JP2002220081A - 補助動力付き車両 - Google Patents

補助動力付き車両

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JP2002220081A
JP2002220081A JP2001018288A JP2001018288A JP2002220081A JP 2002220081 A JP2002220081 A JP 2002220081A JP 2001018288 A JP2001018288 A JP 2001018288A JP 2001018288 A JP2001018288 A JP 2001018288A JP 2002220081 A JP2002220081 A JP 2002220081A
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microcomputer
signal
vehicle
battery
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Application number
JP2001018288A
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English (en)
Inventor
Tateaki Tanaka
建明 田中
Hisahiro Kazuhara
寿宏 数原
Hiroaki Sagara
弘明 相良
Toshihiro Matsumoto
敏宏 松本
Masataka Inui
乾  誠貴
Kazuhisa Matsumoto
和久 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作表示部と制御回路間の配線数が少なくな
って、配線が容易となり駆動部を簡単に構成できると共
に、外観も良くなる補助動力付き車両を提供する。 【解決手段】 人力によって車輪を駆動する人力駆動部
と、バッテリ11を電源とするモータ40によって前記
車輪を駆動する電動駆動部と、この電動駆動部を駆動す
る制御信号等を出力する制御回路70と、電源の入切等
の操作やバッテリ11の残量表示等の状態表示を行うた
めの操作表示部(手元コントローラ80)とを備え、制
御回路70と操作表示部80にそれぞれマイクロコンピ
ュータ100、200を備えると共に、操作表示部80
に対する操作や状態表示の内容を各マイクロコンピュー
タ100,200間でシリアル通信によって伝送するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電動アシスト自
転車などの補助動力付き車両に係わり、特にその制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものにおいては、駆動部
の近傍にあってマイクロコンピュータを備えた制御回路
と、ハンドルの近傍に備えられる操作表示部との間に、
各種表示用LEDや操作用スイッチ毎に信号線を配線し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成すると信号線の数がたくさん必要となり、外観が良
くなかったり、ケーシング内に配置された駆動部の制御
回路に電源線と共に上述した信号線を通すためには非常
にたくさんの線を通さなくてはならず、配線するのが困
難であった。例えば、特開2000−105155号公
報(G01L 3/14)に開示された電動アシスト自
転車のように、車輪と共に回転するハブを構成する回転
ケーシング内にあって電動駆動部を内蔵する固定ケーシ
ングに制御回路を取り付けたものであれば、配線する場
所が車軸近傍の固定されている部分に限られるので、配
線が余り太くなり過ぎると、ケーシングの強度にも影響
が出て、駆動部が複雑化せざるを得なくなる。
【0004】ところで、上記のような各用途毎の信号線
に代えて、それらの内容を通信によって伝送することも
考えられるが、通常、操作表示部と制御回路間で通信を
行うものにおいては、通信異常が生じた場合、異常の旨
(エラー)を表示したり、表示を単に遮断したりする構
成となっていた。
【0005】このような構成を電動アシスト自転車など
の補助動力付き車両に適用すると、妨害電波や通信線の
断線等が生じたとき、表示が実際と異なる表示を行った
り、突然表示が遮断されたりするので、使用者にとって
走行上の異常がなくても使用者に誤った表示を行い、ま
た、突然表示が消えたりするので、使用者はとまどって
しまう虞がある。
【0006】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、操作表示部と制御回路
間の配線数が少なくなって、配線が容易となり駆動部を
簡単に構成できると共に、外観も良くなる補助動力付き
車両を提供することを目的とするものである。
【0007】さらに、通信を行う構成にした場合に、通
信異常が生じても使用者がとまどうことのない表示を行
える補助動力車両を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、人力によって車輪を駆動する
人力駆動部と、バッテリを電源とするモータによって前
記車輪を駆動する電動駆動部と、この電動駆動部を駆動
する制御信号等を出力する制御回路と、電源の入切等の
操作やバッテリの残量表示等の状態表示を行うための操
作表示部とを備え、前記制御回路と操作表示部にそれぞ
れマイクロコンピュータを備えると共に、前記操作表示
部に対する操作や状態表示の内容を前記各マイクロコン
ピュータ間でシリアル通信によって伝送することを特徴
とするものである。
