JP2002216003A - 広告支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用しつつ広告効果の大きい
広告支援システムを提供する。 【解決手段】 商品「○×○×」の広告のための看板５
０には数字等によって構成される識別コードが記載され
ている。変換サイト１０の変換サーバ１１には、その識
別コードと商品「○×○×」に関するより詳細な広告を
含む販売促進ページのページアドレス（ＵＲＬ）とを相
互に対応させた変換テーブルを保存しておく。ユーザが
携帯電話４０をインターネット１を介して変換サーバ１
１に接続し、看板５０に記載された識別コードを入力す
ると、変換サーバ１１がその識別コードに基づいて変換
テーブルの検索を行い上記ページアドレスを取得する。
そして、携帯電話４０のリンク先が当該ページアドレス
に設定され、コンテンツサーバ２１内の販売促進ページ
が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワーク経由にて商品の販売促進またはサービス
の提供促進を支援する広告支援システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】今日、消費者のニーズの多様化に伴い、
市場では様々な商品が販売され、種々のサービス提供が
行われている。商品を販売またはサービスを提供する者
にとって、自らの販路を拡大し、売り上げを伸ばすこと
は終局の目標であり、そのために種々のメディア（媒
体）を用いた広告を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り存在する雑誌、新聞、チラシ、看板等の活字広告媒体
では広告掲載スペースに限りがあり、またラジオやテレ
ビ等の電波広告媒体では放送時間に限りがあり、必ずし
も広告主が自らの製品等を十分にアピールできるもので
はなかった。

【０００４】一方、近年においてはインターネットの普
及に伴い、ネット上に自社製品の広告ページを開設する
ことも一般的になってきている。インターネット上の広
告ページであれば自社製品をアピールするのに十分な情
報量を掲載できる上に、ユーザがいつでもどこからでも
アクセスして閲覧することができるというメリットがあ
る。

【０００５】しかし、インターネット上の広告ページを
閲覧するためにはユーザがブラウザにおいてそのページ
のＵＲＬ(Uniform Resource Locator)を入力する必要が
ある。通常ＵＲＬは長いアルファベットの文字列であ
り、特に階層構造の末端ページのＵＲＬは非常に長い文
字列となる。このような長い文字列の入力はユーザのア
クセス意欲を低下させるものであり、特に文字入力に煩
雑な操作を必要とする携帯電話を利用している場合に
は、広告ページへのアクセスに対する大きな障害とな
る。このような事情により、インターネット上の広告ペ
ージの広告効果が大幅に低下するという問題が生じてい
たのである。

【０００６】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ネットワークを利用しつつ広告効果の大きい広
告支援システムを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１の発明は、ネットワーク経由にて商品の販
売促進を支援する広告支援システムであって、前記ネッ
トワーク上における商品についての販売促進ページのペ
ージアドレスと前記商品についての販売促進媒体に記載
された識別コードとを相互に対応させたテーブルを保持
するテーブル保持手段と、前記ネットワークに結合され
た携帯電話を介して指定された識別コードに対応する販
売促進ページのページアドレスを、前記テーブルを検索
することによって取得する検索手段と、取得された前記
ページアドレスを前記携帯電話のアクセス要求先として
提示するアドレス提示手段と、を備える。

【０００８】また、請求項２の発明は、請求項１の発明
に係る広告支援システムにおいて、前記販売促進ページ
を介してユーザから入力された前記商品についての所定
の入力信号を受け付ける受付手段をさらに備える。

【０００９】また、請求項３の発明は、請求項１または
請求項２の発明に係る広告支援システムにおいて、前記
販売促進ページに商品の広告をコンテンツとして含ませ
ている。

【００１０】また、請求項４の発明は、請求項１または
請求項２の発明に係る広告支援システムにおいて、前記
商品を書籍とし、前記販売促進ページに書籍の内容の一
部をコンテンツとして含ませている。

【００１１】また、請求項５の発明は、請求項１または
請求項２の発明に係る広告支援システムにおいて、前記
商品を音楽を録音した録音媒体とし、前記販売促進ペー
ジに音楽データの一部をコンテンツとして含ませてい
る。

【００１２】また、請求項６の発明は、請求項１から請
求項５のいずれかの発明に係る広告支援システムにおい
て、前記販売促進ページのページアドレスに異なる複数
の識別コードを対応付け、前記複数の識別コードのそれ
ぞれを異なる販売促進媒体に記載し、前記複数の識別コ
ードのそれぞれについての指定状況情報を取得する指定
状況情報取得手段をさらに備える。

