JP2002216514A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2002216514A
JP2002216514A JP2001013894A JP2001013894A JP2002216514A JP 2002216514 A JP2002216514 A JP 2002216514A JP 2001013894 A JP2001013894 A JP 2001013894A JP 2001013894 A JP2001013894 A JP 2001013894A JP 2002216514 A JP2002216514 A JP 2002216514A
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lens
reflector
light distribution
light
distribution pattern
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JP2001013894A
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Yutaka Nakada
豊 中田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ形状を変更することにより、内部をあ
る程度見づらくすると共に新たな機能を有する車両用前
照灯を提供する。 【解決手段】 レンズ1の縦断面が凸形状で、レンズ1
により内部が見づらくなるため、リフレクタ3の仕上げ
作業が簡略になる。また、縦に長く横に小さい前照灯が
得られるため、十分な横寸法の設置スペースを確保でき
ないような車体デザインの場合に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンズに配光用
のプリズムを形成せずに、リフレクタの反射面を自由曲
面にして、リフレクタ側に配光機能をもたせた車両用前
照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の前照灯は、配光機能をどこにもた
せるかによって3つのタイプに分けることができる。第
1は、プロジェクタータイプで、楕円リフレクタの第一
焦点に光源をおき、第二焦点に配光用のシェードを配置
している。第2は、レンズ配光タイプで、レンズに配光
用のプリズムを形成し、リフレクタは、単なる放物面に
なっている。第3は、リフレクタ配光タイプで、レンズ
には、配光用のプリズムを形成しない単なる素通しの平
レンズを用い、その代わりに、リフレクタの反射面を自
由曲面にして、リフレクタに配光機能をもたせている。
特に、この第3のリフレクタ配光タイプとしては、図3
0乃至図33に示すものがある。
【0003】即ち、図30において、符号12は光源で
ある。この光源12は、シングルフィラメント又はダブ
ルフィラメントのハロゲンランプ、白熱灯、放電灯等
(所謂H1,H3、H4,H7,H11等)を使用す
る。この光源12は、灯室20内に配置されている。
【0004】図30において、符号13はリフレクタで
ある。このリフレクタ13は、自由曲面の反射面が複合
的に組み合わされてなる。このリフレクタ13の反射面
14は、アルミ蒸着や銀色塗装等により、金属の高輝度
感を呈する。また、この例におけるリフレクタ13は、
図31に示すように、縦に6個に分割されている。この
6個に分割された反射面ブロック(又は反射面セグメン
ト)21,22,23,24,25,26(21〜2
6)の境界線(継ぎ目)は、図示のように反射面ブロッ
ク21〜26が独立して見えるものと、反射面ブロック
21から26が連続して見えないものとがある。また、
このリフレクタ13においては、反射面ブロックを縦方
向に分割したものであるが、横方向に分割したもの、放
射方向に分割したもの、縦方向・横方向・放射方向を適
宜に組み合わせたものであっても良い。即ち、デザイン
を考慮してリフレクタ13の反射面ブロックを分割す
る。
【0005】前記自由曲面からなるリフレクタ13の詳
細については、例えば、「Mathematical Elements for
Computer Graphics」(Devid F. Rogers, J Alan Adam
s)に記載されている。即ち、平レンズ15を使用した
場合における前記リフレクタ13の反射面14は、下記
数1の一般式で求められる。
【0006】そして、下記数1の一般式のパラメトリッ
ク関数として、下記数2に示す。この下記数2のパラメ
トリック関数に、具体的な数値、例えば、放物面上のポ
イント等を代入することにより、レンズ15を使用した
場合におけるリフレクタ13の具体的な反射面14が得
られる。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】このリフレクタ13の焦点Fにおいては、
厳密な意味での単一の焦点を有していないが、複数の反
射面14相互の焦点距離の差異が僅少であり、ほぼ同一
の焦点を共有しているので、このほぼ同一の焦点を本明
細書においては疑似焦点(又はただ単に焦点)と言う。
同様に、このリフレクタ13の光軸Z−Zにおいては、
厳密な意味での単一な光軸を有していないが、複数の光
軸の差異が僅少であり、ほぼ同一の光軸を共有している
ので、このほぼ同一の光軸を本明細書及び本図面におい
ては疑似光軸(又はただ単に光軸)Z−Zと呼ぶことに
する。なお、前記リフレクタ13は、ランプハウジング
と別体のものであっても良い。
【0010】図30において、符号15はレンズであ
る。該レンズ15は、外面と内面とがほぼ平行をなす平
レンズ、所謂素通しのレンズ(本明細書においては、平
