JP2002216279A - 監視システムにおけるテリトリ最適化方式 - Google Patents

監視システムにおけるテリトリ最適化方式

Info

Publication number
JP2002216279A
JP2002216279A JP2001013991A JP2001013991A JP2002216279A JP 2002216279 A JP2002216279 A JP 2002216279A JP 2001013991 A JP2001013991 A JP 2001013991A JP 2001013991 A JP2001013991 A JP 2001013991A JP 2002216279 A JP2002216279 A JP 2002216279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management function
function unit
processing
network element
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001013991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4706106B2 (ja
Inventor
Toshimasa Arai
敏正 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001013991A priority Critical patent/JP4706106B2/ja
Publication of JP2002216279A publication Critical patent/JP2002216279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4706106B2 publication Critical patent/JP4706106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定刻起動操作の処理応答時間の監視により監
視システムにおける監視テリトリの最適化を図る監視シ
ステムにおけるテリトリ最適化方式を提供する。 【解決手段】 システム管理機能部、装置管理機能部を
備え、定刻に所定操作を起動させて監視情報を収集/処
理すると共に、定刻起動操作の操作履歴を保存する監視
システムにおけるテリトリ最適化方式であって、特定の
監視対象装置における定刻起動操作の失敗回数が所定し
きい値以上の場合に、定刻起動操作が失敗であった監視
対象装置の処理時間t1 と、当該監視対象装置を配下に
持つ装置管理機能部以外の装置管理機能部における処理
余裕時間t2 とを求め、処理余裕時間t2 が処理時間t
1 以上である装置管理機能部を選択し、当該監視対象装
置を当該装置管理機能部の配下に接続変更してテリトリ
を最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視システムにお
けるテリトリ最適化方式に係り、特に、定刻起動操作の
処理応答時間の監視により監視システムにおける監視テ
リトリの最適化を図る、定刻起動操作の処理性能監視に
よる監視システムにおけるテリトリ最適化方式に関す
る。
【0002】概ね1975年以前は、監視システムは電
力の発電、送電及び配電システムや、消防システム、警
察システム、水管理システムなどのシステムに併設され
て発達してきた。当時、それらシステムの運用母体は、
それらシステムが社会生活の維持/向上、社会生活の安
全性確保のためのシステムである故に、それらのシステ
ムを社会システムと呼んで、切れたら掛け直せばよい電
話一辺倒の通信システムなどとは差別化していた。
【0003】丁度その頃、通信分野ではデジタル通信方
式が本格的に実用化され、通信情報も電話一辺倒からデ
ータ、ファクシミリ、画像へと広がって、所謂マルチメ
ディア通信の時代への変貌が始まると共に、通信される
情報量の急速な拡大が始まっていた。
【0004】特に、銀行や企業のオン・ライン・データ
通信は、単にデータ通信を行なう企業体内で重要な意味
を持つだけではなく経済社会を下支えするもので、オン
・ライン・データ通信の拡大によって通信システムに要
求される信頼性は高度化の一途をたどってきた。即ち、
通信システムも所謂社会システムの仲間入りを果たし、
しかも、社会システムの中では最も大きなシステムとし
て捉えられるようになってきた。
【0005】このため、部品、回路の選定から装置や伝
送路の二重化に到るまで、通信システム自体の高信頼性
化が図られてきた。しかし、情報量の急速な拡大に伴っ
て通信システム自体の肥大化が進み、通信システム自体
の高信頼性化だけでは通信システムの運用/管理を十分
に行なうことが不可能になった。
【0006】時あたかも、半導体集積回路技術の発達に
より、ハードウェア的には通信システムの状態収集のイ
ンタフェース設置が容易になった。
【0007】これと時を同じくしてソフトウェア技術も
急速に発達を遂げ、通信システムの状態情報を多量に収
集することが可能になり、肥大化した通信システムをリ
アル・タイムで監視する監視システム、即ちネットワー
ク管理システムが実用化された。更に、収集した状態情
報を高速で処理できるようになった結果、単に通信シス
テムの状態を把握するだけではなく、通信システムの障
害を予測する予防保守も可能になり、通信システムの運
用/管理の信頼性が急速に向上した。
【0008】この間にも通信システムの肥大化は一層進
んでおり、通信システムの運用/管理の信頼性の更なる
向上が求められている。本発明は、このような背景の下
でなされたもので、定刻起動操作の処理応答時間の監視
により監視システムにおける監視テリトリの最適化を図
る技術である。
【0009】先にも記載したように、監視システムには
その監視対象となるシステムによって多種のものがある
が、以降は、通信ネットワークを管理するネットワーク
管理システムを例に説明を進めてゆく。しかし、ネット
ワーク管理システムを例にしたとしても、何等本発明の
技術を限定するものではないので、説明を終了した時に
本発明の技術を監視システム全体に一般化する。
【0010】
【従来の技術】図6は、従来のネットワーク管理システ
ムの構成で、通信ネットワークも併せて図示している。
【0011】図6において、1及び1aは、通信ネット
ワークの構成管理、障害監視、個々のネットワーク・エ
レメントの装置構成管理に関する処理機能を有するネッ
トワーク管理機能部、2及び2aは、ネットワーク・エ
レメントとの接続の管理とネットワーク・エレメントと
の間で操作要求及び該操作要求の実行結果の通信に関す
る処理機能を有するネットワーク・エレメント管理機能
部、3は、定刻に起動される管理操作を予め登録してお
くスケジュール保存部、4は、定刻になるとスケジュー
ル保存部3に登録されている操作を取り出してネットワ
