JP2002218650A - 電力系統監視装置 - Google Patents

電力系統監視装置

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JP2002218650A
JP2002218650A JP2001005949A JP2001005949A JP2002218650A JP 2002218650 A JP2002218650 A JP 2002218650A JP 2001005949 A JP2001005949 A JP 2001005949A JP 2001005949 A JP2001005949 A JP 2001005949A JP 2002218650 A JP2002218650 A JP 2002218650A
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Japan
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overload
power system
accident
calculation
time
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JP2001005949A
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Kosuke Wada
幸祐 和田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統断面作成に際して、停止作業計画や
設備の新設等による設備データの切替えを考慮したい。 【解決手段】 指定時刻における停止作業件名データを
取り込む停止作業件名取込み手段15と、前記指定時刻
のスケジュールデータ・停止作業件名データに基づき電
力系統断面を作成する電力系統状態作成手段1と、前記
作成した電力系統断面に対する想定事故計算を行なう想
定事故計算手段2と、前記想定事故計算結果に基づき過
負荷を判別する過負荷判別手段3と、前記過負荷判別手
段による判別結果が過負荷であるときその過負荷の解消
計算を行なう過負荷解消計算手段4と、前記想定事故計
算結果及び過負荷解消計算結果を表示する計算結果表示
手段5とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統監視装置
における電力系統監視手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統監視装置において、将来
系統断面の作成にはスケジュールデータや総需要予測デ
ータなどを使用し、作成した系統断面に対して想定事故
を起こした場合の過負荷発生状況や過負荷解消手順の表
示を行なっていた。
【0003】図15に従来の電力系統監視装置に関する
機能ブロック構成図を示す。図において、電力系統状態
作成手段1は、系統断面時刻6内の指定時刻におけるス
ケジュールデータ7(図15)及び現在電力系統データ
8をもとに潮流計算を行ない、指定時刻における電力系
統状態9を作成する。
【0004】想定事故計算手段2は、作成された電力系
統状態9をもとに、想定事故データ10を読み込んで想
定事故計算を行ない、想定事故計算結果11を作成す
る。過負荷判別手段3は、想定事故計算結果11をもと
に想定事故後の系統断面において過負荷が発生している
か否かを判別し、過負荷が発生している場合には過負荷
発生状況12を作成するとともに過負荷解消計算手段4
を起動する。
【0005】過負荷解消計算手段4は、過負荷発生状況
12から過負荷を解消するための計算を行ない、過負荷
解消計算結果13を作成する。計算結果表示手段5は、
想定事故計算結果11及び過負荷解消計算結果13を編
集して計算結果14として出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電力系
統監視装置では、任意時刻の電力系統断面の作成にはス
ケジュールデータや電力系統データを使用していた。し
かしながら将来的に発生し得る停止作業計画や、設備の
新設などは考慮していなかった。又、過負荷解消計算手
段は、対象となる系統断面における過負荷解消手順を提
示するものであり、時系列な系統状態の変化を捉えたも
のではなかった。更に、過負荷解消計算手段は過負荷の
解消が目的であるため、想定事故により分離系統が発生
して供給支障が生じた個所については対策を立てること
ができなかった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、電力系統断面作成に際して停止作業計画
や設備の新設による設備データの切替などを考慮するこ
とにより、精度の高い将来系統の予測が可能な電力系統
監視装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る電力系統監視装置は、指定時刻における停止作業件
名データを取り込む停止作業件名取込み手段と、指定時
刻のスケジュールデータ・停止作業件名データに基づき
電力系統断面を作成する電力系統状態作成手段と、前記
作成した電力系統断面に対する想定事故計算を行なう想
定事故計算手段と、前記想定事故計算結果に基づき過負
荷を判別する過負荷判別手段と、前記過負荷判別手段に
よる判別結果が過負荷であるとき過負荷の解消計算を行
なう過負荷解消計算手段と、前記想定事故計算結果及び