レンズと称する)である。なお、この平レンズ15の外
面、内面は、平面でも曲面でも良い。この平レンズ15
と前記リフレクタ13とにより、前記灯室20が画成さ
れる。
【0011】前記光源12を点灯すると、該光源12か
らの光L1が、リフレクタ13で反射され、その反射光
L2が平レンズ15を経て、出射光L3として外部に所
定の配光パターンで照射される。ここで、所定の配光パ
ターンとは、欧州配光規格ECEReg.、或いはそれに
準じたもの(例えば、日本国内型式認定基準)、北米配
光規格、FMVSSなどの配光規格に適合する配光パタ
ーンをいう。そして、図32に示すように、この所定の
配光パターンは、ロービームの配光パターンである。こ
の図示のロービームの配光パターンは、左側通行区分の
ものであり、右側通行区分のロービームの配光パターン
は、この図示のロービームの配光パターンと左右逆にな
る。
【0012】図32に示す所定のロービームの配光パタ
ーンは、リフレクタ13の反射面14の各反射面ブロッ
ク21〜26で制御される。即ち、図31に示すリフレ
クタ13の反射面14のうち、左から1番目の反射面ブ
ロック21においては、図33(A)に示す配光パター
ンが、左から2番目の反射面ブロック22においては、
図33(B)に示す配光パターンが、左から3番目の反
射面ブロック23においては、図33(C)に示す配光
パターンが、左から4番目の反射面ブロック24におい
ては、図33(D)に示す配光パターンが、左から5番
目の反射面ブロック25においては、図33(E)に示
す配光パターンが、左から6番目の反射面ブロック26
においては、図33(F)に示す配光パターンが、それ
ぞれ制御されて得られ、この各反射面ブロック21〜2
6により制御されて得られた配光パターン(図33
(A)乃至(F))を合成することにより、図32の所
定のロービームの配光パターンが得られることとなる。
尚、図32に示す所定のロービームの配光パターン以外
にも、ハイビーム用の光源(図示せず)及びリフレクタ
3により、図示しない所定のハイビームの配光パターン
が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリフレクタ配光タイプの前照灯にあっては、リフレ
クタ13の反射面14を特殊な自由曲面にすることによ
り、どのような配光パターンでも生成可能である反面、
レンズ15には、プリズムのない素通しの平レンズを使
うため、外部から前照灯の内部のリフレクタ13がハッ
キリと見えてしまう。そのため、リフレクタ13の反射
面14の表面の仕上げ加工としては、反射に必要な光学
性能以上に、見た目においても綺麗になるように入念に
行う必要があり、作業自体が大変に煩雑なものになって
いる。
【0014】また、リフレクタ配光タイプの場合は、リ
フレクタ13側に配光機能をもたせているため、レンズ
15の形状に配光上の制約がなく、自由な形状が採用で
きる。つまり、どのようなレンズ15の形状を採用して
も、その形状に応じてリフレクタ13側の反射面14を
設計すれば良いため、レンズ15の形状の自由度が高い
ことになる。そのため、レンズ15の形状を自由に変更
することにより、新たな機能を有する前照灯が得られる
可能性が高くなり、その具体的な構造の提案が待たれて
いる。
【0015】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、レンズ形状を変更することに
より、内部をある程度見づらくすると共に新たな機能を
有する車両用前照灯を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源と、反射面が自由曲面のリフレクタと、プリズムの
ないレンズとから成り、リフレクタによる反射光がレン
ズを通過して所定の配光パターンで外部に照射される車
両用前照灯であって、前記レンズは、縦断面が凸形状
で、横断面が平形状である。
【0017】請求項1記載の発明によれば、レンズの縦
断面が凸形状であるため、プリズムが形成されていなく
ても、レンズにより光が大きく屈折して内部が見づらく
なる。従って、従来のように、見映えを考慮して、リフ
レクタの反射面を光学的な必要性以上に入念に仕上げる
必要性がなく、リフレクタの仕上げ作業が簡略になる。
【0018】また、レンズの縦断面が凸形状で横断面が
平形状であるということは、縦ではリフレクタにより拡
散された光を光軸に略沿った方向に集光し、横ではリフ
レクタにより反射された光がそのまま光軸に略沿った方
向に通過しながら、光を所定の配光パターンで外部へ照
射することができる。従って、縦に長く横に小さい前照
灯を得やすく、前照灯が組み込まれるフロント部に、十
分な横寸法の設置スペースを確保できないような車体デ
ザインの場合に好適である。更に、レンズの横断面が平
形状のため、レンズをガラス製にした場合は、レンズの
研磨加工が行い易く、レンズの製造性の面で優れてい
る。
【0019】請求項2記載の発明は、リフレクタの反射
面が、縦断面は略双曲面で、横断面は略放物面である。
【0020】請求項2記載の発明によれば、リフレクタ
の反射面が、縦断面では略双曲面のために、光を縦に拡
散した状態でレンズに導くことができ、また横断面では
略放物面のために、光を光軸に略沿った状態でレンズに
導くことができる。従って、縦断面が凸形状で横断面が
平形状であるレンズとの組み合わせに最適で、縦に長く
横に小さい前照灯を得やすい。
【0021】請求項3記載の発明は、光源と、反射面が
自由曲面のリフレクタと、プリズムのないレンズとから
成り、リフレクタによる反射光がレンズを通過して所定
の配光パターンで外部に照射される車両用前照灯であっ
て、前記レンズは、縦断面が平形状で、横断面が凸形状
である。