【0009】また、前記制御回路は、前記車輪と共に回
転する回転ケーシング内に配置される電動駆動部に備え
られることを特徴とするものである。
【0010】さらに、前記シリアル通信に異常が生じた
とき、前記操作表示部には異常前の状態表示を継続して
行うことを特徴とするものである。
【0011】また、前記通信異常時、前記操作表示部の
表示がオンの状態であればその表示を継続し、オフの状
態であれば消灯を維持することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、前記通信異常時、所定時間経過して
も正常に戻らないときは前記操作表示部の表示をオフに
することを特徴とするものである。
【0013】また、前記通信異常の判断は、受信した信
号が予め定められた信号か否かによって行うことを特徴
とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を、電
動アシスト自転車を例にとって説明する。
【0015】まず、電動アシスト自転車全体の構成につ
いて、図10に基づき説明する。
【0016】この電動アシスト自転車は、前部に設けら
れたヘッドパイプ1と、サドル2が取り付けられるシー
トチューブ3とがメインフレーム4で連結され、このメ
インフレーム4と前記シートチューブ3とが連結する部
分に人力によって回転するペダル5が取り付けられてい
る。
【0017】上記ヘッドパイプ1には、ヘッドパイプ1
を通して連結するようにハンドル6とこのハンドル操作
によって走行方向を定める前輪7が取り付けられてい
る。なお、図では、前輪7のリム8とタイヤ9のみを示
し、スポークは図示を省略している。
【0018】また、ヘッドパイプ1に取り付けられた前
かご10の下には、後述するモータ等の電源となるバッ
テリ11が取り付けられており、このバッテリ11には
24ボルトのニッカド電池が用いられている。上記バッ
テリ11はバッテリケース内に収納されて取り外し可能
になっており、充電の際は取り外して屋内で充電するこ
とができるようになっている。
【0019】また、前記ペダル5には、ペダル5と共に
回転する前スプロケット12が取り付けられており、こ
の前スプロケット12にチェーン13がかけられ、前ス
プロケット12の回転をチェーン13を介して後輪14
の図示しない車軸に設けられた後スプロケットに伝達す
るようになっている。
【0020】駆動輪となる後輪14は、タイヤ15、リ
ム16及びスポーク(図示せず)と、後輪14を駆動す
るための駆動部17とから構成されている。この駆動部
17には、後述するように、チェーン13を介して伝達
される人力トルクを検出するトルク検出部(トルクセン
サ)、モータ及び減速機構から成る電動駆動部、前記ト
ルク検出部の検出値を入力して前記モータに駆動信号を
出力するマイコン等から成る制御回路などが内蔵される
と共に、前記ハンドル6に取り付けられたブレーキレバ
ー18の操作により後輪14を制動するブレーキ装置1
9が取り付けられている。
【0021】上述のように、前記後輪14は、ペダル
5、前スプロケット12、チェーン13、後スプロケッ
ト及び変速機等から成る人力駆動部と、モータ及び減速
機構等から成る電動駆動部の2つの駆動部によって駆動
され、それらを併用して走行することができるようにな
っている。
【0022】次に、この電動アシスト自転車の駆動部1
7について、図1に基づき詳細に説明する。
【0023】後輪14の車軸20には、その長手方向の
一部に通常の自転車と同様の内装式変速機21が設けら
れ、この変速機21は後スプロケット22に一方向クラ
ッチ(図示せず)を介して連結されており、前記ペダル
5の一方向の回転でしか動力伝達せず、ペダル5を逆回
転させたときには変速機21への動力伝達が遮断される
ようになっている。
【0024】内装式変速機21は、車軸20を中心に後
輪14のハブを構成する回転ケーシング23で覆われ、
この回転ケーシング23は2部品からなっており、一方
は、外周にスポークを取り付けるための2本の環状リブ
24a,24bが形成された回転ケーシング23aで、
他方は、前記回転ケーシング23aの開口部を塞ぐよう
に複数箇所で前記環状リブ24bにネジ止め固定された
回転ケーシング23bである。
【0025】前記他方の回転ケーシング23bの内側に
は減速機構の最終段を構成する大ギア25が、外側には
ブレーキホルダ26がそれぞれ車軸20と同心円状を成
すようにネジ止め固定されている。ブレーキホルダ26
には、回転ケーシング23b外側に向かって円盤状の立
壁を形成した回転片27がネジや溶接等によって取り付
けられ、この回転片27の内周には前記ブレーキレバー
18の操作によって外方向,即ち前記回転片27の内周
に摺接して回転ケーシング23の回転を制動するための
ブレーキ装置19が設けられている。これら回転片27
及びブレーキ装置19はブレーキカバー28で覆われて
いる。
【0026】前記バッテリ11からの電源線やその他の
信号線等のコード29はブレーキカバー28を貫通し、
電動駆動部30を構成する固定ケーシング31における
蓋部31bの一部を切り欠いた部分に挿通させ、固定ケ
ーシング31の蓋部31b内側に取り付けられた基板ケ
ース32内の制御基板33に接続されている。
【0027】固定ケーシング31は、後述するDCブラ
シレスモータを覆う本体部31aと、前記制御基板33
を内蔵する基板ケース32や減速機構を構成する大プー
リ34等が取り付けられる蓋部31bとがネジ止め固定
されて成る。本体部31aはベアリング35を介して変
速機21外周に取り付けられ、蓋部31bは、外側に突
出する筒状部31cが車軸20の変速機21が設けられ