過負荷解消計算結果を表示する計算結果表示手段とから
構成した。
【0009】本発明の[請求項1]に係る電力系統監視
装置は、先ず停止作業件名取込み手段は、停止作業件名
データから系統断面時刻における件名を取り込んで停止
作業データを作成する。電力系統状態作成手段は、系統
断面時刻におけるスケジュールデータ,現在電力系統デ
ータ及び停電作業データをもとに潮流計算を行ない、指
定時刻における電力系統断面を作成する。想定事故計算
手段は、作成された前記電力系統断面をもとに、想定事
故データを読み込んで想定事故計算を行なう。過負荷判
別手段は、想定事故計算結果をもとに、想定事故後の系
統断面において過負荷が発生しているか否かを判別し、
発生していれば過負荷発生状況を作成すると共に過負荷
解消計算手段を起動し、過負荷解消計算手段は、過負荷
発生状況から過負荷を解消するための計算を行ない、過
負荷解消計算結果を作成する。計算結果表示手段は、想
定事故計算結果及び過負荷解消計算結果を編集して出力
する。
【0010】本発明の[請求項2]に係る電力系統監視
装置は、設備データ切替予定時刻を参照して、現在設備
データと将来設備データとを切替える設備データ切替手
段と、指定時刻のスケジュールデータ・停止作業件名デ
ータに基づき電力系統断面を作成する電力系統状態作成
手段と、前記作成した電力系統断面に対する想定事故計
算を行なう想定事故計算手段と、前記想定事故計算結果
に基づき過負荷を判別する過負荷判別手段と、前記過負
荷判別手段による判別結果が過負荷であるとき過負荷の
解消計算を行なう過負荷解消計算手段と、前記想定事故
計算結果及び過負荷解消計算結果を表示する計算結果表
示手段とから構成した。
【0011】本発明の[請求項2]に係る電力系統監視
装置は、設備データ切替手段は、設備データ切替予定時
刻を参照し、系統断面時刻において、現在設備データを
使用するか、将来設備データを使用するかを決定する。
電力系統状態作成手段は、系統断面時刻におけるスケジ
ュールデータ,現在電力系統データ及び設備データ切替
手段により決定した設備データをもとに潮流計算を行な
い、指定時刻における電力系統断面を作成する。
【0012】本発明の[請求項3]に係る電力系統監視
装置は、[請求項1]において、設備データ切替予定時
刻を参照して現在設備データと将来設備データとを切替
える設備データ切替手段を付加した。
【0013】本発明の[請求項3]に係る電力系統監視
装置は、電力系統状態作成手段は、スケジュールデー
タ、現在電力系統データの他に、停止作業件名取込み手
段により取り込まれた停止作業データ,設備データ切替
手段により決定した設備データをもとに潮流計算を行な
い、指定時刻における電力系統断面を作成する。
【0014】本発明の[請求項4]に係る電力系統監視
装置は、[請求項1]において、想定事故後系統におい
て供給支障が発生しているかどうかを判別し、供給支障
が生じる場合には事故復旧手段を起動し、過負荷のみ生
じる場合には過負荷解消計算手段を起動する供給支障判
別手段と、前記供給支障及び過負荷発生設備に対して、
事故復旧操作手順を作成する事故復旧手段とを備えた。
【0015】本発明の[請求項4]に係る電力系統監視
装置は、供給支障判別手段は、過負荷判別手段に代わり
想定事故後の系統断面において供給支障が発生している
か否かを判別し、供給支障が発生している場合には供給
支障状況を作成すると共に事故復旧手段を起動する。
又、過負荷のみ発生している場合には過負荷発生状況を
作成すると共に過負荷解消計算手段を起動する。なお、
事故復旧手段は、供給支障状況をもとに、供給支障を解
消するための事故復旧操作手順を作成する。そして、計
算結果表示手段は、想定事故計算結果及び過負荷解消計
算結果、又は事故復旧操作手順を編集して計算結果とし
て出力する。
【0016】本発明の[請求項5]に係る電力系統監視
装置は、[請求項4]において、停止作業件名を取り込
む停止作業件名取込み手段と、現在設備データと将来設
備データ名を切替える設備データ切替手段とを備えた。
【0017】本発明の[請求項5]に係る電力系統監視
装置は、電力系統状態作成手段は、スケジュールデー
タ,現在電力系統データの他に、停止作業件名取込み手
段により取り込まれた停止作業データ,設備データ切替
手段により決定した設備データをもとに潮流計算を行な
い、指定時刻における電力系統断面を作成する。
【0018】本発明の[請求項6]に係る電力系統監視
装置は、[請求項1]において、初期系統断面時刻から
時間刻み幅をもとに時刻を変更する計算時刻変更手段
と、各時間断面における想定事故計算結果及び過負荷解
消計算結果を保存する計算結果保存手段と、各時間断面
の保存結果を時系列に編集する計算結果編集手段とを備
えた。
【0019】本発明の[請求項6]に係る電力系統監視
装置は、計算時刻変更手段は、初期系統断面時刻に時間
刻み幅を加算して、シミュレーション時刻を算出する。
又、計算結果保存手段から起動される毎に、前回のシミ
ュレーション時刻に時間刻み幅を加算して、シミュレー
ション時刻を更新する。更新の繰り返し回数がある一定
値以上になった時に、計算結果編集手段を起動する。電
力系統状態作成手段は、スケジュールデータ,現在電力
系統データをもとに、算出したシミュレーション時刻に
おける電力系統断面を作成する。ここで、計算結果保存
手段は、各シミュレーション時刻の想定事故計算結果及
び過負荷解消計算結果を、想定事故計算結果及び過負荷
