JP2002217776A - 移動通信端末とその自動周波数制御回路 - Google Patents

移動通信端末とその自動周波数制御回路

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JP2002217776A
JP2002217776A JP2001005560A JP2001005560A JP2002217776A JP 2002217776 A JP2002217776 A JP 2002217776A JP 2001005560 A JP2001005560 A JP 2001005560A JP 2001005560 A JP2001005560 A JP 2001005560A JP 2002217776 A JP2002217776 A JP 2002217776A
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frequency
phase rotation
signal
rotation vector
control
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English (en)
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Takayuki Taniguchi
隆行 谷口
Masami Morimoto
正巳 森本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復調データの振幅レベルが大きく劣化した場
合に誤った周波数制御が行われないようにし、これによ
り周波数制御の安定性向上ひいては受信品質の向上を図
る。 【解決手段】 復調シンボル間の位相誤差を含む位相回
転ベクトルの時間平均値をもとに周波数誤差算出部44
で周波数誤差を算出し、この周波数誤差を制御信号生成
部45で積分して発振周波数制御信号FCSとしてVC
Oに供給するAFC回路40Aにあって、振幅検出制御
部46Aにより、上記平均化位相回転ベクトルの振幅値
をしきい値Tと比較し、振幅値がしきい値T以下に低下
した場合に、周波数誤差算出部44および制御信号生成
部45による周波数誤差算出処理および周波数誤差の積
分処理を停止させて、VCOの制御電圧値を平均化位相
回転ベクトルの振幅値が低下する前の値に保持するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセルラ無線
通信システムで使用される移動端末装置に係わり、特に
無線アクセス方式として符号分割多元接続(CDMA:
Code Division Multiple Access)方式を採用した移動
端末装置とこの種の端末に設けられる自動周波数制御回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CDMA方式を採用した移動通信
システムが注目されている。CDMA移動通信システム
は、スペクトラム拡散通信方式を使用するもので、例え
ば次のように通信を行う。すなわち、送信側の通信装置
は、ディジタル化された音声データや画像データを先ず
QPSK変調方式等のディジタル変調方式により変調す
る。次に、この変調されたデータを拡散符号を用いて広
帯域のベースバンド信号に変換し、この拡散された送信
信号を無線周波数の信号に変換して送信する。一方、受
信側の通信装置は、受信した無線周波信号に対し、先ず
送信側の通信装置で使用した拡散符号と同じ符号を用い
てスペクトラム逆拡散を行う。そして、この逆拡散後の
受信信号に対しQPSK復調方式等のディジタル復調方
式によりディジタル復調を行って受信データを再生す
る。
【0003】CDMA方式は、 (1) スペクトラム拡散技術を用いることで、フェージン
グ等の通信環境の変化に対し通信品質を高く維持し易
い。 (2) RAKE受信方式を用いることで、ソフト・ハンド
オーバが可能であり通信の瞬断がなく安定したハンドオ
ーバを実現できる。 (3) 一つの無線周波数を多数のユーザが共有すること
で、高い周波数利用効率を実現できる。 等の、周波数分割多元接続方式(FDMA:Frequency
Division Multiple Access)や時分割多元接続方式(T
DMA:Time Division Multiple Access)には無い特
徴を有する。
【0004】ところで、この種のシステムで使用される
移動通信端末の受信系には、一般に自動周波数制御(A
FC:Automatic Frequency Control)回路が設けられ
ている。このAFC回路は、基地局の無線送信周波数に