ていない部分に固定されている。制御基板33は基板ケ
ース32で覆われて、熱伝導性の良好なアルミ合金等で
形成された蓋部31bに取り付けられているので、制御
基板33からの発熱は蓋部31bを介して放熱される。
【0028】固定ケーシング31の本体部31aの内側
面には、DCブラシレスモータ40を構成するステータ
41が取り付けられ、このステータ41は、18スロッ
トを形成する鉄心に巻線を巻いて構成されている。ま
た、このステータ41には固定ケーシング31の蓋部3
1b内側に取り付けられた基板ケース32内の制御基板
33を介して3相の回転磁界を形成するための電力が供
給されるようになっている。
【0029】前記ステータ41の内周側には、ロータ4
2が2個のベアリング43,43を介して変速機21外
周に回転自在に設けられている。このロータ42は、軽
量なアルミ合金で形成された内リング44と積層した珪
素綱板で形成された外リング45から成り、外リング4
5の外周部には磁極を形成する複数のマグネット46が
埋め込まれており、内リング44には蓋部31b側に突
出するように歯付きの小プーリ47が取り付けられてい
る。
【0030】前記ロータ42に設けられた小プーリ47
と、固定ケーシング31の蓋部31b内側に一方向クラ
ッチ36を介して取り付けられた大プーリ34及び図示
しないテンションプーリ間にはベルトがかけられてい
る。前記各プーリ及びベルトは歯付きのもので、滑りが
生じないようになっている。また、大プーリ34の出力
軸は蓋部31bの外側に突出して小ギヤ37が形成され
ており、この小ギヤ37が回転ケーシング23bの内側
に取り付けられた大ギヤ25と噛み合うように構成され
ている。従って、ロータ42の回転は、小プーリ47、
大プーリ34、一方向クラッチ36、小ギヤ37及び大
ギヤ25を介して減速されて回転ケーシング23bに伝
達される。なお、回転ケーシング23bの内側に取り付
けられた大ギヤ25と、固定ケーシング31の蓋部31
bから外側に突出して車軸20に固定される筒状部31
c外周との間にはベアリング39が設けられている。
【0031】上記のように、回転が速くて大きなギヤ音
が発生しやすいモータ40の出力段の減速機構をプーリ
とベルトで構成したことにより、減速機構の発生する音
を低減できる。
【0032】また、前記制御基板33が収納された基板
ケース32の裏面側には、DCブラシレスモータ40を
駆動制御するために必要なロータ42の磁極位置を検出
するためのホール素子と波形整形用のコンパレータが一
体化されたホールIC49がロータ42のマグネット4
6に対応する位置に取り付けられており、このホールI
C49の検出信号が制御基板33に搭載されたマイコン
に入力されてモータ制御信号を作っている。上記ホール
IC49は、3相の回転磁界を制御するため、基板上に
所定間隔で3個配置されている。
【0033】一方、人力が伝達される後スプロケット2
2側の変速機21外周には、回転ケーシング23aの内
側にあって人力トルクを検出するトルクセンサ用のセン
サプレート51が固定されている。なお、上記回転ケー
シング23aの開口周縁には上記センサプレート51に
摺接するパッキン52が取り付けられて、防水,防塵等
の対策が施されている。
【0034】上記センサプレート51の内側には、変速
機21の外周にベアリング53を介して取り付けられる
と共に回転ケーシング23aにネジ止め固定されたセン
サケース54が設けられており、これらセンサプレート
51とセンサケース54は、センサプレート51に固定
された押さえピン51aとセンサケース54に設けられ
た収納部54a間に介在させたコイルスプリング55を
介して連結されている。即ち、変速機21から人力駆動
力がセンサプレート51に伝わると、人力トルクの大き
さに応じた収縮量でコイルスプリング55を収縮させ、
センサケース54を介して回転ケーシング23aを回転
させるようになっている。なお、コイルスプリング55
を介した回転ケーシング23aとセンサプレート51の
変位量(角度)は最大7度に設定されている。
【0035】上記センサケース54の内側には、リング
ホルダ56外周に摺動自在に円弧状のアルミ製リング5
7が配置され、このリング57は、リング57外周の数
カ所にピン58に嵌め込まれて取り付けられ、ピン58
には広がる方向に付勢力を有するコインスプリング59
が挿通されている。また、リング57は、リングホルダ
56に形成した傾斜面(図示せず)と当接するようにな
っており、人力が加わったときにセンサプレート51と
リング57とが回転方向にズレを生じることによって、
リング57は回転しながらリングホルダ56の傾斜面に
沿ってリング57が車軸方向に移動する。そして、この
リング57の外周に配置され、制御回路が搭載された制
御基板33に接続されたコイル60によって、リング5
7の車軸20方向の変位をインダクタンスの変化として
取り入れることになる。即ち、このインダクタンスの変
化は、人力トルクの大きさを示す電気信号として制御基
板33に取り入れられ、この信号値に基づいてモータ4
0が制御されるようになっている。
【0036】このように、コイルスプリング55の収
縮、即ち人力トルクの大きさによって変位量が変わるリ
ング57を用いたので、人力トルクの大きさによってコ
イル60のインダクタンスを変化させることができ、人
力トルクの大きさを電気信号で出力することができる。
【0037】次に、以上のように構成された電動アシス
ト自転車の動力伝達について説明する。
【0038】まず始めに、人力駆動力の伝達について説
明する。
【0039】ペダル5から人力駆動力が入力されると、
ペダル5に固定された前スプロケット12が回転し、チ
