に、その柄物の装飾布帛パネルを取り替え、或い
は、配置を変えて、季節に応じた美観を楽しむことが出
来るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における装飾布帛
パネル取付構造の第1の特徴は、(1) 長さ方向を水
平方向又は鉛直方向に向けて壁面下地11に固定された
複数本の各軸材12のそれぞれに複数個の装飾布帛パネ
ル23が左右の側縁を水平方向又は鉛直線上に揃えて係
脱可能に取り付けられており、(2) 装飾布帛パネル
23の背面と軸材12の正面の何れか一方には突起24
が突設され、その何れか他方にはその突起24が嵌合す
る嵌合部25が設けられており、(3) それらの突起
24と嵌合部25は、装飾布帛パネル23の正面に直交
する前後方向に挿抜自在に嵌合すると共に、その嵌合状
態において装飾布帛パネル23を軸材12の長さ方向に
移動させるとき装飾布帛パネル23の正面に直交する前
後方向において挿抜不能に係合してロック(固定)され
る前後嵌合・移動ロック係合構造を成している点にあ
る。
【0006】本発明における装飾布帛パネル取付構造の
第2の特徴は、(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁
面下地11に固定された複数本の各軸材12のそれぞれ
に複数個の装飾布帛パネル23が左右の側縁を鉛直線上
に揃えて係脱可能に取り付けられており、(2) それ
らの装飾布帛パネル23の上側には、それらの装飾布帛
パネル23とは軸材12に対する係合構造の異なる最上
段パネル13が各軸材12に係脱可能に取り付けられて
おり、(3) 最上段パネル13と下側の全ての装飾布
帛パネル23それぞれの背面と、軸材12の正面の何れ
か一方に突起(14・18・24)が突設され、それら
のパネル13・23の背面と軸材12の正面の何れか他
方に、それらの突起(14・18・24)が嵌合する嵌
合部(15・19・25)が設けられており、(4)
最上段パネル13と軸材12の突起14と嵌合部15
は、パネル13の正面に直交する前後方向に挿抜自在、
且つ、鉛直方向と水平方向には密着して嵌合する前後嵌
合・上下左右密着係合構造を成し、(5) 下側の装飾
布帛パネル23と軸材12の突起24と嵌合部25は、
装飾布帛パネル23の正面に直交する前後方向に挿抜自
在に嵌合すると共に、その嵌合状態において鉛直方向に
移動可能であり、装飾布帛パネル23の下方への移動に
よって係合して前後方向に挿抜不能にロック(固定)さ
れる前後嵌合・下方移動ロック係合構造を成している点
にある。
【0007】本発明における装飾布帛パネル取付構造の
第3の特徴は、(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁
面下地11に固定された複数本の各軸材12のそれぞれ
に複数個の装飾布帛パネル23が左右の側縁を鉛直線上
に揃えて係脱可能に取り付けられており、(2) それ
らの装飾布帛パネル23の上側には、それらの装飾布帛
パネル23とは軸材12に対する係合構造の異なる最上
段パネル13が各軸材12に係脱可能に取り付けられて
おり、(3) 最上段パネル13と下側の全ての装飾布
帛パネル23それぞれの背面と、軸材12の正面の何れ
か一方に突起(14・18・24)が突設され、それら
のパネル13・23の背面と軸材12の正面の何れか他
方に、それらの突起(14・18・24)が嵌合する嵌
合部(15・19・25)が設けられており、(4)
最上段パネル13と軸材12の突起14と嵌合部15
は、最上段パネル13の正面に直交する前後方向に挿抜
自在、且つ、鉛直方向と水平方向には密着して嵌合する
前後嵌合・上下左右密着係合構造を成し、(5) 下側
の装飾布帛パネル23と軸材12の突起24と嵌合部2
5は、装飾布帛パネル23の正面に直交する前後方向に
挿抜自在に嵌合すると共に、その嵌合状態において鉛直
方向に移動可能であり、装飾布帛パネル23の下方への
移動によって係合して前後方向に挿抜不能にロック(固
定)される前後嵌合・下方移動ロック係合構造を成し、
(6) 装飾布帛パネル23が、絵柄の一部の分割絵柄
の描出された装飾布帛32によって平板なフレーム31
の表面を被覆して構成されており、(7) 軸材12に
取り付けられた全ての装飾布帛パネル23によって、壁
面下地11の表面に、各装飾布帛パネル23の分割絵柄