ーク管理機能部1又は1aを起動する定刻起動タイマ、
5は、ネットワーク・エレメント管理機能部2又は2a
がネットワーク・エレメントに対して要求した操作の履
歴を保存する操作履歴保存部で、上記構成要素によって
従来のネットワーク管理システムが構成される。
【0012】更に、10乃至10cは、ネットワーク・
エレメント、11は伝送路で、ネットワーク・エレメン
ト10乃至10c及び伝送路11によって通信ネットワ
ークが構成される。
【0013】さて、ネットワーク・エレメントとは、交
換機、伝送装置、ルータ、ブリッジ及びコンピュータ装
置などを指す。
【0014】又、図6では通信ネットワークがネットワ
ーク・エレメントを串刺しにしたループ・ネットワーク
であるが如く表示しているが、これは単なる表示の問題
だけで、通信ネットワークの構成は任意であってよい。
【0015】ここで、ネットワーク管理機能部1、1a
及びネットワーク・エレメント管理機能部2、2aのそ
れぞれを単独のハードウェア(通常、「サーバ」と呼
ぶ。)上に実現することも、ネットワーク管理機能部と
ネットワーク・エレメント管理機能部の任意の組合わせ
をサーバ上に実現することも、近年の分散オブジェクト
環境などの技術により可能である。
【0016】又、1つのネットワーク管理機能部が複数
のネットワーク・エレメント管理機能部を配下に置くこ
とも、1つのネットワーク・エレメント管理機能部が複
数のネットワーク・エレメントを配下に置くことも可能
であり、場合によっては特定のネットワーク・エレメン
ト管理機能部が配下にネットワーク・エレメントを持た
ないことも可能である。
【0017】上記ネットワーク・エレメント群が通信ネ
ットワーク上で稼働している状態で、ネットワーク管理
システムは、ネットワークの運用、障害検知や障害予測
などのネットワークの保守、ネットワーク利用者に対す
る課金計算、設備投資予測など多数の目的のために、ネ
ットワーク・エレメントの性能情報や状態情報及び使用
履歴などのログ情報を定期的に収集して保存する機能を
有している。
【0018】このため、ネットワーク管理システムには
定刻に上記情報取得のための操作を起動する定刻起動タ
イマ4が備えられており、ネットワーク・エレメントか
ら監視情報を取得するために、定刻起動タイマ4はスケ
ジュール保存部3を参照してネットワーク管理機能部1
又は1aを起動する。一方、各々のネットワーク・エレ
メントは自身の性能情報や状態情報及び使用履歴などの
ログ情報を常時監視して保存しており、ネットワーク管
理システムからの要求に応じてそれらを返信する。これ
が、定刻起動操作である。
【0019】尚、操作履歴保存部5は、定刻起動操作毎
に処理履歴を保存する。具体的には、操作履歴保存部5
は下記を1つの履歴単位として保存する。即ち、・定刻
起動操作を一意に識別できる操作識別子。
【0020】・定刻起動操作が起動された時刻及び終了
した時刻。
【0021】・上記操作識別子に対応する、ネットワー
ク・エレメント管理機能部2又は2aがネットワーク・
エレメント毎に要求した操作を一意に識別できるネット
ワーク・エレメント操作識別子。尚、ネットワーク・エ
レメント操作識別子には、ネットワーク・エレメントに
操作を要求したネットワーク・エレメント管理機能部の
識別子が含まれていてもよい。
【0022】・ネットワーク・エレメント操作識別子に
対応する、ネットワーク・エレメント管理機能部がネッ
トワーク・エレメントに操作を要求した時刻、ネットワ
ーク・エレメント管理機能部がネットワーク・エレメン
トから実行結果を受け取った時刻、及び、当該操作が成
功裏に終了したか失敗裏に終了したかの結果。
【0023】図7は、定刻起動操作実行の手順である。
以降、図6も参照しながら、図7の符号に沿って説明す
る。
【0024】まず、ネットワーク管理システムが起動さ
れ、ネットワーク管理システムの構成要素が動作を開始
する。
【0025】S1.定刻起動タイマ4は、定刻起動操作
を行なう指定時刻になったか否か監視している。
【0026】指定時刻に達していない場合(No)に
は、上記監視を継続する。
【0027】S2.ステップS1で、指定時刻に達した
と判定した場合(Yes)には、定刻起動タイマ4はス
ケジュール保存部3を参照して登録されている定刻起動
操作の実行をネットワーク管理機能部1又は1aに要求
する。
【0028】S3.ネットワーク管理機能部1又は1a
は、受信した要求を解読し、ネットワーク・エレメント
毎に対する要求をネットワーク・エレメント管理機能部
毎にまとめて、ネットワーク・エレメント管理機能部2
又は2aに送信する。
【0029】S4.ネットワーク・エレメント管理機能
部2又は2aは、ネットワーク管理機能部1又は1aか
らの要求を受信し、指定されたネットワーク・エレメン
トが接続されているいる場合には、当該ネットワーク・
エレメントに当該要求を送信する。
【0030】この場合、ネットワーク・エレメント管理
機能部2又は2aが、配下のネットワーク・エレメント
全てに一度に要求を送信するブロード・キャスト方式、
配下のネットワーク・エレメント毎に要求を送信するシ
ングル・キャスト方式のいずれかによって送信が行なわ
れる。前者は、当然、全てのネットワーク・エレメント
に同一の要求を送信する場合で、この場合には、ネット
ワーク・エレメントが保有していない事項に関する要求
が含まれていることがありうる。
【0031】S5.要求を受信したネットワーク・エレ
メントは、必要なら自身が関係する要求を選択して実行
し、実行結果をネットワーク・エレメント管理機能部2
又は2aに返信する。
【0032】S6.ネットワーク・エレメントからの返
信を受信したネットワーク・エレメント管理機能部2又
は2aは、受信した実行結果をそのまま、又は、ネット
ワーク管理機能部1又は1aが必要としている実行結果
を抽出してネットワーク管理機能部1又は1aに返信す
る。
【0033】S7.ネットワーク管理機能部1又は1a
は、受信した実行結果を処理して、定刻起動操作の目的
毎に編集する。
【0034】S8.管理操作が周期的に実行されるよう
に登録されているか否か判定する。
【0035】周期的に実行されるように登録されていな
場合(No)には一連の処理を終了し、周期的に実行さ
れるように登録されている場合(Yes)には、ステッ
プS1にジャンプして、ネットワーク管理システムが停
止されるまで永続的に上記処理を行なう。
【0036】上記の如くして、ネットワーク管理システ
ムはネットワーク・エレメントから必要な情報を定期的
に取得して、それに基づいて通信ネットワークの運用/
保守が行なわれる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】上記定刻起動操作が有
効に実行されるためには、ネットワーク管理システムが
定刻に起動する操作と、ネットワーク・エレメントにお
ける情報の保存が同期している必要がある。
【0038】ところで、ネットワーク・エレメントが保
存しうる自身の情報量には制限があるので、記憶領域が
