JP2002216899A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置

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JP2002216899A
JP2002216899A JP2001006997A JP2001006997A JP2002216899A JP 2002216899 A JP2002216899 A JP 2002216899A JP 2001006997 A JP2001006997 A JP 2001006997A JP 2001006997 A JP2001006997 A JP 2001006997A JP 2002216899 A JP2002216899 A JP 2002216899A
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card
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JP2001006997A
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Wataru Oguchi
亙 小口
Toru Azuma
透 我妻
Yoshinari Kuroda
嘉成 黒田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型にして情報カードに備えられたアース用
金属部を回路基板に形成されたグランドパットに安定に
接続することができるカード用コネクタ装置を提供す
る。 【解決手段】 カード用コネクタ装置に、情報カード1
の挿抜方向にスライドするスライダ61と、当該スライ
ダ61と一体にスライドする情報カード1の当接部62
bと、これらスライダ61及び当接部62bを常時情報
カード1の排出方向に付勢する付勢手段64と、当該付
勢手段64の付勢力に抗してスライダ61及び当接部6
2bを情報カード1の挿入完了位置にロックするロック
機構(ハート形カム溝26及び係合ピン63)と、情報
カード1に備えられたアース用金属部8と接触する第2
接触部62dを備える。付勢手段64として金属製のば
ね部材を用い、これら第2接触部62dと付勢手段64
とを常時接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップが内
蔵された情報カードを装着し、当該情報カードに設けら
れた外部接続端子を回路基板に形成された回路に接続す
るカード用コネクタ装置に係り、特に、情報カードに備
えられたアース用金属部のアース手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パソコン、ビデオカメラ、電
子カメラ、携帯電話などの電子装置に着脱自在に装着さ
れる可搬形の情報装置として、半導体チップが内蔵さ
れ、外形がカード状に形成された情報カードが知られて
いる。この種の情報カードとしては、側縁(カード用コ
ネクタ装置への挿入方向に沿う縁辺)に、アース用金属
部を備えたものも提案されている。
【0003】情報カードを装着可能な電子装置には、所
要の電子回路が構成された回路基板と、情報カードに設
けられた外部接続端子を当該回路基板に形成された電子
回路に接続するためのカード用コネクタ装置とが備えら
れる。この種のカード用コネクタ装置としては、前記ア
ース用金属部と接触する金属製の接触部が備えられたも
の、及び、情報カードを所定の挿入完了位置に保持する
と共に挿入完了位置に保持された情報カードを機構的に
排出するカード挿排手段が備えられたものも提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子装置、
特に、携帯形の電子装置に装備されるカード用コネクタ
装置には、電子装置の小型化、軽量化及び多機能化を図
るために、小型であることが特に強く要求される。然る
に、カード用コネクタ装置にカード挿排手段と接触部と
を別個に備えると、これらカード挿排手段及び接触部の
設定スペースが大きくなるために、カード用コネクタ装
置が大型化するという不都合が生じる。なお、カード挿
排手段を構成するスライダに接触部を搭載すれば、スラ
イダの設定部と接触部の設定部とを共用化することがで
き、カード用コネクタ装置の大型化を防止することがで
きるが、単にスライダに接触部を搭載しただけでは、接
触部と回路基板に形成されたグランドパットとが、スラ
イダの移動に伴って摺動する構成になるため、耐久性等
の点で到底実用性がない。
【0005】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その目的は、小型にし
て情報カードに備えられたアース用金属部を回路基板に
形成されたグランドパットに安定に接続することができ
るカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、まず第1に、情報カードの挿抜方向にス
ライドするスライダと、当該スライダを常時情報カード
の排出方向に付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢
力に抗して前記スライダを情報カードの挿入完了位置に
ロックするロック機構とを備え、当該ロック機構のロッ
