JP2002217807A - ダイバーシティ受信機 - Google Patents

ダイバーシティ受信機

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JP2002217807A
JP2002217807A JP2001008369A JP2001008369A JP2002217807A JP 2002217807 A JP2002217807 A JP 2002217807A JP 2001008369 A JP2001008369 A JP 2001008369A JP 2001008369 A JP2001008369 A JP 2001008369A JP 2002217807 A JP2002217807 A JP 2002217807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信感度の劣化を抑えることが可能なダイバ
ーシティ受信機を得る。 【解決手段】 受信レベル算出部9は、受信した0系及
び1系のRF信号の信号レベルを算出する。無線部5a
の受信レベル報告部22は、0系及び1系のRF信号を
所定レベル増幅し、かつ、共通の信号を用いてIF信号
に変換する無線部5aの出力である0系及び1系のIF
信号の信号レベルから無線部5aの利得と低雑音増幅部
4a又は4dの利得とを減算して0系及び1系のRF’
信号レベルを算出する。減衰量算出部10は、これ等の
算出された信号レベルを基に0系及び1系のRF信号レ
ベルの減衰量を算出し、これ等減衰量に応じて制御部1
1が、対応する可変減衰部8a及び8bを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイバーシティ受信
機に関し、特に0系及び1系の受信高周波(RF)信号
を所定レベル増幅し、かつ、共通の発振手段から分配さ
れた信号を用いてそれぞれ0系及び1系の中間周波数
(IF)信号に変換して出力する無線部を含むダイバー
シティ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のダイバーシティ受信機につ
いて説明するための図である。図9(a)において、従
来のダイバーシティ受信機110を有するクロスコネク
ト構成の無線基地局100は、3つのセクタであるセク
タ1、セクタ2及びセクタ3内に存在する移動端末から
送信される高周波信号を受信する。
【0003】図9(a)及び(b)において、無線基地
局100は、セクタ1に存在する移動端末2aからの高
周波信号をダイバーシティ受信する2対のアンテナであ
る0系のアンテナ3a及び1系のアンテナ3bと、セク
タ2に存在する移動端末2bからの高周波信号をダイバ
ーシティ受信する2対のアンテナである0系のアンテナ
3c及び1系のアンテナ3dと、セクタ3に存在する図
示せぬ移動端末からの高周波信号をダイバーシティ受信
する2対のアンテナである0系のアンテナ3e及び1系
のアンテナ3fとを有している。
【0004】そして、良好な受信特性を得るための低雑
音増幅部4a〜4fがアンテナ3a〜3fの直下にそれ
ぞれ接続されている。すなわち、アンテナ3aで受信さ
れた高周波信号は低雑音増幅部4aで増幅され、アンテ
ナ3bで受信された高周波信号は低雑音増幅部4bで増
幅され、アンテナ3cで受信された高周波信号は低雑音
増幅部4cで増幅され、アンテナ3dで受信された高周
波信号は低雑音増幅部4dで増幅され、アンテナ3eで
受信された高周波信号は低雑音増幅部4eで増幅され、
アンテナ3fで受信された高周波信号は低雑音増幅部4
fで増幅される。
【0005】図10は図9に示すダイバーシティ受信機
110の構成を示す図であり、図9と同等部分は同一符
号にて示している。図10において、ダイバーシティ受
信機110の無線部120aには、低雑音増幅部4aと
低雑音増幅部4dとが接続されている。なお、図10に
は図示していないが、ダイバーシティ受信機110は、
無線部120aと同様の構成である無線部120b及び
無線部120cを更に有しており、無線部120bに
は、低雑音増幅部4cと低雑音増幅部4fとが接続さ
れ、無線部120cには、低雑音増幅部4eと低雑音増
幅部4bとが接続されている。
【0006】このように、クロスコネクト構成のダイバ
ーシティ受信機110は、ダイバーシティのための受信
ブランチを2系統有する各無線部120a〜cの各系に
それぞれ異なるセクタのアンテナ3a〜3fを接続する
ことによって冗長構成をなしている。換言すれば、各無
線部120a〜cには、0系及び1系の互いに異なる受
信高周波信号が入力されている。
【0007】図11は図10に示す無線部120aの構
成を示す図であり、アンテナ3aの系が0系であり、ア
ンテナ3dの系が1系である。図11において、ダブル
スーパーヘテロダイン方式の無線部120aは、低雑音
増幅部4aから入力される高周波信号を所定レベル増幅
する増幅部12aと、低雑音増幅部4dから入力される
高周波信号を所定レベル増幅する増幅部12bと、増幅
部12aの出力を入力とし、適用する移動通信システム
の無線チャネルの帯域外の周波数成分を減衰する高周波
フィルタ部13aと、増幅部12bの出力を入力とし、
適用する移動通信システムの無線チャネルの帯域外の周
波数成分を減衰する高周波フィルタ部13bとを有して
いる。
【0008】さらに、無線部120aは、第1ローカル
信号を出力するシンセサイザ部14と、各系へ第1ロー
カル信号を分配する分配部15と、高周波フィルタ部1
3aの出力である高周波信号を第1ローカル信号を用い
て第1中間周波数信号へ周波数変換するミキサ部16a
と、高周波フィルタ部13bの出力である高周波信号を
第1ローカル信号を用いて第1中間周波数信号へ周波数
変換するミキサ部16bとを有している。
【0009】またさらに、無線部120aは、ミキサ部
16aの出力を入力とし、使用する無線チャネルに帯域
制限する中間周波数フィルタ部17aと、ミキサ部16
bの出力を入力とし、使用する無線チャネルに帯域制限
する中間周波数フィルタ部17bと、第2ローカル信号
を出力するシンセサイザ部18と、各系へ第2ローカル
信号を分配する分配部19と、中間周波数フィルタ部1
7aの出力である第1中間周波数信号を第2ローカル信
号を用いて第2中間周波数信号へ周波数変換するミキサ
部20aと、中間周波数フィルタ部17bの出力である
第1中間周波数信号を第2ローカル信号を用いて第2中
間周波数信号へ周波数変換するミキサ部20bとを有し
ている。
【0010】そしてさらに、無線部120aは、ミキサ
部20aの出力である第2中間周波数信号の信号レベル