一杯になった時には、ネットワーク・エレメントは古い
情報から順に古い情報の上に新たに検知した情報を上書
きして保存する。
【0039】従って、下記の場合に定刻起動操作とネッ
トワーク・エレメントにおける情報の保存が同期しなく
なる。
【0040】(1)特定のネットワーク・エレメントで
処理が輻輳し、ネットワーク管理システムが当該ネット
ワーク・エレメントから情報を取得するのに長時間を費
やし、次のネットワーク・エレメントの情報を取得しよ
うとした時には当該ネットワーク・エレメントが定刻に
検知した情報は上書きされて消去されている場合。
【0041】(2)ネットワーク管理システムにおいて
特定のサーバ上の特定の処理機能が輻輳した結果全ての
ネットワーク・エレメントから必要な情報を取得できな
かった場合、又は、当該処理機能以外の処理機能が低下
したために所内時間内に全てのネットワーク・エレメン
トから必要な情報を取得できなかった場合。
【0042】(3)ネットワーク・エレメントの増設に
伴って予想以上の情報量になったために、ネットワーク
管理システムが所定時間内に全てのネットワーク・エレ
メントの情報を取得できない場合。
【0043】従来のネットワーク管理システムにおいて
は、上記の如き結果になった場合には定刻起動操作が失
敗に終わった旨運用/保守者にメッセージを出力するだ
けで、運用/保守者がネットワーク・エレメント管理機
能部とネットワーク・エレメントの接続を変更したり、
ネットワーク・エレメント管理機能部の増設を実施し
て、定刻起動操作とネットワーク・エレメントにおける
情報保存の同期をとるしか手段はなかった。
【0044】しかし、通信ネットワークの肥大化及びネ
ットワーク管理システムの肥大化が進む中で運用/保守
者が上記作業を正確に行なうのは困難である。
【0045】本発明は、かかる問題点に鑑み、定刻起動
操作の処理応答時間の監視によりネットワーク管理シス
テムにおける監視テリトリの最適化を図る、ネットワー
ク管理システムにおけるテリトリ最適化方式を提供する
ことを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、通信ネッ
トワークの構成管理、障害監視、個々の監視対象装置の
構成管理に関する処理機能を有するネットワーク管理機
能部、ネットワーク・エレメントとの接続の管理とネッ
トワーク・エレメントとの間で行なう操作要求及び該操
作要求の実行結果の通信に関する処理機能を有するネッ
トワーク・エレメント管理機能部を備え、定刻に所定操
作を起動させて監視情報を収集/処理すると共に、定刻
起動操作の操作履歴を保存するネットワーク管理システ
ムにおけるテリトリ最適化方式であって、特定のネット
ワーク・エレメントにおける定刻起動操作の失敗回数が
所定しきい値以上の場合に、定刻起動操作が失敗であっ
たネットワーク・エレメントの処理時間t1 と、当該ネ
ットワーク・エレメントを配下に持つネットワーク・エ
レメント管理機能部以外のネットワーク・エレメント管
理機能部における処理余裕時間t2 とを求め、処理余裕
時間t2 が処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部を選択し、当該ネットワーク・エレメ
ントを当該ネットワーク・エレメント管理機能部の配下
に接続変更する、ネットワーク管理システムにおけるテ
リトリ最適化方式である。
【0047】第一の発明によれば、定刻起動操作の失敗
回数が所定しきい値以上の場合に、定刻起動操作の操作
履歴を参照して定刻起動操作が失敗であったネットワー
ク・エレメントの処理時間t1 を求めることができ、当
該ネットワーク・エレメントを配下に持つネットワーク
・エレメント管理機能部以外のネットワーク・エレメン
ト管理機能部の処理時間と定刻起動操作の周期との差で
ある処理余裕時間t2を求めることができる。そして、
処理余裕時間t2 が処理時間t1 以上であるネットワー
ク・エレメント管理機能部を選択して、当該ネットワー
ク・エレメントを当該ネットワーク・エレメント管理機
能部の配下に接続変更すれば、当該ネットワーク・エレ
メント管理機能部は当該ネットワーク・エレメントを含
めた処理を行なうことができるので、当該ネットワーク
・エレメントと当該ネットワーク・エレメント管理機能
部の組合わせによれば、定刻起動操作を失敗することが
なくなる。
【0048】第二の発明は、通信ネットワークの構成管
理、障害監視、個々の監視対象装置の構成管理に関する
処理機能を有するネットワーク管理機能部、ネットワー
ク・エレメントとの接続の管理とネットワーク・エレメ
ントとの間で行なう操作要求及び該操作要求の実行結果
の通信に関する処理機能を有するネットワーク・エレメ
ント管理機能部を備え、定刻に所定操作を起動させて監
視情報を収集/処理すると共に、定刻起動操作の操作履
歴を保存するネットワーク管理システムにおけるテリト
リ最適化方式であって、特定のネットワーク・エレメン
トにおける定刻起動操作の失敗回数が所定しきい値以上
の場合に、ネットワーク・エレメントとネットワーク・
エレメント管理機能部の組合わせを予め設定したテーブ
ルから、当該ネットワーク・エレメントと組合わせるべ
きネットワーク・エレメント管理機能部を取得し、当該
ネットワーク・エレメントを取得したネットワーク・エ
レメント管理機能部の配下に接続変更する、ネットワー
ク管理システムにおけるテリトリ最適化方式である。
【0049】第二の発明によれば、特定のネットワーク
・エレメントにおける定刻起動操作の失敗回数が所定し
きい値以上の場合に、ネットワーク・エレメントとネッ
トワーク・エレメント管理機能部の組合わせを予め設定
したテーブルから、当該ネットワーク・エレメントと組
合わせるべきネットワーク・エレメント管理機能部を取
得する。該テーブルにネットワーク・エレメントとネッ
トワーク・エレメント管理機能部の組合わせを予め登録
する時には、処理余裕時間が大きいネットワーク・エレ
メント管理機能部を予め選択して設定することができる
ので、当該ネットワーク・エレメントを取得したネット
ワーク・エレメント管理機能部の配下に接続変更すれ
ば、当該ネットワーク・エレメントと取得したネットワ
ーク・エレメント管理機能部の組合わせによれば、定刻
起動操作を失敗することがなくなり、しかも、接続変更
に要する時間を短縮することができる。
【0050】第三の発明は、通信ネットワークの構成管
理、障害監視、個々の監視対象装置の構成管理に関する
処理機能を有するネットワーク管理機能部、ネットワー
ク・エレメントとの接続の管理とネットワーク・エレメ
ントとの間で行なう操作要求及び該操作要求の実行結果
の通信に関する処理機能を有するネットワーク・エレメ
ント管理機能部を備え、定刻に所定操作を起動させて監
視情報を収集/処理すると共に、定刻起動操作の操作履
歴を保存するネットワーク管理システムにおけるテリト
リ最適化方式であって、特定のネットワーク・エレメン
トにおける定刻起動操作の失敗回数が所定しきい値以上