ク状態が解除されたとき、前記付勢手段の付勢力によっ
て挿入完了位置に保持されていた情報カードを排出する
機能を有し、側縁にアース用金属部が設けられた情報カ
ードを装着するカード用コネクタ装置であって、前記ス
ライダに前記アース用金属部と接触する金属製の接触部
を備えると共に、前記付勢手段として金属製のばね部材
を用い、これら接触部と付勢手段とを常時接触させると
いう構成にした。
【0007】かように、スライダにアース用金属部と接
触する金属製の接触部を備えると、スライダの設定部と
接触部の設定部とを共用化することができるので、カー
ド用コネクタ装置を小型化することができる。また、付
勢手段として金属製のばね部材を用い、接触部と付勢手
段とを常時接触させると、スライダの移動に関わりな
く、情報カードに形成されたアース用金属部を常に接触
部及び付勢手段を介して回路基板に形成されたグランド
パットの一定位置に接続することができるので、情報カ
ードのアースを安定に行うことができる。
【0008】第2に、本発明は、前記第1の課題解決手
段における情報カードの挿入空間を金属製のカバーで覆
い、当該カバーを回路基板のグランドに接触させると共
に、当該カバーに前記付勢手段を常時接触させるという
構成にした。
【0009】かように、情報カードの挿入空間を金属製
のカバーで覆い、当該カバーを回路基板のグランドに接
触させると共に、当該カバーに前記付勢手段を常時接触
させると、スライダの移動に関わりなく、情報カードに
形成されたアース用金属部を常に接触部及び付勢手段並
びにカバーを介して回路基板に形成されたグランドパッ
トの一定位置に接続することができるので、情報カード
のアースをより安定に行うことができる。
【0010】第3に、本発明は、前記第1の課題解決手
段における接触部に弾性を付与し、当該接触部を情報カ
ードの側縁に形成された凹部に係合させて情報カードを
保持するという構成にした。
【0011】かように、接触部に弾性を付与し、当該接
触部を情報カードの側縁に形成された凹部に係合させて
情報カードを保持するようにすると、情報カードを保持
するための部材と接触部とを一部品化することができる
ので、係合用の凹部を有する情報カードを装着するカー
ド用コネクタ装置について、部品点数の削減による低コ
スト化を図ることができる。
【0012】第4に、本発明は、前記第1の課題解決手
段におけるスライダに、ロック機構の一部を構成する係
合ピンと当該係合ピンを一方向に付勢する付勢片とが設
けられ、当該付勢片が前記接触部と一体に形成されてい
るという構成にした。
【0013】かように、係合ピンを一方向に付勢する付
勢片をスライダに設けると、係合ピンの安定性を高める
ことができ、ロック機構を確実に作動させることができ
るので、情報カードの挿抜を安定化することができる。
また、付勢片と接触部とを一体に形成すると、付勢片と
接触部とを一部品化することができるので、係合ピンと
当該係合ピンの付勢片とを有するカード用コネクタ装置
について、部品点数の削減による低コスト化を図ること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係るカード用コネ
クタ装置の説明に先立ち、これに適用される情報カード
の構成を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本発
明のカード用コネクタ装置に適用される情報カードの上
面図、図2は右縁側から見た当該情報カードの側面図、
図3は後縁側から見た当該情報カードの側面図である。
【0015】本例の情報カード1は、図1に示すよう
に、平面形状が縦長の長方形に形成されており、左前角
部には、カード用コネクタ装置への誤挿入を防止するた
めの斜辺2が設けられている。また、左右の側縁部に
は、図1及び図3に示すように、上部を角形に切り欠く
ことによって下部に薄形の段差部3a,3bが形成さ
れ、各段差部3a,3bの前縁寄りの部分には、角形の
凹部4a,4bが切り欠かれている。一方の凹部4a
は、他方の凹部4bに比べて切欠幅が大きく、識別子5
がスライド可能に備えられている。識別子5は、図1及
び図2に示すように、凹部4aの切欠幅dの約1/2の
長さと、段差部3aの切欠幅aとほぼ等しい横幅と、段
差部3aの厚さtとほぼ等しい厚さとを有する立方状に
形成されており、情報カード1の厚さ方向に関して、段
差部3aと同一高さに設定されている。したがって、識
別子5を情報カード1の後縁側に移動した場合、識別子
5の前方には、凹部4aの切欠幅dの約1/2の長さの
検出凹部6が形成される。さらに、上面の前縁部には、
複数個の外部接続端子(図1の例では、9個)7a〜7
iが所定の配列で設けられている。これらの外部接続端
子7a〜7iは、カード内に埋設された半導体チップ
(図示省略)と電気的に接続されており、半導体チップ
への電力の供給及び半導体チップとカード用コネクタ装
置が備えられた外部電子機器との間の信号の送受信を行
うようになっている。加えて、段差部3bの外面には、
半導体チップを静電ノイズ等から保護するためのアース
用金属部8が設けられている。
【0016】本例の情報カード1は、凹部4a内に識別
子5がスライド可能に備えられているので、ユーザが凹
部4a内において識別子5の設定位置を変更し、検出凹
部6がある状態又はない状態に切り替えることによっ