ェーン13を介して後スプロケット22が回転する。後
スプロケット22が回転すると、一方向クラッチ(図示
せず)によって一方向のみに動力が伝達される。
【0040】進行方向の動力が伝達されると、使用者の
指示するギヤ比に設定された変速機21で変速された
後、トルクセンサを構成するスプリング55を収縮させ
ながら回転ケーシング23(23a)を回転させ、後輪
14を回転させることができる。
【0041】次に、電動駆動力の伝達について説明す
る。
【0042】前述したトルクセンサのリング57の変位
によりコイル60で検出されるインダクタンスの変化
は、電気信号として制御基板33のマイコンに入力され
る。そして、その信号値に基づき、モータ40の駆動回
路に信号が出力され、駆動回路内のFETのオンオフに
よってステータ41の極性を変化させて回転磁界を発生
させることにより、ロータ42に設けたマグネット46
によってロータ42が回転し、モータ40が回転駆動す
る。モータ40の回転駆動力は、小プーリ47、大プー
リ34、一方向クラッチ36、小ギヤ37及び大ギヤ2
5から成る減速機構よって減速されて、回転ケーシング
23(23b)を回転させ、後輪14が回転するように
なる。
【0043】以上のように、人力駆動力と電動駆動力は
回転ケーシング23(23a,23b)で合力されて後
輪14を駆動するようになるので、使用者がペダル5を
踏む力に応じた電動駆動力が加わり、坂道等でも楽に走
行することができる。
【0044】また、本実施形態では、後輪14の車軸2
0に取り付けられた内装式変速機21にベアリング43
を介してモータ40のロータ42を取り付けたことによ
り、車軸20の内装式変速機21をモータ40の軸とし
て有効利用し、モータ40自体も上述した構成により軽
量化されているので、軽量かつコンパクトな電動アシス
ト自転車が実現できる。
【0045】次に、本実施形態の電動アシスト自転車の
制御システムについて、図2に基づき説明する。
【0046】本実施形態の制御システムは、駆動部17
に設けられた本体側の制御回路70と、ハンドル6の中
央部に取り付けられた手元コントローラ(操作表示部)
80とが2線式の双方向のシリアル通信を行う信号線9
1,92で接続されると共に、バッテリ11からの電源
線93が接続されて構成されている。
【0047】駆動部17の制御回路70と手元コントロ
ーラ80には、それぞれマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略記する)100,200が設けられてい
る。
【0048】制御回路70側のマイコン(本体マイコ
ン)100は、バッテリ11の24V電圧が降圧回路7
1を介して降圧された5V電圧が供給されて動作し、前
述したように構成されたトルクセンサ61からの人力ト
ルク検出値とホールIC49からの3相用の磁極位置検
出信号とに基づき、モータ駆動回路72を介してモータ
40をPWM(パルス幅変調)駆動する駆動信号を形成
したり、バッテリ11の後述する残量判定等を行う。
【0049】また、手元コントローラ80側のマイコン
(手元マイコン)200は、バッテリ11の24V電圧
が降圧回路81を介して降圧された5V電圧が供給され
て動作し、バッテリ残量表示等の各種LEDを駆動する
表示回路82を制御したり、モード切替スイッチ83の
設定や電源スイッチ84の入切設定を入力して、それら
の設定信号を本体マイコン100に伝送したりするため
に設けられている。また、バッテリ残量値は、この手元
マイコン200のメモリに記憶されるようになってい
る。
【0050】図3は手元コントローラ80の上面図であ
る。
【0051】この手元コントローラ80には、電源を入
切操作するための電源スイッチ84や、バッテリ11の
残量を表示するための3個のLED86a〜86cが設
けられたバッテリ残量表示部86や、アシストモードを
切り替えるためのモード切替スイッチ83及び設定され
たアシストモードを表示するための3個のLED83a
〜83cが備えられている。
【0052】バッテリ11の残量表示は、後述するよう
にして求められたバッテリ残量に応じて、満充電を示す
3個のLED86a〜86cが全て点灯する3灯から、
残量が少なくなるに従って2灯→1灯→1灯の遅い点滅
→1灯の速い点滅と変化するようになっている。
【0053】また、アシストモードとしては、人力トル
クと電動駆動力のアシスト比率が常に1:1で、応答の
速さを早くした快走モード(LED83a)と、アシス
ト比率が1:1で、快走モードよりも応答の速さが遅い
標準モード(LED83b)と、人力トルクが高いとき
は応答の速さを早くして1:1で、低いときはアシスト
比率を自動的に低下させる省エネオートモード(83
c)がある。
【0054】さて、図2に戻って、信号線91,92
は、制御回路70側のマイコン100と手元コントロー
ラ80側のマイコン200間に配線されており、基準信
号線91と通信信号線92の2本が通っている。基準信
号線91には、通信信号線92の信号レベルを判断する
ための基準信号が流れ、ここでは、バッテリ電圧と同じ
24Vが用いられており、通信信号線92には、Lレベ
ル(0V)とHレベル(24V)の信号が流れる。
【0055】通信信号線92には、図4に示すように、
所定のレベル(Hレベル)で所定時間の無信号の状態に
続いてパルス信号でHレベル、Lレベルの信号が出力さ
れ、その信号には、アシストモード設定信号、電源スイ
ッチのオンオフ信号、メモリされたバッテリ残量値、L
ED表示信号、オートパワーオフ信号、バッテリ残量判
定信号などがあり、アシストモード設定信号、電源スイ
ッチのオンオフ信号、メモリされたバッテリ残量値は手