解消計算結果に一括保存し、保存後に計算時刻変更手段
を起動する。一方、計算結果編集手段は、保存された想
定事故計算結果及び過負荷解消計算結果を初期系統断面
時刻から時系列に取出して編集し、編集結果として出力
する。計算結果表示手段は、前記編集結果を計算結果と
して出力する。
【0020】本発明の[請求項7]に係る電力系統監視
装置は、[請求項6]において、停止作業件名を取り込
む停止作業件名取込み手段と、現在設備データと将来設
備データを切替える設備データ切替手段とを備えた。
【0021】本発明の[請求項7]に係る電力系統監視
装置は、電力系統状態作成手段は、スケジュールデー
タ,現在電力系統データの他に、停止作業件名取込み手
段により取り込まれた停止作業データ、設備データ切替
手段により決定した設備データをもとに潮流計算を行な
い、指定時刻における電力系統断面を作成する。
【0022】本発明の[請求項8]に係る電力系統監視
装置は、[請求項7]において、想定事故後系統におい
て供給支障が発生しているか否かを判別し、供給支障が
生じている場合には事故復旧手順を起動し、過負荷のみ
生じる場合には過負荷解消手段を起動する供給支障判別
手段と、前記供給支障及び過負荷発生設備に対して事故
復旧操作手順を作成する事故復旧手段とを備えた。
【0023】本発明の[請求項8]に係る電力系統監視
装置は、供給支障判別手段は、第7の実施の形態におけ
る過負荷判別手段に代わり、想定事故後の系統断面にお
いて供給支障が発生しているか否かを判別し、供給支障
が発生している場合には供給支障状況を作成すると共に
事故復旧手段を起動する。又、過負荷のみ発生している
場合には過負荷発生状況を作成すると共に、過負荷解消
計算手段を起動する。事故復旧手段は、供給支障状況を
もとに、供給支障を解消するための事故復旧操作手順を
作成する。計算結果保存手段は、各シミュレーション時
刻の想定事故計算結果,過負荷解消計算結果及び事故復
旧操作手順を、想定事故計算結果,過負荷解消計算結果
及び事故復旧操作手順に一括保存する。又、保存後に計
算時刻変更手段を起動する。計算結果編集手段は、保存
された想定事故計算結果,過負荷解消計算結果及び事故
復旧操作手順を初期系統断面時刻から時系列に取出して
編集し、編集結果として出力する。
【0024】本発明の[請求項9]に係る電力系統監視
装置は、[請求項8]において、ある断面における過負
荷解消手順や事故復旧手順を、次の想定事故後断面に反
映する解消手順反映手段を備えた。
【0025】本発明の[請求項9]に係る電力系統監視
装置は、解消手順反映手段は、過負荷解消計算結果又は
事故復旧操作手順を取り出して、次の時間断面の電力系
統状態に反映する。電力系統状態作成手段は、スケジュ
ールデータ,現在電力系統データ,停止作業データ,設
備データの他に、解消手順反映手段により取り込まれた
前時間断面の解消手順をもとに潮流計算を行ない、前時
間断面の解消手順を反映した電力系統断面を作成する。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)([請求項
1]対応) 図1は[請求項1]に係る電力系統監視装置の実施の形
態を示す構成図であり、図1において、図15と同一機
能部分については同一符号を付して説明を省略する。本
実施の形態では予定作業件名を考慮して将来系統断面を
作成するようにしたものであり、そのために付加した構
成は停止作業件名取込み手段15と、停止作業件名16
と、停止作業データ17である。又、その他の構成は図
15と同様であり、前記同一部分は点線で示す。
【0027】次に作用について図1及び図2を用いて説
明する。なお、図2はスケジュールデータ7の内容を示
し、7aは負荷総需要予測データ、7bは発電計画デー
タ、7cは電圧制御スケジュールデータ、7dはタップ
設定データである。
【0028】先ず、時刻tにおける系統を考える。停止
作業件名取込み手段15は、1日の停止作業件名16の
中から、時刻t以前に実施する停止作業を取り出し、こ
れを停止作業データ17として格納する。例えば、現在
時刻t0=8:00とし、系統断面時刻t=15:00
とする。又、1日の停止作業件名として表1に挙げる件
名があったとする。
【0029】この場合、時刻t以前の作業として、以下
の作業が挙げられる。 ○○線1L停止(9:00),復旧(12:0
0)。 ××発電機1G停止(13:00)。 □□変圧器Aバンク停止作業(6:00)。
【0030】しかしながら、の作業時刻は現在時刻t
0より過去であり、現在電力系統データ8にの作業は
既に反映されているため、時刻tにおける対象件名とし
て,を取り込み、停止作業データ17とする。
【0031】
【表1】
【0032】電力系統状態作成手段1は、現在電力系統
データ8から、ノード・ブランチの接続状態や、発電
機、送電線などの各設備の設備データを取り込む。次
に、1日の負荷総需要予測データ7aから時刻tにおけ
る総需要データを取出して各負荷に配分し、時刻tの負
荷データを作成する。
【0033】又、予め作成された1日の発電計画データ
7bから時刻tにおける発電機出力(計画値)を、電圧
制御スケジュールデータ7cからAVR運転の発電機の
基準電圧を取り出し、時刻tの発電機データを作成す
る。更に、予め作成された1日のタップ設定データ7d
から時刻tにおけるデータを取り出し、時刻tのタップ
データを作成する。
【0034】以上により求めた現在電力系統データ、負