の場合に、第二の発明における上記テーブルに当該ネッ
トワーク・エレメントを組合わせるべきネットワーク・
エレメント管理機能部の登録がある時には、該テーブル
から当該ネットワーク・エレメントと組合わせるべきネ
ットワーク・エレメント管理機能部を取得し、当該ネッ
トワーク・エレメントを取得したネットワーク・エレメ
ント管理機能部の配下に接続変更し、該テーブルに当該
ネットワーク・エレメントを組合わせるべきネットワー
ク・エレメント管理機能部の登録がない時には、当該ネ
ットワーク・エレメントの処理時間t1 と、当該ネット
ワーク・エレメントを配下に持つネットワーク・エレメ
ント管理機能部以外のネットワーク・エレメント管理機
能部における処理余裕時間t2 とを求め、該処理余裕時
間t2 が該処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部を選択し、当該ネットワーク・エレメ
ントを当該ネットワーク・エレメント管理機能部の配下
に接続変更する、ネットワーク管理システムにおけるテ
リトリ最適化方式である。
【0051】第三の発明によれば、該テーブルに当該ネ
ットワーク・エレメントを組合わせるべきネットワーク
・エレメント管理機能部の登録がある時には、当該ネッ
トワーク・エレメントを登録されているネットワーク・
エレメント管理機能部の配下に接続変更すれば、当該ネ
ットワーク・エレメントと取得したネットワーク・エレ
メント管理機能部の組合わせによれば、定刻起動操作を
失敗することがなくなり、しかも、接続変更に要する時
間を短縮することができる。
【0052】又、該テーブルに当該ネットワーク・エレ
メントを組合わせるべきネットワーク・エレメント管理
機能部の登録がない時には、当該ネットワーク・エレメ
ントの処理時間t1 と、当該ネットワーク・エレメント
を配下に持つネットワーク・エレメント管理機能部以外
のネットワーク・エレメント管理機能部における処理余
裕時間t2 とを求め、該処理余裕時間t2 が該処理時間
1 以上であるネットワーク・エレメント管理機能部を
選択し、当該ネットワーク・エレメントを当該ネットワ
ーク・エレメント管理機能部の配下に接続変更すれば、
定刻起動操作を失敗することがなくなる。
【0053】
【発明の実施の形態】以降、構成図及びフローチャート
を用いて、ネットワーク管理システムを例に本発明のテ
リトリ最適化方式について詳述する。
【0054】図1は、本発明の第一の実施の形態で、通
信ネットワークも併せて図示している。
【0055】図1において、1及び1aは、通信ネット
ワークの構成管理、障害監視、個々のネットワーク・エ
レメントの装置構成管理に関する処理機能を有するネッ
トワーク管理機能部、2及び2aは、ネットワーク・エ
レメントとの接続の管理とネットワーク・エレメントと
の間で操作要求及び該操作要求の実行結果の通信に関す
る処理機能を有するネットワーク・エレメント管理機能
部、3は、定刻に起動される管理操作を予め登録してお
くスケジュール保存部、4は、定刻になるとスケジュー
ル保存部3に登録されている操作を取り出してネットワ
ーク管理機能部1又は1aを起動する定刻起動タイマ、
5は、ネットワーク・エレメント管理機能部2又は2a
がネットワーク・エレメントに対して要求した操作の履
歴を保存する操作履歴保存部、6は、定刻起動操作の処
理失敗を監視する処理失敗監視部、7は、定刻起動操作
毎に処理失敗回数のしきい値を登録している処理失敗し
きい値テーブル、8は、処理失敗監視部6からの通知に
よって操作履歴保存部5を参照して処理失敗回数がしき
い値を超えたネットワーク・エレメントを新たなネット
ワーク・エレメント管理機能部の配下に接続変更する組
合わせ設定部で、上記構成要素によって本発明を適用す
るネットワーク管理システムが構成される。
【0056】更に、10乃至10cは、ネットワーク・
エレメント、11は伝送路で、ネットワーク・エレメン
ト10乃至10c及び伝送路11によって通信ネットワ
ークが構成される。
【0057】ここで、ネットワーク・エレメントの種
類、通信ネットワークの構成、ネットワーク管理システ
ムの構成、ネットワーク・エレメントとの接続関係、及
び、操作履歴保存部5の保存情報は従来の技術での説明
と同じである。
【0058】さて、本発明のテリトリ最適化方式の処理
概要は下記の通りである。
【0059】処理失敗監視部6は、操作履歴保存部5の
保存情報を基に、定刻起動操作毎に処理の成功、失敗を
監視しており、処理失敗しきい値テーブル7を参照して
失敗回数がしきい値以上になった定刻起動操作を検出し
た時に組合わせ設定部8にその旨通知する。
【0060】組合わせ設定部8は、処理失敗監視部6か
ら定刻起動操作の失敗がしきい値以上である旨通知を受
けると、操作履歴保存部5を参照して、処理が失敗裏に
終了した原因となるネットワーク・エレメントを抽出
し、当該ネットワーク・エレメントにおける処理時間t
1 を求めると共に、操作履歴保存部5を参照して、当該
ネットワーク・エレメントを配下に持たないネットワー
ク・エレメント管理機能部の処理時間と定刻起動の周期
との差より当該ネットワーク・エレメントを配下に持た
ないネットワーク・エレメント管理機能部の処理余裕時
間t2 を求める。そして、該処理余裕時間t2 が該処理
時間t1 以上のネットワーク・エレメント管理機能部を
選択して、当該ネットワーク・エレメントを選択したネ
ットワーク・エレメント管理機能部の配下に接続変更さ
せる。
【0061】図2は、処理失敗監視部の処理手順であ
る。以降、図2の符号に沿って説明する。
【0062】S11.処理失敗監視部は、処理失敗しき
い値テーブルから定刻起動操作の操作識別子と失敗しき
い値を取り出す。
【0063】S12.起動中の定刻起動操作の中に、取
り出した操作識別子に対応する定刻起動操作があるか否
か判定する。
【0064】取り出した操作識別子に対応する定刻起動
操作がない場合(No)には、処理を終了する。
【0065】S13.ステップS12で、取り出した操
作識別子に対応する定刻起動操作があると判定した場合
(Yes)には、特定の定刻起動操作を指定する。
【0066】S14.ステップS13で指定した定刻起
動操作は実行中であるか否か判定する。
【0067】実行中で、実行結果が未だ返信されていな
い場合(Yes)には、実行中の定刻起動操作が終了す
るのを待つ。
【0068】S15.ステップS14で、取り出した操
作識別子に対応する定刻起動操作が終了したと判定した
場合(No)には、当該定刻起動操作が成功裏に終了し
たか否か判定する。
【0069】当該定刻起動操作が成功裏に終了したと判
定した場合(Yes)には、ステップS12にジャンプ
する。
【0070】S16.ステップS15で、当該定刻起動
操作が失敗裏に終了したと判定した場合(No)には、
処理失敗しきい値テーブルを参照して失敗回数がしきい
値以上か否か判定する。
【0071】失敗回数がしきい値未満である場合(N
o)には、ステップS12にジャンプする。