局部発振周波数を追従させるためのもので、例えば逆拡
散回路で逆拡散された復調データからそのシンボル間の
位相差情報を含む位相回転ベクトルを生成してその時間
平均値を求め、この位相回転ベクトルに含まれる位相差
情報をもとに周波数誤差を検出してこの周波数誤差を零
に近づけるように電圧制御発振器(VCO:Voltage Co
ntrolled Oscillator)の局部発振周波数を制御するよ
うに構成されている。このAFC回路を設けることで、
受信系の各回路、特にVCOが有する特性のばらつきや
経時変化、経年変化等を補償して、受信品質を高く保つ
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、移動通信シ
ステムにおいては、基地局と移動通信端末との間の無線
伝送路特性がフェージング等の影響により絶えず変動す
る。この変動により復調データの振幅レベルが大きく低
下すると、雑音や量子化誤差の影響により位相回転ベク
トルは正確な位相回転量を保持することが困難となり、
その結果正確な周波数制御を行えなくなる。またそれば
かりか、最悪の場合には一旦引き込んでいた周波数に復
旧できなくなることがあった。
【0006】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、復調データの振幅レベ
ルが大きく劣化した場合に誤った周波数制御が行われな
いようにし、これにより周波数制御の安定性向上、ひい
ては受信品質の向上を図った移動通信端末とその自動周
波数制御回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、基地局から到来する無線周波信号を受信
して局部発振信号とミキシングすることで中間周波信号
あるいはベースバンド信号に変換したのち復調器で復調
する受信系を備えた移動通信端末において、上記復調器
により得られるディジタル復調信号からそのシンボル間
の位相差情報を含む位相回転ベクトルを生成する位相差
生成手段と、この位相差生成手段により生成された位相
回転ベクトルに含まれる位相差情報をもとに前記基地局
の送信周波数に対する前記局部発振周波数の周波数誤差
を検出し、この周波数誤差を減少させるための制御情報
を生成してこの制御信号により上記局部発振信号の発振
周波数を可変制御する制御信号生成手段とに加えて、周
波数制御動作を制御する第1の制御手段をさらに備えて
いる。そして、この第1の制御手段により、上記位相差
生成手段から出力された位相回転ベクトルのレベルを検
出して所定の第1のしきい値と比較し、レベルが第1の
しきい値以下に低下している期間に上記制御信号生成手
段による上記局部発振信号の発振周波数の制御を停止さ
せるようにしたものである。
【0008】具体的には、位相回転ベクトルのレベルが
第1のしきい値以下に低下している期間に、局部発振周
波数を上記レベルが第1のしきい値以下に低下する前の
値に保持させるように制御する。
【0009】したがってこの発明によれば、無線伝送路
特性の変動の影響により位相回転ベクトルのレベルが第
1のしきい値以下に低下すると、制御信号生成手段によ
る局部発振周波数の制御が停止されて、レベルが回復す
るまで局部発振周波数が上記低下前の値に保持される。
このため、上記位相回転ベクトルのレベルの低下期間中
に、雑音や量子化誤差の影響により誤った周波数制御が
行われないようにすることができ、これにより局部発振
周波数の安定性を高めることが可能となる。
【0010】またこの発明は、上記第1の制御手段の検
出結果に応じて動作する第2の制御手段をさらに備え、
位相回転ベクトルのレベルが第1のしきい値以下に低下
した状態が所定の条件を満たした場合、例えば予め設定
した時間を超えた場合や、第1のしきい値よりさらに低
く設定した第2のしきい値以下に低下したことが検出さ
れた場合に、復調器に復調対象のパスの再検索を行わせ
るようにすることも特徴としている。
【0011】一般に、無線伝送路特性の劣化に起因する
復調データの振幅レベルの落ち込みは一時的である。し
かし、移動通信端末の位置等によっては受信中のパスに
対する同期確立を保つことが不可能になり、復調データ
の振幅レベルの回復が見込めないことがある。
【0012】このような場合本発明では、上記したよう
に位相回転ベクトルのレベルが第1のしきい値以下に低
下した状態が所定時間を超えるか、または第1のしきい
値よりさらに低く設定した第2のしきい値以下に低下し
た場合に、復調器に復調対象のパスの再検索が指示され
る。このため、受信品質の良好な他のパスへの切り替え
が促進され、結果的に局部発振周波数の安定性を高めて