て、例えば当該情報カードを書き込み可能状態又は書き
込み禁止状態に切り替えることができる。かように、前
記識別子5をライトプロテクタとして用いた場合には、
識別子5を書き込み禁止状態に切り替えることによっ
て、必要な情報の消失を防止することができる。
【0017】以下、実施形態例に係るカード用コネクタ
装置の構成を、図4乃至図9に基づいて説明する。図4
はカード用コネクタ装置の部品構成図、図5はカード用
コネクタ装置の情報カード挿入側から見た断面図、図6
はカバーを除去したカード用コネクタ装置及び情報カー
ドの一部を示す上面図、図7はカバーを除去したカード
用コネクタ装置の識別子検出手段取付部側から見た側面
図、図8はカード挿排手段の上面図、図9はカード挿排
手段の側面図である。
【0018】本発明のカード用コネクタ装置は、図4に
示すように、平面形状が略コの字形に形成されたフレー
ム10と、当該フレーム10に取り付けられる識別子検
出手段30及び挿入完了検出手段40並びに接触子50
a〜50iと、前記フレーム10にスライド可能に設定
されるカード挿排手段60と、前記フレーム10の上面
を覆うカバー70と、フレーム10を図示しない回路基
板に固定するペグ80とから主に構成されている。
【0019】フレーム10は、絶縁性の樹脂材料にて形
成されており、識別子検出手段30の設定部11と、挿
入完了検出手段40及び接触子50a〜50iの設定部
12と、カード挿排手段60の設定部13とをもって平
面形状が略コの字形に形成されている。当該フレーム1
0の内面下端部からは、図5及び図6に示すように、情
報カード1の下面を支持するための薄肉のリブ14が内
向きに張り出されており、当該リブ14の上面と前記各
設定部11,12,13の内面と前記カバー70の下面
をもって情報カード1の挿入空間15が構成されてい
る。また、図4及び図6に示すように、前記設定部12
の内面と対向する部分には、情報カード1の停止辺16
aが形成されると共に、前記設定部12と設定部13の
交叉角部には、情報カード1の誤挿入を防止するための
三角形の誤挿入防止用突起16bが形成されている。さ
らに、当該フレーム10の下面には、図5及び図7に示
すように、図示しない回路基板に対する当該フレーム1
0の位置決めを行うための位置決めピン17が下向きに
突設されている。
【0020】このフレーム10は、位置決めピン17を
図示しない回路基板に開設された位置決め孔に挿入する
ことによって、回路基板上の所定部分に取り付けられ
る。また、回路基板に対する位置決めが終了した後、ペ
グ80の一端を設定部13の先端部に係合し、他端を回
路基板に固定することによって、回路基板上に固定され
る。
【0021】識別子検出手段30の設定部11は、図6
及び図7に示すように、奥行側(取付部12側)が高
く、情報カード1の挿入側が低い段状に形成されてお
り、奥行側の端部には、識別子検出手段30を構成する
可動接点部材31の取付部18が形成され、情報カード
挿入側の端部には、識別子検出手段30を構成する固定
接点部材32の取付部19が形成されている。また、各
取付部18,19の中間部分には、可動接点部材31の
可動スペース20が形成されている。さらに、当該設定
部11の外面には、図4乃至図7に示すように、カバー
70をスナップ結合するための係止爪21が形成されて
いる。
【0022】挿入完了検出手段40及び接触子50a〜
50iの設定部12には、図4及び図6に示すように、
挿入完了検出手段40を構成する2つの金属帯片41,
42のうち、カード挿排手段60の設定部13側に配置
される金属帯片42の取付部22と、接触子50a〜5
0iの取付部23a〜23iとが所要の配列で形成され
ている。
【0023】カード挿排手段60の設定部13には、図
4及び図6に示すように、カード挿排手段60を構成す
るスライダ61の収納部24と、カード挿排手段60を
構成する付勢手段62の収納部25と、挿入空間15内
への情報カード1の挿入動作又は挿入空間15内からの
情報カード1の排出動作に応じてカード挿排手段60を
所要の位置に案内して保持するハート形カム溝26とが
形成されている。また、当該設定部13の外面にも、図
4乃至図6に示すように、カバー70をスナップ結合す
るための係止爪21が形成されている。
【0024】識別子検出手段30は、図4乃至図7に示
すように、可動接点部材31と固定接点部材32とから
なる。可動接点部材31は、金属片を成形することによ
って形成されており、一端に前記フレーム10に形成さ
れた取付部18に嵌合される嵌合部31aと前記フレー
ム10の奥行側に突出して図示しない回路基板にはんだ
付けされる固定部31bとが形成されると共に、他端に
固定接点部材32と接触するための接点部31cが形成
されている。また、当該可動接点部材31の一部には、
前記挿入空間15内に突出して識別子5のスライド位置
を検出するための突部31dが形成されている。なお、
当該突部31dは、前記情報カード1に形成される検出
凹部6内に挿入可能な大きさに形成される。一方、固定
接点部材32は、金属片を成形することによって形成さ
れており、中央部に前記フレーム10に形成された取付
部19に嵌合される嵌合部32aが形成されると共に、
その一端に前記可動接点部材31の接点部31cと接触
する接点部32bが形成され、他端に前記フレーム10
の情報カード挿入側の端面に突出して図示しない回路基