【0072】S17.ステップS16で、失敗回数がし
きい値以上であると判定したはあい(Yes)には、組
合わせ設定部にその旨通知して、ステップS12にジャ
ンプする。
【0073】そして、取り出した操作識別子に対応する
定刻起動操作について上記処理を全て終了した時(N
o)には、一連の処理を終了する。
【0074】図3は、組合わせ設定部の処理手順(その
1)である。以降、図3の符号にそって説明する。
【0075】S21.組合わせ設定部は、処理失敗監視
部から処理失敗回数がしきい値以上である旨の通知を受
けたか否か判定する。
【0076】処理失敗回数がしきい値以上である旨の通
知を受けなかったと判定した場合(No)には、一旦処
理を終了する。
【0077】S22.ステップS21で、処理失敗回数
がしきい値以上である旨の通知を受けたと判定した場合
(Yes)には、操作履歴保存部を参照して、定刻起動
操作が失敗裏に終了した原因となったネットワーク・エ
レメントにおける定刻起動操作の処理時間t1 を求め
る。
【0078】S23.次いで、当該ネットワーク・エレ
メントを配下に持たないネットワーク・エレメント管理
機能部について、操作履歴保存部を参照して処理時間を
求め、定刻起動操作の周期との差である処理余裕時間t
2 を求める。
【0079】S24.該処理余裕時間t2 が該処理時間
1 以上であるネットワーク・エレメント管理機能部が
あるか否か判定する。
【0080】S25.ステップS24で、該処理余裕時
間t2 が該処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部がないと判定した場合(No)には、
その旨運用/保守者に報告して一連の処理を終了する。
【0081】S26.ステップS24で、該処理余裕時
間t2 が該処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部があると判定した場合(Yes)に
は、上記条件を満たすネットワーク・エレメント管理機
能部のうち特定のネットワーク・エレメント管理機能部
を選択する。
【0082】この場合、ステップS23、ステップS2
4及びステップS26の具体的な処理には次の2つがあ
りうる。
【0083】第一は、当該ネットワーク・エレメントを
配下に持たないネットワーク・エレメント管理機能部の
1つについて該処理余裕時間を求め、該処理余裕時間が
該処理時間以上であれば上記ネットワーク・エレメント
管理機能部を選択する方式である。
【0084】第二は、当該ネットワーク・エレメントを
配下に持たないネットワーク・エレメント管理機能部の
全てについて該処理余裕時間を求め、該処理余裕時間が
最も大きいネットワーク・エレメント管理機能部を選択
する方式である。
【0085】S27.組合わせ設定部は、当該ネットワ
ーク・エレメントを接続しているネットワーク・エレメ
ント管理機能部に対して、当該ネットワーク・エレメン
トを切断するように指示する。
【0086】S28.次いで、組合わせ設定部は、選択
されかネットワーク・エレメント管理機能部に対して当
該ネットワーク・エレメントと接続するように指示し
て、一連の処理を終了する。
【0087】尚、ネットワーク・エレメント管理機能部
とネットワーク・エレメントの接続、切断は、例えば、
通常のインタネット・プロトコルによるネットワークに
おけるネットワーク・エレメント同士の接続、切断と同
じ技術を適用すればよい。
【0088】図4は、本発明の第二の実施の形態で、通
信ネットワークも併せて図示している。
【0089】図4において、1及び1aは、通信ネット
ワークの構成管理、障害監視、個々のネットワーク・エ
レメントの装置構成管理に関する処理機能を有するネッ
トワーク管理機能部、2及び2aは、ネットワーク・エ
レメントとの接続の管理とネットワーク・エレメントと
の間で操作要求及び該操作要求の実行結果の通信に関す
る処理機能を有するネットワーク・エレメント管理機能
部、3は、定刻に起動される管理操作を予め登録してお
くスケジュール保存部、4は、定刻になるとスケジュー
ル保存部3に登録されている操作を取り出してネットワ
ーク管理機能部1又は1aを起動する定刻起動タイマ、
5は、ネットワーク・エレメント管理機能部2又は2a
がネットワーク・エレメントに対して要求した操作の履
歴を保存する操作履歴保存部、6は、定刻起動操作の処
理失敗を監視する処理失敗監視部、7は、定刻起動操作
毎に処理失敗回数のしきい値を登録している処理失敗し
きい値テーブル、8は、処理失敗監視部6からの通知に
よって操作履歴保存部5を参照して処理失敗回数がしき
い値を超えたネットワーク・エレメントを新たなネット
ワーク・エレメント管理機能部の配下に接続変更する組
合わせ設定部、9は、ネットワーク・エレメントとネッ
トワーク・エレメント管理機能部の組合わせを予め登録
してある組合わせテーブルで、上記構成要素によって本
発明を適用するネットワーク管理システムが構成され
る。
【0090】更に、10乃至10cは、ネットワーク・
エレメント、11は伝送路で、ネットワーク・エレメン
ト10乃至10c及び伝送路11によって通信ネットワ
ークが構成される。
【0091】ここで、ネットワーク・エレメントの種
類、通信ネットワークの構成、ネットワーク管理システ
ムの構成、ネットワーク・エレメントとの接続関係、及
び、操作履歴保存部5の保存情報は既に行なった説明と
同じである。
【0092】さて、本発明のテリトリ最適化方式の処理
概要は下記の通りである。
【0093】処理失敗監視部6は、操作履歴保存部5の
保存情報を基に、定刻起動操作毎に処理の成功、失敗を
監視しており、処理失敗しきい値テーブル7を参照して
失敗回数がしきい値以上になった定刻起動操作を検出し
た時に組合わせ設定部8にその旨通知する。
【0094】組合わせ設定部8は、処理失敗監視部6か
ら定刻起動操作の失敗がしきい値以上である旨通知を受
けると、操作履歴保存部5を参照して、まず処理が失敗
裏に終了した原因となったネットワーク・エレメントを
抽出する。
【0095】そして、当該ネットワーク・エレメントと
組合わせるべきネットワーク・エレメント管理機能部が
組合わせテーブルに登録されている場合には、登録され
ている組合わせを採用してネットワーク・エレメント管
理機能部とネットワーク・エレメントの接続変更を指示
する。
【0096】一方、当該ネットワーク・エレメントと組
合わせるべきネットワーク・エレメント管理機能部が組
合わせテーブルに登録されていない場合には、図3にて
説明したのと同様に、当該ネットワーク・エレメントに
おける処理時間t1 を求めると共に、操作履歴保存部5
を参照して、当該ネットワーク・エレメントを配下に持
たないネットワーク・エレメント管理機能部の処理時間
と定刻起動の周期との差より当該ネットワーク・エレメ
ントを配下に持たないネットワーク・エレメント管理機
能部の処理余裕時間t2 を求める。そして、該処理余裕
時間t2 が該処理時間t1 以上のネットワーク・エレメ