【００１３】また、請求項７の発明は、ネットワーク経
由にてサービスの提供促進を支援する広告支援システム
であって、前記ネットワーク上におけるサービスについ
ての提供促進ページのページアドレスと前記サービスに
ついての提供促進媒体に記載された識別コードとを相互
に対応させたテーブルを保持するテーブル保持手段と、
前記ネットワークに結合された携帯電話を介して指定さ
れた識別コードに対応する提供促進ページのページアド
レスを、前記テーブルを検索することによって取得する
検索手段と、取得された前記ページアドレスを前記携帯
電話のアクセス要求先として提示するアドレス提示手段
と、を備える。

【００１４】また、請求項８の発明は、請求項７の発明
に係る広告支援システムにおいて、前記提供促進ページ
を介してユーザから入力された前記サービスについての
所定の入力信号を受け付ける受付手段をさらに備える。

【００１５】また、請求項９の発明は、請求項７または
請求項８の発明に係る広告支援システムにおいて、前記
提供促進ページにサービスの広告をコンテンツとして含
ませている。

【００１６】また、請求項１０の発明は、請求項７また
は請求項８の発明に係る広告支援システムにおいて、前
記サービスを映画上映とし、前記提供促進ページに映画
についての評論をコンテンツとして含ませている。

【００１７】また、請求項１１の発明は、請求項７から
請求項１０のいずれかの発明に係る広告支援システムに
おいて、前記提供促進ページのページアドレスに異なる
複数の識別コードが対応付け、前記複数の識別コードの
それぞれを異なる提供促進媒体に記載し、前記複数の識
別コードのそれぞれについての指定状況情報を取得する
指定状況情報取得手段をさらに備える。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。

【００１９】＜１．システム構成＞図１は、本発明に係
る広告支援システムのシステム構成の一例を示す図であ
る。以下に説明する広告支援システムは、インターネッ
ト１を介して商品の販売促進支援およびサービスの提供
促進支援を行うためシステムである。

【００２０】周知のように、インターネットは、インタ
ーネット・プロトコルに基づくネットワークの総称であ
り、本実施形態においてはこのインターネット１を介し
て広告支援システムを構築している。本発明に係る広告
支援システムは、インターネット１経由にて変換サイト
１０と、コンテンツサイト２０と、携帯電話４０と、を
接続している。図２は、図１の広告支援システムの各構
成要素を示す図である。

【００２１】携帯電話４０は、液晶の表示部４１と入力
ボタンによって構成される入力部４２とを備えている。
また、携帯電話４０は、インターネット１に接続可能な
機能を有するとともにブラウザを搭載しており、入力部
４２から入力された内容をインターネット１を介して種
々のサイトに送信することができ、またインターネット
１上のウェブコンテンツを受信して表示部４１に表示す
ることができる。

【００２２】本実施形態において、携帯電話４０はイン
ターネット１に結合される情報端末としての役割を担っ
ているものである。ユーザは、携帯電話４０を用いて看
板５０等に記載された識別コードを指定・入力し、当該
識別コードをインターネット１を介して変換サイト１０
に送ることができるとともに、コンテンツサイト２０か
ら販売促進ページおよび提供促進ページ（以下、販売促
進ページ等とする）のウェブコンテンツをインターネッ
ト１を介して受け取ることができる。なお、インターネ
ット１に結合される情報端末としては上記の携帯電話４
０に限定されるものではなく、少なくともインターネッ
ト１に接続できる機能を有して所定のブラウザを搭載
し、識別コード等を入力できる入力部とウェブコンテン
ツを表示できる表示部とを備えたものであれば良く、例
えば携帯電話以外のＰＤＡ（Personal Digital Assista
nnt；携帯情報端末）やパーソナルコンピュータや家庭
用テレビゲーム機とテレビ受像器との組み合わせ等を使
用するようにしても良い。

【００２３】変換サイト１０は、変換サーバ１１によっ
て構成されている。変換サーバ１１はインターネット１
に接続された１つのサーバであり、コンピュータを用い
て構成されている。変換サーバ１１は、検索部１３と接
続リンク部１４とアクセス計数部１５と磁気ディスク１
２とを備えている。これらのうち検索部１３、接続リン
ク部１４およびアクセス計数部１５は、コード変換のた
めの処理ソフトウェアに基づいて変換サーバ１１内のコ
ンピュータが実現する処理部である。また、磁気ディス
ク１２には後述する変換テーブル等が格納されており、
変換サーバ１１はこの変換テーブルに基づいて識別コー
ドをＵＲＬに変換する。