受信品質の向上を図ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、この
発明に係わるCDMA移動通信端末の第1の実施形態を
示す回路ブロック図である。
【0014】マイクロフォン10aから出力された話者
の送話音声信号は、アナログ−ディジタル変換器(A−
D)11aでディジタル信号に変換されたのち、音声符
号化−復号化器(voice coder−decoder 、以後ボコー
ダ:vocoder と称する)12で符号化される。マイクロ
プロセッサ(MPU)13では、上記ボコーダ12から
出力された符号化送話信号に制御信号等が付加され、こ
れにより伝送データが生成される。
【0015】この伝送データは、データ生成回路14で
誤り検出符号および誤り訂正符号が付加されたのち畳み
込み符号化器15にて符号化され、さらにインタリーブ
回路16によりインタリーブのための処理が施される。
そして、このインタリーブ回路16から出力された伝送
データは、スペクトラム拡散器17でPN符号により広
帯域の信号にスペクトラム拡散される。このスペクトラ
ム拡散された送信信号は、ディジタル・フィルタ18で
不要な周波数成分が除去されたのちディジタル−アナロ
グ変換器(D−A)19によりアナログ信号に変換され
て、アナログ・フロントエンド20に入力される。
【0016】アナログ・フロントエンド20は、送信周
波数変換器、送信電力増幅器、低雑音増幅器、受信周波
数変換器および周波数シンセサイザを備える。そして送
信系においては、上記アナログ送信信号を先ず送信周波
数変換器で周波数シンセサイザから発生される局部発振
信号と合成することにより所定の無線周波信号にアップ
コンバートし、続いてこの無線周波信号を上記送信電力
増幅器で所定の送信電力レベルに電力増幅したのち、図
示しないアンテナ共用器を介してアンテナ21から移動
通信システムの基地局に向け送信する。
【0017】一方、アンテナ21により受信された無線
周波信号は、アンテナ共用器を介してアナログ・フロン
トエンド20に入力される。アナログ・フロントエンド
20は、受信された無線周波信号を低雑音増幅器で低雑
音増幅した後、受信周波数変換器で周波数シンセサイザ
から発生される受信局部発振信号と合成することにより
中間周波数またはベースバンド周波数にダウンコンバー
トする。このアナログ・フロントエンド20から出力さ
れた受信信号は、アナログ−ディジタル変換器(A−
D)22で所定のサンプリング周期でディジタル信号に
変換されたのち、RAKE受信機25に入力される。
【0018】RAKE受信機25は、異なるn個のパス
の受信信号をマルチパス無線信号から分離して各々再生
するn個のフィンガ31〜3nと、これらのフィンガ3
1〜3nの出力信号をシンボル合成するシンボル合成器
30とを有する。また上記各フィンガ31〜3nは、基
地局から無線周波数ごとに放送されているパイロット信
号をサーチするサーチャとしての機能も有する。このパ
イロット信号のサーチ動作により得られたサーチ結果を
表すデータはマイクロプロセッサ13に取り込まれる。
【0019】上記RAKE受信機25から出力された復
調シンボルはデインタリーブ回路26に入力され、この
デインタリーブ回路26においてデインタリーブ処理が
施される。続いて、このデインタリーブ後の復調シンボ
ルは、ビタビ復号化器27においてビタビ復号され、さ
らにこのビタビ復号後の復調シンボルは誤り訂正回路2
8で誤り訂正復号処理されて受信データとなり、マイク
ロプロセッサ13に入力される。マイクロプロセッサ1
3では、上記入力された受信データが音声データと制御
データとに分離される。このうち音声データは、ボコー
ダ12で音声復号されたのちディジタル−アナログ変換
器(D−A)11bでアナログ信号に変換され、しかる
のちスピーカ10bから拡声出力される。
【0020】なお、キーパッド/ディスプレイ29は、
ユーザがダイヤルデータや制御データ等の入力を行った
り、また移動通信端末の動作状態に係わる種々情報を表
示するために設けられている。このキーパッド・ディス
プレイ29の動作はマイクロプロセッサ13により制御
される。
【0021】ところで、この実施形態の移動通信端末に
はAFC回路40Aが設けてある。図2はその構成を示
す回路ブロック図である。AFC回路40Aは、前記n
個のフィンガ31〜3nの各々に対応して設けられたn
個の位相回転ベクトル生成部411〜41nと、これら
の位相回転ベクトル生成部411〜41nに対応して設
けられたn個の平均化部421〜42nと、加算部43
と、周波数誤差算出部44と、制御信号生成部45とを
備え、さらに振幅検出制御部46Aを備えている。