板にはんだ付けされる固定部32cとが形成されてい
る。
【0025】前記可動接点部材31は、接点部31cを
フレーム10の情報カード挿入口側に向け、嵌合部31
aを取付部18に嵌合することによって、設定部11の
上面に設定される。また、固定部31bを図示しない回
路基板にはんだ付けすることによって設定部11に固定
されると共に、回路基板に形成された電子回路と電気的
に接続される。一方、固定接点部材32は、接点部32
bを前記可動接点部材31の接点部31cと接触可能な
位置に配置し、嵌合部32aを取付部19に嵌合するこ
とによって、設定部11に設定される。また、固定部3
2cを図示しない回路基板にはんだ付けすることによっ
て設定部11に固定されると共に、回路基板に形成され
た電子回路と電気的に接続される。なお、可動接点部材
31は、図7に示すように、嵌合部31aに対して接点
部31cが下向きに湾曲形成されており、突部31dに
上向きの外力が作用しない限り、接点部31cが固定接
点部材32の接点部32bと常時接触するようになって
いる。
【0026】挿入完了検出手段40は、図4乃至図6に
示すように、第1の金属帯片41と第2の金属帯片42
とからなる。第1の金属帯片41は、前記可動接点部材
31と一体に形成されており、その基端部が設定部12
の一端内面に設定されると共に、その先端部が情報カー
ド1の収納空間15内に配置される。一方、第2の金属
帯片42は、前記第1の金属帯片41とは独立の別体に
形成されており、その基端部が設定部12に形成された
取付部22に嵌合されると共に、その先端部が情報カー
ド1の収納空間15内に配置される。これら各金属帯片
41,42の先端部は、収納空間15内に情報カード1
が収納される以前においては、フレーム10に形成され
た情報カード1の停止辺16aよりも情報カード1の挿
入口側に配置されて互いに離隔しており、情報カード1
が停止辺16aの近傍まで挿入されたときに、情報カー
ド1の挿入力により弾性変形されて、互いに接触するよ
うになっている。前記第2の金属帯片42は、設定部1
2の奥行側より突出する固定部42aを図示しない回路
基板にはんだ付けすることによって固定されると共に、
回路基板に形成された電子回路と電気的に接続される。
【0027】接触子50a〜50iは、金属板を成形す
ることによって形成されており、図4及び図6に示すよ
うに、その基端部が設定部12に形成された取付部23
a〜23iに個別に嵌合されると共に、その先端部が情
報カード1の挿入空間15内に配置される。各接触子5
0a〜50iの先端部は、停止辺16aと当接する位置
まで挿入された情報カード1の各外部接続端子7a〜7
iと個別に接触するように配置される。これらの接触子
50a〜50iは、設定部12の奥行側より突出する固
定部51を図示しない回路基板にはんだ付けすることに
よって固定されると共に、回路基板に形成された電子回
路と電気的に接続される。
【0028】カード挿排手段60は、図4に示すよう
に、樹脂製のスライダ61と、金属板を成形してなる金
属部62と、スライダ61の一端に旋回可能に取り付け
られる金属製の係合ピン63と、これらスライダ61、
金属部62及び係合ピン63を情報カード1の排出方向
に付勢する付勢手段64と、係合ピン63の一端が係合
されるハート形カム溝26とから構成されている。ま
た、このうちのハート形カム溝26と係合ピン63と
は、スライダ61及び金属部62を所定のカード排出位
置又はカード挿入位置にロックするロック機構を構成し
ている。
【0029】スライダ61には、図4及び図8並びに図
9に示すように、金属部62の圧入部61aと、係合ピ
ン63の取付孔61bと、付勢手段64の保持突起61
cとが一体に形成されている。
【0030】また、金属部62には、前記スライダ61
に形成された設定部61aに圧入される取付部62a
と、挿入空間15内に挿入された情報カード1の前縁が
当接する当接部62bと、前記保持突起61cに取り付
けられた金属製の付勢手段64と接触する第1接触部6
2cと、情報カード1の側縁に切り欠かれた凹部4bに
係合して情報カード1の脱落を防止すると共に情報カー
ド1に形成されたアース用金属部8と接触する第2接触
部62dと、前記取付孔61bに一端が旋回可能に取り
付けられた係合ピン63の先端を常時下向きに付勢し、
カード挿排手段60の設定部13に形成されたハート形
カム溝26からの係合ピン63の脱落を防止する付勢片
62eとが一体に形成されており、前記当接部62bの
両辺には、補強用のリブ62f,62gが起立されてい
る。なお、本実施形態例においては、当接部62bの両
辺にリブ62f、62gを起立したが、情報カード1と
直接接触しない辺のリブ62gについては省略すること
もできる。当該金属部62は、取付部62aを前記スラ
イダに形成された圧入部61a内に圧入することによっ
て、スライダ61に固定される。
【0031】係合ピン63は、両端部が同一方向に直角
に折り曲げられており、一方の折り曲げ端63aが前記
スライダ61に開設された取付孔61bに旋回可能に挿
入される。
【0032】付勢手段64は、一端がスライダ61に形
成された保持突起61cに取り付けられると共に、スラ
イダ61に取り付けられた金属部62の第1接触部62
cと接触される。なお、本実施形態例においては、付勢
手段64としてコイルスプリングのみが図示されている