ント管理機能部を選択して、当該ネットワーク・エレメ
ントを選択したネットワーク・エレメント管理機能部の
配下に接続変更させる。
【0097】図5は、組合わせ設定部の処理手順(その
2)である。以降、図5の符号に沿って説明する。
【0098】S21.組合わせ設定部は、処理失敗監視
部から処理失敗回数がしきい値以上である旨の通知を受
けたか否か判定する。
【0099】処理失敗回数がしきい値以上である旨の通
知を受けなかったと判定した場合(No)には、一旦処
理を終了する。
【0100】S29.ステップS21で、処理失敗回数
がしきい値以上である旨の通知を受けたと判定した場合
(Yes)には、組合わせテーブルに当該ネットワーク
・エレメントと組合わせるべきネットワーク・エレメン
ト管理機能部の登録があるか否か判定する。
【0101】S22.ステップS29で、組合わせテー
ブルに当該ネットワーク・エレメントと組合わせるべき
ネットワーク・エレメント管理機能部の登録がないと判
定した場合(No)には、操作履歴保存部を参照して、
定刻起動操作が失敗裏に終了した原因となったネットワ
ーク・エレメントにおける定刻起動操作の処理時間t 1
を求める。
【0102】S23.次いで、当該ネットワーク・エレ
メントを配下に持たないネットワーク・エレメント管理
機能部について、操作履歴保存部を参照して処理時間を
求め、定刻起動操作の周期との差である処理余裕時間t
2 を求める。
【0103】S24.該処理余裕時間t2 が該処理時間
1 以上であるネットワーク・エレメント管理機能部が
あるか否か判定する。
【0104】S25.ステップS24で、該処理余裕時
間t2 が該処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部がないと判定した場合(No)には、
その旨運用/保守者に報告して一連の処理を終了する。
【0105】S26.ステップS24で、該処理余裕時
間t2 が該処理時間t1 以上であるネットワーク・エレ
メント管理機能部があると判定した場合(Yes)に
は、上記条件を満たすネットワーク・エレメント管理機
能部のうち特定のネットワーク・エレメント管理機能部
を選択する。
【0106】この場合にも、ステップS23、ステップ
S24及びステップS26の具体的な処理には次の2つ
がありうることは図3の場合と同じである。
【0107】S28.次いで、組合わせ設定部は、選択
されかネットワーク・エレメント管理機能部に対して当
該ネットワーク・エレメントと接続するように指示し
て、一連の処理を終了する。
【0108】S30.一方、ステップS29で、組合わ
せテーブルに当該ネットワーク・エレメントと組合わせ
るべきネットワーク・エレメント管理機能部の登録があ
ると判定した場合(Yes)には、組合わせテーブルか
ら当該ネットワーク・エレメントと組合わせるべきネッ
トワーク・エレメント管理機能部を取得する。
【0109】これ以降は、ステップS27、ステップS
28を実行して一連の処理を終了する。
【0110】尚、図5の処理手順では組合わせテーブル
を参照して接続変更するネットワーク・エレメント管理
機能部を取得するのと、操作履歴保存部を参照して失敗
の原因となったネットワーク・エレメントの処理時間と
当該ネットワーク・エレメントを配下に持たないネット
ワーク・エレメント管理機能部の処理余裕時間を求め
て、該処理余裕時間が該処理時間以上のネットワーク・
エレメント管理機能部を選択するのとを併合している
が、両者を全く独立な処理とすることも可能である。
【0111】又、組合わせテーブルから取得したネット
ワーク・エレメント管理機能部について処理余裕時間の
確認を行なってから接続変更を指示することも可能であ
る。
【0112】さて、上記ではネットワーク管理システム
を例にテリトリ最適化方式を説明してきたが、先にも記
載した如く、ネットワーク管理システムは一般的な監視
システムの一実施態様であるので、ネットワーク管理シ
ステムと一般的な監視システムとの対応について付言し
ておきたい。
【0113】まず、「ネットワーク管理システム」は
「監視システム」に置換することができる。
【0114】又、「通信ネットワーク」は一般的には
「監視対象システム」ということができる。
【0115】従って、「通信ネットワークの構成管理、
障害監視、個々の監視対象装置の構成管理に関する処理
機能を有するネットワーク管理機能部」は、「監視対象
システムの構成管理、障害監視、個々の監視対象装置の
構成管理に関する処理機能を有するシステム管理機能
部」ということができる。
【0116】同様に、「ネットワーク・エレメントとの
接続の管理とネットワーク・エレメントとの間で行なう
操作要求及び該操作要求の実行結果の通信に関する処理
機能を有するネットワーク・エレメント管理機能部」
は、「監視対象装置との接続の管理と監視対象装置との
間で行なう操作要求及び該操作要求の実行結果の通信に
関する処理機能を有する装置管理機能部」ということが
できる。
【0117】上記により、ネットワーク管理システムを
例に説明した本発明の技術が一般的な監視システムに適
用できる技術であることが明確になった。
【0118】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、定
刻起動操作の処理応答時間の監視により監視システムに
おける監視テリトリの最適化を図ることができ、定刻起
動操作に失敗しないようにすることができる。
【0119】第一の発明によれば、定刻起動操作の失敗
回数が所定しきい値以上の場合に、定刻起動操作の操作
履歴を参照して定刻起動操作が失敗であった監視対象装
置の処理時間t1 を求めることができ、当該監視対象装
置を配下に持つ装置管理機能部以外の装置管理機能部の
処理時間と定刻起動操作の周期との差である処理余裕時
間t2 を求めることができる。そして、処理余裕時間t
2 が処理時間t1 以上である装置管理機能部を選択し
て、当該監視対象装置を当該装置管理機能部の配下に接
続変更すれば、当該装置管理機能部は当該監視対象装置
を含めた処理を行なうことができるので、当該監視対象
装置と当該装置管理機能部の組合わせによれば、定刻起
動操作を失敗することがなくなる。
【0120】第二の発明によれば、特定の監視対象装置
における定刻起動操作の失敗回数が所定しきい値以上の
場合に、監視対象装置と装置管理機能部の組合わせを予
め設定したテーブルから、当該監視対象装置と組合わせ
るべき装置管理機能部を取得する。該テーブルに監視対
象装置と装置管理機能部の組合わせを予め登録する時に
は、処理余裕時間が大きい装置管理機能部を予め選択し
て設定することができるので、当該監視対象装置を取得
した装置管理機能部の配下に接続変更すれば、当該監視
対象装置と取得した装置管理機能部の組合わせによれ
ば、定刻起動操作を失敗することがなくなり、しかも、
接続変更に要する時間を短縮することができる。
【0121】第三の発明によれば、該テーブルに当該監
視対象装置を組合わせるべき装置管理機能部の登録があ