【0022】請求項3記載の発明によれば、レンズの横
断面が凸形状であるため、プリズムが形成されていなく
ても、レンズにより光が大きく屈折して内部が見づらく
なる。従って、従来のように、見映えを考慮して、リフ
レクタの反射面を光学的な必要性以上に入念に仕上げる
必要性がなく、リフレクタの仕上げ作業が簡略になる。
【0023】また、レンズの縦断面が平形状で横断面が
凸形状であるということは、縦ではリフレクタにより反
射された光がそのまま光軸に略沿った方向に通過し、横
ではリフレクタにより拡散された光を光軸に略沿った方
向に集光しながら、光を所定の配光パターンで外部へ照
射することができる。従って、縦に小さく横に長い前照
灯を得やすく、前照灯が組み込まれるフロント部に、十
分な上下寸法の設置スペースを確保できないような車体
デザインの場合に好適である。更に、レンズの縦断面が
平形状のため、レンズをガラス製にした場合は、レンズ
の研磨加工が行い易く、レンズの製造性の面で優れてい
る。
【0024】請求項4記載の発明は、リフレクタの反射
面が、縦断面は略放物面で、横断面は略双曲面である。
【0025】請求項4記載の発明によれば、リフレクタ
の反射面が、横断面では略双曲面のために、光を横に拡
散した状態でレンズに導くことができ、また縦断面では
略放物面のために、光を光軸に略沿った状態でレンズに
導くことができる。従って、縦断面が平形状で横断面が
凸形状であるレンズとの組み合わせに最適で、横に縦に
長く縦に小さい前照灯を得やすい。
【0026】請求項5記載の発明は、リフレクタの反射
面に形成されている自由曲面が、NURBS(Non-Unif
orm Rational B-Spline Surface)である。
【0027】請求項5記載の発明によれば、リフレクタ
の自由曲面がNURBSのため、コンピュータシミュレ
ートによる配光特性の分析により、理想的な配光パター
ンをもった前照灯の設計が容易である。
【0028】請求項6記載の発明は、レンズにおける表
面及び裏面の少なくともいずれか一方に、トーラス曲面
又は自由曲面が形成されている。
【0029】請求項6記載の発明によれば、レンズの表
面や裏面にもトーラス曲面又は自由曲面を形成したた
め、リフレクタだけでなくレンズにも配光機能をもたせ
ることができ、より理想的な配光パターンが得られるよ
うになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。
【0031】この発明の第1実施形態を、図1〜図14
に基づいて説明する。この実施形態は、車両、例えば自
動車の前照灯に関するものであり、該前照灯は、図示せ
ぬランプハウジングの前面にレンズ1を備え、内部に光
源2と、リフレクタ3を設けた構造になっている。尚、
Sは光軸を示している。
【0032】前記レンズ1は、図1乃至図4に示すよう
に、外形が縦長の長方形で、縦断面が凸形状で、横断面
が平形状であり、配光のためのプリズムは形成されてい
ない。但し、その表面及び裏面には、配光用の自由曲面
であるNURBS(Non-Uniform Rational B-Spline Su
rface)が形成されている。レンズ1は、ガラス製で
も、樹脂製でも良いが、この実施形態では、ガラスで形
成している。レンズ1をこのようにガラス製にした場合
は、レンズ1の横断面が前述のように平形状のため、レ
ンズ1の研磨加工が行い易く、レンズ1の製造性の面で
優れている。
【0033】前記光源2は、前記光源12同様に、シン
グルフィラメント又はダブルフィラメントのハロゲンラ
ンプ、白熱灯、放電灯等(所謂、H1、H3、H4、H
7、H11等)を使用する。
【0034】前記リフレクタ3の反射面4は、アルミ蒸
着や銀色塗装等により、金属の高輝度感を呈している。
リフレクタ3は、ランプハウジングと一体でも別体でも
良い。リフレクタ3は、レンズ1よりも小さく、縦断面
及び横断面とも略楕円面である。そして、この反射面4
は、図6(a)に示すように、横に6個に分割されてい
る。この6個に分割された反射面ブロック(若しくは反
射面セグメント)21,22,23,24,25,26
(21〜26)の境界線(繋ぎ目)は、図示のように反
射面ブロック21〜26が独立して見えるものと、反射
面ブロック21〜26が連続して見えないものとがあ
る。
【0035】図7は、本発明の前照灯におけるリフレク
タ3の製造方法の一実施形態を示したフローチャートで
あり、以下詳細に説明する。
【0036】まず、において、マイクロコンピュータ
(図示せず)にデータを入力する。このデータは、例え
ば、データベースの設計仕様等から、前照灯自体のデザ
イン及び前照灯を搭載する自動車のデザインを考慮して
選定される。このデータとしては、光源2の種類、リフ
レクタの大きさ及び表面形状、リフレクタの反射面ブロ
ックの分割、平レンズ15の大きさ及び表面形状並びに
裏面形状、目標配光パターン等々である。
【0037】次に、において、前記で入力されたデ
ータに基づいて、平レンズ15との組み合わせにより、
目標配光パターン(図32,図33)が得られるよう
に、リフレクタを仮設定する処理が行われる。この仮設
定リフレクタは、NURBSの自由曲面におけるコント
ロールポイント、法線ベクトル等に基づいて自動的に設
定される。
【0038】続いて、において、前記の処理により
得られた仮設定リフレクタをそのまま変えずに、平レン
ズ15を縦断面が凸状、横断面が平状のレンズ1に変え
る処理が行われる。この時に、レイトレーシング手法に
より、モデル化された光源2からの光L1がリフレクタ
の反射面で反射し、その反射光がレンズで屈折されて、
その後出射光として前方のスクリーン(図示せず)上に
到達して作られるイメージの配光パターン(図示省略)
が計算して得られる。