【0022】位相回転ベクトル生成部411〜41nは
それぞれ、パイロット信号の受信時に、対応するフィン
ガ31〜3nから出力された復調シンボルの時間軸方向
のシンボル間位相誤差を含む位相回転ベクトルを生成す
るもので、例えば図3に示すように構成される。
【0023】すなわち、位相回転ベクトル生成部411
〜41nは、1シンボル遅延器41aと、共役複素数生
成器41bと、乗算器41cとから構成される。そし
て、フィンガ31〜3nから復調シンボルが出力される
ごとに、この復調シンボルを1シンボル遅延器41aで
1シンボル遅延したのち共役複素数生成器41bで共役
複素数を求め、この共役複素数を1シンボル後のタイミ
ングで上記フィンガ31〜3nから出力された復調シン
ボルと乗算器41cで乗算することにより、シンボル間
の位相差情報を含む位相回転ベクトル(複素数信号)を
生成する。
【0024】平均化部421〜42nはそれぞれ低域通
過フィルタを有し、上記位相回転ベクトル生成部411
〜41nから出力された位相回転ベクトルをこの低域通
過フィルタに通すことにより、雑音等による位相回転ベ
クトルの時間変動を平均化(平滑化)する。
【0025】加算部43は、上記各平均化部421〜4
2nから出力された位相回転ベクトルの平滑出力を相互
に加算合成して周波数誤差算出部44に入力する。
【0026】周波数誤差算出部44は、上記加算部43
から出力された平均化位相回転ベクトルの加算値に含ま
れる位相差情報に基づいて補正すべき周波数を計算する
もので、例えば図4に示すようにアークタンジェント演
算部44aと、位相周波数変換係数発生部44bと、乗
算器44cとから構成される。すなわち、周波数誤差算
出部44は、アークタンジェント演算部44aにおいて
上記加算部43から出力された平均化位相回転ベクトル
の加算値から位相差情報を抽出し、この位相差情報に位
相周波数変換係数発生部44bから発生された変換係数
を乗算器44cで乗算することで、上記位相差と情報に
応じた周波数誤差データを出力する。
【0027】制御信号生成部45は、加算器45aと遅
延器45bとから構成される。そして、上記周波数誤差
算出部44から出力された周波数誤差データを、加算器
45aにおいて遅延器45bで遅延された1シンボル前
の周波数誤差データの加算値に順次加算することにより
周波数誤差成分を積分し、この積分データをアナログ・
フロントエンド20に設けられている周波数シンセサイ
ザの電圧制御発振器(VCO)に対し発振周波数制御信
号FCSとして供給する。
【0028】振幅検出制御部46Aは、上記加算部43
から出力された平均化位相回転ベクトルの加算値の振幅
をもとに上記周波数誤差算出部44および制御信号生成
部45の動作を制御することにより、VCOに対する発
振周波数制御信号FCSの供給を制御するものである。
【0029】すなわち、加算部43から出力された平均
化位相回転ベクトルの加算値、つまり複素信号I,Qの
振幅値を、予め設定してあるしきい値Tと比較する。そ
して、複素信号I,Qの振幅値がしきい値Tより大きい
ときには、上記制御信号生成部45により生成された発
振周波数制御信号FCSをそのままVCOに供給させ
る。これに対し、複素信号I,Qの振幅値がしきい値T
以下に低下したときには、上記周波数誤差算出部44お
よび制御信号生成部45の動作を停止させることによ
り、VCOに供給する発振周波数制御信号FCSの値を
振幅値が低下する直前の値に固定させる。
【0030】次に、以上のように構成されたCDMA移
動通信端末とそのAFC回路の動作を説明する。待ち受
け中または通信中において移動通信端末は、基地局に対
する同期確立状態を監視するために、フィンガ31〜3
nを選択的に使用してパイロット信号の復調動作を行っ
ている。
【0031】このときAFC回路40Aでは、先ず位相
回転ベクトル生成部411〜41nにおいて、フィンガ
31〜3nから復調シンボルが出力されるごとに、この
復調シンボルと、1シンボル前のタイミングにおいて共
役複素数生成器41bにより算出された共役複素数とが
乗算器41cで乗算され、これによりシンボル間の位相
差情報を含む位相回転ベクトル(複素数信号)が生成さ
れる。
【0032】例えばいまフィンガ31において、図6に
示すように時刻t1 に復調シンボルのベクトルA1・exp
(jθ1)が得られ、また1シンボル時間後の時刻t2 に復
調シンボルのベクトルA2・exp(jθ2)がそれぞれ得られ
たとする。そうすると位相回転ベクトル生成部411で
は、1シンボル遅延器41aおよび共役複素数生成器4
1bにより時刻t1 における復調シンボルのベクトルA
1・exp(jθ1)の共役複素数が求められ、このA1・exp(j