が連続した絵柄が再現されている
【0008】本発明における装飾布帛パネル取付構造の
第4の特徴は、(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁
面下地11に固定された複数本の各軸材12のそれぞれ
に複数個の装飾布帛パネル23が左右の側縁を鉛直線上
に揃えて係脱可能に取り付けられており、(2) それ
らの鉛直方向に向けて壁面下地11に固定されて水平方
向に並んだ複数本の軸材12の上端の上側に、長さ方向
を水平方向に向けて壁面下地11に固定された軸材12
に複数個の最上段パネル13が、それぞれの下縁を下側
の装飾布帛パネル23の上縁に密着させ且つ水平線上に
揃えて係脱可能に取り付けられており、(3) 装飾布
帛パネル13・23の背面と軸材12の正面の何れか一
方には突起24が突設され、その何れか他方にはその突
起24が嵌合する嵌合部25が設けられており、(4)
それらの突起24と嵌合部25は、装飾布帛パネル1
3・23の正面に直交する前後方向に挿抜自在に嵌合す
ると共に、その嵌合状態において装飾布帛パネル13・
23を軸材12の長さ方向に移動させるとき装飾布帛パ
ネル13・23の正面に直交する前後方向において挿抜
不能に係合してロック(固定)される前後嵌合・移動ロ
ック係合構造を成しており、(5) 水平方向に向けて
壁面下地11に固定された軸材12に取り付けられた複
数個の最上段パネル13の中の一端に取り付けられる最
終最上段パネル13aの背面と軸材12の正面に設けら
れる突起14(18)と嵌合部15(19)が、最終最
上段パネル13aの正面に直交する前後方向に挿抜自
在、且つ、鉛直方向と水平方向には密着して嵌合する前
後嵌合・上下左右密着係合構造を成している点にある。
【0009】本発明における装飾布帛パネル取付構造の
第5の特徴は、(1) 長さ方向を水平方向に向けて壁
面下地11に固定された複数本の各軸材12のそれぞれ
に複数個の装飾布帛パネル23が上縁と下縁を水平線上
に揃えて係脱可能に取り付けられており、(2) それ
らの水平方向に向けて壁面下地11に固定されて鉛直方
向に並んだ複数本の軸材12の端末の外側に、長さ方向
を鉛直方向に向けて壁面下地11に固定された軸材12
に複数個の装飾布帛パネル23aが、それぞれの側縁を
端末の装飾布帛パネル23の側縁に密着させ且つ鉛直線
上に揃えて係脱可能に取り付けられており、(3) 装
飾布帛パネル23・23aの背面と軸材12の正面の何
れか一方には突起24が突設され、その何れか他方には
その突起24が嵌合する嵌合部25が設けられており、
(4) それらの突起24と嵌合部25は、装飾布帛パ
ネル23・23aの正面に直交する前後方向に挿抜自在
に嵌合すると共に、その嵌合状態において装飾布帛パネ
ル23・23aを軸材12の長さ方向に移動させるとき
装飾布帛パネル23・23aの正面に直交する前後方向
において挿抜不能に係合してロック(固定)される前後
嵌合・移動ロック係合構造を成しており、(5) 鉛直
方向に向けて壁面下地11に固定された軸材12に取り
付けられる端列の複数個の装飾布帛パネル23aの中の
最上段に最終に取り付けられる最上段パネル13aの背
面と軸材12の正面に設けられる突起14(18)と嵌
合部15(19)が、最終最上段パネル13aの正面に
直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直方向と水平方
向には密着して嵌合する前後嵌合・上下左右密着係合構
造を成している点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において「平板なフレー
ム」とは、拡布された布帛によって表面が被覆されて装
飾され、その被覆する布帛を拡布された状態に保持する
板状、タイル状、枠状、或いは、柵状などの一定の形状
を有する布帛の支持体を意味し、出隅や入隅のように曲
折した壁面下地や彎曲した壁面下地に取り付けられる装
飾布帛パネル23・23aや最上段パネル13に使用さ
れるものでは壁面下地の表面形状に応じて布帛が曲折或
いは彎曲した状態で保持される形状を有する支持体であ
ってもよく、又、その被覆して装飾する布帛の表面に起
伏のある立体的彫刻模様を描出する場合には、その立体
的彫刻模様に応じた起伏が「平板なフレーム(支持
体)」に付けられる。複数本の軸材12は、縦長にして