が、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、任
意の弾性体をもって形成することができる。
【0033】以上のように組み立てられたカード挿排手
段60は、図6に示すように、前記フレーム10の設定
部13に形成された収納部24にスライダ61が摺動可
能に収納され、収納部25に付勢手段62が収納され、
ハート形カム溝26に係合ピン63の他方の折り曲げ端
63bが係合される。なお、付勢手段62の他端は、カ
バー70に形成されたばね止め片71(図4参照)に当
接される。
【0034】カバー70は、金属を成形することによっ
て形成されており、図5に示すように、情報カード1の
挿入方向から見た側面形状が下向きのコの字形に形成さ
れていて、前記付勢手段62の一端と対向する部分に
は、図4に示すように、ばね止め片71が形成されてい
る。当該カバー70の上板72には、図6に示すように
所要の窓孔73が開設され、側板74,75には、図5
に示すように、前記フレーム10を構成する設定部1
1,13の外面に形成された係止爪21を係合するため
の係止孔76が開設されている。このように構成された
カバー70は、図5に示すように、上板72の内面を前
記設定部11,12,13の上面に当接すると共に、各
側板74,75の内面を前記設定部11,13の外面に
当接し、当該側板74,75に開設された係止孔76に
係止爪21を係合することによって、フレーム10にス
ナップ結合される。
【0035】以下、実施形態例に係るカード用コネクタ
装置の動作を、図10乃至図12に基づいて説明する。
図10はカード挿排手段の動作説明図、図11は挿入完
了検出手段の動作説明図、図12は識別子検出手段の動
作説明図である。
【0036】まず、挿入空間15内に情報カードが挿入
される以前においては、図7に示すように、可動接点部
材31と固定接点部材32とが電気的に接続されてお
り、ノーマルクローズタイプの信号処理回路を備えた電
子回路に適用できるようになっている。これに対して、
挿入完了検出手段40を構成する2つの金属帯片41,
42は、図6に示すように、非接続状態になっており、
挿入空間15内に情報カード1が挿入されていないこと
を検出できるようになっている。さらに、カード挿排手
段60を構成するスライダ61、金属部62及び係合ピ
ン63は、図6及び図10(a)に示すように、付勢手
段64の弾性力によって、最も情報カードの挿入口側に
接近した位置に配置されている。
【0037】この状態から、挿入空間15内に情報カー
ド1を所定の向きで挿入すると、まず、可動接点部材3
1に形成された突部31dに情報カード1の段差部3a
が当接し、情報カード1の挿入力によって可動接点部材
31が上向きに付勢されて、可動接点部材31と固定接
点部材32との電気的な接続が切離される。
【0038】情報カード1をさらに押し込むと、情報カ
ード1の前縁がカード挿排手段60の当接部62bに当
接すると共に、情報カード1の段差部3bに切り欠かれ
た凹部4bにカード挿排手段60の金属部62に形成さ
れた第2接触部62dが係合される。この状態から情報
カード1をさらに押し込むと、図10(b)に示すよう
に、カード挿排手段60が付勢手段64の弾性力に抗し
てフレーム10の奥行方向に移動され、それに伴って係
合ピン63の折り曲げ端63bがハート形カム溝26の
往路26aを通ってフレーム10の奥行き方向に移動す
る。
【0039】情報カード1を挿入空間15の最奥部まで
挿入すると、情報カード1の前縁がフレーム10に形成
された停止辺16aに当接し、ユーザは挿入空間15内
の所定位置まで情報カード1が挿入されたことを感覚的
に知ることができる。この状態に至った後にユーザが情
報カード1から手を離すと、カード挿排手段60が付勢
手段64の弾性力によって情報カード1の挿入口側に戻
ろうとするが、その戻り過程で、図10(c)に示すよ
うに、係合ピン63の折り曲げ端63bがハート形カム
溝26の案内部26bに案内されて挿入側停止部26c
と係合するため、情報カード1が挿入状態に保持され
る。また、この状態では、図11(b)に示すように、
情報カード1の前縁が挿入完了検出手段40を構成する
第1及び第2の金属帯片41,42を挿入空間15の奥
行方向に押圧するため、これら2つの金属帯片41,4
2が弾性変形して互いに接触し、回路側で挿入空間15
内の挿入完了位置まで情報カード1が挿入されたことを
検出することができる。さらに、この状態においては、
情報カード1の凹部4bにカード挿排手段60の第2接
触部62dが係合されているので、第2接触部62dの
弾性力以上の外力が負荷されない限り情報カード1を所
要の挿入完了位置に保持することができ、情報カード1
に対する情報の記録再生を安定に行うことができる。
【0040】この状態において、挿入空間15内に挿入
された情報カード1の識別子5が凹部4aの前方に移動
されて場合には、図12(a)に示すように、可動接点
部材31の突部31dが識別子5の上面に当接するた
め、図12(c)に示すように、可動接点部材31と固
定接点部材32との切離状態が維持され、回路側で例え
ば情報カード1が書き込み禁止状態であることを検出す
ることができる。また、挿入空間15内に挿入された情
報カード1の識別子5が凹部4aの後方に移動された場
合には、図12(b)に示すように、可動接点部材31