【0039】において、前記の処理により得られる
目標配光パターン(図32)と、前記の処理により得
られる配光パターンとのずれを算出する処理が行われ
る。このずれは、レンズ1における光の屈折により生じ
るものである。
【0040】及びにおいて、前記の処理により算
出されたずれが0となるように、仮設定リフレクタをレ
ンズ1用のリフレクタ3に本設定する処理が行われる。
即ち、前記の処理により得られる配光パターンが前記
の処理により得られる目標配光パターン(図32)と
なるように、リフレクタのNURBSの自由曲面を自動
的に修正変形して最適なNURBSの自由曲面を形成す
るものである。この及びの処理は、レイトレーシン
グ手法により、光源1からの光L1がリフレクタで反射
し、その反射光がレンズで屈折され、その後出射光とし
て前方のスクリーン(図示せず)上に到達する、光線追
跡計算を繰り返すものである。
【0041】そして、前記ずれがほぼ0になったところ
で、レンズ1用のリフレクタ3が本設定されたことにな
り、において、本設定されたリフレクタ3が出力され
る。
【0042】このように、この実施形態における本発明
の製造方法は、内部の金属の高輝度感が失われずに、内
部をある程度見難くし、且つ光学設計上の自由度が大で
ある前照灯におけるリフレクタ3を製造することが出来
る。しかも、前記、、、、の処理、即ち、リ
フレクタ3の仮設定工程、ずれ算出工程、リフレクタの
本設定工程を、コンピュータで所定のプログラムに従っ
て処理することにより、前記前照灯におけるリフレクタ
3を高精度、高速度、高自由度に製造することができ
る。
【0043】次に、本発明のレンズ1を有する前照灯
と、従来の平レンズ15を有する前照灯との光学設計シ
ュミレーションを試行した結果について詳細に説明す
る。図5は、光学設計シュミレーションに入力するデー
タを示した説明図である。この図5におけるデータ寸法
は、それぞれ以下の通りである。 Ar=120mm(リフレクタ3の横寸法) Br=80mm(リフレクタ3の縦寸法) Al=120mm(レンズ1の横寸法) Bl=120mm(レンズ1の縦寸法) T=20mm(レンズ1(光軸Z−Zにおける)肉厚寸
法) Sv=0°(レンズ1(光軸Z−Zにおける)側面傾斜
角度) Sh=0°(レンズ1(光軸Z−Zにおける)平面傾斜
角度) Rvo=1400mm(レンズ1の表面の側面光軸Z−Zに
おける曲率半径) Rho=1400mm(レンズ1の表面の平面光軸Z−Zに
おける曲率半径) Rvi=130mm(レンズ1の裏面の側面光軸Z−Zにお
ける曲率半径) Rhi=1400mm(レンズ1の裏面の平面光軸Z−Zに
おける曲率半径) F=22mm(焦点距離) Lf=4.6mm(光源2のフィラメントの長さ) Rf=0.73mm(光源2のフィラメントの半径)
【0044】前記データを下記の表1の値に入力する。
尚、条件としては、欧州配光規格ECEReg.を満足
し、リフレクタ3の大きさと光源2は同じものとする。
【0045】
【表1】
【0046】かかる前照灯の光源2を点灯すると、下記
の表2の結果が得られる。
【0047】
【表2】
【0048】前記光源2を点灯すると、該光源2からの
光L1がリフレクタ3で反射され、その反射光L2,L
3がレンズ1を経て、出射光L4,L5として外部に所
定の配光パターンで照射される。該所定の配光パターン
とは、欧州配光規格ECEReg.、或いはそれに準じた
もの(例えば、日本国内型式認定基準)、北米配光規
格、FMVSSなどの配光規格に適合する配光パターン
をいう。そして、図8に示すように、この所定の配光パ
ターンは、ロービームの配光パターンである。この図示
のロービームの配光パターンは、左側通行区分のもので
あり、右側通行区分のロービームの配光パターンは、こ
の図示のロービームの配光パターンと左右逆になる。
【0049】図8に示す所定のロービームの配光パター
ンは、リフレクタ3の反射面4の各反射面ブロック21
〜26で制御される。即ち、図6(a)に示すリフレク
タ3の反射面4のうち、左から1番目の反射面ブロック
21においては、図9に示す配光パターンが、左から2
番目の反射面ブロック22においては、図10に示す配
光パターンが、左から3番目の反射面ブロック23にお
いては、図11に示す配光パターンが、左から4番目の
反射面ブロック24においては、図12に示す配光パタ
ーンが、左から5番目の反射面ブロック25において
は、図13に示す配光パターンが、左から6番目の反射
面ブロック26においては、図14に示す配光パターン
が、それぞれ制御されて得られ、この各反射面ブロック
21〜26により制御されて得られた配光パターン(図
9乃至図14)を合成することにより、図8の所定のロ
ービームの配光パターンが得られることとなる。
【0050】理論上のリフレクタ3の設計では、光源2
を点光源として作成するが、実際には、図1、図2に明
らかなように、フィラメントの長さをもっているので、
光源2には前後幅を有している。
【0051】このため、例えば、図6(a)に示すよう
に、光源2に一番近い反射面ブロック23におけるリフ
レクタ3の反射面4における一ポイントP1で、光源2
の光が反射された際に、光源(フィラメント)2の後端
bからの出射光L4は、図1に示すように、投影された
状態における水平線S1に対して角度θ1分だけ下側に
出射され、光源(フィラメント)2の前端aからの出射
光L5は、投影された状態における水平線S1に対して
角度θ2分だけ下側に出射される。出射された光L4,
L5が、スクリーン(図示せず)上では、図6(b)及
び図11に示すように、略中央部に上下に長尺状であり
且つ光源2からの左右方向のズレ分だけ少し傾きをもっ
て投影される。前記レンズ1から出射される出射光L