【００２４】コンテンツサイト２０は、コンテンツサー
バ２１によって構成されている。コンテンツサーバ２１
もインターネット１に接続された１つのサーバであり、
コンピュータを用いて構成されている。コンテンツサー
バ２１は、データ送信部２３とアンケート受付部２４と
受注処理部２５と磁気ディスク２２とを備えている。こ
れらのうちデータ送信部２３、アンケート受付部２４お
よび受注処理部２５は、ウェブコンテンツたるページを
公開するための処理ソフトウェアに基づいてコンテンツ
サーバ２１内のコンピュータが実現する処理部である。
また、磁気ディスク２２には例えばＨＴＭＬ(Hypertext
Markup Language)などのページ記述言語で記述された
販売促進ページ等のコンテンツデータがウェブコンテン
ツとして記憶されている。なお、変換サーバ１１および
コンテンツサーバ２１において行われる処理内容の詳細
についてはさらに後述する。

【００２５】本実施形態では、変換サーバ１１およびコ
ンテンツサーバ２１をそれぞれ異なるサイト内に設ける
ようにしていたが、これらを共通のサイト内に設けるよ
うにしても良い。また、インターネット１に接続される
コンテンツサーバ２１は１つに限定されるものではな
く、複数であっても良いことは勿論であり、図２ではそ
れぞれ商品の販売促進ページおよびサービスの提供促進
ページを公開する２つのコンテンツサーバ２１を設けて
いる。

【００２６】なお、本実施形態においては、磁気ディス
ク１２がテーブル保持手段に、検索部１３が検索手段
に、接続リンク部１４がアドレス提示手段に、アクセス
計数部１５が指定状況情報取得手段に、アンケート受付
部２４および受注処理部２５が受付手段にそれぞれ相当
する。

【００２７】＜２．広告支援内容＞次に、上記の構成を
有する広告支援システムにおいて実行される広告支援内
容について説明する。ここでは、商品「○×○×」の広
告を支援する場合を例として説明する。まず、広告支援
処理に先だって予め識別コードと販売促進ページ等のペ
ージアドレス（ＵＲＬ）とを相互に対応させた変換テー
ブルを構築しておく。

【００２８】広告支援の対象となる商品やサービスにつ
いては、それら商品やサービスごとにインターネット１
上の販売促進ページ等が設けられている。当該販売促進
ページ等のそれぞれには、対応する商品やサービスにつ
いての広告および種々の情報（例えば、品質、素材、生
産者に関する情報、開発秘話等）が掲載されている。販
売促進ページ等は、広告支援の対象となる商品やサービ
スの数に応じて複数存在しており、これら複数の販売促
進ページ等はコンテンツサイト２０のコンテンツサーバ
２１（厳密には磁気ディスク２２）にウェブコンテンツ
として保持されている。

【００２９】販売促進ページ等もインターネット１上の
ホームページの一種であり、コンテンツサーバ２１に保
持された各販売促進ページ等に対しては、インターネッ
ト１を経由してアクセスすることが当然に可能である。
各販売促進ページ等にはインターネット上のページアド
レスたるＵＲＬ（例えば、http://web.aaaaaa.htm）が
割り当てられており、通常、各販売促進ページ等に対す
るアクセスはこのＵＲＬを指定することによって行われ
る。

【００３０】本実施形態では、インターネット１上の複
数の販売促進ページ等のそれぞれのＵＲＬに対して１つ
または２以上の識別コードを対応させることによって変
換テーブルを構築している。図３は、変換テーブルの一
例を示す図である。同図に示すように、複数のＵＲＬの
それぞれに対して１つまたは２以上の識別コードが対応
づけられており、例えば商品「○×○×」についての販
売促進ページのＵＲＬ「http://web.bbbbbb.htm」に
は、３つの識別コード「３２３６４１」、「３２３６４
２」、「３２３６４３」が付与され、ある映画上映につ
いての提供促進ページのＵＲＬ「http://web.eeeeee.ht
m」には識別コード「３２３６４６」が付与されてい
る。

【００３１】構築された図３に示す如き変換テーブル
は、変換サーバ１１内のテーブル保持手段たる磁気ディ
スク１２に格納・保持される。なお、販売促進ページ等
のＵＲＬに対応させる識別コードは、図３に示すように
数字のみの組み合わせであっても良いし、数字と記号と
の組み合わせ（例えば、＃１２３４５やＡ５４３２等）
であっても良い。

【００３２】次に、構築した変換テーブルに基づいて、
広告対象となる商品またはサービスについての販売促進
媒体または提供促進媒体に当該対象商品またはサービス
についての識別コードを記載する。すなわち、上記構築
した変換テーブル内の所定のＵＲＬに位置する販売促進
ページ等に登録されている商品またはサービスについて
の販売促進媒体または提供促進媒体に、変換テーブルに
おいてそのＵＲＬに対応する識別コードを記載するので
ある。なお、「販売促進媒体」および「提供促進媒体」
は、商品またはサービスについての広告媒体であって、
雑誌、新聞、チラシ、看板等の活字広告媒体とラジオや
テレビ等の電波広告媒体との双方を含むものである。