θ1)の共役複素数と上記時刻t2 における復調シンボル
のベクトルA2・exp(jθ2)とが乗算されて、これにより
位相回転ベクトルA3・exp(jθ3)が算出される。図7に
この位相回転ベクトルA3・exp(jθ3)の一例を示す。た
だし、A3=A1・A2、θ3=θ2−θ1であり、このθ3
が位相回転量である。
【0033】上記位相回転ベクトル生成部411〜41
nにおいて求められた位相回転ベクトルは、続いて平均
化部421〜42nの低域通過フィルタに通されて平滑
化され、これにより雑音等による時間変動が抑圧され
る。そして、各平均化部421〜42nにおいて平均化
された位相回転ベクトルは、加算部43で相互に加算さ
れる。
【0034】上記加算部43から平均化位相回転ベクト
ルの加算値が出力されると、この平均化位相回転ベクト
ルの加算値は周波数誤差算出部44のアークタンジェン
ト演算部44aで演算されて位相差が抽出される。そし
て、この位相差は、乗算器44cでこの位相差に位相周
波数変換係数を乗算することにより周波数誤差に変換さ
れ、制御信号生成部45に入力される。制御信号生成部
45では、上記周波数誤差算出部44により得られた周
波数誤差が加算器45aおよび遅延器45bにより順次
加算されて積分される。そして、この積分情報が発振周
波数制御信号FCSとしてVCOに供給される。
【0035】さて、上記AFC動作中に振幅検出制御部
46Aでは、上記加算部43から出力された平均化位相
回転ベクトルの加算値のレベル判定と、この判定結果に
基づく上記発振周波数制御信号FCSの発生制御が行わ
れる。
【0036】すなわち、振幅検出制御部46Aでは、上
記加算部43から出力された平均化位相回転ベクトルの
加算値の振幅値が検出され、この振幅値が予め設定され
たしきい値Tと比較される。そして、この比較結果をも
とに周波数誤差算出部44および制御信号生成部45の
動作状態が制御される。
【0037】例えばいま基地局からの無線周波信号の受
信状態が良好で、振幅値が十分に大きい平均化位相回転
ベクトルの加算値が得られているものとする。この場合
には、例えば図8に示すように平均化位相回転ベクトル
B・exp(jθB)の振幅値はしきい値T以上となるため、
正常なAFCを行える状態にあると判定される。このた
め、振幅検出制御部46Aから周波数誤差算出部44お
よび制御信号生成部45に対しては通常動作が指示され
る。したがって、周波数誤差算出部44では平均化位相
回転ベクトルB・exp(jθB)の位相差に相当する周波数
誤差が求められ、この周波数誤差に応じて制御信号生成
部45から発振周波数制御信号FCSが出力されてVC
Oが制御される。
【0038】したがって、例えばVCOの発振周波数が
経時変化や経時変化、さらには発振特性のばらつき等に
より変動したとしても、この発振周波数の変動が復調シ
ンボル間の位相回転量として検出され、この検出結果を
もとに上記周波数変動を減らす方向にVCOの発振周波
数が可変制御される。このため、VCOの発振周波数の
経時変化や経時変化、ばらつきによる変動を吸収して受
信特性を安定に保持することが可能となる。
【0039】一方、例えばフェージング等の影響により
基地局からの無線周波信号の受信状態が一時的に劣化
し、その影響で平均化位相回転ベクトルの加算値が低下
したとする。この場合、そのままAFC動作を続ける
と、量子化誤差や雑音の影響が大きくなり、平均化位相
回転ベクトルに含まれる位相差情報の誤差が増大する。
そして、この誤差の大きい位相差情報をもとに発振周波
数制御信号を生成してVCOの発振周波数を制御する
と、周波数誤差を引き込みかけているか、あるいは既に
引き込んでいる周波数から逸脱する場合があり、きわめ
て好ましくない。
【0040】しかしながら本実施形態のAFC回路で
は、例えば図9に示すように平均化位相回転ベクトルC
・exp(jθc)の振幅値はしきい値T以下に低下すると、
正常なAFC動作を行えない状態にあると判定される。
そして、振幅検出制御部46Aから周波数誤差算出部4
4および制御信号生成部45に対し動作停止指示が出力
される。このため、周波数誤差算出部44および制御信
号生成部45による周波数誤差算出処理および周波数誤
差の積分処理は停止され、VCOへはその動作停止直前
における発振周波数制御信号FCSがそのまま供給され
続ける。すなわち、VCOの制御電圧値は平均化位相回
転ベクトルの振幅値が低下する前の値に保持される。
【0041】したがって、基地局からの無線周波信号の
受信状態が劣化している期間には、量子化誤差または雑
音重畳による誤差の影響により誤ったAFC動作が行わ
れる不具合は防止され、これにより受信特性は安定に保