を検出し検波電圧を出力する検波器21aと、ミキサ部
20bの出力である第2中間周波数信号の信号レベルを
検出し検波電圧を出力する検波器21bと、検波器21
aからの検波電圧からアンテナ3aで受信された0系の
受信信号の信号レベルを求め、検波器21bからの検波
電圧からアンテナ3dで受信された1系の受信信号の信
号レベルを求め、これ等信号レベルを図示せぬ上位装置
に報告する受信レベル報告部130とを有している。
【0011】以下、図9において、無線基地局装置10
0が、移動端末2a及び2bからそれぞれ送信される高
周波信号を受信しているものとして、ダイバーシティ受
信機110の動作について無線部120aに着目して説
明する。
【0012】図10及び11において、無線基地局装置
100の0系のアンテナ3aが受信した移動端末2aか
らの高周波信号の信号レベルが−100[dBm]、1
系のアンテナ3dが受信した移動端末2bからの高周波
信号の信号レベルが−95[dBm]である場合、0系
の低雑音増幅部4aは、高周波信号を40[dB]増幅
し、−60[dBm]の高周波信号を出力する。1系の
低雑音増幅部4dも同様に高周波信号を40[dB]増
幅し、−55[dBm]の高周波信号を出力する。
【0013】ダイバーシティ受信機110の無線部12
0aは、周波数変換を2回に分けて行い合計40[d
B]の増幅を行う。その結果、無線部120aのミキサ
部20aは、−20[dBm]の第2中間周波数信号を
出力し、ミキサ部20bも同様に−15[dBm]の第
2中間周波数信号を出力する。
【0014】検波器21aは、ミキサ部20aからの第
2中間周波数信号を検波電圧に変換し出力する。検波器
21bは、ミキサ部20bからの第2中間周波数信号を
検波電圧に変換し出力する。受信レベル報告部130
は、検波器21aからの検波電圧からアンテナ3aで受
信された0系受信信号のレベルが−100[dBm]と
求め、また、同様に検波器21bからの検波電圧を基に
アンテナ3dで受信された1系受信信号のレベルが−9
5[dBm]と求め、これ等を図示せぬ上位装置に報告
する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のダイバ
ーシティ受信機110では、例えば、0系に入力される
高周波信号が、ミキサ部16a→分配部15→ミキサ部
16bと経由して、雑音として1系に入力されてしま
う。その際に、1系に入力された高周波信号の信号レベ
ルが0系に入力された高周波信号の信号レベルに対し低
いと、0系から回り込んだ高周波信号が雑音成分として
影響するため、1系の受信感度を劣化させてしまうとい
う問題がある。
【0016】また、これによって、受信帯域の雑音電力
が増えるため、システムの容量を抑圧するという問題が
ある。
【0017】また、従来のダイバーシティ受信機110
では、無線部120a〜120cで利得低下等の故障が
生じた場合に、図示せぬ上位装置にて、移動端末からの
発呼が停止したことによって異常を判断し、故障発生源
の調査を行うため、システムの復旧に時間がかかるとい
う問題がある。
【0018】本発明の第1の目的は、受信感度の劣化を
抑えることが可能なダイバーシティ受信機を提供するこ
とである。
【0019】本発明の第2の目的は、システムの容量を
低減させることのないダイバーシティ受信機を提供する
ことである。
【0020】本発明の第3の目的は、無線部の故障を即
座に検出することが可能なダイバーシティ受信機を提供
することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のダイバーシティ
受信機は、0系及び1系の受信高周波(RF)信号を所
定レベル増幅し、かつ、共通の発振手段から分配された
信号を用いてそれぞれ前記0系及び1系の中間周波数
(IF)信号に変換して出力する無線部を含むダイバー
シティ受信機であって、前記0系及び1系のRF信号レ
ベルを算出する第1の信号レベル算出手段と、前記0系
及び1系のIF信号レベルを算出する第2の信号レベル
算出手段と、前記0系及び1系のRF信号レベルと前記
0系及び1系のIF信号レベルとを基に、前記0系及び
1系のRF信号レベルを制御する制御手段とを含むこと
を特徴とする。
【0022】また、前記ダイバーシティ受信機におい
て、前記制御手段は、前記0系及び1系のRF信号レベ
ルと前記0系及び1系のIF信号レベルとを基に、前記
0系及び1系のRF信号レベルの各変化量を算出する変
化量算出手段と、これ等変化量に応じて対応する前記0
系及び1系のRF信号レベルを可変制御するレベル可変
手段とを有することを特徴とする。
【0023】さらに、前記ダイバーシティ受信機におい
て、前記変化量算出手段は、前記1系のIF信号レベル
から前記無線部における利得を減算して得られる値であ
る1系のRF’信号レベルと前記1系のRF信号レベル
とを比較し、前記0系のRF信号レベルと前記1系のR
F信号レベルとの差の絶対値と所定値とを比較して、こ
れ等比較結果に応じて前記0系のRF信号レベルの変化
量である減衰量を算出し、前記レベル可変手段は、この
減衰量に応じて前記0系のRF信号を減衰させることを
特徴とする。
【0024】またさらに、前記ダイバーシティ受信機に
おいて、前記変化量算出手段は、前記0系のIF信号レ
ベルから前記無線部における利得を減算して得られる値
である0系のRF’信号レベルと前記0系のRF信号レ
ベルとを比較し、前記絶対値と前記所定値とを比較し
て、これ等比較結果に応じて前記1系のRF信号レベル
の変化量である減衰量を算出し、前記レベル可変手段
は、この減衰量に応じて前記1系のRF信号を減衰させ
ることを特徴とする。
【0025】さらにはまた、前記ダイバーシティ受信機
において、前記変化量算出手段は、前記1系のRF信号
レベルが前記1系のRF’信号レベルより大であると
き、この旨を示すアラームを出力し、前記0系のRF信
号レベルが前記0系のRF’信号レベルより大であると
き、この旨を示すアラームを出力することを特徴とす
る。
【0026】本発明の作用は次の通りである。第1の信
号レベル算出手段は、受信した0系及び1系のRF信号
の信号レベルを算出する。第2の信号レベル算出手段
は、0系及び1系のRF信号を所定レベル増幅し、か
つ、共通の信号を用いてIF信号に変換する無線部の出
力である0系及び1系のIF信号の信号レベルを算出す
る。制御手段は、これ等の算出された信号レベルを基に
0系及び1系のRF信号レベルを制御するが、より具体
的には、制御手段の変化量算出手段が、1系のIF信号
レベルから無線部での利得を減算して得た1系のRF’