荷データ、発電機データ、タップデータに、停電作業デ
ータ17を反映してノード・ブランチの接続状態や及び
発電機データを修正し電圧潮流計算を行なう。こうし
て、時刻tにおける電力系統断面を作成する。
【0035】想定事故計算手段2は、予め作成された想
定事故データ10における想定事故設備をもとに、時刻
tにおける電力系統断面に想定事故を発生させて、再度
電圧潮流計算を行ない、想定事故計算結果11を作成す
る。
【0036】過負荷判別手段3は、想定事故計算結果1
1から、想定事故後のブランチ潮流値と、予め設定され
た潮流監視値を比較し、ブランチ潮流値>潮流監視値の
場合に、当該ブランチが過負荷であると判断する。過負
荷ブランチが1個所でもある場合には、過負荷発生状況
12を作成する。過負荷発生状況の内訳(例)を表2に
示す。又、この時、過負荷解消計算手段4を起動し、過
負荷ブランチに対して過負荷解消計算を実施する。
【0037】
【表2】
【0038】過負荷解消計算手段4は、発電機の出力調
整や負荷遮断などの手段によりブランチ過負荷の解消操
作を試みる。いかなる手段をもってしても過負荷が解消
できない場合には、過負荷が最も低減するための操作を
行なう。解消操作を過負荷解消計算結果13として出力
する。又、計算結果表示手段5は、過負荷解消計算結果
13を、マンマシン出力用のデータとして編集する。表
3にマンマシン出力(例)を示す。
【0039】
【表3】
【0040】本実施の形態によれば、予定作業件名を考
慮して将来系統断面を作成することにより、将来系統の
予測の精度が向上し、予定作業による想定事故発生時の
影響を評価することができる。
【0041】(第2の実施の形態)([請求項2]対
応) 図3は[請求項2]に係る実施の形態を示す構成図であ
り、図3において、図15と同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では設備
データの切替えを考慮して将来系統断面を作成するよう
にしたものであり、そのために付加された構成は設備デ
ータ切替手段18と、設備データ切替予定時刻19と、
現在設備データ20と、将来設備データ21である。そ
の他の構成は図15と同様である。
【0042】次に作用について説明する。時刻tにおけ
る系統を考える。設備データ切替手段18は、予め設定
された設備データ切替時刻を参照して、時刻tが設備デ
ータ切替実施前の時刻であれば、現在設備データをメモ
リ上に持ち上げて系統断面の作成に使用する。
【0043】又、設備データ切替実施後の時刻であれ
ば、切替後の将来設備データを使用する。ここでいう設
備データ切替とは、設備の新設,廃止等に伴ない、実設
備と設備データを合わせるために、予め作成しておいた
将来設備データに切り替えることである。
【0044】図4は設備データ切替を説明するタイムチ
ャートである。例えば、現在時刻t0=8:00,t=
12:00,設備データ切替時刻=15:00とする。
この場合、時刻tは設備データ切替実施前であるので、
現在設備データを使用する。又、t=16:00とする
と、設備データ切替実施後であるので、将来設備データ
を使用する。
【0045】したがって作用について図1との差異部分
は、電力系統状態作成手段1が設備データ切替手段18
により決定された設備データから、ノード・ブランチの
接続状態や、発電機、送電線などの各設備の設備データ
を取り込むことだけであり、その他は第1の実施の形態
と同様であるため省略する。
【0046】本実施の形態によれば、設備データ切替を
考慮して将来系統断面を作成することにより、将来系統
の予測の精度が向上し、設備の新設、廃止等による想定
事故発生時の影響を評価することができる。
【0047】(第3の実施の形態)([請求項3]対
応) 図5は[請求項3]に係る実施の形態を示す構成図であ
り、図5において、図1,図3と同一機能部分について
は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では
図1と図3の各機能を一体としたものであり、即ち、言
い換えれば図1の構成に設備データ切替手段18を付加
したものである。したがって個々の機能についての説明
は省略する。
【0048】次に作用について説明する。時刻tにおけ
る系統を考える。例えば、現在時刻t0=8:00と
し、系統断面時刻t=15:00とする。又、1日の停
止作業件名/設備データ切替作業として表4に挙げる件
名があったとする。時刻tにおける対象件名としては下
記,を取り込み、停止作業データ17とする。
【0049】 ○○線1L停止(9:00)、復旧
(12:00)。 ××発電機1G停止(13:00)。 又、使用する設備データとしては、将来設備データを使
用する。又、全体動作は第1,第2の各実施の形態と同
様であるため、説明を省略する。
【0050】
【表4】
【0051】本実施の形態によれば、予定作業件名、及
び設備データ切替を考慮して将来系統断面を作成するこ
とにより、第1,第2の各実施の形態と比べて将来系統
の予測の精度が向上し、予定作業や設備の新設,廃止等
を総合的に考慮した想定事故発生時の影響を評価するこ
とができる。
【0052】(第4の実施の形態)([請求項4]対
応) 図6は[請求項4]に係る実施の形態を示す構成図であ
り、図6において、図1と同一機能部分については同一
符号を付して説明を省略する。本実施の形態では事故発