持される。
【0042】以上述べたように第1の実施形態では、位
相回転ベクトル生成部411〜41nにおいて生成した
復調シンボル間の位相誤差を含む位相回転ベクトルを平
均化部421〜42nで平均化したのち加算部43で相
互に加算し、この平均化位相回転ベクトルの加算値に含
まれる位相差情報をもとに周波数誤差算出部44で周波
数誤差を算出し、この周波数誤差を制御信号生成部45
で積分して発振周波数制御信号FCSとしてVCOに供
給するようにしたAFC回路40Aにあって、振幅検出
制御部46Aを新たに設けている。そして、この振幅検
出制御部46Aにおいて、上記加算部43から出力され
た平均化位相回転ベクトルの振幅値をしきい値Tと比較
してその大小関係を判定し、振幅値がしきい値T以下に
低下した場合に、周波数誤差算出部44および制御信号
生成部45による周波数誤差算出処理および周波数誤差
の積分処理を停止させて、VCOの制御電圧値を平均化
位相回転ベクトルの振幅値が低下する前の値に保持する
ようにしている。
【0043】したがって、基地局からの無線周波信号の
受信状態が劣化している期間には、量子化誤差または雑
音重畳による誤差の影響により誤ったAFC動作が行わ
れないようにすることができ、これにより受信特性は安
定に保持することができる。
【0044】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、振幅検出制御部において平均化位相回転ベクト
ルの振幅値がしきい値以下に低下した状態が所定時間続
いた場合に、周波数誤差算出部および制御信号生成部に
よる周波数誤差算出処理および周波数誤差の積分処理を
停止させて、VCOの制御電圧値を平均化位相回転ベク
トルの振幅値が低下する前の値に保持するとともに、R
AKE受信機に対しパスサーチ指示を与えてパスサーチ
をやり直させるようにするものである。
【0045】図10はこの第2の実施形態に係わるAF
C回路の構成を示すものである。なお、同図において前
記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省
略する。
【0046】この実施形態のAFC回路40Bには、振
幅検出制御部46Bが設けてある。この振幅検出制御部
46Bは、加算部43から出力された平均化位相回転ベ
クトルの振幅値を、予め設定してあるしきい値Tと比較
する。そして、平均化位相回転ベクトルの振幅値がしき
い値Tより大きいときには、上記制御信号生成部45に
より生成された発振周波数制御信号FCSをそのままV
COに供給させる。これに対し、平均化位相回転ベクト
ルの振幅値がしきい値T以下に低下したときには、上記
周波数誤差算出部44および制御信号生成部45の動作
を停止させることにより、VCOに供給する発振周波数
制御信号FCSの値を振幅値が低下する直前の値に固定
させる。
【0047】またそれと共に振幅検出制御部46Bは、
平均化位相回転ベクトルの振幅値がしきい値T以下に低
下し、かつこの状態が予め設定した時間を超えた場合
に、パイロット信号に対する拡散符号同期がはずれてい
るものと判断して、RAKE受信機25に対しパスサー
チ指示を与え、これによりパスサーチ動作をやり直させ
る。
【0048】このような構成であるから、同期確立中の
パイロット信号に対する拡散符号同期がはずれた場合
に、RAKE受信機25においていち早く拡散符号同期
の取り直しが行われることになり、これにより同期はず
れの状態から迅速に復旧させることができる。
【0049】(その他の実施形態)前記第1の実施形態
では、半径Tのしきい値を設定し、このしきい値Tをも
とに平均化位相回転ベクトルの振幅値を判定するように
した。しかし、それに限定されるものではなく、例えば
図11中の直線Uに示すようなしきい値を設定し、この
しきい値Uをもとに平均化位相回転ベクトルの振幅値を
判定するようにしてもよい。このようにすると、しきい
値の設定および比較処理をより簡単化することができ
る。また、加算部43から出力された平均化位相回転ベ
クトルの電力を計算し、この電力値を予め設定したしき
い値と比較してその大小関係を判定するようにしてもよ
い。
【0050】さらに、前記第2の実施形態では、平均化
位相回転ベクトルの振幅値がしきい値T以下に低下し、
かつこの状態が予め設定した時間を超えた場合に、RA
KE受信機25に対しパスサーチ指示を与えてパスサー
チ動作をやり直させるようにした。しかし、これに限定
されるものではなく、値の異なる第1および第2のしき
い値を設定し、位相回転ベクトルの振幅値が上記第1の
しきい値以下に低下した時点で周波数誤差算出部44お