【００３３】図４は、看板に識別コードが記載された様
子を示す図である。この看板５０は、例えば駅等に設置
されている通常のものである。看板５０には、商品名５
１として「○×○×」が記載されるとともに、その簡単
な商品紹介５２、販売者の電話番号５３および商品「○
×○×」についての識別コード５４が記載される。ここ
では商品「○×○×」についての識別コード５４として
「３２３６４１」が記載されている。すなわち、ＵＲＬ
「http://web.bbbbbb.htm」に位置する販売促進ページ
に登録されている商品「○×○×」を掲載した看板５０
に、変換テーブルにおいてＵＲＬ「http://web.bbbbbb.
htm」に対応する識別コードのうち「３２３６４１」が
記載されるのである。

【００３４】なお、先に商品の販売促進媒体に任意の識
別コードを記載し、その識別コードと当該商品について
の販売促進ページが位置するＵＲＬとを対応させた変換
テーブルを作成するようにしても良い。

【００３５】次に、駅等にて看板５０を見て商品「○×
○×」に興味を持ったユーザがその識別コード「３２３
６４１」を認識する。そして、そのユーザは自分の携帯
電話４０をインターネット１を介して変換サイト１０に
接続し、携帯電話４０の入力部４２から識別コード「３
２３６４１」を入力する。より具体的には変換サイト１
０が保持する検索ページを所定のブラウザによって携帯
電話４０の表示部４１に表示させ、その検索ページから
識別コード「３２３６４１」を入力する。検索ページは
変換サーバ１１内の磁気ディスク１２に格納されたコン
テンツの１つであり、識別コードの入力フォームや検索
実行オブジェクトなどを含むコンテンツである。これに
より識別コード「３２３６４１」はインターネット１を
経由して変換サイト１０の変換サーバ１１に伝達され
る。

【００３６】変換サーバ１１の検索部１３は、伝達され
た識別コードに対応するページアドレスの検索を行う。
具体的には、検索部１３は、磁気ディスク１２に格納さ
れている変換テーブルを検索することによってユーザが
指定・入力した識別コードに対応するＵＲＬを取得する
のである。例えば、ユーザが識別コード「３２３６４
１」を指定・入力したとすると、検索部１３は図３の変
換テーブルを検索し、識別コード「３２３６４１」に対
応するＵＲＬ「http://web.bbbbbb.htm」を取得する。
換言すれば、検索部１３は、ユーザが入力した識別コー
ドを対応するＵＲＬに変換しているのである。

【００３７】次に、検索部１３が取得したＵＲＬを接続
リンク部１４が携帯電話４０のアクセス要求先として提
示し、当該ＵＲＬに位置する販売促進ページを保持する
コンテンツサーバ２１にインターネット１を介して携帯
電話４０を接続させる。例えば、検索部１３がＵＲＬ
「http://web.bbbbbb.htm」を取得したとすると、接続
リンク部１４が携帯電話４０をＵＲＬ「http://web.bbb
bbb.htm」にアクセスさせるのである。既述したよう
に、ＵＲＬ「http://web.bbbbbb.htm」に位置するウェ
ブコンテンツは商品「○×○×」についての販売促進ペ
ージであり、携帯電話４０は当該販売促進ページを保持
するコンテンツサーバ２１に接続されることとなる。

【００３８】一方、アクセス要求を受けたコンテンツサ
ーバ２１のデータ送信部２３は、磁気ディスク２２に保
持されたＵＲＬ「http://web.bbbbbb.htm」に位置する
ウェブコンテンツ、すなわち商品「○×○×」について
の広告を含む販売促進ページをインターネット１を介し
て携帯電話４０に送信する。そして、これを受信した携
帯電話４０のブラウザによってその表示部４１に商品
「○×○×」についての販売促進ページが表示される。

【００３９】図５は、販売促進ページの一例を示す図で
ある。この販売促進ページ６０は、商品「○×○×」に
ついての販売促進ページであり、商品名６１、「○×○
×」の広告としての商品説明６２が記載されている他、
製品紹介ボタン６３、アンケートボタン６４および注文
ボタン６５が設けられている。ユーザは、販売促進ペー
ジ６０に記載された商品説明６２を見ることによって看
板５０を見ただけでは分からない商品「○×○×」につ
いての情報を得ることができ、より詳細な商品情報を知
りたいユーザは製品紹介ボタン６３を選択することによ
って携帯電話４０に商品「○×○×」についての製品紹
介ページを表示させることができる。すなわち、販売促
進ページ６０は、看板５０の内容よりも詳細な広告内容
を含むものである。なお、製品紹介ページは、磁気ディ
スク２２に保持されたウェブコンテンツの１つであり、
商品「○×○×」についての詳しい説明を掲載したペー
ジである。