元マイコン200から本体マイコン100に、LED表
示信号、オートパワーオフ信号、バッテリ残量判定信号
は本体マイコン100から手元マイコン200に出力さ
れ、これらの信号は双方向に出力されている。即ち、信
号は手元マイコン200から本体マイコン100への信
号と、本体マイコン100から手元マイコン200への
信号がシリアル通信で交互に伝送される。それぞれの信
号は上記各用途毎に予め定めされてコード化された一つ
のまとまりからなっており、そのコード化信号は信号の
始まりを示す所定時間のHレベル信号の後に各信号が伝
送される。なお、伝送のタイミングは本体マイコン10
0によってとられる。
【0056】以上のように、本実施形態では、駆動部1
7の制御回路70と手元コントローラ80間の配線が、
信号線91,92の2本と、電源線93及びそのGND
線(図示省略)の計4本で済むため、配線数が少なくな
って、配線が容易となり駆動部17を簡単に構成できる
と共に、外観も良くなる。
【0057】特に、本実施形態のように、制御回路70
を含む駆動部17が回転ケーシング23の内部にあるた
め、配腺を通すには車軸20部分しかなく、非常に制約
を受けるが、上記のように信号線が少ない分、配線が細
くなるため簡単に構成できる。
【0058】次に、バッテリ11の残量表示について説
明する。
【0059】バッテリ11の残量判定は、前述したよう
に本体マイコン100で行われるが、この判定は、走行
時から電源が切れるまでの間はバッテリ電流の積算値と
バッテリ電圧を流れる電流によって補正した電圧値との
判定によって行われ、この値は手元マイコン200に所
定時間毎にメモリされる。残量判定は、電源スイッチ投
入時のみ、バッテリ電圧値と手元マイコン200のメモ
リ値との比較によって行われる。走行時の残量判定で、
バッテリ電圧を流れる電流によって補正するのは、流れ
る電流によって電圧が低下して正確な電圧判定ができな
いためである。
【0060】そして、電源スイッチオン直後は、バッテ
リ電圧から求めた残量値と手元マイコン200から送ら
れてくるバッテリ残量メモリ値とを比較して小さい方を
真のバッテリ残量値とし、通常時は、バッテリ電圧を電
流で補正して得られた残量値と電流積算値から得られた
残量値の小さい方を真のバッテリ残量値として、その値
を手元マイコン200に伝送し、手元マイコン200の
メモリに記憶すると共にバッテリ残量表示部86に表示
される。
【0061】上記本体マイコン100からのバッテリ残
量値は、電源スイッチ84が切られた後も手元マイコン
200に所定時間継続して入力される。この所定時間
は、本実施形態では10分間で、電源スイッチ84が切
られると、手元コントローラ200の表示は消灯する
が、本体マイコン100と手元マイコン200は起動し
ている状態を持続する。そして、本体マイコン100で
残量判定を行い、その都度手元マイコン200に残量値
を伝送してメモリする。この時、残量値は高い値には更
新しない。そして10分経過後、本体マイコン100の
電源は遮断されるが、手元マイコン200は最終の残量
値を記憶した状態でHOLDモード,即ち省電力の待機
状態に入る。
【0062】このように制御するのは、モータ40が動
作しているときは大きな電流が流れるので、バッテリ電
圧は低下しており、電源を遮断した後に、再び電源スイ
ッチを投入したときに、誤って走行状態時の残量より高
い残量表示をしないためである。このように、モータ4
0が停止してから10分経過した安定したバッテリ残量
値を手元マイコン200のメモリに記憶しておくことに
より、電源を遮断した後にすぐに電源スイッチをONし
ても、メモリに記憶されているバッテリ残量値とバッテ
リ電圧から求めた残量値の小さい方を真のバッテリ残量
値として表示することにより、電源スイッチ84を入れ
た直後から正確なバッテリ残量値を表示して、使用者に
知らせることができる。
【0063】次に、通信異常時の手元コントローラ80
の表示について説明する。
【0064】例えば、走行中、信号線に他の電波が干渉
した場合、通信異常となる。しかし、この場合、本体マ
イコン100は、手元マイコン200から信号が予め定
めた信号であるかどうかを判断し、この信号の情報を基
に通信異常が生じたと判断し、手元コントローラ80の
表示は異常を生じる直前の表示を継続する。
【0065】また、通信異常が生じたとき、手元マイコ
ン200が待機状態、即ち、電源がオフで表示が消灯の
状態であったときは、消灯を継続する。
【0066】これらの通信異常は、電圧がマイコンの最
低保障電圧以下になったときや、信号線91,92等が
断線した場合においても同様の動作を行う。
【0067】以上の動作を、図5,図6に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0068】本体マイコン100は、図5のフローチャ
ートで示すように、まず手元マイコン200からのシリ
アル信号の有無をチェックし(判断101のNoルー
プ)、シリアル信号が有れば、回路電源をオンにすると
共に、LED表示送信値をオンにして手元マイコン20
0に送信する(判断101のYes→処理102→処理
103)。
【0069】そして、上記で受信したシリアル信号が予
め定められた信号であるか否かによってシリアル通信が
正常か否かをチェックする(判断104)。正常であれ
ば、モータ40の制御をオンにすると共に、異常時間計
時用のタイマをクリアする(判断104のYes→処理
105→処理106)。上記のように、受信したシリア
ル信号が予め定められた信号であるか否かによってシリ
アル通信が正常か否かをチェックすることにより、通信
異常を確実に判断することができる。