の突部31dが凹部4a内に落ち込むため、可動接点部
材31の弾性によってその先端部が下向きに移動し、図
12(d)に示すように、可動接点部材31と固定接点
部材32とが再度接続状態になり、回路側で例えば情報
カード1が書き込み可能状態であることを検出すること
ができる。
【0041】この状態から、再度情報カード1を挿入空
間の奥行方向に押し込むと、その挿入力によって係合ピ
ン63とハート形カム溝26の挿入側停止部26cとの
係合が解除され、当該係合ピン63の折り曲げ端63b
がハート形カム溝26の復路26dに移行する。したが
って、しかる後に、ユーザが情報カード1から手を離す
と、カード挿排手段60が付勢手段64の弾性力によっ
て情報カード1の挿入口側に戻され、カード挿入前の状
態に復帰すると共に、情報カード1の前縁がカード挿排
手段60の当接部62bによって押圧されるために、情
報カード1が挿入空間15から排出される。この情報カ
ード1の排出時にも、情報カード1の凹部4bにカード
挿排手段60の第2接触部62dが係合されているの
で、情報カード1の挿入空間からの放出が防止され、情
報カード1の破壊や損傷を未然に防止することができ
る。
【0042】なお、挿入空間15内に情報カード1が誤
った向きで挿入された場合には、情報カード1の角部が
フレーム10に形成された誤挿入防止用突起16bに当
接するため、情報カード1が挿入完了位置まで挿入され
ることがなく、後挿入による不都合の発生が未然に防止
される。情報カード1が誤挿入防止用突起16bに当接
したとき、ユーザが情報カード1から手を離せば、情報
カード1は、付勢手段64の弾性力によって挿入空間1
5内から自動的に排出される。
【0043】以上のように構成された本実施形態例に係
るカード用コネクタ装置は、識別子検出手段30を構成
する可動接点部材31と固定接点部材32とをフレーム
10の上面に設定するので、情報カード1の挿入空間1
5内に可動接点部材31及び固定接点部材32を設定す
るためのスペースを設ける必要がなく、カード用コネク
タ装置の横幅を小さなものにすることができる。また、
可動接点部材31の一部に突部31dを形成して、当該
突部31dを挿入空間15内の段差部3aが通過する部
分に配置すると共に、情報カード1が挿入空間15内に
挿入されたときに、当該突部31dを段差部3aの上面
及び/又は識別子5の上面と接触させ、段差部3aの切
欠空間内で動作させるので、これら可動接点部材31及
び固定接点部材32が情報カード1の挿入空間15より
も上方に突出することがなく、カード用コネクタ装置の
厚さを小さなものにすることができる。よって、識別子
検出手段30を有するカード用コネクタ装置の小型化を
図ることができる。
【0044】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、挿入空間15内に情報カード1が挿入されて
いない状態で、識別子検出手段30を構成する可動接点
部材31と固定接点部材32とが常時電気的に接続され
ているという構成にしたので、いわゆるノーマルクロー
ズタイプの信号処理回路を備えた電子回路に適用するこ
とができる。
【0045】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、可動接点部材31の一端をフレーム10の後
端より突出させて回路基板にはんだ付けすると共に、固
定接点部材32の一端をフレーム10の前端より突出さ
せて回路基板にはんだ付けするという構成にしたので、
可動接点部材31と回路基板との接続部及び固定接点部
材32と回路基板との接続部をフレーム10の奥行方向
に関して分離することができ、可動接点部材31及び固
定接点部材32の構成を簡略化できると共に各接続部の
配列を容易なものにすることができて、カード用コネク
タ装置の小型化、特に、横幅の減少を図ることができ
る。
【0046】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、挿入完了検出手段40を構成する一方の金属
帯片41を可動接点部材31と一体に形成したので、こ
れら一方の金属帯片41と可動接点部材31とを一部品
化することができ、挿入完了検出手段40を有するカー
ド用コネクタ装置について、部品点数の削減による低コ
スト化を図ることができる。
【0047】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、当接部62bを金属板の成形品から形成した
ので、樹脂製の当接部に比べて小型かつ高剛性に作製す
ることができ、カード用コネクタ装置の小型化を図るこ
とができる。また、当接部62bを情報カード1の前縁
と対向に配置したので、情報カード1の挿入排出動作に
際して情報カード1にモーメントが作用せず、情報カー
ド1の挿入排出動作を円滑化することができる。さら
に、当接部62bをスライダ61に圧入固定したので、
インサートモールドなどの複雑な製造方法を回避するこ
とができ、所要のカード用コネクタ装置を安価に製造す
ることができる。
【0048】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、当接部62bに補強用のリブ62f,62g
を起立したので、金属板の成形品からなる当接部62b
の剛性をより高めることができるので、当接部62b、