【００４０】そして、商品「○×○×」について購入意
志を持ったユーザは注文ボタン６５を選択することによ
って携帯電話４０に商品「○×○×」の発注ページを表
示させることができる。当該発注ページも磁気ディスク
２２に保持されたウェブコンテンツの１つであり、商品
「○×○×」についての発注フォームを含むページであ
る。ユーザによって発注ページから入力された発注信号
はコンテンツサーバ２１の受注処理部２５によって受け
付けられ、例えば入金確認、発送手続き等の受注処理が
行われる。

【００４１】以上のようにすれば、看板５０を見て商品
「○×○×」について興味を持ったユーザに携帯電話４
０から販売促進ページにアクセスしてもらうことによ
り、商品「○×○×」についての十分な広告効果を得る
ことができる。すなわち、看板５０は駅や公園等の人通
りの多い場所に設置するとともに、その商品紹介５２と
してはキャッチコピーのような簡単かつ目立つ宣伝文句
や意匠を掲載することにより、ユーザに商品「○×○
×」についての興味を起こさせる。そして、商品「○×
○×」についての興味を持ったユーザが看板５０に記載
された識別コードを利用して携帯電話４０から販売促進
ページにアクセスする。販売促進ページ６０には商品
「○×○×」についてのより詳細な情報や宣伝内容等の
広告を掲載しておくことにより、広告主がユーザに自ら
の製品等を十分にアピールすることができるのである。

【００４２】これをさらに敷衍すると、本実施形態の広
告支援システムは、人目に付きやすく容易に商品につい
て興味を起こさせることができるものの表示スペースの
限られた看板５０等の従来型屋外メディアと、十分な情
報量を掲載することができるもののアクセスに手間のか
かるインターネット広告との双方の利点を組み合わせた
ものであり、看板５０等の従来型屋外メディアにインタ
ーネット広告のためのバナー広告的役割を担わせている
のである。

【００４３】ここで重要なことは、看板５０に販売促進
ページのＵＲＬをそのまま掲載するのではなく、識別コ
ードを記載している点である。看板５０に販売促進ペー
ジのＵＲＬをそのまま掲載した場合は、ユーザがＵＲＬ
の長い文字列を入力するという煩雑な作業を行わなけれ
ばならない。特に、屋外において看板５０を見ながらユ
ーザが携帯電話４０から煩雑なＵＲＬ入力を行うという
ことは通常あり得ず、このことが従来型屋外メディアと
インターネット広告とを結びつける障害となる。

【００４４】この点につき、本実施形態のようにすれ
ば、ユーザは数桁の数字である識別コードを入力すれば
良いので、たとえ屋外であっても容易に行うことがで
き、インターネット広告へのアクセス意欲を大幅に低下
させることはない。つまり、識別コードを利用すること
によって従来型屋外メディアとインターネット広告とを
結びつける障害を取り除き、インターネットを利用しつ
つ広告効果の大きい広告支援システムを実現しているの
である。

【００４５】また、図５に示したように、販売促進ペー
ジ６０にはアンケートボタン６４が設けられており、ユ
ーザがアンケートボタン６４を選択すると携帯電話４０
に商品「○×○×」についてのアンケートページが表示
される。アンケートページも磁気ディスク２２に保持さ
れたウェブコンテンツの１つであり、商品「○×○×」
についてのアンケートフォームを含むページである。ユ
ーザはこのアンケートページから商品「○×○×」につ
いてのアンケートに答えたり質問事項を入力することが
できる。アンケートページから入力されたアンケート信
号はコンテンツサーバ２１のアンケート受付部２４によ
って受け付けられ、広告主に送られることとなる。

【００４６】このようなアンケートは、自社製品につい
ての顧客の評価および要望を調査する上で重要なもので
あり、従来は製品カタログ等に折り込まれたアンケート
葉書を利用して行われていたのであるが、本実施形態の
ように識別コードを入力するだけで表示される販売促進
ページ６０からアンケートを行えるようにすると、葉書
等のスペースおよび費用を削減することができる。

【００４７】ところで、図３に示したように、磁気ディ
スク１２に格納されている変換テーブルにおいて商品
「○×○×」についての販売促進ページのＵＲＬ「htt
p://web.bbbbbb.htm」には、３つの識別コード「３２３
６４１」、「３２３６４２」、「３２３６４３」が対応
付けられている。本実施形態では、これら３つの識別コ
ードのそれぞれを異なる販売促進媒体に記載している。
図６は、あるＵＲＬに対応付けられた異なる識別コード
のそれぞれを異なる販売促進媒体に記載した例を示す図
である。