信号レベルと1系のRF信号レベルとを比較し、0系の
RF信号レベルと1系のRF信号レベルとの差の絶対値
と所定値とを比較して、これ等比較結果に応じて0系の
RF信号レベルの減衰量を算出する。また、変化量算出
手段は、0系のIF信号レベルから無線部での利得を減
算して得た0系のRF’信号レベルと0系のRF信号レ
ベルとを比較し、上記絶対値と上記所定値とを比較し
て、これ等比較結果に応じて1系のRF信号レベルの減
衰量を算出する。そして、制御手段のレベル可変手段
は、0系のRF信号レベルの減衰量に応じて0系のRF
信号を減衰させ、1系のRF信号レベルの減衰量に応じ
て1系のRF信号を減衰させる。また、変化量算出手段
は、1系のRF信号レベルが1系のRF’信号レベルよ
り大であるとき、無線部の1系が故障しているので、こ
の旨を示すアラームを出力し、0系のRF信号レベルが
0系のRF’信号レベルより大であるとき、無線部の0
系が故障しているので、この旨を示すアラームを出力す
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を用いて説明する。図1は本発明の実施例によるダ
イバーシティ受信機6について説明するための図であ
る。なお、全ての図面について同等部分は同一符号にて
示している。図1(a)において、本実施例によるダイ
バーシティ受信機6を有するクロスコネクト構成の無線
基地局1は、3つのセクタであるセクタ1、セクタ2及
びセクタ3内に存在する移動端末から送信される高周波
信号を受信する。
【0028】図1(a)及び(b)において、無線基地
局1は、図9と同様に、セクタ1に存在する移動端末2
aからの高周波信号をダイバーシティ受信する0系のア
ンテナ3a及び1系のアンテナ3bと、セクタ2に存在
する移動端末2bからの高周波信号をダイバーシティ受
信する0系のアンテナ3c及び1系のアンテナ3dと、
セクタ3に存在する図示せぬ移動端末からの高周波信号
をダイバーシティ受信する0系のアンテナ3e及び1系
のアンテナ3fとを有している。
【0029】そして、良好な受信特性を得るための低雑
音増幅部4a〜4fがアンテナ3a〜3fの直下にそれ
ぞれ接続されている。これについても、図9と同様であ
るため説明を省略する。
【0030】図2は図1に示すダイバーシティ受信機6
の構成を示す図である。図2において、本実施例による
ダイバーシティ受信機6は、無線部5aと、検波部7
と、可変減衰部8a及び8bと、受信レベル算出部9
と、減衰量算出部10と、制御部11とを有している。
【0031】検波部7は、低雑音増幅部4a及び4dか
ら入力される各高周波信号の信号レベルを検出し検波電
圧を出力する。可変減衰部8aは、低雑音増幅部4aか
らの高周波信号を制御部11からの制御電圧に応じて減
衰させ、可変減衰部8bは、低雑音増幅部4dからの高
周波信号を制御部11からの制御電圧に応じて減衰させ
る。
【0032】無線部5aは、可変減衰部8a及び8bの
出力である高周波信号をそれぞれ第2中間周波数信号に
周波数変換して図示せぬ上位装置に出力すると共に、第
2中間周波数信号を基に算出した信号レベルを減衰量算
出部10に出力し、かつ、減衰量算出部10から通知さ
れる可変減衰部8a及び8bの各減衰量の分を補正し
て、上記信号レベルを算出する。
【0033】受信レベル算出部9は、検波部7からの各
検波電圧を基にアンテナ3a及び3dでそれぞれ受信さ
れた0系及び1系の高周波信号の信号レベルを算出す
る。以下、受信レベル算出部9で算出された0系の高周
波信号レベルを0系のRF信号レベルと呼び、受信レベ
ル算出部9で算出された1系の高周波信号レベルを1系
のRF信号レベルと呼ぶ。
【0034】減衰量算出部10は、受信レベル算出部9
で算出された0系及び1系のRF信号レベルと無線部5
aで算出された信号レベルとを基に、可変減衰部8a及
び8bで必要な減衰量を算出する。制御部11は、減衰
量算出部10からの可変減衰部8a及び8bで必要な減
衰量をそれぞれ制御電圧に変換し、可変減衰部8a及び
8bへ出力する。
【0035】また、A0はアンテナ3aで受信された0
系の高周波信号の信号レベル、すなわち、0系のRF信
号レベル、A1はアンテナ3dで受信された1系の高周
波信号の信号レベル、すなわち、1系のRF信号レベ
ル、B0は低雑音増幅部4aの出力である高周波信号の
信号レベル、B1は低雑音増幅部4dの出力である高周
波信号の信号レベル、C0は可変減衰部8aの出力であ
る高周波信号の信号レベル、C1は可変減衰部8bの出
力である高周波信号の信号レベルである。D0及びD1
については後述する。
【0036】なお、図2には図示していないが、ダイバ
ーシティ受信機6は、無線部5aと同様の構成である無
線部5b及び無線部5cを更に有している。すなわち、
ダイバーシティ受信機6は、無線部5aと、検波部7
と、可変減衰部8a及び8bと、受信レベル算出部9
と、減衰量算出部10と、制御部11とをアンテナ3a
及び3dに対する一組とすれば、アンテナ3c及び3f
に対する同様の一組(無線部5bを含んでいる)と、ア
ンテナ3e及び3bに対する同様の一組(無線部5cを
含んでいる)とを更に有しているのである。
【0037】このように、クロスコネクト構成のダイバ
ーシティ受信機6は、ダイバーシティのための受信ブラ
ンチを2系統有する各無線部5a〜5cの各系にそれぞ
れ異なるセクタのアンテナ3a〜3fを接続することに
よって冗長構成をなしている。換言すれば、各無線部5
a〜5cには、0系及び1系の互いに異なる受信高周波
信号が入力されている。
【0038】図3は図2に示す無線部5aの構成を示す
図であり、アンテナ3aの系が0系であり、アンテナ3
dの系が1系である。図3において、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式の無線部5aは、増幅部12a及び12
bと、高周波フィルタ部13a及び13bと、シンセサ
イザ部14及び18と、分配部15及び19と、ミキサ
部16a、16b、20a及び20bと、中間周波数フ
ィルタ部17a及び17bと、検波器21a及び21b
とを有している。これ等については、図11と同様であ
るため説明を省略する。
【0039】そしてさらに、無線部5aは、検波器21
a及び21bからの検波電圧を基にミキサ部20a及び
20bの出力(無線部5aの出力)である0系及び1系
の第2中間周波数信号の信号レベルを算出し、さらに、
算出された0系及び1系の中間周波数信号レベルから無
線部5aの利得と低雑音増幅部4a又は4dの利得とを
減算することで得られた0系及び1系の値を減衰量算出
部10及び図示せぬ上位装置に出力する受信レベル報告