ひいてはカード用コネクタ装置のより一層の小型化を図
ることができる。
【0049】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、スライダ61に、情報カード1の側縁に形成
された凹部4bと係合して情報カード1の脱落を防止す
る第2接触部62dが設けられ、当該第2接触部62d
が当接部62bと一体に形成されているという構成にし
たので、第2接触部62dと当接部62bとを一部品化
することができ、情報カード1の第2接触部を有するカ
ード用コネクタ装置について、部品点数の削減による低
コスト化を図ることができる。
【0050】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、スライダ61に、ロック機構の一部を構成す
る係合ピン63と当該係合ピン63を一方向に付勢する
付勢片62eとが設けられ、当該付勢片62eが当接部
62bと一体に形成されているという構成にしたので、
付勢片62eと当接部62bとを一部品化することがで
き、係合ピン63と付勢片62eとを有するカード用コ
ネクタ装置について、部品点数の削減による低コスト化
を図ることができる。
【0051】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、カード挿排手段60を構成するすべての金属
部品、即ち、金属部62、係合ピン63及び付勢手段6
4を互いに接触させ、付勢手段64を金属製のカバー7
0に接触させたので、これら金属部品の電位を常にグラ
ンド電位にすることができ、情報カード1に作用するノ
イズを低減することができる。
【0052】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、スライダ61に情報カード1のアース用金属
部8と接触する金属製の第2接触部62dを備えたの
で、スライダ61の設定部と第2接触部62dの設定部
とを共用化することができ、カード用コネクタ装置を小
型化することができる。また、付勢手段64として金属
製のばね部材を用い、第2接触部62dと付勢手段64
とを常時接触させるので、スライダ61の移動に関わり
なく、情報カードに形成されたアース用金属部8を常に
第2接触部62d及び付勢手段64を介して回路基板に
形成されたグランドパットの一定位置に接続することが
でき、情報カード1のアースを安定に行うことができ
る。
【0053】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、情報カード1の挿入空間15を金属製のカバ
ー70で覆い、当該カバー70を回路基板のグランドに
接触させると共に、当該カバー70に付勢手段64を常
時接触させるので、スライダ61の移動に関わりなく、
情報カード1に形成されたアース用金属部8を常に第2
接触部62d及び付勢手段64並びにカバー70を介し
て回路基板に形成されたグランドパットの一定位置に接
続することができ、情報カード1のアースをより安定に
行うことができる。
【0054】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、第2接触部64dに弾性を付与し、当該接触
部64dを情報カード1の側縁に形成された凹部4bに
係合させて情報カード1を保持するので、情報カード1
を保持するための部材と第2接触部64dとを一部品化
することができ、係合用の凹部4bを有する情報カード
1を装着するカード用コネクタ装置について、部品点数
の削減による低コスト化を図ることができる。
【0055】また、本実施形態例に係るカード用コネク
タ装置は、係合ピン63を一方向に付勢する付勢片62
eをスライダ61に設けたので、係合ピン63の安定性
を高めることができ、係合ピン63とハート形カム溝2
6とからなるロック機構を確実に作動させることができ
で、情報カード1の挿抜を安定化することができる。ま
た、付勢片62eと第2接触部64dとを一体に形成す
るので、付勢片62eと第2接触部64dとを一部品化
することができ、係合ピン63と当該係合ピン63の付
勢片62eとを有するカード用コネクタ装置について、
部品点数の削減による低コスト化を図ることができる。
【0056】なお前記実施形態例においては、当接部6
2bを金属板にて形成したが、かかる構成に代えて、図
13に示すように、樹脂材料をもって当接部62bをス
ライダ61と一体に形成し、金属板にて形成された付勢
片62eの一端を付勢手段64の保持突起61c側に延
長して接触部62cを形成し、これを保持突起61cに
保持された付勢手段64の一端に接触させるようにする
こともできる。
【0057】これによっても、前記実施形態例に係るカ
ード用コネクタ装置と同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
スライダに情報カードのアース用金属部と接触する金属
製の接触部を備えたので、スライダの設定部と当該接触
部の設定部とを共用化することができ、カード用コネク
タ装置を小型化することができる。また、付勢手段とし
て金属製のばね部材を用い、接触部と付勢手段とを常時
接触させるので、スライダの移動に関わりなく情報カー
ドに形成されたアース用金属部を常に接触部及び付勢手
段を介して回路基板に形成されたグランドパットの一定