壁面下地11に固定される場合と、横長にして壁面下地
11に固定される場合があるが、先ず始めに、複数本の
軸材12を縦長にして壁面下地11に固定して装飾布帛
パネル23を取り付ける場合を例にとって具体的に説明
する。
【0011】装飾布帛パネル23の高さと幅は全て一定
にし、左右隣合う軸材12に取り付けられる装飾布帛パ
ネル23・23の上縁と下縁を水平方向に揃えるとよ
い。最上段パネル13は、装飾布帛パネル23と同様
に、絵柄の一部の分割絵柄の描出された装飾布帛32に
よって平板なフレーム31の表面を被覆して構成するこ
とが出来る。しかし、壁面下地11に配置される複数個
の装飾布帛パネル23の合計寸法の都合上、最上段パネ
ル13の縦の寸法が極端に短くなる場合には、装飾布帛
パネル23の施工された壁面を上縁を縁取る縁取材とし
て、装飾布帛パネル23の表面を被覆する装飾布帛32
とは異なる化粧材によって表面を被覆して最上段パネル
13を構成することも出来る。
【0012】最上段パネルと軸材の突起14は、その先
端の周側面が隆起した矢形(↑)にし、嵌合部15の内
部にその隆起16を把持するクリップ17を設け、クリ
ップ17によって突起14が弾性的に係脱自在に把持さ
れるようにするとよい(図3)。そのように突起14の
先端に隆起16を設け、嵌合部15の内部にクリップ1
7を設けるときは、それらの突起14と嵌合部15とは
別に、それらの隆起16やクリップ17を有しない第2
突起18と第2嵌合部19を最上段パネル13と軸材1
2に設けるとよい(図3)。更に、図4の上側に円で囲
んで拡大して図示するように、その隆起16を有する第
1突起14とクリップ17を有する第1嵌合部15を縦
長か横長にし、それらの係合状態において第1突起14
の周側面と第1嵌合部15の周縁が密着せず、それらの
間に隙間が出来るようにすると、第1突起14と第1嵌
合部15が嵌合し易く、隆起16とクリップ17が係合
し易くなる。そうすると、第2突起18と第2嵌合部1
9が前後嵌合・上下左右密着係合構造になり、第1突起
14と第1嵌合部15によって第2突起18と第2嵌合
部19が弾性的に係止される。クリップ17には、鋼
(バネ)やプラスチックの線条や薄板等の弾性材料が使
用される。そのように最上段パネル13と軸材12を前
後嵌合・上下左右密着係合構造にするには、雌雄対応す
るホックや面ファスナー、即ち、先端鉤状カットパイル
布帛を突起とし、先端輪奈状ループパイル布帛を嵌合部
とし、その雌雄何れか一方の部材を最上段パネル13の
背面に、それに対応する雌雄何れか他方の部材を軸材1
2の正面に、それぞれ向かい合わせに取り付けることも
出来る。
【0013】下側の装飾布帛パネル23と軸材12の突
起24と嵌合部25の前後嵌合・下方移動ロック係合構
造は、突起24の先端の周縁に、その周側面26から突
き出て水平方向か鉛直方向に食み出た舌片27を付設す
る一方、その舌片27に向き合う方向に嵌合部25の周
縁を突き出して鍔28を形成し、装飾布帛パネル23を
下方に移動するときは舌片27と鍔28が係合して装飾
布帛パネル23が軸材12にロックされ、その装飾布帛
パネル23を上方に移動するとき舌片27が鍔28から
外れてロックが解除されるようにする。図5〜8は、装
飾布帛パネル23と軸材12の突起24と嵌合部25の
前後嵌合・下方移動ロック係合構造の具体例を図示する
ものである。
【0014】図5に示す突起24は装飾布帛パネル23
の背面に突設されており、その先端の周側面26が舌片
27によってリンク状に縁取られている。嵌合部25は
軸材12の正面に穿設された長孔になっている。この長
孔(25)の上部は突起24の舌片27が遊嵌する程度
の広い開口になっており、その広い開口の下側に続く部
分は突起24の根元部分の周側面26に密着する程度の
狭い溝29になっており、その溝29の左右の溝縁が舌
片27の係合する鍔28・28を構成している。
【0015】図6に示す突起24は軸材12の正面に突
設されており、嵌合部25は装飾布帛パネル23の背面
に穿設された長孔になっている。この具体例では、図5
に図示する具体例とは逆に、長孔(25)の下部が突起
24の舌片27が遊嵌する程度の広い開口になってお
り、その広い開口の上側に続く部分が突起24の根元部
分の周側面26に密着する程度の狭い溝29になってお
り、その溝29の左右の溝縁が舌片27の係合する鍔2
8・28を構成している。