【００４８】既述したように駅３１には、商品「○×○
×」についての販売促進ページのＵＲＬ「http://web.b
bbbbb.htm」に対応付けられた３つの識別コードのうち
「３２３６４１」を記載した看板５０を設置している。
また、オフィスビル３２には３つの識別コードのうち
「３２３６４３」を記載した看板３５を設置している。
さらに、公園３３には３つの識別コードのうち「３２３
６４２」を記載した看板３６を設置している。これによ
り、例えば、オフィスビル３２にて看板３５を見たユー
ザは携帯電話４０をインターネット１を介して変換サイ
ト１０に接続し、その入力部４２から識別コード「３２
３６４３」を入力する。同様に、公園３３にて看板３６
を見たユーザは携帯電話４０から識別コード「３２３６
４２」を入力する。

【００４９】３つの識別コード「３２３６４１」、「３
２３６４２」、「３２３６４３」のいずれを入力したと
しても図３の変換テーブルにおいてそれらに対応するＵ
ＲＬは「http://web.bbbbbb.htm」であり、携帯電話４
０の表示部４１には商品「○×○×」についての販売促
進ページ６０が表示されることとなる。ここで、本実施
形態では、変換サーバ１１のアクセス計数部１５が３つ
の識別コードのそれぞれについての指定状況情報を取得
する。より具体的には、アクセス計数部１５が３つの識
別コード「３２３６４１」、「３２３６４２」、「３２
３６４３」のそれぞれについて入力された回数を計数す
る。

【００５０】このようにすれば、駅３１、オフィスビル
３２、公園３３に設置された看板５０，３５，３６に記
載された識別コードのそれぞれによる販売促進ページ６
０へのアクセス回数を計数することができる。その結
果、看板を設置した地点ごとに広告効果の大きさをリサ
ーチすることができるのである。広告主は、例えば、そ
のリサーチ結果に基づいて新たな看板設置場所または廃
止する看板設置場所を決定することができる。

【００５１】＜３．変形例＞以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態においては、販売
促進ページ６０に商品「○×○×」の広告をコンテンツ
として含ませるようにしていたが、販売促進ページ６０
のコンテンツは商品広告に限定されるものではなく、商
品が書籍である場合には、販売促進ページに書籍の内容
の一部をコンテンツとして含ませるようにしても良い。

【００５２】例えば、ある雑誌についての販売促進媒体
たる吊り広告に記事の見出しと識別コードとを関連付け
て掲載しておく。図７は、吊り広告７０に記事の見出し
と識別コードとを関連付けて掲載した例を示す図であ
る。電車の車内等に設けられた吊り広告７０に雑誌の記
事の見出し「△△の秘密」と識別コード「３２３６４
５」とが関連付けられて掲載されている。これを見て
「△△の秘密」に興味を持ったユーザは携帯電話４０を
インターネット１を介して変換サイト１０に接続し、携
帯電話４０の入力部４２から識別コード「３２３６４
５」を入力する。すると上記と同様の手順を経て、図３
の変換テーブルにおいて識別コード「３２３６４５」に
対応するＵＲＬ「http://web.bbbbbb.htm」に位置する
ウェブコンテンツたる雑誌についての販売促進ページ８
０が携帯電話４０に表示されることとなる。

【００５３】図８は、書籍についての販売促進ページの
一例を示す図である。この販売促進ページ８０には、雑
誌の記事の見出し８１および当該記事の導入部分８２が
記載されている他、ダウンロードボタン８３が設けられ
ている。記事の導入部分８２は、雑誌の内容の一部であ
り、これを読んでさらに続きを読みたいユーザはダウン
ロードボタン８３を選択することにより雑誌の記事「△
△の秘密」についての全体をダウンロードすることがで
きる。なお、このダウンロードについては別途課金する
ようにすれば良い。

【００５４】また、商品が音楽を録音した録音媒体（例
えば音楽ＣＤ）である場合には、販売促進ページにその
音楽の音楽データの一部をコンテンツとして含ませるよ
うにしても良い。ユーザは、携帯電話４０から識別コー
ドを入力することによって、当該音楽の一部（例えばイ
ントロ部分）を聞くことができる。商品が書籍である場
合も音楽の録音媒体である場合も、識別コード入力によ
ってその一部をユーザに呈示することにより、インター
ネットを利用して商品の販売促進を支援することができ
る。