部22を有している。
【0040】以下、受信レベル報告部22で算出される
0系の第2中間周波数信号レベルを0系のIF信号レベ
ルと呼び、受信レベル報告部22で算出される1系の第
2中間周波数信号レベルを1系のIF信号レベルと呼
び、受信レベル報告部22で0系のIF信号レベルから
無線部5aの利得と低雑音増幅部4aの利得とを減算し
て得られた値を0系のRF’信号レベルと呼び、受信レ
ベル報告部22で1系のIF信号レベルから無線部5a
の利得と低雑音増幅部4dの利得とを減算して得られた
値を1系のRF’信号レベルと呼ぶ。なお、0系のR
F’信号レベルは0系のRF信号レベルと同等であり、
1系のRF’信号レベルは1系のRF信号レベルと同等
である。
【0041】受信レベル報告部22は、さらに、減衰量
算出部10から通知される可変減衰部8a及び8bの各
減衰量の分を補正して0系及び1系のRF’信号レベル
を求め、これ等0系及び1系のRF’信号レベルを減衰
量算出部10及び図示せぬ上位装置に報告をする また、D0はミキサ部20aの出力である第2中間周波
数信号の信号レベル、すなわち、0系のIF信号レベ
ル、D1はミキサ部20bの出力である第2中間周波数
信号の信号レベル、すなわち、1系のIF信号レベル、
A0’は0系のRF’信号レベル、A1’は1系のR
F’信号レベルである。
【0042】図4は図2に示す検波部7の構成を示す図
である。図4において、検波部7は、シンセサイザ部1
4と同様に第1ローカル信号を出力するシンセサイザ部
23a及び23bと、ミキサ部16aと同様に、低雑音
増幅部4aからの高周波信号をシンセサイザ部23aか
らの第1ローカル信号を用いて第1中間周波数信号へ周
波数変換するミキサ部24aと、ミキサ部16bと同様
に、低雑音増幅部4dからの高周波信号をシンセサイザ
部23bからの第1ローカル信号を用いて第1中間周波
数信号へ周波数変換するミキサ部24bとを有してい
る。
【0043】また、検波部7は、中間周波数フィルタ部
17aと同様に、ミキサ部24aからの第1中間周波数
信号を使用する無線チャネルに帯域制限する中間周波数
フィルタ部25aと、中間周波数フィルタ部17bと同
様に、ミキサ部24bからの第1中間周波数信号を使用
する無線チャネルに帯域制限する中間周波数フィルタ部
25bと、検波器21aと同様に、中間周波数フィルタ
部25aからの第1中間周波数信号の信号レベルを検出
し検波電圧を出力する検波器26aと、検波器21bと
同様に、中間周波数フィルタ部25bからの第1中間周
波数信号の信号レベルを検出し検波電圧を出力する検波
器26bとを有している。
【0044】次に、本発明の実施例によるダイバーシテ
ィ受信機6の動作について図面を用いて説明する。以
下、図1において、無線基地局装置1が、移動端末2a
及び2bからそれぞれ送信される高周波信号を受信して
いるものとして、ダイバーシティ受信機6の動作につい
て無線部5aに着目して説明する。図5は本発明の実施
例によるダイバーシティ受信機6の動作について説明す
るためのフローチャートである。
【0045】図1〜5において、減衰量算出部10に
は、受信レベル算出部9で算出された0系のRF信号レ
ベルであるA0[dBm]及び1系のRF信号レベルで
あるA1[dBm]と、無線部5aの受信レベル報告部
22で算出された0系のRF’信号レベルであるA0’
[dBm]及び1系のRF’信号レベルであるA1’
[dBm]とが入力されている(ステップS1)。0系
のRF信号レベルA0と0系のRF’信号レベルA0’
とを比較する際、また、1系のRF信号レベルA1と1
系のRF’信号レベルA1’とを比較する際に、無線部
5a内で生じる遅延t[μsec]を考慮し、0系のR
F信号レベルA0及び1系のRF信号レベルA1をt
[μsec]遅延させて比較をする。
【0046】減衰量算出部10が0系のRF信号レベル
A0と0系のRF’信号レベルA0’とを比較して(ス
テップS2)、A0=A0’の場合、無線部5a内で1
系の高周波信号が0系に回り込んでいないため(ステッ
プS3)、減衰量算出部10は、1系の可変減衰部8b
の減衰量を0[dB]とする制御信号を制御部11及び
受信レベル報告部22へ出力する(ステップS4)。
【0047】ステップS9において、可変減衰部8bの
減衰量が0[dB]に変化し、ステップS10におい
て、受信レベル報告部22は、減衰量0[dB]を考慮
して1系のRF’信号レベルA1’を算出し、これを減
衰量算出部10に通知する。
【0048】同様に、減衰量算出部10が1系のRF信
号レベルA1と1系のRF’信号レベルA1’とを比較
して(ステップS2)、A1=A1’の場合、無線部5
a内で0系の高周波信号が1系に回り込んでいないため
(ステップS3)、減衰量算出部10は、0系の可変減
衰部8aの減衰量を0[dB]とする制御信号を制御部
11及び受信レベル報告部22へ出力する(ステップS
4)。
【0049】ステップS9において、可変減衰部8aの
減衰量が0[dB]に変化し、ステップS10におい
て、受信レベル報告部22は、減衰量0[dB]を考慮
して0系のRF’信号レベルA0’を算出し、これを減
衰量算出部10に通知する。
【0050】また、ステップS2において、A0>A
0’の場合、無線部5a内の0系の利得が減少、すなわ
ち故障しているため(ステップS11)、減衰量算出部
10は、この旨を示す故障アラームを受信レベル報告部
22を介して図示せぬ上位装置へ出力する(ステップS
12)。
【0051】同様に、ステップS2において、A1>A
1’の場合、無線部5a内の1系の利得が減少、すなわ
ち故障しているため(ステップS11)、減衰量算出部
10は、この旨を示す故障アラームを受信レベル報告部
22を介して図示せぬ上位装置へ出力する(ステップS
12)。
【0052】また、ステップS2において、A0<A
0’の場合、無線部5a内で1系の高周波信号が0系に
回り込んでいるため(ステップS5)、減衰量算出部1
0は、1系の可変減衰部8bの減衰量の算出を行う(ス
テップS6)。減衰量算出部10は、0系のRF信号レ
ベルA0と1系のRF信号レベルA1との差(比)X
[dB](X[dB]=|A0−A1|)を求め、X
[dB]が設定値(所定値)P[dB]より大きい場
合、干渉量は(X−P)[dB]であるから、信号レベ
ルの高い1系の可変減衰部8bの減衰量を(X−P)
[dB]として、制御信号を制御部11及び受信レベル
報告部22へ出力する(ステップS7)。
【0053】ここで、減衰量を算出するための設定値P
は、無線部5a内のアイソレーションの設計値から求め
られる受信感度を劣化させない0系−1系間の信号レベ