【0070】次に、上記のタイマの計時時間が予め定め
られた所定時間(本実施形態では10分)を超えたか否
かをチェックし、ここでは未だ超えていないので、手元
マイコン200から送られてくる電源スイッチ受信値が
オンか否かをチェックし、オンであれば(判断107の
No→判断108のYes)、上記判断104に戻って
上述した処理を繰り返す。
【0071】また、手元マイコン200から送られてく
る電源スイッチ受信値がオンでなければ、LED表示送
信値をオフとして手元マイコン200に送信する(判断
108のNo→処理109)。さらに、手元回路動作送
信値をHOLDに設定して手元マイコン200に送信す
ると共に、本体回路の電源をオフとする(処理110→
処理111)。手元回路動作送信値をHOLDに設定し
て送信することにより、これを受信した手元マイコン2
00は後述するようにHOLD状態,すなわちメモリの
内容のみを保持した省電力の待機状態に移行する。
【0072】一方、前記判断104で、シリアル通信が
短時間(本実施形態では1秒間)で正常に戻らなけれ
ば、モータ制御をオフとすると共に上記タイマをカウン
トする(判断104のNo→処理112→処理11
3)。
【0073】そして、上記タイマが所定時間(10分)
を超えたか否かをチェックし、超えていなければ、電源
スイッチ受信値がオンか否かをチェックし、オンであれ
ば(判断107のNo→判断108のYes)、上記判
断104に戻って上述した処理を繰り返す。
【0074】従って、上記タイマが所定時間(10分)
を超えるまでは、手元コントローラ80の電源スイッチ
84がオンであれば、LED表示送信値が手元マイコン
200に送られないので、手元コントローラ80の表示
は通信異常前の表示が継続して行われることになる。具
体的には、表示がオンの状態であればその表示を継続
し、オフの状態であれば消灯を維持することになる。
【0075】一方、前記判断107で、タイマが所定時
間(10分)を超えると、処理109に移行してLED
表示送信値をオフとして手元マイコン200に送信する
(判断107のNo→処理109)。
【0076】これにより、通信異常時、所定時間(10
分)経過しても正常に戻らないときは手元コントローラ
80の表示がオフされる。
【0077】次に、図6のフローチャートに基づき手元
マイコン200の要部動作について説明する。
【0078】手元マイコン200は、前記本体マイコン
100からのLED表示受信値がオンにならなければ、
LED表示はオフのままとする(処理201)。
【0079】この状態でシリアル通信が正常か否かをチ
ェックし、正常であれば異常時間計時用のタイマをクリ
アする(判断202のYes→処理203)。
【0080】そして、本体マイコン100からのLED
表示受信値がオンか否かをチェックし、オンであれば、
LED表示をオンにし(判断204のYes→処理20
5)、オンでなければ、LED表示をオフにする(判断
204のNo→処理206)。
【0081】次に、電源スイッチ84がオンされたか否
かをチェックし、オンになっていれば電源スイッチ送信
値をオンにして本体マイコン100に送信し(判断20
7のYes→処理208)、オフであれば、電源スイッ
チ送信値をオフにして本体マイコン100に送信する
(判断207のNo→処理209)。
【0082】その後、上記タイマが所定時間(10分)
を超えたか否かをチェックし、超えていなければ、本体
マイコン100からの手元回路動作受信値がHOLDか
否かをチェックし(判断210のNo→判断211)、
HOLDでなければ、前記判断202に戻って上述した
処理を繰り返す。
【0083】また、手元回路動作受信値がHOLDであ
れば、LED表示をオフにすると共に、HOLD状態,
すなわちメモリの内容のみを保持した省電力の待機状態
へ移行する(判断211のYes→処理212→処理2
13)。
【0084】このHOLD状態は電源スイッチ84のオ
フ→オン操作が行われるまで継続し(判断214のNo
ループ)、電源スイッチ84のオフ→オン操作が行われ
ると、HOLD状態から復帰し(判断214のYes→
処理215)、最初の処理201に戻って上述した処理
が繰り返される。
【0085】一方、前記判断202で、シリアル通信が
正常でなければ、上記タイマをカウントする(処理21
6)。
【0086】そして、判断210で上記タイマが所定時
間(10分)を超えたか否かをチェックし、超えていな
ければ、本体マイコン100からの手元回路動作受信値
がHOLDか否かをチェックし(判断210のNo→判
断211)、HOLDでなければ、前記判断202に戻
って上述した処理を繰り返す。
【0087】従って、上記タイマが所定時間(10分)
を超えるまでは、本体マイコン100からの手元回路動
作受信値がHOLDにならない限り、手元コントローラ
80の表示は通信異常前の表示が継続して行われること
になる。具体的には、表示がオンの状態であればその表
示を継続し、オフの状態であれば消灯を維持することに
なる。このように、通信異常が生じたときでも、それま
での表示が継続されるので、使用者にまぎらわしい異常
表示をすることがなく、使用者がとまどうのを防ぐこと
ができる。
【0088】一方、前記判断210で、タイマが所定時
間(10分)を超えると、処理212に移行してLED
表示をオフにする。
【0089】これにより、通信異常時、所定時間(10
分)経過しても正常に戻らないときは手元コントローラ
80の表示がオフされる。従って、使用者は、電源スイ
ッチ84を入の状態しても、いつまでも表示が行われな
いことから、何らかの回復不能な異常が発生したものと
判断して、速やかに修理等を依頼することができる。