【0016】図7に示す突起24は装飾布帛パネル23
の背面に突設されており、その先端から下向きに舌片2
7が突き出ている。嵌合部25は軸材12の正面に穿設
された長孔になっており、その長孔の周囲は舌片27を
含む突起24の先端面の全体の輪郭と同じ形状に縁取ら
れている。この長孔(25)の下縁が舌片27と係合す
る鍔28を構成しており、長孔(25)に嵌め込んだ突
起24(装飾布帛パネル23)を下方に移動するとき、
突起24の根元部分が長孔(25)の下縁に当たって止
まり、そのとき突起24の舌片27が長孔(25)の下
縁(鍔28)に係合する。
【0017】図8に示す突起24は軸材12の正面に突
設されており、嵌合部25は装飾布帛パネル23の背面
に穿設された長孔になっており、その長孔の周囲は舌片
27を含む突起24の先端面の全体の輪郭と同じ形状に
縁取られている。この具体例では、図7に図示する具体
例とは逆に、この長孔(25)の上縁が舌片27と係合
する鍔28を構成しており、突起24を嵌め込んだ長孔
25(装飾布帛パネル23)を下方に移動するとき、長
孔(25)の上縁が突起24の根元部分に当たって止ま
り、そのとき長孔(25)の上縁(鍔28)が突起24
の舌片27に係合する。
【0018】突起25は、ビス20によってパネル23
や軸材12に取り付けられる。軸材12は、ビス30に
よって壁面下地11に取り付けることが出来る。上記図
3〜図8に示す具体例では、軸材12には縦一列に配列
されるパネル13・23の配列の長さの軸芯が真っ直ぐ
通った角パイプが使用され、嵌合部15・19・25は
角パイプや装飾布帛パネル23(13)の背面板に穿設
された孔として構成されている。しかし、軸材12は角
パイプに限定されず、I型断面形材、H型断面形材、コ
型断面形材、細幅平板等を軸材12に使用することが出
来る。I型断面形材、H型断面形材、コ型断面形材、細
幅平板等のように側縁が平板に突き出た材料を軸材12
に使用する場合には、その側縁を切り欠いた切欠溝35
として嵌合部15を形成することが出来る(図9と図1
0)。
【0019】切欠溝35の側縁には、側縁の外側に向け
た傾斜(図9)や段差(図10)を付ける。つまり、切
欠溝35の深さ(水平方向における寸法)を変化させ
る。一方、突起24の側面には、その切欠溝35の最も
深い部分(大きく・深く切り欠かれた部分)に直角(前
後方向)に向けて嵌合する舌片37を、その舌片37を
軸材12の正面や装飾布帛パネル23(13)の背面に
平行に向け、その舌片37の側縁を切欠溝35の深さ方
向に突き出し、且つ、舌片37と軸材12の正面或いは
装飾布帛パネル23(13)の背面の間に切欠溝35の
側縁の厚みに応じた隙間を設けて付設する。そうする
と、舌片37を切欠溝35に嵌め込んでから、舌片37
が切欠溝35が浅くなる上下方向に移動するとき、その
浅くなった切欠溝35の側縁に舌片37が係合し、切欠
溝35と舌片37の間が前後方向にロックされることに
なる。
【0020】そのような切欠溝35は、軸材12を鉛直
方向に配置される複数個の装飾布帛パネルの配列の1列
につき2本の割合で壁面下地11に取り付ける場合、そ
の左側の軸材12aの左側縁と右側の軸材12bの右側
縁に設ければよく、左右の各軸材12a・12bの左右
側縁に切欠溝35を設けることは必ずしも必要とされな
い(図10)。
【0021】上記は、複数本の軸材12を全て縦長にし
て壁面下地11に固定して装飾布帛パネル23を取り付
ける場合の説明であるが、それらの縦長に並んだ複数本
の軸材12の上端の上側に水平方向に横長に固定した軸
材12に複数個の最上段パネル13を取り付ける場合
(図11)、および、複数本の軸材12を横長にして上
下に並べて壁面下地11に固定して装飾布帛パネル23
を取り付ける場合(図12)も同様である。
【0022】即ち、縦長に並んだ複数本の軸材12の上
端の上側に水平方向に横長に固定した軸材12に複数個
の最上段パネル13を取り付ける場合(請求項4)、そ
の水平方向に向けて壁面下地11に固定された軸材12
に取り付けられた複数個の最上段パネル13の中の一端
に取り付けられる最終最上段パネル13aの背面と軸材
12の正面に設けられる突起14(18)と嵌合部15
(19)を、図3に図示する如く、最終最上段パネル1
3aの正面に直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直