ルの差の絶対値である。具体的には、例えば、無線部5
a内の0系−1系間のアイソレーションを40[dB]
で設計したものとすれば、受信感度を0.1[dB]以
上劣化させない回り込む信号のレベルは、希望波に対し
16dB低い必要があるため、無線部5aの0系−1系
間に入力される高周波信号の信号レベルの比は、24
[dB]以内にする必要がある。したがって、この場合
の設定値Pは24[dB]となる。
【0054】ステップS9において、可変減衰部8bの
減衰量が(X−P)[dB]に変化し、ステップS10
において、受信レベル報告部22は、減衰量(X−P)
[dB]を考慮して1系のRF’信号レベルA1’を算
出し、これを減衰量算出部10に通知する。
【0055】また、ステップS6において、X[dB]
がP[dB]以下の場合、干渉がないため、減衰量算出
部10は、1系の可変減衰部8bの減衰量を0[dB]
として、制御信号を制御部11及び受信レベル報告部2
2へ出力する(ステップS8)。
【0056】ステップS9において、可変減衰部8bの
減衰量が0[dB]に変化し、ステップS10におい
て、受信レベル報告部22は、減衰量0[dB]を考慮
して1系のRF’信号レベルA1’を算出し、これを減
衰量算出部10に通知する。
【0057】同様に、ステップS2において、A1<A
1’の場合、無線部5a内で0系の高周波信号が1系に
回り込んでいるため(ステップS5)、減衰量算出部1
0は、0系の可変減衰部8aの減衰量の算出を行う(ス
テップS6)。減衰量算出部10は、0系のRF信号レ
ベルA0と1系のRF信号レベルA1との差X[dB]
を求め、X[dB]が設定値P[dB]より大きい場
合、干渉量は(X−P)[dB]であるから、信号レベ
ルの高い0系の可変減衰部8aの減衰量を(X−P)
[dB]として、制御信号を制御部11及び受信レベル
報告部22へ出力する(ステップS7)。
【0058】ステップS9において、可変減衰部8aの
減衰量が(X−P)[dB]に変化し、ステップS10
において、受信レベル報告部22は、減衰量(X−P)
[dB]を考慮して0系のRF’信号レベルA0’を算
出し、これを減衰量算出部10に通知する。
【0059】また、ステップS6において、X[dB]
がP[dB]以下の場合、干渉がないため、減衰量算出
部10は、0系の可変減衰部8aの減衰量を0[dB]
として、制御信号を制御部11及び受信レベル報告部2
2へ出力する(ステップS8)。
【0060】ステップS9において、可変減衰部8aの
減衰量が0[dB]に変化し、ステップS10におい
て、受信レベル報告部22は、減衰量0[dB]を考慮
して0系のRF’信号レベルA0’を算出し、これを減
衰量算出部10に通知する。
【0061】以下、本発明の実施例によるダイバーシテ
ィ受信機6の動作について、より具体的に説明する。図
1〜5において、上記のように、無線部5a内の0系−
1系間のアイソレーションを40[dB]で設計したも
のとし、よって、設定値P=24[dB]とする。
【0062】ダイバーシティ受信機6の0系のアンテナ
3aが受信した高周波信号の信号レベルがA0=−10
0[dBm]、1系のアンテナ3dが受信した高周波信
号の信号レベルがA1=−95[dBm]である場合、
0系の低雑音増幅部4aは、高周波信号を40[dB]
増幅し、B0=−60[dBm]の高周波信号を出力す
る。また、1系の低雑音増幅部4bは、高周波信号を4
0[dB]増幅し、B1=−55[dBm]の高周波信
号を出力する。
【0063】検波部7は、第1中間周波数信号に周波数
変換して、使用する無線チャネルに帯域制限を行い、図
6の特性から検波器26aが検波電圧1.5[V]を出
力する。なお、図6は検波器21a、21b、26a及
び26bの特性を示す図である。
【0064】受信レベル算出部9は、図6の既知の特性
とアンテナ3a〜低雑音増幅部4aの利得とから、0系
のアンテナ3aが受信した高周波信号の信号レベルであ
る0系のRF信号レベルがA0=−100[dBm]と
求め、減衰量算出部10に通知する(ステップS1)。
また一方、可変減衰部8aは、初期設定として減衰量が
0[dB]であるため、C0=B0=−60[dBm]
がそのまま無線部5aに入力される。
【0065】無線部5aは、周波数変換を2回に分けて
行い合計40[dB]の増幅を行う。その結果、無線部
5aは、D0=−20[dBm]の第2中間周波数信号
を検波器21aと信号処理が行われる図示せぬ上位装置
とに出力する。検波器21aは、図6の特性より、第2
中間周波数信号に対して検波電圧2.8[V]を出力す
る。
【0066】受信レベル報告部22は、図6の既知の特
性からD0=−20[dBm]を求め、D0=−20
[dBm]からアンテナ3a〜無線部5aの利得を減算
することで、0系のRF’信号レベルA0’=−100
[dBm]を求め、減衰量算出部10及び図示せぬ上位
装置に通知する(ステップS1)。
【0067】減衰量算出部10は、受信レベル算出部9
で算出された0系のRF信号レベルA0と受信レベル報
告部22で算出された0系のRF’信号レベルA0’と
を比較すると(−100[dBm])=(−100[d
Bm])であるため(ステップS2及びS3)、減衰量
0[dB]の制御信号を出力する(ステップS4)。
【0068】制御部11は、制御信号と図7の特性とか
ら、制御電圧0[V]を1系の可変減衰部8bに出力す
る。その結果、1系の可変減衰部8bの減衰量は0[d
B]となる(ステップS9)。なお、図7は可変減衰部
8a及び8bの特性を示す図である。
【0069】また、減衰量0[dB]の制御信号を受信
した受信レベル報告部22は、減衰量0[dB]である
からそのままA0’=−100[dBm]を減衰量算出
部10及び図示せぬ上位装置に報告する(ステップS1
0)。A1=−95[dBm]の高周波信号が受信され
た1系もまた0系と同様の動作が行われ、可変減衰部8
aの減衰量が0[dB]、受信レベル報告値がA1’=
−95[dBm]となる。
【0070】次に、0系のアンテナ3aが受信した高周
波信号の信号レベルはA0=−100[dBm]のまま
で、1系のアンテナ3dが受信した高周波信号の信号レ
ベルがA1=−95[dBm]からA1=−60[dB
m]へ変化した場合、上記と同様の動作を行い、受信レ
ベル算出部9は、0系のRF信号レベルがA0=−10
0[dBm]と求め、減衰量算出部10に出力する(ス
テップS1)。
【0071】また一方、無線部5aは、無線部5aの1
系への入力信号レベルがC1=−20[dBm]で、無
線部5aの0系への入力信号レベルがC0=−60[d