【0090】ところで、本実施形態においてはモータ4
0にブラシレスモータが用いられ、人力トルクの大きさ
に応じた駆動力でモータ40を駆動して、通常走行時に
は人力と電動駆動力とは1対1の関係で補助して走行す
る。しかしながら、HiサイドをPWM駆動する従来の
ブラシレスモータを用いたものにおいて、手押しによっ
てバックさせるときには、HiサイドがOFFになって
モータ駆動回路のLoサイドのFET同士でループが形
成されることによる発電制動によって負荷がかかり、手
押しによるバックが非常に重たくなる。
【0091】また、ホールICが異常状態となっても、
異常信号に応じてモータ駆動回路のFETがON/OF
Fするため、モータの回転も異常となり、危険な状態に
なる虞がある。
【0092】そこで、本実施形態においては、人力トル
クがかからないときは使用者が乗車していないと判断し
て、LoサイドのFETをオフにするようにしている。
また、ホールIC49が異常の時もLoサイドのFET
をオフにするようにしている。さらに、上記それぞれに
おいては、先にHiサイドのFETをオフした後に、L
oサイドのFETをオフするようにしている。
【0093】図7〜9図は上記を説明するための図で、
図7はブラシレスモータ40の駆動回路72の回路構成
を示し、図8,図9は各信号のタイムチャートを示して
いる。
【0094】本体マイコン100は、ブラシレスモータ
40の回転磁界を生成するため、3個のホールIC49
からのU,V,W相の3つの信号を入力して、これらに
応じて、HiサイドとLoサイドの6個のFET72a
にそれぞれU,V,W相のパルス状の駆動信号を出力す
る。なお、人力トルクに応じたモータ40の駆動力の制
御はPWM制御によって行われる。
【0095】本実施形態においては、本体マイコン10
0にトルクセンサ61からの人力トルクが入力されてい
る間は、図8のt0〜t1に示すように、U,V,W相
のホールIC信号に応じてU,V,W相のFETドライ
ブ信号(HiサイドはPWM信号)を出力してモータ4
0を駆動するが、t1時点で人力トルクがかからなくな
ったとすると、HiサイドのPWM信号をオフにすると
共に、一定時間後のt2時点でLoサイドのU,V,W
相の全ての信号をオフにしている。
【0096】このように制御することにより、Loサイ
ドのFET72a同士でループが形成されなくなるの
で、発電制動はかからず、使用者は手押しで軽くバック
することができる。また、先にHiサイドのFET72
aをオフした後に、LoサイドのFET72aをオフす
るようにしているので、モータ40のステータコイルに
たまったL(インダクタンス)分を逃がすことができる
ため、FET等が損傷するのを防ぐことができる。
【0097】また、図9に示すように、ホールIC信号
のU相、V相、W相が同時にONする異常により故障を
検出した場合も、上記同様、HiサイドのPWM信号を
オフにすると共に、一定時間後のt2時点でLoサイド
のU,V,W相の全ての信号をオフにしている。
【0098】これにより、ホールIC49からの異常信
号によってモータ駆動回路72のFET72aがON/
OFFするのを防ぐことができるため、危険な状態に陥
るのを未然に防ぐことができる。この場合にも、先にH
iサイドのFET72aをオフした後に、Loサイドの
FET72aをオフするようにしているので、モータ4
0のステータコイルにたまったL分を逃がすことができ
るため、FET等が損傷するのを防ぐことができる。
【0099】なお、上記実施形態においては、本願発明
を電動アシスト自転車に適用した場合について示した
が、アシスト式の電動車いすなど、モータによって補助
駆動される車両に適用して効果的である。
【0100】また、上記実施形態では、車軸20に内装
式変速機21を備えたものに本願発明を適用した場合に
ついて示したが、車軸に変速機を有しないものにも適用
可能である。
【0101】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、人力に
よって車輪を駆動する人力駆動部と、バッテリを電源と
するモータによって前記車輪を駆動する電動駆動部と、
この電動駆動部を駆動する制御信号等を出力する制御回
路と、電源の入切等の操作やバッテリの残量表示等の状
態表示を行うための操作表示部とを備え、前記制御回路
と操作表示部にそれぞれマイクロコンピュータを備える
と共に、前記操作表示部に対する操作や状態表示の内容
を前記各マイクロコンピュータ間でシリアル通信によっ
て伝送するようにしたことにより、配線数が少なくなっ
て、配線が容易となり駆動部を簡単に構成できると共
に、外観も良くなる。
【0102】また、前記制御回路は、前記車輪と共に回
転する回転ケーシング内に配置される電動駆動部に備え
られるものであるから、配腺を通すには車軸部分しかな
く、非常に制約を受けるが、上記のように信号線が少な
い分、配線が細くなるため簡単に構成できる。
【0103】さらに、前記シリアル通信に異常が生じた
とき、操作表示部には異常前の状態表示を継続して行う
こと、具体的には、通信異常時、操作表示部の表示がオ
ンの状態であればその表示を継続し、オフの状態であれ
ば消灯を維持することにより、通信異常が生じたときで
も、それまでの表示が継続されるので、使用者にまぎら
わしい異常表示をすることがなく、使用者がとまどうの
を防ぐことができる。
【0104】また、前記通信異常時、所定時間経過して
も正常に戻らないときは操作表示部の表示をオフにする
ことにより、使用者は、電源スイッチを入の状態して
も、いつまでも表示が行われないことから、何らかの回
復不能な異常が発生したものと判断して、速やかに修理