方向と水平方向には密着して嵌合する前後嵌合・上下左
右密着係合構造にする。そのようすると、その最終最上
段パネル13aを取り外さない限り、最上段パネル13
は左右に移動して軸材12から外れることがなく、又、
それらの最上段パネル13・13aが取り外されない限
り、その下側の装飾布帛パネル23が上下に移動して縦
長の各軸材12から外れることはない。このように1個
の最終最上段パネル13aによって、全ての装飾布帛パ
ネル23が軸材12にロックされることになる。図11
は、軸材12と装飾布帛パネル23の配置関係を図示
し、矢印は、軸材12に取り付ける際の装飾布帛パネル
23の移動方向を示す。
【0023】又、複数本の軸材12を横長にして上下に
並べて壁面下地11に固定して装飾布帛パネル23を取
り付ける場合(請求項5)には、それらの鉛直方向に並
んだ複数本の軸材12の端末の外側に、長さ方向を鉛直
方向に向けて軸材12を縦長に壁面下地11に固定し、
横長の複数本の各軸材12に装飾布帛パネル23を取り
付けてから、縦長の軸材12に装飾布帛パネル23aを
上記の通り順次取り付け、その縦長の軸材12に最終に
取り付けられる最上段パネル13aの背面と軸材12の
正面に設けられる突起14(18)と嵌合部15(1
9)を、図3に図示する如く、最終最上段パネル13a
の正面に直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直方向
と水平方向には密着して嵌合する前後嵌合・上下左右密
着係合構造にする。そのようすると、その最終最上段パ
ネル13aを取り外さない限り、端列の装飾布帛パネル
23aは上下に移動して縦長の軸材12から外れること
がなく、又、それら端列の装飾布帛パネル13a・23
aが取り外されない限り、それに隣合う左右の装飾布帛
パネル23が左右に移動して横長の各軸材12から外れ
ることはない。このように1個の最終最上段パネル13
aによって、全ての装飾布帛パネル23が軸材12にロ
ックされることになる。図12は、軸材12と装飾布帛
パネル23の配置関係を図示し、矢印は、軸材12に取
り付ける際の装飾布帛パネル23の移動方向を示す。
【0024】図5と図6に図示する溝29の長さ、或い
は、図9と図10に図示する切欠溝38の長さを、軸材
を縦長に壁面下地11に固定する場合は、最下段の装飾
布帛パネル23から最上段の装飾布帛パネル23にかけ
て下側から上側に行くに従って漸次長くすれば、最下段
の装飾布帛パネル23を取り外せる程度に縦一列の全て
の装飾布帛パネル23を上側に移動させても、最下段の
装飾布帛パネル23より上の装飾布帛パネル23が軸材
12から外れることがなく、最下段の装飾布帛パネル2
3だけを取り外すことが出来る。同様に、軸材12を横
長に壁面下地11に固定する場合も、それらの溝29や
切欠溝38の長さを、端列の装飾布帛パネル13a・2
3aに行くに従って漸次長くすれば、その端列の装飾布
帛パネル13a・23aの反対側の装飾布帛パネル23
を取り外せる程度に横一列の全ての装飾布帛パネル23
を水平方向に移動させても、その全ての装飾布帛パネル
23が軸材12から外れることがなく、その端列の装飾
布帛パネル13a・23aの反対側の装飾布帛パネル2
3だけを取り外すことが出来る。そのように、突起24
が嵌合する嵌合部25の溝29や切欠溝38の長さを、
軸材12の一端から他端にかけて漸次長く、或いは漸次
短くすると、他の装飾布帛パネル23を軸材12から外
すことなく、必要とする装飾布帛パネル23だけを軸材
12から取り外すことが出来、装飾布帛パネル23の取
替えが楽になる。尚、C型断面のチャンネル型カーテン
レールのように、本発明の溝29に該当する溝が全長に
わたって形成されているC型断面形材(チャンネル材・
C形鋼)を軸材12に使用する場合には、軸材12の長
さ方向に連続して形成される嵌合部の広い開口(25)
と開口(25)の間隔を軸材12の一端から他端にかけ
て漸次長く、或いは漸次短くすることになる。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、装飾布帛パネルを軸材
に押し付けて軸材の長さに移動すると、それらの突起2
4と嵌合部25が係合して装飾布帛パネル23が軸材1
2に固定され、その後、最終最上段パネル13・13a
を軸材12に押しつけると、それらの突起14(19)