4,L5の投影された状態における水平線S1に対して
の角度θ1、θ2は、スクリーン(図示せず)上の水平
線H−Hからレンズ1からの角度θ1、θ2と同じ角度
で投影されている。
【0052】また、例えば、図6(a)に示すように、
光源2から最も遠い反射面ブロック21におけるリフレ
クタ3の反射面4における一ポイントP2で、光源2の
光が反射された際に、光源(フィラメント)2の後端b
からの出射光L4は、図2に示すように、投影された状
態における垂直線S2に対して角度θ3分だけ内側に出
射されるが、光源(フィラメント)2の前端aからの出
射光L5は、投影された状態における垂直線S2に対し
て角度θ4分だけ外側に出射される。出射された光L
4,L5が、スクリーン(図示せず)上では、図6
(b)及び図9に示すように、略中央部に左右に長尺状
に投影される。前記レンズ1から出射される出射光L
4,L5の投影された状態における垂直線S2に対して
の角度θ3、θ4は、スクリーン(図示せず)上の垂直
線V−Vからレンズ1からの角度θ3、θ4と同じ角度
で投影されている。
【0053】尚、図8に示す所定のロービームの配光パ
ターン以外にも、ハイビーム用の光源(図示せず)及び
リフレクタ3により、図示しない所定のハイビームの配
光パターンが得られる。
【0054】つまり、前記反射面4に形成された自由曲
面は、それによって生成される配光パターンをコンピュ
ータシミュレートして配光特性を分析し、最適な配光パ
ターンになるように形成されたものである。従って、こ
の反射面4による反射光L2,L3がレンズ1を通過し
て外部に照射される時の出射光L4,L5の配光パター
ンは、すれ違い、走行パターンともにバランスのとれた
最適なものである。しかも、この実施形態では、レンズ
1の表面や裏面にも自由曲面(NURBS)を形成した
ため、リフレクタ3だけでなくレンズ1にも配光機能を
もたせることができ、より理想的な配光パターンが得ら
れるようになる。
【0055】そして、特にこの実施形態では、レンズ1
の縦断面が凸形状であるため、プリズムが形成されてい
なくても、外部から見た場合に、レンズ1により光が大
きく屈折して内部が見づらくなる。従って、従来のよう
に、見映えを考慮して、リフレクタ3の反射面4を光学
的な必要性以上に入念に仕上げる必要性がなく、リフレ
クタ3の仕上げ作業が容易になる。
【0056】また、レンズ1の縦断面が凸形状で横断面
が平形状であるということは、縦では、リフレクタ3の
略双曲面により拡散された光を光軸Sに略沿った方向に
集光し、横では、略放物面により反射された光がそのま
ま光軸Sに略沿った方向に通過しながら、光を所定の配
光パターンで外部へ照射することができる。従って、前
述のような縦長のレンズ1を用いた、縦に長く横に小さ
い前照灯を形成することができ、前照灯を組み込むべき
フロント部に、十分な横寸法の設置スペースを確保でき
ないような車体デザインの場合に好適である。
【0057】以上のように、レンズ1の形状を従来の単
なる平形状から、この実施形態のように縦断面は凸形状
で、横断面は平形状に変形することにより、現在の多様
化した車体デザインの要望に応え得る新たな機能(横寸
法の小さい設置スペースにも組み込める機能)を有する
前照灯の実現が可能になった。
【0058】次に、この発明の第2実施形態を図15〜
図28に基づいて説明する。この実施形態は、第1実施
形態と主に異なる点は、レンズが、外形が横長の長方形
で、縦断面が平形状で、横断面が凸形状である点であ
り、他は同一である。
【0059】即ち、符号5はレンズで、該レンズ5は、
図15乃至図18に示すように、外形が横長の長方形
で、縦断面が平形状で、横断面が凸形状であり、配光の
ためのプリズムは、形成されていない。但し、レンズ5
の表面及び裏面には、配光用の自由曲面であるNURB
S(Non-Uniform Rational B-Spline Surface)が形成
されている。レンズ5は、ガラス製でも、樹脂製でも良
いが、この実施形態では、ガラスで形成している。レン
ズ5をこのようにガラス製にした場合は、レンズ5の縦
断面が前述のように平形状のため、レンズ5の研磨加工
が行い易く、レンズ5の製造性の面で優れている。
【0060】前記光源2は、前記光源12同様に、シン
グルフィラメント又はダブルフィラメントのハロゲンラ
ンプ、白熱灯、放電灯等(所謂、H1、H3、H4、H
7、H11等)を使用する。
【0061】前記リフレクタ6の反射面7は、アルミ蒸
着や銀色塗装等により、金属の高輝度感を呈している。
リフレクタ6は、ランプハウジングと一体でも別体でも
良い。リフレクタ6は、レンズ5よりも小さく、縦断面
及び横断面とも略楕円面である。そして、この反射面7
は、図20(a)に示すように、縦に5個分割され、且
つ横に一部が分割され、合計7個に分割されている。こ
の7個に分割された反射面ブロック(若しくは反射面セ
グメント)27,28,29,30,31,32,33
(27〜33)の境界線(繋ぎ目)は、図示のように反
射面ブロック27〜33が独立して見えるものと、反射
面ブロック27〜33が連続して見えないものとがあ
る。
【0062】リフレクタ3の製造方法の実施形態は、前
記した第1実施形態と同じ為、説明を割愛する。但し、
レンズの縦断面が凸形状で、横断面が平形状である点
で、異なる。
【0063】次に、本発明のレンズ5を有する前照灯
と、従来の平レンズ15を有する前照灯との光学設計シ
ュミレーションを試行した結果について詳細に説明す
る。図19は、光学設計シュミレーションに入力するデ
ータを示した説明図である。この図19におけるデータ