【００５５】また、広告支援の対象は商品に限らず、無
体のサービスであっても良いことは勿論である。例え
ば、宅配便の如きサービスの提供促進を支援すべく、提
供促進ページに宅配便の広告をコンテンツとして含ませ
るようにすればよい。上記実施形態と同様に、提供促進
媒体たる宅配便の看板等に記載された識別コードを携帯
電話４０から入力することにより宅配便の広告をコンテ
ンツとして含む提供促進ページが表示される。この場合
も識別コードを利用することによって従来型屋外メディ
アとインターネット広告とを結びつける障害を取り除
き、インターネットを利用しつつ広告効果の大きい広告
支援システムを実現することができる。

【００５６】そして、例えばサービスが映画上映である
場合には、提供促進ページにその映画についての評論を
コンテンツとして含ませるようにしても良い。ユーザ
は、携帯電話４０から識別コードを入力することによっ
て、当該映画についての評論を見ることができる。その
評論を見て気に入ったユーザが映画を鑑賞すれば、イン
ターネットを利用して映画上映の提供促進を支援できた
ことになる。

【００５７】

【発明の効果】以上、説明したように、請求項１の発明
によれば、商品についての販売促進媒体に記載された識
別コードがネットワークに結合された携帯電話を介して
指定され、その識別コードに対応する販売促進ページの
ページアドレスをテーブルを検索することによって取得
し、取得されたページアドレスを携帯電話のアクセス要
求先として提示しているため、該販売促進媒体を見たユ
ーザが容易に販売促進ページにアクセスすることがで
き、ネットワークを利用しつつ広告効果の大きい広告支
援システムを提供することができる。

【００５８】また、請求項２の発明によれば、販売促進
ページを介してユーザから入力された商品についての所
定の入力信号を受け付けるため、容易にユーザからの要
望等を知ることができる。

【００５９】また、請求項３の発明によれば、販売促進
ページが商品の広告をコンテンツとして含むため、ユー
ザが販売促進ページを見ることにより該商品についての
広告効果を得ることができる。

【００６０】また、請求項４の発明によれば、商品が書
籍であり、販売促進ページが書籍の内容の一部をコンテ
ンツとして含むため、販売促進ページに含まれる書籍の
一部をユーザが読むことにより当該書籍についての広告
効果を得ることができる。

【００６１】また、請求項５の発明によれば、商品が音
楽を録音した録音媒体であり、販売促進ページが音楽デ
ータの一部をコンテンツとして含むため、音楽の一部を
ユーザが聞くことにより当該録音媒体についての広告効
果を得ることができる。

【００６２】また、請求項６の発明によれば、販売促進
ページのページアドレスに異なる複数の識別コードが対
応付けられ、複数の識別コードのそれぞれが異なる販売
促進媒体に記載され、複数の識別コードのそれぞれにつ
いての指定状況情報が取得されるため、異なる販売促進
媒体ごとの広告効果をリサーチすることができる。

【００６３】また、請求項７の発明によれば、サービス
についての提供促進媒体に記載された識別コードがネッ
トワークに結合された携帯電話を介して指定され、その
識別コードに対応する提供促進ページのページアドレス
をテーブルを検索することによって取得し、取得された
ページアドレスを携帯電話のアクセス要求先として提示
しているため、該提供促進媒体を見たユーザが容易に提
供促進ページにアクセスすることができ、ネットワーク
を利用しつつ広告効果の大きい広告支援システムを提供
することができる。

【００６４】また、請求項８の発明によれば、提供促進
ページを介してユーザから入力されたサービスについて
の所定の入力信号を受け付けるため、容易にユーザから
の要望等を知ることができる。

【００６５】また、請求項９の発明によれば、提供促進
ページがサービスの広告をコンテンツとして含むため、
ユーザが提供促進ページを見ることにより該サービスに
ついての広告効果を得ることができる。

【００６６】また、請求項１０の発明によれば、サービ
スが映画上映であり、提供促進ページが映画についての
評論をコンテンツとして含むため、映画についての評論
をユーザが見ることにより当該映画についての広告効果
を得ることができる。

【００６７】また、請求項１１の発明によれば、提供促
進ページのページアドレスに異なる複数の識別コードが
対応付けられ、複数の識別コードのそれぞれが異なる提
供促進媒体に記載され、複数の識別コードのそれぞれに
ついての指定状況情報が取得されるため、異なる提供促
進媒体ごとの広告効果をリサーチすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る広告支援システムのシステム構成
の一例を示す図である。