と嵌合部15(19)が密着嵌合し、最終最上段パネル
13・13aによって装飾布帛パネル23の移動が止め
られ、全ての装飾布帛パネル23が軸材12に固定(ロ
ック)される。その最終最上段パネル13・13aを手
前に引けば軸材12から外れて下側の装飾布帛パネル2
3のロック状態が解除されることになるが、その最終最
上段パネル13・13aは手の届き難い高所に取り付け
られるので、格別の理由がなけれは手に触れることはな
く、壁面に施工される全ての装飾布帛パネル23が安全
に係止される。
【0026】一部の装飾布帛パネル23に汚損その他の
理由で取り外す必要が生じたときは、軸材に最後に取り
付けられた最終最上段パネル13・13aを手前に引い
て外し、装飾布帛パネル23を順次取付方向の逆方向に
移動すれば、それらの突起24と嵌合部25が外れ、そ
の清掃や取替を必要とする装飾布帛パネル23を取り外
すことが出来る。その場合、最終最上段パネル13・1
3aは、その自重が作用して落下する手前側に引けば、
軸材12から取り外すことが出来、その取り外しに格別
な工具を要せず、簡便に取り外すことが出来る。このた
め、装飾布帛パネルが汚損したときは、専門業者によら
ず一般ユーザーである素人でも随時それを取り外して清
掃し取り替えることが出来、又、随時装飾布帛パネルを
取り替えたり配置を変えて季節に応じた美観を楽しむこ
とが出来る。
【0027】軸材を縦長に壁面下地11に固定する場
合、装飾布帛パネル23は、それに自重が作用して吊り
下げられる鉛直方向に移動方向させて軸材12に取り付
けられることになり、その取付時に移動させる突起24
と嵌合部25との相対的移動距離が極僅かでも、軸材1
2に確り固定され、その自重の作用する方向と突起24
と嵌合部25の相対的移動方向と軸材12の長さ方向と
装飾布帛パネル23の側縁の連続方向が一致するので、
装飾布帛パネル23が軸材12に沿って縦1列に整然と
並び、各装飾布帛パネル23に描出された分割絵柄が連
続し、恰も一枚の布帛に描出したかのように大きな絵柄
を壁面に再現することが出来る。このため、織機の織幅
に制限されて1枚の紋織物に描出することが出来ない構
図の大きい絵柄を、小幅の紋織物に分割絵柄として描出
せざるを得ない場合に頗る好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾布帛パネルの施工された壁面
の斜視図である。
【図2】本発明に係る装飾布帛パネルの施工された壁面
の正面斜視図である。
【図3】本発明に係る軸材の要部斜視図である。
【図4】本発明に係る軸材の正面図であり、その一部を
円で囲んで拡大して図示している。
【図5】本発明に係る軸材の要部斜視図である。
【図6】本発明に係る装飾布帛パネルと軸材の要部組立
斜視図である。
【図7】本発明に係る軸材の要部斜視図である。
【図8】本発明に係る装飾布帛パネルと軸材の要部組立
斜視図である。
【図9】本発明に係る軸材の要部斜視図である。
【図10】本発明に係る軸材の壁面下地に取り付けられ
た状態での斜視図である。
【図11】本発明に係る装飾布帛パネルの施工された壁
面の正面図である。
【図12】本発明に係る装飾布帛パネルの施工された壁
面の正面図である。
【符号の説明】
11 壁面下地 12 軸材 13 最上段パネル 14 突起 15 嵌合部 16 隆起 17 クリップ 18 第2突起 19 第2嵌合部 20 ビス 23 装飾布帛パネル 24 突起 25 嵌合部 26 周側面 27 舌片 28 鍔 29 溝 30 ビス 31 フレーム 32 布帛 35 切欠溝 36 溝縁 37 舌片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 長さ方向を水平方向又は鉛直方向
    に向けて壁面下地(11)に固定された複数本の各軸材
    (12)のそれぞれに複数個の装飾布帛パネル(23)
    が左右の側縁を水平方向又は鉛直線上に揃えて係脱可能
    に取り付けられており、(2) 装飾布帛パネル(2
    3)の背面と軸材(12)の正面の何れか一方には突起
    (24)が突設され、その何れか他方にはその突起(2
    4)が嵌合する嵌合部(25)が設けられており、
    (3) それらの突起(24)と嵌合部(25)は、装
    飾布帛パネル(23)の正面に直交する前後方向に挿抜