寸法は、それぞれ以下の通りである。 Ar=100mm(リフレクタ6の横寸法) Br=100mm(リフレクタ6の縦寸法) Al=120mm(レンズ5の横寸法) Bl=100mm(レンズ5の縦寸法) T=28mm(レンズ5(光軸Z−Zにおける)肉厚寸
法) Sv=0°(レンズ5(光軸Z−Zにおける)側面傾斜
角度) Sh=0°(レンズ5(光軸Z−Zにおける)平面傾斜
角度) Rvo=1400mm(レンズ5の表面の側面光軸Z−Zに
おける曲率半径) Rho=−300mm(レンズ5の表面の平面光軸Z−Zに
おける曲率半径) Rvi=1400mm(レンズ5の裏面の側面光軸Z−Zに
おける曲率半径) Rhi=200mm(レンズ5の裏面の平面光軸Z−Zにお
ける曲率半径) F=18mm(焦点距離) Lf=4.6mm(光源2のフィラメントの長さ) Rf=0.73mm(光源2のフィラメントの半径)
【0064】前記データを下記の表1の値に入力する。
尚、条件としては、欧州配光規格ECEReg.を満足
し、リフレクタ6の大きさと光源2は同じものとする。
【0065】
【表3】
【0066】かかる前照灯の光源2を点灯すると、下記
の表2の結果が得られる。
【0067】
【表4】
【0068】前記光源2を点灯すると、該光源2からの
光がリフレクタ6で反射され、その反射光L2,L3が
レンズ5を経て、出射光L4,L5として外部に所定の
配光パターンで照射される。該所定の配光パターンと
は、欧州配光規格ECEReg.、或いはそれに準じたも
の(例えば、日本国内型式認定基準)、北米配光規格、
FMVSSなどの配光規格に適合する配光パターンをい
う。そして、図21に示すように、この所定の配光パタ
ーンは、ロービームの配光パターンである。この図示の
ロービームの配光パターンは、左側通行区分のものであ
り、右側通行区分のロービームの配光パターンは、この
図示のロービームの配光パターンと左右逆になる。
【0069】図21に示す所定のロービームの配光パタ
ーンは、リフレクタ6の反射面7の各反射面ブロック2
7〜33で制御される。即ち、図20(a)に示すリフ
レクタ6の反射面7のうち、左から1番目の反射面ブロ
ック27においては、図22に示す配光パターンが、左
から2番目で上側の反射面ブロック28においては、図
23に示す配光パターンが、左から2番目で下側の反射
面ブロック29においては、図24に示す配光パターン
が、左から3番目で上側の反射面ブロック30において
は、図25に示す配光パターンが、左から3番目で下側
の反射面ブロック31においては、図26に示す配光パ
ターンが、左から4番目の反射面ブロック32において
は、図27に示す配光パターンが、左から5番目の反射
面ブロック33においては、図28に示す配光パターン
が、それぞれ制御されて得られ、この各反射面ブロック
27〜33により制御されて得られた配光パターン(図
22乃至図28)を合成することにより、図21の所定
のロービームの配光パターンが得られることとなる。
尚、前記反射面ブロック28〜31の説明において、上
側・下側とは、光源2を中心に説明している。
【0070】理論上のリフレクタ6の設計では、光源2
を点光源として作成するが、実際には図15、図16に
明らかなように、フィラメントの長さをもっているの
で、光源2には、前後幅を有している。
【0071】このため、例えば、図20(a)に示すよ
うに、光源2の真上に位置する反射面ブロック30にお
けるリフレクタ6の反射面7における一ポイントP1
で、光源2の光が反射された際に、光源(フィラメン
ト)2の後端bからの出射光L4は、図15に示すよう
に、投影された状態における水平線S1に対して角度θ
1分だけ下側に出射される。光源(フィラメント)2の
前端aからの出射光L5は、投影された状態における水
平線S1に対して角度θ2分だけ下側に出射される。前
記レンズ5から出射された光L4,L5が、スクリーン
(図示せず)上では、図20(b)及び図12に示すよ
うに、略中央部に上下に長尺状に投影される。前記レン
ズ5から出射された光L4、L5の投影された状態にお
ける水平線S1に対しての角度θ1、θ2は、スクリー
ン(図示せず)上の水平線H−Hからレンズ1からの角
度θ1、θ2と同じ角度で投影されている。
【0072】また、例えば、図20(a)に示すよう
に、光源2から最も遠い反射面ブロック27におけるリ
フレクタ6の反射面7における一ポイントP2で、光源
2の光が反射された際に、光源(フィラメント)2の後
端bからの出射光L4は、図16に示すように、投影さ
れた状態における垂直線S2に対して角度θ3分だけ内
側に出射される。光源(フィラメント)2の前端aから
の出射光L5は、投影された状態における垂直線S5に
対して角度θ4分だけ外側に出射される。出射された光
L4,L5が、スクリーン(図示せず)上では、図20
(b)及び図22に示すように、左右に長尺状に投影さ
れる。前記レンズ5から出射される出射光L4,L5の
投影された状態における垂直線S2に対しての角度θ
3、θ4は、スクリーン(図示せず)上の垂直線V−V
からレンズ1からの角度θ3、θ4と同じ角度で投影さ
れている。
【0073】尚、図21に示す所定のロービームの配光
パターン以外にも、ハイビーム用の光源(図示せず)及
びリフレクタ3により、図示しない所定のハイビームの
配光パターンが得られる。
【0074】つまり、前記反射面7に形成された自由曲
面は、それによって生成される配光パターンをコンピュ
ータシミュレートして配光特性を分析し、最適な配光パ
ターンになるように形成されたものである。従って、こ
の反射面7による反射光L2,L3がレンズ5を通過し
て外部に照射される時の出射光L4,L5の配光パター
ンは、すれ違い、走行パターンともにバランスのとれた
最適なものである。しかも、この実施形態では、レンズ
5の表面や裏面にも自由曲面(NURBS)を形成した