Bm]であることから、A1=−60[dBm]の1系
の高周波信号が0系に回り込む。そのため、干渉が起こ
り、無線部5aのミキサ部20aは、D0=−17[d
Bm]の第2中間周波数信号を出力する。
【0072】したがって、受信レベル報告部22は、0
系のRF’信号レベルA0’=−97[dBm]を減衰
量算出部10に出力する(ステップS1)。減衰量算出
部10は、受信レベル算出部9で算出された0系のRF
信号レベルA0と受信レベル報告部22で算出された0
系のRF’信号レベルA0’とを比較すると(ステップ
S2)、(−100[dBm])<(−97[dB
m])であるため、可変減衰部8bの減衰量の算出に移
る(ステップS5及びS6)。
【0073】減衰量算出部10は、0系のRF信号レベ
ルA0=−100[dBm]と1系のRF信号レベルA
1=−60[dBm]とからX=40[dB]を求め
る。ここで、上述の通り、設定値P=24[dB]であ
る。このことより、両系の入力信号レベルの比X=40
[dB]がP=24[dB]より大であるため、減衰量
算出部10は、信号レベルの高い1系の可変減衰部8b
の減衰量をX−P=40−24=16[dB]とする制
御信号を出力する(ステップS7)。
【0074】そして、制御部11が制御電圧3.3
[V]を出力することで、可変減衰部8bの減衰量は1
6[dB]に変化して、無線部5aの1系への入力信号
レベルがC1=−36[dBm]となる(ステップS
9)。この信号レベルは0系に影響を及ぼさないので、
0系のミキサ部20aの出力である第2中間周波数信号
の信号レベルはD0=−20[dBm]となる。また、
受信レベル報告部22は、1系のRF’信号レベルA
1’を算出する際に16[dB]の補正をかけて減衰量
算出部10及び図示せぬ上位装置に報告する(ステップ
S10)。
【0075】次に、ダイバーシティ受信機の0系のアン
テナ3aが受信した高周波信号の信号レベルがA0=−
100[dBm]、1系のアンテナ3dが受信した高周
波信号の信号レベルがA1=−95[dBm]であっ
て、無線部5aの0系が故障して、無線部5aの0系の
利得が0[dB]となった場合、上記と同様の動作を行
い、受信レベル算出部9は、0系のRF信号レベルがA
0=−100[dBm]と求めて、減衰量算出部10に
通知する(ステップS1)。
【0076】一方、無線部5aの0系の利得が0[d
B]であるため、ミキサ部20aは、D0=C0=−6
0[dBm]の第2中間周波数信号を出力する。受信レ
ベル報告部22は、無線部5aの0系の本来の利得であ
る40[dB]を考慮に入れて0系のRF’信号レベル
A0’を算出するので、A0’=−140[dBm]と
求めて、減衰量算出部10に通知する(ステップS
1)。
【0077】減衰量算出部10は、受信レベル算出部9
で算出された0系のRF信号レベルA0と受信レベル報
告部22で算出された0系のRF’信号レベルA0’と
を比較すると(ステップS2)、(−100[dB
m])>(−140[dBm])であるため、無線部5
aの0系の故障を示す故障アラームを受信レベル報告部
22を介して図示せぬ上位装置へ出力する(ステップS
11及びS12)。
【0078】このように、本発明の実施例によるダイバ
ーシティ受信機6では、無線部5aの前段における両系
の高周波信号と、無線部5aの後段における両系の第2
中間周波数信号とを監視することで、一方の系の高電界
の高周波信号の他方の系への回り込みによる干渉の干渉
量を算出でき、この干渉量を干渉の原因である系の高電
界の高周波信号の減衰量として減衰させることで干渉を
防止することができ、雑音電力の増加を抑止して受信感
度の劣化を抑えることができる。
【0079】また、本実施例によるダイバーシティ受信
機6では、算出した干渉量を干渉の原因である系の信号
の減衰量とすることで、当該系の可変減衰部での減衰量
を最小限に抑えることができ、当該系の受信感度の劣化
も抑えることができる。
【0080】さらに、本実施例によるダイバーシティ受
信機6では、上記のように、干渉を防止できるので、干
渉による雑音電力の増加を原因とするシステム容量の抑
圧を防ぐことができる。
【0081】そしてさらに、本実施例によるダイバーシ
ティ受信機6では、0系のRF信号レベルと0系のR
F’信号レベルとを比較することで、また、1系のRF
信号レベルと1系のRF’信号レベルとを比較すること
で、無線部5aの各系の利得の低下を監視しているた
め、無線部5aの各系の故障を即座に検出することがで
きる。
【0082】なお、本実施例では、受信レベル算出部9
は、検波部7からの検波電圧を基に0系のRF信号レベ
ルA0及び1系のRF信号レベルA1を算出している
が、低雑音増幅部4aの出力信号レベルB0及び低雑音
増幅部4dの出力信号レベルB1を算出して、これ等B
0及びB1を減衰量算出部10に通知するようにしても
よい。
【0083】このとき、受信レベル報告部22も、検波
器21a及び21bからの検波電圧を基に低雑音増幅部
4aの出力信号レベルB0と同等の信号レベルB0’及
び低雑音増幅部4dの出力信号レベルB1と同等の信号
レベルB1’を算出して、これ等B0’及びB1’を減
衰量算出部10に通知するようにする。
【0084】そして、減衰量算出部10では、B0とB
0’とを比較(B1とB1’とを比較)し、X=|B0
−B1|として設定値Pと比較するようにすれば、上記
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0085】次に、本発明の他の実施例について図面を
用いて説明する。図8は本発明の他の実施例によるダイ
バーシティ受信機の構成を示す図である。図8におい
て、図2と異なるものは、増幅量算出部27と、制御部
28と、可変増幅部29a及び29bとであり、その他
については同じである。
【0086】増幅量算出部27は、受信レベル算出部9
で算出された0系のRF信号レベル及び1系のRF信号
レベルと無線部5aの受信レベル報告部22で算出され
た0系のRF’信号レベル及び1系のRF’信号レベル
とを基に、可変増幅部29a及び29bで必要な増幅量
を算出する。制御部28は、増幅量算出部27からの可
変増幅部29a及び29bで必要な増幅量をそれぞれ制
御電圧に変換し、可変増幅部29a及び29bへ出力す
る。
【0087】可変増幅部29aは、低雑音増幅部4aか
らの高周波信号を制御部28からの制御電圧に応じて増
幅させ、可変増幅部29bは、低雑音増幅部4dからの
高周波信号を制御部28からの制御電圧に応じて増幅さ
せる。
【0088】本発明の他の実施例によるダイバーシティ
受信機6の動作について図面を用いて説明する。なお、