る時には、当該監視対象装置を登録されている装置管理
機能部の配下に接続変更すれば、当該監視対象装置と取
得した装置管理機能部の組合わせによれば、定刻起動操
作を失敗することがなくなり、しかも、接続変更に要す
る時間を短縮することができる。
【0122】又、該テーブルに当該監視対象装置を組合
わせるべき装置管理機能部の登録がない時には、当該監
視対象装置の処理時間t1 と、当該監視対象装置を配下
に持つ装置管理機能部以外の装置管理機能部における処
理余裕時間t2 とを求め、該処理余裕時間t2 が該処理
時間t1 以上である装置管理機能部を選択し、当該監視
対象装置を当該装置管理機能部の配下に接続変更すれ
ば、定刻起動操作を失敗することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態。
【図2】 処理失敗監視部の処理手順。
【図3】 組合わせ設定部の処理手順(その1)。
【図4】 本発明の第二の実施の形態。
【図5】 組合わせ設定部の処理手順(その2)。
【図6】 従来のネットワーク管理システムの構成。
【図7】 定刻起動操作実行の手順。
【符号の説明】
1、1a ネットワーク管理機能部 2、2a ネットワーク・エレメント管理機能部 3 スケジュール保存部 4 定刻起動タイマ 5 操作履歴保存部 6 処理失敗監視部 7 処理失敗しきい値テーブル 8 組合わせ設定部 9 組合わせテーブル 10、10a、10b、10c ネットワーク・エレメ
ント 11 伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA31 GB02 JA35 JB14 KA12 KA13 KB04 KB11 KB14 KC59 MB01 MB04 5C087 CC22 CC60 EE08 5K030 GA11 HD06 KX30 LD18 MA01 MD07 5K042 AA08 DA32 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視システムの構成管理、障害監視、個
    々の監視対象装置の構成管理に関する処理機能を有する
    システム管理機能部、監視対象装置との接続の管理と監
    視対象装置との間で行なう操作要求及び該操作要求の実
    行結果の通信に関する処理機能を有する装置管理機能部
    を備え、定刻に所定操作を起動させて監視情報を収集/
    処理すると共に、定刻起動操作の操作履歴を保存する監
    視システムにおけるテリトリ最適化方式であって、 特定の監視対象装置における定刻起動操作の失敗回数が
    所定しきい値以上の場合に、 定刻起動操作が失敗であった監視対象装置の処理時間t
    1 と、当該監視対象装置を配下に持つ装置管理機能部以
    外の装置管理機能部における処理余裕時間t2とを求
    め、 該処理余裕時間t2 が該処理時間t1 以上である装置管
    理機能部を選択し、当該監視対象装置を当該装置管理機
    能部の配下に接続変更することを特徴とする監視システ
    ムにおけるテリトリ最適化方式。
  2. 【請求項2】 監視システムの構成管理、障害監視、個
    々の監視対象装置の構成管理に関する処理機能を有する
    システム管理機能部、監視対象装置との接続の管理と監
    視対象装置との間で行なう操作要求及び該操作要求の実
    行結果の通信に関する処理機能を有する装置管理機能部
    を備え、定刻に所定操作を起動させて監視情報を収集/
    処理すると共に、定刻起動操作の操作履歴を保存する監
    視システムにおけるテリトリ最適化方式であって、 特定の監視対象装置における定刻起動操作の失敗回数が
    所定しきい値以上の場合に、 監視対象装置と装置管理機能部の組合わせを予め設定し
    たテーブルから、当該監視対象装置と組合わせるべき装
    置管理機能部を取得し、 当該監視対象装置を取得した装置管理機能部の配下に接
    続変更することを特徴とする監視システムにおけるテリ
    トリ最適化方式。
  3. 【請求項3】 監視システムの構成管理、障害監視、個
    々の監視対象装置の構成管理に関する処理機能を有する
    システム管理機能部、監視対象装置との接続の管理と監
    視対象装置との間で行なう操作要求及び該操作要求の実
    行結果の通信に関する処理機能を有する装置管理機能部
    を備え、定刻に所定操作を起動させて監視情報を収集/
    処理すると共に、定刻起動操作の操作履歴を保存する監
    視システムにおけるテリトリ最適化方式であって、 特定の監視対象装置における定刻起動操作の失敗回数が
    所定しきい値以上の場合に、 請求項2記載の上記テーブルに当該監視対象装置を組合
    わせるべき装置管理機能部の登録がある時には、該テー
    ブルから当該監視対象装置と組合わせるべき装置管理機
    能部を取得し、当該監視対象装置を取得した装置管理機
    能部の配下に接続変更し、 該テーブルに当該監視対象装置を組合わせるべき装置管
    理機能部の登録がない時には、当該監視対象装置の処理
    時間t1 と、当該監視対象装置を配下に持つ装置管理機
    能部以外の装置管理機能部における処理余裕時間t2
    を求め、該処理余裕時間t2 が該処理時間t1 以上であ
    る装置管理機能部を選択し、当該監視対象装置を当該装
    置管理機能部の配下に接続変更することを特徴とする監
    視システムにおけるテリトリ最適化方式。
JP2001013991A 2001-01-23 2001-01-23 監視システムにおけるテリトリ最適化方式 Expired - Fee Related JP4706106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001013991A JP4706106B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 監視システムにおけるテリトリ最適化方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001013991A JP4706106B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 監視システムにおけるテリトリ最適化方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002216279A true JP2002216279A (ja) 2002-08-02