【図２】図１の広告支援システムの各構成要素を示す図
である。

【図３】変換テーブルの一例を示す図である。

【図４】看板に識別コードが記載された様子を示す図で
ある。

【図５】販売促進ページの一例を示す図である。

【図６】あるＵＲＬに対応付けられた異なる識別コード
のそれぞれを異なる販売促進媒体に記載した例を示す図
である。

【図７】吊り広告に記事の見出しと識別コードとを関連
付けて掲載した例を示す図である。

【図８】書籍についての販売促進ページの一例を示す図
である。

【符号の説明】

１ インターネット １０ 変換サイト １１ 変換サーバ １２，２２ 磁気ディスク １３ 検索部 １４ 接続リンク部 １５ アクセス計数部 ２０ コンテンツサイト ２１ コンテンツサーバ ２３ データ送信部 ２４ アンケート受付部 ２５ 受注処理部 ４０ 携帯電話 ５０ 看板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０ Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０Ｚ ３２０ ３２０Ｃ (72)発明者 振角 典成 京都市下京区中堂寺粟田町１番地京都リサ ーチパーク 株式会社ジェイデータ内 (72)発明者 湯川 隆司 京都市下京区中堂寺粟田町１番地京都リサ ーチパーク 株式会社ジェイデータ内 Ｆターム(参考） 5B075 KK07 ND20 PP02 PP13 PP25

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワーク経由にて商品の販売促進を
   支援する広告支援システムであって、 前記ネットワーク上における商品についての販売促進ペ
   ージのページアドレスと前記商品についての販売促進媒
   体に記載された識別コードとを相互に対応させたテーブ
   ルを保持するテーブル保持手段と、 前記ネットワークに結合された携帯電話を介して指定さ
   れた識別コードに対応する販売促進ページのページアド
   レスを、前記テーブルを検索することによって取得する
   検索手段と、 取得された前記ページアドレスを前記携帯電話のアクセ
   ス要求先として提示するアドレス提示手段と、を備える
   ことを特徴とする広告支援システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の広告支援システムにおい
   て、 前記販売促進ページを介してユーザから入力された前記
   商品についての所定の入力信号を受け付ける受付手段を
   さらに備えることを特徴とする広告支援システム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の広告支援
   システムにおいて、 前記販売促進ページが商品の広告をコンテンツとして含
   むことを特徴とする広告支援システム。
4. 【請求項４】 請求項１または請求項２記載の広告支援
   システムにおいて、 前記商品は書籍であり、 前記販売促進ページが書籍の内容の一部をコンテンツと
   して含むことを特徴とする広告支援システム。
5. 【請求項５】 請求項１または請求項２記載の広告支援
   システムにおいて、 前記商品は音楽を録音した録音媒体であり、 前記販売促進ページが音楽データの一部をコンテンツと
   して含むことを特徴とする広告支援システム。
6. 【請求項６】 請求項１から請求項５のいずれかに記載
   の広告支援システムにおいて、 前記販売促進ページのページアドレスに異なる複数の識
   別コードが対応付けられ、 前記複数の識別コードのそれぞれが異なる販売促進媒体
   に記載され、 前記複数の識別コードのそれぞれについての指定状況情
   報を取得する指定状況情報取得手段をさらに備えること
   を特徴とする広告支援システム。
7. 【請求項７】 ネットワーク経由にてサービスの提供促
   進を支援する広告支援システムであって、 前記ネットワーク上におけるサービスについての提供促
   進ページのページアドレスと前記サービスについての提
   供促進媒体に記載された識別コードとを相互に対応させ
   たテーブルを保持するテーブル保持手段と、 前記ネットワークに結合された携帯電話を介して指定さ
   れた識別コードに対応する提供促進ページのページアド
   レスを、前記テーブルを検索することによって取得する
   検索手段と、 取得された前記ページアドレスを前記携帯電話のアクセ
   ス要求先として提示するアドレス提示手段と、を備える
   ことを特徴とする広告支援システム。
8. 【請求項８】 請求項７記載の広告支援システムにおい
   て、 前記提供促進ページを介してユーザから入力された前記
   サービスについての所定の入力信号を受け付ける受付手
   段をさらに備えることを特徴とする広告支援システム。
9. 【請求項９】 請求項７または請求項８記載の広告支援
   システムにおいて、 前記提供促進ページがサービスの広告をコンテンツとし
   て含むことを特徴とする広告支援システム。
10. 【請求項１０】 請求項７または請求項８記載の広告支
    援システムにおいて、 前記サービスは映画上映であり、 前記提供促進ページが映画についての評論をコンテンツ
    として含むことを特徴とする広告支援システム。
11. 【請求項１１】 請求項７から請求項１０のいずれかに
    記載の広告支援システムにおいて、 前記提供促進ページのページアドレスに異なる複数の識
    別コードが対応付けられ、 前記複数の識別コードのそれぞれが異なる提供促進媒体
    に記載され、 前記複数の識別コードのそれぞれについての指定状況情
    報を取得する指定状況情報取得手段をさらに備えること
    を特徴とする広告支援システム。