図5において、「減衰量」を「増幅量」と読み替え、ス
テップS9の「可変減衰部8b(8a)」を「可変増幅
部29a(29b)」と読み替え、また、ステップS1
0の「減衰量算出部10」を「増幅量算出部27」と読
み替えるものとする。
【0089】図8、3及び5において、増幅量算出部2
7には、受信レベル算出部9で算出された0系のRF信
号レベルであるA0[dBm]及び1系のRF信号レベ
ルであるA1[dBm]と、無線部5aの受信レベル報
告部22で算出された0系のRF’信号レベルであるA
0’[dBm]及び1系のRF’信号レベルであるA
1’[dBm]とが入力されている(ステップS1)。
【0090】増幅量算出部27が0系のRF信号レベル
A0と0系のRF’信号レベルA0’とを比較して(ス
テップS2)、A0=A0’の場合、無線部5a内で1
系の高周波信号が0系に回り込んでいないため(ステッ
プS3)、増幅量算出部27は、0系の可変増幅部29
aの増幅量を0[dB]とする制御信号を制御部28及
び受信レベル報告部22へ出力する(ステップS4)。
以下、ステップS9及びS10へ進む。A1=A1’の
場合についても、上記と同様であるので説明を省略す
る。ただし、この場合、1系の可変増幅部29bの増幅
量が0[dB]となる。
【0091】また、ステップS2において、A0>A
0’の場合、無線部5a内の0系の利得が減少、すなわ
ち故障しているため(ステップS11)、増幅量算出部
27は、この旨を示す故障アラームを受信レベル報告部
22を介して図示せぬ上位装置へ出力する(ステップS
12)。A1>A1’の場合についても、上記と同様で
あるので説明を省略する。ただし、この場合、出力され
る故障アラームは、無線部5a内の1系の故障を示すア
ラームである。
【0092】また、ステップS2において、A0<A
0’の場合、無線部5a内で1系の高周波信号が0系に
回り込んでいるため(ステップS5)、増幅量算出部2
7は、0系の可変増幅部29aの増幅量の算出を行う
(ステップS6)。増幅量算出部27は、X[dB]
(X[dB]=|A0−A1|)を求め、X[dB]が
設定値P[dB]より大きい場合、干渉量は(X−P)
[dB]であるから、信号レベルの低い0系の可変増幅
部29aの増幅量を(X−P)[dB]として、制御信
号を制御部28及び受信レベル報告部22へ出力する
(ステップS7)。
【0093】ステップS9において、可変増幅部29a
の増幅量が(X−P)[dB]に変化し、ステップS1
0において、無線部5aの受信レベル報告部22は、増
幅量(X−P)[dB]を考慮して0系のRF’信号レ
ベルA0’を算出する。
【0094】また、ステップS6において、X[dB]
がP[dB]以下の場合、干渉がないため、増幅量算出
部27は、0系の可変増幅部29aの増幅量を0[d
B]として、制御信号を制御部28及び受信レベル報告
部22へ出力する(ステップS8)。
【0095】ステップS9において、可変増幅部29a
の増幅量が0[dB]に変化し、ステップS10におい
て、受信レベル報告部22は、増幅量0[dB]を考慮
して0系のRF’信号レベルA0’を算出する。
【0096】ステップS2においてA1<A1’、か
つ、ステップS6においてX[dB]がP[dB]より
大である場合についても、上記と同様であるので説明を
省略する。ただし、1系の可変増幅部29bの増幅量が
(X−P)[dB]となる。
【0097】また、ステップS6において、X[dB]
がP[dB]以下の場合についても上記と同様であるの
で説明を省略する。ただし、1系の可変増幅部29bの
増幅量が0[dB]となる。
【0098】このように、可変減衰部8a及び8bの代
わりに可変増幅部29a及び29bを用いた本発明の他
の実施例によっても、本発明の実施例と同様の効果が得
られることは明らかである。
【0099】なお、本発明の他の実施例において、増幅
量算出部27で、B0とB0’とを比較(B1とB1’
とを比較)し、X=|B0−B1|として設定値Pと比
較するようにしても、本発明の実施例と同様の効果が得
られる。
【0100】
【発明の効果】本発明による第1の効果は、受信感度の
劣化を抑えることができることである。その理由は、無
線部の前段と後段における両系の信号(0系及び1系の
高周波信号、0系及び1系の中間周波数信号)を監視す
ることによって、干渉量(減衰量)を算出することがで
き、その干渉量に応じて無線部の前段の制御手段が干渉
の原因である系の信号を減衰させることにより、一方の
系に高電界の高周波信号が入力された場合に、他方の系
の受信帯域に干渉して雑音電力が増えることを抑止しす
ることができるためである。
【0101】また、干渉量を算出できることによって、
干渉の原因である系の信号の減衰量を最小限に抑えるこ
とができるため、高電界の高周波信号が入力されている
系の受信感度も劣化させることがない。
【0102】本発明による第2の効果は、システムの容
量を低減させることがないことである。その理由は、上
記のように、干渉による雑音電力の増加を抑止できるの
で、システム容量の抑圧を防ぐことができるためであ
る。
【0103】本発明による第3の効果は、故障を即座に
検出することができることである。その理由は、0系の
RF信号レベルと0系のRF’信号レベルとを比較する
ことで、また、1系のRF信号レベルと1系のRF’信
号レベルとを比較することで、利得の低下を監視してい
るためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のダイバーシティ受信機6につ
いて説明するための図である。
【図2】図1に示すダイバーシティ受信機6の構成を示
す図である。
【図3】図2に示す無線部5aの構成を示す図である。
【図4】図2に示す検波部7の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施例のダイバーシティ受信機6の動
作について説明するためのフローチャートである。
【図6】検波器21a、21b、26a及び26bの特
性を示す図である。
【図7】可変減衰部8a及び8bの特性を示す図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例のダイバーシティ受信機の
構成を示す図である。
【図9】従来のダイバーシティ受信機について説明する
ための図である。
【図10】図9に示すダイバーシティ受信機110の構
成を示す図である。
