JP2002216829A - 家畜用糞尿処理消化ガスを用いた発電システム - Google Patents

家畜用糞尿処理消化ガスを用いた発電システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】家畜糞尿処理により発生する消化ガスを用いて
水素を得、自然発生する水素と合せて該水素を燃料電池
に供給して発電する発電システム 【解決手段】主として家畜糞尿を、前処理としてメタン
菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を有
機酸に変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る発
酵工程と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物を
除去する除害工程と、除害した消化ガスを水素に改質す
る改質工程と、改質して得た水素ガスを精製する水素精
製工程と、精製された水素ガスを用いて発電する燃料電
池とから構成される発電システムにおいて、改質工程に
用いる装置として流動床式反応塔4を用い、水素精製工
程と燃料電池との間に該水素精製工程を経た水素ガスを
貴金属系水素分離膜とを接触させる水素再精製工程を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光合成細菌を用い
た家畜糞尿処理により発生する消化ガスの有効利用に関
し、具体的には該消化ガスを用いて発電を行うシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜の糞尿処理に伴って発生する消化ガ
スは多くの場合、そのまま大気中に放出されている。こ
の消化ガスには多量のメタン、水素、硫化物、アンモニ
ア等が含まれるため、そのまま大気中に放出することは
大気を汚染することになり、好ましくない。
【0003】そのため、多量に含まれるメタン及び水素
を有効利用すべく各種の検討がなされている。例えば、
該メタンを冬季等の暖房用燃料として用いるものがあ
る。この場合、含まれる硫化物が燃焼し亜硫酸ガスを生
じ、そのまま大気中に放出することができないので、亜
硫酸ガスを除去する設備を設けることが必要となる。
【0004】また、例えば該メタンを火力発電用燃料と
するものがある。しかし、この方法でも上記と同様に亜
硫酸ガスの除去設備が必要となり、単純にLPGの置き
換えとすることはできない。加えて、発電効率は最大で
も28%程度といわれており、必ずしも十分な活用がさ
れているとはいえない。
【0005】また、例えば燃料電池用燃料とすることが
検討されている。燃料電池、例えば固体高分子型燃料電
池では発電効率は45%といわれるように発電効率が高
いからである。これはメタン中の臭気・硫化物等の有害
物を除去した後、改質反応により水素を得、この水素を
燃料電池用燃料とするものである。しかしながら、この
方法では、改質反応時に、用いる改質触媒表面に多量の
炭素が析出し、改質触媒が急速に劣化するという問題、
その結果、十分な水素転換効率が得られないという問題
がある。さらに、改質反応により発生する一酸化炭素と
水素との十分な分離が得られず、一酸化炭素を含んだ水
素が燃料電池に供給されることとなり、燃料電池の白金
電極が被毒し、燃料電池の寿命を短くするという問題も
ある。また、消化ガス中に多量に含まれるメタン及び水
素をそれぞれ分離して有効に利用する総合的な利用シス
テムも開発されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは家
畜糞尿処理により発生する消化ガスを用いて水素を得、
自然発生する水素と合せて該水素を燃料電池に供給して
発電し、あるいはガス使用型内燃機関に用いるにに際
し、上記問題の無い発電システムの提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、主として家畜糞尿を、前処理としてメタン菌を用
いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を有機酸に
変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る発酵工程
と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物を除去す
る除害工程と、除害した消化ガスを水素に改質する改質
工程と、改質して得た水素ガスを精製する水素精製工程
と、精製された水素ガスを用いて発電する燃料電池とか