等を依頼することができる。
【0105】また、前記通信異常の判断は、受信した信
号が予め定められた信号か否かによって行うことによ
り、通信異常を確実に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係る電動アシスト自転車
の駆動部の要部断面図。
【図2】本実施形態の制御システムを示すブロック構成
図。
【図3】上記図2の手元コントローラの上面図。
【図4】上記図2の通信信号線を流れる信号の説明図。
【図5】上記図2の本体マイコンの要部動作を示すフロ
ーチャート。
【図6】同じく、手元マイコンの要部動作を示すフロー
チャート。
【図7】本実施形態におけるブラシレスモータの駆動回
路の回路構成図。
【図8】上記図7の動作例を示すタイムチャート。
【図9】同じく、他の動作例を示すタイムチャート。
【図10】本願発明が適用される電動アシスト自転車の
全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
5 ペダル 11 バッテリ 12 前スプロケット 13 チェーン 14 後輪 17 駆動部 20 車軸 21 内装式変速機 22 後スプロケット 23,23a,23b 回転ケーシング 30 電動駆動部 31 固定ケーシング 31a 本体部 31b 蓋部 31c 筒状部 33 制御基板 40 DCブラシレスモータ 41 ステータ 42 ロータ 46 マグネット 49 ホールIC 51 センサプレート 51a 押さえピン 52 パッキン 53 ベアリング 54 センサケース 54a 収納部 55 コイルスプリング 56 リングホルダ 57 リング 60 コイル 61 トルクセンサ 70 制御回路 71 降圧回路 72 モータ駆動回路 72a FET 100 マイクロコンピュータ 80 手元コントローラ(操作表示部) 81 降圧回路 82 表示回路 83 モード切替スイッチ 83a〜83c LED 84 電源スイッチ 86 バッテリ残量表示部 86a〜86c LED 91 基準信号線 92 通信信号線 93 電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 弘明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 敏宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 乾 誠貴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 和久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力によって車輪を駆動する人力駆動部
    と、バッテリを電源とするモータによって前記車輪を駆
    動する電動駆動部と、この電動駆動部を駆動する制御信
    号等を出力する制御回路と、電源の入切等の操作やバッ
    テリの残量表示等の状態表示を行うための操作表示部と
    を備え、前記制御回路と操作表示部にそれぞれマイクロ
    コンピュータを備えると共に、前記操作表示部に対する
    操作や状態表示の内容を前記各マイクロコンピュータ間
    でシリアル通信によって伝送することを特徴とする補助
    動力付き車両。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記車輪と共に回転す
    る回転ケーシング内に配置される電動駆動部に備えられ
    ることを特徴とする請求項1記載の補助動力付き車両。
  3. 【請求項3】 前記シリアル通信に異常が生じたとき、
    前記操作表示部には異常前の状態表示を継続して行うこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の補助動力付
    き車両。
  4. 【請求項4】 前記通信異常時、前記操作表示部の表示
    がオンの状態であればその表示を継続し、オフの状態で
    あれば消灯を維持することを特徴とする請求項3記載の
    補助動力付き車両。
  5. 【請求項5】 前記通信異常時、所定時間経過しても正
    常に戻らないときは前記操作表示部の表示をオフにする
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の補助動力
    付き車両。
  6. 【請求項6】 前記通信異常の判断は、受信した信号が
    予め定められた信号か否かによって行うことを特徴とす
    る請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の補助動力
    付き車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136750A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Ibf:Kk ハイブリッド自転車及び三折りハイブリッド自転車
EP1733957A3 (en) * 2005-06-17 2007-12-12 Shimano Inc. Roller brake mounting adapter
US7540361B2 (en) 2005-06-17 2009-06-02 Shimano Inc. Roller brake mounting adapter

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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