ため、リフレクタ6だけでなくレンズ5にも配光機能を
もたせることができ、より理想的な配光パターンが得ら
れるようになる。
【0075】そして、特にこの実施形態では、レンズ5
の横断面が、凸形状であるため、プリズムが形成されて
いなくても、外部から見た場合に、レンズ5により光が
大きく屈折して内部が見づらくなる。従って、従来のよ
うに、見映えを考慮して、リフレクタ6の反射面7を光
学的な必要性以上に入念に仕上げる必要性がなく、リフ
レクタ6の仕上げ作業が容易になる。
【0076】また、レンズ5の横断面が、凸形状で、リ
フレクタ6からの反射光がレンズ5により集光されるた
め、発光面積は、小さいけど、光量の大きい前照灯が得
られる。つまり、リフレクタ6の反射面7がレンズ5よ
りも小さくても、光源2からの光を広い範囲で集光して
レンズ5側に反射することができ、レンズ5から照射さ
れる光量を増加させることができる。このように、小さ
くて明るい前照灯を形成することができるため、前照灯
を組み込むべきフロント部に大きな設置スペースを確保
できないような車体デザインの場合に好適である。
【0077】以上のように、レンズ5の形状を従来の単
なる平形状から、この実施形態のように横断面が凸形状
に変形することにより、現在の多様化した車体デザイン
の要望に応えうる新たな機能(狭い設置スペースにも組
み込める機能)を有する前照灯の実現が可能になった。
【0078】尚、以上二つの実施形態において、レンズ
1、5の縦断面及び横断面の何れかを「凸形状」にした
が、各断面における「凸形状」とは、レンズ1、5がそ
の断面において、入射光を光軸Sから収束する方向に屈
折させる光学的機能を有する形状のことを意味してい
る。従って、図29(a)のように片面だけが凸面にな
っているものや、図29(b)のように一方が凹面で他
方がそれ以上の凸面になっているものや、図29(c)
のように光軸Sに対して斜めになっているものも、本願
発明の「凸形状」に含まれる。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、レンズの縦断面又は
横断面が凸形状であるため、プリズムが形成されていな
くても、レンズにより光が大きく屈折して内部が見づら
くなる。従って、従来のように、見映えを考慮して、リ
フレクタの反射面を光学的な必要性以上に入念に仕上げ
る必要性がなく、リフレクタの仕上げ作業が簡略にな
る。また、縦に長く横に小さい前照灯、或いは縦に小さ
く横に長いが得られるため、前照灯が組み込まれるフロ
ント部に、十分な横寸法や上下寸法の設置スペースを確
保できないような車体デザインの場合に好適である。更
に、レンズの横断面又は縦断面が平形状のため、レンズ
をガラス製にした場合は、レンズの研磨加工が行い易
く、レンズの製造性の面で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る前照灯の縦断面
図。
【図2】図1の前照灯の横断面図。
【図3】図1の前照灯の正面図。
【図4】図1のレンズの斜視図。
【図5】この発明の第1実施形態に係る光学シュミレー
ションに入力するデータを示した説明図であって、
(A)は正面図、(B)は(A)におけるB−B線断面
図、(C)は(A)におけるC−C線断面図、(D)は
(C)におけるD部の拡大図。
【図6】(a)は、図1のリフレクタの反射面の正面
図、(b)はスクリーンに投影されるピンポイントにお
ける代表的な配光パターン図。
【図7】本発明の前照灯におけるリフレクタの製造方法
の一実施形態を示したフローチャート。
【図8】図1、2の前照灯による所定のロービームの配
光パターン図(等照度曲線図)。
【図9】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示すリ
フレクタ3の反射面4の反射面ブロック21とにより得
られる配光パターンであって、コンピュータのシュミレ
ーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パタ
ーンの説明図。
【図10】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示す
リフレクタ3の反射面4の反射面ブロック22とにより
得られる配光パターンであって、コンピュータのシュミ
レーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パ
ターンの説明図。
【図11】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示す
リフレクタ3の反射面4の反射面ブロック23とにより
得られる配光パターンであって、コンピュータのシュミ
レーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パ
ターンの説明図。
【図12】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示す
リフレクタ3の反射面4の反射面ブロック24とにより
得られる配光パターンであって、コンピュータのシュミ
レーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パ
ターンの説明図。
【図13】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示す
リフレクタ3の反射面4の反射面ブロック25とにより
得られる配光パターンであって、コンピュータのシュミ
レーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パ
ターンの説明図。
【図14】図1、2に示すレンズ1と図6(a)に示す