ら構成される発電システムにおいて、改質工程に用いる
装置として流動床式反応塔を用い、水素精製工程と燃料
電池との間に該水素精製工程を経た水素ガスを貴金属系
水素分離膜とを接触させる水素再精製工程を設けたこと
を特徴とする家畜糞尿処理消化ガスを用いた発電システ
ムである。
【0008】また、本発明は、主として家畜糞尿を、前
処理としてメタン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞
尿中の有機物を有機酸に変えた後光合成細菌を投入して
消化ガスを得る発酵工程と、該発酵工程で発生した消化
ガスから有害物を除去する除害工程と、除害した消化ガ
ス中のメタンを触媒により水素と一酸化炭素とに改質す
る改質工程と、改質して得た水素ガスを精製する水素精
製工程と、精製された水素ガスを用いて発電する燃料電
池とから構成される発電システムにおいて、改質工程に
用いる装置として流動床式反応塔を用い、水素精製工程
と燃料電池との間に該水素精製工程を経た水素ガスを貴
金属系水素分離膜とを接触させる水素再精製工程を設け
たことを特徴とする家畜糞尿処理消化ガスを用いた発電
システムである。
【0009】また、本発明は、主として家畜糞尿を、前
処理としてメタン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞
尿中の有機物を有機酸に変えた後光合成細菌を投入して
消化ガスを得る発酵工程と、該発酵工程で発生した消化
ガスから有害物を除去する除害工程と、除害した消化ガ
ス中の水素ガスを精製する水素精製工程と、精製された
水素ガスを用いて発電する燃料電池とから構成される発
電システムにおいて、水素精製工程と燃料電池との間に
該水素精製工程を経た水素ガスを貴金属系水素分離膜と
を接触させる水素再精製工程を設けたことを特徴とする
家畜糞尿処理消化ガスを用いた発電システムである。
【0010】さらに、本発明は、主として家畜糞尿を、
前処理としてメタン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記
糞尿中の有機物を有機酸に変えた後光合成細菌を投入し
て消化ガスを得る発酵工程と、該発酵工程で発生した消
化ガスから有害物を除去する除害工程と、除害した消化
ガスをガス使用型内燃機関に用いる発電システムであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のシステム例を図により説
明する。図1は本発明のシステム概要をフローシートと
して例示したものである。
【0012】図1のシステムは発酵槽1と、発生ガスの
膜分離装置3、除害工程として脱臭・脱硫槽2と、流動
床式改質反応塔4と、水素精製装置5と、貴金属系水素
分離膜としてパラジウム製水素分離膜を用いた水素再精
製装置6と、燃料電池7としての固体高分子型燃料電池
とからなる発電システムである。
【0013】本システムでは、予め木くず等の粗大ゴミ
が分離された家畜糞尿が発酵槽1に供給される。醗酵槽
1では前処理としてメタン菌を用いて嫌気性発酵処理
し、上記糞尿中の有機物を有機酸に変えた後に光合成細
菌を投入する。光合成細菌が水素を発生する点の説明こ
れにより、メタン菌によるメタンと光合成細菌による水
素を主体とする消化ガスが発生する。
【0014】なお、光合成細菌としては、紅色非硫黄細
菌Rhodospirillaceae 科R.カプシュラータChromateatia
ceae科クロマチウム等の光合成細菌類を選択すればよ
い。なお、紅色非硫黄細菌には完全なTCA サイクルが存
在し、種々の有機物を利用して好気・暗条件で呼吸によ
り、また嫌気・明条件では光合成による、両条件で生育
増殖できる。
【0015】光合成細菌の行う光合成の特性は、酸素で
はなく水素ガスを産出することにある。したがって、光
合成細菌の増殖に伴って発生する水素分子ガスや水素イ
オンが処理水中に溶け込む。
【0016】発酵槽1で発酵終了した汚泥は堆肥として
使用可能であり、溶液は液肥としても使用可能である。
むろん廃水処理して放流することも可能である。発酵槽
1で発生した消化ガス中には臭気成分や硫黄化合物が含
まれており、これらが除去されないまま後工程に流入す
ると各種トラブルの原因となるため流動床式改質塔4に
入る前に消化ガスより除去することが好ましい。なお、
脱臭・脱硫塔2としては従来のものがそのまま使用でき
る。
【0017】消化ガスから水素とメタンが分離されねば
ならない。これらの分離にはパラジウム膜、高分子膜等
から成る膜分離装置3が好適である。脱臭・脱硫塔から
出た消化ガスは主としてメタンと水素からなるので膜分
離装置3によってそれぞれ分離される。分離された水素
は水素精製装置5へ、またメタンは流動床式改質反応塔
4に移される。
【0018】メタンは流動床式改質反応塔4内に充填さ
れた触媒と接触し、メタンが水素と一酸化炭素とに改質
される。用いる触媒は従来使用されているもので支障は
ないが、流動させうる形状であることは必要である。
【0019】流動床式の改質塔を用いるのは、そうする
ことにより局部的な過剰反応が抑えられ、均一に反応す
るようになるためカーボンの析出量が微小となり、触媒
寿命も長くなり、かつ高反応率得られるからである。
【0020】流動床式改質塔から得られるガスは未反応
のメタンと水素と一酸化炭素との混合物となっている。
このため、水素を分離することが必要となる。そのため
水素精製装置5を用いるが、水素の分離精製結果は満足
のいくものとならない。本発明では、従来の水素精製装
置5を用いて粗方水素を分離回収した後にパラジウム製
水素分離膜を用いた水素再精製装置6で水素の分離を完
全にする。貴金属系水素分離膜を用いれば高純度の水素
を得ることができ、例えばPd製の水素分離膜を用いれ
ば、純度99.999%の水素を得ることが可能であ
る。
【0021】膜分離装置3で予め分離されていた水素
を、流動床改質等から出てきた水素と合せて燃料電池へ
供給できる。光合成細菌によって発生するメタンと水素
の量を測定しながら上記の並行した工程を適宜稼動させ
れば良い。
【0022】本発明に用いる燃料電池としては、水素を
燃料としうるものであれば良く、その限りにおいて限定
はしないが、固体高分子型が簡便であり、好ましい。
【0023】この様にして得られた水素ガスを用いるた
め、本発明の発電システムでは改質反応時に、用いる改
質触媒表面に多量の炭素が析出し、改質触媒が急速に劣
化するという問題、その結果、十分な水素転換効率が得
られないという問題、さらに、改質反応により発生する
一酸化炭素と水素との十分な分離が得られず、一酸化炭
素を含んだ水素が燃料電池に供給されることとなり、燃
料電池の白金電極が被毒し、燃料電池の寿命を短くする
という問題が解消される。
【0024】また、図2に示されるように、発酵槽1か
ら発生した消化ガスを除害工程として脱臭・脱硫槽2に
よって脱臭・脱硫した後の水素・メタン混合ガスはその
ままでガス使用型内燃機関8に用いることが可能であ
る。ガス使用型内燃機関としてはガスエンジンとガスタ
ービンが挙げられるが、この限りではない。ガス使用型
内燃機関で発生した熱を利用して適宜発電システムとす
ることが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明では光合成細菌を用いるので、消
化ガス中にメタンと水素を発生できる。また、メタンと
水素とを分離した後、メタンを改質して水素に変換でき
るので総合的に消化ガスを利用できる。
【0026】また、改質反応装置として流動床式反応塔
を用いるため、反応の均一化が図れ、改質反応時に、用
いる改質触媒表面に多量の炭素が析出し、改質触媒が急
速に劣化するという問題がない。さらに、新たにパラジ
ウム製の水素分離膜を用いて水素ガスを再精製するた
め、一酸化炭素と水素との十分な分離が得られず、一酸
化炭素を含んだ水素が燃料電池に供給されることとな
り、燃料電池の白金電極が被毒し、燃料電池の寿命を短
くするという問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム概要をフローシートとして例
示したものである。
【図2】本発明の他のシステム概要をフローシートとし
て例示したものである。
【符号の説明】
1 発酵槽 2 脱臭・脱硫槽 3 膜分離装置 4 流動床式改質反応塔 5 水素精製装置 6 水素再精製装置 7 燃料電池 8 ガス使用型内燃機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12M 1/00 C12M 1/00 H 4H061 C12N 1/20 C12N 1/20 Z 5H026 H01M 8/00 H01M 8/00 Z 5H027 8/10 8/10 //(C12M 1/00 (C12M 1/00 H C12R 1:01) C12R 1:01) (C12N 1/20 (C12N 1/20 Z C12R 1:01) C12R 1:01) Fターム(参考) 4B029 AA02 BB02 CC01 DA10 4B065 AA01X AC09 AC14 BB23 BC21 CA01 CA03 CA55 4D059 AA01 BA14 BA15 BA22 BA34 CA11 CA16 CC01 4G040 EA01 EA03 EA06 EA07 EB25 FA02 FB09 FC01 FD04 FE01 4G140 EA01 EA03 EA06 EA07 EB25 FA02 FB09 FC01 FD04 FE01 4H061 AA01 AA02 CC36 EE66 GG43 GG50 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として家畜糞尿を、前処理としてメタ
    ン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を
    有機酸に変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る
    発酵工程と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物
    を除去する除害工程と、除害した消化ガスを水素に改質
    する改質工程と、改質して得た水素ガスを精製する水素
    精製工程と、精製された水素ガスを用いて発電する燃料
    電池とから構成される発電システムであって、改質工程
    に用いる装置として流動床式反応塔を用い、水素精製工
    程と燃料電池との間に該水素精製工程を経た水素ガスを
    貴金属系水素分離膜とを接触させる水素再精製工程を設
    けたことを特徴とする家畜糞尿処理消化ガスを用いた発
    電システム。
  2. 【請求項2】 主として家畜糞尿を、前処理としてメタ
    ン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を
    有機酸に変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る
    発酵工程と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物
    を除去する除害工程と、除害した消化ガス中のメタンを
    触媒により水素と一酸化炭素とに改質する改質工程と、
    改質して得た水素ガスを精製する水素精製工程と、精製
    された水素ガスを用いて発電する燃料電池とから構成さ
    れる発電システムであって、改質工程に用いる装置とし
    て流動床式反応塔を用い、水素精製工程と燃料電池との
    間に該水素精製工程を経た水素ガスを貴金属系水素分離
    膜とを接触させる水素再精製工程を設けたことを特徴と
    する家畜糞尿処理消化ガスを用いた発電システム。
  3. 【請求項3】 主として家畜糞尿を、前処理としてメタ
    ン菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を
    有機酸に変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る
    発酵工程と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物
    を除去する除害工程と、除害した消化ガス中の水素ガス
    を精製する水素精製工程と、精製された水素ガスを用い
    て発電する燃料電池とから構成される発電システムであ
    って、水素精製工程と燃料電池との間に該水素精製工程
    を経た水素ガスを貴金属系水素分離膜とを接触させる水
    素再精製工程を設けたことを特徴とする家畜糞尿処理消
    化ガスを用いた発電システム。
  4. 【請求項4】貴金属系水素分離膜がパラジウム製水素分
    離膜である請求項1、2ないし3記載の発電システム。
  5. 【請求項5】燃料電池が固体高分子型燃料電池である請
    求項1、2、3又は4記載の発電システム。
  6. 【請求項6】主として家畜糞尿を、前処理としてメタン
    菌を用いて嫌気性発酵処理し、上記糞尿中の有機物を有
    機酸に変えた後光合成細菌を投入して消化ガスを得る発
    酵工程と、該発酵工程で発生した消化ガスから有害物を
    除去する除害工程と、除害した消化ガスをガス使用型内
    燃機関に用いる発電システム。
  7. 【請求項7】消化ガスがメタンと水素ガスを含む請求項
    6記載の発電システム。
  8. 【請求項8】ガス使用型内燃機関はマイクロガスタービ
    ンおよび/またはガスエンジンである請求項6または7
    記載の発電システム。
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