よび制御信号生成部45の動作を停止させ、さらに位相
回転ベクトルの振幅値が上記第2のしきい値以下に低下
したことが検出された場合に、RAKE受信機25に対
しパスサーチ指示を与えてパスサーチ動作をやり直させ
るようにしてもよい。
【0051】その他、移動通信端末の種類や構成、AF
C回路の回路構成、振幅検出制御部の処理内容等につい
ても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、復調
器により得られるディジタル復調信号からそのシンボル
間の位相差情報を含む位相回転ベクトルを生成する位相
差生成手段と、この位相差生成手段により生成された位
相回転ベクトルに含まれる位相差情報をもとに前記基地
局の送信周波数に対する局部発振周波数の周波数誤差を
検出し、この周波数誤差を減少させるための制御情報を
生成してこの制御信号により上記局部発振信号の発振周
波数を可変制御する制御信号生成手段とに加えて、周波
数制御動作を制御する第1の制御手段をさらに備えてい
る。そして、この第1の制御手段により、上記位相差生
成手段から出力された位相回転ベクトルのレベルを検出
して所定の第1のしきい値と比較し、レベルが第1のし
きい値以下に低下している期間に上記制御信号生成手段
による上記局部発振信号の発振周波数の制御を停止させ
るようにしている。
【0053】したがってこの発明によれば、復調データ
の振幅レベルが大きく劣化した場合に誤った周波数制御
が行われないようにすることができ、これにより周波数
制御の安定性向上、ひいては受信品質の向上を図った移
動通信端末とその自動周波数制御回路を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるCDMA移動通信端末の第
1の実施形態を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示した移動通信端末のAFC回路の構
成を示す回路ブロック図。
【図3】 図2に示したAFC回路の位相回転ベクトル
生成部の構成を示す回路ブロック図。
【図4】 図2に示したAFC回路の周波数誤差算出部
の構成を示す回路ブロック図。
【図5】 図2に示したAFC回路の制御信号生成部の
構成を示す回路ブロック図。
【図6】 図3に示した位相回転ベクトル生成部の動作
を説明するための図。
【図7】 図3に示した位相回転ベクトル生成部の動作
を説明するための図。
【図8】 図5に示した制御信号生成部における振幅判
定動作を説明するための図。
【図9】 図2に示したAFC回路に設けられる振幅検
出制御部の振幅判定動作を説明するための図。
【図10】 この発明に係わるCDMA移動通信端末に
設けられるAFC回路の第2の実施形態を示す回路ブロ
ック図。
【図11】 この発明の他の実施形態に係わる振幅判定
動作を説明するための図。
【符号の説明】
10a…マイクロフォン 10b…スピーカ 11a,22…アナログ−ディジタル変換器(A−D) 11b,19…ディジタル−アナログ変換器(D−A) 12…音声符号化−復号化器(ボコーダ) 13…マイクロプロセッサ(MPU) 14…データ生成回路 15…畳み込み符号化器 16…インタリーブ回路 17…スペクトラム拡散器 18…ディジタル・フィルタ 20…アナログ・フロントエンド 21…アンテナ 25…RAKE受信機 26…デインタリーブ回路 27…ビタビ復号化器 28…誤り訂正回路 29…キーパッド/ディスプレイ 30…シンボル合成器 31〜3n…フィンガ 40A,40B…AFC回路 411〜41n…位相回転ベクトル生成部 41a…1シンボル遅延器 41b…共役複素数生成器 41c…乗算器 421〜42n…平均化部 43…加算部 44…周波数誤差算出部 44a…アークタンジェント演算部 44b…位相周波数変換係数生成部 44c…乗算器 45…制御信号生成部 45a…加算器 45b…遅延器 46A,46B…振幅検出制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局から到来する無線周波信号を受信
    して局部発振信号とミキシングすることで中間周波信号
    あるいはベースバンド信号に変換したのち復調器で復調
    する受信系を備えた移動通信端末において、 前記復調器により得られるディジタル復調信号からその
    シンボル間の位相差情報を含む位相回転ベクトルを生成
    する位相差生成手段と、 この位相差生成手段により生成された位相回転ベクトル
    に含まれる位相差情報をもとに前記基地局の送信周波数
    に対する前記局部発振周波数の周波数誤差を検出し、こ
    の周波数誤差を減少させるための制御情報を生成してこ