生時の復旧手順を明確にしようとするものであり、その
ために付加された構成は、供給支障判別手段22と、事
故復旧手段23と、供給支障状況24と、事故復旧操作
手順25である。
【0053】即ち、想定事故後系統において供給支障が
発生しているかどうかを判別し、供給支障が生じる場合
には事故復旧手段を起動し、過負荷のみ生じる場合には
過負荷解消計算手段を起動する供給支障判別手段22
と、供給支障及び過負荷発生設備に対して、事故復旧操
作手順を作成する事故復旧手段23からなる。
【0054】次に作用について説明する。先ず、供給支
障判別手段22は、想定事故計算結果11と想定事故前
の系統を比較し、想定事故前には健全であったが想定事
故により停電となった個所を抽出する。停電となった個
所がある場合には、「供給支障あり」と判断し、供給支
障状況を作成する。
【0055】供給支障状況の内訳(例)を表5に示す。
例えば、1回線送電線や、2回線送電線の片回線作業停
止中に想定事故が発生した場合、当該送電線を介して供
給される負荷系統は停電となる。又、この時事故復旧手
段23を起動して対象個所に対する事故復旧を試みる。
【0056】停電となった個所がない場合には、「供給
支障なし」と判断し、第1の実施の形態で示す過負荷判
別手段3と同様に、想定事故計算結果11から、想定事
故後のブランチ潮流値と、予め設定された潮流監視値を
比較し、ブランチ潮流値>潮流監視値の場合に、当該ブ
ランチが過負荷であると判断する。過負荷ブランチが1
個所でもある場合には、過負荷発生状況12を作成す
る。又、この時過負荷解消計算手段4を起動し、過負荷
ブランチに対して過負荷解消計算を実施する。
【0057】
【表5】
【0058】そして、事故復旧手段23は、供給支障が
発生した個所に対して、まずは事故設備を健全系統から
隔離し、系統切替や母線分離などを行なうことにより供
給支障の解消を行なう。又、過負荷が発生している個所
については過負荷解消対策も実施する。図7及び図8に
事故復旧の例を示す。
【0059】図7は想定事故後の系統である。事故によ
りEssが停電となり、30MWの供給支障が発生して
いる場合を示す。供給支障を解消するために系統切替を
実施し、GssからEssに供給するような手順を作成
する。これによりEssの供給支障は解消される。但
し、この時に過負荷が発生した場合、過負荷解消手順も
併せて実施する。
【0060】例えば、Fss−Gss間の送電線の監視
値が50MWであった場合、想定事故後は当該送電線に
は30MWの潮流が流れるが、事故復旧後の送電線には
60MWの潮流が流れ、過負荷となる。本実施の形態に
よれば、事故発生時の復旧手順が明確化されることで迅
速な対応が可能となり、系統の信頼性が向上する。
【0061】(第5の実施の形態)([請求項5]対
応) 図9は第5の実施の形態を示す構成図であり、図9にお
いて、図6と同一機能部分については同一符号を付して
説明を省略する。本実施の形態では図6に対して予定作
業件名及び設備データの切替えを考慮して将来系統断面
を作成するようにしたものである。そのために設けた構
成は、停止作業件名取込み手段15と、設備データ切替
手段18であり、その他の構成は図6と同様である。
【0062】次に作用について説明するが、ここで付加
した停止作業件名取込み手段15,設備データ切替手段
18については既に図6にて説明済みであるため、説明
を省略する。図10に停止作業を考慮した想定事故の例
を示す。Ass−Css間の2回線送電線の2L側を作
業停止し、1L側に想定事故を起こしている。第4の実
施の形態のように停止作業を考慮しない場合には、想定
事故により供給支障は生じないが、図10の例では、E
ssに供給支障が生じている。このような場合を考慮し
てなされたものである。
【0063】本実施の形態によれば、予定作業件名、及
び設備データ切替を考慮して将来系統断面を作成するこ
とにより、将来系統の予測の精度が向上し、予定作業や
設備の新設、廃止等を総合的に考慮した想定事故発生時
の影響を評価することができる。
【0064】(第6の実施の形態)([請求項6]対
応) 図11は第6の実施の形態を示す構成図であり、図11
において、図1と同一機能部分については同一符号を付
して説明を省略する。本実施の形態では時系列な系統状
態の変化を従え、将来を見通した対策を立てるようにし
たものである。そして、そのために付加した構成は、初
期系統断面時刻から時間刻み幅をもとに時刻を変更する
計算時刻変更手段26と、各時間断面における想定事故
計算結果及び過負荷解消計算結果を保存する計算結果保
存手段27と、各時間断面の保存結果を時系列に編集す
る計算結果編集手段28からなる。
【0065】次に作用について説明するが、図1との差
異部分についてのみ説明する。時刻tにおける系統を考
える。計算時刻変更手段26は、まず時刻tをシミュレ
ーション時刻30とする。電力系統状態作成手段1は、
時刻tにおける電力系統断面を作成する。想定事故計算
手段2,過負荷判別手段3,過負荷解消計算手段4によ
り、時刻tにおける想定事故計算を実施し、過負荷が発
生している場合には過負荷解消計算を実施して結果出力
することは既に説明した通りである。
【0066】計算結果保存手段27は、時刻tにおける
想定事故計算結果11及び過負荷解消計算結果13をデ
ィスクデータとして保存しておく。保存が終了すると、
計算時刻変更手段26を起動する。計算時刻変更手段2
6は、時間刻み幅29(Δt)を前回シミュレーション