リフレクタ3の反射面4の反射面ブロック26とにより
得られる配光パターンであって、コンピュータのシュミ
レーションで得られた配光パターンを簡略化した配光パ
ターンの説明図。
【図15】この発明の第2実施形態に係る前照灯の縦断
面図。
【図16】図15の前照灯の横断面図。
【図17】図15の前照灯の正面図。
【図18】図15のレンズの斜視図。
【図19】この発明の第2実施形態に係る光学シュミレ
ーションに入力するデータを示した説明図であって、
(A)は正面図、(B)は(A)におけるB−B線断面
図、(C)は(A)におけるC−C線断面図、(D)は
(C)におけるD部の拡大図。
【図20】(a)は、図15のリフレクタの反射面の正
面図、(b)はスクリーンに投影されるピンポイントに
おける代表的な配光パターン図。
【図21】図15、16の前照灯による所定のロービー
ムの配光パターン図(等照度曲線図)。
【図22】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック27と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図23】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック28と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図24】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック29と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図25】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック30と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図26】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック31と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図27】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック32と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図28】図15、16に示すレンズ5と図20(a)
に示すリフレクタ6の反射面7の反射面ブロック33と
により得られる配光パターンであって、コンピュータの
シュミレーションで得られた配光パターンを簡略化した
配光パターンの説明図。
【図29】図1又は図15のレンズの凸形状の変形例を
示す断面図。
【図30】平レンズを使用した従来の前照灯の概略縦断
面図。
【図31】図20のリフレクタの表面図。
【図32】所定のロービームの配光パターン図(等照度
曲線図)。
【図33】(A)〜(F)は、図16に示す平レンズと
図16,17に示すリフレクタの反射面の反射面ブロッ
クとにより得られる配光パターンであって、コンピュー
タのシュミレーションで得られた配光パターンを簡略化
した配光パターンの説明図。
【符号の説明】
1、5 レンズ 2 光源 3、6 リフレクタ 4、7 反射面 S 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 101:10 F21Y 101:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、反射面が自由曲面のリフレクタ
    と、プリズムのないレンズとから成り、リフレクタによ
    る反射光がレンズを通過して所定の配光パターンで外部
    に照射される車両用前照灯であって、 前記レンズは、縦断面が凸形状で、横断面が平形状であ
    ることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用前照灯であって、 リフレクタの反射面は、縦断面がレンズより小さい略双
    曲面で、横断面がレンズと略同サイズの略放物面である
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 光源と、反射面が自由曲面のリフレクタ
    と、プリズムのないレンズとから成り、リフレクタによ
    る反射光がレンズを通過して所定の配光パターンで外部
    に照射される車両用前照灯であって、 前記レンズは、縦断面が平形状で、横断面が凸形状であ
    ることを特徴とする車両用前照灯。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用前照灯であって、 リフレクタの反射面は、縦断面がレンズと略同サイズの
    略放物面で、横断面がレンズより小さい略双曲面である
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車
    両用前照灯であって、 リフレクタの反射面に形成されている自由曲面が、NU
    RBS(Non-UniformRational B-Spline Surface)であ
    ることを特徴とする車両用前照灯。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車
    両用前照灯であって、 レンズにおける表面及び裏面の少なくともいずれか一方
    に、トーラス曲面又は自由曲面が形成されていることを
    特徴とする車両用前照灯。
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