    の制御信号により前記局部発振信号の発振周波数を可変
    制御する制御信号生成手段と、 前記位相差生成手段から出力された位相回転ベクトルの
    レベルを検出して所定の第1のしきい値と比較し、レベ
    ルが第1のしきい値以下に低下している期間に前記制御
    信号生成手段による前記局部発振信号の発振周波数の制
    御を停止させる第1の制御手段とを具備したことを特徴
    とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、位相回転ベクト
    ルのレベルが第1のしきい値以下に低下している期間
    に、前記局部発振周波数を前記レベルが第1のしきい値
    以下に低下する前の値に保持させることを特徴とする請
    求項1記載の移動通信端末。
  3. 【請求項3】 前記位相回転ベクトルのレベルが第1の
    しきい値以下に低下した状態が所定の条件を満たした場
    合に、前記復調器に復調対象のパスの再検索を行わせる
    第2の制御手段を、さらに具備したことを特徴とする請
    求項1記載の移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段は、位相回転ベクト
    ルのレベルが前記第1のしきい値以下に低下している期
    間が予め設定した時間を超えた場合に、前記復調器に指
    示を出して復調対象のパスの再検索を行わせることを特
    徴とする請求項3記載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御手段は、位相回転ベクト
    ルのレベルが前記第1のしきい値よりさらに低く設定し
    た第2のしきい値以下に低下したことが検出された場合
    に、前記復調器に指示を出して復調対象のパスの再検索
    を行わせることを特徴とする請求項3記載の移動通信端
    末。
  6. 【請求項6】 局部発振信号の発振周波数を基地局の送
    信周波数に追従して制御する自動周波数制御回路におい
    て、 復調器により得られるディジタル復調信号からそのシン
    ボル間の位相差情報を含む位相回転ベクトルを生成する
    位相差生成手段と、 この位相差生成手段により生成された位相回転ベクトル
    に含まれる位相差情報をもとに前記基地局の送信周波数
    に対する前記局部発振周波数の周波数誤差を検出し、こ
    の周波数誤差を減少させるための制御情報を生成してこ
    の制御信号により前記局部発振信号の発振周波数を可変
    制御する制御信号生成手段と、 前記位相差生成手段から出力された位相回転ベクトルの
    レベルを検出して所定の第1のしきい値と比較し、レベ
    ルが第1のしきい値以下に低下している期間に前記制御
    信号生成手段による前記局部発振信号の発振周波数の制
    御を停止させる第1の制御手段とを具備したことを特徴
    とする自動周波数制御回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御手段は、位相回転ベクト
    ルのレベルが第1のしきい値以下に低下している期間
    に、前記局部発振周波数を前記レベルが第1のしきい値
    以下に低下する前の値に保持させることを特徴とする請
    求項6記載の自動周波数制御回路。
  8. 【請求項8】 前記位相回転ベクトルのレベルが第1の
    しきい値以下に低下した状態が所定の条件を満たした場
    合に、前記復調器に復調対象のパスの再検索を行わせる
    第2の制御手段を、さらに具備したことを特徴とする請
    求項6記載の自動周波数制御回路。
  9. 【請求項9】 前記第2の制御手段は、位相回転ベクト
    ルのレベルが前記第1のしきい値以下に低下している期
    間が予め設定した時間を超えた場合に、前記復調器に指
    示を出して復調対象のパスの再検索を行わせることを特
    徴とする請求項8記載の自動周波数制御回路。
  10. 【請求項10】 前記第2の制御手段は、位相回転ベク
    トルのレベルが前記第1のしきい値よりさらに低く設定
    した第2のしきい値以下に低下したことが検出された場
    合に、前記復調器に指示を出して復調対象のパスの再検
    索を行わせることを特徴とする請求項8記載の自動周波
    数制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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