時刻tに加算し、時刻(t+Δt)をシミュレーション
時刻30とする。
【0067】時刻(t+Δt)において、同様に電力系
統状態作成手段1,想定事故計算手段2,過負荷判別手
段3,過負荷解消計算手段4,計算結果保存手段27を
実行する。上記繰り返し計算がある一定回数(n)を超
えた場合に、計算時刻変更手段26は、計算結果編集手
段28を起動する。
【0068】計算結果編集手段28は、時刻t〜t+Δ
t・(n−1)迄のn回の計算結果を時系列に編集し、
編集結果33として出力する。計算結果表示手段5は、
編集結果33を、マンマシン出力用のデータとして編集
する。表6に、時刻t=10:00、Δt=30
(分)、n=4(回)とした場合の、編集結果のマンマ
シン出力(例)を示す。
【0069】
【表6】
【0070】上記表6の例では、10:00の断面では
過負荷が発生しないが、10:30の断面になると○○
線2Lに過負荷が発生し、更に、11:30の断面にな
ると□□線1Lにも過負荷が発生している。このよう
に、時系列で過負荷発生状況を捉えることができる。
【0071】本実施の形態によれば、時系列な系統状態
の変化を捉え、「あとどれくらい経つと事故により過負
荷が発生するので対策が必要か」という観点に立って過
負荷解消計算を行なうことで、第1の実施の形態と比べ
て、より将来を見通した対策を立てることが可能であ
る。
【0072】(第7の実施の形態)([請求項7]対
応) 図12は第7の実施の形態を示す構成図であり、図12
において、図11と同一機能部分については同一符号を
付して説明を省略する。本実施の形態では予定作業件名
及び設備切替えを考慮して将来系統断面を作成しようと
するものである。そして、そのために付加した構成は、
停止作業件名取込み手段15と設備データ切替手段18
であり、その他の構成は図11と同様である。
【0073】次に作用について説明するが、図11との
差異部分についてのみ説明する。したがって計算時刻変
更手段26,計算結果保存手段27,計算結果編集手段
28は、第6の実施の形態で既に説明した通りである。
表7に、停止作業、及び設備データ切替を考慮した、マ
ンマシン出力例を示す。
【0074】計算条件については第6の実施の形態と同
様である。停止作業件名,設備データ切替については、
以下に示す通りである。 ○○線1L停止(9:00),復旧(10:30。 設備データ切替(11:00)。
【0075】
【表7】
【0076】上記表7の例では、停電作業及び設備デー
タ切替を加味した上で、時系列に過負荷発生状況を捉え
ることができる。よって、将来発生すると予想される過
負荷が停止作業などによる影響なのかどうかを判断する
ことができる。
【0077】本実施の形態によれば、予定作業件名、及
び設備データ切替を考慮して将来系統断面を作成するこ
とにより、第6の実施の形態と比べて将来系統の予測の
精度が向上し、予定作業や設備の新設、廃止等を総合的
に考慮した想定事故発生時の影響を時系列に評価するこ
とができる。
【0078】(第8の実施の形態)([請求項8]対
応) 図13は第8の実施の形態を示す構成図であり、図13
において、図12と同一機能部分については同一符号を
付して説明を省略する。本実施の形態では第7の実施の
形態に対して、事故発生時の供給支障状況及び復旧手順
を明確化しようとするものである。そして、そのために
付加された構成は供給支障判別手段22と、事故復旧手
段23であり、その他は図12と同様である。
【0079】次に作用について説明するが、図12との
差異部分についてのみ説明する。なお、供給支障判別手
段22,事故復旧手段23は、既に説明した通りであ
る。表8に、供給支障発生状況を考慮した、マンマシン
出力例を示す。なお、計算条件については第7の実施の
形態と同様である。
【0080】
【表8】
【0081】上記表8の例では、11:00の断面にお
いて供過負荷及び供給支障が発生している。供給支障設
備は、Ess66kV母線とFss66kV母線で、供
給支障量合計は70MWである。事故復旧手段により、
Ess66kV母線は供給支障が解消できたが、Fss
66kV母線は解消不能で、40MWの供給支障が残っ
てしまっているというケースである。一方、同時刻にお
いて過負荷は○○線2Lに発生しているが、過負荷解消
計算手段により解消されてる。このように、過負荷発生
状況、及び供給支障発生状況を時系列に捉えることがで
きる。
【0082】本実施の形態によれば、第7の実施の形態
と比べて事故発生時の供給支障状況及び復旧手順が明確
化されることでルート断のような重大事故が発生した場
合においても迅速な対応が可能となり、系統の信頼性が
向上する。
【0083】(第9の実施の形態)([請求項9]対
応) 図14は第9の実施の形態を示す構成図であり、図14
において、図13と同一機能部分については同一符号を
付して説明を省略する。本実施の形態では第8の実施の
形態に対して、将来先まで見通した解消手順を提示する
ようにしたものであり、そのために付加した構成はある
断面における過負荷解消手順や事故復旧手順を次の想定
事故後断面に反映する解消手順反映手段35である。
【0084】次に作用について説明するが、図13に対
して図14が有する差異部分のみについて説明する。時
刻tにおける系統を考える。計算時刻変更手段26は、
まず時刻tをシミュレーション時刻30とする。電力系
統状態作成手段1は、時刻tにおける電力系統断面を作
成する。
【0085】想定事故計算手段2,供給支障判別手段2
2,過負荷解消計算手段4,事故復旧手段23により、
時刻tにおける想定事故計算を実施し、過負荷が発生し
ている場合には過負荷解消計算を、供給支障が発生して
いる場合には事故復旧計算を実施して結果出力すること
は既に説明した通りである。
【0086】そして、計算結果保存手段27は、時刻t
における想定事故計算結果11,過負荷解消計算結果1
3,事故復旧操作手順25をディスクデータとして保存
しておく。保存が終了すると、計算時刻変更手段26を
起動する。計算時刻変更手段26は、時間刻み幅29
(Δt)を前回シミュレーション時刻tに加算し、時刻
(t+Δt)をシミュレーション時刻30とする。
【0087】時刻(t+Δt)において、解消手順反映
手段35は、前回シミュレーション時刻tにおける過負
荷解消手順、あるいは事故復旧操作手順を取り出す。電
力系統状態作成手段1は、解消手順反映手段35により
取り出された手順を時刻(t+Δt)の電力系統断面作
成時に反映する。以降、想定事故計算手段2,供給支障
判別手段22,過負荷解消計算手段4,事故復旧手段2
4,計算結果保存手段27を実行することは既に説明し
た通りである。
【0088】上記繰り返し計算がある一定回数(n)を
超えた場合に、計算時刻変更手段26は、計算結果編集
手段28を起動する。計算結果編集手段28は、時刻t
〜t+Δt・(n−1)迄のn回の計算結果を時系列に
編集し、編集結果33として出力する。計算結果表示手
段5は、編集結果33を、マンマシン出力用のデータと
して編集する。
【0089】これにより、例えばある時間断面t1で、
あるブランチに過負荷が50MW発生し、過負荷解消計算
により解消できたとしても、解消手順を反映した次の断
面(t1+Δt)において想定事故計算を行なったとこ
ろ、需要の増加などの要因で、同一ブランチに新たに1
0MWの過負荷が生じたとする。
【0090】この場合、時刻t1での解消手順を行なう
のではなく、時刻(t1+Δt)までの解消手順を考慮
する必要がある。即ち、60MWの潮流を減少させるよ
うな解消手順を実施れば、時刻(t1+Δt)までの断
面においては少なくとも過負荷は発生しなくなる。この
ように、先まで見通した解消手順の評価が容易にでき
る。
【0091】本実施の形態によれば、第8の実施の形態
と比べて、ある一断面における解消手順の提示だけでは
なく、将来先まで見通した解消手順の提示を行なうこと
ができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
力系統監視装置において、電力系統断面作成に、停止作
業計画や設備の新設による設備データの切替などを考慮
することにより、精度の高い将来系統の予測が可能とな
る。又、時系列な系統状態の変化を捉えた解消手順を提
示するこにより、1日の需要の変化に応じた過負荷のチ
ェック及び解消対策の評価を行なうことができる。更
に、供給支障が発生した個所については供給支障の解消
手順を提示することにより、実事故発生時における迅速
な復旧につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の[請求項1]に関する機能ブロック構
成図。
【図2】スケジュールデータの構成を示す図。
【図3】本発明の[請求項2]に関する機能ブロック構
成図。
【図4】設備データの切替えを説明するタイムチャー
ト。
【図5】本発明の[請求項3]に関する機能ブロック構
成図。
【図6】本発明の[請求項4]に関する機能ブロック構
成図。
【図7】過負荷発生後の供給支障を説明する図。
【図8】過負荷による事故復旧後の状態を説明する図。
【図9】本発明の[請求項5]に関する機能ブロック構
成図。
【図10】想定事故の事故発生後を示す図。
【図11】本発明の[請求項6]に関する機能ブロック
構成図。
【図12】本発明の[請求項7]に関する機能ブロック
構成図。
【図13】本発明の[請求項8]に関する機能ブロック
構成図。
【図14】本発明の[請求項9]に関する機能ブロック
構成図。
【図15】従来の電力系統監視装置を説明する機能ブロ
ック構成図。
【符号の説明】
1 電力系統状態作成手段 2 想定事故計算手段 3 過負荷判別手段 4 過負荷解消計算手段 5 計算結果表示手段 6 系統断面時刻 7 スケジュールデータ 8 現在電力系統データ 9 電力系統状態 10 想定事故データ 11 想定事故計算結果 12 過負荷発生状況 13 過負荷解消計算結果 14 計算結果 15 停止作業件名取込み手段 16 停止作業件名 17 停止作業データ 18 設備データ切替手段 19 設備データ切替予定時刻 20 現在設備データ 21 将来設備データ 22 供給支障判別手段 23 事故復旧手段 24 供給支障状況 25 事故復旧操作手順 26 計算時刻変更手段 27 計算結果保存手段 28 計算結果編集手段 29 時間刻み幅 30 シミュレーション時刻 31 想定事故計算結果 32 過負荷解消計算結果 33 編集結果 34 事故復旧操作手順 35 解消手順反映手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定時刻における停止作業件名データを
    取り込む停止作業件名取込み手段と、前記指定時刻のス
    ケジュールデータ・停止作業件名データに基づき電力系
    統断面を作成する電力系統状態作成手段と、前記作成し