JP4706106B2 JP4706106B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=18880741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001013991A Expired - Fee Related JP4706106B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 監視システムにおけるテリトリ最適化方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4706106B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083972A1 (en) * 2006-01-23 2007-07-26 Lg Electronics Inc. Performing scheduled device management
JP2009098757A (ja) * 2007-10-13 2009-05-07 King Tsushin Kogyo Kk セキュリティ監視制御システム
US8490100B2 (en) 2006-01-23 2013-07-16 Lg Electronics Inc. Terminal and method for performing device management scheduled based on threshold
US9021488B2 (en) 2006-01-25 2015-04-28 Lg Electronics Inc. Device management scheduling based on trap mechanism

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000011283A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Hitachi Building Systems Co Ltd 遠隔監視システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000011283A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Hitachi Building Systems Co Ltd 遠隔監視システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083972A1 (en) * 2006-01-23 2007-07-26 Lg Electronics Inc. Performing scheduled device management
US8490100B2 (en) 2006-01-23 2013-07-16 Lg Electronics Inc. Terminal and method for performing device management scheduled based on threshold
US9021488B2 (en) 2006-01-25 2015-04-28 Lg Electronics Inc. Device management scheduling based on trap mechanism
US9385916B2 (en) 2006-01-25 2016-07-05 Lg Electronics Inc. Device management scheduling based on trap mechanism
JP2009098757A (ja) * 2007-10-13 2009-05-07 King Tsushin Kogyo Kk セキュリティ監視制御システム
JP4608532B2 (ja) * 2007-10-13 2011-01-12 キング通信工業株式会社 セキュリティ監視制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4706106B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3554472B2 (ja) 分散コンピュータ環境におけるプロセッサ・ドメインのメンバー管理方法及び装置
CN100388218C (zh) 一种在服务器之间实现备份的方法
CN110417600B (zh) 分布式系统的节点切换方法、装置及计算机存储介质
JP2008210148A (ja) 障害対応システム及び障害対応方法
WO2012065435A1 (zh) 一种传送网中的路径回切方法及装置
CN110618864A (zh) 一种中断任务恢复方法及装置
CN104901834A (zh) 一种网络服务器自动切换的方法及系统
CN101047564A (zh) 网络通信设备平台及在其上实现高可靠性的方法
US8775869B2 (en) Device and method for coordinating automatic protection switching operation and recovery operation
CN110661705B (zh) 一种硬件网络交换引擎和网络故障处理系统及方法
CN101742254A (zh) 视频监控系统信息的备份方法和中心平台服务器
CN107257496A (zh) 一种直播的控制方法、装置及移动终端
JP2002216279A (ja) 監視システムにおけるテリトリ最適化方式
CN103299584A (zh) 用于在暂时性失去连接之后优化网络性能的方法
CN112787918A (zh) 一种基于服务路由树的数据中心寻址与主备切换方法
CN112099990A (zh) 一种容灾备份方法、装置、设备及机器可读存储介质
JP2003076623A (ja) ネットワークシステム、サーバ装置及び通信端末並びにサーバ切り替え方法
JP2004062441A (ja) サービス管理システム、サービス管理方法、サーバ管理装置、通信端末及びサーバ装置
CN114422335A (zh) 通信方法、装置、服务器及存储介质
KR100832890B1 (ko) 정보통신 시스템의 프로세스 장애 감시방법 및 복구방법
US20120230207A1 (en) Early detection of loss of continuity in a maintenance association
JP3266904B2 (ja) 静的接続型ネットワークにおける監視システム
JP3232393B2 (ja) 分散処理システムのモジュール運転状態制御方法
CN113778744A (zh) 任务处理方法、设备、系统以及存储介质
KR100566610B1 (ko) 자동화 재해 복구 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040610

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040610

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110228

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees