JP2002216564A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
- Publication number
- JP2002216564A JP2002216564A JP2001008865A JP2001008865A JP2002216564A JP 2002216564 A JP2002216564 A JP 2002216564A JP 2001008865 A JP2001008865 A JP 2001008865A JP 2001008865 A JP2001008865 A JP 2001008865A JP 2002216564 A JP2002216564 A JP 2002216564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal line
- grommet
- elastic conical
- conical portion
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号線挿入作業を容易に行うことができ、か
つ虫の侵入を防止することができるグロメットを提供す
る。 【解決手段】 弾性円錐部20hは、信号線が挿入され
る挿入孔20fを形成すると共に、その挿入口20gか
ら離れるに従って直径が小さくなる。薄肉部20iは、
弾性円錐部20hの頂点を塞ぐように形成されている。
つ虫の侵入を防止することができるグロメットを提供す
る。 【解決手段】 弾性円錐部20hは、信号線が挿入され
る挿入孔20fを形成すると共に、その挿入口20gか
ら離れるに従って直径が小さくなる。薄肉部20iは、
弾性円錐部20hの頂点を塞ぐように形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グロメットに係
わり、特に、例えばガスメータ内に設けられた端子台と
接続される信号線が挿入されるグロメットに関する。
わり、特に、例えばガスメータ内に設けられた端子台と
接続される信号線が挿入されるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスメータは、ガスの使用量を
計測する機能を備えたものであるが、最新の高機能タイ
プのものとしてマイクロコンピュータ(以下、マイコン
という)を備えたものがある。このマイコンを備えたガ
スメータは一般的にマイコンガスメータと呼ばれてい
る。上記マイコンガスメータは、計測機能の他に、例え
ばガス流の異常を検出したとき、家屋内に設置された警
報器や、外部にある集中管理センタとの通信可能な通信
装置付きコントローラ等の外部装置に異常信号を出力す
る通報機能等を備えている。
計測する機能を備えたものであるが、最新の高機能タイ
プのものとしてマイクロコンピュータ(以下、マイコン
という)を備えたものがある。このマイコンを備えたガ
スメータは一般的にマイコンガスメータと呼ばれてい
る。上記マイコンガスメータは、計測機能の他に、例え
ばガス流の異常を検出したとき、家屋内に設置された警
報器や、外部にある集中管理センタとの通信可能な通信
装置付きコントローラ等の外部装置に異常信号を出力す
る通報機能等を備えている。
【0003】そして、上記通報機能を有するマイコンガ
スメータには、図3に示すように、筐体の外表面に、上
記外部装置等との接続を行うための信号線が接続される
端子10a等を有する端子台10が設けられている。な
お、上記信号線は、当該信号線を所定位置にそれぞれ保
持固定するグロメット20を各々通り、端子台10に引
き込まれている。
スメータには、図3に示すように、筐体の外表面に、上
記外部装置等との接続を行うための信号線が接続される
端子10a等を有する端子台10が設けられている。な
お、上記信号線は、当該信号線を所定位置にそれぞれ保
持固定するグロメット20を各々通り、端子台10に引
き込まれている。
【0004】このグロメット20について図4を参照し
て以下説明する。図4は、信号線が貫通される前のグロ
メット20の断面図である。このグロメット20は、ゴ
ム材のような弾性部材から形成されている。また、同図
に示すように、グロメット20は、円筒部20aにより
円筒状挿入孔20bが形成されている。そして、その挿
入口は、円筒部20aと一体に形成された薄肉部20c
によって塞がれている。
て以下説明する。図4は、信号線が貫通される前のグロ
メット20の断面図である。このグロメット20は、ゴ
ム材のような弾性部材から形成されている。また、同図
に示すように、グロメット20は、円筒部20aにより
円筒状挿入孔20bが形成されている。そして、その挿
入口は、円筒部20aと一体に形成された薄肉部20c
によって塞がれている。
【0005】なお、20dは、マイコンガスメータに設
けた貫通孔と係合する係合部である。また、マイコンガ
スメータ内部に通じる円筒状挿入孔20bの出口は、縮
小部20eにより信号線の直径とほぼ同じ径に縮小され
ている。このような構成のグロメット20においては、
薄肉部20cを刃物等にて切り裂いた後、信号線を円筒
部20a内の円筒状挿入孔20bに貫通させている。
けた貫通孔と係合する係合部である。また、マイコンガ
スメータ内部に通じる円筒状挿入孔20bの出口は、縮
小部20eにより信号線の直径とほぼ同じ径に縮小され
ている。このような構成のグロメット20においては、
薄肉部20cを刃物等にて切り裂いた後、信号線を円筒
部20a内の円筒状挿入孔20bに貫通させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成のグロメット20では、刃物等によって薄
肉部20cを切り裂く必要があるため、信号線挿入時の
作業性があまりよくないという問題があった。また、薄
肉部20cを刃物等によって切り裂いているため、図5
に示すように、信号線30の周囲に隙間40が生じてし
まう。そして、この隙間40から蟻や、蜘蛛等の虫が信
号線30を伝わり端子台10に入って営巣してしまうと
いう事態が生じる。この営巣により、端子10a間の短
絡などが発生して、誤作動が生じるという問題があっ
た。
たような構成のグロメット20では、刃物等によって薄
肉部20cを切り裂く必要があるため、信号線挿入時の
作業性があまりよくないという問題があった。また、薄
肉部20cを刃物等によって切り裂いているため、図5
に示すように、信号線30の周囲に隙間40が生じてし
まう。そして、この隙間40から蟻や、蜘蛛等の虫が信
号線30を伝わり端子台10に入って営巣してしまうと
いう事態が生じる。この営巣により、端子10a間の短
絡などが発生して、誤作動が生じるという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、信号線挿入作業を容易に行うことができ、かつ
虫の侵入を防止することができるグロメットを提供する
ことを課題とする。
着目し、信号線挿入作業を容易に行うことができ、かつ
虫の侵入を防止することができるグロメットを提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、信号線が挿入される
挿入孔を形成すると共に、当該挿入口から離れるに従っ
て直径が小さくなる弾性円錐部と、該弾性円錐部の頂点
を塞ぐように形成された薄肉部とを備えることを特徴と
するグロメットに存する。
になされた請求項1記載の発明は、信号線が挿入される
挿入孔を形成すると共に、当該挿入口から離れるに従っ
て直径が小さくなる弾性円錐部と、該弾性円錐部の頂点
を塞ぐように形成された薄肉部とを備えることを特徴と
するグロメットに存する。
【0009】請求項1記載の発明によれば、弾性円錐部
は、信号線が挿入される挿入孔を形成すると共に、その
挿入口から離れるに従って直径が小さくなる。薄肉部
は、弾性円錐部の頂点を塞ぐように形成されている。従
って、挿入口から信号線を挿入すると、弾性円錐部の内
周面が信号線により押され、押された弾性円錐部が薄肉
部を引っ張る。この引っ張る力により、薄肉部が破れて
信号線を挿入孔に貫通させることができる。このため、
刃物等により薄肉部を切ることなく、信号線を差し込む
だけで挿入孔に貫通させることができる。しかも、円錐
部は、挿入口から離れるに従って直径が小さくなり、か
つ弾性を有するため、貫通された信号線と密着状態とな
り、信号線と弾性円錐部との間に隙間が生じることがな
い。
は、信号線が挿入される挿入孔を形成すると共に、その
挿入口から離れるに従って直径が小さくなる。薄肉部
は、弾性円錐部の頂点を塞ぐように形成されている。従
って、挿入口から信号線を挿入すると、弾性円錐部の内
周面が信号線により押され、押された弾性円錐部が薄肉
部を引っ張る。この引っ張る力により、薄肉部が破れて
信号線を挿入孔に貫通させることができる。このため、
刃物等により薄肉部を切ることなく、信号線を差し込む
だけで挿入孔に貫通させることができる。しかも、円錐
部は、挿入口から離れるに従って直径が小さくなり、か
つ弾性を有するため、貫通された信号線と密着状態とな
り、信号線と弾性円錐部との間に隙間が生じることがな
い。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のグ
ロメットであって、前記弾性円錐部は、前記挿入口から
離れるに従って当該直径方向の厚さが薄肉になることを
特徴とするグロメットに存する。
ロメットであって、前記弾性円錐部は、前記挿入口から
離れるに従って当該直径方向の厚さが薄肉になることを
特徴とするグロメットに存する。
【0011】請求項2記載の発明によれば、弾性円錐部
は、挿入口から離れるに従って直径方向の厚さが薄肉に
なる。以上の構成から、薄肉部が破壊されると、その薄
肉部周辺の薄肉に形成された弾性円錐部に破壊が拡大す
る。しかも、弾性円錐部は、挿入口に近づくに従って肉
厚となるため、破壊が信号線挿入に必要な分以上に拡大
することがない。従って、より一層信号線と弾性円錐部
との間の隙間が生じることがない。
は、挿入口から離れるに従って直径方向の厚さが薄肉に
なる。以上の構成から、薄肉部が破壊されると、その薄
肉部周辺の薄肉に形成された弾性円錐部に破壊が拡大す
る。しかも、弾性円錐部は、挿入口に近づくに従って肉
厚となるため、破壊が信号線挿入に必要な分以上に拡大
することがない。従って、より一層信号線と弾性円錐部
との間の隙間が生じることがない。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のグロメットであって、前記弾性円錐部には、当該頂
点側の外周面を肉厚にする肉厚部が突設されていること
を特徴とするグロメットに存する。
載のグロメットであって、前記弾性円錐部には、当該頂
点側の外周面を肉厚にする肉厚部が突設されていること
を特徴とするグロメットに存する。
【0013】請求項3記載の発明によれば、弾性円錐部
には、その頂点側に外周面を肉厚にする肉厚部が突設さ
れている。以上の構成から、薄肉部が破壊され、その破
壊が弾性円錐部に拡大しても、肉厚部で破壊が停止する
ため、破壊が信号線挿入に必要な分以上に拡大すること
がない。しかも、肉厚部により弾性円錐部の弾性力が強
まり、より一層信号線と弾性円錐部との密着度合が高ま
る。従って、弾性円錐部の破壊が拡大しすぎて、信号線
と弾性円錐部との隙間が生じるという事態を防止するこ
とができる。
には、その頂点側に外周面を肉厚にする肉厚部が突設さ
れている。以上の構成から、薄肉部が破壊され、その破
壊が弾性円錐部に拡大しても、肉厚部で破壊が停止する
ため、破壊が信号線挿入に必要な分以上に拡大すること
がない。しかも、肉厚部により弾性円錐部の弾性力が強
まり、より一層信号線と弾性円錐部との密着度合が高ま
る。従って、弾性円錐部の破壊が拡大しすぎて、信号線
と弾性円錐部との隙間が生じるという事態を防止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は、信号線が挿入される
前の本発明のグロメットの断面図である。同図におい
て、図4について上述した従来のグロメットと同等の部
分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。こ
のグロメット20は、従来と同様に、ゴム材のような弾
性部材から形成されている。
図面を参照して説明する。図1は、信号線が挿入される
前の本発明のグロメットの断面図である。同図におい
て、図4について上述した従来のグロメットと同等の部
分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。こ
のグロメット20は、従来と同様に、ゴム材のような弾
性部材から形成されている。
【0015】そして、グロメット20は、信号線が挿入
される円錐状挿入孔20fを形成すると共に、その挿入
口20gから離れるに従って直径が小さくなる弾性円錐
部20hを備えている。また、この弾性円錐部20h
は、挿入口20gから離れるに従って直径方向の厚さが
薄肉になるように形成されている。そして、この弾性円
錐部20hの頂点は、当該弾性円錐部20hと一体に形
成された薄肉部20iにより塞がれている。
される円錐状挿入孔20fを形成すると共に、その挿入
口20gから離れるに従って直径が小さくなる弾性円錐
部20hを備えている。また、この弾性円錐部20h
は、挿入口20gから離れるに従って直径方向の厚さが
薄肉になるように形成されている。そして、この弾性円
錐部20hの頂点は、当該弾性円錐部20hと一体に形
成された薄肉部20iにより塞がれている。
【0016】さらに、弾性円錐部20hの頂点側、即ち
薄肉部20iに近い外周面には、その外周面を肉厚にす
る肉厚部20jが突設されている。また、弾性円錐部2
0h及び薄肉部20iを隔てて、従来と同様に円筒部2
0aにより円筒状挿入孔20bが形成されている。
薄肉部20iに近い外周面には、その外周面を肉厚にす
る肉厚部20jが突設されている。また、弾性円錐部2
0h及び薄肉部20iを隔てて、従来と同様に円筒部2
0aにより円筒状挿入孔20bが形成されている。
【0017】以上の構成によれば、信号線が挿入される
前の状態では、マイコンガスメータ内部に通じる円筒状
挿入孔20bは、弾性円錐部20h及び薄肉部20iに
より塞がれている。従って、蟻や蜘蛛などの虫が、グロ
メット20を通じてマイコンガスメータ内部にある端子
台10へ侵入することを防止できる。
前の状態では、マイコンガスメータ内部に通じる円筒状
挿入孔20bは、弾性円錐部20h及び薄肉部20iに
より塞がれている。従って、蟻や蜘蛛などの虫が、グロ
メット20を通じてマイコンガスメータ内部にある端子
台10へ侵入することを防止できる。
【0018】次に、信号線のグロメット20への挿入作
業について説明する。まず、挿入口20gから信号線を
挿入すると、弾性円錐部20hの内周面が信号線により
押され、この押された弾性円錐部20hが薄肉部20i
を引っ張る。この引っ張る力により、薄肉部20iが破
れて信号線を円錐状挿入孔20fに貫通させることがで
きる。さらに、図2に示すように、信号線30は、円錐
状挿入孔20fを通じて円筒状挿入孔20bにも挿入さ
れる。
業について説明する。まず、挿入口20gから信号線を
挿入すると、弾性円錐部20hの内周面が信号線により
押され、この押された弾性円錐部20hが薄肉部20i
を引っ張る。この引っ張る力により、薄肉部20iが破
れて信号線を円錐状挿入孔20fに貫通させることがで
きる。さらに、図2に示すように、信号線30は、円錐
状挿入孔20fを通じて円筒状挿入孔20bにも挿入さ
れる。
【0019】以上のような構成のグロメット20では、
信号線30を挿入する際に、信号線30が弾性円錐部2
0hを押す力を、薄肉部20iを引っ張る力にすること
ができる。このため、刃物等により薄肉部20iを切ら
なくても、信号線30を差し込むだけで円錐状挿入孔2
0fに信号線30を貫通させることができる。従って、
グロメット20への信号線30の挿入作業が容易とな
る。
信号線30を挿入する際に、信号線30が弾性円錐部2
0hを押す力を、薄肉部20iを引っ張る力にすること
ができる。このため、刃物等により薄肉部20iを切ら
なくても、信号線30を差し込むだけで円錐状挿入孔2
0fに信号線30を貫通させることができる。従って、
グロメット20への信号線30の挿入作業が容易とな
る。
【0020】しかも、弾性円錐部20hは、挿入口20
gから離れるに従って直径が小さくなり、かつ弾性を有
するため、貫通された信号線30の直径より短い部分の
弾性円錐部20hが信号線30側に付勢されるため、信
号線30と、弾性円錐部20hとが密着状態となる。即
ち、信号線30と弾性円錐部20hとの間に隙間が生じ
ることがなく、グロメット20に信号線30が挿入され
た状態であっても、虫がグロメット20内部を通過し
て、端子台10に入り込むことがない。
gから離れるに従って直径が小さくなり、かつ弾性を有
するため、貫通された信号線30の直径より短い部分の
弾性円錐部20hが信号線30側に付勢されるため、信
号線30と、弾性円錐部20hとが密着状態となる。即
ち、信号線30と弾性円錐部20hとの間に隙間が生じ
ることがなく、グロメット20に信号線30が挿入され
た状態であっても、虫がグロメット20内部を通過し
て、端子台10に入り込むことがない。
【0021】また、弾性円錐部20hは、挿入口20g
から離れるに従って直径方向の厚さが薄肉になってい
る。以上の構成から、信号線30挿入により、薄肉部2
0iが破壊されると、その薄肉部20i周辺の薄肉に形
成された弾性円錐部20hに破壊が拡大する。しかも、
弾性円錐部20hは、挿入口20gに近づくに従って肉
厚となるため、破壊が信号線30挿入に必要な分以上に
拡大することがない。従って、弾性円錐部20hの破壊
が拡大して、信号線30と弾性円錐部20hとの間に隙
間が生じるという事態を防止し、グロメット20を通じ
ての端子台10への虫の侵入を確実に防止することがで
きる。
から離れるに従って直径方向の厚さが薄肉になってい
る。以上の構成から、信号線30挿入により、薄肉部2
0iが破壊されると、その薄肉部20i周辺の薄肉に形
成された弾性円錐部20hに破壊が拡大する。しかも、
弾性円錐部20hは、挿入口20gに近づくに従って肉
厚となるため、破壊が信号線30挿入に必要な分以上に
拡大することがない。従って、弾性円錐部20hの破壊
が拡大して、信号線30と弾性円錐部20hとの間に隙
間が生じるという事態を防止し、グロメット20を通じ
ての端子台10への虫の侵入を確実に防止することがで
きる。
【0022】さらに、肉厚部20jを弾性円錐部20h
の外周面に突設することによって、薄肉部20iが破壊
され、その破壊が弾性円錐部20hに拡大しても、肉厚
部20jで破壊が停止するため、破壊が信号線30挿入
に必要な分以上に拡大することがない。しかも、肉厚部
20jにより弾性円錐部20hの弾性力が強まり、より
一層信号線30と弾性円錐部20hとの密着度合が高ま
ると共に、信号線30をサポートする力も高めることが
できる。従って、グロメット20を通じて虫の侵入を確
実に防止することができる。
の外周面に突設することによって、薄肉部20iが破壊
され、その破壊が弾性円錐部20hに拡大しても、肉厚
部20jで破壊が停止するため、破壊が信号線30挿入
に必要な分以上に拡大することがない。しかも、肉厚部
20jにより弾性円錐部20hの弾性力が強まり、より
一層信号線30と弾性円錐部20hとの密着度合が高ま
ると共に、信号線30をサポートする力も高めることが
できる。従って、グロメット20を通じて虫の侵入を確
実に防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、刃物等により薄肉部を切ることなく、信号
線を差し込むだけで挿入孔に貫通させることができる。
しかも、貫通された信号線と密着状態となり、信号線と
弾性円錐部との間に隙間が生じることがないので、信号
線挿入作業を容易に行うことができ、かつ虫の侵入を防
止することができるグロメットを得ることができる。
明によれば、刃物等により薄肉部を切ることなく、信号
線を差し込むだけで挿入孔に貫通させることができる。
しかも、貫通された信号線と密着状態となり、信号線と
弾性円錐部との間に隙間が生じることがないので、信号
線挿入作業を容易に行うことができ、かつ虫の侵入を防
止することができるグロメットを得ることができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、薄肉部が破
壊されると、その薄肉部周辺の薄肉に形成された弾性円
錐部に破壊が拡大する。しかも、弾性円錐部は、挿入口
に近づくに従って肉厚となるため、破壊が信号線挿入に
必要な分以上に拡大することなく、より一層信号線と弾
性円錐部との間の隙間が生じることがないので、確実に
虫の侵入防止を図ることができるグロメットを得ること
ができる。
壊されると、その薄肉部周辺の薄肉に形成された弾性円
錐部に破壊が拡大する。しかも、弾性円錐部は、挿入口
に近づくに従って肉厚となるため、破壊が信号線挿入に
必要な分以上に拡大することなく、より一層信号線と弾
性円錐部との間の隙間が生じることがないので、確実に
虫の侵入防止を図ることができるグロメットを得ること
ができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、薄肉部が破
壊され、その破壊が弾性円錐部に拡大しても、肉厚部で
破壊が停止するため、破壊が信号線挿入に必要な分以上
に拡大することがない。しかも、肉厚部により弾性円錐
部の弾性力が強まり、より一層信号線と弾性円錐部との
密着度合が高まり、弾性円錐部の破壊が拡大しすぎて、
信号線と弾性円錐部との隙間が生じるという事態を防止
することができるので、確実に虫の侵入防止を図ること
ができるグロメットを得ることができる。
壊され、その破壊が弾性円錐部に拡大しても、肉厚部で
破壊が停止するため、破壊が信号線挿入に必要な分以上
に拡大することがない。しかも、肉厚部により弾性円錐
部の弾性力が強まり、より一層信号線と弾性円錐部との
密着度合が高まり、弾性円錐部の破壊が拡大しすぎて、
信号線と弾性円錐部との隙間が生じるという事態を防止
することができるので、確実に虫の侵入防止を図ること
ができるグロメットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号線が挿入される前本発明のグロメットの一
実施の形態を示す断面図である。
実施の形態を示す断面図である。
【図2】信号線挿入後の本発明のグロメットの断面図を
示す図である。
示す図である。
【図3】マイコンガスメータの端子ケースの蓋体を外し
たケース本体を示す拡大正面図である。
たケース本体を示す拡大正面図である。
【図4】従来のグロメットの一例を示す断面図である。
【図5】従来のグロメットの問題点を説明するための図
である。
である。
20f 挿入孔(円錐状挿入孔) 20g 挿入口 20h 弾性円錐部 20i 薄肉部 20j 肉厚部
Claims (3)
- 【請求項1】 信号線が挿入される挿入孔を形成すると
共に、当該挿入口から離れるに従って直径が小さくなる
弾性円錐部と、 該弾性円錐部の頂点を塞ぐように形成された薄肉部とを
備えることを特徴とするグロメット。 - 【請求項2】 請求項1記載のグロメットであって、 前記弾性円錐部は、前記挿入口から離れるに従って当該
直径方向の厚さが薄肉になることを特徴とするグロメッ
ト。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のグロメットであっ
て、 前記弾性円錐部には、当該頂点側の外周面を肉厚にする
肉厚部が突設されていることを特徴とするグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008865A JP2002216564A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008865A JP2002216564A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | グロメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002216564A true JP2002216564A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18876424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008865A Pending JP2002216564A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002216564A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014143889A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Sii Data Service Kk | グロメット |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001008865A patent/JP2002216564A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014143889A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Sii Data Service Kk | グロメット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5471195A (en) | Direction-sensing acoustic glass break detecting system | |
JP4792041B2 (ja) | 封印装置 | |
US9137595B2 (en) | Apparatus for prevention of pressure transients in microphones | |
EP1465454B1 (en) | System and method for detecting the insertion or removal of a hearing instrument from the ear canal | |
CN112333592A (zh) | 检测佩戴方式的耳机和检测耳罩材质的耳机 | |
JP2002216564A (ja) | グロメット | |
EP1935209B1 (en) | A method for the use in a battery alarm of a hearing aid, a circuit for monitoring an electric cell, and a hearing aid with such circuit | |
EP0233390A1 (en) | Method and apparatus for discriminating sounds due to the breakage of glass | |
US8682019B2 (en) | Unidirectional microphone | |
CN211906034U (zh) | 一种电子镣铐的检测结构 | |
CN108916487B (zh) | 密封件及空调 | |
US20020125889A1 (en) | Battery acid level alarm | |
EP1874086A2 (en) | Speaker device | |
JP2003112586A (ja) | スタータ用のバッテリケーブル | |
JP2601324Y2 (ja) | 火災報知設備用機器 | |
JP2015211504A (ja) | ボックスおよび該ボックスへの線材取付構造 | |
JP2006079323A (ja) | リール式警戒線を用いた警報装置 | |
JP2000209686A (ja) | 警報装置 | |
JP2000082520A (ja) | 差込プラグ端子 | |
KR100908372B1 (ko) | 안전 시스템 | |
JPH09291865A (ja) | 電磁式燃料噴射弁 | |
KR101778017B1 (ko) | 집음 구조체 | |
US5254965A (en) | Protective reed switch housing | |
JP2861748B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JPH08153644A (ja) | 保安装置内蔵コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080212 |