    た電力系統断面に対する想定事故計算を行なう想定事故
    計算手段と、前記想定事故計算結果に基づき過負荷を判
    別する過負荷判別手段と、前記過負荷判別手段による判
    別結果が過負荷であるときその過負荷の解消計算を行な
    う過負荷解消計算手段と、前記想定事故計算結果及び過
    負荷解消計算結果を表示する計算結果表示手段とを備
    え、任意の系統断面において、将来の停止作業計画を考
    慮した系統において想定事故を起こした場合の系統状態
    を把握し、過負荷が発生している場合には過負荷解消計
    算を行ないその解消手順を提示することを特徴とする電
    力系統監視装置。
  2. 【請求項2】 設備データ切替予定時刻を参照して、現
    在設備データと将来設備データを切替える設備データ切
    替手段と、指定時刻のスケジュールデータ・停止作業件
    名データに基づき電力系統断面を作成する電力系統状態
    作成手段と、前記作成した電力系統断面に対する想定事
    故計算を行なう想定事故計算手段と、前記想定事故計算
    結果に基づき過負荷を判別する過負荷判別手段と、前記
    過負荷判別手段による判別結果が過負荷であるときその
    過負荷の解消計算を行なう過負荷解消計算手段と、前記
    想定事故計算結果及び過負荷解消計算結果を表示する計
    算結果表示手段とを備え、将来の設備データ切替を考慮
    した系統において想定事故を起こした場合の系統状態を
    把握し、過負荷が発生している場合には過負荷解消計算
    を行ないその解消手順を提示することを特徴とする電力
    系統監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電力系統監視装置におい
    て、設備データ切替予定時刻を参照して現在設備データ
    と将来設備データとを切替える設備データ切替手段を付
    加したことを特徴とする電力系統監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電力系統監視装置におい
    て、想定事故後系統において供給支障が発生しているか
    どうかを判別し、供給支障が生じる場合には事故復旧手
    段を起動し、過負荷のみ生じる場合には過負荷解消計算
    手段を起動する供給支障判別手段と、前記供給支障及び
    過負荷発生設備に対して、事故復旧操作手順を作成する
    事故復旧手段とを備えたことを特徴とする電力系統監視
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電力系統監視装置におい
    て、停止作業件名を取り込む停止作業件名取込み手段
    と、現在設備データと将来設備データを切替える設備デ
    ータ切替手段とを備えたことを特徴とする電力系統監視
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電力系統監視装置におい
    て、初期系統断面時刻から時間刻み幅をもとに時刻を変
    更する計算時刻変更手段と、各時間断面における想定事
    故計算結果及び過負荷解消計算結果を保存する計算結果
    保存手段と、各時間断面の保存結果を時系列に編集する
    計算結果編集手段とを備えたことを特徴とする電力系統
    監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電力系統監視装置におい
    て、停止作業名を取り込む停止作業件名取込み手段と、
    現在設備データと将来設備データを切替える設備データ
    切替手段とを備えたことを特徴とする電力系統監視装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電力系統監視装置におい
    て、想定事故後系統において供給支障が発生しているか
    否かを判別し、供給支障が生じている場合には事故復旧
    手段を起動し、過負荷のみ生じる場合には過負荷解消計
    算手段を起動する供給支障判別手段と、前記供給支障及
    び過負荷発生設備に対して、事故復旧操作手順を作成す
    る事故復旧手段とを備えたことを特徴とする電力系統監
    視装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電力系統監視装置におい
    て、ある断面における過負荷解消手順や事故復旧手順を
    次の想定事故後断面に反映する解消手順反映手段を備え
    たことを特徴とする電力系統監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004088842A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Mitsubishi Electric Corp 発電機制御装置
WO2012051460A2 (en) * 2010-10-15 2012-04-19 Gridspeak Corporation Systems and methods for automated availability and/or outage management

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