    自在に嵌合すると共に、その嵌合状態において装飾布帛
    パネル(23)を軸材(12)の長さ方向に移動させる
    とき装飾布帛パネル(23)の正面に直交する前後方向
    において挿抜不能に係合してロック(固定)される前後
    嵌合・移動ロック係合構造を成している装飾布帛パネル
    取付構造。
  2. 【請求項2】(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁面
    下地(11)に固定された複数本の各軸材(12)のそ
    れぞれに複数個の装飾布帛パネル(23)が左右の側縁
    を鉛直線上に揃えて係脱可能に取り付けられており、
    (2) それらの装飾布帛パネル(23)の上側には、
    それらの装飾布帛パネル(23)とは軸材(12)に対
    する係合構造の異なる最上段パネル(13)が各軸材
    (12)に係脱可能に取り付けられており、(3) 最
    上段パネル(13)と下側の全ての装飾布帛パネル(2
    3)それぞれの背面と、軸材(12)の正面の何れか一
    方に突起(14・18・24)が突設され、それらのパ
    ネル(13・23)の背面と軸材(12)の正面の何れ
    か他方に、それらの突起(14・18・24)が嵌合す
    る嵌合部(15・19・25)が設けられており、
    (4) 最上段パネル(13)と軸材(12)の突起
    (14)と嵌合部(15)は、パネル(13)の正面に
    直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直方向と水平方
    向には密着して嵌合する前後嵌合・上下左右密着係合構
    造を成し、(5) 下側の装飾布帛パネル(23)と軸
    材(12)の突起(24)と嵌合部(25)は、装飾布
    帛パネル(23)の正面に直交する前後方向に挿抜自在
    に嵌合すると共に、その嵌合状態において鉛直方向に移
    動可能であり、装飾布帛パネル(23)の下方への移動
    によって係合して前後方向に挿抜不能にロック(固定)
    される前後嵌合・下方移動ロック係合構造を成している
    装飾布帛パネル取付構造。
  3. 【請求項3】(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁面
    下地(11)に固定された複数本の各軸材(12)のそ
    れぞれに複数個の装飾布帛パネル(23)が左右の側縁
    を鉛直線上に揃えて係脱可能に取り付けられており、
    (2) それらの装飾布帛パネル(23)の上側には、
    それらの装飾布帛パネル(23)とは軸材(12)に対
    する係合構造の異なる最上段パネル(13)が各軸材
    (12)に係脱可能に取り付けられており、(3) 最
    上段パネル(13)と下側の全ての装飾布帛パネル(2
    3)それぞれの背面と、軸材(12)の正面の何れか一
    方に突起(14・18・24)が突設され、それらのパ
    ネル(13・23)の背面と軸材(12)の正面の何れ
    か他方に、それらの突起(14・18・24)が嵌合す
    る嵌合部(15・19・25)が設けられており、
    (4) 最上段パネル(13)と軸材(12)の突起
    (14)と嵌合部(15)は、最上段パネル(13)の
    正面に直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直方向と
    水平方向には密着して嵌合する前後嵌合・上下左右密着
    係合構造を成し、(5) 下側の装飾布帛パネル(2
    3)と軸材(12)の突起(24)と嵌合部(25)
    は、装飾布帛パネル(23)の正面に直交する前後方向
    に挿抜自在に嵌合すると共に、その嵌合状態において鉛
    直方向に移動可能であり、装飾布帛パネル(23)の下
    方への移動によって係合して前後方向に挿抜不能にロッ
    ク(固定)される前後嵌合・下方移動ロック係合構造を
    成し、(6) 装飾布帛パネル(23)が、絵柄の一部
    の分割絵柄の描出された装飾布帛(32)によって平板
    なフレーム(31)の表面を被覆して構成されており、
    (7) 軸材(12)に取り付けられた全ての装飾布帛