【図11】図10に示す無線部120aの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 無線基地局装置 2a、2b 移動端末 3a〜3f アンテナ 4a〜4f 低雑音増幅部 5a 無線部 6 ダイバーシティ受信機 7 検波部 8a、8b 可変減衰部 9 受信レベル算出部 10 減衰量算出部 11、28 制御部 12a、12b 増幅部 13a、13b 高周波フィルタ部 14、18、23a、23b シンセサイザ部 15、19 分配部 16a、16b、20a、20b、24a、24b
ミキサ部 17a、17b、25a、25b 中間周波数フィル
タ部 21a、21b、26a、26b 検波器 22 受信レベル報告部 27 増幅量算出部 29a、29b 可変増幅部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0系及び1系の受信高周波(RF)信号
    を所定レベル増幅し、かつ、共通の発振手段から分配さ
    れた信号を用いてそれぞれ前記0系及び1系の中間周波
    数(IF)信号に変換して出力する無線部を含むダイバ
    ーシティ受信機であって、 前記0系及び1系のRF信号レベルを算出する第1の信
    号レベル算出手段と、 前記0系及び1系のIF信号レベルを算出する第2の信
    号レベル算出手段と、 前記0系及び1系のRF信号レベルと前記0系及び1系
    のIF信号レベルとを基に、前記0系及び1系のRF信
    号レベルを制御する制御手段とを含むことを特徴とする
    ダイバーシティ受信機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記0系及び1系のR
    F信号レベルと前記0系及び1系のIF信号レベルとを
    基に、前記0系及び1系のRF信号レベルの各変化量を
    算出する変化量算出手段と、 これ等変化量に応じて対応する前記0系及び1系のRF
    信号レベルを可変制御するレベル可変手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のダイバーシティ受信機。
  3. 【請求項3】 前記変化量算出手段は、前記1系のIF
    信号レベルから前記無線部における利得を減算して得ら
    れる値である1系のRF’信号レベルと前記1系のRF
    信号レベルとを比較し、前記0系のRF信号レベルと前
    記1系のRF信号レベルとの差の絶対値と所定値とを比
    較して、これ等比較結果に応じて前記0系のRF信号レ
    ベルの変化量である減衰量を算出し、前記レベル可変手
    段は、この減衰量に応じて前記0系のRF信号を減衰さ
    せることを特徴とする請求項2記載のダイバーシティ受
    信機。
  4. 【請求項4】 前記変化量算出手段は、前記1系のRF
    信号レベルが前記1系のRF’信号レベルより小で、か
    つ、前記絶対値が前記所定値より大であるとき、前記絶
    対値と前記所定値との差を前記0系のRF信号レベルの
    減衰量とすることを特徴とする請求項3記載のダイバー
    シティ受信機。
  5. 【請求項5】 前記変化量算出手段は、前記0系のIF
    信号レベルから前記無線部における利得を減算して得ら
    れる値である0系のRF’信号レベルと前記0系のRF
    信号レベルとを比較し、前記絶対値と前記所定値とを比
    較して、これ等比較結果に応じて前記1系のRF信号レ
    ベルの変化量である減衰量を算出し、前記レベル可変手
    段は、この減衰量に応じて前記1系のRF信号を減衰さ
    せることを特徴とする請求項3又は4記載のダイバーシ
    ティ受信機。
  6. 【請求項6】 前記変化量算出手段は、前記0系のRF
    信号レベルが前記0系のRF’信号レベルより小で、か
    つ、前記絶対値が前記所定値より大であるとき、前記絶
    対値と前記所定値との差を前記1系のRF信号レベルの
    減衰量とすることを特徴とする請求項5記載のダイバー
    シティ受信機。
  7. 【請求項7】 前記変化量算出手段は、前記0系のRF
    信号レベルの減衰量分補正して前記0系のRF’信号レ
    ベルを得て、前記1系のRF信号レベルの減衰量分補正
    して前記1系のRF’信号レベルを得ることを特徴とす
    る請求項5又は6記載のダイバーシティ受信機。
  8. 【請求項8】 前記変化量算出手段は、前記0系のIF
    信号レベルから前記無線部における利得を減算して得ら
    れる値である0系のRF’信号レベルと前記0系のRF
    信号レベルとを比較し、前記0系のRF信号レベルと前
    記1系のRF信号レベルとの差の絶対値と所定値とを比
    較して、これ等比較結果に応じて前記0系のRF信号レ
    ベルの変化量である増幅量を算出し、前記レベル可変手
    段は、この増幅量に応じて前記0系のRF信号を増幅さ
    せることを特徴とする請求項2記載のダイバーシティ受
    信機。
  9. 【請求項9】 前記変化量算出手段は、前記1系のIF
    信号レベルから前記無線部における利得を減算して得ら
    れる値である1系のRF’信号レベルと前記1系のRF
    信号レベルとを比較し、前記絶対値と前記所定値とを比
    較して、これ等比較結果に応じて前記1系のRF信号レ
    ベルの変化量である増幅量を算出し、前記レベル可変手
    段は、この増幅量に応じて前記1系のRF信号を増幅さ
    せることを特徴とする請求項8記載のダイバーシティ受
    信機。
  10. 【請求項10】 前記変化量算出手段は、前記0系のR
    F信号レベルの増幅量分補正して前記0系のRF’信号
    レベルを得て、前記1系のRF信号レベルの増幅量分補
    正して前記1系のRF’信号レベルを得ることを特徴と
    する請求項9記載のダイバーシティ受信機。
  11. 【請求項11】 前記変化量算出手段は、前記1系のR
    F信号レベルが前記1系のRF’信号レベルより大であ
    るとき、この旨を示すアラームを出力することを特徴と
    する請求項5〜7、9、10いずれか記載のダイバーシ
    ティ受信機。
  12. 【請求項12】 前記変化量算出手段は、前記0系のR
    F信号レベルが前記0系のRF’信号レベルより大であ
    るとき、この旨を示すアラームを出力することを特徴と
    する請求項5〜11いずれか記載のダイバーシティ受信
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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