位置に接続することができ、情報カードのアースを安定
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報カードの上面図である。
【図2】情報カードの右縁側から見た側面図である。
【図3】情報カードの後縁側から見た側面図である。
【図4】カード用コネクタ装置の部品構成図である。
【図5】カード用コネクタ装置の情報カード挿入側から
見た断面図である。
【図6】カバーを除去したカード用コネクタ装置及び情
報カードの一部を示す上面図である。
【図7】カバーを除去したカード用コネクタ装置の識別
子検出手段取付部側から見た側面図である。
【図8】カード挿排手段の上面図である。
【図9】カード挿排手段の側面図である。
【図10】識別子検出手段の動作説明図である。
【図11】挿入完了検出手段の動作説明図である。
【図12】カード挿排手段の動作説明図である。
【図13】カード挿排手段の他の例を示す上面図であ
る。
【符号の説明】
1 情報カード 8 アース用金属部 10 フレーム 26 ハート形カム溝 60 カード挿排手段 61 スライダ 62 金属部 63 係合ピン 64 付勢手段 62d 第2接触部 62e 付勢片 70 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 13/652 G06K 19/00 L 12/18 H01R 23/68 301J (72)発明者 黒田 嘉成 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MB04 NA02 5B035 AA11 BB09 CA31 CA38 5B058 CA03 CA04 CA07 KA12 KA13 KA24 KA29 5E021 FA05 FA16 FB02 FB18 FC11 FC40 HC07 HC37 JA04 KA06 KA09 LA01 LA10 LA15 MA19 5E023 AA04 AA16 AA21 BB22 DD06 DD19 GG02 GG07 GG09 HH01 HH12 HH17 HH30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報カードの挿抜方向にスライドするス
    ライダと、当該スライダを常時情報カードの排出方向に
    付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢力に抗して前
    記スライダを情報カードの挿入完了位置にロックするロ
    ック機構とを備え、当該ロック機構のロック状態が解除
    されたとき、前記付勢手段の付勢力によって挿入完了位
    置に保持されていた情報カードを排出する機能を有し、
    側縁にアース用金属部が設けられた情報カードを装着す
    るカード用コネクタ装置であって、前記スライダに前記
    アース用金属部と接触する金属製の接触部を備えると共
    に、前記付勢手段として金属製のばね部材を用い、これ
    ら接触部と付勢手段とを常時接触させたことを特徴とす
    るカード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記情報カードの挿入空間を金属製のカ
    バーで覆い、当該カバーを回路基板のグランドに接触さ
    せると共に、当該カバーに前記付勢手段を常時接触させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のカード用コネクタ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部に弾性を付与し、当該接触部
    を情報カードの側縁に形成された凹部に係合させて情報
    カードを保持することを特徴とする請求項1に記載のカ
    ード用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記スライダに、前記ロック機構の一部
    を構成する係合ピンと当該係合ピンを一方向に付勢する
    付勢片とが設けられ、当該付勢片が前記接触部と一体に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカー
    ド用コネクタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729189B1 (ko) 2003-12-16 2007-06-19 알프스 덴키 가부시키가이샤 카드용 커넥터 장치
KR100814771B1 (ko) * 2006-03-23 2008-03-19 교우세라 에르코 가부시키가이샤 잠금구조
CN104143729A (zh) * 2014-07-16 2014-11-12 慈溪市烨鑫电子厂(普通合伙) 一种ic卡连接器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729189B1 (ko) 2003-12-16 2007-06-19 알프스 덴키 가부시키가이샤 카드용 커넥터 장치
KR100814771B1 (ko) * 2006-03-23 2008-03-19 교우세라 에르코 가부시키가이샤 잠금구조
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