    パネル(23)によって、壁面下地(11)の表面に、
    各装飾布帛パネル(23)の分割絵柄が連続した絵柄が
    再現されている装飾布帛パネル取付構造。
  4. 【請求項4】(1) 長さ方向を鉛直方向に向けて壁面
    下地(11)に固定された複数本の各軸材(12)のそ
    れぞれに複数個の装飾布帛パネル(23)が左右の側縁
    を鉛直線上に揃えて係脱可能に取り付けられており、
    (2) それらの鉛直方向に向けて壁面下地(11)に
    固定されて水平方向に並んだ複数本の軸材(12)の上
    端の上側に、長さ方向を水平方向に向けて壁面下地(1
    1)に固定された軸材(12)に複数個の最上段パネル
    (13)が、それぞれの下縁を下側の装飾布帛パネル
    (23)の上縁に密着させ且つ水平線上に揃えて係脱可
    能に取り付けられており、(3) 装飾布帛パネル(1
    3・23)の背面と軸材(12)の正面の何れか一方に
    は突起(24)が突設され、その何れか他方にはその突
    起(24)が嵌合する嵌合部(25)が設けられてお
    り、(4) それらの突起(24)と嵌合部(25)
    は、装飾布帛パネル(13・23)の正面に直交する前
    後方向に挿抜自在に嵌合すると共に、その嵌合状態にお
    いて装飾布帛パネル(13・23)を軸材(12)の長
    さ方向に移動させるとき装飾布帛パネル(13・23)
    の正面に直交する前後方向において挿抜不能に係合して
    ロック(固定)される前後嵌合・移動ロック係合構造を
    成しており、(5) 水平方向に向けて壁面下地(1
    1)に固定された軸材(12)に取り付けられた複数個
    の最上段パネル(13)の中の一端に取り付けられる最
    終最上段パネル(13a)の背面と軸材(12)の正面
    に設けられる突起(14・18)と嵌合部(15・1
    9)が、最終最上段パネル(13a)の正面に直交する
    前後方向に挿抜自在、且つ、鉛直方向と水平方向には密
    着して嵌合する前後嵌合・上下左右密着係合構造を成し
    ている装飾布帛パネル取付構造。
  5. 【請求項5】(1) 長さ方向を水平方向に向けて壁面
    下地(11)に固定された複数本の各軸材(12)のそ
    れぞれに複数個の装飾布帛パネル(23)が上縁と下縁
    を水平線上に揃えて係脱可能に取り付けられており、
    (2) それらの水平方向に向けて壁面下地(11)に
    固定されて鉛直方向に並んだ複数本の軸材(12)の端
    末の外側に、長さ方向を鉛直方向に向けて壁面下地(1
    1)に固定された軸材(12)に複数個の装飾布帛パネ
    ル(23a)が、それぞれの側縁を端末の装飾布帛パネ
    ル(23)の側縁に密着させ且つ鉛直線上に揃えて係脱
    可能に取り付けられており、(3) 装飾布帛パネル
    (23・23a)の背面と軸材(12)の正面の何れか
    一方には突起(24)が突設され、その何れか他方には
    その突起(24)が嵌合する嵌合部(25)が設けられ
    ており、(4) それらの突起(24)と嵌合部(2
    5)は、装飾布帛パネル(23・23a)の正面に直交
    する前後方向に挿抜自在に嵌合すると共に、その嵌合状
    態において装飾布帛パネル(23・23a)を軸材(1
    2)の長さ方向に移動させるとき装飾布帛パネル(23
    ・23a)の正面に直交する前後方向において挿抜不能
    に係合してロック(固定)される前後嵌合・移動ロック
    係合構造を成しており、(5) 鉛直方向に向けて壁面
    下地(11)に固定された軸材(12)に取り付けられ
    る端列の複数個の装飾布帛パネル(23a)の中の最上
    段に最終に取り付けられる最上段パネル(13a)の背
    面と軸材(12)の正面に設けられる突起(14・1
    8)と嵌合部(15・19)が、最終最上段パネル(1
    3a)の正面に直交する前後方向に挿抜自在、且つ、鉛
    直方向と水平方向には密着して嵌合する前後嵌合・上下
    左右密着係合構造を成している装飾布帛パネル取付構
    造。
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